(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024129895
(43)【公開日】2024-09-30
(54)【発明の名称】情報送信装置、情報送信方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20240920BHJP
G06Q 30/0251 20230101ALI20240920BHJP
【FI】
G06Q30/0601 340
G06Q30/0251
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023039269
(22)【出願日】2023-03-14
(71)【出願人】
【識別番号】512033109
【氏名又は名称】株式会社プレイド
(74)【代理人】
【識別番号】100115749
【弁理士】
【氏名又は名称】谷川 英和
(72)【発明者】
【氏名】牧野 祐己
(72)【発明者】
【氏名】塩澤 元
(72)【発明者】
【氏名】中西 祐介
(72)【発明者】
【氏名】山本 哲生
(72)【発明者】
【氏名】秋庭 正明
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB08
5L030BB66
5L049BB08
5L049BB66
(57)【要約】
【課題】複数の情報管理装置で管理されているユーザの行動レコードを用いて、複合的な条件に合致するユーザを決定し、当該ユーザに適切な情報を送信できなかった。
【解決手段】2つの各情報管理装置に対応付く行動条件が格納される行動条件管理部111と、2つの異なる行動条件を組み合わせた複合条件が格納される複合条件管理部112と、複合条件に対応付けて、複合条件に含まれる2つの各行動条件に対応付く情報管理装置2の行動テーブルから、行動条件に合致する1以上の行動レコードを決定し、1以上の行動レコードに基づく検索結果を取得し、2以上の検索結果に対して、複合条件に含まれる演算子に従った処理を行い、1以上のユーザを決定するユーザ決定部131と、当該1以上の各ユーザへの送信情報を取得する情報取得部133と、1以上の各ユーザに送信情報を送信する情報送信部141とを具備する情報送信装置1により、上記課題が解決できる。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
キーとユーザの行動に基づく行動情報とを有する1以上の行動レコードを有する行動テーブルが格納されている2つの各情報管理装置に対応付く条件であり、行動レコードを検索するための条件である行動条件が格納される行動条件管理部と、
前記2つの異なる行動条件を組み合わせた条件であり、前記2つの行動条件の組み合わせ方を特定する演算子を有する条件である複合条件が格納される複合条件管理部と、
前記複合条件に対応付けて、ユーザに送信する情報を構成するための定義情報が格納される定義情報管理部と、
前記複合条件に含まれる前記2つの各行動条件に対応付く前記情報管理装置の前記行動テーブルから、前記行動条件に合致する1以上の行動レコードを決定し、当該1以上の行動レコードに基づく検索結果を取得し、当該2以上の検索結果に対して、前記複合条件に含まれる前記演算子に従った処理を行い、1以上のユーザを決定するユーザ決定部と、
前記ユーザ決定部が決定した前記1以上の各ユーザへの通知先を特定する通知先識別子を取得する通知先取得部と、
前記ユーザ決定部が決定した前記1以上の各ユーザに送信する情報である送信情報を、前記定義情報を用いて取得する情報取得部と、
前記ユーザ決定部が決定した前記1以上の各ユーザごとに、前記通知先取得部が取得した通知先識別子が特定する通知先に、前記情報取得部が取得した前記送信情報を送信する情報送信部とを具備する情報送信装置。
【請求項2】
前記2つの各情報管理装置の前記行動テーブルは、常時、更新され得、
動作する時を特定するスケジュール情報が格納されるスケジュール管理部をさらに具備し、
前記スケジュール情報が特定する時になったことをトリガーとして、前記ユーザ決定部、前記通知先取得部、前記情報取得部、および前記情報送信部が動作する請求項1記載の情報送信装置。
【請求項3】
前記定義情報は、変数を有し、
前記情報取得部は、
前記ユーザ決定部が決定した前記1以上の各ユーザごとに、前記情報管理装置から取得した前記行動レコードから前記変数に対応する属性値を取得し、当該属性値に基づく情報を、前記複合条件に対応付く前記定義情報が有する前記変数の位置に置き換えて配置し、前記ユーザに送信する送信情報を取得する請求項1または請求項2記載の情報送信装置。
【請求項4】
前記行動テーブルを特定するテーブル名と前記行動テーブルの属性名とに対応付けて、変数を管理する変数管理部をさらに具備し、
前記情報取得部は、
前記定義情報が有する前記変数と対になる前記テーブル名に対応する前記行動テーブルの前記属性名に対応する属性値を取得し、当該属性値を前記変数の位置に置き換えて配置し、前記送信情報を構成する請求項3記載の情報送信装置。
【請求項5】
一のユーザに対して、前記2つの各情報管理装置に格納されている第一行動テーブルの第一キーと、第二行動テーブルの第二キーとは異なる情報あり、
前記2つの各情報管理装置から取得された第一検索結果は第一キーを有し、第二検索結果は第二キーを有し、
前記ユーザ決定部は、
1以上の各ユーザの第一キーと第二キーとの対応を示す対応情報が格納される対応表が格納される対応管理部を参照し、取得した前記2つの検索結果から、前記複合条件に含まれる前記演算子に従った処理を行い、1以上のユーザを決定する請求項1から請求項4いずれか一項に記載の情報送信装置。
【請求項6】
キーとユーザの行動に基づく行動情報とを有する1以上の行動レコードを有する行動テーブルが格納されている2つの各情報管理装置に対応付く条件であり、行動レコードを検索するための条件である行動条件が格納される行動条件管理部と、前記2つの異なる行動条件を組み合わせた条件であり、前記2つの行動条件の組み合わせ方を特定する演算子を有する条件である複合条件が格納される複合条件管理部と、前記複合条件に対応付けて、ユーザに送信する情報を構成するための定義情報が格納される定義情報管理部と、ユーザ決定部と、通知先取得部と、情報取得部と、情報送信部とにより実現される情報送信方法であって、
前記ユーザ決定部が、前記複合条件に含まれる前記2つの各行動条件に対応付く前記情報管理装置の前記行動テーブルから、前記行動条件に合致する1以上の行動レコードを決定し、当該1以上の行動レコードに基づく検索結果を取得し、当該2以上の検索結果に対して、前記複合条件に含まれる前記演算子に従った処理を行い、1以上のユーザを決定するユーザ決定ステップと、
前記通知先取得部が、前記ユーザ決定ステップで決定された前記1以上の各ユーザへの通知先を特定する通知先識別子を取得する通知先取得ステップと、
前記情報取得部が、前記ユーザ決定ステップで決定された前記1以上の各ユーザに送信する情報である送信情報を、前記定義情報を用いて取得する情報取得ステップと、
前記情報送信部が、前記ユーザ決定ステップで決定された前記1以上の各ユーザごとに、前記通知先取得ステップで取得された通知先識別子が特定する通知先に、前記情報取得ステップで取得された前記送信情報を送信する情報送信ステップとを具備する情報送信方法。
【請求項7】
キーとユーザの行動に基づく行動情報とを有する1以上の行動レコードを有する行動テーブルが格納されている2つの各情報管理装置に対応付く条件であり、行動レコードを検索するための条件である行動条件が格納される行動条件管理部と、前記2つの異なる行動条件を組み合わせた条件であり、前記2つの行動条件の組み合わせ方を特定する演算子を有する条件である複合条件が格納される複合条件管理部と、前記複合条件に対応付けて、ユーザに送信する情報を構成するための定義情報が格納される定義情報管理部とにアクセス可能なコンピュータを、
前記複合条件に含まれる前記2つの各行動条件に対応付く前記情報管理装置の前記行動テーブルから、前記行動条件に合致する1以上の行動レコードを決定し、当該1以上の行動レコードに基づく検索結果を取得し、当該2以上の検索結果に対して、前記複合条件に含まれる前記演算子に従った処理を行い、1以上のユーザを決定するユーザ決定部と、
前記ユーザ決定部が決定した前記1以上の各ユーザへの通知先を特定する通知先識別子を取得する通知先取得部と、
前記ユーザ決定部が決定した前記1以上の各ユーザに送信する情報である送信情報を、前記定義情報を用いて取得する情報取得部と、
前記ユーザ決定部が決定した前記1以上の各ユーザごとに、前記通知先取得部が取得した通知先識別子が特定する通知先に、前記情報取得部が取得した前記送信情報を送信する情報送信部として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の行動を行ったユーザに、適切な情報を送信する情報送信装置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来技術において、ユーザの購入履歴やユーザの行動を用いて、ユーザに推奨する情報を提供する情報処理装置があった(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術においては、複数の情報管理装置で管理されているユーザの行動に基づく情報を用いて、複合的な条件に合致するユーザを決定し、当該ユーザに適切な情報を送信することができなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本第一の発明の情報送信装置は、キーとユーザの行動に基づく行動情報とを有する1以上の行動レコードを有する行動テーブルが格納されている2つの各情報管理装置に対応付く条件であり、行動レコードを検索するための条件である行動条件が格納される行動条件管理部と、2つの異なる行動条件を組み合わせた条件であり、2つの行動条件の組み合わせ方を特定する演算子を有する条件である複合条件が格納される複合条件管理部と、複合条件に対応付けて、ユーザに送信する情報を構成するための定義情報が格納される定義情報管理部と、複合条件に含まれる2つの各行動条件に対応付く情報管理装置の行動テーブルから、行動条件に合致する1以上の行動レコードを決定し、1以上の行動レコードに基づく検索結果を取得し、2以上の検索結果に対して、複合条件に含まれる演算子に従った処理を行い、1以上のユーザを決定するユーザ決定部と、ユーザ決定部が決定した1以上の各ユーザへの通知先を特定する通知先識別子を取得する通知先取得部と、ユーザ決定部が決定した1以上の各ユーザに送信する情報である送信情報を、定義情報を用いて取得する情報取得部と、ユーザ決定部が決定した1以上の各ユーザごとに、通知先取得部が取得した通知先識別子が特定する通知先に、情報取得部が取得した送信情報を送信する情報送信部とを具備する情報送信装置である。
