(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024012881
(43)【公開日】2024-01-31
(54)【発明の名称】紙製トレー
(51)【国際特許分類】
B65D 5/24 20060101AFI20240124BHJP
【FI】
B65D5/24 E
B65D5/24 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022114660
(22)【出願日】2022-07-19
(71)【出願人】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】TOPPANホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100139686
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 史朗
(74)【代理人】
【識別番号】100169764
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 雄一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100147267
【弁理士】
【氏名又は名称】大槻 真紀子
(72)【発明者】
【氏名】安藤 聡真
【テーマコード(参考)】
3E060
【Fターム(参考)】
3E060AA03
3E060AB15
3E060AB18
3E060BB01
3E060BC04
3E060DA25
3E060EA06
(57)【要約】
【課題】組み立ておよび展開に手間がかからず、衛生的な懸念を抑制できる紙製トレーを提供する。
【解決手段】矩形状の底壁と、底壁における第1方向に延びる辺にそれぞれ繋がる第1側壁と、底壁における前記第1方向と直交する第2方向に延びる辺と繋がる第2側壁と、第1側壁と第2側壁とを連結する連結片と、連結片を周方向に二等分する第1折り線と、連結片と第1側壁との交差部に位置する第2折り線と、連結片と第2側壁との交差部に位置する第3折り線と、厚さ方向に貫通する開口部を有し、第1側壁の開口上縁に繋がるフラップ部とを有する。連結片は、第1折り線で折り曲げられて折り畳まれるとともに、互いに重なる第2折り線および第3折り線で第1側壁と平行に折り曲げられたときに、第2方向の外側に第1側壁と平行に折り曲げられたフラップ部の開口部に挿入され、フラップ部に第2方向の内側から着脱可能に係止して固定される係止片を有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
矩形状の底壁と、
前記底壁における第1方向に延びる辺にそれぞれ繋がる第1側壁と、
前記底壁における前記第1方向と直交する第2方向に延びる辺と繋がる第2側壁と、
隣り合う前記第1側壁と前記第2側壁とを連結する連結片と、
前記連結片に設けられ、前記底壁の隅部を起点として前記連結片を周方向に二等分する第1折り線と、
前記連結片と前記第1側壁との交差部に位置する第2折り線と、
前記連結片と前記第2側壁との交差部に位置し、前記連結片が前記第1折り線で折り曲げられたときに前記第2折り線と重なる第3折り線と、
厚さ方向に貫通する開口部を有し、前記第1側壁の開口上縁に繋がるフラップ部と、
を有し、
前記連結片は、前記第1折り線で折り曲げられて内面側を対向させて折り畳まれ、前記第2折り線および前記第3折り線で折り曲げられて前記第1方向および前記第2方向の外側に突出するとともに、互いに重なる前記第2折り線および前記第3折り線で前記第1側壁と平行に折り曲げられたときに、前記第2方向の外側に前記第1側壁と平行に折り曲げられた前記フラップ部の開口部に挿入され、前記フラップ部に前記第2方向の内側から着脱可能に係止して固定される係止片を有する、紙製トレー。
【請求項2】
前記第1側壁の前記第1方向の両端における上端側から前記第1方向の外側にそれぞれ突出する突起部と、
前記第3折り線の上端から上側に延び、前記第2側壁の開口上縁に開口する第2切欠部と、
を有し、
前記突起部は、前記第2切欠部に挿入され、前記第2側壁に前記第2方向の外側から係合する、
請求項1に記載の紙製トレー。
【請求項3】
前記突起部は、前記第2方向に見て半円形状である、
請求項2に記載の紙製トレー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙製トレーに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、食品の包装材料として紙製トレーが使用されている。
