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特開2024-128833判定装置、制御方法および荷物搬送装置
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  • 特開-判定装置、制御方法および荷物搬送装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024128833
(43)【公開日】2024-09-24
(54)【発明の名称】判定装置、制御方法および荷物搬送装置
(51)【国際特許分類】
   B66F 9/24 20060101AFI20240913BHJP
【FI】
B66F9/24 J
B66F9/24 M
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023038079
(22)【出願日】2023-03-10
(71)【出願人】
【識別番号】000002945
【氏名又は名称】オムロン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100155712
【弁理士】
【氏名又は名称】村上 尚
(72)【発明者】
【氏名】友定 仁
【テーマコード(参考)】
3F333
【Fターム(参考)】
3F333AA02
3F333AB13
3F333AE02
3F333FA09
3F333FD06
3F333FD15
3F333FE05
(57)【要約】
【課題】荷物搬送装置の転倒の危険を警告する。
【解決手段】判定装置(4)は、フォークリフト(2)が荷物を持ち上げる際の撮影画像から、フォークリフト(2)の所定の位置からの荷物の距離を算出し、当該距離およびフォークリフト(2)が荷物を持ち上げる際の負荷情報を用いて、フォークリフト(2)の転倒の危険を判定する。判定装置(4)は判定結果に基づいて警告を示す情報を送信する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
荷物搬送装置が荷物を持ち上げる際の負荷に関する負荷情報および前記荷物搬送装置の撮影画像を取得する取得部と、
前記撮影画像を用いて、前記荷物搬送装置の所定の位置からの前記荷物の距離を算出する距離算出部と、
算出された前記荷物の距離および前記負荷情報を用いて、前記荷物搬送装置が転倒する危険があるか否かを判定する判定部と、
前記荷物搬送装置が転倒する危険があると判定した場合に、警告を示す情報を送信する送信部と、
を備える判定装置。
【請求項2】
前記負荷情報は、前記荷物を持ち上げるための前記荷物搬送装置の駆動に関する電力を含む請求項1に記載の判定装置。
【請求項3】
取得した前記撮影画像から前記荷物搬送装置の所定の動作を検出する検出部をさらに、備え、
前記取得部は、検出された前記所定の動作に基づいて、荷物搬送装置が荷物を持ち上げる際の前記荷物搬送装置の撮影画像を取得する請求項1に記載の判定装置。
【請求項4】
前記荷物搬送装置から送信される、前記荷物搬送装置の駆動に関する所定の信号を検出する検出部をさらに、備え、
前記取得部は、検出された前記所定の信号に基づいて、荷物搬送装置が荷物を持ち上げる際の前記荷物搬送装置の撮影画像を取得する請求項1に記載の判定装置。
【請求項5】
コンピュータが実行する制御方法であって、
荷物搬送装置が荷物を持ち上げる際の負荷に関する負荷情報および前記荷物搬送装置の撮影画像を取得することと、
前記撮影画像を用いて、前記荷物搬送装置の所定の位置からの前記荷物の距離を算出することと、
算出された前記荷物の距離および前記負荷情報を用いて、前記荷物搬送装置が転倒する危険があるか否かを判定することと、
前記荷物搬送装置が転倒する危険があると判定した場合に、警告を示す情報を送信することと、
を含む制御方法。
【請求項6】
自装置が荷物を持ち上げる際の負荷に関する負荷情報を取得する取得部と、
取得された前記負荷を示す負荷情報を請求項1に記載の判定装置に送信する送信部と、
を備える荷物搬送装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は荷物搬送装置の状態を判定する判定装置等に関する。
【背景技術】
【0002】
倉庫などにおいては荷物の運搬にフォークリフトなどの荷物搬送装置が用いられる。荷物搬送装置に関わる技術として、例えば、特許文献1には、昇降される荷物の重さを検出し、荷重の大きさに伴う種々の特性変化に対して適切な運転制御を行うことを目的とする荷物昇降装置が開示されている。詳細には、当該荷物昇降装置は荷物の昇降速度を検出して、検出された荷物の昇降速度および荷物の重さとその荷重下での昇降速度との関係を示すデータに基づいて荷物の重さを判断する。そして、当該荷物昇降装置は判断した荷物の重さに応じた運転制御を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平2002-20093号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述のような従来技術は、当該荷物昇降装置における荷物を支える位置を考慮した技術でない。そのため、当該荷物昇降装置による荷物の重さの判断の精度は低くなる。また、当該荷物昇降装置は、荷物を昇降することによって当該荷物昇降装置が転倒することを察知するための技術ではない。
