(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024128975
(43)【公開日】2024-09-24
(54)【発明の名称】プログラム及び情報処理装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/20 20120101AFI20240913BHJP
【FI】
G06Q50/20 300
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024091758
(22)【出願日】2024-06-05
(62)【分割の表示】P 2023194488の分割
【原出願日】2023-03-10
(71)【出願人】
【識別番号】518061786
【氏名又は名称】株式会社RSTANDARD
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】清水 武洋
(72)【発明者】
【氏名】後藤 慎吾
【テーマコード(参考)】
5L050
【Fターム(参考)】
5L050CC34
(57)【要約】
【課題】業務カリキュラムを容易に設計することを支援することができるプログラム及び情報処理装置を提供する。
【解決手段】プログラムは、ユーザ操作に基づいて、ツリー構造で複数の階層に配置される複数の業務要素を含む業務要素配列を表示するためのデータを出力すること、及びユーザ操作に基づいて、前記複数の業務要素のうち、ツリー構造の末端の業務要素に関連付けられた設問要素を表示するためのデータを出力することをコンピュータに実行させる。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ操作に基づいて、ツリー構造で複数の階層に配置される複数の業務要素を含む業務要素配列を表示するためのデータを出力すること、及び
ユーザ操作に基づいて、前記複数の業務要素のうち、ツリー構造の末端の業務要素に関連付けられた設問要素を表示するためのデータを出力することをコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項2】
前記業務要素配列を更新することをコンピュータに実行させ、
前記業務要素配列を更新することは、新たな業務要素を追加すること、前記業務要素配列に含まれる業務要素を更新することを含み、前記業務要素配列に含まれる業務要素を更新することは、業務要素を削除すること、移動すること、及び複製することの少なくとも1つを含む、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記業務要素配列に含まれる上位階層に配置される業務要素の更新に基づいて、前記上位階層に関連付けられた下位階層に配置される業務要素を更新することをコンピュータにさらに実行させる、請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記業務要素配列において、前記設問要素に関する解答の進捗状況を表示するためのデータを出力することをコンピュータにさらに実行させる、請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
前記進捗状況を表示するためのデータは、組織毎の進捗状況、又は個人毎の進捗状況を表示するためのデータを含む、請求項4に記載のプログラム。
【請求項6】
前記設問要素により提供される設問、及び前記設問要素に関連付けられた解答候補を表示するためのデータを出力することをコンピュータに実行させる、請求項1に記載のプログラム。
【請求項7】
前記設問要素により提供される設問、又は前記設問要素に関連付けられた解答候補の少なくとも1つは、画像、又は動画を含む、請求項1又は6に記載のプログラム。
【請求項8】
ユーザ操作に基づいて、ツリー構造で複数の階層に配置される複数の業務要素を含む業務要素配列を表示するためのデータを出力する通信処理部を備え、
前記通信処理部は、ユーザ操作に基づいて、前記複数の業務要素のうち、ツリー構造の末端の業務要素に関連付けられた設問要素を表示するためのデータを出力する、
情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、プログラム及び情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
企業経営の多角化が進む中、各業務部門のスキルを効率よく習得させるための人材教育の重要性が高まっている。企業においては、一般に人材教育のための研修が実施されている。研修は、業務内容ごとに細かく分類されていることが多く、研修の設計、編集を行うことは容易ではない。
【0003】
特許文献1には、業務に応じて学習講座を提案するシステムが記載されている。特許文献1では、学習講座が業務分類によって分類され、ツリー構造を形成していることが記載されている。
【0004】
特許文献2には、学習者の理解力や特性に従って、教材を作成する教材作成支援方法が記載されている。特許文献2では、教材の習得項目の順番、章建てをツリー構造で表示し、教材作成者が編集を行うことができる教材作成支援方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005-190404号公報
【特許文献2】特開平11-133846号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の技術では、企業の業務毎に習得すべき業務項目を従業者に習得させるための業務カリキュラムを設計し、編集できる技術は提供されていない。そのため、業務内容に応じて業務カリキュラムを容易に設計することを支援する技術が求められている。
【0007】
この発明は、上記事情に着目してなされたもので業務カリキュラムを容易に設計することを支援することができるプログラム及び情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一実施形態において、プログラムは、ユーザ操作に基づいて、ツリー構造で複数の階層に配置される複数の業務要素を含む業務要素配列を表示するためのデータを出力すること、及びユーザ操作に基づいて、前記複数の業務要素のうち、ツリー構造の末端の業務要素に関連付けられた設問要素を表示するためのデータを出力することをコンピュータに実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、実施形態に係るシステムを例示するブロック図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係る業務要素の主要なデータ構造を示す模式図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係る情報処理端末に表示されるマスタ画面の一例を概略的に示す図である。
【
図4A】
図4Aは、実施形態に係るサーバによるマスタ画面管理処理の手順を例示するフローチャートである。
【
図4B】
図4Bは、実施形態に係るサーバによるマスタ画面管理処理の手順を例示するフローチャートである。
【
図5】
図5は、実施形態に係る情報処理端末に表示される進捗状況表示画像の一例を概略的に示す図である。
【
図6】
図6は、実施形態に係るサーバによる進捗状況処理の手順を例示するフローチャートである。
【
図7】
図7は、実施形態に係る情報処理端末に表示される設問表示画像の一例を概略的に示す図である。
【
図8】
図8は、実施形態に係るサーバによる設問処理の手順を例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[実施形態]
以下、図面を用いて実施形態について説明する。各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0011】
(構成例)
図1は、実施形態に係る情報処理システム100を例示するブロック図である。
情報処理システム100は、例えば、企業の使用者等の研修の設計者が、企業の従業者等を対象とした業務内容に応じた研修を設計し、従業者等が研修を受講し、研修の習得度をチェックするためのシステムである。研修は、業務カリキュラムともいう。業務カリキュラムは、業務内容に基づいて設計される業務内容を習得するためのカリキュラムを示す。業務カリキュラムは、カリキュラムに含まれる業務要素をツリー構造で管理するものである。業務カリキュラムは、例えば、企業の部署毎に実施される業務学習用のカリキュラムを示す。例えば、業務カリキュラムは、経理部の所属従業者に対して実施される経理カリキュラム等を含む。業務要素は、例えば、業務カリキュラム毎に分類される業務スキルを含む。業務スキル、例えば、各部署の所属者に必要とされる業務スキルを示す。例えば、経理部の業務スキルは、経理スキル、ヒューマンスキル、管理PC(Personal Computer)スキル、決済業務、財務業務等を含む。業務要素は、業務カリキュラム毎に少なくとも1つの階層で管理され得る。業務カリキュラムは、業務要素に関連付けられた設問を含み得る。設問は、業務要素に関連付けられたスキルをチェックするためのテストとして実施され得る。例えば、経理部の所属従業者は、経理カリキュラムを使用して経理部で必要とされる業務内容を習得することができる。業務内容を習得することは、トレーニングともいう。経理部の所属従業者は、経理カリキュラムの設問を解くことで、経理部で必要とされる業務内容の習得度をチェックすることができる。習得度をチェックすることは、スキルチェックともいう。トレーニングは、設問をトレーニングモードで解くことを含んでもよい。この場合、ユーザは、設問の解答後、正解、及び解説を見ることができる。スキルチェックは、設問をテストモードで解くことを含んでもよい。この場合、ユーザは、設問の解答後、次の設問に進むことができる。以下の説明において、業務カリキュラムは、単にカリキュラムともいう。
【0012】
情報処理システム100は、サーバ1、及び情報処理端末2を含む。サーバ1、及び情報処理端末2は、ネットワークを介して互いに通信自在に接続する。例えば、ネットワークNWは、インターネットである。ネットワークは、無線ネットワークを含んでもよいし、有線ネットワークを含んでもよい。情報処理端末2は、業務カリキュラムを設計する設計者、又は、業務カリキュラムを使用する従業者により使用される。
【0013】
サーバ1は、データを収集し、収集したデータを処理する電子機器である。電子機器は、コンピュータを含む。サーバ1は、ネットワークを介して、情報処理端末2と通信自在に接続する。サーバ1は、情報処理端末2から種々のデータを受け取り、情報処理端末2に種々のデータを出力する。サーバ1は、情報処理装置の一例である。サーバ1の構成例については後述する。
【0014】
情報処理端末2は、他の電子機器と通信可能な電子機器である。情報処理端末2は、PC、スマートフォン、又は、タブレット端末等である。情報処理端末2は、情報処理装置の一例である。情報処理端末2の構成例については後述する。情報処理端末2は、例えば、業務カリキュラムを設計する設計者により使用される。設計者は、使用者、監督者、従業者、ユーザ、又は人と読み替えてもよい。情報処理端末2は、例えば、業務カリキュラムを受講する従業者により使用される。従業者は、従業員、社員、所属者、受講者、ユーザ、又は人と読み替えてもよい。
【0015】
サーバ1の構成例について説明する。
サーバ1は、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶デバイス13及び通信インタフェース14を含む電子機器である。サーバ1を構成する各部は、互いに信号を入出力可能に接続されている。
図1では、インタフェースは、「I/F」と記載されている。
【0016】
プロセッサ11は、サーバ1の中枢部分に相当する。例えば、プロセッサ11は、CPU(Central Processing Unit)であるが、これに限定されない。プロセッサ11は、種々の回路で構成されていてもよい。プロセッサ11は、メインメモリ12又は補助記憶デバイス13に予め記憶されているプログラムをメインメモリ12に展開する。プログラムは、サーバ1のプロセッサ11に後述する各部を実現または実行させるプログラムである。プロセッサ11は、メインメモリ12に展開されるプログラムを実行することで、種々の動作を実行する。
