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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024129547
(43)【公開日】2024-09-27
(54)【発明の名称】投入装置
(51)【国際特許分類】
   B65B 5/06 20060101AFI20240919BHJP
   B65B 35/32 20060101ALI20240919BHJP
【FI】
B65B5/06
B65B35/32
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023038838
(22)【出願日】2023-03-13
(71)【出願人】
【識別番号】000000572
【氏名又は名称】アンリツ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100067323
【弁理士】
【氏名又は名称】西村 教光
(74)【代理人】
【識別番号】100124268
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 典行
(72)【発明者】
【氏名】夏目 昌美
(72)【発明者】
【氏名】山崎 亮
【テーマコード(参考)】
3E003
3E054
【Fターム(参考)】
3E003AA01
3E003AB10
3E003BB04
3E003BD02
3E003CB03
3E003DA06
3E054AA20
3E054BA01
3E054DA01
3E054DA07
3E054FA04
3E054FA07
3E054HA02
3E054HA07
3E054JA10
(57)【要約】
【課題】複数の包装容器に物品を同時に投入でき、高さが低いため設置スペースの制約が小さく、清掃が容易な投入装置を提供する。
【解決手段】投入位置P3に貫通した投入孔19を有する基台16の搬送面17上には、2基の搬送ユニット8(8a,8b)が配置される。搬送ユニット8は、上下に貫通した保持孔12を有する保持体9と、保持孔12に挿入された上下に貫通した容器11を有する。駆動手段A1,A2,B1,B2,B3により、2つの搬送ユニット8a,8b が搬送面を位置P1,P2,P3,P4,P5の順で移動する。受取位置P1で、搬送ユニット8の各容器11に物品が投入される。投入位置P2で、搬送ユニットの容器内の物品が基台16の投入孔19から下方に落下して下方のトレーに供給される。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品を所定の受取位置(P1)で受取り、当該受取った物品を移動させて所定の投入位置(P3)で投入先へ投入する投入装置であって、
物品を受取る複数の容器(11)と、
複数の前記容器を保持する保持体(9)と、
前記保持体を、少なくとも、所定区域内にある前記受取位置と前記投入位置との間で循環移動させる駆動手段(A1,A2,B1,B2,B3)と、
を具備することを特徴とする投入装置(3)。
【請求項2】
物品を所定の受取位置(P1)で受取り、当該受取った物品を移動させて所定の投入位置(P3)で落下させて投入する投入装置であって、
物品を受取る上下に貫通した複数の容器(11)と、
複数の前記容器を保持する上下に貫通した複数の保持孔(12)を有する保持体(9)と、
前記保持体が移動可能に載置されるとともに、前記投入位置には、前記投入位置に設定された前記保持体の複数の前記保持孔にそれぞれ連通するとともに上下に貫通した複数の投入孔(19)が設けられた基台(16)と、
前記基台の上において、少なくとも前記受取位置と前記投入位置との間で前記保持体を循環移動させる駆動手段(A1,A2,B1,B2,B3)と、
を具備することを特徴とする投入装置(3)。
【請求項3】
前記保持体(9)は、複数の前記容器(11)を所定の並列方向について一列に保持しており、
前記駆動手段(A1,A2,B1,B2,B3)は、前記保持体に保持された複数の前記容器が前記受取位置(P1)にそれぞれ停止するように前記保持体を前記並列方向に間欠的に移動させるとともに、前記保持体に保持された前記容器に物品が収納された後に、前記並列方向と交差する方向に前記保持体を移動させて前記投入位置(P3)に設定することを特徴とする請求項2に記載の投入装置(3)。
【請求項4】
前記基台(16)の上には、前記容器(11)を保持する2つの前記保持体(9,9)が載置されており、
前記駆動手段(A1,A2,B1,B2,B3)は、2つの前記保持体を、前記保持体が間欠的に移動する前記受取位置(P1)と、前記投入位置(P3)と、前記受取位置と前記投入位置の間にある待機位置(P4,P5)との間で、循環移動させることを特徴とする請求項3に記載の投入装置(3)。
【請求項5】