【0005】
本開示の一態様は、荷物搬送装置が荷物を持ち上げることによって転倒する可能性を判定し、転倒の危険を警告する判定装置等を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の課題を解決するために、本開示の一態様に係る判定装置は、荷物搬送装置が荷物を持ち上げる際の負荷に関する負荷情報および前記荷物搬送装置の撮影画像を取得する取得部と、前記撮影画像を用いて、前記荷物搬送装置の所定の位置からの前記荷物の距離を算出する距離算出部と、算出された前記荷物の距離および前記負荷情報を用いて、前記荷物搬送装置が転倒する危険があるか否かを判定する判定部と、前記荷物搬送装置が転倒する危険があると判定した場合に、警告を示す情報を送信する送信部と、を備える。
【0007】
また、本開示の一態様に係る制御方法は、コンピュータが実行する制御方法であって、荷物搬送装置が荷物を持ち上げる際の負荷に関する負荷情報および前記荷物搬送装置の撮影画像を取得することと、前記撮影画像を用いて、前記荷物搬送装置の所定の位置からの前記荷物の距離を算出することと、算出された前記荷物の距離および前記負荷情報を用いて、前記荷物搬送装置が転倒する危険があるか否かを判定することと、前記荷物搬送装置が転倒する危険があると判定した場合に、警告を示す情報を送信することと、を含む。
【0008】
例えば、荷物搬送装置の所定の位置と持ち上げる荷物との距離が離れている場合に、荷物搬送装置が転倒する可能性は高くなる。前記の構成によれば、算出した荷物搬送装置の所定の位置からの荷物の距離および荷物を持ち上げる際の負荷を用いて、荷物搬送装置が転倒する危険を判定し、危険がある場合に警告を示す情報を送信することができる。そのため、当該警告に気を付けていれば、荷物搬送装置を操作する作業者は荷物搬送装置と荷物との位置関係を常に意識して作業を行う必要がなくなる。よって、荷物搬送装置を操作する作業者の作業効率の低下を低減することができるという効果を奏する。
【0009】
本開示の一態様に係る判定装置は、前記負荷情報は、前記荷物を持ち上げるための前記荷物搬送装置の駆動に関する電力を含んでもよい。
【0010】
前記の構成によれば、荷物を持ち上げるための荷物搬送装置の駆動に関する電力を用いて、前記荷物搬送装置が転倒する危険があるか否かを判定することができるという効果を奏する。
【0011】
本開示の一態様に係る判定装置は、取得した前記撮影画像から前記荷物搬送装置の所定の動作を検出する検出部をさらに、備え、前記取得部は、検出された前記所定の動作に基づいて、荷物搬送装置が荷物を持ち上げる際の前記荷物搬送装置の撮影画像を取得してもよい。
【0012】
前記の構成によれば、撮影画像における荷物搬送装置の所定の動作に基づいて、荷物搬送装置が荷物を持ち上げる際の前記荷物搬送装置の撮影画像を取得することができるという効果を奏する。
【0013】
本開示の一態様に係る判定装置は、前記荷物搬送装置から送信される、前記荷物搬送装置の駆動に関する所定の信号を検出する検出部をさらに、備え、前記取得部は、検出された前記所定の信号に基づいて、荷物搬送装置が荷物を持ち上げる際の前記荷物搬送装置の撮影画像を取得してもよい。
【0014】
前記の構成によれば、荷物搬送装置から送信される荷物搬送装置の駆動に関する所定の信号の検出に基づいて、荷物搬送装置が荷物を持ち上げる際の前記荷物搬送装置の撮影画像を取得することができるという効果を奏する。
【0015】
本開示の一態様に係る荷物搬送装置は、自装置が荷物を持ち上げる際の負荷に関する負荷情報を取得する取得部と、取得された前記負荷を示す負荷情報を上述の判定装置に送信する送信部と、を備える。
【0016】
前記の構成によれば、荷物搬送装置が荷物を持ち上げる際の状態における、転倒の危険を警告する警告システムを実現することができるという効果を奏する。
【0017】
本開示の各態様に係る判定装置および荷物搬送装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを前記判定装置および荷物搬送装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより前記判定装置および荷物搬送装置をコンピュータにて実現させる判定装置および荷物搬送装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本開示の範疇に入る。