【0017】
メインメモリ12は、サーバ1の主記憶部分に相当する。メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はプログラムを記憶する。メインメモリ12は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ11によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。例えば、メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域としてROM(Read Only Memory)を含む。例えば、メインメモリ12は、揮発性のメモリ領域としてRAM(Random Access Memory)を含む。メインメモリ12は、プログラムを記憶する。
【0018】
補助記憶デバイス13は、サーバ1の補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス13は、EEPROM(登録商標)(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)又はSSD(Solid State Drive)等である。補助記憶デバイス13は、上述のプログラム、プロセッサ11が各種の処理を行う上で使用するデータ及びプロセッサ11での処理によって生成されるデータを記憶する。補助記憶デバイス13は、上述のプログラムを記憶する。
【0019】
補助記憶デバイス13は、業務カリキュラム記憶領域130を含む。業務カリキュラム記憶領域130は、業務カリキュラム情報を記憶する。
ここで、
図2を用いて業務カリキュラム情報のデータ構造を説明する。
図2は、実施形態に係る業務要素の主要なデータ構造を示す模式図である。業務カリキュラム情報は、カリキュラム毎に少なくとも一つの階層に割り当てられた業務要素、及び設問要素を含む。
図2の例では、業務カリキュラム情報は、4つの階層に割り当てられた業務要素を含むが、階層の数はこれに限られない。業務カリキュラム情報は、例えば、会社ID、カリキュラムコード、第1階層コード、第2階層コード、第3階層コード、第4階層コード、設問階層コード等が関連付けられた情報を含む。業務カリキュラム情報は、カリキュラム毎にツリー構造を形成する。
【0020】
例えば、業務カリキュラムは、「経理カリキュラム」、「総務カリキュラム」、「営業カリキュラム」等の業務別のカリキュラムで分類され、各カリキュラムは、会社ID(例えば、「XXX」)、及びカリキュラムコード(例えば、「A500」)を有する。会社IDは、各企業、又は会社等を一意に識別する識別番号を示す。会社IDは、上述の例に限られず、業務カリキュラムの利用者を識別するために使用される識別番号であればよい。カリキュラムコードは、各業務カリキュラムを一意に識別する識別番号を示す。カリキュラムは、さらに第1階層分類で分類される。例えば、カリキュラムが「経理カリキュラム」の場合、「経理スキル」、「ヒューマンスキル」等の第1階層分類で分類される。各第1階層分類は、カリキュラムコード(例えば、「A500」)、及び第1階層コード(例えば、「A100」)を有する。第1階層コードは、各第1階層分類を一意に識別する識別番号を示す。各第1階層分類は、カリキュラムコードにより対応するカリキュラムに関連付けられている。各カリキュラムは、カリキュラムコードをキーとして対応する第1階層分類と紐づけられている。各階層分類は、業務要素を含む。各階層の分類名は、業務要素の名称と対応づけられている。
【0021】
第1階層分類は、さらに第2階層分類で分類される。例えば、第1階層分類が「経理スキル」の場合、「PCスキル」、「日次業務」、「決算業務」、「財務業務」等の第2階層分類で分類される。各第2階層分類は、第1階層コード(例えば、「A100」)、及び第2階層コード(例えば、「A200」)を有する。第2階層コードは、各第2階層分類を一意に識別する識別番号を示す。各第2階層分類は、第1階層コードにより対応する第1階層分類に関連付けられている。各第1階層分類は、第1階層コードをキーとして対応する第2階層分類と紐づけられている。
【0022】
第2階層分類は、さらに第3階層分類で分類される。例えば、第2階層分類が「財務業務」の場合、「予実管理」、「財務分析」等の第3階層分類で分類される。各第3階層分類は、第2階層コード(例えば、「A200」)、及び第3階層コード(例えば、「A300」)を有する。第3階層コードは、各第3階層分類を一意に識別する識別番号を示す。各第3階層分類は、第2階層コードにより対応する第2階層分類に関連付けられている。各第2階層分類は、第2階層コードをキーとして対応する第3階層分類と紐づけられている。
【0023】
第3階層分類は、さらに第4階層分類で分類される。例えば、第3階層分類が「財務分析」の場合、「収益性分析」、「安全性分析」等の第4階層分類で分類される。各第4階層分類は、第3階層コード(例えば、「A300」)、及び第4階層コード(例えば、「A400」)を有する。第4階層コードは、各第4階層分類を一意に識別する識別番号を示す。各第4階層分類は、第3階層コードにより対応する第3階層分類に関連付けられている。各第3階層分類は、第3階層コードをキーとして対応する第4階層分類と紐づけられている。
【0024】
第4階層分類は、設問階層と関連付けられている。例えば、第4階層分類が「収益性分析」の場合、「収益性分析の方法」等の設問階層と関連付けられている。設問階層は、第4階層コード(例えば、「A400」)、及び設問階層コード(例えば、「A401」)を有する。設問階層コードは、各設問を一意に識別する識別番号を示す。各設問階層は、第4階層コードにより対応する第4階層分類に関連付けられている。各第4階層分類は、第4階層コードをキーとして対応する設問階層と紐づけられている。各第4階層分類は、少なくとも一つの設問階層と紐づけられる。例えば、第4階層分類「安全性分析」(例えば、「A410」)は、複数の設問要素「安全性分析の方法」(例えば、「A411」)、「安全性分析の種類」(例えば、「A412」)等と紐づけられていてもよい。
【0025】
各階層分類は、業務要素を含む。各階層の分類名は、業務要素の名称と対応づけられている。設問階層は、設問要素を含む。設問階層名は、設問要素の名称と対応づけられている。
【0026】
業務カリキュラム情報は、各カリキュラムのツリー構造が更新される毎に更新され得る。カリキュラムコード、第1階層コード、第2階層コード、第3階層コード、第4階層コード、及び設問階層コードは、予め設定されていてもよいし、ユーザ等により適宜設定されてもよい。各カリキュラムは、第1階層分類、第2階層分類、第3階層分類、及び第4階層分類の少なくとも1つを含む。各カリキュラムに関連付けられる第1階層分類は、少なくとも1つの分類を含む。第1階層分類に関連付けられる第2階層分類は、少なくとも1つの分類を含む。第2階層分類に関連付けられる第3階層分類は、少なくとも1つの分類を含む。第3階層分類に関連付けられる第4階層分類は、少なくとも1つの分類を含む。
【0027】
補助記憶デバイス13は、設問要素記憶領域131を含む。設問要素記憶領域131は、設問要素情報を記憶する。設問要素情報は、設問要素に関連する情報である。設問要素情報は、設問のタイトル、設問文、解答選択肢、正解、解説等の情報を少なくとも含む。設問要素情報は、設問階層コードと設問のタイトル、設問文、解答選択肢、正解、解説等の情報とを関連付けた情報を示す。設問要素情報は、設問のタイトル、設問文、解答選択肢、正解、解説等の情報としてテキストデータ、画像データ、及び動画データの少なくとも1つを含み得る。設問要素情報は、設問のタイトル、設問文、解答選択肢、正解、解説等の情報が更新される毎に、更新され得る。設問要素は、単に設問ともいう。
【0028】
補助記憶デバイス13は、ユーザ情報記憶領域132を含む。ユーザ情報記憶領域132は、ユーザ情報を記憶する。ユーザ情報は、業務カリキュラムを使用するユーザの識別情報(ユーザ識別情報)、ユーザの業務カリキュラムの使用履歴、トレーニング履歴、スキルチェック履歴等を含み得る。ユーザ識別情報は、ユーザID、ユーザ名、又はユーザを示すアイコン等であり得る。業務カリキュラムの使用履歴は、業務カリキュラムを提供するサービスへのログイン情報であってもよい。トレーニング履歴は、過去に業務カリキュラムを受講した履歴を示す情報を含む。スキルチェック履歴は、過去に設問に解答した履歴を示す情報を含む。スキルチェック履歴は、解答の正誤を示す解答結果情報を含む。ユーザ情報は、各種履歴情報が更新される毎に更新され得る。
【0029】
通信インタフェース14は、所定の通信プロトコルに従い、ネットワークを介して、サーバ1を他の電子機器と通信可能に接続する種々のインタフェースを含む。
【0030】
なお、サーバ1のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。サーバ1は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。
【0031】
上述のプロセッサ11に実装される各部について説明する。
プロセッサ11は、通信処理部110、マスタ画面管理部111、進捗状況処理部112、及び設問処理部113を実装する。プロセッサ11に実装される各部は、各機能ということもできる。プロセッサ11に実装される各部は、プロセッサ11及びメインメモリ12を含む制御部に実装されるということもできる。
【0032】
通信処理部110は、通信インタフェース14を介して、情報処理端末2から各種指示を取得する。指示は、業務カリキュラムの新規作成指示、業務要素の追加指示、設問追加指示、階層追加指示、階層編集指示、階層削除指示、階層移動指示、階層複製指示等を含む。階層は、階層に含まれる業務要素と読み替えてもよい。
【0033】
通信処理部110は、通信インタフェース14を介して、情報処理端末2から業務カリキュラム情報を取得する。業務カリキュラム情報は、各業務カリキュラムに関連付けられた階層に設定する業務要素情報を含む。業務要素情報は、単に業務要素ともいう。通信処理部110は、通信インタフェース14を介して、情報処理端末2から設問要素情報を取得する。通信処理部110は、通信インタフェース14を介して、情報処理端末2からユーザ情報を取得する。通信処理部110は、通信インタフェース14を介して、情報処理端末2から設問に対する解答の入力情報を取得する。通信処理部110は、通信インタフェース14を介して、情報処理端末2から解答結果を示す解答結果情報を取得してもよい。解答結果情報は、単に解答結果ともいう。以下の説明において、「取得」するは、「受信」と読み替えてもよい。
【0034】
通信処理部110は、通信インタフェース14を介して、情報処理端末2に業務要素配列を表示するためのデータを出力する。業務要素配列は、ツリー構造で複数の階層に配置される複数の業務要素を含む。業務要素配列は、例えば、カリキュラム毎に関連付けられた第1階層分類、第2階層分類、第3階層分類、及び第4階層分類の少なくとも1つを含む。業務要素配列は、業務カリキュラムが「経理カリキュラム」の場合、第1階層分類「経理スキル」、及び「ヒューマンスキル」、第2階層分類「PCスキル」、「日次業務」、「決算業務」、及び「財務業務」等、第3階層分類「予実管理」、及び「財務分析」等、第4階層分類「収益性分析」、及び「安全性分析」等を含み得る。以下の説明において、「出力」するは、「送信」と読み替えてもよい。
【0035】
通信処理部110は、通信インタフェース14を介して、情報処理端末2に設問要素を表示するためのデータを出力する。設問要素は、複数の業務要素のうち、ツリー構造の末端の業務要素に関連付けられた設問要素情報を示す。設問要素は、業務カリキュラムが「経理カリキュラム」の場合、第4階層分類「収益性分析」に関連付けられた「収益性分析の方法」を含み得る。
【0036】
