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特開2024-129806音声出力機能を有するハザードマップ生成システム及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024129806
(43)【公開日】2024-09-27
(54)【発明の名称】音声出力機能を有するハザードマップ生成システム及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G08B 27/00 20060101AFI20240919BHJP
   G08B 21/10 20060101ALI20240919BHJP
【FI】
G08B27/00 C
G08B21/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024031981
(22)【出願日】2024-03-04
(31)【優先権主張番号】P 2023039165
(32)【優先日】2023-03-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】509269300
【氏名又は名称】特定非営利活動法人日本視覚障がい情報普及支援協会
(74)【代理人】
【識別番号】100093104
【弁理士】
【氏名又は名称】船津 暢宏
(72)【発明者】
【氏名】能登谷 和則
(72)【発明者】
【氏名】岩井 一裕
(72)【発明者】
【氏名】森 正
【テーマコード(参考)】
5C086
5C087
【Fターム(参考)】
5C086AA11
5C086AA22
5C086CA25
5C086FA06
5C086FA17
5C087AA03
5C087AA09
5C087AA37
5C087BB73
5C087DD02
5C087EE05
5C087EE18
5C087FF01
5C087FF02
5C087GG08
5C087GG66
5C087GG68
5C087GG70
5C087GG82
(57)【要約】
【課題】 視覚障がい者、色弱者、老人、外国人のユーザ端末にその位置に応じてハザードマップを提供すると共にハザードマップのリスク情報を音声出力するハザードマップ生成システム及びプログラムを提供する。
【解決手段】 ハザードマップ生成サーバ1が、国土地理院等のハザードマップDB3からハザードマップの重ね画像データを取得すると共に関連するリスク情報のテキストデータも取得し、ユーザ端末2にハザードマップを表示させると、現在位置の一般の地図データ上にハザードマップの重ね画像データを重ねて表示し、当該現在位置におけるリスク情報のテキストデータを音声出力し、更に避難経路を表示してユーザを避難させる音声情報を出力するハザードマップ生成システム及びプログラムである。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末にハザードマップを表示させるハザードマップ生成サーバを有するハザードマップ生成システムであって、
前記ハザードマップ生成サーバは、ハザードマップデータベースから位置情報に対応付けられたハザードマップの重ね画像データと対応するリスク情報を取得し、
前記ユーザ端末の位置情報を取得して、
当該位置情報に対応する前記重ね画像データを前記ユーザ端末に提供して前記ユーザ端末に表示された地図データに前記重ね画像データを重ねて表示させ、
前記重ね画像データに対応する前記リスク情報を前記ユーザ端末で音声出力させることを特徴とするハザードマップ生成システム。
【請求項2】
前記ハザードマップ生成サーバは、前記ハザードマップデータベースから位置情報に対応付けられた避難経路と避難のための避難情報を取得し、前記ユーザ端末の位置情報に対応する避難経路を前記ユーザ端末に表示させると共に避難情報を音声出力させることを特徴とする請求項1記載のハザードマップ生成システム。
【請求項3】
前記ハザードマップ生成サーバは、地震データベースから位置情報に対応付けられた地震ハザード情報を取得し、前記ユーザ端末の位置情報に対応する地震ハザード情報を音声出力させることを特徴とする請求項1又は2記載のハザードマップ生成システム。
【請求項4】
前記ハザードマップ生成サーバは、気象データベースから位置情報に対応付けられた気象情報を取得し、前記ユーザ端末の位置情報に対応する気象情報を音声出力させることを特徴とする請求項1又は2記載のハザードマップ生成システム。
【請求項5】
前記ハザードマップ生成サーバは、前記ユーザ端末から位置情報、周辺エリアの範囲及び危険の種類が提供されると、前記位置情報を含む周辺エリアに関係するハザードマップのマップタイルを前記ハザードマップデータベースから取得し、
前記周辺エリアにおけるグリッドを生成して、前記取得したマップタイルをピクセルデータに変換し、前記グリッドの各地点に対応するピクセルデータとリスクレベルの数値を比較してリスクレベルを判定し、
