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▶ 安井 雅人の特許一覧

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  • 特開-フィッシュジャーキーの製造方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024129763
(43)【公開日】2024-09-27
(54)【発明の名称】フィッシュジャーキーの製造方法
(51)【国際特許分類】
   A23L 17/00 20160101AFI20240919BHJP
【FI】
A23L17/00 E
A23L17/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023056593
(22)【出願日】2023-03-13
(71)【出願人】
【識別番号】521558651
【氏名又は名称】安井 雅人
(72)【発明者】
【氏名】安井 雅人
【テーマコード(参考)】
4B042
【Fターム(参考)】
4B042AC05
4B042AD39
4B042AE05
4B042AG12
4B042AH01
4B042AK17
4B042AP03
4B042AP17
4B042AP23
4B042AW10
(57)【要約】      (修正有)
【課題】添加物などの化学物質を使用しない、魚本来の旨味を生かしたフィッシュジャーキーの製造方法を提供する。
【解決手段】フィシュジャーキー製造方法は、生き生きした魚を3枚におろして、十分茹でた後、筋を切断するように5cmでスライスして醤油に2時間漬け、天日で8時間乾燥を行う。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
目的を達成する本発明のフィシュジャーキー製造方法は、生き生きした魚を3枚におろして、十分茹でた後、筋を切断するように5cmでスライスして醤油に2時間漬け、天日で8時間乾燥を行うことを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、魚を加工し特殊工程において絶妙な食感に仕上げるフィッシュジャーキーの製造方法に関する
【背景技術】
【0002】
従来牛肉や動物の肉を使った加工でのジャーキーは数多くあるが、魚を使ったジャーキーは、蛋白質結合酵素(例えばたトランスグルタミナーゼ)で結着し乾燥して結着魚肉ジャーキーを製造する方法(特許文献1)、他に小魚をアルカリ水溶液で処理し、中和した後乾燥する方法(特許文献2)が提案されているが、魚そのものをジャーキーにするのは技術的にも難しく、ここに製造方法を申請する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平8-196241号公報
【特許文献2】特開2002-17303号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ジャーキーは動物肉のように固い肉を乾燥することで出来上がるが、魚肉は柔らかく、筋でほぐれてしまうので、硬い食感のジャーキーに出来ない。
【0006】
前記特許文献1に記載の結着魚肉ジャーキーの製造方法は蛋白質結合酵素によって結着し、硬くジャーキー化するが、添加物が多く自然の味にならない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の目的を達成する本発明のフィシュジャーキーの製造方法は、生き生きした魚を3枚におろして、十分茹でた後、筋を切断するように5cmでスライスして醤油に2時間漬け、天日で8時間乾燥を行うことを特徴とする(請求項1)
【0008】
前記の筋の切断したスライス方法で絶妙な食感に仕上げ、フィッシュジーキーとして提供する。(請求項2)
【0009】
本発明によれば、1度茹で上げることで無添加の食品にすることが出来る。(請求項1)
【発明の効果】
【0010】
本発明の製造過程をとれば、硬い食感のフィッシュジャーキーを仕上げることが出来、ビールを始めとする様々なお酒にもマッチングするフィッシュジャーキーを提供することが出来る。
【0011】
本発明の製造方法では添加物を要しないので、調味料の調整でフィッシュジャーキーを硬いペットフードとしても提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は本発明の製造方法を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例0013】
以下に本発明のフィッシュジャーキーの製造方法を説明する。なお、本実施形態においては、ぶりを用いたフィッシュジャーキーの製造方法を説明する。が、フィッシュジャーキーの材料として用いる魚はぶりに限るものではなく、適宜変更可能である
【0014】
瀬戸内のブリを3枚おろしにする。
【0015】
身から骨抜きをし、100度のお湯に入れて30分茹で上げる、粗熱を取った後筋を切る方向で5cmのスライスにする。
【0016】
醤油50%水50%とブラックペッパー5gで漬け液を作り2時間漬けこむ。
【0017】
余分な水分をキッチンペーパーで取り除き、太陽光のよく当たる場所で8時間乾燥させる。
【0018】
計量し袋に詰め、乾燥剤と酸化防止剤と共に密封し出荷が行われるものである。
【産業上の利用可能性】
【0019】
無添加で噛み応えのあるしっかりしたフィッシュジャーキーを製造することができるので、フィッシュジャーキーの製造方法の分野で利用できる。また、未利用魚として、漁港や市場で破棄される材用も積極的に加工していくことでSDGsの活動としても可能性がある。
図1