前記容器(11)を保持した前記保持体(9)が前記基台(16)の搬送面(17)に沿って移動する際に、前記搬送面の形状に沿って前記容器が上下動できるように、前記保持体の前記保持孔(12)に対して前記容器が上下動可能に保持されていることを特徴とする請求項2乃至4の何れかに1項に記載の投入装置(3)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、前段の装置から供給された物品を複数の容器に受容した後、複数の容器を移動させて所定の投入位置に設定することで、投入位置に設定した複数の包装容器に複数の物品を一度に投入できるコンパクトな投入装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載された振分装置は、その図1に示すように、計量済みの物品が投入される投入シュート2及びその下方にある良否選別部4と、物品の投入対象であるコンベア10上に並べられたトレーTとの間に、トレーTに対して物品を振り分けて落下させる振分部5を備えている。この振分部5は、上部の振分部5Aと下部の振分部5Bから構成されている。上部の振分部5A(図4参照)は、貫通した2個のカップ20と、3個の開口部を有するスライド板24を、互いに接した状態で異なる方向に移動させることにより、下方の振分部5Bに物品を落下させる。下部の振分部5B(図5参照)は、上下に貫通する1列に並べられた3個のカップ30,31,32と、カップと同方向に並んだ3個の開口部34a,34b,34cを有するスライド板34を、互いに接した状態で同方向に移動させることにより、上部の振分部5Aから供給された物品を3個ずつ下方に落下させることができ、この動作を繰り返すことにより2行3列、合計6個のトレーTに物品を投入することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001-39409号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に開示された振分装置によれば、トレーTに対して物品を振り分けて落下させる振分部5は、上述したように上部の振分部5Aと下部の振分部5Bの2段構成となっており、上部の振分部5Aは、スライド板24を挟んでカップ20,21とシュート29が上下に設けられた構造であり、下部の振分部5Bは、スライド板34を挟んでカップ30,31,32とシュート7A,7Bが上下に設けられた構造であり、全体として、円筒状の部材が上下に少なくとも4段重ねられた縦長の構造となっていた。
【0005】
このため、前記従来の振分装置によれば、天井の高さに対する装置全体の高さが相対的に大きくなり、据え付けスペースに制約がある工場内では設置が難しい場合があるという問題があった。
【0006】
また、上部の振分部5Aと下部の振分部5Bの2段構成であり、それぞれ複数個のカップ、シュート、スライド板等を組み合わせた部品点数の多い複雑な構造となっているため、動作も複雑であり、またオペレータには操作に関して高い熟練度が求められ、さらに清掃時間も長くかかるという問題があった。
【0007】
現在、物品の製造・包装工程において物品の計量及び供給の作業を人手で行なっている企業は依然として多々あるところ、最近の人手不足に伴い、物品の振分装置又は投入装置の市場からは、自動化の要求がさらに強まってきている。このような自動化の要求に応えていくためには、前述した種々の課題を考慮すると、構成及び動作を単純化・簡素化することにより、制約がある据え付けスペースに対応しつつ、運転操作及び清掃を容易化し、かつ汎用性の高いライン構成を可能とする必要がある。
【0008】
本発明は、以上説明した従来の技術における課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構造及び動作により複数の包装容器に対して物品を同時に投入でき、装置高さが低いため据え付けスペースに制約がある場所にも容易に設置することができ、さらにオペレータに高い熟練度を必要とせず、清掃も容易であるコンパクトな投入装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に記載された投入装置3は、
物品を所定の受取位置P1で受取り、当該受取った物品を移動させて所定の投入位置P3で投入先へ投入する投入装置3であって、
物品を受取る複数の容器11と、
複数の前記容器11を保持する保持体9と、
前記保持体9を、少なくとも、所定区域内にある前記受取位置P1と前記投入位置P3との間で循環移動させる駆動手段A1,A2,B1,B2,B3と、
を具備することを特徴としている。
【0010】
請求項2に記載された投入装置3は、
物品を所定の受取位置P1で受取り、当該受取った物品を移動させて所定の投入位置P3で落下させて投入する投入装置3であって、
物品を受取る上下に貫通した複数の容器11と、
複数の前記容器11を保持する上下に貫通した複数の保持孔12を有する保持体9と、
前記保持体9が移動可能に載置されるとともに、前記投入位置P3には、前記投入位置P1に設定された前記保持体9の複数の前記保持孔12にそれぞれ連通するとともに上下に貫通した複数の投入孔19が設けられた基台16と、
