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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024129782
(43)【公開日】2024-09-27
(54)【発明の名称】撮影ブラケット
(51)【国際特許分類】
   G03B 17/56 20210101AFI20240919BHJP
   G03B 15/00 20210101ALI20240919BHJP
   G03B 17/38 20210101ALI20240919BHJP
   F16C 11/04 20060101ALI20240919BHJP
   F16C 11/10 20060101ALI20240919BHJP
【FI】
G03B17/56 A
G03B15/00 D
G03B17/38 B
F16C11/04 D
F16C11/10 E
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023195837
(22)【出願日】2023-11-17
(31)【優先権主張番号】202320551267.4
(32)【優先日】2023-03-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】522040023
【氏名又は名称】威▲爾▼派精密模具(深▲せん▼)有限公司
【氏名又は名称原語表記】Wellpa Precision Mold (Shenzhen) Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room 401,Building 1,Taiyuan Industrial Park,East District,Baishixia Community,Fuyong Street,Baoan District,Shenzhen,Guangdong,China
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲興▼
【テーマコード(参考)】
2H105
3J105
【Fターム(参考)】
2H105AA06
2H105AA07
2H105AA25
2H105AA30
3J105AA02
3J105AB06
3J105AB23
3J105AC10
3J105DA41
(57)【要約】      (修正有)
【課題】安定性の高い撮影ブラケットを提供する。
【解決手段】撮影ブラケット100は、ブラケット本体10と接続装置30と挟持装置40及びヒンジ端部を有する補助ハンドル50を含み、接続装置はブラケット本体に取り付けられ、挟持装置は接続装置に回動可能に取り付けられ、補助ハンドルはヒンジ端部を介して接続装置に回動可能に取り付けられ、ブラケット本体及び補助ハンドルの一方に第1位置制限部20が設置され、他方に第1位置制限部に適合する第2位置制限部52が設置され、補助ハンドルが折り畳み状態にある場合、補助ハンドルは第1位置制限部と第2位置制限部との相互の協働により、補助ハンドルとブラケット本体との間の相対的な回動を防止する。該撮影ブラケットは相互に協働する第1位置と第2位置の制限部により、挟持装置が回動を制限して、折り畳み状態での補助ハンドルのロックを実現し、撮影ブラケットの使用の安定性を向上させる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影ブラケットであって、前記撮影ブラケットは、
ブラケット本体、接続装置、挟持装置、及びヒンジ端部を有する補助ハンドルを含み、前記接続装置は前記ブラケット本体に取り付けられ、前記ブラケット本体の延伸方向の周りに回動でき、前記挟持装置は前記接続装置に回動可能に取り付けられ、前記補助ハンドルの前記ヒンジ端部は、前記補助ハンドルが前記ブラケット本体に対してピッチング運動を行うことができるように、前記接続装置に回動可能に取り付けられ、
前記ブラケット本体及び前記補助ハンドルの一方に第1位置制限部が設置され、他方に前記第1位置制限部に適合する第2位置制限部が設置され、前記補助ハンドルが折り畳み状態にある場合、前記補助ハンドルは前記第1位置制限部と前記第2位置制限部との相互の協働により、前記補助ハンドルと前記ブラケット本体との間の相対的な回動を防止する、ことを特徴とする撮影ブラケット。
【請求項2】
前記ブラケット本体の最上部に歯車が設置されて前記第1位置制限部を形成し、前記補助ハンドルの前記ヒンジ端部に接近する位置には、前記歯車に適合する接続ラックが設置されて前記第2位置制限部を形成し、
前記補助ハンドルが折り畳み状態にある場合、前記補助ハンドルは、前記接続ラックと前記歯車との相互な噛み合いによって、前記ブラケット本体にロックされる、ことを特徴とする請求項1に記載の撮影ブラケット。
【請求項3】
前記歯車は、ギア歯を有するホイール本体、及び前記ホイール本体の一側に軸方向に設置された挿着軸を含み、前記接続装置と前記ブラケット本体との間に、前記歯車は前記接続装置に回動可能に接続され、且つ前記挿着軸を介して前記ブラケット本体の最上部に挿着される、ことを特徴とする請求項1に記載の撮影ブラケット。
【請求項4】
