IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 日本電気株式会社の特許一覧

特開2024-128875画像表示システム、情報処理装置、画像表示方法及び画像表示プログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024128875
(43)【公開日】2024-09-24
(54)【発明の名称】画像表示システム、情報処理装置、画像表示方法及び画像表示プログラム
(51)【国際特許分類】
   G09G 5/00 20060101AFI20240913BHJP
   H04N 7/18 20060101ALI20240913BHJP
【FI】
G09G5/00 550C
G09G5/00 550B
G09G5/00 530T
H04N7/18 D
H04N7/18 K
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023038142
(22)【出願日】2023-03-10
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】三井 麻理子
【テーマコード(参考)】
5C054
5C182
【Fターム(参考)】
5C054CA04
5C054CC02
5C054FC12
5C054FE14
5C054FE16
5C054FE18
5C054GB13
5C054GD06
5C054HA14
5C182AB02
5C182AB08
5C182AC02
5C182AC03
5C182AC22
5C182BA14
5C182BA54
5C182BC01
5C182BC25
5C182BC26
5C182CA21
5C182CB04
5C182CB47
5C182CC21
5C182DA02
5C182DA65
5C182DA68
(57)【要約】
【課題】個人の撮影画像の流出及び悪用のリスクを低減すると共に、個人を識別可能な画像表示システム、情報処理装置、画像表示方法及び画像表示プログラムを提供すること。
【解決手段】画像表示システム1は、個人を撮影して生成された撮影画像を用いて、個人を抽象化して表した代替画像を生成する代替画像生成部105と、当該代替画像を含む画像を1以上の表示装置に表示させる表示制御部111とを含む。
【選択図】図11
【特許請求の範囲】
【請求項1】
個人を撮影して生成された撮影画像を用いて、前記個人を抽象化して表した代替画像を生成する代替画像生成部と、
前記代替画像を含む画像を1以上の表示装置に表示させる表示制御部と
を含む、画像表示システム。
【請求項2】
代替画像同士が類似するか判定する代替画像類似判定部を含み、
前記表示制御部は、前記代替画像類似判定部が類似すると判定した複数の代替画像を同一の表示装置に表示させる場合、前記複数の代替画像が互いに類似する旨を示す画像を、前記表示装置に表示させる、請求項1に記載の画像表示システム。
【請求項3】
代替画像同士が類似するか判定する代替画像類似判定部を含み、
前記代替画像生成部は、抽象度の異なる前記個人の複数の代替画像を生成し、
前記表示制御部は、前記代替画像類似判定部が類似すると判定した複数の代替画像を、同一の表示装置に表示させる場合、前記複数の代替画像のそれぞれの代わりに、前記代替画像よりも抽象度の小さい代替画像を、前記表示装置に表示させる、請求項1に記載の画像表示システム。
【請求項4】
前記代替画像生成部は、抽象度の異なる前記個人の複数の代替画像を生成し、
前記表示制御部は、前記表示装置に表示される代替画像を、時間の経過と共に、抽象度の大きい代替画像から抽象度の小さい代替画像へ変更する、請求項1に記載の画像表示システム。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記代替画像が表す個人の位置情報を表す画像を、前記表示装置に表示させる、請求項1~4のいずれか1項に記載の画像表示システム。
【請求項6】
前記位置情報は、マップにおける前記代替画像が表す個人の位置を示し、
前記表示制御部は、前記マップにおける前記個人の位置と前記代替画像とが関連付けて表された画像を、前記表示装置に表示させる、請求項5に記載の画像表示システム。
【請求項7】
前記表示制御部は、前記代替画像が表す個人が入店した店舗に対する前記個人の接客要望の有無を示す画像を、前記表示装置に表示させる、請求項6に記載の画像表示システム。
【請求項8】
個人を撮影して生成された撮影画像を用いて、前記個人を抽象化して表した代替画像を生成する代替画像生成部と、
前記代替画像を表示装置に表示させる表示制御部と
を備えた、情報処理装置。
【請求項9】
コンピュータが、
個人を撮影して生成された撮影画像を用いて、前記個人を抽象化して表した代替画像を生成し、
前記代替画像を表示装置に表示させる、
画像表示方法。
【請求項10】
コンピュータに対し、
個人を撮影して生成された撮影画像を用いて、前記個人を抽象化して表した代替画像を生成させ、
前記代替画像を表示装置に表示させる、
画像表示プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、画像表示システム、情報処理装置、画像表示方法及び画像表示プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、顧客等の個人の撮影画像を様々な表示装置に表示するシステムが提案されている。このようなシステムの一例として、特許文献1が開示する接客支援システムは、店舗に来店した顧客を店内のカメラによって撮影し、当該顧客の画像を店内のモニターに表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-33362号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1が開示する接客支援システムは、顧客の画像が店内のモニターに表示されてしまうため、顧客の画像の流出や悪用のリスクがある。また、自分の撮影画像が、他人が閲覧可能な表示装置にされることに抵抗感を有する人も想定される。一方、このような問題を解決すべく、個人の撮影画像をぼかす方法も考えられるが、その場合、個人を識別できなくなる可能性がある。
【0005】
本開示の目的の一つは、上述した課題を鑑み、個人の撮影画像の流出及び悪用のリスクを低減すると共に、個人を識別可能な画像表示システム、情報処理装置、画像表示方法及び画像表示プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
例示的な一実施形態に係る画像表示システムは、
個人を撮影して生成された撮影画像を用いて、個人を抽象化して表した代替画像を生成する代替画像生成部と、
代替画像を含む画像を1以上の表示装置に表示させる表示制御部と
を含む。
【0007】
例示的な一実施形態に係る情報処理装置は、
個人を撮影して生成された撮影画像を用いて、個人を抽象化して表した代替画像を生成する代替画像生成部と、
代替画像を表示装置に表示させる表示制御部とを備える。
【0008】
例示的な一実施形態に係る画像表示方法は、コンピュータが、
個人を撮影して生成された撮影画像を用いて、個人を抽象化して表した代替画像を生成し、
代替画像を表示装置に表示させる。
【0009】
例示的な一実施形態に係る画像表示プログラムは、コンピュータに対し、
個人を撮影して生成された撮影画像を用いて、個人を抽象化して表した代替画像を生成させ、
代替画像を表示装置に表示させる。
【発明の効果】
【0010】
