(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024129635
(43)【公開日】2024-09-27
(54)【発明の名称】保護具
(51)【国際特許分類】
H01F 27/00 20060101AFI20240919BHJP
H01F 27/02 20060101ALI20240919BHJP
【FI】
H01F27/00 120
H01F27/02 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023038964
(22)【出願日】2023-03-13
(71)【出願人】
【識別番号】000000262
【氏名又は名称】株式会社ダイヘン
(71)【出願人】
【識別番号】523092508
【氏名又は名称】株式会社ダイト産業
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】篠永 雄治
(72)【発明者】
【氏名】久保田 周平
【テーマコード(参考)】
5E059
【Fターム(参考)】
5E059BB08
5E059FF04
5E059FF09
5E059KK08
(57)【要約】
【課題】カバーへの物体の接触を抑制することができる保護具を提供する。
【解決手段】変成器が収納されるタンクの開口を覆うカバーを保護する保護具において、保護具は、一面を有するベース部と、前記ベース部の一面から突出する第一突出部と、前記ベース部の一面から突出し、前記第一突出部に対向する第二突出部とを備え、前記第一突出部及び前記第二突出部の一方が他方に接近するように、前記第一突出部又は前記第二突出部は前記一面に対して傾斜し、前記第一突出部及び前記第二突出部との間で前記カバーが狭持されるように、前記カバーの周縁部に取り付けられる。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
変成器が収納されるタンクの開口を覆うカバーを保護する保護具において、
一面を有するベース部と、
前記ベース部の一面から突出する第一突出部と、
前記ベース部の一面から突出し、前記第一突出部に対向する第二突出部と
を備え、
前記第一突出部及び前記第二突出部の一方が他方に接近するように、前記第一突出部又は前記第二突出部は前記一面に対して傾斜し、
前記第一突出部及び前記第二突出部との間で前記カバーが狭持されるように、前記カバーの周縁部に取り付けられる
保護具。
【請求項2】
前記第一突出部は前記第二突出部に対向する対向面を有し、
前記一面から離れた位置にて前記対向面から前記第二突出部に向けて突出し、前記一面との間で前記カバーを係止する係止部を備える
請求項1に記載の保護具。
【請求項3】
前記係止部における前記一面の反対側に、前記一面に向かうに従って前記対向面からの距離が長くなる傾斜部分が形成される
請求項2に記載の保護具。
【請求項4】
前記第一突出部及び前記ベース部はそれぞれ所定方向に延びた板状をなし、前記第一突出部及び前記ベース部の端面が面一になるように形成され、
前記係止部は前記第一突出部の端縁に沿って形成され、
前記係止部と前記ベース部との間に、前記第一突出部及び前記ベース部を貫通する凹部が形成される
請求項2又は3に記載の保護具。
【請求項5】
前記カバーの周縁部に形成された孔に挿入するためのピンが前記一面から突出する
請求項1から3のいずれか一つに記載の保護具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は、変成器が収納されるタンクの開口を覆うカバーを保護する保護具に関する。
【背景技術】
【0002】
変成器はタンクに収納される。タンクを移動させる場合、タンクにワイヤを引っ掛けて、クレーンによって移動させる(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ワイヤがタンク上部の開口を塞ぐカバーに接触するおそれがある。
【0005】
本開示は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、カバーへの物体の接触を抑制することができる保護具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係る保護具は、変成器が収納されるタンクの開口を覆うカバーを保護する保護具において、一面を有するベース部と、前記ベース部の一面から突出する第一突出部と、前記ベース部の一面から突出し、前記第一突出部に対向する第二突出部とを備え、前記第一突出部及び前記第二突出部の一方が他方に接近するように、前記第一突出部又は前記第二突出部は前記一面に対して傾斜し、前記第一突出部及び前記第二突出部との間で前記カバーが狭持されるように、前記カバーの周縁部に取り付けられる。
【0007】
