(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024128098
(43)【公開日】2024-09-20
(54)【発明の名称】送金サービスのための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 20/06 20120101AFI20240912BHJP
【FI】
G06Q20/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】28
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024112719
(22)【出願日】2024-07-12
(62)【分割の表示】P 2022211497の分割
【原出願日】2022-12-28
(31)【優先権主張番号】10-2021-0194085
(32)【優先日】2021-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0193887
(32)【優先日】2021-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】515291063
【氏名又は名称】株式会社カカオ
(74)【代理人】
【識別番号】110003339
【氏名又は名称】弁理士法人南青山国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】パク,ヨンミン
(72)【発明者】
【氏名】ヨウ,ジウォン
(72)【発明者】
【氏名】キム,スボム
(72)【発明者】
【氏名】パク,ウンジュ
(72)【発明者】
【氏名】イム、ユヒョク
(72)【発明者】
【氏名】ナム、ギヨン
(72)【発明者】
【氏名】カン,ギウ
(72)【発明者】
【氏名】イ,サンウ
(57)【要約】
【課題】送金サービスのための方法及び装置が開示される。
【解決手段】一実施形態に係る送金サービスを提供するサーバの動作方法は、匿名チャットルームに第1臨時プロフィールとして参加する送金人から、匿名チャットルームに参加中である第2臨時プロフィールに対する送金要求を受信するステップと、送金人のアカウントの送金資格を確認するステップと、送金要求に対応する金額を第2臨時プロフィールに対応する受取人のアカウントに送金するための送金取引情報を生成するステップと、受取人のアカウントに第1臨時プロフィールに関する情報を送金人情報として含む送金通知を送信するステップとを含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
送金サービスを提供するサーバの動作方法であって、
前記サーバで提供する匿名チャットルームに第1臨時プロフィールとして参加する送金人から、前記匿名チャットルームに参加中である第2臨時プロフィールに対する送金要求を受信するステップと、
前記送金人のアカウントの認証情報に基づいて、前記送金人のアカウントの送金資格を確認するステップと、
前記送金人のアカウントの送金資格に基づいて、前記送金要求に対応する金額を前記第2臨時プロフィールに対応する受取人のアカウントに送金するための送金取引情報を生成するステップと、
前記送金取引情報に基づいて、前記受取人のアカウントに前記第1臨時プロフィールに関する情報を送金人情報として含む送金通知を送信するステップと、
を含む、サーバの動作方法。
【請求項2】
前記送金取引情報を生成するステップは、
前記送金人のアカウントの送金資格が確認された場合、前記送金取引情報を生成するステップと、
前記送金人のアカウントの送金資格が確認されていない場合、前記送金人に送金資格取得のための本人認証を要求するステップと、
を含む、請求項1に記載のサーバの動作方法。
【請求項3】
前記送金取引情報を生成するステップは、
前記受取人のアカウントの認証情報に基づいて、前記受取人のアカウントの受取資格を確認するステップと、
前記受取人のアカウントの受取資格の有無にさらに基づいて、前記送金取引情報を生成するステップと、
を含む、請求項1に記載のサーバの動作方法。
【請求項4】
前記受取人のアカウントの受取資格の有無にさらに基づいて、前記送金取引情報を生成するステップは、
前記受取人のアカウントの受取資格が確認された場合、前記送金取引情報を生成するステップと、
前記受取人のアカウントの受取資格が確認されていない場合、前記送金人のアカウントに送金失敗通知を送信するステップと、
を含む、請求項3に記載のサーバの動作方法。
【請求項5】
前記送金要求を受信するステップは、
前記匿名チャットルームを介して前記送金人の端末に前記送金要求のための送金インターフェースを提供するステップと、
前記送金インターフェースを介して前記送金人の端末から前記送金要求のための入力を受信するステップと、
を含み、
前記送金要求のための入力は、前記匿名チャットルームに参加中である少なくとも1つの臨時プロフィールのうち、前記第2臨時プロフィールを受取人として選択する入力及び送金金額入力を含む、請求項1に記載のサーバの動作方法。
【請求項6】
前記送金インターフェースを提供するステップは、前記匿名チャットルームに参加中である匿名プロフィールのうち、認証情報を含むアカウントに対応する第1タイプの臨時プロフィールと、認証情報を含まないアカウントに対応する第2タイプの臨時プロフィールとを区分して表示するステップを含む、請求項5に記載のサーバの動作方法。
【請求項7】
前記送金インターフェースを提供するステップは、前記匿名チャットルームに参加中である匿名プロフィールのうち、認証情報を含まないアカウントに対応する第2タイプの臨時プロフィールを受取人として選択する入力を不活性化するステップを含む、請求項5に記載のサーバの動作方法。
【請求項8】
前記送金人のアカウントに前記第2臨時プロフィールに関する情報を受取人情報として含む送金通知を送信するステップをさらに含む、請求項1に記載のサーバの動作方法。
【請求項9】
前記受取人のアカウントに送信された送金通知に基づいて、前記受取人のアカウントから受取要求を受信するステップと、
前記受取人のアカウントの認証情報に基づいて、前記受取人のアカウントの受取資格を確認するステップと、
前記受取人のアカウントの受取資格の有無に基づいて、前記受取要求に対応する送金取引を処理するステップと、
をさらに含む、請求項1に記載のサーバの動作方法。
【請求項10】
前記送金取引を処理するステップは、
前記受取人のアカウントの受取資格が確認された場合、前記送金取引を処理するステップと、
前記受取人のアカウントの受取資格が確認されていない場合、前記受取人に受取資格取得のための本人認証を要求するステップと、
を含む、請求項9に記載のサーバの動作方法。
【請求項11】
前記受取要求に対応する送金取引の処理に基づいて、前記受取人のアカウントに前記第1臨時プロフィールに関する情報を送金人情報として含む受取通知を送信するステップをさらに含む、請求項9に記載のサーバの動作方法。
【請求項12】
前記受取要求に対応する送金取引の処理に基づいて、前記送金人のアカウントに前記第2臨時プロフィールに関する情報を受取人情報として含む受取通知を送信するステップをさらに含む、請求項9に記載のサーバの動作方法。
【請求項13】
前記送金取引情報は、
前記送金要求に対応する受取人の識別子と、
前記送金要求に対応する送金取引の識別子と、
を含む、請求項1に記載のサーバの動作方法。
【請求項14】
前記送金人のアカウントは、前記送金人が前記送金サービスに加入して生成されたアカウントを含み、
前記受取人のアカウントは、前記受取人が前記送金サービスに加入して生成されたアカウントを含む、請求項1に記載のサーバの動作方法。
【請求項15】
サーバで提供する送金サービス利用のためのクライアントの動作方法であって、
前記送金サービスに加入したアカウントの認証の有無に基づいて、参加中である匿名チャットルームを通した送金資格をサーバに要求するステップと、
前記匿名チャットルームに参加中である臨時プロフィールのうち少なくとも1つを受取人として選択するステップと、
前記受取人として選択された臨時プロフィールに対応する参加者の受取資格に基づいて、前記臨時プロフィールに対する送金を要求するステップと、
を含む、クライアントの動作方法。
【請求項16】
ハードウェアと結合して請求項1に記載の方法を実行させるために媒体に格納されたコンピュータプログラム。
【請求項17】
送金サービスを提供するサーバであって、
前記サーバで提供する匿名チャットルームに第1臨時プロフィールとして参加する送金人から、前記匿名チャットルームに参加中である第2臨時プロフィールに対する送金要求を受信し、
前記送金人のアカウントの認証情報に基づいて、前記送金人のアカウントの送金資格を確認し、
前記送金人のアカウントの送金資格に基づいて、前記送金要求に対応する金額を前記第2臨時プロフィールに対応する受取人のアカウントに送金するための送金取引情報を生成し、
前記送金取引情報に基づいて、前記受取人のアカウントに前記第1臨時プロフィールに関する情報を送金人情報として含む送金通知を送信する、
少なくとも1つのプロセッサを含む、サーバ。
【請求項18】
サーバで提供する送金サービス利用のためのクライアントであって、
前記送金サービスに加入したアカウントの認証の有無に基づいて、参加中である匿名チャットルームを通した送金資格をサーバに要求し、
前記匿名チャットルームに参加中である臨時プロフィールのうち少なくとも1つを受取人として選択し、
前記受取人として選択された臨時プロフィールに対応する参加者の受取資格に基づいて前記臨時プロフィールに対する送金を要求する、少なくとも1つのプロセッサを含む、クライアント。
【請求項19】
メッセージングサービスを提供するメッセージングサーバで送金サーバと連動して送金サービスを提供する方法であって、
匿名チャットルームに第1臨時プロフィールとして参加する送金人から、前記匿名チャットルームに参加中である第2臨時プロフィールに対する送金要求を受信するステップと、
前記送金人のアカウントの送金資格の有無に基づいて、前記送金サーバに前記送金要求を送信するステップと、
前記送金サーバから前記第2臨時プロフィールの識別子を受取人として含む送金取引情報を受信するステップと、
前記送金取引情報に基づいて、前記第2臨時プロフィールの識別子にマッピングされた受取人のアカウントに送金通知メッセージを送信するステップと、
を含む、送金サービスを提供する方法。
【請求項20】
前記匿名チャットルームの各参加者に対応して、前記匿名チャットルームに従属する臨時プロフィールを生成するステップと、
前記各参加者の臨時プロフィールの識別子を前記メッセージングサービスに加入した前記各参加者のアカウントにマッピングして格納するステップと、
をさらに含む、請求項19に記載の送金サービスを提供する方法。
【請求項21】
前記送金人のアカウントに前記第2臨時プロフィールに関する情報を受取人情報として含む送金通知メッセージを送信するステップをさらに含む、請求項19に記載の送金サービスを提供する方法。
【請求項22】
前記送金通知メッセージは、前記第1臨時プロフィールに関する情報を送金人情報として含む、請求項19に記載の送金サービスを提供する方法。
【請求項23】
メッセージングサービスを提供するメッセージングサーバで送金サーバと連動して送金サービスを提供する方法であって、
前記送金サーバから、匿名チャットルームを通した送金の受取要求に対応する受取人検証要求を受信するステップと、
前記匿名チャットルームに従属する参加者の臨時プロフィールの識別子及び前記参加者のアカウントのマッピング情報に基づいて、前記送金サーバに前記送金の受取を要求したアカウントが前記受取要求に含まれている受取人識別子と同じユーザであるか否かを検証するステップと、
前記検証結果を前記送金サーバに送信するステップと、
を含む、送金サービスを提供する方法。
【請求項24】
前記受取人のアカウントに送信された送金通知メッセージに基づいて、前記受取人のアカウントから前記受取要求を受信するステップと、
前記受取人のアカウントの受取資格の有無に基づいて、前記送金サーバに前記受取要求を送信するステップと、
をさらに含む、請求項23に記載の送金サービスを提供する方法。
【請求項25】
前記送金サーバから前記受取要求の処理結果を受信するステップと、
前記処理結果に反応して、前記受取を要求したアカウントに受取通知メッセージを送信するステップと、
をさらに含む、請求項23に記載の送金サービスを提供する方法。
【請求項26】
前記送金サーバから前記受取要求の処理結果を受信するステップと、
前記処理結果に反応して、前記送金を要求したアカウントに受取通知メッセージを送信するステップと、
をさらに含む、請求項23に記載の送金サービスを提供する方法。
【請求項27】
送金サーバと連動して送金サービスを提供するメッセージングサーバであって、
匿名チャットルームに第1臨時プロフィールとして参加する送金人から、前記匿名チャットルームに参加中である第2臨時プロフィールに対する送金要求を受信し、
前記送金人のアカウントの送金資格の有無に基づいて、前記送金サーバに前記送金要求を送信し、
前記送金サーバから前記第2臨時プロフィールの識別子を受取人として含む送金取引情報を受信し、
前記送金取引情報に基づいて、前記第2臨時プロフィールの識別子にマッピングされた受取人のアカウントに送金通知メッセージを送信する、少なくとも1つのプロセッを含む、メッセージングサーバ。
【請求項28】
送金サーバと連動して送金サービスを提供するメッセージングサーバであって、
前記送金サーバから、匿名チャットルームを通した送金の受取要求に対応する受取人検証要求を受信し、
前記匿名チャットルームに従属する参加者の臨時プロフィールの識別子及び前記参加者のアカウントのマッピング情報に基づいて、前記送金サーバに前記送金の受取を要求したアカウントが前記受取要求に含まれている受取人識別子と同じユーザであるか否かを検証し、前記検証結果を前記送金サーバに送信する、少なくとも1つのプロセッサを含む、メッセージングサーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の実施形態は、送金サービスのための方法及び装置に関し、具体的に、金サービスを提供するサーバ及び送金サービスを使用するクライアントに関する。
【背景技術】
【0002】
フィンテック(Financial Technology;FinTech)は、金融(Finance)と技術(Technology)の合成語として、モバイル、ビッグデータ、SNSなどの情報技術を基盤とした金融サービス及び産業を指す。フィンテック技術を用いて既存の金融サービスとは差別化された様々な金融サービスが登場しており、例えば、モバイルバンキングとアプリカードなどがある。最近、フィンテックサービスが広がるにつれ、銀行訪問なしにコンピュータやモバイルを用いて振り替え又は入金のようなバンキング業務を直接処理することができ、オンライン送金サービスが盛んに利用されている。従来には、オンライン送金サービスを使用するために公認証明書を使用したり、受取人の名前、銀行名、及び口座番号などのような個人的な情報に対する交換が必須であったが、最近、認証過程が単純化されたり、送金取引に必要な情報が単純化されるなど、便利なオンライン送金サービスを提供するための技術が開発されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、アカウント情報を互いに分からない匿名チャットルームの参加者間に送金を可能にする技術を提供することにある。
但し、技術的な課題は、上述した技術的な課題に限定されず、更なる技術的な課題が存在し得る。
【課題を解決するための手段】
【0004】
一側面に係る送金サービスを提供するサーバの動作方法は、前記サーバで提供する匿名チャットルームに第1臨時プロフィールとして参加する送金人から、前記匿名チャットルームに参加中である第2臨時プロフィールに対する送金要求を受信するステップと、前記送金人のアカウントの認証情報に基づいて、前記送金人のアカウントの送金資格を確認するステップと、前記送金人のアカウントの送金資格に基づいて、前記送金要求に対応する金額を前記第2臨時プロフィールに対応する受取人のアカウントに送金するための送金取引情報を生成するステップと、前記送金取引情報に基づいて、前記受取人のアカウントに前記第1臨時プロフィールに関する情報を送金人情報として含む送金通知を送信するステップとを含む。
【0005】
前記送金取引情報を生成するステップは、前記送金人のアカウントの送金資格が確認された場合、前記送金取引情報を生成するステップと、前記送金人のアカウントの送金資格が確認されていない場合、前記送金人に送金資格取得のための本人認証を要求するステップとを含むことができる。
【0006】
前記送金取引情報を生成するステップは、前記受取人のアカウントの認証情報に基づいて、前記受取人のアカウントの受取資格を確認するステップと、前記受取人のアカウントの受取資格の有無にさらに基づいて、前記送金取引情報を生成するステップとを含むことができる。
