(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024129833
(43)【公開日】2024-09-30
(54)【発明の名称】カーテンウォールユニット
(51)【国際特許分類】
E04B 2/88 20060101AFI20240920BHJP
【FI】
E04B2/88
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023039174
(22)【出願日】2023-03-14
(71)【出願人】
【識別番号】390005267
【氏名又は名称】YKK AP株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000442
【氏名又は名称】弁理士法人武和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】三宅 玲子
(72)【発明者】
【氏名】奈良 栄達
【テーマコード(参考)】
2E002
【Fターム(参考)】
2E002NA04
2E002NB02
2E002NC01
2E002NC04
2E002NC09
2E002PA04
2E002PA08
2E002PA09
2E002UA02
2E002UB04
2E002UB16
2E002WA06
2E002XA01
(57)【要約】
【課題】パネル体よりも室外側に外装材が設けられるカーテンウォールユニットの縦枠の温度の低下を抑制する。
【解決手段】カーテンウォールユニット2は、パネル体2Aを室内側において保持する縦枠6と、パネル体2Aを室外側において保持する押縁20と、外装材を支持するブラケット40と、縦枠6との間に絶縁材70、71を介在させて縦枠6に装着されたアタッチメント50と、を備えている。押縁20及びブラケット40は、アタッチメント50に取り付けられている。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パネル体よりも室外側に外装材が設けられたカーテンウォールユニットであって、
前記パネル体を室内側において保持する縦枠と、
前記パネル体を室外側において保持する押縁と、
前記外装材を支持するブラケットと、
前記縦枠との間に絶縁材を介在させて前記縦枠に装着され、前記押縁及び前記ブラケットが取り付けられたアタッチメントと、
を備えたカーテンウォールユニット。
【請求項2】
請求項1に記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
前記縦枠と前記アタッチメントの間で互いに離隔して設けられた室内側の前記絶縁材と室外側の前記絶縁材を備え、
前記縦枠と前記アタッチメントの間における前記室内側の絶縁材と前記室外側の絶縁材の間の箇所に断熱材が設けられたカーテンウォールユニット。
【請求項3】
請求項1又は2に記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
前記縦枠は、左右方向において前記アタッチメントと対向して配置されて前記アタッチメントから左右方向の荷重を受ける対向部を有するカーテンウォールユニット。
【請求項4】
請求項1又は2に記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
前記アタッチメントは、前記ブラケットが連結される被連結部を有し、
前記ブラケットは、前記被連結部に係止されて連結される連結部を有するカーテンウォールユニット。
【請求項5】
請求項1又は2に記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
前記アタッチメントの装着部に装着された水密材を備え、
前記水密材は、前記カーテンウォールユニットが左右方向に並べて設置されたときに、左右方向に隣り合う前記カーテンウォールユニットの前記アタッチメントの間の箇所を塞ぐカーテンウォールユニット。
【請求項6】
請求項5に記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
前記ブラケットは、前記装着部に係止される係止部を有するカーテンウォールユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パネル体よりも室外側に外装材が設けられたカーテンウォールユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