本開示においては、保護具によってカバーへの物体の直接的な接触を抑制する。第一突出部及び第二突出部との間にカバーを狭持させて、保護具をカバーに取り付ける。
【0008】
本開示の一実施形態に係る保護具は、前記第一突出部は前記第二突出部に対向する対向面を有し、前記一面から離れた位置にて前記対向面から前記第二突出部に向けて突出し、前記一面との間で前記カバーを係止する係止部を備える。
【0009】
本開示においては、係止部を対向面に設けることによって、係止部と一面との間でカバーが係止される。
【0010】
本開示の一実施形態に係る保護具は、前記係止部における前記一面の反対側に、前記一面に向かうに従って前記対向面からの距離が長くなる傾斜部分が形成される。
【0011】
本開示においては、傾斜部分の上をカバーが摺動するように、保護具をカバーに取り付ける。傾斜部分によって保護具の円滑な取り付けが促進される。
【0012】
本開示の一実施形態に係る保護具は、前記第一突出部及び前記ベース部はそれぞれ所定方向に延びた板状をなし、前記第一突出部及び前記ベース部の端面が面一になるように形成され、前記係止部は前記第一突出部の端縁に沿って形成され、前記係止部と前記ベース部との間に、前記第一突出部及び前記ベース部を貫通する凹部が形成される。
【0013】
本開示においては、凹部を設けることによって、カバーの角部が凹部に挿入されやすくなり、保護具の円滑な取り付けが促進される。また凹部によって第一突出部が弾性変形しやすくなる。そのため弾性復元力によって、係止部による係止が補強される。
【0014】
本開示の一実施形態に係る保護具は、前記カバーの周縁部に形成された孔に挿入するためのピンが前記一面から突出する。
【0015】
本開示においては、ピンを孔に挿入し、保護具がカバーから外れ難くする。
【発明の効果】
【0016】
本開示の一実施形態に係る保護具にあっては、保護具によってカバーへの物体の直接的な接触を抑制することができる。またカバーに傷がつくことを抑制することができる。また第一突出部及び第二突出部との間にカバーが狭持されるので、保護具の取り付けの為に接着剤を使用する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図7】保護具をカバーに取り付けた場合におけるタンク、カバー及び保護具の略示部分拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下本発明を実施の形態に係るタンク1、カバー10及び保護具20を示す図面に基づいて説明する。以下の説明では、図に示す上下前後左右を使用する。
図1は、タンク1及びカバー10の略示正面図である。
図1において、カバー10の一部を部分破断断面図として表している。タンク1は、上下方向を軸方向とした有底四角筒形をなす。タンク1上端部の外径は他の部分よりも短い。タンク1の上端には、上下に貫通した開口1a(
図7参照)が設けられている。タンク1内には絶縁媒体が貯留される。
【0019】
タンク1上端部の外周面に、例えばタンク1上端部の左側面及び右側面それぞれに掛止部2が設けられている。掛止部2は、タンク1の径方向において、タンク1の外周面から外向きに突出する。掛止部2の下部に切欠状の窪み2aが形成されている。窪み2aには後述するワイヤ30(
図7参照)が引っ掛られる。
【0020】
タンク1の上端にカバー10が設けられている。カバー10は平面視四角形の上板11と、上板11の四辺に連なり、上板11に対して略直角な周面板12とを備える。上板11の直径はタンク1上端部の直径よりも大きい。カバー10は、周面板12が下側に向くようにしてタンク1上端部に設けられる。上板11は開口1a全体を覆う。タンク1の径方向において、周面板12はタンク1上端部の外周面よりも外側に配置される。
【0021】
上板11の上面に二つの吊り部材13が設けられている。吊り部材13は、管を半円形状に曲げたような形状をなす。吊り部材13の両端部は上板11の上面に設けられている。上板11の下面に、上下方向を軸方向とした二つの補強ナット13aが左右に間を空けて並んでいる。なお
図1には単一の補強ナット13aのみ表われる。上板11には上下に貫通した二つの孔(図示略)が形成される。補強ナット13aは、孔と同軸的になるように上板11に溶接される。吊り部材13の一端部は他端部よりも若干長い。一端部には雄ねじが形成される。雄ねじは孔に挿入され、補強ナット13aに連結する。この状態で吊り部材13の両端部は上板11に溶接され、固定される。
【0022】
上板11における掛止部2に対向する位置に上下に貫通した孔(図示略)が形成される。この孔に対応する雌螺子(図示略)が掛止部2に設けられている。上板11の上からボルト(図示略)が前記孔に挿入され、掛止部2の雌螺子に連結される。ボルト及び雌螺子の連結によって、上板11は開口1aを塞いだ状態でタンク1上端部に固定される。なお上板11と開口1aの周縁部との間に封止部材3(