【0006】
かかる構成により、複数の情報管理装置で管理されているユーザの行動に基づく情報を用いて、複合的な条件に合致するユーザを決定し、当該ユーザに適切な情報を送信できる。
【0007】
また、本第二の発明の情報送信装置は、第一の発明に対して、2つの各情報管理装置の行動テーブルは、常時、更新され得、動作する時を特定するスケジュール情報が格納されるスケジュール管理部をさらに具備し、スケジュール情報が特定する時になったことをトリガーとして、ユーザ決定部、通知先取得部、情報取得部、および情報送信部が動作する情報送信装置である。
【0008】
かかる構成により、適切なタイミングで、適切なユーザに送信情報を送信できる。
【0009】
また、本第三の発明の情報送信装置は、第一または第二の発明に対して、定義情報は、変数を有し、情報取得部は、ユーザ決定部が決定した1以上の各ユーザごとに、情報管理装置から取得した行動レコードから変数に対応する属性値を取得し、属性値に基づく情報を、複合条件に対応付く定義情報が有する変数の位置に置き換えて配置し、ユーザに送信する送信情報を取得する情報送信装置である。
【0010】
かかる構成により、適切な送信情報をユーザに送信できる。
【0011】
また、本第四の発明の情報送信装置は、第三の発明に対して、行動テーブルを特定するテーブル名と行動テーブルの属性名とに対応付けて、変数を管理する変数管理部をさらに具備し、情報取得部は、定義情報が有する変数と対になるテーブル名に対応する行動テーブルの属性名に対応する属性値を取得し、属性値を変数の位置に置き換えて配置し、送信情報を構成する情報送信装置である。
【0012】
かかる構成により、変数を有する定義情報を容易に作成できる。
【0013】
また、本第五の発明の情報送信装置は、第一から第四いずれか1つの発明に対して、一のユーザに対して、2つの各情報管理装置に格納されている第一行動テーブルの第一キーと、第二行動テーブルの第二キーとは異なる情報あり、2つの各情報管理装置から取得された第一検索結果は第一キーを有し、第二検索結果は第二キーを有し、ユーザ決定部は、1以上の各ユーザの第一キーと第二キーとの対応を示す対応情報が格納される対応表が格納される対応管理部を参照し、取得した2つの検索結果から、複合条件に含まれる演算子に従った処理を行い、1以上のユーザを決定する情報送信装置である。
【0014】
かかる構成により、複数の情報管理装置で管理されているユーザの行動に基づく情報を用いて、複合的な条件に合致するユーザを決定し、当該ユーザに適切な情報を送信できる。
【発明の効果】
【0015】
本発明による情報送信装置によれば、複数の情報管理装置で管理されているユーザの行動に基づく情報を用いて、複合的な条件に合致するユーザを決定し、当該ユーザに適切な情報を送信できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】実施の形態1における情報システムAの概念図
【
図4】同情報送信装置1の動作例について説明するフローチャート
【
図5】同銅ユーザ決定処理の例について説明するフローチャート
【
図6】同キー統合処理の例について説明するフローチャート
【
図7】同情報取得処理の例について説明するフローチャート
【
図8】同通信先識別子の取得処理の例について説明するフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、情報送信装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0018】
(実施の形態1)
本実施の形態において、複数の情報管理装置で管理されているユーザの行動に基づく情報を用いて、複合的な条件に合致するユーザを決定し、当該ユーザに適切な情報を送信する情報送信装置について説明する。なお、複合的な条件とは、複数の条件を組み合わせた条件である。
【0019】
また、本実施の形態において、ユーザに情報を送信するタイミングを管理し、当該タイミングの時に、複数の情報管理装置から最新の情報を取得し、当該情報に基づいて、情報を送信するユーザを決定する情報送信装置について説明する。
【0020】
また、本実施の形態において、ユーザの行動に基づく行動情報を用いて、情報を送信するユーザに固有の情報を取得し、当該情報をユーザに送信する情報送信装置について説明する。
【0021】
また、本実施の形態において、情報管理装置において管理されているテーブルの属性名やテーブル名等に関わらず、ユーザに固有の情報を取得するための定義情報に用いられる変数名を、自由に設定できる情報送信装置について説明する。
【0022】
さらに、本実施の形態において、複数の各情報管理装置で管理されているテーブルにおけるユーザを特定するキーが異なる場合でも、同一ユーザであることを認識するための対応情報を有する対応表を用いて、複合的な条件に合致するユーザを決定し、当該ユーザに適切な情報を送信できる情報送信装置について説明する。
【0023】
なお、本実施の形態において、情報Xが情報Yに対応付いていることは、情報Xから情報Yを取得できること、または情報Yから情報Xを取得できることであり、その対応付けの方法は問わない。情報Xと情報Yとがリンク付いていても良いし、同じバッファに存在していても良いし、情報Xが情報Yに含まれていても良いし、情報Yが情報Xに含まれている等でも良い。
【0024】
図1は、本実施の形態における情報システムAの概念図である。情報システムAは、情報送信装置1、2または3以上の情報管理装置2、および1または2以上のユーザ端末3を備える。
【0025】
情報送信装置1は、2以上の情報管理装置2で管理されているユーザの行動に基づく情報を用いて、情報を送信する1または2以上のユーザを決定し、当該1以上のユーザに情報を送信する装置である。情報送信装置1は、通常、サーバである。情報送信装置1は、例えば、クラウドサーバ、ASPサーバ等であるが、その種類は問わない。
【0026】
情報管理装置2は、ユーザ端末3からのアクセスを受け付け、ユーザの行動に基づく情報を蓄積する装置である。情報管理装置2は、通常、サーバである。情報管理装置2は、例えば、クラウドサーバ、ASPサーバ等であるが、その種類は問わない。なお、情報管理装置2は、例えば、いわゆるECサーバ、商品やサービスを販売する店舗が顧客の管理等のため使用するサーバである。
【0027】
ユーザ端末3は、ユーザが使用する端末である。ユーザ端末3は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、いわゆるパーソナルコンピュータ、ナビゲーション端末等であり、その種類は問わない。なお、ユーザは、例えば、情報管理装置2の一種であるECサイトのサーバに対して、商品を購入するための操作を行うユーザである。つまり、ユーザは、例えば、ECサイトで商品を購入する人である。また、ユーザは、例えば、実店舗で商品を購入する人である。なお、この店舗において、例えば、ユーザの来店や、ユーザが商品を購入したこと等が、当該店舗のサーバである情報管理装置2に蓄積される。
【0028】
情報送信装置1と2以上の各情報管理装置2、情報送信装置1と1以上の各ユーザ端末3、および2以上の各情報管理装置2と1以上の各ユーザ端末3とは、通常、インターネット等のネットワークにより通信可能である。
【0029】
図2は、本実施の形態における情報システムAのブロック図である。
図3は、情報送信装置1のブロック図である。
【0030】
情報送信装置1は、格納部11、受信部12、処理部13、および送信部14を備える。格納部11は、行動条件管理部111、複合条件管理部112、定義情報管理部113、スケジュール管理部114、変数管理部115、および対応管理部116を備える。処理部13は、ユーザ決定部131、通知先取得部132、情報取得部133、および蓄積部134を備える。送信部14は、情報送信部141を備える。
【0031】
情報管理装置2は、管理格納部21、管理受信部22、管理処理部23、および管理送信部24を備える。
【0032】
ユーザ端末3は、ユーザ格納部31、ユーザ受付部32、ユーザ処理部33、ユーザ送信部34、ユーザ受信部35、およびユーザ出力部36を備える。
【0033】
情報送信装置1を構成する格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、後述する行動条件、後述する複合条件、後述する定義情報、後述するスケジュール情報、後述する変数情報、後述する対応表、配信除外リストである。
【0034】