前記ホイール本体と前記ブラケット本体との間に位置制限構造が設置され、前記位置制限構造は位置制限突起及び前記位置制限突起に適合する位置制限孔を含み、
前記ホイール本体及び前記ブラケット本体の一方に前記位置制限突起が設置され、他方に前記位置制限孔が設置され、前記歯車が前記ブラケット本体に挿着されると、前記位置制限突起は前記位置制限孔内に伸び込んで前記歯車の回動を制限する、ことを特徴とする請求項3に記載の撮影ブラケット。
【請求項5】
前記位置制限突起の数は2つであり、且つ前記2つの位置制限突起は前記ホイール本体の前記ブラケット本体に向かっている面に設置され、前記歯車の中心に沿って対称的に設置される、ことを特徴とする請求項4に記載の撮影ブラケット。
【請求項6】
前記接続装置は接続フレームを含み、前記接続フレームは前記歯車の前記ブラケット本体から離れる側に回動可能に取り付けられ、前記挟持装置に回動可能に接続され、
前記補助ハンドルは前記接続フレームに回動可能に取り付けられ、且つ前記補助ハンドルの前記接続フレームの周りの回動軸は前記接続フレームの前記ブラケット本体の周りの回動軸と垂直である、ことを特徴とする請求項2~5のいずれか1項に記載の撮影ブラケット。
【請求項7】
前記接続装置はラッチをさらに含み、前記接続フレームの外周側に開口が開けられ、前記補助ハンドルの前記ヒンジ端部は前記開口内に挿入され、前記ラッチは前記接続フレーム及び前記補助ハンドルを順に貫通して、前記補助ハンドルと前記接続フレームとを回動可能に接続させる、ことを特徴とする請求項6に記載の撮影ブラケット。
【請求項8】
前記開口内に、前記接続フレームと前記ヒンジ端部との間に係着構造が設置され、前記係着構造はスナップ及び前記スナップに適合する係着溝を含み、前記接続フレーム及び前記ヒンジ端部の一方に前記スナップが設置され、他方に前記係着溝が設置され、前記補助ハンドルが折り畳み状態にある場合、前記スナップは前記係着溝内に係着される、ことを特徴とする請求項7に記載の撮影ブラケット。
【請求項9】
前記撮影ブラケットは複数の支持脚をさらに含み、各前記支持脚は前記ブラケット本体に回動可能に取り付けられ、前記ブラケット本体に対して展開され、又は前記ブラケット本体に収納される、ことを特徴とする請求項1に記載の撮影ブラケット。
【請求項10】
前記撮影ブラケットは撮影機器を制御するためのリモコンをさらに含み、前記リモコンは前記補助ハンドルに取り外し可能に取り付けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の撮影ブラケット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮影補助機材の技術分野に関し、特に撮影ブラケットに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話で撮影する需要が高まるにつれて、自撮り棒等の撮影ブラケットは、携帯電話を挟持するための撮影ツールとして登場している。従来の撮影ブラケットは、ユーザーが握るための補助ハンドルを設置することにより、カメラと被写体を常に位置合わせすることができ、撮影が容易になる。ユーザーが補助ハンドルを使用せずに撮影する場合、通常、補助ハンドルを撮影ブラケットの本体に折り畳む。
【0003】
しかしながら、ユーザーは補助ハンドルが折り畳まれた撮影ブラケットを使用して撮影する場合、撮影ブラケットの補助ハンドルと撮影ブラケットの本体との間に回動や揺れが発生しやすく、このため、撮影ブラケット上の撮影機器が回動したり揺れたりし、撮影ブラケットの使用の安定性及びユーザーの使用の体験に大きな影響を与え、撮影機器の撮影効果が低下する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施例は、従来の撮影ブラケットにおける補助ハンドルが収縮状態で回動しやすく、撮影ブラケットの使用の安定性が悪いという課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施例は、上記課題を解決するために、下記技術的解決手段を採用した撮影ブラケットを提供する。
該撮影ブラケットは、
ブラケット本体、接続装置、挟持装置、及びヒンジ端部を有する補助ハンドルを含み、前記接続装置は前記ブラケット本体に取り付けられ、前記ブラケット本体の延伸方向の周りに回動でき、前記挟持装置は前記接続装置に回動可能に取り付けられ、前記補助ハンドルの前記ヒンジ端部は、前記補助ハンドルが前記ブラケット本体に対してピッチング運動を行うことができるように、前記接続装置に回動可能に取り付けられ、
前記ブラケット本体及び前記補助ハンドルの一方に第1位置制限部が設置され、他方に前記第1位置制限部に適合する第2位置制限部が設置され、前記補助ハンドルが折り畳み状態にある場合、前記補助ハンドルは前記第1位置制限部と前記第2位置制限部との相互の協働により、前記補助ハンドルと前記ブラケット本体との間の相対的な回動を防止する。
【0006】
さらに、いくつかの実施例の好ましい解決手段において、前記ブラケット本体の最上部に歯車が設置されて前記第1位置制限部を形成し、前記補助ハンドルの前記ヒンジ端部に接近する位置には、前記歯車に適合する接続ラックが設置されて前記第2位置制限部を形成し、
