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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024129719
(43)【公開日】2024-09-27
(54)【発明の名称】ガス遮断器
(51)【国際特許分類】
   H01H 33/70 20060101AFI20240919BHJP
   H01H 33/915 20060101ALI20240919BHJP
【FI】
H01H33/70 G
H01H33/915
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023039088
(22)【出願日】2023-03-13
(71)【出願人】
【識別番号】000003942
【氏名又は名称】日新電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】内田 雄三
【テーマコード(参考)】
5G001
【Fターム(参考)】
5G001AA01
5G001CC02
5G001DD03
5G001EE01
5G001FF03
5G001FF04
5G001GG01
5G001GG14
5G001GG17
(57)【要約】
【課題】絶縁ノズルが損耗したときに、損耗により生じた間隙から絶縁ガスが漏れ、所望の圧力が得られない。
【解決手段】第1接触子(10)と、第1接触子(10)が挿通可能な貫通孔を有する絶縁ノズル(20)と、第1接触子(10)の外周に配置され、第1接触子(10)と絶縁ノズル(20)との間隙に応じて外径が変化する弾性部材(11)とを備えている。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1接触子と、
前記第1接触子が挿通可能な貫通孔を有する絶縁ノズルと、
前記第1接触子の外周に配置され、前記第1接触子と前記絶縁ノズルとの間隙に応じて外径が変化する弾性部材とを備える、ガス遮断器。
【請求項2】
前記弾性部材は、前記絶縁ノズルの貫通孔内面に対して摺動することを特徴とする、請求項1に記載のガス遮断器。
【請求項3】
前記弾性部材の材質は金属である、請求項1または2に記載のガス遮断器。
【請求項4】
前記弾性部材は複数の板バネを含み、
前記第1接触子には前記弾性部材を固定するための溝が形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のガス遮断器。
【請求項5】
前記板バネは、長方形、台形、または、両端の幅より中間部の幅が広い形状である、請求項4に記載のガス遮断器。
【請求項6】
前記弾性部材は、複数の板バネを円筒状に並べ互いに接続した構造を含む、請求項1または2に記載のガス遮断器。
【請求項7】
前記第1接触子が接触する第2接触子と、
内部に絶縁ガスを貯留するパッファ室と、
前記第1接触子と前記第2接触子とが離隔した時に、前記第1接触子と前記第2接触子との間に生じるアークに対し、前記絶縁ガスを吹き付けるためのガス経路とを備える、請求項1または2に記載のガス遮断器。
【請求項8】
前記第1接触子が接触する第2接触子を備え、
前記第1接触子と前記第2接触子とが接触しているとき、前記弾性部材は前記絶縁ノズルの貫通孔内面に接触しており、
前記第1接触子と前記第2接触子とが離隔しておりかつ前記ガス遮断器が遮断状態にあるとき、前記弾性部材は前記絶縁ノズルから離れている請求項1または2に記載のガス遮断器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電力系統における電流遮断を行うためのガス遮断器に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、絶縁ノズルが有する喉部にノズル交換目安用溝を備える事で、絶縁ノズルの損耗と交換時期とを容易に把握することを可能とするガス遮断器が開示されている。また、特許文献2には、低損耗部材を設けることで絶縁ノズルの損耗を抑制する構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010-27558号公報
【特許文献2】特開2021-182530号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1および2に記載のような従来技術は、絶縁ノズルが損耗したときに、損耗により生じた間隙から絶縁ガスが漏れ、絶縁ガスに所望の圧力を与えられない問題がある。
【0005】