【0007】
前記受取人のアカウントの受取資格の有無にさらに基づいて、前記送金取引情報を生成するステップは、前記受取人のアカウントの受取資格が確認された場合、前記送金取引情報を生成するステップと、前記受取人のアカウントの受取資格が確認されていない場合、前記送金人のアカウントに送金失敗通知を送信するステップとを含むことができる。
【0008】
前記送金要求を受信するステップは、前記匿名チャットルームを介して前記送金人の端末に前記送金要求のための送金インターフェースを提供するステップと、前記送金インターフェースを介して前記送金人の端末から前記送金要求のための入力を受信するステップとを含むことができる。
【0009】
前記送金要求のための入力は、前記匿名チャットルームに参加中である少なくとも1つの臨時プロフィールのうち、前記第2臨時プロフィールを受取人として選択する入力及び送金金額入力を含むことができる。
【0010】
前記送金インターフェースを提供するステップは、前記匿名チャットルームに参加中である匿名プロフィールのうち、認証情報を含むアカウントに対応する第1タイプの臨時プロフィールと、認証情報を含まないアカウントに対応する第2タイプの臨時プロフィールとを区分して表示するステップを含むことができる。
【0011】
前記送金インターフェースを提供するステップは、前記匿名チャットルームに参加中である匿名プロフィールのうち、認証情報を含まないアカウントに対応する第2タイプの臨時プロフィールを受取人として選択する入力を不活性化するステップを含むことができる。
【0012】
前記サーバの動作方法は、前記送金人のアカウントに前記第2臨時プロフィールに関する情報を受取人情報として含む送金通知を送信するステップをさらに含むことができる。
【0013】
前記サーバの動作方法は、前記受取人のアカウントに送信された送金通知に基づいて、前記受取人のアカウントから受取要求を受信するステップと、前記受取人のアカウントの認証情報に基づいて、前記受取人のアカウントの受取資格を確認するステップと、前記受取人のアカウントの受取資格の有無に基づいて、前記受取要求に対応する送金取引を処理するステップとをさらに含むことができる。
【0014】
前記送金取引を処理するステップは、前記受取人のアカウントの受取資格が確認された場合、前記送金取引を処理するステップと、前記受取人のアカウントの受取資格が確認されていない場合、前記受取人に受取資格取得のための本人認証を要求するステップとを含むことができる。
【0015】
前記サーバの動作方法は、前記受取要求に対応する送金取引の処理に基づいて、前記受取人のアカウントに前記第1臨時プロフィールに関する情報を送金人情報として含む受取通知を送信するステップをさらに含むことができる。
【0016】
前記サーバの動作方法は、前記受取要求に対応する送金取引の処理に基づいて、前記送金人のアカウントに前記第2臨時プロフィールに関する情報を受取人情報として含む受取通知を送信するステップをさらに含むことができる。
【0017】
前記送金取引情報は、前記送金要求に対応する受取人の識別子と、前記送金要求に対応する送金取引の識別子とを含むことができる。
【0018】
前記送金人のアカウントは、前記送金人が前記送金サービスに加入して生成されたアカウントを含み得る。
【0019】
前記受取人のアカウントは、前記受取人が前記送金サービスに加入して生成されたアカウントを含み得る。
【0020】
一側面に係るサーバで提供する送金サービス利用のためのクライアントの動作方法は、前記送金サービスに加入したアカウントの認証の有無に基づいて、参加中である匿名チャットルームを通した送金資格をサーバに要求するステップと、前記匿名チャットルームに参加中である臨時プロフィールのうち少なくとも1つを受取人として選択するステップと、前記受取人として選択された臨時プロフィールに対応する参加者の受取資格に基づいて、前記臨時プロフィールに対する送金を要求するステップとを含む。
【0021】
一側面に係る送金サービスを提供するサーバは、前記サーバで提供する匿名チャットルームに第1臨時プロフィールとして参加する送金人から、前記匿名チャットルームに参加中である第2臨時プロフィールに対する送金要求を受信し、前記送金人のアカウントの認証情報に基づいて、前記送金人のアカウントの送金資格を確認し、前記送金人のアカウントの送金資格に基づいて、前記送金要求に対応する金額を前記第2臨時プロフィールに対応する受取人のアカウントに送金するための送金取引情報を生成し、前記送金取引情報に基づいて、前記受取人のアカウントに前記第1臨時プロフィールに関する情報を送金人情報として含む送金通知を送信する少なくとも1つのプロセッサを含む。
【0022】
前記プロセッサは、前記送金取引情報を生成することにおいて、前記送金人のアカウントの送金資格が確認された場合、前記送金取引情報を生成し、前記送金人のアカウントの送金資格が確認されない場合、前記送金人に送金資格取得のための本人認証を要求することができる。
【0023】
前記プロセッサは、前記受取人のアカウントに送信された送金通知に基づいて、前記受取人のアカウントから受取要求を受信し、前記受取人のアカウントの認証情報に基づいて、前記受取人のアカウントの受取資格を確認し、前記受取人のアカウントの受取資格の有無に基づいて、前記受取要求に対応する送金取引を処理することができる。
【0024】
一側面に係るサーバで提供する送金サービス利用のためのクライアントは、前記送金サービスに加入したアカウントの認証の有無に基づいて、参加中である匿名チャットルームを通した送金資格をサーバに要求し、前記匿名チャットルームに参加中である臨時プロフィールのうち少なくとも1つを受取人として選択し、前記受取人として選択された臨時プロフィールに対応する参加者の受取資格に基づいて前記臨時プロフィールに対する送金を要求する、少なくとも1つのプロセッサを含む。
【0025】
一側面に係るメッセージングサービスを提供するメッセージングサーバで送金サーバと連動して送金サービスを提供する方法は、匿名チャットルームに第1臨時プロフィールとして参加する送金人から、前記匿名チャットルームに参加中である第2臨時プロフィールに対する送金要求を受信するステップと、前記送金人のアカウントの送金資格の有無に基づいて、前記送金サーバに前記送金要求を送信するステップと、前記送金サーバから前記第2臨時プロフィールの識別子を受取人として含む送金取引情報を受信するステップと、前記送金取引情報に基づいて、前記第2臨時プロフィールの識別子にマッピングされた受取人のアカウントに送金通知メッセージを送信するステップとを含む。
【0026】
前記送金サービスを提供する方法は、前記匿名チャットルームの各参加者に対応して、前記匿名チャットルームに従属する臨時プロフィールを生成するステップと、前記各参加者の臨時プロフィールの識別子を前記メッセージングサービスに加入した前記各参加者のアカウントにマッピングして格納するステップとをさらに含むことができる。
【0027】
前記送金要求を送信するステップは、前記第2臨時プロフィールにマッピングされた受取人のアカウントの受取資格の有無にさらに基づいて、前記送金サーバに前記送金要求を送信するステップを含むことができる。
【0028】
前記送金要求を受信するステップは、匿名チャットルームを通じて前記送金人の端末に前記送金要求のための送金インターフェースを提供するステップと、前記送金インターフェースを介して前記送金人の端末から前記送金要求のための入力を受信するステップを含むことができる。
【0029】
前記送金要求のための入力は、前記匿名チャットルームに参加中である少なくとも1つの臨時プロフィールのうち、前記第2臨時プロフィールを受取人として選択する入力及び送金金額入力を含むことができる。
【0030】
前記送金サービスを提供する方法は、前記送金人のアカウントに前記第2臨時プロフィールに関する情報を受取人情報として含む送金通知メッセージを送信するステップをさらに含むことができる。
【0031】
前記送金通知メッセージは、前記第1臨時プロフィールに関する情報を送金人情報として含むことができる。
【0032】
前記送金取引情報は、前記送金要求に対応する送金取引識別子と、前記送金要求に対応する受取人識別子を含むことができる。
【0033】
前記送金人のアカウントは、前記送金人が前記メッセージングサービスに加入して生成されたアカウントを含むことができる。
【0034】
前記受取人のアカウントは、前記受取人が前記メッセージングサービスに加入して生成されたアカウントを含むことができる。
【0035】
一側面に係るメッセージングサーバで送金サーバと連動して提供する送金サービス利用のためのクライアントの動作方法は、メッセージングサービスに加入したアカウントの認証可否に基づいて、参加中である匿名チャットルームを通じた送金資格をメッセージングサーバに要求するステップと、前記匿名チャットルームに参加中である臨時プロフィールのうち少なくとも1つを受取人として選択するステップと、前記受取人として選択された臨時プロフィールに対する送金を要求するステップとを含む。
【0036】
前記送金を要求するステップは、前記受取人として選択された臨時プロフィールに対応する参加者の受取資格に基づいて、前記臨時プロフィールに対する送金を要求するステップを含むことができる。
【0037】
一側面に係るメッセージングサービスを提供するメッセージングサーバで送金サーバと連動して送金サービスを提供する方法は、前記送金サーバから、匿名チャットルームを通した送金の受取要求に対応する受取人検証要求を受信するステップと、前記匿名チャットルームに従属する参加者の臨時プロフィールの識別子及び前記参加者のアカウントのマッピング情報に基づいて、前記送金サーバに前記送金の受取を要求したアカウントが前記受取要求に含まれている受取人識別子と同じユーザであるか否かを検証するステップと、前記検証結果を前記送金サーバに送信するステップとを含む。
【0038】
前記送金サービスを提供する方法は、前記受取人のアカウントに送信された送金通知メッセージに基づいて、前記受取人のアカウントから前記受取要求を受信するステップと、前記受取人のアカウントの受取資格の有無に基づいて、前記送金サーバに前記受取要求を送信するステップとをさらに含むことができる。
【0039】
前記送金サービスを提供する方法は、前記送金サーバから前記受取要求の処理結果を受信するステップと、前記処理結果に反応して、前記受取を要求したアカウントに受取通知メッセージを送信するステップをさらに含むことができる。
【0040】
前記送金サービスを提供する方法は、前記送金サーバから前記受取要求の処理結果を受信するステップと、前記処理結果に反応して、前記送金を要求したアカウントに受取通知メッセージを送信するステップをさらに含むことができる。
【0041】
一側面に係る送金サーバと連動して送金サービスを提供するメッセージングサーバは、匿名チャットルームに第1臨時プロフィールとして参加する送金人から、前記匿名チャットルームに参加中である第2臨時プロフィールに対する送金要求を受信し、前記送金人のアカウントの送金資格の有無に基づいて、前記送金サーバに前記送金要求を送信し、前記送金サーバから前記第2臨時プロフィールの識別子を受取人として含む送金取引情報を受信し、前記送金取引情報に基づいて、前記第2臨時プロフィールの識別子にマッピングされた受取人のアカウントに送金通知メッセージを送信する、少なくとも1つのプロセッサを含む。
【0042】
前記プロセッサは、前記匿名チャットルームの各参加者に対応して、前記匿名チャットルームに従属する臨時プロフィールを生成し、前記各参加者の臨時プロフィールの識別子をメッセージングサービスに加入した前記各参加者のアカウントにマッピングして格納することができる。
【0043】
前記プロセッサは、前記送金要求を送信することにおいて、前記第2臨時プロフィールにマッピングされた受取人のアカウントの受取資格の有無にさらに基づいて、前記送金サーバに前記送金要求を送信することができる。
【0044】
一側面に係るメッセージングサーバで送金サーバと連動して提供する送金サービス利用のためのクライアントは、メッセージングサービスに加入したアカウントの認証の有無に基づいて、参加中である匿名チャットルームを通した送金資格を前記メッセージングサーバに要求し、前記匿名チャットルームに参加中である臨時プロフィールのうち少なくとも1つを受取人として選択し、前記受取人として選択された臨時プロフィールに対する送金を要求する、少なくとも1つのプロセッサを含む。
【0045】
前記プロセッサは、前記送金を要求することにおいて、前記受取人として選択された臨時プロフィールに対応する参加者の受取資格に基づいて、前記臨時プロフィールに対する送金を要求することができる。
【0046】
一側面に係る送金サーバと連動して送金サービスを提供するメッセージングサーバは、前記送金サーバから、匿名チャットルームを通した送金の受取要求に対応する受取人検証要求を受信し、前記匿名チャットルームに従属する参加者の臨時プロフィールの識別子及び前記参加者のアカウントのマッピング情報に基づいて、前記送金サーバに前記送金の受取を要求したアカウントが前記受取要求に含まれている受取人識別子と同じユーザであるか否かを検証し、前記検証結果を前記送金サーバに送信する、少なくとも1つのプロセッサを含む。
【0047】
前記プロセッサは、前記受取人のアカウントに送信された送金通知メッセージに基づいて、前記受取人のアカウントから前記受取要求を受信し、前記受取人のアカウントの受取資格の有無に基づいて、前記送金サーバに前記受取要求を送信することができる。
【発明の効果】
【0048】
本発明によると、アカウント情報を互いに分からない匿名チャットルームの参加者間に送金を可能にする技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【
図1】一実施形態に係る送金サービスを提供するサーバの動作方法のフローチャートである。
【
図2A】一実施形態に係る送金資格及び受取資格に基づいて送金取引情報を生成するステップを説明するための図である。
【
図2B】一実施形態に係る送金資格及び受取資格に基づいて送金取引情報を生成するステップを説明するための図である。
【
図3A】一実施形態に係る送金インターフェース画面を例示する図である。
【
図3B】一実施形態に係る送金インターフェース画面を例示する図である。
【
図3C】一実施形態に係る送金インターフェース画面を例示する図である。
【
図3D】一実施形態に係る送金インターフェース画面を例示する図である。
【
図3E】一実施形態に係る送金インターフェース画面を例示する図である。
【
図3F】一実施形態に係る送金インターフェース画面を例示する図である。
【
図4】一実施形態に係る送金サービスを提供するサーバの動作方法のフローチャートである。
【
図5】一実施形態に係る受取資格に基づいて送金取引を処理するステップを説明するための図である。
【
図6】一実施形態に係るサーバで提供する送金サービス利用のためのクライアントの動作方法のフローチャートである。
【
図7】一実施形態に係る送金システムのハードウェア構成の例示図である。
【
図8】一実施形態に係る送金システムを図示した図である。
【
図9】一実施形態に係るメッセージングサーバで送金サーバーと連動して送金サービスを提供する方法の動作フローチャートである。
【
図10】一実施形態に係るメッセージングサーバで送金サーバーと連動して提供する送金サービス利用のためのクライアントの動作方法のフローチャートである。
【
図11】一実施形態に係る送金プロセスに関する全体シナリオを例示した図面である。
【
図12A】一実施形態に係る送金通知メッセージの例を示した図である。
【
図12B】一実施形態に係る送金通知メッセージの例を示した図である。
【
図13】一実施形態に係るメッセージングサーバで送金サーバと連動して送金サービスを提供する方法の動作フローチャートである。
【
図14】一実施形態に係る送金サービスの受取プロセスに関する全体シナリオを例示した図である。
【
図15A】一実施形態に係る受取通知メッセージの例を示した図である。
【
図15B】一実施形態に係る受取通知メッセージの例を示した図である。
【
図16】一実施形態に係る送金システムのハードウェア構成の例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0050】
実施形態に対する特定な構造的又は機能的な説明は単なる例示のための目的として開示されたものであって、様々な形態に変更されることができる。したがって、実施形態は特定な開示形態に限定されるものではなく、本明細書の範囲は技術的な思想に含まれる変更、均等物ないし代替物を含む。
【0051】
第1又は第2などの用語を複数の構成要素を説明するために用いることがあるが、このような用語は1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ解釈されなければならない。例えば、「第1構成要素」は「第2構成要素」に命名することができ、同様に、「第2構成要素」は「第1構成要素」にも命名することができる。
