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  • 特開-情報生成システム及び見守り装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024129930
(43)【公開日】2024-09-30
(54)【発明の名称】情報生成システム及び見守り装置
(51)【国際特許分類】
   G08B 25/04 20060101AFI20240920BHJP
   G08B 21/02 20060101ALI20240920BHJP
   G08B 25/10 20060101ALI20240920BHJP
【FI】
G08B25/04 K
G08B21/02
G08B25/10 A
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023039337
(22)【出願日】2023-03-14
(71)【出願人】
【識別番号】509101088
【氏名又は名称】ボクシーズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002871
【氏名又は名称】弁理士法人坂本国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】鳥居 暁
【テーマコード(参考)】
5C086
【Fターム(参考)】
5C086AA22
5C086BA01
5C086CA06
5C086CB27
5C086DA08
(57)【要約】      (修正有)
【課題】様々なタイプの照明器具に対応した見守り装置を得ることを目的とする。
【解決手段】情報生成システムAにおいて、部屋の天井20に備え付けられている照明器具30等からの光を受けると識別子を含む電波40を発信する発信装置10と、発信装置からの電波を受信する中継装置65と、発信装置10からの電波40を中継装置65を介して受信する受信装置70と、受信装置により受信した電波に基づいて、発信装置が設置される場所における見守り対象者の生活に関する生活情報を生成する情報生成装置と、を備える。また、光の照度を測定する照度センサを備え、発信装置は、さらに照度情報を含む電波を発信し、受信装置は発信装置からの照度情報を、さらに受信し、情報生成装置は、受信装置により受信した電波及び照度情報に基づいて、発信装置が設置される場所における見守り対象者の生活に関する生活情報を生成する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光を受けると識別子を含む電波を発信する発信装置と、
前記発信装置からの電波を受信する受信装置と、
前記受信装置により受信した前記電波に基づいて、前記発信装置が設置される場所における見守り対象者の生活に関する生活情報を生成する情報生成装置とを備える、情報生成システム。
【請求項2】
前記発信装置は、受信した光に基づいて充電可能な充電手段を含み、前記充電手段からの電力に基づいて電波を発信する、請求項1に記載の情報生成システム。
【請求項3】
光の照度を測定する照度センサを備え、
前記発信装置は、さらに照度情報を含む電波を発信し、前記受信装置は前記発信装置からの照度情報を、さらに受信し、
前記情報生成装置は、前記受信装置により受信した前記電波及び照度情報に基づいて、前記発信装置が設置される場所における見守り対象者の生活に関する生活情報を生成する、請求項1に記載の情報生成システム。
【請求項4】
光の照度を測定する照度センサを光による発電の装置で代替する、請求項3に記載の情報生成システム。
【請求項5】
前記発信装置及び前記受信装置は、前記見守り対象者の部屋に設置される、請求項1に記載の情報生成システム。
【請求項6】
前記発信装置は、前記見守り対象者の部屋の照明の光が届く位置に設置される、請求項1に記載の情報生成システム。
【請求項7】
前記受信装置は、前記見守り対象者の部屋に設置され商用電源で動作する通信中継器の形態であり、受信した前記電波に係る情報を、前記情報生成装置に送信する、請求項1に記載の情報生成システム。
【請求項8】
前記情報生成装置は、前記発信装置からの電波の発生履歴に基づいて、前記生活情報を生成する、請求項1から7のうちのいずれか1項に記載の情報生成システム。
【請求項9】
光を受けると識別子を含む電波を発信する発信装置から、前記電波を受信する受信装置と、
受信した前記電波に基づいて、前記発信装置が設置される場所における見守り対象者の生活に関する生活情報を生成する情報処理装置とを含む、見守り装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報生成システム及び見守り装置に関する。