【発明の効果】
【0018】
本開示の一態様によれば、荷物搬送装置が転倒する危険を判定し、警告を示す情報を送信することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本開示の実施形態1に係る警告システムおよび判定装置の要部構成の一例を示すブロック図である。
図2】本開示の実施形態1に係る警告システムにおける判定装置の適用の一例を示す図である。
図3】本開示の実施形態1に係る判定装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図4】本開示の実施形態1に係る距離算出部による荷物の距離の算出の一例を示す図である。
図5】本開示の実施形態1に係る距離算出部による荷物の距離の算出の他の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
〔実施形態1〕
以下、本開示の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。
【0021】
§1 適用例
図2は、本実施形態に係る、警告システム1における判定装置4の適用の一例を示す図である。はじめに、図2を用いて判定装置4の適用例の概要を説明する。警告システム1は、荷物6の運搬にフォークリフト2等の荷物搬送装置が用いられる倉庫などにおいて、荷物搬送装置の転倒の危険を警告するシステムである。
【0022】
図2に示すように、フォークリフト2は自身が備えるフォーク20を、荷物6が積載された荷台5に差し込む。そして、フォークリフト2は荷物6が積載された荷台5を持ち上げた状態で荷物6の運搬を行う。例えば、荷台5に対してフォーク20の差し込みの深さが浅い場合、すなわち、フォークリフト2と荷物6との距離が離れている場合、フォークリフト2に転倒する危険が生じ得る。また、本実施形態に適用できる荷物搬送装置の別の例として、アームで荷物を吊り下げて荷物6を運搬するような荷物搬送装置などを挙げることができる。このような荷物搬送装置においても、荷物搬送装置と荷物との距離が離れている場合に荷物搬送装置は転倒する危険がある。
【0023】
フォークリフト2の転倒は、フォークリフト2の前輪の接地点における、荷物6の重心位置の回転モーメントがフォークリフトの重心位置の回転モーメントを上回ること等から生じ得る。
【0024】
警告システム1は、フォークリフト2、カメラ3および判定装置4を含む。また、フォークリフト2は、荷物6を持ち上げる際の負荷を測定する。すなわち、フォークリフト2は、荷物6を持ち上げる際の負荷を取得する。フォークリフト2は当該負荷を示す負荷情報を判定装置4に送信する。また、カメラ3は、自身の対応エリアの画像を撮影し、撮影画像、すなわち、撮影画像データを判定装置4に送信する。
【0025】
判定装置4は、フォークリフト2が荷物を持ち上げる際の負荷に関する負荷情報およびフォークリフト2の撮影画像を取得する。判定装置4は取得した撮影画像を用いて、フォークリフト2の所定の位置からの荷物6の距離を算出する。判定装置4は、算出された荷物6の距離D1および負荷情報を用いて、フォークリフト2が転倒する危険があるか否かを判定する。判定装置4はフォークリフト2が転倒する危険があると判定した場合に、フォークリフト2に警告を示す情報を送信する。
【0026】
前記の構成によれば、フォークリフト2が荷物を持ち上げる際の状態における転倒の危険を警告する警告システム1を実現することができる。
【0027】
上述のように、荷物6の距離が遠い場合に、フォークリフト2が転倒する可能性は高くなる。前記の構成によれば、判定装置4は、算出した荷物6の距離および荷物6を持ち上げる際の負荷を用いて、フォークリフト2が転倒する危険を判定し、当該危険がある場合に警告を示す情報を送信する。そのため、当該警告に気を付けていれば、作業者は荷物6の距離D1を常に意識して作業を行う必要がなくなる。よって、フォークリフト2の作業者の作業効率の低下を低減することができる。
【0028】
§2 構成例
(警告システム1)
図1は本実施形態に係る警告システム1および判定装置4の要部構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、警告システム1は、フォークリフト2、カメラ3および判定装置4を含む。
【0029】
<フォークリフト2>
フォークリフト2は、倉庫などにおいて、荷物の搬送および荷物の積載等を行う荷物搬送装置である。フォークリフト2は測定装置21、制御部22、第1通信部23および表示装置24を備える。
【0030】
≪測定装置21≫
測定装置21はフォークリフト2における負荷を測定する。例えば、測定装置21は前記負荷として、フォークリフト2の駆動に関する電力を測定してもよい。特に、本実施形態では、測定装置21が測定する負荷には、フォークリフト2が荷物6を持ち上げる際の負荷が含まれる。測定装置21は測定した負荷を示す負荷情報を、制御部22の第1取得部221に送信する。例えば、測定装置21は、フォークリフト2が駆動中である場合、フォークリフト2の負荷の測定および送信を継続して行ってもよい。