【0052】
いずれかの構成要素が他の構成要素に「連結」されているか「接続」されていると言及されたときには、その他の構成要素に直接的に連結されているか又は接続されているが、中間に他の構成要素が存在し得るものと理解されなければならない。
【0053】
単数の表現は文脈上、明白に異なる意味を有しない限り複数の表現を含む。本開示において、「含む」又は「有する」などの用語は、説明された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品又はこれを組み合わせたものが存在するものと指定しようとするものであり、1つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部分品又はこれを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除しないものと理解されなければならない。
【0054】
異なるように定義さがれない限り、技術的又は科学的な用語を含み、ここで用いる全ての用語は、本実施形態が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に用いられる予め定義された用語は、関連技術の文脈上で有する意味と一致する意味を有するものと解釈されなければならず、本明細書で明白に定義しない限り、理想的又は過度に形式的な意味として解釈されることはない。
【0055】
以下、添付する図面を参照しながら実施形態を詳細に説明する。添付図面を参照して説明することにおいて、図面符号に関わらず同じ構成要素は同じ参照符号を付与し、これに対する重複する説明は省略する。
【0056】
図1は、一実施形態に係る送金サービスを提供するサーバの動作方法のフローチャートである。
【0057】
図1を参照すると、一実施形態に係る送金サービスを提供するサーバの動作方法は、匿名チャットルームに第1臨時プロフィールとして参加する送金人から、匿名チャットルームに参加中である第2臨時プロフィールに対する送金要求を受信するステップS110、送金人のアカウントの送金資格を確認するステップS120、送金要求に対応する金額を第2臨時プロフィールに対応する受取人のアカウントに送金するための送金取引情報を生成するステップS130、及び受取人のアカウントに第1臨時プロフィールに関する情報を送金人情報として含む送金通知を送信するステップS140を含む。より具体的に、
図1を参照して説明する動作は、サーバで実行される送金サービスの送金プロセスに対応する。
【0058】
一実施形態に係るサーバは、送金サービスを提供するサーバであって、加入したユーザの口座を生成及び管理し、口座を用いて一定の金額を送金及び受取するサービスを提供する。一例として、口座は銀行口座を意味してもよく、一定の貨幣価値を有する仮想の電子貨幣を格納するオンライン口座を意味してもよい。
【0059】
一実施形態に係るサーバは、加入を要求したユーザに対応するアカウントを生成し、生成されたアカウントにログインされたクライアントは、サーバで提供するサービスを使用することができる。クライアントは、送金サービスのアカウントにログインされたユーザの端末を含む。
【0060】
一実施形態によれば、サーバは、加入を要求したユーザの実名情報に基づいてアカウントを生成することができる。例えば、サーバは、加入を要求したユーザの認証された実名情報及び/又は加入を要求したユーザの実名名義の携帯電話番号に基づいてユーザのアカウントを生成してもよい。アカウントは、サーバでサービスに加入されたユーザを識別するための単位である。
【0061】
一実施形態によれば、送金人は、サーバに送金を要求したクライアントを意味し、受取人は要求された送金を受信する対象に送金人によって指定されたクライアントを意味する。送金人のアカウントは、送金人がサーバで提供する送金サービスに加入して生成されたアカウントを含んでもよく、受取人のアカウントは、受取人がサーバで提供する送金サービスに加入して生成されたアカウントを含む。
【0062】
一実施形態に係るステップS110は、サーバで提供する匿名チャットルームに第1臨時プロフィールとして参加する送金人から、前記匿名チャットルームに参加中である第2臨時プロフィールに対する送金要求を受信するステップを含む。
【0063】
一実施形態に係るサーバは、クライアントに匿名チャットルームサービスを提供する。匿名チャットルームは、実名に基づいたアカウントではない臨時プロフィールを介して参加するチャットルームである。一例として、匿名チャットルームサービスは、出願人であるカカオが提供するオープンチャットサービス、具体的に、出願人のカカオトークアプリケーションで提供される他人基盤のオープンチャットサービスを含んでもよく、匿名チャットルームは、出願人であるカカオが提供しているオープンチャットサービスのチャットルーム(又は、チャットルーム)を意味する。カカオが提供しているオープンチャットサービスは、匿名チャットルームサービスの一例に過ぎず、これに限定されず、匿名チャットルームサービスは、実名に基づいたアカウントではない臨時プロフィールを介して参加するチャットルームを提供するサービスを含む。一実施形態に係る匿名チャットルームは、1:1チャットルーム又は2以上のユーザを参加者として含むグループチャットルームの形態を含む。
【0064】
一実施形態による臨時プロフィールは、ユーザのアカウントに臨時に付与されるプロフィールであって、ユーザの実名情報ではないユーザによって入力された任意の名前又はサーバで任意に生成された名前を識別情報として含むことができる。言い換えれば、匿名チャットルームは、ユーザの実名情報に基づいたアカウントを露出せず、臨時に生成された臨時プロフィールを通じて参加できるチャットルームである。匿名チャットルームは、アカウントを知っている他のユーザとのチャットのための一般チャットルームとは異なり、互いにアカウントを共有しないユーザ間のチャットを実行できる手段として利用できる。匿名チャットルームの参加者は、匿名チャットルームの他の参加者に臨時プロフィールとして表示されてもよく、臨時プロフィールを用いて匿名チャットルーム内でメッセージをやり取りすることができる。
【0065】
一実施形態によれば、臨時プロフィールは、匿名チャットルームに従属して生成されてもよい。例えば、臨時プロフィールは、ユーザが特定の匿名チャットルームに参加する場合、該当の匿名チャットルームでユーザを表示するために生成され、該当の匿名チャットルームが終了したりユーザが該当匿名チャットルームから出て行く場合に削除されてもよい。また、例えば、第1匿名チャットルームに対応して生成された第1ユーザアカウントの第1臨時プロフィールと第2匿名チャットルームに対応して生成された第1ユーザアカウントの第2臨時プロフィールは、互いに区分される別個の臨時プロフィールに該当する。
【0066】
一実施形態に係るサーバは、匿名チャットルームの各参加者に対応し、匿名チャットルームに従属する臨時プロフィールを生成し、各参加者の臨時プロフィールの識別子をメッセージングサービスに加入した各参加者のアカウントにマッピングして格納することができる。臨時プロフィールの識別子は、臨時プロフィールを特定するための識別子であって、ユーザのアカウントとは区分されるタイプの識別子に該当する。サーバは、匿名チャットルームに参加するために生成されたユーザの臨時プロフィールを、該当ユーザのメッセージングサービスに加入したアカウントにマッピングして格納する。ユーザが複数の匿名チャットルームに参加する場合、複数の匿名チャットルームそれぞれに対応する臨時プロフィールが生成され、該当ユーザのアカウントに複数の臨時プロフィールの識別子がマッピングされて格納される。臨時プロフィールの識別子は、臨時プロフィールが従属している匿名チャットルームを識別するための情報をさらに含む。一例として、臨時プロフィールの識別子に基づいて、該当の臨時プロフィールが従属する匿名チャットルームが識別されることができる。
【0067】
一実施形態によれば、送金要求は、送金のために必要な情報を含む。例えば、送金要求は受取人識別子及び送金金額を含んでもよい。受取人識別子は、匿名チャットルームの参加者である第2臨時プロフィールの識別子を含んでもよい。第2臨時プロフィールは、送金人によって送金要求の受取人として指定された臨時プロフィールである。一実施形態によれば、送金要求は、送金人識別子をさらに含んでもよい。送金人識別子は、送金要求を送信したクライアントに関する情報として、例えば、送金要求を送信したユーザのアカウントを含んでもよい。
【0068】
一実施形態によれば、サーバは、送金要求を送信したユーザのアカウントを送金人のアカウントで認識し、送金要求に含まれた第2臨時プロフィールの識別子にマッピングされたアカウントを受取人のアカウントとして認識することができる。送金人のクライアントは、自身のアカウントを知っているため、サーバに送金要求を送信したクライアントの情報で送金人のアカウントが伝達され得る。
【0069】
一実施形態によれば、送金要求は、匿名チャットルームを介して受信されることができる。例えば、送金要求を受信するステップS110は、匿名チャットルームを介して送金人の端末に送金要求のための送金インターフェースを提供するステップ、及び送金インターフェースを介して送金人の端末から送金要求のための入力を受信するステップを含む。一例として、送金要求のための入力は、匿名チャットルームに参加中である少なくとも1つの臨時プロフィールのうち、第2臨時プロフィールを受取人として選択する入力及び送金金額入力を含んでもよい。言い換えれば、サーバは、匿名チャットルームを介して送金インターフェースを提供することができ、送金人は、送金インターフェースを介してサーバに送金を要求し、受取人及び送金金額のような送金要求のための情報を入力することができる。
【0070】
一例として、送金インターフェースを提供するステップは、匿名チャットルームに参加している匿名プロファイルのうち、認証情報を含むアカウントに対応する第1タイプの臨時プロファイルと、認証情報を含まないアカウントに対応する第2タイプの臨時プロファイルとを区別して表示するステップを含んでもよい。また、一例として、送金インターフェースを提供するステップは、匿名チャットルームに参加している匿名プロファイルのうち、認証情報を含まないアカウントに対応する第2タイプの臨時プロファイルを受取人として選択する入力を非活性するステップを含んでもよい。送金インタフェースについては、以下で説明する
【0071】
一実施形態に係るステップS120は、送金人のアカウントの認証情報に基づいて、前記送金人のアカウントの送金資格を確認するステップを含む。送金資格は、匿名チャットルームを通した送金を要求するために要求される資格であって、より具体的に、アカウント情報でない臨時プロフィールを受取人に指定して送金を要求するために要求される資格に該当する。送金資格は、送金人のアカウントの認証の有無として判断され、例えば、送金人のアカウントが本人認証されたアカウントの場合に送金資格のあるものと判断され、又は送金人のアカウントがサーバで発行する本人認証に関する証明書を保持している場合、送金資格があるものと判断される。
【0072】
一実施形態によれば、加入したユーザのアカウントは、サーバを介して予め決定された方式に応じて本人認証を行うことができる。サーバは、加入したユーザアカウントの本人認証による認証情報(例えば、証明書)を格納し、格納された認証情報に基づいて任意のユーザのアカウントが本人認証されたアカウントであるか否かを判断する。送金人のアカウントに対応する認証情報が格納されている場合、サーバは、送金人のアカウントの送金資格があると判断する。
【0073】
一実施形態に係るステップS130は、送金人のアカウントの送金資格に基づいて、送金要求に対応する金額を第2臨時プロフィールに対応する受取人のアカウントに送金するための送金取引情報を生成するステップを含む。
【0074】
一例として、
図2Aを参照すると、送金取引情報を生成するステップ(例えば、
図1に示すステップS130)は、送金人のアカウントの送金資格が確認された場合、送金取引情報を生成するステップS210を含み、送金人のアカウントの送金資格が確認されていない場合、送金人に送金資格取得のための本人認証を要求するステップS220を含む。一例として、サーバの本人認証要求220に基づいて、送金人のアカウントは、サーバを介して予め決定された方式に応じて本人認証を行ってもよい。ステップS220により、送金人のアカウントの本人認証が正常に実行された場合に送金資格が取得されるため、サーバは送金取引情報を生成する(S210)。
【0075】
一実施形態によれば、送金取引情報は、送金要求に対応する送金取引識別子及び送金要求に対応する受取人識別子を含む。送金取引識別子は、サーバで送金取引を区分して認識するために、送金取引単位ごとに付与される識別子である。受取人識別子は、送金要求に含まれている受取人識別子、言い換えれば、匿名チャットルームに参加中である第2臨時プロフィールの識別子に該当する。一例として、送金取引情報は、送金取引の有効期間に関する情報をさらに含んでもよい。送金取引の有効期間に関する情報は、送金に対する受取を要求できる有効期間を意味し、送金要求が発生した時間又は送金要求がサーバに受信された時間に基づいて決定され得る。
【0076】
一実施形態によれば、送金取引情報に対応して送金取引のためのトークン(token)が生成されてもよい。送金を取引のためのトークンは、送金取引を認証するために必要な情報に該当する。サーバは受取人と指定された第2臨時プロフィールの識別子とマッピングされた受取人のアカウントを取得することができるため、受取人の第2臨時プロフィールの識別子及び受取人のアカウントに基づいてトークンを生成することができる。サーバは、トークン生成のためのロジックによりユーザの臨時プロフィールの識別子と、これにマッピングされたユーザのアカウントに対応するトークンを生成することができる。一例として、サーバは、送金要求が受信された時間による受取の有効期間情報のような送金取引を特定するための追加的な情報にさらに基づいてトークンを生成してもよい。受取の有効期間情報にさらに基づいて生成されたトークンは、サーバで送金の受取に対する有効期間の確認にも用いられる。トークンを用いて送金取引を認証する方法は、以下で説明する。トークンは、送金取引情報及び受取人に伝達されることができる。
【0077】
再び
図1を参照すると、一実施形態に係るステップS130は、受取人のアカウントの認証情報に基づいて受取人のアカウントの受取資格を確認するステップ、及び受取人のアカウントの受取資格の有無にさらに基づいて送金取引情報を生成するステップを含む。受取資格は、匿名チャットルームを通した送金を受取するために要求される資格であって、より具体的に、アカウント情報でない臨時プロフィールを受取人として指定して要求された送金を受取するために要求される資格に該当する。受取資格は、受取人のアカウントの認証の有無として判断され、例えば、受取人のアカウントが本人認証されたアカウントの場合に受取資格があると判断され、又は受取人のアカウントがサーバで発行する本人認証に関する証明書を保持している場合、受取資格があると判断される。言い換えれば、サーバは、送金人のアカウントの送金資格及び受取人のアカウントの受取資格が全て確認された場合、送金取引情報を生成することができる。
【0078】
一例として、
図2Bを参照すると、サーバは、送金資格が確認された送金人から受取人の選択入力を受信し(S230)、選択された受取人の受取資格を確認する(S240)。一例として、送金要求を受信するステップS110において、受取人の選択入力が受信(S230)されるため、受取人の選択入力が受信(S230)された後に送金人のアカウントの送金資格確認120が実行されてもよい。受取人のアカウントの受取資格の有無にさらに基づいて、送金取引情報を生成するステップは、受取人のアカウントの受取資格が確認された場合、送金取引情報を生成するステップS250、及び受取人のアカウントの受取資格が確認されていない場合、送金人のアカウントに送金失敗通知を送信するステップS260を含む。送金取引情報を生成するステップS250は、送金資格及び受取資格が全て確認された場合に実行される。
【0079】
一実施形態に係る受取人アカウントの受取資格を確認するステップS240は、送金人によって受取人として指定された臨時プロフィールに対応するアカウントの受取資格を確認するステップであって、送金人から受信された受取人の選択入力230に反応して実行されるステップである。ここで、受取人のアカウントの受取資格が確認されていない場合、サーバに送金取引に関する要求を入力していない受取人に資格確認のための本人認証を要求せず、送金人に送金失敗通知を提供する。
【0080】