前記補助ハンドルが折り畳み状態にある場合、前記補助ハンドルは、前記接続ラックと前記歯車との相互な噛み合いによって、前記ブラケット本体にロックされる。
【0007】
さらに、いくつかの実施例の好ましい解決手段において、前記歯車は、ギア歯を有するホイール本体、及び前記ホイール本体の一側に軸方向に設置された挿着軸を含み、前記接続装置と前記ブラケット本体との間に、前記歯車は前記接続装置に回動可能に接続され、且つ前記挿着軸を介して前記ブラケット本体の最上部に挿着される。
【0008】
さらに、いくつかの実施例の好ましい解決手段において、前記ホイール本体と前記ブラケット本体との間に位置制限構造が設置され、前記位置制限構造は位置制限突起及び前記位置制限突起に適合する位置制限孔を含み、
前記ホイール本体及び前記ブラケット本体の一方に前記位置制限突起が設置され、他方に前記位置制限孔が設置され、前記歯車が前記ブラケット本体に挿着されると、前記位置制限突起は前記位置制限孔内に伸び込んで前記歯車の回動を制限する。
【0009】
さらに、いくつかの実施例の好ましい解決手段において、前記位置制限突起の数は2つであり、且つ前記2つの位置制限突起は前記ホイール本体の前記ブラケット本体に向かっている面に設置され、前記歯車の中心に沿って対称的に設置される。
【0010】
さらに、いくつかの実施例の好ましい解決手段において、前記接続装置は接続フレームを含み、前記接続フレームは前記歯車の前記ブラケット本体から離れる側に回動可能に取り付けられ、前記挟持装置に回動可能に接続され、
前記補助ハンドルは前記接続フレームに回動可能に取り付けられ、且つ前記補助ハンドルの前記接続フレームの周りの回動軸は前記接続フレームの前記ブラケット本体の周りの回動軸と垂直である。
【0011】
さらに、いくつかの実施例の好ましい解決手段において、前記接続装置はラッチをさらに含み、前記接続フレームの外周側に開口が開けられ、前記補助ハンドルの前記ヒンジ端部は前記開口内に挿入され、前記ラッチは前記接続フレーム及び前記補助ハンドルを順に貫通して、前記補助ハンドルと前記接続フレームとを回動可能に接続させる。
【0012】
さらに、いくつかの実施例の好ましい解決手段において、前記開口内に、前記接続フレームと前記ヒンジ端部との間に係着構造が設置され、前記係着構造はスナップ及び前記スナップに適合する係着溝を含み、前記接続フレーム及び前記ヒンジ端部の一方に前記スナップが設置され、他方に前記係着溝が設置され、前記補助ハンドルが折り畳み状態にある場合、前記スナップは前記係着溝内に係着される。
【0013】
さらに、いくつかの実施例の好ましい解決手段において、前記撮影ブラケットは複数の支持脚をさらに含み、各前記支持脚はいずれも前記ブラケット本体に回動可能に取り付けられ、前記ブラケット本体に対して展開され、又は前記ブラケット本体に収納される。
【0014】
さらに、いくつかの実施例の好ましい解決手段において、前記撮影ブラケットは撮影機器を制御するためのリモコンをさらに含み、前記リモコンは前記補助ハンドルに取り外し可能に取り付けられる。
【発明の効果】
【0015】
従来技術に比べて、本発明の実施例により提供される撮影ブラケットは主に以下の有益な効果を有する。
【0016】
該撮影ブラケットは、相互に協働する第1位置制限部と第2位置制限部を設置することにより、補助ハンドルがブラケット本体に折り畳まれるときに、補助ハンドルの位置を制限することで、折り畳み状態での補助ハンドルのロックを実現し、補助ハンドルとブラケット本体との間の相対的な回動や揺れを防止し、さらに補助ハンドルに接続される接続装置が補助ハンドルにより影響されず、常に安定して静止状態にあることを確保する。
【0017】
これにより、接続装置に接続される挟持装置の回動や揺れを防止することができ、すなわち、挟持装置に挟持される撮影機器の回動や揺れを防止することができ、撮影ブラケットの使用の安定性を向上させて、撮影機器の撮影効果を高める。
【0018】
本発明の解決手段をより明確に説明するために、以下、実施例を記述するために使用する必要がある図面を簡単に説明するが、明らかに、以下に記述した図面は本発明のいくつかの実施例であり、当業者にとって、創造的な労力をせずに、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の一実施例における、補助ハンドルと挟持装置が折り畳み状態にある撮影ブラケットの立体構造模式図1である。
図2】本発明の一実施例における、補助ハンドルと挟持装置が展開状態にある撮影ブラケットの立体構造模式図2である。
図3図1における撮影ブラケットの断面模式図である。
図4図1における撮影ブラケットの分解構造模式図である。
図5図4における補助ハンドルの立体構造模式図である。
図6図4における歯車の立体構造模式図である。
図7図4における接続フレームの立体構造模式図である
【発明を実施するための形態】
【0020】