カーテンウォールユニットは、建物の外壁で、左右方向と上下方向に並べて設置される。カーテンウォールユニットのそれぞれで、パネル体は、縦枠を含む枠体の開口部に配置されて、枠体に保持される。カーテンウォールユニットの外装材は、例えば、化粧材であり、パネル体よりも室外側に設けられる。また、このような外装材として、従来、フィン又はカバーを備えたユニット式カーテンウォールが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載された従来のユニット式カーテンウォールでは、ブラケットが縦枠に取り付けられて、外装材がブラケットに取り付けられている。ところが、従来のユニット式カーテンウォールでは、ブラケットを介して、縦枠と外装材の間で熱が伝達され、冬季には、外装材との伝熱により、縦枠の温度が低下することがある。また、縦枠の温度によっては、縦枠の室内側の表面に結露が発生する虞もある。そのため、このような外装材が設けられたカーテンウォールユニットでは、縦枠の温度の低下に対処することが求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、パネル体よりも室外側に外装材が設けられるカーテンウォールユニットの縦枠の温度の低下を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、
パネル体よりも室外側に外装材が設けられたカーテンウォールユニットであって、
前記パネル体を室内側において保持する縦枠と、
前記パネル体を室外側において保持する押縁と、
前記外装材を支持するブラケットと、
前記縦枠との間に絶縁材を介在させて前記縦枠に装着され、前記押縁及び前記ブラケットが取り付けられたアタッチメントと、
を備えたカーテンウォールユニットである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、パネル体よりも室外側に外装材が設けられるカーテンウォールユニットの縦枠の温度の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本実施形態のカーテンウォールを示す正面図である。
【
図2】本実施形態のカーテンウォールを示す縦断面図である。
【
図3】本実施形態のカーテンウォールを示す横断面図である。
【
図4】本実施形態の左右の2つのカーテンウォールユニットの互いに隣り合う箇所を示す横断面図である。
【
図5】本実施形態の左右方向に隣り合うカーテンウォールユニットの縦枠側の部分を示す横断面図である。
【
図6】本実施形態の左右方向に隣り合うカーテンウォールユニットの縦枠側の部分を示す横断面図である。
【
図7】本実施形態の縦枠、アタッチメント、押縁、及び、ブラケットを分解して示す横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明のカーテンウォールユニットの一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のカーテンウォールユニットは、建物のカーテンウォールに用いられて、建物の外壁に設けられる。複数のカーテンウォールユニットは、互いに組み合わされて、カーテンウォールの一部を構成する。カーテンウォールユニット及びカーテンウォールは、建物の外壁で、建物の室内(屋内)と室外(屋外)の間に設置されて、建物の外壁を形成する。
【0010】
図1は、本実施形態のカーテンウォール1を示す正面図であり、建物10に設置されたカーテンウォール1及びカーテンウォールユニット2を室外側からみて示している。
図2は、本実施形態のカーテンウォール1を示す縦断面図であり、
図1のX1-X1線で切断したカーテンウォール1と建物10の一部を示している。
図3は、本実施形態のカーテンウォール1を示す横断面図であり、
図1のX2-X2線で切断したカーテンウォール1を示している。
【0011】
図示のように、カーテンウォール1は、建物10に並べて設置される複数のカーテンウォールユニット2を備えている。カーテンウォール1及びカーテンウォールユニット2は、建物10の外壁11の箇所に設置されて、建物10の外壁11を構成している。カーテンウォールユニット2は、カーテンウォール1を構成するパネルユニットであり、建物10への設置前に、予めユニットとして組み立てられる。カーテンウォールユニット2は、上下方向Rと左右方向Sに並べて設置されて、それぞれ隣り合うカーテンウォールユニット2と互いに組み合わされている。カーテンウォール1及びカーテンウォールユニット2は、建物10の躯体12の室外側に配置されて、建物10の躯体12に取り付けられている。
【0012】
なお、建物10に設置したカーテンウォール1及びカーテンウォールユニット2を正面からみたときに、上下となる方向が上下方向Rであり、左右となる方向が左右方向Sである。
図1では、上下方向Rは鉛直方向であり、左右方向Sは水平方向である。室内外方向Tは、建物10に設置したカーテンウォール1及びカーテンウォールユニット2における室内外方向(屋内外方向)である。また、室内外方向Tは、建物10に設置したカーテンウォール1及びカーテンウォールユニット2を正面からみたときに、前後となる方向(奥行方向)であり、
図1では、左右方向Sに直交する水平方向である。このように、カーテンウォール1及びカーテンウォールユニット2に関する方向は、建物10に設置した状態での方向で特定する。また、カーテンウォール1及びカーテンウォールユニット2に関して室内側、室外側とは、建物10に設置した状態での室内側、室外側である。
【0013】