前記周辺エリアについて判定したリスクレベルに基づいてリスク情報を前記ユーザ端末に表示すると共に音声出力することを特徴とする請求項1記載のハザードマップ生成システム。
【請求項6】
前記ハザードマップ生成サーバは、前記周辺エリアから水域エリアを除外し、陸地エリアに対するリスクレベルに基づいてリスク情報を前記ユーザ端末に表示すると共に音声出力することを特徴とする請求項5記載のハザードマップ生成システム。
【請求項7】
前記ハザードマップ生成サーバは、前記リスク情報として、リスクのレベル毎に当該リスクに該当するパーセンテージと当該リスクの内容を前記ユーザ端末に表示すると共に音声出力することを特徴とする請求項5又は6記載のハザードマップ生成システム。
【請求項8】
ユーザ端末にハザードマップを表示させるハザードマップ生成サーバを動作させる処理プログラムであって、
前記ハザードマップ生成サーバを、ハザードマップデータベースから位置情報に対応付けられたハザードマップの重ね画像データと対応するリスク情報を取得し、
前記ユーザ端末の位置情報を取得して、
当該位置情報に対応する前記重ね画像データを前記ユーザ端末に提供して前記ユーザ端末に表示された地図データに前記重ね画像データを重ねて表示させ、
前記重ね画像データに対応する前記リスク情報を前記ユーザ端末で音声出力させるよう機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項9】
前記ハザードマップ生成サーバを、前記ハザードマップデータベースから位置情報に対応付けられた避難経路と避難のための避難情報を取得し、前記ユーザ端末の位置情報に対応する避難経路を前記ユーザ端末に表示させると共に避難情報を音声出力させるよう機能させることを特徴とする請求項8記載のプログラム。
【請求項10】
前記ハザードマップ生成サーバを、地震データベースから位置情報に対応付けられた地震ハザード情報を取得し、前記ユーザ端末の位置情報に対応する地震ハザード情報を音声出力させるよう機能させることを特徴とする請求項8又は9記載のプログラム。
【請求項11】
前記ハザードマップ生成サーバを、気象データベースから位置情報に対応付けられた気象情報を取得し、前記ユーザ端末の位置情報に対応する気象情報を音声出力させるよう機能させることを特徴とする請求項8又は9記載のプログラム。
【請求項12】
前記ハザードマップ生成サーバを、前記ユーザ端末から位置情報、周辺エリアの範囲及び危険の種類が提供されると、前記位置情報を含む周辺エリアに関係するハザードマップのマップタイルを前記ハザードマップデータベースから取得し、
前記周辺エリアにおけるグリッドを生成して、前記取得したマップタイルをピクセルデータに変換し、前記グリッドの各地点に対応するピクセルデータとリスクレベルの数値を比較してリスクレベルを判定し、
前記周辺エリアについて判定したリスクレベルに基づいてリスク情報を前記ユーザ端末に表示させると共に音声出力させるよう機能させることを特徴とする請求項8記載のプログラム。
【請求項13】
前記ハザードマップ生成サーバを、前記周辺エリアから水域エリアを除外し、陸地エリアに対するリスクレベルに基づいてリスク情報を前記ユーザ端末に表示させると共に音声出力させるよう機能させることを特徴とする請求項12記載のプログラム。
【請求項14】
前記ハザードマップ生成サーバは、前記リスク情報として、リスクのレベル毎に当該リスクに該当するパーセンテージと当該リスクの内容を前記ユーザ端末に表示させると共に音声出力させるよう機能させることを特徴とする請求項12又は13記載のプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハザードマップを生成するシステムに係り、特に、位置に応じたハザードマップを提供すると共にハザードマップのリスク情報を音声出力するハザードマップ生成システム及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
[従来の技術]
従来、国土地理院、地方自治体からネットワークを介してハザードマップを提供するシステムがある。
【0003】
[関連技術]
尚、関連する先行技術文献として、特開2011-095850号公報「避難ルートマップ作成システムおよび避難ルートマップ作成装置」(特許文献1)、特開2018-049338号公報「ハザードマップおよびハザードマップシステム」(特許文献2)、特許第6661264号公報「警報装置」(特許文献3)がある。
【0004】
特許文献1には、災害発生時の避難ルートを、移動体の種別毎にGPSによって取得した位置情報を用いて避難ルートマップを生成することが示されている。
【0005】
特許文献2には、表示部を有する情報処理装置で、ハザードマップの閲覧要求を行うと、時々刻々と変化するリアルタイムの状況を重ねて表示することが示されている。