通信処理部110は、通信インタフェース14を介して、情報処理端末2に設問要素に関する解答の進捗状況を表示するためのデータを出力する。通信処理部110は、業務要素配列において解答の進捗状況を表示するように、進捗状況を表示するためのデータを情報処理端末2に出力する。設問要素に関する解答の進捗状況は、各設問に対するユーザの実施状況を示す。実施状況は、総設問数に対する正解数、正解進捗率、及び進捗率等を含む。総設問数は、例えば、ユーザにより選択された階層に紐づく設問数を示す。正解数は、例えば、ユーザにより選択された階層に紐づく設問に対する正解数を示す。正解数は、例えば、ユーザの解答結果のうち、正解を示す件数を集計して得られる値である。正解進捗率は、例えば、正解数を総設問数で割って得られる値である。進捗率は、例えば、実施数を総設問数で割って得られる値である。実施数は、例えば、ユーザの解答結果件数を集計して得られる値である。進捗状況を表示するためのデータは、組織毎の進捗状況、又は個人毎の進捗状況を表示するためのデータを含む。組織毎の進捗状況は、例えば、各組織に所属するユーザの各設問に対する実施状況の集計を示す。組織は、例えば、会社の部署、業務内容によって分類される業務グループ、就業年数によって分類されるグループ等を含む。組織毎の進捗状況は、例えば、経理部に所属する従業者の各設問に対する実施状況の集計である。個人毎の進捗状況は、各ユーザの各設問に対する実施状況の集計を示す。
【0037】
通信処理部110は、通信インタフェース14を介して、情報処理端末2に設問文データを出力する。設問文データは、設問、及び解答候補を表示するためのデータを示す。設問文データは、設問要素情報に含まれる。設問文データは、設問番号、設問のタイトル、設問文を含み得る。解答候補は、設問要素情報に含まれる解答選択肢である。通信処理部110は、通信インタフェース14を介して、情報処理端末2に正解、及び解説等を表示するためのデータを出力する。正解、及び解説等を表示するためのデータは、設問要素に含まれる。設問のタイトル、設問文、解答選択肢、正解、解説等を表示するためのデータは、テキストデータ、画像データ、及び動画データの少なくとも1つを含む。設問文データは、解答ボタン、制限時間等を含んでもよい。
【0038】
マスタ画面管理部111は、業務要素配列を表示させるためのマスタ画面情報を管理する。マスタ画面情報は、業務カリキュラム情報に基づいて業務要素、及び設問要素をツリー構造で表示させる情報である。マスタ画面情報は、
図3に示すようなマスタ画面を表示させるための情報である。マスタ画面管理部111は、マスタ画面情報を更新する。マスタ画面情報を更新することは、業務要素配列を更新することを含む。業務要素配列を更新することは、新たな業務要素を追加すること、業務要素配列に含まれる業務要素を更新することを含む。業務要素を更新することは、業務要素を削除すること、移動すること、及び複製することの少なくとも1つを含む。情報処理端末2の通信処理部210は、ユーザによる更新操作に基づいて、業務要素配列を更新させるための更新指示をサーバ1に出力する。通信処理部110は、更新指示を取得する。マスタ画面管理部111は、更新指示に基づいて、業務要素配列を更新する。更新指示をサーバ1に出力することは、業務要素配列を更新することの一例である。
【0039】
図3の例に基づいて説明する。マスタ画面管理部111は、第2階層分類「財務業務」に関連付けられた第3階層分類に「財務分析」を追加してもよい。マスタ画面管理部111は、第2階層分類「財務業務」に関連付けられた第3階層分類「予実管理」を削除してもよい。マスタ画面管理部111は、第2階層分類「財務業務」に関連付けられた第3階層分類「財務分析」を、他の第2階層分類「決算業務」に関連付けられた第3階層分類に移動してもよい。マスタ画面管理部111は、第2階層分類「財務業務」に関連付けられた第3階層分類「予実管理」を、他の第2階層分類「決算業務」に関連付けられた第3階層分類に複製してもよい。
【0040】
マスタ画面管理部111は、業務要素配列に含まれる上位階層に配置される業務要素の更新に基づいて、上位階層に関連付けられた下位階層に配置される業務要素を更新する。
図3の例に基づいて説明する。マスタ画面管理部111は、第2階層分類「財務業務」に関連付けられた第3階層分類「財務分析」を削除した場合、第3階層分類「財務分析」に関連付けられた第4階層分類「収益性分析」、及び「安全性分析」を削除してもよい。この場合、マスタ画面管理部111は、第4階層分類「収益性分析」に関連付けられた設問要素、及び「安全性分析」に関連付けられた設問要素も削除してもよい。
【0041】
業務要素配列を更新することは、新たな設問要素を追加すること、業務要素配列に含まれる設問要素を更新することを含む。設問要素を更新することは、設問要素を削除すること、移動すること、及び複製することの少なくとも1つを含む。
図3の例に基づいて説明する。マスタ画面管理部111は、第4階層分類「収益性分析」に関連付けられた設問要素として「収益性分析の方法」を追加してもよい。マスタ画面管理部111は、第4階層分類「収益性分析」に関連付けられた設問要素「収益性分析の方法」を削除してもよい。マスタ画面管理部111は、第4階層分類「収益性分析」に関連付けられた設問要素「収益性分析の方法」を他の第4階層分類「安全性分析」に関連付けられた設問要素に移動してもよい。マスタ画面管理部111は、第4階層分類「収益性分析」に関連付けられた設問要素「収益性分析の方法」を他の第4階層分類「安全性分析」に関連付けられた設問要素に複製してもよい。
【0042】
進捗状況処理部112は、各業務要素に関連付けられた設問要素に関する解答の進捗状況を管理する。進捗状況処理部112は、ユーザ情報を参照して、各設問に対する集計データを取得する。進捗状況処理部112は、集計データに基づいて、ユーザの実施状況を算出する。進捗状況処理部112は、各業務要素に関連付けられた各設問に関するユーザの実施状況を算出してもよい。進捗状況処理部112は、各業務要素に関連付けられた複数の設問に関するユーザの実施状況を算出してもよい。例えば、進捗状況処理部112は、第2階層分類「財務業務」に関連付けられた各設問に関するユーザの実施状況を算出する。この例では、進捗状況処理部112は、第2階層分類「財務業務」に関連付けられた第4階層分類「予算実績差異分析」、「収益性分析」、及び「安全性分析」に関連付けられた設問に関するユーザの実施状況を算出してもよい。
【0043】
進捗状況処理部112は、各設問に対する組織毎の進捗状況、又は個人毎の進捗状況を算出する。進捗状況処理部112は、各設問に関するユーザの実施状況として、ユーザ毎の実施状況を算出してもよい。進捗状況処理部112は、各設問に関するユーザの実施状況として、組織毎の複数のユーザの進捗状況を集計して算出してもよい。例えば、進捗状況処理部112は、第2階層分類「財務業務」に関連付けられた第4階層分類「予算実績差異分析」、「収益性分析」、及び「安全性分析」に関連付けられた設問に関するユーザAの実施状況を算出してもよい。進捗状況処理部112は、第2階層分類「財務業務」に関連付けられた第4階層分類「予算実績差異分析」、「収益性分析」、及び「安全性分析」に関連付けられた設問に関する経理部に所属する複数のユーザの実施状況を集計して算出してもよい。
【0044】
設問処理部113は、設問に対するユーザの解答の入力情報を取得し、解答結果を算出する。設問処理部113は、解答結果に応じて、解答結果を示す表示をするためのデータを情報処理端末2に出力してもよい。
【0045】
なお、通信処理部110、マスタ画面管理部111、進捗状況処理部112、及び設問処理部113は、プログラムを実行することでプロセッサ11に実装されるものとして説明したが、これに限定されない。
【0046】
情報処理端末2の構成例について説明する。
情報処理端末2は、プロセッサ21、メインメモリ22、補助記憶デバイス23、通信インタフェース24、入力デバイス25、カメラ26、表示デバイス27、及びスピーカ28を含む電子機器である。情報処理端末2を構成する各部は、互いに信号を入出力可能に接続されている。
【0047】
プロセッサ21は、情報処理端末2の中枢部分に相当する。プロセッサ21は、上述のプロセッサ11と同様のハードウェア構成である。プロセッサ21は、メインメモリ22または補助記憶デバイス23に予め記憶されているプログラムを実行することで、種々の動作を実行する。
【0048】
メインメモリ22は、情報処理端末2の主記憶部分に相当する。メインメモリ22は、上述のメインメモリ12と同様のハードウェア構成である。メインメモリ22は、プログラムを記憶する。
【0049】
補助記憶デバイス23は、情報処理端末2の補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス23は、上述の補助記憶デバイス13と同様のハードウェア構成である。補助記憶デバイス23は、上述のプログラムを記憶する。
【0050】
補助記憶デバイス23は、業務カリキュラム記憶領域230を含む。業務カリキュラム記憶領域230は、業務カリキュラム記憶領域130と同様に、業務カリキュラム情報を記憶する。補助記憶デバイス23は、情報処理端末2のユーザによる取得指示に基づいて、サーバ1から業務カリキュラム情報を取得してもよい。補助記憶デバイス23は、業務カリキュラム情報を取得する毎に業務カリキュラム情報を更新する。
【0051】
補助記憶デバイス23は、設問要素記憶領域231を含む。設問要素記憶領域231は、設問要素記憶領域131と同様に、設問要素情報を記憶する。補助記憶デバイス23は、情報処理端末2のユーザによる取得指示に基づいて、サーバ1から設問要素情報を取得してもよい。補助記憶デバイス23は、設問要素情報を取得する毎に設問要素情報を更新する。
【0052】
補助記憶デバイス23は、ユーザ情報記憶領域232を含む。ユーザ情報記憶領域232は、ユーザ毎のユーザ情報を記憶する。補助記憶デバイス23は、情報処理端末2のユーザによる取得指示に基づいて、サーバ1から他のユーザのユーザ情報を取得してもよい。補助記憶デバイス23は、ユーザ情報を取得する毎にユーザ情報を更新する。
【0053】
通信インタフェース24は、所定の通信プロトコルに従い、ネットワークを介して、情報処理端末2を他の機器と通信可能に接続する種々のインタフェースを含む。
【0054】
入力デバイス25は、情報処理端末2へデータ又は指示を入力可能なデバイスである。例えば、入力デバイス25は、キーボードまたはタッチパネル等を含む。入力デバイス25は、音声を入力可能なマイクを含む。
【0055】
カメラ26は、プロセッサ21の制御により撮影範囲の撮影データを取得可能なデバイスである。カメラ26は、撮像部の一例である。
【0056】
表示デバイス27は、プロセッサ21の制御により種々の画像を表示可能なデバイスである。例えば、表示デバイス27は、液晶ディスプレイまたはEL(Electroluminescence)ディスプレイ等である。
【0057】
スピーカ28は、情報処理端末2の制御により音声を出力可能なデバイスである。
【0058】
なお、情報処理端末2のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。情報処理端末2は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。
【0059】
上述のプロセッサ21に実装される各部について説明する。
プロセッサ21は、通信処理部210、及び表示制御部211を実装する。プロセッサ21に実装される各部は、各機能ということもできる。プロセッサ21に実装される各部は、プロセッサ21及びメインメモリ22を含む制御部に実装されるということもできる。
【0060】
通信処理部210は、通信インタフェース24を介して、サーバ1に各種指示を出力する。
【0061】
通信処理部210は、通信インタフェース24を介して、サーバ1に業務カリキュラム情報を出力する。通信処理部210は、通信インタフェース24を介して、サーバ1に設問要素情報を出力する。通信処理部210は、通信インタフェース24を介して、サーバ1にユーザ情報を出力する。通信処理部210は、通信インタフェース24を介して、サーバ1に設問に対する解答の入力情報を出力する。通信処理部210は、通信インタフェース24を介して、サーバ1に解答結果を示す情報を出力してもよい。
【0062】