カーテンウォールユニット2は、2つのパネル体2Aと、パネル体2Aを囲む枠体3を備えている。複数のカーテンウォールユニット2の枠体3は、それぞれ隣り合うカーテンウォールユニット2の枠体3と互いに組み合わされている。枠体3は、開口部3Aを形成する方形状の開口枠であり、建物10の躯体12に取り付けられている。パネル体2Aは、方形状のガラスパネル体(例えば、板ガラス、複層ガラス、又は、合わせガラス)であり、枠体3の開口部3Aに配置されて、枠体3に保持されている。
【0014】
枠体3は、互いに組み合わされた4つの枠4~6(上枠4、下枠5、一対の縦枠6)と無目7を有し、枠4~6と無目7により、方形状の開口部3Aを形成している。枠体3の枠4~6と無目7は、枠体3を構成する枠材(枠構成材)であり、それぞれ押出成形により形成された金属製(例えば、アルミニウム合金製)の形材からなる。
【0015】
上枠4と下枠5は、枠体3の上部と下部に位置する上下の横枠であり、横方向(左右方向S)に延びる。一対の縦枠6は、枠体3の左右の側部に位置する側枠であり、縦方向(上下方向R)に延びる。上枠4、下枠5、及び、一対の縦枠6の端部同士が接続されて、枠4~6が枠組みされている。無目7は、枠体3の上下方向Rの中間に位置する横枠(中枠)であり、横方向に延びる。また、無目7は、上枠4と下枠5の間に位置して、一対の縦枠6に接続されている。無目7は、一対の縦枠6に架設されて、枠体3の開口部3Aを上下に区画している。パネル体2Aは、枠体3に嵌め込まれて、枠体3の枠4~6と無目7に保持されて、枠体3に固定されている。
【0016】
図4は、本実施形態の左右の2つのカーテンウォールユニット2の互いに隣り合う箇所を示す横断面図であり、
図3の一部を拡大して示している。
図示のように、複数のカーテンウォールユニット2及び枠体3は、建物10の外壁11に、左右方向Sに並べて設置されている。左右方向Sに並べて設置された左右のカーテンウォールユニット2及び枠体3は、左右方向Sに隣り合う。左右方向Sに隣り合う2つのカーテンウォールユニット2において、一方のカーテンウォールユニット2の縦枠6と他方のカーテンウォールユニット2の縦枠6は、左右に隣接して配置されている。
【0017】
左右のカーテンウォールユニット2の縦枠6は、左右方向Sに間隔をあけて配置されて、左右方向Sに隣り合い、左右方向Sにおいて相対する。また、縦枠6は、左右方向Sに隣り合う他の縦枠6(左右方向Sに並べて設置される他のカーテンウォールユニット2の縦枠6)から左右方向Sに離隔して配置されている。カーテンウォールユニット2のそれぞれで、縦枠6がパネル体2Aの室内側に位置して、パネル体2Aが縦枠6の室外側に配置されている。
【0018】
カーテンウォールユニット2は、パネル体2Aを室内側において保持する縦枠6と、パネル体2Aを室外側において保持する押縁20と、パネル体2Aよりも室外側に設けられた外装材30と、外装材30を支持するブラケット40と、縦枠6の長手方向(上下方向R)に延びるアタッチメント50を備えている。押縁20とブラケット40は、アタッチメント50に取り付けられて、アタッチメント50に保持されている。押縁20は、縦方向(上下方向R)に延びる縦押縁であり、縦枠6の室外側に位置している。パネル体2A(パネル体2Aの縦縁部)は、室内外方向Tにおいて、縦枠6と押縁20の間に配置されて、縦枠6と押縁20の間に保持されている。アタッチメント50は、縦枠6に装着された装着材(縦枠アタッチメント)であり、縦枠6の長手方向の全体にわたって縦枠6に併設されている。
【0019】
左右方向Sに隣り合うカーテンウォールユニット2は、左右方向Sに隣り合う互いの縦枠6及びアタッチメント50の間に目地8を形成する。目地8は、左右方向Sに隣り合うカーテンウォールユニット2の縦枠6及びアタッチメント50の間の空間(隙間)である。また、目地8は、縦枠6及びアタッチメント50の長手方向(上下方向R)に延びる縦目地であり、縦枠6及びアタッチメント50に沿って形成されている。目地8は、左右方向Sに隣り合うアタッチメント50の室外側の端部の間の箇所から室内側に向かって延び、パネル体2Aよりも室内側の位置で閉塞している。縦枠6は、左右方向Sに隣り合う他の縦枠6との間に目地8を形成して、左右方向Sにおいて、他の縦枠6と目地8及びアタッチメント50を挟んで相対する。アタッチメント50は、左右方向Sに隣り合う他のアタッチメント50との間に目地8を形成して、左右方向Sにおいて、他のアタッチメント50と目地8を挟んで相対する。
【0020】
ブラケット40は、支持材であり、アタッチメント50から室外側に向かって張り出す。ここでは、ブラケット40は、左右方向Sに隣り合うカーテンウォールユニット2のうちの一方のカーテンウォールユニット2のアタッチメント50にのみ取り付けられて、目地8に配置されている。また、ブラケット40は、目地8から室外側に向かって張り出して、左右方向Sに隣り合うアタッチメント50及び目地8の室外側に配置されている。ブラケット40は、アタッチメント50の長手方向に離隔した複数箇所に設けられている。
【0021】