配信除外リストは、1または2以上の除外情報を有する。除外情報とは、後述する送信情報を送信しないユーザを特定する情報である。除外情報は、送信情報を送信しないユーザの通信先識別子またはユーザ識別子を有する。通信先識別子とは、ユーザに通信するための情報である。通信先識別子は、例えば、メールアドレス、電話番号である。ユーザ識別子とは、ユーザを識別する情報である。ユーザ識別子は、例えば、ユーザID、通信先識別子である。
【0035】
行動条件管理部111には、2以上の行動条件が格納される。2以上の各行動条件には、2以上の情報管理装置2の中のいずれか一の情報管理装置2が対応付く。行動条件には、例えば、情報管理装置2の識別子が対応付く。
【0036】
行動条件とは、行動テーブルから行動レコードを検索するための条件である。行動条件は、行動テーブルの検索条件とも言える。行動条件は、例えば、SQLで記述されるが、その記述方法や構造は問わない。
【0037】
行動テーブルとは、1以上の行動レコードを有するテーブルである。1以上の各行動テーブルは、2以上の情報管理装置2の中のいずれか一の情報管理装置2が格納しているテーブルである。なお、テーブルは、例えば、リレーショナルデータベースであるが、CSV形式のファイルやネットワークデータベース等でも良く、そのデータ構造は問わない。2以上の各情報管理装置2に格納されている行動テーブルのスキーマ構造は、通常異なる。ただし、2以上の各情報管理装置2に格納されている行動テーブルのうち、一部または全部の行動テーブルの構造は同じでも良い。
【0038】
行動レコードとは、ユーザの行動に基づいて、情報管理装置2に蓄積されたレコードである。行動レコードは、キーと1または2以上の行動情報とを有する。行動レコードは、キーと行動情報以外の属性値を有しても良い。
【0039】
ユーザの行動は、例えば、情報管理装置2のECサイトにおいて商品を購入する行動、ECサイトにログインする(訪問する)行動、ECサイトにおけるキャンペーンに登録する行動、実店舗を訪問する行動である。ただし、ユーザの行動は、問わない。
【0040】
キーとは、行動レコードを特定できる属性値である。キーは、例えば、ユーザ識別子、通信先識別子、行動レコードのIDである。
【0041】
行動情報とは、ユーザの行動に基づく情報である。行動情報は、例えば、ECサイトでのユーザの購買行動に基づく情報、実店舗でのユーザの行動に基づく情報、ユーザの情報管理装置2への情報送信に基づく情報である。購買行動に基づく情報は、例えば、ECサイトでユーザが購入した商品の商品識別子(例えば、商品ID、商品名)、ECサイトでユーザが購入した商品の属性値(例えば、価格、数量、商品の種類、商品画像)、ECサイトでユーザが商品を購入した日または日時、ユーザが情報管理装置2にログインした日または日時、ECサイトにおけるキャンペーンに登録した日または日時、ユーザのランクである。実店舗でのユーザの行動に基づく情報は、例えば、実店舗を訪問した日または日時、実店舗でユーザが購入した商品の商品識別子、実店舗でユーザが購入した商品の属性値(例えば、価格、数量、商品の種類)、実店舗でユーザが商品を購入した日または日時、ユーザのランクである。情報送信に基づく情報は、例えば、特定のキャンペーンに応募したことを示す情報、ユーザ登録したことを示す情である。
【0042】
ユーザのランクとは、例えば、ユーザの会員ランクである。ユーザのランクは、ユーザの行動の結果である。ユーザの行動の結果とは、例えば、ユーザの1または2以上のECサイトでの商品の購入の結果、ユーザの1または2以上の情報管理装置2へのログインの結果、ユーザの1または2以上の実店舗での商品の購入の結果、ユーザの1または2以上の実店舗への訪問の結果である。
【0043】
複合条件管理部112には、1または2以上の複合条件が格納される。複合条件とは、2または3以上の異なる行動条件を組み合わせた条件である。複合条件は、2以上の行動条件の組み合わせ方を特定する演算子を有する。演算子は、通常、論理演算子であり、例えば、AND、OR、NOTである。
【0044】
なお、一の複合条件は、2以上の行動条件を有しても良い。一の複合条件は、2以上の行動条件の識別情報を有しても良い。行動条件の識別情報は、例えば、行動条件の名称、行動条件へのリンク情報である。
【0045】
定義情報管理部113には、1または2以上の定義情報が格納される。1以上の各定義情報は、複合条件に対応付いている。
【0046】
定義情報とは、ユーザに送信する情報を構成するための情報である。定義情報は、通常、文字列を有する。定義情報は画像や動画や音声を有しても良い。定義情報は、通常、1または2以上の変数を有する。ただし、定義情報は、変数を有さなくても良い。なお、定義情報は、後述する送信情報を構成するための雛形となる情報でも良い。
【0047】
スケジュール管理部114は、1または2以上のスケジュール情報が格納される。1以上の各スケジュール情報は、複合条件に対応付いている。
【0048】
スケジュール情報とは、動作する時を特定する情報であり、例えば、日時情報や、定期的に情報を送信する場合の間隔を示す情報である。ただし、スケジュール情報の構造は問わない。スケジュール情報は、例えば、「2023年1月25日 12時」、「毎週日曜日 10時00分」「毎月1日 0時00分」である。なお、スケジュール情報の構造は問わない。
【0049】
変数管理部115には、1または2以上の変数情報が格納されている。変数情報とは、変数を管理する情報である。変数情報は、行動テーブルを特定するテーブル名と行動テーブルの属性名とに対応付く。変数情報は、通常、定義情報の中で使用される変数の名称を含む。
【0050】
対応管理部116には、1または2以上の対応表が格納される。対応表は、1または2以上の対応情報を有するテーブルである。対応情報とは、2以上の異なる行動テーブルのキーの対応を示す情報である。対応情報は、例えば、2つの異なる行動テーブルにおける、第一キーと第二キーとを有する。対応情報は、例えば、2つの異なる行動テーブルにおける、第一キーと第二キーとのリンク情報である。対応情報は、例えば、2つの異なる行動テーブルにおける、第一キーと第二キーとに対応する共通キーである。共通キーとは、一のユーザに与えられたIDであり、複数の情報管理装置2に共通のIDである。なお、第一キーと第二キーとは、異なる種類の情報でも良い。例えば、第一キーがメールアドレスで、第二キーが電話番号でも良い。かかる場合、対応情報は、例えば、一のユーザのメールアドレスと電話番号とを有するレコードである。
【0051】
受信部12は、各種の情報や指示を受信する。各種の情報や指示は、例えば、行動条件、複合条件、定義情報、スケジュール情報、変数情報、対応情報である。受信部12は、例えば、図示しない管理端末から、行動条件、複合条件、定義情報、スケジュール情報、変数情報、または対応情報を受信する。なお、管理端末は、例えば、情報送信装置1の管理者が使用する端末である。
【0052】
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、ユーザ決定部131、通知先取得部132、情報取得部133、蓄積部134が行う処理である。
【0053】
ユーザ決定部131は、後述する送信情報を送信する1または2以上のユーザを決定する。ユーザを決定することは、例えば、ユーザ識別子を取得すること、ユーザの通信先識別子を取得することである。
【0054】
ユーザ決定部131は、2以上の情報管理装置2のうちのいずれかの情報管理装置2の行動テーブルから、複合条件に含まれる2つの各行動条件に合致する1以上の行動レコードを決定し、当該1以上の行動レコードに基づく検索結果を取得する。次に、ユーザ決定部131は、当該2以上の検索結果に対して、複合条件に含まれる演算子に従った処理を行い、1以上のユーザを決定する。演算子に従った処理は、通常、演算である。演算子に従った処理は、例えば、AND演算、OR演算、NOT演算である。
【0055】
なお、ユーザ決定部131が検索結果を取得する場合に、ユーザ決定部131は、情報管理装置2の行動テーブルをすべて受信してから、情報送信装置1の中で、行動条件を満たす行動レコードを検索し、検索結果を取得しても良いし、ユーザ決定部131は、情報管理装置2に行動条件を用いた問合せを送信し、情報管理装置2から検索結果を受信しても良い。ユーザ決定部131が検索結果を取得する手順は問わない。
【0056】
ユーザ決定部131は、対応表が格納される対応管理部116を参照し、取得した2つの検索結果から、複合条件に含まれる演算子に従った処理を行い、1以上のユーザを決定する。つまり、ユーザ決定部131は、対応表の対応情報を用いて、取得した2つの各検索結果に含まれるレコードの対応を決定する。つまり、ユーザ決定部131は、例えば、取得した2つの各検索結果に含まれるレコードが共通キーを有するように、1以上の検索結果のレコードに共通キーを付加する。そして、ユーザ決定部131は、2つの各検索結果のレコードの対応がとれた状況において、複合条件に含まれる演算子に従った処理を行い、1以上のユーザを決定する。
【0057】
通知先取得部132は、ユーザ決定部131が決定した1以上の各ユーザへの通知先を特定する通知先識別子を取得する。
【0058】
通知先取得部132は、例えば、ユーザ決定部131が決定した1以上の各ユーザの通知先識別子を、いずれかの行動テーブルから取得する。通知先取得部132は、例えば、ユーザ決定部131が決定した1以上の各ユーザの通知先識別子を、いずれかの行動テーブルが有するレコードのキーと対になる通知先識別子を対応表から取得しても良い。
【0059】
通知先取得部132は、例えば、ユーザ決定部131が決定した1以上の各ユーザのユーザ識別子をいずれかの行動テーブルから取得し、当該ユーザ識別子と対になる通知先識別子を格納部11のユーザ管理表または対応表から取得する。