一実施形態によれば、サーバは、受取資格の確認なしに送金取引情報を生成してもよく、受取資格の確認は、受取人から受取要求が受信された場合に実行されてもよい。
【0081】
一実施形態によれば、
図2Bに図示したものとは異なって、サーバは、受取人の選択入力が受信(S230)される以前に匿名チャットルームの参加者の受取資格の有無を先に確認することができる。サーバは、受取資格があると確認された参加者を受取人として選択可能な対象に送金人に提供し、受取資格がない参加者を受取人として選択する入力は活性化されない。これについては以下で説明する。
【0082】
一実施形態に係るステップS140は、ステップS130で生成された送金取引情報に基づいて、受取人のアカウントに第1臨時プロフィールに関する情報を送金人情報として含む送金通知を送信するステップを含む。一例として、受取人に送信される送金通知は、メッセージ及びプッシュ通知の形態に送信されてもよい。サーバは、送金取引情報に受取人識別子として含まれた臨時プロフィールの識別子に対応する受取人のアカウントを取得し、受取人のアカウントに送金通知を送信する。上述したように、サーバは、匿名チャットルームに従属する臨時プロフィールの識別子と臨時プロフィールが付与されたユーザのアカウントのマッピング情報を格納する。サーバは、マッピング情報に基づいて、送金取引情報に受取人識別子として含まれた臨時プロフィールの識別子に対応する受取人のアカウントを取得する。サーバは、送金通知メッセージを介して受取人に送金取引情報に含まれた送金取引識別子及び送金取引のためのトークンを伝達することができる。
【0083】
一実施形態によれば、受取人のアカウントに送信される送金通知は、送金人から一定の金額が送金されたことを通知するための情報を含む。受取人に送信される送金通知は、第1臨時プロフィールに関する情報を送金人情報として含んでもよい。サーバは、マッピング情報に基づいて、送金要求に対応する送金人のアカウントにマッピングされた匿名チャットルームに従属する送金人の第1臨時プロフィールの識別子を取得する。匿名チャットルームは、送金人及び受取人が参加する匿名チャットルームであって、送金人による送金要求が発生した匿名チャットルームである。匿名チャットルームでは、参加者間アカウントが露出されないため、送金通知にも送金人のアカウントが露出されず、匿名チャットルームの第1臨時プロフィールに関する情報が含まれてもよい。臨時プロフィールに関する情報は、ユーザの実名に関係なく臨時プロフィールに設定された名前又は別称を含む。
【0084】
一実施形態によれば、受取人に送信される送金通知は、受取要求機能を含むことができる。一例として、受取人に送信される送金通知は、受取要求のためのインターフェーシングオブジェクトを含む。受取人は、受信された送金通知に基づいて送金の受取を要求し、受取人の受取要求によって受取プロセスが開始される。受取プロセスについては、以下で説明する。
【0085】
一実施形態に係るサーバの動作方法は、送金人のアカウントに第2臨時プロフィールに関する情報を受取人情報として含む送金通知を送信するステップをさらに含んでもよい。サーバは、送金取引情報に基づいて送金人のアカウントにも送金通知を送信することができる。一例として、送金人に送信される送金通知は、メッセージ及びプッシュ通知の形態に送信される。一例として、送金人に送信される送金通知は、受取人に一定の金額の送金が伝達されたことを通知するための情報を含む。受取人に関する情報は、第2臨時プロフィールに関する情報に表示される。一例として、送金通知は、送金要求が発生した匿名チャットルームの情報を含んでもい。匿名チャットルームの情報は、受取人及び送金人が参加する匿名チャットルームに設定された名前を含む。
【0086】
一実施形態によれば、送金の伝達は受取完了とは区分され、受取人が伝達された送金に対して受取を要求し、受取プロセスが完了する場合に受取が完了される。
【0087】
図3A~
図3Dは、一実施形態に係る送金インターフェース画面を例示する図である。
【0088】
図3Aを参照すると、匿名チャットルームのインターフェースに含まれているメニューテプ302を介して送金インターフェースに接続される送金ボタン301が提供される。
図3Aに示す匿名チャットルームのインターフェースは、送金ボタン301を選択する入力を通じて、
図3Bに示す送金インターフェースに切り替えられる。
【0089】
図3Bを参照すると、送金インターフェースは、匿名チャットルームに参加中である臨時プロフィールのリストを表示し、匿名チャットルームに参加中である臨時プロフィールを受取人として選択するためのピッカーを含む。送金インターフェースを介して、匿名チャットルームに参加中である臨時プロフィールのうち少なくとも1つの臨時プロフィールを選択する入力が受信され、選択された臨時プロフィール311が送金の受取人として指定される。
【0090】
一実施形態によれば、サーバは匿名チャットルームに参加中である匿名プロフィールのうち、認証情報を含むアカウントに対応する第1タイプの臨時プロフィールと、認証情報を含まないアカウントに対応する第2タイプの臨時プロフィールとを区分して表示する。認証情報を含むアカウントは、サーバを介して本人認証が完了したアカウントであり、認証情報を含まないアカウントは、サーバを介して本人認証が完了していないアカウントである。言い換えれば、第1タイプの臨時プロフィールは、受取資格が確認されたアカウントの臨時プロフィールに該当し、第2タイプの臨時プロフィールは、受取資格が確認されていないアカウントの臨時プロフィールに該当する。
【0091】
一例として、
図3Cを参照すると、匿名チャットルームに参加中である臨時プロフィールのうち、第1タイプの臨時プロフィール323,322は、受取資格が確認された認証されたプロフィールであることを表示するためのマーク321,324が付加して表示されている。
【0092】
また、一例として、
図3Dを参照すると、匿名チャットルームに参加中である臨時プロフィールは、受取資格の有無に応じて区分されたリスト331,332に表示される。サーバは、第2タイプの臨時プロフィールを受取人として選択する入力を不活性化する。一例として、受取資格が確認された第1タイプの臨時プロフィールのリスト331にのみ選択入力のためのピッカー333を提供し、第2タイプの臨時プロフィールのリスト332には、選択入力のためのピッカーを提供しないことにより、第2タイプの臨時プロフィールを受取人として選択する入力を不活性化する。
【0093】
図3B~
図3Dに示す受取人選択のための送金インターフェースは、受取人を選択する入力を通じて
図3Fに示す送金金額入力のための送金インターフェースに切り替えられる。
図3Fを参照すると、送金インターフェースは、送金金額を入力するための入力ウィンドウ341を含む。
【0094】
図3Eを参照すると、臨時プロフィールビューを介して送金インターフェースに接続される送金ボタン341が提供される。
図3Eに示す臨時プロフィールビューのインターフェースは、送金ボタン341を選択する入力を通じて
図3Fに示す送金金額入力のための送金インターフェースに切り替えられる。臨時プロフィールビューに含まれている送金ボタン341を介して送金インターフェースに接続される場合、該当臨時プロフィールが受取人として選択されるため、受取人を選択するための別の過程なしに、
図3Fに示す送金金額入力のための送金インターフェースに切り替えられる。一例として、
図3Eに示す臨時プロフィールビューを介して提供される送金ボタン341は、該当の臨時プロフィールに対応するアカウントの受取資格の有無に応じて露出されたり、露出されなくてもよい。具体的に、臨時プロフィールに対応するアカウントの受取資格が確認されていない場合、送金要求のための送金ボタン341が露出されない。
【0095】
図4は、一実施形態に係る送金サービスを提供するサーバの動作方法のフローチャートである。
【0096】
図4を参照すると、一実施形態に係る送金サービスを提供するサーバの動作方法は、受取人のアカウントから受取要求を受信するステップS410、受取人のアカウントの受取資格を確認するステップS420、及び受取要求に対応する送金取引を処理するステップS430を含む。一例として、ステップS410~ステップS430は、
図1に示すステップS140の後に実行されてもよい。
【0097】
一実施形態に係るステップS410は、受取人のアカウントに送信された送金通知に基づいて、受取人のアカウントから受取要求を受信するステップを含む。受取人は、送金通知を介してサーバに送金の受取を要求する。受取要求は、送金通知に含まれている送金取引情報及び送金取引のためのトークンを含む。例えば、受取要求は、送金要求に対応する送金取引識別子、送金要求に対応する送金取引のためのトークン及び送金要求に対応する受取人識別子を含む。
【0098】
一実施形態に係るステップS420は、受取人のアカウントの認証情報に基づいて、受取人のアカウントの受取資格を確認するステップを含む。受取資格は、受取人のアカウントの認証の有無に判断され、例えば受取人のアカウントが本人認証されたアカウントである場合に受取資格があると判断され、又は、受取人のアカウントがサーバで発行する本人認証に関する証明書を保持している場合に受取資格があると判断される。上述したように、受取資格の確認は、送金プロセスと別個に受取プロセスで進行されてもよく、送金プロセスで受取資格確認が実行された場合、受取プロセスにおいて省略されてもよい。
【0099】
一実施形態に係るステップS420は、送金取引のためのトークンに基づいて、送金取引を検証するステップをさらに含んでもよい。送金取引のためのトークンは受取要求に含まれてもよい。サーバは、マッピング情報に基づいて受取要求に含まれている受取人識別子にマッピングされたアカウントを取得する。サーバは、受取人識別子及び取得されたアカウントに基づいてトークンを生成し、生成されたトークンと受取要求に含まれたトークンとが同一であるか否かを比較することで送金取引を検証することができる。
【0100】
一実施形態に係るステップS420は、送金の受取に対する有効期間に基づいて、送金取引を検証するステップをさらに含んでもよい。上述したように、トークンは、受取の有効期間の情報にさらに基づいて生成され、サーバは、トークンに基づいて送金取引を検証する過程で、受取の有効期間を確認して送金取引の有効の有無を検証する。又は、上述したように、送金取引情報は、送金取引の有効期間に関する情報をさらに含んでもよく、サーバは、受取要求に含まれた送金取引情報の有効期間を確認して送金取引の有効の有無を検証することができる。
【0101】
一実施形態に係るステップS430は、受取人のアカウントの受取資格の有無に基づいて、受取要求に対応する送金取引を処理するステップを含む。送金取引を処理するは、送金取引情報に基づいて送金人の口座から受取人の口座に送金金額を送信する送金及び受取を処理することを意味する。
【0102】
一例として、
図5を参照すると、送金取引を処理するステップ(例えば、
図4位示すステップS430)は、受取人のアカウントの受取資格が確認された場合、送金取引を処理するステップS510、及び受取人のアカウントの受取資格が確認されていない場合、受取人に受取資格取得のための本人認証を要求するステップS520を含む。一例として、サーバの本人認証要求520に基づいて、受取人のアカウントは、サーバを介して予め決定された方式に応じて本人認証を行ってもよい。ステップS520により、受取人のアカウントの本人認証が正常に実行された場合に受取資格が取得されるため、サーバは送金取引を処理する(S510)。
【0103】
一実施形態に係るサーバの動作方法は、受取人のアカウント及び/又は送金人のアカウントに受取通知を送信するステップS530をさらに含む。
【0104】
一実施形態によれば、サーバの動作方法は、受取要求に対応する送金取引の処理に基づいて、受取人のアカウントに第1臨時プロフィールに関する情報を送金人情報として含む受取通知を送信するステップを含むことができる。一例として、受取人に送信される受取通知は、メッセージ及びプッシュ通知の形態に送信されてもよい。一実施形態によれば、受取人のアカウントに送信される受取通知は、送金人の送金に対する受取が完了したことを通知するための情報を含んでもよい。受取人に送信される受取通知は、第1臨時プロフィールに関する情報を送金人情報として含むことができる。送金通知と同様に、受取通知も送金人のアカウントを露出せず、送金人のアカウントに対応する第1臨時プロフィールに関する情報を含むことができる。一例として、受取通知は、送金要求が発生した匿名チャットルームの情報を含んでもよい。匿名チャットルームの情報は、受取人及び送金人が参加する匿名チャットルームに設定された名前を含んでもよい。
【0105】
一実施形態によれば、サーバの動作方法は、受取要求に対応する送金取引の処理に基づいて、送金人のアカウントに前記第2臨時プロフィールに関する情報を受取人情報として含む受取通知を送信するステップを含む。一例として、送金人に送信される受取通知は、メッセージ及びプッシュ通知の形態に送信されてもよい。一実施形態によれば、送金人のアカウントに送信される受取通知は、送金に対する受取人の受取が完了したことを通知するための情報を含む。送金人に送信される受取通知は、第2臨時プロフィールに関する情報を受取人情報として含むことができる。送金通知と同様に、受取通知も受取人のアカウントを露出せず、受取人のアカウントに対応する第2臨時プロフィールに関する情報を含む。一例として、受取通知は送金要求が発生した匿名チャットルームの情報を含んでもよい。匿名チャットルームの情報は、受取人及び送金人が参加する匿名チャットルームに設定された名前を含んでもよい。
【0106】
図6は、一実施形態に係るサーバで提供する送金サービス利用のためのクライアントの動作方法のフローチャートである。
【0107】
図6を参照すると、一実施形態に係るサーバで提供する送金サービス利用のためのクライアントの動作方法は、送金サービスに加入したアカウントの認証の有無に基づいて、参加中である匿名チャットルームを通した送金資格をサーバに要求するステップS610、匿名チャットルームに参加中である臨時プロフィールのうち少なくとも1つを受取人として選択するステップS620、及び受取人として選択された臨時プロフィールに対応する参加者の受取資格に基づいて、臨時プロフィールに対する送金を要求するステップS630を含む。より具体的に、
図6を参照して説明する動作は、送金人に該当するクライアントで実行される送金プロセスに対応する。
【0108】
一実施形態に係るステップS610は、クライアントの送金サービスに加入したアカウントが認証されていない場合、サーバに送金資格を要求するステップを含む。上述したように、送金資格は匿名チャットルームを通した送金を要求するために要求される資格であって、送金資格は認証の有無に基づいて判断される。一実施形態に係るステップS610は、サーバに送金資格を取得するための認証を要求するステップを含む。例えば、クライアントは、サーバで提供する本人認証を行って認証情報をサーバに登録したり、サーバで発行する証明書を取得するための認証手続を行うことで、送金資格を取得することができる。クライアントは、取得された送金資格に基づいて匿名チャットルームを通した送金プロセスを行うことができる。
【0109】
一実施形態に係るステップS620は、ステップS610によってサーバから送金資格が確認されたクライアントで匿名チャットルームに参加中である臨時プロフィールのうち少なくとも1つを受取人として選択するステップを含む。
【0110】
一実施形態に係るステップS630は、他のユーザのアカウントでない匿名プロフィールの識別子を受取人として指定した送金をサーバに要求するステップである。言い換えれば、送金資格が確認されたクライアントは、アカウント情報を分からない相手側に送金を要求することができる。
【0111】
一実施形態によれば、送金要求は、受取人の受取資格に基づいてサーバに送信されることができる。受取人の受取資格は、サーバで受取人として選択された臨時プロフィールにマッピングされたアカウントの認証の有無に基づいて判断される。受取人の受取資格が確認された場合、送金要求がサーバに送信される。
【0112】
一実施形態によれば、受取人として選択するステップS620に前もって匿名チャットルーム参加者の受取資格を確認するステップが実行されてもよい。受取資格が確認された参加者に対応する臨時プロフィールは、受取人として選択可能な臨時プロフィールに表示され、受取資格が確認されていない参加者に対応する臨時プロフィールは受取人として選択することが制限される。
【0113】
一実施形態によれば、ステップS630とは異なり、受取人の受取資格確認なしに送金要求がサーバに送信されてもよく、受取人の受取資格は受取人が送金に対する受取を要求した場合に判断される。
【0114】
図7は、一実施形態に係る送金システムのハードウェア構成の例示図である。
【0115】
図7を参照すると、一実施形態に係る送金システムは、ネットワーク730を介して接続されたサーバ720及びクライアント710を含む。