通信処理部210は、通信インタフェース24を介して、サーバ1から業務要素配列を表示するためのデータを取得する。通信処理部210は、通信インタフェース24を介して、サーバ1から設問要素を表示するためのデータを取得する。通信処理部210は、通信インタフェース24を介して、サーバ1から設問要素に関する解答の進捗状況を表示するためのデータを取得する。通信処理部210は、サーバ1から業務要素配列において解答の進捗状況を表示するように、進捗状況を表示するためのデータを取得する。通信処理部210は、通信インタフェース24を介して、サーバ1から設問、及び解答候補を表示するためのデータを取得する。通信処理部210は、通信インタフェース24を介して、サーバ1から正解、及び解説等を表示するためのデータを取得する。
【0063】
表示制御部211は、業務要素配列を表示するためのデータを表示デバイス27に出力する。表示制御部211は、表示デバイス27へのデータの出力により、表示デバイス27に業務要素配列を表示させる。表示制御部211は、設問要素を表示するためのデータを表示デバイス27に出力する。表示制御部211は、表示デバイス27へのデータの出力により、表示デバイス27に設問要素を表示させる。表示制御部211は、設問要素に関する解答の進捗状況を表示するためのデータを表示デバイス27に出力する。表示制御部211は、表示デバイス27へのデータの出力により、表示デバイス27に設問要素に関する解答の進捗状況を表示させる。表示制御部211は、業務要素配列において解答の進捗状況を表示するように、表示デバイス27に進捗状況を表示させる。表示制御部211は、設問、及び解答候補を表示するためのデータを表示デバイス27に出力する。表示制御部211は、表示デバイス27へのデータの出力により、表示デバイス27に設問、及び解答候補を表示させる。表示制御部211は、正解、及び解説等を表示するためのデータを表示デバイス27に出力する。表示制御部211は、表示デバイス27へのデータの出力により、表示デバイス27に正解、及び解説等を表示させる。表示制御部211は、解答ボタン、制限時間等を表示デバイス27に表示させてもよい。
【0064】
なお、通信処理部210、及び表示制御部211は、プログラムを実行することでプロセッサ21に実装されるものとして説明したが、これに限定されない。
【0065】
(表示例)
情報処理端末2に表示されるマスタ画面について説明する。
図3は、実施形態に係る情報処理端末2に表示されるマスタ画面の一例を概略的に示す図である。業務カリキュラムの設計者は、情報処理端末2の表示デバイス27に表示されるマスタ画面に従って業務カリキュラムの設計、編集、分析等の業務カリキュラムの管理を行うことができる。業務カリキュラムの利用者は、情報処理端末2の表示デバイス27に表示されるマスタ画面に従ってトレーニング、スキルチェック等を行うことができる。
【0066】
図3に示されるマスタ画面は、例えば、業務カリキュラムの設計者、又は業務カリキュラムの利用者により業務カリキュラムを提供するサービスにログインされた場合に表示されるものとする。マスタ画面は、例えば、業務カリキュラムの設計者、又は業務カリキュラムの利用者により利用する対象のカリキュラムを検索、又は選択されたことに基づいて表示されてもよい。
【0067】
図3は、業務カリキュラムの設計者、又は業務カリキュラムの利用者により、対象のカリキュラムとして「経理カリキュラム」が選択された場合に表示されるマスタ画面を示す。マスタ画面は、カリキュラム名、第1階層分類名、第2階層分類名、第3階層分類名、第4階層分類名、及び設問名を含む。マスタ画面は、各カリキュラムに紐づけられた第1階層分類名、第2階層分類名、第3階層分類名、第4階層分類名、及び設問をツリー構造として表示する。各階層の分類名は、業務要素を示す。設問名は、設問要素を示す。なお、マスタ画面は、設問名を含まず、「設問」、「問題」等の設問要素の存在を示すテキスト表示を含んでもよい。例えば、「経理カリキュラム」は、第1階層分類の業務要素として「経理スキル」、及び「ヒューマンスキル」を含む。「経理スキル」は、第2階層分類の業務要素として「PCスキル」、「日次業務」、「決算業務」、及び「財務業務」、「法令・規則」、及び「税務」を含む。「財務業務」は、第3階層分類の業務要素として「予実管理」、及び「財務分析」を含む。「財務分析」は、第4階層分類の業務要素として「収益性分析」、及び「安全性分析」を含む。「収益性分析」は、設問要素として「収益性分析の方法」を含む。
図3に示すように、業務カリキュラムは、業務内容を大分類から小分類に順次分類した業務要素を含み、業務要素が紐づけられたツリー構造を有する。業務カリキュラムは、ツリー構造の末端の業務要素である第4階層分類に紐づけられた、第4階層分類の業務要素に応じた設問を含む。マスタ画面は、業務カリキュラムの設計者又は利用者により操作される各種操作ボタン等を含む。なお、ツリー構造の末端の業務要素は、第1階層分類、第2階層分類、又は第3階層分類の業務要素でもよい。この場合、末端の階層以降の業務要素は、空の要素であってもよい。
【0068】
業務カリキュラムの設計者は、マスタ画面を操作して、業務カリキュラムを設計、編集、又は管理する。例えば、業務カリキュラムの設計者は、管理者としてログインすることで業務カリキュラムを設計、編集、又は管理してもよい。設計者は、操作したい業務要素を選択し、設計、編集、又は管理を行う。
【0069】
業務カリキュラムの利用者は、マスタ画面を操作して、業務カリキュラムのトレーニング、又はスキルチェック等を行う。例えば、業務カリキュラムの利用者は、利用者としてログインすることで業務カリキュラムのトレーニング、又はスキルチェック等を行ってもよい。利用者は、業務要素を選択し、トレーニング、又はスキルチェック等を行う。例えば、利用者は、「財務業務」を選択し、「財務業務」の業務内容を学習する。利用者により「財務業務」が選択されたことに基づいて、マスタ画面から「財務業務」の業務内容を学習するための画面へ遷移する。利用者は、「収益性分析」に紐づけられた設問を選択し、「収益性分析」に関する設問を解いてスキルチェックを行う。利用者により設問が選択されたことに基づいて、マスタ画面から設問に解答するための画面へ遷移する。
【0070】
(動作例)
情報処理システム100による処理の手順について説明する。
なお、以下のサーバ1を主体とする説明では、サーバ1をプロセッサ11と読み替えてもよい。同様に、情報処理端末2を主体とする説明では、情報処理端末2をプロセッサ21と読み替えてもよい。
【0071】
なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順について、実施形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
【0072】
以下の処理では、業務カリキュラムの設計者により、業務カリキュラムを設計、又は編集が行われる場合を想定する。設計者は、情報処理端末2を使用して業務カリキュラムの設計、又は編集を行う。サーバ1は、設計者の操作に基づいて、業務カリキュラムの設計、又は編集を行うものとする。設計者は、情報処理端末2のユーザであるとする。
【0073】
図4A及び
図4Bは、実施形態に係るサーバ1によるマスタ画面管理処理の手順を例示するフローチャートである。
以下の説明では、業務カリキュラムの設計者により、「経理カリキュラム」が作成されるものとして説明する。
【0074】
マスタ画面管理部111は、ユーザ操作に従って、業務カリキュラムの新規作成を行う(ステップS1)。ステップS1では、例えば、マスタ画面管理部111は、通信処理部110により取得されるユーザ操作に基づく指示に従って業務カリキュラムの新規作成を行う。通信処理部110は、情報処理端末2のユーザによるユーザ操作に基づいて、業務カリキュラムの新規作成指示を取得する。ユーザ操作は、例えば、マスタ画面に含まれる「カリキュラム追加」ボタンのクリック操作、タッチ操作等を含む。通信処理部110は、情報処理端末2から、カリキュラム名、カリキュラムの説明等の情報を取得する。カリキュラム名は、例えば、「経理カリキュラム」である。カリキュラムの説明は、例えば、「経理部所属社員に必須で実施していただく経理業務学習用のカリキュラムです。」等である。マスタ画面管理部111は、業務カリキュラムのカリキュラム名、カリキュラムの説明等の情報を業務カリキュラム記憶領域130に保存する。マスタ画面管理部111は、作成されたカリキュラムに紐づけられた階層を生成する。マスタ画面管理部111は、名称、又は内容が未設定の階層を第1階層から第4階層まで生成してもよい。なお、マスタ画面は、カリキュラムの説明を含まなくてもよい。
【0075】
マスタ画面管理部111は、ユーザ操作に基づいて、第1階層から第4階層までの業務要素を設定する。例えば、マスタ画面管理部111は、通信処理部110により取得された業務カリキュラム情報に基づいて、階層毎の業務要素を設定する。
【0076】
以下、ユーザにより「経理カリキュラム」について第1階層から第4階層に含まれる業務要素が設定され、編集される場合を例に説明する。
【0077】
マスタ画面管理部111は、情報処理端末2のユーザにより設問追加指示がされたか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2では、例えば、マスタ画面管理部111は、通信処理部110により取得されるユーザ操作に基づく指示に従って、設問追加指示がされたか否かを判定する。ユーザ操作は、例えば、マスタ画面に表示されたツリー構造のうち、第4階層分類の業務要素を選択するクリック操作、タッチ操作等の操作である。マスタ画面管理部111は、ユーザ操作に基づいて、ユーザにより選択された第4階層分類の業務要素に紐づけられる設問を追加する指示がされたと判定する。なお、ユーザ操作は、例えば、マスタ画面に含まれる「設問追加」ボタンのクリック操作、タッチ操作等であってもよい。ユーザ操作は、設問を追加する業務要素に表示される「設定」ボタンのクリック操作、タッチ操作等であってもよい。ユーザにより「収益性分析」に紐づけられる設問が追加される場合を例に説明する。例えば、ユーザにより「収益性分析」を示す業務要素が選択された場合、マスタ画面管理部111は、「収益性分析」に設問を追加する指示がされたと判定する。通信処理部110は、ユーザにより選択された第4階層分類の業務要素を識別可能な表示態様で表示するためのデータを情報処理端末2に出力してもよい。情報処理端末2は、ユーザにより選択された第4階層分類の業務要素を識別可能な表示態様で表示してもよい。表示態様は、文字色、サイズ、フォント、背景色、明度又は輝度、背景パターン、フレーム色、点滅表示等を含む。例えば、情報処理端末2は、ユーザにより選択された第4階層分類の業務要素を赤色で強調表示してもよい。例えば、通信処理部110は、「収益性分析」を示す業務要素を赤色で強調表示するためのデータを情報処理端末2に出力してもよい。情報処理端末2は、マスタ画面において「収益性分析」を示す業務要素を赤色で強調表示してもよい。
【0078】
マスタ画面管理部111により設問追加指示がされたと判定された場合(ステップS2:YES)、処理は、ステップS2からステップS3に遷移する。マスタ画面管理部111により設問追加指示がされていないと判定された場合(ステップS2:NO)、処理は、ステップS2からステップS21に遷移する。
【0079】
マスタ画面管理部111は、ユーザの操作に基づいて、設問要素を選択する(ステップS3)。ステップS3では、例えば、マスタ画面管理部111は、設問リストとして情報処理端末2に出力する設問要素を抽出する。設問リストは、選択された第4階層分類の業務要素に紐づけられる設問の候補となる設問要素を含むリストである。設問の候補は、設問要素記憶領域131に保存されている設問要素を含む。設問の候補は、業務カリキュラム毎に設定されていてもよい。設問要素記憶領域131は、業務カリキュラムと設問の候補を関連付けて保存する。なお、業務カリキュラムに設問の候補が設定されていない場合、設問リストは、業務カリキュラムに設定されていない設問を設問の候補として含んでもよい。設問リストは、業務カリキュラムに設定されている設問、及び業務カリキュラムに設定されていない設問を設問の候補として含んでもよい。以下、設問リストに含まれる設問の候補の抽出処理について説明する。
【0080】