【0060】
なお、格納部11のユーザ管理表とは、ユーザを管理する表である。ユーザ管理表は、いずれか1以上の情報管理装置2が使用しているユーザ識別子と通知先識別子とを有する1以上のレコードを含む。
【0061】
情報取得部133は、定義情報管理部113の定義情報を用いて送信情報を取得する。送信情報は、ユーザ決定部131が決定した1以上の各ユーザに送信する情報である。情報取得部133が用いる定義情報は、通常、使用された複合条件に対応する定義情報である。
【0062】
情報取得部133は、ユーザ決定部131が決定した1以上の各ユーザごとに、情報管理装置2から取得した行動レコードから変数に対応する属性値を取得し、当該属性値に基づく情報を、複合条件に対応付く定義情報が有する変数の位置に置き換えて配置し、ユーザに送信する送信情報を取得する。
【0063】
なお、属性値に基づく情報とは、属性値、または属性値から取得できる情報である。属性値から取得できる情報は、例えば、属性値を演算式に与え、当該演算式を実行することにより取得された情報である。
【0064】
情報取得部133は、例えば、定義情報が有する変数と対になるテーブル名と属性名とを変数管理部115から取得する。次に、情報取得部133は、例えば、取得したテーブル名で識別される行動テーブルの取得した属性名に対応する属性値を取得し、当該属性値を変数の位置に置き換えて配置し、送信情報を構成する。
【0065】
蓄積部134は、受信部12が受信した情報を格納部11に蓄積する。蓄積部134は、例えば、受信部12が受信した行動条件を行動条件管理部111に蓄積する。蓄積部134は、例えば、受信部12が受信した複合条件を複合条件管理部112に蓄積する。蓄積部134は、例えば、受信部12が受信した定義情報を定義情報管理部113に蓄積する。蓄積部134は、例えば、受信部12が受信したスケジュール情報をスケジュール管理部114に蓄積する。蓄積部134は、例えば、受信部12が受信した変数情報を変数管理部115に蓄積する。蓄積部134は、例えば、受信部12が受信した対応情報を対応管理部116に蓄積する。
【0066】
送信部14は、各種の情報を送信する。各種の情報は、例えば、後述する送信情報である。
【0067】
情報送信部141は、ユーザ決定部131が決定した1以上の各ユーザごとに、通知先取得部132が取得した通知先識別子が特定する通知先に、情報取得部133が取得した送信情報を送信する。
【0068】
情報管理装置2を構成する管理格納部21には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、行動テーブルである。行動テーブルの構造は問わない。
【0069】
管理受信部22は、元情報をユーザ端末3から受信する。管理受信部22は、ユーザ識別子に対応付く元情報をユーザ端末3から受信する。
【0070】
元情報とは、行動レコードを構成するための情報である。元情報は、ユーザの何からの行動に基づく情報である。元情報は、例えば、行動情報を含む。元情報は、行動レコードでも良い。元情報は、例えば、ECサイトでユーザが購入する商品の商品識別子と数量である。元情報は、例えば、ECサイトでユーザが購入する商品の属性値(例えば、価格、数量、商品の種類、商品画像)を含む。元情報は、例えば、キャンペーンに登録するユーザのユーザ識別子を含む。元情報は、例えば、実店舗を訪問したユーザのユーザ識別子を含む。元情報は、通常、ユーザを特定するユーザ識別子を含む。
【0071】
管理処理部23は、管理受信部22が元情報を受信した場合に、当該元情報を用いて、行動レコードを取得し、当該行動レコードを、管理格納部21の行動テーブルに蓄積する。
【0072】
管理処理部23は、管理受信部22がユーザ識別子に対応付く元情報を受信した場合に、例えば、図示しない時計から日時を取得し、当該日時とユーザ識別子と元情報とを有する行動レコードを構成し、当該行動レコードを管理格納部21の行動テーブルに蓄積する。
【0073】
管理送信部24は、各種の情報を送信する。管理送信部24は、通常、ユーザ端末3に各種の情報を送信する。各種の情報は、例えば、ECサイトで商品購入の決済が完了した旨の情報である。
【0074】
ユーザ端末3を構成するユーザ格納部31には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、ユーザ識別子である。
【0075】
ユーザ受付部32は、各種の指示や情報を受け付ける。各種の指示や情報は、例えば、元情報である。
【0076】
各種の指示や情報の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
【0077】
ユーザ処理部33は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、ユーザ受付部32が受け付けた指示や情報を、送信する構造の指示や情報にする。各種の処理は、例えば、ユーザ受信部35が受信した情報を出力する構造の情報にする。
【0078】
ユーザ送信部34は、各種の指示や情報を情報管理装置2に送信する。各種の指示や情報は、例えば、元情報である。
【0079】
ユーザ受信部35は、各種の情報を受信する。各種の情報は、例えば、送信情報である。
【0080】
ユーザ出力部36は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、送信情報である。
【0081】
出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
【0082】
格納部11、行動条件管理部111、複合条件管理部112、定義情報管理部113、スケジュール管理部114、変数管理部115、対応管理部116、管理格納部21、およびユーザ格納部31は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0083】
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
【0084】
受信部12、管理受信部22、およびユーザ受信部35は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0085】
処理部13、ユーザ決定部131、通知先取得部132、情報取得部133、蓄積部134、管理処理部23、およびユーザ処理部33は、通常、プロセッサやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。なお、プロセッサは、CPU、MPU、GPU等であり、その種類は問わない。
【0086】
送信部14、情報送信部141、管理送信部24、およびユーザ送信部34は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0087】
ユーザ受付部32は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0088】
ユーザ出力部36は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。ユーザ出力部36は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0089】
次に、情報システムAの動作例について説明する。まず、情報送信装置1の動作例について、
図4のフローチャートを用いて説明する。
【0090】
(ステップS401)ユーザ決定部131は、図示しない時計から現在の日時を取得する。
【0091】
(ステップS402)ユーザ決定部131は、カウンタiに1を代入する。
【0092】
(ステップS403)ユーザ決定部131は、スケジュール管理部114に、i番目のスケジュール情報が存在するか否かを判断する。i番目のスケジュール情報が存在する場合はステップS404に行き、存在しない場合はステップS415に行く。
【0093】
(ステップS404)ユーザ決定部131は、スケジュール管理部114からi番目のスケジュール情報を取得する。
【0094】
(ステップS405)ユーザ決定部131は、ステップS401で取得した現在日時が、ステップS404で取得したスケジュール情報が示す時に該当するか否かを判断する。該当する場合はステップS406に行き、該当しない場合はステップS414に行く。
【0095】
(ステップS406)ユーザ決定部131は、i番目のスケジュール情報と対になる複合条件を複合条件管理部112から取得する。
【0096】
(ステップS407)ユーザ決定部131は、複合条件を用いて、情報を送信する1以上のユーザを決定する。かかるユーザ決定処理の例について、
図5のフローチャートを用いて説明する。
【0097】
(ステップS408)情報取得部133は、カウンタjに1を代入する。
【0098】
(ステップS409)情報取得部133は、ステップS407で決定されたユーザの中で、j番目のユーザが存在するか否かを判断する。j番目のユーザが存在する場合はステップS410に行き、j番目のユーザが存在しない場合はステップS414に行く。
【0099】
(ステップS410)情報取得部133は、j番目のユーザに送信する情報を取得する。かかる情報取得処理の例について、
図7のフローチャートを用いて説明する。なお、送信する情報は、送信情報と言う。
【0100】
(ステップS411)通知先取得部132は、j番目のユーザの通信先識別子を取得する。かかる通信先識別子の取得処理の例について、
図8のフローチャートを用いて説明する。なお、通信先識別子を取得する処理を、通信先取得処理と言う。
【0101】
(ステップS412)情報送信部141は、ステップS410で取得された送信情報を、ステップS411で取得された通信先識別子が示す通信先に送信する。
