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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024128568
(43)【公開日】2024-09-24
(54)【発明の名称】冷却器具
(51)【国際特許分類】
   C21D 1/00 20060101AFI20240913BHJP
   C21D 9/30 20060101ALI20240913BHJP
【FI】
C21D1/00 F
C21D9/30 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023037594
(22)【出願日】2023-03-10
(71)【出願人】
【識別番号】000002967
【氏名又は名称】ダイハツ工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107423
【弁理士】
【氏名又は名称】城村 邦彦
(74)【代理人】
【識別番号】100120949
【弁理士】
【氏名又は名称】熊野 剛
(74)【代理人】
【識別番号】100196346
【弁理士】
【氏名又は名称】吉川 貴士
(72)【発明者】
【氏名】切通 翔
【テーマコード(参考)】
4K034
4K042
【Fターム(参考)】
4K034AA05
4K034AA10
4K034AA13
4K034AA15
4K034AA17
4K034BA10
4K034DB02
4K034DB03
4K034FA08
4K034FB15
4K034GA07
4K042AA17
4K042BA03
4K042BA13
4K042DA01
4K042DB04
4K042DD01
4K042DD05
4K042DF02
4K042EA01
(57)【要約】
【課題】簡易な構造で低コストに、かつ必要な箇所のみ冷却を可能にする。
【解決手段】この冷却器具10は、冷却対象物2の表面2aと対向可能な対向部11と、対向部11と一体に設けられ、冷却対象物2からの熱伝導で冷却対象物2に蓄積された熱を外気に放出する放熱部12と、対向部11のうち冷却対象物2と対向する面11aと反対側の表面11bに設けられ、冷却対象物2との間に生じる引力で対向部11を挟持可能とする磁石13とを備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁性を示す冷却対象物に取付けて前記冷却対象物を冷却するための器具であって、
前記冷却対象物の表面と対向可能な対向部と、
前記対向部と一体に設けられ、前記冷却対象物からの熱伝導で前記冷却対象物に蓄積された熱を外気に放出する放熱部と、
前記対向部のうち前記冷却対象物と対向する面と反対側の表面に設けられ、前記冷却対象物との間に生じる引力で前記対向部を挟持可能とする磁石とを備えた、冷却器具。
【請求項2】
前記対向部のうち前記冷却対象物と対向する面に設けられ、前記冷却対象物の表面に密着可能な密着シートをさらに備えた、請求項1に記載の冷却器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却器具に関し、特に磁性を示す冷却対象物に取付けて冷却するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
周知の通り、自動車用エンジンのカムシャフトについては、必要な硬度を得るために、当該カムシャフトを鍛造で成形して所定の研削加工を施した後、所定のカム外周面に焼入れを施すことが行われている。また、最近では、必要な部分のみを狙って焼入れが可能なレーザー焼入れが用いられる傾向にある。
【0003】
一方、この種の熱処理工程では、熱処理中のワーク(カムシャフト)を効果的に冷却することが肝要となる。例えば特許文献1には、軸状ワークの外周面を、ノズルから噴射される冷却水により冷却する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平7-62426号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したレーザー焼入れでは、カムシャフトの冷却は空冷により行われるが、これだと、カムシャフトのサイズが小さい場合、表面積の低下に伴い冷却量が発熱量よりも小さくなる結果、熱処理の途中から熱がカムシャフト内部に必要以上に蓄積され、焼入れが不十分な部位(具体的にはカム外周面のうち相対的に曲率が大きい部位が該当)が生じるといった問題があった。
【0006】
特許文献1等に記載の冷却技術を用いた場合、カムシャフト全体を冷却水で冷却することになるため、必要な箇所のみを狙って冷却することができない。これでは不要な箇所で冷却することになり、冷却効率の面で好ましいとは言えない。また、上述した冷却技術を採用する場合には、ノズルと冷却水を噴射するための多数のノズルを設けた長尺のパイプが複数必要となるだけでなく、噴射した冷却水を回収及び排出するための機構がさらに必要となるため、冷却装置が複雑化並びに大型化する問題がある。これでは設備コストの高騰を招きかねない。