【0116】
一実施形態に係るクライアント710は、コンピュータ装置で実現されるモバイル端末であってもよい。一例として、クライアント710は、無線又は有線通信方式を用いてネットワーク730を介してサーバ720及び/又は他の電子機器と通信することができる。
【0117】
一実施形態に係るサーバ720は、クライアント710及び/又は他のサーバとネットワーク730を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供するコンピュータ装置又は複数のコンピュータ装置に実現することができる。通信方式はこれに制限されず、ネットワーク730を含んでもよく、通信網(例えば、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を活用する通信方式、機器の間の近距離無線通信方式を含む。例えば、ネットワーク730は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでもよい。
【0118】
一実施形態によれば、サーバ720は、ネットワーク730を介して接続したクライアント710にアプリケーションのインストールのためのファイルを提供することができる。この場合、クライアント710は、サーバ720から提供されたファイルを用いてアプリケーション(例えば、チャット機能のある送金サービスアプリ又は送金機能のあるチャットサービスアプリ)をインストールする。また、クライアント710が含んでいるオペレーティングシステム(Operating System、OS)及び少なくとも1つのプログラム(例えば、ブラウザ又はインストールされたアプリケーション)の制御に応じてサーバ720に接続し、サーバ720が提供するサービスやコンテンツが提供される。例えば、クライアント710がアプリケーションの制御に応じて、ネットワーク730を介してサービス要求メッセージをサーバ720に送信すると、サーバ720は、サービス要求メッセージに対応するコードをクライアント710に送信し、クライアント710は、アプリケーションの制御に応じてコードによる画面を構成し表示することで、ユーザにコンテンツを提供することができる。
【0119】
一実施形態によれば、クライアント710及びサーバ720は、メモリ711,721、プロセッサ713,723、通信モジュール715,725、及び入出力インターフェース717,727を含む。
【0120】
一実施形態に係るプロセッサ713,723は、
図1~
図6を参照して前述した少なくとも1つの動作を行う。例えば、プロセッサ713は、
図6を参照して前述したクライアント710にサーバで提供する送金サービス利用のための少なくとも1つの動作を実行し、プロセッサ723は、
図1~
図5を参照して前述したサーバ720で実行される送金サービスの提供のための少なくとも1つの動作を行うことができる。プロセッサ713,723は、基本的な算術、ロジック及び入出力演算を行うことで、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成することができる。命令は、メモリ711,721又は通信モジュール715,725によってプロセッサ713,723に提供され得る。
【0121】
メモリ711,721は、コンピュータで読み出し可能な記録媒体として、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよい。一実施形態に係るメモリ711,721は、
図1~
図6を参照して前述した送金サービスのための情報を格納する。一例として、メモリ721は、加入したユーザに対応して生成されたアカウント及びアカウントの認証情報を格納し、匿名チャットルームに従属する臨時プロフィールの識別子と臨時プロフィールが付与されたユーザのアカウントのマッピング情報を格納する。
【0122】
一実施形態に係るメモリ711は、サーバ720でネットワーク730を介して提供するファイルによってクライアント710にインストールされ駆動するチャット機能のある送金サービスアプリ、又は、送金機能のあるチャットサービスアプリのためのコードを含んでもよい。
【0123】
一実施形態に係るメモリ721は、
図1~
図6を参照して前述した送金サービス提供のためのサーバの動作が具現されたプログラムを格納することができる。
【0124】
一実施形態に係る通信モジュール715,725は、ネットワーク730を介してサーバ720及びクライアント710が互いに通信するための機能を提供し、他の電子機器又は他のサーバと通信するための機能を提供する。
【0125】
一例として、クライアント710のプロセッサ713がメモリ711のような記録装置に格納されているチャット機能のある送金サービスアプリ、又は送金機能のあるチャットサービスアプリに関するプログラムコードに応じて生成した要求が、通信モジュール715の制御に応じてネットワーク730を介してサーバ720に送信されてもよい。
【0126】
一例として、サーバ720のプロセッサ723の制御に応じて提供される制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどが通信モジュール725とネットワーク730を経て、クライアント710の通信モジュール715を介してクライアント710に受信されてもよい。
【0127】
入出力インターフェース717,727は、入出力装置719とのインターフェースのための手段であってもよい。例えば、入力装置は、キーボード又はマウスなどの装置を、そして、出力装置は、アプリケーションの通信セッションを表示するためのディスプレイのような装置を含んでもよい。異なる例として、入出力インターフェース717は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに組み込まれた装置とのインターフェースのための手段であってもよい。より具体的な例として、クライアント710のプロセッサ713は、メモリ711にロードされたコンピュータプログラムの命令を処理することにおいて、サーバ720が提供するデータを用いて構成されるサービス画面やコンテンツが入出力インターフェース717を介してディスプレイに表示される。ユーザから受信された入出力装置719を通した入力は、入出力インターフェース717を介してクライアント710のプロセッサ713で処理可能な形態に提供することができる。
【0128】
一実施形態によれば、クライアント710及びサーバ720は、
図7に示されていない他の構成要素を含んでもよい。例えば、クライアント710は、上述した入出力装置719のうち少なくとも一部を含むものとして実現されたり、又は、トランシーバー(transceiver)、GPS(Global Positioning System)モジュール、カメラ、各種のセンサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもい。
【0129】
図8は、一実施形態に係る送金システムを示す図である。
【0130】
図8を参照すると、一実施形態に係る送金システムは、メッセージングサーバ810、送金サーバ820、及びクライアント830を含む。メッセージングサーバ810及び送金サーバ820は、互いに連動して送金サービスを提供する装置を含む。クライアント830は、メッセージングサーバ810及び送金サーバ820で提供する送金サービスのユーザの端末を含む。
【0131】
一実施形態に係るメッセージングサーバ810は、メッセージング(messaging)サービスを提供するサーバであって、メッセージングサーバ810で提供するサービスに加入したユーザ間のメッセージを送受信したり、加入したユーザに通知メッセージを送信するメッセージングサービスを提供することができる。メッセージングサーバ810は、加入したユーザの端末にインストールされたメッセンジャーアプリケーションを介して送受信されるインスタントメッセージ(instant message)に基づいたメッセージングサービスを提供してもよく、又は、移動通信事業者が提供するSMS(short message service)に基づいてメッセージングサービスを提供してもよい。
【0132】
一実施形態によれば、メッセージングサーバ810は、加入を要求したユーザに対応するアカウントを生成し、生成されたアカウントにログインされたクライアント830は、メッセージングサーバ810で提供するサービスを使用することができる。メッセージングサーバ810は、加入を要求したユーザの実名情報に基づいてアカウントを生成することができる。例えば、メッセージングサーバ810は、加入を要求したユーザの認証された実名情報及び/又は加入を要求したユーザの実名名義の携帯電話番号に基づいてユーザのアカウントを生成することができる。アカウントは、メッセージングサーバ810でメッセージングサービスに加入したユーザを識別するための単位に該当する。一例として、メッセージングサーバ810でメッセージは、受信者として指定されたユーザのアカウントに伝達され、ユーザのアカウントに対応してユーザが参加するチャットルームのリスト及びチャットルームで送受信されたメッセージが格納される。クライアント830は、自身のアカウントと他のユーザのアカウントを友達関係に設定することができ、友達関係として設定された他のユーザのアカウントとメッセージングサーバ810を介してメッセージを送受信することができる。
【0133】
一実施形態によれば、メッセージングサーバ810は、メッセージングサービスに加入したユーザだけでなく、メッセージングサーバ810と連動された異なるサービスに加入したユーザにメッセージングサービスを提供してもよい。クライアント830は、メッセージングサーバ810と連動された他のサービスのアカウントでログインし、メッセージングサーバ810で提供するサービスを使用することができる。
【0134】
一実施形態に係るメッセージングサーバ810は、匿名チャットルームサービスを提供する。
【0135】
一実施形態に係る送金サーバ820は、メッセージングサーバ810と連動して送金サービスを提供するサーバであって、加入したユーザの口座を生成及び管理し、口座を用いて一定の金額を送金及び受取するサービスを提供することができる。例えば、送金サーバ820は、銀行のオンラインバンキングサーバ、アプリケーションを介して送金サービスを提供するオンラインバンキングサーバを含んでもよい。
【0136】
一実施形態によれば、送金サーバ820は、加入を要求したユーザに対応するアカウントを生成し、生成されたアカウントにログインされたクライアント830は、送金サーバ810で提供するサービスを使用することができる。一実施形態によれば、同じユーザのメッセージングサーバ810に対応するアカウントと送金サーバ820に対応するアカウントは互いに連動し、例えば、メッセージングサーバ810は、送金サーバ820に対応するアカウントからメッセージングサーバ810に対応するアカウントを識別し、送金サーバ820は、メッセージングサーバ810に対応するアカウントから送金サーバ820に対応するアカウントを識別することができる。
【0137】
一実施形態によれば、メッセージングサーバ810は、送金サーバ820と連動して送金サービスを提供することができる。一例として、メッセージングサーバ810は、メッセージングサービスに加入したユーザにメッセージングアプリケーション又はチャットルームインターフェースを介して他のユーザのアカウントで送金を要求し、他のユーザのアカウントから送金された金額の受取を要求する機能を提供することができる。送金サーバ820は、メッセージングサーバ810に送金を要求した送金人及び要求された送金の受取人を識別し、送金サーバ820で提供する送金人の口座及び受取人の口座の間の送金取引を処理することができる。メッセージングサーバ810は、送金サーバ820で処理された送金取引に対するメッセージをユーザのアカウントに伝達できる。言い換えれば、メッセージングサーバ810は、生成されたアカウントにログインされたクライアント830に送金サーバ830と連動して送金サービスを提供することができる。
【0138】
一実施形態によれば、メッセージングサーバ810は、送金サーバ820と連動してアカウント情報の知らない匿名チャットルームの他の参加者を受取人とそいて指定し、送金を要求できる送金サービスを提供することができる。以下、メッセージングサーバ810で送金サーバ820と連動して匿名チャットルームの参加者間の送金サービスを提供する方法、及びメッセージングサーバ810で送金サーバ820と連動して提供する匿名チャットルームの参加者間の送金サービス利用のためのクライアント830の動作方法について説明する。
【0139】
図9は、一実施形態に係るメッセージングサーバで送金サーバと連動して送金サービスを提供する方法の動作フローチャートである。
【0140】
図9を参照すると、一実施形態に係るメッセージングサービスを提供するメッセージングサーバで送金サーバと連動して送金サービスを提供する方法は、匿名チャットルームに第1臨時プロフィールとして参加する送金人から、匿名チャットルームに参加中である第2臨時プロフィールに対する送金要求を受信するステップS910、送金人のアカウントの送金資格の有無に基づいて、送金サーバに送金要求を送信するステップS920、送金サーバから第2臨時プロフィールの識別子を受取人として含む送金取引情報を受信するステップS930、及び送金取引情報に基づいて、第2臨時プロフィールの識別子にマッピングされた受取人のアカウントに送金通知メッセージを送信するステップS940を含む。より具体的に、
図9を参照して説明する動作は、メッセージングサーバで実行される送金プロセスに対応し、一例として、
図9を参照して説明する動作の実行主体であるメッセージングサーバは、
図8に示すメッセージングサーバ810に対応する。
【0141】
一実施形態によれば、送金人のアカウントは、送金人がメッセージングサービスに加入して生成されたアカウントを含んでもよく、受取人のアカウントは、受取人がメッセージングサービスに加入して生成されたアカウントを含む。
【0142】
一実施形態によれば、送金人は、メッセージングサーバに送金を要求したクライアントを意味し、受取人は、要求された送金を受信する対象に送金人によって指定されたクライアントを意味する。クライアントは、メッセージングサーバで提供するサービスに加入したユーザのアカウントにログインされた端末を含む。クライアントは、加入によってメッセージングサーバで生成されたアカウントにログインしてメッセージングサーバで送金サーバと連動して提供する送金サービスを使用することができる。一例として、送金人及び受取人は、
図8に示すクライアント830に対応する。
【0143】
一実施形態に係るステップS910は、匿名チャットルームに第1臨時プロフィールとして参加する送金人から、匿名チャットルームに参加中である第2臨時プロフィールに対する送金要求受信するステップである。上述したように、匿名チャットルームは、臨時プロフィールとして参加するチャットルームであって、匿名チャットルームの参加者は、匿名チャットルームの他の参加者に臨時プロフィールに表示され、臨時プロフィールを用いて匿名チャットルーム内でメッセージをやり取りすることができる。
【0144】
一実施形態に係る送金サービスを提供する方法は、匿名チャットルームの各参加者に対応し、匿名チャットルームに従属する臨時プロフィールを生成するステップ及び各参加者の臨時プロフィールの識別子をメッセージングサービスに加入した各参加者のアカウントにマッピングして格納するステップをさらに含む。メッセージングサーバは、匿名チャットルームに参加するために生成されたユーザの臨時プロフィールを該当ユーザのメッセージングサービスに加入したアカウントにマッピングして格納する。
【0145】
一実施形態によれば、メッセージングサーバは、送金要求を送信したユーザのアカウントを送金人のアカウントとして認識し、送金要求に含まれた第2臨時プロフィールの識別子にマッピングされたアカウントを受取人のアカウントとして認識する。送金人のクライアントは、自身のアカウントを知っているため、メッセージングサーバに送金要求を送信したクライアントの情報に送金人のアカウントを伝達することができる。
【0146】
一実施形態によれば、送金要求は匿名チャットルームを介して受信される。
【0147】
一例として、送金インターフェースは、匿名チャットルームのインターフェースのメニューテプに含まれた送金ボタンを選択する入力を通じてユーザの端末に提供されてもよく、匿名チャットルームの参加者の臨時プロフィールインターフェースに含まれた送金ボタンを選択する入力によってユーザの端末に提供されてもよい。送金インターフェースについては、以下で説明する。
【0148】
