(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024128547
(43)【公開日】2024-09-24
(54)【発明の名称】ウェブコンテンツ提供支援装置、ウェブコンテンツ提供支援方法、プログラム及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
G06F 8/60 20180101AFI20240913BHJP
【FI】
G06F8/60
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023037559
(22)【出願日】2023-03-10
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVASCRIPT
(71)【出願人】
【識別番号】000232092
【氏名又は名称】NECソリューションイノベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115255
【弁理士】
【氏名又は名称】辻丸 光一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201732
【弁理士】
【氏名又は名称】松縄 正登
(74)【代理人】
【識別番号】100154081
【弁理士】
【氏名又は名称】伊佐治 創
(74)【代理人】
【識別番号】100227019
【弁理士】
【氏名又は名称】安 修央
(72)【発明者】
【氏名】石田 州裕
(72)【発明者】
【氏名】外村 彰英
(72)【発明者】
【氏名】片山 紘希
(72)【発明者】
【氏名】山地 智
(72)【発明者】
【氏名】足立 浩基
(72)【発明者】
【氏名】高橋 昌也
(72)【発明者】
【氏名】山上 辰典
【テーマコード(参考)】
5B376
【Fターム(参考)】
5B376AA07
5B376AA11
5B376AA25
5B376AA32
5B376BC34
(57)【要約】
【課題】 ウェブコンテンツの盗用を防止できるウェブコンテンツ提供支援装置を提供するする。
【解決手段】 本発明のウェブコンテンツ提供支援装置は、アクセス情報取得部、実行環境生成部、実行部、画像生成部、および出力部を含み、
前記アクセス情報取得部は、ユーザ端末からアクセス情報を取得し、
前記実行環境生成部は、前記ユーザ端末ごとに、前記アクセス情報に基づいて特定されるウェブサーバの機能を実行するための実行環境を生成し、
前記実行部は、前記実行環境上で前記ウェブサーバの機能を実行し、
前記画像生成部は、前記実行環境における実行結果に基づいてユーザ端末に表示する画像情報を生成し、
前記出力部は、前記ユーザ端末に前記画像情報を出力する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクセス情報取得部、実行環境生成部、実行部、画像生成部、および出力部を含み、
前記アクセス情報取得部は、ユーザ端末からアクセス情報を取得し、
前記実行環境生成部は、前記ユーザ端末ごとに、前記アクセス情報に基づいて特定されるウェブサーバの機能を実行するための実行環境を生成し、
前記実行部は、前記実行環境上で前記ウェブサーバの機能を実行し、
前記画像生成部は、前記実行環境における実行結果に基づいてユーザ端末に表示する画像情報を生成し、
前記出力部は、前記ユーザ端末に前記画像情報を出力する、ウェブコンテンツ提供支援装置。
【請求項2】
前記実行部は、前記実行環境上でブラウザを実行し、前記ブラウザ上で前記ウェブサーバにアクセスし、前記ブラウザで前記ウェブサーバの機能を実行する、請求項1記載のウェブコンテンツ提供支援装置。
【請求項3】
前記実行環境生成部は、前記実行環境として、コンテナ型仮想化環境を生成する、請求項1または2に記載のウェブコンテンツ提供支援装置。
【請求項4】
操作情報取得部を含み、
前記操作情報取得部は、前記画像情報上におけるユーザ端末の操作情報を取得し、
前記実行部は、前記操作情報に基づいて前記実行環境上で前記ウェブサーバの機能を操作し、
前記画像生成部は、前記操作結果に基づいて前記画像情報を生成し、
前記出力部は、前記ユーザ端末に前記画像情報を出力する、請求項1または2記載のウェブコンテンツ提供支援装置。
【請求項5】
ウェブコンテンツの盗用防止用である、請求項1または2記載のウェブコンテンツ提供支援装置。
【請求項6】
アクセス情報取得工程、実行環境生成工程、実行工程、画像生成工程、および出力工程を含み、
前記アクセス情報取得工程は、ユーザ端末からアクセス情報を取得し、
前記実行環境生成工程は、前記ユーザ端末ごとに、前記アクセス情報に基づいて特定されるウェブサーバの機能を実行するための実行環境を生成し、
前記実行工程は、前記実行環境上で前記ウェブサーバの機能を実行し、
前記画像生成工程は、前記実行環境における実行結果に基づいてユーザ端末に表示する画像情報を生成し、
前記出力工程は、前記ユーザ端末に前記画像情報を出力する、ウェブコンテンツ提供支援方法。
