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特開2024-129678研磨装置、研磨方法、および、半導体装置の製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024129678
(43)【公開日】2024-09-27
(54)【発明の名称】研磨装置、研磨方法、および、半導体装置の製造方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/304 20060101AFI20240919BHJP
【FI】
H01L21/304 622E
H01L21/304 621D
H01L21/304 622B
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023039030
(22)【出願日】2023-03-13
(71)【出願人】
【識別番号】318010018
【氏名又は名称】キオクシア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100118843
【弁理士】
【氏名又は名称】赤岡 明
(74)【代理人】
【識別番号】100213654
【弁理士】
【氏名又は名称】成瀬 晃樹
(72)【発明者】
【氏名】荒川 岳
【テーマコード(参考)】
5F057
【Fターム(参考)】
5F057AA03
5F057BA21
5F057BC02
5F057CA12
5F057DA03
5F057EA01
5F057EA07
5F057EA09
5F057EA10
5F057EA12
5F057FA42
5F057GA07
5F057GB25
(57)【要約】
【課題】より平坦に研磨を行うことができる研磨装置、研磨方法、および、半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】本実施形態による半導体装置は、ヘッドと、研磨テーブルと、回転テーブルと、粒子供給部と、チャンバと、を備える。ヘッドは、研磨対象物を保持する。研磨テーブルは、研磨対象物の被研磨面を研磨する。回転テーブルは、被研磨面と接触可能である。粒子供給部は、回転テーブルと接触した被研磨面の少なくとも一部に粒子を固着させることが可能なように、粒子を含む粒子含有液を回転テーブル上に供給する。1つのチャンバは、研磨テーブルおよび回転テーブルを収容する。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
研磨対象物を保持するヘッドと、
前記研磨対象物の被研磨面を研磨する研磨テーブルと、
前記被研磨面と接触可能な回転テーブルと、
前記回転テーブルと接触した前記被研磨面の少なくとも一部に粒子を固着させることが可能なように、前記粒子を含む粒子含有液を前記回転テーブル上に供給する粒子供給部と、
前記研磨テーブルおよび前記回転テーブルを収容する1つのチャンバと、
を備える、研磨装置。
【請求項2】
前記被研磨面の少なくとも一部は、前記被研磨面の段差部または凹部を含む、請求項1に記載の研磨装置。
【請求項3】
前記粒子供給部は、前記回転テーブルを貫通して、前記被研磨面と接触する前記回転テーブルの接触面で開口するように設けられ、前記粒子含有液を前記回転テーブル上に供給する供給管を有する、請求項1に記載の研磨装置。
【請求項4】
前記粒子供給部は、前記回転テーブルの上方から前記粒子含有液を滴下することにより、前記粒子含有液を前記回転テーブル上に供給する滴下部を有する、請求項1に記載の研磨装置。
【請求項5】
前記粒子供給部は、前記粒子を凝集させる凝集剤、および、前記粒子を分散させる分散剤の少なくとも一方をさらに含む前記粒子含有液を供給する、請求項1に記載の研磨装置。
【請求項6】
前記粒子供給部は、粒径が異なる複数の前記粒子を含む前記粒子含有液を供給する、請求項1に記載の研磨装置。
【請求項7】
前記粒子は、シリカ、セリア、ポリウレタン、および、ポリエチレンの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の研磨装置。
【請求項8】
前記回転テーブルは、前記回転テーブルの温度を調整する温調部を有する、請求項1に記載の研磨装置。
【請求項9】
前記回転テーブル上にガスを供給するガス供給部をさらに備える、請求項1に記載の研磨装置。
【請求項10】
前記ヘッドの回転中の駆動電流、または、前記回転テーブルの回転中の駆動電流を検出する第1駆動電流検出部と、
検出された前記駆動電流の変化に基づいて、前記粒子供給部を制御する第1制御部と、
をさらに備える、請求項1に記載の研磨装置。
【請求項11】
前記ヘッドの回転中の駆動電流、または、前記研磨テーブルおよび前記回転テーブルの回転中の駆動電流を検出する第2駆動電流検出部と、
