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特開2024-128906表示方法、装置、ハンドヘルドリーダ、電子デバイス、及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024128906
(43)【公開日】2024-09-24
(54)【発明の名称】表示方法、装置、ハンドヘルドリーダ、電子デバイス、及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0487 20130101AFI20240913BHJP
【FI】
G06F3/0487
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023080830
(22)【出願日】2023-05-16
(31)【優先権主張番号】2023102512766
(32)【優先日】2023-03-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】523098304
【氏名又は名称】アンホイ トイクラウド テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】ANHUI TOYCLOUD TECHNOLOGY CO.,LTD
【住所又は居所原語表記】6F and 23F, Scientific Research Building, Building 2, Zone A, China Speech Valley, 3333 Xiyou Road, High Tech Zone, Pilot Free Trade Zone, Hefei, Anhui, China
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【弁理士】
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(72)【発明者】
【氏名】チュー, デバオ
(72)【発明者】
【氏名】リウ, チンシェン
(72)【発明者】
【氏名】ウー, ユシェン
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA13
5E555BA07
5E555BA10
5E555BA82
5E555BB07
5E555BB10
5E555BC19
5E555CA42
5E555DB04
5E555DB41
5E555EA23
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】表示方法、装置、ハンドヘルドリーダ、電子デバイス及び記憶媒体を提供すること。
【解決手段】本発明の方法は、カメラがオン状態にある場合、カメラが収集した現時点のスキャン画像を取得することと、現時点のスキャン画像に対して文字認識を行い、現時点のスキャン文字を得、そのスキャン文字を前の時点のスキャンテキストの後にスティッチングして現時点のスキャンテキストを得ることと、カメラがオフ状態に入るまで、現時点のスキャン画像を表示し、又は現時点のスキャン画像とスキャンテキストとを同期表示することとを含む。本発明の方法、装置、ハンドヘルドリーダ、電子デバイス及び記憶媒体は、ハンドヘルドリーダの透明な観察パネルに基づくハードウェア構造設計の代わりに、収集されている文字のビューウィンドウに係る技術案をユーザに提供し、ハンドヘルドリーダの構造設計の一体化の実現に寄与し、ハンドヘルドリーダの耐用年数を延ばす。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラがオン状態にある場合、前記カメラが収集した現時点のスキャン画像を取得することと、
前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行って、現時点のスキャン文字を得、前記現時点のスキャン文字を前の時点のスキャンテキストの後にスティッチングして、現時点のスキャンテキストを得ることと、
前記カメラがオフ状態に入るまで、前記現時点のスキャン画像を表示し、又は、前記現時点のスキャン画像とスキャンテキストとを同期表示することと、を含むことを特徴とする表示方法。
【請求項2】
前記した、前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行うことは、
前記スキャン画像において認識領域を決定し、前記認識領域に対して文字認識を行い、前記スキャン画像において前記認識領域をマークすることを含むことを特徴とする請求項1に記載の表示方法。
【請求項3】
前記した、前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行って、現時点のスキャン文字を得ることの後には、
前記現時点のスキャン画像における、前記現時点のスキャン文字が位置する文字領域を取得し、前記スキャン画像において前記文字領域をマークすることをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の表示方法。
【請求項4】
前記した、前記現時点のスキャン画像とスキャンテキストとを同期表示することは、
第1領域に前記現時点のスキャン画像を表示すると同時に第2領域に前記現時点のスキャンテキストを表示することを含み、
前記第1領域及び前記第2領域は同じ表示画面の二つの表示領域であり、又は、前記第1領域及び前記第2領域は二つの表示画面にそれぞれ属することを特徴とする請求項1に記載の表示方法。
【請求項5】
前記カメラがオフ状態にある場合、第3領域において前記スキャンテキスト及び/又は前記スキャンテキストの関連コンテンツを表示することをさらに含み、
前記第3領域は前記第1領域及び前記第2領域を含み、又は、前記第3領域は前記第2領域であることを特徴とする請求項4に記載の表示方法。
【請求項6】
前記した、第3領域において前記スキャンテキスト及び/又は前記スキャンテキストの関連コンテンツを表示することの後には、
トリガ命令に応答して、前記スキャンテキスト及び/又は前記スキャンテキストの関連コンテンツからターゲット分割単語を決定することと、
第4領域に前記ターゲット分割単語の関連コンテンツを表示することとをさらに含み、
前記第3領域が前記第1領域及び前記第2領域を含む場合、前記第4領域は前記第3領域における一部の領域であり、前記第3領域が前記第2領域である場合、前記第4領域は前記第1領域であることを特徴とする請求項5に記載の表示方法。
【請求項7】
カメラがオン状態にある場合、前記カメラが収集した現時点のスキャン画像を取得することに用いられる収集ユニットと、
前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行って、現時点のスキャン文字を得、前記現時点のスキャン文字を前の時点のスキャンテキストの後にスティッチングして、現時点のスキャンテキストを得ることに用いられる認識ユニットと、
前記カメラがオフ状態に入るまで、前記現時点のスキャン画像を表示し、又は、前記現時点のスキャン画像とスキャンテキストとを同期表示することに用いられる表示ユニットと、を含むことを特徴とする表示装置。
【請求項8】
順に接続されたカメラ、プロセッサ、及び表示画面を含み、
前記プロセッサは、カメラがオン状態にある場合、前記カメラが収集した現時点のスキャン画像を取得することと、前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行って、現時点のスキャン文字を得、前記現時点のスキャン文字を前の時点のスキャンテキストの後にスティッチングして、現時点のスキャンテキストを得ることと、前記カメラがオフ状態に入るまで、前記表示画面が前記現時点のスキャン画像を表示し、又は、前記現時点のスキャン画像とスキャンテキストとを同期表示するように制御することと、を実行するために用いられることを特徴とするハンドヘルドリーダ。