【請求項7】
前記実行工程は、前記実行環境上でブラウザを実行し、前記ブラウザ上で前記ウェブサーバにアクセスし、前記ブラウザで前記ウェブサーバの機能を実行する、請求項6記載のウェブコンテンツ提供支援方法。
【請求項8】
前記実行環境生成工程は、前記実行環境として、コンテナ型仮想化環境を生成する、請求項6または7に記載のウェブコンテンツ提供支援方法。
【請求項9】
アクセス情報取得手順、実行環境生成手順、実行手順、画像生成手順、および出力手順を含み、
前記アクセス情報取得手順は、ユーザ端末からアクセス情報を取得し、
前記実行環境生成手順は、前記ユーザ端末ごとに、前記アクセス情報に基づいて特定されるウェブサーバの機能を実行するための実行環境を生成し、
前記実行手順は、前記実行環境上で前記ウェブサーバの機能を実行し、
前記画像生成手順は、前記実行環境における実行結果に基づいてユーザ端末に表示する画像情報を生成し、
前記出力手順は、前記ユーザ端末に前記画像情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項10】
アクセス情報取得手順、実行環境生成手順、実行手順、画像生成手順、および出力手順を含み、
前記アクセス情報取得手順は、ユーザ端末からアクセス情報を取得し、
前記実行環境生成手順は、前記ユーザ端末ごとに、前記アクセス情報に基づいて特定されるウェブサーバの機能を実行するための実行環境を生成し、
前記実行手順は、前記実行環境上で前記ウェブサーバの機能を実行し、
前記画像生成手順は、前記実行環境における実行結果に基づいてユーザ端末に表示する画像情報を生成し、
前記出力手順は、前記ユーザ端末に前記画像情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェブコンテンツ提供支援装置、ウェブコンテンツ提供支援方法、プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
ウェブブラウザは通常、高機能なウェブサイトのスクリプトなどを実行可能なようにプログラミングされ、様々な機能を実行可能である(例えば、特許文献1等)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、スクリプトを用いた高機能なウェブサイトは、閲覧者により、ウェブサイトに実装されたスクリプト等のウェブコンテンツが盗用可能であるという課題がある。
【0005】
そこで本発明は、ウェブコンテンツの盗用を防止できるウェブコンテンツ提供支援装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明のウェブコンテンツ提供支援装置は、
アクセス情報取得部、実行環境生成部、実行部、画像生成部、および出力部を含み、
前記アクセス情報取得部は、ユーザ端末からアクセス情報を取得し、
前記実行環境生成部は、前記ユーザ端末ごとに、前記アクセス情報に基づいて特定されるウェブサーバの機能を実行するための実行環境を生成し、
前記実行部は、前記実行環境上で前記ウェブサーバの機能を実行し、
前記画像生成部は、前記実行環境における実行結果に基づいてユーザ端末に表示する画像情報を生成し、
前記出力部は、前記ユーザ端末に前記画像情報を出力する。
【0007】
本発明のウェブコンテンツ提供支援方法は、
アクセス情報取得工程、実行環境生成工程、実行工程、画像生成工程、および出力工程を含み、
前記アクセス情報取得工程は、ユーザ端末からアクセス情報を取得し、
前記実行環境生成工程は、前記ユーザ端末ごとに、前記アクセス情報に基づいて特定されるウェブサーバの機能を実行するための実行環境を生成し、
前記実行工程は、前記実行環境上で前記ウェブサーバの機能を実行し、
前記画像生成工程は、前記実行環境における実行結果に基づいてユーザ端末に表示する画像情報を生成し、
前記出力工程は、前記ユーザ端末に前記画像情報を出力する。
【0008】
本発明のプログラムは、
アクセス情報取得手順、実行環境生成手順、実行手順、画像生成手順、および出力手順を含み、
前記アクセス情報取得手順は、ユーザ端末からアクセス情報を取得し、
前記実行環境生成手順は、前記ユーザ端末ごとに、前記アクセス情報に基づいて特定されるウェブサーバの機能を実行するための実行環境を生成し、
前記実行手順は、前記実行環境上で前記ウェブサーバの機能を実行し、
前記画像生成手順は、前記実行環境における実行結果に基づいてユーザ端末に表示する画像情報を生成し、
前記出力手順は、前記ユーザ端末に前記画像情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0009】
本発明の記録媒体は、
アクセス情報取得手順、実行環境生成手順、実行手順、画像生成手順、および出力手順を含み、
前記アクセス情報取得手順は、ユーザ端末からアクセス情報を取得し、
前記実行環境生成手順は、前記ユーザ端末ごとに、前記アクセス情報に基づいて特定されるウェブサーバの機能を実行するための実行環境を生成し、