検出された前記駆動電流の変化に基づいて、前記研磨テーブルによる前記研磨対象物の処理と、前記回転テーブルによる前記研磨対象物の処理と、の切り替えタイミングを制御する第2制御部をさらに備える、請求項1に記載の研磨装置。
【請求項12】
前記回転テーブルは、前記被研磨面との接触面に設けられるパッドを有する、請求項1に記載の研磨装置。
【請求項13】
粒子を含む粒子含有液を回転テーブル上に供給し、
研磨対象物の被研磨面の少なくとも一部に前記粒子を固着させるように、前記被研磨面を前記回転テーブルに接触させ、
少なくとも一部に前記粒子が固着された前記被研磨面を研磨する、
ことを具備する、研磨方法。
【請求項14】
前記被研磨面を前記回転テーブルに接触させた後に、少なくとも一部に前記粒子が固着された前記被研磨面を研磨する、ことを繰り返す、ことをさらに具備する、請求項13に記載の研磨方法。
【請求項15】
膜が形成された半導体基板を準備し、
請求項13に記載の研磨方法により、前記半導体基板上の前記膜を研磨する、
ことを具備する、半導体装置の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本実施形態は、研磨装置、研磨方法、および、半導体装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体装置の製造工程において、CMP(Chemical Mechanical Polishing)等による研磨が行われる場合がある。しかし、半導体装置における配線等のパターンによっては、平坦化が難しい場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002-198350号公報
【特許文献2】特開2004-335745号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
より平坦に研磨を行うことができる研磨装置、研磨方法、および、半導体装置の製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本実施形態による半導体装置は、ヘッドと、研磨テーブルと、回転テーブルと、粒子供給部と、チャンバと、を備える。ヘッドは、研磨対象物を保持する。研磨テーブルは、研磨対象物の被研磨面を研磨する。回転テーブルは、被研磨面と接触可能である。粒子供給部は、回転テーブルと接触した被研磨面の少なくとも一部に粒子を固着させることが可能なように、粒子を含む粒子含有液を回転テーブル上に供給する。1つのチャンバは、研磨テーブルおよび回転テーブルを収容する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】第1実施形態による研磨装置の構成の一例を示す平面図である。
図2】第1実施形態による搬送部、研磨テーブル、および、堆積テーブルの構成の一例を示す斜視図である。
図3】第1実施形態による研磨ヘッドおよび堆積テーブルの構成の一例を示す斜視図である。
図4】第1実施形態による研磨ヘッドの構成の一例を示す断面図である。
図5】第1実施形態による堆積テーブルの構成の一例を示す図である。
図6】第1実施形態による堆積テーブルの構成の一例を示す断面図である。
図7】第1実施形態によるウェハの被研磨面における粒子の状態の一例を示す断面図である。
図8】第1実施形態による堆積テーブルの構成の一例を示す断面図である。
図9】第1実施形態による温調部の構成の一例を示す断面図である。
図10】第1実施形態による堆積パッドの構成の一例を示す断面図である。
図11】第1実施形態による半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。
図12】比較例による半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。
図13】第2実施形態による温調部の構成の一例を示す断面図である。
図14】第2実施形態による堆積テーブルの構成の一例を示す平面図である。
図15】第3実施形態による堆積テーブルの構成の一例を示す断面図である。
図16】第3実施形態による温調部の構成の一例を示す断面図である。
図17】第4実施形態による温調部の構成の一例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。図面は模式的または概念的なものであり、各部分の比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。明細書と図面において、既出の図面に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0008】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態による研磨装置1の構成の一例を示す平面図である。尚、図1に示す破線の円は、搬送および処理されるウェハ(研磨対象物)Wの位置を示す。