マスタ画面管理部111は、ユーザによる設問の検索指示に基づいて、設問の候補を抽出する。ユーザは、情報処理端末2において、設問の候補を検索するための検索指示を入力する。一例では、ユーザは、業務カリキュラムに設定済みの設問を検索する。この例では、ユーザにより「経理カリキュラム」に設問が予め設定されている場合を想定する。ユーザは、マスタ画面において、カリキュラム、階層分類名、カリキュラム作成者、又はフリーワードで設問を検索する。通信処理部110は、情報処理端末2から検索指示を取得する。マスタ画面管理部111は、検索指示に基づいて、設問要素記憶領域131に記憶される設問要素から設問を検索する。マスタ画面管理部111は、ユーザによる検索指示に基づいて、業務カリキュラムに設定済みの設問を検索する。例えば、マスタ画面管理部111は、「経理カリキュラム」に紐づけられた設問要素から検索条件に合致する設問要素を抽出する。
【0081】
別の例では、ユーザは、業務カリキュラムに設定される前の設問を検索する。この例では、ユーザにより「経理カリキュラム」に設問が設定されていない場合を想定する。ユーザは、マスタ画面において、カリキュラム作成者、又はフリーワードで設問を検索する。マスタ画面管理部111は、ユーザによる検索指示に基づいて、設問要素記憶領域131に記憶される設問要素から業務カリキュラムに設定されていない設問を検索する。例えば、マスタ画面管理部111は、「経理カリキュラム」に紐づけられていない設問要素から検索条件に合致する設問要素を抽出する。
【0082】
通信処理部110は、検索結果に基づいて、設問リストを表示するためのデータを情報処理端末2に出力する。情報処理端末2は、設問を表示させるためのデータを取得する。情報処理端末2は、設問をポップアップ表示等により表示デバイス27に表示する。ユーザは、表示された設問リストから第4階層分類の業務要素に追加する設問を選択する。例えば、ユーザは、設問リストから「収益性分析」に追加する設問として「収益性分析の方法」を選択する。情報処理端末2は、ユーザによる設問の選択指示をサーバ1に出力する。選択指示は、設問リストに含まれる設問のクリック操作、タッチ操作等を含む。選択指示は、追加する設問を選択して、「追加」ボタンをクリック、又はタッチする操作、若しくはドラッグする操作等を含んでもよい。なお、設問リストに含まれる設問をすべて選択する場合、選択指示は、「追加」ボタンをクリック、又はタッチする操作、若しくはドラッグする操作等であってもよい。なお、通信処理部110は、ユーザによる設問追加指示に基づいて、設問リストを表示するためのデータを情報処理端末2に出力してもよい。例えば、通信処理部110は、ユーザによる「収益性分析」に紐づけられる設問を追加する指示に基づいて、「経理カリキュラム」に設定された設問要素を含む設問リストを表示するためのデータを情報処理端末2に出力してもよい。
【0083】
マスタ画面管理部111は、ユーザの操作に基づいて、設問要素を追加する(ステップS4)。ステップS4では、例えば、マスタ画面管理部111は、ユーザにより選択された設問を第4階層分類の業務要素に紐づけられる設問として設定する。マスタ画面管理部111は、設問要素に設問階層コード、及び関連付けられる第4階層分類の第4階層コードを付与する。マスタ画面管理部111は、例えば、「収益性分析」に紐づけられる設問として「収益性分析の方法」を追加する。
【0084】
マスタ画面管理部111は、業務カリキュラムのツリー構造を更新する(ステップS5)。ステップS5では、例えば、マスタ画面管理部111は、設問要素を追加した業務カリキュラムのツリー構造を業務カリキュラム記憶領域130に保存する。マスタ画面管理部111は、業務カリキュラムを更新してもよい。
【0085】
通信処理部110は、更新された業務カリキュラムを表示するためのデータを情報処理端末2に出力する。情報処理端末2は、更新された業務カリキュラムを表示デバイス27に表示する。
【0086】
マスタ画面管理部111は、情報処理端末2のユーザにより階層追加指示がされたか否かを判定する(ステップS21)。ステップS21では、例えば、マスタ画面管理部111は、通信処理部110により取得されるユーザ操作に基づく指示に従って、階層追加指示がされたか否かを判定する。ユーザ操作は、例えば、マスタ画面に表示されたツリー構造の第1階層分類から第4階層分類のうちの任意の業務要素を選択するクリック操作、タッチ操作等の操作である。マスタ画面管理部111は、ユーザ操作に基づいて、ユーザにより選択された業務要素に紐づけられる下位階層を追加する指示がされたと判定する。なお、ユーザ操作は、例えば、マスタ画面に含まれる「階層追加」ボタンのクリック操作、タッチ操作等であってもよい。ユーザにより第3階層分類「財務分析」に紐づけられる第4階層分類が追加される場合を例に説明する。例えば、ユーザにより「財務分析」を示す業務要素が選択された場合、マスタ画面管理部111は、「財務分析」に紐づけられる第4階層分類を追加する指示がされたと判定する。通信処理部110は、ユーザにより選択された第4階層分類の業務要素を識別可能な表示態様で表示するためのデータを情報処理端末2に出力してもよい。ユーザは、追加する下位階層の階層名を入力してもよい。
【0087】
マスタ画面管理部111により階層追加指示がされたと判定された場合(ステップS21:YES)、処理は、ステップS21からステップS22に遷移する。マスタ画面管理部111により階層追加指示がされていないと判定された場合(ステップS21:NO)、処理は、ステップS21からステップS31に遷移する。
【0088】
マスタ画面管理部111は、ユーザの操作に基づいて、選択された業務要素に関連付けられる下位階層を生成する(ステップS22)。ステップS22では、例えば、マスタ画面管理部111は、下位階層を生成し、生成した下位階層に下位階層の階層コード、及び関連付けられる上位階層の階層コードを付与する。マスタ画面管理部111は、生成された下位階層に階層名を設定してもよい。例えば、マスタ画面管理部111は、「財務分析」に紐づけられる第4階層分類を生成する。マスタ画面管理部111は、「財務分析」に紐づけられる第4階層分類として「安全性分析」を生成する。
【0089】
マスタ画面管理部111は、業務カリキュラムのツリー構造を更新する(ステップS23)。ステップS23では、例えば、マスタ画面管理部111は、下位階層を追加した業務カリキュラムのツリー構造を業務カリキュラム記憶領域130に保存する。マスタ画面管理部111は、業務カリキュラムを更新してもよい。
【0090】
通信処理部110は、更新された業務カリキュラムを表示するためのデータを情報処理端末2に出力する。情報処理端末2は、更新された業務カリキュラムを表示デバイス27に表示する。
【0091】
マスタ画面管理部111は、情報処理端末2のユーザにより階層編集指示がされたか否かを判定する(ステップS31)。ステップS31では、例えば、マスタ画面管理部111は、通信処理部110により取得されるユーザ操作に基づく指示に従って、階層編集指示がされたか否かを判定する。ユーザ操作は、例えば、マスタ画面に表示されたツリー構造の第1階層分類から第4階層分類のうちの任意の業務要素を選択するクリック操作、タッチ操作等の操作である。マスタ画面管理部111は、ユーザ操作に基づいて、ユーザにより選択された業務要素を編集する指示がされたと判定する。なお、ユーザ操作は、例えば、マスタ画面に含まれる「編集」ボタンのクリック操作、タッチ操作等であってもよい。ユーザにより第3階層分類「財務分析」が編集される場合を例に説明する。例えば、ユーザにより「財務分析」を示す業務要素が選択された場合、マスタ画面管理部111は、「財務分析」を編集する指示がされたと判定する。通信処理部110は、ユーザにより選択された業務要素を識別可能な表示態様で表示するためのデータを情報処理端末2に出力してもよい。ユーザは、選択した業務要素の階層名を編集する。
【0092】
マスタ画面管理部111により階層編集指示がされたと判定された場合(ステップS31:YES)、処理は、ステップS31からステップS32に遷移する。マスタ画面管理部111により階層編集指示がされていないと判定された場合(ステップS31:NO)、処理は、ステップS31からステップS41に遷移する。
【0093】
マスタ画面管理部111は、ユーザの操作に基づいて、選択された業務要素の階層名を編集する(ステップS32)。ステップS32では、例えば、マスタ画面管理部111は、ユーザにより入力された階層名を設定する。
【0094】
マスタ画面管理部111は、業務カリキュラムのツリー構造を更新する(ステップS33)。ステップS33では、例えば、マスタ画面管理部111は、階層名を編集した業務カリキュラムのツリー構造を業務カリキュラム記憶領域130に保存する。マスタ画面管理部111は、業務カリキュラムを更新してもよい。
【0095】
通信処理部110は、更新された業務カリキュラムを表示するためのデータを情報処理端末2に出力する。情報処理端末2は、更新された業務カリキュラムを表示デバイス27に表示する。
【0096】
マスタ画面管理部111は、情報処理端末2のユーザにより階層削除指示がされたか否かを判定する(ステップS41)。ステップS41では、例えば、マスタ画面管理部111は、通信処理部110により取得されるユーザ操作に基づく指示に従って、階層削除指示がされたか否かを判定する。ユーザ操作は、例えば、マスタ画面に表示されたツリー構造の第1階層分類から第4階層分類のうちの任意の業務要素を選択するクリック操作、タッチ操作等の操作である。マスタ画面管理部111は、ユーザ操作に基づいて、ユーザにより選択された業務要素、及び選択された業務要素に紐づけられる下位階層を削除する指示がされたと判定する。なお、ユーザ操作は、例えば、マスタ画面に含まれる「階層削除」ボタンのクリック操作、タッチ操作等であってもよい。ユーザにより第3階層分類「財務分析」が選択される場合を例に説明する。例えば、ユーザにより「財務分析」を示す業務要素が選択された場合、マスタ画面管理部111は、「財務分析」に紐づけられる第4階層分類、及び設問要素を削除する指示がされたと判定する。通信処理部110は、削除実行前の確認用画面を表示するためのデータを情報処理端末2に出力してもよい。情報処理端末2は、確認用画面をモーダル表示等により表示デバイス27に表示してもよい。
【0097】
マスタ画面管理部111により階層削除指示がされたと判定された場合(ステップS41:YES)、処理は、ステップS41からステップS42に遷移する。マスタ画面管理部111により階層削除指示がされていないと判定された場合(ステップS41:NO)、処理は、ステップS41からステップS51に遷移する。
【0098】
マスタ画面管理部111は、ユーザの操作に基づいて、選択された業務要素、及び選択された業務要素に関連付けられる下位階層を削除する(ステップS42)。マスタ画面管理部111は、上位階層に配置される業務要素の更新に基づいて、上位階層に関連付けられた下位階層に配置される業務要素を更新する。例えば、マスタ画面管理部111は、「財務分析」、及び「財務分析」に紐づけられる全ての第4階層分類、及び全ての設問要素を削除する。
【0099】
マスタ画面管理部111は、業務カリキュラムのツリー構造を更新する(ステップS43)。ステップS43では、例えば、マスタ画面管理部111は、階層を削除した業務カリキュラムのツリー構造を業務カリキュラム記憶領域130に保存する。マスタ画面管理部111は、業務カリキュラムを更新してもよい。
【0100】
通信処理部110は、更新された業務カリキュラムを表示するためのデータを情報処理端末2に出力する。情報処理端末2は、更新された業務カリキュラムを表示デバイス27に表示する。
【0101】
マスタ画面管理部111は、情報処理端末2のユーザにより階層移動、複製指示がされたか否かを判定する(ステップS51)。ステップS51では、例えば、マスタ画面管理部111は、通信処理部110により取得されるユーザ操作に基づく指示に従って、階層移動、複製指示がされたか否かを判定する。ユーザ操作は、例えば、マスタ画面に表示されたツリー構造の第1階層分類から第4階層分類のうちの任意の業務要素を選択するクリック操作、タッチ操作等の操作である。例えば、ユーザにより「財務分析」を示す業務要素が選択された場合、マスタ画面管理部111は、「財務分析」を移動、又は複製する指示がされたと判定する。通信処理部110は、ユーザにより選択された業務要素を識別可能な表示態様で表示するためのデータを情報処理端末2に出力してもよい。
