IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 富士ゼロックス株式会社の特許一覧

特開2024-129992プログラム、管理システム、及び印刷システム
<>
  • 特開-プログラム、管理システム、及び印刷システム 図1
  • 特開-プログラム、管理システム、及び印刷システム 図2
  • 特開-プログラム、管理システム、及び印刷システム 図3
  • 特開-プログラム、管理システム、及び印刷システム 図4
  • 特開-プログラム、管理システム、及び印刷システム 図5
  • 特開-プログラム、管理システム、及び印刷システム 図6
  • 特開-プログラム、管理システム、及び印刷システム 図7
  • 特開-プログラム、管理システム、及び印刷システム 図8
  • 特開-プログラム、管理システム、及び印刷システム 図9
  • 特開-プログラム、管理システム、及び印刷システム 図10
  • 特開-プログラム、管理システム、及び印刷システム 図11
  • 特開-プログラム、管理システム、及び印刷システム 図12
  • 特開-プログラム、管理システム、及び印刷システム 図13
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024129992
(43)【公開日】2024-09-30
(54)【発明の名称】プログラム、管理システム、及び印刷システム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/12 20060101AFI20240920BHJP
   B41J 29/38 20060101ALI20240920BHJP
【FI】
G06F3/12 331
G06F3/12 305
G06F3/12 332
B41J29/38 201
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023039443
(22)【出願日】2023-03-14
(71)【出願人】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104880
【弁理士】
【氏名又は名称】古部 次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100118108
【弁理士】
【氏名又は名称】久保 洋之
(72)【発明者】
【氏名】中山 雄太
【テーマコード(参考)】
2C061
【Fターム(参考)】
2C061AP01
2C061AP07
2C061AQ05
2C061AQ06
2C061HK07
2C061HK23
(57)【要約】
【課題】複数の印刷装置のそれぞれがどのグループに分類されているかを把握できない構成を採用した場合に比較して、複数の印刷装置を使用する際の利便性を向上させる。
【解決手段】コンピュータに、複数のグループに分類された複数の印刷装置の各印刷装置に接続することにより、各印刷装置のグループ情報を各印刷装置から収集する機能と、複数の印刷装置のうちの特定の印刷装置に接続することにより、各印刷装置のグループ情報を特定の印刷装置のグループ情報と共に複数の印刷装置のグループ情報として特定の印刷装置に蓄積する機能とを実現させるためのプログラム。
【選択図】図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータに、
複数のグループに分類された複数の印刷装置の各印刷装置に接続することにより、当該各印刷装置のグループ情報を当該各印刷装置から収集する機能と、
前記複数の印刷装置のうちの特定の印刷装置に接続することにより、前記各印刷装置のグループ情報を当該特定の印刷装置のグループ情報と共に当該複数の印刷装置のグループ情報として当該特定の印刷装置に蓄積する機能と
を実現させるためのプログラム。
【請求項2】
前記コンピュータに、
前記特定の印刷装置に接続することにより、前記複数の印刷装置のグループ情報を当該特定の印刷装置から受信する機能と、
前記複数の印刷装置のうちの第1の印刷装置が指定されると、当該複数の印刷装置のグループ情報に基づいて、当該複数の印刷装置のうちの第2の印刷装置を表示するように制御する機能と
を更に実現させるための請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記第2の印刷装置は、前記第1の印刷装置と同じグループに分類された印刷装置である、請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
同じグループに分類された印刷装置は、印刷を指示する印刷指示情報を共有可能であり、