【背景技術】
【0002】
照明器具のライトを用いた見守りシステムによれば、遠隔地で照明器具のオン/オフ操作を確認できるので、高齢者や独居生活者などの見守りを必要とする人の安否確認が可能になる。そして、ライトは、E26型のソケットに対応している。電球のソケットがE17口金の場合、E26に変換する市販のソケットがあることで変換して利用することができる。
【0003】
ライトに通信部を組み込み、オン/オフ操作の情報を外部に送信する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第7051275号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、昨今の住宅では壁に埋め込まれているライトも増えており、電球(照明部分)を簡単に交換できない状況がある。また、シーリングライトの場合はソケット式のライトに交換することができない。
【0006】
そこで、本開示は、様々なタイプの照明器具に対応した見守り装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの側面では、以下のような解決手段を提供する。
(1)光を受けると識別子を含む電波を発信する発信装置と、前記発信装置からの電波を受信する受信装置と、前記受信装置により受信した前記電波に基づいて、前記発信装置が設置される場所における見守り対象者の生活に関する生活情報を生成する情報生成装置とを備える、情報生成システム。
(2)上記(1)の構成において、前記発信装置内に、光発電素子があり、当該光発電素子により発生された電力をコンデンサあるいは蓄電池に溜め、この電力に基づいて電波を発信する、情報生成システム。
(3)上記(1)の構成において、光の照度を測定する照度センサを備え、前記発信装置は、さらに照度情報を含む電波を発信し、前記受信装置は前記発信装置からの照度情報を、さらに受信し、前記情報生成装置は、前記受信装置により受信した前記電波及び照度情報に基づいて、前記発信装置が設置される場所における見守り対象者の生活に関する生活情報を生成する、情報生成システム。
(4)上記(3)の構成において、光の照度を測定する照度センサを光による発電の装置で代替する、情報生成システム。
(5)上記(1)の構成において、前記発信装置及び前記受信装置は、前記見守り対象者の部屋に設置される、情報生成システム。
(6)上記(1)の構成において、前記発信装置は、前記見守り対象者の部屋の照明の光が届く位置に設置される、情報生成システム。
(7)上記(1)の構成において、前記受信装置は、前記見守り対象者の部屋に設置され商用電源で動作する通信中継器の形態であり、受信した前記電波に係る情報を、前記情報生成装置に送信する、情報生成システム。
(8)上記(1)~(7)の構成において、前記情報生成装置は、前記発信装置からの電波の発生履歴に基づいて、前記生活情報を生成する、情報生成システム。
(9)光を受けると識別子を含む電波を発信する発信装置から、前記電波を受信する受信装置と、受信した前記電波に基づいて、前記発信装置が設置される場所における見守り対象者の生活に関する生活情報を生成する情報処理装置とを含む、見守り装置。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、様々な照明器具に対して、その点灯又は消灯により見守り対象者の生活状況を把握することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】情報生成システムの概略を示す概略図である。
図2】光発電装置を説明する説明図である。
図3】第1実施例を説明する説明図である。
図4】第2実施例を説明する説明図である。
図5】第3実施例を説明する説明図である。
図6】発信装置の基板を説明する説明図である。
図7】発信装置の基板(照度センサ有)を説明する説明図である。
図8】情報生成システムの学習機能を説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
【0011】
以下に示す実施の形態は、発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示したものであって、本発明の技術的思想は、下記のものに特定されるものではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内において、種々の変更を加えることができる。特に、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。既に公知の技術である部分は説明を省略している。
