(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024129034
(43)【公開日】2024-09-26
(54)【発明の名称】ディスプレイ装置
(51)【国際特許分類】
H04R 7/04 20060101AFI20240918BHJP
H04N 5/64 20060101ALI20240918BHJP
G09F 9/00 20060101ALI20240918BHJP
H04R 17/00 20060101ALI20240918BHJP
【FI】
H04R7/04
H04N5/64 541N
G09F9/00 350Z
H04R17/00
【審査請求】有
【請求項の数】44
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024094392
(22)【出願日】2024-06-11
(62)【分割の表示】P 2022139000の分割
【原出願日】2020-12-07
(31)【優先権主張番号】10-2019-0180131
(32)【優先日】2019-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】501426046
【氏名又は名称】エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】リー, ミンジン
(72)【発明者】
【氏名】キム, テヒョン
(72)【発明者】
【氏名】ユ, ヤンユン
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ディスプレイモジュールの前面方向に進む音響を発生させるディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】ディスプレイ装置は、映像を表示するディスプレイパネルを含むディスプレイモジュール100、ディスプレイモジュールの背面に配置される支持部材300およびディスプレイモジュール100の背面に配置される支持部材300に配置され、互いに異なる音域帯の、第1音響S1を出力する第1振動発生装置410及び第2音S2を出力する第2振動発生装置420を有する第1振動発生モジュールを含む。第1音響S1は、200HZ以下の低音域体の音響であり、第2音響S2は、200Hz以上3kHz以下の中音域体又は200Hz以上3kHz位下及び3kHz以上中高音域体の音響である。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像を表示するディスプレイパネルを含むディスプレイモジュール、
前記ディスプレイモジュールの背面に配置される支持部材、および
前記ディスプレイモジュールの背面に配置され、 互いに異なる音域帯の音響を出力する二つ以上の振動発生装置を含む第1振動発生モジュールを含む、ディスプレイ装置。
【請求項2】
前記ディスプレイパネルの背面の縁の領域を支持し、前記支持部材に支持または収納されるパネル支持部をさらに含み、
前記パネル支持部は、前記ディスプレイパネルの背面の縁の領域に結合または連結される支持部及び前記支持部材の側面を囲む前記支持部に連結される側部を含む、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項3】
前記第1振動発生モジュールは、第1振動発生装置および第2振動発生装置を含み、
前記第1振動発生装置は、低音域帯の音響を出力し、
前記第2振動発生装置は、中音域帯または中高音域帯の音響を出力する、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項4】
前記第1振動発生装置および第2振動発生装置のそれぞれは、圧電複合層、第1電極、及び第2電極を含むように構成される、請求項3に記載のディスプレイ装置。
【請求項5】
前記圧電複合層は、複数の第1部分及び前記複数の第1部分のうちの隣接する2つの第1部分の間にそれぞれ配置され複数の第2部分を含む、請求項4に記載のディスプレイ装置。
【請求項6】
前記圧電複合層は、円形態または三角形態を有する、請求項4に記載のディスプレイ装置。
【請求項7】
前記支持部材に配置される第1フォーミング部をさらに含み、
前記第1フォーミング部上には、前記第1振動発生装置及び前記第2振動発生装置が配置される、請求項3に記載のディスプレイ装置。
【請求項8】
前記支持部材に配置される第1フォーミング部、および
前記第1フォーミング部上に配置される第1プレートをさらに含み、
前記第1プレートの上には、前記第1振動発生装置及び前記第2振動発生装置が配置される、請求項3に記載のディスプレイ装置。
【請求項9】
前記支持部材に配置される第1フォーミング部、および
前記第1フォーミング部の一方の側部に配置されるホールをさらに含む、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項10】
前記支持部材の一方の側部および他方の側部の縁に配置される第1溝部および第2溝部、および
前記第1溝部および前記第2溝部に配置される第5振動発生装置および第6振動発生装置をさらに含む、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項11】
前記支持部材と前記第5振動発生装置の間に配置される第3プレート、および
前記支持部材と前記第6振動発生装置の間に配置される第4プレートをさらに含む、請求項10に記載のディスプレイ装置。
【請求項12】
前記ディスプレイパネルの背面に配置される反射シートをさらに含み、
前記第1振動発生モジュールは、前記ディスプレイモジュールの背面に対応する前記反射シートの背面に配置される、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項13】
互いに異なる音域帯の音響を出力する第3振動発生装置および第4振動発生装置を含む第2振動発生モジュールをさらに含み、
前記ディスプレイモジュールの背面は、第1背面領域及び第2背面領域を含み、
前記第1振動発生装置及び前記第2振動発生装置は、前記第1背面領域に配置され、
前記第2振動発生モジュールは、前記第2背面領域に配置される、請求項3に記載のディスプレイ装置。
【請求項14】
前記第1振動発生装置及び前記第2振動発生装置は、前記ディスプレイモジュールの横方向を基準に前記第3振動発生装置および前記第4振動発生装置と非対称または対称に配置される、請求項13に記載のディスプレイ装置。
【請求項15】
前記第1振動発生装置及び前記第3振動発生装置は、前記ディスプレイモジュールの中央に配置され、
前記第2振動発生装置および前記第4振動発生装置は、前記ディスプレイモジュールの縁に配置される、請求項13に記載のディスプレイ装置。
【請求項16】
前記第3振動発生装置は、低音域帯の音響を出力し、
前記第4振動発生装置は、中音域帯または中高音域帯の音響を出力する、請求項13に記載のディスプレイ装置。
【請求項17】
前記支持部材に配置される第1フォーミング部および第2フォーミング部、および
前記第1フォーミング部および前記第2フォーミング部上に配置される第1プレートおよび第2プレートをさらに含み、
前記第1振動発生装置および前記第2振動発生装置は、前記第1プレート上に配置され、
前記第3振動発生装置および前記第4振動発生装置は、前記第2プレート上に配置される、請求項13に記載のディスプレイ装置。
【請求項18】
前記第1フォーミング部および前記第2フォーミング部の一方の側部に配置されるホールをさらに含む、請求項17に記載のディスプレイ装置。
【請求項19】
前記支持部材に配置される第1フォーミング部および第2フォーミング部をさらに含み、
前記第1振動発生装置および前記第2振動発生装置は、前記第1フォーミング部上に配置され、
前記第3振動発生装置および前記第4振動発生装置は、前記第2フォーミング部上に配置される、請求項13に記載のディスプレイ装置。
【請求項20】
前記支持部材に配置される第1フォーミング部、第2フォーミング部、及び第3フォーミング部をさらに含み、
前記第2振動発生装置は、前記第1フォーミング部上に配置され、
前記第4振動発生装置は、前記第2フォーミング部上に配置され、
前記第1振動発生装置または前記第3振動発生装置は、前記第3フォーミング部上に配置される、請求項13に記載のディスプレイ装置。
【請求項21】
前記支持部材に配置される第1フォーミング部、第2フォーミング部、第3フォーミング部、及び第4フォーミング部をさらに含み、
前記第1振動発生装置は、前記第1フォーミング部上に配置され、
前記第2振動発生装置は、前記第2フォーミング部上に配置され、
前記第3振動発生装置は、前記第3フォーミング部上に配置され、
前記第4振動発生装置は、前記第4フォーミング部上に配置される、請求項13に記載のディスプレイ装置。
【請求項22】
前記第1振動発生装置~前記第4振動発生装置は、前記支持部材と前記ディスプレイパネルの間に配置される、請求項13に記載のディスプレイ装置。
【請求項23】
前記第1背面領域に対応する前記支持部材の背面の縁に配置される第5振動発生装置、および
前記第2背面領域に対応する前記支持部材の背面の縁に配置される第6振動発生装置をさらに含む、請求項13に記載のディスプレイ装置。
【請求項24】
前記第5振動発生装置及び前記第6の振動発生装置は、高音域帯の音響を出力する、請求項23に記載のディスプレイ装置。
【請求項25】
前記支持部材と前記第5振動発生装置の間に配置される第3プレート、および
前記支持部材と前記第6振動発生装置の間に配置される第4プレートをさらに含む、請求項23に記載のディスプレイ装置。
【請求項26】
前記第1~第6振動発生装置は、圧電複合体からなる、請求項23に記載のディスプレイ装置。
【請求項27】
前記ディスプレイパネルの背面に配置される反射シートをさらに含み、
前記第1振動発生装置および前記第2振動発生装置は、前記ディスプレイモジュールの第1背面領域に対応する前記反射シートの背面に配置され、
前記第3振動発生装置および前記第4振動発生装置は、前記ディスプレイモジュールの第2背面領域に対応する前記反射シートの背面に配置される、請求項13に記載のディスプレイ装置。
【請求項28】
前記支持部材の一方の側部の縁に配置される第1溝部、
前記支持部材の他方の側部の縁に配置される第2溝部、
前記第1溝部に配置される第5振動発生装置、および
前記第2溝部に配置される第6振動発生装置をさらに含む、請求項13に記載のディスプレイ装置。
【請求項29】
前記振動発生モジュールを囲むパーティションをさらに含む、請求項1~請求項28中のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【請求項30】
映像を表示するディスプレイパネルを含むディスプレイモジュール、
前記ディスプレイモジュールの背面に配置される支持部材、および
前記ディスプレイモジュールの背面に配置され、前記ディスプレイモジュールの横方向を基準に、前記ディスプレイモジュールの中央から前記ディスプレイモジュールの縁に行くほど、異なる音域帯を有する2つ以上の振動発生装置を含む振動発生モジュールを含む、ディスプレイ装置。
【請求項31】
前記ディスプレイパネルの背面の縁の領域を支持し、前記支持部材に支持または収納されるパネル支持部をさらに含み、
前記パネル支持部は、前記ディスプレイパネルの背面の縁の領域に結合または連結される支持部及び前記支持部の側面を囲む前記支持部に連結される側部を含む、請求項30に記載のディスプレイ装置。
【請求項32】
前記2つ以上の振動発生装置は、プレートをさらに含み、
前記プレート上には、前記2つ以上の振動発生装置が配置される、請求項30に記載のディスプレイ装置。
【請求項33】
前記支持部材は、第1フォーミング部をさらに含み、
前記第1フォーミング部には、前記2つ以上の振動発生装置が配置され、
前記2つ以上の振動発生装置は、低中音域帯または低中高音域帯の音響を出力する、請求項30に記載のディスプレイ装置。
【請求項34】
前記支持部材が、第1フォーミング部および第2フォーミング部をさらに含み、
前記第1フォーミング部には、前記2つ以上の振動発生装置のうち、第1振動発生装置および第2振動発生装置が配置され、
前記第2フォーミング部には、前記2つ以上の振動発生装置のうち、第3振動発生装置および第4振動発生装置が配置され、
前記第1振動発生装置および前記第3振動発生装置は、前記ディスプレイモジュールの中央に配置され、低音域帯の音響を出力し、
前記第2振動発生装置および前記第4振動発生装置は、前記第1振動発生装置及び前記第3振動発生装置に隣接して配置され、中音域帯または中高音域帯の音響を出力する、請求項30に記載のディスプレイ装置。
【請求項35】
前記第1振動発生装置及び前記第2振動発生装置は、前記ディスプレイモジュールの横方向を基準に前記第3振動発生装置および前記第4振動発生装置と非対称または対称に配置される、請求項34に記載のディスプレイ装置。
【請求項36】
前記支持部材は、第1フォーミング部、第2フォーミング部、及び第3フォーミング部をさらに含み、
前記第1フォーミング部には、前記2つ以上の振動発生装置のうち、第1振動発生装置が配置され、
前記第2フォーミング部には、前記2つ以上の振動発生装置のうち、第2振動発生装置が配置され、
前記第3フォーミング部には、前記2つ以上の振動発生装置のうち、第3振動発生装置が配置され、
前記第1振動発生装置および前記第2振動発生装置は、中音域帯または中高音域帯の音響を出力し、
前記第3振動発生装置は、前記ディスプレイモジュールの中央に配置され、低音域帯の音響を出力する、請求項30に記載のディスプレイ装置。
【請求項37】
前記支持部材は、第1フォーミング部、第2フォーミング部、第3フォーミング部、及び第4フォーミング部をさらに含み、
前記第1フォーミング部には、前記2つ以上の振動発生装置のうち、第1振動発生装置が配置され、
前記第2フォーミング部には、前記2つ以上の振動発生装置のうち、第2振動発生装置が配置され、
前記第3フォーミング部には、前記2つ以上の振動発生装置のうち、第3振動発生装置が配置され、
前記第4フォーミング部には、前記2つ以上の振動発生装置のうち、第4振動発生装置が配置され、
前記第1振動発生装置および前記第3振動発生装置は、前記ディスプレイモジュールの中央に配置され、低音域帯の音響を出力し、
前記第2振動発生装置および前記第4振動発生装置は、中音域帯または中高音域帯の音響を出力する、請求項30に記載のディスプレイ装置。
【請求項38】
前記支持部材は、前記ディスプレイモジュールを基準に傾いて配置される、請求項30に記載のディスプレイ装置。
【請求項39】
前記支持部材は、前記ディスプレイモジュールを基準に傾いて配置され、
前記支持部材は、前記支持部材の一方の側部から他方の側部に行くほど異なる複数のホールをさらに含む、請求項30に記載のディスプレイ装置。
【請求項40】
前記2つ以上の振動発生装置のそれぞれは、圧電複合体、第1電極、及び第2電極を含むように構成される、請求項30に記載のディスプレイ装置。
【請求項41】
前記圧電複合層は、複数の第1部分及び前記複数の第1部分のうちの隣接する2つの第1部分の間にそれぞれ配置され複数の第2部分を含む、請求項40に記載のディスプレイ装置。
【請求項42】
前記圧電複合層は、円形態または三角形態を有する、請求項40に記載のディスプレイ装置。
【請求項43】
前記支持部材の一方の側部と他方の側部の縁に配置される少なくとも一つの溝部、および
前記少なくとも一つの溝部のそれぞれに配置される第5振動発生装置および第6振動発生装置をさらに含む、請求項30に記載のディスプレイ装置。
【請求項44】
前記第5振動発生装置及び前記第6振動発生装置は、高音域帯の音響を出力する、請求項43に記載のディスプレイ装置。
【請求項45】
前記支持部材の側面に配置されか、または前記支持部材の側面および背面に配置される振動発生装置をさらに含む、請求項30に記載のディスプレイ装置。
【請求項46】
前記振動発生装置は、高音域帯の音響を出力する、請求項45に記載のディスプレイ装置。
【請求項47】
前記支持部材の側面に配置されか、または前記支持部材の側面および背面に配置され、テーパーを有するように配置される振動発生装置をさらに含む、請求項30に記載のディスプレイ装置。
【請求項48】
前記ディスプレイパネルの背面に配置される反射シートをさらに含み、
前記振動発生モジュールは、前記反射シートの背面に配置される、請求項30に記載のディスプレイ装置。
【請求項49】
前記振動発生モジュールを囲むパーティションをさらに含む、請求項30~請求項48中のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、ディスプレイ装置に関するもので、より具体的には、音響を出力するディスプレイパネルを有するディスプレイ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ディスプレイ装置は、テレビ、モニター、ノートパソコン、スマートフォン、タブレットコンピュータ、電子パッド、ウェアラブル機器、ウォッチ電話、携帯情報機器、ナビゲーション、または車両制御ディスプレイ機器などの電子製品や家電製品に搭載されて映像を表示する画面として使用される。
【0003】
ディスプレイ装置は、映像を表示するディスプレイパネル、および映像に関連した音響を出力するための音響装置を含むことができる。
【0004】
しかし、ディスプレイ装置は、音響装置から出力される音響がディスプレイパネルの後方または下方に進行するので、壁や床から反射する音響間の干渉により音質が低下し、これにより、正確な音響伝達が難しいという問題点があり、視聴者の没入感が低下するという問題がある。
【発明の概要】
【0005】
本明細書の発明者らは、前述したディスプレイ装置に対する問題点を認識し、ディスプレイパネルの前方から映像を視聴するとき、音響の進行方向が表示パネルの前面方向になることができ、音質または音圧を向上させることができるいくつかの実験をすることになった。複数の実験を経て、ディスプレイパネルの前方に進むことができる音響を発生することができ、音質または音圧を向上させることができる新しい構造のディスプレイ装置を発明した。
【0006】
本開示の一態様は、音質が改善され、視聴者の没入感を高めることができるディスプレイ装置を提供することである。
【0007】
本開示の別の態様は、ディスプレイモジュールの前面方向に進むことができる音響を発生させることができるディスプレイ装置を提供することである。
【0008】
本明細書の実施例に係る解決しようとする課題は、ディスプレイモジュールの前面方向および側面方向に進むことができる音響を発生させることができ、音圧を向上することができるディスプレイ装置を提供することである。
【0009】
前述した本発明の技術的課題以外にも、本発明の他の特徴および利点は、以下の記述や、そのような記述および説明から、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解され得るだろう。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本明細書の実施例に係るディスプレイ装置は、映像を表示するディスプレイパネルを含むディスプレイモジュール、ディスプレイモジュールの背面に配置される支持部材、およびディスプレイモジュールの背面に配置され、互いに異なる音域帯の音響を出力する第1振動発生モジュールを含むことができる。
【0011】
本明細書の実施例に係るディスプレイ装置は、映像を表示するディスプレイパネルを含むディスプレイモジュール、ディスプレイモジュールの背面に配置される支持部材、およびディスプレイモジュールの背面に配置され、ディスプレイモジュールの横方向を基準に表示モジュールの中央から端(または縁)に行くほど、異なる音域帯を有する、少なくとも2つ以上の振動発生装置を含む振動発生モジュールを含むことができる。
【発明の効果】
【0012】
本明細書の実施例によると、ディスプレイモジュールの前面方向および側面方向に音響を出力することができるディスプレイ装置を提供することができる。
【0013】
本明細書の実施例によると、互いに異なる音域帯の音響を出力することができる振動発生モジュールを構成することで、低中高音域帯の音響を出力することができ、音圧が向上したディスプレイ装置を提供することができる。
【0014】
本明細書の実施例によると、互いに異なる音域帯を出力する振動発生装置を含む振動発生モジュールをモジュール化して構成することができるので、振動発生モジュールの配置自由度を向上することができる。
【0015】
前述した本明細書の効果の他にも、本明細書の異なる特徴および利点は、以下で記述されたり、そのような記述および説明から、本明細書が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解され得るだろう。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本明細書の実施例に係るディスプレイ装置を示した図である。
【
図2】本明細書の実施例に係る振動発生モジュールを示した図である。
【
図3】本明細書の他の実施例に係る振動発生モジュールを示した図である。
【
図5】本明細書の実施例に係る支持部材の背面を示した図である。
【
図6】本明細書の実施例に係るディスプレイ装置を示した図である。
【
図7】本明細書の他の実施例に係る振動発生モジュールを示した図である。
【
図8】本明細書の他の実施例に係る振動発生モジュールを示した図である。
【
図9】
図1に示した線I-I’の他の断面図である。
【
図10】本明細書の他の実施例に係る支持部材の背面を示した図である。
【
図11】本明細書の他の実施例に係るディスプレイ装置を示した図である。
【
図12】本明細書の他の実施例に係るディスプレイ装置の分解図である。
【
図14】本明細書の実施例に係る振動発生モジュールを示した図である。
【
図16A】
図14の振動発生モジュールの両端が上方に反った状態を示した図である。
【
図16B】
図14の振動発生モジュールの両端が下方に反った状態を示した図である。
【
図17】本明細書の他の実施例に係る振動発生モジュールを示した図である。
【
図18】本明細書の他の実施例に係る振動発生モジュールを示した図である。
【
図19】本明細書の他の実施例に係る振動発生モジュールを示した図である。
【
図20A】
図20Aは、本明細書の他の実施例に係る振動発生装置が配置される位置を示した図である。
【
図20B】
図20Bは、本明細書の他の実施例に係る振動発生装置が配置される位置を示した図である。
【
図20C】
図20Cは、本明細書の他の実施例に係る振動発生装置が配置される位置を示した図である。
【
図20D】
図20Dは、本明細書の他の実施例に係る振動発生装置が配置される位置を示した図である。
【
図21】本明細書の他の実施例に係る振動発生装置の音圧を示した図である。
【
図22A】
図22Aは、本明細書の他の実施例に係る振動発生装置の音響速度を示した図である。
【
図22B】
図22Bは、本明細書の他の実施例に係る振動発生装置の音響速度を示した図である。
【
図23】本明細書の他の実施例に係る振動発生モジュールの音響出力特性を示した図である。
【
図26A】
図26Aは、本明細書の実施例に係る振動発生モジュールとパーティションを示した図である。
【
図26B】
図26Bは、本明細書の実施例に係る振動発生モジュールとパーティションを示した図である。
【
図26C】
図26Cは、本明細書の実施例に係る振動発生モジュールとパーティションを示した図である。
【
図27A】
図27Aは、本明細書の他の実施例に係る振動発生モジュールとパーティションを示した図である。
【
図27B】