【0102】
(ステップS413)情報取得部133は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS409に戻る。
【0103】
(ステップS414)ユーザ決定部131は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS403に戻る。
【0104】
(ステップS415)受信部12は、図示しない管理端末から情報を受信したか否かを判断する。情報を受信した場合はステップS416に行き、情報を受信しなかった場合はステップS401に戻る。
【0105】
(ステップS416)蓄積部134は、ステップS415で受信された情報を、格納部11に蓄積する。ステップS401に戻る。
【0106】
なお、
図4のフローチャートにおいて、スケジュール情報を用いずに、ユーザの指示に応じて、ステップS406からS413の処理を行っても良い。つまり、ユーザに送信情報を送信するタイミングは問わない。
【0107】
また、
図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0108】
次に、ステップS407のユーザ決定処理の例について、
図5のフローチャートを用いて説明する。
【0109】
(ステップS501)ユーザ決定部131は、カウンタiに1を代入する。
【0110】
(ステップS502)ユーザ決定部131は、ステップS406で取得した複合条件の中に、i番目の行動条件が存在するか否かを判断する。i番目の行動条件が存在する場合はステップS503に行き、存在しない場合はステップS506に行く。
【0111】
(ステップS503)ユーザ決定部131は、取得している複合条件の中のi番目の行動条件を取得する。
【0112】
(ステップS504)ユーザ決定部131は、情報管理装置2の行動テーブルから、i番目の行動条件に合致する1以上の行動レコードを決定し、当該1以上の行動レコードを用いた検索結果を取得し、当該検索結果をi番目の行動条件に対応付けて、図示しないバッファに一時蓄積する。なお、検索結果は、行動テーブルから取得されたビューである、と言える。
【0113】
(ステップS505)ユーザ決定部131は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS502に戻る。
【0114】
(ステップS506)ユーザ決定部131は、キー統合処理を行う。キー統合処理の例について、
図6のフローチャートを用いて説明する。
【0115】
(ステップS507)ユーザ決定部131は、取得している複合条件の中の1以上の演算子を取得する。
【0116】
(ステップS508)ユーザ決定部131は、1以上の演算子に従って、2以上の検索結果に対して、演算を行い、1以上のユーザ識別子を取得する。上位処理にリターンする。なお、ユーザ決定部131は、1以上の各演算子に対応する2つの検索結果を、演算子に従って演算し、1以上のレコードを取得し、当該1以上の各レコードに対応するユーザ識別子を取得する。なお、ここでのユーザ識別子は、ユーザを識別する情報であれば良く、通信先識別子、レコードのID等でも良い。
【0117】
次に、ステップS506のキー統合処理の例について、
図6のフローチャートを用いて説明する。
【0118】
(ステップS601)ユーザ決定部131は、図示しないバッファに存在する検索結果の中で、いずれかの検索結果に含まれるキーに対応する対応情報が、対応管理部116の中のいずれかの対応表の中に存在するか否かを判断する。キーに対応する対応情報が存在する場合はステップS602に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
【0119】
(ステップS602)ユーザ決定部131は、カウンタiに1を代入する。
【0120】
(ステップS603)ユーザ決定部131は、キーに対応する対応情報が存在するi番目の検索結果が存在するか否かを判断する。i番目の検索結果が存在する場合はステップS604に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
【0121】
(ステップS604)ユーザ決定部131は、カウンタjに1を代入する。
【0122】
(ステップS605)ユーザ決定部131は、キーに対応する対応情報が存在するi番目の検索結果の中に、j番目のレコードが存在するか否かを判断する。j番目のレコードが存在する場合はステップS606に行き、存在しない場合はステップS610に行く。
【0123】
(ステップS606)ユーザ決定部131は、j番目のレコードのキーを取得する。
【0124】
(ステップS607)ユーザ決定部131は、ステップS606で取得したキーと対になる共通キーを、対応表から取得する。なお、共通キーは、メールアドレス等の通信先識別子でも良い。
【0125】
(ステップS608)ユーザ決定部131は、ステップS607で取得した共通キーをj番目のレコードに追記する、またはステップS607で取得した共通キーをj番目のレコードのキーに置き換えて、レコードを更新する。
【0126】
(ステップS609)ユーザ決定部131は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS605に戻る。
【0127】
(ステップS610)ユーザ決定部131は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS603に戻る。
【0128】
なお、
図6のフローチャートにおいて、ユーザ決定部131は、複数の各検索結果を構成するレコードの中で、同一のユーザに対応するレコードが、同一のキーを含むようにする処理を行う。
【0129】
次に、ステップS410の情報取得処理の例について、
図7のフローチャートを用いて説明する。
【0130】
(ステップS701)情報取得部133は、取得されている複合条件に対応する定義情報を定義情報管理部113から取得する。
【0131】
(ステップS702)情報取得部133は、ステップS701で取得した定義情報の中に、変数が存在するか否かを判断する。変数が存在する場合はステップS703に行き、変数が存在しない場合は上位処理にリターンする。
【0132】
(ステップS703)情報取得部133は、対象となるユーザ(j番目のユーザ)のユーザ識別子または共通キーを取得する。なお、共通キーは、ユーザ識別子でもある。
【0133】
(ステップS704)情報取得部133は、1以上の各検索結果から、ユーザ識別子または共通キーに対応するレコードを取得する。
【0134】
(ステップS705)情報取得部133は、カウンタiに1を代入する。
【0135】
(ステップS706)情報取得部133は、ステップS701で取得した定義情報の中に、i番目の変数が存在するか否かを判断する。i番目の変数が存在する場合はステップS707に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
【0136】
(ステップS707)情報取得部133は、ステップS701で取得した定義情報の中からi番目の変数を取得する。
【0137】
(ステップS708)情報取得部133は、i番目の変数に対応する変数情報が変数管理部115に存在するか否かを判断する。変数情報が存在する場合はステップS709に行き、存在しない場合はステップS710に行く。
【0138】
(ステップS709)情報取得部133は、i番目の変数に対応する変数情報が有するテーブル名と属性名とを変数管理部115から取得する。ステップS711に行く。
【0139】
(ステップS710)情報取得部133は、デフォルトのテーブル名と属性名である変数名とを取得する。
【0140】
(ステップS711)情報取得部133は、取得したテーブル名と属性名とに対応する情報を取得する。
【0141】
(ステップS712)情報取得部133は、ステップS711で取得した情報を、定義情報の中のi番目の変数の位置に配置し、変数を取得した情報に置き換える。
【0142】
(ステップS713)情報取得部133は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS706に戻る。
【0143】
次に、ステップS411の通信先取得処理の例について、
図8のフローチャートを用いて説明する。
【0144】
(ステップS801)通知先取得部132は、検索結果から取得されたレコードであり、ステップS409のj番目のユーザに対応するレコードの中に、通知先識別子(例えば、メールアドレスまたは電話番号)が存在するか否かを判断する。通知先識別子が存在する場合はステップS802に行き、存在しない場合はステップS803に行く。
【0145】
(ステップS802)通知先取得部132は、検索結果から取得されたレコードの中の通知先識別子を取得する。上位処理にリターンする。
【0146】
(ステップS803)通知先取得部132は、検索結果から取得されたレコードの中のユーザ識別子を取得する。
【0147】
(ステップS804)通知先取得部132は、ステップS803で取得したユーザ識別子と対になる通知先識別子を、対応管理部116の対応表またはいずれかの情報管理装置2の行動テーブルから取得する。上位処理にリターンする。
【0148】
情報管理装置2は、例えば、公知のECサイトのサーバ、公知のウェブサーバ、または店舗における顧客管理を行うサーバ等により実現可能であるので、情報管理装置2の動作例の詳細な説明は省略する。情報管理装置2は、ユーザ端末3や図示しない実店舗の端末から情報を受信し、ユーザの行動に基づく行動レコードを蓄積する装置である。
【0149】