前記実行手順は、前記実行環境上で前記ウェブサーバの機能を実行し、
前記画像生成手順は、前記実行環境における実行結果に基づいてユーザ端末に表示する画像情報を生成し、
前記出力手順は、前記ユーザ端末に前記画像情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ウェブコンテンツの盗用を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1は、実施形態1のウェブコンテンツ提供支援装置の一例の構成を示すブロック図である。
【
図2】
図2は、実施形態1のウェブコンテンツ提供支援装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、実施形態1のウェブコンテンツ提供支援装置における処理の一例を示すフローチャートである。
【
図4】
図4は、実施形態2のウェブコンテンツ提供支援装置の一例の構成を示すブロック図である。
【
図5】
図5は、実施形態2のウェブコンテンツ提供支援装置における処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
次に、本発明の実施形態について図を用いて説明する。本発明は、以下の実施形態には限定されない。以下の各図において、同一部分には、同一符号を付している。また、各実施形態の説明は、特に言及がない限り、互いの説明を援用でき、各実施形態の構成は、特に言及がない限り、組合せ可能である。
【0013】
[実施形態1]
本実施形態のウェブコンテンツ提供支援装置について、
図1を用いて説明する。
図1は、本実施形態のウェブコンテンツ提供支援装置10の一例の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、ウェブコンテンツ提供支援装置10(以下、「本装置10」ともいう)は、アクセス情報取得部11、実行環境生成部12、実行部13、画像生成部14、および出力部15を含む。また、図示していないが、本装置10は、例えば、記憶部、入力部、及び出力部を含んでもよい。
【0014】
本装置10は、例えば、前記各部を含む1つの装置でもよいし、前記各部が、通信回線網を介して接続可能な装置でもよい。また、本装置10は、
図1に示すように、通信回線網20を介して、ユーザ端末30や、後述する外部装置と接続可能である。通信回線網20は、特に制限されず、公知のネットワークを使用でき、例えば、有線でも無線でもよい。通信回線網20は、例えば、インターネット回線、WWW(World Wide Web)、電話回線、LAN(Local Area Network)、SAN(Storage Area Network)、DTN(Delay Tolerant Networking)、LPWA(Low Power Wide Area)、L5G(ローカル5G)、等があげられる。無線通信としては、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ローカル5G、LPWA等が挙げられる。前記無線通信としては、各装置が直接通信する形態(Ad Hoc通信)、インフラストラクチャ(infrastructure通信)、アクセスポイントを介した間接通信等であってもよい。本装置10は、例えば、システムとしてサーバに組み込まれていてもよい。また、本装置10は、例えば、本発明のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC、例えば、デスクトップ型、ノート型)、スマートフォン、タブレット端末等であってもよい。本装置10は、対象物を撮像可能な撮像端末(例えば、カメラ付きのスマートフォン、タブレット端末等)であってもよいし、前記撮像端末と通信可能な装置であってもよい。さらに、本装置10は、例えば、前記各部のうち少なくとも一つがサーバ上にあり、その他の前記各部が端末上にあるような、クラウドコンピューティングやエッジコンピューティング等の形態であってもよい。
【0015】
図2に、本装置10のハードウェア構成のブロック図を例示する。本装置10は、例えば、中央処理装置(CPU、GPU等)101、メモリ102、バス103、記憶装置104、入力装置105、出力装置106、通信デバイス107等を含む。本装置10の各部は、それぞれのインタフェース(I/F)により、バス103を介して相互に接続されている。
【0016】
中央処理装置101は、コントローラ(システムコントローラ、I/Oコントローラ等)等により、他の構成と連携動作し、本装置10の全体の制御を担う。本装置10において、中央処理装置101により、例えば、本発明のプログラムやその他のプログラムが実行され、また、各種情報の読み込みや書き込みが行われる。具体的には、例えば、中央処理装置101が、アクセス情報取得部11、実行環境生成部12、実行部13、画像生成部14、および出力部15として機能する。本装置10は、演算装置として、CPU、GPU(Graphics Processing Unit)、APU(Accelerated Processing Unit)等の他の演算装置を備えてもよいし、これらの組合せを備えてもよい。