図27Bは、本明細書の他の実施例に係る振動発生モジュールとパーティションを示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本明細書の利点と特徴、そしてそれらを達成する方法は添付の図と共に詳細に後述されている一例を参照すると明確になるだろう。しかし、本明細書は、以下で開示される実施例に限定されるものではなく、異なる多様な形態で実現されるものであり、単に本実施例は、本明細書の開示を完全にし、本明細書が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本明細書は、請求項の範疇によってのみ定義される。
【0018】
本明細書の一例を説明するため、図に示した形状、大きさ、比率、角度、個数などは、例示的なものであって、本明細書が図に示した事項に限定されるものではない。明細書全体にわたって同一参照符号は同一の構成要素を指す。また、本明細書を説明するにおいて、関連する公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を不必要に曖昧にすると判断された場合、その詳細な説明は省略する。
【0019】
本明細書で言及した「含む」、「有する」、「からなる」などが使用されている場合、「~だけ」が使用されていない限り、他の部分を追加することができる。構成要素を単数で表現した場合に特に明示的な記載事項がない限り、複数を含む場合を含む。
【0020】
構成要素を解釈するに当たり、別途の明示的な記載がなくても誤差の範囲を含むものと解釈する。
【0021】
位置関係についての説明である場合、例えば、「~上に」、「~上部に」、「~下部に」、「~横に」などで2つの部分の位置関係が説明されている場合、「すぐに」または「直接」が使用されていない限り、二つの部分の間に一つ以上の他の部分が位置することもできる。
【0022】
時間の関係についての説明である場合、例えば、「~後に」、「~に続いて」、「~次に」、「~前に」などで時間的前後関係が説明されている場合、「すぐに」または「直接」が使用されていない以上、連続的でない場合も含むことができる。
【0023】
第1、第2などが多様な構成要素を記述するために使用されるが、これらの構成要素はこれらの用語によって制限されない。これらの用語は、単に一つの構成要素を他の構成要素と区別するために使用されるものである。したがって、以下で言及される第1構成要素は、本発明の技術的思想内で第2構成要素であることもあり得る。
【0024】
「少なくとも一つ」の用語は、一つ以上の関連項目から提示可能なすべての組み合わせを含むものと理解されなければならない。例えば、「第1項目、第2項目、および第3項目の中の少なくとも一つ」の意味は、第1項目、第2項目、または第3項目各々だけではなく、第1項目、第2項目、および第3項目の中から二つ以上で提示され得るすべての項目の組み合わせを含むとすることができる。
【0025】
本明細書のいくつかの例のそれぞれの特徴が部分的または全体的に互いに結合または組み合わせ可能で、技術的に多様な連動および駆動が可能であり、各例を互いに対して独立的に実施することができ、関連の関係で一緒に実施することもできる。
【0026】
以下では、本明細書の実施例に係るディスプレイ装置の例を添付した図を参照して詳細に説明する。各図の構成要素に参照符号を付加することにおいて、同一の構成要素に対しては、たとえ他の図上に表示されていても、可能な限り同一の符号を有することができる。そして、添付した図に示された構成要素のスケールは、説明の便宜上、実際と異なるスケールを有するのできるが、図に示したスケールに限定されない。
【0027】
本明細書の実施例に係るディスプレイ装置は、振動発生装置を含むことができる。振動発生装置をボイスコイルを含む振動装置として構成する場合、高音域帯の音響を確保することが困難な問題がある。これを解決するために、高音域帯の出力が強い圧電効果(piezoelectric effect)(または逆圧電特性)を有する圧電素子または圧電物質からなる圧電振動装置をさらに含むことができる。圧電振動装置をさらに構成する場合、圧電振動装置に音響信号を実現するための別途の構成が必要となり、コストが上昇し、圧電振動装置の低インピーダンスにより、アンプ出力に限界があるので、音圧が低下するという問題があった。ボイスコイルを含む振動装置および圧電振動装置を一緒に構成する場合、ボイスコイルを含む振動装置と圧電振動装置の音圧の特性の変化により、安定した音圧を確保することが困難な問題があった。そこで、本明細書の発明者らは音圧を向上させることができる振動発生装置を実現するためのいくつかの実験を行った。複数の実験を通じて、新しい構造のディスプレイ装置を発明した。これに対して、以下に説明する。
【0028】
図1は、本明細書の実施例に係るディスプレイ装置を示す図である。
【0029】
図1を参照すると、本明細書の実施例に係るディスプレイ装置は、映像を表示するためのディスプレイモジュール100の振動によって、第1音響(S1)及び第2音響(S2)を出力することができる。例えば、映像は、電子映像(electronic image)またはデジタル映像(digital image)などを含むことができる。例えば、ディスプレイ装置で、ディスプレイモジュール100は、振動発生装置(または音響発生装置)によって振動して、第1音響(S1)及び第2音響(S2)を発生することができる。ディスプレイモジュール100の振動によって発生する第1音響(S1)及び第2音響(S2)を、ディスプレイ装置の画面前方(FD)の方に出力することができる。したがって、本明細書の実施例に係るディスプレイ装置は、ディスプレイモジュール100を音響発生のための振動板として用いて、ディスプレイモジュール100の画面前方(FD)に第1音響(S1)及び第2音響(S2)を出力することにより、音響伝達が可能であり、音質が改善され、視聴者の没入感を高めることができる。
【0030】
図2は、本明細書の実施例に係る振動発生モジュールを示した図である。
図3は、本明細書の他の実施例に係る振動発生モジュールを示した図である。
図4は、
図1に示した線I-I’の断面図である。
【0031】
図2~
図4を参照すると、本明細書の実施例に係るディスプレイ装置は、ディスプレイモジュール100、パネルガイド200、支持部材300、及び第1及び第2振動発生モジュール400、500を含むことができる。
【0032】
ディスプレイモジュール100は、液晶ディスプレイモジュールであり得るが、これに限定されない。例えば、発光ディスプレイモジュール、電気泳動ディスプレイモジュール、マイクロ発光ダイオードディスプレイモジュール、電子湿潤ディスプレイモジュール、または量子ドット発光ディスプレイモジュールなどのディスプレイモジュールであり得る。
【0033】
支持部材300は、パネルガイド200を支持しながら、ディスプレイモジュール100の背面を覆うことができる。また、支持部材300は、第1及び第2振動発生モジュール400、500を支持することができる。本明細書の実施例に係る支持部材300は、振動板の役割をすることができ、金属材質または金属合金材質を含むことができるが、これに限定されるものではない。例えば、支持部材300は、鉄(Fe)材質、アルミニウム(Al)材質、マグネシウム(Mg)合金材質、マグネシウムリチウム(Mg-Li)合金材質およびアルミニウム(Al)合金材質中のいずれか一つの材質からなり得、これに限定されるものではない。
【0034】
本明細書の実施例に係る支持部材300は、ディスプレイモジュール100の背面を支持する背面部(または後面部)310、および背面部310の端の領域(または縁の領域)に連結され、パネルガイド200を支持する側面部330を含むことができる。
【0035】
本明細書の実施例に係る支持部材300の背面部310は、ディスプレイモジュール100の背面を覆うように配置され、ディスプレイモジュール100を支持することができる。支持部材300の背面部310は、ディスプレイモジュール100のバックライト130を支持し、第1及び第2振動発生モジュール400、500を支持することができる。例えば、背面部310は、反射シート133の背面と接触することによって、第1及び第2振動発生モジュール400、500の振動によって発生する音振動をバックライト130の反射シート133に伝達する役割をすることができる。
【0036】
支持部材300の側面部330は、背面部310の端(または縁)から曲げてパネルガイド200を支持することができる。側面部330は、バックライト130の収納スペースを設け、バックライト130の収納スペースに収納(または支持)されたバックライト130の側面を囲むことができる。側面部330は、第1及び第2振動発生モジュール400、500によって背面部310に発生する音振動をパネルガイド200に伝達する役割をすることができる。
【0037】
本明細書の実施例に係るディスプレイ装置は、支持部材300の背面に配置されたシステム背面カバー600をさらに含むことができる。
【0038】
システム背面カバー(または後面カバー)600は、第1及び第2振動発生モジュール400、500が配置されたディスプレイモジュール100を収納して、ディスプレイモジュール100の側面を包むことができる。例えば、システム背面カバー600は、セットカバー、リアセットカバー、最外郭セットカバー、製品カバー、または最外郭製品カバーなどで表現することができるが、用語に限定されるものではない。
【0039】
図4を参照すると、本明細書の実施例によるディスプレイパネル110は、上部基板111、下部基板113、下部偏光部材115、及び上部偏光部材117を含むことができる。
【0040】
上部基板111は、第1基板または薄膜トランジスタのアレイ基板であって、複数のゲートラインおよび/または複数のデータラインによって交差する画素領域に形成された複数の画素を有する画素アレイ(または表示部または表示領域)をを含むことができる。複数の画素それぞれは、ゲートラインおよび/またはデータラインに接続した薄膜トランジスタ、薄膜トランジスタに接続した画素電極、および画素電極に隣接するように形成されて共通電圧が供給される共通電極を含むことができる。
【0041】
上部基板111は、第1端(または第1非表示部または第1縁の領域)に設けられたパッド部、及び第2端(または第2非表示部または第2縁の領域)に設けられたゲート駆動回路をさらに含むことができる。
【0042】
パッド部は、外部から供給される信号を画素アレイおよび/またはゲート駆動回路に供給することができる。例えば、パッド部は、複数のデータリンクラインを介して複数のデータラインと接続した複数のデータパッドおよび/またはゲート制御信号線を介してゲート駆動回路に接続した複数のゲート入力パッドを含むことができる。一例として、パッド部を含む上部基板111の第1端(または第1縁)は、下部基板113の第1端(また第1縁)に該当する側面から突出し、パッド部は、支持部材300に向かう背面方向に露出することができる。例えば、上部基板111の大きさは、下部基板113よりも大きい大きさを有することができるが、これに限定されるものではない。
【0043】
本明細書の実施例に係るゲート駆動回路は、複数のゲートラインと接続するように、上部基板111の第2端(または第2縁)に内蔵(または集積)することができる。例えば、ゲート駆動回路は、画素領域に設けられた薄膜トランジスタと同じ工程によって形成されるトランジスタを含むシフトレジスタで実現することができる。他の例に係るゲート駆動回路は、上部基板111に内蔵せずに集積回路形態で実現して、パネル駆動回路に含むこともできる。
【0044】
下部基板113は、第2基板またはカラーフィルタアレイ基板であって、上部基板111に形成された画素領域に重畳する開口領域を含むことができる画素パターン、および開口領域に形成されたカラーフィルター層を含むことができる。本明細書の実施例に係る下部基板113は、上部基板111よりも小さい大きさを有することができるが、これに限定されるものではない。例えば、下部基板113は、上部基板111の第1端(または第1縁)を除いた残りの部分と重畳することができる。下部基板113は、シーラント(sealant)によって液晶層を挟んで上部基板111の第1端(または第1縁)を除いた残りの部分と合着することができる。
【0045】
液晶層は、上部基板111および下部基板113の間に介在するもので、各画素ごとに画素電極に印加されるデータ電圧と共通電圧によって形成される電界によって液晶分子の配列方向が変化する液晶からなり得る。
【0046】
下部偏光部材115は、下部基板113の下面に付着してバックライト130から入射して液晶層に進行する光を偏光させることができる。
【0047】
上部偏光部材117は、上部基板111の上面に付着して上部基板111を透過して外部に放出される光を偏光させることができる。
【0048】
本明細書の実施例によるディスプレイパネル110は、各画素ごとに印加されるデータ電圧と共通電圧によって各画素ごとに形成される電界によって液晶層を駆動することにより、液晶層を透過する光に基づいて画像を表示することができる。
【0049】
本明細書の実施例によるディスプレイパネル110は、薄膜トランジスタのアレイ基板からなる上部基板111が映像表示面を構成するので、別途の機構物によって遮られる部分なしに前面全体が外部に露出することができる。
【0050】
本明細書の他の実施例によるディスプレイパネル110は、上部基板111が、カラーフィルタアレイ基板からなり、下部基板113が薄膜トランジスタのアレイ基板からなることができる。例えば、本明細書の他の実施例によるディスプレイパネル110は、本明細書の実施例によるディスプレイパネル110が上下反転した形態を有することができる。この場合、本明細書の他の実施例によるディスプレイパネル110のパッド部は、別途の機構物によって遮られ得る。
【0051】
本明細書の実施例に係るディスプレイモジュール100は、緩衝部材150をさらに含むことができる。緩衝部材150は、ディスプレイパネル110の側面を囲むように形成することができる。緩衝部材150は、ディスプレイパネル110の各側面と各角を覆うように形成することができる。緩衝部材150は、外部の衝撃からディスプレイパネル110の側面を保護またはディスプレイパネル110側面の光漏れを防止する役割を兼ねることができる。本明細書の実施例に係る緩衝部材150は、シリコン系または紫外線(UV)硬化系のシーリング剤(または樹脂(Resin))からなり得る。工程タクトタイム(Tact Time)を考慮する場合、緩衝部材150は、紫外線(UV)硬化系のシーリング剤からなり得る。また、本明細書の実施例に係る緩衝部材150は、有色、例えば、青色、赤色、シアン、または黒色であり得るが、これに限定されない。例えば、緩衝部材150は、側面の光漏れを防止するための着色樹脂または光遮断樹脂からなることができる。
【0052】
本明細書の実施例に係る緩衝部材150の上面の一部は、上部偏光部材117によって覆うことができる。この場合、上部偏光部材117は、緩衝部材150の前面の一部を覆うように、上部基板111の外側面と対応する面から長く延長して緩衝部材150の前面の一部に付着した延長部を含むことができる。緩衝部材150と上部基板111の間の接合面(または緩衝部材150と上部基板111の間の境界部)は、上部偏光部材117の延長部によって隠蔽されて、視聴者が位置したディスプレイ装置の前方に露出しないことが可能となる。緩衝部材150が形成されない場合、ディスプレイパネル110の前面は、別途の機構物によって遮られずにそのままディスプレイ装置の前方(FD)に露出するので、ディスプレイパネル110の側面の光漏れ現象が発生し得る。したがって、緩衝部材150は、ディスプレイ装置のベゼル幅を削除またはベゼル幅を最小限に抑えるため、ディスプレイパネル110の前面全体を前方(FD)に露出させる構造を有するディスプレイ装置でディスプレイパネル110の側面の光漏れ現象を防止して、ディスプレイパネル110の側面を保護するために構成することもできる。これに限らず、緩衝部材150は省略することもできる。
【0053】
バックライト130は、ディスプレイパネル110の背面に配置され、ディスプレイパネル110の背面に光を照射することができる。本明細書の実施例に係るバックライト130は、導光板131、光源部、反射シート133、および光学シート部135を含むことができる。
【0054】
導光板131は、ディスプレイパネル110と重畳するよう支持部材300上に配置し、少なくとも一つの側部に設けられた入光面を含むことができる。導光板131は、光透過性プラスチックまたはガラス材質を含むことができる。導光板131は、光源部から入光面を介して入射する光をディスプレイパネル110の方に進行(または出光)させることができる。例えば、導光板131は、光ガイド部材または平面光源などで表現することができるが、用語に限定されるものではない。
【0055】
光源部は、導光板131に設けられた入光面に光を照射することができる。光源部は、ディスプレイパネル110の第1端(または第1縁)と重畳するよう支持部材300に配置することができる。本明細書の実施例に係る光源部は、光源用印刷回路基板に実現して導光板131の入光面に光を照射する複数の発光ダイオード素子を含むことができる。
【0056】
反射シート133は、導光板131の背面を覆うように支持部材300に配置することができる。反射シート133は、導光板131から入射する光を導光板131の方に反射させることで光の損失を最小化することができる。
【0057】
光学シート部135は、導光板131の前面上に配置して導光板131から出光する光の輝度特性を向上させることができる。本明細書の実施例に係る光学シート部135は、下部拡散シート、下部プリズムシート、及び上部プリズムシートを含んでなり得る。例えば、光学シート部135は、下部拡散シート、下部プリズムシート、及び上部プリズムシートを含む一枚の層で構成することができる。これに限定されず、拡散シート、プリズムシート、二重輝度強化フィルム、及びレンチキュラーシートの中から一つ以上の積層の組み合わせからなったり、光の拡散と集光機能を有する一枚の複合シートからなることができる。
【0058】
パネルガイド200は、ディスプレイパネル110の背面の端の領域(または縁の領域)を支持することができる。パネルガイド200は、ディスプレイパネル110の背面の端の領域と重畳するよう支持部材300に支持または収納することができる。パネルガイド200は、ディスプレイパネル110の各側面の外部に突出しないように、ディスプレイパネル110の背面の端の領域(または縁の領域)の下に配置することができる。
【0059】
本明細書の実施例によるパネルガイド200は、パネル支持部210およびガイド側部230を含むことができる。例えば、パネルガイド200は、パネル支持部210とガイド側部230の結合構造によって、「┓」字または「┏」字形態の断面構造を有することができるが、形状に限定されるものではない。
【0060】
パネル支持部210は、ディスプレイパネル110の背面の端の領域(または縁の領域)と結合して支持部材300によって支持することができる。例えば、パネル支持部210は、ディスプレイパネル110の背面の端の領域(または縁の領域)を除いた残りの中間領域と重畳する開口部を有する四角帯形態を有することができるが、形状に限定されない。パネル支持部210は、ディスプレイパネル110の各側面の外部に突出しないように、ディスプレイパネル110の大きさと同じか小さい大きさを有することができる。例えば、パネル支持部210の開口部は、ディスプレイパネル110に設けられた画素アレイ(または表示部)と同じ大きさを有するか、大きい大きさを有することができる。
【0061】
パネル支持部210は、バックライト130の最上面、例えば光学シート部135の最上面と直接接触または光学シート部135の最上面から一定の距離で離隔することができる。
【0062】
ガイド側部230は、パネル支持部210に連結して支持部材300の側面を包むことができる。例えば、ガイド側部230は、パネル支持部210から支持部材300の側面の方に曲げて支持部材300の側面を囲むか支持部材300の側面によって囲むことができる。
【0063】
本明細書の実施例によるパネルガイド200は、プラスチック材質、金属材質、またはプラスチック材質と金属材質の混合材質からなることができるが、これに限定されるものではない。例えば、パネルガイド200は、第1及び第2振動発生モジュール400、500によって発生する音振動をディスプレイパネル110の端の領域(または縁の領域)に伝達する振動伝達部材の役割をすることができる。したがって、パネルガイド200は、ディスプレイパネル110の剛性を維持しながら、第1および第2振動発生モジュール400、500によって発生する音振動を損失することなく、ディスプレイパネル110に伝達することができる。例えば、パネルガイド200は、ディスプレイパネル110の剛性を維持しながら、第1および第2振動発生モジュール400、500によって発生する音振動をディスプレイパネル110に伝達するために、金属材質を含むことができるが、これに限定されるものではない。
【0064】
本明細書の実施例によるパネルガイド200は、第1連結部材250を介してディスプレイパネル110の背面の端の領域(または縁の領域)と結合することができる。
【0065】
第1連結部材250は、ディスプレイパネル110の背面の端の領域(または縁の領域)とパネルガイド200のパネル支持部210の間に介在して、ディスプレイパネル110をパネルガイド200に配置または連結することができる。本明細書の実施例に係る第1連結部材250は、アクリル系またはウレタン系の接着部材を含むことができるが、これに限定されるものではない。例えば、第1連結部材250は、パネルガイド200の振動がディスプレイパネル110によく伝達されるように、相対的に接着力に優れ、硬度が高い特性を有するアクリル系の接着部材を含むことができる。第1連結部材250は、アクリル系の接着層を有する両面フォーム接着パッドまたはアクリル系の接着樹脂硬化層を含むことができる。
【0066】
本明細書の実施例に係る第1連結部材250の前面は、ディスプレイパネル110の下部基板113または下部偏光部材115と結合することができる。第1連結部材250は、ディスプレイパネル110との接着力を向上させるために下部基板113の背面の端の領域(または縁の領域)と直接に結合することができる。この場合、第1連結部材250は、下部基板113の背面の端の領域(または縁の領域)に付着して下部偏光部材115の側面を囲むことにより、下部偏光部材115で発生する側面の光漏れを防止することができる。
【0067】
第1連結部材250は、一定の厚さ(または高さ)を有するように、ディスプレイパネル110とパネルガイド200の間に音伝達空間(STS)を設けることができる。本明細書の実施例に係る第1連結部材250は、パネルガイド200のパネル支持部210に4辺密閉型または閉ループ形態で形成することができるが、これに限定されるものではない。この場合、第1連結部材250は、パネルガイド200の開口部を挟んで互いに対向するディスプレイパネル110の最背面とバックライト130の最上面間に密閉された音伝達空間(STS)を設けることにより、音伝達空間(STS)に伝達される音圧の漏洩(または損失)を防止または最小限に抑えることができる。音伝達空間(STS)は、バックライト130の振動によって音圧が発生する音圧発生空間または音圧によるディスプレイパネル110の振動を円滑にするパネル振動空間の役割をすることができる。
【0068】
