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特開2024-12983コンテンツ管理サーバ、コンテンツ管理装置、コンテンツ管理システム、及びコンテンツ管理プログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024012983
(43)【公開日】2024-01-31
(54)【発明の名称】コンテンツ管理サーバ、コンテンツ管理装置、コンテンツ管理システム、及びコンテンツ管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G16H 20/30 20180101AFI20240124BHJP
   G06Q 50/22 20240101ALI20240124BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20240124BHJP
【FI】
G16H20/30
G06Q50/22
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022114860
(22)【出願日】2022-07-19
(71)【出願人】
【識別番号】000004547
【氏名又は名称】日本特殊陶業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000497
【氏名又は名称】弁理士法人グランダム特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山田 英俊
(72)【発明者】
【氏名】木庭 慶信
(72)【発明者】
【氏名】今 登志樹
(72)【発明者】
【氏名】吉村 健
(72)【発明者】
【氏名】岩田 尚大
(72)【発明者】
【氏名】池田 悦也
(72)【発明者】
【氏名】泉谷 周生
(72)【発明者】
【氏名】高木 優
【テーマコード(参考)】
5L049
5L099
【Fターム(参考)】
5L049CC11
5L099AA13
5L099AA15
(57)【要約】
【課題】ユーザが特定行動を行う前に、特定行動を行う意欲を高めやすい動機付けを与える。
【解決手段】コンテンツ管理サーバ20は、記憶部と受診部と送信部とを有する。記憶部は、特定行動のメニュー及び特定行動の効果の少なくともいずれかを情報として提供する第1コンテンツを記憶する。受信部は、第1情報端末30から特定行動前の準備行動に関する準備行動情報を受信する。送信部は、第1情報端末30に対して、準備行動情報の受信に応じて第1コンテンツを送信する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ユーザが使用する第1情報端末に対してコンテンツを送信するコンテンツ管理サーバであって、
特定行動のメニュー及び前記特定行動の効果の少なくともいずれかを情報として提供する第1コンテンツを記憶する記憶部と、
前記第1情報端末から前記特定行動前の準備行動に関する準備行動情報を受信する受信部と、
前記第1情報端末に対して、前記準備行動情報の受信に応じて前記第1コンテンツを送信する送信部と、
を備えるコンテンツ管理サーバ。
【請求項2】
バイタル情報に基づいて前記メニューを選択する選択方法が予め定められ、前記受信部が前記第1ユーザの前記特定行動前のバイタル情報を受信した場合に前記第1ユーザのバイタル情報に基づいて前記メニューを決定する決定部を備え、
前記送信部は、前記決定部が決定した前記メニューを含む前記第1コンテンツを前記第1情報端末に対して送信する
請求項1に記載のコンテンツ管理サーバ。
【請求項3】
前記第1情報端末が検出した前記特定行動の程度を示す程度情報を当該第1情報端末が送信した場合に、前記受信部は、前記程度情報を受信する
請求項1又は請求項2に記載のコンテンツ管理サーバ。
【請求項4】
前記送信部は、前記受信部が前記程度情報を受信した場合に、前記程度情報を反映した評価情報又は提案情報を前記第1情報端末に送信する
請求項3に記載のコンテンツ管理サーバ。
【請求項5】
前記受信部が前記第1ユーザの前記特定行動中又は前記特定行動後のバイタル情報を受信した場合に、前記バイタル情報を前記記憶部に蓄積及び/又は前記第1ユーザを見守る第2ユーザが使用する第2情報端末に送信する対応部を有する
請求項1に記載のコンテンツ管理サーバ。
【請求項6】
前記対応部は、前記バイタル情報を前記第2情報端末に送信し、
前記バイタル情報に応じた応答情報が前記第2情報端末から送信され、前記受信部が前記応答情報を受信した場合に、前記送信部が、前記応答情報を前記第1情報端末に送信する
請求項5に記載のコンテンツ管理サーバ。
【請求項7】
前記送信部は、前記準備行動情報を受信した場合に、前記第1ユーザを見守る第2ユーザが使用する第2情報端末に対して、前記特定行動を開始する旨の情報を含む第1通知情報を送信する請求項1に記載のコンテンツ管理サーバ。
【請求項8】
前記受信部は、前記第1ユーザを見守る第2ユーザが使用する第2情報端末から前記記憶部に記憶する前記第1コンテンツを受信する請求項1又は請求項7に記載のコンテンツ管理サーバ。
【請求項9】
前記記憶部は、前記特定行動に関する特定行動情報と対応付けて第2コンテンツを記憶し、
前記送信部は、前記第1ユーザが前記特定行動を終了したと判断した場合に、前記第1情報端末に対して、前記第2コンテンツを送信する請求項1又は請求項7に記載のコンテンツ管理サーバ。
【請求項10】
前記送信部は、前記第1ユーザが前記特定行動を終了したと判断した場合に、前記第1ユーザを見守る第2ユーザが使用する第2情報端末に対して、前記特定行動が終了した旨の情報を含む第2通知情報を送信する請求項1又は請求項7に記載のコンテンツ管理サーバ。
【請求項11】
前記受信部は、前記第1ユーザを見守る第2ユーザが使用する第2情報端末から前記記憶部に記憶する前記第2コンテンツを受信する請求項9に記載のコンテンツ管理サーバ。
【請求項12】
第1ユーザが使用する第1情報端末に対してコンテンツを送信するコンテンツ管理装置であって、
特定行動のメニュー及び前記特定行動の効果の少なくともいずれかを情報として提供する第1コンテンツを記憶する記憶部と、
前記第1情報端末から前記特定行動前の準備行動に関する準備行動情報を受信する受信部と、
前記第1情報端末に対して、前記準備行動情報の受信に応じて前記第1コンテンツを送信する送信部と、
を備えるコンテンツ管理装置。
【請求項13】
第1ユーザに対してコンテンツを出力するコンテンツ管理装置であって、
特定行動のメニュー及び前記特定行動の効果の少なくともいずれかを情報として提供する第1コンテンツを記憶する記憶部と、
前記特定行動前の準備行動を検知する検知部と、
前記検知部によって前記準備行動が検知された場合に、前記第1コンテンツを直接又は他の装置を介して出力する出力部と、
を有するコンテンツ管理装置。
【請求項14】
第1ユーザが使用する第1情報端末と、前記第1情報端末に対してコンテンツを送信するコンテンツ管理サーバと、を備えるコンテンツ管理システムであって、
前記コンテンツ管理サーバは、
特定行動のメニュー及び前記特定行動の効果の少なくともいずれかを情報として提供する第1コンテンツを記憶する記憶部と、
前記第1情報端末から前記特定行動前の準備行動に関する準備行動情報を受信するサーバ側受信部と、
前記第1情報端末に対して、前記準備行動情報の受信に応じて前記第1コンテンツを送信するサーバ側送信部と、
を有し、
前記第1情報端末は、
前記コンテンツ管理サーバに対して前記準備行動情報を送信する第1端末側送信部と、
前記コンテンツ管理サーバから前記第1コンテンツを受信する第1端末側受信部と、
前記第1端末側受信部によって受信された前記第1コンテンツを出力する第1端末側出力部と、
を有するコンテンツ管理システム。
【請求項15】
第1ユーザが使用する第1情報端末に対してコンテンツを送信するコンテンツ管理サーバに組み込まれるコンテンツ管理プログラムであって、
コンピュータに、
特定行動のメニュー及び前記特定行動の効果の少なくともいずれかを情報として提供する第1コンテンツを記憶させ、
前記第1情報端末から前記特定行動前の準備行動に関する準備行動情報を受信させ、
前記第1情報端末に対して、前記準備行動情報の受信に応じて前記第1コンテンツを送信させるコンテンツ管理プログラム。
【請求項16】
第1ユーザが使用する第1情報端末に組み込まれるコンテンツ管理プログラムであって、
コンピュータに、
前記第1ユーザの特定行動前の準備行動に関する準備行動情報を送信させ、
前記準備行動情報に対応付けられるとともに、特定行動のメニュー及び前記特定行動の効果の少なくともいずれかを情報として提供する第1コンテンツを受信させ、
受信した前記第1コンテンツを出力させるコンテンツ管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ管理サーバ、コンテンツ管理装置、コンテンツ管理システム、及びコンテンツ管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、見守り対象が携帯するICカードと、情報機器との間でポイントの授受を行うポイント装置と、情報機器及びポイント装置と接続された見守りサーバと、を備える見守りシステムが開示されている。ポイント装置は、見守り対象となる人物によってICカードをタッチされると、見守りサーバからポイント数を取得し、ICカードにポイントを付与する。このような構成によって、見守り対象となる人物が外出先でポイント装置にICカードをタッチすることで、外出を促すようになっている。
【0003】
特許文献2には、ユーザ端末機と、ユーザ端末機とデータを送受信するサービスサーバと、を備えるサービスシステムが開示されている。ユーザ端末機は、GPS情報に基づく位置情報をサービスサーバに送信する。サービスサーバは、位置情報の変化に基づいてユーザの運動量を計算する。サービスサーバは、計算した運動量に基づいてデジタルコンテンツ(バッジ、クーポン等)をユーザに提供する。これにより、サービスシステムは、ユーザの活動の維持・奨励を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2012-150767号公報
【特許文献2】特開2015-57693号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1,2のシステムでは、外出等の一定の行動後の報酬として、ポイントやデジタルコンテンツが得られる。これにより、見守り対象は、行動を行うための動機付けが与えられる。しかし、これらのシステムは、特定行動を行う前に意欲を高めるという観点では改善の余地がある。
【0006】
本発明は、ユーザが特定行動を行う前に、特定行動を行う意欲を高めやすい動機付けを与え得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]第1ユーザが使用する第1情報端末に対してコンテンツを送信するコンテンツ管理サーバであって、
特定行動のメニュー及び前記特定行動の効果の少なくともいずれかを情報として提供する第1コンテンツを記憶する記憶部と、
前記第1情報端末から前記特定行動前の準備行動に関する準備行動情報を受信する受信部と、
前記第1情報端末に対して、前記準備行動情報の受信に応じて前記第1コンテンツを送信する送信部と、
を備えるコンテンツ管理サーバ。
【0008】
[1]のコンテンツ管理サーバは、特定行動前の準備行動に関する準備行動情報の受信に応じて、第1情報端末に対し特定行動のメニュー及び前記特定行動の効果の少なくともいずれかを情報として提供する第1コンテンツを送信することができる。従って、この管理サーバは、第1情報端末を使用する第1ユーザに対して、特定行動前の準備行動の段階で、特定行動を行う意欲を高めやすい動機付けを与えることができる。
【0009】
[2]バイタル情報に基づいて前記メニューを選択する選択方法が予め定められ、前記受信部が前記第1ユーザの前記特定行動前のバイタル情報を受信した場合に前記第1ユーザのバイタル情報に基づいて前記メニューを決定する決定部を備え、
前記送信部は、前記決定部が決定した前記メニューを含む前記第1コンテンツを前記第1情報端末に対して送信する
[1]に記載のコンテンツ管理サーバ。
【0010】
