IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社ホワイトハウスの特許一覧

特開2024-128908ドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置
<>
  • 特開-ドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置 図1
  • 特開-ドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置 図2
  • 特開-ドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置 図3
  • 特開-ドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置 図4
  • 特開-ドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置 図5
  • 特開-ドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置 図6
  • 特開-ドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置 図7
  • 特開-ドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置 図8
  • 特開-ドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置 図9
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024128908
(43)【公開日】2024-09-24
(54)【発明の名称】ドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/222 20060101AFI20240913BHJP
   G03B 17/56 20210101ALI20240913BHJP
   G03B 15/00 20210101ALI20240913BHJP
   B60R 11/02 20060101ALI20240913BHJP
【FI】
H04N5/222 100
G03B17/56 B
G03B15/00 V
B60R11/02 Z
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023082334
(22)【出願日】2023-05-18
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-11-21
(31)【優先権主張番号】10-2023-0031765
(32)【優先日】2023-03-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】599053713
【氏名又は名称】株式会社ホワイトハウス
(74)【代理人】
【識別番号】110003214
【氏名又は名称】弁理士法人服部国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヤン・ジュンギュ
(72)【発明者】
【氏名】木村 文夫
【テーマコード(参考)】
2H105
3D020
5C122
【Fターム(参考)】
2H105AA06
2H105AA28
3D020BA20
3D020BC05
3D020BC10
3D020BD02
3D020BD09
5C122DA03
5C122DA11
5C122DA14
5C122EA05
5C122EA42
5C122GA31
5C122GD01
5C122GD12
5C122GE01
5C122GE02
5C122GE03
5C122GE04
5C122GE06
5C122GE07
5C122GE11
(57)【要約】
【課題】ドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置を提供する。
【解決手段】
本発明のウィンドウ取付装置はカメラが内蔵されながら少なくとも一側に球状の回動本体を持つケースと、回動本体が進入及び離脱するように複数の弾指片が放射状に配置される固定ブラケット及び固定ブラケットにねじ結合されて弾指片の端部が描く直径を縮小するように設置されるナットの組立構造からなる。カメラを角度調節して容易に支持できる。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内側にカメラが内蔵され、少なくとも一方に球状の回動本体を有するケースと、
前記回動本体の外径側に密着するように設置されながら可変される固定ブラケットと、
前記固定ブラケットにねじ結合して内径を縮小するように設置されるナットと、の組立構造で構成され、
前記固定ブラケットは、ガラスに取り付けるように平面を有する支持片を一体に備えるドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置。
【請求項2】
前記固定ブラケットは、前記回動本体が進入及び離脱するように複数の弾性片が放射状に配置され、
前記弾性片は、断面が前記回動本体に外接する形状を持つように切開ホールを通じて周囲に複数個が区分設置される請求項1記載のドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置。