【0031】
≪制御部22≫
制御部22は、第1取得部221が取得した負荷情報を判定装置4へ送信する制御およびフォークリフト2の転倒の警告を出力する制御等を行う。制御部22は、第1取得部221、第1送信部222および出力指示部223を備える。
【0032】
〈第1取得部221および第1送信部222〉
第1取得部221は、測定装置21から測定装置21が測定した負荷を示す負荷情報を取得する。第1送信部222は当該負荷情報を、第1通信部23を介して、判定装置4に送信する。
【0033】
〈出力指示部223〉
出力指示部223は、第1通信部23を介して、判定装置4から転倒の警告に関する通知を受信すると、当該警告を示す画像などを表示装置24に表示させる。
【0034】
また、フォークリフト2は、表示装置24に換えて音声出力装置またはランプなどを備えていてもよい。例えば、判定装置4から転倒の警告を示す情報を受信すると、音声出力装置が警告音を出力する構成としてもよいし、ランプが点灯する構成としてもよい。また、判定装置4から転倒の警告を示す情報を受信すると、制御部22はフォークリフト2の動作を強制的に停止させもよい。また、転倒の警告を示す情報は、フォークリフト2による作業が行われる倉庫等の施設に設けられた音声出力装置などに送信されてもよい。また、転倒の警告を示す情報は、フォークリフト2を操作する作業者の情報端末などに送信されてもよい。
【0035】
≪第1通信部23≫
第1通信部23は、判定装置4と通信を行う。本実施形態では、特に、第1通信部23は負荷情報を判定装置4に送信する。また、第1通信部23は、判定装置4から警告を示す情報を受信する。第1通信部23の通信手段は、特に限定されないが、以下を例に挙げることができる。第1通信部23は、第4世代移動通信システム(4G)、第5世代移動通信システム(5G)、有線local area network (LAN)、無線LAN、Bluetooth(登録商標)およびその他無線規格の少なくとも1つを用いて、通信を行ってもよい。
【0036】
<カメラ3>
カメラ3はフォークリフト2を撮影し、フォークリフト2の撮影画像を判定装置4に送信する。カメラ3はフォークリフト2による作業が行われる倉庫等の施設に設置される。例えば、当該施設には複数のカメラ3が設置されていてもよい。複数のカメラ3は対応するエリアに存在するフォークリフト2を撮影する。例えば、カメラ3は、対応するエリアにフォークリフト2が存在する場合、フォークリフト2の撮影および撮影画像の送信を継続して行ってもよい。また、カメラ3が撮影する画像は動画像であってもよい。
【0037】
<判定装置4>
判定装置4はフォークリフト2に転倒の危険があると判定すると、当該転倒の危険を示す警告を示す情報を送信する。判定装置4は、例えば、サーバ装置であってもよい。図1に示すように、判定装置4は、第2通信部41、制御部42および記憶部43を備える。
【0038】
≪第2通信部41≫
第2通信部41は、フォークリフト2およびカメラ3と通信を行う。本実施形態では、特に、第2通信部41は負荷情報をフォークリフト2から受信する。また、第2通信部41はフォークリフト2の撮影画像をカメラ3から受信する。また、第2通信部41は警告通知の指示をフォークリフト2に送信する。第2通信部41の通信手段は、特に限定されないが、以下を例に挙げることができる。第2通信部41は、第4世代移動通信システム(4G)、第5世代移動通信システム(5G)、有線local area network (LAN)、無線LAN、Bluetooth(登録商標)およびその他無線規格の少なくとも1つを用いて、通信を行ってもよい。
【0039】
≪制御部42≫
制御部42は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)の少なくとも1つを含み、情報処理に応じて各構成要素の制御を行う。制御部42は、第2取得部421、距離算出部422、重量算出部423、設定部424、判定部425および第2送信部426を備える。
【0040】
〈第2取得部421〉
第2取得部421は、第2通信部41を介して、フォークリフト2の負荷情報を取得する。当該負荷情報にはフォークリフト2が荷物6を持ち上げる際の負荷に関する情報が含まれる。また、第2取得部421は、第2通信部41を介して、フォークリフト2の撮影画像を取得する。当該撮影画像には、フォークリフト2が荷物6を持ち上げる際の撮影画像が含まれる。第2取得部421は、検出部4211を備える。
【0041】
《検出部4211》
[フォークリフト2の動作検出]