[2]のコンテンツ管理サーバは、特定行動前の第1ユーザのバイタル情報に基づくメニューを提供することができるため、特定行動を行う前の第1ユーザのバイタルの状態を反映してメニューを提供することができる。
【0011】
[3]前記第1情報端末が検出した前記特定行動の程度を示す程度情報を当該第1情報端末が送信した場合に、前記受信部は、前記程度情報を受信する
[1]又は[2]に記載のコンテンツ管理サーバ。
【0012】
[3]のコンテンツ管理サーバは、第1情報端末が検出した「特定行動の程度を示す程度情報」を収集することができるため、第1ユーザの実際の実行結果を適切に把握することができ、程度情報を事後的に利用可能にすることができる。
【0013】
[4]前記送信部は、前記受信部が前記程度情報を受信した場合に、前記程度情報を反映した評価情報又は提案情報を前記第1情報端末に送信する
[3]に記載のコンテンツ管理サーバ。
【0014】
[4]のコンテンツ管理サーバは、第1情報端末を利用する第1ユーザが実際に行った特定行動の結果を踏まえた評価や提案が可能となり、第1ユーザに対して次の特定行動を行う上での新たな動機付けをより有効に与えることができる。
【0015】
[5]前記受信部が前記第1ユーザの前記特定行動中又は前記特定行動後のバイタル情報を受信した場合に、前記バイタル情報を前記記憶部に蓄積及び/又は前記第1ユーザを見守る第2ユーザが使用する第2情報端末に送信する対応部を有する
[1]から[4]のいずれか一つに記載のコンテンツ管理サーバ。
【0016】
[5]のコンテンツ管理サーバは、第1ユーザの特定行動中又は特定行動後のバイタル情報を受信し、管理サーバ又は第2情報端末において利用可能にすることができる。特定行動中又は特定行動後のバイタル情報は、特定行動を行った場合に第1ユーザの身体にどのような変化が生じたかを把握する上で有用な情報であるため、[5]のコンテンツ管理サーバは、第1ユーザの意欲を高めやすい動機付けを与えつつ、実際に第1ユーザが特定行動を行った場合の身体管理を適切に行いやすくなる。
【0017】
[6]前記対応部は、前記バイタル情報を前記第2情報端末に送信し、
前記バイタル情報に応じた応答情報が前記第2情報端末から送信され、前記受信部が前記応答情報を受信した場合に、前記送信部が、前記応答情報を前記第1情報端末に送信する
[5]に記載のコンテンツ管理サーバ。
【0018】
[6]のコンテンツ管理サーバは、第1ユーザが特定行動を行った場合に、特定行動中又は特定行動後の第1ユーザのバイタル情報を第2ユーザ側に与えて評価可能にすることができ、そのバイタル情報を踏まえて第2ユーザ側から応答された応答情報を第1ユーザ側に伝えることができる。
【0019】
[7]前記送信部は、前記準備行動情報を受信した場合に、前記第1ユーザを見守る第2ユーザが使用する第2情報端末に対して、前記特定行動を開始する旨の情報を含む第1通知情報を送信する[1]から[6]のいずれか一つに記載のコンテンツ管理サーバ。
【0020】
[7]のコンテンツ管理サーバは、第1ユーザを見守る第2ユーザが、特定行動を開始する旨の情報に基づいて、第1ユーザが特定行動を開始することを確認できる。これにより、第2ユーザが、特定行動前の段階で第1ユーザの安否を確認できる。
【0021】
[8]前記受信部は、前記第1ユーザを見守る第2ユーザが使用する第2情報端末から前記記憶部に記憶する前記第1コンテンツを受信する[1]から[7]のいずれか一つに記載のコンテンツ管理サーバ。
【0022】
[8]のコンテンツ管理サーバは、第2情報端末の使用者が第1ユーザに送信するコンテンツを決めることができる。
【0023】
[9]前記記憶部は、前記特定行動に関する特定行動情報と対応付けて第2コンテンツを記憶し、
前記送信部は、前記第1ユーザが前記特定行動を終了したと判断した場合に、前記第1情報端末に対して、前記第2コンテンツを送信する[1]から[8]のいずれか一つに記載のコンテンツ管理サーバ。
【0024】
[9]のコンテンツ管理サーバは、第1情報端末を使用する第1ユーザに対して、特定行動の後の段階で、第2コンテンツを送信できる。これにより、特定行動を行った後に第2コンテンツが得られることを認識でき、第1ユーザに再び特定行動を行うための動機付けを与えられる。
【0025】
[10]前記送信部は、前記第1ユーザが前記特定行動を終了したと判断した場合に、前記第1ユーザを見守る第2ユーザが使用する第2情報端末に対して、前記特定行動が終了した旨の情報を含む第2通知情報を送信する[1]から[9]のいずれか一つに記載のコンテンツ管理サーバ。
【0026】
[10]のコンテンツ管理サーバは、第1ユーザを見守る第2ユーザが、特定行動を終了した旨の情報に基づいて、第1ユーザが特定行動を終了したことを確認できる。これにより、第2ユーザが、特定行動後の段階で第1ユーザの安否を確認できる。
【0027】
[11]前記受信部は、前記第1ユーザを見守る第2ユーザが使用する第2情報端末から前記記憶部に記憶する前記第2コンテンツを受信する[1]から[10]のいずれか一つに記載のコンテンツ管理サーバ。
【0028】
[11]のコンテンツ管理サーバは、第2情報端末の使用者は、特定行動後に第1ユーザに与える第2コンテンツの内容を決めることができる。
【0029】
[12]第1ユーザが使用する第1情報端末に対してコンテンツを送信するコンテンツ管理装置であって、
特定行動のメニュー及び前記特定行動の効果の少なくともいずれかを情報として提供する第1コンテンツを記憶する記憶部と、
前記第1情報端末から前記特定行動前の準備行動に関する準備行動情報を受信する受信部と、
前記第1情報端末に対して、前記準備行動情報の受信に応じて前記第1コンテンツを送信する送信部と、
を備えるコンテンツ管理装置。
【0030】
[12]のコンテンツ管理装置は、特定行動前の準備行動に関する準備行動情報の受信に応じて、第1情報端末に対し特定行動のメニュー及び前記特定行動の効果の少なくともいずれかを情報として提供する第1コンテンツを送信することができる。従って、この管理サーバは、第1情報端末を使用する第1ユーザに対して、特定行動前の準備行動の段階で、特定行動を行う意欲を高めやすい動機付けを与えることができる。
【0031】
[13]第1ユーザに対してコンテンツを出力するコンテンツ管理装置であって、
特定行動のメニュー及び前記特定行動の効果の少なくともいずれかを情報として提供する第1コンテンツを記憶する記憶部と、
前記特定行動前の準備行動を検知する検知部と、
前記検知部によって前記準備行動が検知された場合に、前記第1コンテンツを直接又は他の装置を介して出力する出力部と、
を有するコンテンツ管理装置。
【0032】
[13]のコンテンツ管理装置は、特定行動前の準備行動に関する準備行動情報の受信に応じて、第1情報端末に対し特定行動のメニュー及び前記特定行動の効果の少なくともいずれかを情報として提供する第1コンテンツを送信することができる。従って、この管理サーバは、第1情報端末を使用する第1ユーザに対して、特定行動前の準備行動の段階で、特定行動を行う意欲を高めやすい動機付けを与えることができる。
【0033】
[14]第1ユーザが使用する第1情報端末と、前記第1情報端末に対してコンテンツを送信するコンテンツ管理サーバと、を備えるコンテンツ管理システムであって、
前記コンテンツ管理サーバは、
特定行動のメニュー及び前記特定行動の効果の少なくともいずれかを情報として提供する第1コンテンツを記憶する記憶部と、
前記第1情報端末から前記特定行動前の準備行動に関する準備行動情報を受信するサーバ側受信部と、
前記第1情報端末に対して、前記準備行動情報の受信に応じて前記第1コンテンツを送信するサーバ側送信部と、
を有し、
前記第1情報端末は、
前記コンテンツ管理サーバに対して前記準備行動情報を送信する第1端末側送信部と、
前記コンテンツ管理サーバから前記第1コンテンツを受信する第1端末側受信部と、
前記第1端末側受信部によって受信された前記第1コンテンツを出力する第1端末側出力部と、
を有するコンテンツ管理システム。
【0034】
[14]のコンテンツ管理システムは、特定行動前の準備行動に関する準備行動情報の受信に応じて、第1情報端末に対し特定行動のメニュー及び前記特定行動の効果の少なくともいずれかを情報として提供する第1コンテンツを送信することができる。従って、この管理サーバは、第1情報端末を使用する第1ユーザに対して、特定行動前の準備行動の段階で、特定行動を行う意欲を高めやすい動機付けを与えることができる。
【0035】
[15]第1ユーザが使用する第1情報端末に対してコンテンツを送信するコンテンツ管理サーバに組み込まれるコンテンツ管理プログラムであって、
コンピュータに、
特定行動のメニュー及び前記特定行動の効果の少なくともいずれかを情報として提供する第1コンテンツを記憶させ、
前記第1情報端末から前記特定行動前の準備行動に関する準備行動情報を受信させ、
前記第1情報端末に対して、前記準備行動情報の受信に応じて前記第1コンテンツを送信させるコンテンツ管理プログラム。
【0036】
[15]のコンテンツ管理プログラムは、特定行動前の準備行動に関する準備行動情報の受信に応じて、第1情報端末に対し特定行動のメニュー及び前記特定行動の効果の少なくともいずれかを情報として提供する第1コンテンツを送信することができる。従って、このプログラムは、第1情報端末を使用する第1ユーザに対して、特定行動前の準備行動の段階で、特定行動を行う意欲を高めやすい動機付けを与えることができる。
【0037】
[16]第1ユーザが使用する第1情報端末に組み込まれるコンテンツ管理プログラムであって、
コンピュータに、
前記第1ユーザの特定行動前の準備行動に関する準備行動情報を送信させ、
前記準備行動情報に対応付けられるとともに、特定行動のメニュー及び前記特定行動の効果の少なくともいずれかを情報として提供する第1コンテンツを受信させ、
受信した前記第1コンテンツを出力させるコンテンツ管理プログラム。
【0038】
[16]のコンテンツ管理プログラムは、第1情報端末において第1ユーザの特定行動前の準備行動に関する準備行動情報を送信させることができ、準備行動情報の送信の後、「特定行動のメニュー及び前記特定行動の効果の少なくともいずれかを情報として提供する第1コンテンツ」が送信され且つこの第1コンテンツを受信した場合には、この第1コンテンツを出力させることができる。従って、このプログラムは、第1情報端末を使用する第1ユーザに対して、特定行動前の準備行動の段階で、特定行動を行う意欲を高めやすい動機付けを与えることができる。
【発明の効果】
【0039】
本発明によれば、ユーザが特定行動を行う前に、特定行動を行う意欲を高めやすい動機付けを与え得る
【図面の簡単な説明】
【0040】
図1図1は、第1実施形態のコンテンツ管理システムを概略的に示す説明図である。
図2図2は、コンテンツ管理システムの電気的構成を例示するブロック図である。
図3図3は、特定行動前のコンテンツ管理システムの動作の概略を説明する説明図である。
図4図4は、コンテンツ管理サーバが記憶する情報を説明する説明図である。
図5図5は、第1情報端末で実行される行動情報の送信制御の流れを示すフローチャートである。
図6図6は、コンテンツ管理サーバで実行される第1コンテンツの送信制御の流れを示すフローチャートである。
図7図7は、第1情報端末で実行される第1コンテンツの出力制御の流れを示すフローチャートである。
図8図8は、第2情報端末で実行される第1通知情報に基づく通知制御の流れを示すフローチャートである。
図9図9は、特定行動後のコンテンツ管理システムの動作の概略を説明する説明図である。
図10図10は、コンテンツ管理サーバで実行される第2コンテンツ送信制御の流れを示すフローチャートである。
図11図11は、第1情報端末で実行される第2コンテンツの出力制御の流れを示すフローチャートである。
図12図12は、第2情報端末で実行される第2通知情報に基づく通知制御の流れを示すフローチャートである。
図13図13は、第2実施形態のコンテンツ管理システムの電気的構成を例示するブロック図である。
図14図14は、第3実施形態のコンテンツ管理システムの電気的構成を例示するブロック図である。
図15図15は、第3実施形態のコンテンツ管理装置のコンテンツの出力制御の流れを示すフローチャートである。
図16図16は、第4実施形態のコンテンツ管理システムの電気的構成を例示するブロック図である。