【請求項3】
前記回動本体は、周囲に沿って凹凸が備えられ、
前記凹凸に対応するように前記弾性片の端部に突起が一体に形成される請求項2記載のドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置。
【請求項4】
前記支持片には前記ガラスに圧着される吸着パッドが連結され、前記吸着パッドはねじ山が一体に備えられて補助ナットがねじ結合され、
前記補助ナットの外径側は前記ナットに噛み合い、同時に回転するように設置される請求項1記載のドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラが内蔵されながら少なくとも一側に球状の回動本体を持つケースと、回動本体が進入及び離脱するように複数の弾性片が放射状に配置される固定ブラケット及び固定ブラケットにねじ結合されて弾性片の端部が描く直径を縮小するように設置されるナットの組立構造からなり、カメラを角度調節して容易に支持するようにする支持片とを備えるドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両用ドライブレコーダシステムは、自己内蔵されたカメラ、または前方カメラまたは後方カメラで撮影された自動車の走行動画と音声データをSDカードスロットに着脱式で付着されたSD/SDHCメモリーカードで記録し、自動車の走行状態、駐車及び事故状況情報を視覚情報と共に正確に記録として保存する。
【0003】
また、自動車の駐車または衝突事故発生時、自動車のドライブレコーダに保存された動画と音声データの記録は駐車中の当て逃げや事故状況に応じた客観的な判断資料として使われる。
【0004】
そして、車両用ドライブレコーダシステムは、自動車の前方を撮影するためにルームミラー側に設置された前方カメラ、自動車の後方を撮影するために車両の室内ブレーキ灯や後面に備えられた後方カメラ、及び前方及び後方カメラによって撮影されたビデオ信号の入出力が制御され、入出力されるビデオ信号をデコード及びエンコードするビデオ信号を圧縮及び復元するためのA/Vコーデックと、車両の速度及び外部衝撃などを感知するためのそれぞれの3軸Gセンサーで構成される。
【0005】
そして、車両用ドライブレコーダに取り付けられた前方カメラと後方カメラは、車両の前方状況と後方状況の映像を撮影することによって、前方及び後方カメラによって撮影されたビデオ及び音声信号の入力及び出力が制御され、入出力されるビデオ及びオーディオ信号をデコード及びエンコードして保存される車両用ドライブレコーダを使用してタイマーによって正確な視覚情報を提供し、自動車の走行動画、駐車状態及び事故状況などの情報を正確に提供する。
【0006】
このような技術と関連して、従来のドライブレコーダ技術が本発明の出願人に大韓民国特許第2286424号公報で提示されており、その構成は図1及び図2のように、ドア700の側面に位置する固定型窓900にカメラユニット300が窓の内側に接合するようになる。
【0007】
また、前記カメラユニット300は、連結される縦方向の位置決め溝を備えるカメラ本体310と、前記位置決め溝に対応する突起が形成されながら窓に付着される接合面を持つホルダー330の組み合わせからなり、前記ホルダー330はカメラ本体が嵌まるように輪状を持つ密着部材と密着部材にヒンジで密着連結されながら接着剤として窓に付着される接合部材からなる。
【0008】
しかし、上述のドライブレコーダは、密着部材を中心にホルダー330がホルダーを中心にカメラ本体が回転して角度を調節する構成でカメラの角度調節作業が迅速でなくなり、位置決定後に回転が可能になり、正確な撮影角度の維持が難しくなるという短所がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上述に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構成で付着を容易にし、希望する撮影角度を迅速に回転させ、回転及び角度調節が容易で撮影死角を最小化させ、使用が簡単でありながら自動車使用による不便さを除去するようにするドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係るドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置は、カメラが内蔵され、一側に球状の回動本体を有するケースと、
【0011】
回動本体が進入及び離脱するように複数の弾性片が放射状に配置される固定ブラケットと、
【0012】
固定ブラケットにねじ結合されて弾性片の端部が描く直径を縮小するように設置されるナットと、の組立構造からなる。
【0013】
固定ブラケットは、ガラスの平面に接合するように弾性片に延長される端部に平面を持つ支持片を一体に備える。
【0014】
そして、弾性片は、断面が回動本体に外接する形状を持つように設置される。
【0015】
また、回動本体は周囲に沿って凹凸が備えられ、凹凸に対応するように弾性片の端部に突起が一体に形成される。
【0016】
さらに、ドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置は、回動本体の弾性片の端部は、それが描く内径が、回動本体の最大直径部より小さく形成され、外力の除去時に離脱を防止するように設置され、
【0017】
弾性片にナットの締結時にも弾性片の端部は、それが描く内径が、回動本体の最大直径部より小さく形成される。
