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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024129061
(43)【公開日】2024-09-26
(54)【発明の名称】飲料分配システム
(51)【国際特許分類】
   B67D 1/08 20060101AFI20240918BHJP
【FI】
B67D1/08 Z
【審査請求】有
【請求項の数】18
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024102575
(22)【出願日】2024-06-26
(62)【分割の表示】P 2021521807の分割
【原出願日】2019-10-21
(31)【優先権主張番号】62/748,748
(32)【優先日】2018-10-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
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5.SNAPCHAT
(71)【出願人】
【識別番号】591235706
【氏名又は名称】ペプシコ・インク
(74)【代理人】
【識別番号】100106518
【弁理士】
【氏名又は名称】松谷 道子
(74)【代理人】
【識別番号】100131808
【弁理士】
【氏名又は名称】柳橋 泰雄
(72)【発明者】
【氏名】チマッティ,マルコ
(72)【発明者】
【氏名】ユングレン,アントン
(72)【発明者】
【氏名】ブローエン,マーティン エドゥアルド
(72)【発明者】
【氏名】リム,スティーブン
(72)【発明者】
【氏名】フランセーン,マルティン イーヴァル
(72)【発明者】
【氏名】バビッチ,イワナ
(57)【要約】      (修正有)
【課題】飲料などの組成物を分配するためのシステム及び方法が提供される。
【解決手段】飲料ディスペンサは、飲料の選択に対応する入力を受信するように構成され得る。飲料ディスペンサは、選択された飲料の成分の調整に対応する追加の入力を受信し得る。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カスタム飲料を分配するための方法であって、
電子ユーザインターフェースを有する飲料ディスペンサを提供することと、
前記飲料ディスペンサにおいて、電子ユーザプロファイルを認証することと、
成分を選択して、電子カスタムレシピを作成するために、前記ユーザインターフェース上での第1のユーザ入力を受信することと、
前記電子カスタムレシピに従って、第1のカスタム飲料を分配することと、
前記第1のカスタム飲料を分配した後、前記飲料ディスペンサにおいて、前記電子ユーザプロファイルを認証することと、
前記電子カスタムレシピに従って、第2のカスタム飲料を分配することと、を含む、方法。
【請求項2】
前記第1のカスタム飲料を分配する前に、前記電子カスタムレシピの価格を表示することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記価格が、前記成分に基づいている、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のカスタム飲料を分配した後に、前記電子ユーザプロファイルに課金すること更に含み、
前記電子ユーザプロファイルが、支払い情報を含む、請求項2又は3に記載の方法。
【請求項5】
前記電子ユーザプロファイルを課金する前に、前記電子カスタムレシピに従って、無料サンプルカスタム飲料を分配することを更に含む、請求項2、3又は4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
第2のカスタム飲料を分配した後に、前記飲料ディスペンサにおいて、前記電子ユーザプロファイルを認証することと、
無料飲料を分配することと、を更に含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のカスタム飲料を分配する前に、前記電子ユーザインターフェース上で、前記第1のカスタム飲料を分配するための第2のユーザ入力を受信することを更に含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
第2の飲料ディスペンサにおいて、前記電子ユーザプロファイルを認証することと、
前記第2の飲料ディスペンサから、前記電子カスタムレシピに従って、第3のカスタム飲料を分配することと、を更に含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
カスタム飲料を作製するための方法であって、
電子ユーザプロファイルを認証することと、
第1の電子レシピについて成分の量を選択するために、第1の電子ユーザ入力を受信することと、
前記第1の電子レシピに従って、飲料ディスペンサから第1のカスタム飲料を分配することと、
前記第1のカスタム飲料を分配した後に、前記第1の電子レシピに関連する第2の電子ユーザ入力を要求することと、
第2の電子レシピを作成するために、前記第2の電子ユーザ入力に基づいて、前記第1のレシピを変更することと、
前記電子ユーザプロファイルを認証することと、
前記第2の電子レシピに従って、第2のカスタム飲料を分配することと、を含む、方法。
【請求項10】
前記第1の電子レシピを変更することが、前記成分の量を変更することを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第2の電子レシピに従って、前記第2のカスタム飲料を分配することが、第2の飲料ディスペンサで行われる、請求項9又は10に記載の方法。
【請求項12】
前記第1の電子ユーザ入力を受信する前に、電子ユーザプロファイルデータに基づいて、前記ユーザにカスタムレシピを提案することを更に含む、請求項9、10、又は11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記電子ユーザプロファイルデータが、販売促進情報、ユーザ味覚嗜好、利用可能な成分、時刻、天気、ユーザの位置、又は感知された生理学的データを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第2のレシピを第2の電子ユーザプロファイルに電子的に送信することと、
前記第2の電子ユーザプロファイルを認証することと、
前記第2の電子レシピに従って、第3のカスタム飲料を分配することと、を更に含む、請求項9、10、11、12、又は13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記電子ユーザプロファイルを認証することが、再利用可能な飲料容器に関連付けられた電子情報に基づいている、請求項9~14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
前記電子ユーザプロファイルを認証することが、モバイル電子デバイスにおいて行われる、請求項9~15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記ユーザプロファイルを認証することが、前記飲料ディスペンサにおいて行われる、請求項9~16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記第1のカスタム飲料を分配する前に、前記飲料ディスペンサに接続された電子センサを使用して、飲料容器の存在を判定することを更に含む、請求項9~17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
飲料分配システムであって、
電子ネットワークに結合されたネットワークインターフェースと、
前記ネットワークインターフェースに結合された第1のプロセッサを含む、第1の飲料ディスペンサと、
前記ネットワークインターフェースに結合された第2のプロセッサを含む、第2の飲料ディスペンサと、を含み、
前記第1のプロセッサ及び前記第2のプロセッサが、
電子ユーザプロファイルを認証することと、
電子飲料レシピを作成するために、成分の量に関連する第1の電子ユーザ入力を受信することと、
前記電子飲料レシピを前記ユーザプロファイルに保存することと、
前記第1の飲料ディスペンサ又は前記第2の飲料ディスペンサにおいて、前記電子飲料レシピに従って、カスタム飲料を分配することと、を行うように構成されている、飲料分配システム。
【請求項20】
前記ネットワークインターフェースに結合された第3のプロセッサを含む、モバイル電子デバイスを更に含み、
前記第3のプロセッサが、
前記電子ユーザプロファイルを認証することと、
前記電子飲料レシピにおける前記成分の量を変化させて、更新第2の電子ユーザ入力を受信することと、
前記ユーザプロファイルに、前記更新された電子飲料レシピを保存することと、を行うように構成されている、請求項19に記載の飲料分配システム。
【請求項21】
飲料分配システムであって、
電子ネットワークに結合されたネットワークインターフェースと、
前記ネットワークインターフェースに結合された第1のプロセッサを含む、第1の飲料ディスペンサと、
前記ネットワークインターフェースに結合された第2のプロセッサを含む、第2の飲料ディスペンサと、を含み、
前記第1のプロセッサ及び前記第2のプロセッサが、
提案された飲料成分データを受信することと、
電子ユーザプロファイルを認証するために、データベースに認証情報をすることと、
前記提案された飲料成分データに基づいて、飲料成分をユーザに提案することと、
電子飲料レシピを作成するために、前記提案された飲料成分に関連する第1の電子ユーザ入力を受信することと、
前記第1の飲料ディスペンサ又は前記第2の飲料ディスペンサにおいて、前記電子飲料レシピに従って、カスタム飲料を分配することと、を行うように構成されている、飲料分配システム。
【請求項22】
前記提案された飲料成分データが、最も売れる成分データ、成分傾向データ、人口統計データ、及び販売促進データのうちの1つ以上を含む、請求項21に記載の飲料分配システム。
【請求項23】
前記提案された飲料成分データが、制限された時間の成分データを含む、請求項21に記載の飲料分配システム。
【請求項24】
カスタム飲料を作製するための方法であって、
電子ユーザプロファイルに関連する認証情報を受信することと、
ユーザからの更なる入力を必要とせずに、飲料ディスペンサからカスタム飲料を分配することと、を含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、カスタム飲料を作製及び分配するための飲料ディスペンサ及び飲料分配システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ポストミックスディスペンサは、典型的には、成分の混合物から要求に応じて飲料を作製することを可能にする。この形態で飲料を分配することの利点は、濃縮物容器及び水の供給が、通常、個々の容器に同じ量の飲料を貯蔵するためにさもなければ必要とされるスペースよりも著しく少ないスペースを占めることである。更に、この分配機器は、個々の空容器によって形成される廃棄物の増加並びに追加の輸送コストを排除する。これらの技術的進歩及び他の技術的進歩により、食品及び飲料ベンダーは、ポストミックス分配システムを通じてより多様な選択肢を消費者に提供することが可能となっている。
【0003】
後混合式ディスペンサは、通常、バッグインボックスパッケージからシロップ又は液体濃縮物を分配することに限定される。このシロップ又は濃縮物は、ポンプ又は加圧式ガスタンク、例えばCOの使用を通じてシステムに導入される。典型的な後混合式システムは、そのシステムを設置し、保守するのに、多くの部品及び技術的な理解を必要とする。
【発明の概要】
【0004】
本発明の一態様は、カスタム飲料を分配するための方法であって、電子ユーザインターフェースを有する飲料ディスペンサを提供することと、飲料ディスペンサにおいて、電子ユーザプロファイルを認証することと、成分を選択して、電子カスタムレシピを作成するために、ユーザインターフェース上で第1のユーザ入力を受信することと、電子カスタムレシピに従って、第1のカスタム飲料を分配することと、第1のカスタム飲料を分配した後に、飲料ディスペンサにおいて、電子ユーザプロファイルを認証することと、電子カスタムレシピに従って、第2のカスタム飲料を分配することと、を含む、方法を提供する。第1のカスタム飲料を分配する前に、本方法は、電子カスタムレシピの価格を表示することを含むことができる。価格は、成分に基づくことができる。本方法は、第1のカスタム飲料及び電子ユーザプロファイルを分配した後に、電子ユーザプロファイルを課金することを含むことができ、電子ユーザプロファイルは、支払い情報を含むことができる。本方法は、電子ユーザプロファイルを課金する前に、電子カスタムレシピに従って無料サンプルカスタム飲料を分配することを含むことができる。本方法は、第2のカスタム飲料を分配した後に、飲料ディスペンサにおいて、電子ユーザプロファイルを認証することと、無料飲料を分配することと、を含むことができる。本方法は、第1のカスタム飲料を分配する前に、第1のカスタム飲料を分配するために、電子ユーザインターフェース上で第2のユーザ入力を受信することを含むことができる。本方法は、第2の飲料ディスペンサにおいて電子ユーザプロファイルを認証することと、第2の飲料ディスペンサから電子カスタムレシピに従って第3のカスタム飲料を分配することと、を含むことができる。
【0005】
本発明の別の態様は、カスタム飲料を生成するための方法であって、電子ユーザプロファイルを認証することと、第1の電子レシピのための成分の量を選択するために、第1の電子ユーザ入力を受信することと、第1の電子レシピに従って、飲料ディスペンサから第1のカスタム飲料を分配することと、第1のカスタム飲料を分配した後に、第1の電子レシピに関連する第2の電子ユーザ入力を要求することと、第2の電子レシピを作成するために、第2の電子ユーザ入力に基づいて、第1のレシピを変更することと、電子ユーザプロファイルを認証することと、第2の電子レシピに従って、第2のカスタム飲料を分配することと、を含む、方法を含むことができる。第1の電子レシピを変更することは、成分の量を変更することを含むことができる。第2の電子レシピに従って第2のカスタム飲料を分配することは、第2の飲料ディスペンサで行うことができる。本方法は、第1の電子ユーザ入力を受信する前に、電子ユーザプロファイルデータに基づいて、カスタムレシピをユーザに提案することを含むことができる。電子ユーザプロファイルデータは、販売促進情報、ユーザの味覚の嗜好、利用可能な成分、時刻、天気、ユーザの位置、又は感知された生理学的データを含むことができる。本方法は、第2の電子ユーザプロファイルに第2のレシピを電子的に送信することと、第2の電子ユーザプロファイルを認証することと、第2の電子レシピに従って、第3のカスタム飲料を分配することと、を含むことができる。電子ユーザプロファイルを認証することは、再利用可能な飲料容器に関連付けられた電子情報に基づくことができる。電子ユーザプロファイルを認証することは、モバイル電子デバイスにおいて行うことができる。ユーザプロファイルを認証することは、飲料ディスペンサにおいて行うことができる。本方法は、第1のカスタム飲料を分配する前に、飲料ディスペンサに接続された電子センサを使用して、飲料容器の存在を判定することを含むことができる。
【0006】
本発明の一態様は、電子ネットワークに結合されたネットワークインターフェースと、ネットワークインターフェースに結合された第1のプロセッサを含む第1の飲料ディスペンサと、ネットワークインターフェースに結合された第2のプロセッサを含む第2の飲料ディスペンサと、を含む、飲料分配システムを含むことができる。第1のプロセッサ及び第2のプロセッサは、電子ユーザプロファイルを認証することと、電子飲料レシピを作成するために、成分の量に関連する第1の電子ユーザ入力を受信することと、ユーザプロファイルに電子飲料のレシピを保存することと、第1の飲料ディスペンサ又は第2の飲料ディスペンサにおいて、電子飲料レシピに従って、カスタム飲料を分配することと、を行うように構成することができる。飲料分配システムは、ネットワークインターフェースに結合された第3のプロセッサを含むモバイル電子デバイスを含むことができる。第3のプロセッサは、電子ユーザプロファイルを認証することと、電子飲料レシピにおける成分の量を変更して、更新された電子飲料レシピを作成するために、第2の電子ユーザ入力を受信することと、ユーザプロファイルに、更新された電子飲料レシピを保存することと、を行うように構成することができる。
【0007】
本発明の一態様は、電子ネットワークに結合されたネットワークインターフェースと、ネットワークインターフェースに結合された第1のプロセッサを含む第1の飲料ディスペンサと、ネットワークインターフェースに結合された第2のプロセッサを含む第2の飲料ディスペンサと、を含む、飲料分配システムを含む。第1のプロセッサ及び第2のプロセッサは、提案された飲料成分データを受信することと、認証情報をデータベースに送信して、電子ユーザプロファイルを認証することと、提案された飲料成分データに基づいて、ユーザに飲料成分を提案することと、提案された飲料成分に関連する第1の電子ユーザ入力を受信して、電子飲料レシピを作成することと、第1の飲料ディスペンサ又は第2の飲料ディスペンサにおいて、電子飲料レシピに従って、カスタム飲料を分配することと、を行うように構成されている。提案された飲料成分データは、最も売れる成分データ、成分傾向データ、人口統計データ、及び販売促進データのうちの1つ以上を含むことができる。提案された飲料成分データは、限定された時間の成分データを含むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
添付図面は、本発明に組み込まれ、本明細書の一部を形成し、本発明の実施形態を例示し、本説明と一緒に、更に本発明の原理を説明し、かつ当業者(複数可)が本発明を作製し、使用することを可能にする役割を果たす。
【0009】
図1】本発明の種々の態様による飲料ディスペンサの斜視図である。
【0010】
図2】本発明の種々の態様による飲料ディスペンサの正面図である。
【0011】
図3】本発明の種々の態様による飲料ディスペンサの側面図である。
【0012】
図4】本発明の種々の態様による飲料ディスペンサのアセンブリ図である。
【0013】
図5】本発明の種々の態様による飲料ディスペンサ制御パネルの正面図である。
【0014】
図6】本発明の種々の態様による飲料ディスペンサの斜視図である。
【0015】
図7】本発明の種々の態様による図6の飲料ディスペンサの側部ハウジングの正面図である。
【0016】
図8】本発明の種々の態様による図6の飲料ディスペンサの側部ハウジングの正面図である。
【0017】
図9】本発明の種々の態様による図6の飲料ディスペンサの側部ハウジングの正面図である。
【0018】
図10】本発明の種々の態様による図6の飲料ディスペンサの側部ハウジングの正面図である。
【0019】
図11】本発明の種々の態様による分配領域のアセンブリ図である。
【0020】
図12】本発明の種々の態様による分配領域の斜視図である。
【0021】
図13】本発明の種々の態様による飲料ディスペンサの斜視図である。
【0022】
図14】本発明の種々の態様による飲料ディスペンサの正面図である。
【0023】
図15】本発明の種々の態様による飲料ディスペンサの側面図である。
【0024】
図16】本発明の種々の態様による飲料ディスペンサの斜視図である。
【0025】
図17】本発明の種々の態様による飲料ディスペンサの斜視図である。
【0026】
図18】本発明の種々の態様による飲料分配システムの概略図である。
【0027】
図19】本発明の種々の態様による論理システムを描く機能ブロック図である。
【0028】
図20】本発明の種々の態様による飲料を分配するための例示的な方法のプロセスフロー図である。
【0029】
図21】本発明の種々の態様による飲料を分配するための例示的な方法のプロセスフロー図である。
【0030】
図22】本発明の種々の態様による飲料を分配するための例示的な方法のプロセスフロー図である。
【0031】
図23】本発明の種々の態様による例示的なハードウェアプラットフォームを例示する。
【0032】
図24】本発明の種々の態様による例示的な通信ネットワークのブロック図である。
【0033】
図25】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0034】
図26】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0035】
図27】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0036】
図28】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0037】
図29】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0038】
図30】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0039】
図31】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0040】
図32】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0041】
図33A】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
図33B】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0042】
図34A】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
図34B】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0043】
図35】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0044】
図36】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0045】
図37】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0046】
図38】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0047】
図39】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0048】
図40】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0049】
図41】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0050】
図42】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0051】