一実施形態に係るステップS920は、送金要求を送信した送金人のアカウントの送金資格可否を判断し、送金資格があると判断された場合、送金サーバに送金要求を送信するステップを含む。送金資格は、送金人のアカウントの認証の有無として判断され、例えば送金人のアカウントが本人認証されたアカウントの場合に送金資格があると判断され、又は送金人のアカウントがメッセージングサーバ又はメッセージングサーバと連動される認証サーバで発行する本人認証に関する証明書を保持している場合、送金資格があると判断される。認証サーバはメッセージングサーバと連動され、送金資格のための認証動作を行うサーバに該当する。これについては、以下で説明する。
【0149】
一実施形態によれば、送金要求を送信するステップS920は、第2臨時プロフィールにマッピングされた受取人のアカウントの受取資格の有無にさらに基づいて、送金サーバに送金要求を送信するステップを含む。受取資格は、匿名チャットルームを通した送金を受取するために要求される資格であって、より具体的に、アカウント情報でない臨時プロフィールを受取人として指定して要求された送金を受取するために要求される資格に該当する。受取資格は、受取人のアカウントの認証の有無に判断され、例えば、受取人のアカウントが本人認証されたアカウントである場合に受取資格があると判断され、又は受取人のアカウントがメッセージングサーバ又はメッセージングサーバと連動される認証サーバで発行する本人認証に関する証明書を保持している場合、受取資格があると判断される。メッセージングサーバは、送金人のアカウントの送金資格及び受取人のアカウントの受取資格が全て確認された場合、送金サーバに送金要求を送信する。
【0150】
一実施形態によれば、送金プロセスは送金資格を確認し、受取資格は確認しなくてもよく、受取資格の確認は、受取人から受取要求が受信された場合に実行される受取プロセスで実行されてもよい。受取プロセスについては、以下で説明する。
【0151】
一例として、送金資格確認及び/又は受取資格確認は、メッセージングサーバの認証モジュールによって実行されてもよい。認証モジュールは、送金人及び/又は受取人に該当するユーザのアカウントの本人認証を行い、ユーザのアカウントの本人認証可否を判断する動作を行うモジュールである。一例として、認証モジュールは、予め決定された方式に応じてユーザのアカウントの本人認証を行ってもよい。また、一例として、本人認証による認証情報(例えば、証明書)を生成して格納及びユーザのアカウントに提供し、格納された認証情報に基づいてユーザのアカウントが本人認証されたアカウントであるか否かを確認する動作を行ってもよい。メッセージングサーバは、本人認証モジュールの送金人のアカウントの認証の有無の確認結果に基づいて、送金人のアカウントが送金資格があるアカウントであるか否かを判断する。一例として、認証モジュールは、メッセージングサーバと連動される別途の認証サーバであってもよい。
【0152】
一実施形態によれば、送金サーバに送信される送金要求は、送金人から受信された送金のために必要な情報を含む。上述したように、送金要求は、受取人識別子、送金金額、及び送金人識別子を含む。送金人識別子は、送金要求を送信した送金人のアカウントに該当する。受取人識別子は送金人によって受取人として指定された第2臨時プロフィールの識別子に該当し、送金金額は送金人によって入力された金額に該当する。
【0153】
一実施形態によれば、送金サーバは、送金要求に含まれた送金人のメッセージングサーバに対応するアカウントに基づいて送金人の送金サーバに対応するアカウントを識別することができる。送金サーバは、識別された送金人の送金サーバに対応するアカウントに対しメッセージングサーバで実行される認証手続と別途の送金サーバの認証を行ってもよい。
【0154】
一実施形態によれば、送金要求は、メッセージングサーバを経由せず、送金人から送金サーバに直接送信されてもよい。一例として、送金人は、メッセージングサーバに送金資格を要求して取得された送金資格に基づいて、送金サーバに送金要求を送信してもよい。また、一例として、送金サーバに送金要求を送信するためにメッセージングサーバから取得された送金資格が要求されなくてもよく、送金サーバで送金人のアカウントの認証を介して送金資格を判断し、送金サーバからメッセージングサーバに送金人のアカウントの送金資格の確認を要求してもよい。
【0155】
一実施形態に係るステップS930は、送金サーバで生成された送金取引情報を受信するステップを含む。ステップS920により送金要求を受信した送金サーバは、受信された送金要求に基づいて送金取引情報を生成する。送金サーバは、別途の認証手続のような送金サーバで送金取引を行うために必要な手続を行った後、送金取引情報を生成することができる。送金サーバで送金取引を実行するために必要な手続を行った結果、送金人の認証が失敗したり送金人の口座に送金のための残額が足りない場合など、送金取引の生成が適しないと判断された場合、メッセージングサーバに送金取引を行うことができないことを通知する。送金取引を行うことができないという通知は、メッセージングサーバを介して送金人及び/又は受取人に伝達され得る。
【0156】
一実施形態によれば、送金取引情報は、送金要求に対応する送金取引識別子及び送金要求に対応する受取人識別子を含む。送金取引識別子は、送金サーバで送金取引を区分して認識するために、送金取引単位ごとに付与される識別子である。一例として、送金取引情報は、送金取引の有効期間に関する情報をさらに含んでもよい。送金取引の有効期間に関する情報は、送金に対する受取を要求できる有効期間を意味するもので、送金要求が発生した時間又は送金要求がメッセージングサーバ又は送金サーバに受信された時間に基づいて決定されてもよい。送金取引の有効期間に関する情報は、メッセージングサーバで生成されて送金サーバに送信されてもよく、送金サーバで生成されてもよい。
【0157】
一実施形態によれば、ステップS930で送金取引情報は、送金取引のためのトークン(token)と共に受信されてもよい。トークンは、メッセージングサーバで受取人の臨時プロフィールの識別子及び受取人のアカウントに基づいて生成されたデータであって、送金取引を認証するために必要な情報である。メッセージングサーバは、受取人と指定された第2臨時プロフィールの識別子とマッピングされた受取人のアカウントを取得することができるため、受取人の第2臨時プロフィールの識別子及び受取人のアカウントに基づいてトークンを生成することができる。メッセージングサーバは、トークン生成のためのロジックによりユーザの臨時プロフィールの識別子と、これにマッピングされたユーザのアカウントに対応するトークンを生成することができる。一例として、メッセージングサーバは、送金要求が受信された時間による受取の有効期間情報のような送金取引を特定するための追加的な情報にさらに基づいてトークンを生成してもよい。受取の有効期間情報にさらに基づいて生成されたトークンは、メッセージングサーバで送金の受取に対する有効期間の確認にも使用してもよい。トークンを用いて送金取引を認証する方法については、以下で説明する。トークンは、メッセージングサーバから送金サーバに送金要求を送信するステップS920において、送金要求と共に送金サーバに伝達され、送金サーバで生成された送金取引情報と共にメッセージングサーバを介して受取人に伝達されることができる。
【0158】
一実施形態に係るステップS940は、送金取引情報に受取人識別子として含まれた臨時プロフィールの識別子に対応する受取人のアカウントを取得し、受取人のアカウントに送金通知メッセージ又は送金通知を送信するステップを含むことができる。上述したように、メッセージングサーバは、匿名チャットルームに従属する臨時プロフィールの識別子と臨時プロフィールが付与されたユーザのアカウントのマッピング情報を格納する。メッセージングサーバは、マッピング情報に基づいて、送金取引情報に受取人識別子で含まれた臨時プロフィールの識別子に対応する受取人のアカウントを取得する。メッセージングサーバは、送金通知メッセージを介して受取人に送金取引情報に含まれた送金取引識別子及び送金取引のためのトークンを伝達することができる。
【0159】
一実施形態によれば、受取人に送信される送金通知メッセージは、送金されたことを通知するメッセージを含むことができる。一例として、受取人に送信される送金通知メッセージは、送金人から一定の金額が送金されたことを通知する内容を含んでもよい。受取人に送信される送金通知メッセージは、第1臨時プロフィールに関する情報を送金人情報として含んでもよい。
【0160】
一実施形態によれば、受取人に送信される送金通知メッセージは、受取要求機能を含むことができる。一例として、受取人に送信される送金通知メッセージは、受取要求のためのインターフェーシングオブジェクトを含んでもよい。受取人は、受信された送金通知メッセージに基づいて送金の受取を要求し、受取人の受取要求によって受取プロセスが開始される。受取プロセスについては、以下で説明する。
【0161】
一実施形態に係る送金サービス提供方法は、送金人のアカウントに前記第2臨時プロフィールに関する情報を受取人情報として含む送金通知メッセージを送信するステップをさらに含むんでもよい。メッセージングサーバは、送金サーバから受信された送金取引情報に基づいて、送金人のアカウントにも送金通知メッセージを送信することができる。送金人に送信される送金通知メッセージは、受取人に送金が伝達されたことを通知するメッセージを含む。送金の伝達は、受取完了と区分され、受取人が伝達された送金に対して受取を要求し、受取プロセスが完了する場合に受取が完了し得る。一例として、送金人に送信される送金通知メッセージは、受取人に一定の金額の送金が伝達されたことを通知する内容を含んでもよく、受取人に関する情報は、第2臨時プロフィールに関する情報として表示されてもよい。
【0162】
一実施形態に係る受取人及び送金人に送信される送金通知メッセージの具体的な例示について、以下で説明する。
【0163】
図10は、一実施形態に係るメッセージングサーバで送金サーバと連動して提供する送金サービス利用のためのクライアントの動作方法のフローチャートである。
【0164】
図10を参照すると、一実施形態に係るメッセージングサーバで送金サーバと連動して提供する送金サービス利用のためのクライアントの動作方法は、メッセージングサービスに加入したアカウントの認証の有無に基づいて、参加中である匿名チャットルームを通した送金資格をメッセージングサーバに要求するステップS1010、匿名チャットルームに参加中である臨時プロフィールのうち少なくとも1つを受取人として選択するステップS1020、及び受取人として選択された臨時プロフィールに対する送金を要求するステップS1030を含む。より具体的に、
図10を参照して説明する動作は、送金人に該当するクライアントで実行される送金プロセスに対応し、一例として、
図10を参照して説明する動作の実行主体であるクライアントは、
図8に示すクライアント830に対応する。
【0165】
一実施形態に係るステップS1010は、クライアントのメッセージングサービスに加入したアカウントが認証されていない場合、メッセージングサーバに送金資格を要求するステップを含む。上述したように、送金資格は、匿名チャットルームを通した送金を要求するために要求される資格として、送金資格は、認証の有無に基づいて判断される。一実施形態に係るステップS1010は、メッセージングサーバに送金資格を取得するための認証を要求するステップを含む。例えば、クライアントは、メッセージングサーバで提供する本人認証を行って認証情報をメッセージングサーバに登録したり、メッセージングサーバ又はメッセージングサーバと連動された認証サーバで発行している証明書を取得するための認証手続を行うことにより、送金資格を取得することができる。クライアントは、取得された送金資格に基づいて匿名チャットルームを通した送金プロセスを行うことができる。
【0166】
一実施形態に係るステップS1020は、ステップS1010によってメッセージングサーバから送金資格が確認されたクライアントで匿名チャットルームに参加中である臨時プロフィールのうち少なくとも1つを受取人として選択するステップを含む。
【0167】
一実施形態に係るステップS1030は、他のユーザのアカウントでない匿名プロフィールの識別子を受取人に指定した送金をメッセージングサーバ又は送金サーバに要求するステップである。言い換えれば、送金資格が確認されたクライアントは、アカウント情報を分からない相手側に送金を要求する。一例として、送金要求は、メッセージングサーバを介して送金サーバに伝達されてもよく、送金サーバに直ちに伝達されてもよい。
【0168】
一実施形態に係るステップS1030は、臨時プロフィールに対応する参加者の受取資格に基づいて、選択された臨時プロフィールに対する送金を要求するステップを含む。送金要求は、受取人の受取資格に基づいて送信される。受取人の受取資格は、メッセージングサーバで受取人として選択された臨時プロフィールにマッピングされたアカウントの認証の有無に基づいて判断される。受取人の受取資格が確認された場合、送金要求が送金サーバ又はメッセージングサーバに送信されることができる。
【0169】
一実施形態によれば、受取人として選択するステップS1020に前もって、匿名チャットルーム参加者の受取資格を確認するステップが行われてもよい。受取資格が確認された参加者に対応する臨時プロフィールは、受取人として選択可能な臨時プロフィールに表示され、受取資格が確認されていない参加者に対応する臨時プロフィールは、受取人として選択することが制限される。
【0170】
一実施形態によれば、ステップS1030とは異なり、受取人の受取資格確認なしに送金要求が送信されてもよく、受取人の受取資格は、受取人が送金に対する受取を要求した場合に判断される。
【0171】
図11は、一実施形態に係る送金プロセスに関する全体シナリオを例示する図である。
【0172】
図11を参照すると、送金人は、送金を要求したクライアント及び受取人は、送金人によって送金を受取するものとして指定されたクライアントである。一例として、送金人及び受取人は
図8に示すクライアント830、メッセージングサーバは
図8に示すメッセージングサーバ810、及び送金サーバは
図8に示す送金サーバ820に対応する。
【0173】
図11を参照すると、送金人は、メッセージングサーバに送金を要求(S1103)し、送金要求は、送金金額と匿名チャットルームに参加中である他のユーザの臨時プロフィールの識別子を含む。送金人は、送金要求(S1103)に前もってメッセージングサーバに送金資格を要求(S1101)してもよく、送金資格要求に反応して、メッセージングサーバは、送金人のアカウントに対する認証を行って認証情報を生成(S1102)する。
【0174】
一例として、メッセージングサーバは送金要求に反応して、送金人の送金資格及び/又は受取人の受取資格(S1104)を確認することができる。一例として、メッセージングサーバは、送金プロセスでは受取人の受取資格を確認せず、送金人の送金資格のみを確認してもよい。
【0175】
上述したように、送金資格及び受取資格の確認のための認証動作は、メッセージングサーバの認証モジュール又はメッセージングサーバと連動される認証サーバで実行されてもよい。認証動作がメッセージングサーバと連動される認証サーバで実行される場合、送金資格要求(S1101)は認証サーバに送信され、認証サーバで送金である認証情報を生成(S1102)する。送金資格要求(S1101)は、メッセージングサーバを介して認証サーバに伝達されたり、認証サーバに直接伝達されてもよい。また、送金要求(S1103)に基づいて認証サーバで送金資格及び/又は受取資格確認(S1104)を実行し、確認された結果がメッセージングサーバに伝達されることができる。
【0176】
一例として、メッセージングサーバは送金資格が確認された場合、送金サーバに送金要求を伝達(S1105)する。送金要求は、送金要求を送信した送金人のアカウント、送金人から指定された受取人に対応する臨時プロフィールの識別子及び送金金額を含む。上述したように、送金サーバに送金要求伝達(S1105)するとき、メッセージングサーバで送金取引に関するトークンが共に伝達される得る。
【0177】
一例として、メッセージングサーバから送金要求を受信した送金サーバは、送金要求に基づいて送金取引情報を生成(S1107)する。上述したように、送金要求に対応する送金取引情報は、受取人識別子及び送金取引識別子を含む。受取人識別子は、送金要求に含まれた受取人の臨時プロフィールの識別子を含む。一例として、メッセージングサーバから送金要求を受信した送金サーバは、メッセージングサーバで送金資格確認手続とは別途に送金人認証手続を行い、送金人を認証(S1106)し、送金人が認証された場合、送金取引情報を生成(S1107)してもよい。
【0178】
一例として、送金サーバで生成された送金取引情報は、送金取引情報に対応するトークンと共にメッセージングサーバに伝達(S1108)される。メッセージングサーバは送金取引情報に基づいて、送金取引情報に受取人識別子として含まれている臨時プロフィールの識別子にマッピングされた受取人のアカウントを取得(S1109)することができる。
【0179】