【0007】
上述した問題は何もカムシャフトなどのワーク(加工対象物)に限ったことではなく、性能評価を行う必要のある完成品など冷却性能を評価、調整する必要がある全ての物品に起こり得る。
【0008】
以上の事情に鑑み、本明細書では、簡易な構造で低コストに、かつ必要な箇所のみ冷却を可能にすることを、解決すべき技術課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題の解決は、本発明に係る冷却器具によって達成される。すなわち、この冷却器具は、磁性を示す冷却対象物に取付けて冷却対象物を冷却するための器具であって、冷却対象物の表面と対向可能な対向部と、対向部と一体に設けられ、冷却対象物からの熱伝導で冷却対象物に蓄積された熱を外気に放出する放熱部と、対向部のうち冷却対象物と対向する面と反対側の表面に設けられ、冷却対象物との間に生じる引力で対向部を挟持可能とする磁石とを備えた点をもって特徴付けられる。
【0010】
このように、本発明に係る冷却器具によれば、冷却対象物と対向する対向部を冷却対象物との間に挟持可能としたので、対向部と一体に設けられた放熱部を冷却対象物の狙った箇所に取付けることができる。これにより、例えばレーザー焼入れの際にレーザーが照射される領域の近傍に放熱部を配置することができ、効率よく焼入れ箇所の冷却を図ることが可能となる。また、本発明では、上述した対向部を磁石により冷却対象物との間で挟持可能としたので、冷却対象物の表面に痕跡を残すことなく冷却器具を容易に脱着させることが可能となる。よって、冷却対象物が変わっても冷却器具を繰り返し使用することが可能となる。もちろん、本発明に係る冷却器具であれば、駆動部を必要とせず、また冷却媒体の回収、排出のための設備も不要であるから、コスト面でも優位である。
【0011】
また、本発明に係る冷却器具は、対向部のうち冷却対象物と対向する面に設けられ、冷却対象物の表面に密着可能な密着シートをさらに備えてもよい。
【0012】
このように、対向部のうち冷却対象物と対向する面に密着シートを設けることで、上記構成の冷却器具を冷却対象物に取付けた際、密着シートの表面が冷却対象物の表面に密着した状態となる。これにより冷却対象物と密着した領域全てにおいて冷却対象物からの熱伝導を図ることができるので、放熱量をさらに高めることが可能となる。また、密着シートを設けることで、例えば鋳造品の成形面(鋳肌面)など粗い表面であっても漏れなく密着させることができるので、研削加工面と同レベルの放熱性能(冷却性能)を発揮することが可能となる。
【発明の効果】
【0013】
以上のように、本発明によれば、簡易な構造で低コストに、かつ必要な箇所のみ対象物を冷却することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の第一実施形態に係る冷却器具の斜視図である。
図2図1に示す冷却器具の取付け態様の一例を示す斜視図である。
図3図2に示す冷却器具のA-A断面図である。
図4】本発明の第二実施形態に係る冷却器具の取付け時におけるA-A断面図である。
図5】本発明の第三実施形態に係る冷却器具の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明に係る冷却器具の第一実施形態を図面に基づき説明する。
【0016】
図1は、本発明の第一実施形態に係る冷却器具10の斜視図を示している。図1に示すように、この冷却器具10は、対向部11と、放熱部12と、磁石13とを備える。本実施形態では、冷却器具10は、密着シート14をさらに備える。
【0017】
対向部11は、冷却対象物(ここでは図2に示すカムシャフト1のジャーナル部2)と対向可能な形態をなすもので、本実施形態では平坦な板状をなしている。対向部11には原則として任意の材質が適用可能であり、例えばアルミなど熱伝導性に優れた金属が好適である。
【0018】
放熱部12は、対向部11と一体に形成されるもので、本実施形態では、対向部11の辺端部から直立した状態で設けられている。放熱部12の形状は任意であり、図1では平坦な板状をなす場合を例示している。もちろん、放熱部12としての機能を高める目的で、湾曲させた形状(図示は省略)など表面積を最大限大きく取ることのできる形状にすることも可能である。この場合、放熱部12は、対向部11と一体に形成されるので、放熱部12の材質は対向部11の材質と同じである。もちろん、放熱部12を対向部11と別体に製作し、両者を溶接等任意の手段で固定してもかまわない。
【0019】