前記基台16の上において、少なくとも前記受取位置P1と前記投入位置P3との間で前記保持体9を循環移動させる駆動手段A1,A2,B1,B2,B3と、
を具備することを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載された投入装置3は、請求項2に記載の投入装置3において、
前記保持体9は、複数の前記容器11を所定の並列方向について一列に保持しており、
前記駆動手段A1,A2,B1,B2,B3は、前記保持体9に保持された複数の前記容器11が前記受取位置P1にそれぞれ停止するように前記保持体9を前記並列方向に間欠的に移動させるとともに、前記保持体9に保持された前記容器11に物品が収納された後に、前記並列方向と交差する方向に前記保持体9を移動させて前記投入位置P3に設定することを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載された投入装置は、請求項3に記載の投入装置3において、
前記基台16の上には、前記容器11を保持する2つの前記保持体9が載置されており、
前記駆動手段A1,A2,B1,B2,B3は、2つの前記保持体9,9を、前記保持体9が間欠的に移動する前記受取位置P1と、前記投入位置P3と、前記受取位置P1と前記投入位置P3の間にある待機位置P4,P5との間で、循環移動させることを特徴としている。
【0013】
請求項5に記載された投入装置3は、請求項2乃至4の何れかに1項に記載の投入装置3において、
前記容器11を保持した前記保持体9が前記基台16の搬送面17に沿って移動する際に、前記搬送面17の形状に沿って前記容器11が上下動できるように、前記保持体9の前記保持孔12に対して前記容器11が上下動可能に保持されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に記載された投入装置によれば、受取位置において供給された物品は、保持体が保持する複数の容器に受容された後、駆動手段が保持体を投入位置に移動させた後、投入対象に対し一括して投入される。複数の収納容器を後段の装置に用意しておくことにより、複数の収納容器の各々に、物品を同一のタイミングで投入することができる。駆動手段が、受取位置と投入位置との間において、適切なタイミングで保持体を循環して移動させることにより、複数の容器による物品の移動と、後段の装置への一括した供給動作を、効率よく繰り返し実行することができる。
【0015】
請求項2に記載された投入装置によれば、受取位置において落下により供給される物品は、保持体に保持された複数の容器にそれぞれ受容される。駆動手段が保持体を基台の上面に沿って移動させ、投入位置に設定することにより、複数の容器に受容された物品は、基台の投入孔を通過して落下し、下方にある投入対象に対し一括して投入される。複数の収納容器を後段の装置に用意しておくことにより、複数の収納容器の各々に、物品を同一のタイミングで投入することができる。駆動手段が、容器を保持した保持体を、基台の上面に沿って、受取位置と投入位置との間で適切なタイミングで循環して移動させることにより、複数の容器による物品の受領と、後段の装置への一括した供給動作を、効率よく繰り返し実行することができる。
【0016】
請求項3に記載された投入装置によれば、保持体の複数の容器に受取位置で物品を受容させるため、駆動手段は、受取位置の直下で複数の容器がそれぞれ停止するように、容器の並列方向に保持体を間欠的に移動させる。受取位置に停止した容器には、前段の装置から落下してきた物品が受容される。駆動手段は、保持体に保持された複数の容器の全部に物品が収納された後に、並列方向と交差する方向に保持体を移動させて投入位置に設定する。これによって、一つの保持体が保持する複数の容器に収納された物品は、基台の複数の投入孔を通過して一気に落下し、下方にある後段の装置に投入される。受取位置における複数の容器に対する物品の受領と、複数の容器の投入位置への移動が、基台上の最短距離で実現されるため、後段の装置への一括した供給動作の効率をさらに向上させることができる。
【0017】
請求項4に記載された投入装置によれば、駆動手段は、基台の上に載置された2つの保持体を、保持体が間欠的に移動する受取位置と、後段の装置に物品を投入する投入位置と、受取位置と前記投入位置の間にある待機位置との間で、循環して移動させることができるので、保持体が受取位置に戻ってくるまで前段の装置を待たせる時間が短縮され、複数の容器による物品の受領と、後段の装置への一括した供給動作がさらに効率的になる。
【0018】
請求項5に記載された投入装置によれば、容器を保持した保持体が摺動する基台の搬送面が、構成部材の反り等により歪んでいるような場合であっても、各容器は保持体の保持孔に対して上下動可能に保持されているため、駆動手段が保持体を移動させる際には、各容器は基台の搬送面の形状に沿って上下動することができる。このため、容器の下端と基台の表面の間に大きな隙間が生じることはなく、容器内にある物品が搬送面上に出てしまう恐れは小さい。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】実施形態の物品包装システムの模式的正面図である。
