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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024128580
(43)【公開日】2024-09-24
(54)【発明の名称】車載用カメラ
(51)【国際特許分類】
   H04N 23/52 20230101AFI20240913BHJP
   H04N 23/51 20230101ALI20240913BHJP
   G03B 30/00 20210101ALI20240913BHJP
   G03B 15/00 20210101ALI20240913BHJP
   G02B 7/02 20210101ALI20240913BHJP
   G03B 17/55 20210101ALI20240913BHJP
【FI】
H04N23/52
H04N23/51
G03B30/00
G03B15/00 V
G02B7/02 E
G02B7/02 Z
G03B17/55
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023037613
(22)【出願日】2023-03-10
(71)【出願人】
【識別番号】322003857
【氏名又は名称】パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100138771
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 将明
(72)【発明者】
【氏名】町田 智
(72)【発明者】
【氏名】亀山 真吾
(72)【発明者】
【氏名】吉江 将之
【テーマコード(参考)】
2H044
2H104
5C122
【Fターム(参考)】
2H044AE06
2H044AJ03
2H044AJ06
2H104CC00
5C122DA14
5C122EA01
5C122GE01
5C122GE11
5C122GE18
(57)【要約】
【課題】回路基板等の電子部品から発生した熱を効率的に放熱し、車載用カメラの機能を維持する。
【解決手段】車載用カメラ100は、レンズ鏡筒部30と、回路基板40と、撮像素子44と、筐体部60と、金属製のシールド50と、を備える。シールド50は、筐体部60の側壁内面63に隣接するように配置され、光軸Lに沿った方向に延びる第1側面部51と、第1側面部51よりも光軸L寄りに配置され、光軸Lに沿った方向に延びる第2側面部52と、第1側面部51及び第2側面部52を接続する接続部53と、を有する。車載用カメラ100は、筐体部60の側壁内面63と第2側面部52との間に配置された樹脂シート70をさらに備え、樹脂シート70は、筐体部60の側壁内面63及び第2側面部52のそれぞれの少なくとも一部に接触する。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光軸に沿って配置される少なくとも1つのレンズを収容するレンズ鏡筒部と、
第1面と、前記第1面と反対の第2面とを有する回路基板と、
前記回路基板の前記第1面に配置され、前記光軸上に配置された撮像素子と、
前記レンズ鏡筒部と固定され、少なくとも前記回路基板を収容し、樹脂で構成された筐体部と、
前記筐体部に収容された金属製のシールドと、を備え、
前記シールドは、
前記筐体部の側壁内面に隣接するように配置され、前記光軸に沿った方向に延びる第1側面部と、
前記シールドの前記第1側面部よりも前記光軸寄りに配置され、前記光軸に沿った方向に延びる第2側面部と、
前記シールドの前記第1側面部及び前記シールドの前記第2側面部を接続する接続部と、
を有し、
前記筐体部の前記側壁内面と前記シールドの前記第2側面部との間に配置された第1樹脂部材をさらに備え、
前記第1樹脂部材は、前記筐体部の前記側壁内面及び前記シールドの前記第2側面部のそれぞれの少なくとも一部に接触する、
車載用カメラ。
【請求項2】
請求項1に記載の車載用カメラであって、
前記第1樹脂部材は、板状の樹脂シートにより構成され、
前記樹脂シートが、前記筐体部の前記側壁内面と前記シールドの前記第2側面部との間に圧縮された状態で配置されている、
車載用カメラ。
【請求項3】
請求項2に記載の車載用カメラであって、
前記第1樹脂部材は複数の前記樹脂シートにより構成され、
複数の前記樹脂シートは、前記光軸の周囲を取り囲むように配置される、
車載用カメラ。
【請求項4】
請求項2に記載の車載用カメラであって、
前記樹脂シートは、前記シールドの前記第2側面部に対向する内側面と、前記筐体部の前記側壁内面に対向する外側面、とを有し
前記樹脂シートの前記内側面の全面が前記シールドの前記第2側面部に接触し、
前記樹脂シートの前記外側面の全面が前記側壁内面に接触する、
車載用カメラ。
【請求項5】
請求項1に記載の車載用カメラであって、