【0017】
バス103は、例えば、外部装置とも接続できる。前記外部装置は、例えば、ユーザ端末30、外部記憶装置(外部データベース等)、プリンタ、外部入力装置、外部表示装置、スピーカ等の音声出力装置、カメラ等の外部撮像装置、および加速度センサ、地磁気センサ、方向センサ等の各種センサ等があげられる。本装置10は、例えば、バス103に接続された通信デバイス107により、外部ネットワーク(前記通信回線網)に接続でき、外部ネットワークを介して、ユーザの端末等の他の装置と接続することもできる。
【0018】
メモリ102は、例えば、メインメモリ(主記憶装置)が挙げられる。中央処理装置101が処理を行う際には、例えば、後述する記憶装置104に記憶されている本発明のプログラム等の種々の動作プログラムを、メモリ102が読み込み、中央処理装置101は、メモリ102からデータを受け取って、プログラムを実行する。前記メインメモリは、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)である。また、メモリ102は、例えば、ROM(読み出し専用メモリ)であってもよい。
【0019】
記憶装置104は、例えば、前記メインメモリ(主記憶装置)に対して、いわゆる補助記憶装置ともいう。前述のように、記憶装置104には、本発明のプログラムを含む動作プログラムが格納されている。記憶装置104は、例えば、記録媒体と、記録媒体に読み書きするドライブとの組合せであってもよい。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、内蔵型でも外付け型でもよく、HD(ハードディスク)、CD-ROM、CD-R、CD-RW、MO、DVD、フラッシュメモリー、メモリーカード等が挙げられる。記憶装置104は、例えば、記録媒体とドライブとが一体化されたハードディスクドライブ(HDD)、及びソリッドステートドライブ(SSD)であってもよい。本装置10が、例えば、前記記憶部を含む場合、記憶装置104が前記記憶部として機能する。記憶装置104は、例えば、後述するアクセス情報、実行環境、画像情報の少なくとも一つを記憶していてもよい。
【0020】
本装置10において、メモリ102及び記憶装置104は、ログ情報、外部データベース(図示せず)や外部の装置から取得した情報、本装置10によって生成した情報、本装置10が処理を実行する際に用いる情報等の種々の情報を記憶することも可能である。なお、少なくとも一部の情報は、例えば、メモリ102及び記憶装置104以外の外部サーバに記憶されていてもよいし、複数の端末にブロックチェーン技術等を用いて分散して記憶されていてもよい。
【0021】
本装置10は、例えば、さらに、入力装置105、出力装置106を備える。入力装置105は、例えば、タッチパネル、トラックパッド、マウス等のポインティングデバイス;キーボード;カメラ、スキャナ等の撮像手段;ICカードリーダ、磁気カードリーダ等のカードリーダ;マイク等の音声入力手段;等があげられる。出力装置106は、例えば、LEDディスプレイ、液晶ディスプレイ等の表示装置;スピーカ等の音声出力装置;プリンタ;等があげられる。本実施形態1において、入力装置105と出力装置106とは、別個に構成されているが、入力装置105と出力装置106とは、タッチパネルディスプレイのように、一体として構成されてもよい。
【0022】
ユーザ端末30は、例えば、本装置10を介して後述するウェブサーバのサービスを利用するユーザの端末である。ユーザ端末30は、特に制限されず、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブルデバイス、PC等があげられる。
【0023】
つぎに、本実施形態のウェブコンテンツ提供支援方法の一例を、
図3のフローチャートに基づき説明する。本実施形態のウェブコンテンツ提供支援方法は、例えば、
図1から
図2に示すウェブコンテンツ提供支援装置10を用いて、次のように実施する。なお、本実施形態のウェブコンテンツ提供支援方法は、
図1から
図2のウェブコンテンツ提供支援装置10の使用には限定されない。
【0024】