特に定義がない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本発明の技術分野に属する当業者が一般的に理解するものと同じ意味である。本明細書で使用される用語は、特定の実施例を説明するためだけのものであり、本発明を制限するものではなく、例えば、用語「長さ」、「幅」、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「垂直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」などで指示される方位又は位置は図示に基づく方位又は位置であり、容易に説明するためのものに過ぎず、本技術的解決手段に対する制限として理解されるべきではない。
【0021】
本発明の明細書及び特許請求の範囲及び上記図面の説明における用語「含む」及び「有する」並びにそれらの任意の変形は、非排他的に包含することを意図し、本発明の明細書及び特許請求の範囲又は上記の図面における用語「第1」、「第2」等は、特定の順序を記述するものではなく、異なるオブジェクトを区別するためのものである。「複数」は、特に特定の限定がない限り、2つ以上を意味する。
【0022】
本発明の明細書及び特許請求の範囲及び上記図面の説明において、要素が別の要素に「固定される」又は「取り付けられる」又は「設置される」又は「接続される」と呼ばれる場合、別の要素に直接又は間接的に位置することであってもよい。例えば、1つの要素が別の要素に「接続される」と呼ばれる場合、直接又は間接的に別の要素に接続されることであってもよい。
【0023】
さらに、本明細書で「実施例」を言及することは、実施例を参照して説明された特定の特徴、構造、又は特性が、本発明の少なくとも1つの実施例に含まれることができることを意味する。明細書の様々な場所でこの用語が現れることは、必ずしもすべてが同じ実施例を意味するわけではなく、他の実施例と排他的な独立した又は代替的な実施例を意味するわけでもない。当業者は、本明細書に記載された実施例が他の実施例と組み合わせることができることを明示的かつ暗黙的に理解する。
【0024】
本発明の実施例は、撮影機器(図示せず)を支持するための撮影ブラケット100を提供する。撮影機器は、携帯電話、タブレット等の電子製品を含む。また、該撮影ブラケット100は、手に持って使用することもできるし、支持台(図示せず)に展開して使用することもできるし、目標位置に直接的に固定して取り付けることもできる。
【0025】
図1図4に示すように、該撮影ブラケット100は、ブラケット本体10、接続装置30、挟持装置40、及びユーザーが握るための補助ハンドル50を含む。ブラケット本体10は、撮影ブラケット100の支持部材であり、ユーザーが握ることができ、さらに撮影ブラケット100全体を支持台(具体的には、地盤、作業台等)に支持するために用いることができる。
【0026】
また、撮影機器の撮影角度を調節することを実現するために、接続装置30はブラケット本体10に取り付けられ、ブラケット本体10の延伸方向(具体的には、ブラケット本体10の軸方向)の周りに回動でき、挟持装置40は接続装置30に回動可能に取り付けられて、撮影機器を挟持する。好適には、挟持装置40は接続装置30にヒンジ接続される。
【0027】
撮影機器の撮影角度を調節する必要がある場合、ユーザーは接続装置30と挟持装置40を回動させるだけで、撮影機器の角度を調節することを実現し、ユーザーの撮影ニーズを満たすことができる。
【0028】
説明する必要があるものとして、本実施例では、接続装置30のブラケット本体10の周りの回動軸は挟持装置40の接続装置30の周りの回動軸と相互に垂直であり、挟持装置40の回動の自由度が大きくなる。
【0029】
さらに説明する必要があるものとして、挟持装置40は、撮影機器に対する挟持を実現できる限り、従来の構造であってもよく、新規な構造であってもよく、本発明はこれを限定しない。
【0030】
また、移動中の撮影機器の運動の安定性を向上させるために、補助ハンドル50はヒンジ端部51を有し、補助ハンドル50はヒンジ端部51を介して接続装置30に回動可能に取り付けられ、それにより補助ハンドル50はブラケット本体10に対してピッチング運動を行うことができる。移動して撮影する過程で、ユーザーは補助ハンドル50を握って回動させることができ、補助ハンドル50は接続装置30を回動させるように駆動し、次に接続装置30は挟持装置40を回動させるように駆動して、挟持装置40上の撮影機器を回動させるように駆動し、運動過程で撮影機器の撮影角度及び位置を調節することを実現する。
【0031】
上記技術的解決手段を採用すると、ユーザーは移動中に補助ハンドル50を握って撮影することにより、撮影機器の揺れを軽減でき、それにより、撮影ブラケット100の使用の安定性を向上させ、さらに撮影機器の撮影品質を高める。また、補助ハンドル50は接続装置30に回動可能に取り付けられ、補助ハンドル50自体の位置を変更することができ、折り畳んで収納すること、又はユーザーの手と腕の伸び角度を変更することが容易になり、ユーザーの使用の体験を向上させる。
【0032】
図1及び図4に示すように、ブラケット本体10及び補助ハンドル50の一方に第1位置制限部20が設置され、他方に第1位置制限部20に適合する第2位置制限部52が設置され、補助ハンドル50が折り畳み状態(具体的には、補助ハンドル50がブラケット本体10に収納される状態)にある場合、補助ハンドル50は第1位置制限部20と第2位置制限部52との相互の協働により、補助ハンドル50とブラケット本体10との間の相対的な回動を防止する。