前記第1の印刷装置は、前記印刷指示情報の送信先の印刷装置であり、
前記第2の印刷装置は、前記印刷指示情報に基づく印刷先の印刷装置である、請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
同じグループに分類された印刷装置は、印刷を指示する印刷指示情報を共有可能であり、
前記第1の印刷装置は、前記印刷指示情報に基づく印刷先の印刷装置であり、
前記第2の印刷装置は、前記印刷指示情報の送信先の印刷装置である、請求項3に記載のプログラム。
【請求項6】
前記受信する機能では、前記複数の印刷装置のうちの接続したことがない印刷装置のグループ情報を前記特定の印刷装置から受信する、請求項2に記載のプログラム。
【請求項7】
前記収集する機能では、前記各印刷装置に接続することにより、当該各印刷装置の特徴情報を当該各印刷装置から更に収集し、
前記蓄積する機能では、前記特定の印刷装置に接続することにより、前記各印刷装置の特徴情報を当該特定の印刷装置の特徴情報と共に前記複数の印刷装置の特徴情報として当該特定の印刷装置に更に蓄積する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項8】
前記コンピュータに、
前記特定の印刷装置に接続することにより、前記複数の印刷装置のグループ情報及び特徴情報を当該特定の印刷装置から受信する機能と、
前記複数の印刷装置のうちの第1の印刷装置が指定されると、当該複数の印刷装置のグループ情報及び特徴情報に基づいて、当該複数の印刷装置のうちの第2の印刷装置を表示するように制御する機能と
を更に実現させるための請求項7に記載のプログラム。
【請求項9】
前記第2の印刷装置は、前記第1の印刷装置と同じグループに分類された印刷装置であり、
前記制御する機能では、前記第2の印刷装置の特徴情報に関連付けて、当該第2の印刷装置を表示するように制御する、請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記第2の印刷装置は、前記第1の印刷装置と同じグループに分類され、与えられた特徴に合致する特徴を有する印刷装置である、請求項8に記載のプログラム。
【請求項11】
同じグループに分類された印刷装置は、印刷を指示する印刷指示情報を共有可能であり、
前記第1の印刷装置は、前記印刷指示情報の送信先の印刷装置であり、
前記第2の印刷装置は、前記印刷指示情報に基づく印刷先の印刷装置であり、
前記与えられた特徴は、前記印刷指示情報で指定された特徴である、請求項10に記載のプログラム。
【請求項12】
同じグループに分類された印刷装置は、印刷を指示する印刷指示情報を共有可能であり、
前記第1の印刷装置は、前記印刷指示情報に基づく印刷先の印刷装置であり、
前記第2の印刷装置は、前記印刷指示情報の送信先の印刷装置であり、
前記与えられた特徴は、前記第1の印刷装置の特徴である、請求項10に記載のプログラム。
【請求項13】
1又は複数のプロセッサを備え、
前記1又は複数のプロセッサは、
複数のグループに分類された複数の印刷装置の各印刷装置に接続することにより、当該各印刷装置のグループ情報を当該各印刷装置から収集し、
前記複数の印刷装置のうちの特定の印刷装置に接続することにより、前記各印刷装置のグループ情報を当該特定の印刷装置のグループ情報と共に当該複数の印刷装置のグループ情報として当該特定の印刷装置に蓄積する
管理システム。
【請求項14】
複数のグループに分類された複数の印刷装置と、
前記複数の印刷装置を管理する管理装置と
を備え、
前記管理装置は、
1又は複数のプロセッサを備え、
前記1又は複数のプロセッサは、
前記複数の印刷装置の各印刷装置に接続することにより、当該各印刷装置のグループ情報を当該各印刷装置から収集し、
前記複数の印刷装置のうちの特定の印刷装置に接続することにより、前記各印刷装置のグループ情報を当該特定の印刷装置のグループ情報と共に当該複数の印刷装置のグループ情報として当該特定の印刷装置に蓄積する
印刷システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、管理システム、及び印刷システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、他の画像形成装置と通信を行うことにより、自装置と他の一以上の画像形成装置と間における動作の連携を規定した連携情報であって、自装置が属する画像形成装置のグループを識別する識別情報が含まれる連携情報を取得し、端末装置から要求を受け付けると、取得した連携情報に従った処理を実行し、端末装置から問い合わせを受け付けると、識別情報を端末装置に通知する、画像形成装置の制御方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許6589314号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数の印刷装置が複数のグループに分類されることがある。その際、複数の印刷装置のそれぞれがどのグループに分類されているかを把握できない構成を採用した場合、複数の印刷装置を使用する際の利便性が低下する。