図17図17は、第5実施形態のコンテンツ管理システムを概略的に示す説明図である。
図18図18は、第5実施形態のコンテンツ管理システムの電気的構成を例示するブロック図である。
図19図19は、第5実施形態の第2情報端末で実行されるコンテンツの送信制御の流れを示すフローチャートである。
図20図20は、第5実施形態の第1情報端末で実行されるコンテンツの受信制御の流れを示すフローチャートである。
図21図21は、第5実施形態の特定行動前のコンテンツ管理システムの動作の概略を説明する説明図である。
図22図22は、第5実施形態の特定行動後のコンテンツ管理システムの動作の概略を説明する説明図である。
図23図23は、第5実施形態の第1情報端末で実行されるコンテンツの出力制御の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0041】
1.第1実施形態
1-1.コンテンツ管理システム10の構成
図1に示すコンテンツ管理システム10は、コンテンツ管理サーバ20と、第1情報端末30と、第2情報端末40と、NFC(Near Field Communication)タグ50と、を備えている。コンテンツ管理サーバ20は、第1情報端末30及び第2情報端末40と通信可能になっている。第1情報端末30は特定行動を行うことが想定される第1ユーザが使用する。具体的には、第1ユーザは、運動を行うユーザであり、例えば、何らかの疾患の治療、症状の緩和、健康の増進、身体の一部の改善を行う対象のユーザである。第1ユーザは、第2ユーザが見守る対象であってもよく、第2ユーザが管理や把握を行う対象のユーザであってもよい。特定行動は、歩行や走行などのリハビリテーションプログラムを含む。特定行動には、サイクリングなどの他種の運動が含まれてもよく、ランニングマシーンやサイクリングマシーンなどの運動器具を利用した運動が含まれてもよい。
【0042】
第2情報端末40は第2ユーザが使用する。第2ユーザは、例えば、第1ユーザの治療、健康の増進、身体の一部の改善についての管理や把握を行うユーザである。第2ユーザは、第1ユーザを見守るユーザであってもよい。コンテンツ管理システム10は、第2情報端末40からアップロードされたコンテンツを、第1情報端末30に送信可能なシステムである。代表例では、第1ユーザは、疾患の治療を行う患者であり、第2ユーザは、その患者を診断、診察、治療する医師であり、また、医療や介護に関わる医療従事者や介護従事者であってもよい。コンテンツは、例えば写真・動画・音声等である。コンテンツは、第1ユーザに対して特定行動(ウォーキングやランニング等)を行う意欲を特定行動前の準備行動の段階で向上させる強化子として構成される。コンテンツは、特定行動のメニュー及び特定行動を行うことで得られる効果のいずれか又は両方を含む。
【0043】
コンテンツ管理サーバ20は、例えば、広域通信網(インターネット通信網など)を通じて利用可能なクラウドサーバとして構成されている。コンテンツ管理サーバ20は、図2に示すように、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、表示部24と、操作部25と、を備えている。制御部21は、コンテンツ管理サーバ20の動作を制御する。制御部21は、例えばマイクロコンピュータを主体として構成された情報処理装置であり、CPU等を有する。記憶部22は、半導体メモリ等の1種又は2種以上の公知の記憶手段によって構成されている。記憶部22には、制御部21を制御させるためのプログラム(後述する制御(図6図10参照)を実行し得るプログラム)が記憶されている。記憶部22には、後述するコンテンツが記憶される。通信部23は、無線通信によって広域通信網(インターネット通信網など)にアクセス可能な通信モジュールとして構成される。通信部23は、広域通信網を介して第1情報端末30及び第2情報端末40と無線通信可能に構成されている。表示部24は、液晶ディスプレイ等の画像表示装置として構成されている。操作部25は、ユーザの操作によって情報を入力し得る構成である。操作部25は、キーボード、タッチパネル等の入力インタフェースである。
【0044】
第1情報端末30は、例えばスマートフォン等の携帯型情報処理端末として構成されている。第1情報端末30は、図2に示すように、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、表示部34と、操作部35と、を備えている。制御部31は、例えばマイクロコンピュータを主体として構成された情報処理装置であり、CPU等を有する。記憶部32は、半導体メモリ等の1種又は2種以上の公知の記憶手段によって構成されている。記憶部32には、制御部31を制御させるためのプログラム(後述する管理アプリ等)等が記憶されている。通信部33は、無線通信によって広域通信網(インターネット通信網など)にアクセス可能な通信モジュールとして構成されている。通信部33は、広域通信網を介してコンテンツ管理サーバ20と無線通信可能に構成されている。また、通信部33は、NFC通信方式でNFCタグ50と無線通信を行い得る通信モジュールとして構成される。表示部34は、例えばタッチパネル式表示装置の一部をなす表示部であり、液晶ディスプレイや有機エレクトロルミネッセンスディスプレイなどの画像表示装置として構成されている。操作部35は、例えば、表示部34の前方を覆うように配置される公知のタッチパネルとして構成され、表示部34の画像を外部から視認可能な透明性の構成で表示部34を覆う構成をなす。なお、操作部35は、ユーザの操作によって情報を入力し得る構成であればよく、タッチパネル以外の入力インタフェース(ボタン等)を備えていてもよい。
【0045】
第1情報端末30には、コンテンツ管理サーバ20との通信に関するアプリケーションプログラム(以下、管理アプリとも言う)がインストールされている。第1情報端末30は、例えばアプリケーションプログラムを実行させた状態(いわゆるアプリを起動させた状態)で、コンテンツ管理サーバ20と通信を行う。第1情報端末30にインストールされたアプリケーションプログラムは、後述する制御(図5図7図11参照)を実行し得るプログラムである。アプリケーションプログラムは、第1情報端末30においてバックグラウンドで実行されてもよく、フォアグラウンドで実行されてもよい。
【0046】
第2情報端末40は、例えばパーソナルコンピュータやスマートフォン等の携帯型情報処理端末として構成されている。第2情報端末40は、図2に示すように、制御部41と、記憶部42と、通信部43と、表示部44と、操作部45と、を備えている。制御部41、記憶部42、通信部43、表示部44、及び操作部45の各々は、第1情報端末30の制御部21、記憶部22、通信部23、表示部24、及び操作部25の各々と同様の構成である。第2情報端末40は、例えば医療機関などに設けられる端末であり、例えば、第2ユーザとしての医師や医療従事者などが使用する端末である。
【0047】
第2情報端末40には、コンテンツ管理サーバ20との通信に関するアプリケーションプログラムがインストールされている。第2情報端末40は、例えばアプリケーションプログラムを実行させた状態(いわゆるアプリを起動させた状態)で、コンテンツ管理サーバ20と通信を行う。第2情報端末40にインストールされたアプリケーションプログラムは、後述する制御(図8図12参照)を実行し得るプログラムである。アプリケーションプログラムは、第2情報端末40においてバックグラウンドで実行されてもよく、フォアグラウンドで実行されてもよい。
【0048】
NFCタグ50は、NFC通信方式で第1情報端末30と無線通信を行い得る。NFCタグ50は、「無線タグ」の一例に相当する。NFCタグ50は、図2に示すように、制御部51と、記憶部52と、通信部53と、を備えている。制御部51は、例えばマイクロコンピュータを主体として構成された情報処理装置であり、CPU等を有する。記憶部52は、半導体メモリ等の1種又は2種以上のメモリによって構成されている。記憶部52は、NFCタグ50を識別する固有情報等が記憶されている。通信部53は、例えば図示しないアンテナ、電源回路、復調回路、変調回路などを有している。電源回路は、アンテナを介して受信した受信信号(キャリア信号)を整流、平滑して動作用電源を生成するものであり、その動作用電源を、制御部51をはじめとする各構成要素に供給する。復調回路は、受信信号(キャリア信号)に重畳されているデータを復調して制御部に出力する。制御部51は、記憶部52から上記要素情報などを読み出し、それを送信データとして変調回路に出力する構成をなす。変調回路は、応答信号(キャリア信号)を当該送信データで負荷変調してアンテナから送信するように構成されている。なお、上述されたNFCタグ50の構成及び図2の構成はあくまで一例であり、無線通信方式で情報を読み取ることが可能な無線タグであれば、公知の他の構成が採用されてもよい。
【0049】
1-2.コンテンツ管理システムの動作の概要
図3は、特定行動前のコンテンツ管理システムの動作の概略を説明する説明図である。第1情報端末30からコンテンツ管理サーバ20に後述する準備行動情報が送信されると、第2情報端末40からコンテンツ管理サーバ20にアップロードされた第1コンテンツが第1情報端末30に送信される。さらに、第1情報端末30からコンテンツ管理サーバ20に後述する準備行動情報が送信されると、コンテンツ管理サーバ20から後述する第1通知情報が第2情報端末40に送信される。
【0050】
図9は、特定行動後のコンテンツ管理システムの動作の概略を説明する説明図である。第1情報端末30からコンテンツ管理サーバ20に後述する特定行動情報が送信されると、第2情報端末40からコンテンツ管理サーバ20にアップロードされた第2コンテンツが第1情報端末30に送信される。さらに、第1情報端末30からコンテンツ管理サーバ20に後述する特定行動情報が送信されると、コンテンツ管理サーバ20から後述する第2通知情報が第2情報端末40に送信される。
【0051】
1-3.コンテンツのアップロード
コンテンツ管理サーバ20には、予め第2情報端末40によってコンテンツがアップロードされる。第2情報端末40は、例えば管理アプリを起動させた状態で、コンテンツ管理サーバ20にコンテンツを送信する。例えば第2情報端末40に予め記憶されているコンテンツを送信する。コンテンツ管理サーバ20は、第2情報端末40から受信したコンテンツを記憶部22に記憶させる。これにより、コンテンツ管理サーバ20においてコンテンツがアップロードされる。制御部21及び通信部23は、本発明の「受信部」の一例に相当し、第2情報端末40から第1コンテンツ及び第2コンテンツを受信する。第1コンテンツは、特定行動前に第1情報端末30に送信されるコンテンツである。第2コンテンツは、特定行動後に第1情報端末30に送信されるコンテンツである。記憶部22は、本発明の「記憶部」の一例に相当する。
【0052】
第1コンテンツ及び第2コンテンツは、第1ユーザにとって有益な情報を含むコンテンツであり、特定行動のメニューや特定行動を行った場合に得られる効果などの情報を含むコンテンツである。第1コンテンツは、特定行動前の準備行動の段階で特定行動を行う意欲を向上させる強化子である。第2コンテンツは、特定行動が終了した段階で次回の特定行動を行う意欲を向上させる強化子である。
【0053】
以下で説明される代表例では、第1ユーザは、特定種類の疾患があるユーザである。第1コンテンツは、上記特定種類の疾患に適した運動のメニューや、上記特定種類の疾患に適した運動を行った場合の効果などの情報を静止画、動画、音声などによって出力し得るコンテンツである。第2コンテンツは、上記特定種類の疾患に適した次回の運動メニューや直近で終了した今回の運動によって得られる効果などを情報として含んでいてもよい。
【0054】
コンテンツ管理サーバ20には、第1ユーザの行動情報と対応付けて各種コンテンツが記憶される。行動情報とは、第1ユーザの行動を特定する情報(後述する準備行動情報、特定行動情報)である。行動情報は、例えば行動を特定する文字列のデータであってもよく、数字や記号などのデータであってもよい。特定行動とは、第1ユーザに対する強化対象となる行動(促す対象となる行動)であり、例えばウォーキング、ランニング、その他の運動等である。特定行動情報とは、特定行動に関する情報であり、特定行動を行ったことを示す情報である。準備行動とは、特定行動を行う前の行動であり、例えば管理アプリを起動させた状態の第1情報端末30にNFCタグ50を近づける行動等である。準備行動情報とは、準備行動に関する情報であり、準備行動を行ったことを示す情報である。