ディスプレイモジュール100の背面(または後面)は、第1領域及び第2領域を含むことができる。例えば、第1振動発生モジュール400は、ディスプレイモジュール100の背面の第1領域に対応する支持部材300に配置することができる。例えば、第1振動発生モジュール400は、第1振動発生装置410及び第2振動発生装置420を含むことができる。例えば、第2振動発生モジュール500は、ディスプレイモジュール100の背面の第2領域に対応する支持部材300に配置することができる。例えば、第2振動発生モジュール500は、第3振動発生装置510及び第4振動発生装置520を含むことができる。第1及び第2振動発生モジュール400、500それぞれの位置は、ディスプレイモジュール100の第1方向(X)(または横方向)を基準に対称または非対称に配置することができる。例えば、第1および第2振動発生モジュール400、500それぞれの位置は、ディスプレイモジュール100の第1方向(X)(または横方向)を基準にすると、ディスプレイモジュール100の中央を中心に対称または非対称に配置することができる。
【0069】
図1~
図4を参照すると、第1および第2振動発生モジュール400、500は、支持部材300に配置することができる。第1及び第2振動発生モジュール400、500は、支持部材300に配置され、ディスプレイモジュール100の領域を振動させることができる。
【0070】
第1振動発生モジュール400は、支持部材300に形成される第1フォーミング部371に構成することができる。第1フォーミング部371は、第1振動発生モジュール400を支持することができる。第1振動発生モジュール400は、第1プレート351をさらに含むことができる。例えば、第1フォーミング部371上に第1プレート351を配置することができる。第1プレート351は、第1振動発生モジュール400の振動板であり得る。例えば、第1プレート351は、鉄(Fe)材質、アルミニウム(Al)材質、マグネシウム(Mg)合金材質、マグネシウムリチウム(Mg-Li)合金材質、アルミニウム(Al)合金材質、およびステンレス鋼(Stainless steel)中のいずれか一つの材質からなることができるが、これに限定されるものではない。第1プレート351は、第1振動発生モジュール400の振動による熱を放出することができる放熱部材であり得る。支持部材300と、第1プレート351の間には、第1接着部材513を配置することができる。接着部材513によって支持部材300と、第1振動発生モジュール400を付着することができる。例えば、接着部材513は、片面テープ、片面粘着パッド、片面粘着ギャップパッド、片面接着フォームパッド、両面テープ、両面粘着パッド、両面粘着ギャップパッド、両面粘着フォームパッド、またはボンドなどを含むことができるが、これに限定されるものではない。
【0071】
第1プレート351上には、第1振動発生装置410及び第2振動発生装置420を配置することができる。第1振動発生装置410及び第2振動発生装置420は、圧電複合層を含む圧電複合体で構成することができ、これについては
図14~
図18を参照して、後述する。
【0072】
第1振動発生モジュール400は、ディスプレイモジュール100の背面領域(または後面領域)のうち、第1領域、例えば、左側背面領域を振動させて音響をディスプレイパネル110の前方(FD)に出力することができる。例えば、第1振動発生モジュール400は、信号によって振動すると、第1振動発生モジュール400の振動による支持部材300の左側の領域を振動させて、第1振動発生モジュール400と支持部材300の間のギャップ空間(GS)(または音放出空間)に音圧を発生させることで、ディスプレイモジュール100の第1領域を振動させて、第1音響(S1)及び第2音響(S2)を発生させることができる。例えば、第1振動発生モジュール400は、電流または電圧によって振動すると、第1振動発生モジュール400の振動による第1領域の振動によってギャップ空間(GS)に音圧が発生し得る。この音圧によるバックライト130の振動によって音伝達空間(STS)に音圧が発生し、音伝達空間(STS)に発生する音圧によるディスプレイパネル110の振動によって発生する第1音響(S1)及び第2音響(S2)がディスプレイパネル110の前方(FD)に出力することができる。したがって、第1振動発生モジュール400の振動によって発生する音波は、ディスプレイモジュール100に直接に伝達(または伝播)されることで、第1音響(S1)及び第2音響(S2)の音圧特性と音質が向上し得る。第1音響(S1)は、第1振動発生装置410によって出力され、低音域帯の音響であり得る。第2音響(S2)は、第2振動発生装置420によって出力し、中音域帯、または中高音域帯の音響であり得る。低音域帯は200Hz以下であり得、中音域帯は200Hz以上3kHz以下であり得、高音域帯は3kHz以上であり得るが、これに限定されるものではない。例えば、第1振動発生モジュール400は、80Hz~40kHzまたは150Hz~40kHzの周波数領域で音響を出力することができる。
【0073】
第2振動発生モジュール500は、支持部材300に形成される第2フォーミング部372に構成することができる。第2フォーミング部372は、第2振動発生モジュール500を支持することができる。第2振動発生モジュール500は、第2プレート352をさらに含むことができる。例えば、第2フォーミング部372上に第2プレート352を配置することができる。第2プレート352は、第2振動発生モジュール500の振動板であり得る。例えば、第2プレート352は、鉄(Fe)材質、アルミニウム(Al)材質、マグネシウム(Mg)合金材質、マグネシウムリチウム(Mg-Li)合金材質、アルミニウム(Al)合金材質、およびステンレス鋼(Stainless steel)のいずれかの材質からなり得るが、これに限定されるものではない。第2プレート352は、第2振動発生モジュール500の振動による熱を放出することができる放熱部材であり得る。支持部材300と第2プレート352の間には、接着部材513を配置することができる。接着部材513によって支持部材300と第2振動発生モジュール500を付着することができる。例えば、接着部材513は、片面テープ、片面粘着パッド、片面粘着ギャップパッド、片面接着フォームパッド、両面テープ、両面粘着パッド、両面粘着ギャップパッド、両面粘着フォームパッド、またはボンドなどを含むことができるが、これに限定されるものではない。
【0074】
第1フォーミング部371及び第2フォーミング部372は、振動発生モジュール700の厚さ(または高さ)によるディスプレイ装置の厚さ(または高さ)の増加を減らすか、または最小限に抑え、ディスプレイ装置のスリム化のために、支持部材300から凹に、または凸に形成することができる。しかし、この形状に限定されるものではない。例えば、第1フォーミング部371及び第2フォーミング部372は、四角形または円形で構成することができるが、形状に限定されるものではない。第1フォーミング部371及び第2フォーミング部372は、ディスプレイモジュール100の背面と向き合う支持部材300の前面から四角形態を有するように凹に形成することができる。第1フォーミング部371及び第2フォーミング部372は、ディスプレイモジュール100の背面に向かう前面方向とは反対の背面方向に沿って支持部材300から突出することにより、第1プレート351に凹に形成することができる。例えば、第1フォーミング部371及び第2フォーミング部372は、溝部、凹部、凸部、陰刻部、収容部、収納部、または剛性補強部であることがでるがき、用語に限定されるものではない。
【0075】
第1フォーミング部371及び第2フォーミング部372は、プレスフォーミングまたはプレス成形で形成することができ、これに限定されるものではない。例えば、支持部材300をパターニングまたは化学的エッチング、NC加工(例えば、数値制御工作機による加工)、穴あけ加工、またはレーザー加工などを通じて形成することができるが、これに限定されるものではない。
【0076】
他の例としては、第1フォーミング部371及び第2フォーミング部372は、第1振動発生モジュール400及び第2振動発生モジュール500を囲むように配置することができる。例えば、第1フォーミング部371及び第2フォーミング部372は、パーティションであり得る。パーティションは、音響を発生させたり、音響を伝達するエアギャップまたは空間であり得る。第1振動発生モジュール400及び第2振動発生モジュール500によってディスプレイパネル110が振動するときの音響が発生するエアギャップ(air gap)または空間(space)であり得る。例えば、パーティションは音響を分離またはチャンネルを分離することができ、音響の干渉によるクリアでない音響を防止または軽減することができる。パーティションは、エンクロージャ(enclosure)またはバッフル(baffle)ともいうことができるが、用語に限定されない。第1フォーミング部371及び第2フォーミング部372が、パーティションの場合、パーティションと一体化した振動発生モジュールを実現することができる長所がある。
【0077】
第2プレート352上に第2振動発生モジュール500を配置することができる。例えば、第2プレート352上に第3振動発生装置510と第4振動発生装置520を配置することができる。第3振動発生装置510と第4振動発生装置520は、圧電複合層を含む圧電複合体で構成することができ、これについては
図14~
図19を参照して、後述する。本明細書の実施例に係る第1及び第2振動発生モジュール400、500は、フィルム型トランスデューサ(transducer)、音響発生モジュールは、音響発生装置、フィルムアクチュエータ、フィルム型圧電複合体アクチュエータ、フィルムスピーカー、フィルム型圧電スピーカー、またはフィルム型圧電複合体スピーカーであり得るが、用語に限定されない。
【0078】
第2振動発生モジュール500は、ディスプレイモジュール100の背面領域のうち、第2領域、例えば、右側背面領域を振動させて音響をディスプレイパネル110の前方(FD)に出力することができる。第2振動発生モジュール500は、第3振動発生装置510および第4振動発生装置520を含むことができる。例えば、第2振動発生モジュール500は、音響信号によって振動すると、第2振動発生モジュール500の振動による支持部材300の右側の領域を振動させて、第2振動発生モジュール500と支持部材300の間のギャップ空間(GS)(または音放出空間)に音圧を発生させることで、ディスプレイモジュール100の第2領域を振動させて、第1音響(S1)及び第2音響(S2)を発生させることができる。例えば、第2振動発生モジュール500が、電流または電圧によって振動すると、第2振動発生モジュール500の振動による第2領域の振動によってギャップ空間(GS)に音圧が発生することができる。この音圧によってバックライト130の振動によって音伝達空間(STS)に音圧が発生し、音伝達空間(STS)に発生する音圧によってディスプレイパネル110の振動によって発生する第1音響(S1)及び第2音響(S2)がディスプレイパネル110の前方(FD)に出力することができる。したがって、第2振動発生モジュール500の振動によって発生する音波は、ディスプレイモジュール100に直接に伝達(または伝播)されることで、第1音響(S1)及び第2音響(S2)の音圧の特性と音質を向上することができる。第1音響(S1)は、第3振動発生装置510によって出力され、低音域帯の音響であり得る。第2音響(S2)は、第4振動発生装置520によって出力され、中音域帯、または中高音域帯の音響であり得る。低音域帯は200Hz以下であり得、中音域帯は200Hz以上3kHz以下であり得、高音域帯は3kHz以上であり得るが、これに限定されるものではない。例えば、第2振動発生モジュール500は、80Hz~40kHzまたは150Hz~40kHzの周波数領域で音響を出力することができる。
【0079】
図2を参照すると、第1振動発生モジュール400と第2振動発生モジュール500は、支持部材300に配置することができる。第1振動発生モジュール400と第2振動発生モジュール500は、非対称に配置することができる。例えば、第1振動発生モジュール400と第2振動発生モジュール500は、ディスプレイモジュール100の第1方向(X)(または横方向)を基準に非対称に配置することができる。例えば、第1振動発生モジュール400と第2振動発生モジュール500は、ディスプレイモジュール100の第1方向(X)(または横方向)を基準にすると、ディスプレイモジュール100の中央を中心に非対称に配置することができる。第1振動発生装置410及び第2振動発生装置420は、ディスプレイモジュール100の第1方向(X)(または横方向)を基準として、第3振動発生装置510および第4振動発生装置520と非対称に配置することができる。例えば、第2振動発生装置420および第4振動発生装置520は、第1振動発生装置410及び第3振動発生装置510より支持部材300の端(または縁)に配置することができる。例えば、支持部材300の端(または縁)に行くほど、中音域帯または中高音域帯の音響を出力する第2振動発生装置420および第4振動発生装置520を配置することができる。例えば、第1振動発生装置410及び第3振動発生装置510は、第2振動発生装置420および第4振動発生装置520より支持部材300の中央に配置することができる。例えば、支持部材300の中央に行くほど低音域帯を出力する第1振動発生装置410及び第3振動発生装置510を配置することができる。
【0080】
図3を参照すると、第1振動発生モジュール400と第2振動発生モジュール500は、支持部材300に配置することができる。第1振動発生モジュール400と第2振動発生モジュール500は、対称に配置することができる。例えば、第1振動発生モジュール400と第2振動発生モジュール500は、ディスプレイモジュール100の第1方向(X)(または横方向)を基準として、ディスプレイモジュール100の中央を中心に対称に配置することができる。例えば、第1振動発生モジュール400と第2振動発生モジュール500は、ディスプレイモジュール100の第1方向(X)(または横方向)を基準にすると、ディスプレイモジュール100の中央を中心に対称に配置することができる。第2振動発生装置420および第4振動発生装置520は、第1振動発生装置410及び第3振動発生装置510とディスプレイモジュール100の中央を中心に対称に配置することができる。例えば、第1振動発生装置410及び第3振動発生装置510は、第1音響(S1)を出力することができ、第2振動発生装置420および第4振動発生装置520は、第2音響(S2)を出力することができる。第1音響(S1)は、低音域帯の音響であり得、第2音響(S2)は、中音域帯または中高音域帯の音響であり得る。
【0081】
したがって、本明細書の実施例に係る振動発生モジュールは、互いに異なる音域帯を出力する少なくとも二つの振動発生装置が支持部材300のフォーミング部371、372によって構造化することにより、互いに異なる音域帯を出力することができるディスプレイ装置を提供することができる。
【0082】
図5は、本明細書の実施例に係る支持部材の背面を示した図である。
【0083】
図5を参照すると、本明細書の実施例に係る支持部材300の背面は、第1フォーミング部371及び第2フォーミング部372を含むことができる。第1フォーミング部371及び第2フォーミング部372には、
図2及び
図3で説明した振動発生モジュールを配置することができる。
【0084】
支持部材300の端(または縁)に沿って、第5及び第6振動発生装置430、530を配置することができる。例えば、支持部材300の背面領域は、ディスプレイモジュール100の端(または縁)と対応または重畳することができる。例えば、第5振動発生装置430は、ディスプレイモジュール100の第1背面領域に対応する支持部材300の背面の端の領域(または縁の領域)に配置することができる。例えば、第6振動発生装置530は、ディスプレイモジュール100の第2背面領域に対応する支持部材300の背面の端の領域(または縁の領域)に配置することができる。第5及び第6振動発生装置430、530は、
図2及び
図4で説明したように、プレート上に構成することもできる。
【0085】
第5振動発生装置430は、ディスプレイモジュール100の端の領域(または縁の領域)のうち、第1端領域(または左側の端の領域または第1縁領域)を振動させて音響をディスプレイパネル110の側面に出力することができる。第6振動発生装置530は、ディスプレイモジュール100の端の領域(または 縁の領域)のうち、第2端領域(または右側の端の領域または第2縁領域)を振動させて音響をディスプレイパネル110の側面に出力することができる。例えば、第5振動発生装置430及び第6振動発生装置530それぞれに発生する音響は高音域帯であり得る。高音域帯は3kHz以上であり得るが、これに限定されるものではない。したがって、第5振動発生装置430及び第6振動発生装置530の振動によって発生する音波は、ディスプレイモジュール100に直接に伝達(または伝播)されることで音響の音圧特性と音質を向上することができる。
【0086】
図6は、本明細書の実施例に係るディスプレイ装置を示す図である。
【0087】
図4及び
図6を参照すると、第1および第2振動発生モジュール400、500は、ディスプレイモジュール100の背面領域および側面領域に配置することができる。第1及び第2振動発生モジュール400、500は、背面領域を振動させ、ディスプレイパネル110の側面(または側壁)に音響を出力することができる。例えば、第1および第2振動発生モジュール400、500が、信号によって振動するとき、システム背面カバー600と支持部材300の間の空間に第1音響経路(SP1)が形成され、第1音響経路(SP1)は、システム背面カバー600の側面の方に放射(または出力)することができる。システム背面カバー600と支持部材300の間で発生する第1音響経路(SP1)は、システム背面カバー600の側面の方に放射(または出力)され、第2音響経路(SP2)によって、ディスプレイパネル110の前面方向に出力することができる。例えば、第1および第2振動発生モジュール400、500の振動によって発生する音響は、ディスプレイモジュール100の背面領域に配置される振動発生装置によって低中高音域帯を出力することができる。例えば、第1および第2振動発生モジュール400、500の振動によって発生する音響は、ディスプレイモジュール100の側面領域に配置される振動発生装置によって高音域帯を出力することができる。したがって、第1および第2振動発生モジュール400、500の振動によって発生する音響または音波は、ディスプレイパネル110の前面方向に出力または側面方向に放射(または出力)して、ディスプレイモジュール100に伝達(または伝播)することで音響の音圧特性と音質を向上することができる。
【0088】
したがって、本明細書の実施例に係るディスプレイ装置は、ディスプレイ装置内に内在化することができる振動発生装置を構成して、低音域帯、中音域帯、および高音域帯の音響を出力することができる振動発生装置を提供することができる。
【0089】
図7は、本明細書の他の実施例に係る振動発生モジュールを示した図である。
図8は、本明細書の他の実施例に係る振動発生モジュールを示した図である。
図9は、
図1に示した線I-I’の他の断面図である。
【0090】
図7及び
図8を参照すると、本明細書の他の実施例による第1及び第2振動発生モジュール400、500は、反射シート133上に配置することができる。例えば、第1振動発生モジュール400は、ディスプレイモジュールの背面に対応する反射シート133の背面に配置することができる。例えば、第2振動発生モジュール500は、ディスプレイモジュールの背面に対応する反射シート133の背面に配置することができる。第1及び第2振動発生モジュール400、500に対する内容は、
図2~
図4を参照して、説明した内容と同じなので、ここでは説明を省略する。
【0091】
図7を参照すると、第1振動発生モジュール400と第2振動発生モジュール500は、反射シート133に配置することができる。第1振動発生モジュール400と第2振動発生モジュール500は、対称に配置することができる。
【0092】
図8を参照すると、第1振動発生モジュール400と第2振動発生モジュール500は、反射シート133に配置することができる。第1振動発生モジュール400と第2振動発生モジュール500は、非対称に配置することができる。
【0093】
図9を参照すると、第1振動発生モジュール400と第2振動発生モジュール500は、反射シート133と支持部材300の間に配置することができる。第1振動発生モジュール400と第2振動発生モジュール500は、反射シート133、導光板131、および光学シート部135を振動板で実現することができる。
【0094】
第1振動発生モジュール400は、ディスプレイモジュール100の背面領域のうち、第1背面領域に対応する反射シート133の背面に配置することができる。第1振動発生モジュール400は、ディスプレイモジュール100の背面領域のうち、第1領域、例えば、左側背面領域を振動させて音響をディスプレイパネル110の前方(FD)に出力することができる。例えば、第1振動発生モジュール400は、信号によって振動すると、第1振動発生モジュール400の振動によるディスプレイモジュール100の左側の領域を振動させて、第1振動発生モジュール400と支持部材300の間のギャップ空間(GS)(または音放出空間)に音圧を発生させることで、ディスプレイモジュール100の第1領域を振動させて、第1音響(S1)及び第2音響(S2)を発生させることができる。例えば、第1振動発生モジュール400が信号によって振動すると、第1振動発生モジュール400の振動による第1領域の振動によってギャップ空間(GS)に音圧を発生することができる。この音圧によって反射シート133を含むバックライト130の振動によって音伝達空間(STS)に音圧が発生し、音伝達空間(STS)に発生する音圧によってディスプレイパネル110の振動によって発生する第1音響(S1)及び第2音響(S2)がディスプレイパネル110の前方(FD)に出力することができる。したがって、第1振動発生モジュール400の振動によって発生する音波は、ディスプレイモジュール100に直接に伝達(または伝播)することで、第1音響(S1)及び第2音響(S2)の音圧特性と音質を向上することができる。第1音響(S1)は、第1振動発生装置410によって出力され、低音域帯の音響であり得る。第2音響(S2)は、第2振動発生装置420によって出力され、中音域帯または中高音域帯の音響であり得る。低音域帯は200Hz以下であり得、中音域帯は200Hz以上3kHz以下であり得、高音域帯は3kHz以上であり得るが、これに限定されるものではない。これに対する説明は、第2振動発生モジュール500でも同様であるので、説明を省略する。例えば、第2振動発生モジュール500は、ディスプレイモジュール100の背面領域のうち、第2背面領域に対応する反射シート133の背面に配置することができる。
【0095】
反射シート133と第1プレート351の間に、接着部材513を配置することができる。接着部材513によって反射シート133と、第1振動発生モジュール400を付着することができる。例えば、接着部材513は、片面テープ、片面粘着パッド、片面粘着ギャップパッド、片面接着フォームパッド、両面テープ、両面粘着パッド、両面粘着ギャップパッド、両面粘着フォームパッド、またはボンドなどを含むことができるが、これに限定されるものではない。
【0096】
他の例としては、第1振動発生モジュール400は、第1プレート351を省略することができる。この場合、反射シート133の背面に接着部材によって第1振動発生モジュール400を付着することができ、接着部材は、第1振動発生モジュール400と同じ大きさで配置することができる。接着部材は、前記接着部材513と同じ材質で構成することができるが、これに限定されるものではない。
【0097】
図10は、本明細書の他の実施例に係る支持部材の背面を示した図である。
【0098】
図10を参照すると、本明細書の実施例に係る支持部材300の背面は、第1フォーミング部371及び第2フォーミング部372を含むことができる。第1フォーミング部及び第2フォーミング部には、