本開示により、個人の撮影画像の流出及び悪用のリスクを低減すると共に、個人を識別可能な画像表示システム、情報処理装置、画像表示方法及び画像表示プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】例示的な第1の実施形態に係る画像表示システムを示す図である。
図2】例示的な第1の実施形態に係る管理装置の構成の一例を示す図である。
図3】例示的な第1の実施形態に係る管理装置が使用する登録者情報テーブルの一例を示す図である。
図4】例示的な第1の実施形態に係る管理装置が使用する店舗情報テーブルの一例を示す図である。
図5】例示的な第1の実施形態に係る管理装置が使用する入店客情報テーブルの一例を示す図である。
図6】例示的な第1の実施形態に係る画像表示システムで表示される画像の一例を示す図である。
図7】例示的な第1の実施形態に係る画像表示システムで表示される画像の他の一例を示す図である。
図8】例示的な第1の実施形態に係る画像表示システムで実行される処理の一例を示すフローチャートである。
図9】例示的な第1の実施形態に係る画像表示システムで実行される処理の他の例を示すフローチャートである。
図10】例示的な第1の実施形態に係る画像表示システムで実行される処理の他の例を示すフローチャートである。
図11】画像表示システムが有する主要な構成要素を示す図である。
図12】例示的な第2の実施形態に係る画像表示システムの一例を示す図である。
図13】例示的な第2の実施形態に係る管理装置の構成の一例を示す図である。
図14】例示的な第2の実施形態に係る画像表示システムで実行される処理の一例を示すフローチャートである。
図15】捜索対象者情報テーブルの一例を示す図である。
図16】例示的な第2の実施形態に係る画像表示システムで実行される処理の他の例を示すフローチャートである。
図17】例示的な第2の実施形態に係る端末装置情報テーブルの一例を示す図である。
図18】例示的な第3の実施形態に係る画像表示システムで実行される処理の一例を示すフローチャートである。
図19】登録者情報テーブルの一例を示す図である。
図20】登録者情報テーブルの他の例を示す図である。
図21】例示的な第3の実施形態に係る画像表示システムで実行される処理の他の例を示すフローチャートである。
図22】例示的な第3の実施形態に係る端末装置情報テーブルの一例を示す図である。
図23】例示的な第3の実施形態に係る画像表示システムで表示される画像の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して、例示的な第1の実施形態について説明する。図1は、例示的な第1の実施形態に係る画像表示システム1を示す図である。画像表示システム1は、管理装置10と、顧客端末装置20と、据置き型端末装置30と、撮影装置40,41と、店舗用端末装置50,51とを含む。管理装置10は、顧客端末装置20、据置き型端末装置30、撮影装置40,41、及び店舗用端末装置50,51と、ネットワーク60を介して相互にデータを通信することができる。これらの装置は、無線によってデータを通信してもよい。ネットワーク60は、LAN(Local Area Network)及び/又はWAN(Wide Area Network)等の様々なネットワークを含むことができる。なお、画像表示システム1は、任意の数の顧客端末装置20、据置き型端末装置30、撮影装置40,41、店舗用端末装置50,51を含み得る。
【0013】
管理装置10は、画像表示システム1の全体制御を行う情報処理装置である。管理装置10の具体例として、サーバやPC(Personal Computer)等の情報処理装置が挙げられる。管理装置10は、コンピュータに相当する。管理装置10の構成の詳細については、図2を参照して後述する。
【0014】
顧客端末装置20は、顧客が使用する情報処理装置である。顧客端末装置20の具体例として、スマートフォン、タブレット型端末装置、PC(Personal Computer)等の情報処理装置が挙げられる。
【0015】
据置き型端末装置30は、顧客が使用する据置き型の情報処理装置である。据置き型端末装置30の具体例として、商業施設や空港等の施設に設置されたキオスク端末等の情報処理装置が挙げられる。
【0016】
撮影装置40,41は、顧客の容姿を撮影して撮影画像を生成する装置である。撮影装置40,41の具体例としては、防犯カメラや監視カメラ等の固定式の撮影装置、店員が携帯するボディカメラ等の携帯式の撮影装置が挙げられる。固定式の撮影装置は、少なくとも顧客の顔を撮影可能な任意の位置に設置され得る。撮影装置40,41は、生成した顧客の顔を含む撮影画像を管理装置10に提供する。
【0017】
店舗用端末装置50,51は、店舗の従業員が使用する情報処理装置である。店舗用端末装置50,51の具体例としては、タブレット型端末装置、PC(Personal Computer)等の情報処理装置が挙げられる。店舗用端末装置50,51は、管理装置10が生成した画像を、店舗用端末装置50,51が備えた表示装置、又は店舗用端末装置50,51が通信可能な他の表示装置に表示する。
【0018】
図2は、例示的な第1の実施形態に係る管理装置10の構成の一例を示す図である。管理装置10は、種々のプログラムを実行可能なプロセッサ11と、通信インタフェース(I/F)12と、記憶装置13とを備える。プロセッサ11の具体例としては、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサが挙げられる。なお、プロセッサ11が実行するプログラムを、FPGA(Field-Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の集積回路が実行してもよい。プロセッサ、FPGA及びASIC等の集積回路は、コンピュータに相当する。
【0019】
通信インタフェース12は、管理装置10と他の装置との間でデータを通信する。記憶装置13には、プロセッサ11が実行するプログラム100、データテーブル等の種々の情報が保存される。記憶装置13に保存されるデータテーブルには、登録者情報テーブル、店舗情報テーブル、及び入店客情報テーブルが含まれる。
【0020】
登録者情報テーブルは、顧客に関する情報が登録されるデータテーブルである。図3は、登録者情報テーブルの一例を示す図である。登録者情報テーブルに登録される情報(以下、「登録者情報」とする。)には、顧客の識別情報と、顧客の撮影画像の識別情報と、顧客の撮影画像の特徴量と、顧客の希望言語と、顧客の年齢と、顧客の性別と、顧客の出身地と、店舗ジャンル及び商品価格帯毎の接客要望が含まれる。店舗ジャンルは、店舗が取り扱う商品のジャンルである。商品価格帯は、店舗が取り扱う商品の平均価格を含む価格帯である。顧客は、任意の店舗のジャンル及び商品価格帯毎に接客要望の有無を指定することができる。
【0021】
店舗情報テーブルは、店舗に関する情報が登録されるデータテーブルである。図4は、店舗情報テーブルの一例を示す図である。店舗情報テーブルに登録される情報には、店舗の識別情報と、店舗のジャンルと、店舗の商品平均価格と、撮影装置の識別情報と、撮影装置の位置情報とが含まれる。店舗の商品平均価格は、店舗が取り扱う商品の平均価格である。撮影装置の識別情報は、店舗に設置された撮影装置及び店員が携帯する撮影装置の識別情報である。撮影装置の位置情報は、店舗に設置された撮影装置及び当該店舗の店員が携帯する撮影装置の位置情報である。本実施形態では、当該位置情報として、後述する表示画像生成部110が生成する画像のマップ上における座標位置を採用することができる。