【請求項9】
メモリ、プロセッサ、及び前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作可能なコンピュータプログラムを含む電子デバイスであって、前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、請求項1~6のいずれか1項に記載の表示方法を実現することを特徴とする電子デバイス。
【請求項10】
コンピュータプログラムが記憶されている非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~6のいずれか1項に記載の表示方法を実現することを特徴とする非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータの技術分野に関し、特に、表示方法、装置、ハンドヘルドリーダ、電子デバイス、及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザはペン型電子辞書を用いてスキャンする時に、スキャンされている文字を直感的に見ることができるようにするために、現在のペン型電子辞書は、一般的にスキャンウインドウに透明な材質の観察パネルを設置する。観察パネルの材質はペン型電子辞書のペン本体の材質と異なるため、一体成形することができず、観察パネルをペン本体に嵌装する必要がある。
【0003】
構造設計の要因により、ペン本体に嵌装されている観察パネルに損傷が発生しやすく、ペン型電子辞書の耐用年数、及びユーザの使用体験に影響を与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、従来技術においてペン本体に嵌装されている観察パネルが破損しやすい欠陥を解決するために、表示方法、装置、ハンドヘルドリーダ、電子デバイス、及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、
カメラがオン状態にある場合、前記カメラが収集した現時点のスキャン画像を取得することと、
前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行って、現時点のスキャン文字を得、前記現時点のスキャン文字を前の時点のスキャンテキストの後にスティッチングして、現時点のスキャンテキストを得ることと、
前記カメラがオフ状態に入るまで、前記現時点のスキャン画像を表示し、又は、前記現時点のスキャン画像とスキャンテキストとを同期表示することと、を含む表示方法を提供する。
【0006】
本発明に係る表示方法によれば、前記した、前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行うことは、
前記スキャン画像において認識領域を決定し、前記認識領域に対して文字認識を行い、前記スキャン画像において前記認識領域をマークすることを含む。
【0007】
本発明に係る表示方法によれば、前記した、前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行って、現時点のスキャン文字を得ることの後には、
前記現時点のスキャン画像における、前記現時点のスキャン文字が位置する文字領域を取得し、前記スキャン画像において前記文字領域をマークすることをさらに含む。
【0008】
本発明に係る表示方法によれば、前記した、前記現時点のスキャン画像とスキャンテキストとを同期表示することは、
第1領域に前記現時点のスキャン画像を表示すると同時に第2領域に前記現時点のスキャンテキストを表示することを含み、
前記第1領域及び前記第2領域は同じ表示画面の二つの表示領域であり、又は、前記第1領域及び前記第2領域は二つの表示画面にそれぞれ属する。
【0009】
本発明に係る表示方法によれば、
前記カメラがオフ状態にある場合、第3領域において前記スキャンテキスト及び/又は前記スキャンテキストの関連コンテンツを表示することをさらに含み、
前記第3領域は前記第1領域及び前記第2領域を含み、又は、前記第3領域は前記第2領域である。
【0010】
本発明に係る表示方法によれば、前記した、第3領域において前記スキャンテキスト及び/又は前記スキャンテキストの関連コンテンツを表示することの後には、
トリガ命令に応答して、前記スキャンテキスト及び/又は前記スキャンテキストの関連コンテンツからターゲット分割単語を決定することと、
前記第4領域に前記ターゲット分割単語の関連コンテンツを表示することとをさらに含み、
前記第3領域が前記第1領域及び前記第2領域を含む場合、前記第4領域は前記第3領域における一部の領域であり、前記第3領域が前記第2領域である場合、前記第4領域は前記第1領域である。
【0011】
本発明は、表示装置をさらに提供し、当該表示装置は、
カメラがオン状態にある場合、前記カメラが収集した現時点のスキャン画像を取得することに用いられる収集ユニットと、
前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行って、現時点のスキャン文字を得、前記現時点のスキャン文字を前の時点のスキャンテキストの後にスティッチングして、現時点のスキャンテキストを得ることに用いられる認識ユニットと、
前記カメラがオフ状態に入るまで、前記現時点のスキャン画像を表示し、又は、前記現時点のスキャン画像とスキャンテキストとを同期表示することに用いられる表示ユニットと、を含む。
【0012】
本発明は、ハンドヘルドリーダをさらに提供し、当該ハンドヘルドリーダは、順に接続されたカメラ、プロセッサ及び表示画面を含み、
前記プロセッサは、カメラがオン状態にある場合、前記カメラが収集した現時点のスキャン画像を取得することと、前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行って、現時点のスキャン文字を得、前記現時点のスキャン文字を前の時点のスキャンテキストの後にスティッチングして、現時点のスキャンテキストを得ることと、前記カメラがオフ状態に入るまで、前記表示画面が前記現時点のスキャン画像を表示し、又は、前記現時点のスキャン画像とスキャンテキストとを同期表示するように制御することと、を実行するために用いられる。
【0013】
本発明は、電子デバイスをさらに提供し、当該電子デバイスは、メモリ、プロセッサ、及び前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作可能なコンピュータプログラムを含み、前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、上記のいずれかの表示方法を実現する。
【0014】
本発明は非一時的なコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、当該非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムが記憶されており、当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記のいずれかの表示方法を実現する。
【0015】