前記第1樹脂部材は、前記筐体部の前記側壁内面と前記シールドの前記第2側面部との間に配置される樹脂壁部を有する樹脂成型部品により構成される、
車載用カメラ。
【請求項6】
請求項5に記載の車載用カメラであって、
前記樹脂成型部品の前記樹脂壁部は、前記光軸の周囲を取り囲むように連続的に形成される、
車載用カメラ。
【請求項7】
請求項5に記載の車載用カメラであって、
前記樹脂成型部品は、前記光軸に対して交差する交差面に沿って形成され、周囲から前記樹脂壁部が延びる樹脂底部を有し、
前記筐体部は、前記レンズ鏡筒部と前記光軸に沿った方向において反対側に位置し、前記回路基板及び前記シールドを収容する底面及び前記側壁内面を有し、
前記シールドは、前記シールドの前記接続部に接続された前記シールドの前記第2側面部の第1端部と反対側の第2端部から、前記光軸に向けて延びる底面部を備え、
前記樹脂底部は、前記シールドの前記底面部及び前記筐体部の前記底面に接触する、
車載用カメラ。
【請求項8】
請求項7に記載の車載用カメラであって、
前記樹脂成型部品の前記樹脂底部には、前記筐体部の一端から挿入され、前記回路基板に接続されるコネクタが貫通するコネクタ貫通孔と、前記筐体部を外部の部材に取り付けるための取付ねじが貫通するねじ貫通孔とが形成されている、
車載用カメラ。
【請求項9】
請求項1に記載の車載用カメラであって、
前記回路基板の前記第2面及び前記シールドの前記第2側面部のそれぞれの少なくとも一部に接触する第2樹脂部材をさらに備える、
車載用カメラ。
【請求項10】
請求項9に記載の車載用カメラであって、
前記第1樹脂部材及び前記第2樹脂部材は、前記光軸に沿った方向において、互いの少なくとも一部の領域で重なるように配置される、
車載用カメラ。
【請求項11】
請求項1に記載の車載用カメラであって、
前記シールドは、金属材料の絞り加工により形成される、
車載用カメラ。
【請求項12】
請求項1に記載の車載用カメラであって、
前記シールドは、金属板の折り曲げ加工により形成される、
車載用カメラ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、車載用カメラに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、車両の安全性向上、自動運転機能の導入などの要請に伴い、車両に搭載され、車両の内外を撮影する車載用カメラの開発が活発になっている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許出願公開第2019/0143907号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両に求められる安全性、自動運転機能などに関する要求レベルは向上する一方であり、車載用カメラについてもさらなる性能向上などが求められている。
【0005】
本開示は、新たな車載用カメラを提供する技術に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車載用カメラは、光軸に沿って配置される少なくとも1つのレンズを収容するレンズ鏡筒部と、第1面と、前記第1面と反対の第2面とを有する回路基板と、前記回路基板の前記第1面に配置され、前記光軸上に配置された撮像素子と、前記レンズ鏡筒部が固定され、少なくとも前記回路基板を収容し、樹脂で構成された筐体部と、前記筐体部に収容された金属製のシールドと、を備え、前記シールドは、前記筐体部の側壁内面に隣接するように配置され、前記光軸に沿った方向に延びる第1側面部と、前記第1側面部よりも前記光軸寄りに配置され、前記光軸に沿った方向に延びる第2側面部と、前記第1側面部及び前記第2側面部を接続する接続部と、を有し、前記筐体部の前記側壁内面と前記第2側面部との間に配置された第1樹脂部材をさらに備え、前記第1樹脂部材は、前記筐体部の前記側壁内面及び前記第2側面部のそれぞれの少なくとも一部に接触する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、車載用カメラにおいて、第1樹脂部材が、筐体部の側壁内面及び第2側面部のそれぞれの少なくとも一部に接触するため、回路基板等の電子部品から発生した熱を効率的に放熱することができる。よって、車載用カメラの機能を維持することができる。特に撮像素子の機能を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1A】各実施の形態に係る車載用カメラの上面斜視図
図1B】各実施の形態に係る車載用カメラの下面斜視図
図2】実施の形態1に係る車載用カメラの分解斜視図
図3】各実施の形態に係る車載用カメラの上面図
図4】実施の形態1に係る車載用カメラにおける、図3のA-A線に沿った断面図
図5】実施の形態2に係る車載用カメラの分解斜視図