【0055】
例えば、図4(A)に示すように、コンテンツ管理サーバ20には、準備行動情報に対応付けて提供情報の候補が記憶されている。提供情報の候補は、バイタル内容が複数種類に分類されており、各バイタル内容に対応付けて各第1コンテンツが記憶されている。更に、図4(B)の例では、各メニューに対応付けて第2コンテンツが定められている。
【0056】
1-4.第1情報端末30の行動情報の送信制御
第1情報端末30の行動情報の送信制御について、図5で示すフローチャートを参照しつつ説明する。図5で示すフローチャートは、第1情報端末30の制御部31で実行される行動情報の送信制御の流れを示すフローチャートである。
【0057】
制御部31は、例えば、第1情報端末30とNFCタグ50とが通信可能になった場合に図5の制御を行う。制御部31は、図5の制御を行う場合、まず、NFCタグ50との通信処理を行う(ステップS11)。例えば、第1ユーザが、第1情報端末30で管理アプリを起動させた状態で、第1情報端末30にNFCタグ50を近づける。これにより、第1情報端末30とNFCタグ50との間で通信処理が行われる。例えば、第1情報端末30から発生される電波に基づいてNFCタグ50が動作を開始し、第1情報端末30とNFCタグ50との間でデータ(リクエストデータ、レスポンスデータ等)の授受を行う。
【0058】
続いて、制御部31は、ステップS11で行った通信処理が特定行動前の準備行動によるものか否か判断する(ステップS12)。例えば、制御部31は、第1情報端末30とNFCタグ50との間の通信処理の前に管理アプリで行動のデータ(以下、程度情報ともいう)の記録が行われていない場合に、通信処理が準備行動によるものであると判断する。程度情報とは、移動距離や歩数等を特定する数値等のデータである。制御部31は、ステップS11で行った通信処理が特定行動前の準備行動によるものであると判断する場合、Yesに進み、準備行動情報を生成する(ステップS13)。準備行動情報は、例えば、第1情報端末30とNFCタグ50との通信処理が行われたことを示す情報である。
【0059】
準備行動情報には、特定行動を行う前(例えば、準備行動が完了した時点)の第1ユーザのバイタル情報を含めることが望ましい。バイタル情報は、例えば、第1ユーザの血圧、心拍数、心電図、呼吸数、SpOなどである。第1ユーザのバイタル情報は、第1情報端末30に備えられた測定機器によって測定されてもよく、第1情報端末30とは異なる別の測定装置によって測定された値を無線通信によって第1情報端末30が取得してもよい。
【0060】
続いて、制御部31は、ステップS13で生成した準備行動情報をコンテンツ管理サーバ20に送信する(ステップS14)。制御部31及び通信部33は、「第1端末側送信部」の一例に相当し、NFCタグ50と無線通信した場合に、コンテンツ管理サーバ20に準備行動情報を送信する。その後、制御部31は、特定行動のデータ(程度情報)の記録を開始する(ステップS15)。例えば、特定行動がウォーキングやランニングであれば、移動距離や歩数等が程度情報に相当する。距離や歩数は、例えば第1情報端末30に搭載されるGPS装置や歩数計の動作によって測定することができる。制御部31は、ステップS15の後、図5に示す行動情報の送信制御を終了する。
【0061】
一方で、制御部31は、ステップS12で、ステップS11で行った通信処理が特定行動前の準備行動によるものでない(特定行動後の行動によるものである)と判断する場合、Noに進み、特定行動情報を生成する(ステップS16)。特定行動情報は、例えば、特定行動を行った後に第1情報端末30とNFCタグ50とによる通信処理が行われたことを示す情報である。特定行動を行った後に第1情報端末30とNFCタグ50とによる通信処理が行われたか否かは、例えば当該通信処理の前且つ前回の通信処理の後に記録された程度情報(移動距離や歩数等)に基づいて判断することができる。この場合、移動距離や歩数が一定程度に達しない場合に、準備行動が行われたと判断することができる。移動距離や歩数が一定程度に達する場合に、準備行動ではなく特定行動が行われたと判断することができる。
【0062】
続いて、制御部31は、ステップS16で生成した特定行動情報をコンテンツ管理サーバ20に送信する(ステップS17)。その後、制御部31は、前に行われたステップS15で記録を開始した特定行動の程度情報の記録を停止する(ステップS18)。その後、制御部31は、ステップS18で記録を停止した程度情報をコンテンツ管理サーバ20に送信する(ステップS19)。なお、特定行動情報と程度情報を、程度情報の記録を停止した後に同時にコンテンツ管理サーバ20に送信する制御としてもよい。制御部31は、ステップS19の後、図5に示す行動情報の送信制御を終了する。
【0063】
1-5.コンテンツ管理サーバ20の第1コンテンツの送信制御
コンテンツ管理サーバ20の第1コンテンツの送信制御について、図6で示すフローチャートを参照しつつ説明する。図6で示すフローチャートは、コンテンツ管理サーバ20の制御部21で実行される第1コンテンツの送信制御の流れを示すフローチャートである。
【0064】
制御部21は、例えば、第1情報端末30から準備行動情報の送信があった場合に図6の制御を実行する。制御部21は、図6の制御を実行する場合、まず、ステップS14で第1情報端末30から送信された準備行動情報を受信する(ステップS21)。制御部21及び通信部23は、本発明の「受信部」「サーバ側受信部」の一例に相当する。続いて、制御部21は、ステップS21で受信した準備行動情報に対応付けて記憶された第1コンテンツを記憶部22から取得する(ステップS22)。例えば、図4(A)のように、準備行動情報に対応付けられた候補情報の中から、第1ユーザのバイタル情報に合致したバイタル内容に対応付けられた第1コンテンツを記憶部22から読み出す。
【0065】
バイタル内容は、例えば、血圧範囲を定めたバイタル内容であってもよい。例えば、図4(A)に示されるバイタル内容1として、相対的に高い第1の血圧範囲を定め、バイタル内容1に対応付けて「ストレッチなどの軽い運動を提案するメニューを含む第1コンテンツ1」を用意し、バイタル内容2として、第1の血圧範囲よりも低い第2の血圧範囲を定め、バイタル内容2に対応付けて「ストレッチよりも負荷の大きいウォーキングなどの運動を提案するメニューを含む第1コンテンツ2」を用意し、バイタル内容3として、第2の血圧範囲よりも低い第3の血圧範囲を定め、バイタル内容3に対応付けて「ウォーキングよりも負荷の大きいジョギングなどの運動を提案するメニューを含む第1コンテンツ3」を用意しておくことができる。この場合、第1ユーザの血圧が第1の血圧範囲内であれば、上記第1コンテンツ1を読み出すことになる。
【0066】
別例として、バイタル内容は、例えば、SpOを定めたバイタル内容であってもよい。例えば、バイタル内容1として、「SpOが基準値以下であること」を定め、バイタル内容1に対応付けて「ストレッチなどの軽い運動を提案するメニューを含む第1コンテンツ1」を用意し、バイタル内容2として、「SpOが基準値を超えること」を定め、バイタル内容2に対応付けて「ストレッチよりも負荷の大きいウォーキングなどの運動を提案するメニューを含む第1コンテンツ2」を用意しておくことができる。この場合、第1ユーザのSpOが基準値以下であれば、上記第1コンテンツ1を読み出すことになる。
【0067】
バイタル内容とメニューの対応関係はあくまで一例であり、上述のいずれかの条件を満たす場合でも、心拍数と心電図が不規則である場合や不整脈が検知される場合には、ストレッチなどの軽い運動メニューを含む第1コンテンツ、又は病院での受信を推奨する第1コンテンツが選定されるようにしてもよい。或いは、呼吸数が第1ユーザの基準値よりも多い場合には、ストレッチや短い散歩ルートなどの軽い運動メニューを含む第1コンテンツが選定されるようにしてもよい。
【0068】
各々の第1コンテンツには、各々の第1コンテンツに含まれる提案メニューによって得られる効果の情報が含まれていてもよい。例えば、第1コンテンツに含まれるメニューが、上肢のストレッチなどの軽い運動を含むメニューである場合、このメニューに対応付けて「呼吸筋のこわばりがほぐされることで息苦しさが減少して呼吸が楽になる」という効果の情報を含ませておくことができる。或いは、第1コンテンツに含まれるメニューが、散歩などのウォーキングを含むメニューである場合、「散歩などの運動では、下肢を含む全身の筋肉量が増えてくるため、運動が楽になり、運動時の息切れや息苦しさが減少する」という効果の情報を含ませておくことができる。
【0069】
続いて、制御部21は、ステップS22で取得した第1コンテンツを第1情報端末30に対して送信する(ステップS23)。制御部21及び通信部23は、「送信部」「サーバ側送信部」の一例に相当し、第1情報端末30に対して、準備行動情報の受信に応じて第1コンテンツを送信する。本実施形態では、制御部21は、決定部の一例に相当し、上記受信部が第1ユーザの特定行動前のバイタル情報を受信した場合に第1ユーザのバイタル情報に基づいてメニュー(具体的にはメニューを含むコンテンツ)を決定するように機能する。上記送信部は、上記決定部が決定したメニューを含む第1コンテンツを第1情報端末30に対して送信するように機能する。
【0070】
続いて、制御部21は、第1通知情報を生成する(ステップS24)。第1通知情報は、特定行動を開始する旨の情報を含む情報である。具体的には、第1通知情報は、第1ユーザがウォーキングやランニングを開始しようとしていることを通知する情報である。続いて、制御部21は、ステップS24で生成した第1通知情報を第2情報端末40に対して送信する(ステップS25)。制御部21及び通信部23は、「送信部」の一例に相当し、準備行動情報を受信した場合に、第2情報端末40に対して、特定行動を開始する旨の情報を含む第1通知情報を送信する。制御部21は、ステップS25の後、図6に示す第1コンテンツの送信制御を終了する。
【0071】
1-6.第1情報端末30の第1コンテンツの出力制御
第1情報端末30の第1コンテンツの出力制御について、図7で示すフローチャートを参照しつつ説明する。図7で示すフローチャートは、第1情報端末30の制御部31で実行される第1コンテンツの出力制御の流れを示すフローチャートである。
【0072】
制御部31は、例えば、コンテンツ管理サーバ20から第1情報端末30に第1コンテンツが送信された場合に図7の制御を行う。制御部31は、図7の制御を行う場合、まず、ステップS23でコンテンツ管理サーバ20から送信された第1コンテンツを受信する(ステップS31)。制御部31及び通信部33は、「第1端末側受信部」の一例に相当する。続いて、制御部31は、ステップS31で受信した第1コンテンツ(上述のメニューや効果を画像表示や音声出力するコンテンツ)を出力する(ステップS32)。制御部31及び表示部34は、「第1端末側出力部」の一例に相当する。例えば、第1コンテンツが静止画である場合には、制御部31は、表示部34に第1コンテンツを静止画として表示させる。第1コンテンツが動画である場合には、制御部31は、表示部34に第1コンテンツを動画として表示させる。第1コンテンツが音声である場合には、制御部31は、第1情報端末30に別途設けられるスピーカ等により第1コンテンツを音声として表示させる。なお、第1コンテンツは、情報を出力するものであれば、動画と音声を組み合わせたもの等、どのような構成であってもよい。
【0073】
第1情報端末30で第1コンテンツを出力することで、特定行動前の準備行動の段階で、第1ユーザに対して特定行動を行う意欲を特定行動前の準備行動の段階で向上させる強化子(第1コンテンツ)を与えられる。これにより、第1ユーザに特定行動を行うための動機付けを与えられる。また、第1ユーザの特定行動が即時強化されることで、特定行動を継続させて習慣化させることができる。特定行動が上記特定種類の疾患に適した運動であれば、上記特定疾患の症状の改善効果や悪化抑制効果が得られる。制御部31は、ステップS32の後、図7に示す第1コンテンツの出力制御を終了する。
【0074】
1-7.第2情報端末40の第1通知情報に基づく通知制御