検出部4211は、取得した撮影画像からフォークリフト2の所定の動作を検出する。第2取得部421は検出された前記所定の動作に基づいて、フォークリフト2が荷物を持ち上げる際のフォークリフト2の撮影画像を取得する。前記の構成によれば、撮影画像におけるフォークリフト2の動作に基づいて、フォークリフト2が荷物を持ち上げる際のフォークリフト2の撮影画像を第2取得部421は取得することができる。
【0042】
上述のフォークリフト2の所定の動作として、フォークリフト2の移動の停止およびフォークリフト2のフォーク20の駆動の少なくとも1つを例に挙げることができる。当該所定の動作は、トラックからの荷下ろし時、倉庫内の荷物の移動時または荷物の積み込み時に生じ得る。例えば、検出部4211がフォークリフト2の所定の動作を取得した動画像から検出すると、以下の処理を行ってもよい。第2取得部421は所定の動作を検出した時点、あるいは、所定の動作を検出した時点から所定の時間が経過した後の静止画像を取得した動画像から生成する。すなわち、第2取得部421は当該静止画像を生成することによって、フォークリフト2が荷物6を持ち上げる際の撮影画像を取得する。また、他の例として、第2取得部421は上述のフォークリフト2の所定の動作を検出すると、静止画像の撮影の指示をカメラ3に送信する。第2取得部421は、当該指示に従い撮影されたフォークリフト2が荷物6を持ち上げる際の撮影画像をカメラ3から取得してもよい。
【0043】
第2取得部421は取得した前記静止画像を距離算出部422に送信する。
【0044】
[フォークリフト2の電力検出]
また、検出部4211は、取得した負荷情報から荷物を持ち上げるためのフォークリフト2の駆動に関する電力を検出する。第2取得部421は当該検出に基づいて、フォークリフト2が荷物を持ち上げる際のフォークリフト2の電力を取得する。例えば、検出部4211は、負荷情報である電力データが示す数値から、荷物6を持ち上げるためのフォークリフト2の駆動に関する電力を検出してもよい。また、第2取得部421は、上述のフォークリフト2が所定の動作を行った時点、あるいは、所定の動作を検出した時点から所定の時間が経過した後の電力データが示す数値をフォークリフト2が荷物を持ち上げる際のフォークリフト2の電力として取得してもよい。
【0045】
第2取得部421は、フォークリフト2が荷物を持ち上げる際のフォークリフト2の電力を示すデータを重量算出部423に送信する。
【0046】
〈距離算出部422〉
距離算出部422は撮影画像を用いて、フォークリフト2の所定の位置からの荷物6の距離を算出する。
【0047】
図4は、距離算出部422による荷物6の距離の算出の一例を示す図である。距離算出部422は、第2取得部421からフォークリフト2の撮影画像を受信すると、以下の処理により荷物6の距離D1を算出してもよい。図4に示すように、距離算出部422は、側面方向からの撮影画像から、荷物6の距離D1として、荷物6の重心位置P1とフォークリフト2のフォーク20の根元の位置P2との水平方向の距離D1を算出してもよい。例えば、距離算出部422は撮影画像における荷物6の形状から重心位置P1を算出してもよい。
【0048】
図5は、距離算出部422による荷物6の距離の算出の他の一例を示す図である。図5の上段の図はフォークリフト2と荷物6との距離D2が短い例を示す。図5の下段の図はフォークリフト2と荷物6との距離D3が長い例を示す。距離D2および距離D3は、荷物6の重心位置とフォークリフト2のフォーク20の根元の位置の水平方向の距離である。図5の左図はフォークリフト2の側面方向から見た図であり、右図はフォークリフト2の正面方向から見た図である。また、図5の幅W1および幅W3は荷物6を積載する荷台5の幅を示す。また、図5の幅W2および幅W4はフォークリフト2の屋根200の幅を示す。
【0049】
図5に示すように、正面方向から見た場合、荷物6との距離D2が短い場合における荷台5の幅W1に対する屋根200の幅W2に比べて、荷物6との距離D3が長い場合における荷台5の幅W3に対する屋根200の幅W4は狭く見える。すなわち、フォークリフト2と荷物6との距離に応じて、正面方向から見た場合の、荷台5の幅に対するフォークリフト2の屋根200の幅の比率は変化する。
【0050】
距離算出部422は、フォークリフト2の正面方向からの撮影画像から、荷台5の幅に対するフォークリフト2の屋根200の幅の比率を用いて、フォークリフト2と荷物6との距離を算出してもよい。当該算出される距離は、荷物6の重心位置とフォークリフト2のフォーク20の根元位置との水平方向の距離であってもよい。例えば、距離算出部422は正面方向の撮影画像における荷物6の形状から荷物6の重心位置を算出してもよい。
【0051】