外装材30は、中空状の化粧材(ここでは、縦フィン)であり、縦方向(上下方向R)に延びる。外装材30は、ブラケット40に固定されて、縦枠6、アタッチメント50、及び、ブラケット40の室外側に配置されている。また、外装材30は、縦枠6及びアタッチメント50の長手方向の全体にわたって、左右方向Sに隣り合う縦枠6及びアタッチメント50の室外側に配置されている。外装材30は、複数のブラケット40に固定されて、複数のブラケット40により支持されている。
【0022】
ブラケット40は、アタッチメント50に取り付けられる基部41と、外装材30が固定される固定面部42を有している。基部41は、アタッチメント50から室外側に向かって張り出し、固定面部42は、基部41の室外側の端部に接続している。固定面部42は、ブラケット40の室外側の端部であり、左右方向Sに沿って配置されている。外装材30は、ブラケット40の固定面部42に室外側から当接して、固定具31(例えば、ボルト、ビス)と裏板32により、固定面部42の室外側に固定されている。裏板32は、外装材30の内部に配置されている。固定具31は、固定面部42の室内側から固定面部42と外装材30のそれぞれに形成された挿通孔を挿通し、裏板32のネジ孔に螺合して、裏板32に取り付けられている。
【0023】
図5、
図6は、本実施形態の左右方向Sに隣り合うカーテンウォールユニット2の縦枠6側の部分を示す横断面図である。
図5は、
図4に示すブラケット40の位置の縦枠6とアタッチメント50を示し、
図6は、複数のブラケット40の間の位置の縦枠6とアタッチメント50を示している。
図7は、本実施形態の縦枠6、アタッチメント50、押縁20、及び、ブラケット40を分解して示す横断面図である。
図5、
図6、
図7では、外装材30とブラケット40の固定面部42を省略している。
【0024】
図示のように、縦枠6及び縦枠6の各部60~66がパネル体2Aの室内側に位置して、縦枠6がパネル体2Aから室内側に向けて配置されている。アタッチメント50は、縦枠6の目地8側に配置されて、パネル体2Aよりも室内側の位置で、縦枠6に取り付けられている。ブラケット40及び基部41は、左右方向Sに隣り合うカーテンウォールユニット2のアタッチメント50の間の目地8に配置されて、左右方向Sに隣り合うアタッチメント50のうちの一方のアタッチメント50に接触するとともに、他方のアタッチメント50から左右方向Sに離隔する。
【0025】
カーテンウォールユニット2は、縦枠6とアタッチメント50の間に設けられた絶縁材70、71(第1絶縁材70、第2絶縁材71)を備えている。アタッチメント50は、パネル体2Aよりも室内側の位置で、縦枠6との間に絶縁材70、71を介在させて、縦枠6に装着され、縦枠6から室外側に向かって突出している。縦枠6、絶縁材70、71、及び、アタッチメント50が重なり合い、絶縁材70、71が縦枠6とアタッチメント50に接触する。絶縁材70、71により、縦枠6とアタッチメント50は、全体にわたって互いに接触せずに離隔して配置されて、互いの間に隙間を形成している。
【0026】
絶縁材70、71は、断熱機能を有する弾性変形可能な断熱材(ここでは、弾性体である絶縁ゴム)であり、アタッチメント50の全体を縦枠6から離隔して配置する。絶縁材70、71は、固体絶縁材(固体断熱材)であり、縦枠6の長手方向の全体に、又は、縦枠6の長手方向の複数箇所に設けられる。ここでは、2つの絶縁材70、71は、それぞれ縦枠6の長手方向の全体にわたって設けられて、パネル体2Aよりも室内側の位置で、縦枠6とアタッチメント50の間に挟まれている。また、絶縁材70、71は、縦枠6とアタッチメント50の間の箇所(隙間)で、室内外方向Tの位置が互いに異なる2箇所に設けられている。
【0027】
第1絶縁材70と第2絶縁材71は、縦枠6とアタッチメント50の間の箇所で、室内側と室外側とに互いに離隔して設けられている。第1絶縁材70は、2つの絶縁材70、71のうちの室内側の絶縁材であり、第2絶縁材71よりも室内側に位置して、アタッチメント50の室内側の端部と縦枠6の間に挟まれている。第2絶縁材71は、2つの絶縁材70、71のうちの室外側の絶縁材であり、第1絶縁材70よりも室外側に位置して、縦枠6の室外側の端部とアタッチメント50の間に挟まれている。縦枠6とアタッチメント50は、第1絶縁材70と第2絶縁材71の間の箇所で、互いに離隔して配置されて、互いの間に空間72を形成している。第1絶縁材70と第2絶縁材71により、縦枠6とアタッチメント50の間の空間72が密閉される。
【0028】
縦枠6とアタッチメント50の間における第1絶縁材70と第2絶縁材71の間の箇所には、断熱材73が設けられている。ここでは、断熱材73は、縦枠6とアタッチメント50の間に介在する空気層であり、縦枠6とアタッチメント50の間の空間72に収容されている。空気層は、断熱機能を有する気体断熱材である。また、断熱材73は、密閉空気層であり、第1絶縁材70と第2絶縁材71により、縦枠6とアタッチメント50の間の空間72に密閉される。
【0029】