図2】実施形態の物品包装システムの一部である投入装置の模式的平面図である。
図3】実施形態の物品包装システムの一部である投入装置の斜視図である。
図4】実施形態の物品包装システムの一部である投入装置における基台及び投入容器の部分拡大斜視図である。
図5】分図(a)は、実施形態の物品包装システムの一部である投入装置における基台及び投入容器の部分拡大正面図であり、分図(b)は同部分拡大右側面図である。
図6】実施形態の物品包装システムの一部である投入装置の連続動作を示す模式的平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1図6を参照して物品包装システム1の実施形態を説明する。
図1は物品包装システム1の全体の正面図である。この物品包装システム1は、物品を計量して所定の重量ごとの塊とし、これを落下させて供給する計量装置2と、計量装置2から投入された物品を受け取って移動させ、そこで落下させて下方の包装容器に投入する投入装置3と、包装容器を搬送する搬送装置4と、物品が投入された包装容器を封止する包装装置5を有している。
【0021】
まず、図1を参照して物品包装システム1を構成する各装置の構成の概要を説明し、その後に物品の投入装置3について詳細に説明する。
【0022】
計量装置2は、床面GLに設置された高床構造体6の上に搭載・固定されており、物品を計量して所定の質量の塊ごとにシュート2aから下方に落下させて排出する装置である。なお、本実施形態において、計量装置2から排出され、落下してくる計量済みの物品は、多数の小物品の集合体であるが、小物品と小物品は互いに強く固着した状態にはなく、一纏まりの緩い集合状態にある。このような計量済みの一纏まりの物品の外観乃至状態を、本願明細書では「塊状」と称するものとする。
【0023】
投入装置3は、計量装置2の下方、すなわち高床構造体6の真下に設けられており、投入装置3の下方に設けられた図示しない包装容器の複数個のトレーに対し、塊状の物品を1個ずつ同時に投入するための装置である。実施形態では、包装容器は7個のトレーが一列に並べられて一体化された構造であり、投入装置3は、7個の塊状の物品を計量装置2から受取位置P1において順次受取り、これを投入位置P3に移動させてシュート7から一時に全てを落下させ、下方にある包装容器の7個のトレー(図示せず。)に同時に収納させる機能を備えている。
【0024】
搬送装置4は、投入装置3の下方、特に投入装置3のシュート7の直下の高さの位置に設けられている。搬送装置4は、図1において、高床構造体6の右方外側から、高床構造体6の下にある前記投入装置3の真下を通過し、さらに高床構造体6の左方外側へと延設されており、図示しない前述した包装容器を右方から左方へと搬送する機能を備えている。搬送された空の包装容器は、前述した投入装置3の投入位置P3の下方において停止し、物品の供給を受けた後、高床構造体6の左方へと搬送される。
【0025】
包装装置5は、高床構造体6の左方の床面GL上に、搬送装置4の左端部を覆うように、または搬送装置4の左端部に近接して設置されている。7個のトレーに物品が充填された包装容器が、搬送装置4によって包装装置5に搬入されると、包装装置5は、図示しない機構によって包装容器の各トレーの開口にフィルム状の包装材を貼付して密封し、後段に排出する。なお、物品が密封された7個のトレーは一体とされているが、この後、後段においてトレーごとに分離して個々の製品としてもよいし、トレーごとに分離せず7個1連の製品としてもよい。
なお、以上説明した物品包装システム1において、計量装置2と、投入装置3と、搬送装置4と、包装装置5は、互いに必要な信号を授受することにより連係して作動するように構成されている。
【0026】
次に、図2図5を参照して前記投入装置3の構造を詳細に説明する。
投入装置3は、複数個の塊状の物品を別々に保持して搬送するための器具である2台の搬送ユニット8(第1搬送ユニット8a及び第2搬送ユニット8b)を備えている。
【0027】
図2図5に示すように、搬送ユニット8は、矩形厚板状の保持体9と、保持体9の上方に間隔をおいて保持体9と平行に配置された矩形薄板状の保持板10と、保持体9と保持板10によって保持された容器11を備えている。
【0028】
図2図5に示すように、保持体9には、長手方向に沿って等間隔で7個の貫通した第1保持孔12が設けられている。また、図4及び図5に示すように、保持体9の長手方向の両端部の上面には、短辺と平行な方向に沿って2個の係止部13が設けられている。この係止部13は、搬送ユニット8を移動させる際に、後述する駆動手段の操作部が連結される部分である。
【0029】