【0005】
本発明の目的は、複数の印刷装置のそれぞれがどのグループに分類されているかを把握できない構成を採用した場合に比較して、複数の印刷装置を使用する際の利便性を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、コンピュータに、複数のグループに分類された複数の印刷装置の各印刷装置に接続することにより、当該各印刷装置のグループ情報を当該各印刷装置から収集する機能と、前記複数の印刷装置のうちの特定の印刷装置に接続することにより、前記各印刷装置のグループ情報を当該特定の印刷装置のグループ情報と共に当該複数の印刷装置のグループ情報として当該特定の印刷装置に蓄積する機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項2に記載の発明は、前記コンピュータに、前記特定の印刷装置に接続することにより、前記複数の印刷装置のグループ情報を当該特定の印刷装置から受信する機能と、前記複数の印刷装置のうちの第1の印刷装置が指定されると、当該複数の印刷装置のグループ情報に基づいて、当該複数の印刷装置のうちの第2の印刷装置を表示するように制御する機能とを更に実現させるための請求項1に記載のプログラムである。
請求項3に記載の発明は、前記第2の印刷装置は、前記第1の印刷装置と同じグループに分類された印刷装置である、請求項2に記載のプログラムである。
請求項4に記載の発明は、同じグループに分類された印刷装置は、印刷を指示する印刷指示情報を共有可能であり、前記第1の印刷装置は、前記印刷指示情報の送信先の印刷装置であり、前記第2の印刷装置は、前記印刷指示情報に基づく印刷先の印刷装置である、請求項3に記載のプログラムである。
請求項5に記載の発明は、同じグループに分類された印刷装置は、印刷を指示する印刷指示情報を共有可能であり、前記第1の印刷装置は、前記印刷指示情報に基づく印刷先の印刷装置であり、前記第2の印刷装置は、前記印刷指示情報の送信先の印刷装置である、請求項3に記載のプログラムである。
請求項6に記載の発明は、前記受信する機能では、前記複数の印刷装置のうちの接続したことがない印刷装置のグループ情報を前記特定の印刷装置から受信する、請求項2に記載のプログラムである。
請求項7に記載の発明は、前記収集する機能では、前記各印刷装置に接続することにより、当該各印刷装置の特徴情報を当該各印刷装置から更に収集し、前記蓄積する機能では、前記特定の印刷装置に接続することにより、前記各印刷装置の特徴情報を当該特定の印刷装置の特徴情報と共に前記複数の印刷装置の特徴情報として当該特定の印刷装置に更に蓄積する、請求項1に記載のプログラムである。
請求項8に記載の発明は、前記コンピュータに、前記特定の印刷装置に接続することにより、前記複数の印刷装置のグループ情報及び特徴情報を当該特定の印刷装置から受信する機能と、前記複数の印刷装置のうちの第1の印刷装置が指定されると、当該複数の印刷装置のグループ情報及び特徴情報に基づいて、当該複数の印刷装置のうちの第2の印刷装置を表示するように制御する機能とを更に実現させるための請求項7に記載のプログラムである。
請求項9に記載の発明は、前記第2の印刷装置は、前記第1の印刷装置と同じグループに分類された印刷装置であり、前記制御する機能では、前記第2の印刷装置の特徴情報に関連付けて、当該第2の印刷装置を表示するように制御する、請求項8に記載のプログラムである。
請求項10に記載の発明は、前記第2の印刷装置は、前記第1の印刷装置と同じグループに分類され、与えられた特徴に合致する特徴を有する印刷装置である、請求項8に記載のプログラムである。
請求項11に記載の発明は、同じグループに分類された印刷装置は、印刷を指示する印刷指示情報を共有可能であり、前記第1の印刷装置は、前記印刷指示情報の送信先の印刷装置であり、前記第2の印刷装置は、前記印刷指示情報に基づく印刷先の印刷装置であり、前記与えられた特徴は、前記印刷指示情報で指定された特徴である、請求項10に記載のプログラムである。