本発明はコンピュータプログラム製品をさらに提供し、当該コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記のいずれかの表示方法を実現する。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係る表示方法、装置、ハンドヘルドリーダ、電子デバイス、及び記憶媒体は、現時点のスキャン画像を表示することにより、ハンドヘルドリーダの透明な観察パネルに基づくハードウェア構造設計の代わりに、収集されている文字のビューウィンドウに係る技術案をユーザに提供し、ハンドヘルドリーダの構造設計の一体化の実現に寄与し、ハンドヘルドリーダの耐用年数を延ばす。また、スキャン画像とスキャンテキストとを同期表示することにより、ユーザが使用過程において収集状況及び認識状況を同期に見ることができるようにし、ユーザがハンドヘルドリーダのスキャン時のスライド方向をリアルタイムに調整することに寄与し、それにより、スキャンによる単語取りの正確性を向上させ、さらにユーザ体験を最適化する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
以下、本発明又は従来技術における技術案をより明確に説明するために、実施形態又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に説明する。勿論、以下に説明する図面は、本発明の一部の実施形態に過ぎず、当業者であれば、創造的な労働をせず、これらの図面に基づいてその他の図面を取得することができる。
図1】本発明に係る表示方法のフローチャートである。
図2】本発明に係るハンドヘルドリーダの構造の概略図その1である。
図3】本発明に係るハンドヘルドリーダの構造の概略図その2である。
図4】本発明に係る表示概略図その1である。
図5】本発明に係る表示概略図その2である。
図6】本発明に係る表示概略図その3である。
図7】本発明に係る表示概略図その4である。
図8】本発明に係る表示概略図その5である。
図9】本発明に係る表示概略図その6である。
図10】本発明に係る表示概略図その7である。
図11】本発明に係る表示装置の構造の概略図である。
図12】本発明に係るハンドヘルドリーダの構造の概略図である。
図13】本発明に係る電子デバイスの構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の目的、技術案及び利点をより明らかにするために、以下、本発明における図面を参照しながら、本発明における技術案を明確かつ完全に説明する。勿論、説明する実施形態は、全ての実施形態ではなく、本発明の一部の実施形態に過ぎない。本発明における実施形態に基づいて、当業者が創造的な労働をしないうちに取得する全ての他の実施形態は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0019】
本発明において、ハンドヘルドリーダは、カメラを介して画像を収集し、さらに画像スティッチング処理及び認識アルゴリズムにより、画像における文字内容を取得できるデバイス、例えば、スキャンペン、ペン型電子辞書である。ユーザがハンドヘルドリーダのペン先にあるカメラを用いて画像収集を行う時に、収集されている文字を直感的に見ることができるようにするために、一般的にスキャンウインドウに透明な材質の観察パネルを設置する。観察パネルの材質はペン本体の材質と異なるため、一体成形することができず、観察パネルをペン本体に嵌装する必要がある。嵌装された観察パネルは破損しやすいため、ハンドヘルドリーダの耐用年数、及びユーザの使用体験に直接影響を与える。
【0020】
上記の問題に対して、本発明の実施形態は、表示方法を提供し、観察パネルに基づくハードウェア構造設計の代わりに、スキャン画像を表示することにより収集されている文字のビューウィンドウをユーザに提供し、それにより、ハンドヘルドリーダの耐用年数を延ばし、ユーザ体験を最適化する。
【0021】
図1は、本発明に係る表示方法のフローチャートであり、図1に示すように、当該方法の実行本体は、ハンドヘルドリーダであり、具体的に、ハンドヘルドリーダ内部に設置されるプロセッサであってもよい。当該方法は、ステップ110、ステップ120及びステップ130を含む。
【0022】
ステップ110において、カメラがオン状態にある場合、前記カメラが収集した現時点のスキャン画像を取得する。
【0023】
ここでのカメラは、ハンドヘルドリーダの端部に設置されるカメラであり、具体的に、ハンドヘルドリーダのペン先に設置されるカメラであってもよい。
【0024】
実際の適用過程において、ユーザは、ハンドヘルドリーダを持ち、ハンドヘルドリーダのペン先を媒体に接触させることにより、ペン先にある機械式タッチスキャンヘッドスイッチが押され、又は、ペン先にある感圧センサがペン先の押下に伴ってトリガされることにより、カメラを起動させるためのオントリガ信号を生成することができる。又は、ユーザは、ハンドヘルドリーダに設置されたスキャンボタンにより、オントリガ信号の発信を実現し、それにより、カメラの起動を制御することができる。
【0025】
カメラがオン状態にある場合、カメラは、画像収集をリアルタイムに行い、収集したスキャン画像をプロセッサに伝送することは理解できる。これにより、各時点において、プロセッサはカメラが収集した現時点のスキャン画像を取得することができる。
【0026】
ステップ120において、前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行って、現時点のスキャン文字を得、前記現時点のスキャン文字を前の時点のスキャンテキストの後にスティッチングして、現時点のスキャンテキストを得る。
【0027】
具体的に、プロセッサは、現時点のスキャン画像に対して文字認識を行うことにより、現時点のスキャン画像に含まれる文字、即ち、現時点のスキャン文字を得る。単一の時点のスキャン画像に含まれる文字は、一つ又は複数であってもよいことは理解できる。
【0028】
スキャン過程において、ユーザは一般的にハンドヘルドリーダのペン先を媒体に押してスライドさせることを考慮して、現時点のスキャン文字は、一般的に、現時点の前にある移動時点のスキャン文字の後に続く文字である。そのため、現時点のスキャン文字を得た後に、現時点のスキャン文字を前の時点のスキャンテキストの後にスティッチングし、それにより、現時点のスキャンテキストを取得することができる。ここで、同じ時点に対して、スキャンテキストとスキャン文字との区別は、スキャン文字がスキャン画像に基づいて直接認識して得られた文字であるが、スキャンテキストは前の時点のスキャン内容と当該時点のスキャン文字とをスティッチングして得られたテキストであることにある。例えば、前の時点のスキャンテキストは「もし私は」であり、現時点のスキャン文字は「1羽の」であると、現時点のスキャンテキストは「もし私は1羽の」である。
【0029】
ステップ130において、前記カメラがオフ状態に入るまで、前記現時点のスキャン画像を表示し、又は、前記現時点のスキャン画像とスキャンテキストとを同期表示する。
【0030】
具体的に、現時点のスキャン画像及びスキャンテキストに対して、この両者をそれぞれ表示してもよく、具体的な表示方式は、スキャン過程において、ハンドヘルドリーダのペン本体の表示画面を介して現時点のスキャン画像をリアルタイムに表示し、スキャン終了後に、ハンドヘルドリーダのペン本体での表示画面を介して最終的に得られたスキャンテキスト及び/又はスキャンテキストの関連コンテンツを表示することであってもよい。ここで、スキャンテキストの関連コンテンツは、スキャンテキストの解釈、スキャンテキストの翻訳等であってもよく、スキャン画像を表示するための表示画面と、スキャンテキスト及び/又はスキャンテキストの関連コンテンツを表示するための表示画面とは、ハンドヘルドリーダでの同じ表示画面であってもよく、ハンドヘルドリーダでの異なる表示画面であってもよい。
【0031】
現時点のスキャン画像及びスキャンテキストに対して、この両者を同期表示してもよく、具体的な表示方式は、ハンドヘルドリーダのペン本体での一つの表示画面において、二つの表示領域に分割してスキャン画像とスキャンテキストとをそれぞれ表示することであってもよく、ハンドヘルドリーダのペン本体での二つの表示画面において、スキャン画像及びスキャンテキストをそれぞれ表示することであってもよい。