図3図5に示すように、保持板10には、保持体9の第1保持孔12と対応するように、第1保持孔12と同径の7個の第2保持孔14が長手方向に沿って等間隔で設けられている。また、図4及び図5に示すように、保持板10の2つの長辺は下方に折曲成形されており、後述する駆動手段の駆動力が加えられる操作片部15とされている。
【0030】
図4及び図5に示す容器11は、上下が開放された円筒形であり、その外径は、保持体9の第1保持孔12及び保持板10の第2保持孔14の内径よりも若干小さく設定されており、またその高さは、保持体9の下面と保持板10の上面の間隔よりも若干長く設定されている。従って、搬送ユニット8を平坦な面の上に配置すると、容器11の開口した下端部は、保持体9の下面と略同一平面内に配置され、また容器11の開口した上端部は、保持板10の第2保持孔14よりも上方に突出する。図2及び図3に示すように、1個の搬送ユニット8について7個の容器11が設けられており、保持体9の第1保持孔12及び保持板10の第2保持孔14の7つの組に対して、各1個の容器11が挿入・保持されている。なお、以下の説明では、容器11の中心と、これに隣接する容器11の中心との間隔を容器ピッチと称する。
【0031】
以上説明した構造から明らかなように、搬送ユニット8において、7つの容器11は、保持体9の第1保持孔12と保持板10の第2保持孔14に対して上下方向に摺動することができ、従って搬送ユニット8を搬送面に沿って移動させる際は、各容器11は搬送面の形状に沿って第1保持孔12と第2保持孔14に沿って自重で上下動することができる。従って、搬送ユニット8を搬送面に載置して移動させた場合、容器11の下端部の開口は搬送面と常に接した状態を維持するため、容器11の内部に収納した物品が外に出てしまうことはない。搬送面が部分的に歪んでいたり、搬送面に凹凸があったとしても、搬送ユニット8を搬送面上で移動させた場合、容器11は搬送面の形状に追従して第1保持孔12と第2保持孔14に沿って上下方向に移動できるため、容器11の下端部の開口が搬送面から大きく離れる状態が長く連続することはなく、この場合も物品が外に出てしまうことはない。
【0032】
図2及び図3に示すように、投入装置3は、搬送ユニット8が移動するための搬送面又は移動面を提供する基台16を備えている。基台16は矩形板状の台であって、その長手方向の寸法は、搬送ユニット8の長手方向の長さの2倍強の長さであり、その短手方向の寸法は、搬送ユニット8の短手方向の長さの2倍強の長さである。搬送ユニット8が移動する基台16の搬送面17(上面)は平坦かつ滑らかであり、その4つの外周は垂直上方に立ち上がった枠状の案内縁18となっている。この案内縁18は、基台16の長手方向及び短手方向に沿って搬送面17を搬送ユニット8が移動する際のガイドであるとともに、搬送ユニット8を基台16の外に落下させないための囲いともなっている。
【0033】
なお、前述した搬送ユニット8の保持体9及び容器11と、搬送ユニット8の搬送面17を提供する基台16が金属製であると、搬送ユニット8の移動時に、摺動によって金属粉を生じる可能性があるので、物品に金属粉が混入することを避けるために、保持体9及び容器11と基台16は樹脂製であることが好ましい。
【0034】
図2及び図3に示すように、基台16の上方には、上下方向に昇降可能な2つの移動ガイド20(第1移動ガイド20a及び第2移動ガイド20b)が設けられている。この移動ガイドは20、平面図である図2に示すように、基台16の長手方向(図中左右方向)に平行な図示しない中心線と一致する位置であって、基台16の長手方向の同図中略右半分及び略左半分の2つの位置にそれぞれ設けられている。
【0035】
図2中右方の第1移動ガイド20aは、搬送ユニット8と略同程度の長さであるが、図2中左方の第2移動ガイド20bは、搬送ユニット8よりも大きめの長さに設定されており、図3に示すように、何れの移動ガイド20も、基台16の搬送面17に対して垂直な板面を有する板状部材である。第1及び第2移動ガイド20a,20bは、その上方の位置に、下向きに設けられた各2基の図示しない駆動シリンダに接続されており、上下方向に移動可能である。図2において、各移動ガイドの図形中に示す2つの黒点は、この駆動シリンダのアクチュエータと、移動ガイドとの連結部21を示すものである。この駆動シリンダを駆動して、移動ガイド20を、搬送ユニット8の保持体9の側面に接する程度の高さ又は搬送ユニット8の操作片部15と接する程度の高さ(図3参照、案内位置と称する。)に設定すれば、搬送ユニット8の長手方向及び基台16の長手方向に沿って搬送ユニット8を移動させる際のガイドとして機能する。また駆動シリンダを駆動して、移動ガイドを、搬送ユニット8の高さよりも基台16の搬送面17から離れた位置(退避位置と称する。)に設定すれば、搬送ユニット8と干渉しなくなるので、基台16の短手方向に沿って搬送ユニット8を基台16の搬送面17に沿って移動させることができる。
【0036】