図43】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0052】
図44】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0053】
図45】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0054】
図46】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0055】
図47】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0056】
図48】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0057】
図49】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0058】
図50】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0059】
図51】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0060】
図52】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0061】
図53】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0062】
図54】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0063】
図55】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0064】
図56】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0065】
図57】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0066】
図58】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0067】
図59】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0068】
図60】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0069】
図61】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0070】
図62】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0071】
図63】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0072】
図64】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0073】
図65】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0074】
図66】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0075】
図67】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0076】
図68】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0077】
図69】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0078】
図70】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0079】
図71】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0080】
図72】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0081】
図73】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0082】
図74】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0083】
図75】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0084】
図76】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0085】
図77】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0086】
図78】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0087】
図79】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0088】
図80】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0089】
図81】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0090】
図82】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0091】
図83】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0092】
図84】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0093】
図85】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0094】
図86】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0095】
図87】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0096】
図88】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0097】
図89】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0098】
図90】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0099】
図91】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0100】
図92】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0101】
図93】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0102】
図94】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0103】
図95】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0104】
図96】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0105】
図97】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0106】
図98】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0107】
図99】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0108】
図100】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0109】
図101】本開示の種々の態様に従った例示的なグラフィカルユーザインターフェースである。
【0110】
図102】本発明の種々の態様による飲料ディスペンサの斜視図である。
【0111】
実施形態の特徴及び利点は、図面と併せて以下に述べる詳細な説明から明らかになり、図面では、同様の参照符号は、全体を通して対応する要素を特定する。
【発明を実施するための形態】
【0112】
以降、添付図面に例示されるような本発明の実施形態を参照して、本発明(複数可)を詳細に説明する。「一実施形態(one embodiment)」、「一実施形態(an embodiment)」、「例示的な実施形態(an exemplary embodiment)」などの言及は、記載された実施形態が特定の特徴、構造、又は特性を含み得るが、全ての実施形態が特定の特徴、構造、又は特性を必ずしも含むわけではないことを示す。更に、このような句は、必ずしも同じ実施形態を言及するものではない。更に、特定の特徴、構造、又は特性が実施形態と関連して記載される場合、明確に記載されているかどうかに関わりなく、他の実施形態と関連するこのような特徴、構造、又は特性への影響は、当業者の知見内であるものとする。
【0113】
ここで、本発明の一態様を、図1~5を参照しながら説明する。図1~5は、ユーザインターフェース500上のユーザインターフェースの一部として使用することができるユーザ入力選択を含むユーザインターフェース500を含む、飲料分配システム10を例示する。ユーザインターフェース500上の例示的なユーザ入力選択は、図53~96に関して以下により詳細に考察される。
【0114】
飲料分配システム10は、外側ハウジング100を含むことができる。ある態様では、飲料分配システム10は、自由に立っているユニットとすることができる。外側ハウジング100は、上部ハウジング部分110、下部ハウジング部分130、及びドア102を含むことができる。外側ハウジング100は、右ハウジングパネル100a、左ハウジングパネル100b、上部パネル100c、背面パネル100d、及び前面パネル100eを含むことができる。一態様では、右ハウジングパネル100a、左ハウジングパネル100b及び背面パネル100dのうちの1つ以上は、上部ハウジング部分110及び下部ハウジング部分130にまたがることができる。一態様では、右ハウジングパネル100a、左ハウジングパネル100b、上部パネル100c、背面パネル100d、及び前面パネル100eは、一体型ハウジングとすることができる。上部ハウジング部分110は、ドア102の頂縁部102aに沿って延在する水平面130aによって、下部ハウジング部分130から分離することができる。一態様では、外側ハウジング100及びドア102の壁の各々は、断熱されて、それぞれの壁を通る熱損失又はゲインを防止することができる。
【0115】
別の態様では、ドア102は、カスタマイズされた飲料を製造する際に使用するために、ユーザが飲料分配システム10における1つ以上の利用可能な成分を見ることができるように、窓152を含むことができる。窓152は、ハウジング100上の任意の場所に配置することができる。
【0116】
別の態様では、ドア102は、ユーザが飲料分配システム10における1つ以上の利用可能な成分を見ることができるように、透明とすることができる。
【0117】
一態様では、窓152は、飲料ディスペンサ10で利用される成分又は成分の画像を表示することができるビデオスクリーンでとすることができる。一態様では、ビデオスクリーンは、製品の説明、広告、販売促進、又は他のメッセージング目的のために利用することができる。例えば、ビデオディスプレイは、特定の製品のためにカスタマイズされ得るか、又は消費者の特定のグループ又は製品の可能なユーザをターゲットにするようにカスタマイズされ得る。別の態様では、ビデオスクリーンは、飲料に追加され得る1つ以上の成分をシミュレートすることができる。
【0118】
一態様では、ドア102は、任意の好適な方式で開くことができる。例えば、ドア200がスイング式に開いて内部のコンポーネント及び成分へのアクセスを可能にするように、ドア102の一方の側を飲料システム10にヒンジ式に取り付けることができる。ドア200は、ドア200を開くためのハンドルを含むことができる。
【0119】
飲料ディスペンサ10は、電子信号を送信してポンプ138を始動させ、1つ以上のバルブ140を開いて飲料を分配するプログラム可能なマイクロプロセッサを含む電子制御モジュールによって制御することができる。電子制御モジュールは、飲料システムのインテリジェントな制御を提供することができる。電子制御モジュールはまた、流体温度、分配された飲料の数、並びに飲料分配システム内に残っている添加剤、香味料、及びミネラル成分を決定するセンサなどのシステム状態を監視することができる。電子制御モジュールはまた、サービス提供診断、及び電子状態を遠隔からポーリングする機能を提供することもできる。
【0120】
飲料ディスペンサ10の電子制御モジュールは、成分及びコンポーネントを追跡して、成分及び構成要素を交換する必要があるときを判定及び/又は予測することができる。例えば、電子制御モジュールは、ガスの使用量、香味料、添加剤、及びミネラル、フィルタ状態、及び電気使用量を追跡することができる。加えて、電子制御モジュールは、ガスの使用量、香味料、添加剤、及び/又はミネラル及びフィルタ状態に基づいて、成分及びコンポーネントの補給を提案することができる。一態様では、電子制御モジュールは、今後のイベントに基づいて成分及びコンポーネントの補給を提案することができる。例えば、電子制御モジュールは、飲料分配システム10の近接性に基づいて、スポーツイベントなどの今後の公共イベントへの成分及びコンポーネントの補給を提案することができる。
【0121】
飲料分配システム10は、飲料の選択及び分配を容易にするためのユーザインターフェース500を含むことができる。ユーザインターフェース500は、顧客に情報を表示するためのディスプレイ502(例えば、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)又は発光ダイオード(light emitting diode、LED)ディスプレイであって、タッチスクリーンディスプレイであり得る)を含み得る。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース500は、顧客からの命令を受信するための1つ以上のアクチュエータ(例えば、ディスプレイ画面502に統合されていてもよく、又は統合されていなくてもよい、タッチスクリーン上のボタン、レバー、ハンドル、又はアイコン)を含み得る。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース500のアクチュエータ(複数可)は、飲料分配システム10の分配ノズル170からの飲料の分配を開始するように構成され得る。
【0122】
別の態様では、飲料分配システム10は、ユーザインターフェース500に物理的に到達することができないユーザが、飲料を選択及び分配することを可能にするための下部制御パネル180(図5)を含むことができる。下部制御パネル180は、下部ハウジング部分130の外面上に配置することができる。一態様では、下部制御パネル180は、ドア102の外面上に配置することができる。下部制御パネル180は、アメリカ障害者法に準拠するように配置することができる。例えば、下部制御パネル180は、床から約36インチに配置することができる。下部制御パネル180を有さない飲料分配システム10の態様では、下部ハウジング部分130は、そうでなければ下部制御パネル180を収容する下部ハウジング部分130内の開口部を覆うための偽又はダミーパネルを含み得る。
【0123】
いくつかの実施形態では、下部制御パネル180は、ユーザからの命令を受信するための1つ以上のアクチュエータ(例えば、ディスプレイ画面502に統合されていてもよく、又は統合されていなくてもよい、タッチスクリーン上のボタン、レバー、ハンドル、又はアイコン)を含み得る。例えば、下部制御パネル180は、オンボタン188、左方向ボタン182a、右方向ボタン182b、選択ボタン184、及び水ボタン186を含むことができる。一態様では、ユーザインターフェース500に物理的に到達することができないユーザは、ボタン188を選択して、機械を代替制御モードにすることができる。この代替制御モードでは、ユーザは、左方向ボタン182a、右方向ボタン182b及び選択ボタン184を使用して、ディスプレイ502上のグラフィカルユーザインターフェースを通じてナビゲートして、飲料をカスタマイズし、注文することができる。一態様では、ユーザは、水ボタン186を押すことによって顧客支払いを必要とせずに、依然として水を分配することができる。一態様では、下部制御パネル180は、視覚的に障害のあるユーザとの相互作用を改善するように設計された要素を含み得る。例えば、下部制御パネル180は、動作若しくは単語(例えば、点字)を表す隆起した特徴などの触覚要素、又はオーディオ入力及び出力を使用してユーザと対話する能力を含み得る。
【0124】
ユーザインターフェース500は、上部ハウジング部分110の外面上に配置することができる。ユーザインターフェース500は、ユーザインターフェースハウジングの下部分に配置された容器スポットライト114を含むことができる。容器スポットライト114は、下向きに輝き、分配領域116を照明する容器照明115(図2)を提供することができる。分配領域116の照明は、審美的に心地よいものであり、ユーザが容器を見つけ、容器レスト116上の適切な位置に置いて、ノズル170から飲料を受け入れることを容易にする。別の態様では、容器スポットライト114は、上部ハウジング部分110の外面上に配置することができる。
【0125】
一態様では、ユーザインターフェース500は、周辺照明113を前面パネル100eの前面に投影するための周辺ライト112を含むことができる。一態様では、周辺照明113は、ユーザインターフェース500のハウジングの周辺を取り囲む一連のライトとすることができる。周辺照明113は審美的に心地よいものであり、ユーザがユーザインターフェース500を見つけ、利用することを容易にする。
【0126】
一態様では、飲料分配システム10は、近接センサ120を含むことができる。近接センサ120は、ユーザが飲料分配システム10に接近したときを判定することができる。ユーザが接近していると判定すると、飲料分配システム10は、ユーザインターフェース500及び分配領域116にユーザを引き寄せるために、容器スポットライト114及び/又は周辺ライト112のうちの1つ以上を照明することができる。一態様では、近接センサは、ユーザインターフェース500のハウジング内に組み込むことができる。別の態様では、近接センサ120は、上部ハウジング110の外面上に配置することができる。
【0127】
飲料分配システム10はまた、周囲光センサ108を含むことができる。飲料分配システム10は、周囲光センサ108によって感知された周囲光の量に部分的に基づいて、容器スポットライト114及び/又は周辺ライト112を照明することができる。例えば、周囲光が閾値レベルを下回ると周囲光センサ108が判定する暗い低光状況では、飲料分配システム10は、周辺ライト112及び/又は容器スポットライト114の光強度を低下させることができる。逆に、周囲光が閾値レベルを上回ると周囲光センサ108が判定する明るい高光状況では、飲料分配システム10は、周辺ライト112及び/又は容器スポットライト114の光強度を上昇させることができる。
【0128】
一態様では、1つ以上の分配ノズル170は、ユーザインターフェース500の直下に配置することができる。一態様では、分配ノズル170は、上部ハウジング部分110の外部部分上に配置することができる。別の態様では、分配ノズル170は、ユーザインターフェース500のためのハウジングと一体化することができる。ユーザインターフェース500上で選択された成分は、分配ノズル170及びユーザの容器内で混合されて、カスタマイズされた飲料を作製することができる。
【0129】
飲料分配システム10は、ユーザの嗜好及びレシピを追跡し、カスタム飲料を提案し、カスタム飲料の支払いを容易にするために、ユーザを認証することができる。例えば、ユーザは、ユーザインターフェース500上のユーザ入力を介して、又は飲料ディスペンサ10に組み込まれた1つ以上のセンサ、リーダ、又はスキャナを介して認証することができる。一態様では、ユーザは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、2018年4月2日に出願された米国特許出願第15/943,395号に記載されているように認証することができる。
【0130】
いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース500は、顧客が、特定の顧客を識別するユーザコード(例えば、ユーザ名又は電話番号)を入力することを可能にし得る。いくつかの実施形態では、上部ハウジング部分110は、外部表面上に位置付けられた認証センサ104を含むことができる。図11~16に関して以下に考察されるように、認証センサ104を利用して、カスタム飲料の選択及び分配を可能にし、及び/又は飲料分配システム10上のユーザアカウントにサインインすることを可能にするためにユーザ及び/又はユーザ容器を識別することができる。一態様では、認証センサ104は、顧客を識別するための機械可読品目を読み取る1つ以上のリーダ又はスキャナを含むことができる。機械可読品目としては、バーコード、磁気ストリップ、クイックレスポンス(quick response、QR)コード、無線周波数識別(RFID)タグ、Bluetooth対応デバイス(例えば、携帯電話)、Bluetooth Low Energy(BLE)デバイス、音波通信デバイス、又は超音波通信デバイス(例えば、LISNR(登録商標)超音波技術を有するデバイス)が挙げられ得るが、これらに限定されない。一態様では、認証センサ104は、顧客の1つ以上の生体特性を識別するための1つ以上の生体センサを含むことができる。生体センサ(複数可)としては、指紋リーダ、指静脈スキャナ、網膜スキャナ、虹彩スキャナ、(写真を撮影する及び/若しくは映像を記録するための)カメラ、顔スキャナ、又はマイクロフォンが挙げられ得るが、これらに限定されない。顧客の生体特性(複数可)は、指紋、指静脈パターン、網膜プロファイル、虹彩プロファイル、顔プロファイル、及び音声プロファイルを含み得る。
【0131】
一態様では、認証センサ104は、ビデオセンサであってもよく、ユーザを識別することができ、及び/又は一連のユーザの動きを認識することによって1つ以上の成分を利用可能にすることができる。例えば、認証センサ104は、ユーザを識別するため、及び/又は1つ以上の成分を利用可能にするためのユーザのダンスを認識することができる。認証センサ104は、ユーザを識別するため、及び/又は1つ以上の成分を利用可能にするためのユーザの運動を認識することができる。一態様では、飲料ディスペンサ10は、飲料ディスペンサ10の前で実行され、認証センサ104によって認識される、ダンス及び/又は運動に基づいて、割引された飲料又は割引された成分を提供することができる。