【0009】
尚、図1は、ウェハWの表面に平行で互いに垂直なX方向およびY方向と、ウェハWの表面に垂直なZ方向とを示している。本明細書では、+Z方向を上方向として取り扱い、-Z方向を下方向として取り扱う。-Z方向は、重力方向と一致していても一致していなくてもよい。
【0010】
研磨装置1は、例えば、CMP(Chemical Mechanical Polishing)装置を含む。研磨装置1は、チャンバ10と、搬送部20と、研磨テーブル30と、スラリー供給部40と、堆積テーブル(回転テーブル)50と、粒子供給部60と、ガス供給部70と、ドレッサー80と、制御部90と、を備える。
【0011】
チャンバ10は、搬送部20、研磨テーブル30、スラリー供給部40、堆積テーブル50、粒子供給部60、ガス供給部70、および、ドレッサー80を収容する。尚、図1に示す例では、制御部90は、チャンバ10の外部に設けられている。しかし、制御部90は、チャンバ10内に設けられていてもよい。
【0012】
また、ウェハWは、チャンバ10内に搬入されて研磨装置1による処理が行われる。処理されたウェハWは、次の工程の処理または洗浄等のため、チャンバ10外へ搬出される。
【0013】
搬送部20は、ウェハWを搬送する。また、搬送部20は、研磨テーブル30と堆積テーブル50との間で、ウェハWを移動させる。
【0014】
研磨テーブル30は、ウェハWの被研磨面S(図7を参照)を研磨する。研磨テーブル30によるウェハWの処理は、以下では、研磨処理と呼ばれる。
【0015】
スラリー供給部40は、研磨テーブル30上にスラリー(研磨剤)を供給する。スラリーは、例えば、研磨対象物を改質する化学成分等を含む薬液、研磨対象物を機械的に研磨するための砥粒、および/または、粘度調整剤(ポリマー)等を含む。スラリー供給部40は、例えば、ノズルである。
【0016】
堆積テーブル50は、回転可能な回転テーブルである。堆積テーブル50は、研磨テーブル30と隣接して配置される。堆積テーブル50は、ウェハWの被研磨面Sと接触可能である。堆積テーブル50は、ウェハWの被研磨面Sに粒子Pを固着(堆積)させる。堆積テーブル50によるウェハWの処理は、以下では、堆積処理と呼ばれる。
【0017】
粒子供給部60は、後述するように、堆積テーブル50上に粒子含有液Lを供給する。粒子含有液Lは、粒子Pを含み、ウェハWの被研磨面Sの少なくとも一部に粒子Pを固着(堆積)させるための液体である。より詳細には、被研磨面Sの少なくとも一部は、被研磨面Sに段差部または凹部等を含む。これにより、研磨テーブル30による研磨時に、被研磨面Sの段差部または凹部を保護することができる。この結果、段差部または凹部は、被研磨面Sの凸部よりも研磨されづらくなり、より平坦に研磨を行うことができる。尚、図1に示す例では、粒子供給部60として、滴下部61(図5を参照)が示されている。
【0018】
ガス供給部70は、堆積テーブル50上にガスを供給する。
【0019】
ドレッサー80は、2つのドレッサー81、82を有する。ドレッサー81、82のそれぞれは、研磨テーブル30および堆積テーブル50のパッド(研磨パッド32および堆積パッド52)のドレッシング(コンディショニング)を行う。
【0020】
制御部90は、粒子供給部60を制御する。より詳細には、制御部90は、駆動電流検出部211(図2を参照)が検出する駆動電流の変化に基づいて、粒子供給部60を制御する。これにより、堆積処理中に、粒子含有液Lの粘度を調整することができる。
【0021】
図2は、第1実施形態による搬送部20、研磨テーブル30、および、堆積テーブル50の構成の一例を示す斜視図である。
【0022】
搬送部20は、研磨ヘッド21と、旋回アーム22と、旋回軸23と、を有する。
【0023】
研磨ヘッド(保持部)21は、ウェハWを保持する。研磨ヘッド21は、回転可能に設けられる。研磨ヘッド21は、ウェハWを被研磨面Sの裏面で吸着することができる。研磨ヘッド21は、ウェハWを研磨テーブル30および堆積テーブル50に押圧することができる。
【0024】
また、研磨ヘッド21は、駆動電流検出部211を有する。駆動電流検出部211は、例えば、研磨ヘッド21の回転駆動機構(モータ、図示せず)に流れる駆動電流を検出する。駆動電流検出部211は、検出した駆動電流を制御部90に送信する。駆動電流の検出結果は、制御部90により、回転駆動機構の負荷(トルク)の算出に用いられる。
【0025】
旋回アーム22は、研磨ヘッド21と連結されている。
【0026】
旋回軸23は、一転鎖線で示す軸を中心として、旋回アーム22を旋回させる。これにより、ウェハWを搬送させることができる。
【0027】
研磨テーブル30は、回転定盤31と、研磨パッド32と、を有する。
【0028】
回転定盤31は、回転可能に設けられる。回転定盤31は、例えば、ロータリー方式で回転する。回転定盤31は、プラテンと称することもある。