図1及び図2において、計量装置2のシュート2aの直下が、投入装置3が計量装置2から物品を受取る受取位置P1である。図2において、この受取位置P1にある搬送ユニット8の容器11には斜線を付している。ここで、図2に示すように、搬送ユニット8が基台16の搬送面17において長手方向について左向きに移動する方向を+X方向と称し、これとは逆の方向を-X方向と称し、同じく短手方向について下方向に移動する方向を+Y方向と称し、これとは逆の方向を-Y方向と称するものとすれば、搬送ユニット8は、後に説明する駆動手段により、次のように移動する。
【0037】
図2において、右下隅の位置である第1待機位置P4(搬送ユニット8は不図示)から、-Y方向に移動して右上隅の位置である第2待機位置P5(搬送ユニット8は不図示)に移動し、+X方向に移動して受取位置P1を通過し、左上隅の位置である投入待機位置P2(搬送ユニット8は不図示)に設定され、さらに+Y方向に移動して左下隅の投入位置P3に設定される。
【0038】
図2及び図3において、投入位置P3にある搬送ユニット8の7個の容器11と連通するように、基台16には7個の貫通した投入孔19が形成されている(図2及び図3では搬送ユニット8の下にあるため図示されていない。図6(1)参照。)。投入位置P3は、図1に示す投入装置3のシュート7に相当する位置であり、図2において、この投入位置P3にある搬送ユニット8の容器11には、中心角度45度の2つの扇形斜線を付している。
【0039】
図2に示すように、投入位置P3で物品を投入して空になった搬送ユニット8は、-X方向に移動し、右下隅の位置である第1待機位置P4(搬送ユニット8は不図示)に戻り、次回の物品受取りに備えて待機する。
【0040】
図2を参照して、搬送ユニット8を前述のように基台16の搬送面17上で循環して移動させる駆動手段について説明する。投入装置3が有する搬送ユニット8の駆動手段は、第1押圧装置A1(-Y方向の押圧) と、第1移動装置B1(+X方向の押圧)と、第2移動装置B2(-X方向の引張)と、第2押圧装置A2(+Y方向の押圧) と、第3移動装置B3(-X方向の押圧)の合計5基である。
【0041】
第1押圧装置A1と第2押圧装置A2は、同一構造であり、二股に分岐した押圧棒22と、押圧棒22を往復動作させる駆動シリンダ23を有しており、基台16上にある搬送ユニット8の操作片部15の2カ所を押圧棒22で押圧して移動させることができる。
【0042】
図2において、第1押圧装置A1は、基台16の第1待機位置P4に近接して配置されており、第1待機位置P4にある搬送ユニット8を-Y方向に押圧し、第2待機位置P5に移動させる。第2押圧装置A2は、図2において基台16の投入待機位置P2に近接して配置されており、投入待機位置P2にある搬送ユニット8を+Y方向に押圧し、投入位置P3に移動させる。
【0043】
第1移動装置B1と、第2移動装置B2と、第3移動装置B3は実質的に同一の構造であるが、搬送ユニット8に対する作用が押圧又は引張の何れかである点で異なり、また搬送ユニット8を移動させる距離が異なる。各移動装置Bは、共通の構造として、所定位置に設置されたモータM及び移動レール24と、移動レール24と平行に配置され、モータMによって回動する駆動軸25と、駆動軸25に螺合された図示しないナット部材に連結され、モータMの駆動により移動レール24に沿って基台16上を移動する操作アーム26を有している。なお、詳細は図示しないが、各操作アーム26の先端には、搬送ユニット8の長手方向の両端部に設けられた2個の係止部13に着脱自在に係止し、係止時には操作アーム26のX方向の駆動力を搬送ユニット8に伝える係止装置27が設けられている。
【0044】
図2において、第1移動装置B1は、基台16の第2待機位置P5に近接して配置されており、第2待機位置P5にある搬送ユニット8を+X方向に押圧し、受取位置P1を通過する位置に至るまで搬送することができる。第2移動装置B2は、基台16の投入待機位置P2に近接して配置されており、受取位置P1を通過した搬送ユニット8を係止し、+X方向に引張り、投入待機位置P2まで搬送することができる。第3移動装置B3は、基台16の投入位置P3に近接して配置されており、投入位置P3に設定されて物品を下方に投入した空の搬送ユニット8を-X方向に押圧し、第1待機位置P4まで搬送することができる。
【0045】
図6の各分図(1)~(10)を参照して、投入装置3の作用について説明する。作用の説明において言及される構成部分であって、図6に示していないものについては、図2または図3等を参照されたい。
【0046】