カーテンウォールユニット2は、縦枠6に装着された水密材80と気密材81、及び、アタッチメント50に装着された水密材82を備えている。水密材80、82と気密材81は、弾性変形可能なタイト材である。また、水密材80、82は、レインバリアであり、気密材81は、ウインドバリアである。縦枠6の水密材80と気密材81は、縦枠6の長手方向に延び、アタッチメント50の水密材82は、アタッチメント50の長手方向に延びる。
【0030】
左右方向Sに隣り合うカーテンウォールユニット2は、左右方向Sに隣り合う互いの縦枠6の間に等圧空間83を形成する。等圧空間83は、室外(外気)の気圧(外気圧)と等圧となる空間であり、室外と連通する。縦枠6において、水密材80は、気密材81よりも室外側に位置し、水密材80と気密材81は、室内外方向Tに離隔して並列している。左右方向Sに隣り合う左右の縦枠6の水密材80と気密材81のそれぞれは、左右方向Sにおいて互いに対向する位置に配置されて互いに当接する。水密材80と気密材81により、左右の縦枠6の間の箇所が止水されて、水密材80、気密材81、及び、縦枠6により、等圧空間83が形成されている。
【0031】
縦枠6は、室外側の端壁部60と、端壁部60と接続する見込み部61と、2列の溝状の装着部62、63(第1装着部62、第2装着部63)と、パネル体2Aを室内側において保持する室内側保持部64と、室内側に向かって突出する突起部65と、アタッチメント50から作用する荷重を受ける対向部66を有している。端壁部60は、縦枠6の室外側の端部に位置する室外側端部であり、室内側保持部64は、端壁部60の一部である。
【0032】
端壁部60及び室内側保持部64は、パネル体2A(パネル体2Aの室内側面)の室内側に位置して、室内外方向Tにおいてパネル体2Aと対向し、縦枠6の見付け方向(左右方向S)に沿って配置されている。室内側保持部64とパネル体2Aの間には、シール材74とバックアップ材75が挟まれている。見込み部61は、端壁部60(室内側保持部64)の室内側に位置し、端壁部60と縦枠6の室内側の端部の間で縦枠6の見込み方向(室内外方向T)に沿って配置されている。
【0033】
第1装着部62、第2装着部63、水密材80、及び、気密材81は、パネル体2A及びアタッチメント50よりも室内側に位置している。第1装着部62は、第2装着部63よりも室外側に位置し、第1装着部62と第2装着部63は、室内外方向Tに離隔して並列している。水密材80は、第1装着部62に装着され、気密材81は、第2装着部63に装着されている。
【0034】
第1装着部62は、目地8の室内側に位置する仕切り部である。目地8は、第1装着部62と水密材80により、アタッチメント50の室内側の位置で仕切られて閉塞している。アタッチメント50と絶縁材70、71は、第1装着部62、水密材80、及び、等圧空間83よりも室外側に位置している。絶縁材70、71は、縦枠6の第1装着部62、水密材80、及び、等圧空間83よりも室外側の部分とアタッチメント50のパネル体2Aよりも室内側の部分の間に介在している。アタッチメント50は、縦枠6の第1装着部62、水密材80、及び、等圧空間83よりも室外側の部分に絶縁材70、71を介在させて装着されている。
【0035】
縦枠6の突起部65は、端壁部60から室内側に向かって突出して、室内外方向Tにおいて、アタッチメント50と対向して配置されている。第2絶縁材71は、突起部65に装着されて、突起部65とアタッチメント50の間、及び、端壁部60とアタッチメント50の間に挟まれている。縦枠6の対向部66は、見込み部61の一部であり、左右方向Sにおいて、アタッチメント50と対向して配置されている。第1絶縁材70は、アタッチメント50に装着されて、対向部66とアタッチメント50の間に挟まれている。
【0036】
風がパネル体2Aに向かって吹き付ける等して、室内外方向Tにおける室内方向の力がパネル体2Aに作用したときに、縦枠6の室内側保持部64は、シール材74及びバックアップ材75を介して、パネル体2Aから室内方向の荷重を受けて、パネル体2Aを支える。これに対し、室内外方向Tにおける室外方向の力がパネル体2Aから押縁20を介してアタッチメント50に作用したときに、縦枠6の室内側保持部64を含む端壁部60は、第2絶縁材71を介して、アタッチメント50から室外方向の荷重を受けて、アタッチメント50、押縁20、及び、パネル体2Aを支える。また、風が外装材30に向かって吹き付ける等して、左右方向Sの力が外装材30からブラケット40を介してアタッチメント50に作用したときに、縦枠6の対向部66は、第1絶縁材70を介して、アタッチメント50から左右方向Sの荷重を受けて、アタッチメント50、ブラケット40、及び、外装材30を支える。
【0037】
アタッチメント50は、縦枠6の目地8側に配置された室内側部51と、室内側部51と接続する突壁部52を有している。また、アタッチメント50は、室内側部51に設けられた室内側壁部53、室外側壁部54、取付壁部55、被連結部56、及び、固定部57を有するとともに、突壁部52に設けられた取付部58及び装着部59を有している。室内側部51は、縦枠6の端壁部60と第1装着部62の間に位置し、縦枠6の見込み部61に沿って配置されている。