図2、
図3、
図7、及び
図8で説明した振動発生モジュールを配置することができる。
【0099】
支持部材300の端(または縁)に沿って、第5及び第6振動発生装置430、530を配置することができる。例えば、支持部材300の背面領域は、ディスプレイモジュール100の端(または縁)と対応または重畳することができる。例えば、第5振動発生装置430は、ディスプレイモジュールの第1背面領域に対応する支持部材300の背面の端の領域(または縁の領域)に配置することができる。例えば、第6振動発生装置530は、ディスプレイモジュールの第2背面領域に対応する支持部材300の背面の端の領域(または縁の領域)に配置することができる。
【0100】
第5振動発生装置430は、第3プレート353上に配置することができ、第6振動発生装置530は、第4プレート354上に配置することができる。第3プレート353及び第4プレート354は、省略することができる。例えば、第5振動発生装置430及び第6振動発生装置530は、支持部材300の一方の側部(または一方の側部壁)および他方の側部(他方の側部壁)の端(または縁)に沿って配置することができる。
【0101】
第5振動発生装置430は、ディスプレイモジュール100の端の領域のうち、第1端領域(または左側の端の領域または第1縁領域)を振動させて音響をディスプレイパネル110の側面に出力することができる。第6振動発生装置530は、ディスプレイモジュール100の端の領域(または縁の領域)のうち、第2端領域(または右側の端の領域または第2縁領域)を振動させて音響をディスプレイパネル110の側面に出力することができる。例えば、第5振動発生装置430及び第6振動発生装置530の音響は、高音域帯であり得る。高音域帯は3kHz以上であり得るが、これに限定されるものではない。したがって、第5振動発生装置430及び第6振動発生装置530の振動によって発生する音波は、ディスプレイモジュール100に直接に伝達(または伝播)されることで音響の音圧特性と音質が向上することができる。
【0102】
第1フォーミング部371の一方の側部には、第1ホール371sを配置することができる。第2フォーミング部372の一方の側部には、第2ホール372sを配置することができる。例えば、第1ホール371s及び第2ホール372sは、支持部材300の端(または縁)と第1及び第2振動発生モジュール400、500の間の空間に連通した複数のホールであり得る。第1ホール371s及び第2ホール372sは、支持部材300に対するパターニング工程または穿孔工程によって形成することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第1ホール371s及び第2ホール372sは、支持部材300と、第1および第2振動発生モジュール400、500の間での音響の反射特性を向上させることができるので、高音域帯の音響を向上させることができる。
【0103】
図11は、本明細書の他の実施例に係るディスプレイ装置を示す図である。
【0104】
図9及び
図11を参照すると、第1および第2振動発生モジュール400、500は、ディスプレイモジュール100の背面領域および側面領域に配置することができる。第1及び第2振動発生モジュール400、500は、ディスプレイモジュール100の背面領域を振動させ、ディスプレイパネル110の側面方向に音響を出力することができる。例えば、第1および第2振動発生モジュール400、500が、信号に応答して振動するとき、第1および第2振動発生モジュール400、500の振動により支持部材300の背面方向に第3音響経路(SP3)が発生し得る。例えば、第1および第2振動発生モジュール400、500と支持部材300の間のギャップ空間(GS)(または音放出空間)に音圧を発生させることで、ディスプレイモジュール100の第3音響経路(SP3)は、支持部材300の背面に発生することができる。
【0105】
例えば、パネルガイド200は、溝部200sをさらに含むことができる。溝部200sはスリットまたはホールであり得るが、用語に限定されるものではない。パネルガイド200の溝部200sは、ディスプレイモジュール100の側面に配置された第1及び第2振動発生モジュール400、500の振動によって音響が側面方向または前面方向に出力されるようにすることができる。パネルガイド200の溝部200sを介してディスプレイモジュール100の側面に第4音響経路(SP4)が発生し、第4音響経路(SP4)がパネルガイド200の側面から放射され、第5音響経路(SP5)になり、第5音響経路(SP5)によりディスプレイパネル110の前面方向に音響を出力することができる。例えば、第4音響経路(SP4)は、パネルガイド200のガイド側部230から放射することができる。第1及び第2振動発生モジュール400、500の振動によって発生する音響は、ディスプレイモジュール100の背面領域に配置される振動発生装置によって低中高音域帯を出力することができる。例えば、第1および第2振動発生モジュール400、500の振動によって発生する音響は、ディスプレイモジュール100の側面領域に配置される振動発生装置によって高音域帯を出力することができる。したがって、第1および第2振動発生モジュール400、500の振動によって発生する音響または音波は、ディスプレイパネル110の前面方向に出力されたり側面方向に放射されて、ディスプレイモジュール100に伝達(または伝播)されることで音響の音圧特性と音質を向上することができる。
【0106】
したがって、本明細書の実施例に係るディスプレイ装置は、ディスプレイ装置内に内在化することができる振動発生装置を構成して、低音域帯、中音域帯、および高音域帯の音響を出力することができる振動発生装置を提供することができる。
【0107】
図12は、本明細書の実施例に係るディスプレイ装置の分解図である。
【0108】
図12を参照すると、支持部材300の背面には、第1フォーミング部371及び第2フォーミング部372を構成することができる。第1フォーミング部371上には第1プレート351を配置することができる。例えば、第1フォーミング部371は、第1プレート351を収容することができる。第1フォーミング部371および、第1プレート351の間には、第1接着部材513を配置することができる。第1プレート351上には、第1振動発生装置410及び第2振動発生装置420を配置することができる。例えば、第1振動発生装置410及び第2振動発生装置420は、第1フォーミング部371に収容することができる。第1フォーミング部371の一方の側部には、第1ホール371sをさらに含むことができる。支持部材300の一方の側部の端(または縁)には、第1溝部301sをさらに配置することができる。第1溝部301sはスリットであり得るが、用語に限定されるものではない。例えば、支持部材300の一方の側部の端は、ディスプレイモジュール100の第1背面領域の端(または縁)に対応または重畳することができる。第1溝部301sには、第5振動発生装置430を配置することができる。例えば、ディスプレイモジュール100の第1背面領域の端(または縁)に対応する支持部材300の端(または縁)に第5振動発生装置430を配置することができる。
【0109】
第2フォーミング部372上には、第2プレート352を配置することができる。例えば、第2フォーミング部372は、第2プレート352を収容することができる。第2プレート352上には、第3振動発生装置510および第4振動発生装置520を配置することができる。例えば、第3振動発生装置510および第4振動発生装置520は、第2フォーミング部372に収容することができる。第2フォーミング部372及び第2プレート352の間には、第2接着部材514を配置することができる。第2フォーミング部372の一方の側部には、第2ホール372sをさらに含むことができる。支持部材300の他方の側部の端(または縁)には、第2溝部302sを配置することができる。第2溝部302sはスリットであり得るが、用語に限定されるものではない。例えば、支持部材300の一方の側部の端(または縁)は、ディスプレイモジュール100の第2背面領域の端(または縁)に対応または重畳することができる。第2溝部302sには、第6振動発生装置530を配置することができる。例えば、ディスプレイモジュール100の第2背面領域の端(または縁)に対応する支持部材300の端(または縁)に第6振動発生装置530を配置することができる。
【0110】
したがって、本明細書の実施例に係る振動発生モジュールは、支持部材の背面に互いに異なる音域帯を出力する二つの振動発生装置を構成することで、低中高音域帯を出力することができるディスプレイ装置を提供することができる。支持部材の背面の端(または縁)には、高音域帯を出力する振動発生装置をさらに構成することにより、高音域帯の音圧がより強化されたディスプレイ装置を提供することができる。
【0111】
【0112】
図13A~
図13Fを参照すると、支持部材の背面を示した図であり、フォーミング部に配置することができる振動発生装置を説明する。
【0113】
図13Aを参照すると、支持部材300の背面には、第1フォーミング部371及び第2フォーミング部372を構成することができる。第1フォーミング部371及び第2フォーミング部372は、ディスプレイモジュール100の背面領域に対応することができる。第1フォーミング部371は、ディスプレイモジュール100の背面領域のうち左側背面領域に対応することができる。例えば、第1フォーミング部371は、ディスプレイモジュール100の背面領域のうち、第1背面領域に対応することができる。第2フォーミング部372は、ディスプレイモジュール100の背面領域のうちの右側背面領域に対応することができる。例えば、第2フォーミング部372は、ディスプレイモジュール100の背面領域のうち、第2背面領域に対応することができる。第1フォーミング部371には、互いに異なる音域帯を出力する二つ以上の振動発生装置を含む第1振動発生モジュールを配置することができる。例えば、第1振動発生モジュールは、第1振動発生装置および第2振動発生装置を含むことができる。第1振動発生モジュールは、低中音域帯の音響を出力することができる。第1振動発生モジュールは、ディスプレイモジュール100の中央から端(または縁)に行くほど音域帯が増加するように構成することができる。例えば、第1振動発生モジュールは、ディスプレイモジュール100の横方向を基準にディスプレイモジュール100の中央からディスプレイモジュール100の端(または縁)に行くほど、異なる音域帯を有するように構成することができる。第1振動発生モジュールは、支持部材300の中央から端(または縁)に行くほど音域帯が増加するように構成することができる。例えば、第1振動発生モジュールは、ディスプレイモジュール100の背面に配置される低音域帯の第1振動発生装置およびディスプレイモジュール100の背面に配置される中音域帯の第2振動発生装置を含むことができる。例えば、第1振動発生モジュールは、支持部材300の中央に配置される低音域帯の第1振動発生装置および支持部材300の端(または縁)に配置される中音域帯の第2振動発生装置を含むことができる。例えば、第1振動発生モジュールは、第1フォーミング部371の横方向を基準に右側から左側に行くほど音域帯が増加するように構成することができる。他の例としては、第1振動発生モジュールは、低中高音域帯の音響を出力することができる。第1振動発生モジュールは、支持部材300の中央から端(または縁)に行くほど音域帯が増加するように構成することができる。例えば、第1振動発生モジュールは、ディスプレイモジュール100の背面に配置される低音域帯の第1振動発生装置およびディスプレイモジュール100の背面に配置される中音域帯の第2振動発生装置を含むことができる。例えば、第1振動発生モジュールは、支持部材300の中央に配置される低音域帯の第1振動発生装置および支持部材300の端(または縁)に配置される中高音域帯の第2振動発生装置を含むことができる。例えば、第1振動発生モジュールは、第1フォーミング部371の横方向を基準に右側から左側に行くほど音域帯が増加するように構成することができる。
【0114】
第2フォーミング部372には、互いに異なる音域帯を出力する二つ以上の振動発生装置を含む第2振動発生モジュールを配置することができる。第2振動発生モジュールは、第3振動発生装置および第4振動発生装置を含むことができる。例えば、第2振動発生モジュールは、低中音域帯の音響を出力することができる。第2振動発生モジュールは、支持部材300の中央から端(または縁)に行くほど音域帯が増加するように構成することができる。例えば、第2振動発生モジュールは、ディスプレイモジュール100の横方向を基準にディスプレイモジュール100の中央からディスプレイモジュール100の端(または縁)に行くほど、異なる音域帯を有するように構成することができる。例えば、第2振動発生モジュールは、ディスプレイモジュール100の背面に配置される低音域帯の第3振動発生装置およびディスプレイモジュール100の背面に配置される中音域帯の第4振動発生装置を含むことができる。例えば、第2振動発生モジュールは、支持部材300の中央に低音域帯の第3振動発生装置および支持部材300の端(または縁)に配置される中音域帯の第4振動発生装置を含むことができる。例えば、第2振動発生モジュールは、第2フォーミング部372の横方向を基準として左側から右側に行くほど音域帯が増加するように構成することができる。他の例としては、第2振動発生モジュールは、低中高音域帯の音響を出力することができる。第2振動発生モジュールは、支持部材300の中央から端(または縁)に行くほど音域帯が増加するように構成することができる。例えば、第2振動発生モジュールは、ディスプレイモジュール100の背面に配置される低音域帯の第3振動発生装置およびディスプレイモジュール100の背面に配置される中音域帯の第4振動発生装置を含むことができる。例えば、第2振動発生モジュールは、支持部材300の中央に配置される低音域帯の第3振動発生装置および支持部材300の端(または縁)に配置される中高音域帯の第4振動発生装置を含むことことができる。例えば、第2振動発生モジュールは、第2フォーミング部372の横方向を基準として左側から右側に行くほど音域帯が増加するように構成することができる。
【0115】
第1フォーミング部371に配置される第1振動発生モジュールは、第2フォーミング部372に配置される第2振動発生モジュールと非対称に構成することができる。例えば、第1フォーミング部371に配置される第1振動発生モジュールは、支持部材300の中央に配置される低音域帯の第1振動発生装置および支持部材300の端(または縁)に配置される中音域帯または中高音域帯の第2振動発生装置を含むことができる。第2フォーミング部372に配置される第2振動発生モジュールは、支持部材300の中央に配置される低音域帯の第3振動発生装置および支持部材300の端(または縁)に配置される中音域帯または中高音域帯の第4振動発生装置を含むことができる。これに限らず、第1フォーミング部371に配置される第1振動発生モジュールは、第2フォーミング部372に配置される第2振動発生モジュールと対称に構成することができる。例えば、第1フォーミング部371に配置される第1振動発生モジュールは、支持部材300の中央に配置される低音域帯の第1振動発生装置および支持部材300の端(または縁)に配置される中音域帯または中高音域帯の第2振動発生装置を含むことができる。第2フォーミング部372に配置される第2振動発生モジュールは、支持部材300の中央に配置される中音域帯または中高音域帯の第4振動発生装置および支持部材300の端(または縁)に配置される低音域帯の第3振動発生装置を含むことができる。
【0116】
したがって、フォーミング部に互いに異なる音域帯を出力する二つ以上の振動発生装置を含む振動発生モジュールをモジュール化して構成することができるので、ディスプレイモジュールの背面に配置される振動発生モジュールの配置自由度を向上することができる。
【0117】
第1フォーミング部371及び第2フォーミング部372のそれぞれに互いに異なる音域帯を出力する二つ以上の振動発生装置を含む振動発生モジュールを構成し、第1フォーミング部371及び第2フォーミング部372は、それぞれの振動発生モジュールのパーティションであり得る。パーティションにより、音響およびチャネルの分離によって鮮明な音響を提供することができる。そして、第1フォーミング部371及び第2フォーミング部372のそれぞれに振動発生モジュールとパーティションをモジュール化して構成することができるので、振動発生モジュールの配置自由度を向上することができる。
【0118】
本明細書の実施例に係る表示装置は、第1フォーミング部371の一方の側部に配置される突出部および突出部の一方の側部に配置される第1ホール371sをさらに含むことができる。本明細書の実施例に係る表示装置は、第2フォーミング部372の一方の側部に配置される突出部および突出部の一方の側部に配置される第2ホール372sをさらに含むことができる。第1ホール371s及び第2ホール372sは、支持部材300と振動発生モジュールの間での音響の反射特性を向上させることができるので、高音域帯の音響をさらに向上させることができる。これに限らず、フォーミング部の突出部およびホールは省略することができる。
【0119】
図13Aを参照すると、支持部材300の一方の側部の端(または縁)に配置される第1溝部301sおよび支持部材300の他方の側部の端(または縁)に配置される第2溝部302sを含むことができる。例えば、第1溝部301s及び第2溝部302sは、第1フォーミング部371及び第2フォーミング部372の中央に配置することができる。例えば、第1溝部301s及び第2溝部302sは、支持部材300の中央に配置することができる。例えば、第1溝部301s及び第2溝部302sは、支持部材300の背面の中央に配置することができる。第1溝部301s及び第2溝部302sには、第5振動発生装置および第6振動発生装置を配置することができる。これにより高音域帯の音響をさらに向上させることができる。第1~第6振動発生装置は、
図1~
図12で説明した振動発生装置を配置することができる。
【0120】
図13Bを参照すると、支持部材300の背面には、第1フォーミング部471及び第2フォーミング部472を構成することができる。第1フォーミング部471には、互いに異なる音域帯を出力する二つ以上の振動発生装置を含む第1振動発生モジュールを配置することができる。第2フォーミング部472には、互いに異なる音域帯を出力する二つ以上の振動発生装置を含む第2振動発生モジュールを配置することができる。第1フォーミング部471及び第2フォーミング部472は、第1ホール371s及び第2ホール372sを省略することができる。
図13Aのように、第1フォーミング部471及び第2フォーミング部472は、第1ホール371s及び第2ホール372sを配置する突出部を省略することができる。突出部のない第1フォーミング部471の体積は、突出部がある第1フォーミング部371の体積よりも大きくすることができる。例えば、第1フォーミング部471または第2フォーミング部472の体積に該当する周波数は702Hzであり得る。例えば、
図13Aの第1フォーミング部371または第2フォーミング部372の体積に該当する周波数は590Hzであり得る。したがって、突起部のない
図13Bで構成する場合の周波数が突出部がある
図13Aの周波数よりも大きいことがあり得る。したがって、第1フォーミング部または第2フォーミング部の大きさによって周波数が異なり得る。残りの構成は、
図13Aと同じなので、ここでは説明を省略する。
【0121】
図13Cを参照すると、支持部材300の背面には、第1フォーミング部571、第2フォーミング部572、第3フォーミング部581、及び第4フォーミング部582を構成することができる。第1フォーミング部571及び第3フォーミング部581は、ディスプレイモジュール100の背面領域のうち左側背面領域に対応することができる。例えば、第1フォーミング部571及び第3フォーミング部581は、ディスプレイモジュール100の背面領域のうち、第1背面領域に対応することができる。第2フォーミング部572及び第4フォーミング部582は、ディスプレイモジュール100の背面領域のうちの右側背面領域に対応することができる。例えば、第2フォーミング部572及び第4フォーミング部582は、ディスプレイモジュール100の背面領域のうち、第2背面領域に対応することができる。第1~第4フォーミング部571、572、581、582のそれぞれには、異なる音域帯を有する振動発生装置を構成することができる。例えば、第1~第4フォーミング部に配置される振動発生装置は、ディスプレイモジュール100の横方向を基準にディスプレイモジュール100の中央からディスプレイモジュール100の端(または縁)に行くほど、異なる音域帯を有するように構成することができる。例えば、第1フォーミング部571及び第2フォーミング部572には、中音域帯または中高音域帯の振動発生装置を配置することができる。例えば、第3フォーミング部581及び第4フォーミング部582には、低音域帯の振動発生装置を配置することができる。他の例としては、第1フォーミング部571及び第4フォーミング部582には、中音域帯または中高音域帯の振動発生装置を配置することができる。例えば、第2フォーミング部572及び第3フォーミング部581には、低音域帯の振動発生装置を配置することができる。第1~第4フォーミング部571、572、581、582は、同じ大きさで構成することができるが、これに限定されるものではない。
【0122】
本明細書の実施例によると、第1~第4フォーミング部571、572、581、582のそれぞれに振動発生装置を構成し、第1~第4フォーミング部571、572、581、582それぞれは、振動発生装置のパーティションであり得る。パーティションにより、音響およびチャネルの分離によって鮮明な音響を提供することができる。そして、第1~第4フォーミング部571、572、581、582のそれぞれに振動発生装置とパーティションをモジュール化して構成することができるので、振動発生装置の配置の自由度を向上することができる。
【0123】
本明細書の実施例に係る表示装置は、支持部材300の一方の側部の端(または縁)に配置される第1溝部301sおよび支持部材300の他方の側部の端(または縁)に配置される第2溝部302sを含むことができる。例えば、第1溝部301s及び第2溝部302sは、第1~第4フォーミング部571、572、581、582の中央に配置することができる。例えば、第1溝部301s及び第2溝部302sは、支持部材300の中央に配置することができる。例えば、第1溝部301s及び第2溝部302sは、支持部材300の背面の中央に配置することができる。第1溝部301s及び第2溝部302sには、第5振動発生装置および第6振動発生装置を配置することができる。これにより高音域帯の音響をさらに向上させることができる。
【0124】
図13Aのように、第1~第4フォーミング部571、572、581、582にホールをさらに構成することができる。これにより、高音域帯の音響をさらに向上させることができる。
【0125】