アクセス情報取得部11は、ユーザ端末30からアクセス情報を取得する(S1、アクセス情報取得工程)。前記アクセス情報は、例えば、後述するウェブサーバの機能を特定するための情報であり、具体的には、例えば、URI(Uniform Resource Identifier)、URL(Uniform Resource Locator)、URN(Uniform Resource Name)等があげられる。前記ウェブサーバの機能は、ウェブサーバから提供されるウェブコンテンツにより実行可能なものであれば特に制限されない。前記ウェブコンテンツは、例えば、JavaScript等のスクリプト、ウェブサイトのソース、各種プログラム等があげられる。まず、本装置10の実行に先立ち、前記ウェブサーバで前記機能を提供するサービスを実施するサービス提供者は、本装置10に前記アクセス情報を登録する。本装置10は、登録されたアクセス情報を前記記憶部に記憶する。そして、前記アクセス情報が入力された場合に、前記ウェブサーバに直接アクセスするのではなく、本装置10にアクセスできるように設定する。本装置10を介して前記ウェブサーバの機能を利用するユーザは、例えば、前記サービス提供者のサービスを利用するにあたり、ユーザ端末30にて前記アクセス情報を入力する。ユーザ端末30にアクセス情報が入力されると、アクセス情報取得部11は、通信回線網20を介してユーザ端末30からアクセス情報を取得できる。アクセス情報取得部11は、例えば、取得した前記アクセス情報を記憶装置104またはメモリ102に記憶してもよい。
【0025】
アクセス情報取得部11は、例えば、前記アクセス情報と紐づけて、ユーザ端末30を特定するユーザ端末識別情報を取得してもよい。前記ユーザ端末識別情報は、例えば、ユーザ端末30を識別するための情報であり、ユーザの氏名または名称、ニックネーム、年齢、住所、電話番号、メールアドレス、ID、パスワード等のユーザ自身の情報でもよいし、ユーザ端末の情報であってもよい。前記ユーザ端末の情報は、例えば、電話番号、メールアドレス、ID、パスワード、IPアドレス、MACアドレス、端末の機器固有情報(端末のシリアルナンバー、国際移動体装置識別番号(International Mobile Equipment Identifier)等の識別番号)等の情報があげられる。
【0026】
つぎに、実行環境生成部12は、ユーザ端末30ごとに、前記アクセス情報に基づいて特定されるウェブサーバの機能を実行するための実行環境を生成する(S2、実行環境生成工程)。前記実行環境は、前記ウェブサーバの機能を実行するための仮想化環境であり、ハイパーバイザー型仮想化環境でもよいし、コンテナ型仮想化環境でもよいが、コンテナ型仮想化環境であることが好ましい。前記コンテナ型仮想化環境としては、例えば、Dockerコンテナがあげられるが、これには限定されない。実行環境生成部12は、例えば、前記ユーザ端末識別情報と紐づけて前記実行環境を生成できる。
【0027】
つぎに、実行部13は、前記実行環境上において前記ウェブサーバの機能を実行する(S3、実行工程)。実行部13は、例えば、前記実行環境上でブラウザを起動し、前記ブラウザ上で前記アクセス情報により特定されるウェブサーバにアクセスする。そして、実行部13は、前記ブラウザで前記ウェブサーバの機能を実行する。具体的に、実行部13は、例えば、前記ウェブサーバが提供するウェブサイトのコンテンツを取得し、前記ブラウザで前記コンテンツを実行させる。前記コンテンツは、特に制限されず、例えば、JavaScript等のスクリプト、ウェブサイトのソース、各種プログラム等があげられる。また、前記ウェブサーバは、図示していないが、例えば、本装置10の構成の一部であってもよいし、本装置10外のウェブサーバでもよい。
【0028】
つぎに、画像生成部14は、前記実行環境における実行結果に基づいてユーザ端末30に表示する画像情報を生成する(S4、画像生成工程)。画像生成部14は、例えば、前記コンテンツを実行するブラウザの画面イメージを取得することにより、前記画像情報を生成できる。前記画面イメージの取得は、例えば、前記ブラウザの画面をキャプチャすることにより取得してもよいし、前記ブラウザで前記コンテンツを実行した結果の画像情報を描画することにより取得してもよい。
【0029】
そして、出力部15は、ユーザ端末30に前記画像情報を出力する(S5、出力工程)。出力部15が出力する画像情報は、例えば、HTML5のCANVAS領域を含むことが好ましい。ユーザ端末30は、出力された前記画像情報を取得し、取得した前記画像情報をユーザ端末30の表示部に表示できる。これにより、ユーザは、前記ウェブサーバの機能の実行結果を確認することができる。
【0030】
また、本実施形態のウェブコンテンツ提供支援装置10は、例えば、前記ウェブサーバの機能にあわせて前記ブラウザをチューニングしてもよい。これにより、例えば、前記ブラウザを前記ウェブサーバの機能にあわせて最適化できる。本装置10がこのような機能を有している場合、例えば、ユーザ端末側のブラウザの設定を変えずに最適化したウェブサーバの機能を実現できる。
【0031】