【0032】
一般的な技術における透明な材質の観察パネルにより、収集されている文字のビューウィンドウをユーザに提供する技術案に比べれば、本発明の実施形態における現時点のスキャン画像を表示することは、観察パネルに基づくハードウェア構造設計の代わりに、ユーザが使用過程において収集されている文字を直感的に見ることを確保すると同時に、ハンドヘルドリーダの構造設計の一体化を実現することに寄与することは理解できる。
【0033】
カメラがオン状態にある場合、各時点ではいずれも当該時点でのスキャン画像及びスキャンテキストをリアルタイムに表示することができ、スキャン画像及びスキャンテキストのリアルタイム更新表示は、ユーザが使用過程において収集状況及び認識状況を同期に見ることができるようにし、ユーザがハンドヘルドリーダのスキャンス時のライド方向をリアルタイムに調整することに寄与し、それにより、スキャンによる単語取りの正確性を向上させる。
【0034】
また、カメラのオフについては、ユーザがハンドヘルドリーダを持ち上げ、この時ハンドヘルドリーダのペン先にある機械式タッチスキャンヘッドスイッチが解放され、又はペン先の持ち上げに伴ってペン先にある感圧センサのトリガが消滅し、それにより、カメラをオフさせるオフトリガ信号を生成することであってもよい。又は、ユーザは、ハンドヘルドリーダに設置されたスキャンボタンにより、オフトリガ信号の発信を実現し、それにより、カメラのオフを制御することができる。
【0035】
カメラは、オフ状態に入った後に、画像収集を実行せず、スキャン画像をプロセッサに伝送しなくなり、現時点のスキャン画像及びスキャンテキストに基づく更新が停止し、プロセッサが表示画面を介してスキャン画像及びスキャンテキストをリアルタイムに表示しなくなり、ユーザはハンドヘルドリーダのペン本体に表示される内容により、スキャン機能がまだ実行中であるか否かを直接知ることもできることは理解できる。
【0036】
本発明の実施形態に係る方法は、現時点のスキャン画像を表示することにより、ハンドヘルドリーダの透明な観察パネルに基づくハードウェア構造設計の代わりに、収集されている文字のビューウィンドウに係る技術案をユーザに提供し、ハンドヘルドリーダの構造設計の一体化を実現することに寄与し、ハンドヘルドリーダの耐用年数を延ばす。また、スキャン画像とスキャンテキストとを同期表示することは、ユーザが使用過程において収集状況及び認識状況を同期に見ることができるようにし、ユーザがハンドヘルドリーダのスキャン時のスライド方向をリアルタイムに調整することに寄与し、それにより、スキャンによる単語取りの正確性を向上させ、さらにユーザ体験を最適化する。
【0037】
上記実施形態に基づいて、ステップ120において、前記した、前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行うことは、
前記スキャン画像において認識領域を決定し、前記認識領域に対して文字認識を行い、前記スキャン画像において前記認識領域をマークすることを含む。
【0038】
具体的に、スキャン画像に対する文字認識の過程において、ハンドヘルドリーダでのカメラの装着位置、及びカメラが画像収集を行う時の環境照明等の影響要因を考慮すると、文字認識を行うために使用可能な有効領域、即ち、認識領域をスキャン画像から決定する必要があり、さらにスキャン画像における認識領域に対して文字認識を行う。
【0039】
ここで、スキャン画像における認識領域の決定については、ハンドヘルドリーダの出荷時に設定された構成パラメータに基づいて決定されてもよいし、実際のスキャン画像の輝度に基づいて決定されてもよく、本発明の実施形態はこれを具体的に限定しない。
【0040】
認識領域が文字認識のための実際の境界を反映することができることを考慮すると、スキャン画像を表示する前に、スキャン画像において認識領域をマークしてもよい。例えば、破線枠又は実線枠の形で、スキャン画像において認識領域を枠で囲んでもよく、又は、スキャン画像における認識領域をハイライトしてもよく、又は、スキャン画像において認識領域の認識境界を描いてもよい。この後、認識領域がマークされたスキャン画像を表示してもよい。
【0041】
本発明の実施形態に係る方法は、認識領域がマークされたスキャン画像を表示することにより、ユーザは、ハンドヘルドリーダの現在スライドする位置と実際に認識を行う領域との間の位置差を直感的に見ることができ、それにより、ハンドヘルドリーダのスキャン時のスライド方向をより調整しやすい。また、認識領域がマークされたスキャン画像を表示することにより、ユーザは、現在認識境界にある文字を直感的に見ることができ、それにより、収集を停止するタイミングを容易に判断することができる。
【0042】
上記のいずれかの実施形態に基づいて、ステップ120において、前記した、前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行って、現時点のスキャン文字を得ることの後には、
前記現時点のスキャン画像における、前記現時点のスキャン文字が位置する文字領域を取得し、前記スキャン画像において前記文字領域をマークすることをさらに含む。
【0043】
具体的に、スキャン画像におけるスキャン文字を認識した後に、スキャン文字のスキャン画像における文字領域を取得することができ、文字領域は、スキャン文字のスキャン画像における位置を反映するために用いられる。ここで、単一のスキャン文字を得た場合、文字認識過程において直接取得した当該スキャン文字の検出枠に対応する領域をスキャン文字の文字領域とすることができ、複数のスキャン文字を得た場合、文字認識過程において取得した各スキャン文字の検出枠を組み合わせて、全ての検出枠の外接枠に対応する領域を形成して、文字領域とすることができる。
【0044】
文字領域が文字認識のリアルな状況を反映することができることを考慮すると、スキャン画像を表示する前に、スキャン画像において文字領域をマークしてもよい。例えば、破線枠又は実線枠の形でマークしてもよいし、又は文字領域の下縁線をスキャン画像における認識されるべき文字のアンダーラインとしてもよい。この後、文字領域がマークされたスキャン画像を表示することができる。
【0045】
本発明の実施形態に係る方法は、文字領域がマークされたスキャン画像を表示することにより、ユーザは、ハンドヘルドリーダが現在認識している文字を直感的に見ることができ、特にスキャン画像には複数行の文字が含まれる場合、文字領域に対するマークにより、ユーザは現在スキャンされた画像においてどの文字が認識されているかをより直感的かつ明確に知ることができ、それにより、現在のスキャン収集が正確であるか否かを素早く判断できるため、スキャンの正確率を確保することができる。
【0046】
上記のいずれかの実施形態に基づいて、ステップ130は、
第1領域に前記現時点のスキャン画像を表示すると同時に第2領域に前記現時点のスキャンテキストを表示することを含み、
前記第1領域及び前記第2領域は同じ表示画面の二つの表示領域であり、又は、前記第1領域及び前記第2領域は二つの表示画面にそれぞれ属する。
【0047】
具体的に、スキャン画像とスキャンテキストとを同期表示することは、以下の2つの方式のうちのいずれか1つにより実現されてもよい。
【0048】
その1は、同じ表示画面の二つの表示領域においてスキャン画像及びスキャンテキストをそれぞれ表示する。例えば、図2は、本発明に係るハンドヘルドリーダの構造の概略図その1であり、図2に示すハンドヘルドリーダ10は、ペン本体に完全な表示画面20が設置されており、ペン先30に観察パネルが設置されない。スキャン過程において、表示画面20の表示領域に対して画面分割処理を行ってもよく、即ち、表示画面20の表示領域を2つの部分に分割し、一部を第1領域として、別の一部を第2領域とし、ここで、第1領域は現時点のスキャン画像を表示するために用いられ、第2領域は現時点のスキャンテキストを表示するために用いられる。