【発明の効果】
【0018】
本発明のドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置によると、簡単な構成で付着が容易で、回転及び角度調節が容易で撮影死角を最小化し、使用が簡単でありながら自動車使用による不便さを除去し、前方カメラを小型化して運転による干渉を最小化する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】従来の4チャンネルドライブレコーダを示した設置状態図である。
図2】従来の4チャンネルドライブレコーダを示したブロック図である。
図3】本発明の一実施例によるドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置のドライブレコーダモジュールを示した斜視図である。
図4】本発明の一実施例によるドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置の設置状態図である。
図5】本発明の一実施例によるドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置の分解状態図である。
図6】本発明の異なる実施例によるドライブレコーダモジュールの結合状態図である。
図7】本発明の異なる実施例によるドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置の分解状態図及び結合状態図である。
図8】本発明のもう一つの実施例によるドライブレコーダモジュールを示した底面図である。
図9】本発明のもう一つの実施例によるドライブレコーダモジュールを示した結合状態図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態によるドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置(Attaching Apparatus For Window Of Black Box Module)を図面に基づき説明する。
【0021】
図3及び図9に示すように、本発明のドライブレコーダモジュール100は、ケース110と固定ブラケット130及びナット170の組立構造からなる。
【0022】
このとき、ナット170は、ケース110の外径側に位置する固定ブラケット130がケース110を密着する結合力を提供する結合手段として使用される。
【0023】
そして、ケース110は、カメラ111が内蔵され、少なくとも一方に球状の回動本体113を有する。
【0024】
また、固定ブラケット130は、回動本体113が進入及び離脱するように複数の弾性片131が放射状に配置される。
【0025】
このとき、弾性片131は、回動本体113の外径に密着してこれを包む形で切開ホール132を通じて周囲に複数個が区分されるように形成される。
【0026】
そして、弾性片131は、断面が回動本体113に外接する形状を持つように設置される。
【0027】
さらに、固定ブラケット130の外径側にねじ山が形成され、これにねじ結合されるナット170の締結時、弾性片131の端部が描く直径を縮小するように設置される。
【0028】
このとき、固定ブラケット130は、弾性片131に延長される端部に平面を有する支持片136が具備されて一体に形成され、支持片136の一側には離型紙として保護される接合体層138が備えられる。
【0029】
一方、図6のように回転本体113は、周囲に沿って凹凸(突起部)116が一定の長さを持つように備えられ、凹凸に対応するように弾性片131の端部に突起139が形成されても良い。
【0030】
このとき、弾性片131の端部が描く内径は、回動本体113が最大直径より小さく形成され、外力の除去時に離脱が防止されるように設置される。
【0031】
また、弾性片131にナット170の締結時にも弾性片131の端部が描く内径は回動本体が最大直径部より少なく形成される。
【0032】
さらに、固定ブラケット130は、弾性片131に延長される端部に平面を持つように形成される支持片136が区画ホール134を通じて複数個に区分設置される。
【0033】
また、図9のように支持片136にはガラスに圧着される吸着パッド310が連結されても良い。
【0034】
このとき、吸着パッドはねじ山311が一体に備えられて補助ナット313が噛み合い、補助ナットの外径側はナット170に噛み合い同時に回転するように設置される。
【0035】
上述の構成からなる本発明によるドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置の動作を説明する。
【0036】
図3及び図9に示すように、本発明のドライブレコーダモジュール100は、ケース110とこれに密着するように設置される固定ブラケット130及びケース110に対する固定ブラケット130の密着力を調節するナット170の組立構造からなり、固定ブラケット130を中心にケース110の角度が希望する方向に向かうようにする。
【0037】
このとき、固定ブラケット130は車両200の側面ガラス210に接合されるようになって車両に位置決定した状態で全方向にカメラ111が内蔵されるケース110の角度調節が可能になる。
【0038】
また、ナット170は、ケース110の外径側に位置する固定ブラケット130がケース110を密着する結合力を提供する結合手段として使用され、回転時にケース110の外径側に位置する固定ブラケット130の密着力調節が可能になる。