本実施形態のウェブコンテンツ提供支援装置10によれば、ユーザが入力したアクセス情報にて特定されるウェブサーバの機能を本装置10が生成した実行環境にて実行し、実行結果の画像をユーザ端末に出力できる。ウェブサーバに対し、ユーザ端末のブラウザで直接アクセスを許可すると、ユーザ端末のブラウザから、ウェブサーバが提供するコンテンツを閲覧、盗用することができる。これに対し、本実施形態のウェブコンテンツ提供支援装置10によれば、例えば、ユーザ端末によりウェブサーバに直接アクセスさせるのではなく、本装置10の実行環境上で前記ウェブサーバの機能を実行し、実行結果を示す画像情報をユーザ端末に出力できる。このため、本実施形態のウェブコンテンツ提供支援装置によれば、ユーザ端末からウェブサーバの機能を実現するためのウェブコンテンツ(例えば、JavaScript等のスクリプト、ウェブサイトのソース、各種プログラム等)へのアクセスを防止できるため、これらのウェブコンテンツの盗用を防止できる。このため、本実施形態のウェブコンテンツ提供支援装置10は、例えば、ウェブコンテンツの盗用防止に有用であり、特にJavaScript等のスクリプトの盗用防止に有用である。また、高機能なウェブサイトは、その機能の実現のため、アクセスしたユーザ端末のリソースを使用する。このため、機能の実現にあたり、ユーザ端末のハードウェアスペックの影響を受けるため、一定以下のハードウェアスペックのユーザ端末での機能実行に支障が出る場合がある。これに対し、本実施形態のウェブコンテンツ提供支援装置10によれば、本装置10の実行環境上でウェブサーバの機能を実行できるため、ユーザ端末のハードウェアリソースの影響を抑制でき、ユーザ端末のハードウェアスペックに依存しない安定したウェブサイトの機能の提供が可能になる。
【0032】
[実施形態2]
実施形態2は、本発明のウェブコンテンツ提供支援装置の他の例である。
【0033】
本実施形態のウェブコンテンツ提供支援装置は、実施形態1のウェブコンテンツ提供支援装置10の構成に加えて、操作情報取得部を含むこと以外は前記実施形態1のウェブコンテンツ提供支援装置10と同様であり、その説明を援用できる。本実施形態のウェブコンテンツ提供支援装置10Aは、例えば、操作情報取得部16を含む。
【0034】
図4は、本実施形態のウェブコンテンツ提供支援装置10Aの一例の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、ウェブコンテンツ提供支援装置10Aは、実施形態1のウェブコンテンツ提供支援装置10の構成に加えて、操作情報取得部16を含む。ウェブコンテンツ提供支援装置10Aのハードウェア構成は、
図2のウェブコンテンツ提供支援装置10のハードウェア構成において、中央処理装置101が、
図1のウェブコンテンツ提供支援装置10の構成に代えて、
図4のウェブコンテンツ提供支援装置10Aの構成を備える以外は同様である。以下、操作情報取得部16の処理を説明する。操作情報取得部16の処理は、例えば、前記実施形態1で説明した
図3のフローチャートにおける任意の位置に適宜挿入できるが、
図5に示すように、S5の後に挿入されることが好ましい。
【0035】
まず、前記実施形態1のウェブコンテンツ提供支援方法におけるS1~S5と同様にして、S1~S5を実施し、ユーザ端末に画像情報を出力する。
【0036】
つぎに、操作情報取得部16は、前記画像情報上におけるユーザ端末の操作情報を取得する(S11、操作情報取得工程)。前記操作情報は、例えば、ユーザ端末30の表示部に表示された前記画像情報上における、ユーザ端末30への各種入力デバイス(キーボード、マウス、タッチパネル等)の操作情報があげられる。前記操作情報の種類は、特に制限されず、例えば、ユーザ端末30に接続された入力デバイスの操作情報であればよい。具体的に、操作情報取得部16は、例えば、前記画像情報がHTML5のCANVAS領域を含む場合、前記CANVAS領域上におけるマウス操作(マウスオーバーやクリック等、これらのCANVAS領域内における座標情報を含む)、タッチパネル操作(タップ、フリック、スワイプ等の有無やこれらのCANVAS領域内における座標情報を含む)、および/またはキーボード操作を取得できる。操作情報取得部16は、例えば、前記操作情報を非同期通信で取得してもよい。
【0037】
実行部13は、前記操作情報に基づいて前記実行環境上で前記ウェブサーバの機能を操作する(S12、実行工程)。実行部13は、取得した操作情報に基づいて、前記実行環境上で起動されているブラウザ上において、ユーザ端末の前記画像情報上における操作を再現することで、前記ウェブサーバの機能を操作できる。
【0038】
画像生成部14は、前記操作結果に基づいて前記画像情報を生成する(S13、画像生成工程)。S13は、例えば、前記実施形態1のS4と同様にして実施できる。
【0039】
出力部15は、ユーザ端末30に前記画像情報を出力する(S14、出力工程)。S14は、例えば、前記S13で生成した画像情報を出力すること以外は前記実施形態1のS5と同様にして実施できる。
【0040】
本実施形態のウェブコンテンツ提供支援装置10Aによれば、例えば、ユーザ端末上における操作情報に基づいて、前記実行環境上でのウェブサーバの機能を操作できる。このため、本実施形態のウェブコンテンツ提供支援装置10Aによれば、例えば、ウェブコンテンツの盗用を防止した状態で、ユーザによりウェブサーバの機能の操作を可能とできる。
【0041】
[実施形態3]