【0029】
研磨パッド32は、回転定盤31上に設けられる。研磨パッド32は、研磨処理時に、ウェハWの被研磨面Sとの接触面に設けられる。
【0030】
堆積テーブル50は、回転定盤51と、堆積パッド52と、を有する。
【0031】
回転定盤51は、回転可能に設けられる。回転定盤51は、例えば、研磨テーブル30の回転定盤31と比較して小径のテーブルである。回転定盤51は、例えば、オービタル方式で回転する。すなわち、回転定盤51は、小円運動する。
【0032】
堆積パッド52は、回転定盤51上に設けられる。堆積パッド52は、堆積処理時に、ウェハWの被研磨面Sとの接触面に設けられる。また、堆積パッド52を設けることにより、粒子含有液Lが堆積テーブル50から飛ばされることを抑制することができる。これにより、粒子含有液Lが堆積テーブル50上で保持されやすくすることができる。
【0033】
また、堆積パッド52は、回転定盤51と比較して、高い弾性率を有する。堆積パッド52は、比較的高い弾性率を有することが好ましい。これにより、被研磨面Sの段差部または凹部に粒子Pを固着させやすくすることができる。堆積パッド52は、例えば、ポリウレタンを含む。
【0034】
制御部90は、駆動電流検出部211が検出した駆動電流を受信する。制御部90は、回転中の研磨ヘッド21の駆動電流に基づいて、粒子供給部60を制御する。研磨ヘッド21の駆動電流は、粒子含有液Lの粘度に応じて変化する可能性がある。従って、粒子含有液Lの粘度の判断に、研磨ヘッド21の駆動電流が用いられてもよい。これにより、堆積処理中に、粒子含有液Lの粘度が所望の粘度になるように調整することができる。
【0035】
次に、研磨ヘッド21の構成について説明する。
【0036】
図3は、第1実施形態による研磨ヘッド21および堆積テーブル50の構成の一例を示す斜視図である。
【0037】
粒子Pを被研磨面に固着させる際、研磨ヘッド21は自転し、堆積テーブル50は、例えば、オービタル方式で回転する。
【0038】
図4は、第1実施形態による研磨ヘッド21の構成の一例を示す断面図である。図4の上段は、堆積処理時における研磨ヘッド21を示す。また、図4の下段は、旋回アーム22の旋回時、すなわち、ウェハWの搬送時における研磨ヘッド21を示す。
【0039】
堆積処理時において、研磨ヘッド21は、堆積テーブル50に向けて、ウェハWを加圧する。尚、研磨ヘッド21は、研磨処理時においても、研磨テーブル30に向けて、ウェハWを加圧する
【0040】
旋回アーム22の旋回時において、研磨ヘッド21は、ウェハWを裏面で吸着する。
【0041】
次に、堆積テーブル50およびその周辺の構成について説明する。
【0042】
図5は、第1実施形態による堆積テーブル50の構成の一例を示す図である。尚、図5に示す破線の円は、搬送および処理されるウェハWの位置、または、研磨ヘッド21の位置を示す。
【0043】
粒子供給部60は、滴下部61を有する。滴下部61は、堆積テーブル50の上方から粒子含有液Lを滴下することにより、粒子含有液Lを堆積テーブル50上に供給する。滴下部61は、例えば、ノズルを有する。粒子含有液Lは、少なくとも粒子を含む砥液を有する。砥液は、例えば、粒子に加えて水等の溶媒を含んでもよい。粒子含有液Lは、さらに、水、温水、および、薬液の少なくともいずれかを含んでもよい。
【0044】
また、滴下部61は、ミキサー611を有する。ミキサー611は、例えば、水、温水、砥液、および、薬液(図示せず)を混合する。
【0045】
温水は、水よりも高い温度を有する。水および温水との混合により、粒子含有液Lの温度が調整される。粒子含有液Lの温度を調整することにより、粒子含有液L中の溶媒(例えば、水)の蒸発を促進することができ、粒子含有液Lにおける粒子Pの濃度を向上させることができる。この結果、粒子PをウェハWの被研磨面Sに固着させやすくすることができる。
【0046】
図5に示す例では、3種類の砥液A、B、Cが供給される。尚、砥液の種類は、3種類に限られない。例えば、砥液A、B、Cのうち、少なくとも1つの砥液が供給されればよく、2以上の砥液が供給されてもよい。砥液A、B、Cはそれぞれ、例えば、シリカ、セリア、および、樹脂の少なくとも1つの粒子Pを含む。樹脂は、例えば、ポリウレタンまたはポリエチレン等である。砥液A、B、Cに含まれる粒子Pは、それぞれ異なっていてよい。尚、砥液に含まれる粒子Pの種類は、これらに限られない。砥液に含まれる粒子Pは、異なる粒径を有することが好ましい。
【0047】
尚、粒子含有液Lの詳細については、図7を参照して、後で説明する。
【0048】