【0132】
いくつかの実施形態では、飲料ディスペンサ10は、ユーザを識別又は認証することなく、任意のユーザが、任意の追加の成分、添加剤、又は香味料なしの純粋な水、すなわちフィルタリングされた水を分配することを可能にすることができる。このような実施形態では、ディスペンサ10のユーザインターフェース500は、ユーザが区純粋な水を選択することを可能にすることができ、飲料ディスペンサ10は、顧客を識別又は認証することなく分配を開始することができる。顧客が、純粋な水以外の飲料(複数可)を分配することを所望する場合、飲料ディスペンサ10は、顧客の識別及び認証を要求することができる。
【0133】
下部ハウジング部分130は、例えば、蒸発器コイル、蒸発器ファンモータ及びファン、圧縮機、凝縮器コイル、並びに凝縮器ファンモータ及びファンを含む冷蔵システム160の部分を収容することができる。一態様では、冷蔵システム160は、下部ハウジング部分130及び上部ハウジング部分110の一方又は両方の内部の温度を低下させることができる。冷蔵システム160は、流体希釈液及び流体濃縮物を所望の温度に維持するために、従来の蒸気圧縮サイクルで動作することができる。蒸気圧縮サイクルでは、気相の冷媒が圧縮機で圧縮され、温度及び圧力が上昇する。次に、高温高圧の冷媒を、熱交換器(凝縮器)を通って循環させ、冷媒はここで周囲の空気への熱伝達によって冷却される。周囲の空気への熱伝達のため、冷媒は、凝縮して気相から液体に戻る。冷媒は、次いで、冷媒の圧力及び温度を減少させる絞りデバイスを通過する。低温の冷媒は、絞りデバイスから出て、冷蔵されるべき領域に冷却された空気を提供する第2の熱交換器(蒸発器)に入る。蒸発器と冷蔵されるべき領域との間の熱伝達は、冷媒を蒸発させ、又は液体と蒸気との飽和混合物から過熱蒸気に変化させる。蒸発器を出た蒸気は、次いで、圧縮機に戻され、このサイクルを繰り返す。
【0134】
一態様では、冷蔵システム160は、冷蔵されたスパークリング希釈液導管146a及び冷蔵された無発泡希釈液導管144aのうちの1つ以上内で流体を冷却するための冷却器162を含むことができる。冷却器162は、下部ハウジング部分130内又は上部ハウジング部分110内に配置することができる。一態様では、冷却器162は、コールドプレート又はコイル冷却器とすることができる。別の態様では、冷却器162は水浴118であってもよく、冷蔵システム160の一部分は、水浴118内に氷バンクを生成することができる。
【0135】
冷蔵システム160は、例えば下部ハウジング部分130及び上部ハウジング部分110の一方又は両方を含む、外側ハウジング100の内部を冷却するために、任意の好適な種類の冷媒を使用することができる。例えば、R134A(テトラフルエタン)、CO(二酸化炭素)、又は炭化水素が使用され得る。冷蔵ユニット160の冷蔵構成要素は、下部ハウジング部分130内に配設され、必要に応じて断熱材により分離することができる。代替的には、冷蔵システム160の構成要素のいくつかは、上部ハウジング部分110に配設され得る。
【0136】
一態様では、飲料ディスペンサ10は、加熱されたスパークリング希釈液導管146c及び加熱された無発泡希釈液導管144cのうちの1つ以上内で液体を急速に加熱するためのヒータ135を含むことができる。ヒータは、下部ハウジング部分130内に、又は上部ハウジング部分110内に配置することができる。一態様では、ヒータは、ボイラ、電気加熱要素、ホットプレート、マイクロ波、又は他の急速加熱手段を含むことができる。
【0137】
下部ハウジング部分130はまた、カスタム飲料のレシピを作成するために使用することができる成分を含むことができる。本明細書で考察されるように、成分は、周囲温度、例えば、華氏76度の無発泡水、例えば、華氏32度に冷却された無発泡水、例えば、華氏180度に更加熱された無発泡水、周囲温度、例えば、華氏76度のスパークリング水、例えば、華氏32度に冷却されたスパークリング水、例えば、華氏180度に加熱されたスパークリング水のうちの1つ以上を含むことができる。成分としては、ブランド飲料濃縮物、プラム、ブルーベリー、マンゴ、チェリー、ブドウ、キウイ、イチゴ、レモン、ライム、パッションフルーツ、リンゴ、メロン、タンジェリン、ラズベリー、オレンジ、ザクロ、パイナップル、ココナッツ、グレープフルーツ、アサイー、スイカ、ピーチ、又はこれらの任意の組み合わせなどの香味料を含むことができる。加えて、香味料は、ミント、紅茶、緑茶、赤茶、白茶、セロリー、カモミール、ハイビサクス、ラベダー、ニンジン、キュウリ、バーバメート、コッカ抽出物、ショウガ、クロロフィル、アロエ、シナモン、朝鮮人参、又はこれらの任意の組み合わせなどのハーブ及びスパイス又は野菜を含むことができる。一態様では、1つ以上の香味料は、防腐剤を含有しない新鮮な成分を含むことができる。加えて、成分は、ホウ素、リン、チタン、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、モリブデン、カドミウム、アルミニウムなどのミネラルを挙げることができる。一態様では、ミネラル成分は、特定の領域からのミネラル水の味覚プロファイルをシミュレートすることができる。例えば、ミネラル成分は、German Alps、Italian Alps、又はFrench Alpsからの水の味覚プロファイルをシミュレートすることができる。成分はまた、ビタミン、電解質、エネルギー、カーム、タンパク質、繊維、ビタミン、酸化防止剤、甘味料などの添加剤、並びにカルシウム、ナトリウム、カリウム、重炭酸塩、マグネシウム、カフェイン、繊維、タンパク質、タウリン、リボース、オメガ3、又はこれらの任意の組み合わせなどの他の機能性成分を含むことができる。
【0138】
本明細書で考察されるように、「スパークリング」は、溶解又は注入された気泡として定義される。注入ガスは、二酸化炭素、窒素、又は混合ガスとすることができる。例えば、「スパークリング水」は、注入された気泡を有する水である。
【0139】
図2~3に示すように、下部ハウジング部分130は、ガスタンク136、1つ以上のフィルタ154、添加剤源148、ミネラル源150、香味料源134、ポンプ138及びバルブ140を収容することができる。以下でより詳細に考察されるように、ガスタンク136は、フィルタ154、添加剤源148、ミネラル源150及び香味料源134は、カスタム飲料を生成するために組み合わせることができる1つ以上の成分を提供するために利用することができる。一態様では、1つ以上の添加剤源148、ミネラル源150及び/又は香味料源134は、飲料ディスペンサ10のユーザに見えるように、窓152付近に配置することができる。
【0140】
香味料源134は、飲料を生成するために希釈液と混合するための香味料濃縮物を含有することができる。香味料源134の各々は、飲料分配システム10に接続するためのバルブ140を含むことができる。例えば、香味料導管は、濃縮物源バルブ140を通じて香味料源134の各々に流体接続することができる。香味料導管の各々は、分配ノズル170に流体接続することができる。香味料ポンプ138は、濃縮物導管の各々と係合して、香味料導管を通じて香味料濃縮物を移動させることができる。香味料ポンプ138は、ガス又は電動のダイヤフラムポンプとすることができる。別の態様では、香味料ポンプ138は、蠕動ポンプとすることができる。
【0141】
蠕動ポンプは、それぞれの導管を通じて流体を移動させるために、下部デュロメータのチューブを必要とする。したがって、香味料ポンプ138が蠕動ポンプであるときに、下部デュロメータのチューブは、典型的な飲料分配システムチューブよりも頻繁に交換される必要があり得る。一態様では、香味料源134は、ユーザが飲料ディスペンサ10における香味料源及びチューブを交換することをより容易にするために、統合されたチューブを含むことができる。例えば、ユーザは、その一体型チューブを含む空の香味料源134を単純に除去し、それを新しい統合チューブを有する満杯の香味料源134と交換することができる。一体型チューブを有する香味料源134はまた、空の香味料源134が新しい香味料源と交換されるときに、香味料汚染を防止する。例えば、異なる香味料の新しい香味料源134で、空の香味料源134を交換するときに、エンドユーザは、導管を洗い流し、及び/又はチューブを交換することを忘れる可能性がある。一体型チューブは、ユーザをそのような汚染から防止することができる。
【0142】
本発明の一態様では、1つ以上の香味料源134は、例えば、飲料香味料が完全に分配された後に、空のときに飲料分配システム10から除去することができる使い捨て容器とすることができる。別の態様では、1つ以上の香味料源134は、規則的な基準で、又は必要に応じて、香味料で再充填され得る再利用可能な容器とすることができる。例えば、1つ以上の香味料源134は、空になって新鮮な成分で毎日再充填される容器又はカートリッジとすることができる。一態様では、1つ以上の香味料源134は、新鮮な成分を含む真空密封カートリッジとすることができる。
【0143】
香味料源134は、例えば、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2018年1月23日発行の米国特許第9,873,606号に記載されているように、バッグインボックス濃縮物又はバッグオンバルブ濃縮物源などの自己加圧式濃縮物とすることができる。一態様では、香味料源134は、非加圧式バッグオンバルブ濃縮物源とすることができる。加圧されていないため、非加圧バッグオンバルブ濃縮物源は、米国郵便システムを通じて出荷され得、電子商取引に特に好適である。
【0144】
一態様では、1つ以上の香味料源134は、香味料源134を飲料ディスペンサ10内のチューブに接続するための迅速な接続結合を含むことができる。
【0145】
バルブ140は、香味料濃縮物が飲料分配システム10及び最終的にはノズル170に入る速度を制御することができる。本発明の一態様では、バルブ140は、香味料濃縮物の流量を毎秒おおよそ0.1オンス、したがって46:1の能力に制限することができる。香味料濃縮物の流量は、それぞれの香味料源134中の香味料濃縮物の濃度比に基づいて、バルブ140で修正することができる。香味料濃縮物は、任意の濃縮比とすることができる。本発明の一態様では、香味料濃縮物は、容積に基づいておおよそ100:1の希釈比までとすることができ、比較的小さいスペース内に高濃度の飲料の貯蔵を可能にする。本発明の代替の態様では、香味料濃縮物は、容積に基づいて、おおよそ30:1の希釈比までとすることができる。本発明の更なる態様では、香味料濃縮物は、容積に基づいて、おおよそ80:1の希釈比までとすることができる。
【0146】
一態様では、飲料分配システム10は、希釈液、例えば水を飲料分配システム10に供給するための加圧希釈液源を含むことができる。一態様では、希釈液は、通常の家庭用水圧、例えばおおよそ50~300ポンド毎平方インチ(psi)とすることができる。希釈液源は、飲料分配システム10を通じて希釈液を分散させるポンプに、希釈液を提供することができる。一態様では、ポンプは下部ハウジング部分130内に配置することができる。希釈液は、フィルタ154を通過し、1つ以上の希釈液導管に入ることができる。例えば、飲料分配システム10は、周囲温度での無発泡水、冷却された無発泡水、加熱された無発泡水、周囲温度でのスパークリング水、冷却されたスパークリング水、及び加熱されたスパークリング水を提供するために、コイルパック118に入る希釈液導管を含むことができる。一態様では、希釈液(周囲温度での無発泡水、冷却された無発泡水、加熱された無発泡水、周囲温度でのスパークリング水、冷却されたスパークリング水、及び加熱されたスパークリング水)のうちの1つ以上は、混合されて、特注飲料レシピのためにユーザによって要求されるように、冷たい無発泡水、少し冷たい無発泡水、周囲温度の無発泡水、少し熱い無発泡水、熱い無発泡水、冷たいスパークリング水、少し冷たいスパークリング水、周囲温度のスパークリング水、少し熱いスパークリング水、熱いスパークリング水を分配することができる。水は、1種以上の添加剤、1種以上の香味料、及び/又は1種以上のミネラルと混合されて、カスタム飲料を生成することができる。
【0147】
フィルタ154は、任意の所望の種類のフィルタシステムであってもよい。例えば、フィルタ154は、1つ以上の微粒子フィルタ及び炭フィルタを含み得る。他の態様では、フィルタ154は、逆浸透濾過システムを含み得るか、又は蒸留水を希釈液として生成する蒸留システムを含み得る。一態様では、飲料ディスペンサ10は、フィルタ154が交換を必要とするときを判定するためのフィルタセンサシステムを含むことができる。例えば、フィルタセンサシステムは、フィルタ154の上流側及び下流側の各々に圧力センサを含むことができる。これらの圧力センサ間の圧力差が予め設定された値を超えるときに、飲料ディスペンサは、システム操作者を変更することができ、及び/又はフィルタ154が交換されるまで更なる分配を防止することができる。
【0148】
一態様では、図18に示すように、希釈液は、ハウジング100内の飲料ディスペンサ10の構成要素に接続する希釈液源導管142を通過する。ハウジング100内の希釈液源導管142は、フィルタ154に流体接続されて、内部を流れる希釈液を洗浄する。フィルタ154の後に、希釈液導管は、2つのライン、無発泡希釈液導管144及びスパークリング希釈液導管146に分割することができる。スパークリング水又はソーダを形成するために、希釈液(水)を加圧ガスと混合する。スパークリング希釈液導管146は、ガス混合チャンバ137に流体接続することができ、加圧ガスは、ガスタンク136から希釈液に供給される。得られたスパークリング希釈液は、ガス混合チャンバ137を出て、導管146に入る。
【0149】
一態様では、ガスタンク136は二酸化炭素ガスタンクとすることができ、二酸化炭素をガス混合チャンバ137内の希釈液に混合することができる。
【0150】
別の態様では、ガスタンク136は窒素ガスタンクとすることができ、窒素をガス混合チャンバ137内の希釈液に混合することができる。窒素注入希釈液は、追加の添加剤及び/又は香味料の有無にかかわらず、シルキア及び甘味飲料を提供することができる。この態様では、窒素ガスは、水に溶解することがより困難であり得るため、二酸化炭素に必要とされる圧力よりも高い圧力でガス混合チャンバ137内の希釈液に混合することができる。一態様では、ガス混合チャンバ137及び/又はノズル170は、希釈液中の窒素ガスを注入するために、小さな孔を通して飲料を圧搾するための制限器プレートを含むことができる。ノズル170は、分配時に泡の形成を可能にし、独特な香味料及び外観を提供するために、制御された速度で窒素注入希釈液を分配するように設計された、ゆっくりと注入される水栓とすることができる。このような遅い注入ノズル170は、ニトロ-スパークリング希釈液の混合に必要な圧力を保持することができる。
【0151】
一態様では、ガス混合チャンバ137は、中空糸膜を含む円筒管を含む液体/ガスコンタクタメンブレンユニットを含むことができる。希釈液は、中空膜の外側の周囲の空間にポンプ圧送することができる。供給調節器によって決定される設定圧力で窒素ガス又は二酸化窒素/炭素ガスを、膜を透過した中空糸膜の内側に通すことができ、透過窒素又は二酸化窒素/炭素は、膜の外側の希釈液と接触し、希釈液に注入される。一態様では、窒素又は窒素混合ガスを、中空膜に通過させることができ、一方、希釈液を、中空糸膜を包囲する流体空間に通過させる。別の態様では、希釈液は、窒素又は窒素混合ガスを流体空間に通過させながら、中空糸膜を通過させることができる。
【0152】
中空糸膜の外側の希釈液の圧力に対する中空糸膜の内部におけるガス圧力の変動及び制御は、水への異なる程度のガス注入を可能にする。ガス注入希釈液(窒素注入希釈液)は、液体、気体コンタクタ膜から流量制御ニードル弁又はブリックスバルブを通して移送され、次いで、例えばノズル170に移送され得る。
【0153】
一態様では、ガスタンク136は、香味料ガスが飲料の味を変化させることができるように、香味料ガスを含むことができる。別の態様では、飲料ディスペンサ10は、複数のガスタンク136を含むことができる。複数のガスタンク136を有する飲料ディスペンサ10のいくつかの態様では、各ガスタンク136は、各ガスが飲料の味を変化させることができるように、香味料ガスを収容し得る。これらの態様では、各ガスタンク136は、異なる香味料ガスを含み得る。各ガスタンク136は、ノズル170で混合するためのそれぞれのガス混合チャンバ137及びそれぞれのスパークリング導管を含むことができる。一態様では、香味料ガスは、アロマとして放出されて、ユーザに飲料を注文させることができる。
【0154】
別の態様では、飲料ディスペンサ10は、タンクレスガスシステムを利用することができる。例えば、飲料ディスペンサ10は、窒素膜セパレータを含むことができ、希釈液中で注入するために周囲空気から窒素を抽出することができる。
【0155】
一態様では、飲料ディスペンサ10は、ガス混合チャンバ137なしに、希釈液中にガスを制御して注入することができる。例えば、飲料ディスペンサ10は、ガスを希釈液導管内に直接分配することができる。一態様では、飲料ディスペンサ10は、パルス幅変調を利用して、ガスを希釈液導管内に特定の比率で分配することができる。
【0156】
スパークリング希釈液導管146は、複数の導管に分割することができる。例えば、スパークリング希釈液導管146は、冷蔵スパークリング希釈液導管146a及び周囲スパークリング希釈液導管146bに分割して、冷たいスパークリング希釈液及び周囲温度のスパークリング希釈液をノズル170にそれぞれ供給することができる。別の態様では、スパークリング希釈液導管146は、冷却されたスパークリング希釈液導管146a、周囲のスパークリング希釈液導管146b及び加熱されたスパークリング希釈液導管146cに分割して、冷たいスパークリング希釈液、周囲温度のスパークリング希釈液、及び熱いスパークリング希釈液をノズル170にそれぞれ供給することができる。冷蔵されたスパークリング希釈液導管146aは、水浴118を通過して、冷蔵されたスパークリング希釈液導管146a内の希釈液の温度を低下させることができる。加熱されたスパークリング希釈液導管146cは、ヒータ135の一部分を通過して、加熱されたスパークリング希釈液導管146c内の希釈液の温度を上昇させることができる。一態様では、周囲のスパークリング希釈液導管146bは、水浴118又はヒータ135の一部分を通過しないため、周囲のスパークリング希釈液導管146b内の希釈液は周囲温度とすることができる。
【0157】
無発泡希釈液導管144は、複数の導管に分割することができる。例えば、依然として希釈液導管144は、冷蔵された無発泡希釈液導管146a及び周囲の無発泡希釈液導管144bに分割して、冷たい非スパークリング希釈液及び周囲温度の非スパークリング希釈液をノズル170にそれぞれ供給することができる。別の態様では、無発泡希釈液導管144は、冷蔵された無発泡希釈液導管144a、周囲の無発泡希釈液導管144b、及び加熱された無発泡希釈液導管144cに分割して、冷たい非スパークリング希釈液、周囲温度の非スパークリング希釈液、及び熱い非スパークリング希釈液をノズル170にそれぞれ供給することができる。冷蔵された無発泡希釈液導管146aは、水浴118を通過して、冷蔵された無発泡希釈液導管144a内の希釈液の温度を低下させることができる。加熱された無発泡希釈液導管144cは、ヒータ135の一部分を通過して、加熱された無発泡希釈液導管144c内の希釈液の温度を上昇させることができる。一態様では、周囲の無発泡希釈液導管144bは、水浴118又はヒータ135の一部分を通過せず、周囲の無発泡希釈液導管144b内の希釈液は、周囲温度とすることができる。
【0158】
香味料源134は、香味料導管155を介してノズル170に流体接続することができ、それぞれの香味料は、使用者の容器、カップ、又はピッチャー内に非スパークリング希釈液又はスパークリング希釈液と共に分配されて、飲料を分配することができるようにする。香味料導管155はまた、バルブ140に接続され、ポンプ138と係合することができる。
【0159】
一態様では、1つ以上の香味料がノズル170の前にそれぞれの希釈液に添加されるように、冷蔵されたスパークリング導管146a、周囲のスパークリング導管146b、加熱されたスパークリング導管146c、冷蔵された非スパークリング導管144a、周囲の非スパークリング導管144b、及び/又は加熱された非スパークリング導管144cのうちの1つ以上が香味料源134のうちの1つ以上を通過することができる。別の態様では、飲料分配システム10は、香味料源134導管バイパスを含むことができる。例えば、バルブが作動されるとき、それぞれの希釈液が、1つ以上の香味料源134を通って、香味料導管155に方向付けられるように、無発泡希釈液導管144a、144b、若しくは144c又はスパークリング希釈液導管146a、146b若しくは146cのうちの1つ以上がバルブに接続することができ、1つ以上の香味料がノズル170の前にそれぞれの希釈液に添加されるようにする。
【0160】
添加剤源148は、添加剤導管156を介してノズル170に流体接続することができ、それにより、それぞれの添加剤は、使用者の容器、カップ、又はピッチャーピッチャー内に非スパークリング希釈液又はスパークリング希釈液と共に分配されて、飲料を分配することができるようにする。添加剤導管156は、ポンプ138と係合することができる。
【0161】
一態様では、ミネラルがノズル170の前にそれぞれの希釈液に添加されるように、冷蔵されたスパークリング導管146a、衆院のスパークリング導管146b、加熱されたスパークリング導管146c、冷蔵された無発泡導管144a、周囲の無発泡導管144b、及び/又は加熱された無発泡導管144cのうちの1つ以上がミネラル源150を通過することができる。別の態様では、飲料分配システム10は、ミネラル源150導管バイパスを含むことができる。例えば、バルブが作動されるとき、それぞれの希釈液が、ミネラル源150を通って、ミネラル導管157に方向付けられるように、無発泡希釈液導管144a、144b、若しくは144c又はスパークリング希釈液導管146a、146b若しくは146cのうちの1つ以上がバルブに接続することができ、ミネラルがノズル170の前にそれぞれの希釈液に添加されるようにする。
【0162】
別の態様では、ミネラル源150は、ミネラル導管157を介してノズル170に流体接続することができ、それぞれのミネラルは、使用者の容器、カップ、又はピッチャー内に非スパークリング希釈液又はスパークリング希釈液と共に分配されて、飲料を分配することができるようにする。ミネラル導管157はポンプ138と係合することができる。一態様では、飲料分配システム10は、適切な水流管理のために、無発泡希釈液導管144 144a 144b、及び144cのうちの1つ以上、並びにノズル170を通して、希釈液を圧力調整するための圧力変換器を含むことができる。
【0163】