ユーザ端末3は、ユーザがECサイトから商品を購入したり、ECサイトやウェブサーバ等にアクセスし、情報を閲覧したりするための端末である。また、ユーザ端末3は、情報送信装置1から出力情報を受信し、出力する端末である。ユーザ端末3は、公知の端末により実現可能であるので、ユーザ端末3の動作例の詳細な説明は省略する。
【0150】
以下、本実施の形態における情報システムAの具体的な動作例について説明する。
【0151】
情報送信装置1の行動条件管理部111には、
図9に示す行動条件管理表が格納されている。行動条件管理表は、1以上の行動条件を管理する表である。なお、情報送信装置1の受信部12が図示しない1または2以上の各管理端末から送信された行動条件を受信し、蓄積部134が当該行動条件を行動条件管理部111に蓄積する。その結果が、行動条件管理表(
図9)である。
【0152】
行動条件管理表(
図9)は、「ID」「行動条件」「サーバ識別子」「備考」を有する1以上のレコードを有する。「ID」はレコードを識別する情報である。「サーバ識別子」は、行動条件を用いて検索する対象の情報管理装置2を特定する情報である。「サーバ識別子」は、ここでは、情報管理装置2の名称であるが、情報管理装置2のIPアドレス等、情報管理装置2にアクセスするためのアクセス情報であれば良い。なお、格納部11には、例えば、2以上の各情報管理装置2の名称に対応づけて、各情報管理装置2にアクセスするためのアクセス情報が格納されているとする。アクセス情報は、例えば、情報管理装置2の行動テーブルを検索するためのAPIの情報、検索IPアドレスである。「備考」は、対になる行動条件の意味を示す。例えば、「ID=1」の行動条件は、「商品Aを1ヶ月以内に購入したユーザ」のユーザID等を取得するための検索条件である。「ID=2」の行動条件は、「キャンペーンBに登録したユーザ」のユーザ識別子等を取得するための検索条件である。「ID=3」の行動条件は、「2023年1月1日以降に東京都内の店舗を利用したユーザ」のユーザIDを取得するための検索条件である。「ID=4」の行動条件は、「会員ランクがGoldのユーザ」のユーザID等を取得するための検索条件である。
【0153】
複合条件管理部112には、
図10に示す複合条件管理表が格納されている。複合条件管理表は、1以上の複合条件を管理する表である。なお、情報送信装置1の受信部12が図示しない1または2以上の各管理端末から送信された複合条件を受信し、蓄積部134が当該複合条件を複合条件管理部112に蓄積する。その結果が、複合条件管理表(
図9)である。なお、受信部12は、2以上の行動条件と複合条件とを一緒に受信し、蓄積部134は当該2以上の行動条件と複合条件とを一緒に蓄積しても良い。
【0154】
複合条件管理表(
図10)は、「ID」「複合条件」「備考」を有する1以上のレコードを有する。「ID」はレコードを識別する情報である。「複合条件」は、ここでは、「AND」「OR」「NOT」等の1または2以上の演算子を有する。「備考」は、対になる複合条件の意味を示す。複合条件の中の「行動条件1」は、行動条件管理表(
図9)の「ID=1」の行動条件であることを意味する。
【0155】
定義情報管理部113には、
図11に示す定義情報管理表が格納されている。定義情報管理表は、複合条件に対応する1以上の定義情報を管理する表である。なお、情報送信装置1の受信部12が図示しない1または2以上の各管理端末から送信された定義情報を複合条件に対応付けて受信し、蓄積部134が当該定義情報を複合条件に対応付けて定義情報管理部113に蓄積する。その結果が、定義情報管理表(
図11)である。
【0156】
定義情報管理表(
図11)は、「ID」「定義情報」「複合条件識別子」を有する1以上のレコードを有する。「ID」はレコードを識別する情報である。「定義情報」は、変数を含んでも含まなくても良い。「定義情報」における変数名は「<<」および「>>」で囲まれた情報である。「複合条件識別子」は、複合条件管理表(
図9)の複合条件のIDである。
【0157】
スケジュール管理部114には、
図12に示すスケジュール管理表が格納されている。スケジュール管理表は、1以上のスケジュール情報を管理する表である。なお、情報送信装置1の受信部12が図示しない1または2以上の各管理端末から送信されたスケジュール情報を複合条件に対応付けて受信し、蓄積部134が当該スケジュール情報を複合条件に対応付けてスケジュール管理部114に蓄積する。その結果が、スケジュール管理表(
図12)である。
【0158】
なお、例えば、スケジュール管理表の「ID=1」のレコードは、「2023年1月24日 12時00分」に、複合条件識別子「1」で識別される複合条件に基づいて、情報送信装置1が、ユーザを決定し、当該ユーザに送信情報を送信することを示す。
【0159】
変数管理部115には、
図13に示す変数情報管理表が格納されている。変数情報管理表は、1以上の変数情報を管理する表である。なお、情報送信装置1の受信部12が図示しない1または2以上の各管理端末から送信された変数情報を複合条件に対応付けて受信し、蓄積部134が当該変数情報を変数管理部115に蓄積する。その結果が、変数情報管理表(
図13)である。
【0160】
変数情報管理表(
図13)は、「ID」「変数名」「演算情報」「サーバ識別子」「テーブル名」「属性名」を有する1以上のレコードを有する。「ID」はレコードを識別する情報である。「変数名」は、変数の名称であり、定義情報の中で使用される文字列である。「演算情報」は、情報の取得方法を示す情報であり、例えば、演算式、プログラムの関数名、メソッド名等である。「サーバ識別子」は、変数の情報または演算式の中の情報を取得する対象の情報管理装置2の名称である。「テーブル名」は、変数の情報または演算式の中の情報を取得する対象の情報管理装置2の中のテーブルの名称である。「属性名」は、変数の情報または演算式の中の情報を取得する対象の情報管理装置2の中のテーブルの中の属性の名称である。
【0161】
対応管理部116には、
図14に示す対応表が格納されている。対応表は、一のユーザについて、2以上の情報管理装置2の間で異なるキーでユーザの情報が管理されている場合に、2以上の情報管理装置2の間で異なるキーを対応付けるための情報である対応情報を管理する表である。
【0162】
対応表(
図14)は、「ユーザID」、「氏名」、2以上の各情報管理装置2のユーザに対応するキー(通常、ユーザ識別子)、「メールアドレス」を有する1以上のレコードを有する。なお、ここでは、2以上の各情報管理装置2のユーザに対応するキーは、サーバ1のユーザID(サーバ1.ユーザID)と、サーバ6のユーザID(サーバ6.ユーザID)である、とする。なお、「メールアドレス」は、通信先識別子であり、ここでの共通キーと考えても良い。
【0163】
また、情報管理装置2(1)は、ECサイトのサーバである。情報管理装置2(1)の管理格納部21には、
図15に示す購入テーブルが格納されている。購入テーブルとは、ユーザによるECサイトでの商品の購入を管理するテーブルである。購入テーブルは、行動テーブルの一例である。購入テーブルは、「ID」「ユーザID」「date」「Gname」「img」「num」「price」を有する1以上のレコードを有する。「ID」は、商品の購入を管理するレコードのIDである。「ユーザID」は、購入者のユーザ識別子である。「date」は購入日である。「Gname」は購入された商品の名称である。「img」は、購入された商品の商品画像のファイル名である。「num」は購入された商品数である。「price」が購入された商品の価格である。
【0164】
購入テーブルの各レコードは、ユーザ端末3から情報管理装置2(1)に送信されてきた商品の購入指示を、情報管理装置2(1)が受信し、当該購入指示を用いて購入レコードを構成し、蓄積した情報である。なお、購入レコードは、行動レコードの一例である。
【0165】
また、情報管理装置2(2)は、ユーザの情報を管理するユーザ管理サイトのサーバである。情報管理装置2(2)の管理格納部21には、
図16に示す応募ユーザテーブルが格納されている。応募ユーザテーブルとは、キャンペーンBに応募したユーザの情報を管理するテーブルである。応募ユーザテーブルは、行動テーブルの一例である。応募ユーザテーブルは、「ID」「ユーザ識別子」「氏名」「メールアドレス」を有する1以上のレコードを有する。応募ユーザテーブルは、キャンペーンBに応募したユーザの情報を管理する応募レコードを有する。応募レコードは、行動レコードの一例である。
【0166】
また、情報管理装置2(3)、情報管理装置2(4)、および情報管理装置2(5)は、訪問ユーザ管理サイトのサーバである。情報管理装置2(3)、情報管理装置2(4)、および情報管理装置2(5)の管理格納部21には、
図17に示す構造を有する顧客テーブルが格納されている。顧客テーブルは、実店舗を利用したユーザを管理するためのテーブルである。顧客テーブルは、行動テーブルの一例である。顧客テーブルは、「ID」「ユーザID」「日付」「店舗ID」「都道府県」を有する1以上のレコードを有する。「ID」は、レコードを識別する情報である。「ユーザID」は、ユーザの識別子である。情報管理装置2(3)、情報管理装置2(4)、および情報管理装置2(5)の「ユーザID」は、情報管理装置2(1)の「ユーザID」と同じIDが使用される、とする。
「日付」は、ユーザが店舗を訪問した日である。「店舗ID」は、ユーザが訪問した店舗のIDである。「都道府県」は、ユーザが訪問した店舗の所在地の都道府県である。
【0167】
さらに、情報管理装置2(6)は、会員管理サイトのサーバである。情報管理装置2(6)の管理格納部21には、