図13Dを参照すると、支持部材300の背面には、第1フォーミング部671、第2フォーミング部672、第3フォーミング部681、及び第4フォーミング部682を構成することができる。第1フォーミング部671、第2フォーミング部672、第3フォーミング部681、及び第4フォーミング部682は、ディスプレイモジュール100の背面領域に対応することができる。例えば、第1フォーミング部671及び第3フォーミング部681は、ディスプレイモジュール100の背面領域のうち左側背面領域に対応することができる。例えば、第1フォーミング部671及び第3フォーミング部681は、ディスプレイモジュール100の背面領域のうち、第1背面領域に対応することができる。第2フォーミング部672及び第4フォーミング部682は、ディスプレイモジュール100の背面領域のうちの右側背面領域に対応することができる。例えば、第2フォーミング部672及び第4フォーミング部682は、ディスプレイモジュール100の背面領域のうち、第2背面領域に対応することができる。第1~第4フォーミング部671、672、681、682のそれぞれには、音域帯が、異なる振動発生装置を構成することができる。例えば、第1~第4フォーミング部に配置する振動発生装置は、ディスプレイモジュール100の横方向を基準にディスプレイモジュール100の中央からディスプレイモジュール100の端(または縁)に行くほど、異なる音域帯を有するように構成することができる。例えば、第1フォーミング部671及び第2フォーミング部672には、中音域帯または中高音域帯の振動発生装置を配置することができる。例えば、第3フォーミング部681及び第4フォーミング部682には、低音域帯の振動発生装置を配置することができる。他の例としては、第1フォーミング部671及び第4フォーミング部682には、中音域帯または中高音域帯の振動発生装置を配置することができる。例えば、第2フォーミング部672及び第3フォーミング部681には、低音域帯の振動発生装置を配置することができる。
【0126】
本明細書の実施例によると、第1~第4フォーミング部671、672、681、682のそれぞれに振動発生装置を構成し、第1~第4フォーミング部671、672、681、682が、それぞれの振動発生装置のパーティションであり得る。パーティションによって音響およびチャンネルの分離によって鮮明な音響を提供することができる。そして、第1~第4フォーミング部671、672、681、682のそれぞれに振動発生装置を配置し、第1~第4フォーミング部671、672、681、682をパーティションで構成して、振動発生装置およびパーティションをモジュール化して構成することができるので、振動発生装置の配置の自由度を向上することができる。
【0127】
第1~第4フォーミング部671、672、681、682の大きさは、同一または互いに異なるように構成することができる。例えば、低音域帯の振動発生装置を配置する第3フォーミング部681及び第4フォーミング部682の大きさは、中音域帯または中高音域帯の振動発生装置を配置する第1フォーミング部671及び第2フォーミング部672の大きさよりも大きく設定することができる。これに限らず、第1~第4フォーミング部671、672、681、682の大きさは同じにすることができる。例えば、低音域帯の振動発生装置を配置する第3フォーミング部681及び第4フォーミング部682の大きさが、中音域帯または中高音域帯の振動発生装置を配置する第1フォーミング部671及び第2フォーミング部672の大きさよりも大きい場合、振動面積および空気の体積が増加するので、低音域帯の音圧がさらに向上することができる。
【0128】
本明細書の実施例に係る表示装置は、支持部材300の一方の側部の端(または縁)に配置される第1溝部301sと支持部材300の他方の側部の端(または縁)に配置される第2溝部302sを含むことができる。例えば、第1溝部301s及び第2溝部302sは、第1~第4フォーミング部671、672、681、682の中央に配置することができる。例えば、第1溝部301s及び第2溝部302sは、支持部材300の中央に配置することができる。第1溝部301s及び第2溝部302sには、第5振動発生装置および第6振動発生装置を配置することができる。これにより高音域帯の音響をさらに向上させることができる。
【0129】
図13Eを参照すると、支持部材300の背面には、第1フォーミング部771、第2フォーミング部772、及び第3フォーミング部780を構成することができる。第1フォーミング部771、第2フォーミング部772、及び第3フォーミング部780は、ディスプレイモジュール100の背面領域に対応することができる。例えば、第1フォーミング部771は、ディスプレイモジュール100の背面領域のうち左側背面領域に対応することができる。例えば、第1フォーミング部771は、ディスプレイモジュール100の背面領域のうち、第1背面領域に対応することができる。第2フォーミング部772は、ディスプレイモジュール100の背面領域のうちの右側背面領域に対応することができる。例えば、第2フォーミング部772は、ディスプレイモジュール100の背面領域のうち、第2背面領域に対応することができる。第3フォーミング部780は、ディスプレイモジュール100の背面領域のうちの中央領域に対応することができる。第1~第3フォーミング部771、772、780のそれぞれには、音域帯が異なる振動発生装置を構成することができる。例えば、第1~第3フォーミング部に配置する振動発生装置は、ディスプレイモジュール100の横方向を基準にディスプレイモジュール100の中央からディスプレイモジュール100の端(または縁)に行くほど、異なる音域帯を有するように構成することができる。例えば、第1フォーミング部771及び第2フォーミング部772には、中音域帯または中高音域帯の振動発生装置を配置することができる。例えば、第3フォーミング部780には、低音域帯の振動発生装置を配置することができる。
【0130】
本明細書の実施例によると、第1~第3フォーミング部771、772、780のそれぞれに振動発生装置を構成し、第1~第3フォーミング部771、772、780が、それぞれの振動発生装置のパーティションであり得る。パーティションによって音響およびチャンネルの分離によって鮮明な音響を提供することができる。そして、第1~第3フォーミング部771、772、780のそれぞれに振動発生装置とパーティションをモジュール化して構成することができるので、振動発生装置の配置の自由度を向上することができる。例えば、第1~第3フォーミング部771、772、780のそれぞれに振動発生装置を構成し、第1~第3フォーミング部771、772、780をパーティションとして構成して振動発生装置とパーティションをモジュール化して構成することができるので、振動発生装置の配置の自由度を向上することができる。
【0131】
第1~第3フォーミング部771、772、780の大きさは、同一または異なるように構成することができる。例えば、低音域帯の振動発生装置を配置する第3フォーミング部780の大きさは、中音域帯または中高音域帯の振動発生装置を配置する第1フォーミング部771及び第2フォーミング部772の大きさよりも大きく設定することができる。これに限らず、第1~第3フォーミング部771、772、780の大きさは同じにすることができる。例えば、低音域帯の振動発生装置を配置する第3フォーミング部780の大きさが、中音域帯または中高音域帯の振動発生装置を配置する第1フォーミング部771及び第2フォーミング部772の大きさよりも大きい場合、低音域帯の音圧をさらに向上させることができる。
【0132】
本明細書の実施例に係る表示装置は、支持部材300の一方の側部の端(または縁)に配置される第1溝部301sおよび支持部材300の他方の側部の端(または縁)に配置される第2溝部302sを含むことができる。例えば、第1溝部301s及び第2溝部302sは、第1~第3フォーミング部771、772、780の中央に配置することができる。例えば、第1溝部301s及び第2溝部302sは、支持部材300の中央に配置することができる。第1溝部301s及び第2溝部302sには、第5振動発生装置および第6振動発生装置を配置することができる。これにより高音域帯の音響をさらに向上させることができる。
【0133】
図13Fを参照すると、支持部材300の背面には、第1フォーミング部890を構成することができる。第1フォーミング部890は、ディスプレイモジュール100の背面領域に対応することができる。第1フォーミング部890には、音域帯が異なる振動発生モジュールを構成することができる。例えば、第1フォーミング部890には、中音域帯または中高音域帯の振動発生装置および低音域帯の振動発生装置を含む振動発生モジュールを配置することができる。他の例としては、第1フォーミング部890には、中音域帯の振動発生装置、高音域帯の振動発生装置、および低音域帯の振動発生装置を含む振動発生モジュールを配置することができる。
【0134】
例えば、振動発生モジュールは、支持部材300の右側から左側に行くほど音域帯が増加するように構成することができる。振動発生モジュールは、支持部材300の右側に配置される低音域帯の振動発生装置および左側に配置される中音域または中高音域帯の振動発生装置を含むことができる。他の例としては、振動発生モジュールは、支持部材300の右側に配置される低音域帯の振動発生装置、左側に配置される高音域帯の振動発生装置、および低音域帯の振動発生装置と高音域帯の振動発生装置の間に配置される中音域帯の振動発生装置を含むことができる。
【0135】
他の例としては、振動発生モジュールは、支持部材300の左側から右側に行くほど音域帯が増加するように構成することができる。振動発生モジュールは、支持部材300の左側に配置される低音域帯の振動発生装置および右側に配置される中音域または中高音域帯の振動発生装置を含むことができる。他の例としては、振動発生モジュールは、支持部材300の左側に配置される低音域帯の振動発生装置、右側に配置される高音域帯の振動発生装置、および低音域帯の振動発生装置と高音域帯の振動発生装置の間に配置される中音域帯の振動発生装置を含むことができる。
【0136】
本明細書の実施例によると、第1フォーミング部890に音域帯が異なる二つ以上の振動発生装置を含む振動発生モジュールを構成し、第1フォーミング部890が振動発生モジュールのパーティションであり得る。パーティションにより、音響およびチャネルの分離によって鮮明な音響を提供することができる。そして、第1フォーミング部890に振動発生モジュールとパーティションをモジュール化して構成することができるので、振動発生モジュールの配置の自由度を向上させることができる。
【0137】
そして、
図13A~
図13Eに示すように、本明細書の実施例に係る表示装置は、支持部材300の一方の側部の端(または縁)に配置される第1溝部および支持部材300の他方の側部の端(または縁)に配置される第2溝部をさらに含むことができる。例えば、第1溝部および第2溝部は、第1フォーミング部890の中央に配置することができる。例えば、第1溝部および第2溝部は、支持部材300の中央に配置することができる。例えば、第1溝部および第2溝部は、支持部材300の背面の中央に配置することができる。第1溝部および第2溝部には、第5振動発生装置および第6振動発生装置を配置することができる。これにより高音域帯の音響をさらに向上させることができる。
【0138】
そして、
図13C~
図13Fで、本明細書の実施例に係る表示装置は、フォーミング部の一方の側部に配置された突出部および突出部の一方の側部に配置されるホールをさらに含むことができる。
【0139】
したがって、第1フォーミング部に互いに異なる音域帯を出力する二つ以上の振動発生装置を含む振動発生モジュールをモジュール化して構成することができるので、ディスプレイモジュールの背面に配置される振動発生モジュールの配置の自由度を向上することができる。
【0140】
図14は、本明細書の実施例に係る振動発生装置を示した図である。
図15は、
図14に示した線II-II’の断面図である。
【0141】
図14及び
図15を参照すると、本明細書の実施例に係る第1及び第2振動発生モジュール400、500は、圧電複合層(PCL)、第1電極23、及び第2電極24を含むことができる。
【0142】
圧電複合層(PCL)は、複数の第1部分21、及び複数の第1部分21の間にそれぞれ配置された複数の第2部分22を含むことができる。
【0143】
本明細書の実施例に係る第1及び第2振動発生モジュール400、500は、複数の第1部分21と、複数の第2部分22を含むことができる。例えば、複数の第1部分21は、圧電特性を有することができ、複数の第2部分22は、第1部分21の耐衝撃性を補完し、柔軟性を有することができる。
【0144】
本明細書の実施例に係る複数の第1部分21のそれぞれは、無機物質部で構成することができる。無機物質部は、電気活性物質(Electro Active Material)を含むことができる。電気活性物質は、外力によって結晶構造に圧力またはねじれ現象が作用しながら陽(+)イオンと陰(-)イオンの相対的な位置の変化に伴う誘電分極によって電位差が発生し、逆に印加される電圧による電界によって振動が発生する特性を有する。
【0145】
本明細書の実施例に係る複数の第1部分21のそれぞれは、電界による圧電効果(piezoelectric effect)(または圧電特性)によって振動する無機物質または圧電物質を含むことができる。例えば、複数の第1部分21のそれぞれは、電気活性部、無機物質部、圧電物質部、または振動部などで表現することができるが、これに限定されるものではない。
【0146】
本明細書の実施例に係る複数の第1部分21のそれぞれは、相対的に高い振動実現が可能なセラミック系の物質で構成するか、またはペロブスカイト(perovskite)系の結晶構造を有する圧電セラミックスで構成することができる。ペロブスカイト結晶構造は、圧電および逆圧電効果を有し、配向性を有する構造であり得る。ペロブスカイト結晶構造は、ABO3の化学式で表され、Aは2価の金属元素からなり、Bは4価の金属元素からなることができる。一例としては、ABO3の化学式で、AおよびBはカチオンであり得、Oはアニオンであり得る。例えば、PbTiO3、PbZrO3、BaTiO3、およびSrTiO3のうちの少なくとも一つを含むことができるが、これに限定されるものではない。
【0147】
ペロブスカイト結晶構造は、外部応力または磁場によって中央イオン、例えば、PbTiO3の場合、Tiイオンの位置が変動して分極(polarization)が変化して圧電効果を発生することができる。例えば、ペロブスカイト結晶構造は、外部応力または磁場によって対称(symmetric)構造であるキュービック(cubic)形状から対称ではない(unsymmetric)構造の四角形(tetragonal)、直方形(orthorhombic)、および菱形(rhombohedral)などの形状に変わることにより、圧電効果を発生することができる。対称ではない構造を有する四角形(tetragonal)および菱形(rhombohedral)のモルフォトロピック境界領域(Morphotropic Phase Boundary)で分極が高く、分極の再配列が容易なので、高い圧電特性を有することができる。
【0148】
一例として、複数の第1部分21のそれぞれに構成される無機物質部は、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、チタン(Ti)、亜鉛(Zn)、ニッケル(Ni)、およびニオブ(Nb)のうち1種以上を含むことができるが、これに限定されるものではない。
【0149】
他の例としては、複数の第1部分21のそれぞれに構成される無機物質部は、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、及びチタン(Ti)を含むPZT(lead zirconate titanate)系物質、または鉛(Pb)、亜鉛(Zn)、ニッケル(Ni)、およびニオブ(Nb)を含むPZNN(lead zirconate nickel niobate)系物質を含むことができるが、これに限定されるものではない。また、無機物質部は、鉛(Pb)を含まないCaTiO3、BaTiO3、およびSrTiO3のうちの少なくとも一つを含むことができるが、これに限定されるものではない。
【0150】
本明細書の実施例に係る複数の第2部分22のそれぞれは、有機物質部で構成することができ、第1部分21の無機物質部の間を埋めるように配置することができる。有機物質部は、無機物質部の間に配置することによって無機物質部(または第1部分)に印加される衝撃を吸収することができ、無機物質部に集中するストレス(stress)をリリーシング(releasing)して、第1および第2振動発生モジュール400、500の全体の耐久性を向上させることができ、また、振動発生モジュール500に柔軟性を提供することができる。第1及び第2振動発生モジュール400、500は、柔軟性を有することにより、ディスプレイパネル110の形状とマッチングする形状で曲がることができる。
【0151】
複数の第2部分22のそれぞれは、複数の第1部分21の間に配置することができる。複数の第1部分21と、複数の第2部分22のそれぞれは、同一平面(または同じ層)に互いに並んで配置(または配列)することができる。複数の第2部分22のそれぞれは、隣接する2つの第1部分21の間のギャップを埋めるように構成することにより、隣接する第1部分21と連結または接着する。これにより、第1及び第2振動発生モジュール400、500は、第2部分22によって第1部分21の単位格子内のリンクによる振動エネルギーが増加することができるので、振動が増加することができ、圧電特性とフレキシビリティ(flexibility)を確保することができる。そして、第1及び第2振動発生モジュール400、500は、一方の側部を基準に、長さ方向(X)に沿って、第2部分22と、第1部分21を同一平面上で交互に配置することで、単一層構造を有する大面積複合体フィルム(または有無機複合体フィルム)を構成することができ、大面積複合体フィルムは薄い厚さを有するので、ディスプレイ装置の厚さを増加されないことができる。第1及び第2振動発生モジュール400、500は、一つのフィルムで実現してスリム化が可能なので、駆動電圧の上昇を軽減または防止することができる。また、本明細書の実施例に係る第1及び第2振動発生モジュール400、500は、無機物質部および有機物質部含み、薄いフィルム形態で実現することができるので、ディスプレイ装置を構成する他の部品および/または機構物に干渉されず、ディスプレイ装置に一体化または装着することができる。これにより、第1および第2振動発生モジュール400、500は、本明細書の実施例に係るディスプレイ装置に一体化または内在化することができる。
【0152】
複数の第2部分22のそれぞれは、多角形態のパターンを含むことができる。複数の第2部分22のそれぞれは、複数の第1部分21の間に配置することができる。複数の第1部分21と、複数の第2部分22のそれぞれは、同一平面(または同一層)に互いに並んで配置(または配列)することができる。複数の第2部分22のそれぞれは、隣接した2つの第1部分21の間のギャップを埋めるように構成することにより、隣接した第1部分21と連結または接着することができる。例えば、複数の第2部分22のそれぞれは、所定の第2幅(d2)を有するラインパターンであり得、第1部分21を間に置いて互いに並んで配置することができる。複数の第2部分22のそれぞれは、製造工程で発生する工程誤差(または許容誤差)の範囲内ですべて同じ大きさ、例えば幅、面積、または体積を有することができる。
【0153】
第2部分22の大きさは、第1部分21の大きさと同じか異なることができる。例えば、第1部分21と第2部分22それぞれの大きさは、第1および第2振動発生モジュール400、500の振動特性および/または柔軟性などの要求条件によって設定することができる。
【0154】
本明細書の実施例に係る複数の第2部分22のそれぞれは、第1部分21に比べ、低いモジュラス(modulus)と粘弾性を有することにより、脆性特性によって衝撃に脆弱な第1部分21の信頼性を向上させることができる。例えば、ディスプレイパネル110を振動させるための第1及び第2振動発生モジュール400、500は、耐衝撃性と高剛性を有する場合、最大の振動特性を有することができる。第1及び第2振動発生モジュール400、500が耐衝撃性と高剛性を有するために、複数の第2部分22のそれぞれは、相対的に高い減衰比(damping factor)(tanδ)と相対的に高い剛性(stiffness)特性を有する物質で構成することができる。例えば、複数の第2部分22のそれぞれは、0.1~1[Gpa]の減衰比(tanδ)と0~10[Gpa]の剛性特性を有する物質で構成することができる。また、減衰比(tanδ)と剛性特性は、損失係数とモジュラスの相関関係でも説明することができ、この場合、複数の第2部分22のそれぞれは、0.01~1の損失係数と1~10[Gpa]のモジュラスを有する物質で構成することができる。
【0155】
複数の第2部分22のそれぞれに設定される有機物質部は、第1部分21の無機物質部と比較して柔軟な特性を有する有機物質または有機ポリマーで構成することができる。例えば、複数の第2部分22のそれぞれは、有機物質、有機ポリマー、有機圧電物質、または有機非圧電物質を含むことができる。例えば、複数の第2部分22のそれぞれは、フレキシビリティを有する接着部、伸縮部、曲げ部、ダンピング部、または軟性部などで表現することができるが、これに限定されるものではない。
【0156】
本明細書の実施例に係る有機物質部は、有機圧電材料および有機非圧電材料のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0157】
有機圧電物質を含む有機物質部は、無機物質部(または第1部分)に印加される衝撃を吸収することにより、第1及び第2振動発生モジュール400、500の全体の耐久性を向上させることができ、一定レベルの圧電特性を提供することができる。本明細書の実施例に係る有機圧電物質は、電気活性特性を有する有機材料であり得る。例えば、PVDF(Polyvinylidene fluoride)、ベータ-PVDF(β-Polyvinylidene fluoride)およびPVDF-TrFE(Polyvinylidene-trifluoroethylene)のうちの少なくとも一つを含むことができるが、これに限定されるものではない。
【0158】
有機非圧電物質を含む有機物質部は、硬化性樹脂組成物及びこれを含む接着剤で構成することにより無機物質部(または第1部分)に印加される衝撃を吸収することにより、第1及び第2振動発生モジュール400、500全体の耐久性を向上させることができる。本明細書の実施例に係る有機非圧電物質は、エポキシ系ポリマー、アクリル系ポリマー、およびシリコン系ポリマーのうちの少なくとも一つを含むことができるが、これに限定されるものではない。
【0159】
一例としては、有機非圧電物質を含む有機物質部は、第1および第2振動発生モジュール400、500に要求される高剛性の特性のために、エポキシ樹脂および無機物質部との付着性のために付着増進剤を含むことができる。例えば、付着増進剤は、リン酸系などであり得る。有機物質部は、熱硬化および光硬化のうちの少なくとも一つの硬化方法によって硬化することができる。有機物質部の硬化時、溶剤の揮発による有機物質部の収縮によって、第1および第2振動発生モジュール400、500の厚さの均一性が低下することを防止するために、無溶剤(solvent free)タイプのエポキシ樹脂を用いることができる。
【0160】
また、有機非圧電物質を含む有機物質部は、第1および第2振動発生モジュール400、500の高剛性以外に、ダンピング(damping)特性のために、補強剤をさらに含むことができる。例えば、補強剤は、コアシェルタイプ(core shell type)のMBS(Methylmethacrylate-Butadiene-styrene)などであり得、補強剤の含有量は、5~40wt%であり得る。例えば、補強剤は、コアシェルタイプの弾性体であり、シェル部分はアクリル系ポリマーのようなエポキシ樹脂と高い結合力を有することにより、振動発生モジュール500の耐衝撃性またはダンピング特性を向上させることができる。
【0161】