【0022】
入店客情報テーブルは、入店した顧客に関する情報が登録されるデータテーブルである。図5は、入店客情報テーブルの一例を示す図である。入店客情報テーブルに登録される情報には、店舗の識別情報と、顧客の識別情報と、代替画像の識別情報と、入店時刻と、接客要望の有無と、撮影装置の識別情報と、撮影装置の位置情報が含まれる。顧客の識別情報は、当該店舗の識別情報によって識別される店舗に入店した顧客の識別情報である。代替画像の識別情報は、当該顧客を表す代替画像の識別情報である。入店時刻は、当該顧客が当該店舗に入店した時刻である。接客要望の有無は、当該店舗に対する当該顧客の接客要望の有無である。撮影装置の識別情報は、当該店舗に設置された撮影装置及び当該店舗の店員が携帯する撮影装置の識別情報である。撮影装置の位置情報は、当該店舗に設置された撮影装置及び当該店舗の店員が携帯する撮影装置の位置情報である。
【0023】
プロセッサ11は、記憶装置13からプログラム100を読み出して実行することにより、例示的な第1の実施形態に係る方法を実行する。プログラム100は、登録部101と、特徴量算出部102と、識別情報特定部103と、撮影画像類似判定部104と、代替画像生成部105と、接客要望判定部106と、代替画像有無判定部107と、代替画像類似判定部108と、位置情報取得部109と、表示画像生成部110と、表示制御部111と、削除部112とを含む。
【0024】
登録部101は、種々の情報を記憶装置13に登録するプログラムである。具体的には、登録部101は、登録者情報テーブル、店舗情報テーブ及び入店客情報テーブルに種々の情報を登録する。
【0025】
特徴量算出部102は、撮影装置40,41が提供した撮影画像から顧客の顔の特徴量を算出するプログラムである。
【0026】
識別情報特定部103は、登録者情報テーブル、店舗情報テーブ及び入店客情報テーブルに登録された種々の識別情報を特定するプログラムである。
【0027】
撮影画像類似判定部104は、対象の2つの撮影画像を照合し、これらの撮影画像に写っている人物が類似するか否か判定するプログラムである。本実施形態では、人物が類似するか否か判定するプログラムとして、機械学習によって学習されたモデルを採用することができる。このモデルは、或る人物の容姿の撮影画像を入力情報とし、当該人物の別の撮影画像と、類似する旨を示す値を、出力情報として用いて学習させることができる。また、このモデルは、或る人物の容姿の撮影画像を入力情報とし、別の人物の撮影画像と、類似しない旨を示す値を、出力情報として用いて学習させることができる。
【0028】
代替画像生成部105は、対象の人物が写っている撮影画像を用いて、当該人物を抽象化して表した代替画像を生成するプログラムである。代替画像生成部105は、種々の抽象化プログラムを用いて、撮影画像に写っている人物の容姿を、イラストや線画等で表現することができる。人物の容姿には、人物の顔、髪型、髪の長さ、体形、服装等が含まれる。本実施形態では、抽象化プログラムとして、機械学習によって学習されたモデルを採用することができる。このモデルは、人物の容姿の撮影画像を入力情報として、当該人物をイラストや線画等で抽象化した画像を出力情報として用いて学習させることができる。また、このモデルは、人物の容姿の撮影画像と、当該撮影画像から得られる特徴量を入力情報として、当該人物をイラストや線画等で抽象化した画像を出力情報として用いて学習させてもよい。さらに、代替画像生成部105は、撮影画像に写っている人物の容姿を、3次元表現で表してもよい。
【0029】
接客要望判定部106は、撮影装置40,41が提供した撮影画像に写っている顧客が入店した店舗に対する当該顧客の接客要望の有無を判定するプログラムである。
【0030】
代替画像有無判定部107は、顧客が入店した店舗に既に入店している他の顧客の代替画像が存在するか否か判定するプログラムである。
【0031】
代替画像類似判定部108は、対象の2つの代替画像を照合し、これらの代替画像が類似するか否か判定するプログラムである。本実施形態では、代替画像が類似するか否か判定するプログラムとして、機械学習によって学習されたモデルを採用することができる。このモデルは、或る人物の代替画像と、当該代替画像に類似する代替画像を入力情報とし、類似する旨を示す値を、出力情報として用いて学習させることができる。また、このモデルは、或る人物の代替画像と、当該代替画像に類似しない代替画像を入力情報とし、類似しない旨を示す値を、出力情報として用いて学習させることができる。
【0032】
位置情報取得部109は、撮影装置40,41が送信した撮影画像に写っている人物の位置情報を取得するプログラムである。具体的には、位置情報取得部109は、店舗情報テーブルを参照し、撮影装置40,41の識別情報に関連付けられている撮影装置の位置情報を取得する。この位置情報は、撮影装置40,41の撮影範囲内の人物の位置を特定するための位置情報である。本実施形態では、この位置情報は、後述する表示画像生成部110が生成するマップ内の人物の位置を示す。
【0033】
表示画像生成部110は、1以上の表示装置に表示される画像を生成するプログラムである。本実施形態では、表示画像生成部110は、店舗用端末装置50,51の表示装置に表示される画像を生成する。表示画像生成部110は、顧客の代替画像、顧客情報及び顧客の位置情報を含む様々な画像を生成する。
【0034】
表示画像生成部110は、代替画像類似判定部108が類似すると判定した複数の代替画像を含む画像を生成する場合、これらの複数の代替画像が互いに類似する旨を示す画像を生成する。図6は、表示画像生成部110が生成する画像の一例を示す図である。図6に示す画像は、入店した顧客の代替画像及び顧客情報をリスト化して表す。また、図6に示す画像は、代替画像70及び代替画像71が互いに類似する旨を示す。図6に示す例では、接客を要望する顧客の代替画像及び顧客情報は、画面上の上側の位置に表示される。また、図6に示す例では、接客を要望しない顧客の代替画像及び顧客情報はマスク化される。他の例では、接客を要望しない顧客の代替画像及び顧客情報を非表示にしてもよい。
【0035】
また、表示画像生成部110は、マップにおける個人の位置と代替画像とが関連付けて表された画像を生成する。図7は、表示画像生成部110が生成する画像の他の例を示す図である。図7に示す例では、顧客を表す代替画像70と、マップにおける当該顧客の位置とが関連付けて表される。他の例では、図7に示すマップにおいて、接客を要望する顧客と接客を要望しない顧客を識別できるように表示してもよい。例えば、マップにおける接客の位置を表示するオブジェクトの色や形状を、接客を要望する顧客と接客を要望しない顧客で分けてもよい。
【0036】
表示制御部111は、表示画像生成部110が生成した代替画像を含む画像を1以上の表示装置に表示させるプログラムである。本実施形態では、表示制御部111は、表示画像生成部110が生成した画像を店舗用端末装置50,51に表示させる。表示制御部111は、顧客が入店すると、表示画像生成部110が生成した当該顧客に関する情報を含む画像を、店舗用端末装置50,51に表示させることができる。また、表示制御部111は、店舗用端末装置50,51から要求に基づき、顧客に関する情報を含む画像を、店舗用端末装置50,51に表示させることができる。
【0037】
表示制御部111は、代替画像類似判定部108が類似すると判定した複数の代替画像を同一の表示装置に表示させる場合、図6に示すような、表示画像生成部110が生成した当該複数の代替画像が互いに類似する旨を示す画像を、表示装置に表示させる。