【0033】
要約すると、従来技術に比べて、該撮影ブラケット100は少なくとも以下の有益な効果を有する。該撮影ブラケット100は相互に協働する第1位置制限部20と第2位置制限部52を設置することにより、補助ハンドル50がブラケット本体10に折り畳まれるときに、補助ハンドル50の位置を制限することで、折り畳み状態での補助ハンドル50のロックを実現し、補助ハンドル50とブラケット本体10との間の相対的な回動や揺れを防止し、さらに補助ハンドル50に接続される接続装置30が補助ハンドル50により影響されず、常に安定して静止状態にあることを確保する。
【0034】
これにより、接続装置30に接続される挟持装置40の回動や揺れを防止することができ、すなわち、挟持装置40に挟持される撮影機器の回動や揺れを防止することができ、撮影ブラケット100の使用の安定性を向上させて、撮影機器の撮影効果を高める。
【0035】
当業者が本発明の技術案をより良好に理解するために、以下、図1図7を参照しながら、本発明の実施例における技術的解決手段を明確で完全に説明する。
【0036】
さらに、本発明のいくつかの実施例における1つの具体的な実施形態として、図1及び図4に示すように、ブラケット本体10の最上部に歯車20が設置されて第1位置制限部20を形成し、補助ハンドル50のヒンジ端部51に接近する位置には、歯車20に適合する接続ラック52が設置されて第2位置制限部52を形成する。補助ハンドル50が折り畳み状態にある場合、補助ハンドル50は、接続ラック52と歯車20との相互な噛み合いによって、ブラケット本体10にロックされ、それにより、接続装置30に接続される挟持装置40のブラケット本体10の延伸方向の周りの回動を制限する。
【0037】
補助ハンドル50が折り畳み状態にある場合、ユーザーはブラケット本体10及び補助ハンドル50を握って、撮影することができる。接続ラック52と歯車20が噛み合い状態にあるため、接続装置30のブラケット本体10の延伸方向の周りの回動が制限され、すなわち、挟持装置40のブラケット本体10の延伸方向の周りの回動が制限され、それにより折り畳み状態での補助ハンドル50のロックを実現し、撮影ブラケット100の折り畳み補助ハンドル50が使用されている場合、挟持装置40が回動したり揺れたりし、撮影効果に影響を与える問題の発生を回避する。
【0038】
もちろん、他の実施例では、歯車20は補助ハンドル50に設置され、接続ラック52はブラケット本体10の最上部に設置されてもよく、第1位置制限部20、第2位置制限部52は、相互に協働して制限の役割を果たすことができる他の構造であってもよく、本発明はこれを限定せず、当業者は実際の状況に応じて選択できる。
【0039】
さらに、本発明により提供される撮影ブラケット100の1つの具体的な実施形態として、図3及び図4に示すように、歯車20の取り付け及び位置決めを容易にするために、歯車20は、ギア歯を有するホイール本体21、及びホイール本体21の一側に軸方向に設置された挿着軸22を含み、接続装置30とブラケット本体10との間に、歯車20は接続装置30に回動可能に接続され、且つ挿着軸22を介してブラケット本体10の最上部に挿着される。
【0040】
詳細には、ホイール本体21のブラケット本体10に向かっている側に挿着軸22が設置され、ブラケット本体10の最上部には、挿着軸22に適合する挿着孔11が設置され、歯車20を取り付ける必要があると、操作者は挿着軸22を挿着孔11内に挿入するだけで、歯車20をブラケット本体10の最上部に取り付けることができる。
【0041】
説明する必要があるものとして、挿着軸22と挿着孔11の位置決め・取り付け方式を採用することで、歯車20の迅速な位置決め及び取り付けを実現し、製品の生産効率を大幅に向上させることができると同時に、歯車20の取り付けがずれることによる、折り畳みの際の補助ハンドル50と歯車20との運動干渉の問題を回避することができる。
【0042】
さらに、本発明により提供される撮影ブラケット100の1つの具体的な実施形態として、図3図4及び図6に示すように、ホイール本体21とブラケット本体10との間に位置制限構造が設置され、位置制限構造は位置制限突起23及び位置制限突起23に適合する位置制限孔12を含む。ホイール本体21及びブラケット本体10の一方に位置制限突起23が設置され、他方に位置制限孔12が設置され、歯車20がブラケット本体10に挿着されると、位置制限突起23は位置制限孔12内に伸び込んで歯車20の回動を制限する。
【0043】
本実施例では、ホイール本体21のブラケット本体10に向かっている面に2つの位置制限突起23が設置され、且つ2つの位置制限突起23は歯車20の中心に沿って対称的に設置され、ブラケット本体10の最上部の対応する位置に位置制限孔12が設置される。歯車20がブラケット本体10に挿着されると、各位置制限突起23は対応する位置制限孔12内に伸び込んで、歯車20の回動を制限する。
【0044】