分図(1)は、第2待機位置P5に設定されていた第1搬送ユニット8aが、第1移動装置B1の第1操作アーム26に押されて+X方向に容器ピッチずつの間欠的な移動を始めたところであり、第1搬送ユニット8a中、図中黒塗りで物品投入が示された最も左の容器11が、受取位置P1に設定されたところを示している。この時、第1移動ガイド20a及び第2移動ガイド20bは案内位置にある。搬送ユニット8aは細長く、その一端部からの押圧で長手方向(X方向)に移動させようとすると、押圧方向とは異なる方向へ曲がって移動する可能性もあるが、第1移動ガイド20a及び第2移動ガイド20bが案内位置にあるので、搬送ユニット8aは容器ピッチずつ、正確に移動できる。この時、空である第2搬送ユニット8bは第1待機位置P4で待機している。また、第1移動装置B1の第1操作アーム26は、係止装置27によって第1搬送ユニット8aを確実に係止しているため、容器ピッチずつの移動は正確であり、各容器11は受取位置P1に確実に位置決めされ、計量装置2から投下される物品は確実に各容器11に投入される。
【0047】
分図(2)は、第1搬送ユニット8aが、第1移動装置B1の第1操作アーム26によって+X方向に容器ピッチずつ間欠的に押されて移動しており、第1搬送ユニット8aにおいて最も左の容器11から3つめの容器11まで物品が投入されたところを示している。すなわち、第1搬送ユニット8aにおいて最も左の容器11から3つめの容器11が、受取位置P1に設定されている。このとき、第2移動装置B2の第2操作アーム26は、最も左方の位置から右方へ移動を始めている。第1移動ガイド20a及び第2移動ガイド20bは案内位置にある。空である第2搬送ユニット8bは第1待機位置P4で待機している。
【0048】
分図(3)は、第1搬送ユニット8aの容器11のうち、最も左の容器11から4つめの容器11まで物品が投入されたところで、第2移動装置B2の第2操作アーム26が第1搬送ユニット8aを係止して+X方向に引張り始め、第1搬送ユニット8aの容器11のうち、最も左の容器11から5つめの容器11が受取位置P1に設定され、物品が投入されたところを示している。このように、第1搬送ユニット8aの+X方向の移動を第2移動装置B2に引き継いだ後、第1移動装置B1の第1操作アーム26は直ちに-X方向に戻り、最も右側の位置で待機することになる。このように、第1移動装置B1と第2移動装置B2の二つの装置を使い分けるのは、次の理由による。仮に、第1移動装置B1のX方向の搬送距離を長くし、第1搬送ユニットa8を投入待機位置P2まで移動させることができるようにすると、第1搬送ユニット8aを投入待機位置P2まで移動させた後、第1操作アーム26を基台16の最も左の位置から最も右の位置まで戻すのに長時間を要し、第1待機位置P4に待機している第2搬送ユニット8bを直ちに第2待機位置P5に移動させることができなくなるからである。第1移動ガイド20a及び第2移動ガイド20bは案内位置にある。空である第2搬送ユニット8bは第1待機位置P4で待機している。
【0049】
分図(4)は、第2移動装置B2の第2操作アーム26が第1搬送ユニット8aを投入待機位置P2に設定したところを示している。この後、第1移動ガイド20a及び第2移動ガイド20bは退避位置に設定され、第1待機位置P4にあった第2搬送ユニット8bは、第1押圧装置A1によって-Y方向に押圧されて第2待機位置P5に設定される。先に説明したように、第1移動装置B1の第1操作アーム26は、既に最も右側の位置で既に待機しているので、第2搬送ユニット8bが第2待機位置P5に移動する際の障害になることはない。
【0050】
分図(5)は、投入待機位置P2に設定された第1搬送ユニット8aを、第2押圧装置A2が+Y方向に押圧して投入位置P3に設定したところを示している。第2移動ガイド20bは退避位置にあるので、第1搬送ユニット8aが投入待機位置P2から投入位置P3に移動する動作が邪魔されることはない。投入位置P3において、第1搬送ユニット8aの7つの容器11がそれぞれ収納していた物品は、基台16の投入孔19とシュート7を介して、投入装置3の下方にある包装容器11の7つの各トレーに投入される。第1移動ガイド20a及び第2移動ガイド20bが再び案内位置に設定され、第2待機位置P5にあった第2搬送ユニット8bは、第1移動装置B1の第1操作アーム26によって+X方向に間欠的な移動を始める。
【0051】
分図(6)は、第2待機位置P5に設定された第2搬送ユニット8bが、第1移動装置B1の第1操作アーム26に押されて+X方向に容器ピッチずつの間欠的な移動を始めたところであり、第2搬送ユニット8b中、図中黒塗りで物品投入が示された最も左の容器11が、受取位置P1に設定されたところを示している。また第2搬送ユニット8bの動作に相前後して、投入位置P3にある空の第1搬送ユニット8aは、第3移動装置B3の第2操作アーム26によって-X方向に押圧されて第1待機位置P4に設定される。なお当然のことながら、この-X方向の移動は間欠的に押しての移動である必要はない。第1待機位置P4に設定後、第3移動装置B3の第2操作アーム26は、最も左側の位置に戻る。
【0052】
分図(7)は、第2搬送ユニット8bが、第1移動装置B1の第1操作アーム26によって+X方向に容器ピッチずつ間欠的に押されて移動しており、第2搬送ユニット8において最も左の容器11から3つめの容器11まで物品が投入されたところを示している。すなわち、第2搬送ユニット8において最も左の容器11から3つめの容器11が、受取位置P1に設定されている。このとき、第2移動装置B2の第2操作アーム26は、最も左方の位置から右方へ移動を始めている。第1移動ガイド20a及び第2移動ガイド20bは案内位置にある。空である第1搬送ユニット8aは第1待機位置P4で待機している。