特許文献1には、底板の四辺に側板と、側板を延長して形成したコーナーフラップを有するブランクスを組み立て、側板と接着したトレーが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されたトレーは、組み立てに接着作業を含むことから手間がかかるという問題がある。また、固形の内容物をトレーから直接喫食する場合、トレーの形状であると喫食しづらいため、トレーを皿状に展開することが好ましい。特許文献1に開示されたトレーを皿状に展開する場合、接着部分を剥がすか、罫線部分にミシン目等を設けておき切り離して展開する必要がある。そのため、展開に手間が掛かるとともに、手指を汚す可能性もある。
【0005】
また、トレーが紙製の場合には、ミシン目等のトレーの一部を切り離した際に紙粉が飛散する可能性もあり衛生的に好ましくない。
【0006】
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、組み立ておよび展開に手間がかからず、衛生的な懸念を抑制できる紙製トレーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は下記の態様を有する。
[1]矩形状の底壁と、前記底壁における第1方向に延びる辺にそれぞれ繋がる第1側壁と、前記底壁における前記第1方向と直交する第2方向に延びる辺と繋がる第2側壁と、隣り合う前記第1側壁と前記第2側壁とを連結する連結片と、前記連結片に設けられ、前記底壁の隅部を起点として前記連結片を周方向に二等分する第1折り線と、前記連結片と前記第1側壁との交差部に位置する第2折り線と、前記連結片と前記第2側壁との交差部に位置し、前記連結片が前記第1折り線で折り曲げられたときに前記第2折り線と重なる第3折り線と、厚さ方向に貫通する開口部を有し、前記第1側壁の開口上縁に繋がるフラップ部と、を有し、前記連結片は、前記第1折り線で折り曲げられて内面側を対向させて折り畳まれ、前記第2折り線および前記第3折り線で折り曲げられて前記第1方向および前記第2方向の外側に突出するとともに、互いに重なる前記第2折り線および前記第3折り線で前記第1側壁と平行に折り曲げられたときに、前記第2方向の外側に前記第1側壁と平行に折り曲げられた前記フラップ部の開口部に挿入され、前記フラップ部に前記第2方向の内側から着脱可能に係止して固定される係止片を有する、紙製トレー。
[2]前記第1側壁の前記第1方向の両端における上端側から前記第1方向の外側にそれぞれ突出する突起部と、前記第3折り線の上端から上側に延び、前記第2側壁の開口上縁に開口する第2切欠部と、を有し、前記突起部は、前記第2切欠部に挿入され、前記第2側壁に前記第2方向の外側から係合する、[1]に記載の紙製トレー。
[3]前記突起部は、前記第2方向に見て半円形状である、[1]または[2]に記載の紙製トレー。
【発明の効果】
【0008】
本発明では、組み立ておよび展開に手間がかからず、衛生的な懸念を抑制できる紙製トレーを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本実施形態に係る紙製トレーの一例を示す斜視図である。
【
図2】本実施形態に係る紙製トレー1のブランク2の展開図である。
【
図3】本実施形態に係る紙製トレー1における+X側の端部を展開した斜視図である。
【
図4】本実施形態に係る紙製トレー1を組み立てる途中の斜視図である。
【
図5】係止片22を開口部10に挿入する手順を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の紙製トレーの実施の形態を、
図1から
図5を参照して説明する。
なお、以下の実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせている。
【0011】
図1は、組み立てた状態の紙製トレー1の斜視図である。
図2は、紙製トレー1に組み立て前のブランク2の展開図である。すなわち、紙製トレー1は、ブランク2を組み立てることにより形成される。
図2に示したブランク2では、直方体状の紙製トレー1に組み立てるときに使用される谷折罫線を一点鎖線で表し、山折罫線を二点鎖線で表している。
【0012】
ブランク2の材質については、特に制約はないが、例えば、紙層におけるトレーの内側となる面に熱可塑性樹脂層が形成された板紙を用いることができる。ブランク2に形成された樹脂層は、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリブチレンテレフタレート系樹脂、ポリメチルペンテン系樹脂のいずれかからなるフィルムを、溶融樹脂層を介して積層する。