ガス供給部70は、堆積テーブル50上にガスを供給する。ガス供給部70は、例えば、CDA(Clean Dry Air)を噴射する。尚、ガス供給部70は、N等の不活性ガスを供給してもよい。ガスを供給することにより、粒子含有液L中の溶媒(例えば、水)の蒸発を促進することができ、粒子含有液Lにおける粒子Pの濃度を向上させることができる。この結果、粒子PをウェハWの被研磨面Sに固着させやすくすることができる。
【0049】
また、ガス供給部70は、室温よりも高いガス(温風)を供給することが好ましい。これにより、粒子含有液L中の溶媒(例えば、水)の蒸発をさらに促進し、粒子含有液Lにおける粒子Pの濃度をさらに向上させることができる。
【0050】
図6は、第1実施形態による堆積テーブル50の構成の一例を示す断面図である。
【0051】
粒子供給部60は、例えば、複数の供給管62を有する。供給管62は、回転定盤51(堆積テーブル50)を貫通して、ウェハWの被研磨面Sと接触する堆積テーブル50の接触面で開口するように設けられる。水、温水、砥液A、B、C、および、薬液(図示せず)は、供給管62を通過して、堆積テーブル50上に供給される。
【0052】
なお、粒子供給部60は、図5に示す例または図6に示す例のいずれか一方の構成を備えてもよいし、図5に示す例または図6に示す例の両方の構成を備えていてもよい。
【0053】
図7は、第1実施形態によるウェハWの被研磨面Sにおける粒子Pの状態の一例を示す断面図である。粒子Pは、粒子含有液Lに含まれる。
【0054】
ウェハWは、半導体基板110と、配線120と、膜130と、を有する。
【0055】
半導体基板110は、例えば、シリコン基板である。
【0056】
配線120は、半導体基板110上に設けられる。配線120は、例えば、導電性金属を含む。
【0057】
膜130は、半導体基板110および配線120上に設けられる。膜130は、例えば、絶縁膜である。膜130の上面は、ウェハWの被研磨面Sに対応し、配線120のパターンに応じた凹凸形状を有する。
【0058】
図7に示す例では、異なる粒径(大きさ)を有する複数の粒子Pが凝集した凝集体Paが示されている。互いに略同じ大きさを有する2つの凝集体Paは、被研磨面Sで固着(吸着)されている。凝集体Paは、比較的広い凹部内で吸着されている。この場合、研磨処理時に凹部を埋めて保護することができる。そのため、実施形態の粒子含有液Lは砥液を含むので、効果的に研磨処理を行うことができる。
【0059】
一方、凝集体Paは、比較的狭い凹部内には入ることができない場合がある。この場合、比較的狭い凹部にはボイドが残存してしまい、研磨処理時に凹部を保護することができない。すなわち、凝集体Paの凝集状態によって、被研磨面Sへの凝集体Pa(粒子P)の固着状態が変化する可能性がある。
【0060】
そこで、粒子含有液Lに、薬液としての凝集剤および分散剤の少なくとも一方をさらに追加することが考えられる。凝集剤は、粒子Pを凝集させる。分散剤は、粒子Pを分散させる。これにより、凝集体Paの大きさを調整することができる。この結果、被研磨面Sの表面状態に応じて、段差部または凹部への凝集体Pa(粒子P)の固着のしやすさを調整することができる。凝集剤は、例えば、ポリマーを含む。分散剤は、例えば、界面活性剤を含む。また、段差部または凹部への固着のしやすさから、粒子Pは、複数の粒径を有することが好ましい。
【0061】
実施形態における粒子含有液Lの構成は、例えば、粒子の凝集性、被研磨面Sの表面状態、および/または、被研磨面Sと形成される凝集物との密着性等に基づいて、事前に決定してもよい。
【0062】
図8は、第1実施形態による堆積テーブル50の構成の一例を示す断面図である。
【0063】
回転定盤51は、粒子含有液Lの温度を調整できるように、比較的高い熱伝導性を有する材料を含むことが好ましい。回転定盤51は、例えば、SiCを含む。
【0064】
堆積テーブル50は、温調部53と、金属プレート54と、断熱部55と、をさらに有する。
【0065】
温調部53は、堆積テーブル50(粒子含有液L)の温度を調整する。温調部53は、例えば、赤外線ヒーターとして機能する。温調部53は、堆積テーブル50の内部に設けられる。温調部53は、堆積テーブル50の温度を、例えば、25℃~80℃に調整する。より好ましくは、65℃~75℃に調整する。堆積テーブル50を温調することにより、粒子含有液Lを温調することができる。これにより、粒子含有液L中の溶媒(例えば、水)の蒸発を促進することができ、粒子含有液Lにおける粒子Pの濃度を向上させることができる。この結果、粒子PをウェハWの被研磨面Sに固着させやすくすることができる。
【0066】
金属プレート54は、温調部53と対向する、回転定盤51の面に設けられる。金属プレート54が温調部53で放射される赤外線を吸収することにより、堆積テーブル50の温調を行うことができる。金属プレート54は、例えば、CuまたはAlを含む。
【0067】
断熱部55は、供給管62を覆うように設けられる。断熱部55および供給管62は、例えば、2重配管構造を有する。断熱部55には、断熱材が用いられる。