本実施形態のプログラムは、前述のウェブコンテンツ提供支援方法の各工程を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。具体的に、本実施形態のプログラムは、コンピュータに、アクセス情報取得手順、実行環境生成手順、実行手順、画像生成手順、および出力手順を実行させるためのプログラムである。
【0042】
前記アクセス情報取得手順は、ユーザ端末からアクセス情報を取得し、
前記実行環境生成手順は、前記ユーザ端末ごとに、前記アクセス情報に基づいて特定されるウェブサーバの機能を実行するための実行環境を生成し、
前記実行手順は、前記実行環境上で前記ウェブサーバの機能を実行し、
前記画像生成手順は、前記実行環境における実行結果に基づいてユーザ端末に表示する画像情報を生成し、
前記出力手順は、前記ユーザ端末に前記画像情報を出力する。
【0043】
また、本実施形態のプログラムは、コンピュータを、アクセス情報取得手順、実行環境生成手順、実行手順、画像生成手順、および出力手順として機能させるプログラムということもできる。
【0044】
本実施形態のプログラムは、前記本発明のウェブコンテンツ提供支援装置およびウェブコンテンツ提供支援方法における記載を援用できる。前記各手順は、例えば、「手順」を「処理」と読み替え可能である。また、本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。前記記録媒体は、例えば、非一時的なコンピュータ可読記録媒体(non-transitory computer-readable storage medium)である。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HD)、フラッシュメモリー(例えば、SSD(Solid State Drive)、USBフラッシュメモリー、SD/SDHCカード等)、光ディスク(例えば、CD‐R/CD‐RW、DVD‐R/DVD‐RW、BD‐R/BD‐RE等)、光磁気ディスク(MO)、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等があげられる。また、本実施形態のプログラム(例えば、プログラミング製品、又はプログラム製品ともいう)は、例えば、外部のコンピュータから配信される形態であってもよい。前記「配信」は、例えば、通信回線網を介した配信でもよいし、有線で接続された装置を介した配信であってもよい。本実施形態のプログラムは、配信された装置にインストールされて実行されてもよいし、インストールされずに実行されてもよい。
【0045】
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をできる。
【0046】
<付記>
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のように記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
アクセス情報取得部、実行環境生成部、実行部、画像生成部、および出力部を含み、
前記アクセス情報取得部は、ユーザ端末からアクセス情報を取得し、
前記実行環境生成部は、前記ユーザ端末ごとに、前記アクセス情報に基づいて特定されるウェブサーバの機能を実行するための実行環境を生成し、
前記実行部は、前記実行環境上で前記ウェブサーバの機能を実行し、
前記画像生成部は、前記実行環境における実行結果に基づいてユーザ端末に表示する画像情報を生成し、
前記出力部は、前記ユーザ端末に前記画像情報を出力する、ウェブコンテンツ提供支援装置。
(付記2)
前記実行部は、前記実行環境上でブラウザを実行し、前記ブラウザ上で前記ウェブサーバにアクセスし、前記ブラウザで前記ウェブサーバの機能を実行する、付記1記載のウェブコンテンツ提供支援装置。
(付記3)
前記実行環境生成部は、前記実行環境として、コンテナ型仮想化環境を生成する、付記1または2に記載のウェブコンテンツ提供支援装置。
(付記4)
操作情報取得部を含み、
前記操作情報取得部は、前記画像情報上におけるユーザ端末の操作情報を取得し、
前記実行部は、前記操作情報に基づいて前記実行環境上で前記ウェブサーバの機能を操作し、
前記画像生成部は、前記操作結果に基づいて前記画像情報を生成し、
前記出力部は、前記ユーザ端末に前記画像情報を出力する、付記1から3のいずれかに記載のウェブコンテンツ提供支援装置。
(付記5)
ウェブコンテンツの盗用防止用である、付記1から4のいずれかに記載のウェブコンテンツ提供支援装置。
(付記6)
アクセス情報取得工程、実行環境生成工程、実行工程、画像生成工程、および出力工程を含み、
前記アクセス情報取得工程は、ユーザ端末からアクセス情報を取得し、
前記実行環境生成工程は、前記ユーザ端末ごとに、前記アクセス情報に基づいて特定されるウェブサーバの機能を実行するための実行環境を生成し、
前記実行工程は、前記実行環境上で前記ウェブサーバの機能を実行し、
前記画像生成工程は、前記実行環境における実行結果に基づいてユーザ端末に表示する画像情報を生成し、