また、距離算出部422は、複数のカメラ3が撮影した各撮影画像を用いて、フォークリフト2の所定の位置からの荷物6の距離を算出してもよい。例えば、距離算出部422は、各撮影画像を用いてフォークリフト2の所定の位置から水平方向の荷物6の距離を算出する。距離算出部422は、各撮影画像から算出した荷物6の距離のうち所定の範囲外の値を示す距離を外れ値として除外する。距離算出部422は、外れ値を除外した距離の代表値を算出することによって荷物6の距離を算出してもよい。例えば、前記代表値は、平均値であってもよいし、中央値であってもよい。
【0052】
また、距離算出部422は、複数のカメラ3が撮影した撮影画像のうち、フォークリフト2の側面方向からを撮像された撮影画像を優先して、荷物6の距離を算出してもよい。また、距離算出部422は、複数のカメラ3が撮影した撮影画像のうち、フォークリフト2が大きく撮像された撮影画像を優先して、荷物6の距離を算出してもよい。
【0053】
距離算出部422は、算出した荷物6の距離を示すデータを重量算出部423および判定部425に送信する。
【0054】
〈重量算出部423〉
重量算出部423は荷物を持ち上げるためのフォークリフト2の駆動に関する電力を示すデータを第2取得部421から受信する。また、重量算出部423は、荷物6の距離を示すデータを距離算出部422から受信する。重量算出部423は受信した電力を示すデータおよび荷物6の距離を示すデータから荷物6の重量を算出する。重量算出部423は算出した荷物6の重量を示すデータを設定部424に送信する。
【0055】
同じ重量の荷物であっても、フォークリフト2から荷物までの距離が異なると、荷物を持ち上げるためのフォークリフト2の駆動に関する電力は異なる。前記構成では、電力データおよび荷物6の距離を示すデータから荷物6の重量を算出する。そのため、荷物6の重量を精度よく算出できる。例えば、重量算出部423は記憶部43が記憶する重量算出情報431を参照して、荷物6の重量を算出してもよい。当該重量算出情報431は、荷物6の距離とフォークリフト2の駆動に関する電力と荷物6の重量との対応関係を示す情報であってもよい。
【0056】
〈設定部424〉
設定部424は、重量算出部423から受信したデータが示す荷物6の重量に応じて、フォークリフト2から荷物6までの距離に対する閾値を設定する。例えば、設定部424は記憶部43が記憶する閾値情報432を参照して、閾値を設定してもよい。当該閾値情報432は、荷物の重量と閾値との対応関係を示す情報であってもよい。設定部424は、設定した閾値を示すデータを判定部425に送信する。当該閾値はフォークリフト2の転倒の可能性の観点で設定される閾値である。
【0057】
例えば、設定部424は、フォークリフト2の前輪の接地点に対する、荷物6の重心位置での回転モーメントがフォークリフト2の重心位置での回転モーメントを上回る場合のフォークリフト2から荷物6までの距離を閾値に設定してもよい。
【0058】
〈判定部425〉
判定部425は、算出された荷物6の距離および負荷情報を用いて、フォークリフト2が転倒する危険があるか否かを判定する。本実施形態では、負荷情報は、荷物6を持ち上げるためのフォークリフト2の駆動に関する電力を含む。前記の構成によれば、荷物6を持ち上げるためのフォークリフト2の駆動に関する電力を用いて、フォークリフト2が転倒する危険があるか否かを判定することができる。判定部425の判定を詳細に説明すると、判定部425は、算出された荷物6の距離および設定された閾値を用いて、フォークリフト2が転倒する危険があるか否かを判定する。上述のように、本実施形態では、閾値は負荷情報である当該フォークリフト2の駆動に関する電力から算出された荷物6の重量を用いて設定される。そのため、判定部425は、算出された荷物6の距離および負荷情報を用いて、フォークリフト2が転倒する危険があるか否かを判定すると表現できる。
【0059】
荷物6の距離が閾値以上であると判定した場合、判定部425はフォークリフト2に転倒の危険があることを示す信号を第2送信部426に送信する。
【0060】
〈第2送信部426〉
第2送信部426はフォークリフト2に転倒の危険があることを示す信号を受信すると、第2通信部41を介して、転倒の警告を示す情報をフォークリフト2に送信する。
【0061】
≪記憶部43≫
記憶部43は、上述の重量算出情報431および閾値情報432を記憶する。
【0062】
§3 動作例
図3は、判定装置4が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。図3に示すように、例えば、検出部4211は、第2取得部421が取得した撮影画像におけるフォークリフト2の動作をモニターし(S1)、フォークリフト2の所定の動作を検出する(S2)。フォークリフト2の所定の動作を検出した場合(S2でYES)、第2取得部421はフォークリフト2が荷物6を持ち上げる際の撮影画像を取得する(S3)。また、第2取得部421は、フォークリフト2が荷物を持ち上げる際のフォークリフト2の負荷情報である電力を取得する(S4:取得ステップ)。例えば、S2からS3における撮影画像の取得に関する処理とS4における負荷情報の取得に関する処理とは並行して行われてもよい。