【0012】
<実施の形態>
図1は、本実施形態の基本の情報生成システムAの概略を示す概略図である。部屋の天井20には、照明器具(例えば、シーリングライト)30が備え付けられている。一方、壁の適切な位置(シーリングライトのオン/オフを光で検知できる位置)には、照明器具30等からの光を受けると識別子を含む電波40を発信する発信装置10が取り付けられている。そして、発信装置10からの電波40を中継装置65を介して受信する受信装置70と、受信装置70により受信した電波40に基づいて、発信装置10が設置される場所における見守り対象者の生活に関する生活情報を生成する情報生成装置80(例えばクラウドサーバ:図5等参照)とを備える。受信装置70は、基地局の形態であってよい。
【0013】
図2を参照する。発信装置10は本体を備え、本体の外部には、光を受けて発電する光発電装置12が備えられている。光発電装置12は複数の光発電パネル(例えば、ソーラーパネル)11を備えている。本体の内部には、光発電装置12により発電された電力に基づき、電波を発信する電波発信機(不図示:例えば、ビーコン)を備えている。電波の規格は、例えば、近距離通信に適したブルートゥース(Bluetooth(登録商標))であってよい。ここで、光発電装置12により発電されたタイミングで発信装置10は電波を発信し、発電していない場合は電波を発信しない。
【0014】
電波(例えば、ブルートゥース)を中継装置65を介して受信してLTE(Long Term Evolution)で基地局と通信することが可能に構成されている。
【0015】
一方、発信装置10内に、光発電素子があり、当該光発電素子により発生された電力をコンデンサあるいは蓄電池に溜め、この電力に基づいて電波を発信する、情報生成システムAであってよい。さらに、光の照度を測定する照度センサを備え、発信装置10は、さらに照度情報を含む電波を発信し、受信装置70は発信装置10からの照度情報を、さらに受信し、情報生成装置80は、受信装置70により受信した電波及び照度情報に基づいて、発信装置10が設置される場所における見守り対象者の生活に関する生活情報を生成する、情報生成システムAであってよい。また、光の照度を測定する照度センサを光による発電の装置で代替する、情報生成システムAであってよい。
【0016】
<第1実施例>
図3を参照する。本実施形態の情報生成システム1の概略を示す概略図である。上述の基本の実施の形態と同じ構成であるが、部屋の天井20には、照明器具30が備え付けられている。一方、壁の適切な位置には、照明器具30等からの光を受けると識別子を含む電波(例えば、ブルートゥース)を発信する発信装置10と、発信装置10からの電波を受信する中継装置65を備える。中継装置65は、電波(例えば、ブルートゥース)を受信してLTE(Long Term Evolution)で基地局と通信することが可能に構成されている。
【0017】
さらに、中継装置65から公衆回線網(例えば、インターネット)への電波を受信する受信装置70と受信装置70により受信した電波に基づいて、発信装置10が設置される場所における見守り対象者の生活に関する生活情報を生成する情報生成装置80(例えばクラウドサーバ)とを備える。情報生成装置80で生成された見守り対象者の生活に関する生活情報は個人等の携帯端末、パソコン等90に表示することが可能である。
【0018】
発信装置10は本体を備え、本体の外部には、光を受けて発電する光発電装置12が備えられている。本体の内部には、発電された電力に基づき、電波を発信する電波発信機(不図示:例えば、ビーコン)を備えている。電波の規格は、例えば、近距離通信に適したブルートゥース(Bluetooth)であってよい。
【0019】
さらに、情報生成装置80はAI(Artificial Intellignece)の機能により見守りを行うことが可能に構成されている。すなわち、実際の見守り対象者の行動を教師データとして、発信装置10からのオン/オフデータを入力データとして機械学習を実行し学習モデル162を生成する。
【0020】
<第2実施例>
図4を参照する。本実施形態の情報生成システム2の概略を示す概略図である。部屋の天井20には、照明器具30が備え付けられている。一方、壁の適切な位置には、照明器具30等からの光を受けると識別子を含む電波(例えば、ブルートゥース)を発信する発信装置10と、発信装置10からの電波を受信する中継ライト66を備える。中継ライト66は、電波(例えば、ブルートゥース)を受信してLTE(Long Term Evolution)で基地局と通信することが可能に構成されている。