図6A】実施の形態2に係る車載用カメラにおけるシールドの上面斜視図
図6B】実施の形態2に係る車載用カメラにおけるシールドの下面斜視図
図7】実施の形態2に係る車載用カメラにおいて、図3のA-A線に沿った断面図
図8】実施の形態2の変形例に係る車載用カメラにおける、図3のA-A線に沿った断面図
図9図8のa領域の拡大図
図10】実施の形態3に係る車載用カメラにおける、図3のA-A線に沿った分解斜視図
図11A】実施の形態3に係る車載用カメラにおける樹脂成型部品の上面斜視図
図11B】実施の形態3に係る車載用カメラにおける樹脂成型部品の下面斜視図
図12】実施の形態3に係る車載用カメラの断面図
図13図12のP-P線から下方を見た際の平面図
図14A】シールドの変形例の上面斜視図
図14B】シールドの変形例の下面斜視図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を適宜参照しつつ、本開示に係る車載用カメラを具体的に開示した実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明及び実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になることを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるものであり、これらにより特許請求の記載の主題を限定することは意図されていない。
【0010】
(実施の形態1)
図1Aは、各実施の形態に係る車載用カメラ100の上面斜視図である。図1Bは、各実施の形態に係る車載用カメラ100の下面斜視図である。図2は、実施の形態1に係る車載用カメラ100の分解斜視図である。図3は、各実施の形態に係る車載用カメラ100の上面図である。図4は、実施の形態1に係る車載用カメラ100における、図3のA-A線に沿った断面図である。図1A図1B及び図3は、後述する実施の形態のすべてにおいて共通である。
【0011】
車載用カメラ100は、車両の車体の前後端、左右側面などに設置され、車両の車体の内外を撮影(撮像)する撮影装置である。近年、車両の安全性向上、自動運転機能の導入などの要請に伴い、車載用カメラ100の開発が活発になっている。
【0012】
本実施の形態に係る車載用カメラ100は、レンズ鏡筒部30と、回路基板40と、撮像素子44と、筐体部60と、シールド50と、を備えている。本実施の形態に係る車載用カメラ100は、図2に示す様に、リング部材20をさらに備えていてもよい。
【0013】
レンズ鏡筒部30は、筒形状を有し、内部において少なくとも1つのレンズを収容する。レンズは、光軸L(図3図4参照)に沿って配置される。複数のレンズがレンズ鏡筒部30に設けられる場合、各レンズは、それぞれの光軸Lを一致させた状態に並べられ、車両の車体の内外の撮像に用いられるレンズ群を構成している。
【0014】
レンズ鏡筒部30は、鍔部32を有する。鍔部32は、後述する筐体部60の内部空間の開口付近に位置している。鍔部32の少なくとも一部は、後述するリング部材20を介して筐体部60と接合される。
【0015】
レンズ鏡筒部30は、例えばポリアミド系樹脂、オレフィン系樹脂、ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリサルフォン系樹脂、ポリフェニレンオキサイド系樹脂、ポリエーテルサルフォン系樹脂、ポリエーテルイミド系樹脂などにより構成される。なお、用いる樹脂は、1種類であっても複数種類であってもよい。また、主となる樹脂に、レーザ光を吸収する吸収剤或いは着色材料又はその両方を含有させてもよい。
【0016】
回路基板40は、筐体部60の内部空間に配置され、レンズ鏡筒部30に対向する第1面41と、第1面41と反対側に位置する第2面42と、を有する。撮像素子44は、回路基板40の第1面41上であって、レンズ鏡筒部30に収容されたレンズの光軸L上に配置される。撮像素子44は、レンズを透過した光を受光し、その受光した光に基づく光電変換を行うことにより被写体の画像を撮像する。
【0017】
リング部材20は、平面視で矩形環状の平板により構成され、レンズ鏡筒部30及び筐体部60に対し固着されている。リング部材20は、レンズ鏡筒部30の全周(レンズの光軸Lを中心にした全周)において、レンズの光軸Lより離れる方向に突出するように配置されている。
【0018】
リング部材20は、例えばポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂、フッ素樹脂などから形成される。ポリエステル樹脂としては、ポリプチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などを用いることができる。ポリオレフィン樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレンなどを用いることができる。なお、用いる樹脂は、1種類であっても複数種類であってもよい。また、後述するレーザ溶着を用いる場合、一定水準以上の透過性能を実現可能であれば、主となる光透過性樹脂に、着色材料或いは充填材又はその両方を含有させてもよい。