一態様では、冷蔵されたスパークリング希釈液導管146a及び冷蔵された無発泡希釈液導管144aは、水浴118及び水浴118内に配置されたコイルパックを通過することができ、それぞれのスパークリング及び非スパーク希釈液は、例えば華氏約32度の低温に冷却される。一態様では、冷蔵されたスパークリング希釈液導管146a及び冷蔵された無発泡希釈液導管144aは、コイルパック内のスパークリング及び非スパークリング希釈液の体積を増加させるために、コイルパック内に多数の緊密に離間したターンを有することができる。冷蔵されたスパークリング希釈液導管146a及び冷蔵された無発泡希釈液導管144aは、コイルパック118から出ることができ、冷却された希釈液をノズル170に送達することができ、スパークリング及び/又は非スパークリング希釈液は、ユーザの容器、カップ、又はピッチャー内に分配されて、飲料を分配することができるようにする。いくつかの態様では、冷蔵された無発泡希釈液導管144aは、水浴118を出た後に希釈液貯蔵タンク139に接続され得る。希釈液貯蔵タンク139は、冷却された希釈液を貯蔵し、それを分配前に所望の温度に維持するように構成され得る。これにより、飲料分配システム10は、ピーク需要の時間中に、より大量の冷却された希釈液を分配することを可能にする。いくつかの態様では、希釈液貯蔵タンク139は、無発泡希釈液導管144a及びスパークリング希釈液導管146aの両方に接続され得、水浴118を通過した無発泡希釈液及びスパークリング希釈液の両方を別々に貯蔵するように構成され得る。
【0164】
溶解ガスレベルは水温及びガス圧に依存するため、水温が低くなるほど、より効果的にガスが同伴され、希釈液中に維持される。一態様では、ガス混合チャンバ137に接続する前に、スパークリング希釈液導管146の一部分を水浴118内のコイルパック内に配置することができる。スパークリング希釈液導管146は、コイルパック内の希釈液の体積を増加させるために、コイルパック内に多数の緊密に離間したターンを有することができる。冷却された希釈液は水浴118を出て、ガス混合チャンバ137に入ることができる。コイルパック内のコイルは、希釈液が入るガス混合チャンバ137が所望の温度、華氏約35度であることを確実にすることができる。
【0165】
水浴118は、氷バンクを含むことができる。一態様では、水浴118は、水が水浴118内に配置された蒸発器コイルの上部の上方のレベルを有するように水で充填することができる。
【0166】
図6に示すように、飲料ディスペンサ10は、側部ハウジング220を含むことができる。側部ハウジング220は、ハウジング100と一体化することができ、又はハウジング100の外面に取り付けられた増設ユニットとすることができる。一態様では、側部ハウジング220は、ユーザの飲料容器上に置かれる予め印刷された識別ステッカを分配する識別ステッカディスペンサを含むことができる。別の態様では、側部ハウジング220は、要求に応じて識別ステッカを印刷するためのプリンタを含むことができる。図示され、図7~10に関連して考察されているように、側部ハウジング220はまた、容器ディスペンサ220a、カートリッジディスペンサ220b、つけ合わせディスペンサ220c、及び/又はボトルクリーナ220dのうちの1つ以上を含むことができる。
【0167】
側部ハウジング220は、容器216をユーザに分配するための容器ディスペンサ220aを含むことができる。例えば、飲料ディスペンサ10から飲料を分配することを望むユーザは、最初に飲料容器を必要とする可能性がある。容器ディスペンサ220aは、ユーザのアカウントから、及び/又は飲料ディスペンサ10上のユーザインターフェース500を介して購入することができる容器216を含むことができる。購入後、容器216は、分配スロット222を通過してユーザに渡すことができる。一態様では、容器ディスペンサ220aは、容器ディスペンサ220a内で視認可能な視容器216を作製するための透明な前部224を含むことができる。一態様では、容器ディスペンサ220aは、プラスチック、金属、又はガラス容器216などの再利用可能容器216を分配することができる。一態様では、容器ディスペンサ220aは、紙容器216などの生分解性容器216を分配することができる。
【0168】
側部ハウジング220は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、2016年3月1日に発行された米国特許第9,272,827号に記載されているような成分カートリッジ1516を分配するためのカートリッジディスペンサ220bを含むことができる。カートリッジディスペンサ220bは、飲料のための消費者の追加の選択を与える異なる飲料香味料又は成分を各々収容する多数のカートリッジ1516を収容することができる。カートリッジ1516は、1つ以上の飲料成分を保持することができ、飲料成分は、シロップ、ペースト、粉末、顆粒、又は他の組成を含むリストから選択され得る。加えて、カートリッジ1516は、栄養分又はビタミンなど他の成分又は風味を保持しもよい。別の態様では、カートリッジ1516は、異なる液体香味料/成分を含むことができる。液体香味料/成分は、飲料の本質を、健康な成分及び栄養分のフルパワーでパックする凝縮された液体によって生成され得る。液体香味料/成分は、プラム、ブルーベリー、マンゴ、チェリー、ブドウ、キウイ、イチゴ、レモン、ライム、パッションフルーツ、リンゴ、メロン、タンジェリン、ラズベリー、オレンジ、ザクロ、パイナップル、ココナッツ、グレープフルーツ、アサイー、スイカ、ピーチ、又はこれらの任意の組み合わせなどのフルーツ及び/又は香味料ベースを含み得る。加えて、液体香味料/成分は、ミント、紅茶、緑茶、赤茶、白茶、セロリー、カモミール、ハイビサクス、ラベダー、ニンジン、キュウリ、バーバメート、コッカ抽出物、ショウガ、クロロフィル、アロエ、シナモン、朝鮮人参、又はこれらの任意の組み合わせなどのハーブ及びスパイス又は野菜を含む機能性成分を含み得る。加えて、液体香味料/成分は、ミネラル、ビタミン、電解質、エネルギー、カーム、タンパク質、繊維、ビタミン、酸化防止剤、甘味料などの添加剤、並びにカルシウム、ナトリウム、カリウム、重炭酸塩、マグネシウム、カフェイン、繊維、タンパク質、タウリン、リボース、オメガ3、又はこれらの任意の組み合わせを含む機能性成分を含み得る。加えて、本発明から逸脱することなく、液体香味料/成分は、果物若しくは香味料ベース、ハーブ及びスパイス若しくは野菜を有する機能性成分、又はミネラル及び/若しくはビタミンを含む機能性成分の任意の組み合わせを含み得る。
【0169】
一態様では、カートリッジ1516は、消費者に容易に視認可能なカートリッジに関係する製品情報を有するアレイ内に配置され得、アレイは、審美的に心地よい消費者印象を創出する。カートリッジディスペンサ220bは、消費者の注意を引くために種々の人目を引く色及び広告を含むことができる。
【0170】
側部ハウジング220は、つけ合わせディスペンサ220cを含むことができる。つけ合わせディスペンサ220cは、新鮮な成分232を保持するための1つ以上の入れ物230を含むことができる。例えば、新鮮な成分232は、オレンジ、バナナ、及びライムを含むことができる。ユーザインターフェース500上でユーザによってつけ合わせが選択されるときに、機構234は1つ以上の新鮮な成分232をスライサ236又はジューサ238に移送して、つけ合わせディスペンサ220cの底部の分配スロット222を通して分配することができる。つけ合わせディスペンサ220cは、新鮮な成分232がユーザに視認可能であるように、透明な前面を含むことができる。
【0171】
側部ハウジング220は、ボトルクリーナ220dを含むことができる。一態様では、ボトルクリーナ220dは、洗浄のために、消毒流体をユーザボトルに分配するためのノズル244を含むことができる。例えば、ユーザは、ボトルをボトルクリーナ220に渡すことができ、ボトルをノズル244上に配向することができる。一態様では、ノズル244は、オゾンを含有する空気などの消毒ガスを分配することができる。この態様では、ボトルクリーナ220dは、ボトルクリーナ220d内に消毒ガスを保持するためのドア240を含むことができる。別の態様では、ノズル244は、石鹸あり又はなしで熱水を分配することができる。別の態様では、ノズル244は、オゾン又は塩素を含有する水を分配することができる。ユーザのボトルに接触した後に、ノズル244からの水は、ドレイン242を通ってボトルクリーナ220dを出ることができる。一態様では、ドレイン242は、ドレイン242を詰まらせずに食品廃棄物を粉砕するための廃棄ユニットを含むことができる。
【0172】
ボトルクリーナ220dはまた、ボトルクリーナ220d内に配向されたユーザボトルを消毒するための1つ以上の紫外ライト246を含むことができる。紫外ライト246は、ノズル244と共に、又はノズル244の代わりにボトル洗浄に利用され得る。
【0173】
一態様では、ボトルクリーナ220及び/又は飲料分配システム10は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2015年8月18日に発行された米国特許第9,107,538号に記載されているような消毒システムを含むことができる。
【0174】
図11~12に示すように、分配領域116は、カップレスト190、ドリップトレイ192、及びドレインパン194を含むことができる。一態様では、ドレインパン194は、65オンスなどの相当量の液体を保持するようにサイズ決定することができる。カップレスト190は、流体がカップレスト190を通ってドリップトレイ192内に流れることを可能にする多数の開口部を含むことができる。一部の態様では、カップレスト190は、ユーザが分配ノズル170の下で飲料容器をセンタリングするのを支援するように構成されている器センタリングシステム191を含み得る。例えば、器センタリングシステム191は、溝、凹部、又は隆起した突出部を含む器の底部と嵌合するように設計された物理的特徴を含み得る。他の態様では、器センタリングシステム191は、ユーザの器の底部の中心に対応する磁性材料を引き付けるように構成されている磁石を含み得る。磁石の位置及び結果として生じるユーザの器への引き付けは、分配ノズル170の下で器を中心に置く。カップレスト190及びドリップトレイ192は、飲料ディスペンサ10から単一ユニットを取り外すことによって簡単に空にするために一緒にスナップ嵌めすることができる。ドリップトレイ192上の後部吹き出し口193は、ドレインパン194に制御された流出物を提供することができ、ドリップトレイ192をドレイン又はシンクに向けて空にする制御された方法を提供することができる。ドリップトレイ192は、ドレインパン194の縁部197と係合する1つ以上のクリップ196を含むことができる。
【0175】
一態様では、飲料ディスペンサ10は、ドリップトレイ192内の廃棄流体がドレインに排出されるようにドレインに引っ掛けることができる。別の態様では、飲料ディスペンサ10は、ドリップトレイ192内の廃棄流体が廃棄容器198内に排出されるように、廃棄容器198(図1)を含むことができる。一態様では、飲料ディスペンサ10は、廃棄容器198内に、廃棄容器198が満杯であり、空になる必要があるときを判定するためのセンサを含むことができる。
【0176】
一態様では、飲料ディスペンサ10は、ユーザを引き付けるためのアロマを放出することができる。例えば、飲料ディスペンサ10は、コーヒー又は紅茶アロマを放出して、ユーザに飲料を注文させることができる。別の態様では、飲料ディスペンサ10は、フルーツアロマを放出して、ユーザに飲料を注文させることができる。
【0177】
図13~15は、飲料ディスペンサ1010を示す。飲料ディスペンサ1010は、段落[0178]~[0179]で上記に考察されたような飲料ディスペンサ10として全ての特徴及び構成要素を含む。しかしながら、飲料ディスペンサ10はスタンドアロンユニットとすることができるが、飲料ディスペンサ1010はカウンタトップユニットとすることができる。例えば、飲料ディスペンサ1010は、外側ハウジング1100を含む。外側ハウジング1100は、カウンタ2上に配置される。一態様では、外側ハウジング1100は、段落[0180]~[0181]で上記に考察された上部ハウジング部分110の全ての構成要素及び特徴を含むことができる。キャビネット2は、段落[0113]~[0176]で上記に考察された下部ハウジング部分130の全ての構成要素及び特徴を含むことができる。
【0178】
キャビネット2内のカウンタトップの下に全ての構成要素及び特徴を配置する飲料ディスペンサ1010の態様では、外側ハウジング1100は、利用可能なカウンタトップスペースを最大化するコンパクトで最小のフォームファクタで、分配ノズル170及びユーザインターフェース500のみを含むように構成され得る。例えば、図102に示すように、外側ハウジング1100は、分配ノズル170及びユーザインターフェース500を支持する分配タワーとして形成され得る。飲料ディスペンサ1010のこれらの態様は、そうでなければ、段落[0113]~[0176]で上記に考察された飲料ディスペンサ1010からの態様と機能的に同様であってもよい。
【0179】
飲料ディスペンサ1010のカウンタトップ態様は、容易に設置することができるモジュール式ユニットであるように構成され得る。例えば、キャビネット2は、食器洗浄機又はオーブンなどのキッチン器具のサイズ決定と同様の方法でカウンタトップに見出される標準的なサイズの開口部に適合するようにサイズ決定され得る。したがって、キャビネット2は、既存の開口部とシームレスに一体化するために、適切な幅、深さ、及び高さを有し得る。これにより、複雑な設置手順を必要とせずに、飲料ディスペンサ1010を開口部内に置くことが可能となる。置いた後、飲料ディスペンサ1010は、必要な電力及び希釈液の外部供給部に接続され、動作中に置くことができる。飲料ディスペンサ1010のこれらの態様は、飲料ディスペンサ1010の迅速な配備を可能にする。
【0180】
飲料ディスペンサ1010は、電子信号を送信してポンプ138を始動させ、1つ以上のバルブ140を開いて飲料を分配するプログラム可能なマイクロプロセッサを含む電子制御モジュールによって制御することができる。電子制御モジュールは、飲料システムのインテリジェントな制御を提供することができる。電子制御モジュールはまた、流体温度、分配された飲料の数、並びに飲料分配システム内に残っている添加剤、香味料、及びミネラル成分を決定するセンサなどのシステム状態を監視することができる。電子制御モジュールはまた、サービス提供診断、及び電子状態を遠隔からポーリングする機能を提供することもできる。
【0181】
飲料分配システム1010は、飲料の選択及び分配を容易にするためのユーザインターフェース500を含むことができる。ユーザインターフェース500は、顧客に情報を表示するためのディスプレイ502(例えば、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)又は発光ダイオード(light emitting diode、LED)ディスプレイであって、タッチスクリーンディスプレイであり得る)を含み得る。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース500は、顧客からの命令を受信するための1つ以上のアクチュエータ(例えば、ディスプレイ画面502に統合されていてもよく、又は統合されていなくてもよい、タッチスクリーン上のボタン、レバー、ハンドル、又はアイコン)を含み得る。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース500のアクチュエータ(複数可)は、飲料分配システム1010の分配ノズル170からの飲料の分配を開始するように構成され得る。
【0182】
別の態様では、飲料分配システム1010は、ユーザインターフェース500に物理的に到達することができないユーザが飲料を選択及び分配することを可能にするための下部制御パネル180(図5)を含むことができる。下部制御パネル180は、下部ハウジング部分130の外面上に配置することができる。一態様では、下部制御パネル180は、ドア102の外面上に配置することができる。下部制御パネル180は、アメリカ障害者法に準拠するように配置することができる。例えば、下部制御パネル180は、床から約36インチに配置することができる。
【0183】
いくつかの実施形態では、下部制御パネル180は、ユーザからの命令を受信するための1つ以上のアクチュエータ(例えば、ディスプレイ画面502に統合されていてもよく、又は統合されていなくてもよい、タッチスクリーン上のボタン、レバー、ハンドル、又はアイコ)を含み得る。例えば、下部制御パネル180は、オンボタン188、左方向ボタン182a、右方向ボタン182b、選択ボタン184、及び水ボタン186を含むことができる。一態様では、ユーザインターフェース500に物理的に到達することができないユーザは、ボタン188を選択して、機械を代替制御モードにすることができる。この代替制御モードでは、ユーザは、左方向ボタン182a、右方向ボタン182b及び選択ボタン184を使用して、ディスプレイ502上のグラフィカルユーザインターフェースを通じてナビゲートして、飲料をカスタマイズし、注文することができる。一態様では、ユーザは、水ボタン186を押すことによって顧客支払いを必要とせずに、依然として水を分配することができる。一態様では、下部制御パネル180は、視覚的に障害のあるユーザとの相互作用を改善するように設計された要素を含み得る。例えば、下部制御パネル180は、動作若しくは単語(例えば、点字)を表す隆起した特徴などの触覚要素、又はオーディオ入力及び出力を使用してユーザと対話する能力を含み得る。
【0184】
飲料分配システム1010は、ユーザの嗜好及びレシピを追跡し、カスタム飲料を提案し、カスタム飲料の支払いを容易にするために、ユーザを認証することができる。例えば、ユーザは、ユーザインターフェース500上のユーザ入力を介して、又は飲料ディスペンサ1010に組み込まれた1つ以上のセンサ、リーダ、又はスキャナを介して認証することができる。一態様では、ユーザは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、2018年4月2日に出願された米国特許出願第15/943,395号に記載されているように認証することができる。
【0185】
いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース500は、顧客が、特定の顧客を識別するユーザコード(例えば、ユーザ名又は電話番号)を入力することを可能にし得る。いくつかの実施形態では、上部ハウジング部分110は、外部表面上に位置付けられた認証センサ104を含むことができる。図1~12に関して以下に考察されるように、認証センサ104を利用して、カスタム飲料の選択及び分配を可能にし、及び/又は飲料分配システム10上のユーザアカウントにサインインすることを可能にするためにユーザ及び/又はユーザ容器を識別することができる。一態様では、認証センサ104は、顧客を識別するための機械可読品目を読み取る1つ以上のリーダ又はスキャナを含むことができる。機械可読品目としては、バーコード、磁気ストリップ、クイックレスポンス(quick response、QR)コード、無線周波数識別(RFID)タグ、Bluetooth対応デバイス(例えば、携帯電話)、Bluetooth Low Energy(BLE)デバイス、又は超音波通信デバイス(例えば、LISNR(登録商標)超音波技術を有するデバイス)が挙げられ得るが、これらに限定されない。一態様では、認証センサ104は、顧客の1つ以上の生体特性を識別するための1つ以上の生体センサを含むことができる。生体センサ(複数可)としては、指紋リーダ、指静脈スキャナ、網膜スキャナ、虹彩スキャナ、(写真を撮る及び/又は映像を記録するための)カメラ、又はマイクロフォンが挙げられ得るが、これらに限定されない。顧客の生体特性(複数可)は、指紋、指静脈パターン、網膜プロファイル、虹彩プロファイル、顔プロファイル、及び音声プロファイルを含み得る。
【0186】
キャビネット2は、例えば、蒸発器コイル、蒸発器ファンモータ及びファン、圧縮機、凝縮器コイル、並びに凝縮器ファンモータ及びファンを含む冷蔵システム160の部分を収容することができる。一態様では、冷蔵システム160は、キャビネット2の内部の温度を低下させることができる。冷蔵システム160は、流体を所望の温度に維持するために、従来の蒸気圧縮サイクルで動作することができる。一態様では、冷蔵システム160は水浴118を冷却することができ、水浴118内に氷バンクを生成することができる。
【0187】
キャビネット2はまた、カスタム飲料のレシピを作成するために使用することができる成分を含むことができる。本明細書に考察されるように、成分は、周囲温度での無発泡水、冷却された無発泡水、加熱された無発泡水、周囲温度でのスパークリング水、冷却されたスパークリング水、加熱されたスパークリング水、ブランド飲料濃縮物、プラム、ブルーベリー、マンゴ、チェリー、ブドウ、キウイ、イチゴ、レモン、ライム、パッションフルーツ、リンゴ、メロン、タンジェリン、ラズベリー、オレンジ、ザクロ、パイナップル、ココナッツ、グレープフルーツ、アサイー、スイカ、ピーチ、又はこれらの任意の組み合わせなどの香味料のうちの1つ以上を含むことができる。加えて、香味料は、ミント、紅茶、緑茶、赤茶、白茶、セロリー、カモミール、ハイビサクス、ラベダー、ニンジン、キュウリ、バーバメート、コッカ抽出物、ショウガ、クロロフィル、アロエ、シナモン、朝鮮人参、又はこれらの任意の組み合わせなどのハーブ及びスパイス又は野菜を含むことができる。一態様では、1つ以上の香味料は、防腐剤を含有しない新鮮な成分を含むことができる。加えて、成分は、ホウ素、リン、チタン、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、モリブデン、カドミウム、アルミニウムなどのミネラルを挙げることができる。一態様では、ミネラル成分は、特定の領域からのミネラル水の味覚プロファイルをシミュレートすることができる。例えば、ミネラル成分は、German Alps、Italian Alps、又はFrench Alpsからの水の味覚プロファイルをシミュレートすることができる。成分はまた、ビタミン、電解質、エネルギー、カーム、タンパク質、繊維、ビタミン、酸化防止剤、甘味料などの添加剤、並びにカルシウム、ナトリウム、カリウム、重炭酸塩、マグネシウム、カフェイン、繊維、タンパク質、タウリン、リボース、オメガ3、又はこれらの任意の組み合わせなどの他の機能性成分を含むことができる。
【0188】
図13~15に示すように、キャビネット2は、ガスタンク136、1つ以上のフィルタ154、添加剤源148、ミネラル源150、香味料源134、ポンプ138及びバルブ140を収容することができる。以下でより詳細に考察されるように、ガスタンク136は、フィルタ154、添加剤源148、ミネラル源150及び香味料源134は、カスタム飲料を生成するために組み合わせることができる1つ以上の成分を提供するために利用することができる。一態様では、1つ以上の添加剤源148、ミネラル源150及び/又は香味料源134は、飲料ディスペンサ10のユーザに見えるように、窓152付近に配置することができる。