第2情報端末40の第1通知情報に基づく通知制御について、図8で示すフローチャートを参照しつつ説明する。図8で示すフローチャートは、第2情報端末40の制御部41で実行される第1通知情報に基づく通知制御の流れを示すフローチャートである。
【0075】
制御部41は、例えば、コンテンツ管理サーバ20から第1通知情報の送信があった場合に図8の制御を行う。制御部41は、図8の制御を行う場合、まず、ステップS25でコンテンツ管理サーバ20から送信された第1通知情報を受信する(ステップS41)。制御部41及び通信部43は、「第2端末側受信部」の一例に相当する。続いて、制御部41は、ステップS41で受信した第1通知情報に基づき、特定行動の開始を通知する(ステップS42)。制御部41及び表示部44は、「第2端末側通知部」の一例に相当し、受信した第1通知情報に基づいて通知する。例えば、第2情報端末40の表示部44にポップアップウィンドウが表示され、特定行動を開始する旨の表示を行う。より具体的には、「ウォーキングを開始しました」等のメッセージを表示部44に表示してもよい。また、ステップS41でコンテンツ管理サーバ20からメールを受信し、そのメールに含まれる内容として特定行動を開始する旨の情報が含まれていてもよい。
【0076】
第1通知情報に基づく通知により、第2ユーザ(第2情報端末40の使用者)が、特定行動前の段階で第1ユーザの安否を確認できる。また、第2ユーザは、第1通知情報(第1ユーザの特定行動前の安否に関する情報)を受けるとともに、第1ユーザに送信する第1コンテンツを決めることができるため、一種のコミュニケーションを行える。第1コンテンツから派生される事象や話題によって、第1ユーザと第2ユーザとの間のコミュニケーションを促進できる。制御部41は、ステップS42の後、図8に示す第1通知情報に基づく通知制御を終了する。
【0077】
1-8.コンテンツ管理サーバ20の第2コンテンツの送信制御
コンテンツ管理サーバ20の第2コンテンツの送信制御について、図10で示すフローチャートを参照しつつ説明する。図10で示すフローチャートは、コンテンツ管理サーバ20の制御部21で実行される第2コンテンツの送信制御の流れを示すフローチャートである。
【0078】
制御部21は、例えば、第1情報端末30から特定行動情報の送信があった場合に図10の制御を行う。制御部21は、図10の制御を行う場合、まず、ステップS17で第1情報端末30から送信された特定行動情報を受信する(ステップS51)。続いて、制御部21は、第1ユーザの特定行動が終了したと判断する(ステップS52)。続いて、制御部21は、ステップS19で第1情報端末30から送信された程度情報を受信する(ステップS53)。制御部21及び通信部23は、「受信部」の一例に相当し、特定行動の程度に関する程度情報を受信する。なお、制御部21は、第1情報端末30から同時に送信された特定行動情報と程度情報を、同時に受信する制御を行ってもよい。
【0079】
制御部21は、特定行動情報(より具体的には程度情報)に対応付けて記憶された少なくとも一つの第2コンテンツを記憶部22から取得する(ステップS54)。続いて、制御部21は、ステップS54で取得した第2コンテンツを第1情報端末30に対して送信する(ステップS55)。制御部21及び通信部23は、「送信部」の一例に相当し、第1ユーザが特定行動を終了したと判断した場合に、第1情報端末30に対して少なくとも一つの第2コンテンツを送信する。例えば、図4(B)の例では、各メニューに対して各第2コンテンツが対応付けられており、このような例では、ステップS54において実施されたメニューに対応付けられた第2コンテンツを取得し、このように取得した第2コンテンツを第1情報端末30に送信することができる。
【0080】
図4(B)の例では、メニューに対応付けて第2コンテンツが対応付けられており、この例では、いずれかのメニューの特定行動が行われる場合に、ステップS54では、そのメニューに対応する第2コンテンツを取得するようにしてもよい。メニューに対応付けた第2コンテンツの例としては、そのメニューが行われた場合に推奨される次のメニューなどが挙げられる。前回の第1コンテンツに含まれるメニューが行われた場合に推奨される次のメニューは、提案情報の一例に相当する。提案情報は、この例に限定されず、例えば、前回の第1コンテンツに含まれるメニューの達成度が目標値よりも大幅に低い所定範囲である場合に上記「次のメニュー」よりも負荷を少し抑えたメニューを提案する情報などであってもよい。
【0081】
図4(B)の例に限定されず、受信部が程度情報を受信した場合に、ステップS54では、程度情報を反映した評価情報を含んだ第2コンテンツが採用されるようにしてもよい。程度情報を反映した評価情報は、例えば、予め定められた目標値に対してどの程度達成されたかを示す達成度合いの情報や、目標値が達成されたことを伝えたり褒めたりするメッセージ情報などを含んでいてもよい。上記程度情報又は上記評価情報には、運動強度が含まれていてもよい。運動強度の算出は、第1情報端末30で行われてもよく、コンテンツ管理サーバ20で行われてもよい。運動強度の算出には、例えば身体活動の強さを示すメッツを用いてもよい。この例では、散歩などの運動の場合、散歩した距離と時間から算出される速度がメッツの指標となる。別例として、散歩の場合、速度を基準とした身体活動の強さを決定することもできる。例えば、1分当たり100歩以内であれば、運動強度1とし、1分当たり100歩を超え150歩以内であれば運動強度1よりも強度が大きい運動強度2とし、1分当たり150歩を超える場合には運動強度2よりも強度が大きい運動強度3とするように運動強度を算出又は検出してもよい。更なる応用例として、散歩ルートにおける坂道や階段は、ウェアラブルデバイスや情報端末に内蔵された加速度センサから算出し、上記の運動強度に乗算することで坂道や階段に応じた運動強度に補正してもよい。上記第2コンテンツは、上記評価情報及び上記提案情報の両方が含まれるコンテンツであってもよく、いずれか一方のみが含まれるコンテンツであってもよい。
【0082】
続いて、制御部21は、第2通知情報を生成する(ステップS56)。第2通知情報は、特定行動が終了した旨の情報を含む情報である。具体的には、第2通知情報は、第1ユーザがウォーキングやランニングを終了したことを通知する情報である。続いて、制御部21は、ステップS56で生成した第2通知情報を第2情報端末40に対して送信する(ステップS57)。制御部21及び通信部23は、「送信部」の一例に相当し、第1ユーザが特定行動を終了したと判断した場合に、第2情報端末40に対して、特定行動が終了した旨の情報を含む第2通知情報を送信する。制御部21は、ステップS57の後、図10に示す第2コンテンツの送信制御を終了する。
【0083】
1-9.第1情報端末30の第2コンテンツの出力制御
第1情報端末30の第2コンテンツの出力制御について、図11で示すフローチャートを参照しつつ説明する。図11で示すフローチャートは、第1情報端末30の制御部31で実行される第2コンテンツの出力制御の流れを示すフローチャートである。
【0084】
制御部31は、例えば、コンテンツ管理サーバ20から第2コンテンツが送信された場合に図11の制御を行う。制御部31は、図11の制御を行う場合、まず、ステップS55でコンテンツ管理サーバ20から送信された第2コンテンツを受信する(ステップS61)。続いて、制御部31は、ステップS61で受信した第2コンテンツを出力する(ステップS62)。例えば、第2コンテンツの出力方法は上述した第1コンテンツの出力方法と同様である。第1ユーザ(第1情報端末30の使用者)は、特定行動を行った後に第2コンテンツが得られ、第2コンテンツは再び特定行動を行う意欲を高め得る情報であるため、第1ユーザに再び特定行動を行うための動機付けを与えられる。また、第1ユーザは、特定行動を行った際の行動の程度に応じて、種類の異なる第2コンテンツを第1ユーザに与えられる。制御部31は、ステップS62の後、図11に示す第2コンテンツの出力制御を終了する。
【0085】
1-10.第2情報端末40の第2通知情報に基づく通知制御
第2情報端末40の第2通知情報に基づく通知制御について、図12で示すフローチャートを参照しつつ説明する。図12で示すフローチャートは、第2情報端末40の制御部41で実行される第2通知情報に基づく通知制御の流れを示すフローチャートである。
【0086】
制御部41は、例えば、コンテンツ管理サーバ20から第2通知情報が送信された場合に、図12の制御を行う。制御部41は、まず、ステップS57でコンテンツ管理サーバ20から送信された第2通知情報を受信する(ステップS71)。続いて、制御部41は、ステップS71で受信した第2通知情報に基づき、特定行動の終了を通知する(ステップS72)。特定行動の終了の通知方法は、上述した特定行動の開始の通知方法と同様である。例えば、「ウォーキングを終了しました」等のメッセージを表示部44に表示してもよい。第2通知情報に基づく通知により、第2ユーザ(第2情報端末40の使用者)が、特定行動後の段階で第1ユーザの安否を確認できる。また、第2ユーザは、第2通知情報(第1ユーザの特定行動後の安否に関する情報)を受けるとともに、第1ユーザに送信する第2コンテンツを決めることができるため、特定行動が適切に行われているか否かを確認することができるとともに、特定行動の継続性を高め得る情報を第2ユーザ側の判断で具体的に提供することができ、更には、一種のコミュニケーションも行える。制御部41は、ステップS72の後、図12に示す第2通知情報に基づく通知制御を終了する。
【0087】
本実施形態では、第1ユーザが上記特定行動を行っている最中又は上記特定行動が終了した後の第1ユーザのバイタル情報を検出し、検出されたバイタル情報を第1情報端末30からコンテンツ管理サーバ20に送信するようになっていてもよい。例えば、第1情報端末30は、特定行動が終了した直後に第1ユーザのバイタル情報を取得し、このバイタル情報をコンテンツ管理サーバ20に送信してもよい。この場合、バイタル情報は第1情報端末30とは異なる別の測定装置(例えば、第1ユーザが装着するウェアラブル端末など)によって測定された値を無線通信によって第1情報端末30が取得してコンテンツ管理サーバ20に送信してもよく、第1情報端末30自身が測定してコンテンツ管理サーバ20に送信してもよい。この例では、コンテンツ管理サーバ20の受信部が第1ユーザの上記特定行動中又は上記特定行動後のバイタル情報を受信した場合に、当該バイタル情報を記憶部22に蓄積してもよく、又は第2情報端末40に送信してもよく、その両方であってもよい。この例では、制御部21及び通信部23が対応部の一例に相当する。
【0088】
このように上記対応部が上記バイタル情報を第2情報端末40に送信した場合、第2情報端末40を使用する第2ユーザはバイタル情報を把握して評価することができる。そして、第2ユーザは、第2情報端末40を操作して上記バイタル情報から把握される診断結果や望まれる治療行為を含む情報を応答情報(バイタル情報に応じた応答情報)として入力し、第2情報端末40からコンテンツ管理サーバ20に送信するように操作してもよい。このように第2情報端末40から応答情報が送信された場合、コンテンツ管理サーバ20の受信部が上記応答情報を受信することができ、コンテンツ管理サーバ20の記送信部は、この応答情報を第1情報端末30に送信することができる。このような動作によって、第1ユーザは、特定動作中又は特定動作後のバイタル情報に基づいて評価された第2ユーザの症状に対する見解や診断結果、今後の治療内容や治療方針を取得することができ、その後の適切な運動やリハビリ等に役立てることができる。第2ユーザは、コンテンツ管理サーバ20内の上記バイタル情報を把握することによって、第1ユーザの受診時に、第1ユーザの症状把握や診断、治療内容や治療方針の決定に役立てることができる。
【0089】
1-11.第1実施形態の効果
コンテンツ管理サーバ20は、特定行動前の準備行動に関する準備行動情報の受信に応じて、第1情報端末30に対し特定行動のメニュー及び前記特定行動の効果の少なくともいずれかを情報として提供する第1コンテンツを送信することができる。従って、この管理サーバ20は、第1情報端末30を使用する第1ユーザに対して、特定行動前の準備行動の段階で、特定行動を行う意欲を高めやすい動機付けを与えることができる。
【0090】