【0019】
なお、リング部材20は本実施の形態において平板矩形環状であるが、これに限らず、溶着部分が平板状であればよい。したがって、矩形環状のような多角形に限らず、円環状、楕円の環状などのように円環状以外の環状であってもよい。また、溶着部以外の部分については段差、厚みなどが一様でなくてもよい。
【0020】
筐体部60は、内部空間を有する少なくとも一部が筒形状の部材であり、大径筒状部61と小径筒状部62とを有する。大径筒状部61は、レンズの光軸Lに対して交差する面(例えば、レンズの光軸Lに対して直交する面)で見た場合に、小径筒状部62に比べて大きな断面積を有し、ともに矩形の断面を有する。大径筒状部61は、回路基板40を少なくとも収容する。小径筒状部62は、もっぱら車載用カメラ100の外部(例えば、車両の制御エンジンとしてのElectric Control Unit(ECU))との電気的接続を確保するコネクタ(後述参照)を収容する。大径筒状部61と小径筒状部62とは、一体成形することが可能であるが、あらかじめ用意された個別の大径筒状部61と小径筒状部62とを溶着若しくはビス止めなどの方法により接合してもよい。なお、筐体部60は本実施の形態において矩形筒状であるが、これに限らず、矩形以外の多角形の筒状、円形や楕円形の筒状、その他の形状の筒であってもよい。
【0021】
筐体部60は、例えばポリアミド系樹脂、オレフィン系樹脂、ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリサルフォン系樹脂、ポリフェニレンオキサイド系樹脂、ポリエーテルサルフォン系樹脂、ポリエーテルイミド系樹脂などから形成される。なお、用いる樹脂は、1種類であっても複数種類であってもよい。また、後述するレーザ溶着を用いる場合、主となる光吸収性樹脂に、レーザ光を吸収する吸収剤或いは着色材料又はその両方を含有させてもよい。
【0022】
図4に示す様に、リング部材20は、レンズ鏡筒部30の鍔部32及び筐体部60の一端面65に対し固着されている。この固着は、例えばレーザ溶着により実現可能である。具体的に本実施の形態においては、筐体部60の筒形状の一端面65とリング部材20とが、リング部材20を透過したレーザ光線を使って、レーザ溶着により固着される。レーザ溶着を用いて固着することにより、リング部材20と筐体部60との固着を容易にかつ確実に行うことができる。これにより、レンズ鏡筒部30は、リング部材20を介して筐体部60に固定される。
【0023】
シールド50は、筐体部60に収容された金属製の部材である。シールド50は、上面が開口した矩形筒状の部材であり、筐体部60の内面に密着した状態で収容される。シールド50は、筐体部60に収容された部品、特に回路基板40を外部の電磁波から遮蔽するための部材である。
【0024】
また、外部の電源から電力を供給するコネクタ90が、筐体部60の一端から挿入され、回路基板40に接続される。コネクタ90は、例えば同軸コネクタであり、高周波電力を供給可能である。
【0025】
(実施の形態2)
図5は、実施の形態2に係る車載用カメラ100Aの分解斜視図である。図6Aは、実施の形態2に係る車載用カメラ100Aにおけるシールドの上面斜視図である。図6Bは、実施の形態2に係る車載用カメラ100Aにおけるシールドの下面斜視図である。図7は、実施の形態2に係る車載用カメラ100Aにおいて、図3のA-A線に沿った断面図である。
【0026】
実施の形態2の説明において、実施の形態1に係る車載用カメラ100の構成部材と同一のものには同一の符号を付与して説明を簡略化或いは省略し、異なる内容について説明する。
【0027】
図5に示す様に、実施の形態2に係る車載用カメラ100Aは、シールド50Aの形状が実施の形態1に係るシールド50の形状と異なっている。実施の形態2に係る車載用カメラ100Aは、第1樹脂部材である樹脂シート70をさらに備えている。
【0028】
図6A及び図6Bに示す様に、実施の形態2に係る車載用カメラ100Aのシールド50Aは、実施の形態1に係るシールド50と同様に上面が開口した矩形筒状の部材であるが、大径部51aと小径部51bとを有する。大径部51aは、小径部51bに比べて、光軸Lに対して交差する面(例えば、光軸Lに対して直交する面)の方向において径が大きい。シールド50Aの側面は、大径部51aと小径部51bとの間で段差がある階段形状を有するように設けられている。
【0029】