【0021】
中継ライト66は、照明器具のソケットに装着され、照明器具のオン/オフ操作に応じて点灯/消灯するライトであって、オン/オフ操作に応じて点灯/消灯する発光部と、オン/オフ操作の情報を外部に送信する通信部と、発光部及び通信部を収容するケースと、を備え、ケース内には、照度を検出する照度センサが設けられ、通信部は、照度センサの検出情報を外部に送信するライトである。
【0022】
さらに、中継ライト66から公衆回線網(例えば、インターネット)への電波を受信する受信装置70と受信装置70により受信した電波に基づいて、発信装置10が設置される場所における見守り対象者の生活に関する生活情報を生成する情報生成装置80(例えばクラウドサーバ)とを備える。情報生成装置80で生成された見守り対象者の生活に関する生活情報は個人等の携帯端末、パソコン等90に表示することが可能である。
【0023】
発信装置10は本体を備え、本体の外部には、光を受けて発電する光発電装置12が備えられている。本体の内部には、発電された電力に基づき、電波を発信する電波発信機(不図示:例えば、ビーコン)を備えている。電波の規格は、例えば、近距離通信に適したブルートゥース(Bluetooth)であってよい。
【0024】
さらに、情報生成装置80はAI(Artificial Intellignece)の機能により見守りを行うことが可能に構成されている。すなわち、実際の見守り対象者の行動を教師データとして、発信装置10からのオン/オフデータを入力データとして機械学習を実行し学習モデル162を生成する。
【0025】
<第3実施例>
図5は、本実施形態の情報生成システム3の概略を示す概略図である。部屋の天井20には、照明器具30が備え付けられている。一方、壁の適切な位置には、照明器具30等からの光を受けると識別子を含む電波を発信する発信装置15と、発信装置15からの電波を受信する受信装置70と、受信装置70により受信した電波に基づいて、発信装置15が設置される場所における見守り対象者の生活に関する生活情報を生成する情報生成装置80(例えばクラウドサーバ)とを備える。
【0026】
発信装置15は本体を備え、本体の外部には、光を受けて発電する光発電装置12が備えられている。本体の内部には、発電された電力に基づき、直接インターネット等の基地局へ繋がる電波を発信する電波発信機を備えている。電波は、例えば、LTE(Long Term Evolution)であってよい。
【0027】
図6に示すように、発信装置15には、基板150が設けられている。基板150には、アンテナ151と、通信モジュール152と、SIM(Subscriber Identity Module)153と、が設けられている。SIM153は通信モジュール152の内部に設けられている。
【0028】
アンテナ151は、基板150の長手方向に延在するように設けられている。これにより、アンテナ151は、外部に対する電波の送信や、外部からの電波の受信を行うことができる。
【0029】
通信モジュール152は、SIM153に書き込まれた固有情報に基づいて、モバイルデータ通信(2G、3G、LTEなど)を行う。例えば、通信モジュール152は、部屋の光の受信に伴う光発電装置12の発電に応じてオン/オフ操作の情報を外部に送信する。つまり、照明器具30のオン/オフ操作により、照明器具30の点灯及び消灯の状況を外部で判定することが可能になる。
【0030】
図6では照度センサ154を設けない例を説明したが、照度センサ154を設けてもよい。図7に示すように、発信装置15には、基板150が設けられている。基板150には、アンテナ151と、通信モジュール152と、SIM153と、照度センサ154と、が設けられている。SIM153は通信モジュール152の内部に設けられている。
【0031】
アンテナ151は、基板150の長手方向に延在するように設けられている。これにより、アンテナ151は、外部に対する電波の送信や、外部からの電波の受信を行うことができる。
【0032】
通信モジュール152は、SIM153に書き込まれた固有情報に基づいて、モバイルデータ通信(2G、3G、LTEなど)を行う。例えば、通信モジュール152は、部屋の光の受信に伴う発信装置15の発電に応じてオン/オフ操作の情報を外部に送信する。つまり、照明器具30のオン/オフ操作により、照明器具30の点灯及び消灯の状況を外部で判定することが可能になる。
【0033】