【0038】
また、表示制御部111は、表示画像生成部110が生成した、代替画像が表す個人の位置情報を表す画像を表示装置に表示させることができる。本実施形態では、表示制御部111は、図7に示すような、マップにおける個人の位置と代替画像とが関連付けて表された画像を、表示装置に表示させることができる。
【0039】
削除部112は、入店客情報テーブルに登録されている顧客の情報を削除するプログラムである。削除部112は、顧客が退店した後、当該顧客に関する情報を入店客情報テーブルから削除する。この場合、撮影画像類似判定部104は、店舗の出口付近に設置された撮影装置から受信した撮影画像と、入店客情報テーブルに登録されている顧客の識別情報によって識別される記憶装置13に保存されている撮影画像とが類似するか否か判定する。これらの撮影画像が類似すると判定された場合、削除部112は、入店客情報テーブルから、当該顧客の識別情報に関連付けられた情報を削除する。他の実施形態では、削除部112は、顧客が入店した後、既定の時間が経過後に、当該顧客に関する情報を入店客情報テーブルから削除してもよい。また、削除部112は、当該顧客が他の店舗に入店したことをトリガとして、当該顧客に関する情報を入店客情報テーブルから削除してもよい。
【0040】
図8は、例示的な第1の実施形態に係る画像表示システム1で実行される処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態では、顧客端末装置20及び管理装置10が、図8に示す処理を実行する。
【0041】
ステップS1では、顧客端末装置20が、管理装置10が登録する登録者情報を生成する。ステップS1で生成される登録者情報には、顧客の希望言語と、顧客の年齢と、顧客の性別と、顧客の出身地と、店舗ジャンル及び商品価格帯毎の接客要望が含まれる。
【0042】
ステップS2では、顧客端末装置20は、登録者情報の登録要求を、生成した登録者情報と、顧客の撮影画像と共に、管理装置10に送信する。顧客の撮影画像には、少なくとも顧客の顔が含まれる。
【0043】
管理装置10は、登録情報の登録要求を受信すると、ステップS3で登録部101が、顧客の識別情報及び撮影画像の識別情報を生成する。ステップS4では、登録部101は、当該顧客の識別情報と関連付けて、当該撮影画像の識別情報と、顧客端末装置20から受信した登録者情報を登録者情報テーブルに登録する。ステップS5では、登録部101は、顧客端末装置20から受信した撮影画像を、当該撮影画像の識別情報と共に記憶装置13に保存する。
【0044】
ステップS6では、特徴量算出部102が、撮影画像から顧客の顔の特徴量を算出する。ステップS7では、登録部101が、算出された顧客の顔の特徴量を、登録者情報テーブルに登録する。
【0045】
図9は、例示的な第1の実施形態に係る画像表示システム1で実行される処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態では、撮影装置40、管理装置10及び店舗用端末装置50が、図9に示す処理を実行する。
【0046】
ステップS10では、撮影装置40が、来店した顧客を撮影し、当該顧客の撮影画像を生成する。撮影装置40は、顧客の容姿を撮影できるように設置及び調整される。ステップS11では、撮影装置40は、生成した顧客の撮影画像を、撮影装置40の識別情報と共に管理装置10に送信する。
【0047】
管理装置10は、撮影装置40から顧客の撮影画像及び撮影装置40の識別情報を受信すると、ステップS12で管理装置10の識別情報特定部103が、店舗情報テーブルを参照し、撮影装置40の識別情報に関連付けられた店舗の識別情報を特定する。
【0048】
ステップS13では、管理装置10の撮影画像類似判定部104が、受信した顧客の撮影画像と、管理装置10の記憶装置13に保存されている撮影画像とを照合し、これらの撮影画像に含まれる人物が類似するか否か判定する。これらの撮影画像に写っている人物が類似する場合、ステップS14以降の処理が実行される。
【0049】
ステップS14では、管理装置10の代替画像生成部105が、撮影装置40が生成した顧客の撮影画像を用いて、当該顧客を抽象化して表した代替画像を生成する。このように撮影装置40が生成した顧客の撮影画像に基づいて代替画像を生成することにより、入店した当日の顧客の容姿を反映した代替画像が生成される。また、顧客が荷物を所持している場合、代替画像生成部105は、当該荷物を所持した顧客の容姿を反映した代替画像を生成する。なお、他の実施形態では、顧客の情報を登録する際に、代替画像生成部105が顧客の代替画像を生成してもよい。
【0050】
ステップS15では、管理装置10の識別情報特定部103が、登録者情報テーブルを参照し、ステップS13で類似すると判定された撮影画像の識別情報に関連付けられた顧客の識別情報を特定する。
【0051】
ステップS16では、接客要望判定部106が、ステップS10で生成された撮影画像に写っている顧客が入店した店舗に対する当該顧客の接客要望の有無を判定する。より詳細には、接客要望判定部106は、登録者情報テーブルにおいて、ステップS15で特定された顧客の識別情報に関連付けられた店舗ジャンル及び商品価格帯毎の接客要望の有無と、店舗情報テーブルにおいて、ステップS12で特定された店舗の識別情報に関連付けられた店舗ジャンル及び商品平均価格に基づき、当該顧客の接客要望の有無を判定する。例えば、図3の登録者情報テーブルに示す顧客Aが、図4の店舗情報テーブルに示す店舗Aに入店した場合について説明する。図4を参照すると、店舗Aの店舗ジャンルは男性ファッションであり、店舗Aの商品平均価格は3万円である。図3を参照すると、顧客Aについて、店舗ジャンルが男性ファッションであり、かつ、商品価格帯が5万円未満の店舗に対する接客要望は「有り」である。この場合、接客要望判定部106は、店舗Aに対する顧客Aの接客要望は「有り」と判定する。
【0052】
ステップS17では、識別情報特定部103が、登録者情報テーブルを参照し、ステップS15で特定された顧客の識別情報に関連付けられた代替画像の識別情報を特定する。
【0053】
ステップS18では、登録部101は、入店した顧客に関する情報を入店客情報テーブルに登録する。具体的には、登録部101は、顧客の識別情報と、代替画像の識別情報と、入店時刻と、接客要望の有無と、撮影装置の識別情報と、位置情報とを、ステップS12で特定された店舗の識別情報に関連付けて、入店客情報テーブルに登録する。顧客の識別情報は、ステップS15で特定された顧客の識別情報である。代替画像の識別情報は、ステップS17で特定された代替画像の識別情報である。入店時刻は、顧客の識別情報が示す顧客が、特定された店舗の識別情報が示す店舗に入店した時刻である。接客要望の有無は、ステップS16で接客要望判定部106による判定結果である。撮影装置の識別情報は、ステップS11で撮影画像を送信した撮影装置の識別情報である。位置情報は、当該撮影装置の位置情報である。登録部101は、店舗情報テーブルを参照し、当該撮影装置の識別情報に関連付けられた位置情報を取得することができる。
【0054】