【0006】
特許文献3には、ドライブレコーダ等の車載器において、予め危険な場所をハザードマップデータに登録しておき、車両がその場所に近づくと警報を促すことが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2011-095850号公報
【特許文献2】特開2018-049338号公報
【特許文献3】特許第6661264号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来のハザードマップ提供システムでは、地図の画像データを提供するものであって、音声でハザードマップのリスク情報を提供するものでないから、視覚障がい者にとって利用できないという問題点があった。
【0009】
具体的には、ハザードマップは地図上にリスク情報が色塗り分布されて視覚的表現が為されているため、音声出力に利用できないものであった。
また、国土地理院のWeb版の重ねるハザードマップでは、スクリーンリーダー(音声読み上げソフト)に対応していないものである。
また、現在位置のリスク情報の取得は、住所を入力する必要があり、視覚障がい者にとって利用できないものとなっていた。
【0010】
尚、特許文献1~3には、ユーザ端末の現在位置に対応してハザードマップを提供すると共にハザードマップのリスク情報を音声出力する構成の記載がない。
【0011】
本発明は上記実状に鑑みて為されたもので、視覚障がい者、色弱者、老人、外国人のユーザ端末にその位置に応じてハザードマップを提供すると共にハザードマップのリスク情報を音声出力するハザードマップ生成システム及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、ユーザ端末にハザードマップを表示させるハザードマップ生成サーバを有するハザードマップ生成システムであって、ハザードマップ生成サーバは、ハザードマップデータベースから位置情報に対応付けられたハザードマップの重ね画像データと対応するリスク情報を取得し、ユーザ端末の位置情報を取得して、当該位置情報に対応する重ね画像データをユーザ端末に提供してユーザ端末に表示された地図データに重ね画像データを重ねて表示させ、重ね画像データに対応するリスク情報をユーザ端末で音声出力させることを特徴とする。
【0013】
本発明は、上記ハザードマップ生成システムにおいて、ハザードマップ生成サーバが、ハザードマップデータベースから位置情報に対応付けられた避難経路と避難のための避難情報を取得し、ユーザ端末の位置情報に対応する避難経路をユーザ端末に表示させると共に避難情報を音声出力させることを特徴とする。
【0014】
本発明は、上記ハザードマップ生成システムにおいて、ハザードマップ生成サーバが、地震データベースから位置情報に対応付けられた地震ハザード情報を取得し、ユーザ端末の位置情報に対応する地震ハザード情報を音声出力させることを特徴とする。
【0015】
本発明は、上記ハザードマップ生成システムにおいて、ハザードマップ生成サーバが、気象データベースから位置情報に対応付けられた気象情報を取得し、ユーザ端末の位置情報に対応する気象情報を音声出力させることを特徴とする。
【0016】
本発明は、上記ハザードマップ生成システムにおいて、ハザードマップ生成サーバが、ユーザ端末から位置情報、周辺エリアの範囲及び危険の種類が提供されると、位置情報を含む周辺エリアに関係するハザードマップのマップタイルをハザードマップデータベースから取得し、周辺エリアにおけるグリッドを生成して、取得したマップタイルをピクセルデータに変換し、グリッドの各地点に対応するピクセルデータとリスクレベルの数値を比較してリスクレベルを判定し、周辺エリアについて判定したリスクレベルに基づいてリスク情報をユーザ端末に表示すると共に音声出力することを特徴とする。
【0017】
本発明は、上記ハザードマップ生成システムにおいて、ハザードマップ生成サーバが、周辺エリアから水域エリアを除外し、陸地エリアに対するリスクレベルに基づいてリスク情報をユーザ端末に表示すると共に音声出力することを特徴とする。
【0018】
本発明は、上記ハザードマップ生成システムにおいて、ハザードマップ生成サーバが、リスク情報として、リスクのレベル毎に当該リスクに該当するパーセンテージと当該リスクの内容をユーザ端末に表示すると共に音声出力することを特徴とする。
【0019】
本発明は、ユーザ端末にハザードマップを表示させるハザードマップ生成サーバを動作させる処理プログラムであって、ハザードマップ生成サーバを、ハザードマップデータベースから位置情報に対応付けられたハザードマップの重ね画像データと対応するリスク情報を取得し、ユーザ端末の位置情報を取得して、当該位置情報に対応する重ね画像データをユーザ端末に提供してユーザ端末に表示された地図データに重ね画像データを重ねて表示させ、重ね画像データに対応するリスク情報をユーザ端末で音声出力させるよう機能させることを特徴とする。