したがって、圧電複合層(PCL)は、無機物質からなり、圧電特性を有する第1部分21と、有機物質からなりフレキシビリティを有する第2部分22が交互に繰り返して連結することにより、薄いフィルム形態を有することができる。これにより、圧電複合層(PCL)は、ディスプレイパネル110の形状と対応して曲げることができ、ディスプレイパネル110の振動によって設定された振動特性および音響特性を実現できる大きさを有することができる。例えば、第1部分21の大きさ及び第2部分22の大きさは、圧電特性および柔軟性によって設定することができる。例えば、柔軟性よりも圧電特性を必要とするディスプレイ装置では、第1部分21の大きさを第2部分22の大きさよりも大きく設定することができる。他の例としては、圧電特性よりも柔軟性を必要とするディスプレイ装置では、第2部分22の大きさを第1部分21の大きさよりも大きく設定することができる。したがって、ディスプレイ装置で要求される特性によって、圧電複合層(PCL)を調節できるので、圧電複合層(PCL)の設計が容易であるという長所がある。
【0162】
第1電極23は、圧電複合層(PCL)の第1面(または前面)上に配置することができる。本明細書の実施例に係る第1電極23は、透明導電性物質、半透明導電性物質、または不透明導電性物質からなることができる。例えば、透明または半透明の導電性物質は、ITO(indium tin oxide)またはIZO(indium zinc oxide)を含むことができるが、これに限定されるものではない。不透明導電性物質は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、金(Au)、銀(Ag)、モリブデン(Mo)、またはマグネシウム(Mg)などを含むか、またはこれらの合金からなることができるが、これに限定されるものでではない。
【0163】
第2電極24は、圧電複合層(PCL)の第1面と反対の第2面(または背面または後面)上に配置することができる。本明細書の実施例に係る第2電極24は、透明導電性物質、半透明導電性物質、または不透明導電性物質からなることができる。例えば、第2電極24は、第1電極23と同一の物質からなることができる。
【0164】
本明細書の実施例に係る第1及び第2振動発生モジュール400、500は、第1保護層25及び第2保護層26をさらに含むことができる。
【0165】
第1保護層25は、第1電極23上に配置され、圧電複合層(PCL)の第1面または第1電極23を保護することができる。例えば、第1保護層25は、PI(polyimide)フィルムまたはPET(polyethyleneterephthalate)フィルムであり得るが、これに限定されるものではない。
【0166】
第2保護層26は、第2電極24上に配置され、圧電複合層(PCL)の第2面または第2電極24を保護することができる。例えば、第2保護層26は、PI(polyimide)フィルムまたはPET(polyethyleneterephthalate)フィルムであり得るが、これに限定されるものではない。
【0167】
複数の第1部分21のそれぞれは、第1方向(X)と平行な第1広さ(d1)を有しながら、第2方向(Y)と平行な長さを有することができる。複数の第2部分22のそれぞれは、第1広さ(d1)と同じ第2広さ(d2)を有しながら、第2方向(Y)と平行な長さを有することができる。例えば、第1部分21と第2部分22は、互いに同一の大きさを有するライン形態またはストライプ形態を含むことができるが、これに限定されるものではない。
【0168】
したがって、本明細書の実施例に係る圧電複合層(PCL)は、互いに同一の大きさを有する第1部分21と第2部分22が同一平面に交互に繰り返して配置(または連結)されることにより、単一または一つの薄いフィルム形態を有することができ、振動特性を有する第1部分21によって上下方向に振動することができ、柔軟性を有する第2部分22によって曲面形態に曲げることができる。本明細書の実施例に係る圧電複合層(PCL)は、第1部分21と第2部分22の側面結合(または連結)によって所望の大きさまたは長さに拡張することができる。例えば、本明細書の実施例に係る振動発生モジュールは、第1部分21と第2部分22が配置された圧電複合体であり得る。他の例としては、本明細書の実施例に係る振動発生モジュールは、第1部分21と第2部分22が配置され、第1電極23及び第2電極24を含むことができる。他の例としては、本明細書の実施例に係る振動発生モジュールは、第1部分21と第2部分22が配置され、第1電極23及び第2電極24と、第1保護層25及び第2保護層26を含むことができる。
【0169】
したがって、本明細書の実施例に係るディスプレイ装置の第1および第2振動発生モジュール400、500は、無機物質部(第1部分)および有機物質部(第2部分)を同一層に配置することで、無機物質部に伝達される衝撃を有機物質部によって吸収することができ、これにより、外部からディスプレイ装置に加わる衝撃による無機物質部の破損および破損による振動性能低下(または音響性能の低下)を最小化または防止することができる。
【0170】
また、本明細書の実施例に係るディスプレイ装置の第1および第2振動発生モジュール400、500は、ペロブスカイト結晶構造を有する圧電セラミックスを含むことにより、外部から印加された電気信号に応答して振動(または機械的変位)することができる。例えば、振動発生モジュール500は、無機物質部(第1部分)に交流電圧が印加されると、無機物質部が逆圧電効果によって収縮と膨張を交互に繰り返すことにより、曲がる方向が交互に変わる曲げ現象によって振動することができ、このような振動を介してディスプレイパネル110を振動させることで、音響またはハプティックフィードバックを使用者に提供することができる。
【0171】
したがって、本明細書の実施例に係る第1及び第2振動発生モジュール400、500は、電気信号によって振動して、ディスプレイパネル110を振動させることができる。一例として、第1及び第2振動発生モジュール400、500は、ディスプレイパネル110に表示される映像と同期する信号によって振動して、ディスプレイパネル110を振動して音響を発生させることができる音響発生装置であり得る。別の例として、第1及び第2振動発生モジュール400、500は、ディスプレイパネル110上に配置するか、またはディスプレイパネル110に内蔵したタッチパネル(またはタッチセンサー層)に対する使用者のタッチに同期するハプティックフィードバック信号(または触覚フィードバック信号)によって振動して、ディスプレイパネル110を振動させることができるハプティック装置であり得る。例えば、第1および第2振動発生モジュール400、500は、ディスプレイパネル110を振動して、使用者の操作によるフィードバックを出力するハプティック装置であり得る。これにより、ディスプレイパネル110は、第1及び第2振動発生モジュール400、500の振動によって振動して音響およびハプティックフィードバックのうちの少なくとも一つ以上を使用者(または視聴者)に提供することができる。
【0172】
図16Aは、
図14の振動発生モジュールの両端(または両縁)が上方に反った状態を示す図である。
図16Bは、
図14の振動発生モジュールの両端(または両縁)が下方に反った状態を示す図である。
【0173】
図16A及び
図16Bを参照すると、本明細書の実施例に係る圧電複合層(PCL)を含む圧電複合体は、複数の第1部分21のそれぞれが印加される信号による電界によって振動することにより、第1長さ方向(X)の両端(または両縁)(EP)が上方(+Z)に反ったり下方(-Z)に反ることができる。この場合、複数の第1部分21の間に充たされるか配置された複数の第2部分22のそれぞれが、柔軟性を有することで圧電複合層(PCL)の両端(または両縁)(EP)が上方(+Z)または下方(-Z)に曲がっても、第1部分21である無機物質部の破損または性能低下が発生しないことができる。したがって、本明細書の実施例に係る圧電複合体を含む第1および第2振動発生モジュール400、500を有するディスプレイ装置は、フレキシブルディスプレイ装置、例えば、所定の曲率半径で曲がったカーブ・ド・ディスプレイ装置(curved display apparatus)に適用することができるが、これに限定されるものではない。例えば、螺旋形態で巻き取りまたは巻き出す巻かれるローラーブルディスプレイ装置(rollable display apparatus)、ベンダブルディスプレイ装置(bendable display apparatus)、または手首に巻く形態のウェアラブルディスプレイ装置(wearable display apparatus)などに使用することができる。ベンダブルディスプレイ装置は、エッジ曲げディスプレイ装置、ベゼル曲げディスプレイ装置、またはアクティブ曲げディスプレイ装置であり得るが、これに限定されるものではない。
【0174】
図17は、本明細書の他の実施例に係る振動発生モジュールを示す図である。
【0175】
図17を参照すると、本明細書の他の実施例による圧電複合層(PCL)は、円形態を有することができる。例えば、圧電複合層(PCL)は、互いに離隔した複数の第1部分21、及び複数の第1部分21のそれぞれを囲む第2部分22を含むことができる。
【0176】
複数の第1部分21のそれぞれは、円板形態を有することができる。複数の第1部分21のそれぞれは、前述したような振動特性を有する無機物質部で構成されるので、これに対する重複説明は省略する。
【0177】
第2部分22は、複数の第1部分21の間に配置するか、または充たして、複数の第1部分21のそれぞれの側面を囲むことができる。第2部分22は、前述したような柔軟性を有する有機材料部で構成されるので、これに対する重複説明は省略する。第2部分22は、複数の第1部分21の間に柔軟性を提供することで圧電複合層(PCL)、または第1および第2振動発生モジュール400、500が複数の第1部分21の間々の変形に対応して2次元または3次元形態の多様な形態に変形することができるようにすることができる。
【0178】
複数の第1部分21のそれぞれは、円板形態以外に、多様な形態を有することができる。例えば、複数の第1部分21のそれぞれは、楕円形態、多角形態、またはドーナツ形態を有することができるが、これに限定されるものではない。
【0179】
そして、複数の第1部分21のそれぞれが微細な円形態、楕円形態、多角形態、またはドーナツ形態などを含む点形態を有することができ、これを含む第1及び第2振動発生モジュール400、500を含むディスプレイ装置は、ディスプレイパネルが複数の第1部分21の間に配置された第2部分22の柔軟性によって多様な形態に変形することができる。例えば、
図12~
図14に示した第1及び第2振動発生モジュール400、500を含むディスプレイ装置は、ディスプレイパネルがライン形態を有する第1部分21(または無機物質部)によって凹か、凸な2次元形態にのみ変形することができ、
図15に示した第1及び第2振動発生モジュール400、500を含むディスプレイ装置は、ディスプレイパネルが点形態を有する第1部分21(または無機物質部)により2次元形態だけでなく、3次元形態の多様な形態に変形することができる。したがって、本明細書の他の実施例による圧電複合層(PCL)を有する圧電複合体からなる第1及び第2振動発生モジュール400、500は、ディスプレイ装置の形態によるデザインに対する自由度を向上させることができ、2次元または3次元形態の多様な形状に変形させることができるフレキシブルディスプレイ装置に適用することができる。
【0180】
図18は、本明細書の他の実施例に係る振動発生モジュールを示す図である。
図19は、本明細書の他の実施例に係る振動発生モジュールを示す図である。
【0181】
図18を参照すると、本明細書の他の実施例による圧電複合層(PCL)は、三角形態を有することができる。例えば、圧電複合層(PCL)は、互いに離隔した複数の第1部分21、及び複数の第1部分21のそれぞれを囲む第2部分22を含むことができる。
【0182】
複数の第1部分21のそれぞれは、三角形態を有することができる。例えば、複数の第1部分21のそれぞれは、三角板形態を有することができる。複数の第1部分21のそれぞれは、前述したような振動特性を有する無機物質部で構成されるので、これに対する重複説明は省略する。
【0183】
一例として、複数の第1部分21のうち、隣接する4つの第1部分21は、四角形態(または正方形形態)をなすように隣接して配置することができる。四角態をなす隣接する4つの第1部分21のそれぞれの頂点は、四角形態の正中央部に隣接して配置することができる。
【0184】
別の例として、
図19に示すように、複数の第1部分21のうち、隣接する6つの第1部分21は、六角形態(または正六角形態)をなすように隣接して配置することができる。六角形態をなす隣接した6つの第1部分21のそれぞれの頂点は、六角形態の正中央部に隣接するように配置することができる。これにより、三角形態を有する複数の第1部分21のうち、隣接する2N(Nは2以上の自然数)個の第1部分21は、2N角形態をなすように隣接して配置することができる。
【0185】
第2部分22は、複数の第1部分21の間に配置するか、または充たして、複数の第1部分21のそれぞれの側面を囲むことができる。第2部分22は、前述のような柔軟性を有する有機物質部で構成されるので、これに対する重複説明は省略する。第2部分22は、複数の第1部分21の間に柔軟性を提供することで圧電複合層(PCL)、または第1および第2振動発生モジュール400、500が複数の第1部分21の間々の変形に対応して2次元形態だけでなく、3次元形態の多様な形態に変形することができる。
【0186】
したがって、本明細書の他の実施例による圧電複合層(PCL)を有する圧電複合体からなる第1及び第2振動発生モジュール400、500を含むディスプレイ装置は、ディスプレイパネルが第1及び第2振動発生モジュール400、500の様々な3次元形態の変形に相応するように変形することができる。また、三角形態または六角形態を有する複数の第1部分21は、多様な形状に対応することができる微細パターンであり得、これを含む第1及び第2振動発生モジュール400、500が適用されたディスプレイ装置は、ディスプレイパネルが複数の第1部分21の間に配置された第2部分22の柔軟性によって様々な形態に変形することができる。また、本明細書の他の実施例による圧電複合層(PCL)を含むディスプレイ装置は、
図14に示した第1及び第2振動発生モジュール400、500を含むディスプレイ装置と同一のフレキシブルディスプレイ装置に適用することができる。
【0187】
図20A~
図20Dは、本明細書の実施例に係る振動発生装置を配置する位置を示した図である。
図21は、本明細書の実施例に係る振動発生装置の音圧を示した図である。
図22A及び
図22Bは、本明細書の実施例に他の実施例に係る振動発生装置の音響速度を示した図である。
図23は、本明細書の実施例に係る振動発生装置の音響出力特性を示した図である。
【0188】
図20A~
図23は、
図10で説明した振動発生装置を支持部材に配置する実施例を示した図である。
図20A~
図20Dは、振動発生装置430、530をプレート353、354に配置したことを示した図である。
図20Aは、振動発生装置430、530をプレート353、354の背面に配置したものである。
図20Bは、振動発生装置430、530をプレート353、354の側面に配置したものである。
図20Cは、振動発生装置430、530をプレート353、354の背面および側面に配置し、側面からテーパーを持って配置したものである。テーパーを持って配置するのは、全反射条件を有するように配置するものである。
図20Dは、振動発生装置430、530をプレート353、354の背面および側面に配置し、側面からフラットに配置したものである。フラットに配置するのは、全反射条件を有しないように配置するものである。
図20A~
図20Dの振動発生装置をプレートに配置した実施例を説明するが、振動発生装置を支持部材に配置した場合にも、同じ結果を予想することができる。プレートの背面または支持部材の背面は、ディスプレイモジュールを基準に背面であり得る。
【0189】
図21は、
図20A~
図20Cの音圧を示した図である。音圧は、音響放射位置の中央を測定位置の中央にして、Free field microphoneで測定した。周波数は、B&K Pulse LAN-XI機器を使用して測定した。
図20Aの振動発生モジュールであるAの音圧は、約78.8 dBであることが分かる。
図20Bの振動発生モジュールであるBの音圧は、約87.7 dBであることが分かる。
図20Cの振動発生モジュールであるCの音圧は、約79.1 dBであることが分かる。したがって、
図20Bに示すように、振動発生モジュールを支持部材またはプレートの側面に配置する場合、音圧が増加することが分かる。しかし、ディスプレイモジュールの側面の空間は制限的であるため、側面の空間に振動発生装置を配置することが困難であることを認識した。そこで、本明細書の発明者らは支持部材の側面を含み支持部材の背面に配置する場合に対して音響特性を確認する実験を行なった。
【0190】
図22Aは、
図20Dの音響特性であり、
図22Bは、
図20Cの音響速度を示した図である。音響速度は、音響放射位置の前面中央を測定位置の中央にして、Intensity Probeを用いて測定した。サイン信号として7.7Vrmsの電圧を印加した。分析装置は、B&K Pulse LAN-XI FFT Analyzerで測定した。
【0191】
図22A及び
図22BでMin.からMax.に行くほど音速(acoustic velocity)が大きくなる。
図22Aを参照すると、振動発生装置をプレートまたは支持部材の側面にフラットに配置する場合には、音速の最大値(Max.)が514.01mm/sであり、最大値を基準に円形を成し、全面放射することが分かる。
図22Bを参照すると、プレートまたは支持部材の背面および側面に振動発生装置をテーパーを持って配置する場合には、音速の最大値(Max.)が710.83mm/sであり、最大値が広く分布して、音響出力特性が向上することが分かる。例えば、全反射を有するようにテーパーを持って配置する場合、支持部材の背面と側面の間で音響が反射することができる。したがって、振動発生装置をプレートまたは支持部材の側面からテーパーを持って配置する場合、音速方向が放射位置により方向性を有することが分かる。
【0192】
図23で実線は、
図20Cの音響出力特性であり、点線は、
図20Dの音響出力特性である。音響出力特性は、音響放射位置の正面から10cmの間隔を置いて測定し、サイン信号として7.7Vrmsの電圧を印加した。LAN-XI FFT Analyzerの機器を使用して測定し、支持部材と、ディスプレイモジュールの間の空気から放射される音圧を測定した。
図23を参照すると、プレートまたは支持部材の背面および側面に振動発生装置を配置して側面からテーパーを持って配置する場合、
図20Dと比較して5kHz~20kHzで音圧が増加することが分かる。
【0193】
図20A~
図23を参照すると、振動発生装置をプレートまたは支持部材の側面に配置する場合、音圧が増加することが分かる。ディスプレイモジュールの側面の空間が制限的であるため、音圧を考慮して、支持部材の側面および背面を含み、テーパーを有するように振動発生装置を配置する場合、音圧が増加することが分かる。
【0194】
【0195】
図24A及び
図24Bを参照すると、本明細書の他の実施例に係るディスプレイ装置は、ディスプレイモジュール100、パネルガイド200、支持部材300、第1及び第2振動発生モジュール400、500、および構造物900を含むことができる。
【0196】
本明細書の実施例に係る支持部材300は、ディスプレイモジュール100を基準に傾いて配置することができる。支持部材300の背面には、第1および第2振動発生モジュール400、500を配置することができる。第1及び第2振動発生モジュール400、500は、支持部材300の第1および第2フォーミング部371、372に配置することができる。例えば、支持部材300の傾斜の程度は、支持部材300の一方の側部から他方の側部に行くほど異なることができる。例えば、第2連結部材800が配置された側が支持部材300の一方の側部である場合、支持部材300の他方の側部から一方の側部に行くほど支持部材300の傾斜の程度は大きくすることができる。第2連結部材800は、支持部材300と構造物900の間に配置することができる。第2連結部材800は、片面接着剤、片面フォーム接着剤、片面テープ、片面フォームテープ、両面接着剤、両面フォーム接着剤、両面テープ、両面フォームテープ、またはボンドなどであり得るが、これに限定されるものではない。
【0197】
本明細書の実施例に係る構造物900は、ディスプレイモジュール100の一方の側部に配置することができる。例えば、構造物900は、ディスプレイモジュール100の一方の側部に配置されるので、第1及び第2振動発生モジュール400、500の音響が構造物900で反射して、ディスプレイモジュール100の前面方向に出力することができる。例えば、構造物900は、第1及び第2振動発生モジュール400、500の音響がディスプレイモジュール100の前面方向または側面方向に出力するように案内する音響ガイド構造であり得る。したがって、第1および第2振動発生モジュール400、500の音響は、構造物900の側面で反射して、ディスプレイモジュール100の前面に出力されるようにすることで、高音域帯の音響を出力することができるディスプレイ装置を提供することができる。
【0198】
例えば、構造物900は、底部910、音響案内部920、および側部930を含むことができる。底部910は、支持部材300の背面に配置することができる。側部930は、ディスプレイモジュール100の一方の側部面から離隔することができ、底部910に連結することができる。音響案内部920は、底部910と側部930の間に配置することができ、側部930の内側面と底部910の間の角の部分であり得る。例えば、音響案内部920は、第1及び第2振動発生モジュール400、500の音響が音響案内部920で反射して、ディスプレイモジュール100の前面方向に出力されるようにすることができる。したがって、第1および第2振動発生モジュール400、500の音響は、構造物900で反射して、ディスプレイモジュール100の前面方向に出力されるよう構造化することができる。例えば、音響案内部920は、曲面形態または角丸形態で実現することができる。例えば、音響案内部920が曲面形態または角丸形態の場合、第1および第2振動発生モジュール400、500と支持部材300の間のギャップ空間(GS)(または音放出空間)から進行する音響の反射がさらに向上することができる。例えば、振動発生モジュール400で発生する音響の経路は、第6音響経路(SP6)であり得る。例えば、第6音響経路(SP6)は、ディスプレイモジュール100の前面方向および側面方向であり得る。例えば、第6音響経路(SP6)は、第1及び第2振動発生モジュール400、500と支持部材300の間のギャップ空間(GS)(または音放出空間)から進行する側面方向および前面方向(またはディスプレイモジュールの厚さ方向)であり得る。例えば、第6音響経路(SP6)は、第1及び第2振動発生モジュール400、500と支持部材300の間のギャップ空間(GS)(または音放出空間)で反射する側面方向および前面方向であり得る。
【0199】