紙層の材質については、特に制約はないが、一般的に紙容器に用いられる各種板紙、コートボール紙、カートン原紙、カップ原紙等が使用できる。
【0013】
図1および
図2に示すように、紙製トレー1は、底壁4と、第1側壁5と、第2側壁6と、連結片7と、第1折り線8と、フラップ部9と、第2折り線13と、第3折り線14とを有する。
底壁4は、矩形状である。第1側壁5は、底壁4における対向する二つの辺4Aにそれぞれ繋がる。第1側壁5は、辺4Aにおいて折り曲げられて上側に延びる。辺4Aは、第1方向に延びる辺である。第2側壁6は、底壁4における辺4Aとは異なる、対向する二つの辺4Bにそれぞれ繋がる。第2側壁6は、辺4Bにおいて折り曲げられて上側に延びる。辺4Bは、第1方向に延びる辺である。
【0014】
以下の説明では、底壁4の法線方向である上下方向をZ方向とし、+Z側を上側、-Z側を下側と呼ぶ。Z方向と直交し第1方向と平行な方向をY方向とする。Z方向と直交し第2方向と平行な方向をX方向とする。Y方向とX方向は直交する。また、X方向およびY方向においては、各方向における底壁4の中央から離れる側を外側と呼び、底壁4の中央に近づく側を内側と呼ぶ。
【0015】
また、紙製トレー1は、X方向およびY方向のそれぞれについて線対称の形状であるため、紙製トレー1の構成要素については、X方向およびY方向のそれぞれについて一方を説明し他方の説明を省略する場合がある。さらに、紙製トレー1の構成要素については、特にブランク2における構成であることに言及しない限り、組み立て後の紙製トレー1における構成である。
【0016】
第1側壁5におけるY方向の両端における上端側には、Y方向の外側にそれぞれ突出する突起部11が設けられている。ブランク2において突起部11は、連結片7に形成された切欠部12に突出している。組み立てられた紙製トレー1において突起部11は、X方向に見て半円形状であり、第2側壁6よりもY方向の外側に突出している。
【0017】
連結片7は、隣り合う第1側壁5と第2側壁6とを連結する。ブランク2において、連結片7は、第1側壁5からY方向の外側に突出する第1部分7Aと、第2側壁6からX方向の外側に突出する第2部分7Bとを含む。第1折り線8は、連結片7に設けられる。第1折り線8は、底壁4の隅部を起点として連結片7を第1部分7Aと第2部分7Bに周方向に二等分する。連結片7は、第1折り線8において谷折りで折り曲げられて、第1部分7Aと第2部分7Bが内面側を対向させて折り畳まれる。
【0018】
第1部分7Aは、第1側壁5との交差部に位置する第2折り線13で山折りされる。第2折り線13は、底壁4の隅部を起点として突起部11まで上側に延びる。第2部分7Bは、第2側壁6との交差部に位置する第3折り線14で山折りされる。第3折り線14は、底壁4の隅部側を起点として第2切欠部15まで上側に延びる。第2切欠部15は、第3折り線14の上端から上側に延び、第2側壁6の開口上縁に開口する。
【0019】
図3は、紙製トレー1における+X側の端部を展開した図である。
図3に示すように、第2部分7Bは、延出部21と係止片22とを有する。延出部21は、第2側壁6における開口上縁のZ方向の位置で第2側壁6から離れる方向に直線状に延びる。係止片22は、延出部21の先端から屈曲して下側に延びる。
【0020】
第1折り線8で周方向に二等分して谷折りされた連結片7は、第2折り線13と第3折り線14が互いに重なる。第1折り線8で谷折りされるとともに、第2折り線13および第3折り線14で山折りされた連結片7は、第1側壁5におけるY方向の外側、且つ、第2側壁6におけるX方向の外側に突出する。
【0021】
フラップ部9は、第1側壁5の開口上縁に繋がる。フラップ部9は、第1側壁5との交差部を第4折り線16として山折りされる。第4折り線16で山折りされたフラップ部9は、下側に折り曲げられる。フラップ部9は、開口部10を有する。開口部10は、フラップ部9を厚さ方向に貫通する。開口部10は、Y方向に延びる矩形状である。開口部10は、フラップ部9および第1側壁5のY方向の中央に配置される。開口部10の長辺の一方は、第4折り線16上に位置する。開口部10の長辺の他方は、フラップ部9のX方向の先端側に位置する。開口部10の長辺の寸法は、延出部21が延びる方向の係止片22の寸法の2倍よりも大きい。
【0022】
図4は、紙製トレー1を組み立てる途中の斜視図である。
第1折り線8で谷折りされるとともに第2折り線13および第3折り線14で山折りされ、第1側壁5におけるY方向の外側、且つ、第2側壁6におけるX方向の外側に突出する連結片7は、
図1および
図4に示すように、重なった第2折り線13および第3折り線14で第1側壁5と平行に折り曲げられたときに、係止片22が+X側で開口部10と対向する。