より具体的に、シールド50Aは、第1側面部51と、第2側面部52と、接続部53と、を有している。第1側面部51は、大径部51aの側面を構成し、筐体部60の側壁内面63(図7参照)に隣接するように配置され、光軸Lに沿った方向に延びる。光軸Lに沿った方向は、例えば光軸Lに対して平行な方向である。第1側面部51は、筐体部60の側壁内面63に隣接しているが、側壁内面63に接触していてもよいし、側壁内面63からわずかに離れていてもよい。
【0030】
第2側面部52は、小径部51bの側面を構成し、第1側面部51よりも光軸L寄りに配置され、光軸Lに沿った方向に延びる。光軸Lに沿った方向は、例えば光軸Lに対して平行な方向である。接続部53は、光軸Lに対して交差する方向(言い換えると、径方向)で離れた第1側面部51及び第2側面部52を接続する。シールド50Aは、第2側面部52に接続した底面部54もさらに有する。光軸Lに対して交差する方向とは、例えば、光軸Lに対して直交する方向である。
【0031】
第1樹脂部材である樹脂シート70は、筐体部60の側壁内面63と、シールド50Aの第2側面部52との間に配置されている(図7参照)。樹脂シート70は、例えば射出成型等により予め形成された部品である。
【0032】
樹脂シート70は、側壁内面63及び第2側面部52のそれぞれの少なくとも一部に接触するように配置されている。第1樹脂部材を構成する樹脂は特に限定されないが、放熱性の観点から、第1樹脂部材は、少なくともシリコーンを含む材料により構成することが望ましい。シリコーンは放熱機能を有しており、筐体部60の内部の熱を効率的に放熱することができる。
【0033】
本実施の形態に係る車載用カメラ100Aの組立時においては、シールド50Aが筐体部60の内部に配置される際に、樹脂シート70が、側壁内面63と第2側面部52との間の隙間に配置される。樹脂シート70は、例えば、シールド50Aを筐体部60の内部に収容する前に予め筐体部60の内部に配置しておいてよい。また、樹脂シート70を第2側面部52に貼り付けた状態で、シールド50Aを筐体部60の内部に収容してもよい。
【0034】
本実施の形態によれば、第1樹脂部材である樹脂シート70が、筐体部60の側壁内面63及びシールド50Aの第2側面部52のそれぞれの少なくとも一部に接触するため、回路基板40等の電子部品から発生した熱を効率的に放熱することができる。よって、車載用カメラ100Aの不具合発生を抑制し、機能を維持することができる。特に撮像素子の機能を維持することができる。
【0035】
また、放熱作用を有する第1樹脂部材は、板状の樹脂シート70により構成されるが、樹脂シート70は、側壁内面63と第2側面部52との間に圧縮された状態で配置されている。すなわち、車載用カメラ100Aの組立前において、樹脂シート70の厚みは、側壁内面63と第2側面部52との間の隙間より大きい。そして、組立時において、樹脂シート70は厚み方向に圧縮されつつ、この隙間に配置される。
【0036】
これにより、樹脂シート70が、側壁内面63及び第2側面部52に密着するため、回路基板40等の電子部品から発生した熱を効率的に放熱することができる。
【0037】
樹脂シート70は1枚であってもよいが、複数の樹脂シートを配置してもよい。特に本実施の形態においては、図5に示す様に、複数の樹脂シート70が、光軸Lの周囲を取り囲むように配置されている。より具体的には、矩形状の第2側面部52に対応した4枚の樹脂シート70が、光軸L、ひいては回路基板40の周囲を取り囲むように配置されている。
【0038】
これにより、樹脂シート70が、回路基板40等の電子部品から発生した熱を、偏りなく効率的に放熱することができる。
【0039】
樹脂シート70は板状の形状を有するが、シールド50の第2側面部52に対向する内側面71と、筐体部60の側壁内面63に対向する外側面72、とを有している。図7に示す様に、内側面71の全面が第2側面部52に接触し、外側面72の全面が側壁内面63に接触している。
【0040】
これにより、樹脂シート70の対向する2面の全体が、側壁内面63及び第2側面部52に密着するため、回路基板40等の電子部品から発生した熱を効率的に放熱することができる。
【0041】
(実施の形態2の変形例)
図8は、実施の形態2の変形例に係る車載用カメラ100A1における、図3のA-A線に沿った断面図である。図9は、図8のa領域の拡大図である。
【0042】
実施の形態2の変形例の説明において、実施の形態2に係る車載用カメラ100Aの構成部材と同一のものには同一の符号を付与して説明を簡略化或いは省略し、異なる内容について説明する。
【0043】
図8及び図9に示す実施の形態2の変形例に係る車載用カメラ100A1は、第1樹脂部材である樹脂シート70に加えて、第2樹脂部材80をさらに備えている。第2樹脂部材80は、回路基板40の第2面42及び第2側面部52のそれぞれの少なくとも一部に接触している。第2樹脂部材80は、例えば樹脂のポッティングにより設けられるが、他の方法により設けてもよい。第2樹脂部材80は、第1樹脂部材と同じ樹脂により構成してもよいし、異なる樹脂で構成してもよいが、第1樹脂部材と同様に放熱性を有する。