請求項12に記載の発明は、同じグループに分類された印刷装置は、印刷を指示する印刷指示情報を共有可能であり、前記第1の印刷装置は、前記印刷指示情報に基づく印刷先の印刷装置であり、前記第2の印刷装置は、前記印刷指示情報の送信先の印刷装置であり、前記与えられた特徴は、前記第1の印刷装置の特徴である、請求項10に記載のプログラムである。
請求項13に記載の発明は、1又は複数のプロセッサを備え、前記1又は複数のプロセッサは、複数のグループに分類された複数の印刷装置の各印刷装置に接続することにより、当該各印刷装置のグループ情報を当該各印刷装置から収集し、前記複数の印刷装置のうちの特定の印刷装置に接続することにより、前記各印刷装置のグループ情報を当該特定の印刷装置のグループ情報と共に当該複数の印刷装置のグループ情報として当該特定の印刷装置に蓄積する管理システムである。
請求項14に記載の発明は、複数のグループに分類された複数の印刷装置と、前記複数の印刷装置を管理する管理装置とを備え、前記管理装置は、1又は複数のプロセッサを備え、前記1又は複数のプロセッサは、前記複数の印刷装置の各印刷装置に接続することにより、当該各印刷装置のグループ情報を当該各印刷装置から収集し、前記複数の印刷装置のうちの特定の印刷装置に接続することにより、前記各印刷装置のグループ情報を当該特定の印刷装置のグループ情報と共に当該複数の印刷装置のグループ情報として当該特定の印刷装置に蓄積する印刷システムである。
【発明の効果】
【0007】
請求項1の発明によれば、複数の印刷装置のそれぞれがどのグループに分類されているかを把握できない構成を採用した場合に比較して、複数の印刷装置を使用する際の利便性を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、複数の印刷装置のうち第1の印刷装置にグループ情報によって関連付けられた第2の印刷装置を知らせることができる。
請求項3の発明によれば、複数の印刷装置のうち第1の印刷装置と同じグループに分類された第2の印刷装置を知らせることができる。
請求項4の発明によれば、印刷指示情報の送信先の印刷装置が指定された場合に、印刷指示情報に基づく印刷先の印刷装置を選択する際の利便性を向上させることができる。
請求項5の発明によれば、印刷指示情報に基づく印刷先の印刷装置が指定された場合に、印刷指示情報の送信先の印刷装置を選択する際の利便性を向上させることができる。
請求項6の発明によれば、複数の印刷装置のうちの接続したことがない印刷装置のグループ情報を受信することができる。
請求項7の発明によれば、複数の印刷装置のそれぞれがどのグループに分類されているか、どのような特徴情報を有するかを把握できない構成を採用した場合に比較して、複数の印刷装置を使用する際の利便性を向上させることができる。
請求項8の発明によれば、複数の印刷装置のうちの第1の印刷装置にグループ情報及び特徴情報によって関連付けられた第2の印刷装置を知らせることができる。
請求項9の発明によれば、複数の印刷装置のうち第1の印刷装置と同じグループに分類された第2の印刷装置をその特徴情報と共に知らせることができる。
請求項10の発明によれば、複数の印刷装置のうち第1の印刷装置と同じグループに分類され、与えられた特徴に合致する特徴を有する第2の印刷装置を知らせることができる。
請求項11の発明によれば、印刷指示情報の送信先の印刷装置が指定された場合に、印刷指示情報に基づく印刷先の印刷装置をその特徴情報を用いて選択させることができる。
請求項12の発明によれば、印刷指示情報に基づく印刷先の印刷装置が指定された場合に、印刷指示情報の送信先の印刷装置をその特徴情報を用いて選択させることができる。
請求項13の発明によれば、複数の印刷装置のそれぞれがどのグループに分類されているかを把握できない構成を採用した場合に比較して、複数の印刷装置を使用する際の利便性を向上させることができる。
請求項14の発明によれば、複数の印刷装置のそれぞれがどのグループに分類されているかを把握できない構成を採用した場合に比較して、複数の印刷装置を使用する際の利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施の形態における画像処理システムの全体構成例を示す図である。
図2】本実施の形態における携帯端末のハードウェア構成例を示す図である。
図3】本実施の形態における画像処理装置のハードウェア構成例を示す図である。
図4】複数の画像処理装置の複数のグループへの分類の一例について示す図である。
図5】(a)~(c)は、初期状態において画像処理装置及び携帯端末が保持する情報の一例を示す図である。
図6】(a)~(c)は、携帯端末がある画像処理装置に接続したときに画像処理装置及び携帯端末が保持する情報の一例を示す図である。