前記出力工程は、前記ユーザ端末に前記画像情報を出力する、ウェブコンテンツ提供支援方法。
(付記7)
前記実行工程は、前記実行環境上でブラウザを実行し、前記ブラウザ上で前記ウェブサーバにアクセスし、前記ブラウザで前記ウェブサーバの機能を実行する、付記6記載のウェブコンテンツ提供支援方法。
(付記8)
前記実行環境生成工程は、前記実行環境として、コンテナ型仮想化環境を生成する、付記6または7に記載のウェブコンテンツ提供支援方法。
(付記9)
操作情報取得工程を含み、
前記操作情報取得工程は、前記画像情報上におけるユーザ端末の操作情報を取得し、
前記実行工程は、前記操作情報に基づいて前記実行環境上で前記ウェブサーバの機能を操作し、
前記画像生成工程は、前記操作結果に基づいて前記画像情報を生成し、
前記出力工程は、前記ユーザ端末に前記画像情報を出力する、付記6から8のいずれかに記載のウェブコンテンツ提供支援方法。
(付記10)
ウェブコンテンツの盗用防止用である、付記6から9のいずれかに記載のウェブコンテンツ提供支援方法。
(付記11)
アクセス情報取得手順、実行環境生成手順、実行手順、画像生成手順、および出力手順を含み、
前記アクセス情報取得手順は、ユーザ端末からアクセス情報を取得し、
前記実行環境生成手順は、前記ユーザ端末ごとに、前記アクセス情報に基づいて特定されるウェブサーバの機能を実行するための実行環境を生成し、
前記実行手順は、前記実行環境上で前記ウェブサーバの機能を実行し、
前記画像生成手順は、前記実行環境における実行結果に基づいてユーザ端末に表示する画像情報を生成し、
前記出力手順は、前記ユーザ端末に前記画像情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記12)
前記実行手順は、前記実行環境上でブラウザを実行し、前記ブラウザ上で前記ウェブサーバにアクセスし、前記ブラウザで前記ウェブサーバの機能を実行する、付記11記載のプログラム。
(付記13)
前記実行環境生成手順は、前記実行環境として、コンテナ型仮想化環境を生成する、付記11または12に記載のプログラム。
(付記14)
操作情報取得手順を含み、
前記操作情報取得手順は、前記画像情報上におけるユーザ端末の操作情報を取得し、
前記実行手順は、前記操作情報に基づいて前記実行環境上で前記ウェブサーバの機能を操作し、
前記画像生成手順は、前記操作結果に基づいて前記画像情報を生成し、
前記出力手順は、前記ユーザ端末に前記画像情報を出力する、付記11から13のいずれかに記載のプログラム。
(付記15)
ウェブコンテンツの盗用防止用である、付記11から14のいずれかに記載のプログラム。
(付記16)
アクセス情報取得手順、実行環境生成手順、実行手順、画像生成手順、および出力手順を含み、
前記アクセス情報取得手順は、ユーザ端末からアクセス情報を取得し、
前記実行環境生成手順は、前記ユーザ端末ごとに、前記アクセス情報に基づいて特定されるウェブサーバの機能を実行するための実行環境を生成し、
前記実行手順は、前記実行環境上で前記ウェブサーバの機能を実行し、
前記画像生成手順は、前記実行環境における実行結果に基づいてユーザ端末に表示する画像情報を生成し、
前記出力手順は、前記ユーザ端末に前記画像情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記17)
前記実行手順は、前記実行環境上でブラウザを実行し、前記ブラウザ上で前記ウェブサーバにアクセスし、前記ブラウザで前記ウェブサーバの機能を実行する、付記16記載の記録媒体。
(付記18)
前記実行環境生成手順は、前記実行環境として、コンテナ型仮想化環境を生成する、付記16または17に記載の記録媒体。
(付記19)
操作情報取得手順を含み、
前記操作情報取得手順は、前記画像情報上におけるユーザ端末の操作情報を取得し、
前記実行手順は、前記操作情報に基づいて前記実行環境上で前記ウェブサーバの機能を操作し、
前記画像生成手順は、前記操作結果に基づいて前記画像情報を生成し、
前記出力手順は、前記ユーザ端末に前記画像情報を出力する、付記16から18のいずれかに記載の記録媒体。
(付記20)
ウェブコンテンツの盗用防止用である、付記16から19のいずれかに記載の記録媒体。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明によれば、ユーザ端末によりウェブサーバに直接アクセスさせるのではなく、本発明のウェブコンテンツ提供支援装置が生成した実行環境上で前記ウェブサーバの機能を実行し、実行結果を示す画像情報をユーザ端末に出力できる。このため、本発明は、IT分野において広く有用である。
【符号の説明】
【0048】
10 ウェブコンテンツ提供支援装置
11 アクセス情報取得部
12 実行環境生成部
13 実行部
14 画像生成部
15 出力部
16 操作情報取得部
101 CPU
102 メモリ
103 バス
104 記憶装置
105 入力装置
106 出力装置
107 通信デバイス