【0063】
続いて、距離算出部422は、フォークリフト2が荷物6を持ち上げる際の撮影画像を用いて、フォークリフト2の所定の位置からの荷物6の距離を算出する(S5)。続いて、重量算出部423は、フォークリフト2が荷物6を持ち上げる際の電力および上述の荷物6の距離から荷物6の重量を算出する(S6)。続いて、設定部424は算出された荷物6の重量に応じて、フォークリフト2から荷物6までの距離に対する閾値を設定する(S7)。続いて、判定部425は、算出された荷物6の距離および負荷情報を用いて、フォークリフト2が転倒する危険があるか否かを判定する(S8)。詳細には、判定部425は、算出された荷物6の距離が設定された閾値以上であるか否かを判定する(S8)。判定部425が、算出された荷物6の距離が設定された閾値以上であると判定した場合(S8でYES)、すなわち、判定部425が、フォークリフト2が転倒する危険があると判定した場合以下のステップS9に処理は続く。第2送信部426は転倒の警告を示す情報をフォークリフト2に送信し(S9)、処理は終了する。
【0064】
フォークリフト2に所定の動作がないと判断した場合(S2でNO)、処理はS1に戻る。また、判定部425が、算出された荷物6の距離が設定された閾値未満であると判定した場合(S8でNO)、処理は終了する。
【0065】
(変形例1)
本開示の一側面に係る変形例1について、以下に説明する。本変形例のフォークリフト2が備える測定装置21はフォークリフト2における負荷として、フォークリフト2が搬送する荷物6の重量を測定してもよい。フォークリフト2は負荷情報として、荷物6の重量を示すデータを判定装置4に送信する。すなわち、本変形例では、判定装置4は荷物6の重量算出を行わず、荷物6の重量として、受信した負荷情報が示す重量を用いてもよい。
【0066】
(変形例2)
本開示の一側面に係る変形例2について、以下に説明する。本変形例の警告システム1では、判定装置4が備える検出部4211は、フォークリフト2から送信されるフォークリフト2の駆動に関する所定の信号を検出してもよい。第2取得部421は、検出された前記所定の信号に基づいて、フォークリフト2が荷物を持ち上げる際のフォークリフト2の撮影画像を取得してもよい。前記の構成によれば、フォークリフト2から送信される所定の信号の検出に基づいて、第2取得部421は、フォークリフト2が荷物を持ち上げる際の前記荷物搬送装置の撮影画像を取得することができる。
【0067】
例えば、所定の信号は、荷物6を持ち上げるためのフォークリフト2の駆動に関する電力の発生を示す信号であってもよい。すなわち、本変形例のフォークリフト2が備える測定装置21は以下の処理を行ってもよい。測定装置21はフォークリフト2の駆動に関する電力を測定する。測定装置21は荷物6を持ち上げるためのフォークリフト2の駆動に関する電力の発生を検出すると、当該電力の発生を示す信号を判定装置4に送信する。
【0068】
前記の構成によれば、フォークリフト2から送信される、荷物6を持ち上げるためのフォークリフト2の駆動に関する電力の発生を示す信号の検出に基づいて、フォークリフト2が荷物を持ち上げる際のフォークリフト2の撮影画像を第2取得部421は取得することができる。
【0069】
(変形例3)
本開示の一側面に係る変形例3について、以下に説明する。本変形例にかかる判定装置4が備える距離算出部422、設定部424および判定部425は以下の処理を行ってもよい。距離算出部422は、算出したフォークリフト2の所定の位置からの荷物6の距離から、荷台5に対するフォーク20の差し込みの深さを算出してもよい。設定部424は、荷物6の重量から差し込みの深さに閾値を設定してもよい。判定部425は差し込みの深さが閾値未満であるかを判定してもよい。差し込みの深さが閾値未満であると判定した場合、判定部425はフォークリフト2に転倒の危険があることを示す信号を第2送信部426に送信してもよい。
【0070】
(変形例4)
本開示の一側面に係る変形例3について、以下に説明する。本変形例にかかる判定装置4が備える距離算出部422、設定部424および判定部425は以下の処理を行ってもよい。距離算出部422は、撮影画像から、荷物6の距離として、荷物6の重心位置P1とフォークリフト2の前輪の接地点との距離を算出してもよい。設定部424は当該荷物6の距離に閾値を設定してもよい。判定部425は当該荷物6の距離が閾値以上であるかを判定してもよい。当該荷物6の距離が閾値以上であると判定した場合、判定部425はフォークリフト2に転倒の危険があることを示す信号を第2送信部426に送信してもよい。
【0071】
(変形例5)
本開示の一側面に係る変形例5について、以下に説明する。一変形例として、判定装置4の構成および動作を、互いに通信可能な複数のコンピュータに分散させた実施形態としてもよい。