【0102】
マスタ画面管理部111により階層移動、複製指示がされたと判定された場合(ステップS51:YES)、処理は、ステップS51からステップS52に遷移する。マスタ画面管理部111により階層移動、複製指示がされていないと判定された場合(ステップS51:NO)、処理は、ステップS51からステップS61に遷移する。
【0103】
通信処理部110は、移動又は複製の選択ボタンを表示するためのデータを情報処理端末2に出力する(ステップS52)。情報処理端末2は、移動又は複製の選択ボタンを表示デバイス27に表示する。ユーザは、階層移動指示、又は階層複製指示のどちらかを選択する。
【0104】
マスタ画面管理部111は、情報処理端末2のユーザにより階層移動指示がされたか否かを判定する(ステップS53)。ステップS53では、例えば、マスタ画面管理部111は、ユーザによる選択ボタンの入力により階層移動指示がされたか否かを判定する。マスタ画面管理部111により階層移動指示がされたと判定された場合(ステップS53:YES)、処理は、ステップS53からステップS54に遷移する。マスタ画面管理部111により階層移動指示がされていないと判定された場合(ステップS53:NO)、処理は、ステップS53からステップS533に遷移する。
【0105】
マスタ画面管理部111は、情報処理端末2のユーザ操作に基づいて、移動先階層を選択する(ステップS54)。ユーザ操作は、選択した業務要素を関連付ける上位階層を移動先階層として選択する操作を含む。選択する操作は、移動先階層の業務要素をクリック、又はタッチする操作を含む。ユーザにより選択された業務要素は、選択業務要素ともいう。
【0106】
マスタ画面管理部111は、移動先階層を生成する(ステップS55)。ステップS55では、例えば、マスタ画面管理部111は、選択業務要素に、移動先階層の階層コード、及び選択業務要素の階層コードを付与する。なお、マスタ画面管理部111は、選択業務要素の階層コードを更新してもよいし、元の選択業務要素の階層コードを維持してもよい。例えば、ユーザにより、第4階層分類「安全性分析」が第3階層分類「財務分析」から第3階層分類「予実管理」の下位階層に移動する操作がされた場合について説明する。マスタ画面管理部111は、第3階層分類「予実管理」の下位階層を生成し、第4階層分類「安全性分析」に「予実管理」の第3階層コードを付与する。選択業務要素に下位階層、及び設問階層が関連付けられている場合、マスタ画面管理部111は、選択業務要素、選択業務要素の下位階層、及び設問階層を移動先階層に関連付けてもよい。マスタ画面管理部111は、上位階層に配置される業務要素の更新に基づいて、上位階層に関連付けられた下位階層に配置される業務要素を更新する。この例では、移動先階層は、選択業務要素の上位階層として説明したが、これに限られない。例えば、マスタ画面管理部111は、異なる階層間で業務要素を移動してもよい。例えば、マスタ画面管理部111は、第3階層分類の業務要素を第2階層の業務要素として移動してもよい。
【0107】
マスタ画面管理部111は、業務カリキュラムのツリー構造を更新する(ステップS56)。ステップS56では、例えば、マスタ画面管理部111は、階層を移動した業務カリキュラムのツリー構造を業務カリキュラム記憶領域130に保存する。マスタ画面管理部111は、業務カリキュラムを更新してもよい。
【0108】
通信処理部110は、更新された業務カリキュラムを表示するためのデータを情報処理端末2に出力する。情報処理端末2は、更新された業務カリキュラムを表示デバイス27に表示する。
【0109】
マスタ画面管理部111は、情報処理端末2のユーザにより階層複製指示がされたか否かを判定する(ステップS533)。ステップS53では、例えば、マスタ画面管理部111は、ユーザによる選択ボタンの入力により階層複製指示がされたか否かを判定する。マスタ画面管理部111により階層複製指示がされたと判定された場合(ステップS533:YES)、処理は、ステップS533からステップS534に遷移する。マスタ画面管理部111により階層移動指示がされていないと判定された場合(ステップS533:NO)、処理は、終了する。
【0110】
マスタ画面管理部111は、情報処理端末2のユーザ操作に基づいて、複製した業務要素を関連付ける貼付先階層を選択する(ステップS534)。ユーザ操作は、複製した業務要素を関連付ける上位階層を貼付先階層として選択する操作を含む。選択する操作は、貼付先階層の業務要素をクリック、又はタッチする操作を含む。ユーザにより選択された選択業務要素を複製した業務要素は、複製業務要素ともいう。
【0111】
マスタ画面管理部111は、貼付先階層を生成する(ステップS535)。ステップS535では、例えば、マスタ画面管理部111は、選択業務要素を複製する。マスタ画面管理部111は、複製業務要素に、貼付先階層の階層コード、及び複製業務要素の階層コードを付与する。例えば、ユーザにより、第3階層分類「財務分析」に関連付けられた第4階層分類「安全性分析」を複製し、第3階層分類「予実管理」の下位階層に貼り付ける操作がされた場合について説明する。マスタ画面管理部111は、第3階層分類「予実管理」の下位階層を生成し、複製した第4階層分類「安全性分析」に「予実管理」の第3階層コードを付与する。マスタ画面管理部111は、複製した第4階層分類「安全性分析」に新たな第4階層コードを付与する。選択業務要素に下位階層、及び設問階層が関連付けられている場合、マスタ画面管理部111は、選択業務要素、選択業務要素の下位階層、及び設問階層をすべて複製し、貼付先階層に関連付けてもよい。マスタ画面管理部111は、上位階層に配置される業務要素の更新に基づいて、上位階層に関連付けられた下位階層に配置される業務要素を更新する。この例では、貼付先階層は、選択業務要素の上位階層として説明したが、これに限られない。例えば、マスタ画面管理部111は、異なる階層間で業務要素を複製し、貼り付けしてもよい。例えば、マスタ画面管理部111は、第3階層分類の業務要素を複製し、第2階層の業務要素として貼り付けてもよい。
【0112】
マスタ画面管理部111は、業務カリキュラムのツリー構造を更新する(ステップS536)。ステップS536では、例えば、マスタ画面管理部111は、階層を複製、及び貼り付けた業務カリキュラムのツリー構造を業務カリキュラム記憶領域130に保存する。マスタ画面管理部111は、業務カリキュラムを更新してもよい。
【0113】
通信処理部110は、更新された業務カリキュラムを表示するためのデータを情報処理端末2に出力する。情報処理端末2は、更新された業務カリキュラムを表示デバイス27に表示する。
【0114】
マスタ画面管理部111は、ユーザ操作に基づいて、その他の処理を行う(ステップS61)。
なお、上述のマスタ画面管理処理の手順は、説明の便宜上、ステップS1の後、ステップS2、ステップS21、ステップS31、ステップS41、ステップS51、及びステップS61を段階的なステップとして説明したが、これに限定されない。各ステップの順番は入れ替え可能であり、各ステップの一部は省略されてもよい。マスタ画面管理部111は、業務カリキュラムの新規作成後、ユーザ操作に基づく指示が業務要素の追加指示、設問追加指示、階層追加指示、階層編集指示、階層削除指示、階層移動指示又は階層複製指示等のうちの何れであるかを判定すればよい。
【0115】
この例によれば、ユーザは、簡単な操作により業務カリキュラムのツリー構造を編集することができる。そのため、ユーザは、業務カリキュラムを容易に設計、変更、又は更新することができ、業務内容に応じた適切な業務カリキュラムを設計することができる。ユーザは、マスタ画面上で、編集作業を視覚的に確認することができるため、効率的に業務カリキュラムを設計することができる。情報処理システム100は、ユーザの操作により業務要素配列を容易に更新することができるプログラムを提供することができる。
【0116】
(表示例)
情報処理端末2に表示される進捗状況表示画像について説明する。
図5は、実施形態に係る情報処理端末に表示される進捗状況表示画像の一例を概略的に示す図である。業務カリキュラムの設計者、又は業務カリキュラムの利用者は、情報処理端末2の表示デバイス27に表示される進捗状況表示画像に基づいて、業務カリキュラムに設定された設問の進捗状況を確認することができる。
図5は、マスタ画面に表示される進捗状況表示画像を示す。進捗状況表示画像は、設問要素に関する解答の進捗状況を表示するための画像を示す。
【0117】
進捗状況表示画像は、ユーザにより選択された業務要素に関連付けられた設問の進捗状況を表示する画像である。ユーザにより選択された業務要素は、対象業務要素ともいう。進捗状況表示画像は、対象業務要素の階層名、対象業務要素に関連付けられた総設問数に対する正解数、正解進捗率、進捗率等を含む。総設問数に対する正解数は、例えば、「120問中72問正解」等のテキストデータを含む。正解進捗率は、例えば、「60%」等の数値を示す情報を含む。進捗率は、「80%」等の数値を示す情報を含む。正解進捗率、及び進捗率は、グラフ表示等を含んでもよい。進捗状況表示画像は、選択された業務要素に関連付けられた設問を解くための「トレーニング開始」ボタンを含んでもよい。進捗状況表示画像は、任意の業務要素について表示され得る。例えば、ユーザにより選択された業務要素が、第1階層分類「経理スキル」である場合、進捗状況表示画像は、「経理スキル」に関連付けられたすべての設問についての進捗状況の表示を含む。ユーザにより選択された業務要素が、第3階層分類「財務分析」である場合、進捗状況表示画像は、「財務分析」に関連付けられたすべての設問についての進捗状況の表示を含む。この例によれば、サーバ1は、ユーザにより選択された任意の業務要素について、設問の実施状況を情報処理端末2に表示させることができる。ユーザは、所望の業務要素について、設問の実施状況を把握することができる。
【0118】
業務カリキュラムの利用者は、進捗状況表示画像に基づいて、各自の進捗状況を確認することができる。業務カリキュラムの設計者、又は管理者等は、進捗状況表示画像に基づいて、組織毎の進捗状況を確認することができる。
【0119】
進捗状況表示画像が情報処理端末2に表示されている場合、業務カリキュラムの利用者により「トレーニング開始」ボタンが選択されたことに基づいて、マスタ画面から設問に解答するための画面へ遷移する。
【0120】
進捗状況表示画像は、業務要素について、下位階層の設問がすべて正解していることを示すチェックマークを含んでもよい。この例によれば、サーバ1は、ツリー構造において業務要素毎の設問の実施状況を表示させることができる。ユーザは、業務要素を選択して、進捗状況表示画像を表示させることなく、設問の実施状況を把握することができる。ユーザは、カリキュラムの全体像と実施状況を容易に把握することができる。
【0121】
進捗状況表示画像は、設問要素について、実施状況を示すマークを含んでもよい。マークは、正解を示す「〇」、不正解を示す「×」、及び未解答を示す空欄を含む。この例によれば、サーバ1は、ツリー構造において設問毎の実施状況を表示させることができる。ユーザは、進捗状況表示画像を表示させることなく、設問の解答結果を把握することができる。ユーザは、カリキュラムの全体像と設問の解答結果を容易に把握することができる。
【0122】
(動作例)
情報処理システム100による処理の手順について説明する。
以下の処理では、業務カリキュラムの設計者により、業務カリキュラムを設計、又は編集が行われる場合を想定する。設計者は、情報処理端末2を使用して業務カリキュラムの設計、又は編集を行う。サーバ1は、設計者の操作に基づいて、業務カリキュラムの設計、又は編集を行うものとする。設計者は、情報処理端末2のユーザであるとする。
【0123】
図6は、実施形態に係るサーバ1による進捗状況処理の手順を例示するフローチャートである。
以下の説明では、ユーザにより、業務カリキュラム「経理カリキュラム」に関連付けられた設問の進捗状況が確認される場合を例に説明する。
【0124】
進捗状況処理部112は、ユーザ情報記憶領域132に記憶されたユーザ情報を参照して、各設問に対する集計データを取得する(ステップS101)。集計データは、各設問に対するユーザの実施状況を示す情報を含む。集計データは、例えば、ユーザ識別情報、カリキュラムコード、各階層コード、設問階層コード、設問番号、解答結果等を含み得る。集計データは、例えば、スキルチェック履歴を含んでもよい。