図18に示す会員テーブルが格納されている。会員テーブルとは、会員であるユーザを管理する表である。会員テーブルは、行動テーブルの一例である。会員テーブルは、「ID」「会員ID」「会員ランク」「総額」を有する1以上のレコードを有する。「ID」は、レコードを識別する情報である。「会員ID」は、会員であるユーザの識別子である。「会員ランク」は、ユーザのランクであり、例えば、「Premium」「Gold」「Silver」「Bronze」のいずれかである。「総額」は、会員が利用した金額の総額である。
【0168】
かかる状況において、以下の3つの具体例について説明する。各具体例は、各々、「ID=1」「ID=2」「ID=3」の複合条件に基づいて、動作を行う。
【0169】
(具体例1)
情報送信装置1のユーザ決定部131は、図示しない時計から現在時刻「2023年1月24日12時」を取得した、とする。そして、ユーザ決定部131は、現在時刻が、スケジュール管理表(
図12)の「ID=1」のスケジュール情報に該当する、と判断する。
【0170】
次に、ユーザ決定部131は、「ID=1」のスケジュール情報と対になる複合条件識別子「1」をスケジュール管理表(
図12)から取得する。次に、ユーザ決定部131は、複合条件識別子「1」で識別される複合条件「行動条件1 AND 行動条件2」を複合条件管理表(
図10)から取得する。
【0171】
次に、ユーザ決定部131は、当該複合条件が有する行動条件1に対応する行動条件である「ID=1」と対になる行動条件を行動条件管理表(
図9)から取得する。また、ユーザ決定部131は、当該複合条件が有する行動条件2に対応する行動条件である「ID=2」と対になる行動条件を行動条件管理表(
図9)から取得する。
【0172】
次に、ユーザ決定部131は、「ID=1」の行動条件「Select ・・・ from サーバ1.購入テーブル where Gname=‘A’ AND date>=($今日-1ヶ月)」の変数「$今日」に「2023年1月24日」を代入し、行動条件「Select ・・・ where Gname=‘A’ AND date>=2022年12月24日」を取得する。なお、本日の日付は、2023年1月24日である、とする。
【0173】
次に、ユーザ決定部131は、サーバ識別子「サーバ1」で識別される情報管理装置2(1)にアクセスし、当該行動条件に合致するレコードを、「サーバ1」の「購入テーブル」から取得し、図示しないバッファに蓄積する。なお、ここで蓄積された情報は、検索結果1である、とする。また、行動条件に合致するレコードは、2022年12月24日以降に、商品Aを購入したユーザのレコードである。
【0174】
なお、ユーザ決定部131は、対応表(
図14)を参照し、サーバ1のユーザIDと対になるメールアドレスを取得し、検索結果1の各レコードに、ユーザIDと対になるメールアドレスを付加した、とする。
【0175】
また、ユーザ決定部131は、「ID=2」の行動条件「Select ・・・ from サーバ2.キャンペーン登録テーブル」より、サーバ識別子「サーバ2」で識別される情報管理装置2(2)にアクセスし、キャンペーン登録テーブルから、全ユーザのユーザ識別子とメールアドレスを取得し、図示しないバッファに蓄積する。なお、ここで蓄積された情報は、検索結果2である、とする。
【0176】
次に、ユーザ決定部131は、複合条件が有する演算子「AND」に従い、図示しないバッファの検索結果1と検索結果2とに対して、メールアドレスをキーとしてAND演算を行い、商品Aを1ヶ月以内に購入し、かつキャンペーンBに登録したユーザのメールアドレス「ya@x.jp」「tc@z.cp.jp」を取得した、とする。
【0177】
以上の処理により、ユーザ決定部131は、情報を送信するべき二人のユーザ(ここでは「山田A子」「田中C子」)を決定できた。
【0178】
次に、情報取得部133は、複合条件識別子「1」と対になる定義情報を、定義情報管理表(
図11)から取得する。
【0179】
次に、情報取得部133は、取得した定義情報の中の変数「商品名」「商品画像」を取得する。情報取得部133は、変数「商品名」と対になるサーバ識別子「サーバ1」、テーブル名「購入テーブル」、および属性名「Gname」を、変数情報管理表(
図13)から取得する。次に、情報取得部133は、サーバ識別子「サーバ1」、テーブル名「購入テーブル」、および属性名「Gname」に対応する情報である商品名の「A」を、図示しないバッファから取得する。また、情報取得部133は、変数「商品画像」と対になるサーバ識別子「サーバ1」、テーブル名「購入テーブル」、および属性名「img」を取得する。次に、情報取得部133は、サーバ識別子「サーバ1」、テーブル名「購入テーブル」、および属性名「img」に対応する情報であるファイル名「fileA」を図示しないバッファから取得し、当該ファイル名に対応する商品画像の実体をサーバ識別子「サーバ1」で識別されるサーバから取得する。次に、情報取得部133は、取得した商品名の「A」、商品Aの商品画像「fileA」を、定義情報の各変数の位置の配置し、送信情報を構成する。
【0180】
次に、通知先取得部132は、二人の各ユーザの通信先識別子「ya@x.jp」「tc@z.cp.jp」を取得する。
【0181】
次に、情報送信部141は、取得された送信情報を、二人の各ユーザのメールアドレス宛に送信する。
【0182】
次に、二人の各ユーザ端末3は、当該送信情報を含むメールを受信し、出力する。かかる出力例は、
図19である。
図19は、ユーザが購入した商品Aに対する感想を聞くためのアンケートである。
【0183】
(具体例2)
情報送信装置1のユーザ決定部131は、図示しない時計から、ある日曜日の10時の日時を取得した、とする。そして、ユーザ決定部131は、現在時刻が、スケジュール管理表(
図12)の「ID=2」のスケジュール情報に該当する、と判断する。
【0184】
次に、ユーザ決定部131は、「ID=2」のスケジュール情報と対になる複合条件識別子「2」をスケジュール管理表(
図12)から取得する。次に、ユーザ決定部131は、複合条件識別子「2」で識別される複合条件「行動条件1 OR 行動条件3 NOT 行動条件4」を複合条件管理表(
図10)から取得する。
【0185】
次に、ユーザ決定部131は、当該複合条件が有する行動条件1に対応する行動条件である「ID=1」と対になる行動条件、行動条件3に対応する行動条件である「ID=3」と対になる行動条件、行動条件4に対応する行動条件である「ID=4」と対になる行動条件を行動条件管理表(
図9)から取得する。
【0186】
次に、ユーザ決定部131は、「ID=1」の行動条件に従い、サーバ識別子「サーバ1」で識別される情報管理装置2(1)にアクセスし、当該行動条件に合致するレコードを、「サーバ1」の「購入テーブル」から取得し、図示しないバッファに蓄積する。なお、ここで蓄積された情報は、検索結果1である、とする。また、ユーザ決定部131は、対応表(
図14)を参照し、サーバ1のユーザIDと対になるメールアドレスを取得し、検索結果1の各レコードに、ユーザIDと対になるメールアドレスを付加する。
【0187】
次に、ユーザ決定部131は、「ID=3」の行動条件に従い、サーバ識別子「サーバ3」で識別される情報管理装置2(3)、情報管理装置2(4)、および情報管理装置2(5)にアクセスし、当該行動条件に合致するレコードを、3つの各情報管理装置2の「顧客テーブル」から取得し、図示しないバッファに蓄積する。なお、ここで蓄積された情報は、検索結果3である、とする。また、ユーザ決定部131は、対応表(
図14)を参照し、サーバ1のユーザIDと対になるメールアドレスを取得し、検索結果3の各レコードに、ユーザIDと対になるメールアドレスを付加する。
【0188】
次に、ユーザ決定部131は、「ID=4」の行動条件に従い、サーバ識別子「サーバ6」で識別される情報管理装置2(6)にアクセスし、当該行動条件に合致するレコードを「会員テーブル」から取得し、図示しないバッファに蓄積する。なお、ここで蓄積された情報は、検索結果4である、とする。また、ユーザ決定部131は、対応表(
図14)を参照し、サーバ1のユーザIDと対になるメールアドレスを取得し、検索結果4の各レコードに、ユーザIDと対になるメールアドレスを付加する。
【0189】
次に、ユーザ決定部131は、複合条件が有する演算子「OR」「NOT」に従い、メールアドレスをキーとして、(検索結果1 OR 検索結果3 NOT 検索結果4)を演算する。そして、ユーザ決定部131は、商品Aを1ヶ月以内に購入したユーザ、または2023年1月1日以降に東京都内の店舗を利用したユーザであり、会員ランクが「Gold」ではないユーザのユーザ識別子(ここでは、メールアドレス)を取得する。
【0190】
以上の処理により、ユーザ決定部131は、情報を送信するべき1以上のユーザを決定した。
【0191】
次に、情報取得部133は、複合条件識別子「2」と対になる定義情報を、定義情報管理表(
図11)から取得する。なお、この定義情報は変数を有しない。この定義情報は、商品を割引で購入できるクーポンの情報である。
【0192】
次に、通知先取得部132は、ユーザ決定部131が決定した1以上の各ユーザの通信先識別子(メールアドレス)を取得する。
【0193】
次に、情報送信部141は、取得されたクーポンの送信情報を、二人の各ユーザのメールアドレス宛に送信する。
【0194】
次に、1以上の各ユーザ端末3は、当該送信情報を含むメールを受信し、出力する。そして、当該ユーザは、送信情報が示すクーポンを利用できることとなる。
【0195】
(具体例3)
情報送信装置1のユーザ決定部131は、図示しない時計から、ある月末の日の0時00分の日時を取得した、とする。そして、ユーザ決定部131は、現在時刻が、スケジュール管理表(