【0072】
(変形例6)
本開示の一側面に係る変形例6について、以下に説明する。一変形例として、判定装置4の構成および動作を、クラウドコンピューティングシステム又はその他のコンピューティングシステムに属するサーバ等のコンピュータに設けた実施形態としてもよい。この場合、荷物搬送装置に対応するフォークリフト2の撮影画像は、公知又は任意の無線技術を用いて、カメラ3から取得されてもよい。
【0073】
(変形例7)
本開示の一側面に係る変形例7について、以下に説明する。一変形例として、判定装置4の一部又は全部の構成要素を、荷物搬送装置に対応するフォークリフト2に設けた実施形態としてもよい。例えば、判定装置4の判定部425および第2送信部426の機能を、フォークリフト2の制御部22が担ってもよい。
【0074】
〔ソフトウェアによる実現例〕
判定装置4およびフォークリフト2(以下、「装置」と呼ぶ)の機能は、当該装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、当該装置の各制御ブロック(特に制御部42および22に含まれる各部)としてコンピュータを機能させるためのプログラムにより実現することができる。
【0075】
この場合、前記装置は、前記プログラムを実行するためのハードウェアとして、少なくとも1つの制御装置(例えばプロセッサ)と少なくとも1つの記憶装置(例えばメモリ)を有するコンピュータを備える。この制御装置と記憶装置により前記プログラムを実行することにより、前記各実施形態で説明した各機能が実現される。
【0076】
前記プログラムは、一時的ではなく、コンピュータ読み取り可能な、1または複数の記録媒体に記録されていてもよい。この記録媒体は、前記装置が備えていてもよいし、備えていなくてもよい。後者の場合、前記プログラムは、有線または無線の任意の伝送媒体を介して前記装置に供給されてもよい。
【0077】
また、前記各制御ブロックの機能の一部または全部は、論理回路により実現することも可能である。例えば、前記各制御ブロックとして機能する論理回路が形成された集積回路も本開示の範疇に含まれる。この他にも、例えば量子コンピュータにより前記各制御ブロックの機能を実現することも可能である。
【0078】
[まとめ]
本開示の態様1に係る判定装置は、荷物搬送装置が荷物を持ち上げる際の負荷に関する負荷情報および前記荷物搬送装置の撮影画像を取得する取得部と、前記撮影画像を用いて、前記荷物搬送装置の所定の位置からの前記荷物の距離を算出する距離算出部と、算出された前記荷物の距離および前記負荷情報を用いて、前記荷物搬送装置が転倒する危険があるか否かを判定する判定部と、前記荷物搬送装置が転倒する危険があると判定した場合に、警告を示す情報を送信する送信部と、を備える。
【0079】
本開示の態様2に係る判定装置は、前記態様1において、前記負荷情報は、前記荷物を持ち上げるための前記荷物搬送装置の駆動に関する電力を含んでもよい。
【0080】
本開示の態様3に係る判定装置は、前記態様1または2において、取得した前記撮影画像から前記荷物搬送装置の所定の動作を検出する検出部をさらに、備え、前記取得部は、検出された前記所定の動作に基づいて、荷物搬送装置が荷物を持ち上げる際の前記荷物搬送装置の撮影画像を取得してもよい。
【0081】
本開示の態様4に係る判定装置は、前記態様1または2において、前記荷物搬送装置から送信される、前記荷物搬送装置の駆動に関する所定の信号を検出する検出部をさらに、備え、前記取得部は、検出された前記所定の信号に基づいて、荷物搬送装置が荷物を持ち上げる際の前記荷物搬送装置の撮影画像を取得してもよい。
【0082】
本開示の態様5に係る制御方法は、コンピュータが実行する制御方法であって、荷物搬送装置が荷物を持ち上げる際の負荷に関する負荷情報および前記荷物搬送装置の撮影画像を取得することと、前記撮影画像を用いて、前記荷物搬送装置の所定の位置からの前記荷物の距離を算出することと、算出された前記荷物の距離および前記負荷情報を用いて、前記荷物搬送装置が転倒する危険があるか否かを判定することと、前記荷物搬送装置が転倒する危険があると判定した場合に、警告を示す情報を送信することと、を含む。
【0083】
本開示の態様6に係る荷物搬送装置は、自装置が荷物を持ち上げる際の負荷に関する負荷情報を取得する取得部と、取得された前記負荷を示す負荷情報を前記態様1から5の何れか1つに記載の判定装置に送信する送信部と、を備える。
【0084】
本開示は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0085】
2 フォークリフト(荷物搬送装置)
221 第1取得部(取得部)
222 第1送信部(送信部)
4 判定装置
421 第2取得部(取得部)
422 距離算出部
425 判定部
426 第2送信部(送信部)
4211 検出部
図1
図2
図3
図4
図5