【0044】
これにより、第2樹脂部材80が、回路基板40の第2面42及び第2側面部52のそれぞれの少なくとも一部に接触するため、回路基板40等の電子部品から発生した熱を効率的に放熱することができる。
【0045】
また、図9に示す様に、第1樹脂部材である樹脂シート70、及び第2樹脂部材80は、それぞれ光軸Lに沿った方向(例えば、光軸Lに対して平行な方向)において、互いの少なくとも一部の領域Rで重なるように配置される。よって、樹脂シート70及び第2樹脂部材80は、重なった領域Rにおいて第2側面部52を挟んで直接的に熱を伝え合うことが可能となる。
【0046】
これにより、樹脂シート70及び第2樹脂部材80が互いの少なくとも一部の領域Rで重なるように配置されるため、回路基板40等の電子部品から発生した熱をより効率的に放熱することができる。なお、第2樹脂部材80は、シールド50の底面部54にも接触しており、熱を効率的に放熱することができる。
【0047】
(実施の形態3)
図10は、実施の形態3に係る車載用カメラ100Bにおける、図3のA-A線に沿った分解斜視図である。図11Aは、実施の形態3に係る車載用カメラ100Bにおける樹脂成型部品の上面斜視図である。図11Bは、実施の形態3に係る車載用カメラ100Bにおける樹脂成型部品の下面斜視図である。図12は、実施の形態3に係る車載用カメラ100Bの断面図である。図13は、図12のP-P線から下方を見た際の平面図である。図14Aは、シールドの変形例の上面斜視図である。図14Bは、シールドの変形例の下面斜視図である。
【0048】
実施の形態3の説明において、実施の形態1に係る車載用カメラ100或いは実施の形態2に係る車載用カメラ100Aの構成部材と同一のものには同一の符号を付与して説明を簡略化或いは省略し、異なる内容について説明する。
【0049】
図10図13に示す様に、第3実施形態に係る車載用カメラ100Bは、実施の形態2における樹脂シート70の代わりに、第1樹脂部材として、樹脂成型部品70Aを有する。図11A及び図11Bに示す様に、樹脂成型部品70Aは、光軸L(図3図12参照)に対して交差する面(例えば、光軸Lに対して直交する面)に沿って形成される平板状の樹脂底部75と、樹脂底部75の周囲から光軸Lに沿った方向に延びる樹脂壁部74と、を有する。光軸Lに沿った方向は、例えば光軸Lに対して平行な方向である。樹脂成型部品70Aは、例えば射出成型等により予め形成された部品である。
【0050】
図12に示す様に、樹脂壁部74は、実施の形態2に係る樹脂シート70と同様に、筐体部60の側壁内面63と、シールド50Aの第2側面部52との間に配置される。これにより、樹脂成型部品70Aの樹脂壁部74が、筐体部60の側壁内面63及びシールド50の第2側面部52に密着するため、回路基板40等の電子部品から発生した熱を効率的に放熱することができる。
【0051】
樹脂成型部品70Aの樹脂壁部74は、光軸Lの周囲を取り囲むように連続的に形成される。すなわち、樹脂壁部74は、光軸L、ひいては回路基板40の周囲を途切れなく取り囲んでいる。これにより、樹脂成型部品70Aが、回路基板40等の電子部品から発生した熱を、偏りなく効率的に放熱することができる。
【0052】
筐体部60は、レンズ鏡筒部30と光軸L方向において反対側に位置し、回路基板40及びシールド50を収容する空間の底面66を有している。一方、シールド50Aは、図12に示す様に、接続部53に接続された第2側面部52の第1端部52aと反対側の第2端部52bから、光軸Lに向けて延びる底面部54を備えている。
【0053】
ここで、図12に示す様に、樹脂成型部品70Aの樹脂壁部74は、シールド50Aの底面部54及び筐体部60の底面66に接触する。これにより、回路基板40等の電子部品から発生した熱を効率的に放熱することができる。
【0054】
さらに、図11A図11B図13に示す様に、樹脂成型部品70Aの樹脂底部75には、筐体部60の一端から挿入され、回路基板40に接続されるコネクタ90が貫通するコネクタ貫通孔75aと、筐体部60を車体等の外部の部材に取り付けるための取付ねじが貫通するねじ貫通孔75bとが形成されている。コネクタ貫通孔75aは、例えば樹脂底部75の中央に形成され、ねじ貫通孔75bは、例えば樹脂底部75の対角線上で対向する二つの角部に形成される。これにより、車載用カメラ100のコネクタ90との接続及び外部の部材への取り付けが容易となる。
【0055】
図6A及び図6Bで示したように、上述した実施の形態3に係るシールド50Aは、金属材料の絞り加工により形成される。これにより、シールド50Aを一体の金属材料により容易に形成することができる。
【0056】