一例として、メッセージングサーバは、取得された受取人アカウントに送金通知メッセージを送信(S1110)する。送金通知メッセージは、送金取引情報及び送金取引のためのトークンを含む。一例として、メッセージングサーバは、送金人のアカウントにも送金が受取人に伝達されたことを通知するための送金通知メッセージを送信(S1111)してもよい。
【0180】
図12A及び
図12Bは、一実施形態に係る送金通知メッセージの例示を示す図である。
【0181】
図12Aを参照すると、送金通知メッセージ1210は、チャットルームを介して受取人のアカウントに送信される。一例として、送金通知メッセージ1210が送信されるチャットルームは、受取人のアカウントと送金サーバに関するアカウントのチャットルームに該当し、送金サーバに関するアカウントとのチャットルームは、送金サーバに関するアカウントを発信者にして生成される情報性メッセージを伝達するためのタイプのチャットルームである。また、一例として、送金通知メッセージ1210が送信されるチャットルームは、送金人と受取人の1:1匿名チャットルームにであってもよい。送金要求が受取人と送金人以外の参加者をさらに含む匿名チャットルームで発生した場合、受取人と送金人を含む1:1匿名チャットルームが生成され、生成された1:1匿名チャットルームを介して送金通知メッセージ1210が送受信され得る。新しく生成された1:1匿名チャットルームの受取人と送金人の臨時プロフィールは、送金要求が発生した匿名チャットルームの臨時プロフィールと同一であってもよい。又は、送金要求が受取人と送金人を含む1:1匿名チャットルームで発生した場合、該当匿名チャットルームを介して送金通知メッセージ1210が送受信されてもよい。
【0182】
一実施形態によれば、送金通知メッセージ1210は、送金人から一定の金額が送金されたことを通知する内容を含むことができる。一例として、送金通知メッセージ1210に含まれた送金人の情報は、送金人の送金要求が発生した匿名チャットルームに従属する臨時プロフィールに設定された名前(例えば、「カカ」)を含んでもよい。上述したように、臨時プロフィールに設定された名前は、送金人のアカウントに含まれた実名情報でない臨時プロフィールに対応して、任意に設定された名前又は別称であってもよい。また、一例として、送金通知メッセージ1210は、送金要求が発生した匿名チャットルームの情報を含んでもい。匿名チャットルームの情報は、受取人及び送金人が参加する匿名チャットルームに設定された名前(例えば、「AAA」)を含む。
【0183】
一実施形態によれば、送金通知メッセージ1210は、受取要求のためのインターフェーシングオブジェクト1211を含む。受取人は、送金通知メッセージ1210に含まれたインターフェーシングオブジェクト1211を選択することによって、受取要求を送金サーバ又はメッセージングサーバに送信することができる。インターフェーシングオブジェクト1211は、選択入力によってメッセージングサーバ又は送金サーバに送金要求に対応する送金取引識別子及び送金取引のためのトークンを含む受取要求を送信する機能を含むオブジェクトに該当する。
【0184】
図12Bを参照すると、送金通知メッセージ1220は、チャットルームを介して送金人のアカウントに送信される。一例として、送金通知メッセージ1220が送信されるチャットルームは、送金人のアカウントと送金サーバに関するアカウントのチャットルームに該当し、送金サーバに関するアカウントとのチャットルームは、送金サーバに関するアカウントを発信者にして生成される情報性メッセージを伝達するためのタイプのチャットルームに該当する。上述したように、送金通知メッセージ1220が送信されるチャットルームは、送金人と受取人の1:1匿名チャットルームであってもよい。
【0185】
一実施形態によれば、送金通知メッセージ1220は、受取人に一定の金額が送金されたことを通知する内容を含む。一例として、送金通知メッセージ1220に含まれた受取人の情報は受取人の送金要求が発生した匿名チャットルームに従属する臨時プロフィールに設定された名前(例えば、「メロディー」)を含んでもよい。上述したように、臨時プロフィールに設定された名前は、受取人のアカウントに含まれた実名情報でない臨時プロフィールに対応し、任意に設定された名前又は別称に該当する。
【0186】
一実施形態によれば、送金通知メッセージ1220は、送金要求に関する詳細情報を提供するためのインターフェーシングオブジェクト1221を含む。送金人は、送金通知メッセージ1220に含まれたインターフェーシングオブジェクト1221を選択することによって、送金要求に関する詳細情報を表示するページをメッセージングサーバ又は送金サーバに要求することができる。
【0187】
図13は、一実施形態に係るメッセージングサーバで送金サーバと連動して送金サービスを提供する方法の動作フローチャートである。
【0188】
図13を参照すると、一実施形態に係るメッセージングサービスを提供するメッセージングサーバで送金サーバと連動して送金サービスを提供する方法は、送金サーバから、匿名チャットルームを通した送金の受取要求に対応する受取人検証要求を受信するステップS1310、送金サーバに送金の受取を要求したアカウントが受取要求に含まれた受取人の識別子が同じユーザであるか否かを検証するステップS1320、及び検証結果を送金サーバに送信するステップS1330を含む。より具体的に、
図13を参照して説明する動作は、メッセージングサーバで実行される受取プロセスに対応し、一例として、
図13を参照して説明する動作の実行主体であるメッセージングサーバは、
図8に示すメッセージングサーバ810に対応する。
【0189】
一実施形態に係るステップS1310は、送金サーバから受取要求に含まれている受取人識別子が受取を要求したアカウントに対応するか否かの検証要求を受信するステップを含む。受取要求に含まれている受取人識別子は、送金取引情報に含まれた受取人識別子であって、送金要求時送金人が指定した臨時プロフィールの識別子に該当する。送金サーバは、受取を要求したアカウントと受取人識別子に該当する臨時プロフィールの識別子のマッピング情報を格納していないため、受取を要求したアカウントと受取人識別子に該当する臨時プロフィールの識別子が同じユーザであるか否かを検証することができず、メッセージングサーバに検証を要求し得る。
【0190】
一実施形態によれば、受取人は、送金通知メッセージを介してメッセージングサーバ又は送金サーバに受取を要求する。受取要求は、送金通知メッセージに含まれた送金取引情報及び送金取引のためのトークンを含む。例えば、受取要求は、送金要求に対応する送金取引識別子、送金要求に対応する受取人識別子、及び送金要求に対応する送金取引のためのトークンを含む。例えば、
図12Aを参照すると、受取人アカウントに送信された送金通知メッセージは、受取要求のためのインターフェーシングオブジェクト1211を含んでもよく、インターフェーシングオブジェクト1211を選択する入力としてメッセージングサーバ又は送金サーバに送金の受取を要求する。インターフェーシングオブジェクトの選択入力が受信された場合、送金通知メッセージに含まれた送金取引情報を含む受取要求が送金サーバ又はメッセージングサーバに送信され得る。
【0191】
一実施形態によれば、送金サーバに送信された受取要求は、メッセージングサーバを介して受取人から送金サーバに送信されてもよく、受取人から送金サーバに送信されてもよい。メッセージングサーバを介して送信される場合、メッセージングサーバは、受取要求を送信した受取人の受取資格を確認することができ、受取資格に基づいて受取要求を送金サーバに伝達することができる。言い換えれば、送金サービス提供方法は、受取人のアカウントに送信された送金通知メッセージに基づいて、受取人のアカウントから受取要求を受信するステップ及び受取人のアカウントの受取資格の有無に基づいて送金サーバに受取要求を送信するステップをさらに含んでもよい。
【0192】
一実施形態に係るステップS1320は、匿名チャットルームに従属する参加者の臨時プロフィールの識別子及び参加者のアカウントのマッピング情報に基づいて、送金サーバに送金の受取を要求したアカウントが受取要求に含まれている受取人識別子が同じユーザであるか否かを検証するステップを含む。上述したように、メッセージングサーバは、匿名チャットルームに従属する臨時プロフィールの識別子とユーザのアカウントをマッピングして格納することができる。メッセージングサーバは、臨時プロフィールの識別子とアカウントのマッピング情報に基づいて、受取人識別子にマッピングされたアカウントを取得し、取得されたアカウントと受取要求が受信されたアカウントが同じユーザであるか否かを判断することによって、受取人を検証することができる。
【0193】
一実施形態に係るステップS1320は、送金取引のためのトークンに基づいて送金取引を検証するステップをさらに含む。送金取引のためのトークンは、送金サーバに送信された受取要求に含まれてもよく、送金サーバからメッセージングサーバに伝達されてもよい。メッセージングサーバは、マッピング情報に基づいて受取要求に含まれている受取人識別子にマッピングされたアカウントを取得する。メッセージングサーバは、受取人識別子及び取得されたアカウントに基づいてトークンを生成し、生成されたトークンと送金サーバから受信されたトークンとが同一であるか否かを比較することで、送金取引を検証することができる。
【0194】
一実施形態に係るステップS1320は、送金の受取に対する有効期間に基づいて、送金取引を検証するステップをさらに含んでもよい。上述したように、トークンは、受取の有効期間の情報にさらに基づいて生成され、メッセージングサーバは、トークンに基づいて送金取引を検証する過程で、受取の有効期間を確認して送金取引の有効の有無を検証することができる。
【0195】
一実施形態に係るステップS1330は、ステップS1320の受取人検証結果を送金サーバに提供するステップを含む。ステップS1330において、送金サーバに送信される結果は、受取を要求したアカウントが受取要求の送金取引情報に含まれた受取人であるか否かの結果を含んでもよく、送金サーバに臨時プロフィールの識別子とアカウントのマッピング情報が提供されるものではない。
【0196】
一実施形態によれば、送金サーバは、検証結果に基づいて受取要求を処理することができる。受取要求を処理することは、送金人の口座から受取人の口座に送金金額を送信する送金取引を処理することを意味する。一例として、送金取引情報は、送金に対する受取の有効期間に関する情報をさらに含んでもよく、送金サーバは、送金取引情報に含まれた受取の有効期間に基づいて送金取引の処理の有無を決定することができる。送金取引情報に含まれた受取の有効期間内に受取が要求された場合に受取要求を処理することができる。一方、有効期間が経過した場合、有効でない送金取引として判断し、受取要求を処理することができない。受取要求が処理されていない場合、メッセージングサーバに送金取引が処理されていないことを通知し、メッセージングサーバで受取人及び/又は送金人のアカウントに送金取引が処理されていないことをメッセージの形態に通知することができる。送金サーバは、受取要求の処理結果をメッセージングサーバに送信し、メッセージングサーバは、受取通知メッセージを受取人及び/又は送金人のアカウントに送信することができる。受取通知メッセージは、送金の受取が完了したことを通知するメッセージを含む。
【0197】
一例として、一実施形態に係る送金サービス提供方法は、送金サーバから受取要求の処理結果を受信するステップ及び処理結果に反応し、受取を要求したアカウントに受取通知メッセージを送信するステップをさらに含んでもよい。
【0198】
また、一例として、一実施形態に係る送金サービス提供方法は、送金サーバから受取要求の処理結果を受信するステップ及び処理結果に反応して、送金を要求したアカウントに受取通知メッセージを送信するステップをさらに含んでもよい。
【0199】
図14は、一実施形態に係る送金サービスの受取プロセスに関する全体シナリオを例示する図である。
【0200】
図14を参照すると、送金人は、送金を要求したクライアント及び受取人は、送金人によって送金を受取するものと指定されたクライアントである。送金人及び受取人は
図8に示すクライアント830、メッセージングサーバは
図8に示すメッセージングサーバ810、及び送金サーバは送金サーバ820に対応する。一例として、
図14に示された受取プロセスは、
図11に示された送金プロセス以後に実行されるプロセスである。
【0201】
図14を参照すると、受取人は、送金通知メッセージを介してメッセージングサーバに受取を要求(S1401)する。受取要求は、送金通知メッセージに含まれた送金取引情報を含む。
【0202】
一例として、メッセージングサーバは受信された受取要求に反応して、受取人の受取資格を確認(S1402)する。上述したように、受取人の受取資格の確認は、送金プロセスで送金人から受信された送金要求に反応して実行され得る。受取資格の確認は、送金プロセスとは別々に受取プロセスで進行されてもよく、送金プロセスで受取資格確認が実行された場合、受取プロセスにおいて省略されてもよい。
【0203】
一例として、メッセージングサーバは受取資格が確認された場合、送金サーバに受取要求を伝達(S1403)する。受取要求は受取要求を送信した受取人のアカウント、送金取引情報に含まれた受取人識別子及び送金取引識別子を含んでもよく、送金取引のためのトークンをさらに含んでもよい。
【0204】
図14は、メッセージングサーバを介して送金サーバに受取要求が伝達される例を図示しているが、受取要求は、メッセージングサーバを経由せずに送金サーバに直接送信されてもよい。
【0205】
一例として、メッセージングサーバから受取要求を受信した送金サーバは、受取要求に含まれている受取人識別子と受取を要求したアカウントが同じユーザであるか否かの受取人検証をメッセージングサーバに要求(S1405)する。一例として、メッセージングサーバから受取要求を受信した送金サーバは、メッセージングサーバで受取資格確認手続とは別途に受取人認証手続を行い、受取人を認証(S1404)し、受取人が認証された場合、メッセージングサーバに受取人検証を要求(S1405)してもよい。
【0206】
一例として、メッセージングサーバは、受取要求に含まれている受取人識別子である臨時プロフィールの識別子にマッピングされたアカウントを取得し、取得されたアカウントと受取を要求したアカウントが同じユーザであるか否かを判断することで受取人を検証することができる。検証結果と同じユーザとして判断された場合、受取人が有効であるという検証結果を、同一でないユーザと判断された場合、受取人が有効でないとの検証結果を送金サーバに送信(S1406)することができる。
【0207】
一例として、送金サーバは、受取人が有効だという検証結果を受信した場合、受取要求を処理(S1407)し、受取要求の処理結果をメッセージングサーバに送信(S1408)することができる。
【0208】
一例として、メッセージングサーバは、受取要求の処理結果(S1408)を受信することにより、受取人のアカウント及び/又は送金人のアカウントに受取通知メッセージを送信(S1409,S1410)する。
【0209】
図15A及び
図15Bは、一実施形態に係る受取通知メッセージの例示を示す図である。
【0210】
図15Aを参照すると、受取通知メッセージ1510は、チャットルームを介して受取人のアカウントに送信される。一例として、受取通知メッセージ1510が送信されるチャットルームは、受取人のアカウントと送金サーバに関するアカウントのチャットルームに該当し、送金サーバに関するアカウントとのチャットルームは、送金サーバに関するアカウントを発信者して生成される情報性メッセージを伝達するためのタイプのチャットルームである。上述したように、受取通知メッセージ1510が送信されるチャットルームは、送金人と受取人の1:1匿名チャットルームであってもよい。
【0211】
一実施形態によれば、受取通知メッセージ1510は、送金人から送金された一定の金額が受取人によって受取が完了したことを通知する内容を含む。一例として、受取通知メッセージ1510に含まれた送金人の情報は送金人の送金要求が発生した匿名チャットルームに従属する臨時プロフィールに設定された名前(例えば、「カカ」)を含む。上述したように、臨時プロフィールに設定された名前は、送金人のアカウントに含まれた実名情報でない臨時プロフィールに対応して任意に設定された名前又は別称に該当する。
【0212】