【0053】
分図(8)は、第2搬送ユニット8bの容器11のうち、最も左の容器11から4つめの容器11まで物品が投入されたところで、第2移動装置B2の第2操作アーム26が第1搬送ユニット8を係止して+X方向に引張り始め、第2搬送ユニット8bの容器11のうち、最も左の容器11から5つめの容器11が受取位置P1に設定され、物品が投入されたところを示している。このとき、第1移動装置B1の第1操作アーム26は-X方向に戻り、最も右側の位置で待機している。第1移動ガイド20a及び第2移動ガイド20bは案内位置にある。空である第1搬送ユニット8aは第1待機位置P4で待機している。
【0054】
分図(9)は、第2移動装置B2の第2操作アーム26が第2搬送ユニット8bを投入待機位置P2に設定したところを示している。この後、第1移動ガイド20a及び第2移動ガイド20bは退避位置に設定され、第1待機位置P4にあった第1搬送ユニット8aは、第1押圧装置A1によって-Y方向に押圧されて第2待機位置P5に設定される。先に説明したように、第1移動装置B1の第1操作アーム26は、既に最も右側の位置で待機しているので、第1搬送ユニット8aが第2待機位置P5に移動する際の障害になることはない。
【0055】
分図(10)は、投入待機位置P2に設定された第2搬送ユニット8bを、第2押圧装置A2が+Y方向に押圧して投入位置P3に設定したところを示している。第2移動ガイド20bは退避位置にあるので、第2搬送ユニット8bが投入待機位置P2から投入位置P3に移動する動作が邪魔されることはない。投入位置P3において、第2搬送ユニット8bの7つの容器11がそれぞれ収納していた物品は、基台16の投入孔19とシュート7を介して、投入装置3の下方に新たに搬入された包装容器11の7つの空の各トレーに投入される。第1移動ガイド20a及び第2移動ガイド20bが再び案内位置に設定され、第2待機位置P5にあった第1搬送ユニット8aは、第1移動装置B1の第1操作アーム26によって+X方向に間欠的な移動を始める。
【0056】
以後、第1搬送ユニット8a及び第2搬送ユニット8bは、分図(1)に戻って動作を継続させ、基台16上を循環して移動しながら、包装容器のトレーに対する物品の投入を継続する。これによって、最小の待ち時間で物品の計量を続行するとともに、物品を投入された包装容器を次々と包装装置5に送り込み、包装済み製品を高効率で生産することができる。
【0057】
以上説明したように、本実施形態の投入装置3及びこれを用いた物品包装システム1によれば、任意の数(実施形態の例では7個)のトレーが一体となった連続包装容器を用いるものとした場合、これに対応して、トレー数と同一個数の容器11を共通の保持体9に設けた搬送ユニット8を用意し、2基の搬送ユニット8を共通の基台16上で循環して使用することにより、計量装置2による物品の落下供給を極力待機させることなく、連続包装容器の各トレーに対して物品を同時に投入する動作を次々と実行できるため、極めて高い作業効率を実現することができた。
【0058】
また、上述の通り、物品を移動させる搬送ユニット8は容器11の高さ程度の比較的薄い板状であり、搬送ユニット8の搬送面17を提供する基台16も板状の部材であるため、投入装置3は全体として縦方向の寸法(高さ)が小さい平たい外形となっている。このため、本実施形態の投入装置3は、据え付けスペース(特に縦方向の寸法)に制約がある場所にも容易に設置することができ、また前段に配置する計量装置2や後段に配置する包装装置5等の周辺装置群とのレイアウトに高い自由度が得られる。
【0059】
さらに、搬送ユニット8において物品を収納する容器11は、保持体9及び保持板10に対して容易に着脱できるので、容器11自体の清掃が容易であることはもちろん、保持体9及び保持板10の清掃性も高く、メンテナンス上の負担が小さい。
【符号の説明】
【0060】
1…物品包装システム
2…投入装置の前段の装置である計量装置
3…投入装置
4…投入装置の後段の装置である搬送装置
5…投入装置の後段の装置である包装装置
8…搬送ユニット
8a…第1搬送ユニット
8b…第2搬送ユニット
9…保持体
10…保持板
11…容器
12…保持体の第1保持孔
14…保持板の第2保持孔
16…基台
17…基台の搬送面
19…基台の投入孔
20…移動ガイド
20a…第1移動ガイド
20b…第2移動ガイド
A1…駆動手段としての第1押圧装置
A2…駆動手段としての第2押圧装置
B1…駆動手段としての第1移動装置
B2…駆動手段としての第2移動装置
B3…駆動手段としての第3移動装置
P1…受取位置
P2…投入待機位置
P3…投入位置
P4…第1待機位置
P5…第2待機位置
図1
図2
図3
図4
図5
図6