ステップS19では、管理装置10の代替画像有無判定部107が、入店客情報テーブルを参照し、ステップS12で特定された店舗の識別情報に、ステップS17で特定された代替画像の識別情報以外の代替画像の識別情報が関連付けれて登録されているか判定する。換言すると、代替画像有無判定部107は、顧客が入店した店舗に既に入店している他の顧客の代替画像が存在するか否か判定する。特定された店舗の識別情報に、特定された代替画像の識別情報以外の代替画像の識別情報が関連付けて登録されていると判定された場合、ステップS20及びステップS21が実行される。一方、特定された店舗の識別情報に、特定された代替画像の識別情報以外の代替画像の識別情報が関連付けれて登録されていないと判定された場合、ステップS20及びステップS21が実行されない。換言すると、顧客が入店した店舗に既に入店している他の顧客の代替画像が存在すると判定された場合にのみ、ステップS20及びステップS21が実行される。
【0055】
ステップS20では、管理装置10の識別情報特定部103が、入店客情報テーブルを参照し、ステップS12で特定された店舗の識別情報に関連付けられた、ステップS17で特定された代替画像の識別情報以外の代替画像の識別情報を特定する。換言すると、識別情報特定部103は、顧客が入店した店舗に既に入店している他の顧客の代替画像の識別情報を特定する。ステップS21では、管理装置10の代替画像類似判定部108が、ステップS14で生成された代替画像と、ステップS20で特定された代替画像の識別情報によって識別される代替画像を照合し、これらの代替画像が類似するか否か判定する。
【0056】
ステップS22では、管理装置10の表示画像生成部110が、顧客の代替画像、顧客情報及び顧客の位置情報を表す画像を生成する。当該画像に表される顧客情報には、顧客が来店した店に対する接客要望の有無、顧客の希望言語、及び顧客の年齢が含まれる。表示画像生成部110は、登録者情報テーブル及び入店客情報テーブルを参照し、当該顧客の識別情報に関連付けられた接客要望の有無、顧客の希望言語、顧客の年齢及び位置情報を取得することができる。
【0057】
ステップS23では、管理装置10の表示制御部111が、表示画像生成部110が生成した画像を店舗用端末装置50に送信する。ステップS24では、店舗用端末装置50が、受信した画像を当該端末装置の表示装置に表示する。
【0058】
図10は、例示的な第1の実施形態に係る画像表示システム1で実行される処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態では、撮影装置41、管理装置10及び店舗用端末装置50が、図10に示す処理を実行する。
【0059】
ステップS30では、撮影装置41が、来店した顧客を撮影し、当該顧客の撮影画像を生成する。撮影装置41は、顧客の顔を撮影できるように設置及び調整される。また、撮影装置41は、顧客の全身を撮影できるように設置及び調整してもよい。ステップS31では、撮影装置41は、生成した顧客の撮影画像を、撮影装置41の識別情報と共に管理装置10に送信する。
【0060】
管理装置10は、撮影装置41から顧客の撮影画像及び撮影装置41の識別情報を受信すると、ステップS32で管理装置10の識別情報特定部103が、店舗情報テーブルを参照し、撮影装置41の識別情報に関連付けられた店舗の識別情報を特定する。ステップS33では、識別情報特定部103は、入店客情報テーブルを参照し、特定された店舗の識別情報に関連付けられている顧客の識別情報を特定する。
【0061】
ステップS34及びステップS35は、ステップS33において複数の顧客の識別情報が特定された場合に実行される。ステップS34では、管理装置10の撮影画像類似判定部104が、受信した顧客の撮影画像と、特定された顧客の識別情報によって識別される記憶装置13に保存された撮影画像とを照合し、これらの撮影画像に含まれる人物が類似するか否か判定する。これらの撮影画像に写っている人物が類似する場合、ステップS35が実行される。
【0062】
ステップS35では、管理装置10の識別情報特定部103が、登録者情報テーブルを参照し、ステップS34で類似すると判定された撮影画像の識別情報に関連付けられた顧客の識別情報を特定する。
【0063】
ステップS36では、管理装置10の位置情報取得部109が、撮影装置41が送信した撮影画像に写っている顧客の位置情報を取得する。具体的には、位置情報取得部109は、店舗情報テーブルを参照し、ステップS31で撮影画像を送信した撮影装置41の識別情報に関連付けられている位置情報を取得する。ステップS37では、登録部101が、撮影装置41の識別情報と、取得された位置情報を、当該顧客の識別情報に関連付けて、入店客情報テーブルに登録する。
【0064】
ステップS38では、管理装置10の表示画像生成部110が、顧客の代替画像、顧客情報及び顧客の位置情報を表す画像を生成する。当該画像に表される顧客情報には、顧客が来店した店に対する接客要望の有無、顧客の希望言語、及び顧客の年齢が含まれる。表示画像生成部110は、登録者情報テーブル及び入店客情報テーブルを参照し、当該顧客の識別情報に関連付けられた接客要望の有無、顧客の希望言語、顧客の年齢及び位置情報を取得することができる。
【0065】
ステップS39では、管理装置10の表示制御部111が、表示画像生成部110が生成した画像を店舗用端末装置50に送信する。ステップS40では、店舗用端末装置50が、受信した画像を当該端末装置の表示装置に表示する。
【0066】
図11は、画像表示システム1が有する主要な構成要素を示す図である。画像表示システム1は、代替画像生成部105と、表示制御部111とを含む。代替画像生成部105は、個人を撮影して生成された撮影画像を用いて、個人を抽象化して表した代替画像を生成する。表示制御部111は、代替画像を含む画像を1以上の表示装置に表示させる。これにより、個人の撮影画像自体が表示装置に表示されることがないため、個人の撮影画像の流出及び悪用のリスクを低減することができる。その結果、自分の撮影画像が、他人が閲覧な表示装置にされることに対する抵抗感を和らげることができる。また、表示装置には、個人を抽象化して表した代替画像が表示されるため、個人を識別することができる。
【0067】
上述した実施形態では、画像表示システム1は、代替画像同士が類似するか判定する代替画像類似判定部108を含む。表示制御部111は、代替画像類似判定部108が類似すると判定した複数の代替画像を同一の表示装置に表示させる場合、これらの複数の代替画像が互いに類似する旨を示す画像を、表示装置に表示させる。これにより、類似する代替画像が存在する場合に、閲覧者に対して注意喚起を促すことができる。
【0068】
また、上述した実施形態では、表示制御部111は、代替画像が表す個人の位置情報を表す画像を表示装置に表示させる。これにより、閲覧者は、代替画像が表す個人の位置を把握することができる。
【0069】
さらに、上述した実施形態では、表示制御部111は、マップにおける個人の位置と代替画像とが関連付けて表された画像を、表示装置に表示させる。これにより、閲覧者は、代替画像が表す個人のマップ上の位置を把握することができる。
【0070】
さらに、上述した実施形態では、表示制御部111は、代替画像が表す個人が入店した店舗に対する個人の接客要望の有無を示す画像を、表示装置に表示させる。これにより、閲覧者は、代替画像が表す個人の接客要望の有無を把握することができる。
【0071】