【0189】
飲料分配システム10のように、飲料分配システム1010は、希釈液、例えば水を飲料分配システム1010に供給するための加圧希釈液源を含むことができる。一態様では、希釈液は、通常の家庭用水圧、例えばおおよそ50~300ポンド毎平方インチ(psi)とすることができる。希釈液源は、飲料分配システム1010を通じて希釈液を分散させるポンプに、希釈液を提供することができる。一態様では、ポンプは下部ハウジング部分130内に配置することができる。希釈液は、フィルタ154を通過し、1つ以上の希釈液導管に入ることができる。例えば、飲料分配システム1010は、周囲温度での無発泡水、冷却された無発泡水、加熱された無発泡水、周囲温度でのスパークリング水、冷却されたスパークリング水、及び加熱されたスパークリング水を提供するために、コイルパック118に入る希釈液導管を含むことができる。一態様では、希釈液(周囲温度での無発泡水、冷却された無発泡水、加熱された無発泡水、周囲温度でのスパークリング水、冷却されたスパークリング水、及び加熱されたスパークリング水)のうちの1つ以上は、混合されて、特注飲料レシピのためにユーザによって要求されるように、冷たい無発泡水、少し冷たい無発泡水、周囲温度の無発泡水、少し熱い無発泡水、熱い無発泡水、冷たいスパークリング水、少し冷たいスパークリング水、周囲温度のスパークリング水、少し熱いスパークリング水、熱いスパークリング水を分配することができる。水は、1種以上の添加剤、1種以上の香味料、及び/又は1種以上のミネラルと混合されて、カスタム飲料を生成することができる。
【0190】
飲料分配システム1010の導管は、図10に描かれるように、飲料分配システム10の導管と同一とすることができる。希釈液は、ハウジング1100及びキャビネット2内の飲料ディスペンサ1010の構成要素に接続する希釈液源導管142を通過する。キャビネット2内では、希釈液源導管142は、フィルタ154に流体接続されて、そこを通って流れる希釈液を洗浄する。フィルタ154の後に、希釈液導管は、2つのライン、無発泡希釈液導管144及びスパークリング希釈液導管146に分割することができる。スパークリング水又はソーダを形成するために、希釈液(水)を加圧ガスと混合する。スパークリング希釈液導管146は、ガス混合チャンバ137に流体接続することができ、加圧ガスは、ガスタンク136から希釈液に供給される。得られたスパークリング希釈液は、ガス混合チャンバ137を出て、導管146に入る。
【0191】
スパークリング希釈液導管146は、複数の導管に分割することができる。例えば、スパークリング希釈液導管146は、冷蔵スパークリング希釈液導管146a及び周囲スパークリング希釈液導管146bに分割して、冷たいスパークリング希釈液及び周囲温度のスパークリング希釈液をノズル170にそれぞれ供給することができる。別の態様では、スパークリング希釈液導管146は、冷却されたスパークリング希釈液導管146a、周囲のスパークリング希釈液導管146b及び加熱されたスパークリング希釈液導管146cに分割して、冷たいスパークリング希釈液、周囲温度のスパークリング希釈液、及び熱いスパークリング希釈液をノズル170にそれぞれ供給することができる。冷蔵されたスパークリング希釈液導管146aは、水浴118を通過して、冷蔵されたスパークリング希釈液導管146a内の希釈液の温度を低下させることができる。加熱されたスパークリング希釈液導管146cは、ヒータ135の一部分を通過して、加熱されたスパークリング希釈液導管146c内の希釈液の温度を上昇させることができる。一態様では、周囲のスパークリング希釈液導管146bは、水浴118又はヒータ135の一部分を通過しないため、周囲のスパークリング希釈液導管146b内の希釈液は周囲温度とすることができる。
【0192】
無発泡希釈液導管144は、複数の導管に分割することができる。例えば、依然として希釈液導管144は、冷蔵された無発泡希釈液導管146a及び周囲の無発泡希釈液導管144bに分割して、冷たい非スパークリング希釈液及び周囲温度の非スパークリング希釈液をノズル170にそれぞれ供給することができる。別の態様では、無発泡希釈液導管144は、冷蔵された無発泡希釈液導管144a、周囲の無発泡希釈液導管144b、及び加熱された無発泡希釈液導管144cに分割して、冷たい非スパークリング希釈液、周囲温度の非スパークリング希釈液、及び熱い非スパークリング希釈液をノズル170にそれぞれ供給することができる。冷蔵された無発泡希釈液導管146aは、水浴118を通過して、冷蔵された無発泡希釈液導管144a内の希釈液の温度を低下させることができる。加熱された無発泡希釈液導管144cは、ヒータ135の一部分を通過して、加熱された無発泡希釈液導管144c内の希釈液の温度を上昇させることができる。一態様では、周囲の無発泡希釈液導管144bは、水浴118又はヒータ135の一部分を通過せず、周囲の無発泡希釈液導管144b内の希釈液は、周囲温度とすることができる。
【0193】
香味料源134は、香味料導管155を介してノズル170に流体接続することができ、それぞれの香味料は、使用者の容器、カップ、又はピッチャー内に非スパークリング希釈液又はスパークリング希釈液と共に分配されて、飲料を分配することができるようにする。香味料導管155はまた、バルブ140に接続され、ポンプ138と係合することができる。
【0194】
一態様では、1つ以上の香味料がノズル170の前にそれぞれの希釈液に添加されるように、冷蔵されたスパークリング導管146a、周囲のスパークリング導管146b、加熱されたスパークリング導管146c、冷蔵された非スパークリング導管144a、周囲の非スパークリング導管144b、及び/又は加熱された非スパークリング導管144cのうちの1つ以上が香味料源134のうちの1つ以上を通過することができる。別の態様では、飲料分配システム10は、香味料源134導管バイパスを含むことができる。例えば、バルブが作動されるとき、それぞれの希釈液が、1つ以上の香味料源134を通って、香味料導管155に方向付けられるように、無発泡希釈液導管144a、144b、若しくは144c又はスパークリング希釈液導管146a、146b若しくは146cのうちの1つ以上がバルブに接続することができ、1つ以上の香味料がノズル170の前にそれぞれの希釈液に添加されるようにする。
【0195】
添加剤源148は、添加剤導管156を介してノズル170に流体接続することができ、それにより、それぞれの添加剤は、使用者の容器、カップ、又はピッチャーピッチャー内に非スパークリング希釈液又はスパークリング希釈液と共に分配されて、飲料を分配することができるようにする。添加剤導管156は、ポンプ138と係合することができる。
【0196】
一態様では、ミネラルがノズル170の前にそれぞれの希釈液に添加されるように、冷蔵されたスパークリング導管146a、衆院のスパークリング導管146b、加熱されたスパークリング導管146c、冷蔵された無発泡導管144a、周囲の無発泡導管144b、及び/又は加熱された無発泡導管144cのうちの1つ以上がミネラル源150を通過することができる。別の態様では、飲料分配システム10は、ミネラル源150導管バイパスを含むことができる。例えば、バルブが作動されるとき、それぞれの希釈液が、ミネラル源150を通って、ミネラル導管157に方向付けられるように、無発泡希釈液導管144a、144b、若しくは144c又はスパークリング希釈液導管146a、146b若しくは146cのうちの1つ以上がバルブに接続することができ、ミネラルがノズル170の前にそれぞれの希釈液に添加されるようにする。別の態様では、ミネラル源150は、ミネラル導管157を介してノズル170に流体接続することができ、それぞれのミネラルは、使用者の容器、カップ、又はピッチャー内に非スパークリング希釈液又はスパークリング希釈液と共に分配されて、飲料を分配することができるようにする。ミネラル導管157はポンプ138と係合することができる。
【0197】
一態様では、飲料分配システム1010は、適切な水流管理のために、無発泡希釈液導管144 144a 144b及び144cのうちの1つ以上及びノズル170を通して希釈液を圧力調整するための圧力変換器を含むことができる。
【0198】
一態様では、冷蔵されたスパークリング希釈液導管146a及び冷蔵された無発泡希釈液導管144aは、水浴118及び水浴118内に配置されたコイルパックを通過することができ、それぞれのスパークリング及び非スパーク希釈液は、例えば華氏約32度の低温に冷却される。一態様では、冷蔵されたスパークリング希釈液導管146a及び冷蔵された無発泡希釈液導管144aは、コイルパック内のスパークリング及び非スパークリング希釈液の体積を増加させるために、コイルパック内に多数の緊密に離間したターンを有することができる。冷蔵されたスパークリング希釈液導管146a及び冷蔵された無発泡希釈液導管144aは、コイルパック118から出ることができ、冷却された希釈液をノズル170に送達することができ、スパークリング及び/又は非スパークリング希釈液は、ユーザの容器、カップ、又はピッチャー内に分配されて、飲料を分配することができるようにする。
【0199】
一態様では、ガス混合チャンバ137に接続する前に、スパークリング希釈液導管146の一部分を水浴118内のコイルパック内に配置することができる。スパークリング希釈液導管146は、コイルパック内の希釈液の体積を増加させるために、コイルパック内に多数の緊密に離間したターンを有することができる。冷却された希釈液は水浴118を出て、ガス混合チャンバ137に入ることができる。コイルパック内のコイルは、希釈液が入るガス混合チャンバ137が所望の温度、華氏約35度であることを確実にすることができる。
【0200】
水浴118は、氷バンクを含むことができる。一態様では、水浴118は、水が水浴118内に配置された蒸発器コイルの上部の上方のレベルを有するように水で充填することができる。
【0201】
一態様では、飲料分配システム1010は、ユーザインターフェース500及び分配ノズル170を含むディスペンサタワーとすることができる。この態様では、水浴1118は、キャビネット2内に配置することができ、水浴1118内で冷却された流体を、パイトン接続を通してディスペンサタワーに提供することができる。
【0202】
図16に示すように、一態様では、飲料分配システム2010は、壁に取り付けることができる。飲料分配システム2010は、ハウジング2500及びノズルアセンブリ170を含むことができる。飲料ディスペンサ2010は、段落[0113]~[0176]で上記に考察されたような飲料ディスペンサ10として全ての特徴及び構成要素を含むことができる。しかしながら、飲料ディスペンサ10は、スタンドアロンユニットとすることができるが、飲料ディスペンサ2010は、ウォールユニットとすることができる。
【0203】
一態様では、ユーザインターフェース2500は、ディスプレイ画面を含まない。別の態様では、飲料分配システム2010は、水又はスパークリング水を分配することができる。別の態様では、ユーザは、携帯電話上のアプリケーションを使用して、飲料分配システム2010からカスタム飲料を選択することができる。
【0204】
図17に示すように、飲料分配システム10は、ユーザインターフェース2500及び分配ノズル170を含むことができる。一態様では、ユーザインターフェース2500はディスプレイ画面を含まない。一態様では、ユーザインターフェース2500は、画面を利用するためにユーザの携帯デバイスと対話することができる。別の態様では、飲料分配システム2010は、水又はスパークリング水を分配することができる。別の態様では、ユーザは、携帯電話上のアプリケーションを使用して、飲料分配システム2010からカスタム飲料を選択することができる。
【0205】
この項は、図19~22を参照して、飲料管理システムの種々の機能の概要を提供する。後続の項は、飲料管理システムの種々の態様をより詳細に説明する。
【0206】
図19は、種々の実施形態による、飲料管理システム200を描く機能ブロック図である。飲料管理システム200は、複数の顧客デバイス202、202、...及び202(集合的にかつ一般的に「顧客デバイス202」と称される)を含み得る。実施形態によれば、顧客デバイス202は、モバイル電子デバイス(例えば、携帯電話、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ)、パーソナルコンピュータなどを含み得、通信ネットワーク210に接続するように構成され得る。
【0207】
飲料管理システム200はまた、複数の飲料ディスペンサ204、2042、...及び204(集合的にかつ一般的に「飲料ディスペンサ204」と称される)を含み得る。実施形態によれば、飲料ディスペンサ204は、ポストミックス飲料ディスペンサであってもよく、また、通信ネットワーク210に接続するように構成され得る。
【0208】
飲料管理システム200はまた、通信ネットワーク210に接続された制御システム206を含み得る。制御システムは、1つ以上のコンピュータシステム(例えば、以下の図16を参照して説明されるものなどのコンピュータシステム)を含み得、また、データ記憶要素208に通信可能に結合され得る。データ記憶要素は、いくつかの実施形態により、従来のデータベースシステムを含み得る。代替的には、データ記憶要素208は、制御システム206の一部分を含み得、それと一体であり得る。
【0209】
いくつかの実施形態では、データ記憶要素208は、飲料購入履歴、飲料の格付け、飲料の嗜好、使用統計、支払い情報、及びボトル情報を含むユーザアカウント情報を含み得る。例えば、データストア208は、それらの飲料の成分を含む、購入した飲料の数及び種類を含み得る。一態様では、ユーザアカウント情報は、他のソースからのユーザデータを含むことができる。例えば、ユーザアカウント情報は、運動データ及び/又は水分補給データなどのユーザ生理学的データを含むことができる。いくつかの態様では、購入履歴は、ユーザアカウントとは別個のデータ記憶要素208に記憶され得る。これらの態様では、ユーザは、特性のセット、及びこれらの特性に関連付けられたそれらの購入履歴によって識別され得る。これらの特性としては、例えば、ユーザ年齢、性別、物理的属性、人口統計情報、及び他の特性が挙げられ得る。飲料ディスペンサ10、1010、及び2010は、これらの特性のうちの1つ以上に基づいてユーザを識別し、そのユーザに関連付けられた購入履歴を呼び戻すように構成され得る。このようにして、ユーザは、ユーザアカウントへのアクセスを必要とせずに購入履歴を確認し得る。
【0210】
いくつかの実施形態では、モバイルデバイスアプリケーションが記憶された顧客デバイス202は、データ記憶要素208にアクセスし、飲料ディスペンサ10、1010、及び2010のような飲料ディスペンサでユーザの分配を追跡し得る。このような実施形態では、顧客は、モバイルデバイスアプリケーションを開き、カスタマイズされた飲料を作製するための成分を選択し得る。次いで、カスタマイズされた飲料レシピを選択した後、顧客は、飲料を分配するための特定の飲料ディスペンサを識別し得る。
【0211】
通信ネットワーク210は、任意の好適な通信ネットワークを含み得る。例えば、いくつかの実施形態によれば、通信ネットワークは、インターネット、WiFi LAN、WLAN、WAN、PANなどを含み得る。
【0212】
一態様では、ユーザは、ユーザの共通の特性に従ってグループに関連付けられ得る。例えば、同じ組織で働いているか、又は同じ学校に出席しているユーザは、一緒にグループ化され得る。いくつかの態様では、ユーザのグループは、飲料ディスペンサ10、1010及び2010に関連する種々のゲームにおいて互いに競争し得る。例えば、ユーザのグループは、設定された期間において、飲料ディスペンサ10、1010及び2010を備えた再利用可能な容器を使用することによって、最も多くの数のプラスチックボトルを節約することを競争し得る。別の例では、グループは、最も高い平均水分補給レベルを維持することを競争し得る。これらのゲームは、通信ネットワーク210の使用を通じて互いに遠隔に位置する飲料ディスペンサ10、1010及び2010を使用して行われ得、同じ場所に物理的に位置していない場合であっても、グループのユーザが競争することを可能にする。これらの競争の結果は、「リーダーボード」フォーマットなどの任意の望ましいフォーマットで、飲料ディスペンサ10、1010及び2010、及び/又は顧客デバイス202上に表示され得る。いくつかの態様では、個々のユーザはまた、上述と同様に、他の個々のユーザに対して競争し得る。
【0213】
いくつかの態様では、ユーザは、他のユーザに飲料をギフトにすることができ得る。例えば、ユーザは、飲料ディスペンサ10、1010及び2010を使用して飲料を購入することが可能であり得、次いで、飲料ディスペンサ10、1010及び2010を使用して飲料を別のユーザにギフトとして送信し得る。他のユーザは、顧客デバイス202上にギフト飲料を有する通知を受信し得る。次いで、飲料ディスペンサ10、1010及び2010の物理的位置にかかわらず、ギフト飲料は、任意の飲料ディスペンサ10、1010及び2010上の飲料に対して償還され得る。いくつかの態様では、ユーザは、飲料ディスペンサ10、1010及び2010との相互作用を必要とせずに、顧客デバイス202のみを通じて別のユーザに飲料をギフトにすることができる。例えば、ユーザは、電子メール又はテキストメッセージによって、ギフト飲料を含むQRコードへのリンクを別おユーザに送信し得る。いくつかの態様では、ユーザは、ギフトを購入し、次いで、ギフトをQRコードなどの機械可読アイテム上に置くことによって、飲料を別のユーザにギフトすることができる。これにより、ユーザは、例えば、ギフトを受け取るユーザがネットワークに接続されることを必要とせずに、例えば、QRコードを電子メール又はテキスト化することによって、ギフトを物理的に転送することを可能にする。また、飲料をギフトするこの方法は、例えば、スポーツイベントにおける販売促進の一部として、ギフト飲料がユーザのグループに与えられることを可能にすることができる。いくつかの態様では、ギフト飲料はまた、既存のアイテムに関連付けられ得る。例えば、ユーザは、飲料ディスペンサ10、1010、及び2010からギフト飲料を受信するためにも使用され得るスポーツイベントのチケットを購入し得る。
【0214】
いくつかの態様では、ユーザアカウントはまた、報酬アカウントに関連付けられ得る。報酬アカウントは、飲料のユーザ消費を追跡し得、飲料に関連付けられた報酬を提供し得る。例えば、購入した特定の数の飲料の後に、ユーザは、飲料ディスペンサ10、1010及び2010において償還可能な無料飲料を受け取り得る。報酬アカウントはまた、排他的な飲料香味料又は特別な飲料添加物への排他的又は早期のアクセスをユーザに与え得る。いくつかの態様では、報酬アカウントは、ユーザの身体的健康を追跡する他のアプリケーション又はシステムと統合され得る。例えば、ユーザは、カロリー計数アプリケーションを報酬アカウントと統合し得、カロリー計数アプリケーションにおいて、設定した期間において一定量のカロリーのみ消費するなど、目標の達成に対して報酬を受け取り得る。
【0215】
一部の態様では、別個のアイテムは、飲料ディスペンサ10、1010及び2010と提携し得る。このようなアイテムの例としては、スポーツイベントチケット、飛行機の搭乗パス、映画のチケット、又は消費者向け衣料品が挙げられる。これらのアイテムは、飲料ディスペンサ10、1010、及び2010又は顧客デバイス202によってスキャンすることができる機械可読アイテムを含み得る。例えば、上記に考察されるように、スポーツイベントチケットは、ユーザに無料飲料を提供するスキャン可能要素を含み得る。
【0216】
一実施形態では、航空機の搭乗パスは、特別な飲料香味料又は添加剤へのユーザアクセスを与えるために、空港端末内に位置する飲料ディスペンサ10、1010、及び2010において、ユーザによってスキャンされ得る。実施形態では、飲料ディスペンサ10、1010及び2010に関連付けられたユーザアカウントはまた、エアラインロイヤルティプログラムに関連付けられ得る。スキャン可能要素を備えたアイテムはまた、スキャンされたときに、ユーザアカウントに飲料クレジットを追加し得る。いくつかの実施形態では、ユーザは、アイテムを購入し、次いで、ユーザアカウント内のアイテムの購入価格と同等の飲料クレジットを受け取り得る。
【0217】
いくつかの態様では、ユーザは、ユーザが飲料ディスペンサ10、1010、及び2010と対話することを可能にする、顧客デバイス202上のアプリケーションをダウンロードするように、他のユーザを招待し得る。
【0218】
一部の態様では、飲料ディスペンサ10、1010及び2010は、飲料ディスペンサ10、1010及び2010を修理又は補充するために使用される交換部品上の機械可読アイテムから情報を受信するように構成され得る。例えば、飲料ディスペンサ10、1010、及び2010の香味料が足りなくなるときに、サービス技術者は、その香味料に対応する香味料源134を交換する。交換プロセスの間、交換用香味料源134上の機械可読アイテムは、飲料ディスペンサ10、1010、及び2010によってスキャンされ得、これは次いで、空の香味料源134が完全な香味料源134によって交換されていることを検証する。これは、交換部品が適切に使用されていることを検証することによって、飲料ディスペンサ10、1010及び2010のサービス及び修理をより効率的にし、サービスエラーを低減することができる。
【0219】
いくつかの態様では、上記に考察されたように、飲料ディスペンサ10、1010、又は2010は、システムステータスを監視し、ネットワーク210を使用してこのステータスを報告するように構成され得る。システムステータスは、例えば、ガスタンク136、フィルタ154、添加剤源148、ミネラル源150及び香味料源134などのシステム内の種々の消耗品のレベルを含み得る。これらの消耗品が交換を必要とするときに、飲料ディスペンサ10、1010、又は2010は、警告を操作者に自動的に送信するように構成され得る。いくつかの態様では、飲料ディスペンサ10、1010、又は2010は、ネットワーク210を使用して交換用消耗品を自動的に注文するように構成され得る。システムステータスはまた、ネットワーク210を使用して故障及び故障の報告のためにシステムの監視を含み得る。いくつかの態様では、飲料ディスペンサ10、1010、又は2010は、ネットワーク210を使用して故障を直すためにサービスを自動的に注文するように構成されている。
【0220】
飲料管理システム200の種々の構成要素を使用して、飲料のレシピ及びユーザアカウント情報を管理することができる。図20~22は、飲料管理システム200の構成要素が、一緒に動作して、所望の飲料を作製し、分配することができる種々の方法を例示するフローチャートである。図20~22のフローチャートは、図19を参照して説明されるが、これは説明目的のみのためであり、図20~22に概説される原理は図19の特定の実施形態に限定されないことを理解されたい。加えて、図25~101は、顧客デバイス202及び/又は飲料ディスペンサ204上の種々のユーザインターフェースアイコンを描写している。
【0221】