【0068】
図9は、第1実施形態による温調部53の構成の一例を示す断面図である。
【0069】
温調部53は、ヒータープレート531と、発熱体532と、を有する。
【0070】
ヒータープレート531は、ヒーター基板である。図9に示す例では、ヒータープレート531の内部に、発熱体532が設けられる。ヒータープレート531は、比較的高い絶縁性および比較的高い熱伝導性を有する。ヒータープレート531は、例えば、AlNを含むセラミックプレートである。
【0071】
発熱体532は、2つの端子T1、T2と電気的に接続される。発熱体532は、2つの端子T1、T2から電力が供給されて発熱する。発熱体532は、例えば、Ni-Cr系発熱体である。
【0072】
図10は、第1実施形態による堆積パッド52の構成の一例を示す断面図である。
【0073】
堆積パッド52は、フィラー521と、ポア(空孔)522と、を有する。
【0074】
フィラー521は、比較的高い熱伝導性を有する。これにより、堆積パッド52の熱伝導性を向上させることができ、粒子含有液Lの温調をより適切に行うことができる。フィラー521は、例えば、AlまたはAlNを有する。尚、フィラー521の材料は、これらに限られない。
【0075】
ポア522は、堆積パッド52内に複数形成されている。ポア522の形状は、例えば、略球形である。
【0076】
次に、研磨装置1を用いた研磨方法について説明する。実施形態の研磨方法は、堆積処理と、研磨処理を含む。
【0077】
まず、温調部53は堆積テーブル50の昇温を開始し、粒子供給部60は粒子含有液Lを堆積テーブル50上に連続吐出により供給する。尚、粒子供給部60は、温水を供給することより、粒子含有液Lを昇温することができる。
【0078】
次に、堆積テーブル50は回転し、ガス供給部70はCDAを堆積テーブル50上に供給する。また、粒子供給部60は、粒子含有液Lを、連続吐出から間欠吐出に切り替えて供給する。
【0079】
次に、粒子供給部60は粒子含有液Lの供給を停止し、堆積テーブル50は回転を停止する。
【0080】
次に、搬送部20は、ウェハWを堆積テーブル50上に搬送し、堆積テーブル50に向けてウェハWを加圧する。また、堆積テーブル50は、回転する。これにより、堆積処理が行われる。
【0081】
次に、制御部90は、堆積処理中に必要に応じて、粒子供給部60に粒子含有液Lを供給させる。また、ガス供給部70は、堆積テーブル50の外周部にCDAを供給する。
【0082】
制御部90は、堆積処理中に、回転中の研磨ヘッド21の駆動電流を受信し続ける。例えば、堆積処理中に粒子含有液Lの粘度が高くなると、駆動電流が増大する可能性がある。制御部90は、堆積処理中において、回転中の研磨ヘッド21の駆動電流の変化に基づいて、粒子供給部60を制御する。より詳細には、制御部90は、堆積処理中において、回転中の研磨ヘッド21の駆動電流が第1所定値以上になった場合、粒子供給部60に粒子含有液Lを供給させる。これにより、堆積処理中に、粒子含有液Lの粘度が所望の粘度になるように調整することができる。
【0083】
堆積処理の終了時、粒子供給部60およびガス供給部70は粒子含有液LおよびCDAの供給を停止し、堆積テーブル50は回転を停止する。
【0084】
次に、研磨ヘッド21はウェハWを吸着し、搬送部20はウェハWを研磨テーブル30に搬送する。
【0085】
次に、ドレッサー82は、必要に応じて、堆積パッド52のドレッシングを行う。
【0086】
次に、研磨テーブル30は、粒子Pが固着されたウェハWの被研磨面Sを研磨する。すなわち、研磨処理が行われる。
【0087】
上記の堆積処理および研磨処理は、繰り返し行われる。堆積処理と研磨処理との切り替えタイミングは、例えば、予め設定される。
【0088】
次に、研磨装置1を用いた、半導体装置の製造方法について説明する。
【0089】
図11は、第1実施形態による半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。図11の上段は、研磨装置1による研磨前のウェハWの断面図を示す。図11の下段は、研磨装置1による研磨後のウェハWの断面図を示す。
【0090】
まず、図11の上段に示すように、膜130が形成された半導体基板110を準備する。例えば、半導体基板110上に所定のパターンの配線120を形成し、半導体基板110および配線120上に膜130を形成する。
【0091】
図11の上段に示すように、ウェハWには、低被覆率領域、高被覆率領域、および、幅広スペース領域が存在する。低被覆率領域は、配線120による被覆率が比較低い領域である。高被覆率領域は、配線120による被覆率が比較高い領域である。幅広スペース領域は、例えば、配線120が設けられない領域である。配線120のパターンによって、被研磨面Sに対応する膜130の上面には凹凸が存在する。
【0092】