他の実施形態では、代替画像生成部105は、抽象度の異なる個人の複数の代替画像を生成することができる。例えば、代替画像生成部105は、モーフィング等の中間画像生成手法を用いて、撮影画像に基づいて初めに生成した代替画像(以下、「第1の代替画像」とする。)と、当該撮影画像との中間画像を生成する。この中間画像は、第1の代替画像よりも抽象度が小さい代替画像(以下、「第2の代替画像」とする。)に相当する。次いで、代替画像生成部105は、当該撮影画像と、第2の代替画像との中間画像を生成することができる。この中間画像は、第2の代替画像よりも抽象度が小さい代替画像(以下、「第3の代替画像」とする。)に相当する。一方、代替画像生成部105は、第1の代替画像と、第2の代替画像との中間画像を生成することができる。この中間画像は、第1の代替画像よりも抽象度が小さく、かつ、第2の代替画像よりも抽象度が大きい代替画像(以下、「第4の代替画像」とする。)に相当する。このようにして、代替画像生成部105は、抽象度の異なる個人の複数の代替画像を生成することができる。
【0072】
表示制御部111は、代替画像類似判定部108が類似すると判定した複数の代替画像を、同一の表示装置に表示させる場合、複数の代替画像のそれぞれの代わりに、当該代替画像よりも抽象度の小さい代替画像を、表示装置に表示させる。例えば、表示制御部111は、複数の代替画像のそれぞれの代わりに、第2の代替画像、第3の代替画像、又は第4の代替画像等を表示させることができる。このように、類似する代替画像が存在する場合に抽象度の小さい代替画像が表示されることにより、閲覧者は、類似する代替画像が表す個人を見分けることができる。
【0073】
<第2の実施形態>
図12は、例示的な第2の実施形態に係る画像表示システム2の一例を示す図である。例示的な第2の実施形態では、画像表示システム2は、人物を捜索するためのシステムとして利用される。捜索対象の人物は、子供や高齢者、未成年の容疑者等の種々の人物が該当する。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
【0074】
端末装置21は、登録者が使用する情報処理装置である。据置き型端末装置30は、登録者が使用する据置き型の情報処理装置である。撮影装置42,43は、捜索対象者の容姿を撮影して撮影画像を生成する装置である。撮影装置42,43の具体例としては、市街や高速道路等の様々な場所に設置された防犯カメラや監視カメラ等が挙げられる。本実施形態では、撮影装置42,43の位置情報として、撮影装置42,43が設置された場所の住所を採用することができる。撮影装置42,43は、生成した撮影画像を管理装置10に提供する。
【0075】
端末装置52,53は、商業施設の従業員や捜索対象者の捜索に協力する人物が使用する情報処理装置である。端末装置52,53は、管理装置10が生成した画像を、端末装置52,53が備えた表示装置、又は端末装置52,53が通信可能な他の表示装置に表示する。
【0076】
図13は、例示的な第2の実施形態に係る管理装置10の構成の一例を示す図である。例示的な第2の実施形態に係るプログラム100は、登録部101と、識別情報特定部103と、撮影画像類似判定部104と、代替画像生成部105と、表示画像生成部110と、表示制御部111と含む。
【0077】
図14は、例示的な第2の実施形態に係る画像表示システム1で実行される処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態では、端末装置21及び管理装置10が、図14に示す処理を実行する。
【0078】
ステップS50では、端末装置21が、捜索対象者の情報を生成する。ステップS50で生成される捜索対象者の情報には、捜索対象者のエリア情報、捜索対象者の身体的特徴情報、及び付属情報が含まれる。捜索対象者のエリア情報は、捜索対象者が存在し得るエリアを示す情報である。捜索対象者の身体的特徴情報は、捜索対象者の身体的な特徴を示す情報である。捜索対象者の身体的特徴情報の具体例として、捜索対象者の年齢、性別、身長、髪の長さ、髪の色、服装等が挙げられる。付属情報は、捜索対象者に関する付属情報である。付属情報の具体例として、捜索対象者が居なくなった場所、捜索対象者が目撃された場所、捜索対象者との待ち合わせ場所等が挙げられる。
【0079】
ステップS51では、端末装置21は、捜索対象者の情報の登録要求を、生成した捜索対象者の情報と、捜索対象者の撮影画像と共に、管理装置10に送信する。捜索対象者の撮影画像には、少なくとも捜索対象者の顔が含まれる。
【0080】
管理装置10は、登録情報の登録要求を受信すると、ステップS52で登録部101が、捜索対象者の識別情報及び撮影画像の識別情報を生成する。ステップS53では、登録部101は、当該捜索対象者の識別情報と関連付けて、登録日時と、当該撮影画像の識別情報と、端末装置21から受信した捜索対象者の情報を、捜索対象者情報テーブルに登録する。ステップS54では、登録部101は、端末装置21から受信した撮影画像を、当該撮影画像の識別情報と共に記憶装置13に保存する。
【0081】
ステップS55では、管理装置10の代替画像生成部105が、受信した捜索対象者の撮影画像を用いて、当該捜索対象者を抽象化して表した代替画像を生成する。ステップS56では、登録部101が、生成された代替画像の識別情報を生成する。ステップS57では、登録部101が、生成された代替画像の識別情報を、捜索対象者情報テーブルに登録する。ステップS58では、登録部101が、生成された代替画像を、当該代替画像の識別情報と共に記憶装置13に保存する。
【0082】
ステップS59では、管理装置10の表示制御部111が、生成された代替画像を端末装置21に送信し、端末装置21に表示させる。端末装置21は、管理装置10から代替画像を受信すると、当該代替画像を表示装置に表示し、ステップS60で端末装置21のユーザによる代替画像の指定を受け付ける。ここで、抽象度が小さい代替画像を指定することにより、捜索対象の人物の識別が容易になる。
【0083】
ステップS61では、端末装置21は、ユーザが指定した代替画像の識別情報を、管理装置10に送信する。管理装置10は、端末装置21から代替画像の識別情報を受信すると、ステップS62で登録部101が、当該代替画像の識別情報を、捜索対象者情報テーブルに登録する。
【0084】
図15は、捜索対象者情報テーブルの一例を示す図である。捜索対象者情報テーブルは、管理装置10の記憶装置13に保存される。捜索対象者情報テーブルには、捜索対象者の識別情報と、登録日時と、捜索対象者の撮影画像の識別情報と、捜索対象者の代替画像の識別情報と、指定された代替画像の識別情報と、エリア情報と、身体的特徴情報と、付属情報が登録される。
【0085】
図16は、例示的な第2の実施形態に係る画像表示システム2で実行される処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態では、撮影装置42、管理装置10及び端末装置52が、図16に示す処理を実行する。
【0086】
ステップS70では、撮影装置42が、捜索対象者を撮影し、当該捜索対象者の撮影画像を生成する。ステップS71では、撮影装置42は、生成した捜索対象者の撮影画像を、撮影装置42の識別情報と共に、管理装置10に送信する。
【0087】
管理装置10は、撮影装置42から捜索対象者の撮影画像及び撮影装置42の識別情報を受信すると、ステップS72で管理装置10の撮影画像類似判定部104が、受信した顧客の撮影画像と、管理装置10の記憶装置13に保存されている撮影画像とを照合し、これらの撮影画像に含まれる人物が類似するか否か判定する。これらの撮影画像に写っている人物が類似する場合、ステップS73以降の処理が実行される。
【0088】