ユーザが飲料を選択及び/又は分配するための飲料販売システムのインターフェースと相互作用する方式は、異なってもよい。図20は、本発明の一態様よる、利用可能な製品を分配する例示的な方法を示している。
【0222】
ステップ302において、飲料ディスペンサ10、1010、及び/又は2010などの飲料ディスペンサは、ユーザを認証することができる。これは、飲料容器に取り付けられた又は顧客デバイス202上に表示されたQRコードなどの、ユーザのQRコードをスキャンすることを含み得る。一態様では、飲料ディスペンサは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、2018年4月2日に出願された米国特許出願第15/943,395号に記載されているように、ユーザを認証することができる。態様では、近接センサ120は、QRコードをスキャンするように構成されたカメラを含み得る。これらの態様では、ユーザインターフェース500は、ユーザがQRコードを飲料ディスペンサ10、1010又は2010に近接させて、QRコードのスキャンを容易にすると、近接センサ120のカメラからのビューを表示するように構成されている。このようにして、実施形態では、近接センサ120は、2つの異なる距離でオブジェクトを感知又は表示するように構成され得る。図53に示すように、ディスプレイ画面502は、ユーザを飲料ディスペンサに引き付けるための1つ以上の画面を表示することができる。アトラクタ画面は、「アカウントにサインアップ」アイコン504及び「飲料を入手」アイコン506などの初期ユーザ入力選択を表示することができる。
【0223】
ステップ304では、飲料ディスペンサは、認証されたユーザに関連付けられたユーザアカウント情報に基づいて、ユーザに飲料レシピオプションを提示することができる。例えば、ユーザアカウント情報は、ユーザによって注文された飲料の履歴、お気に入りの飲料のレシピ、及び販売促進飲料のレシピを含むことができる。別の態様では、飲料ディスペンサは、ユーザアカウント情報及び他の予測因子に基づいて、ユーザに飲料レシピオプションを提示することができる。これらの予測因子は、飲料ディスペンサの位置、時刻、ユーザの運動履歴、外の天気、1日の間にユーザによって消費された流体の量、1日の間にユーザによって消費された流体の平均量、1日の間にユーザによって消費されたカロリー量、ユーザの栄養分又は電解質の欠乏、記録されたユーザの運動、及び記録されたユーザ睡眠のうちの1つ以上を含むことができる。例えば、ステップ304において、飲料ディスペンサは、ディスプレイ502上の1次アイコンとして、ユーザが最も頻繁に選択された飲料レシピを提示することができる。最も頻繁に選択された昼の飲料レシピとは異なる、最も頻繁に選択された朝の飲料レシピをユーザが有する場合、飲料ディスペンサは、朝にディスプレイ502上の1次アイコンとして、ユーザが最も頻繁に選択した朝の飲料レシピ、昼にディスプレイ502上の1次アイコンとして、ユーザが最も頻繁に選択した昼の飲料レシピを提示することができる。飲料ディスペンサが、外の天気が暑いという情報を受信する場合、飲料ディスペンサは、低温を有する飲料レシピをユーザに提示することができる。
【0224】
ステップ306において、飲料ディスペンサは、提示された飲料レシピの選択を受信することができる。
【0225】
ステップ308において、飲料ディスペンサは、ディスプレイ502上に選択された飲料の費用を表示することができる。一態様では、費用は、1オンス当たりのコストとして表示することができる。別の態様では、費用は、固定飲料体積の費用として表示され得る。
【0226】
ステップ310において、飲料ディスペンサは、ユーザが、表示された費用で飲料を分配すること進めるのを望むことの確認を受信することができる。例えば、カスタム飲料を分配するためのコマンドは、ユーザが飲料選択を確認した入力を介して受信され得る。例えば、ユーザは、カスタム飲料を分配するためのユーザ入力選択28(例えば、注ぐアイコン)を選択し得る。
【0227】
ステップ312において、インターフェースは、ステップ306から選択されたレシピに従って、ディスペンサにカスタム飲料を分配させるために、バルブに電子信号を送信することができる。所定の容積の飲料が分配され得るか、又は飲料は、ユーザがユーザ入力(例えば、注ぐアイコン)を作動させる限り、分配され得る。所定の容積は、ユーザのアカウントに保管され得る器の既知の容積に対応し得る。いくつかの実施形態では、所定の充填容積の使用は、ステップ310で、ユーザが飲料の分配を確認し、次いで、容器が所定の容積に従って、自動的に充填されている間待機することを可能にし得る。いくつかの実施形態では、飲料ディスペンサ10、1010又は2010はまた、飲料中の1つ以上の成分が泡立てを引き起こすかどうかを自動的に判定し、泡立ちによるオーバーフローを最小限に抑えながら飲料が適切な容積で注がれることを確実にするためのステップを講じ得る。例えば、飲料ディスペンサ10、1010又は2010は、選択された飲料が泡立ちを引き起こす所定の飲料成分を含むため、選択された飲料が泡立つことを判定し得、次いで、各段階の間に休止を入れて複数の段階で容器を充填して、任意の泡が静まることを可能にする。いくつかの他の実施形態では、飲料ディスペンサ10、1010、又は2010は、容器内の飲料の量を自動的に検出し、所定の容積を知ることなく容器を自動的に充填することができる1つ以上のセンサを含み得る。これらのセンサは、例えば、容器内の飲料のレベルを視覚的に検出するように構成されている光学センサ、又は注がれている飲料の音を検出し、飲料が容器の頂部付近にあるときを判定するように構成されている光学センサを含み得る。
【0228】
ステップ314では、飲料ディスペンサは、分配された飲料をユーザアカウントに保存することができる。更新されたユーザアカウント情報は、例えば、データ記憶要素208に保存することができる。
【0229】
図20の例示的な方法は特定のステップの順序を示しているが、上記ステップの正確な順序が変わる可能性があり(例えば、ステップ308がステップ306の前に行われる)、ディスペンサは、上記の例示的な方法の特定のステップの前、後、及びその間にユーザから追加の入力を受信することができる。ユーザのディスペンサとの相互作用の過程で、ステップの順序及び/又はどの入力が受信されるかは、ユーザインターフェースの構成に依存し得る。
【0230】
一態様では、図20の例示的な方法は、最小限のユーザ相互作用のために合理化され得る。例えば、ステップ310「飲料を確認する」は、ステップ302「ユーザを認証する」の直後に行われ得る。例えば、ユーザは、ユーザがカスタム飲料レシピを選択する必要なく、飲料ディスペンサがお気に入り又は予め選択された飲料を分配することを可能にするためのユーザアカウント上の設定を可能にすることができる。
【0231】
一態様では、図20の例示的な方法は、最小限のユーザ相互作用のために合理化され得る。例えば、ステップ312「飲料を分配する」は、ステップ302「ユーザを認証する」の直後に行われ得る。例えば、ユーザは、ユーザがカスタム飲料レシピを選択するか、又はカスタム飲料レシピを確認することを必要とせずに、飲料ディスペンサがお気に入り又は予め選択された飲料を分配することを可能にするためのユーザアカウント上の設定を可能にすることができる。この態様では、認証後、飲料ディスペンサは、例えばセンサを使用して、ユーザの飲料容器がノズル170の下に配置されたと認識すると、飲料ディスペンサは飲料の分配を開始することができる。別の態様では、認証後、飲料ディスペンサは、5秒などの一定時間の後に飲料の分配を開始して、ユーザがノズル170の下に飲料ディスペンサを配置することを可能にし得る。
【0232】
ユーザが飲料を選択及び/又は分配するための飲料販売システムのインターフェースと相互作用する方式は、異なってもよい。図22は、飲料を分配した後にカスタマイズされた飲料レシピを変更するための例示的な方法を示す。
【0233】
ステップ340において、飲料ディスペンサ10、1010及び/又は2010のような飲料ディスペンサは、ユーザを認証することができる。これは、飲料容器に取り付けられた又は顧客デバイス202上に表示されたQRコードなどの、ユーザのQRコードをスキャンすることを含むことができる。一態様では、飲料ディスペンサは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、2018年4月2日に出願された米国特許出願第15/943,395号に記載されているように、ユーザを認証することができる。
【0234】
ステップ322では、飲料ディスペンサは、認証されたユーザに関連付けられたユーザアカウント情報に基づいて、ユーザに飲料レシピオプションを提示することができる。例えば、ユーザアカウント情報は、ユーザによって注文された飲料の履歴、お気に入りの飲料のレシピ、及び販売促進飲料のレシピを含むことができる。別の態様では、飲料ディスペンサは、ユーザアカウント情報及び他の予測因子に基づいて、ユーザに飲料レシピオプションを提示することができる。これらの予測因子は、飲料ディスペンサの位置、時刻、ユーザの運動履歴、外の天気、1日の間にユーザによって消費された流体の量、1日の間にユーザによって消費された流体の平均量、1日の間にユーザによって消費されたカロリー量、ユーザの栄養分又は電解質の欠乏、記録されたユーザの運動、及び記録されたユーザ睡眠のうちの1つ以上を含むことができる。例えば、ステップ322において、飲料ディスペンサは、ディスプレイ502上の1次アイコンとして、ユーザが最も頻繁に選択された飲料レシピを提示することができる。これらのレシピは、例えば、飲料の購入頻度に基づいてシステムによって選択される「お気に入り」レシピであるため、「ソフトお気に入り」として知られ得る。最も頻繁に選択された昼の飲料レシピとは異なる、最も頻繁に選択された朝の飲料レシピをユーザが有する場合、飲料ディスペンサは、朝にディスプレイ502上の1次アイコンとして、ユーザが最も頻繁に選択した朝の飲料レシピ、昼にディスプレイ502上の1次アイコンとして、ユーザが最も頻繁に選択した昼の飲料レシピを提示することができる。飲料ディスペンサが、外の天気が暑いという情報を受信する場合、飲料ディスペンサは、低温を有する飲料レシピをユーザに提示することができる。
【0235】
ステップ324では、飲料ディスペンサは、新しいカスタムレシピのための希釈液の選択を受信することができる。例えば、飲料ディスペンサは、無発泡水又はスパークリング水の希釈液の選択を受信することができる。
【0236】
ステップ326において、飲料に対する1つ以上のカスタム成分の選択は、ユーザからの入力を介して受信され得る。カスタム成分は、例えば、周囲温度での無発泡水、冷却された無発泡水、加熱された無発泡水、周囲温度でのスパークリング水、冷却されたスパークリング水、加熱されたスパークリング水、ブランド飲料濃縮物、プラム、ブルーベリー、マンゴ、チェリー、ブドウ、キウイ、イチゴ、レモン、ライム、パッションフルーツ、リンゴ、メロン、タンジェリン、ラズベリー、オレンジ、ザクロ、パイナップル、ココナッツ、グレープフルーツ、アサイー、スイカ、ピーチ、又はこれらの任意の組み合わせなどの香味料のうちの1つ以上を含むことができる。加えて、香味料は、ミント、紅茶、緑茶、赤茶、白茶、セロリー、カモミール、ハイビサクス、ラベダー、ニンジン、キュウリ、バーバメート、コッカ抽出物、ショウガ、クロロフィル、アロエ、シナモン、朝鮮人参、又はこれらの任意の組み合わせなどのハーブ及びスパイス又は野菜を含むことができる。一態様では、1つ以上の香味料は、防腐剤を含有しない新鮮な成分を含むことができる。加えて、成分としては、ホウ素、リン、チタン、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、モリブデン、カドミウム、アルミニウムなどのミネラルを挙げることができる。一態様では、ミネラル成分は、特定の領域からのミネラル水の味覚プロファイルをシミュレートすることができる。例えば、ミネラル成分は、German Alps、Italian Alps、又はFrench Alpsからの水の味覚プロファイルをシミュレートすることができる。成分はまた、ビタミン、電解質、エネルギー、カーム、タンパク質、繊維、ビタミン、酸化防止剤、甘味料などの添加剤、並びにカルシウム、ナトリウム、カリウム、重炭酸塩、マグネシウム、カフェイン、繊維、タンパク質、タウリン、リボース、オメガ3、又はこれらの任意の組み合わせなどの他の機能性成分を含むことができる。
【0237】
図57に示す態様では、ユーザは、ユーザ入力選択528のうちの1つ以上を押すことにより、香味料を選択することができる。ユーザは、ユーザ入力選択528aを選択することによってオレンジグレープフルーツ香味料を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択528bを選択することによってレモンミント香味料を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択528cを選択することによってラズベリーライム香味料を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択528dを選択することによってキュウリ香味料を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択528eを選択することによってレモンライム香味料を選択することができ、ユーザは、528fを選択することによってピーチ香味料を選択することができる。選択に応答して、インターフェースは選択されたアイコンを強調表示して、選択された香味料が追加されることを指し示すことができる。香味料を選択した後、ユーザは、香味料の強さを選択し得る。例えば、ユーザは、軽めの香味料のためのユーザ入力選択528aa、普通の香味料のためのユーザ入力選択528bb、又は強めの香味料のためのユーザ入力選択528ccを選択することができる。ユーザが軽めの香味料を選択するときに、飲料ディスペンサは、ユーザが香味料普通を選択するときよりも少ない香味料濃縮物を分配する。ユーザが強めの香味料を選択するときに、飲料ディスペンサは、ユーザが香味料普通を選択するときよりもより多くの香味料濃縮物を分配する。
【0238】
図88~89に示す態様では、ユーザは、ユーザ入力選択1528のうちの1つ以上を押すことによって、香味料を選択し得る。ユーザは、ユーザ入力選択1511a「炭酸水」、ユーザ入力選択1528b「炭酸レモンライム」、ユーザ入力選択1528c「炭酸オレンジグレープフルーツ」、ユーザ入力選択1528d「炭酸キュウリ」、ユーザ入力選択1528e「炭酸ラズベリーライム」、ユーザ入力選択1528f「炭酸レモンミント」、及びユーザ入力選択1528g「炭酸ブルーベリーザクロ」を選択することができる。ユーザは、ユーザ入力選択1511「水」、ユーザ入力選択1529b「レモンライム」、ユーザ入力選択1529c「オレンジグレープフルーツ」、ユーザ入力選択1529d「キュウリ」、ユーザ入力選択1529e「ラズベリーライム」、ユーザ入力選択1529f「レモンミント」、及びユーザ入力選択1529g「ブルーベリーザクロ」を選択することができる。選択に応答して、飲料ディスペンサ204は、選択されたアイコンを強調表示して、選択された香味料が追加されることを指示することができる。
【0239】
図59に示す態様では、ユーザは、ユーザ入力選択520のうちの1つを押すことによって、炭酸量を選択することができる。ユーザは、ユーザ入力選択520dを選択することによって炭酸なしを選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択520cを選択することによって弱炭酸を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択520bを選択することによって普通の炭酸を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択520aを選択することによって最強炭酸を選択することができる。
【0240】
図82に示す態様では、ユーザは、ユーザ入力選択1520のうちの1つを押すことによって、炭酸量を選択することができる。ユーザは、ユーザ入力選択1520dを選択することによって炭酸なしを選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択1520cを選択することによって弱炭酸を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択1520bを選択することによって普通の炭酸を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択1520aを選択することによって最強炭酸を選択することができる。
【0241】
図67に示す態様では、ユーザは、ユーザ入力選択524のうちの1つを押すことによって、飲料温度を選択することができる。ユーザは、ユーザ入力選択524aを選択することによって冷たい水を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択524bを選択することによって少し冷たい水を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択524cを選択することによって周囲温度の水を選択することができる。
【0242】
図82に示す態様では、ユーザは、ユーザ入力選択1524のうちの1つを押すことによって、飲料温度を選択することができる。ユーザは、ユーザ入力選択1524aを選択することによって冷たい水を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択1524bを選択することによって少し冷たい水を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択1524cを選択することによって周囲温度の水を選択することができる。
【0243】
図82に示す態様では、ユーザは、ユーザ入力選択1529のうちの1つを押すことによって、香味料の量を選択することができる。ユーザは、ユーザ入力選択1528aaを選択することによって軽めの香味料を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択1528bbを選択することによって香味料普通を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択1528ccを選択することによって強めの香味料を選択することができる。ユーザが軽めの香味料を選択するときに、飲料ディスペンサは、ユーザが香味料普通を選択するときよりも少ない香味料濃縮物を分配する。ユーザが強めの香味料を選択するときに、飲料ディスペンサは、ユーザが香味料普通を選択するときよりもより多くの香味料濃縮物を分配する。
【0244】
ステップ328では、飲料ディスペンサは、ディスプレイ502上に選択された飲料の費用を表示することができる。費用は、成分がカスタム飲料レシピに追加されるか、又はカスタム飲料レシピから引かれる際に、継続的に更新することができる。一態様では、費用は、1オンス当たりのコストとして表示することができる。別の態様では、コストは、固定飲料容積の費用として表示され得る。
【0245】
ステップ330では、ユーザがカスタム飲料レシピ内の成分を完成した場合には、飲料ディスペンサは、ユーザが表示されたコストでカスタム飲料を分配することを進めることを望むことの確認を受信することができる。例えば、カスタム飲料を分配するためのコマンドは、ユーザが飲料選択を確認した入力を介して受信され得る。例えば、ユーザは、カスタム飲料を分配するためのユーザ入力選択28(例えば、注ぐアイコン)を選択し得る。
【0246】
ステップ332では、インターフェースは、ステップ306から選択されたレシピに従って、ディスペンサにカスタム飲料を分配させるために、バルブに電子信号を送信することができる。
【0247】
ステップ334では、飲料ディスペンサは、分配された飲料をユーザアカウントに保存することができる。更新されたユーザアカウント情報は、例えば、データ記憶要素208に保存することができる。
【0248】
図21の例示的な方法は特定のステップの順序を示しているが、上記ステップの正確な順序が変わる可能性があり(例えば、ステップ328がステップ326の前に行われる)、ディスペンサは、上記の例示的な方法の特定のステップの前、後、及びその間にユーザから追加の入力を受信することができる。ユーザのディスペンサとの相互作用の過程で、ステップの順序及び/又はどの入力が受信されるかは、ユーザインターフェースの構成に依存し得る。
【0249】
ユーザが飲料を選択及び/又は分配するための飲料販売システムのインターフェースと相互作用する方式は、異なってもよい。図22は、飲料を分配した後にカスタマイズされた飲料レシピを変更するための例示的な方法を示す。
【0250】
ステップ340では、飲料分配システムは、飲料満足度に関してユーザに促すことができる。例えば、飲料分配システムは、図46に示されるように、飲料を分配した後に、顧客デバイス202上でユーザに促すことができる。飲料分配システムは、例えば、「飲料はどうだったか」という問い合わせと共に、分配された飲料の説明を含むことができる、カスタムデバイス202上にフィードバックポップ610を表示することができる。飲料分配システムは、「すばらしい」又は「すばらしい、間違いなくもう一度入手する」とラベル付けすることができる、正のアイコン612、「調整」又は「よいが、手を加えたい」とラベル付けすることができる調整アイコン614、及び「不味い」又は「いいえ、もう一度試しません」とラベル付けすることができる負のアイコン616のようなフィードバックアイコンをユーザに表示することができる。
【0251】
ステップ342では、飲料分配システムは、ユーザからの入力を介して、正のアイコン612、調整アイコン614、又は負のアイコン616のうちの1つの選択を受信することができる。一態様では、ユーザが正のアイコン612を選択する場合、顧客デバイス202はまた、「好き」ポップアップ632を表示することができる。「好き」ポップアップ632は、「迅速なアクセスのためにお気に入りに追加する」などのお気に入りボタン634、「この香味料を共有する」などの共有ボタン636、及び前の画面に戻るための「いいえ、結構」の辞退ボタン638を含むことができる。別の態様では、飲料分配システムが、正のアイコン612又は負のアイコン616の選択を受信する場合、飲料分配システムは、ステップ344をスキップし、ステップ346に直接進むことができる。飲料分配システムが、カスタム飲料を修正するユーザの要望を指示する調整アイコン614の選択を受信する場合、飲料分配システムはステップ344に進むことができる。
【0252】