【0038】
第1絶縁材70は、アタッチメント50の室内側部51に装着されて、アタッチメント50の室内側部51と縦枠6の見込み部61(対向部66)の間に挟まれて介在している。第2絶縁材71は、縦枠6の突起部65とアタッチメント50の室内側部51(室外側壁部54、取付壁部55)の間、縦枠6の端壁部60とアタッチメント50の室内側部51(取付壁部55)の間、及び、縦枠6の突起部65とアタッチメント50の突壁部52の間に挟まれて介在している。縦枠6の見込み部61とアタッチメント50の室内側部51の間に、空間72が形成されて、断熱材73が設けられている。
【0039】
アタッチメント50の突壁部52は、室内側部51の室外側に位置するアタッチメント50の室外側部であり、室内側部51及び室外側壁部54から室外側に突出して、室内外方向Tに沿って配置されている。アタッチメント50及び突壁部52は、縦枠6の端壁部60よりも室内側の位置から室外側の位置まで延び、パネル体2Aの目地8側の位置に配置されている。また、突壁部52は、左右方向Sに隣り合うカーテンウォールユニット2のパネル体2Aの間に配置されている。
【0040】
アタッチメント50の室内側壁部53、室外側壁部54、及び、取付壁部55は、室内外方向Tに間隔をあけて並列し、それぞれ左右方向Sに沿って配置されている。室内側壁部53と室外側壁部54は、室内外方向Tに離隔して、室内外方向Tにおいて相対する。取付壁部55は、室外側壁部54の室外側、及び、縦枠6の端壁部60の室内側に位置して、室内外方向Tにおいて、室外側壁部54と端壁部60の間に配置されている。取付壁部55と端壁部60の間には、第2絶縁材71が挟まれ、取付壁部55と室外側壁部54の間には、裏板84が配置されている。取付壁部55は、縦枠6の長手方向の複数箇所で、取付具85(例えば、ボルト、ビス)により、縦枠6に取り付けられている。
【0041】
取付具85は、縦枠6の端壁部60の室外側から端壁部60、第2絶縁材71、及び、アタッチメント50の取付壁部55のそれぞれに形成された挿通孔を挿通し、裏板84のネジ孔に螺合して、裏板84に取り付けられている。これにより、取付壁部55及びアタッチメント50は、縦枠6の端壁部60との間に第2絶縁材71を介在させて、縦枠6の端壁部60に取り付けられている。縦枠6の端壁部60は、アタッチメント50の取付壁部55の室外側に位置し、第2絶縁材71を介して、アタッチメント50の取付壁部55から室外方向の荷重を受ける。
【0042】
アタッチメント50の被連結部56と固定部57は、室内外方向Tに離隔して、室内外方向Tにおいて相対する。被連結部56は、室内側壁部53から室外側に突出する突片(被連結片)であり、アタッチメント50の室内側の端部に位置している。固定部57は、室外側壁部54から室内側に突出する突片(固定片)であり、被連結部56の室外側に位置している。取付部58は、室内側に向かって屈曲するフック部であり、突壁部52のパネル体2A側の部分の2箇所に形成されている。装着部59は、アタッチメント50の長手方向に延びる溝部(装着溝部)であり、突壁部52の目地8側の部分に溝状に形成されている。装着部59は、突壁部52における室外側の部分に設けられて、目地8に向かって開放されている。2つの取付部58は、室内外方向Tに離隔した位置に設けられ、装着部59は、室内外方向Tにおける2つの取付部58の間の位置に形成されている。
【0043】
押縁20は、パネル体2Aを室外側において保持する室外側保持部21と、室外側保持部21から室内側に突出する取付片22と、取付片22に設けられた係止片23を有している。室外側保持部21は、パネル体2A(パネル体2Aの室外側面)の室外側に位置して、室内外方向Tにおいてパネル体2Aと対向し、縦枠6の見付け方向(左右方向S)に沿って配置されている。室外側保持部21とパネル体2Aの間には、ガスケット24が挟まれている。パネル体2Aは、室内外方向Tにおいて、縦枠6の室内側保持部64と押縁20の室外側保持部21の間に配置されて、縦枠6の室内側保持部64と押縁20の室外側保持部21の間に保持されている。
【0044】
押縁20の取付片22は、アタッチメント50の突壁部52及び取付部58のパネル体2A側に位置し、室内外方向Tに沿って配置されている。係止片23は、室外側に向かって屈曲するフック部であり、取付片22の2箇所に形成されている。2つの係止片23は、それぞれアタッチメント50の取付部58に室内側から引っ掛けられて、取付部58に係止されている。取付片22及び押縁20は、係止片23の取付部58への係止により、アタッチメント50の取付部58及び突壁部52に取り付けられている。
【0045】
アタッチメント50の装着部59と水密材82は、左右方向Sに隣り合うカーテンウォールユニット2のパネル体2Aの間に配置されている。水密材82は、装着部59に装着されて、装着部59から目地8に向かって突出している。左右方向Sに隣り合うカーテンウォールユニット2のアタッチメント50の水密材82は、左右方向Sにおいて互いに対向する位置に配置されて互いに当接する(