ステップS73では、管理装置10の識別情報特定部103が、捜索対象者情報テーブルを参照し、ステップS72で類似すると判定された撮影画像の識別情報に関連付けられた捜索対象者の識別情報を特定する。ステップS74では、識別情報特定部103が、捜索対象者情報テーブルを参照し、ステップS73で特定された捜索対象者の識別情報に関連付けられたエリア情報を特定する。ステップS75では、識別情報特定部103が、図17に示すような端末装置情報テーブルを参照し、ステップS74で特定されたエリア情報に関連付けられた端末装置の識別情報を特定する。端末装置情報テーブルは、図17に示すように、端末装置52,53の識別情報と、エリア情報とが関連付けて登録される。このエリア情報は、端末装置52,53が存在する位置を含むエリアの識別情報である。
【0089】
ステップS76では、管理装置10の表示画像生成部110が、捜索対象者の代替画像、捜索対象者に関する情報を表す画像を生成する。当該画像に表示される捜索対象者に関する情報には、捜索対象者の身体的特徴情報及び付属情報が含まれる。表示画像生成部110は、捜索対象者情報テーブルを参照し、ステップS73で特定された捜索対象者の識別情報に関連付けられた身体的特徴情報及び付属情報を取得することができる。また、表示画像生成部110は、捜索対象者の代替画像及び捜索対象者に関する情報に加え、捜索対象者が写っている撮影画像を送信した撮影装置の位置を示す文字情報を含む画像を生成することもできる。さらに、表示画像生成部110は、捜索対象者の代替画像及び捜索対象者に関する情報に加え、捜索対象者に関する位置を示すマップを含む画像を生成することもできる。このマップには、捜索対象者を写した撮影画像を送信した撮影装置の位置が表示される。さらに、このマップには、捜索対象者の付属情報である捜索対象者が居なくなった場所、捜索対象者が目撃された場所、捜索対象者との待ち合わせ場所等が表示され得る。
【0090】
ステップS77では、管理装置10の表示制御部111が、表示画像生成部110が生成した画像を、ステップS75で特定された端末装置の識別情報が示す端末装置に送信する。ここでは、端末装置52の識別情報が特定されたものとする。ステップS78では、端末装置52が、受信した画像を当該端末装置の表示装置に表示する。
【0091】
例示的な第2の実施形態の変形例では、代替画像生成部105は、抽象度の異なる個人の複数の代替画像を生成することができる。表示制御部111は、抽象度の最も大きい代替画像を表示装置に表示させた後、当該代替画像よりも抽象度の小さい代替画像を表示装置に表示させることができる。換言すると、表示制御部111は、表示装置に表示される代替画像を、時間の経過と共に、抽象度の大きい代替画像から抽象度の小さい代替画像へ変更する。これにより、捜索対象が発見されない場合、時間の経過と共に、代替画像の抽象度が減少するため、捜索対象の人物の識別が容易になる。
【0092】
より詳細には、表示制御部111は、初めに、抽象度が最大の代替画像を含む画像を、ステップS75で特定された端末装置の識別情報が示す対象の端末装置に送信して表示させる。当該代替画像を送信した後、既定の時間が経過すると、表示制御部111は、当該代替画像よりも抽象度の小さい代替画像を、対象の端末装置に送信して表示させる。既定の時間は、任意の時間とし得る。さらに、当該代替画像を送信した後、既定の時間が経過すると、表示制御部111は、当該代替画像よりも抽象度の小さい代替画像を、対象の端末装置に送信して表示させる。このようにして、表示制御部111は、表示装置に表示される代替画像を、時間の経過と共に、抽象度の大きい代替画像から抽象度の小さい代替画像へ変更することができる。
【0093】
また、例示的な第2の実施形態の他の変形例では、管理装置10の代替画像生成部105が、図16のステップS71で撮影装置42が送信した撮影画像に基づき、代替画像を生成してもよい。さらに、代替画像生成部105は、捜索対象者の撮影画像と、当該捜索対象者の人種、国籍、性別及び年齢等に基づく平均顔との中間画像を、代替画像として生成してもよい。
【0094】
<第3の実施形態>
図18は、例示的な第3の実施形態に係る画像表示システムで実行される処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態では、画像表示システム2は、人物を認証するためのシステムとして利用される。本実施形態に係る画像表示システム2は、空港の免税店やラウンジ等の施設、ホテル等の宿泊施設で利用され得る。本実施形態では、画像表示システムは、認証した人物の代替画像を表示装置に表示する。以下、例示的な第2の実施形態との相違点を中心に説明する。
【0095】
ステップS80では、端末装置21が、登録者の情報を生成する。本実施形態に係る画像表示システムを空港の免税店やラウンジ等の施設で利用する場合、ステップS80で生成される登録者の情報には、登録者の氏名及びフライト情報等が含まれる。本実施形態に係る画像表示システムをホテル等の宿泊施設で利用する場合、ステップS80で生成される登録者の情報には、登録者の氏名、宿泊日程、宿泊する部屋番号、住所、生年月日、宿泊施設が預かる荷物の数等が含まれる。
【0096】
ステップS81では、端末装置21は、登録者の情報の登録要求を、生成した登録者の情報と、登録者の撮影画像と共に、管理装置10に送信する。登録者の撮影画像には、少なくとも登録者の顔が含まれる。
【0097】
管理装置10は、登録情報の登録要求を受信すると、ステップS82で登録部101が、登録者の識別情報及び撮影画像の識別情報を生成する。ステップS83では、登録部101は、当該登録者の識別情報と関連付けて、登録日時と、当該撮影画像の識別情報と、端末装置21から受信した登録者の情報を、登録者情報テーブルに登録する。ステップS84では、登録部101は、端末装置21から受信した撮影画像を、当該撮影画像の識別情報と共に記憶装置13に保存する。
【0098】
ステップS85では、管理装置10の代替画像生成部105が、受信した登録者の撮影画像を用いて、当該登録者を抽象化して表した代替画像を生成する。ステップS86では、登録部101が、生成された代替画像の識別情報を生成する。ステップS87では、登録部101が、生成された代替画像の識別情報を、登録者情報テーブルに登録する。ステップS88では、登録部101が、生成された代替画像を、当該代替画像の識別情報と共に記憶装置13に保存する。
【0099】
図19は、登録者情報テーブルの一例を示す図である。図19に示す登録者情報テーブルは、画像表示システムを空港の免税店やラウンジ等の施設で利用する場合の登録者情報テーブルの一例である。この登録者情報テーブルには、登録者の識別情報と、登録日時と、登録者の撮影画像の識別情報と、登録者の代替画像の識別情報と、登録者の氏名と、登録者のフライト情報が登録される。
【0100】
図20は、登録者情報テーブルの他の例を示す図である。図20に示す登録者情報テーブルは、画像表示システムをホテル等の宿泊施設で利用する場合の登録者情報テーブルの一例である。この登録者情報テーブルには、登録者の識別情報と、登録日時と、登録者の撮影画像の識別情報と、登録者の代替画像の識別情報と、登録者の氏名と、登録者の宿泊日程と、登録者が宿泊する部屋番号と、登録者の住所と、登録者の生年月日と、登録者の荷物の数と、当該荷物の識別情報が登録される。登録者の荷物とは、登録者が宿泊施設に預ける荷物である。
【0101】
図21は、例示的な第3の実施形態に係る画像表示システムで実行される処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態では、撮影装置42、管理装置10及び端末装置52が、図21に示す処理を実行する。
【0102】
ステップS90では、撮影装置42が、登録者を撮影し、当該登録者の撮影画像を生成する。ステップS91では、撮影装置42は、生成した登録者の撮影画像を、撮影装置42の識別情報と共に、管理装置10に送信する。