図4においては、-Y側に位置する連結片7が開口部10と対向する。
【0023】
この後、
図5に示すように、係止片22の下端を開口部10に上側から挿入し、X方向でフラップ部9と第1側壁5との間に位置させる。これにより、係止片22がフラップ部9にX方向の内側から係止し、連結片7は固定される。また、+Y側に位置する連結片7についても係止片22を開口部10に挿入して、フラップ部9にX方向の内側から係止することで固定される。
開口部10に挿入された係止片22は、第1側壁5に対してX方向の外側に位置しており、食品等が収容される内面には、入らないような構造となっているため、衛生面的にも好ましいと考えられる。
【0024】
また、第1側壁5における突起部11は、第2切欠部15に挿入され、第2側壁6にX方向の外側から係合する。係止片22が開口部10に挿入され、連結片7が固定された際には、フラップ部9と繋がった第1側壁5の一部が連結片7に押し出され、内側に寄ってしまう。
本実施形態では、突起部11が第2切欠部15に挿入されて第2側壁6にX方向の外側から係合することで、第1側壁5の一部が内側に寄ることを抑制できる。
【0025】
突起部11を第2切欠部15に挿入する際には、突起部11を摘まむが、突起部11は半円形状でありエッジを有さないため、突起部11を摘まんだ際にエッジにより痛みを伴うことを抑制できる。さらに、第2切欠部15に挿入された突起部11は、第1側壁5からY方向の外側に突出するが、突起部11が半円形状であることで、外側から突起部11に触れた場合でも痛みを感じることを抑制できる。
【0026】
ウェブコーナー部としての連結片7における係止片22が、開口部10に挿入されX方向に係止されることで、底壁4から第1側壁5および第2側壁6が矩形枠状に立ち上がる紙製トレー1を接着剤を用いることなく組み立てられる。
組み立てられた紙製トレー1において、例えば、+X側に位置するフラップ部9を、
図3に矢印で示すように、上方に持ち上げることにより、+X側の係止片22に対する係止が外れる。
【0027】
連結片7に対するフラップ部9の係止が外れた後に、フラップ部9を+X側に引っ張ることで、第1側壁5および連結片7が+X側に展開される。
具体的には、フラップ部9を+X側に引っ張ることで、
図3に示したように、第1側壁5の上側が+X側に傾くのに伴って、第2折り線13で折り曲げられていた第1部分7Aが第1側壁5に対して開き、第1折り線8で折り曲げられていた第2部分7Bが第1部分7Aに対して開き、第3折り線14で折り曲げられていた第2部分7Bが第2側壁6に対して開く。これにより、+X側の第1側壁5および連結片7が皿状に展開される。
【0028】
以上説明したように、本実施形態の紙製トレー1は、第1側壁5と第2側壁6とを連結する連結片7が第1側壁5と平行に折り曲げられたときに、開口部10に挿入され、フラップ部9に着脱可能に係止して固定されるため、接着剤等を用いることなく組み立てることができる。そのため、本実施形態の紙製トレー1は、手間が掛からずに組み立てることができる。
【0029】
また、本実施形態の紙製トレー1は、連結片7をフラップ部9から離脱させた後にフラップ部9を引っ張ることで、第1側壁5および連結片7を皿状に展開できる。そのため、本実施形態の紙製トレー1は、手間が掛からずに、喫食に適した皿状に展開することが可能になる。さらに、本実施形態の紙製トレー1は、接着部分を剥がしたりミシン目等を切り離す必要がないため、手指を汚したり紙粉が飛散することがなく、衛生的な懸念を抑制できる。
【0030】
また、本実施形態の紙製トレー1は、第1側壁5の両端からY方向の外側にそれぞれ突出する突起部11が第2切欠部15に挿入され、第2側壁6にX方向の外側から係合するため、第1側壁5の一部が内側に寄ることを抑制できる。
【0031】
加えて、本実施形態の紙製トレー1は、突起部11がY方向に見て半円形状であるため、突起部11を摘まんだり、突起部11に触れた際にエッジにより痛みを感じることを抑制できる。
【0032】
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0033】
上記実施形態では、第2側壁6が平板状である構成を例示したが、この構成に限定されない。例えば、
図1に二点鎖線で示すように、第2側壁6における開口上縁に取出用切欠部6Aを設ける構成であってもよい。
この構成を採ることで、紙製トレー1に収容した収容物を第2側壁6側から取り出しやすくなる。
【符号の説明】
【0034】
1…紙製トレー、 4…底壁、 5…第1側壁、 6…第2側壁、 7…連結片、 8…第1折り線、 9…フラップ部、 10…開口部、 11…突起部、 13…第2折り線、 14…第3折り線、 15…第2切欠部、 22…係止片