図12)の「ID=3」のスケジュール情報に該当する、と判断する。
【0196】
次に、ユーザ決定部131は、「ID=3」のスケジュール情報と対になる複合条件識別子「3」をスケジュール管理表(
図12)から取得する。次に、ユーザ決定部131は、複合条件識別子「3」で識別される複合条件「行動条件1 AND 行動条件4」を複合条件管理表(
図10)から取得する。
【0197】
次に、ユーザ決定部131は、当該複合条件が有する行動条件1に対応する行動条件である「ID=1」と対になる行動条件、行動条件4に対応する行動条件である「ID=4」と対になる行動条件を行動条件管理表(
図9)から取得する。
【0198】
次に、ユーザ決定部131は、「ID=1」の行動条件に従い、サーバ識別子「サーバ1」で識別される情報管理装置2(1)にアクセスし、当該行動条件に合致するレコードを、「サーバ1」の「購入テーブル」から取得し、図示しないバッファに蓄積する。なお、ここで蓄積された情報は、検索結果1である、とする。また、ユーザ決定部131は、検索結果1の各レコードのユーザIDと対になるメールアドレスを対応表(
図14)から取得し、当該メールアドレスを各レコードに付加する、とする。
【0199】
次に、ユーザ決定部131は、「ID=4」の行動条件に従い、サーバ識別子「サーバ6」で識別される情報管理装置2(6)にアクセスし、当該行動条件に合致するレコードを「会員テーブル」(
図18)から取得し、図示しないバッファに蓄積する。なお、ここで蓄積された情報は、検索結果4である、とする。なお、ユーザ決定部131は、検索結果4の各レコードのユーザIDと対になるメールアドレスを対応表(
図14)から取得し、当該メールアドレスを各レコードに付加する。
【0200】
次に、ユーザ決定部131は、複合条件が有する演算子「AND」に従い、メールアドレスをキーにして、(検索結果1 AND 検索結果4)の演算を行い、商品Aを1ヶ月以内に購入し、かつ会員ランクが「Gold」ではあるユーザのユーザ識別子(例えば、メールアドレス)を取得する。なお、ここで、ユーザ決定部131は、2つのメールアドレス「ya@x.jp」「tc@z.cp.jp」を取得した、とする。
【0201】
以上の処理により、ユーザ決定部131は、情報を送信するべき1以上のユーザを決定した。
【0202】
次に、情報取得部133は、複合条件識別子「3」と対になる定義情報を、定義情報管理表(
図11)から取得する。
【0203】
次に、情報取得部133は、取得した定義情報の中の変数「残金額」を取得する。情報取得部133は、変数「残金額」と対になるサーバ識別子「サーバ6」、演算式「5万円-総額」、テーブル名「会員テーブル」、および属性名「総額」を取得する。
【0204】
次に、情報取得部133は、ユーザごとに、サーバ識別子「サーバ6」で識別される情報管理装置2の会員テーブル(
図18)の「総額」を取得する。また、情報取得部133は、ユーザごとに、演算式「5万円-総額」を用いて、「残金額」を取得する。なお、情報取得部133は、メールアドレス「ya@x.jp」に対して残金額「15000円」を取得し、「tc@z.cp.jp」に対して残金額「8000円」を取得する。
【0205】
次に、情報取得部133は、ユーザごとに、定義情報の変数<<残金額>>の位置に、取得した残金額を配置し、送信情報を構成する。
【0206】
次に、情報送信部141は、山田A子のメールアドレス「ya@x.jp」宛に、残金額「15000円」を含む送信情報を送信する。また、情報送信部141は、田中C子のメールアドレス「tc@z.cp.jp」宛に、残金額「8000円」を含む送信情報を送信する。
【0207】
次に、二人の各ユーザ端末3は、各々、異なる残金額を含む送信情報を含むメールを受信し、出力する。
【0208】
以上、本実施の形態によれば、複数の情報管理装置2で管理されているユーザの行動レコードを用いて、複合的な条件に合致するユーザを決定し、当該ユーザに適切な情報を送信できる。さらに詳細には、情報の送信する際の最新の情報管理装置2の情報を用いて、送信情報を送信するユーザを決定できるため、適切なユーザに情報を送信できる。また、情報の送信する際の最新の情報管理装置2の情報を用いて、送信情報を構成できるため、適切な情報をユーザに送信できる。
【0209】
また、本実施の形態によれば、変数管理部115により、変数を有する定義情報を容易に作成できる。
【0210】
さらに、本実施の形態によれば、ユーザ端末3に送信情報を送信するスケジュールを管理することにより、適切なタイミングで、適切なユーザに送信情報を送信できる。なお、かかるスケジュール情報は、情報管理装置2の更新タイミングに基づいて設定することも可能である。
【0211】
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報送信装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、キーとユーザの行動に基づく行動情報とを有する1以上の行動レコードを有する行動テーブルが格納されている2つの各情報管理装置に対応付く条件であり、行動レコードを検索するための条件である行動条件が格納される行動条件管理部と、前記2つの異なる行動条件を組み合わせた条件であり、前記2つの行動条件の組み合わせ方を特定する演算子を有する条件である複合条件が格納される複合条件管理部と、前記複合条件に対応付けて、ユーザに送信する情報を構成するための定義情報が格納される定義情報管理部とにアクセス可能なコンピュータを、前記複合条件に含まれる前記2つの各行動条件に対応付く前記情報管理装置の前記行動テーブルから、前記行動条件に合致する1以上の行動レコードを決定し、当該1以上の行動レコードに基づく検索結果を取得し、当該2以上の検索結果に対して、前記複合条件に含まれる前記演算子に従った処理を行い、1以上のユーザを決定するユーザ決定部と、前記ユーザ決定部が決定した前記1以上の各ユーザへの通知先を特定する通知先識別子を取得する通知先取得部と、前記ユーザ決定部が決定した前記1以上の各ユーザに送信する情報である送信情報を、前記定義情報を用いて取得する情報取得部と、前記ユーザ決定部が決定した前記1以上の各ユーザごとに、前記通知先取得部が取得した通知先識別子が特定する通知先に、前記情報取得部が取得した前記送信情報を送信する情報送信部として機能させるためのプログラムである。
【0212】
また、
図20は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の情報送信装置1等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図20は、このコンピュータシステム300の概観図であり、
図21は、システム300のブロック図である。
【0213】
図20において、コンピュータシステム300は、CD-ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
【0214】
図21において、コンピュータ301は、CD-ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD-ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
【0215】
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の情報送信装置等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3101に記憶されて、CD-ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD-ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0216】
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の情報送信装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0217】
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
【0218】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0219】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0220】
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0221】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0222】
以上のように、本発明にかかる情報送信装置は、複数の情報管理装置で管理されているユーザの行動レコードを用いて、複合的な条件に合致するユーザを決定し、当該ユーザに適切な情報を送信できるという効果を有し、情報送信装置等として有用である。
【符号の説明】
【0223】
A 情報システム
1 情報送信装置
2 情報管理装置
3 ユーザ端末
11 格納部
12 受信部
13 処理部
14 送信部
21 管理格納部
22 管理受信部
23 管理処理部
24 管理送信部
31 ユーザ格納部
32 ユーザ受付部
33 ユーザ処理部
34 ユーザ送信部
35 ユーザ受信部
36 ユーザ出力部
111 行動条件管理部
112 複合条件管理部
113 定義情報管理部
114 スケジュール管理部
115 変数管理部
116 対応管理部
131 ユーザ決定部
132 通知先取得部
133 情報取得部
134 蓄積部
141 情報送信部