コンテンツ管理サーバ20は、特定行動前の第1ユーザのバイタル情報に基づくメニューを提供することができるため、特定行動を行う前の第1ユーザのバイタルの状態を反映してメニューを提供することができる。
【0091】
コンテンツ管理サーバ20は、第1情報端末30が検出した「特定行動の程度を示す程度情報」を収集することができるため、第1ユーザの実際の実行結果を適切に把握することができ、程度情報を事後的に利用可能にすることができる。
【0092】
コンテンツ管理サーバ20は、第1情報端末30から取得した程度情報を反映した提案メニュー又は程度情報に基づく対応効果を第1情報端末30に提供することができるため、第1情報端末30を利用する第1ユーザが実際に行った特定行動の結果を踏まえた評価や提案が可能となり、第1ユーザに対して次の特定行動を行う上での新たな動機付けをより有効に与えることができる。
【0093】
コンテンツ管理サーバ20は、第1ユーザの特定行動中又は特定行動後のバイタル情報を受信し、管理サーバ20又は第2情報端末40において利用可能にすることができる。特定行動中又は特定行動後のバイタル情報は、特定行動を行った場合に第1ユーザの身体にどのような変化が生じたかを把握する上で有用な情報であるため、[5]のコンテンツ管理サーバ20は、第1ユーザの意欲を高めやすい動機付けを与えつつ、実際に第1ユーザが特定行動を行った場合の身体管理を適切に行いやすくなる。
【0094】
コンテンツ管理サーバ20は、第1ユーザが特定行動を行った場合に、特定行動中又は特定行動後の第1ユーザのバイタル情報を第2ユーザ側に与えて評価可能にすることができ、そのバイタル情報を踏まえて第2ユーザ側から応答された応答情報を第1ユーザ側に伝えることができる。
【0095】
コンテンツ管理サーバ20は、第1ユーザを見守る第2ユーザが、特定行動を開始する旨の情報に基づいて、第1ユーザが特定行動を開始することを確認できる。これにより、第2ユーザが、特定行動前の段階で第1ユーザの安否を確認できる。
【0096】
コンテンツ管理サーバ20は、第2情報端末40から記憶部に記憶する第1コンテンツを受信可能であり、このような構成であれば、第2情報端末40の使用者が第1ユーザに送信するコンテンツを決めることができる。
【0097】
コンテンツ管理サーバ20は、第1情報端末30を使用する第1ユーザに対して、特定行動の後の段階で、第2コンテンツを送信できる。これにより、特定行動を行った後に第2コンテンツが得られることを認識でき、第1ユーザに対し、再び特定行動を行うための動機付けを与えることができる。
【0098】
コンテンツ管理サーバ20は、第1ユーザを見守る第2ユーザが、特定行動を終了した旨の情報に基づいて、第1ユーザが特定行動を終了したことを確認できる。従って、第2ユーザが、特定行動後の段階で第1ユーザの安否を確認できる。
【0099】
コンテンツ管理サーバ20は、第2情報端末40から記憶部に記憶する第2コンテンツを受信可能であり、このような構成あれば、第2情報端末40の使用者は、特定行動後に第1ユーザに与える第2コンテンツの内容を決めることができる。
【0100】
2.第2実施形態
2-1.コンテンツ管理システム210の構成
図13に示すコンテンツ管理システム210は、コンテンツ管理サーバの代わりに、サーバとして構成されないコンテンツ管理装置を備えている点が主に第1実施形態と異なっている。第1実施形態と同じ構成については、同じ符号をつけて用い、詳しい説明は省略する。
【0101】
図13に示すコンテンツ管理システム210は、コンテンツ管理装置220と、第1情報端末30と、NFCタグ50と、を備えている。コンテンツ管理装置220は、第1情報端末30と通信可能になっている。コンテンツ管理システム210は、コンテンツ管理装置220に記憶されたコンテンツを、第1情報端末30に送信可能なシステムである。
【0102】
コンテンツ管理装置220は、例えば、第1ユーザの住居等に設置され、第1ユーザが使用する装置である。コンテンツ管理装置220は、制御部221と、記憶部222と、通信部223と、表示部224と、操作部225と、を備えている。制御部221、記憶部222、表示部224、及び操作部225は、第1実施形態の制御部21、記憶部22、表示部24、及び操作部25と同様の構成である。通信部223は、例えば近距離通信方式(bluetooth(登録商標)などの無線通信規格に従った通信方式)で第1情報端末30と無線通信を行い得る通信モジュールとして構成される。
【0103】
2-2.コンテンツのアップロード
コンテンツ管理装置220には、予めコンテンツ(第1コンテンツ及び第2コンテンツ)が記憶される。例えば、見守り者等によってコンテンツが記録された記録媒体をコンテンツ管理装置220に読み取らせて、そのコンテンツをコンテンツ管理装置220の記憶部222に記憶させる。第1実施形態で説明した第2情報端末40を通信インタフェースを介してコンテンツ管理装置220に接続して、第2情報端末40に記録されたコンテンツをコンテンツ管理装置220に移行させてもよい。
【0104】
2-3.コンテンツ管理システム210の通信処理
第1情報端末30の行動情報の送信制御は、第1実施形態(図5参照)と同様である。コンテンツ管理装置220の第1コンテンツの送信制御は、第1実施形態(図6のステップS21~S23参照)と概ね同様である。なお、コンテンツ管理装置220が広域通信網(インターネット通信網など)を通じて他の情報端末(第2情報端末40等)と通信可能となっており、図6のステップS24,S25と同様の処理により第1通知情報を他の情報端末に送信する構成としてもよい。第1情報端末30の第1コンテンツの出力制御は、第1実施形態(図7参照)と同様である。
【0105】
コンテンツ管理装置220の制御部221による第2コンテンツの送信制御は、第1実施形態(図10のステップS51~S55参照)と概ね同様である。なお、コンテンツ管理装置220は、図10のステップS56,S57と同様の処理により第2通知情報を他の情報端末に送信する構成としてもよい。
【0106】
第2実施形態のコンテンツ管理システム210でも、第1情報端末30で第1コンテンツを出力することで、特定行動前の準備行動の段階で、第1ユーザに対して特定行動を行う意欲を向上させる強化子(第1実施形態と同様の第1コンテンツ)を与えられる。これにより、第1ユーザに特定行動を行うための動機付けを与えられる。
【0107】
3.第3実施形態
3-1.コンテンツ管理システム310の構成
図14に示すコンテンツ管理システム310は、コンテンツ管理サーバの代わりに、サーバとして構成されないコンテンツ管理装置及びテレビを備えている点が主に第1実施形態と異なっている。第1実施形態と同じ構成については、同じ符号をつけて用い、詳しい説明は省略する。
【0108】
図14に示すコンテンツ管理システム310は、コンテンツ管理装置320と、テレビ360と、NFCタグ50と、を備えている。コンテンツ管理システム310は、コンテンツ管理装置320に記憶されたコンテンツを、テレビ360から出力可能なシステムである。
【0109】
コンテンツ管理装置320は、いわゆるセットトップボックスとして構成され、外部から受信する放送信号に基づいて、コンテンツをテレビ360から出力させるように機能する。コンテンツ管理装置320は、例えば、第1ユーザの住居等に設置され、第1ユーザが使用する装置である。コンテンツ管理装置320は、制御部321と、記憶部322と、通信部323と、表示部324と、操作部325と、を備えている。制御部321、記憶部322、表示部324、及び操作部325は、第1実施形態の制御部21、記憶部22、表示部24、及び操作部25と同様の構成である。通信部323は、例えば、広域通信網(インターネット通信網など)を通じて他の情報端末(第2情報端末40等)と通信を行い得る通信モジュールとして構成される。
【0110】
3-2.コンテンツのアップロード
コンテンツ管理装置320には、予めコンテンツ(第1コンテンツ及び第2コンテンツ)が記憶される。例えば、コンテンツ管理装置320は、広域通信網(インターネット通信網など)を通じて他の情報端末(第2情報端末40等)からコンテンツを受信する構成となっている。なお、第2実施形態と同様に、記録媒体等を用いて直接的にコンテンツをコンテンツ管理装置320の記憶部322に記憶させてもよい。
【0111】
3-3.コンテンツ管理システム310の通信処理
コンテンツ管理装置320のコンテンツの出力制御について、図15で示すフローチャートを参照しつつ説明する。図15で示すフローチャートは、コンテンツ管理装置320の制御部321によって行われるコンテンツ出力制御の流れを示すフローチャートである。
【0112】
制御部321は、まず、図5のステップS11と同様に、NFCタグ50との通信処理を行う(ステップS81)。続いて、制御部321は、図5のステップS12と同様に、ステップS81で行った通信処理が特定行動前の準備行動によるものか否か判断する(ステップS82)。ここで、制御部321は、本発明の「検知部」の一例に相当し、準備行動を検知する。制御部321は、例えば、NFCタグ50との通信処理を行う毎に、特定行動前の通信処理、特定行動後の通信処理、特定行動前の通信処理…と繰り返して判断する構成なっており、前回の通信処理が特定行動後の通信処理である場合に今回の通信処理が特定行動前の通信処理であると判断する。また、制御部321は、前回の通信処理からの経過時間が一定時間(12時間など)を越えている場合に、今回の通信処理が特定行動前の通信処理であると判断してもよい。
【0113】
制御部321は、ステップS82でYesの場合、第1コンテンツを記憶部322から取得する(ステップS83)。続いて、制御部321は、ステップS83で取得した第1コンテンツをテレビ360から出力する(ステップS84)。制御部321は、本発明の「出力部」の一例に相当する。出力方法は、上述した図7のステップS32と同様にできる。制御部321は、ステップS84の処理の後、図15に示すコンテンツ出力制御を終了する。
【0114】
一方で、制御部321は、ステップS82でNoの場合、第2コンテンツを記憶部322から取得する(ステップS85)。続いて、制御部321は、ステップS85で取得した第2コンテンツをテレビ360から出力する(ステップS86)。出力方法は、ステップS34と同様にできる。制御部321は、ステップS86の処理の後、図15に示すコンテンツ出力制御を終了する。
【0115】
なお、コンテンツ管理装置320が広域通信網(インターネット通信網など)を通じて他の情報端末(第2情報端末40等)と通信可能となっており、図6のステップS24,S25と同様の処理により第1通知情報を他の情報端末に送信する構成としてもよい。また、図10のステップS56,S57と同様に、第2通知情報を他の情報端末に送信する構成としてもよい。
【0116】
第3実施形態のコンテンツ管理システム310では、コンテンツ管理装置320は、特定行動前の準備行動の検知に応じて、第1実施形態と同様の第1コンテンツを出力できる。そのため、第1ユーザに対して、特定行動前の準備行動の段階で、特定行動を行う意欲を向上させる強化子を与えられる。これにより、第1ユーザに特定行動を行うための動機付けを与えられる。
【0117】
4.第4実施形態
4-1.コンテンツ管理システム410の構成
図16に示すコンテンツ管理システム410は、コンテンツ管理装置320及びテレビ360の代わりに、コンテンツ管理装置420を備えている点が主に第3実施形態と異なっている。第3実施形態と同じ構成については、同じ符号をつけて用い、詳しい説明は省略する。
【0118】
図16に示すコンテンツ管理システム410は、コンテンツ管理装置420と、NFCタグ50と、を備えている。コンテンツ管理装置420は、モニタ付きの装置として構成される。コンテンツ管理装置420は、例えば、モニタを主とするモニタ装置自体であってもよく、モニタがその他の装置(家電等)に付属されて構成されるものであってもよい。コンテンツ管理システム410は、コンテンツ管理装置420に記憶されたコンテンツを出力可能なシステムである。
【0119】