補助ハンドル50がブラケット本体10に折り畳まれるときに、接続ラック52は歯車20のホイール本体21上のギア歯と相互に噛み合い、ユーザーが撮影ブラケット100を移動する過程で、補助ハンドル50は外力を受けて回動しようとするが、位置制限突起23と位置制限孔12との協働により、歯車20の回動が制限され、歯車20は補助ハンドル50の回動を制限して、撮影ブラケット100の補助ハンドル50が常にロック状態にあることを確保することで、補助ハンドル50とブラケット本体10との間の相対的な回動や揺れを回避し、撮影ブラケット100の使用の安定性を向上させる。
【0045】
もちろん、他の実施例では、位置制限突起23はブラケット本体10の最上部に設置され、位置制限孔12はホイール本体21のブラケット本体10に向かっている側に設置されてもよい。位置制限突起23、位置制限孔12の数は4つ、6つ等の他の数であってもよく、本発明はこれを限定せず、当業者は実際の状況に応じて選択できる。
【0046】
本実施例では、図3図4及び図7に示すように、接続装置30は接続フレーム31を含み、接続フレーム31は歯車20のブラケット本体10から離れる側に回動可能に取り付けられ、挟持装置40に回動可能に接続される。具体的には、歯車20のホイール本体21の接続フレーム31に接近する側にボス(図示せず)が凸設され、ボスに回動接続溝24が凹設され、接続フレーム31に回動接続部材311が設置され、回動接続部材311は回動接続溝24内に挿着されて、接続フレーム31と歯車20の回動可能な接続を実現する。
【0047】
また、補助ハンドル50は接続フレーム31に回動可能に取り付けられ、且つ補助ハンドル50の接続フレーム31の周りの回動軸は接続フレーム31のブラケット本体10の周りの回動軸と垂直であり、それにより補助ハンドル50はブラケット本体10に回動して収納することができ、すなわち折り畳み状態になることができ、又は補助ハンドル50はブラケット本体10に対して回動して展開でき、ユーザーが握ることができる。
【0048】
詳細には、接続装置30はラッチをさらに含み(図示せず)、接続フレーム31の外周側に開口312が開けられ、補助ハンドル50のヒンジ端部51は開口312内に挿入され、ラッチは接続フレーム31及び補助ハンドル50を順に貫通して、補助ハンドル50と接続フレーム31とを回動可能に接続させる。
【0049】
補助ハンドル50を使用する必要がある場合、ユーザーはブラケット本体10から離れる方向へ補助ハンドル50を回動させ、補助ハンドル50はラッチの中心軸を回動軸としてブラケット本体10に対して展開され、ユーザーが握ることができ、補助ハンドル50を使用しない場合、ユーザーはブラケット本体10に接近する方向へ補助ハンドル50を回動させ、補助ハンドル50はラッチの中心軸を回動軸としてブラケット本体10に回動して収納され、すなわち、折り畳み状態になる。
【0050】
さらに、本発明により提供される撮影ブラケット100の1つの具体的な実施形態として、図4図5及び図7に示すように、折り畳み後の補助ハンドル50の上下揺動を回避するために、開口312内に、接続フレーム31とヒンジ端部51との間に係着構造が設置される。係着構造はスナップ313及びスナップ313に適合する係着溝511を含み、接続フレーム31及びヒンジ端部51の一方にスナップ313が設置され、他方に係着溝511が設置され、補助ハンドル50が折り畳み状態にある場合、スナップ313は係着溝511内に係着される。
【0051】
本実施例では、接続フレーム31は開口312内にスナップ313が設置され、補助ハンドル50のヒンジ端部51に係着溝511が設置され、補助ハンドル50が折り畳み状態にある場合、スナップ313は係着溝511内に係着されて補助ハンドル50の位置を制限し、それにより、折り畳まれて使用されていない場合に補助ハンドル50が上下に揺動し、撮影ブラケット100の安定性が低下するという問題を回避する。
【0052】
もちろん、他の実施例では、スナップ313は補助ハンドル50のヒンジ端部51に設置され、係着溝511は接続フレーム31の開口312内に設置されてもよく、本発明はこれを限定せず、当業者は実際の状況に応じて選択できる。
【0053】
さらに、本発明により提供される撮影ブラケット100の1つの具体的な実施形態として、撮影ブラケット100は複数の支持脚(図示せず)をさらに含み、各支持脚はブラケット本体10に回動可能に取り付けられ、ブラケット本体10に対して展開され、又はブラケット本体10に収納される。好適には、各支持脚はブラケット本体10にヒンジ接続される。
【0054】
撮影ブラケット100を支持台に支持する必要がある場合、ユーザーは支持脚に力を加え、支持脚を自体のヒンジ端部を中心としてブラケット本体10から離れる方向へ回動させ、支持台に展開して支持させ、撮影ブラケット100を手に持って撮影する必要がある場合、ユーザーは支持脚に上記の力と反対の力を加え、支持脚を自体のヒンジ端部を中心としてブラケット本体10に接近する方向へ回動させ、ブラケット本体10に収納し、ブラケット本体10とともにハンドルを形成する。
【0055】