【0049】
画面分割処理により得られた第1領域及び第2領域は、スキャン画像とスキャンテキストとを同期表示することができることは理解できる。好ましくは、ユーザの使用習慣を満し、観察パネルの表示の役割をより適切に置き換えるために、第1領域は第2領域よりもペン先に近いことである。
【0050】
また、スキャンが終了した後に、即ち、スキャン画像とスキャンテキストとを同期表示する必要がなくなる時、表示画面20の第1領域と第2領域に対して画面合併処理、即ち、表示画面20の表示領域を全体として後続の表示を行う。
【0051】
また、スキャン過程において、スキャン画像のみを表示し、スキャンテキストを表示しない場合、表示画面20は完全な表示領域としてスキャン画像の表示を行ってもよい。
【0052】
その2は、二つの表示画面を設置し、一つの表示画面にスキャン画像を表示し、もう一つの表示画面にスキャンテキストを表示する。例えば、図3は、本発明に係るハンドヘルドリーダの構造の概略図その2であり、図3に示すハンドヘルドリーダ10は、ペン本体に第1表示画面21及び第2表示画面22の二つの表示画面が設置され、ペン先30に観察パネルが設置されない。スキャン過程において、第1表示画面21は現時点のスキャン画像をリアルタイムに表示し、第2表示画面22は現時点のスキャンテキストをリアルタイムに表示し、これにより、スキャン画像とスキャンテキストとに対する同期表示を実現する。
【0053】
上記のいずれかの実施形態に基づいて、当該方法は、
前記カメラがオフ状態にある場合、第3領域において前記スキャンテキスト及び/又は前記スキャンテキストの関連コンテンツを表示することをさらに含み、
前記第3領域は前記第1領域及び前記第2領域を含み、又は、前記第3領域は前記第2領域である。
【0054】
具体的に、カメラは、オフ状態に入った後に、画像収集を実行せず、スキャン画像をプロセッサに伝送しなくなり、現時点のスキャン画像とスキャンテキストに基づく更新が停止する。プロセッサは、スキャンテキスト及び/又はスキャンテキストの関連コンテンツを表示する。ここで、スキャンテキストは、カメラがオン状態にある最後の一つの時点でのスキャンテキストであり、スキャンテキストの関連コンテンツは、ハンドヘルドリーダの機能設定に基づいて決定されてもよく、例えば、関連コンテンツは、スキャンテキストの解釈、スキャンテキストの翻訳等であってもよい。
【0055】
スキャンテキスト及び/又はスキャンテキストの関連コンテンツに対する表示は、第3領域において実現されてもよい。ここでの第3領域は、ハンドヘルドリーダ自体の構造設定に従って決定されてもよい。
【0056】
例えば、図2に示すハンドヘルドリーダ10において、第3領域は表示画面20の完全な表示領域であってもよく、即ち、第3領域は、スキャン過程において画面分割された第1領域及び第2領域に対して画面合併を行った後の表示領域であってもよい。即ち、図2に示すハンドヘルドリーダ10の表示画面20においてスキャンテキスト及び/又はスキャンテキストの関連コンテンツを全画面で表示してもよい。
【0057】
また、例えば、図3に示すハンドヘルドリーダ10において、第3領域は、第2表示画面22の表示領域であってもよく、即ち、第3領域は、上記実施形態においてスキャンテキストを表示するための第2領域であってもよい。
【0058】
上記のいずれかの実施形態に基づいて、前記した、第3領域において前記スキャンテキスト及び/又は前記スキャンテキストの関連コンテンツを表示することの後には、
トリガ命令に応答して、前記スキャンテキスト及び/又は前記スキャンテキストの関連コンテンツからターゲット分割単語を決定することと、
前記第4領域に前記ターゲット分割単語の関連コンテンツを表示することとをさらに含み、
前記第3領域が前記第1領域及び前記第2領域を含む場合、前記第4領域は前記第3領域における一部の領域であり、前記第3領域が前記第2領域である場合、前記第4領域は前記第1領域である。
【0059】
具体的に、ハンドヘルドリーダがスキャンテキスト及び/又はスキャンテキストの関連コンテンツを表示する場合、ユーザは、ハンドヘルドリーダに設置されたボタン、又はハンドヘルドリーダのタッチスクリーン、又は音声入力の形式により、ハンドヘルドリーダにトリガ命令を発信してもよい。ここでのトリガ命令は、クエリ機能をトリガするために用いられ、トリガ命令はクエリを行う必要があるターゲット分割単語を携帯してもよく、ここでのクエリ機能は、具体的に、翻訳クエリ、解釈クエリ等であってもよく、本発明の実施形態はこれを具体的に限定しない。
【0060】
ハンドヘルドリーダのプロセッサがトリガ命令を受信した後に、トリガ命令に応答して、現在表示されるスキャンテキスト及び/又はスキャンテキストの関連コンテンツからクエリを行う必要があるターゲット分割単語を決定してもよい。続いて、ローカルデータベース又はクラウドデータベースを呼び出してターゲット分割単語の関連コンテンツ、具体的に、ターゲット分割単語の翻訳、解釈等を取得してもよい。
【0061】
ターゲット分割単語の関連コンテンツを得た後に、第4領域にターゲット分割単語の関連コンテンツを表示してもよい。ここでの第4領域は、ハンドヘルドリーダ自体の構造設定に従って決定されてもよい。
【0062】
例えば、図2に示すハンドヘルドリーダ10において、第4領域は表示画面20の表示領域における一部であってもよく、例えば、第4領域は、表示画面20に対して画面分割を行った後の第1領域であってもよく、又は、第4領域は、表示画面20に対して他のタイプの画面分割を行った後で得られた部分領域であってもよい。領域分けに表示することにより、ハンドヘルドリーダの表示の階層性を増加させることができ、ユーザが比較して見るのに便利であり、ユーザ体験を最適化する。
【0063】
また、例えば、図3に示すハンドヘルドリーダ10において、第4領域は、第1表示画面21の表示領域であってもよく、即ち、第4領域は第1領域であってもよく、この時、第1表示画面21にターゲット分割単語の関連コンテンツを表示し、第2表示画面22にスキャンテキスト及び/又はスキャンテキストの関連コンテンツを表示してもよく、それにより、ハンドヘルドリーダの表示の階層性を増加させることができ、ユーザが比較して見るのに便利であり、ユーザ体験を最適化する。
【0064】
上記のいずれかの実施形態に基づいて、本発明は、表示方法を提供し、当該表示方法は、図2に示すハンドヘルドリーダに適用されており、以下のステップを含む。
【0065】
オントリガ信号を受信し、オントリガ信号に基づいて、カメラがオン状態に入るように制御し、カメラが収集した現時点のスキャン画像を取得する。ここでのオントリガ信号は、ハンドヘルドリーダのペン先にある機械式タッチスキャンヘッドスイッチが押されること、又は、ペン先にある感圧センサがペン先の押下に伴ってトリガされることにより生成するものであってもよいし、ペン本体に設置されたスキャンボタン、又は、ペン本体の表示画面で画面分割機能を選択することによりトリガされるものであってもよい。
【0066】
現時点のスキャン画像に対して文字認識を行って、現時点のスキャン文字を得、現時点のスキャン文字を前の時点のスキャンテキストの後にスティッチングして、現時点のスキャンテキストを得る。
【0067】