磁石13は、対向部11のうち冷却対象物と対向する面(第一表面11a)と反対側の表面(第二表面11b)に設けられる。本実施形態では、対向部11の第二表面11bに三個の磁石13が例えば接着等で固定されている。これにより、図2に示すように、対向部11をジャーナル部2の外周面2aに対向配置した状態では、ジャーナル部2と磁石13との間に生じる引力により、対向部11をジャーナル部2と磁石13とで挟持可能としている。
【0020】
密着シート14は、対向部11のうち冷却対象物となるジャーナル部2の外周面2aと対向する第一表面11aに設けられる。本実施形態では、第一表面11aに密着シート14が接着等の手段により固定されている。これにより、対向部11と、放熱部12と、磁石13と、密着シート14とは一体化されている。
【0021】
密着シート14の材質は、冷却対象物の表面(ジャーナル部2の外周面2a)に密着可能な限りにおいて任意であり、例えばゲルシートを適用することが可能である。この際、使用環境を考慮して、密着シート14の冷却対象物の表面と密着する表面14aを粘着面としてもよい。あるいは、使用環境を考慮して、密着シート14に耐熱性に優れた材質のゲルシートを用いてもよい。また、密着シート14の厚み寸法についても原則として任意であるが、厚み寸法が大きいほど伝熱性能が低下し、また密着シート14に熱が蓄積される結果、高い耐熱性が要求されるため、なるべく薄いほうがよい。一方で、冷却対象物の表面(本実施形態では曲面をなすジャーナル部2の外周面2a)との密着性を考慮する場合、密着シート14の変形性を確保し得る範囲で所定の厚み寸法を確保することが望ましい。
【0022】
次に、上記構成の冷却器具10の実施態様の一例を図2及び図3に基づいて説明する。
【0023】
図2は、冷却対象物としてのカムシャフト1の所定位置に冷却器具10を取付けた状態を示している。本実施形態では、カムシャフト1のカム部3の外周面3aに向けてレーザー照射装置4からレーザーLが照射されることにより、カム部3の外周表層部を局所的に加熱し、冷却することで当該表層部に焼入れ処理を施す。この場合、複数の冷却器具10が、カム部3と軸方向で隣接するジャーナル部2の外周面2aに取付けられている。なお、この際、レーザーLを照射した直後の領域に向けてエアを吹付けて加熱領域を直接冷却してもよい。
【0024】
詳述すると、図3に示すように、複数の冷却器具10はそれぞれ、冷却対象となるジャーナル部2の外周面2aの円周方向で互いに異なる位置に取付けられている。本実施形態では、板状をなす放熱部12がその法線方向を外周面2aの円周方向に一致させた状態で、各冷却器具10が外周面2aに取付けられている。この場合、各冷却器具10の対向部11に取付けられた密着シート14を外周面2aに押し当てることにより密着シート14が外周面2aに倣って変形し、密着シート14の対向部11と反対側の表面14aが外周面2aと密着した状態となる。
【0025】
ここで、カムシャフト1は、所定の組成をなす鋼材で形成されていることから、密着シート14を外周面2aに密着させた状態では、対向部11の外側(密着シート14と反対側)に設けた磁石13との間に引力が発生し、対向部11が磁石13とジャーナル部2とで挟持固定された状態となる。これにより、カムシャフト1を軸回転させながらレーザーLをカム部3の外周面3aに照射してカム部3の外周表層部に焼入れ処理を施している最中、冷却器具10がジャーナル部2の外周面2a上に保持された状態が維持される。
【0026】
また、ジャーナル部2の外周面2aには密着シート14の表面14aが密着した状態であるため、レーザーLの照射によりカム部3の外周表層部に発生した熱が軸方向に隣接するジャーナル部2の外周面2aを介して密着シート14、対向部11、放熱部12の順に熱伝導で伝達され、放熱部12の表面から効果的に放熱される。
【0027】
以上述べたように、本実施形態に係る冷却器具10によれば、冷却対象物となるカムシャフト1の外表面と対向する対向部11をジャーナル部2との間に挟持可能としたので、対向部11と一体に設けられた放熱部12をカムシャフト1の狙った箇所、ここではジャーナル部2の外周面2aに取付けることができる。これにより、レーザー焼入れの際にレーザーLが照射される領域(カム部3)の近傍に放熱部12を配置することができ、効率よく焼入れ箇所の冷却を図ることが可能となる。また、本実施形態に係る冷却器具10であれば、対向部11を冷却対象物の表面となるジャーナル部2の外周面2aに対向配置するだけで、磁石13との間に生じる引力で対向部11を挟持固定できる。また、磁石13を近づけたことにより生じた引力で挟持固定しているので、使用後は磁石13を挟持位置から離脱させるだけの動作で、ジャーナル部2の外周面2aに痕跡を残すことなく冷却器具10を容易に脱着させることが可能となる。よって、脱着も容易であり、またカムシャフト1の形状やサイズが変更されても冷却器具10を繰り返し使用することが可能となる。もちろん、本実施形態に係る冷却器具10であれば、駆動部を必要とせず、また冷却媒体(冷却水など)の回収、排出のための設備も不要であるから、コスト面でも優位である。