【0020】
本発明は、上記プログラムにおいて、ハザードマップ生成サーバを、ハザードマップデータベースから位置情報に対応付けられた避難経路と避難のための避難情報を取得し、ユーザ端末の位置情報に対応する避難経路をユーザ端末に表示させると共に避難情報を音声出力させるよう機能させることを特徴とする。
【0021】
本発明は、上記プログラムにおいて、ハザードマップ生成サーバを、地震データベースから位置情報に対応付けられた地震ハザード情報を取得し、ユーザ端末の位置情報に対応する地震ハザード情報を音声出力させるよう機能させることを特徴とする。
【0022】
本発明は、上記プログラムにおいて、ハザードマップ生成サーバを、気象データベースから位置情報に対応付けられた気象情報を取得し、ユーザ端末の位置情報に対応する気象情報を音声出力させるよう機能させることを特徴とする。
【0023】
本発明は、上記プログラムにおいて、ハザードマップ生成サーバを、ユーザ端末から位置情報、周辺エリアの範囲及び危険の種類が提供されると、位置情報を含む周辺エリアに関係するハザードマップのマップタイルをハザードマップデータベースから取得し、周辺エリアにおけるグリッドを生成して、取得したマップタイルをピクセルデータに変換し、グリッドの各地点に対応するピクセルデータとリスクレベルの数値を比較してリスクレベルを判定し、周辺エリアについて判定したリスクレベルに基づいてリスク情報をユーザ端末に表示させると共に音声出力させるよう機能させることを特徴とする。
【0024】
本発明は、上記プログラムにおいて、ハザードマップ生成サーバを、周辺エリアから水域エリアを除外し、陸地エリアに対するリスクレベルに基づいてリスク情報をユーザ端末に表示させると共に音声出力させるよう機能させることを特徴とする。
【0025】
本発明は、上記プログラムにおいて、ハザードマップ生成サーバは、リスク情報として、リスクのレベル毎に当該リスクに該当するパーセンテージと当該リスクの内容をユーザ端末に表示させると共に音声出力させるよう機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、ハザードマップ生成サーバが、ハザードマップデータベースから位置情報に対応付けられたハザードマップの重ね画像データと対応するリスク情報を取得し、ユーザ端末の位置情報を取得して、当該位置情報に対応する重ね画像データをユーザ端末に提供してユーザ端末に表示された地図データに重ね画像データを重ねて表示させ、重ね画像データに対応するリスク情報をユーザ端末で音声出力させるハザードマップ生成システム及びプログラムとしているので、視覚障がい者等のユーザ端末にハザードマップを表示させ、対応するリスク情報を音声出力させ、視覚障がい者等に有用なハザードマップの情報を提供できる効果がある。
【0027】
本発明によれば、ハザードマップ生成サーバが、ユーザ端末から位置情報、周辺エリアの範囲及び危険の種類が提供されると、位置情報を含む周辺エリアに関係するハザードマップのマップタイルをハザードマップデータベースから取得し、周辺エリアにおけるグリッドを生成して、取得したマップタイルをピクセルデータに変換し、グリッドの各地点に対応するピクセルデータとリスクレベルの数値を比較してリスクレベルを判定し、周辺エリアについて判定したリスクレベルに基づいてリスク情報をユーザ端末に表示すると共に音声出力する上記ハザードマップ生成システム及びプログラムとしているので、視覚障がい者に現在位置の周辺エリアについてリスク情報を適正に提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】本システムの構成概略図である。
図2】ハザードマップの例を示す説明図である。
図3】本システムの処理を示すフロー図である。
図4】応用例の概略処理を示すフロー図である。
図5】周辺エリアの円に関係するマップタイルの例を示した概略図である。
図6】生成されたグリッドデータの概略図である。
図7】リスクの判定結果を示す出力例の図である。
図8】ユーザ端末に表示されるリスク情報の表示画面の例であるである。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係るハザードマップ生成システム(本システム)は、ハザードマップ生成サーバが、国土地理院等のハザードマップのデータベースからハザードマップの画像データを取得すると共に関連するリスク情報のテキストデータも取得し、ユーザの情報端末が提供されたアプリを利用してハザードマップを表示させると、現在位置の地図データにハザードマップが重ねられて表示され、当該現在位置におけるハザードマップのリスク情報を音声出力し、更に避難経路を表示してユーザの避難を誘導させる音声情報を出力するものであり、視覚障がい者だけでなく、色弱者、老人及び外国人にハザードマップのリスク情報が音声出力されて、視覚障がい者等にリスクを認識させ、避難に役立てることができるものである。