表示画面で画面分割を行って得た第1領域にスキャン画像を表示し、第2領域にスキャンテキストを表示し、それにより、スキャン画像とスキャンテキストとの同期表示を実現する。図4は、本発明に係る表示概略図その1であり、図4に示すように、表示画面には二つの領域、即ち、第1領域41及び第2領域42が分割されており、第1領域41にはスキャン画像が表示されており、スキャン画像に対応するスキャン文字は、「私は1羽の鳥」であり、第2領域42にはスキャンテキストが表示されており、スキャンテキストは、「もし私は1羽の鳥であれば」である。また、スキャンテキストの後に点滅しているカーソルが表示されており、スキャンテキストがリアルタイムに更新中であることを示すために用いられる。
【0068】
また、オフトリガ信号を受信し、オフトリガ信号に基づいて、カメラがオフ状態に入るように制御してもよい。この時のオフトリガ信号は、ハンドヘルドリーダのペン先にある機械式タッチスキャンヘッドスイッチが解放され、又は、ペン先の持ち上げに伴ってペン先にある感圧センサのトリガが消滅することにより生成するものであってもよいし、ペン本体に設置されたスキャンボタン、又はペン本体の表示画面での画面分割キャンセル機能又は全画面設定機能によりトリガされるものであってもよい。
【0069】
カメラがオフ状態に入った後に、表示画面にスキャンテキスト及び/又はスキャンテキストの関連コンテンツを表示してもよい。図5は、本発明に係る表示概略図その2であり、図5に示すように、表示画面には、画面分割を行わず、全画面でスキャンテキスト及び翻訳テキストを表示する。
【0070】
上記のいずれかの実施形態に基づいて、本発明は、表示方法を提供し、当該表示方法は、図3に示すハンドヘルドリーダに適用され、当該方法は、以下のステップを含む。
【0071】
オントリガ信号を受信し、オントリガ信号に基づいて、カメラがオン状態に入るように制御し、カメラが収集した現時点のスキャン画像を取得する。ここでのオントリガ信号は、ハンドヘルドリーダのペン先にある機械式タッチスキャンヘッドスイッチが押され、又はペン先にある感圧センサがペン先の押下に伴ってトリガされることにより生成するものであってもよく、ペン本体に設置されたスキャンボタンによりトリガされるものであってもよい。
【0072】
現時点のスキャン画像に対して文字認識を行って、現時点のスキャン文字を得、現時点のスキャン文字を前の時点のスキャンテキストの後にスティッチングして、現時点のスキャンテキストを得る。
【0073】
表示画面で画面分割を行って得られた第1領域にスキャン画像を表示し、第2領域にスキャンテキストを表示し、それにより、スキャン画像とスキャンテキストとの同期表示を実現する。図6は、本発明に係る表示概略図その3であり、図6に示すように、ハンドヘルドリーダには二つのスクリーンが設置されており、スキャン画像及びスキャンテキストをそれぞれ表示し、且つ、スキャンテキスト後に点滅しているカーソルが表示されており、スキャンテキストがリアルタイムに更新中であることを示すために用いられる。
【0074】
また、実際のスキャンにおいて、フォントサイズや行間距離の制限により、スキャン画像に複数行の文字が含まれることがよくある状況を考慮すると、現時点のスキャン画像中で現時点のスキャン文字が位置する文字領域を取得して、スキャン画像において文字領域をマークし、それにより、ユーザは現在自分がスキャンした画像においてどの文字が認識されているかをより直感的かつ明確に知ることができる。図7は、本発明に係る表示概略図その4であり、図7に示すように、スキャン画像におけるスキャン文字「私は1羽の鳥」の下にはアンダーラインが表示されて文字領域を示し、それにより、ユーザは現在どの文字がスキャンされ、認識されているかを容易に知る。
【0075】
また、ハンドヘルドリーダでのカメラの装着位置、及びカメラが画像収集を行う時の環境照明等の影響要因を考慮すると、文字認識を行うために使用可能な有効領域、即ち、認識領域をスキャン画像から決定する必要があり、スキャン画像を表示する前に、スキャン画像において認識領域をマークする。図8は、本発明に係る表示概略図その5であり、図8に示すように、破線枠の形でスキャン画像における認識され得る有効領域をマークし、即ち、図8に示すスキャン画像において「私は1羽の」は認識領域内にあり、「鳥」は認識領域外にあって認識されておらず、それに対応して表示されたスキャンテキストは「もし私は1羽の」である。認識領域のマーキング、表示により、ユーザが現在認識境界にある文字を直感的に見ることができ、それにより、いつ収集を停止するかをより容易に判断する。
【0076】
また、オフトリガ信号を受信し、オフトリガ信号に基づいて、カメラがオフ状態に入るように制御してもよい。この時のオフトリガ信号は、ハンドヘルドリーダのペン先にある機械式タッチスキャンヘッドスイッチが解放され、又はペン先の持ち上げに伴ってペン先にある感圧センサのトリガが消滅することにより生成するものであってもよいし、ペン本体に設置されたスキャンボタンによりトリガされるものであってもよい。
【0077】
カメラがオフ状態に入った後に、表示画面にスキャンテキスト及び/又はスキャンテキストの関連コンテンツを表示してもよい。図9は本発明に係る表示概略図その6であり、図9に示すように、元々スキャンテキストを表示するための表示画面は、スキャンテキスト及び/又はスキャンテキストの関連コンテンツを引き続き表示し、元々スキャン画像を表示するための表示画面がレストスクリーン(rest screen)になる。
【0078】
また、トリガ命令を受信した後に、プロセッサは、トリガ命令に応答して、現在表示されているスキャンテキスト及び/又はスキャンテキストの関連コンテンツからクエリを行う必要があるターゲット分割単語を決定してもよい。続いて、ローカルデータベース又はクラウドデータベースを呼び出してターゲット分割単語の関連コンテンツを取得してもよく、具体的に、ターゲット分割単語の翻訳、解釈等であってもよい。ターゲット分割単語の関連コンテンツを得た後に、元々スキャン画像を表示するための表示画面にターゲット分割単語の関連コンテンツを表示してもよい。図10は、本発明に係る表示概略図その7であり、図10に示すように、一つの表示画面はターゲット分割単語「hoarseness」の解釈を表示するために用いられ、もう一つの表示画面はスキャンテキスト及びその翻訳テキストを表示するために用いられる。
【0079】
上記のいずれかの実施形態に基づいて、図11は、本発明に係る表示装置の構造の概略図であり、図11に示すように、当該装置は、
カメラがオン状態にある場合、前記カメラが収集した現時点のスキャン画像を取得することに用いられる収集ユニット1110と、
前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行って、現時点のスキャン文字を得、前記現時点のスキャン文字を前の時点のスキャンテキストの後にスティッチングして、現時点のスキャンテキストを得ることに用いられる認識ユニット1120と、
前記カメラがオフ状態に入るまで、前記現時点のスキャン画像を表示し、又は、前記現時点のスキャン画像とスキャンテキストとを同期表示することに用いられる表示ユニット1130と、を含む。
【0080】
本発明の実施形態に係る装置は、現時点のスキャン画像を表示することにより、ハンドヘルドリーダの透明な観察パネルに基づくハードウェア構造設計の代わりに、収集されている文字のビューウィンドウの技術案をユーザに提供し、ハンドヘルドリーダの構造設計の一体化の実現に寄与し、ハンドヘルドリーダの耐用年数を延ばす。また、スキャン画像とスキャンテキストとを同期表示することは、ユーザが使用過程において収集状況及び認識状況を同期に見ることができるようにし、ユーザがハンドヘルドリーダのスキャン時のスライド方向をリアルタイムに調整することに寄与し、それにより、スキャンによる単語取りの正確性を向上させ、さらにユーザ体験を最適化する。
【0081】
上記のいずれかの実施形態に基づいて、前記認識ユニットは、具体的に、