次に、図11の下段に示すように、堆積処理を用いた実施形態の研磨方法により、膜130を研磨する。堆積処理を用いることにより、研磨前における被研磨面Sの表面状態によらず、被研磨面Sをより平坦に研磨することができる。この後、後続のプロセスを経て半導体装置が製造される。半導体装置は、例えば、3次元NAND型フラッシュメモリ等があげられるが、特に限定されない。
【0093】
以上のように、第1実施形態によれば、粒子供給部60は、堆積テーブル50と接触した被研磨面Sの少なくとも一部に粒子Pを固着させることが可能なように、粒子Pを含む粒子含有液Lを堆積テーブル50上に供給する。これにより、より平坦に研磨を行うことができる。
【0094】
また、研磨テーブル30および堆積テーブル50は、1つのチャンバ10に収容される。研磨テーブル30および堆積テーブル50は、互いに隣接して配置される。これにより、堆積テーブル50から研磨テーブル30へのウェハWの搬送中に、被研磨面Sに固着した粒子Pが剥がれてしまうことを抑制することができる。
【0095】
尚、堆積テーブル50の回転は、オービタル方式に限られず、ロータリー方式であってもよい。
【0096】
また、温水の供給に代えて、予め40℃程度に昇温された砥液A、B、Cが供給されてもよい。
【0097】
また、堆積パッド52が設けられなくてもよい。この場合、回転定盤51は、ウェハWの被研磨面と直接接触する。
【0098】
また、制御部90は、研磨ヘッド21の駆動電流に限られず、堆積テーブル50の駆動電流の変化に基づいて、粒子供給部60を制御してもよい。この場合、駆動電流検出部211は、堆積テーブル50の回転駆動機構に流れる駆動電流を検出する。
【0099】
また、制御部90が設けられなくてもよい。この場合、堆積処理中における粒子供給部60による粒子含有液Lの供給は、予め設定される。
【0100】
(比較例)
図12は、比較例による半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。比較例は、堆積テーブル50による堆積処理が行われない点で、第1実施形態とは異なっている。
【0101】
図12の下段に示すように、配線120のパターンの粗密差によって研磨速度が生じ、被研磨面Sに大きな段差が存在する。研磨後の被研磨面Sには、楕円で示されるように、斜面が存在する。また、研磨後の被研磨面Sには、配線120の被覆率差によって、隣接領域に段差が残存している。
【0102】
これに対して、第1実施形態では、堆積処理が行われる。これにより、粒子Pは、ウェハWの被研磨面Sの凹部に固着され、研磨処理時に凹部を保護する。この結果、図11に示すように、配線120のパターンによらず、より平坦に研磨を行うことができる。
【0103】
また、高段差が存在する膜130を平坦化する場合、段差のうち低い部分も研磨されてしまい、平坦化することが難しい可能性がある。
【0104】
これに対して、第1実施形態では、粒子Pは、被研磨面Sの段差部に固着され、研磨処理時に段差部を保護する。これにより、高段差が存在する被研磨面Sも、より平坦に研磨を行うことができる。
【0105】
(第2実施形態)
図13は、第2実施形態による温調部53の構成の一例を示す断面図である。第2実施形態は、第1実施形態と比較して、温調部53の構成が異なっている。
【0106】
温調部53は、循環路534をさらに有する。循環路534は、ヒータープレート531の内部に設けられ、循環水を通過させる。循環水は、冷却水または温水である。冷却水により、堆積テーブル50の温度を下げることができる。温水により、堆積テーブル50の温度を上げることができる。これにより、堆積テーブル50の温度の調整をより適切に行うことができる。
【0107】
図14は、第2実施形態による堆積テーブル50の構成の一例を示す平面図である。
【0108】
図14に示す例では、循環路534は、Z方向から見て、渦巻き状に設けられる。これにより、堆積テーブル50の全体にわたって略均一に温調することができる。
【0109】
第2実施形態のように、温調部53の構成が変更されてもよい。第2実施形態による研磨装置1は、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0110】
(第3実施形態)
図15は、第3実施形態による堆積テーブル50の構成の一例を示す断面図である。第3実施形態は、第1実施形態と比較して、堆積テーブル50の構成が異なっている。
【0111】
温調部53は、回転定盤51の一部として、回転定盤51に埋め込まれる。温調部53の上面は、回転定盤51の上面(堆積テーブル50の上面)で露出する。この場合、温調部53は、回転定盤51とともに回転する。また、供給管62および断熱部55は、温調部53内を通過するように設けられる。
【0112】