さらに、照度センサ154は、部屋内の照度を検出する。通信モジュール152は、照度センサ154の検出値を例えば256段階(0~255)のデジタル信号として取得し、発信装置15は、これを外部に送信する。照度センサ154のデータを加えることにより、さらに詳しい見守りデータを生成することが可能となる。一方、照度センサ154を省略した効果としては、小型化が可能となる。
【0034】
図8を参照する。情報生成装置80はAI(Artificial Intellignece)の機能により見守りを行うことが可能に構成されている。すなわち、実際の見守り対象者の行動を教師データとして、発信装置15からのオン/オフデータを入力データとして機械学習を実行し学習モデル162を生成する。さらに詳しく説明する。情報生成装置80は、発信装置15からのオン/オフデータを記憶する記憶部160と、オン/オフデータを記憶部160から読込入力するデータ入力部161と、学習モデル162と、データ入力部161から入力された入力データに最も合致した出力データを出力するデータ出力部163と、出力データを実際の見守りデータとして記憶する記憶部164を有している。そして、毎回、実際の見守りデータを教師データとして学習モデル162を更新する。例えば、毎日夜の9時にオフデータが学習モデル162に入力され、教師データとして住人が就寝とすると学習モデル162は次回から毎日夜の9時にオフデータを住人の就寝と判断するものである。また、ここでは、学習データがオン/オフデータの双方を含むが、学習データはオンデータだけを含むこととしてもよい。
【0035】
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。例えば、上述の説明では情報生成システムとして説明したが、光を受けると識別子を含む電波を発信する発信装置から、電波を受信する受信装置と、受信した電波に基づいて、発信装置が設置される場所における見守り対象者の生活に関する生活情報を生成する情報処理装置とを含む見守り装置であってもよい。
なお、以上の実施例に関し、さらに以下の付記を開示する。
【0036】
(付記1)
(1)光を受けると識別子を含む電波を発信する発信装置と、前記発信装置からの電波を受信する受信装置と、前記受信装置により受信した前記電波に基づいて、前記発信装置が設置される場所における見守り対象者の生活に関する生活情報を生成する情報生成装置とを備える、情報生成システム。
この場合、受信装置は、発信装置が設置される場所に配置されてもよいし、当該場所から離れたリモート位置に配置されてもよい。この場合、受信装置と発信装置との通信は、任意のネットワーク(例えば無線通信網を含む)により実現されてもよい。
(2)上記(1)の構成において、前記発信装置は、受信した光に基づいて充電可能な充電手段を含み、前記充電手段からの電力に基づいて電波を発信する、情報生成システム。。例えば、前記発信装置内に、光発電素子があり、当該光発電素子により発生された電力をコンデンサあるいは蓄電池に溜め、この電力に基づいて電波を発信してもよい。
(3)上記(1)の構成において、光の照度を測定する照度センサを備え、前記発信装置は、さらに照度情報を含む電波を発信し、前記受信装置は前記発信装置からの照度情報を、さらに受信し、前記情報生成装置は、前記受信装置により受信した前記電波及び照度情報に基づいて、前記発信装置が設置される場所における見守り対象者の生活に関する生活情報を生成する、情報生成システム。
(4)上記(3)の構成において、光の照度を測定する照度センサを光による発電の装置で代替する、情報生成システム。
(5)上記(1)の構成において、前記発信装置及び前記受信装置は、前記見守り対象者の部屋に設置される、情報生成システム。
(6)上記(1)の構成において、前記発信装置は、前記見守り対象者の部屋の照明の光が届く位置に設置される、情報生成システム。
(7)上記(1)の構成において、前記受信装置は、前記見守り対象者の部屋に設置され商用電源で動作する通信中継器の形態であり、受信した前記電波に係る情報を、前記情報生成装置に送信する、情報生成システム。
(8)上記(1)~(7)の構成において、前記情報生成装置は、前記発信装置からの電波の発生履歴に基づいて、前記生活情報を生成する、情報生成システム。
(9)光を受けると識別子を含む電波を発信する発信装置から、前記電波を受信する受信装置と、受信した前記電波に基づいて、前記発信装置が設置される場所における見守り対象者の生活に関する生活情報を生成する情報処理装置とを含む、見守り装置。
【符号の説明】
【0037】
1 情報生成システム
10 発信装置
20 天井
30 照明器具
40 電波
50 地上
60 鉄塔
70 受信装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8