前記スキャン画像において認識領域を決定し、前記認識領域に対して文字認識を行い、前記スキャン画像において前記認識領域をマークすることに用いられる。
【0082】
上記のいずれかの実施形態に基づいて、前記認識ユニットは、さらに
前記現時点のスキャン画像における、前記現時点のスキャン文字が位置する文字領域を取得し、前記スキャン画像において前記文字領域をマークすることに用いられる。
【0083】
上記のいずれかの実施形態に基づいて、前記表示ユニットは、具体的に、
第1領域に前記現時点のスキャン画像を表示すると同時に第2領域に前記現時点のスキャンテキストを表示することに用いられ、
前記第1領域及び前記第2領域は同じ表示画面の二つの表示領域であり、又は、前記第1領域及び前記第2領域は二つの表示画面にそれぞれ属する。
【0084】
上記のいずれかの実施形態に基づいて、前記表示ユニットは、さらに
前記カメラがオフ状態にある場合、第3領域において前記スキャンテキスト及び/又は前記スキャンテキストの関連コンテンツを表示することに用いられ、
前記第3領域は前記第1領域及び前記第2領域を含み、又は、前記第3領域は前記第2領域である。
【0085】
上記のいずれかの実施形態に基づいて、前記表示ユニットは、さらに
トリガ命令に応答して、前記スキャンテキスト及び/又は前記スキャンテキストの関連コンテンツからターゲット分割単語を決定することと、
前記第4領域に前記ターゲット分割単語の関連コンテンツを表示することとに用いられ、
前記第3領域が前記第1領域及び前記第2領域を含む場合、前記第4領域は前記第3領域における一部の領域であり、前記第3領域が前記第2領域である場合、前記第4領域は前記第1領域である。
【0086】
上記のいずれかの実施形態に基づいて、図12は、本発明に係るハンドヘルドリーダの構造の概略図であり、図12に示すように、ハンドヘルドリーダは、順に接続されたカメラ1210、プロセッサ1220、及び表示画面1230を含み、
前記プロセッサ1220は、カメラ1210がオン状態にある場合、前記カメラ1210が収集した現時点のスキャン画像を取得することと、前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行って、現時点のスキャン文字を得、前記現時点のスキャン文字を前の時点のスキャンテキストの後にスティッチングして、現時点のスキャンテキストを得ることと、前記カメラ1210がオフ状態に入るまで、前記表示画面1230が前記現時点のスキャン画像を表示し、又は、前記現時点のスキャン画像とスキャンテキストとを同期表示するように制御することとに用いられる。
【0087】
本発明の実施形態に係るハンドヘルドリーダは、現時点のスキャン画像を表示することにより、透明な観察パネルに基づくハードウェア構造設計の代わりに、収集されている文字のビューウィンドウの技術案をユーザに提供し、ハンドヘルドリーダの構造設計の一体化の実現に寄与し、ハンドヘルドリーダの耐用年数を延ばす。また、スキャン画像とスキャンテキストとを同期表示することは、ユーザが使用過程において収集状況及び認識状況を同期に見ることができるようにし、ユーザがハンドヘルドリーダのスキャン時のスライド方向をリアルタイムに調整することに寄与し、それにより、スキャンによる単語取りの正確性を向上させ、さらにユーザ体験を最適化する。
【0088】
図13は、電子デバイスの実体構造を例示した概略図であり、図13に示すように、当該電子デバイスは、プロセッサ(processor)1310、通信インターフェース(Communications Interface)1320、メモリ(memory)1330、及び通信バス1340を含んでもよく、ここで、プロセッサ1310、通信インターフェース1320、メモリ1330は、通信バス1340を介して相互間の通信を行う。プロセッサ1310は、メモリ1330におけるロジックコマンドを呼び出し、それにより、表示方法を実行することができる。当該方法は、カメラがオン状態にある場合、前記カメラが収集した現時点のスキャン画像を取得することと、前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行って、現時点のスキャン文字を得、前記現時点のスキャン文字を前の時点のスキャンテキストの後にスティッチングして、現時点のスキャンテキストを得ることと、前記カメラがオフ状態に入るまで、前記現時点のスキャン画像を表示し、又は、前記現時点のスキャン画像とスキャンテキストとを同期表示することと、を含む。
【0089】
また、上記のメモリ1330における論理命令は、ソフトウェア機能ユニットの形態で実現されてもよく、独立した製品として販売されたり、使用されたりする時、一つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本発明の技術案は、その本質、又は従来技術にに寄与する部分又は当該技術案の一部が、ソフトウェア製品の形態で具体化されてもよく、当該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶されており、1つのコンピュータ機器(例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイス等であってもよい)に本発明の各実施形態に記載の方法の全て又は一部のステップを実行させるためのいくつかの命令を含む。しかし、上記記憶媒体は、USBディスク、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等の、プログラムコードを記憶可能な種々の媒体を含む。
【0090】
一方、本発明は、コンピュータプログラム製品をさらに提供し、前記コンピュータプログラム製品はコンピュータプログラムを含み、コンピュータプログラムは非一時的なコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、コンピュータは、上記各方法に係る表示方法を実行することができる。当該方法は、カメラがオン状態にある場合、前記カメラが収集した現時点のスキャン画像を取得することと、前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行って、現時点のスキャン文字を得、前記現時点のスキャン文字を前の時点のスキャンテキストの後にスティッチングして、現時点のスキャンテキストを得ることと、前記カメラがオフ状態に入るまで、前記現時点のスキャン画像を表示し、又は、前記現時点のスキャン画像とスキャンテキストとを同期表示することと、を含む。
【0091】
他方、本発明は、コンピュータプログラムが記憶される非一時的なコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記各方法に係る表示方法を実行することができる。当該方法は、カメラがオン状態にある場合、前記カメラが収集した現時点のスキャン画像を取得することと、前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行って、現時点のスキャン文字を得、前記現時点のスキャン文字を前の時点のスキャンテキストの後にスティッチングして、現時点のスキャンテキストを得ることと、前記カメラがオフ状態に入るまで、前記現時点のスキャン画像を表示し、又は、前記現時点のスキャン画像とスキャンテキストとを同期表示することと、を含む。
【0092】
以上説明した装置の実施形態は、単なる例示的なものであり、ここでは分離した構成部品として説明したユニットは、物理的に分離されているものでもよく、物理的に分離されているものでなくてもよく、ユニットとして示した部品は、物理的なユニットであっても、物理的なユニットでなくてもよく、即ち、1つの場所に位置していてもよく、複数のネットワークユニットに分散されてもよい。本実施形態の技術案の目的は、実際のニーズに応じて、ここでのモジュールの一部又はその全部を選択することにより達成することができる。当業者であれば、創造的な労動をしない前提でそれを理解して実施することができる。