尚、外国人向けには、複数の外国語での音声出力を選択できるようにしている。
【0030】
また、本システムは、ハザードマップ生成サーバが、ユーザ端末から現在位置、周辺エリアの範囲、危険の種類が提供されると、現在位置を含む周辺エリアに関係するハザードマップのマップタイルを取得し、周辺エリアにおけるグリッドを生成して、取得したマップタイルをピクセルデータに変換し、グリッドの各地点に対応するピクセルデータとリスクレベルの数値を比較してリスクレベルを判定し、周辺エリアから水域エリアを除外し、周辺エリアについて判定したリスクレベルに基づいてリスク情報を表示・音声出力するものであり、視覚障がい者に現在位置の周辺エリアについてリスク情報を適正に提供できるものである。
【0031】
また、本システムは、ハザードマップのリスク情報を音声出力するだけでなく、地震や気象等の緊急情報もユーザの情報端末の位置に応じて音声出力するようにしているので、視覚障がい者等に緊急情報を音声で伝達できるものである。
【0032】
[本システム:図1
本システムについて図1を参照しながら説明する。図1は、本システムの構成概略図である。
本システムは、図1に示すように、ハザードマップ生成サーバ1と、ユーザ端末2と、ハザードマップデータベース(DB)3aと、地震情報データベース(地震DB)3bと、気象情報データベース(気象DB)3cと、ネットワーク4とを有している。
ハザードマップ生成サーバ1は、ネットワーク4を介してハザードマップDB3a、地震DB3b、気象DB3cに接続し、ユーザ端末2は、ネットワーク4を介してハザードマップ生成サーバ1に接続する。
【0033】
[ハザードマップDB3a]
ハザードマップDB3aは、国土地理院等が提供するハザードマップの画像データとリスク情報のテキストデータとを関連付けて記憶しており、自治体等にハザードマップを提供している。提供されるハザードマップの情報としては、洪水、土砂災害、高潮、津波、道路防災情報、地形分類の6つがある。
【0034】
特に、国土地理院では一般の地図データにハザードマップの画像データを重ねて表示するために、ハザードマップの重ね画像データを提供している。
ハザードマップDB3aは、ハザードマップ生成サーバ1からの要求により、位置情報に対応したハザードマップの重ね画像データとリスク情報のテキストデータを提供している。
【0035】
[地震DB3b]
地震DB3bは、地図上の地点における地震のハザード情報を記憶している。
また、地震DB3bは、ハザードマップ生成サーバ1からの要求により、位置情報に対応した地震のハザード情報を提供している。
【0036】
[気象DB3c]
気象DB3cは、気象庁が提供する気象、海洋、地震・津波、火山等の気象情報を記憶している。
また、気象DB3cは、ハザードマップ生成サーバ1からの要求により、位置情報に対応した気象情報を提供している。
また、気象DB3cは、ハザードマップ生成サーバ1に対して気象情報を配信しており、ハザードマップ生成サーバ1は配信された気象情報を記憶する。特に、配信された気象情報の内、緊急の災害情報は、ハザードマップ生成サーバ1にとって重要な情報となる。
【0037】
[ユーザ端末2:図2
ユーザ端末2は、ハザードマップ生成サーバ1が提供するアプリケーションプログラム(アプリ)をダウンロードして利用可能とすると、図2(a)に示すように、GPS(Global Positioning System)の現在位置の情報に基づいてハザードマップの重ね画像データを一般の地図データ上に重ねて表示し、更に、図2(b)に示すように、ハザードマップのリスク情報のテキストデータを音声出力し、そして、避難経路を表示して避難所に誘導する避難情報を音声出力する。
図2は、ユーザ端末2に表示されるハザードマップの例を示す説明図である。
【0038】
ここで、「リスク情報」とは、例えば、洪水浸水想定地区に含まれているかいないか、地滑り危険個所になっているかいないか等の情報であり、予めハザードマップ生成サーバ1に、緯度経度に対応するリスク情報のテキストデータが記憶されている。
そして、後述するように、ハザードマップ生成サーバ1が、ユーザ端末2の現在位置に応じて、対応するリスク情報を読み出してユーザ端末2に音声出力させるよう制御する。
【0039】
ユーザ端末2で、リスク情報を音声出力する際に、表示画面にリスク情報のテキストデータを表示するようにしてもよい。リスク情報のテキストデータの表示を行うか否かをユーザの設定により選択できるようにしてもよい。
また、音声出力について複数の言語に翻訳するようにし、任意の言語をユーザが選択できるようにして、訪日外国人にも滞在国のハザードマップのリスク情報を提供できるようにしている。