【0103】
管理装置10は、撮影装置42から登録者の撮影画像及び撮影装置42の識別情報を受信すると、ステップS92で管理装置10の撮影画像類似判定部104が、受信した顧客の撮影画像と、管理装置10の記憶装置13に保存されている撮影画像とを照合し、これらの撮影画像に含まれる人物が類似するか否か判定する。これらの撮影画像に写っている人物が類似する場合、ステップS93以降の処理が実行される。
【0104】
ステップS93では、管理装置10の識別情報特定部103が、登録者情報テーブルを参照し、ステップS92で類似すると判定された撮影画像の識別情報に関連付けられた登録者の識別情報を特定する。ステップS94では、識別情報特定部103が、図22に示すような端末装置情報テーブルを参照し、ステップS91で撮影画像を送信した撮影装置に関連付けられた端末装置の識別情報を特定する。端末装置情報テーブルは、図22に示すように、端末装置52,53の識別情報と、撮影装置の識別情報とが関連付けて登録される。
【0105】
ステップS95では、管理装置10の表示画像生成部110が、認証結果として、登録者の代替画像、登録者に関する情報を表す画像を生成する。画像表示システムを空港の免税店やラウンジ等の施設で利用する場合、当該画像に表示される登録者に関する情報には、登録者の氏名と、登録者のフライト情報が含まれる。画像表示システムをホテル等の宿泊施設で利用する場合、当該画像に表示される登録者に関する情報には、登録者の氏名と、登録者の宿泊日程と、登録者が宿泊する部屋番号と、登録者の住所と、登録者の生年月日と、登録者の荷物数が含まれる。
【0106】
ステップS96では、管理装置10の表示制御部111が、表示画像生成部110が生成した画像を、ステップS94で特定された端末装置の識別情報が示す端末装置に送信する。ここでは、端末装置52の識別情報が特定されたものとする。ステップS97では、端末装置52が、受信した画像を当該端末装置の表示装置に表示する。図23は、画像表示システム2が空港の免税店やラウンジ等の施設で利用する場合に表示される画像の一例を示す。
【0107】
上述の例において、プログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、実施形態で説明された1又はそれ以上の機能をコンピュータに行わせるための命令群(又はソフトウェアコード)を含む。プログラムは、非一時的なコンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体に格納されてもよい。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体は、random-access memory(RAM)、read-only memory(ROM)、フラッシュメモリ、solid-state drive(SSD)又はその他のメモリ技術、CD-ROM、digital versatile disk(DVD)、Blu-ray(登録商標)ディスク又はその他の光ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ又はその他の磁気ストレージデバイスを含む。プログラムは、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体上で送信されてもよい。限定ではなく例として、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体は、電気的、光学的、音響的、又はその他の形式の伝搬信号を含む。
【0108】
本開示は、上述した実施形態に限られたものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、上述した各実施形態に係る処理や機能を他の実施形態の処理や機能と組み合わせることができ、または、各実施形態に係る処理や機能を他の実施形態の処理や機能と置き換えることができる。
【0109】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
個人を撮影して生成された撮影画像を用いて、前記個人を抽象化して表した代替画像を生成する代替画像生成部と、
前記代替画像を含む画像を1以上の表示装置に表示させる表示制御部と
を含む、画像表示システム。
(付記2)
代替画像同士が類似するか判定する代替画像類似判定部を含み、
前記表示制御部は、前記代替画像類似判定部が類似すると判定した複数の代替画像を同一の表示装置に表示させる場合、前記複数の代替画像が互いに類似する旨を示す画像を、前記表示装置に表示させる、付記1に記載の画像表示システム。
(付記3)
代替画像同士が類似するか判定する代替画像類似判定部を含み、
前記代替画像生成部は、抽象度の異なる前記個人の複数の代替画像を生成し、
前記表示制御部は、前記代替画像類似判定部が類似すると判定した複数の代替画像を、同一の表示装置に表示させる場合、前記複数の代替画像のそれぞれの代わりに、前記代替画像よりも抽象度の小さい代替画像を、前記表示装置に表示させる、付記1に記載の画像表示システム。
(付記4)
前記代替画像生成部は、抽象度の異なる前記個人の複数の代替画像を生成し、
前記表示制御部は、前記表示装置に表示される代替画像を、時間の経過と共に、抽象度の大きい代替画像から抽象度の小さい代替画像へ変更する、付記1に記載の画像表示システム。
(付記5)
前記表示制御部は、前記代替画像が表す個人の位置情報を表す画像を、前記表示装置に表示させる、付記1~4のいずれか1項に記載の画像表示システム。
(付記6)
前記位置情報は、マップにおける前記代替画像が表す個人の位置を示し、
前記表示制御部は、前記マップにおける前記個人の位置と前記代替画像とが関連付けて表された画像を、前記表示装置に表示させる、付記5に記載の画像表示システム。
(付記7)
前記表示制御部は、前記代替画像が表す個人が入店した店舗に対する前記個人の接客要望の有無を示す画像を、前記表示装置に表示させる、付記1~3、5及び6のいずれか1項に記載の画像表示システム。
(付記8)
個人を撮影して生成された撮影画像を用いて、前記個人を抽象化して表した代替画像を生成する代替画像生成部と、
前記代替画像を表示装置に表示させる表示制御部と
を備えた、情報処理装置。
(付記9)
コンピュータが、
個人を撮影して生成された撮影画像を用いて、前記個人を抽象化して表した代替画像を生成し、
前記代替画像を表示装置に表示させる、
画像表示方法。
(付記10)
コンピュータに対し、
個人を撮影して生成された撮影画像を用いて、前記個人を抽象化して表した代替画像を生成させ、
前記代替画像を表示装置に表示させる、
画像表示プログラム。
【符号の説明】
【0110】
1 画像表示システム
2 画像表示システム
10 管理装置
11 プロセッサ
12 通信インタフェース
13 記憶装置
20 顧客端末装置
21 端末装置
30 据置き型端末装置
40 撮影装置
41 撮影装置
42 撮影装置
50 店舗用端末装置
51 店舗用端末装置
52 端末装置
53 端末装置
60 ネットワーク
100 プログラム
101 登録部
102 特徴量算出部
103 識別情報特定部
104 撮影画像類似判定部
105 代替画像生成部
106 接客要望判定部
107 代替画像有無判定部
108 代替画像類似判定部
109 位置情報取得部
110 表示画像生成部
111 表示制御部
112 削除部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23