温調部53が回転定盤51の上面において回転定盤51から露出されることにより、ウェハWおよび粒子含有液Lに熱が伝わりやすくすることができる。この結果、温調をより適切に行うことができる。また、ヒータープレート531の材料の熱伝導率が回転定盤51の材料の熱伝導率よりも高い場合、温調をさらに適切に行うことができる。ヒータープレート531の材料は、例えば、AlNである。AlNの熱伝導率は、例えば、170W/(m・℃)である。回転定盤51の材料は、例えば、SiCである。SiCの熱伝導率は、例えば、100W/(m・℃)である。
【0113】
図16は、第3実施形態による温調部53の構成の一例を示す断面図である。
【0114】
温調部53は、金属プレート533をさらに有する。金属プレート533は、発熱体532の上方に設けられる。また、金属プレート533は、ヒータープレート531の内部において、ヒータープレート531の上面と、発熱体532と、の間に設けられる。これにより、発熱体532で発生した熱を、ヒータープレート531の上面、すなわち、堆積テーブル50の上面に伝えやすくすることができる。金属プレート533は、例えば、CuまたはAlを含む。
【0115】
第3実施形態のように、堆積テーブル50の構成が変更されてもよい。第3実施形態による研磨装置1は、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0116】
(第4実施形態)
図17は、第4実施形態による温調部53の構成の一例を示す断面図である。第4実施形態は、温調部53が循環路534をさらに有する点で、第3実施形態とは異なっている。従って、第4実施形態は、第2実施形態および第3実施形態の組み合わせである。
【0117】
第4実施形態のように、温調部53の構成が変更されてもよい。第4実施形態による研磨装置1は、第2実施形態および第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0118】
(第5実施形態)
第5実施形態では、研磨ヘッド21の駆動電流が堆積処理と研磨処理との切り替えタイミングの制御に用いられる点で、第1実施形態とは異なっている。
【0119】
制御部90は、回転中の研磨ヘッド21の駆動電流の変化に基づいて、堆積処理と研磨処理との切り替えタイミングを制御する。研磨ヘッド21の駆動電流は、ウェハWの被研磨面Sにおける粒子Pの固着の状況に応じて変化する可能性がある。例えば、堆積処理中に粒子Pが被研磨面Sの段差部または凹部に完全に埋まりきると、駆動電流が増大する可能性がある。一方、研磨処理中に粒子Pが被研磨面Sの段差部または凹部から剥がれると、駆動電流が減少する可能性がある。従って、堆積処理と研磨処理との切り替えタイミングの判断に、研磨ヘッド21の駆動電流が用いられてもよい。
【0120】
制御部90は、堆積処理中において、回転中の研磨ヘッド21の駆動電流が第2所定値以上になった場合、堆積処理を終了し、ウェハWを堆積テーブル50から研磨テーブル30に搬送させる。すなわち、粒子Pの固着が十分に行われたと判断された場合、堆積処理が終了する。
【0121】
制御部90は、研磨処理中において、回転中の研磨ヘッド21の駆動電流が第3所定値以下になった場合、研磨処理を終了し、ウェハWを研磨テーブル30から堆積テーブル50に搬送させる。すなわち、固着された粒子Pが剥がれてきたと判断された場合、研磨処理が終了する。
【0122】
尚、制御部90は、研磨ヘッド21の駆動電流に限られず、研磨テーブル30および堆積テーブル50の駆動電流の変化に基づいて、堆積処理と研磨処理との切り替えタイミングを制御してもよい。この場合、駆動電流検出部211は、研磨テーブル30および堆積テーブル50の回転駆動機構に流れる駆動電流を検出する。
【0123】
第5実施形態のように、研磨ヘッド21の駆動電流が堆積処理と研磨処理との切り替えタイミングの制御に用いられてもよい。第5実施形態による研磨装置1は、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第5実施形態の研磨装置1に第2実施形態~第4実施形態を組み合わせてもよい。
【0124】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0125】
1 研磨装置、10 チャンバ、20 搬送部、21 研磨ヘッド、211 駆動電流検出部、30 研磨テーブル、50 堆積テーブル、52 堆積パッド、53 温調部、532 発熱体、60 粒子供給部、61 滴下部、611 ミキサー、62 供給管、70 ガス供給部、90 制御部、110 半導体基板、120 配線、130 膜、L 粒子含有液、P 粒子、Pa 凝集体、S 被研磨面、W ウェハ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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図16
図17