【0040】
ユーザ端末2は、ハザードマップのリスク情報を音声出力するだけでなく、地震DB3bから取得した地震ハザード情報もユーザ端末2の位置情報に合わせて音声出力するものである。
更に、ユーザ端末2は、気象DB2cから得られた気象情報もユーザ端末2の位置情報に合わせて音声出力するものである。
【0041】
[ハザードマップ生成サーバ1]
ハザードマップ生成サーバ1は、制御部11と、記憶部12と、インタフェース部13とを備え、記憶部12に記憶された処理プログラムを制御部11で実行することで、特徴的な機能を実現している。
【0042】
記憶部12には、処理プログラムを記憶し、ハザードマップDB3aから提供されたハザードマップの重ね画像データとリスク情報のテキストデータを位置情報に対応付けて記憶しており、更に、地震DB3bからの地震ハザード情報と気象DB3cからの気象情報とを位置情報に対応付けて記憶している。
インタフェース部13は、ハザードマップ生成サーバ1をネットワーク4に接続するためのインタフェース部である。
【0043】
制御部11は、ユーザ端末2からアプリ及びWebサイト使用によりGPSの位置情報が入力されると、当該位置情報に対応するハザードマップの重ね画像データをユーザ端末2に提供して、ユーザ端末2で表示される一般的な地図データに重ねて表示してハザードマップを生成する。
更に、制御部11は、当該位置情報に対応して記憶するリスク情報のテキストデータをユーザ端末2に音声出力する。
加えて、制御部11は、ユーザ端末2に表示されたハザードマップに避難経路を表示し、避難に関する情報も音声出力する。
【0044】
具体的には、ハザードマップ生成サーバ1は、予め位置に応じて適切な重ね画像データを1つまたは複数設定しておき、ユーザ端末の位置情報に応じて、地図データに、設定されたハザードマップの重ね画像データを重ねて表示し、更に対応するリスク情報を音声出力する。
例えば、平地であれば、土砂災害の重ね画像データやリスク情報は出力せず、山岳地域であれば、高潮、津波の重ね画像データ及びリスク情報は出力しないように設定されている。
また、河川の近くであれば、洪水や浸水のハザードマップの重ね画像データを表示してリスク情報を音声出力し、斜面のある地域であれば、土砂災害の重ね画像データを表示してリスク情報を音声出力する。
【0045】
[本システムの処理:図3
具体的な処理について図3を参照しながら説明する。図3は、本システムの処理を示すフロー図である。
具体的には、ハザードマップ生成サーバ1は、ネットワーク4を介して、ハザードマップDB3aからハザードマップの重ね画像データと対応するリスク情報のテキストデータを取得する(S1)。
【0046】
ハザードマップ生成サーバ1は、ユーザ端末2に本システムのアプリ及びWebサイトを提供し、当該アプリを通してユーザ端末2の現在位置に基づいて一般の地図データを表示し(S2)、一般の地図データ上にハザードマップの重ね画像データを重ねて表示する(S3)。
更に、ハザードマップ生成サーバ1は、ユーザ端末2に現在位置に関するリスク情報のテキストデータを音声出力する(S4)。
【0047】
そして、ハザードマップ生成サーバ1は、ユーザ端末2に避難経路を表示すると共に避難情報を音声出力して避難所に誘導する(S5)。避難経路には、病院、障がい者又は高齢者の受け入れ可能な避難所を表示して音声出力してもよい。
【0048】
上記テキストデータの表示と上記音声出力は、日本語に限らず、日本語以外の言語に翻訳して提供することができるものである。これにより、旅行者の外国人でも現在位置のリスク情報をテキストと音声で取得できるものである。
【0049】
また、ハザードマップ生成サーバ1は、ユーザ端末2の位置情報に対応して地震ハザード情報又は気象情報を記憶部12に記憶していれば、その地震ハザード情報又は気象情報も音声出力する。
【0050】
[応用例の概略]
次に、本システムの応用例について説明する。
本システムは、応用例として、ハザードマップ生成サーバ1が、ユーザ端末2から現在位置、周辺エリアの範囲、危険の種類が提供されると、現在位置を含む周辺エリアに関係するハザードマップのマップタイルを取得し、周辺エリアにおけるグリッドを生成して、取得したマップタイルをピクセルデータに変換し、グリッドの各地点に対応するピクセルデータとリスクレベルの数値を比較してリスクレベルを判定し、周辺エリアから水域エリアを除外し、周辺エリアについて判定したリスクレベルに基づいてリスク情報を表示・音声出力するものであり、視覚障がい者に現在位置の周辺エリアについてリスク情報を適正に提供できるものである。
【0051】
[応用例の処理内容]
ハザードマップ生成サーバ1で処理プログラムにより実行される応用例として、ユーザ端末2の現在位置の情報から周辺エリアのリスク情報を音声で読み上げる処理について以下に説明する。
【0052】