例えば、第1および第2振動発生モジュール400、500の音響は、第1および第2振動発生モジュール400、500と、支持部材300の背面との間で反射して、ディスプレイモジュール100の前面方向に出力することができる。例えば、第1および第2振動発生モジュール400、500の音響は、構造物900の側面で反射して、ディスプレイモジュール100の前面方向に出力することができる。例えば、傾いた第1及び第2振動発生モジュール400、500は、第1および第2振動発生モジュール400、500の音響がディスプレイモジュール100の前面方向または側面方向に出力するように案内する音響ガイド構造であり得る。例えば、傾いた第1及び第2振動発生モジュール400、500、および/または構造物900は、第1及び第2振動発生モジュール400、500の音響がディスプレイモジュール100の前面方向および/または側面方向の方向に出力するように案内する音響ガイド構造であり得る。したがって、傾いた第1及び第2振動発生モジュール400、500によって支持部材300と、第1および第2振動発生モジュール400、500の間の音響が反射する領域を増加させることができ、構造物900の側面で反射して、ディスプレイモジュール100の前面方向に出力され得るので、高音域帯の音響特性をさらに向上させることができる。
【0200】
図24Bを参照すると、支持部材300は、少なくとも一つのホール300sを含み、少なくとも一つのホール300sは、支持部材300の中心部に行くほど異なることができる。少なくとも一つのホール300sを含む支持部材300は、プレスフォーミングまたはプレス成形で形成することができるが、これに限定されるものではない。
【0201】
例えば、少なくとも一つのホール300sは、ディスプレイモジュール100の側面での音響出力が向上し得るように実現することができる。例えば、少なくとも一つのホール300sは、一方の側部から一方の側部と反対の他方の側部に行くほどますます低い高さを有することができる。例えば、少なくとも一つのホール300sは、支持部材300の中心部に行くほど異なることができる。例えば、少なくとも一つのホール300sは、ディスプレイモジュール100の一方の側部から他方の側部に行くほど異なることができる。例えば、第1および第2振動発生モジュール400、500と、重畳する少なくとも一つのホール300sは、ディスプレイモジュール100の一方の側部から他方の側部に行くほど異なることができる。例えば、第1および第2振動発生モジュール400、500と重畳する少なくとも一つのホール300sの大きさは、ディスプレイモジュール100の一方の側部から他方の側部に行くほど異なることができる。
【0202】
例えば、少なくとも一つのホール300sは、支持部材300と、第1および第2振動発生モジュール400、500の間での音響の反射特性を向上させることができるので、高音域帯の音響を向上させることができる。例えば、少なくとも一つのホール300sを含む支持部材300は、第1及び第2振動発生モジュール400、500の音響がディスプレイモジュール100の前面方向または側面方向に出力するように案内する音響ガイド構造であり得る。例えば、少なくとも一つのホール300sを含む支持部材300および/または構造物900は、第1及び第2振動発生モジュール400、500の音響がディスプレイモジュール100の前面方向または側面方向に出力するように案内する音響ガイド構造であり得る。したがって、傾いた第1及び第2振動発生モジュール400、500によって支持部材300と、第1および第2振動発生モジュール400、500の間の音響が反射する領域を増加させることができ、構造物900の側面で反射して、ディスプレイモジュール100の前面方向に出力することができるので、高音域帯の音響特性をさらに向上させることができ、低中高音域帯の音響を出力することができるディスプレイ装置を提供することができる。
【0203】
図25A及び
図25Bは、本明細書の他の実施例に係る
図1に示した線I-I’の他の断面図である。
図25A及び
図25Bは、
図24A及び
図24Bに示した内容において、第1および第2振動発生モジュールが反射シートに配置されたことを除いては同一であるので、ここでは詳細な説明を省略または簡単に説明する。
【0204】
図25A及び
図25Bを参照すると、本明細書の他の実施例に係るディスプレイ装置は、ディスプレイモジュール100、パネルガイド200、支持部材300、第1及び第2振動発生モジュール400、500、および構造物900を含むことができる。
【0205】
本明細書の実施例に係る支持部材300は、ディスプレイモジュール100を基準に傾いて配置することができる。第1及び第2振動発生モジュール400、500は、反射シート133に配置することができる。
【0206】
例えば、第1および第2振動発生モジュール400、500の音響は、第1および第2振動発生モジュール400、500と、支持部材300の背面との間で反射して、ディスプレイモジュール100の前面方向に出力することができる。例えば、第1および第2振動発生モジュール400、500の音響は、構造物900の側面で反射して、ディスプレイモジュール100の前面方向に出力することができる。例えば、傾いた第1及び第2振動発生モジュール400、500は、第1および第2振動発生モジュール400、500の音響がディスプレイモジュール100の前面方向または側面方向に出力するように案内する音響ガイド構造であり得る。例えば、傾いた第1及び第2振動発生モジュール400、500、および/または構造物900は、第1及び第2振動発生モジュール400、500の音響がディスプレイモジュール100の前面方向および/または側面方向の方向に出力するように案内する音響ガイド構造であり得る。したがって、傾いた支持部材300および少なくとも一つのホール300sを含む支持部材300は、第1及び第2振動発生モジュール400、500の間の音響が反射する領域を増加させることができ、構造物900の側面で反射して、ディスプレイモジュール100の前面方向に出力することができるので、高音域帯の音響特性をさらに向上させることができ、低中高音域帯の音響を出力することができるディスプレイ装置を提供することことができる。
【0207】
図25Bを参照すると、少なくとも一つのホール300sは、支持部材300と、第1および第2振動発生モジュール400、500の間での音響の反射特性を向上させることができるので、高音域帯の音響を向上させることができる。例えば、少なくとも一つのホール300sを含む支持部材300は、第1及び第2振動発生モジュール400、500の音響がディスプレイモジュール100の前面方向または側面方向に出力するように案内する音響ガイド構造であり得る。例えば、少なくとも一つのホール300sを含む支持部材300および/または構造物900は、第1及び第2振動発生モジュール400、500の音響がディスプレイモジュール100の前面方向または側面方向に出力するように案内する音響ガイド構造であり得る。したがって、傾いた支持部材300と少なくとも一つのホール300sを含む支持部材300は、第1及び第2振動発生モジュール400、500の間の音響が反射する領域を増加させることができ、構造物900の側面で反射して、ディスプレイモジュール100の前面方向に出力することができるので、高音域帯の音響特性をさらに向上させることができ、低中高音域帯の音響を出力することができるディスプレイ装置を提供することができる。
【0208】
図26A~
図26Cは、本明細書の実施例に係る振動発生モジュールとパーティションを示した図である。
【0209】
図26A~
図26Cを参照すると、支持部材300と、ディスプレイパネル110の間にパーティション600を配置することができる。パーティション600は、第1及び第2振動発生モジュール400、500によって、ディスプレイパネル110が振動するときに音響が発生するエアギャップ(air gap)または空間(space)であり得る。音響を発生させたり、音響を伝達するエアギャップまたは空間をパーティションとすることができる。パーティション600は、音響を分離またはチャンネルを分離することができ、音響の干渉に起因するクリアでない音響を防止または軽減することができる。パーティション600は、エンクロージャ(enclosure)またはバッフル(baffle)とすることもできるが、用語に限定されない。
【0210】
図26Aを参照すると、支持部材300と、ディスプレイパネル110の間に第1パーティション610を配置することができる。例えば、第1パーティション610は、支持部材300の前面の端(または縁)とディスプレイパネル110の背面の端(または縁)に沿って配置することができる。第1パーティション610は、第1及び第2振動発生モジュール400、500によって、ディスプレイパネル110が振動するときに音響が発生するエアギャップ(air gap)または空間(space)であり得る。例えば、エアギャップは、振動空間、音圧空間、響胴、響き部、共鳴筒または共鳴部であり得るが、用語に限定されるものではない。第1パーティション610は、一定程度圧縮することができる弾性を有する材質で構成することができる。例えば、第1パーティション610は、ポリウレタン(polyurethane)およびポリオレフィン(polyolefin)材質で構成することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第1パーティション610は、片面接着剤、片面フォーム接着剤、片面テープ、片面フォームテープ、両面接着剤、両面フォーム接着剤、両面テープ、両面フォームテープ、またはボンドなどであり得るが、これに限定されるものではない。他の例としては、第1フォーミング部371は、第1振動発生モジュール400のパーティションであり得、第2フォーミング部372は、第2振動発生モジュール500のパーティションであり得る。
【0211】
図26Bを参照すると、支持部材300と、ディスプレイパネル110の間に第1パーティション610を配置することができる。第1及び第2振動発生モジュール400、500の全体を囲む第2パーティション620をさらに配置することができる。第2パーティション620は、第1及び第2振動発生モジュール400、500の反射波を減らすことができるので、音響がさらに向上し得る。第2パーティション620は、第1パーティション610と同じ材質からなり得るが、これに限定されるものではない。
【0212】
図26Cを参照すると、支持部材300と、ディスプレイパネル110の間に第1パーティション610を配置することができる。第1振動発生モジュール400を囲む第3パーティション630及び第2振動発生モジュール500を囲む第4パーティション640を配置することができる。第3パーティション630は、ディスプレイパネル110と支持部材300の間に配置し、第1振動発生モジュール400を囲むことができる。例えば、第3パーティション630は、第1フォーミング部371の形態と同一または異なる形態を有することができる。例えば、第1フォーミング部371が正方形の形態を有する場合、第3パーティション630は、正方形の形態を有することができる。他の例としては、第3パーティション630は、第1振動発生モジュール400の形態と同一または異なる形態を有することができる。
【0213】
第3パーティション630は、第1振動発生モジュール400によるディスプレイパネル110の振動領域または振動面積を限定または定義することができる。例えば、第3パーティション630の大きさが増加するほど、ディスプレイパネル110の背面領域の振動領域が増加するので、左側の音響の低中音域帯または低中高音域帯の音響を向上させることができる。
【0214】
第4パーティション640は、ディスプレイパネル110と支持部材300の間に配置し、第2振動発生モジュール500を囲むことができる。例えば、第4パーティション640は、ディスプレイパネルの背面の左側の音響と右側の音響の対称性のために、第3パーティション630と同じ形態を有することができる。
【0215】
第4パーティション640は、第2振動発生モジュール500によるディスプレイパネル110の振動領域または振動面積を限定または定義することができる。例えば、第4パーティション640の大きさが増加するほど、ディスプレイパネル110の背面領域の振動領域が増加するので、右側の音響の低中音域帯または低中高音域帯の音響を向上させることができる。第3及び第4パーティション630、640は、第1パーティション610と同じ材質からなり得るが、これに限定されるものではない。
【0216】
したがって、第3および第4パーティション630、640は、第1および第2振動発生モジュール400、500の振動領域または振動面積を限定することにより、ディスプレイパネル110の振動によって発生する左側の音響と右側の音響の左右対称性を向上させることができ、左右の音響それぞれの音圧特性を最適化することができる。他の例としては、第3および第4パーティション630、640を配置する場合、第1パーティション610は省略することができる。
【0217】
図26A~
図26Cを参照すると、第1および第2振動発生モジュール400、500を構成する圧電複合体を表示パネルまたは支持部材の横方向に配置することができる。振動発生モジュールの振動特性は、振動発生モジュールを基準に長軸方向である場合、振動が円滑に発生することができる。例えば、振動発生モジュールの長軸方向(または背面カバーの縦方向)と直交するように圧電複合体を配置する場合、振動発生モジュールの振動特性が向上し得る。これに限らず、圧電複合体は、表示パネルまたは支持部材の縦方向に配置することができる。
【0218】
図27A及び
図27Bは、本明細書の他の実施例に係る振動発生モジュールとパーティションを示した図である。
【0219】
図27Aを参照すると、パーティション600は、第1パーティション610及び第2パーティション620を含むことができる。第2パーティション620は、円形に構成することができる。第2パーティション620は、第1及び第2振動発生モジュール400、500の全体を囲むことができる。第2パーティション620は、第1パーティション610と同じ材質からなり得るが、これに限定されるものではない。
【0220】
図27Bを参照すると、第1振動発生モジュール400を囲む第3パーティション630及び第2振動発生モジュール500を囲む第4パーティション640をさらに配置することができる。第3パーティション630は、ディスプレイパネル110と支持部材300の間に配置し、第1振動発生モジュール400を囲む円形態であり得る。第4パーティション640は、ディスプレイパネル110と支持部材300の間に配置し、第2振動発生モジュール500を囲む円形態であり得る。残りの説明は、
図26Cと同じなので、これに対する重複説明は省略する。
【0221】
本明細書の実施例に係るディスプレイ装置は、別途のスピーカーなしにディスプレイモジュールの振動によって音響を出力する様々なアプリケーションに適用可能である。本明細書の実施例に係るディスプレイ装置は、モバイルデバイス、映像電話、スマートウォッチ(smart watch)、ウォッチフォン(watch phone)、ウェアラブル機器(wearable apparatus)、フォルダブル機器(foldable apparatus)、ローラーブル機器(rollable apparatus)、ベンダブル機器(bendable apparatus)、フレキシブルデバイス(flexible apparatus)、カーブ・ド・機器(curved apparatus)、電子手帳、電子ブック、PMP(portable multimedia player)、PDA(personal digital assistant)、MP3プレーヤー、モバイル医療機器、デスクトップPC(desktop PC)、ラップトップPC(laptop PC)、ネットブックコンピュータ(netbook computer)、ワークステーション、(workstation)、ナビゲーション、車両用ナビゲーション、車両用ディスプレイ装置、劇場用装置、劇場用ディスプレイ装置、テレビ、ウオールペーパー(wallpaper)機器、サイネージ(signage)機器、ゲーム機器、ノートパソコン、モニター、カメラ、ビデオカメラ、および家電機器などに適用することができる。また、本明細書の振動発生モジュールは、有機発光照明装置または無機発光照明装置に適用することができる。振動発生モジュールを照明装置に適用する場合、振動発生モジュールは照明およびスピーカーの役割をすることができる。また、本明細書のディスプレイ装置をモバイルデバイスなど適用する場合、振動発生モジュールはスピーカーまたはレシーバーであり得るが、これに限定されるものではない。
【0222】
本明細書の実施例に係るディスプレイ装置は、以下のように説明することができる。
【0223】
本明細書の実施例に係るディスプレイ装置は、映像を表示するディスプレイパネルを含むディスプレイモジュール、ディスプレイモジュールの背面に配置される支持部材、およびディスプレイモジュールの背面に配置され、互いに異なる音域帯の音響を出力する第1振動発生モジュールを含むことができる。
【0224】
本明細書の実施例に係るディスプレイ装置は、ディスプレイパネルの背面の縁の領域を支持し、支持部材に支持または収納されるパネル支持部をさらに含み、パネル支持部は、ディスプレイパネルの背面の縁の領域に結合または連結される支持部及び支持部の側面を囲む支持部に連結される側部を含むことができる。
【0225】
本明細書のいくつかの例によると、第1振動発生モジュールは、第1振動発生装置および第2振動発生装置を含み、第1振動発生装置は、低音域帯の音響を出力し、第2振動発生装置は、中音域域帯または中高音域帯の音響を出力することができる。
【0226】
本明細書のいくつかの例によると、第1振動発生装置および第2振動発生装置のそれぞれは、圧電複合層、第1電極、及び第2電極を含むように構成されることができる。
【0227】
本明細書のいくつかの例によると、圧電複合層は、複数の第1部分及び複数の第1部分の隣接する2つの第1部分の間にそれぞれ配置され複数の第2部分を含むことができる。
【0228】
本明細書のいくつかの例によると、圧電複合層は、円形態または三角形態を有することができる。
【0229】
本明細書のいくつかの例によると、ディスプレイ装置は、支持部材に配置される第1フォーミング部をさらに含み、第1フォーミング部上には、第1振動発生装置および第2振動発生装置が配置されることができる。
【0230】
本明細書のいくつかの例によると、ディスプレイ装置は、支持部材に配置される第1フォーミング部、及び第1フォーミング部上に配置される第1プレートをさらに含み、第1プレート上には、第1振動発生装置および第2振動発生装置が配置されることができる。
【0231】
本明細書のいくつかの例によると、支持部材に配置される第1フォーミング部、及び第1フォーミング部の一方の側部に配置されるホールをさらに含むことができる。
【0232】
本明細書のいくつかの例によると、ディスプレイ装置は、支持部材の一方の側部および他方の側部の端(または縁)に配置される第1溝部および第2溝部、および第1溝部および第2溝部に配置される第5振動発生装置および第6振動発生装置をさらに含むことができる。
【0233】
本明細書のいくつかの例によると、ディスプレイ装置は、支持部材と第5振動発生装置の間に配置される第3プレート、および支持部材と第6振動発生装置の間に配置される第4プレートをさらに含むことができる。
【0234】
本明細書のいくつかの例によると、ディスプレイ装置は、ディスプレイパネルの背面に配置される反射シートをさらに含み、第1振動発生モジュールは、ディスプレイモジュールの背面に対応する反射シートの背面に配置されることができる。
【0235】
本明細書のいくつかの例によると、ディスプレイ装置は、互いに異なる音域帯の音響を出力する第3振動発生装置および4振動発生装置を含む第2振動発生モジュールをさらに含み、ディスプレイモジュールの背面は、第1背面領域及び第2背面領域を含み、第1振動発生装置および第2振動発生装置は、第1背面領域に配置され、第3振動発生装置および第4振動発生装置は、第2背面領域に配置されることができる。
【0236】
本明細書のいくつかの例によると、第1振動発生装置および第2振動発生装置は、ディスプレイモジュールの横方向を基準に、第3振動発生装置および第4振動発生装置と非対称に配置されることができる。
【0237】
本明細書のいくつかの例によると、第1振動発生装置および第3振動発生装置は、ディスプレイモジュールの中央に配置され、第2振動発生装置および第4振動発生装置は、ディスプレイモジュールの端(または縁)に配置されることができる。
【0238】
本明細書のいくつかの例によると、第3振動発生装置は、低音域帯の音響を出力し、第4振動発生装置は、中音域帯または中高音域帯の音響を出力することができる。
【0239】
本明細書のいくつかの例によると、ディスプレイ装置は、支持部材に配置される第1フォーミング部および第2フォーミング部、及び第1フォーミング部および第2フォーミング部上に配置される第1プレートおよび第2プレートをさらに含み、第1振動発生装置および第2振動発生装置は、第1プレート上に配置され、第3振動発生装置および第4振動発生装置は、第2プレート上に配置されることができる。
【0240】
本明細書のいくつかの例によると、ディスプレイ装置は、第1フォーミング部および第2フォーミング部の一方の側部に配置されるホールをさらに含むことができる。
【0241】
本明細書のいくつかの例によると、ディスプレイ装置は、支持部材に配置される第1フォーミング部および第2フォーミング部をさらに含み、第1振動発生装置および第2振動発生装置は、第1フォーミング部上に配置され、第3振動発生装置および第4振動発生装置は、第2フォーミング部上に配置されることができる。
【0242】
本明細書のいくつかの例によると、ディスプレイ装置は、支持部材に配置される第1フォーミング部、第2フォーミング部、及び第3フォーミング部をさらに含み、第2振動発生装置は、第1フォーミング部上に配置され、第4振動発生装置は、第2フォーミング部上に配置され、第1振動発生装置または第3振動発生装置は、第3フォーミング部上に配置されることができる。
【0243】
本明細書のいくつかの例によると、ディスプレイ装置は、支持部材に配置される第1フォーミング部、第2フォーミング部、第3フォーミング部、及び第4フォーミング部をさらに含み、第1振動発生装置は、第1フォーミング部上に配置され、第2振動発生装置は、第2フォーミング部上に配置され、第3振動発生装置は、第3フォーミング部上に配置され、第4振動発生装置は、第4フォーミング部上に配置されることができる。
【0244】
本明細書のいくつかの例によると、第1振動発生装置~第4振動発生装置は、支持部材と、ディスプレイパネルの間に配置されることができる。
【0245】
本明細書のいくつかの例によると、ディスプレイ装置は、第1背面領域に対応する支持部材の背面の端(または縁)に配置される第5振動発生装置、及び第2背面領域に対応する支持部材の背面の端(または縁)に配置される第6振動発生装置をさらに含むことができる。
【0246】
本明細書のいくつかの例によると、第5振動発生装置および第6振動発生装置は、高音域帯の音響を出力することができる。
【0247】
本明細書のいくつかの例によると、ディスプレイ装置は、支持部材と第5振動発生装置の間に配置される第3プレート、および支持部材と第6振動発生装置の間に配置される第4プレートをさらに含むことができる。
【0248】
本明細書のいくつかの例によると、第1~第6の振動発生装置は、圧電複合体からなることができる。
【0249】
本明細書のいくつかの例によると、ディスプレイ装置は、ディスプレイパネルの背面に配置される反射シートをさらに含み、第1振動発生装置および第2振動発生装置は、ディスプレイモジュールの第1背面領域に対応する反射シートの背面に配置され、第3振動発生装置および第4振動発生装置は、ディスプレイモジュールの第2背面領域に対応する反射シートの背面に配置されることができる。
【0250】