本発明の一態様は、絶縁ノズルが損耗したときでも絶縁ガスに所望の圧力を与える事を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るガス遮断器は、第1接触子と、第1接触子が挿通可能な貫通孔を有する絶縁ノズルと、第1接触子の外周に配置され、第1接触子と絶縁ノズルとの間隙に応じて外径が変化する弾性部材とを備えている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、絶縁ガスに所望の圧力を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の一実施形態に係るガス遮断器を、軸方向に切断した断面図である。
図2図1に図示した領域Rの拡大図である。
図3図2に図示したA-A線の矢視断面図である。
図4】一実施形態における弾性部材の構造を示した図である。
図5】一実施形態における弾性部材の効果を表した、ガス遮断器の断面図である。
図6】一実施形態における弾性部材の構造を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔実施形態1〕
図1は実施形態1に係るガス遮断器を軸方向に沿って切断した断面図である。図1中の軸Pは、図示したガス遮断器100の第1接触子10および第2接触子30の軸である。さらに、軸Pの矢印方向を第1方向、反対方向を第2方向と定義する。図2図1に図示した領域Rの拡大図である。図3図2に図示したA-A線の矢視断面図である。図4は実施形態1における弾性部材の構造を示した図であり、符号401が側面図、符号402が正面図を示す。
【0010】
ガス遮断器100は、大電流を流す電力系統において、電流遮断を行うため2つの接触子を離隔させたときに生じるアークへ絶縁ガスを吹き付けて遮断する装置である。ガス遮断器100は、図1に示す通り、第1接触子10と、絶縁ノズル20と、第2接触子30と、操作ロッド31と、パッファシリンダ40と、パッファピストン41と、第3接触子50とを備える。なお、ここでは、これらの部材はすべて軸Pの同心上に配置されているものとする。また、図2および図3に示す通り、ガス遮断器100は、第1接触子10の外周に配置された弾性部材11を備えている。
【0011】
第1接触子10は円柱状の導体である。第2接触子30は、第1接触子10に対して相対的に第1方向および第2方向に移動可能であり、少なくとも第1接触子10との接触位置から、絶縁ノズル20が第1接触子10と離隔する位置まで移動可能である。
【0012】
絶縁ノズル20は、第1接触子10を挿通可能な貫通孔を有している円筒形の絶縁体である。絶縁ノズル20の第2方向側の開口は、第2方向へ向かうほど開口が広くなっている。例えば、絶縁ノズル20は、円錐側面状の斜面を有している。絶縁ノズル20の第1方向側の開口はパッファシリンダ40と接続されている。ガス遮断器100は、絶縁ノズル20と第2接触子30との間に形成されたガス経路61を備える。絶縁ノズル20の最小内径部である第1貫通孔21の内面は弾性部材11と接触するため、ガス経路61から絶縁ノズル20の第2方向側へと抜ける絶縁ガス60の漏洩を抑制し、適切にアークへ絶縁ガス60を吹き付けることが可能となる。
【0013】
第2接触子30は円筒形の導体である。第2接触子30は、第2方向側端部において第1接触子10と接触する。なお、図1には、第2接触子30へ第1接触子10が挿通されることにより、第2接触子30の第2方向側端部の内面と第1接触子10の外面とが互いに接触するように図示されている。このとき、第2接触子30は、第1接触子10と弾性的に接触する。従って、第2接触子30は、軸方向に、任意の長さかつ任意の数だけスリットを有している。
【0014】
操作ロッド31は円筒形の導体である。操作ロッド31の第2方向側の開口と、第2接触子30の第1方向側の開口とは、互いに接続されている。
【0015】
パッファ室42は、パッファシリンダ40およびパッファピストン41によって画定される。パッファ室42は、内部に絶縁ガス60を貯留している。パッファシリンダ40は、操作ロッド31に接続されている。パッファシリンダ40は、操作ロッド31との接続部の一部に、導通孔62を備えている。パッファピストン41およびパッファシリンダ40の材質は特に規定しないが、少なくともパッファシリンダ40は導体である。
【0016】
なお、図1においては、1対のパッファシリンダ40およびパッファピストン41によって、1つのパッファ室42が画定されている。しかしながら、別の実施形態においては、2対以上のパッファシリンダによって、2つ以上のパッファ室が画定されていてもよい。これらの実施形態における絶縁ガス60の昇圧は、機械圧縮によってもたらされる。一方、さらに別の実施形態においては、ピストンを備えず、熱的昇圧によってパッファ室42内部の絶縁ガス60を昇圧させてもよい。また、さらに別の実施形態においては、熱的昇圧と機械圧縮を併用してもよい。