しかしながら、図14A及び図14Bに示す様に、シールド50Aは、金属板の折り曲げ加工により形成してもよい。これにより、シールド50Aを一体の金属板により容易に形成することができる。
【0057】
本実施の形態においては、第1樹脂部材は、樹脂シート70または樹脂成型部品70Aにより提供されるが、第1樹脂部材は樹脂のポッティング等、他の方法により実現してもよい。
【0058】
上述した様に、第1樹脂部材(樹脂シート70、樹脂成型部品70A)及び第2樹脂部材80を構成する樹脂は、少なくとも放熱性を有するが、さらに電磁波を吸収可能な機能を有することが好ましい。これにより、シールド50Aの電磁波遮蔽効果をさらに高めることができる。
【0059】
以上により、本開示には少なくとも以下の事項が記載されている。なお、括弧内には、上記した実施形態において対応する構成要素等を示しているが、これに限定されるものではない。
【0060】
(1)車載用カメラ(車載用カメラ100A、100A1、100B)は、光軸(光軸L)に沿って配置される少なくとも1つのレンズを収容するレンズ鏡筒部(レンズ鏡筒部30)と、
第1面(第1面41)と、前記第1面と反対の第2面(第2面42)とを有する回路基板(回路基板40)と、
前記回路基板の前記第1面に配置され、前記光軸上に配置された撮像素子(撮像素子44)と、
前記レンズ鏡筒部が固定され、少なくとも前記回路基板を収容し、樹脂で構成された筐体部(筐体部60)と、
前記筐体部に収容された金属製のシールド(シールド50A)と、を備え、
前記シールドは、
前記筐体部の側壁内面(側壁内面63)に隣接するように配置され、前記光軸に沿った方向に延びる第1側面部(第1側面部51)と、
前記第1側面部よりも前記光軸寄りに配置され、前記光軸に沿った方向に延びる第2側面部(第2側面部52)と、
前記第1側面部及び前記第2側面部を接続する接続部(接続部53)と、
を有し、
前記筐体部の前記側壁内面と前記第2側面部との間に配置された第1樹脂部材(樹脂シート70、樹脂成型部品70A)をさらに備え、
前記第1樹脂部材は、前記筐体部の前記側壁内面及び前記第2側面部のそれぞれの少なくとも一部に接触する。
【0061】
これにより、車載用カメラにおいて、第1樹脂部材が、筐体部の側壁内面及びシールドの第2側面部のそれぞれの少なくとも一部に接触するため、回路基板等の電子部品から発生した熱を効率的に放熱することができる。よって、車載用カメラの機能を維持することができる。特に撮像素子の機能を維持することができる。
【0062】
(2)車載用カメラ(車載用カメラ100A、100A1)は、(1)に記載の車載用カメラであって、
前記第1樹脂部材は、板状の樹脂シート(樹脂シート70)により構成され、
前記樹脂シートが、前記筐体部の前記側壁内面と前記第2側面部との間に圧縮された状態で配置されている、
車載用カメラ。
【0063】
これにより、車載用カメラにおいて、樹脂シートが筐体部の側壁内面及びシールドの第2側面部に密着するため、回路基板等の電子部品から発生した熱を効率的に放熱することができる。
【0064】
(3)車載用カメラ(車載用カメラ100A、100A1)は、(2)に記載の車載用カメラであって、
前記第1樹脂部材は複数の前記樹脂シートにより構成され、
複数の前記樹脂シートは、前記光軸の周囲を取り囲むように配置される、
車載用カメラ。
【0065】
これにより、車載用カメラにおいて、樹脂シートが、回路基板等の電子部品から発生した熱を、偏りなく効率的に放熱することができる。
【0066】
(4)車載用カメラ(車載用カメラ100A、100A1)は、(2)に記載の車載用カメラであって、
前記樹脂シートは、前記第2側面部に対向する内側面(内側面71)と、前記側壁内面に対向する外側面(外側面72)、とを有し
前記内側面の全面が前記第2側面部に接触し、
前記外側面の全面が前記側壁内面に接触する、
車載用カメラ。
【0067】
これにより、車載用カメラにおいて、樹脂シートの対向する2面の全体が、筐体部の側壁内面及びシールドの第2側面部に密着するため、回路基板等の電子部品から発生した熱を効率的に放熱することができる。
【0068】
(5)車載用カメラ(車載用カメラ100B)は、(1)に記載の車載用カメラであって、
前記第1樹脂部材は、前記筐体部の前記側壁内面と前記第2側面部との間に配置される樹脂壁部(樹脂壁部74)を有する樹脂成型部品(樹脂成型部品70A)により構成される、
車載用カメラ。
【0069】
これにより、車載用カメラにおいて、樹脂成型部品の樹脂壁部が、筐体部の側壁内面及びシールドの第2側面部に密着するため、回路基板等の電子部品から発生した熱を効率的に放熱することができる。
【0070】
(6)車載用カメラ(車載用カメラ100B)は、(5)に記載の車載用カメラであって、
前記樹脂成型部品の前記樹脂壁部は、前記光軸の周囲を取り囲むように連続的に形成される、
車載用カメラ。
【0071】