【0125】
進捗状況処理部112は、情報処理端末2のユーザ操作に基づいて、進捗状況を算出する階層を選択する(ステップS102)。ユーザ操作は、例えば、業務要素を選択するクリック操作、又はタッチ操作を含む。ステップS102では、例えば、進捗状況処理部112は、ユーザにより選択された業務要素を示す階層の階層コードに基づいて、集計対象範囲を特定する。進捗状況処理部112は、階層コードに関連付けられた設問要素に関する解答結果を含むデータを集計対象範囲として特定する。進捗状況処理部112は、対象業務要素に関連付けられた設問要素についての集計データを抽出する。
【0126】
例えば、ユーザにより第2階層分類「財務業務」が選択された場合について説明する。進捗状況処理部112は、第2階層分類「財務業務」に割り当てられた第2階層コードに基づいて、集計対象範囲を特定する。進捗状況処理部112は、「財務業務」に割り当てられた第2階層コードに関連付けられた設問要素に関する解答結果を含むデータを集計対象範囲として特定する。この例では、「財務業務」に割り当てられた第2階層コードを含むツリー構造の第4階層分類に設定された設問に関する解答結果を含むデータを集計対象範囲として特定する。例えば、「財務業務」を含むツリー構造は、「予算実績差異分析」、「収益性分析」、及び「安全性分析」を第4階層分類として含む。進捗状況処理部112は、「予算実績差異分析」、「収益性分析」、及び「安全性分析」に関連付けられた設問要素「予算実績差異分析の手順」、「収益性分析の方法」、及び「安全性分析の方法」に関する解答結果を集計対象範囲として特定する。
【0127】
例えば、ユーザにより第3階層分類「財務分析」が選択された場合について説明する。進捗状況処理部112は、第3階層分類「財務分析」に割り当てられた第3階層コードに基づいて、集計対象範囲を特定する。進捗状況処理部112は、「財務分析」に割り当てられた第3階層コードに関連付けられた設問要素に関する解答結果を含むデータを集計対象範囲として特定する。この例では、「財務分析」に割り当てられた第3階層コードを含むツリー構造の第4階層分類に設定された設問に関する解答結果を含むデータを集計対象範囲として特定する。例えば、「財務分析」を含むツリー構造は、「収益性分析」、及び「安全性分析」を第4階層分類として含む。進捗状況処理部112は、「収益性分析」、及び「安全性分析」に関連付けられた設問要素「収益性分析の方法」、及び「安全性分析の方法」に関する解答結果を集計対象範囲として特定する。
【0128】
この例によれば、サーバ1は、ユーザにより選択された業務要素について設問の実施状況を算出することができる。ユーザは、任意の階層、又は任意の業務要素について設問の実施状況を確認することができる。そのため、ユーザは、業務カリキュラムのスキルチェックの進捗状況を詳細に確認することができる。
【0129】
一例では、進捗状況処理部112は、ユーザが業務カリキュラムを学習する個人利用者である場合、当該ユーザに関連付けられた集計データから集計対象範囲を特定する。
【0130】
別の例では、進捗状況処理部112は、ユーザが業務カリキュラムを管理する管理者等である場合、管理者により選択された組織に所属する所属者に関連付けられた集計データから集計対象範囲を特定する。
【0131】
進捗状況処理部112は、抽出された集計データに基づいて、進捗状況を算出する(ステップS103)。ステップS103では、例えば、進捗状況処理部112は、総設問数に対する正解数、正解進捗率、及び進捗率等を算出する。
【0132】
一例では、進捗状況処理部112は、ユーザが業務カリキュラムを学習する個人利用者である場合、当該ユーザについての進捗状況を算出する。サーバ1は、ユーザ毎に設問の実施状況を算出することができる。ユーザは、自己のスキルチェックの進捗状況を詳細に確認することができる。
【0133】
別の例では、進捗状況処理部112は、ユーザが業務カリキュラムを管理する管理者等である場合、管理者により選択された組織に所属する所属者についての進捗状況を算出する。サーバ1は、組織毎に設問の実施状況を算出することができる。ユーザは、管理する組織の所属者全体のスキルチェックの進捗状況を詳細に確認することができる。
【0134】
通信処理部110は、情報処理端末2に設問要素に関する解答の進捗状況を表示するためのデータを出力する(ステップS104)。ステップS104では、例えば、通信処理部110は、進捗状況処理部112により算出された進捗状況に基づいて、進捗状況表示画像を形成するためのデータを情報処理端末2に出力する。情報処理端末2の通信処理部210は、進捗状況表示画像を形成するためのデータを取得する。情報処理端末2の表示制御部は、進捗状況表示画像を表示デバイス27に表示する。
【0135】
(表示例)
情報処理端末2に表示される設問表示画像について説明する。
図7は、実施形態に係る情報処理端末2に表示される設問表示画像の一例を概略的に示す図である。業務カリキュラムの利用者は、情報処理端末2の表示デバイス27に表示される設問表示画像に基づいて、業務カリキュラムに設定された設問を解くトレーニングを行うことができる。
図7は、情報処理端末2のユーザにより、トレーニングを実施したい設問要素を選択した場合に表示される設問表示画像を示す。
図7の例では、業務カリキュラム「アルコールメニューのレシピ」に設定された設問を示す。業務カリキュラム「アルコールメニューのレシピ」は、第1階層分類「カクテルのレシピ」、第2階層分類「ジンベース」、第3階層分類「ロング」、第4階層分類「ビルド」、及び設問階層「ジントニックのレシピ」を含むものとする。
図7の設問表示画像は、ユーザにより設問「ジントニックのレシピ」が選択された場合の画像を示す。
【0136】
設問表示画像は、設問のタイトル、設問文、解答選択肢、及び解答ボタンを少なくとも含む。設問表示画像は、業務カリキュラム名、設問番号等を含んでもよい。
【0137】
図7の例では、解答選択肢に動画を含む。ユーザは、解答選択肢をクリック操作、又はタッチ操作等により選択することで、各解答選択肢の動画を視聴することができる。例えば、サーバ1の通信処理部110は、情報処理端末2のユーザによる選択操作に基づいて、選択された解答選択肢の動画を出力してもよい。通信処理部110は、解答選択肢の動画をモーダル表示として表示させるためのデータを情報処理端末2に出力してもよい。情報処理端末2の通信処理部210は、解答選択肢の動画を取得する。情報処理端末2の表示制御部211は、解答選択肢の動画を表示デバイス27に表示する。表示制御部211は、解答選択肢の動画をモーダル表示として表示デバイス27に表示してもよい。ユーザは、動画の拡大、再生、一時停止等を行ってもよい。
【0138】
この例によれば、業務カリキュラムの設計者は、解答選択肢に動画を設定することができ、多彩な設問を作成することができる。ユーザは、設問に対して動画を見て解答することができ、より実践に近い形式でスキルチェックをすることができる。
【0139】
ユーザは、所望の解答選択肢を選択し、解答ボタンをクリック操作、又はタッチ操作等により選択することで、解答を行うことができる。情報処理端末2の通信処理部210は、ユーザにより選択された解答の入力情報をサーバ1に出力する。サーバ1の設問処理部113は。解答の入力に基づいて、解答結果を算出する。
【0140】
ユーザがトレーニングモードで設問が解いている場合、サーバ1の通信処理部110は、ユーザによる解答の入力後、正解、及び解説を表示させるためのデータを情報処理端末2に出力してもよい。情報処理端末2の表示制御部211は、正解、及び解説を表示デバイス27に表示する。正解、及び解説は、動画を含んでもよい。通信処理部110は、正解、及び解説をモーダル表示として表示させるためのデータを情報処理端末2に出力してもよい。表示制御部211は、正解、及び解説をモーダル表示として表示デバイス27に表示してもよい。ユーザは、モーダル表示により、レスポンスよくトレーニングの実施を行うことができる。
【0141】
上述の例では、解答選択肢に動画を含むものとして説明したが、これに限られない。解答選択肢は、テキストデータ、画像データ、及び動画データの少なくとも1つを含む。同様に、正解、及び解説は、テキストデータ、画像データ、及び動画データの少なくとも1つを含む。
【0142】
設問表示画像は、設問文に代えて、又は加えて、設問の画像、又は動画を含んでもよい。サーバ1の通信処理部110は、テキストデータ、画像データ、及び動画データの少なくとも1つを含む設問文データを情報処理端末2に出力してもよい。情報処理端末2の通信処理部210は、設問文データを取得する。情報処理端末2の表示制御部211は、設問文データに基づいて、設問文のテキストデータ、画像データ、及び動画データの少なくとも1つを表示デバイス27に表示する。
【0143】
この例によれば、業務カリキュラムの設計者は、設問文、解答選択肢、正解、及び解説にテキストデータ、画像データ、及び動画データの少なくとも1つを設定することができる。そのため、業務カリキュラムの設計者は、多彩な設問を作成することができる。ユーザは、多様な形式の設問に取り組むことができ、多様な形式でスキルチェックをすることができる。サーバ1は、業務内容に応じて多様な業務カリキュラムを容易に設計することを支援することができる。サーバ1は、業務内容に応じて多様な業務カリキュラムを利用者に提供し、利用者は、多様な形式で業務内容を学習することができる。
【0144】
(動作例)
情報処理システム100による処理の手順について説明する。
以下の処理では、業務カリキュラムの利用者により、業務カリキュラムに含まれる設問をトレーニングモードで解答する場合を想定する。設問をトレーニングモードで解答することは、トレーニングを行うことともいう。サーバ1は、利用者の操作に基づいて、設問処理を行うものとする。利用者は、情報処理端末2のユーザであるとする。
【0145】
図8は、実施形態に係るサーバ1による設問処理の手順を例示するフローチャートである。
以下の説明では、ユーザにより、業務カリキュラム「アルコールメニューのレシピ」に関連付けられた設問「ジントニックのレシピ」をトレーニングモードで解答する場合を例に説明する。
【0146】
設問処理部113は、ユーザ操作に基づいて、トレーニングを開始するか否かを判定する(ステップS201)。ユーザ操作は、例えば、マスタ画面における情報処理端末2のユーザによる設問要素を選択するクリック操作、又はタッチ操作を含む。情報処理端末2の通信処理部210は、ユーザ操作に基づいて、トレーニングの開始指示をサーバ1に出力する。サーバ1の設問処理部113は、開始指示に基づいて、トレーニングを開始することを判定する。なお、ユーザは、進捗状況表示画像に含まれる「トレーニング開始」ボタンを選択する操作によってトレーニングを開始することもできる。この場合、ユーザ操作は、「トレーニング開始」ボタンの選択操作を含む。この例によれば、ユーザは、任意の階層からトレーニングを開始することができる。
【0147】
設問処理部113によりトレーニングを開始すると判定された場合(ステップS201:YES)、処理は、ステップS201からステップS202に遷移する。設問処理部113によりトレーニングを開始しないと判定された場合(ステップS201:NO)、処理は、終了する。
【0148】
通信処理部110は、設問文データを情報処理端末2に出力する(ステップS202)。情報処理端末2の通信処理部210は、設問文データを取得する。情報処理端末2の表示制御部211は、設問文データに基づいて、設問文、及び解答候補を表示デバイス27に表示する。設問文データが画像データ、又は動画データを含む場合、通信処理部110は、設問に関連付けられた画像、又は動画を表示するためのデータを情報処理端末2に出力する。情報処理端末2の通信処理部210は、設問に関連付けられた画像データ、又は動画データを取得する。情報処理端末2の表示制御部211は、画像データ、又は動画データに基づいて、設問画像、又は設問動画を表示デバイス27に表示する。
【0149】