コンテンツ管理装置420は、例えば、第1ユーザの住居等に設置され、第1ユーザが使用する装置である。コンテンツ管理装置420は、制御部421と、記憶部422と、通信部423と、表示部424と、操作部425と、を備えている。制御部421、記憶部422、表示部424、及び操作部425は、第1実施形態の制御部21、記憶部22、表示部24、及び操作部25と同様の構成である。通信部423は、第3実施形態の通信部323と同様の構成である。表示部424は、液晶ディスプレイや有機エレクトロルミネッセンスディスプレイなどの画像表示装置(モニタ)として構成されている。
【0120】
4-2.コンテンツのアップロード
コンテンツ管理装置420には、第3実施形態と同様の方法で、予めコンテンツ(第1コンテンツ及び第2コンテンツ)が記憶される。
【0121】
4-3.コンテンツ管理システム410の通信処理
コンテンツ管理装置420の制御部421によるコンテンツの出力制御は、第3実施形態の図15のステップS81~S86と同様の処理によって行われる。なお、制御部421は、本発明の「検知部」の一例に相当し、準備行動を検知する。制御部421及び表示部424は、本発明の「出力部」の一例に相当する。制御部421は、第1コンテンツ及び第2コンテンツを、表示部424によって出力させる。出力方法は、第1実施形態の図7のステップS34と同様にできる。
【0122】
第4実施形態のコンテンツ管理システム410では、コンテンツ管理装置420は、特定行動前の準備行動の検知に応じて、第1実施形態と同様の第1コンテンツを出力できる。そのため、第1ユーザに対して、特定行動前の準備行動の段階で、特定行動を行う意欲を向上させる強化子を与えられる。これにより、第1ユーザに特定行動を行うための動機付けを与えられる。
【0123】
5.第5実施形態
5-1.コンテンツ管理システム510の構成
図17に示すコンテンツ管理システム510は、コンテンツ管理装置が情報端末として構成されている点が主に第4実施形態と異なっている。第1~第4実施形態と同じ構成については、同じ符号をつけて用い、詳しい説明は省略する。
【0124】
図17に示すコンテンツ管理システム510は、第1情報端末530と、第2情報端末540と、NFCタグ50と、を備えている。第1情報端末530は、本発明の「コンテンツ管理装置」の一例に相当する。第1情報端末530は、第1実施形態の第1情報端末30と同様の構成となっている。第1情報端末530は見守り対象とされる第1ユーザが使用する。第1情報端末530は、見守り対象とされる第1ユーザが使用する。第1情報端末530は、第1ユーザに対してコンテンツを出力する。第2情報端末540は見守る第2ユーザが使用する。コンテンツ管理システム510は、第2情報端末540から送信されたコンテンツを、第1情報端末530で出力可能なシステムである。
【0125】
コンテンツ(第1コンテンツ、第2コンテンツ)は、第1実施形態で用いられるコンテンツ(第1コンテンツ、第2コンテンツ)と同様の構成である。コンテンツは、第1ユーザに対して特定行動を行う意欲を特定行動前の準備行動の段階で向上させる強化子(報酬)である。
【0126】
図18に示すように、第1情報端末530の構成は、第1実施形態の第1情報端末30と同様の構成である。第1情報端末530は、第1実施形態の第1情報端末30の制御部31、記憶部32、通信部33、表示部34、及び操作部35とそれぞれ同様の構成の制御部531、記憶部532、通信部533、表示部534、及び操作部535を有している。制御部531及び表示部534は、本発明の「出力部」の一例に相当する。制御部531は、第1コンテンツ及び第2コンテンツを、表示部534によって出力させる。第1情報端末530には、コンテンツの記憶、出力等に関するアプリケーションプログラム(以下、管理アプリとも言う)がインストールされている。管理アプリは、後述する制御(図20図23参照)を実行し得るプログラムである。管理アプリは、第1情報端末530にインストールされているメーラー(電子メールの送受信等を行うアプリケーションプログラム)と連携可能である。管理アプリは、メーラーと連携することで、例えば、メールサーバへのアクセス権(アクセス許可)が設定可能であり、メールの送受信が可能となる。
【0127】
第2情報端末540の構成は、第1実施形態の第2情報端末40と同様の構成である。第2情報端末540は、第1実施形態の第2情報端末40の制御部41、記憶部42、通信部43、表示部44、及び操作部45とそれぞれ同様の構成の制御部541、記憶部542、通信部543、表示部544、及び操作部545を有している。第2情報端末540には、コンテンツの記憶、送信等に関するアプリケーションプログラム(以下、管理アプリとも言う)がインストールされている。管理アプリは、後述する制御(図19参照)を実行し得るプログラムである。管理アプリは、第2情報端末540にインストールされているメーラー(電子メールの送受信等を行うアプリケーションプログラム)と連携可能である。管理アプリは、メーラーと連携することで、例えば、メールサーバへのアクセス権(アクセス許可)が設定可能であり、メールの送受信が可能となる。
【0128】
5-2.コンテンツ管理システムの動作の概要
図17は、第2情報端末540から第1情報端末530にコンテンツ(例えば、第1コンテンツ、第2コンテンツ)が送信される際のコンテンツ管理システムの動作の概略を説明する説明図である。コンテンツは、アクセス制限された状態で、第2情報端末540から第1情報端末530に送信される。第1情報端末530は、コンテンツをアクセス制限した状態で記憶する。
【0129】
図21は、特定行動前のコンテンツ管理システムの動作の概略を説明する説明図である。第1情報端末530で特定行動前の準備行動が検知されると、第1情報端末530で第1コンテンツが出力される。さらに、第1情報端末530で準備行動が検知されると、第1情報端末530から後述する第1通知情報が第2情報端末540に送信される。
【0130】
図22は、特定行動後のコンテンツ管理システムの動作の概略を説明する説明図である。第1情報端末530で特定行動の終了が検知されると、第1情報端末530で第2コンテンツが出力される。さらに、第1情報端末530で特定行動の終了が検知されると、第1情報端末530から後述する第2通知情報が第2情報端末540に送信される。
【0131】
5-3.第2情報端末540によるコンテンツの送信制御
第2情報端末540によるコンテンツの送信制御について、図19で示すフローチャートを参照しつつ説明する。図19で示すフローチャートは、第2情報端末540の制御部541で実行されるコンテンツの送信制御の流れを示すフローチャートである。
【0132】
制御部541は、まず、コンテンツ(第1コンテンツ、第2コンテンツ)の選択処理を行う(ステップS91)。例えば、制御部541は、第2情報端末540(例えば記憶部542)に記憶されているコンテンツを、第2ユーザによる操作部545の操作等に基づいて選択する。ここで、第2コンテンツに関しては、特定行動の程度に関する程度情報(第1実施形態と同様の構成の程度情報)と対応付けて複数種類のものを選択してもよい。続いて、制御部541は、コンテンツの暗号化を行う(ステップS92)。制御部541は、例えば、パスワード(暗号キー)を設定して、パスワードに基づいてコンテンツを暗号化する。
【0133】
続いて、制御部541は、メーラーを用いて、暗号化されたコンテンツおよびパスワードを第1情報端末530に送信する(ステップS93)。例えば、制御部541は、メーラーに連携されている管理アプリの制御により、暗号化されたコンテンツおよびパスワードが添付されたメールを、第1情報端末530に送信する。
【0134】
暗号化されたコンテンツとパスワードは、対応付けられてメールで送信される。例えば、暗号化されたコンテンツとパスワードは、共通する識別番号等に対応付けられて送信される。なお、1つのメールに添付されるコンテンツは、1つであってもよく、複数であってもよい。メールに添付されるコンテンツは、コンテンツの種類(第1コンテンツ、第2コンテンツ)を識別可能になっている。なお、制御部541は、メールの送信の際に、メールのタイトルや本文などに、識別子(文字列等)を付加してもよい。制御部541は、ステップS93の後、図19に示すコンテンツの送信制御を終了する。
【0135】
5-4.第1情報端末530によるコンテンツの受信制御
第1情報端末530によるコンテンツの受信制御について、図20で示すフローチャートを参照しつつ説明する。図20で示すフローチャートは、第1情報端末530の制御部531で実行されるコンテンツの受信制御の流れを示すフローチャートである。
【0136】
制御部531は、まず、暗号化されたコンテンツ(第1コンテンツ、第2コンテンツ)およびパスワードが添付されたメールを、第2情報端末540から受信する(ステップS101)。制御部531及び通信部533は、本発明の「受信部」の一例に相当し、第2情報端末540からコンテンツを受信する。
【0137】
続いて、制御部531は、ステップS101で受信したメールに添付されている暗号化されたコンテンツおよびパスワードを記憶部532に記憶させる。記憶部532は、コンテンツをアクセス制限した状態で記憶する。コンテンツのアクセス制限とは、コンテンツの出力を不可とし、コンテンツの視聴を制限することである。ステップS101で受信したメールに添付されている暗号化されたコンテンツおよびパスワードを記憶部532に記憶させる。暗号化されたコンテンツおよびパスワードは、対応付けられて記憶部532に記憶される。例えば、暗号化されたコンテンツとパスワードは、共通する識別番号等に対応付けられて受信される。ここで、第2コンテンツに関しては、特定行動の程度(程度情報)と対応付けて複数種類記憶されてもよい。
【0138】
受信するメールにおいて、メールのタイトルや本文などに識別子(文字列等)が付加されている場合に、この識別子によってコンテンツが添付されたメールであることを特定しやすくなる。なお、暗号化されたコンテンツおよびパスワードの記憶部532への記憶は、管理アプリの制御によって自動的に行われてもよく、第1ユーザによる操作部545の操作に基づいて行われてもよい。制御部531は、ステップS102の後、図20に示すコンテンツの受信制御を終了する。
【0139】
5-5.第1情報端末530のコンテンツの出力制御
第1情報端末530のコンテンツの出力制御について、図23で示すフローチャートを参照しつつ説明する。図23で示すフローチャートは、第1情報端末530の制御部531で実行されるコンテンツの出力制御の流れを示すフローチャートである。
【0140】
制御部531は、まず、図5のステップS11と同様に、NFCタグ50との通信処理を行う(ステップS111)。続いて、制御部531は、図5のステップS12と同様に、ステップS111で行った通信処理が特定行動前の準備行動によるものか否か判断する(ステップS112)。ここで、制御部531は、本発明の「検知部」の一例に相当し、特定行動前の準備行動を検知する。制御部531は、例えば、NFCタグ50との通信処理を行う毎に、特定行動前の通信処理、特定行動後の通信処理、特定行動前の通信処理…と繰り返して判断する構成なっており、前回の通信処理が特定行動後の通信処理である場合に今回の通信処理が特定行動前の通信処理であると判断する。また、制御部531は、前回の通信処理からの経過時間が一定時間(12時間など)を越えている場合に、今回の通信処理が特定行動前の通信処理であると判断してもよい。
【0141】
制御部531は、ステップS112でYesの場合、準備行動を検知したと判断する(ステップS113)。続いて、制御部531は、特定行動の程度を検知し、図5のステップS15と同様に、特定行動のデータ(程度情報)の記録を開始する(ステップS114)。続いて、制御部531は、第1コンテンツの復号化処理を行う(ステップS115)。例えば、制御部531は、第1コンテンツと対応付けられているパスワードを用いて復号化を行う。続いて、制御部531は、図7のステップS32と同様に、第1コンテンツの出力処理(表示部534による写真や動画の表示、スピーカ等による音声の出力)を行う(ステップS116)。このように、制御部531は、第1コンテンツを、アクセス制限を解除して出力する。第1情報端末530で第1コンテンツを出力することで、特定行動前の準備行動の段階で、第1ユーザに対して特定行動を行う意欲を特定行動前の準備行動の段階で向上させる強化子(第1コンテンツ)を与えられる。これにより、第1ユーザに特定行動を行うための動機付けを与えられる。また、第1ユーザの特定行動が即時強化されることで、特定行動を継続させて習慣化させることができる。特定行動が運動であれば、健康促進効果が得られる。