これにより、車載用カメラにおいて、樹脂成型部品が、回路基板等の電子部品から発生した熱を、偏りなく効率的に放熱することができる。
【0072】
(7)車載用カメラ(車載用カメラ100B)は、(5)に記載の車載用カメラであって、
前記樹脂成型部品は、前記光軸に対して交差する交差面に沿って形成され、周囲から前記樹脂壁部が延びる樹脂底部(樹脂底部75)を有し、
前記筐体部は、前記レンズ鏡筒部と前記光軸方向において反対側に位置し、前記回路基板及び前記シールドを収容する空間の底面(底面66)を有し、
前記シールドは、前記接続部に接続された前記第2側面部の第1端部(第1端部52a)と反対側の第2端部(第2端部52b)から、前記光軸に向けて延びる底面部(底面部54)を備え、
前記樹脂底部は、前記シールドの前記底面部及び前記筐体部の前記底面に接触する、
車載用カメラ。
【0073】
これにより、車載用カメラにおいて、樹脂成型部品の樹脂底部が、シールドの底面部及び筐体部の底面に密着するため、回路基板等の電子部品から発生した熱を効率的に放熱することができる。
【0074】
(8)車載用カメラ(車載用カメラ100B)は、(7)に記載の車載用カメラであって、
前記樹脂成型部品の前記樹脂底部には、前記筐体部の一端から挿入され、前記回路基板に接続されるコネクタ(コネクタ90)が貫通するコネクタ貫通孔(コネクタ貫通孔75a)と、前記筐体部を外部の部材に取り付けるための取付ねじが貫通するねじ貫通孔(ねじ貫通孔75b)とが形成されている、
車載用カメラ。
【0075】
これにより、車載用カメラにおいて、コネクタとの接続及び外部の部材への取り付けが容易となる。
【0076】
(9)車載用カメラ(車載用カメラ100A、100A1、100B)は、(1)に記載の車載用カメラであって、
前記回路基板の前記第2面及び前記第2側面部のそれぞれの少なくとも一部に接触する第2樹脂部材(第2樹脂部材80)をさらに備える、
車載用カメラ。
【0077】
これにより、車載用カメラにおいて、第2樹脂部材が、回路基板の第2面及びシールドの第2側面部のそれぞれの少なくとも一部に接触するため、回路基板等の電子部品から発生した熱を効率的に放熱することができる。
【0078】
(10)車載用カメラ(車載用カメラ100A、100A1、100B)は、(9)に記載の車載用カメラであって、
前記第1樹脂部材及び前記第2樹脂部材は、前記光軸に沿った方向において、互いの少なくとも一部の領域で重なるように配置される、
車載用カメラ。
【0079】
これにより、車載用カメラにおいて、第1樹脂部材及び第2樹脂部材が互いの少なくとも一部の領域で重なるように配置されるため、回路基板等の電子部品から発生した熱を効率的に放熱することができる。
【0080】
(11)車載用カメラ(車載用カメラ100A、100A1、100B)は、(1)に記載の車載用カメラであって、
前記シールドは、金属材料の絞り加工により形成される、
車載用カメラ。
【0081】
これにより、車載用カメラにおいて、シールドを一体の金属材料により容易に形成することができる。
【0082】
(12)車載用カメラ(車載用カメラ100A、100A1、100B)は、(1)に記載の車載用カメラであって、
前記シールドは、金属板の折り曲げ加工により形成される、
車載用カメラ。
【0083】
これにより、車載用カメラにおいて、シールドを一体の金属板により容易に形成することができる。
【0084】
以上、添付図面を参照しながら実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に相当し得ることは明らかであり、それらについても本開示の技術的範囲に属すると了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0085】
本開示は、回路基板等の電子部品から発生した熱を効率的に放熱し、車載用カメラの機能を維持する車載用カメラとして有用である。
【符号の説明】
【0086】
20 リング部材
30 レンズ鏡筒部
32 鍔部
40 回路基板
41 第1面
42 第2面
44 撮像素子
50、50A シールド
51a 大径部
51b 小径部
51 第1側面部
52 第2側面部
52a 第1端部
52b 第2端部
53 接続部
60 筐体部
61 大径筒状部
62 小径筒状部
63 側壁内面
66 底面
70 樹脂シート(第1樹脂部材)
70A 樹脂成型部品(第1樹脂部材)
71 内側面
72 外側面
74 樹脂壁部
75 樹脂底部
75a コネクタ貫通孔
75b ねじ貫通孔
80 第2樹脂部材
90 コネクタ
100、100A、100A1、100B 車載用カメラ
L 光軸
図1A
図1B
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図7
図8
図9
図10
図11A
図11B
図12
図13
図14A
図14B