【0039】
そして、ケース110は、内側にカメラ111が内蔵されながら少なくとも一側に球状の回動本体113が備えられ、これに対応するように弾性片131を有する固定ブラケット130が装着時、回動本体113に沿って弾性片131が密着した状態で全方向に自由に移動するようになる。
【0040】
また、固定ブラケット130は、回動本体111が進入及び離脱するように複数の弾性片131が放射状に配置され、装着時に弾性片が回動本体の外径に密着これを包む形状を維持してケース110を支持した状態でも自由に360度全方向に動くようになる。
【0041】
このとき、弾性片131は切開ホール132を通じて周囲に複数個が形成されて個別動作するようにすることで、断面が回動本体113に外接する形状で回動本体にそれぞれ支持される。
【0042】
さらに、固定ブラケット130の外径側にはねじ山が形成され、これにねじ山を持つナット170が組み立てられる時、ナット170が弾性片を外径側で押すようになって弾性片131の端部が描く直径を縮小することによって固定ブラケットの弾性片131が回動本体111を密着支持するようになる。
【0043】
このとき、固定ブラケット130は、弾性片131に延長される端部に平面を有する支持片136が備えられ、その一側の離型紙除去時に接合体層138を通じて車両200の側面ガラス210に接合するようにする。
【0044】
一方、回動本体113は、周囲に沿って凹凸(突起部)116が備えられる時、凹凸116に対応するように弾性片131の端部に突起139が形成されて位置決定した後、ナット170を締めると、突起が凹凸116に密着して回転が防止される。
【0045】
このとき、凹凸116は弾性片131がどの方向に位置し、必ず一部分以上の突起が支持されるようになり堅固な結合が可能になる。
【0046】
そして、弾性片131の端部が描く内径は、回動本体が最大直径部に少なく形成されて外力の除去時にも離脱を防止するようにし、弾性片にナットの締結時に弾性片の端部が描く内径は回動本体が最大直径部より少なく形成されて離脱が防止された状態で密着性を高めることになる。
【0047】
さらに、固定ブラケット130は、弾性片に延長される端部に平面を持つように形成される支持片136が区画ホール134を通じて複数個に備えられ、それぞれの支持片136がガラス210に接合されて結合性を高めることになる。
【0048】
一方、吸着パッドは、ねじ山311が一体に備えられて補助ナット313が噛み合う構成で、補助ナットの外径側がナット170に噛み合い弾性片の密着のためのナット170の回転時にガラス210に密着する吸着パッドを補助ナットによって引っ張ることになり、より堅固な結合が可能になる。
以上、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
【符号の説明】
【0049】
100...ドライブレコーダモジュール、
110...ケース、
130...固定ブラケット、
131...弾性片、
136...支持片、
170...ナット、
313...補助ナット。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2023-08-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内側にカメラが内蔵され、少なくとも一方に球状の回動本体を有するケースと、
前記回動本体の外に密着するように設置されながら前記ケースの角度が可変される固定ブラケットと、
前記固定ブラケットにねじ結合して内径を縮小するように設置されるナットと、の組立
構造で構成され、
前記固定ブラケットは、ガラスに取り付けるように平面を有する支持片を一体に備え
前記支持片には前記ガラスに圧着される吸着パッドが連結され、前記吸着パッドはねじ
山が一体に備えられて補助ナットがねじ結合され、
前記補助ナットの外径側は前記ナットに噛み合い、同時に回転するように設置されるドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置。
【請求項2】
前記固定ブラケットは、前記回動本体が進入及び離脱するように複数の弾性片が放射状
に配置され、
前記弾性片は、断面が前記回動本体に外接する形状を持つように切開ホールを通じて周
囲に複数個が区分設置される請求項1記載のドライブレコーダモジュールのウィンドウ取
付装置。
【請求項3】
前記回動本体は、周囲に沿って凹凸が備えられ、
前記凹凸に対応するように前記弾性片の端部に突起が一体に形成される請求項2記載の
ドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置。
【請求項4】
内側にカメラが内蔵され、少なくとも一方に球状の回動本体を有するケースと、
前記回動本体の外径側に密着するように設置されながら可変される固定ブラケットと、
前記固定ブラケットにねじ結合して内径を縮小するように設置されるナットと、の組立
構造で構成され、
前記固定ブラケットは、前記回動本体が進入及び離脱するように複数の弾性片が放射状
に配置され、
前記弾性片は、断面が前記回動本体に外接する形状を持つように切開ホールを通じて周囲に複数個が区分設置され、
前記回動本体に、周囲に沿って凹凸が備えられ、
前記凹凸に対応するように前記弾性片の端部に突起が一体に形成されるドライブレコーダモジュールのウィンドウ取付装置。
【外国語明細書】