図7参照)が設けられる。封止部材3によって絶縁媒体の漏洩が防止される。
【0023】
なお上板11の下面には変成器(図示略)が取り付けられている。開口1aを塞ぐ場合、ワイヤを吊り部材13に通してクレーンによってカバー10が持ち上げられ、開口1aを通して変成器はタンク1に収納される。変成器を絶縁媒体に浸した状態で上板11はタンク1上端部に固定される。
【0024】
図2は、カバー10の略示右側面図である。周面板12の右部には左右に貫通した三つの貫通孔12aが前後方向に所定の間隔を空けて並んでいる。なお周面板12の左部にも、左右に貫通した三つの貫通孔12aが前後方向に所定の間隔を空けて並んでいる。カバー10がタンク1に固定された場合、中央の貫通孔12aは掛止部2の上隣に位置する。
【0025】
図3は、保護具20の略示斜視図、
図4は、保護具20の略示部分拡大斜視図、
図5は、保護具20の略示平面図、
図6は、保護具20の略示側面図である。保護具20は樹脂部材、例えばポリプロピレン部材によって構成され、弾性変形可能である。保護具20はベース部23を備える。ベース部23は横長の四角板状をなす。ベース部23の一面23aの中央からピン26が突出する。ピン26は円柱状をなす。ベース部23の一方の長辺は上辺を構成し、他方の長辺は下辺を構成する。
【0026】
一面23aの下辺から第一突出部21が突出する。第一突出部21は横長四角板状をなす。第一突出部21の一方の長辺はベース部23の下辺に連結する。第一突出部21の一端面とベース部23の一端面とが面一になり、第一突出部21の他端面とベース部23の他端面とが面一になるように、第一突出部21及びベース部23は構成される。なおベース部23の下辺よりも若干上側に第一突出部21は設けられてもよい。第一突出部21の他方の長辺における中央部に第一切欠部21bが形成される。第一切欠部21bは平面視半円形状をなす。第一突出部21の短辺に平行な方向において、第一切欠部21bの寸法は第一突出部21の短辺の1/3程度である。第一突出部21の長辺に平行な方向において、第一切欠部21bの寸法は第一突出部21の長辺の1/5程度である。ピン26は、平面視にて第一切欠部21bの中央付近に配置される。
【0027】
第一突出部21の上面21aであって、第一突出部21の各短辺に、係止部25が形成される。係止部25は上面21aから上向きに突出する。第一突出部21の短辺に平行な方向において、係止部25は一面23aから離れた位置に形成される。係止部25は、第一突出部21の長手方向から視認した場合に直角台形状をなす。第一突出部21の短辺に平行な方向において、係止部25の斜辺部分、即ち傾斜部分25aはベース部23の反対側に配置され、係止部25の二つの直角部分はベース部23寄りに配置される。係止部25の上底は下底よりも長く、上底が上側に配置され、下底が下側に配置される。即ち傾斜部分25aは、一面23aに向かうに従って上面21aからの距離が長くなるように傾斜する。上面21aは対向面に対応する。
【0028】
係止部25とベース部23との間に凹部24が設けられる。凹部24は、第一突出部21とベース部23との連結部分を貫通する。
図4に示すように、凹部24は、第一突出部21の角をL状に切り欠き、且つベース部23の角をL状に切り欠くようにして、形成される。
図6に示すように、係止部25の二つの直角を結ぶ辺は凹部24に連なる。
【0029】
一面23aの上辺から第二突出部22が突出する。第二突出部22は横長四角板状をなす。第二突出部22の一方の長辺はベース部23の上辺に連結する。第二突出部22の一端面とベース部23の一端面とが面一になり、第二突出部22の他端面とベース部23の他端面とが面一になるように、第二突出部22及びベース部23は構成される。なおベース部23の上辺よりも若干下側に第二突出部22は設けられてもよい。第二突出部22の他方の長辺における中央部に第二切欠部22bが形成される。第二切欠部22bは平面視等脚台形状をなす。第二突出部22の短辺に平行な方向において、第二切欠部22bの寸法は第二突出部22の短辺と略同じである。第二突出部22の長辺に平行な方向において、第二切欠部22bの寸法は第二突出部22の長辺の1/3程度である。ピン26は、平面視にて第二切欠部22bの中央付近に配置される。
【0030】
第一突出部21及び第二突出部22はベース部23に対して傾斜する。第一突出部21は、突出端に向かうに従って第一突出部21と第二突出部22との間の距離が短くなるように、傾斜する。第二突出部22は、突出端に向かうに従って第一突出部21と第二突出部22との間の距離が短くなるように、傾斜する。第一突出部21及び第二突出部22の突出端の間の距離は、一面23aの短辺の寸法よりも短い。即ち第一突出部21及び第二突出部22の一方は他方に接近するように一面23aに対して傾斜する。