図6参照)。また、ブラケット40が取り付けられたアタッチメント50では、水密材82は、ブラケット40が位置する箇所には設けられずに(
図5参照)、ブラケット40が位置しない箇所にのみ設けられている。
【0046】
左右方向Sに隣り合うカーテンウォールユニット2のアタッチメント50において、アタッチメント50のブラケット40が位置する箇所では、ブラケット40が取り付けられていない一方のアタッチメント50の水密材82が、他方のアタッチメント50に取り付けられたブラケット40(基部41)に当接する。カーテンウォールユニット2が左右方向Sに並べて設置されたときに、水密材82は、左右方向Sに隣り合うカーテンウォールユニット2のアタッチメント50の間の箇所(目地8)を塞ぐ。水密材82により、左右方向Sに隣り合うカーテンウォールユニット2のパネル体2Aの間の箇所で、目地8が塞がれて止水される。水密材82は、目地8における室外側の箇所を塞ぐ。
【0047】
ブラケット40は、基部41に設けられた連結部43と係止部44を有している。連結部43と係止部44は、室内側に向かって屈曲するフック部である。連結部43は、ブラケット40及び基部41の室内側の端部に位置し、係止部44は、連結部43よりも室外側に位置している。連結部43は、アタッチメント50の被連結部56に室外側から引っ掛けられて、被連結部56に係止される。これにより、連結部43及びブラケット40が被連結部56に連結される。係止部44は、アタッチメント50の装着部59内に配置され、装着部59に室外側から引っ掛けられて、装着部59に係止される。これにより、係止部44及びブラケット40が装着部59に連結される。
【0048】
アタッチメント50の固定部57は、ブラケット40の基部41と裏板86の間に位置している。基部41は、固定具87(例えば、ボルト、ビス)により、固定部57に固定されている。固定具87は、基部41の目地8側から基部41及び固定部57のそれぞれに形成された挿通孔を挿通し、裏板86のネジ孔に螺合して、裏板86に取り付けられている。これにより、基部41及びブラケット40は、固定部57及びアタッチメント50に固定されている。基部41及びブラケット40は、連結部43の被連結部56への連結、係止部44の装着部59への係止、及び、基部41の固定部57への固定により、アタッチメント50に取り付けられている。
【0049】
以上説明したカーテンウォールユニット2では、外装材30を支持するブラケット40と押縁20をアタッチメント50に取り付けて、アタッチメント50と縦枠6の間に絶縁材70、71を介在させている。絶縁材70、71により、アタッチメント50と縦枠6の間での熱の伝達を阻害して、アタッチメント50を介した押縁20、ブラケット40、及び、外装材30との伝熱により、縦枠6が冷却されるのを抑制することができる。そのため、室外の温度が室内の温度よりも低いときに、縦枠6の温度の低下を抑制することができる。また、冬季等に、室内に向けて配置される縦枠6の表面に結露が発生するのを抑制することができる。
【0050】
縦枠6の対向部66により、アタッチメント50から作用する左右方向Sの荷重を受けて、アタッチメント50を支えることができる。縦枠6とアタッチメント50の間の断熱材73により、アタッチメント50と縦枠6の間での熱の伝達を妨げて、縦枠6の温度の低下を抑制することができる。
【0051】
ブラケット40の連結部43をアタッチメント50の被連結部56に連結させることで、ブラケット40をアタッチメント50に安定して保持することができる。また、ブラケット40の係止部44をアタッチメント50の装着部59に係止することで、ブラケット40をアタッチメント50の装着部59の位置に安定して保持することができる。アタッチメント50の水密材82により、外気が左右のアタッチメント50の間の箇所を通って室内側に流れるのを妨げて、外気による縦枠6の温度の低下を抑制することができる。
【0052】
なお、絶縁材70、71は、縦枠6の長手方向の全体にわたって設けてもよく、縦枠6の長手方向の複数箇所に設けてもよい。絶縁材70、71を縦枠6の長手方向の複数箇所に設けるときには、第2絶縁材71が位置する箇所で、取付具85により、アタッチメント50の取付壁部55を縦枠6の端壁部60に取り付ける。また、絶縁材70、71は、縦枠6とアタッチメント50の間の箇所(隙間)で、室内外方向Tの位置が互いに異なる複数箇所に設けてもよく、縦枠6とアタッチメント50の間の箇所の全体又は一箇所に設けてもよい。
【0053】
縦枠6とアタッチメント50の間の断熱材73は、空気層に限定されず、他の断熱材(例えば、断熱機能を有する固体断熱材、絶縁材)であってもよい。外装材30は、化粧材に限定されず、他の外装材(例えば、ゴンドラガイドレール)であってもよい。外装材30をブラケット40に固定してもよく、外装材30とブラケット40を一体に形成してもよい。本発明は、固定されたパネル体2Aを備えたカーテンウォールユニット2に限定されず、種々のカーテンウォールユニット(例えば、開閉可能又は移動可能なパネル体を備えたカーテンウォールユニット)に適用することができる。