本明細書のいくつかの例によると、ディスプレイ装置は、支持部材の一方の側部の端(または縁)に配置される第1溝部、支持部材の他方の側部の端(または縁)に配置される第2溝部、第1溝部に配置される第5振動発生装置、及び第2溝部に配置される第6振動発生装置をさらに含むことができる。
【0251】
本明細書の実施例に係るディスプレイ装置は、振動発生モジュールを囲むパーティションをさらに含むことができる。
【0252】
本明細書の実施例に係るディスプレイ装置は、映像を表示するディスプレイパネルを含むディスプレイモジュール、ディスプレイモジュールの背面に配置される支持部材、およびディスプレイモジュールの背面に配置され、ディスプレイモジュールの横方向を基準に表示モジュールの中央から端(または縁)に行くほど、異なる音域帯を有する、少なくとも2つ以上の振動発生装置を含む振動発生モジュールを含むことができる。
【0253】
本明細書の実施例に係るディスプレイ装置は、ディスプレイパネルの背面の縁の領域を支持し、支持部材に支持または収納されるパネル支持部をさらに含み、パネル支持部は、ディスプレイパネルの背面の縁の領域に結合または連結される支持部及び支持部の側面を囲む支持部に連結される側部を含むことができる。
【0254】
本明細書のいくつかの例によると、2つ以上の振動発生装置は 、プレートをさらに含み、プレート上には、二つ以上の振動発生装置が配置されることができる。
【0255】
本明細書のいくつかの例によると、支持部材は、第1フォーミング部をさらに含み、第1フォーミング部には、2つ以上の振動発生装置が配置され、2つ以上の振動発生装置は、低中音域帯または低中高音域帯の音響を出力することができる。
【0256】
本明細書のいくつかの例によると、支持部材は、第1フォーミング部および第2フォーミング部をさらに含み、第1フォーミング部には、2つ以上の振動発生装置のうち、第1振動発生装置および第2振動発生装置が配置され、第2フォーミング部には、2つ以上の振動発生装置のうち、第3振動発生装置および第4振動発生装置が配置され、第1振動発生装置および第3振動発生装置は、ディスプレイモジュールの中央に配置され、低音域帯の音響を出力し、第2振動発生装置および第4振動発生装置は、第1振動発生装置および第3振動発生装置に隣接して配置され、中音域帯または中高音域帯の音響を出力することができる。
【0257】
本明細書のいくつかの例によると、第1振動発生装置及び第2振動発生装置は、ディスプレイモジュールの横方向を基準に第3振動発生装置および第4振動発生装置と非対称または対称に配置されることができる。
【0258】
本明細書のいくつかの例によると、支持部材は、第1フォーミング部、第2フォーミング部、及び第3フォーミング部をさらに含み、第1フォーミング部には、2つ以上の振動発生装置のうち、第1振動発生装置が配置され、第2フォーミング部には、2つ以上の振動発生装置のうち、第2振動発生装置が配置され、第3フォーミング部には、2つ以上の振動発生装置のうち、第3振動発生装置が配置され、第1振動発生装置および第2振動発生装置は、中音域帯または中高音域帯の音響を出力し、第3振動発生装置は、ディスプレイモジュールの中央に配置され、低音域帯の音響を出力することができる。
【0259】
本明細書のいくつかの例によると、支持部材は、第1フォーミング部、第2フォーミング部、第3フォーミング部、及び第4フォーミング部をさらに含み、第1フォーミング部には、2つ以上の振動発生装置のうち、第1振動発生装置が配置され、第2フォーミング部には、2つ以上の振動発生装置のうち、第2振動発生装置が配置され、第3フォーミング部には、2つ以上の振動発生装置のうち、第3振動発生装置が配置され、第4フォーミング部には、2つ以上の振動発生装置のうち、第4振動発生装置が配置され、第1振動発生装置および第3振動発生装置は、ディスプレイモジュールの中央に配置され、低音域帯の音響を出力し、第2振動発生装置および第4振動発生装置は、中音域帯または中高音域帯の音響を出力することができる。
【0260】
本明細書のいくつかの例によると、支持部材は、ディスプレイモジュールを基準に傾いて配置されることができる。
【0261】
本明細書のいくつかの例によると、支持部材は、ディスプレイモジュールを基準に傾いて配置され、支持部材は、支持部材の一方の側部から他方の側部に行くほど異なる複数のホールをさらに含むことができる。
【0262】
本明細書のいくつかの例によると、2つ以上の振動発生装置のそれぞれは、圧電複合体、第1電極、及び第2電極を含むように構成されることができる。
【0263】
本明細書のいくつかの例によると、圧電複合層は、複数の第1部分及び複数の第1部分の隣接する2つの第1部分の間にそれぞれ配置され複数の第2部分を含むことができる。
【0264】
本明細書のいくつかの例によると、圧電複合層は、円形態または三角形態を有することができる。
【0265】
本明細書のいくつかの例によると、ディスプレイ装置は、支持部材の一方の側部および他方の側部の端(または縁)に配置される少なくとも一つの溝部、および少なくとも一つの溝部のそれぞれに配置される第5振動発生装置および第6振動発生装置をさらに含むことができる。
【0266】
本明細書のいくつかの例によると、第5振動発生装置および第6振動発生装置は、高音域帯の音響を出力することができる。
【0267】
本明細書のいくつかの例によると、支持部材の側面に配置されか支持部材の側面および背面に配置される振動発生装置をさらに含むことができる。
【0268】
本明細書のいくつかの例によると、振動発生装置は、高音域帯の音響を出力することができる。
【0269】
本明細書のいくつかの例によると、支持部材の側面に配置されか支持部材の側面および背面に配置され、テーパーを有するように配置される振動発生装置をさらに含むことができる。
【0270】
本明細書のいくつかの例によると、ディスプレイパネルの背面に配置される反射シートをさらに含み、振動発生モジュールは、反射シートの背面に配置されることができる。
【0271】
本明細書のいくつかの例によると、ディスプレイ装置は、振動発生モジュールを囲むパーティションをさらに含むことができる。
【0272】
上述した本明細書の実施例に記載した特徴、構造、効果などは、本明細書の少なくとも一つの例に含まれ、必ずしも一つの例のみに限定されるものではない。さらに、本明細書の少なくとも一つの例では、例示された特徴、構造、効果などは、本明細書が属する分野の通常の知識を有する者によって他の例に対しても組み合わせ、または変形して実施可能である。したがって、このような組み合わせと変形に係る内容は、本明細書の範囲に含まれるものと解釈されなければならない。
【0273】
以上で説明した本明細書は、前述した実施例及び添付した図に限定されるものではなく、本明細書の技術的事項を逸脱しない範囲内で、複数の置換、変形及び変更が可能であることが本明細書が属する技術分野で通常の知識を有する者にとって明らかであろう。したがって、本明細書の範囲は、後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲そしてその等価概念から導出されるすべての変更または変形された形態が本明細書の範囲に含まれるものと解釈されなければならない。
【符号の説明】
【0274】
100:ディスプレイモジュール
110:ディスプレイパネル
130:バックライト
200:パネルガイド
300:支持部材
400、500:振動発生モジュール
410、420、430、510、520、530:振動発生装置
【手続補正書】
【提出日】2024-06-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像を表示するディスプレイパネルを含むディスプレイモジュールと、
前記ディスプレイモジュールの背面にある支持部材と、
前記ディスプレイモジュールの背面にあり、2つ以上の振動発生装置を含む振動発生モジュールと、
前記支持部材と前記ディスプレイモジュールの少なくとも中間部分との間にあるギャップ空間と、を含み、
前記ディスプレイモジュールは、前記2つ以上の振動発生装置の振動によって前記ギャップ空間に生成される音波によって振動するように構成された、ディスプレイ装置。
【請求項2】
前記振動発生モジュールは、第1振動発生装置および第2振動発生装置を含み、
前記第1振動発生装置および前記第2振動発生装置は、互いに異なる音域帯の音響を出力するように構成された、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項3】
前記第1振動発生装置および第2振動発生装置のそれぞれは、圧電複合層、第1電極、および第2電極を含むように構成された、請求項2に記載のディスプレイ装置。
【請求項4】
前記ギャップ空間を提供するように前記支持部材に構成された収容部をさらに含み、
前記収容部は、前記第1振動発生装置および前記第2振動発生装置を含むように構成されるか、または、前記収容部は、前記第1振動発生装置および前記第2振動発生装置を完全に囲むように構成された、請求項2または3に記載のディスプレイ装置。
【請求項5】
前記ギャップ空間を提供するように前記支持部材に構成された収容部と、
前記収容部にある第1プレートと、をさらに含み、
前記第1振動発生装置および前記第2振動発生装置は、前記第1プレートに配置された、請求項2または3に記載のディスプレイ装置。
【請求項6】
前記支持部材と前記第1プレートの縁との間にある接着部材をさらに含み、
前記ギャップ空間は、前記支持部材と前記第1プレートとの間にある、請求項5に記載のディスプレイ装置。
【請求項7】
前記ギャップ空間を提供するように前記支持部材に構成された収容部と、
前記ギャップ空間と連通されるように前記収容部に構成されたホールと、をさらに含む、請求項2または3に記載のディスプレイ装置。
【請求項8】
前記支持部材の一方の側および他方の側の縁に配置される第1スリットと第2スリットと、
前記第1スリットおよび前記第2スリットに構成された第5振動発生装置および第6振動発生装置と、をさらに含む、請求項1~7のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【請求項9】
前記支持部材と前記第5振動発生装置の間にある第3プレートと、
前記支持部材と前記第6振動発生装置の間にある第4プレートと、をさらに含む、請求項8に記載のディスプレイ装置。
【請求項10】
前記ディスプレイパネルの背面にある反射シートをさらに含み、
前記振動発生モジュールは、前記ディスプレイモジュールの背面に対応する前記反射シートの背面に構成され、前記反射シートの背面に音波を出力するように構成された、請求項1~9のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【請求項11】
前記ディスプレイパネルの背面にある反射シートと、
前記第1プレートの縁と前記反射シートとの間にある接着部材と、をさらに含み、
前記第1振動発生装置と前記第2振動発生装置は、前記反射シートの背面に音波を出力するように構成され、
前記ギャップ空間は、前記第1振動発生装置と前記第2振動発生装置とを囲むように前記収容部と前記第1プレートとの間にある、請求項5に記載のディスプレイ装置。
【請求項12】
前記振動発生モジュールは、互いに異なる音域帯の音響を出力する第3振動発生装置および第4振動発生装置をさらに含み、
前記ディスプレイモジュールの背面は、第1背面領域および第2背面領域を含み、
前記第1振動発生装置および前記第2振動発生装置は、前記第1背面領域に構成され、
前記第3振動発生装置および前記第4振動発生装置は、前記第2背面領域に構成された、請求項2または3に記載のディスプレイ装置。
【請求項13】
前記第1振動発生装置および前記第3振動発生装置は、前記ディスプレイモジュールの中央に構成され、
前記第2振動発生装置および前記第4振動発生装置は、前記ディスプレイモジュールの縁に構成された、請求項12に記載のディスプレイ装置。
【請求項14】
前記第1振動発生装置は、低音域帯の音響を出力するように構成され、
前記第2振動発生装置は、中音域帯または中高音域帯の音響を出力するように構成され、
前記第3振動発生装置は、低音域帯の音響を出力するように構成され、
前記第4振動発生装置は、中音域帯または中高音域帯の音響を出力するように構成された、請求項12または13に記載のディスプレイ装置。
【請求項15】
前記ギャップ空間を提供するように前記支持部材に構成された第1収容部と、
前記ギャップ空間を提供するように前記支持部材に構成された第2収容部と、
前記第1収容部および前記第2収容部にある第1プレートおよび第2プレートをさらに含み、
前記第1振動発生装置および前記第2振動発生装置は、前記第1プレートに構成され、
前記第3振動発生装置および前記第4振動発生装置は、前記第2プレートに構成された、請求項12~14のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【請求項16】
前記ギャップ空間と連通されるように前記第1収容部に構成された第1ホールと、
前記ギャップ空間と連通されるように前記第2収容部に構成された第2ホールと、をさらに含む、請求項15に記載のディスプレイ装置。
【請求項17】
前記ギャップ空間を提供するように前記支持部材に構成された第1収容部および第2収容部をさらに含み、
前記第1振動発生装置および前記第2振動発生装置は、前記第1収容部に構成され、
前記第3振動発生装置および前記第4振動発生装置は、前記第2収容部に配置された、請求項12~14のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【請求項18】
前記ギャップ空間を提供するように前記支持部材に構成された第1収容部、第2収容部、および第3収容部をさらに含み、
前記第2振動発生装置は、前記第1収容部に配置され、
前記第4振動発生装置は、前記第2収容部に配置され、
前記第1振動発生装置または前記第3振動発生装置は、前記第3収容部に構成された、請求項12~14のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【請求項19】
前記ギャップ空間を提供するように前記支持部材に構成された第1収容部、第2収容部、第3収容部、および第4収容部をさらに含み、
前記第1振動発生装置は、前記第1収容部に構成され、
前記第2振動発生装置は、前記第2収容部に構成され、
前記第3振動発生装置は、前記第3収容部に構成され、
前記第4振動発生装置は、前記第4収容部に構成された、請求項12~14のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【請求項20】
前記第1振動発生装置から前記第4振動発生装置は、前記支持部材と前記ディスプレイパネルとの間に構成された、請求項12~19のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【請求項21】
前記第1背面領域に対応する前記支持部材の背面の縁に構成された第5振動発生装置と、
前記第2背面領域に対応する前記支持部材の前記背面の縁に構成された第6振動発生装置と、をさらに含む、請求項12~20のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【請求項22】
前記支持部材と前記第5振動発生装置との間にある第3プレートと、
前記支持部材と前記第6振動発生装置との間にある第4プレートと、をさらに含む、請求項21に記載のディスプレイ装置。
【請求項23】
前記第1から第6振動発生装置のそれぞれは、圧電複合体を含むように構成された、請求項21または22に記載のディスプレイ装置。
【請求項24】
前記ディスプレイパネルの背面に構成された反射シートをさらに含み、
前記第1振動発生装置および前記第2振動発生装置は、前記ディスプレイモジュールの第1背面領域に対応する前記反射シートの背面に構成され、前記反射シートの前記背面に音波を出力するように構成され、
前記第3振動発生装置および前記第4振動発生装置は、前記ディスプレイモジュールの第2背面領域に対応する前記反射シートの前記背面に構成され、前記反射シートの前記背面に音波を出力するように構成された、請求項12~23のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【請求項25】
前記支持部材の一方の側部の縁に構成された第1スリットと、
前記支持部材の他方の側部の縁に構成された第2スリットと、
前記第1スリットに構成された第5振動発生装置と、
前記第2スリットに構成された第6振動発生装置と、をさらに含む、請求項12~20のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【請求項26】
前記振動発生モジュールを囲むパーティションをさらに含む、請求項1~25のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【請求項27】
映像を表示するように構成されたディスプレイパネルを含むディスプレイモジュールと、
前記ディスプレイモジュールの背面に構成された支持部材と、
前記ディスプレイモジュールの背面に構成された2つ以上の振動発生装置を含む振動発生モジュールと、
前記ディスプレイモジュールの縁領域を振動させて、前記ディスプレイパネルの側面方向に音響を出力するように構成された高音発生装置と、
前記支持部材と前記ディスプレイモジュールの少なくとも中間部分との間にあるギャップ空間と、を含み、
前記ディスプレイモジュールは、前記2つ以上の振動発生装置の振動によって前記ギャップ空間に生成される音波によって振動するように構成された、ディスプレイ装置。
【請求項28】
前記高音発生装置は、前記支持部材の側面に構成されるか、または前記支持部材の前記側面および背面に構成された、請求項27に記載のディスプレイ装置。
【請求項29】
前記高音発生装置は、テーパーを有するように前記支持部材の側面および背面に構成された、請求項27に記載のディスプレイ装置。
【請求項30】
前記支持部材の一方および他方の縁に構成された少なくとも1つのスリットをさらに含み、
前記高音発生装置は、前記少なくとも1つのスリットに構成された振動発生装置を含む、請求項27~29のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【請求項31】
前記支持部材と前記振動発生装置との間にあるプレートをさらに含む、請求項27に記載のディスプレイ装置。
【請求項32】
前記振動発生装置は、圧電複合体を含むように構成された、請求項27~31のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【請求項33】
前記振動発生装置は、圧電複合層、第1電極、および第2電極を含むように構成された、請求項27~31のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【請求項34】
前記圧電複合層は、
圧電特性を有する複数の第1部分と、
前記複数の第1部分のうちの隣接する2つの第1部分の間にある、柔軟性を有する第2部分と、を含む、請求項33に記載のディスプレイ装置。
【請求項35】
前記支持部材は、収容部をさらに含み、
前記2つ以上の振動発生装置は、前記収容部に構成され、
前記2つ以上の振動発生装置は、低中音域帯の音響を出力するように構成されるか、または低音域帯、中音域帯、および高音域帯のそれぞれの音響を出力するように構成された、請求項27~34のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【請求項36】
前記支持部材は、第1収容部および第2収容部をさらに含み、
前記2つ以上の振動発生装置のうち、第1振動発生装置および第2振動発生装置は、前記第1収容部に構成され、
前記2つ以上の振動発生装置のうち、第3振動発生装置および第4振動発生装置は、前記第2収容部に構成され、
前記第1振動発生装置および前記第3振動発生装置は、前記ディスプレイモジュールの中央に構成され、低音域帯の音響を出力するように構成され、
前記第2振動発生装置および前記第4振動発生装置は、前記第1振動発生装置および前記第3振動発生装置に隣接して構成され、中音域帯または中高音域帯の音響を出力するように構成された、請求項27~34のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【請求項37】
前記支持部材は、第1収容部、第2収容部、および第3収容部をさらに含み、
前記2つ以上の振動発生装置のうち、第1振動発生装置は、前記第1収容部に構成され、
前記2つ以上の振動発生装置のうち、第2振動発生装置は、前記第2収容部に構成され、
前記2つ以上の振動発生装置のうち、第3振動発生装置は、前記第3収容部に構成され、
前記第1振動発生装置および前記第2振動発生装置は、中音域帯または中高音域帯の音響を出力するように構成され、
前記第3振動発生装置は、前記ディスプレイモジュールの中央に構成され、低音域帯の音響を出力するように構成された、請求項27~34のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【請求項38】
前記支持部材は、第1収容部、第2収容部、第3収容部、および第4収容部をさらに含み、
前記2つ以上の振動発生装置のうち、第1振動発生装置は、前記第1収容部に構成され、
前記2つ以上の振動発生装置のうち、第2振動発生装置は、前記第2収容部に構成され、
前記2つ以上の振動発生装置のうち、第3振動発生装置は、前記第3収容部に構成され、
前記2つ以上の振動発生装置のうち、第4振動発生装置は、前記第4収容部に構成され、
前記第1振動発生装置および前記第3振動発生装置は、前記ディスプレイモジュールの中央に構成され、低音域帯の音響を出力するように構成され、
前記第2振動発生装置および前記第4振動発生装置は、中音域帯または中高音域帯の音響を出力するように構成された、請求項27~34のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【請求項39】
前記支持部材は、前記ディスプレイモジュールを基準に傾いて配置された、請求項27~38のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【請求項40】
前記支持部材は、前記ディスプレイモジュールを基準に傾いて配置され、
前記支持部材は、前記支持部材の一方から他方に行くほど変化される複数のホールをさらに含む、請求項27~38のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【請求項41】
前記ディスプレイパネルの背面に構成された反射シートをさらに含み、
前記振動発生モジュールは、前記反射シートの背面に構成され、前記反射シートの前記背面に音波を出力するように構成された、請求項27~40のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【請求項42】
前記振動発生モジュールを囲むパーティションをさらに含む、請求項27~41のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
【請求項43】
前記収容部にあるプレートと、
前記収容部と前記プレートの縁との間にある接着部材と、をさらに含み、
前記2つ以上の振動発生装置は、前記プレートに構成され、
前記ギャップ空間は、前記支持部材と前記プレートとの間にある、請求項35に記載のディスプレイ装置。
【請求項44】
前記ディスプレイパネルの背面にある反射シートと、
前記収容部にあるプレートと、
前記プレートの縁と前記反射シートとの間にある接着部材と、をさらに含み、
前記2つ以上の振動発生装置は、前記プレートに構成され、前記反射シートの背面に音波を出力するように構成され、
前記ギャップ空間は、前記2つ以上の振動発生装置を囲むように前記収容部と前記プレートとの間にある、請求項35に記載のディスプレイ装置。