【0142】
続いて、制御部531は、第1通知情報を生成し、第2情報端末540に送信する(ステップS117)。制御部531及び通信部533は、本発明の「送信部」の一例に相当し、準備行動を検知した場合に、第2情報端末540に対して、特定行動を開始する旨の情報を含む第1通知情報を送信する。第1通知情報は、図6のステップS24で生成される第1通知情報と同様の情報である。第1通知情報に基づく通知により、第2ユーザ(第2情報端末540の使用者)が、特定行動前の段階で第1ユーザの安否を確認できる。また、第2ユーザは、第1通知情報(第1ユーザの特定行動前の安否に関する情報)を受けるとともに、第1ユーザに送信する第1コンテンツを決めることができるため、一種のコミュニケーションを行える。第1コンテンツから派生される事象や話題によって、第1ユーザと第2ユーザとの間のコミュニケーションを促進できる。制御部531は、ステップS117の後、図23に示すコンテンツの出力制御を終了する。
【0143】
一方で、制御部531は、ステップS112で、ステップS111で行った通信処理が特定行動前の準備行動によるものでない(特定行動後の行動によるものである)と判断する場合、Noに進み、特定行動の終了を検知したと判断する(ステップS118)。特定行動を行った後に第1情報端末530とNFCタグ50とによる通信処理が行われたか否かは、図5のステップS12と同様の方法で判断できる。
【0144】
続いて、制御部531は、前に行われたステップS114で記録を開始した特定行動の程度情報の記録を停止する(ステップS119)。続いて、制御部531は、程度情報に対応する第2コンテンツの復号化処理を行う(ステップS120)。例えば、制御部531は、第2コンテンツと対応付けられているパスワードを用いて復号化を行う。程度情報に対応付けて記憶された第2コンテンツの取得方法は、図10のステップS54と同様の方法で行うことができる。続いて、制御部531は、図11のステップS62と同様に、少なくとも一つの第2コンテンツの出力処理(表示部534による写真や動画の表示、スピーカ等による音声の出力)を行う(ステップS121)。このように、制御部531は、第2コンテンツを、アクセス制限を解除して出力する。第1ユーザ(第1情報端末530の使用者)は、特定行動を行った後に第2コンテンツが得られることを認識でき、第1ユーザに再び特定行動を行うための動機付けを与えられる。また、第1ユーザは、特定行動を行った際の行動の程度に応じて、種類の異なる第2コンテンツを第1ユーザに与えられる。
【0145】
続いて、制御部531は、第2通知情報を生成し、第2情報端末540に送信する(ステップS122)。制御部531及び通信部533は、本発明の「送信部」の一例に相当し、特定行動の終了を検知した場合に、第2情報端末540に対して、特定行動を終了した旨の情報を含む第2通知情報を送信する。第2通知情報は、図10のステップS56で生成される第2通知情報と同様の情報である。第2通知情報に基づく通知により、第2ユーザ(第2情報端末540の使用者)が、特定行動後の段階で第1ユーザの安否を確認できる。また、第2ユーザは、第2通知情報(第1ユーザの特定行動後の安否に関する情報)を受けるとともに、第1ユーザに送信する第2コンテンツを決めることができるため、一種のコミュニケーションを行える。制御部531は、ステップS122の後、図23に示すコンテンツの出力制御を終了する。
【0146】
5-6.第5実施形態の効果
コンテンツ管理システム510は、コンテンツを管理する管理サーバ等が不要であり、第1情報端末530において予め記憶されたコンテンツを用いて、第1ユーザに強化子を与えることできる。そのため、管理サーバとして専用のサーバを立ち上げて維持管理する必要がなく、より低廉な構成でシステムを構築できる。
【0147】
コンテンツ管理システム510において、第1情報端末530の記憶部532は、第1コンテンツをアクセス制限した状態で記憶する。制御部531及び表示部534は、準備行動が検知された場合に、第1コンテンツのアクセス制限を解除して出力する。この構成によれば、第1情報端末530を使用する第1ユーザが、準備行動を行う前に第1コンテンツにアクセスすることを防げる。そのため、準備行動を行うことで初めて第1コンテンツにアクセスでき、特定行動前の準備行動の段階で確実に強化子を与えることができる。
【0148】
コンテンツ管理システム510において、第1情報端末530の記憶部532は、第2コンテンツをアクセス制限した状態で記憶する。制御部531及び表示部534は、第1ユーザが特定行動を終了したと判断した場合に、第2コンテンツのアクセス制限を解除して出力する。この構成によれば、第1情報端末530を使用する第1ユーザが、特定行動を終了する前に第2コンテンツにアクセスすることを防げる。そのため、特定行動を終了することで初めて第2コンテンツにアクセスでき、特定行動を終了したときに確実に強化子を与えることができる。
【0149】
6.他の実施形態
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上述した実施形態や後述する実施形態の様々な特徴は、矛盾しない組み合わせであればどのように組み合わされてもよい。
【0150】
上記第1、第2実施形態では、第1情報端末30の制御部31は、NFCタグ50との通信処理の有無によって準備行動を検知したか否か判断したが、その他の方法で準備行動を検知したか否か判断してもよい。例えば、第1情報端末30の管理アプリ起動時の画面にスタートボタン等が表示され、その押圧操作の有無によって準備行動を検知したか否か判断してもよい。また、第1ユーザの住居の任意の場所(玄関など)にカメラが設けられ、そのカメラに第1ユーザが映り込んだか否かによって準備行動を検知したか否か判断してもよい。また、第1情報端末30にGPS装置が搭載され、第1情報端末30の位置情報に基づいて、第1情報端末30の位置が所定の位置(玄関など)であるか否かによって準備行動を検知したか否か判断してもよい。
【0151】
上記第3、第4実施形態では、コンテンツ管理装置の制御部は、NFCタグ50との通信処理の有無によって準備行動を検知したか否か判断したが、その他の方法で準備行動を検知したか否か判断してもよい。例えば、コンテンツ管理装置に別途設けられたスタートボタンの押圧操作の有無によって、準備行動を検知したか否か判断してもよい。
【0152】
上記第1~第5実施形態では、NFCタグ50との通信処理の有無によって準備行動を検知したか否か判断したが、その他のタグや装置との通信処理の有無によって判断してもよい。例えば、Bluetooth(登録商標)通信規格によるその他のタグや装置との通信処理の有無によって準備行動を検知したか否か判断してもよい。
【0153】
上記第1実施形態では、第1情報端末30の制御部31によって、NFCタグ50との通信処理が準備行動によるものか否か判断されたが、コンテンツ管理サーバ20によって、コンテンツ管理サーバ20が程度情報を受信した上で、図5のステップS12と同様の方法でNFCタグ50との通信処理が準備行動によるものか否か(特定行動の開始であるか終了であるか)判断してもよい。上記第2実施形態のコンテンツ管理装置220においても、同様の構成としてもよい。
【0154】
上記第1、第2実施形態では、通信処理が特定行動前の準備行動によるものか否かの判断(ステップS12)で、程度情報が一定程度以上(例えば移動距離や歩数が一定程度以上)である場合に、特定行動が行われたと判断したが、第3、第4実施形態と同様の方法(前回の通信処理に基づく方法)で判断してもよい。
【0155】
上記第1~第5実施形態では、通信処理が特定行動前の準備行動によるものか否かの判断(例えばステップS12)で、第1情報端末やコンテンツ管理装置に2種類のスタートボタン(管理アプリの表示画面内でもよい)がそれぞれ特定行動前と特定行動後に対応して設けられ、特定行動前か特定行動後かを第1ユーザが選択するように押圧操作する構成であってもよい。
【0156】
上記第1、第2実施形態では、コンテンツ管理サーバ20は、準備行動情報を受信した場合に特定行動が終了したと判断したが、特定行動情報を用いず、第1情報端末30から受信した程度情報に基づいて特定行動が終了したと判断してもよい。
【0157】
上記第1実施形態では、コンテンツ管理サーバ20は、程度情報によって特定される特定行動の程度が一定の程度(例えば一定の距離(1kmなど)や一定の歩数(500歩)など)に達しない場合に、第2コンテンツを送信しないようにしてもよい。上記第1~第4実施形態のコンテンツ管理装置においても、同様の構成としてもよい。
【0158】
上記第1~第5実施形態では、第2コンテンツと対応付けて記憶される特定行動の程度(図4参照)として、距離を例示したが、その他の程度(歩数など)であってもよい。
【0159】
上記第5実施形態では、第1情報端末530が、コンテンツを暗号化してアクセス制限の状態で記憶したが、その他の方法でアクセス制限の状態としてもよい。例えば、コンテンツを暗号化することなく、管理アプリの制御によってアクセス制限の状態としてもよい。また、アクセス制限とは、第1ユーザが準備行動を行うことなくコンテンツの内容である写真、動画、音声等を視聴することを制限するものであり、第1ユーザが第1情報端末内に記憶ないし一時保存等されたファイルの削除や移動等を妨げるものではない。
【0160】
上記第5実施形態では、コンテンツを第2情報端末540から第1情報端末530に送信する方法として、メールにコンテンツを添付して送信する方法を例示したが、その他の方法を用いてもよい。例えば、第2情報端末540が、通信可能なサーバにコンテンツをアップロードし、サーバが第1情報端末530にコンテンツをダウンロードさせてもよい。例えば、第1情報端末530がサーバからコンテンツをダウンロードするタイミングは特に限定されない。例えば、第1情報端末530は、WiFi(登録商標)通信の実行時に、サーバからコンテンツを自動的にダウンロードしてもよい。第1情報端末530は、コンテンツをアクセス制限の状態で記憶してもよい。
また、例えば、bluetooth(登録商標)などの無線通信規格に従った通信方式を用いて、コンテンツを第2情報端末540から第1情報端末530に送信してもよい。
【0161】
なお、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、今回開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示された範囲内又は特許請求の範囲と均等の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0162】
10…コンテンツ管理システム
20…コンテンツ管理サーバ
21…制御部(受信部、送信部、サーバ側受信部、サーバ側送信部)
22…記憶部
23…通信部(受信部、送信部、サーバ側受信部、サーバ側送信部)
30…第1情報端末
31…制御部(第1端末側送信部、第1端末側受信部)
33…通信部(第1端末側送信部、第1端末側受信部)
34…表示部(第1端末側出力部)
40…第2情報端末
41…制御部(第2端末側受信部、第2端末側通知部)
43…通信部(第2端末側受信部)
44…表示部(第2端末側通知部)
50…NFCタグ(無線タグ)
210…コンテンツ管理システム
220…コンテンツ管理装置
221…制御部(受信部、送信部)
222…記憶部
223…通信部(受信部、送信部)
310…コンテンツ管理システム
320…コンテンツ管理装置
321…制御部(検知部、出力部)
322…記憶部
360…テレビ(他の装置)
410…コンテンツ管理システム
420…コンテンツ管理装置
421…制御部(検知部、出力部)
422…記憶部
424…表示部(出力部)
510…コンテンツ管理システム
530…第1情報端末(コンテンツ管理装置)
531…制御部(出力部、受信部、検知部、送信部)
532…記憶部
533…通信部(受信部、送信部)
534…表示部(出力部)
535…操作部
540…第2情報端末
541…制御部
542…記憶部
543…通信部
544…表示部
545…操作部
図1
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