これにより、先ず、支持脚を展開した後に、撮影ブラケット100は支持台に安定して支持でき、撮影の安定性が向上し、そして、支持脚がブラケット本体10に収納された後にハンドルとして機能することができ、ユーザーが手に持って使用し、又はユーザーが容易に収納して、占有スペースが削減される。
【0056】
さらに、本発明により提供される撮影ブラケット100の1つの具体的な実施形態として、図1及び図2に示すように、撮影機器の写真撮りを遠隔制御するために、撮影ブラケット100は撮影機器を制御するためのリモコン60をさらに含み、リモコン60は補助ハンドル50に取り外し可能に取り付けられる。具体的には、本実施例では、補助ハンドル50に収納溝(図示せず)が設置され、リモコン60は収納溝内に磁気吸引構造(図示せず)によって補助ハンドル50に取り外し可能に接続される。もちろん、他の実施例では、接着等の他の取り外し構造を採用してもよく、本発明はこれを限定せず、当業者は実際の状況に応じて選択できる。
【0057】
説明する必要があるものとして、ユーザーが手に持って撮影する際に、リモコン60は収納溝内に収容され、且つリモコン60の制御ボタンが収納溝のノッチ位置に露出し、撮影を容易に制御でき、ユーザーが撮影ブラケット100を支持台に配置して撮影する際に、ユーザーはリモコン60を収納溝内から取り出すだけでよく、電子機器の写真撮りを遠隔制御することができる。
【0058】
上記は本発明の好適な実施例にすぎず、本発明を限定するためには使用されない。当業者にとって、本発明は様々な変更や変更が可能である。本発明の精神と本質を逸脱せずに、行ったいかなる修正、同等置換、改善などは、いずれも本発明の特許の請求の範囲に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0059】
100 撮影ブラケット
10 ブラケット本体
11 挿着孔
12 位置制限孔
20 第1位置制限部/歯車
21 ホイール本体
22 挿着軸
23 位置制限突起
24 回動接続溝
30 接続装置
31 接続フレーム
311 回動接続部材
312 開口
313 スナップ
40 挟持装置
50 補助ハンドル
51 ヒンジ端部
511 係着溝
52 第2位置制限部/接続ラック
60 リモコン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2024-04-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影ブラケットであって、前記撮影ブラケットは、
ブラケット本体、接続装置、挟持装置、及びヒンジ端部を有する補助ハンドルを含み、前記接続装置は前記ブラケット本体に取り付けられ、前記ブラケット本体の延伸方向の周りに回動でき、前記挟持装置は前記接続装置に回動可能に取り付けられ、前記補助ハンドルの前記ヒンジ端部は、前記補助ハンドルが前記ブラケット本体に対してピッチング運動を行うことができるように、前記接続装置に回動可能に取り付けられ、
前記ブラケット本体及び前記補助ハンドルの一方に第1位置制限部が設置され、他方に前記第1位置制限部に適合する第2位置制限部が設置され、前記補助ハンドルが折り畳み状態にある場合、前記補助ハンドルは前記第1位置制限部と前記第2位置制限部との相互の協働により、前記補助ハンドルと前記ブラケット本体との間の相対的な回動を防止し、
前記ブラケット本体の最上部に歯車が設置されて前記第1位置制限部を形成し、前記補助ハンドルの前記ヒンジ端部に接近する位置には、前記歯車に適合する接続ラックが設置されて前記第2位置制限部を形成し、
前記補助ハンドルが折り畳み状態にある場合、前記補助ハンドルは、前記接続ラックと前記歯車との相互な噛み合いによって、前記ブラケット本体にロックされ、
前記歯車は、ギア歯を有するホイール本体、及び前記ホイール本体の一側に軸方向に設置された挿着軸を含み、前記接続装置と前記ブラケット本体との間に、前記歯車は前記接続装置に回動可能に接続され、且つ前記挿着軸を介して前記ブラケット本体の最上部に挿着され、
前記ホイール本体と前記ブラケット本体との間に位置制限構造が設置され、前記位置制限構造は位置制限突起及び前記位置制限突起に適合する位置制限孔を含み、
前記ホイール本体及び前記ブラケット本体の一方に前記位置制限突起が設置され、他方に前記位置制限孔が設置され、前記歯車が前記ブラケット本体に挿着されると、前記位置制限突起は前記位置制限孔内に伸び込んで前記歯車の回動を制限し、
前記接続装置は接続フレームを含み、前記接続フレームは前記歯車の前記ブラケット本体から離れる側に回動可能に取り付けられ、前記挟持装置に回動可能に接続され、
前記補助ハンドルは前記接続フレームに回動可能に取り付けられ、且つ前記補助ハンドルの前記接続フレームの周りの回動軸は前記接続フレームの前記ブラケット本体の周りの回動軸と垂直であり、
前記接続装置はラッチをさらに含み、前記接続フレームの外周側に開口が開けられ、前記補助ハンドルの前記ヒンジ端部は前記開口内に挿入され、前記ラッチは前記接続フレーム及び前記補助ハンドルを順に貫通して、前記補助ハンドルと前記接続フレームとを回動可能に接続させ、