一実施形態によれば、受取通知メッセージ1510に含まれた受取人の情報は、受取通知メッセージ1510が送信されるチャットルームのタイプに応じて受取人のアカウントに含まれた実名情報(例えば、「ホン・ギルドン」)に表示されてもよく、臨時プロフィールに表示されてもよい。一例として、受取通知メッセージ1510が送金サーバに関するアカウントとのチャットルームを介して送信される場合、受取通知メッセージ1510に含まれた受取人の情報は、受取人のアカウントに含まれた実名情報(例えば、「ホン・ギルドン」)を含む。受取人のアカウントに送信される受取通知メッセージに受取人のアカウントを臨時プロフィールに表示する必要がないため、受取人情報は、受取人のアカウント情報に表示される。一方、受取通知メッセージ1510が送金人と受取人の1:1匿名チャットルームを介して送信される場合、受取人の実名情報を相手側に露出しされいために、受取通知メッセージ1510に含まれている受取人の情報は受取人の臨時プロフィールに示される。
【0213】
また、一例として、受取通知メッセージ1510は、送金要求が発生した匿名チャットルームの情報を含んでもよい。匿名チャットルームの情報は、受取人及び送金人が参加する匿名チャットルームに設定された名前(例えば、「AAA」)を含むことができる。
【0214】
一実施形態によれば、受取通知メッセージ1510は、送金取引に関する詳細情報を提供するためのインターフェーシングオブジェクト1511を含む。受取人は、受取通知メッセージ1510に含まれたインターフェーシングオブジェクト1511を選択することで、送金取引に関する詳細情報を表示するページをメッセージングサーバ又は送金サーバに要求することができる。
【0215】
図15Bを参照すると、受取通知メッセージ1520は、チャットルームを介して送金人のアカウントに送信される。一例として、受取通知メッセージ1520が送信されるチャットルームは、送金人のアカウントと送金サーバに関するアカウントのチャットルームに該当し、送金サーバに関するアカウントとのチャットルームは送金サーバに関するアカウントを発信者にして生成される情報性メッセージを伝達するためのタイプのチャットルームに該当する。上述したように、受取通知メッセージ1510が送信されるチャットルームは、送金人と受取人の1:1匿名チャットルームであってもよい。。
【0216】
一実施形態によれば、受取通知メッセージ1520は、送金人から送金された一定の金額が受取人によって受取が完了したことを通知する内容を含む。一例として、受取通知メッセージ1520に含まれた受取人の情報は、送金人の送金要求が発生した匿名チャットルームに従属する臨時プロフィールに設定された名前(例えば、「メロディー」)を含んでもよい。上述したように、臨時プロフィールに設定された名前は、受取人のアカウントに含まれた実名情報でない臨時プロフィールに対応して任意に設定された名前又は別称であってもよい。
【0217】
一実施形態によれば、受取通知メッセージ1520に含まれた送金人の情報は、受取通知メッセージ1520が送信されるチャットルームのタイプに応じて、送金人のアカウントに含まれた実名情報(例えば、「キム・カカ」)に表示されてもよく、臨時プロフィールに表示されてもよい。一例として、受取通知メッセージ1520が送金サーバに関するアカウントとのチャットルームを介して送信される場合、受取通知メッセージ1520に含まれた送金人の情報は、送金人のアカウントに含まれた実名情報(例えば、「キム・カカ」)を含む。送金人のアカウントに送信される受取通知メッセージに送金人のアカウントを臨時プロフィールに表示する必要がないため、送金人情報は、送金人のアカウント情報に表示される。一方、受取通知メッセージ1520が送金人と受取人の1:1匿名チャットルームを介して送信される場合、送金人の実名情報を相手側に露出しないために、受取通知メッセージ1520に含まれた送金人の情報は送金人の臨時プロフィールに表示される。
【0218】
また、一例として、受取通知メッセージ1510は、送金要求が発生した匿名チャットルームの情報を含んでもよい。匿名チャットルームの情報は、受取人及び送金人が参加する匿名チャットルームに設定された名前(例えば、「AAA」)を含んでもよい。
【0219】
一実施形態によれば、受取通知メッセージ1520は、送金取引に関する詳細情報を提供するためのインターフェーシングオブジェクト1521を含む。送金人は、受取通知メッセージ1510に含まれたインターフェーシングオブジェクト1521を選択することで、送金取引に関する詳細情報を表示するページをメッセージングサーバ又は送金サーバに要求することができる。
【0220】
図16は、一実施形態に係る送金システムのハードウェア構成の例示図である。
【0221】
図16を参照すると、一実施形態に係る送金システムは、ネットワーク1610を介して接続されたメッセージングサーバ810、送金サーバ820及びクライアント830を含む。一例として、
図16に示された送金システムは、
図8に示された送金システムに対応し、メッセージングサーバ810、送金サーバ820及びクライアント830は、それぞれ
図8に示すメッセージングサーバ810、送金サーバ820及びクライアント830に対応する。一例として、
図16に図示していないが、送金システムは、認証サーバをさらに含んでもよく、認証サーバは、メッセージングサーバ810と連動して送金資格及び受取資格確認のための認証動作を行ってもよい。
【0222】
一実施形態に係るクライアント830は、コンピュータ装置で具現されるモバイル端末であってもよい。例えば、クライアント830は、無線又は有線通信方式を用いてネットワーク1610を通じてメッセージングサーバ810、送金サーバ820及び/又は他の電子機器と通信することができる。
【0223】
一実施形態に係るメッセージングサーバ810及び送金サーバ820は、クライアント830及び/又は他のサーバとネットワーク1610を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供するコンピュータ装置又は複数のコンピュータ装置のように実現されてもよい。通信方式は制限されず、ネットワーク1610が含んでもよく、通信網(例えば、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を活用する通信方式、機器の間の近距離無線通信方式を含んでもよい。例えば、ネットワーク1610は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでもよい。
【0224】
一実施形態によれば、メッセージングサーバ810は、ネットワーク1610を介して接続したクライアント830にアプリケーションのインストールのためのファイルを提供することができる。この場合、クライアント830は、メッセージングサーバ810から提供されたファイルを用いてアプリケーション(例えば、インスタントメッセージングアプリ)をインストールする。また、クライアント830が含むオペレーティングシステム(Operating System、OS)及び少なくとも1つのプログラム(例えば、ブラウザ又はインストールされたアプリケーション)の制御に応じて、メッセージングサーバ810に接続してメッセージングサーバ810が提供するサービスやコンテンツが提供され得る。例えば、クライアント830がアプリケーションの制御に応じて、ネットワーク1610を介してサービス要求メッセージをメッセージングサーバ810に送信すると、メッセージングサーバ810は、サービス要求メッセージに対応するコードをクライアント830に送信し、クライアント830は、アプリケーションの制御に応じてコードによる画面を構成して表示することで、ユーザにコンテンツを提供することができる。
【0225】
一実施形態によれば、クライアント830及びメッセージングサーバ810は、メモリ1611,1621、プロセッサ1613,1623、通信モジュール1615,1625、及び入出力インターフェース1617,1627を含む。
【0226】
一実施形態に係るプロセッサ1613,1623は、
図8~
図15Bを介して前述した少なくとも1つの動作を行うことができる。例えば、プロセッサ1613は、
図10及び
図11を参照して前述したメッセージングサーバ810で送金サーバ820と連動して提供する送金サービス利用のためのクライアント830の少なくとも1つの動作を実行し、プロセッサ1623は、
図9、
図11、
図13及び
図14を参照して前述した送金サーバ820と連動して送金サービスを提供するメッセージングサーバ810で実行される少なくとも1つの動作を行ってもよい。プロセッサ1613,1623は、基本的な算術、ロジック及び入出力演算を行うことで、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成することができる。命令は、メモリ1611,1621又は通信モジュール1615,1625によってプロセッサ1613,1623に提供される。
【0227】
メモリ1611,1621は、コンピュータで読み出し可能な記録媒体として、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよい。一実施形態に係るメモリ1611,1621は、
図8~
図15Bを介して前述した送金サービスに関する情報を格納する。一例として、メモリ1621は、加入したユーザに対応して生成されたアカウント及びアカウントの認証情報を格納し、匿名チャットルームに従属する臨時プロフィールの識別子と臨時プロフィールが付与されたユーザのアカウントのマッピング情報を格納することができる。
【0228】
一実施形態に係るメモリ1611は、メッセージングサーバ810でネットワーク1610を介して提供するファイルによってクライアント830にインストールされて駆動するインスタントメッセージングアプリのためのコードを含む。
【0229】
一実施形態に係るメモリ1621は、
図8~
図15Bを介して前述したメッセージングサーバ810で送金サーバ820と実行される送金サービス提供のための動作が具現されたプログラムを格納する。
【0230】
一実施形態に係る通信モジュール1615,1625は、ネットワーク1610を介してクライアント830、メッセージングサーバ810及び送金サーバ820が互いに通信するための機能を提供し、他の電子機器又は他のサーバと通信するための機能を提供することができる。
【0231】
一例として、クライアント830のプロセッサ1613がメモリ1611のような記録装置に格納されたインスタントメッセージングアプリに関するプログラムコードにより生成した要求が通信モジュール1615の制御に応じて、ネットワーク1610を介してメッセージングサーバ810に送信されてもよい。
【0232】
一例として、メッセージングサーバ810のプロセッサ1623の制御に応じて提供される制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどが通信モジュール1625とネットワーク1610を経てクライアント830の通信モジュール1615を介してクライアント830で受信され、又は送金サーバ820に受信されてもよい。
【0233】
入出力インターフェース1617,1627は、入出力装置1619とのインターフェースのための手段であってもよい。例えば、入力装置は、キーボード又はマウスなどの装置を、そして出力装置は、アプリケーションの通信セッションを表示するためのディスプレイのような装置を含む。異なる例として、入出力インターフェース1617は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに組み込まれた装置とのインターフェースのための手段であってもよい。より具体的な例として、クライアント830のプロセッサ1613は、メモリ1611にロードされたコンピュータプログラムの命令を処理することにおいて、メッセージングサーバ810が提供するデータを用いて構成されるサービス画面やコンテンツが入出力インターフェース1617を介してディスプレイに表示される。ユーザから受信された入出力装置1619を通した入力は、入出力インターフェース1617を介してクライアント830のプロセッサ1613で処理可能な形態に提供され得る。
【0234】
一実施形態によれば、クライアント830及びメッセージングサーバ810は、
図16に図示されていない他の構成要素を含むことができる。例えば、クライアント830は、上述した入出力装置1619のうち少なくとも一部を含むように実現されたり、又は、トランシーバー(transceiver)、GPS(Global Positioning System)モジュール、カメラ、各種センサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもい。
【0235】
以上で説明された実施形態は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、又はハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素の組み合せで具現される。例えば、本実施形態で説明した装置及び構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPA(field programmable array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサー、又は命令(instruction)を実行して応答する異なる装置のように、1つ以上の汎用コンピュータ又は特殊目的コンピュータを用いて具現される。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)及びオペレーティングシステム上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行する。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答してデータをアクセス、格納、操作、処理、及び生成する。理解の便宜のために、処理装置は1つが使用されるものとして説明する場合もあるが、当技術分野で通常の知識を有する者は、処理装置が複数の処理要素(processing element)及び/又は複数類型の処理要素を含むことが把握する。例えば、処理装置は、複数のプロセッサ又は1つのプロセッサ及び1つのコントローラを含む。また、並列プロセッサ(parallel processor)のような、他の処理構成も可能である。
【0236】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、又はそのうちの一つ以上の組合せを含み、希望の通りに動作するよう処理装置を構成したり、独立的又は結合的に処理装置を命令することができる。ソフトウェア及び/又はデータは、処理装置によって解釈されたり処理装置に命令又はデータを提供するために、いずれかの類型の機械、構成要素、物理的装置、仮想装置、コンピュータ格納媒体又は装置、又は送信される信号波に永久的又は一時的に具体化することができる。ソフトウェアはネットワークに連結されたコンピュータシステム上に分散され、分散した方法で格納されたり実行され得る。ソフトウェア及びデータは一つ以上のコンピュータで読出し可能な記録媒体に格納され得る。
【0237】
本実施形態による方法は、様々なコンピュータ手段を介して実施されるプログラム命令の形態で具現され、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される。記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独又は組み合せて含む。記録媒体及びプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計して構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例として、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気-光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含む。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0238】
上記で説明したハードウェア装置は、本発明に示す動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成してもよく、その逆も同様である。
【0239】
上述したように実施形態をたとえ限定された図面によって説明したが、当技術分野で通常の知識を有する者であれば、上記の説明に基づいて様々な技術的な修正及び変形を適用することができる。例えば、説明された技術が説明された方法と異なる順に実行され、及び/又は説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が説明された方法とは異なる形態に結合又は組み合わせられてもよく、他の構成要素又は均等物によって置き換え又は置換されたとしても適切な結果を達成することができる。
【0240】
したがって、他の具現、他の実施形態および特許請求の範囲と均等なものも後述する特許請求範囲の範囲に属する。