【0093】
以上の実施形態の説明により、当業者にとって明らかなように、各実施形態は、必要となる共通のハードウェアプラットフォームとソフトウェアを組み合わせることにより実現されてもよいし、ハードウェアにより実現されてもよいことが理解できる。このような理解に基づいて、上記の技術案は、その本質、又は従来技術に寄与する部分が、ソフトウェア製品の形態で具現化されることができる。当該コンピュータソフトウェア製品は、例えば、ROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク等のコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、一つのコンピュータ機器(例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイス等であってもよい)に各実施形態又は実施形態のいくつかの部分に記載の方法を実行させるためのいくつかの命令を含む。
【0094】
最後に説明すべきことは、上記の実施形態は、本発明の技術案を説明するためのものに過ぎず、それを限定するものではない。上記の実施形態を参照して本発明を詳細に説明したが、当業者であれば、依然として上記の各実施形態に記載の技術案を修正し、又はその一部の技術的特徴を等価的に置き換えることができ、これらの修正又は置き換えは、対応する技術案の本質を本発明の各実施形態の技術案の趣旨及び範囲から逸脱させないことである。
【符号の説明】
【0095】
10:ハンドヘルドリーダ
20:表示画面
30:ペン先
21:第1表示画面
22:第2表示画面
41:第1領域
42:第2領域。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2024-08-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラがオン状態にある場合、前記カメラが収集した現時点のスキャン画像を取得することと、
前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行って、現時点のスキャン文字を得、前記現時点のスキャン文字を前の時点のスキャンテキストの後にスティッチングして、現時点のスキャンテキストを得ることと、
前記カメラがオフ状態に入るまで、前記現時点のスキャン画像を表示し、又は、前記現時点のスキャン画像とスキャンテキストとを同期表示することと、を含み、
前記した、前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行うことは、
前記スキャン画像において認識領域を決定し、前記認識領域に対して文字認識を行い、前記スキャン画像を表示する前に、前記スキャン画像において前記認識領域をマークすることを含むことを特徴とする表示方法。
【請求項2】
前記した、前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行って、現時点のスキャン文字を得ることの後には、
前記現時点のスキャン画像における、前記現時点のスキャン文字が位置する文字領域を取得し、前記スキャン画像において前記文字領域をマークすることをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の表示方法。
【請求項3】
前記した、前記現時点のスキャン画像とスキャンテキストとを同期表示することは、
第1領域に前記現時点のスキャン画像を表示すると同時に第2領域に前記現時点のスキャンテキストを表示することを含み、
前記第1領域及び前記第2領域は同じ表示画面の二つの表示領域であり、又は、前記第1領域及び前記第2領域は二つの表示画面にそれぞれ属することを特徴とする請求項1に記載の表示方法。
【請求項4】
前記カメラがオフ状態にある場合、第3領域において前記スキャンテキスト及び/又は前記スキャンテキストの関連コンテンツを表示することをさらに含み、
前記第3領域は前記第1領域及び前記第2領域を含み、又は、前記第3領域は前記第2領域であることを特徴とする請求項に記載の表示方法。
【請求項5】
前記した、第3領域において前記スキャンテキスト及び/又は前記スキャンテキストの関連コンテンツを表示することの後には、
トリガ命令に応答して、前記スキャンテキスト及び/又は前記スキャンテキストの関連コンテンツからターゲット分割単語を決定することと、
第4領域に前記ターゲット分割単語の関連コンテンツを表示することとをさらに含み、
前記第3領域が前記第1領域及び前記第2領域を含む場合、前記第4領域は前記第3領域における一部の領域であり、前記第3領域が前記第2領域である場合、前記第4領域は前記第1領域であることを特徴とする請求項に記載の表示方法。
【請求項6】
カメラがオン状態にある場合、前記カメラが収集した現時点のスキャン画像を取得することに用いられる収集ユニットと、
前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行って、現時点のスキャン文字を得、前記現時点のスキャン文字を前の時点のスキャンテキストの後にスティッチングして、現時点のスキャンテキストを得ることに用いられる認識ユニットと、
前記カメラがオフ状態に入るまで、前記現時点のスキャン画像を表示し、又は、前記現時点のスキャン画像とスキャンテキストとを同期表示することに用いられる表示ユニットと、を含み、
前記した、前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行うことは、
前記スキャン画像において認識領域を決定し、前記認識領域に対して文字認識を行い、前記スキャン画像を表示する前に、前記スキャン画像において前記認識領域をマークすることを含むことを特徴とする表示装置。
【請求項7】
順に接続されたカメラ、プロセッサ、及び表示画面を含み、
前記プロセッサは、カメラがオン状態にある場合、前記カメラが収集した現時点のスキャン画像を取得することと、前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行って、現時点のスキャン文字を得、前記現時点のスキャン文字を前の時点のスキャンテキストの後にスティッチングして、現時点のスキャンテキストを得ることと、前記カメラがオフ状態に入るまで、前記表示画面が前記現時点のスキャン画像を表示し、又は、前記現時点のスキャン画像とスキャンテキストとを同期表示するように制御することと、を実行するために用いられ
前記した、前記現時点のスキャン画像に対して文字認識を行うことは、
前記スキャン画像において認識領域を決定し、前記認識領域に対して文字認識を行い、前記スキャン画像を表示する前に、前記スキャン画像において前記認識領域をマークすることを含むことを特徴とするハンドヘルドリーダ。
【請求項8】
メモリ、プロセッサ、及び前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作可能なコンピュータプログラムを含む電子デバイスであって、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、請求項1~のいずれか1項に記載の表示方法を実現することを特徴とする電子デバイス。
【請求項9】
コンピュータプログラムが記憶されている非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~のいずれか1項に記載の表示方法を実現することを特徴とする非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。