ステップ344において、飲料に対する1つ以上のカスタム成分の修正は、ユーザからの入力を介して受信し得る。カスタム成分は、例えば、周囲温度での無発泡水、冷却された無発泡水、加熱された無発泡水、周囲温度でのスパークリング水、冷却されたスパークリング水、加熱されたスパークリング水、ブランド飲料濃縮物、プラム、ブルーベリー、マンゴ、チェリー、ブドウ、キウイ、イチゴ、レモン、ライム、パッションフルーツ、リンゴ、メロン、タンジェリン、ラズベリー、オレンジ、ザクロ、パイナップル、ココナッツ、グレープフルーツ、アサイー、スイカ、ピーチ、又はこれらの任意の組み合わせなどの香味料のうちの1つ以上を含むことができる。加えて、香味料は、ミント、紅茶、緑茶、赤茶、白茶、セロリー、カモミール、ハイビサクス、ラベダー、ニンジン、キュウリ、バーバメート、コッカ抽出物、ショウガ、クロロフィル、アロエ、シナモン、朝鮮人参、又はこれらの任意の組み合わせなどのハーブ及びスパイス又は野菜を含むことができる。一態様では、1つ以上の香味料は、防腐剤を含有しない新鮮な成分を含むことができる。加えて、成分は、ホウ素、リン、チタン、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、モリブデン、カドミウム、アルミニウムなどのミネラルを挙げることができる。一態様では、ミネラル成分は、特定の領域からのミネラル水の味覚プロファイルをシミュレートすることができる。例えば、ミネラル成分は、German Alps、Italian Alps、又はFrench Alpsからの水の味覚プロファイルをシミュレートすることができる。成分はまた、ビタミン、電解質、エネルギー、カーム、タンパク質、繊維、ビタミン、酸化防止剤、甘味料などの添加剤、並びにカルシウム、ナトリウム、カリウム、重炭酸塩、マグネシウム、カフェイン、繊維、タンパク質、タウリン、リボース、オメガ3、又はこれらの任意の組み合わせなどの他の機能性成分を含むことができる。一態様では、ステップ344では、ユーザは、カスタム飲料の温度、香味料及び若しくは香味料の強さ、及び/又は炭酸レベルを修正することができる。
【0253】
図47に示す態様では、ユーザは、ユーザ入力選択622のうちの1つ以上を押すことによって、カスタム飲料香味料強度を修正することができる。ユーザ入力選択622は、スライダアイコンとすることができる。ユーザは、ユーザ入力選択622aを選択することによって低減された量の香味料又は香味料「軽め」を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択622bを選択することによって普通の量の香味料を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択622cを選択することによって、増加された量の香味料又は香味料「強め」を選択することができる。ユーザが軽めの香味料を選択するときに、飲料ディスペンサは、ユーザが香味料普通を選択するときよりも少ない香味料濃縮物を分配する。ユーザが強めの香味料を選択するときに、飲料ディスペンサは、ユーザが香味料普通を選択するときよりもより多くの香味料濃縮物を分配する。
【0254】
ユーザは、ユーザ入力選択624のうちの1つを押すことによって、炭酸量を修正することができる。ユーザは、ユーザ入力選択624aを選択することによって低減された炭酸量又は「弱」炭酸を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択624bを選択することによって普通の炭酸を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択624cを選択することによって、増加した炭酸量又は「エクストラ」炭酸を選択することができる。
【0255】
ユーザは、ユーザ入力選択626のうちの1つを押すことによって、飲料温度を修正することができる。ユーザは、ユーザ入力選択626aを選択することによって周囲温度の水又は「部屋」の温度を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択626bを選択することによって少し冷たい水を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択626cを選択することによって冷たい水を選択することができる。
【0256】
ステップ346では、飲料分配システムは、分配された飲料評点及び/又は修正されたカスタムレシピをユーザアカウントに保存することができる。分配された飲料評点及び修正されたカスタムレシピは、例えば、データ記憶要素208に保存することができる。ユーザは、修正されたカスタムレシピをユーザアカウントに保存するための「保存」アイコン628を選択することができる。ユーザが心変わりして、修正されたカスタムレシピを保存することを望まない場合、ユーザは削除アイコン630を選択することができる。
【0257】
一態様では、飲料分配システムは、飲料ディスペンサ204上でユーザに促して、サンプル飲料などのカスタム飲料を分配した後に、カスタマイズされた飲料レシピを修正することができる。図87は、ユーザが、その飲料レシピのサンプルを注ぐことができるグラフィカルユーザインターフェースを示す。一態様では、飲料ディスペンサは、サンプルカスタム飲料の分配前、分配中、又は分配後にカスタム飲料を修正するためのカスタムレシピ及びユーザ入力選択を表示502に示すことができる。ユーザは、ユーザ入力選択1529のうちの1つ以上を押すことによって、香味料の強さを修正することができる(図82)。ユーザ入力選択1529は、スライダアイコンとすることができる。ユーザは、ユーザ入力選択1528aaを選択することによって、低減された量の香味料又は香味料「軽め」を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択1528bbを選択することによって、普通の量の香味料を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択1528ccを選択することによって、増加された量の香味料又は香味料「強め」を選択することができる。ユーザが軽めの香味料を選択するときに、飲料ディスペンサは、ユーザが香味料普通を選択するときよりも少ない香味料濃縮物を分配する。ユーザが強めの香味料を選択するときに、飲料ディスペンサは、ユーザが香味料普通を選択するときよりもより多くの香味料濃縮物を分配する。
【0258】
ユーザは、ユーザ入力選択1520のうちの1つを押すことによって、炭酸量を修正することができる(図82)。ユーザは、ユーザ入力選択1520aを選択することによって低減された炭酸量又は「弱」炭酸を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択1520bを選択することによって普通の炭酸を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択1520cを選択することによって、増加した炭酸量又は「エクストラ」炭酸を選択することができる。
【0259】
ユーザは、ユーザ入力選択1524のうちの1つを押すことによって、飲料温度を修正することができる(図82)。ユーザは、ユーザ入力選択1524aを選択することによって周囲温度水又は「部屋」の温度を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択1524bを選択することによって少し冷たい水を選択することができ、ユーザは、ユーザ入力選択1524cを選択することによって冷水を選択することができる。
【0260】
図25~101は、ディスプレイ画面顧客デバイス202又は飲料ディスペンサ204上に表示されるグラフィカルユーザインターフェースの例示的な実施形態の異なるディスプレイを示す。ユーザは、カスタム飲料に使用することができる飲料成分の選択など、所望の選択を行ってもよい。タッチスクリーン502は、カスタム飲料を選択してユーザに分配するのに必要な全ての情報を提示することができる。グラフィカルユーザインターフェースアイコンのいくつかは、炭酸に関して考察されているが、窒素などの他の注入ガスも利用することができる。例えば、グラフィカルユーザインターフェースは、「炭酸化」の代わりに「窒素化」、「炭酸」の代わりに「窒素」を利用することができる。
【0261】
図25~32は、ユーザが飲料分配システム10、1010及び2010の1つ以上と共に使用するためのユーザアカウントを作成することを可能にする例示的なグラフィカルユーザインターフェースを示す。ユーザアカウントは、ユーザがカスタムレシピを作成し、保存すること、飲料を分配し、飲料ディスペンサを位置付けし、飲料の販売促進を受信し、飲料消費を追跡し、お気に入りの飲料を他のユーザと共有することを可能にすることができる。一態様では、ユーザは、顧客デバイス202上の図25~32に示されるグラフィカルユーザインターフェース内の1つ以上のアイコンと対話することができる。
【0262】
図25に示すように、顧客デバイス202は、アイコンを含むことができる初期ログイン画面を使用者に提示することができ、この初期ログイン画面は、「Facebookでログイン」、「Googleでログイン」、又は例えば、「電子メールでサインアップ」といった新しいアカウントを作成するためのアイコンを含むことができる。顧客デバイス202はまた、ユーザがアカウントを作成し、飲料ディスペンサを使用するための飲料クレジットの初期販売促進、「今すぐサインアップすると、1456箇所以上でプレミアム水を試すための$10クレジットを差し上げます。」などをユーザに提示することができる。ユーザがアイコンを「電子メールでサインアップ」するためのアイコンを選択する場合、顧客デバイス202は、図26に示すサインアップ画面を使用者に提示することができる。ユーザは、名前、電子メール、及びアカウントパスワードを顧客デバイスに入力することができる。ユーザは、次のアイコンを選択して次の画面に進むことができる。
【0263】
図27に示すように、顧客デバイス202は、ユーザがどのように識別情報をユーザ容器に取り付けるべきかを説明するための指示画面を示すことができる。例えば、顧客デバイス202は、ユーザに、「ステッカを底の縁又はあなたのボトル若しくはカップと位置合わせしてください」と指示することができる。一態様では、識別情報はQRコードを含むことができる。識別情報を含むステッカは、飲料ディスペンサ10、1010、及び2010において、又はその付近で利用可能であり得る。一態様では、飲料ディスペンサ10、1010、及び2010は、ユーザがその飲料容器に取り付けるための識別ステッカを印刷するためのプリンタを含むことができる。一態様では、側部ユニット220(図6)は、予め印刷された識別ステッカを分配する識別ステッカディスペンサを含むことができる。別の態様では、側部ユニット220は、要求に応じて識別ステッカを印刷するためのプリンタを含むことができる。代替的には、飲料ディスペンサ10、1010及び2010は、顧客の使用のための識別ステッカを分配するためのスロット又はホルダを含むことができる。ユーザが、図27に示されるように、識別ステッカを飲料容器に取り付けると、ユーザは次のアイコンを選択して次の画面に進むことができる。ステッカはまた、セキュリティバッジ、宝石、従業員識別、識別カード、ランヤード、又は他の便利なアイテムなどの他のアイテムに取り付けられ得る。これらのアイテムはまた、飲料ディスペンサ10、1010及び2010によってスキャンされるように構成されているQRコードを有し得る。これにより、ユーザは、既に所有しているアイテムを使用して飲料を購入することができる。例えば、生徒識別カードは、生徒のアカウントにリンクされ、飲料ディスペンサ10、1010及び2010によってスキャンされ得るQRコードを含み得る。QRコードはまた、飲料ディスペンサ10、1010及び2010から飲料を購入するために使用され得る特定の飲料容器に組み込まれ得る。いくつかの態様では、これらのアイテムは、組織に関連付けられたユーザアカウントに関連付けられ得る。例えば、企業は、企業アカウントにリンクされたQRコードを備えた飲料容器をその従業員に提供することができ、それにより、従業員が、自身のユーザアカウントを使用する必要なく、飲料ディスペンサ10、1010及び2010から飲料を受け取ることが可能となる。一実施形態では、識別情報は、ユーザアカウントを示すQRコードの一時的なタトゥーを含み得る。
【0264】
図28に示されるように、顧客デバイス202は、例えば、飲料容器に取り付けられた識別ステッカ上で識別情報をスキャンすることによって、ユーザがどのようにユーザアカウントに追加するべきか説明するための「ボトルを追加」指示画面を示すことができる。一態様では、顧客デバイス202は、ユーザが飲料容器上のQRコードをどのようにスキャンするかを示すことができる。準備が整ったときに、ユーザは、「カメラを開く」アイコンを選択して、顧客デバイス202上のカメラを起動することができる。
【0265】
図29に示すように、顧客デバイス202は、飲料容器に取り付けられた識別ステッカ上の識別情報を認識し、捕捉することができる。例えば、顧客デバイス202は、飲料容器上のQRコードをスキャンすることができる。
【0266】
図30に示すように、顧客デバイス20は、例えば、ユーザのクレジットカードをスキャンすることによって、ユーザがどのようにユーザアカウントに支払い情報を追加するべきかを説明するための「クレジットカードを追加」指示画面を示すことができる。準備が整ったときに、ユーザは、「カメラを開く」アイコンを選択して、顧客デバイス202上のカメラを起動することができる。
【0267】
図31に示すように、顧客デバイス202はクレジットカード情報を認識し、捕捉することができる。
【0268】
図32に示すように、顧客デバイスは、アカウント確認画面を使用者に提示することができ、「準備が整いました!ただ今、あなたのアカウントに、1456箇所以上でプレミアム水を試すための$10クレジットが入りました。」のようなテキストを表示することができる。顧客デバイス202は、ユーザが、「どのように動かすかを見る」アイコンなど、飲料分配システム及び飲料ディスペンサ10、1010及び2010上に追加情報を受信することを可能にするアイコンを提示することができる。顧客デバイス202はまた、ユーザが、飲料レシピのカスタマイズ及び/又は飲料の分配を開始することを可能にする「今すぐ開始」アイコンを提示することができる。
【0269】
ユーザアカウントが作成された後、顧客デバイス202は、ユーザへの飲料消費に関する情報を提供することができる。例えば、顧客デバイス202は、図33A~Bに示すように、「ステータス」画面を提供することができる。顧客デバイス202は、それらのアクティビティレベルと比較してユーザの水分補給の比較を表示することができる。水分補給情報は、飲料ディスペンサ10、1010及び2010を使用してユーザが分配した飲料を追跡することによって決定することができるか、又はユーザによって顧客デバイス202に入力することができる。顧客デバイス202は、「Landfillから節約されたボトル」、「節約されたガソリン(ガロン)」、「放出さなかったCO2(kg)」、及び「節約された水(ガロン)」のうちの1つ以上などの環境情報を表示することができる。顧客デバイス202は、ユーザ及び/又はユーザのグループについての環境情報を表示することができる。顧客デバイス202は、ユーザアカウントを有する他の飲料分配システムユーザ、又はTwitter、Facebook、Instagram、Snapchatなどのソーシャルメディアを介して、ユーザがそれらの環境情報を共有することを可能にすることができる。顧客デバイス202はまた、水に含まれるアルミニウム、ヒ素、カドミウム、塩化物、クロム、銅、シアン化物、フッ化物、鉄、鉛、マンガン、水銀、窒素、銀、硫酸塩、タリウム、及び亜鉛のうちの1つ以上の量など、特定の領域に関する水質情報を表示することができる。
【0270】
図34A~34Bに示すように、顧客デバイス202は、選択された飲料レシピ及び/又は分配された飲料の栄養情報を提供することができる。栄養情報は、選択された成分及び分配された飲料の量に基づいて、自動的に更新することができる。
【0271】
図35に示すように、顧客デバイス202は、例えば、「毎日のログ」で、ユーザの飲料消費を追跡及び表示することができる。顧客デバイス202は、成分、分配された飲料量、及び飲料が分配された時間のうちの1つ以上を含む、飲料ディスペンサ10、1010及び2010のうちの1つ以上から分配された飲料を表示することができる。
【0272】
図36に示すように、顧客デバイス202は、例えば、「毎日の目標」で、ユーザの毎日の飲料消費目標を追跡及び表示することができる。顧客デバイス202は、飲料ディスペンサ10、1010及び2010のうちの1つ以上から分配された飲料の量を表示することができ、ユーザによって設定された毎日の目標と分配された飲料の量を比較することができる。顧客デバイス202は、目標アイコン及び/又は目標スライダボタンを含むことができる目標画面を提供することができる。目標アイコンは、飲料容器であってもよく、分配された飲料の量に基づいて、目標アイコン内に示される流体の量を増加させることができる。ユーザは、目標スライダボタンを移動させて、ユーザの毎日の目標を増減させることができる。
【0273】
図37に示すように、顧客デバイス202は、例えば、「50液量オンス残り」のような目標概要ボタン、「125ボトル節約」のような環境概要ボタン、「あなたのボトルID」のような容器概要ボタン、及び「残高$12.50」のような支払い概要ボタンを含むことができる概要メニュー画面を表示することができる。一態様では、ユーザは、目標概要ボタン、環境概要ボタン、容器概要ボタン、又は支払い概要ボタンを選択して、そのボタンに関連する新しい画面に取られることができる。
【0274】
図38に示すように、顧客デバイス202は、編集ユーザアカウント又は「プロファイル」画面を表示することができる。ユーザは、名前又は電子メール連絡先情報を編集することができ、保存ボタンを選択することによってユーザアカウントへの変更を保存することができる。ユーザはまた、「ログアウト」ボタンを選択することによって、顧客デバイス202上のユーザアカウントのログアウトを行うことができる。ユーザはまた、「アカウントをデアクティブ」ボタンを選択することによって、ユーザアカウントをデアクティブにすることができる。
【0275】
図39に示すように、顧客デバイス202は、ユーザのアカウントにリンクされたユーザの飲料容器を表示することができる。ユーザは、顧客デバイス202に示されるリンクされた飲料容器のうちの1つを選択することができ、顧客デバイス202は、QRコードのような選択された飲料容器の識別情報を表示することができる(図40)。
【0276】
図40に示すように、顧客デバイス202は、QRコードのような選択された飲料容器の識別情報を表示することができる。いくつかの態様では、顧客デバイス202によって表示されるQRコードは、動的QRコードであってもよい。これは、QRコードが、顧客デバイス202によってQRコードに符号化された情報を変更するように修正され得ることを意味する。これにより、顧客デバイス202は、ユーザに関するカスタマイズされた情報を飲料ディスペンサ10、1010及び2010に送信することを可能にすることができる。例えば、動的QRコードは、ユーザの識別番号、ユーザの名前、及び1つ以上のカスタマイズ可能な飲料レシピを含み得る。例えば、これらのレシピは、ユーザの3つのお気に入りの飲料、ユーザによって注がれた最後の3つの飲料、又は所望に応じて選択された任意の他の飲料のレシピであってもよい。QRコードは、例えば、ユーザがレシピの1つ以上の成分をカスタマイズする場合、これらのレシピの変化を反映するように更新され得る。
【0277】
図41に示すように、顧客デバイス202は、アカウントの概要又は「アカウント画面」を表示することができる。ユーザは、ユーザアカウントを編集する「プロファイルを編集」ボタンを選択することができる(例えば、図38)。ユーザは、ユーザアカウントに関連付けられた支払い方法(複数可)を編集する「支払い」ボタンを選択することができる(図42)。これらの支払い方法は、クレジットカード又は別の好適なデジタル支払いアカウントを使用して飲料を分配するときに、単一の飲料について直接支払うことを含み得る。この単一飲料支払いは、設定された容積の飲料、例えば、設定された料金に対して12オンスにリンクされ得る。ユーザアカウントはまた、設定された期間において、制限された又は制限されない数の飲料が注がれることを可能にするサブスクリプションモデルにリンクされ得る。例えば、ユーザは、1ヶ月又は1年など、任意の所望の期間、制限されない飲料を受け取るために定額料金を支払ってもよい。サブスクリプションモデルはまた、スポーツイベントの継続期間に対する制限されない飲料、又は大学の半学年若しくは一学年に対する制限されない飲料のような外部のイベントにリンクされ得る。ユーザは、その分配された飲料を見るために、「購入履歴」ボタンを選択することができる(例えば、図43)。ユーザは、ユーザのアカウントに関連付けられた飲料容器を見るために、「マイボトル」ボタンを選択することができる(例えば、図39)。ユーザは、1つ以上のお気に入りのカスタマイズされた飲料のレシピを見るために、「ドリンク」ボタンを選択することができる(例えば、図44)。
【0278】
図44に示すように、顧客デバイス202は、ユーザのお気に入りの飲料レシピを示す「マイドリンク」画面620を表示することができる。ユーザは、ユーザが分配された飲料を好み、それを再度今後注文することを望むかどうかを指示するために、「好き」ボタン601を選択することができる。ユーザが「好き」ボタン601を選択した場合、顧客デバイスはアイコン602を「好き」ボタン601内に表示することができる。ユーザが「好き」ボタン601を選択する場合、顧客デバイス202はまた、「好き」ポップアップ632を表示することができる。「好き」ポップアップ632は、「迅速なアクセスのためにお気に入りに追加する」などのお気に入りボタン634、「この香味料を共有する」などの共有ボタン636、及び前の画面に戻るための「いいえ、結構」の辞退ボタン638を含むことができる。
【0279】
図45に示すように、顧客デバイス202は、「レモンミント水」などの分配されたカスタム飲料成分、及び「アカウント残高$8.88」などのユーザアカウント残高を示すために、トランザクションポップアップ608を表示することができる。
【0280】
図49~52に示すように、顧客デバイス202は、1つ以上の飲料ディスペンサ204の物理的位置を示すために、飲料ディスペンサ位置画面「位置」を表示することができる。ユーザは、飲料ディスペンサピンのうちの1つ以上を選択して、選択された飲料ディスペンサで利用可能な追加の位置情報、飲料ディスペンサの格付け、及び/又は香味料、添加剤、及びエナジャイザーを表示することができる。(図50~51)。顧客デバイス202は、最も近い1つ以上の飲料ディスペンサ204の位置を表示するように構成され得る。一部の態様では、飲料ディスペンサ204は、その位置をネットワーク210を使用して、顧客デバイス202に送信するか、又は無線送信機などの適切な送信デバイスを使用して、直接顧客デバイス202に送信するように構成され得る。一部の態様では、飲料ディスペンサ204は、ユーザが飲料ディスペンサ204の特定の距離内にあるときに、ユーザの顧客デバイス202に通知を送信するように構成され得る。
【0281】