前記開口内に、前記接続フレームと前記ヒンジ端部との間に係着構造が設置され、前記係着構造はスナップ及び前記スナップに適合する係着溝を含み、前記接続フレーム及び前記ヒンジ端部の一方に前記スナップが設置され、他方に前記係着溝が設置され、前記補助ハンドルが折り畳み状態にある場合、前記スナップは前記係着溝内に係着される、ことを特徴とする撮影ブラケット。
【請求項2】
前記位置制限突起の数は2つであり、且つ2つの前記位置制限突起は前記ホイール本体の前記ブラケット本体に向かっている面に設置され、前記歯車の中心に沿って対称的に設置される、ことを特徴とする請求項に記載の撮影ブラケット。
【請求項3】
前記撮影ブラケットは複数の支持脚をさらに含み、各前記支持脚は前記ブラケット本体に回動可能に取り付けられ、前記ブラケット本体に対して展開され、又は前記ブラケット本体に収納される、ことを特徴とする請求項1に記載の撮影ブラケット。
【請求項4】
前記撮影ブラケットは撮影機器を制御するためのリモコンをさらに含み、前記リモコンは前記補助ハンドルに取り外し可能に取り付けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の撮影ブラケット。
【手続補正書】
【提出日】2024-09-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影ブラケットであって、前記撮影ブラケットは、
ブラケット本体、接続装置、挟持装置、及びヒンジ端部を有する補助ハンドルを含み、前記接続装置は前記ブラケット本体に取り付けられ、前記ブラケット本体の延伸方向の周りに回動でき、前記挟持装置は前記接続装置に回動可能に取り付けられ、前記補助ハンドルの前記ヒンジ端部は、前記補助ハンドルが前記ブラケット本体に対してピッチング運動を行うことができるように、前記接続装置に回動可能に取り付けられ、
前記ブラケット本体及び前記補助ハンドルの一方に第1位置制限部が設置され、他方に前記第1位置制限部に適合する第2位置制限部が設置され、前記補助ハンドルが折り畳み状態にある場合、前記補助ハンドルは前記第1位置制限部と前記第2位置制限部との相互の協働により、前記補助ハンドルと前記ブラケット本体との間の相対的な回動を防止し、
前記ブラケット本体の最上部に歯車が設置されて前記第1位置制限部を形成し、前記補助ハンドルの前記ヒンジ端部に接近する位置には、前記歯車に適合する接続ラックが設置されて前記第2位置制限部を形成し、
前記補助ハンドルが折り畳み状態にある場合、前記補助ハンドルは、前記接続ラックと前記歯車との相互な噛み合いによって、直接に前記ブラケット本体にロックされるため、前記補助ハンドルと前記ブラケット本体との間の相対的な回動や揺れを防止し、撮影ブラケットの使用の安定性を向上させ、
前記歯車は、ギア歯を有するホイール本体、及び前記ホイール本体の一側に軸方向に設置された挿着軸を含み、前記接続装置と前記ブラケット本体との間に、前記歯車は前記接続装置に回動可能に接続され、且つ前記挿着軸を介して前記ブラケット本体の最上部に挿着され、
前記ホイール本体と前記ブラケット本体との間に位置制限構造が設置され、前記位置制限構造は位置制限突起及び前記位置制限突起に適合する位置制限孔を含み、
前記ホイール本体及び前記ブラケット本体の一方に前記位置制限突起が設置され、他方に前記位置制限孔が設置され、前記歯車が前記ブラケット本体に挿着されると、前記位置制限突起は前記位置制限孔内に伸び込んで前記歯車の回動を制限し、
前記接続装置は接続フレームを含み、前記接続フレームは前記歯車の前記ブラケット本体から離れる側に回動可能に取り付けられ、前記挟持装置に回動可能に接続され、
前記補助ハンドルは前記接続フレームに回動可能に取り付けられ、且つ前記補助ハンドルの前記接続フレームの周りの回動軸は前記接続フレームの前記ブラケット本体の周りの回動軸と垂直であり、
前記接続装置はラッチをさらに含み、前記接続フレームの外周側に開口が開けられ、前記補助ハンドルの前記ヒンジ端部は前記開口内に挿入され、前記ラッチは前記接続フレーム及び前記補助ハンドルを順に貫通して、前記補助ハンドルと前記接続フレームとを回動可能に接続させ、
前記開口内に、前記接続フレームと前記ヒンジ端部との間に係着構造が設置され、前記係着構造はスナップ及び前記スナップに適合する係着溝を含み、前記接続フレーム及び前記ヒンジ端部の一方に前記スナップが設置され、他方に前記係着溝が設置され、前記補助ハンドルが折り畳み状態にある場合、前記スナップは前記係着溝内に係着される、ことを特徴とする撮影ブラケット。
【請求項2】
前記位置制限突起の数は2つであり、且つ2つの前記位置制限突起は前記ホイール本体の前記ブラケット本体に向かっている面に設置され、前記歯車の中心に沿って対称的に設置される、ことを特徴とする請求項1に記載の撮影ブラケット。
【請求項3】
前記撮影ブラケットは複数の支持脚をさらに含み、各前記支持脚は前記ブラケット本体に回動可能に取り付けられ、前記ブラケット本体に対して展開され、又は前記ブラケット本体に収納される、ことを特徴とする請求項1に記載の撮影ブラケット。
【請求項4】
前記撮影ブラケットは撮影機器を制御するためのリモコンをさらに含み、前記リモコンは前記補助ハンドルに取り外し可能に取り付けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の撮影ブラケット。