設問処理部113は、ユーザ操作に基づいて、解答候補に含まれる画像、又は動画の選択肢が選択されたか否かを判定する(ステップS203)。ユーザ操作は、設問表示画像において、解答選択肢から所望の解答選択肢をクリック操作、又はタッチ操作等により選択する操作を含む。設問処理部113により画像、又は動画の選択肢が選択されたと判定された場合(ステップS203:YES)、処理は、ステップS203からステップS204に遷移する。設問処理部113により画像、又は動画の選択肢が選択されてしないと判定された場合(ステップS203:NO)、処理は、ステップS203からステップS205に遷移する。
【0150】
通信処理部110は、ユーザにより選択された選択肢に関連付けられた画像、又は動画を表示するためのデータを情報処理端末2に出力する(ステップS204)。情報処理端末2の通信処理部210は、選択肢に関連付けられた画像データ、又は動画データを取得する。情報処理端末2の表示制御部211は、画像データ、又は動画データに基づいて、画像、又は動画を表示デバイス27に表示する。
【0151】
通信処理部110は、ユーザ操作に基づいて、解答の入力情報を取得する(ステップS205)。ユーザ操作は、ユーザによる解答選択肢の選択、及び解答ボタンの選択を含む。設問処理部113は、解答の入力情報に基づいて、解答結果を算出する。解答結果は、正解、又は不正解を示す情報、正解選択肢を示す情報等を含む。正解選択肢を示す情報は、テキストデータ、画像データ、及び動画データの少なくとも1つを含み得る。
【0152】
通信処理部110は、解答結果に基づいて、正解、及び解説を表示するためのデータを情報処理端末2に出力する(ステップS206)。情報処理端末2の通信処理部210は、正解、及び解説を表示するためのデータを取得する。情報処理端末2の表示制御部211は、正解、及び解説を表示するためのデータに基づいて、正解、及び解説を表示デバイス27に表示する。
【0153】
なお、上述のサーバ1による設問処理は、業務カリキュラムのトレーニングに限られず、企業の採用面接等にも適用可能である。例えば、面接対象者の業務スキルをチェックするために、設問を実施しスキルチェックを行うことが可能である。
【0154】
設問要素に関連付けられた解答候補が画像、又は動画を含む場合の処理について説明する。通信処理部110は、ユーザ操作に基づいて、設問要素に関連付けられた解答候補に含まれる画像、又は動画を表示するためのデータを出力する。ユーザ操作は、複数の解答候補から解答選択肢を選択する操作を含む。情報処理端末2の通信処理部210は、解答候補に含まれる画像、又は動画を表示するためのデータを取得する。情報処理端末2の表示制御部211は、解答候補に含まれる画像、又は動画を表示するためのデータに基づいて、解答候補に含まれる画像、又は動画を表示デバイス27に表示する。情報処理端末2のユーザは、解答候補に含まれる画像、又は動画に基づいて、解答選択肢の選択を確定する。選択を確定することは、解答ボタンのクリック操作、又はタッチ操作等を行うことを含む。通信処理部110は、ユーザによる選択の確定に基づいて、解答の入力情報を取得する。設問処理部113は、解答の入力情報に基づいて、正誤判定を行う。通信処理部110は、正解選択肢に含まれる画像、又は動画を表示するためのデータを出力する。情報処理端末2の通信処理部210は、正解選択肢に含まれる画像、又は動画を表示するためのデータを取得する。情報処理端末2の表示制御部211は、正解選択肢に含まれる画像、又は動画を表示するためのデータに基づいて、正解選択肢に含まれる画像、又は動画を表示デバイス27に表示する。正解選択肢は、解説を含んでもよい。
【0155】
(効果)
実施形態のプログラムは、ユーザ操作に基づいて、ツリー構造で複数の階層に配置される複数の業務要素を含む業務要素配列を表示するためのデータを出力すること、及びユーザ操作に基づいて、前記複数の業務要素のうち、ツリー構造の末端の業務要素に関連付けられた設問要素を表示するためのデータを出力することをコンピュータに実行させることができる。これにより、プログラムは、ユーザに業務カリキュラムを業務要素配列として提供することができる。ユーザは、ツリー構造を有する業務カリキュラムを容易に設計することができる。また、プログラムは、ユーザに業務要素に応じた設問を提供することができる。ユーザは、ツリー構造を有する業務カリキュラムに設問を容易に設定することができる。そのため、ユーザは、業務カリキュラムを任意にカテゴライズすることができる。このように、プログラムは、業務内容に応じて業務カリキュラムを容易に設計することを支援することができる。
【0156】
プログラムは、業務要素配列を更新することをコンピュータに実行させることができる。業務要素配列を更新することは、新たな業務要素を追加すること、業務要素配列に含まれる業務要素を更新することを含み、業務要素配列に含まれる業務要素を更新することは、業務要素を削除すること、移動すること、及び複製することの少なくとも1つを含む。これにより、プログラムは、ユーザの操作により業務要素配列を容易に更新することができる。ユーザは、業務要素配列がツリー構造を有することで、編集作業を視覚的に確認することができ、業務要素配列の編集作業を容易かつ効率的に行うことができる。このように、プログラムは、業務内容に応じて業務カリキュラムを容易に設計することを支援することができる。
【0157】
プログラムは、業務要素配列に含まれる上位階層に配置される業務要素の更新に基づいて、上位階層に関連付けられた下位階層に配置される業務要素を更新することをコンピュータにさらに実行させることができる。これにより、プログラムは、ユーザの操作により関連付けられた業務要素を容易に更新することができる。ユーザは、上位階層の業務要素を更新することで、関連付けられた下位階層の業務要素も同時に更新することができる。そのため、ユーザは、業務要素配列の編集作業を容易かつ効率的に行うことができる。このように、プログラムは、業務内容に応じて業務カリキュラムを容易に設計することを支援することができる。
【0158】
プログラムは、業務要素配列において、設問要素に関する解答の進捗状況を表示するためのデータを出力することをコンピュータにさらに実行させることができる。これにより、プログラムは、ユーザに設問の実施状況を容易に確認させることができる。ユーザは、任意の業務要素について、関連付けられた設問の実施状況を容易に確認することができる。ユーザは、業務要素配列がツリー構造を有することで、業務カリキュラムの全体像との関係で、設問の実施状況を容易に把握することができる。このように、プログラムは、業務内容に応じてスキルチェックを容易に行える業務カリキュラムを設計することを支援することができる。
【0159】
プログラムは、組織毎の進捗状況、又は個人毎の進捗状況を表示するためのデータを出力することをコンピュータにさらに実行させることができる。これにより、プログラムは、個々のユーザ、又は組織に所属する複数のユーザについての設問の実施状況をユーザに提供することができる。ユーザは、任意の業務要素について、関連付けられた設問の個人毎、又は組織毎の実施状況を容易に確認することができる。このように、プログラムは、実施状況を容易に確認できる業務カリキュラムを設計することを支援することができる。
【0160】
プログラムは、設問要素により提供される設問、及び設問要素に関連付けられた解答候補を表示するためのデータを出力することをコンピュータに実行させることができる。これにより、プログラムは、ユーザに業務要素に関連付けられた設問を実施させることができる。ユーザは、任意の業務要素について、関連付けられた設問に解答することで、業務内容のトレーニング、又はスキルチェックを行うことができる。このように、プログラムは、業務内容のトレーニング、又はスキルチェックを容易に行うことができる業務カリキュラムを設計することを支援することができる。
【0161】
プログラムは、画像、又は動画を含む少なくとも1つの設問要素により提供される設問、又は設問要素に関連付けられた解答候補を表示するためのデータを出力することをコンピュータに実行させることができる。これにより、プログラムは、ユーザに業務要素に関連付けられた設問を多様な形式で提供することができる。ユーザは、任意の業務要素について、関連付けられた設問に解答することで、業務内容のトレーニング、又はスキルチェックをより実践に近い形式で行うことができる。このように、プログラムは、業務内容のトレーニング、又はスキルチェックを効果的に行うことができる業務カリキュラムを設計することを支援することができる。
【0162】
[他の実施形態]
上述の実施形態では、サーバ1のプロセッサ11が通信処理部110、マスタ画面管理部111、進捗状況処理部112、及び設問処理部113を実現する例について説明したが、これに限られない。情報処理端末2のプロセッサ21は、マスタ画面管理部111、進捗状況処理部112、及び設問処理部113の少なくとも1つを実現してもよい。
【0163】
情報処理装置は、サーバ1のような1つの装置で実現されてもよいし、機能を分散させた複数の装置で実現されてもよい。情報処理端末は、情報処理端末2のような1つの装置で実現されてもよいし、機能を分散させた複数の装置で実現されてもよい。
【0164】
プログラムは、装置に記憶された状態で譲渡されてよいし、装置に記憶されていない状態で譲渡されてもよい。後者の場合は、プログラムは、ネットワークを介して譲渡されてよいし、記録媒体に記録された状態で譲渡されてもよい。記録媒体は、非一時的な有形の媒体である。記録媒体は、コンピュータ可読媒体である。記録媒体は、CD-ROM、メモリカード等のプログラムを記憶可能かつコンピュータで読取可能な媒体であればよく、その形態は問わない。
【0165】
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0166】
1…サーバ、2…情報処理端末、11…プロセッサ、12…メインメモリ、13…補助記憶デバイス、14…通信インタフェース、21…プロセッサ、22…メインメモリ、23…補助記憶デバイス、24…通信インタフェース、25…入力デバイス、26…カメラ、27…表示デバイス、28…スピーカ、100…情報処理システム、110…通信処理部、111…マスタ画面管理部、112…進捗状況処理部、113…設問処理部、130…業務カリキュラム記憶領域、131…設問要素記憶領域、132…ユーザ情報記憶領域、210…通信処理部、211…表示制御部、230…業務カリキュラム記憶領域、231…設問要素記憶領域、232…ユーザ情報記憶領域、NW…ネットワーク。
【手続補正書】
【提出日】2024-07-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ操作に基づいて、業務要素に関連付けられた設問要素に含まれる設問、及び解答選択肢を表示させるためのプログラムであって、
画像、及び動画の少なくとも1つを含む前記設問を表示させることと、
画像、及び動画の少なくとも1つを含む前記解答選択肢を表示させることと、
をコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項2】
前記解答選択肢として複数の動画を表示させること、
をコンピュータに実行させる、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
ユーザ操作に基づいて、前記解答選択肢の動画を拡大、再生、又は一時停止させること、
をコンピュータに実行させる、請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
ユーザ操作に基づいて選択された前記解答選択肢に基づいて、解答結果を算出することと、
前記解答結果に基づいて、正解選択肢に含まれる画像、又は動画を表示させることと、
をコンピュータに実行させる、請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
前記設問要素は、ツリー構造で複数の階層に配置される複数の業務要素を含む業務要素配列において、前記ツリー構造の末端の業務要素に関連付けられた設問要素である、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項6】
メモリと、
前記メモリに接続されたプロセッサと、を備える情報処理装置であって、
前記メモリは、請求項1~5のいずれか1項に記載のプログラムを記憶する、
情報処理装置。