【0028】
また、本実施形態では、各冷却器具10の対向部11のうち冷却対象物となるジャーナル部2の外周面2aと対向する第一表面11aに密着シート14を設けるようにしたので、上記構成の冷却器具10をジャーナル部2の外周面2aに取付けた際、密着シート14の表面14aがジャーナル部2の外周面2aに密着した状態となる。これによりジャーナル部2と密着した領域全てにおいてジャーナル部2からの熱伝導を図ることができるので、放熱量をさらに高めることが可能となる。また、密着シート14を設けることで、例えば鋳造品の成形面(鋳肌面)などであっても漏れなく密着させることができるので、研削加工面と同レベルの放熱性能(冷却性能)を発揮することが可能となる。
【0029】
また、本実施形態のように、複数の磁石13を対向部11の外側に配設することで、1個の磁石13を配設した場合よりも放熱可能な部分の表面積を増やすことができる。従って、この構成によっても、冷却性能のさらなる向上を図ることが可能となる。
【0030】
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明に係る冷却器具は、上記例示の構成に限られることなく、本発明の範囲内において種々の変更が可能なことはもちろんである。
【0031】
例えば、上記実施形態では、1個の冷却器具10につき1枚の密着シート14を設けて、各冷却器具10をジャーナル部2の外周面2aに取付けた場合を例示したが、もちろんこれには限られない。図4はその一例(本発明の第二実施形態)に係る冷却器具20の取付け態様の一例を示している。図4に示すように、本実施形態に係る冷却器具20は、密着シート14を除いて図1に示す冷却器具10と同じ構造をなす複数の冷却器具ユニット21と、これら複数の冷却器具ユニット21と、冷却対象物となるジャーナル部2との間に配設される一つの長尺密着シート22とを備える。この場合、複数の冷却器具ユニット21と長尺密着シート22はそれぞれ別体に製作し、長尺密着シート22の第一表面22aをジャーナル部2の外周面2aに取付けた後、長尺密着シート22のジャーナル部2とは反対側の第二表面22bに複数の冷却器具ユニット21を取付ける。これにより、一枚の長尺密着シート22を介して複数の冷却器具ユニット21がジャーナル部2の外周面2a上に取付けられた状態となる。
【0032】
このように、本実施形態に係る冷却器具20によれば、個々の冷却器具ユニット21をさらに簡素化できるので、冷却器具20全体の製作コストのさらなる低減化を図ることが可能となる。
【0033】
また、上記実施形態では、汎用性をもたせるために、対向部11として平坦な板状をなすものを例示したが、もちろんこれには限られない。図5はその一例(本発明の第三実施形態)に係る冷却器具30の側面図を示している。図5に示すように、この冷却器具30は、対向部31の表面31a,31bが所定の曲率で湾曲した形状をなす点で、第一実施形態に係る冷却器具10と相違している。
【0034】
このように、対向部31自体を湾曲形状とすれば、対向部31の第一表面31aをジャーナル部2の外周面2aに極力沿わせた形状とすることができる。よって、密着シート14をより薄いものに変更し、あるいは密着シート14を省略することも可能となる。従って、冷却器具30をさらに簡素化できるので、製作コストのさらなる低減化を図ることが可能となる。
【0035】
また、上記何れの実施形態においても、一つのジャーナル部2の外周面2aの円周方向の一部領域に複数(図示例では3個)の冷却器具10(20,30)を設けた場合を例示したが、もちろんこれには限られない。例えば図示は省略するが、ジャーナル部2の外周面2aの円周方向全域にわたって多数の冷却器具10(20,30)を取付けてもよい。
【0036】
また、以上の説明では、カムシャフト1のジャーナル部2の外周面2aに冷却器具10(20,30)を取付けた場合を例示したが、もちろんこれ以外の取付け態様を採ることも可能である。例えば図示は省略するが、上述した冷却器具10(20,30)をカム部3の端面に取付けてもよい。焼入れ箇所に近い部分に冷却器具10(20,30)を取付けることによって、冷却性能をさらに高めることが可能となる。
【0037】
また、以上の説明では、冷却対象物をカムシャフト1とした場合を例示したが、もちろんこれ以外のワーク(加工対象物)を冷却対象物とする場合においても、本発明を適用することが可能である。さらにいえば、ワークに限らず、冷却性能の向上を含む冷却性能の変更を図る必要のある用途(例えば各種完成部品や完成ユニットの性能試験など)に本発明を適用することが可能である。
【符号の説明】
【0038】
1 カムシャフト
2 ジャーナル部
3 カム部
4 レーザー照射装置
10,20,30 冷却器具
11,31 対向部
12 放熱部
13 磁石
14 密着シート
21 冷却器具ユニット
22 長尺密着シート
L レーザー
図1
図2
図3
図4
図5