図53に示すように、飲料ディスペンサ204は、1つ以上の画面を表示して、ユーザを飲料ディスペンサに引き付けることができる。アトラクタ画面は、「アカウントにサインアップ」ボタン504及び「飲料を入手」ボタン506などの初期ユーザ入力選択を表示することができる。
【0282】
図54に示すように、飲料ディスペンサ204は、ユーザが選択するためのレシピボタンを表示することができる。レシピボタンは、例えば、非スパークリング水ボタン511、スパークリング水ボタン512、「レモンミント水」などのカスタムレシピボタン514、及び「ラズベリーライム」などのカスタムレシピボタン516を含むことができる。一態様では、飲料ディスペンサ204は、拡大されたボタンが選択されたレシピボタン510であることを示すために、1つ以上のレシピボタンのうちの1つのサイズを増大させることができる。
【0283】
ユーザがレシピボタンを選択した後に、飲料ディスペンサ204は、図55、57~60、67、68、74、82、87、88、89に示すようにカスタマイズ画面を表示することができる。飲料ディスペンサ204は、炭酸ボタン520、温度ボタン524、香味料ボタン528、及び注ぐボタン530を表示することができる。ユーザが選択された飲料レシピをカスタマイズすることを望まない場合、ユーザは、炭酸ボタン520、温度ボタン524又は香味料ボタン528のいずれも押すことなく、注ぐボタン530を選択することができる。
【0284】
図57に示される態様では、香味料ボタン528の選択を受信した後に、飲料ディスペンサ204は、ユーザ入力選択528a「オレンジグレープフルーツ」、ユーザ入力選択528b「レモンミント」、ユーザ入力選択528c「ラズベリーライム」、ユーザ入力選択528d「キュウリ」、ユーザ入力選択528e「レモンライム」、ユーザ入力選択528f「ピーチ」を表示することができる。選択に応答して、飲料ディスペンサ204は、選択されたアイコンを強調表示して、選択された香味料が追加されることを指示することができる。香味料を選択した後に、飲料ディスペンサ204は、ユーザが香味料の強さを調整することを可能にするために、香味料強さボタンを表示することができる(図60)。例えば、飲料ディスペンサ204は、軽めの香味料のためのユーザ入力選択528a、普通の香味料のためのユーザ入力選択528b、又は強めの香味料のためのユーザ入力選択528cを表示することができる。
【0285】
図59に示す態様では、炭酸ボタン520の選択を受信した後に、飲料ディスペンサ204は、ユーザ入力選択520d「炭酸なし」、ユーザ入力選択520c「弱炭酸」、ユーザ入力選択520b「普通の炭酸」、及びユーザ入力選択520a「最強炭酸」を表示することができる。
【0286】
図67に示す態様では、温度ボタン524の選択を受信した後に、飲料ディスペンサ204は、ユーザ入力選択524a「冷たい水」、ユーザ入力選択524b「少し冷たい水」、及びユーザ入力選択524c「部屋」の温度を表示することができる。
【0287】
図78に示すように、飲料ディスペンサ204は、「炭酸レモンミント水」などの提案されたカスタム飲料レシピ515を表示することができる。提案されたカスタム飲料レシピ515は、お気に入り又は頻繁に選択された飲料レシピであり、お気に入りのアイコン534を含むことができる。飲料ディスペンサ204は、ユーザが、更なるユーザ相互作用及び成分選択を必要とせずに、提案されたカスタム飲料レシピ515を分配することができるように、迅速な注入ボタン532を表示することができる。別の態様では、飲料ディスペンサ204は、提案されたカスタム飲料レシピ515に付随する食品アイテム又は食品香味料を提案することができる。
【0288】
図83に示すように、飲料ディスペンサ204は、ユーザが選択するためのレシピボタンを表示することができる。レシピボタンとしては、例えば、非スパークリング水ボタン1511、「炭酸ブルーベリーザクロ」などのカスタムレシピボタン1514、及び「炭酸レモンミント」などのカスタムレシピボタン1516を含むことができる。一態様では、飲料ディスペンサ204は、拡大されたボタンが選択されたレシピボタンであることを示すために、1つ以上のレシピボタンのうちの1つのサイズを増大させることができる。
【0289】
ユーザがレシピボタンを選択した後に、飲料ディスペンサ204は、カスタマイズ画面を表示することができる(図82)。飲料ディスペンサ204は、炭酸化スライダスイッチ1520、温度スライダスイッチ1524、香味料スライダスイッチ1529、及び急いで注ぐボタン530bを表示することができる。ユーザが選択された飲料レシピをカスタマイズすることを望まない場合、ユーザは、炭酸化スライダスイッチ1520、温度スライダスイッチ1524、又は香味料スライダスイッチ1529のいずれも変更することなく、急いで注ぐボタン530bを選択することができる。香味料スライダスイッチは、軽めの香味料のための第1の位置1528aa、普通の香味料のための第2の位置1528bb、及び強めの香味料のための第3の位置1528ccを含むことができる。炭酸化スライダスイッチ1520は、弱炭酸のための第1の位置1520a、普通の量の炭酸のための第2の位置1520b、及びエクストラ炭酸のための第3の位置1520cを含むことができる。温度スライダスイッチ1524は、冷たいのための第1の位置1524a、少し冷たいのための第2の位置1524b、及び室温のための第3の位置1524cを含むことができる。
【0290】
図88~89に示す態様では、飲料ディスペンサ204は、ユーザが飲料レシピから炭酸を追加又は除去することを可能にするために、「スパークリング」トグルスイッチ1521を表示することができる。「スパーリング」トグルスイッチが「オン」の位置1521aにある場合、飲料ディスペンサ204は、ユーザ入力選択1511a「炭酸水」、ユーザ入力選択1528b「炭酸レモンライム」、ユーザ入力選択1528c「炭酸オレンジグレープフルーツ」、ユーザ入力選択1528d「炭酸キュウリ」、ユーザ入力選択1528e「炭酸ラズベリーライム」、ユーザ入力選択1528f「炭酸レモンミント」、及びユーザ入力選択1528g「炭酸ブルーベリーザクロ」を表示することができる。「スパーリング」トグルスイッチが「オフ」の位置1521bにある場合、飲料ディスペンサ204は、ユーザ入力選択1511「水」、ユーザ入力選択1529b「レモンライム」、ユーザ入力選択1529c「オレンジグレープフルーツ」、ユーザ入力選択1529d「キュウリ」、ユーザ入力選択1529e「ラズベリーライム」、ユーザ入力選択1529f「レモンミント」、及びユーザ入力選択1529g「ブルーベベリーザクロ」を表示することができる。選択に応答して、飲料ディスペンサ204は、選択されたアイコンを強調表示して、選択された香味料が追加されることを指示することができる。
【0291】
図23は、ディスペンサシステムの種々の部品(例えば、ディスペンサ10、1010及び2010)を含むが、これに限定されない、本明細書に記載の種々の要素のうちの少なくともいくつかが実施され得る例示的な計算デバイスを示している。計算デバイス1500は、本明細書に記載されるステップ又は機能のいずれかを行う又は行わせるように、コンピュータプログラムの命令を実行することができる、1つ以上のプロセッサ1501を含み得る。本命令は、プロセッサ1501の動作を構成するように、任意のタイプのコンピュータ可読媒体又はメモリに記憶され得る。例えば、命令は、読み取り専用メモリ(read-only memory、ROM)1502、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)1503、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus、USB)ドライブ、コンパクトディスク(compact disk、CD)若しくはデジタル汎用ディスク(digital versatile disk、DVD)、フロッピーディスクドライブ、フラッシュカードなどの取り外し可能な媒体1504、又は任意の他の所望の電子記憶媒体に記憶され得る。命令はまた、取り付けられた(又は内部の)ハードドライブ1505に記憶され得る。
【0292】
計算デバイス1500は、ディスプレイ1506などの1つ以上の出力デバイスを含み得、ビデオプロセッサなどの1つ以上の出力デバイスコントローラ1507を含み得る。タッチスクリーン、リモートコントロール、キーボード、マウス、マイクロフォン、カードリーダ、RFIDリーダなどのような1つ以上のユーザ入力デバイス1508が存在し得る。計算デバイス1500はまた、外部ネットワーク1510と通信するための入力/出力回路1509などの1つ以上のネットワークインターフェースを含み得る。ネットワークインターフェースは、有線インターフェース、無線インターフェース、又はこれら2つの組み合わせであってもよい。いくつかの実施形態では、インターフェース1509は、モデム(例えば、ケーブルモデム)を含み、ネットワーク1510は、図15に示すネットワークの通信回線、又は他の任意の所望のネットワークを含むことができる。
【0293】
図23の例は、例示的なハードウェア構成である。必要に応じて、部品を追加、除去、結合、分割等するための変更が行われ得る。加えて、図示の部品は、基本的な計算デバイス及び部品を使用して実装することができ、同一の部品(例えば、プロセッサ1501、記憶装置1502、ユーザ入力デバイス1508など)を使用して、本明細書に記載の他の計算デバイス及び部品のいずれかを実装することができる。
【0294】
本開示の1つ以上の態様は、1つ以上のコンピュータ又は他のデバイスによって実行される、1つ以上のプログラムモジュールなどのコンピュータ使用可能データ、及び/又はコンピュータ実行可能命令として具体化可能である。一般に、プログラムモジュールは、コンピュータのプロセッサ、又は他のデータ処理デバイスによって実行される際、特定タスクを実行するか、又は特定の抽象データ型を実装するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含む。コンピュータ実行可能命令は、ハードディスク、光ディスク、取り外し可能な記憶媒体、ソリッドステートメモリ、RAMなどの1つ以上のコンピュータ可読媒体に記憶され得る。プログラムモジュールの機能は、様々な実施例で必要とされるよう、組み合わせられ、又は分散され得る。加えて、機能は、集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、特定用途集積回路(ASICS)、ハードウェア/ファームウェア/ソフトウェアの組み合わせなどのファームウェア又はハードウェア同等物で全体的又は部分的に具体化され得る。特定のデータ構造を使用して、本発明の1つ以上の態様をより効果的に実施することができ、そのようなデータ構造は、本明細書に記載のコンピュータ実行可能命令及びコンピュータ使用可能データの範囲内で企図される。
【0295】
図24は、1つ以上の実施例を実施可能とする例示的な通信ネットワークのブロック図を示す。分配システム、例えば飲料分配システム10は、ユーザの選択により製品を分配するように構成することができる。例えば、ユーザは、ディスペンサ1604に接近し、ディスペンサ1604と対話して選択する(例えば、所望の製品に対応するコードを入力するか、ボタンを押す)ことができる。それに応答して、ディスペンサ1604は、選択された製品を分配することができる。一般に、本開示の実施例は飲料分配システムに関するが、本開示の様々な態様は、他のタイプの製品用のディスペンサ(例えば、キャンディ又はスナックディスペンサ)で使用することができる。
【0296】
分配システムは、異なる位置又は店内の至るところに位置することができる。例えば、図24は、分配システム1604、分配システム1606、及び分配システム1608の3つの分配システムを示している。
【0297】
更なる態様では、分配システムは、コントローラに接続され得る。コントローラは、中央に位置し得、及び/又は別個のコントローラが各ディスペンサに組み込まれ得る。図24に示すように、分配システム1606及び1608は、コントローラ1605に接続されている。コントローラ1605は、分配システム1606及び/又は1608からの命令を受信し、適切な分配システムに、適切な量の選択された製品を分配させるように構成することができる。例えば、分配システム1606が飲料ディスペンサである場合、ユーザは、(例えば、タッチパッド、タッチスクリーン、キーパッドなどを介して)飲料を選択するためにディスペンサと対話し得、選択された飲料用の命令は、コントローラ1605に伝送され得、コントローラ1605は、命令に応答して適切な量の選択された飲料を分配するように構成され得る。
【0298】
分配システムの部品は、プロセッサ1620、メモリ1630、ソフトウェア1640、及び/又は分配システムの機能及び方法を実施するのに好適な追加の部品を含み得る。ソフトウェア1640は、ディスペンサ1604内の読み出し専用メモリ又はランダムアクセスメモリなどのコンピュータ可読メモリ1630に記憶され得、ディスペンサ(例えば、ディスペンサ1604)の1つ又は複数の部品(例えば、プロセッサ1620、ディスプレイなど)に、本明細書に記載されたものを含む種々の機能及び方法を行わせる命令を含み得る。
【0299】
ディスペンサは、1つ以上のネットワークを使用して他のデバイスと通信することができる。例えば、図24に示すように、分配システム1604、1606、及び1608は、ネットワーク1602及び/又はネットワーク1603を介してサーバ1600と通信することができる。ネットワーク1602、及びネットワーク1603は、相互接続ネットワーク通信を提供するよう連結する複数のネットワークを含むことができる。そのようなネットワークは、1つ又は複数の私設又は公衆パケット交換ネットワーク(例えば、インターネット)、1つ又は複数の私設又は公衆回路交換ネットワーク(例えば、公衆交換電話ネットワーク)、セルラネットワーク、短距離又は中距離無線通信接続(例えば、Bluetooth(登録商標)、超広帯域(UWB)、赤外線、WiBree、米国電気電子技術者協会(IEEE)基準No.802.11の1つ以上のバージョンによる無線ローカルエリアネットワーク(WLAN))、及び他の任意の好適なネットワークを含むことができる。互いに通信するデバイス(例えば、分配システム1604、1606、及び1608、サーバ1600、及び/又はデータリポジトリ1601)は、当該技術で既知である中でもインターネットプロトコル(IP)、伝送制御プロトコル(TCP)、簡易メール転送プロトコル(SMTP)、ファイル転送プロトコル(FTP)などの種々の通信プロトコルを使用することができる。
【0300】
サーバ1600、コントローラ1605、及び分配システム1604、1606、及び1608は、互いに及び他のデバイスと相互作用するように構成され得る。一実施例では、ディスペンサ1604は、サーバ1640との間で情報の送受信を調整するように構成されているソフトウェア1600を含み得る。一構成において、ソフトウェア1640は、サーバ1600からデータを要求、受信するためのアプリケーション又はサーバ固有のプロトコルを含み得る。例えば、ソフトウェア1640は、ブラウザ、又はその変形形態を含み得、サーバ1600は、ウェブサーバを含み得る。いくつかの構造では、サーバ1600は、分配システムの種々の部品へのソフトウェア更新(例えば、ユーザインターフェースへの更新、分配システムのファームウェアへの更新、分配システムのドライバへの更新など)などの分配システムへのアプリケーションデータを伝送し得る。1つ又は複数の構造では、サーバ1600は、ディスペンサの現在の在庫(例えば、製品のリスト及びディスペンサに残っている数)、ディスペンサの動作履歴及び/又は使用メトリクス(例えば、マシンのユーザの選択を追跡するカウンタ)、ディスペンサの状態(例えば、いずれかの部品が正しく動作していないか否か)を記述するデータなど、分配システムからデータを受信し得る。サーバ1600は、データリポジトリ1601で受信し、伝送するデータのような、データリポジトリ1601内のデータにアクセスして記憶するように構成され得る。データリポジトリ1601はまた、ディスペンサにダウンロード可能な異なる飲み物のレシピなど、サーバ1600にアクセス可能な他のデータも含み得る。
【0301】
発明の概要及び要約の項ではなく、発明を実施するための形態の項は、特許請求の範囲を解釈するために使用されることが意図されていることを理解されたい。「発明の概要」及び「要約書」の項は、本発明者(複数可)によって考えられるように、本発明の1つ以上であるが全てではない例示的な実施形態を示し得るが、決して本発明及び添付の特許請求の範囲を限定するものではない。
【0302】
特定の機能の実施及びそれらの関係を例示する機能的ビルディングブロックの助けにより、本発明を上で説明してきた。これらの機能的ビルディングブロックの境界は、説明の便宜上、本明細書において任意に定義されている。特定の機能及びこれらの関係が適切に行われる限り、代替の境界を定義することができる。
【0303】
特定の実施形態の前述の説明は、当業者が知識を適用することにより、他の人にも可能である、そのような特定の実施形態を様々な用途に容易に変更及び/又は適合させ、過度の実験をすることなく、本発明の一般的な概念から逸脱することなく、本発明の一般的な性質を完全に明らかにするであろう。したがって、そのような適合及び修正は、本明細書で提示した教示及び指導に基づいて、開示された実施形態の等価物の意味及び範囲内にあることが意図される。本明細書の表現法又は用語法は、説明を目的とするものであって、限定するものではないことを理解されたく、それ故、本明細書の用語法又は表現法は、教示及び指導の観点から当業者によって解釈されるべきである。
【0304】
本発明の広がり及び範囲は、上記の例示的な実施形態のいずれによっても制限されるべきではないが、特許請求の範囲及びそれらの等価物に従ってのみ規定されるべきである。
図1
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【手続補正書】
【提出日】2024-07-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲料ディスペンサであって、
上部ハウジングと、
前記上部ハウジングの下に配置された下部ハウジングと、
前記上部ハウジングと前記下部ハウジングの一方に配置された香味料源と,
前記上部ハウジングと前記下部ハウジングの一方に配置され、前記上部ハウジング及び前記下部ハウジングの外部から前記香味料源が見えるように配置されたディスプレイ用の窓と、
前記上部ハウジングの外部に配置されたノズルと、
前記上部ハウジングと前記下部ハウジングの一方に配置され、前記飲料ディスペンサに希釈液を供給するように構成された希釈液源とを備え、
前記飲料ディスペンサは、前記ノズルを使用して、少なくとも前記希釈液から形成される飲料を分配するように構成されている、飲料ディスペンサ。
【請求項2】
前記下部ハウジングに配置されたガスタンクを備え、
前記飲料ディスペンサは、前記ガスタンクに配置されたガスを用いて前記飲料を形成するように構成されている、請求項1に記載の飲料ディスペンサ。
【請求項3】
前記ガスが窒素ガスである、請求項2に記載の飲料ディスペンサ。
【請求項4】
前記上部ハウジングの外部で前記ノズルの上に配置されたユーザインターフェースを有し、
前記ユーザインターフェースはユーザから入力を受けるように構成されている、請求項1に記載の飲料ディスペンサ。
【請求項5】
前記下部ハウジングに配置され、前記上部ハウジングと前記下部ハウジングの少なくとも一方に配置されて前記ノズルに流体接続された導管内の流体を冷却するように構成された冷却器と、
前記下部ハウジングに配置されたヒータであって、前記上部ハウジングと前記下部ハウジングの少なくとも一方に配置されて前記ノズルに流体接続された第2の導管内の流体を加熱するように構成されたヒータとを備え、
前記飲料ディスペンサは、前記飲料を形成する際に、前記冷却器と前記ヒータの少なくとも一方を使用するように構成されている、請求項2に記載の飲料ディスペンサ。
【請求項6】
前記上部ハウジングと前記下部ハウジングの一方に配置されたミネラル源を有し、
前記飲料ディスペンサは、前記飲料を形成する際に、前記ミネラル源を使用するように構成されている、請求項1に記載の飲料ディスペンサ。
【請求項7】
前記上部ハウジングと前記下部ハウジングの一方に配置された添加剤源を有し、
前記飲料ディスペンサは、前記飲料を形成する際に、前記添加剤源を使用するように構成されている、請求項6に記載の飲料ディスペンサ。
【請求項8】
前記上部ハウジングと前記下部ハウジングの少なくとも一方に配置されて前記ノズルに流体接続された第3の導管を有し、
前記第3の導管は、周囲の大気状態に晒され、前記ヒータの加熱又は前記冷却器の冷却を受けるように構成されていない、請求項5に記載の飲料ディスペンサ。
【請求項9】
前記上部ハウジングに配置されたユーザインターフェースを有し、
前記ユーザインターフェースは、前記飲料ディスペンサの近くのユーザを検出するように構成された近接センサを含む、請求項1に記載の飲料ディスペンサ。
【請求項10】
前記インターフェースは、前記飲料ディスペンサの一部に光を投射するように構成された周辺ライトを有する、請求項9に記載の飲料ディスペンサ。
【請求項11】
ハウジングと、
前記ハウジングに配置された香味料源と、
前記ハウジングの外部に配置されて前記香味料源に流体接続され、飲料を分配するように構成されたノズルと、
前記ハウジングの外部に配置された側部ハウジングを備え、
前記側部ハウジングは、識別ステッカディスペンサ、容器ディスペンサ、カートリッジディスペンサ、つけ合わせディスペンサ、及びボトルクリーナの少なくとも1つを含む、飲料ディスペンサ。
【請求項12】
前記側部ハウジングは、前記飲料ディスペンサにおける飲料の分配と共に使用する識別ステッカを印刷するように構成された識別ステッカディスペンサを含む、請求項11に記載の飲料ディスペンサ。
【請求項13】
前記識別ステッカの少なくとも一部を読み取るように構成されたリーダと、
前記リーダに動作可能に接続され、前記識別ステッカの前記一部に関するデータを前記リーダから受けるように構成されたコントローラを有し、
前記コントローラは、前記データを使用して前記飲料の混合を指令するように構成されている、請求項12に記載の飲料ディスペンサ。
【請求項14】
前記側部ハウジングは、ユーザのボトルを受け取って前記ボトルを洗浄するように構成されたボトルクリーナを有する、請求項11に記載の飲料ディスペンサ。
【請求項15】
前記ボトルクリーナは、前記ボトルクリーナの前記ボトルを消毒するための紫外線ライトを有する、請求項14に記載の飲料ディスペンサ。
【請求項16】
飲料成分を含むカートリッジを分配するように構成されたカートリッジディスペンサを有する、請求項11に記載の飲料ディスペンサ。
【請求項17】
前記上部ハウジングに配置されたユーザインターフェースを有し、
前記ユーザインターフェースは、前記飲料ディスペンサの近くのユーザを検出するように構成された近接センサを含む、請求項11に記載の飲料ディスペンサ。
【請求項18】
前記ユーザインターフェースは、前記飲料ディスペンサの一部に光を投射するように構成された周辺ライトを有する、請求項17に記載の飲料ディスペンサ。
【外国語明細書】