【0031】
第一突出部21及び第二突出部22の突出端の間の距離、即ち上下寸法は周面板12の上下寸法よりも短い。一面23aの上下寸法は周面板12の上下寸法と同じか又は周面板12よりも若干長い。
【0032】
図7は、保護具20をカバー10に取り付けた場合におけるタンク1、カバー10及び保護具20の略示部分拡大断面図である。保護具20は掛止部2の上側にて周面板12に取り付けられる。第一突出部21が下側に位置し、第二突出部22が上側に位置し、ピン26が中央部の貫通孔12aに挿入され、第一突出部21及び第二突出部22の間に周面板12が挟み込まれるように、保護具20は取り付けられる。
【0033】
前述したように、第一突出部21及び第二突出部22の突出端の間の距離、即ち上下寸法は周面板12の上下寸法よりも短いので、第一突出部21及び第二突出部22の間に周面板12が押し込まれるようにして、保護具20は取り付けられる。
【0034】
第一突出部21及び第二突出部22の間の距離が長くなるように、第一突出部21及び第二突出部22は弾性変形する。周面板12の下縁部が傾斜部分25aに接触した場合、周面板12の下縁部は傾斜部分25a上を摺動し、第一突出部21は下側に撓む。周面板12の下縁部が係止部25を乗り越えた場合、弾性復元力によって第一突出部21は上側に移動し、係止部25も上側に移動する。係止部25は周面板12の内側に入り込む。係止部25とベース部23との間に周面板12は配置される。即ち、係止部25はカバー10を係止する。また弾性復元力によって、周面板12は第一突出部21及び第二突出部22の間に狭持される。
【0035】
前述したように、掛止部2にボルトが連結された場合、ボルトの頭部は上板11から上側に突出し、ボルトの雄ねじは周面板12よりも下側に突出する。保護具20をカバー10に取り付けた場合、ボルトの頭部は第二切欠部22bの内側に配置され、ボルトの雄ねじは第一切欠部21bの内側に配置される。そのため、保護具20はボルトに干渉しない。
【0036】
タンク1を移動させる場合、ワイヤ30が掛止部2の窪み2aに引っ掛けられ、クレーンによってタンク1は持ち上げられる。ワイヤ30は保護具20に接触する。即ち、ワイヤ30はカバー10に直接的に接触せず、カバー10を傷つけない。
【0037】
実施の形態に係る保護具20にあっては、保護具20によってカバー10へのワイヤ30の直接的な接触を抑制することができる。またカバー10に傷がつくことを抑制することができる。また第一突出部21及び第二突出部22との間にカバー10が狭持されるので、保護具20の取り付けの為に接着剤を使用する必要がない。そのため、接着剤を使用する場合に比べて、保護具20を短時間でカバー10に取り付けることができ、また保護具20の取り外しも短時間で行うことができる。また保護具20を取り外した場合、接着剤のように保護具20はカバー10に残留せず、カバー10の外観品位が低下しない。
【0038】
また係止部25を上面21aに設けることによって、係止部25と一面23aとの間に周面板12が配置され、カバー10が係止される。
【0039】
また傾斜部分25aの上をカバー10が摺動するように、保護具20をカバー10に取り付ける。傾斜部分25aによって保護具20の円滑な取り付けが促進される。
【0040】
また凹部24を設けることによって、カバー10の角部が凹部24に挿入されやすくなり、保護具20の円滑な取り付けが促進される。また凹部24によって第一突出部21が撓みやすくなる。即ち弾性変形しやすくなる。弾性復元力によって第一突出部21が上側に移動し、係止部25も上側に移動し、周面板12の内側に入り込みやすくなる。換言すれば、弾性復元力によって係止部25によるカバー10の係止が補強される。
【0041】
またピン26を貫通孔12aに挿入することによって、保護具20がカバー10から外れ難くすることができる。
【0042】
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。各実施形態に記載した事項は相互に組み合わせることが可能である。また、特許請求の範囲に記載した独立請求項及び従属請求項は、引用形式に関わらず全てのあらゆる組み合わせにおいて、相互に組み合わせることが可能である。さらに、特許請求の範囲には他の2以上のクレームを引用するクレームを記載する形式(マルチクレーム形式)を用いているが、これに限るものではない。マルチクレームを少なくとも一つ引用するマルチクレーム(マルチマルチクレーム)を記載する形式を用いて記載してもよい。
【符号の説明】
【0043】
1 タンク 10 カバー 12 周面板(周縁部) 20 保護具 21 第一突出部 21a 上面(対向面) 22 第二突出部 24 凹部 25 係止部 25a 傾斜部分 26 ピン