[前提条件]
ハザードマップDB3から提供されるハザードマップのデータは、マップタイルの形式で配付され、各マップタイルは多くのピクセルを含む正方形の画像データである。そして、各ピクセルは、赤、緑、青(RGB)の色の組合せの色成分の数値を有している。
【0053】
マップタイルは、地図を小さな四角形に分割したもので、ズームレベル0~20を備え、例えば、ズームレベル0では世界地図を1枚のタイルとし、ズームレベル1では世界地図を4枚(2×2のグリッド)のタイルにし、ズームレベル2では世界地図を16枚(4×4のグリッド)のタイルとするものである。
【0054】
また、ピクセルの色成分の数値は、RGBのそれぞれに8ビットが使用され、色成分を表すRGBコードは、24ビット形式で、RGB=(R*256*256)+(G*256)+Bで表され、例えば、青(B)は255、緑(G)は65280(255*256)で、赤(R)は16711680(255*256*256)の数値となり、色によって数値が異なっている。
【0055】
[応用例の処理概要:図4
応用例の処理概要について、図4を参照しながら説明する。図4は、応用例の概略処理を示すフロー図である。
応用例の処理としては、ハザードマップ生成サーバ1は、図4に示すように、第1に、現在位置を含む周辺エリアに対応するマップタイルを取得し(S11)、第2に、周辺エリアの半径範囲内の点のグリッドデータを生成し(S12)、第3に、取得したマップタイルをピクセルデータに変換し(S13)、第4に、グリッド内の各地点におけるマップタイルのピクセルデータを取得してリスクレベルを判定し(S14)、第5に、周辺エリアから水域エリアを除外し(S15)、第6に、周辺エリアのリスクの判定結果を取得し、表示及び音声出力を行う(S16)ものである。
上記の第1~6の各処理の詳細について説明する。
【0056】
[第1の処理:マップタイル取得:図5
第1の処理として、ユーザ端末2の現在位置(GPSの位置情報:緯度経度のデータ)とユーザによって設定された危険(リスク)の種類と周辺エリアの半径の値から半径範囲の円(周辺エリアの円)が内接する正方形を生成し、当該正方形が接する危険の種類についての全てのマップタイルを取得する。
【0057】
尚、マップタイルのズームレベルは、予め設定されている。
危険の種類は、「洪水」、「土砂災害」、「高潮」、「津波」等がある。
図5は、周辺エリアの円に関係するマップタイルの例を示した概略図で、ズームレベル15で4つのマップタイルが取得されたものである。
【0058】
[第2の処理:グリッドデータ生成:図6
第2の処理として、周辺エリアの円内に予め設定されたグリッドサイズに従い、座標としての地点を示すグリッドデータを生成する。グリッドサイズは、例えば、10メートル単位又は50メール単位で分割する(縦横10mのブロック又は縦横50mのブロックに分割する)よう設定されている。座標の地点は、ブロックの中心となる。
図6は、生成されたグリッドデータの概略図であり、(a)はグリッドサイズが50メートルであり、(b)はグリッドサイズが10メールである。
【0059】
[第3の処理:ピクセルデータに変換]
第3の処理として、第1の処理(マップタイル取得処理)で取得した周辺エリアの円に関係するマップタイルの全てについてピクセルデータに変換する。ピクセルデータは、前提条件で説明したように、色の成分を表す数値である。
【0060】
[第4の処理:リスクレベルの判定]
第4の処理として、第2の処理で生成したグリッドデータの各地点における対応するマップタイルのピクセルデータを取得し、取得したピクセルデータの数値を予めリスクレベルに対応して設定された数値と比較し、リスクレベルを判定する。
【0061】
具体的には、色の成分を表す数値によって、例えば、白色はリスクレベル0で、ピンク色はリスクレベル1で、黄色はリスクレベル2で、紫色はリスクレベル3と定め、グリッドデータにおけるピクセルデータの数値が上記のいずれかの色に該当する場合に、各グリッドデータにおけるリスクレベルを判定する。単に、ピクセルデータの数値が、特定の範囲に含まれると、特定のリスクレベルに該当するようにしてもよい。
そして、総グリッドにおけるリスクレベル0~3の地点の数(ポイント数)をそれぞれ合計し、各リスクレベルの合計ポイントを算出する。合計ポイントについては後述する。
【0062】
[第5の処理:水域エリア除外]
第5の処理として、周辺エリアの円から川、湖、海等の水域エリアを除外する処理を行う。これは、水域エリア自体はリスクとなる色が設定されていないため、水域エリアの面積が広い周辺エリアの場合は、全体としてリスクが低い計算結果が得られてしまう。そうなると、周辺エリアにおいて、適正なリスクレベルが得られないという事態が発生することになるため、水域エリアを除外して陸地エリアについてリスクレベルを算出することでリスクレベルの適正化を図っている。
【0063】