【0054】
以上のとおり、本実施形態では、以下の(1)~(6)に記載されたカーテンウォールユニットを開示している。
【0055】
(1) パネル体よりも室外側に外装材が設けられたカーテンウォールユニットであって、
前記パネル体を室内側において保持する縦枠と、
前記パネル体を室外側において保持する押縁と、
前記外装材を支持するブラケットと、
前記縦枠との間に絶縁材を介在させて前記縦枠に装着され、前記押縁及び前記ブラケットが取り付けられたアタッチメントと、
を備えたカーテンウォールユニット。
(1)に記載されたカーテンウォールユニットでは、パネル体よりも室外側に外装材が設けられるカーテンウォールユニットの縦枠の温度の低下を抑制することができる。
【0056】
(2) (1)に記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
前記縦枠と前記アタッチメントの間で互いに離隔して設けられた室内側の前記絶縁材と室外側の前記絶縁材を備え、
前記縦枠と前記アタッチメントの間における前記室内側の絶縁材と前記室外側の絶縁材の間の箇所に断熱材が設けられたカーテンウォールユニット。
(2)に記載されたカーテンウォールユニットでは、縦枠とアタッチメントの間の断熱材により、アタッチメントと縦枠の間での熱の伝達を妨げて、縦枠の温度の低下を抑制することができる。
【0057】
(3) (1)又は(2)に記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
前記縦枠は、左右方向において前記アタッチメントと対向して配置されて前記アタッチメントから左右方向の荷重を受ける対向部を有するカーテンウォールユニット。
(3)に記載されたカーテンウォールユニットでは、縦枠の対向部により、アタッチメントから作用する左右方向の荷重を受けて、アタッチメントを支えることができる。
【0058】
(4) (1)ないし(3)のいずれかに記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
前記アタッチメントは、前記ブラケットが連結される被連結部を有し、
前記ブラケットは、前記被連結部に係止されて連結される連結部を有するカーテンウォールユニット。
(4)に記載されたカーテンウォールユニットでは、ブラケットの連結部をアタッチメントの被連結部に連結させることで、ブラケットをアタッチメントに安定して保持することができる。
【0059】
(5) (1)ないし(4)のいずれかに記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
前記アタッチメントの装着部に装着された水密材を備え、
前記水密材は、前記カーテンウォールユニットが左右方向に並べて設置されたときに、左右方向に隣り合う前記カーテンウォールユニットの前記アタッチメントの間の箇所を塞ぐカーテンウォールユニット。
(5)に記載されたカーテンウォールユニットでは、水密材により、外気が左右のアタッチメントの間の箇所を通って室内側に流れるのを妨げて、外気による縦枠の温度の低下を抑制することができる。
【0060】
(6) (5)に記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
前記ブラケットは、前記装着部に係止される係止部を有するカーテンウォールユニット。
(6)に記載されたカーテンウォールユニットでは、ブラケットの係止部をアタッチメントの装着部に係止することで、ブラケットをアタッチメントの装着部の位置に安定して保持することができる。
【符号の説明】
【0061】
1・・・カーテンウォール、2・・・カーテンウォールユニット、2A・・・パネル体、3・・・枠体、3A・・・開口部、4・・・上枠、5・・・下枠、6・・・縦枠、7・・・無目、8・・・目地、10・・・建物、11・・・外壁、12・・・躯体、20・・・押縁、21・・・室外側保持部、22・・・取付片、23・・・係止片、24・・・ガスケット、30・・・外装材、31・・・固定具、32・・・裏板、40・・・ブラケット、41・・・基部、42・・・固定面部、43・・・連結部、44・・・係止部、50・・・アタッチメント、51・・・室内側部、52・・・突壁部、53・・・室内側壁部、54・・・室外側壁部、55・・・取付壁部、56・・・被連結部、57・・・固定部、58・・・取付部、59・・・装着部、60・・・端壁部、61・・・見込み部、62・・・第1装着部、63・・・第2装着部、64・・・室内側保持部、65・・・突起部、66・・・対向部、70・・・第1絶縁材、71・・・第2絶縁材、72・・・空間、73・・・断熱材、74・・・シール材、75・・・バックアップ材、80・・・水密材、81・・・気密材、82・・・水密材、83・・・等圧空間、84・・・裏板、85・・・取付具、86・・・裏板、87・・・固定具、R・・・上下方向、S・・・左右方向、T・・・室内外方向。