【0017】
第3接触子50は円筒形容器の形状をした導体である。上面(第2方向側の面)において、第3接触子50は第1接触子10と接触または接続されている。第3接触子50の第1方向側の開口部の内径はパッファシリンダ40の外径に相当し、第3接触子50の内面とパッファシリンダ40の外面とは互いに接触している。このとき、第3接触子50は、パッファシリンダ40と弾性的に接触する。従って、第3接触子50は、軸方向に、任意の長さかつ任意の数だけスリットを有している。
【0018】
ガス経路61は、絶縁ノズル20と、第2接触子30との間隙に生じる空間である。導通孔62を介してガス経路61とパッファ室42との間で絶縁ガス60の通流が可能である。これにより、第1接触子10と第2接触子30が離隔したときに生じるアークに対し絶縁ガス60を吹き付けることが可能である。
【0019】
弾性部材11は、上述した通り、第1接触子10の外周に配される弾性体である。弾性部材11は、径方向へ変形が可能であり、第1接触子10と第1貫通孔21との間隙の大きさが変化したとき、外径が変化し、弾性部材11は第1貫通孔21の内面へ接触する。
【0020】
弾性部材11は、ここでは複数の板バネを含む。弾性部材11は、第1接触子10の外周に形成された固定溝12によって固定される。板バネの形状は特に限定されず、長方形、台形、または両端の幅より中間部の幅が広い形状などが考えられる。固定溝12の形状も特に限定されず、弾性部材11を固定できるものであればよい。本実施形態においては、図4に示す長方形の板バネと、図2に示す形状の固定溝12と、が図3に示す通り第1接触子10の全周にわたって形成されているものとする。ただし、固定溝12は、必ずしも全周に形成されている必要はない。なお第1接触子10付近はアークにより高温になるため、弾性部材11は、金属製であることが好ましく、より好ましくはりん青銅で構成された弾性体である。
【0021】
(ガス遮断器の動作)
図1において、ガス遮断器100は導通状態である。図1の状態から電流を遮断するまでの遮断工程について本項で説明する。なお、導通させるための投入工程は遮断工程の逆手順であるため、説明を省略する。
【0022】
遮断工程は、第1遮断工程、第2遮断工程、および第3遮断工程を含む。第1遮断工程は、第3接触子50と、パッファシリンダ40とが離隔したときまでとする。第2遮断工程は、第1遮断工程から第1接触子10と第2接触子30とが離隔し、第1接触子10が、第1貫通孔21を抜ける直前までとする。第3遮断工程は、第2遮断工程から、第1接触子10が第1貫通孔21を十分に抜け、動作を停止するまでとする。なお、絶縁ノズル20と、第2接触子30と、操作ロッド31と、パッファシリンダ40と、は、一体となって軸方向へ動くことが可能である。(不図示)
【0023】
第1遮断工程において、第2接触子30およびパッファシリンダ40が第1方向へ移動したとき、まず第3接触子50とパッファシリンダ40とが離隔する。このとき、第1接触子10と第2接触子30とが接触しているため、第3接触子50とパッファシリンダ40との間にアークは生じない。
【0024】
第2遮断工程において、第1接触子10と第2接触子30とが離隔し、その間にアークが生じる。第2遮断工程ではパッファ室42内で圧縮されたガスをできるだけ高い圧力の状態で保持することが望ましいため、第1貫通孔21からの絶縁ガス60の漏れは少ないことが好ましい。図3に示すように、絶縁ノズル20と第1接触子10との間隙を、弾性部材11が少なくとも部分的に埋めている。これにより、第1貫通孔21から漏れる絶縁ガス60が少なくなる。それゆえ、パッファシリンダ40およびパッファピストン41は、絶縁ガス60を所望の圧力に圧縮することができる。第1遮断工程および第2遮断工程において、弾性部材11は第1貫通孔21の内面に対し接触し、かつ摺動している。
【0025】
第3遮断工程において、第1接触子10は第1貫通孔21から抜ける。第1接触子10は絶縁ノズル20から抜けると同時に、パッファ室42内で圧縮された絶縁ガス60は、第1貫通孔21を通り、絶縁ノズル20から吹き出される。これによりパッファ室42内で圧縮された絶縁ガス60がアークに吹き付けられることとなり、アークは消弧される。その後、ガス遮断器100は、動作を停止する。
【0026】
(ガス遮断器の効果)
図5は本実施形態における弾性部材の効果を表した、第2遮断工程途中におけるガス遮断器の断面図である。なお、符号501は、絶縁ノズル20が損耗する前のガス遮断器100の状態を表し、符号502は、遮断工程を繰り返すことで絶縁ノズル20が損耗したガス遮断器100の状態を表す。