具体的には、マップタイルのピクセルデータでリスクレベル0と判定された部分(地点)と、ハザードマップではない地図(白地図)とをオーバーレイして(重ね合わせて)、リスクレベル0の部分が水を示す色(水色等)に該当する場合に、当該ピクセルデータを無視して、水域エリアを除外する。
【0064】
[第6の処理:リスクの判定結果を表示・音声出力:図7,8]
第6の処理として、第4の処理(リスクレベルの判定処理)で得られたリスクレベルの判定結果から第5の処理で水域エリアに相当するピクセルデータを除外(水域エリアを除外)して、以下の周辺エリアのリスク判定結果を取得する。
【0065】
設定項目としては、現在位置(緯度、経度)の値、ズームレベルの値、周辺エリアの半径、グリッドサイズの値、危険の種類である。
現在位置は、ユーザ端末2のGPSで取得される現在位置の情報であり、半径と危険の種類はユーザが操作により設定し、その他はハザードマップ生成サーバ1で予め設定されるものである。
また、出力結果としては、周辺エリアにおける対象になったグリッド(地点)の合計ポイント数、そして、水域の合計ポイント数、リスクレベル0~3のそれぞれの合計ポイント数となる。
【0066】
図7は、リスクの判定結果を示す出力例であり、周辺エリアの円内のポイント数の総合計、各レベルのポイント数の合計、水域エリアのポイント数の合計が算出される。
そして、陸地面積の合計ポイント数、各レベルの割合、リスクの割合が以下のように算出される。
【0067】
陸地面積の合計ポイント数=総合計ポイント数-水域エリアの合計ポイント数
各レベルの割合=(各レベルの合計ポイント数/陸地面積の合計ポイント数)*100
リスクの割合=(レベル[リスクレベル]1~3の合計ポイント数の総和/陸地面積の合計ポイント数)*100
【0068】
そして、ハザードマップ生成サーバ1は、ユーザ端末2に図8に示すようなリスク情報の表示出力を行うと共にその表示文字を読み上げる音声出力を行う。
図8は、ユーザ端末に表示されるリスク情報の表示画面の例である。
【0069】
具体的には、現在位置から住所を表示し、選択された危険の種類(図8では「洪水」が選択)と周辺エリアの半径、現在位置の標高を表示及び音声出力すると共に、現在位置が洪水による浸水想定地域に含まれているか否かの情報、周辺エリアにおけるリスクレベルのパーセンテージを表示・音声出力するものである。
【0070】
リスクレベルのパーセンテージは、例えば、リスクレベルが2の場合、「浸水の深さが50センチメートルから3メールになる場所が〇パーセント」のように具体的に表示・音声出力されるようになっている。つまり、リスクレベル毎に当該リスクに該当する可能性をパーセンテージで出力すると共に、当該リスクの内容を説明するものである。
【0071】
[実施の形態の効果]
本システムによれば、ハザードマップ生成サーバ1が、国土地理院等のハザードマップDB3からハザードマップの重ね画像データを取得すると共に関連するリスク情報のテキストデータも取得し、ユーザ端末2にハザードマップを表示させると、現在位置の一般の地図データ上にハザードマップの重ね画像データを重ねて表示し、当該現在位置におけるリスク情報のテキストデータを音声出力し、更に避難経路を表示してユーザを避難させる音声情報を出力するものとしているので、視覚障がい者だけでなく、色弱者、老人及び外国人にハザードマップに関するリスク情報が音声出力されて、ユーザの避難に役立てることができる効果がある。
【0072】
また、本システムによれば、ハザードマップ生成サーバ1が、ユーザ端末2から現在位置、周辺エリアの範囲、危険の種類が提供されると、現在位置を含む周辺エリアに関係するハザードマップのマップタイルをハザードマップDB3から取得し、周辺エリアにおけるグリッドを生成して、取得したマップタイルをピクセルデータに変換し、グリッドの各地点に対応するピクセルデータとリスクレベルの数値を比較してリスクレベルを判定し、周辺エリアから水域エリアを除外し、周辺エリアについて判定したリスクレベルに基づいてリスク情報を表示・音声出力するものとしているので、視覚障がい者に現在位置の周辺エリアについてリスク情報を適正に提供できる効果がある。
【産業上の利用可能性】
【0073】
本発明は、視覚障がい者、色弱者、老人、外国人のユーザ端末にその位置に応じてハザードマップを提供すると共にハザードマップのリスク情報を音声出力するハザードマップ生成システム及びプログラムに好適である。
【符号の説明】
【0074】
1…ハザードマップ生成サーバ、 2…ユーザ端末、 3a…ハザードマップデータベース(DB)、 3b…地震データベース(DB)、 3c…気象データベース(DB)、 4…ネットワーク、 11…制御部、 12…記憶部、 13…インタフェース部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8