【0027】
符号501に示す状態において、第1貫通孔21の径はφdである。この時、絶縁ガス60はほとんど漏洩しないため、アークを吹き飛ばすために十分な圧力を確保できる。
【0028】
符号502に示す状態において、遮断工程時に発生するアーク熱および摺動などの影響により絶縁ノズル20は損耗し、第1貫通孔21の径が大きくなる。このときの第1貫通孔21の径をφDとする(φd<φD)。それゆえ、絶縁ノズル20と第1接触子10との間隙は大きくなる。
【0029】
弾性部材11は、第1貫通孔21の径φDに合わせて変形し(広がり)、第1貫通孔21の内面に接触する。弾性部材11は、絶縁ノズル20と第1接触子10との間隙を埋める機能を有する。これにより絶縁ガス60の漏洩を少なくする。図3のように複数の板バネを弾性部材11として使用したとき板バネと板バネとの間で間隙を生じるが、弾性部材11は、絶縁ノズル20と第1接触子10との間隙を部分的に塞ぐ。また、弾性部材11を有することで間隙の断面積を小さくしているため、ガス遮断器100は、漏洩対策として十分な効果を有している。よって、ガス遮断器100は、絶縁ノズル20が損耗したときでも、絶縁ガス60に所望の圧力を与えることができ、適切にアークを遮断することができる。
【0030】
(変形例)
図6は変形例に係る弾性部材の構造を示した図である。符号601は、弾性部材13の正面図を示し、符号602は、弾性部材13の底面図を示す。
【0031】
弾性部材13は、複数の板バネ11aを円筒状に並べ、複数の板バネ11aの片方の端部を環状部材14によって互いに接続し、1つの弾性部材とした構造である。第1接触子10へ取り付けるため、環状部材の一部は開いている。なお、弾性部材13は、複数の環状部材14を含んでもよい。板バネ11aと環状部材14との接続位置は、端部でなくともよい。弾性部材13は、第1接触子10への取付けを簡略化できる点で、個別の板バネに比べ優位である。
【0032】
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るガス遮断器は、第1接触子と、前記第1接触子が挿通可能な貫通孔を有する絶縁ノズルと、前記第1接触子の外周に配置され、前記第1接触子と前記絶縁ノズルとの間隙に応じて外径が変化する弾性部材とを備える。
【0033】
本発明の態様2に係るガス遮断器は、態様1において、前記弾性部材は、前記絶縁ノズルの貫通孔内面に対して摺動する構成であってもよい。
【0034】
本発明の態様3に係るガス遮断器は、態様1または2において、前記弾性部材の材質は金属である構成であってもよい。
【0035】
本発明の態様4に係るガス遮断器は、態様1から3のいずれかにおいて、前記弾性部材は複数の板バネを含み、前記第1接触子には前記弾性部材を固定するための溝が形成されている構成であってもよい。
【0036】
本発明の態様5に係るガス遮断器は、態様4において、前記板バネは、長方形、台形、または、両端の幅より中間部の幅が広い形状である構成であってもよい。
【0037】
本発明の態様6に係るガス遮断器は、態様1から3のいずれかにおいて、前記弾性部材は、複数の板バネを円筒状に並べ互いに接続した構造を含む構成であってもよい。
【0038】
本発明の態様7に係るガス遮断器は、態様1から6のいずれかにおいて、前記第1接触子が接触する第2接触子と、内部に絶縁ガスを貯留するパッファ室と、前記第1接触子と前記第2接触子とが離隔した時に、前記第1接触子と前記第2接触子との間に生じるアークに対し、前記絶縁ガスを吹き付けるためのガス経路とを備える構成であってもよい。
【0039】
本発明の態様8に係るガス遮断器は、態様1から6のいずれかにおいて、前記第1接触子が接触する第2接触子を備え、前記第1接触子と前記第2接触子とが接触しているとき、前記弾性部材は前記絶縁ノズルの貫通孔内面に接触しており、前記第1接触子と前記第2接触子とが離隔しておりかつ前記ガス遮断器が遮断状態にあるとき、前記弾性部材は前記絶縁ノズルから離れている構成であってもよい。
【0040】
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0041】
100 ガス遮断器
10 第1接触子
11、13 弾性部材
11a 板バネ
12 固定溝
20 絶縁ノズル
21 第1貫通孔
30 第2接触子
31 操作ロッド
40 パッファシリンダ
41 パッファピストン
42 パッファ室
50 第3接触子
60 絶縁ガス
61 ガス経路
62 導通孔
図1
図2
図3
図4
図5
図6