図7】(a)~(c)は、携帯端末が別の画像処理装置に接続したときに画像処理装置及び携帯端末が保持する情報の一例を示す図である。
図8】(a),(b)は、印刷指示情報の送信先の画像処理装置と同じグループに分類された画像処理装置を表示する携帯端末の画面の例を示す図である。
図9】(a),(b)は、印刷指示情報に基づく印刷先の画像処理装置と同じグループに分類された画像処理装置を表示する際の携帯端末の画面の例を示す図である。
図10】本実施の形態における携帯端末の機能構成例を示すブロック図である。
図11】本実施の形態における画像処理システムの動作例を示すシーケンス図である。
図12】本実施の形態における携帯端末の動作例を示すフローチャートである。
図13】本実施の形態における携帯端末の動作例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0010】
[本実施の形態の概要]
本実施の形態は、コンピュータに、複数のグループに分類された複数の印刷装置の各印刷装置に接続することにより、各印刷装置のグループ情報を各印刷装置から収集させ、複数の印刷装置のうちの特定の印刷装置に接続することにより、各印刷装置のグループ情報を特定の印刷装置のグループ情報と共に複数の印刷装置のグループ情報として特定の印刷装置に蓄積させるプログラムを提供する。ここで、印刷装置のグループ情報とは、印刷装置が分類されたグループを識別する識別情報である。
【0011】
一方で、印刷装置には、グループ情報だけでなく、印刷装置の特徴を示す特徴情報が蓄積されてもよい。特徴情報には、印刷装置の機種を示す機種情報、印刷装置の状態を示す状態情報、印刷装置が設置された位置を示す位置情報等がある。
即ち、上記のプログラムにおいて、収集する機能では、各印刷装置に接続することにより、各印刷装置の特徴情報を各印刷装置から更に収集し、蓄積する機能では、特定の印刷装置に接続することにより、各印刷装置の特徴情報を特定の印刷装置の特徴情報と共に複数の印刷装置の特徴情報として特定の印刷装置に更に蓄積してもよい。
【0012】
以下では、印刷装置として、印刷つまり画像形成だけでなく、画像読取、画像送信、画像受信等も行う画像処理装置を例にとって説明する。また、画像処理装置には、グループ情報だけでなく、特徴情報も蓄積する場合を例にとって説明する。
【0013】
[画像処理システムの全体構成]
図1は、本実施の形態が適用される画像処理システム1の全体構成例を示した図である。図示するように、画像処理システム1は、印刷システムの一例であり、携帯端末10と、画像処理装置50a~50fとを含む。携帯端末10は、Wi-Fi(登録商標)等の無線通信によりアクセスポイント95を介して通信回線90と無線接続可能になっている。また、画像処理装置50a~50fは、通信回線90に接続されている。
【0014】
携帯端末10は、画像処理システム1を利用するユーザにより使用される端末装置である。携帯端末10には、画像処理装置50から情報を収集したり、収集した情報を画像処理装置50に蓄積したり、画像処理装置50の情報を表示したりするアプリケーションがインストールされている。携帯端末10としては、例えば、スマートフォンを用いるとよい。尚、図では、携帯端末10を1つしか示していないが、複数存在してもよい。
【0015】
画像処理装置50a~50fは、印刷装置の一例であり、紙等の記録媒体への画像形成、紙等の記録媒体からの画像読取り、公衆回線への画像送信、公衆回線からの画像受信等の画像処理を行う装置である。尚、画像処理装置50a~50cはX事業所に設置され、画像処理装置50d~50fはY事業所に設置されているものとする。また、図では、画像処理装置50a~50fを示したが、これらを区別する必要がない場合は、画像処理装置50と称することもある。図には、6つの画像処理装置50を示したが、1つ乃至5つ又は7つ以上の画像処理装置50を設けてもよい。
【0016】
通信回線90は、携帯端末10と画像処理装置50との間等の情報通信に用いられる通信手段である。通信回線90としては、例えば、インターネットやLAN(Local Area Network)を用いるとよい。
【0017】
[携帯端末のハードウェア構成]
図2は、本実施の形態における携帯端末10のハードウェア構成例を示した図である。図示するように、携帯端末10は、演算手段であるプロセッサ11と、記憶手段であるRAM12及びROM13と、各種情報の表示やユーザからの操作入力の受付を行うタッチパネル14と、マイクロフォン等の音声入力機構15と、スピーカ等の音声出力機構16と、NFC(Near Field Communication)等の近距離無線通信により画像処理装置50との間で各種情報の送受信を行う近距離無線通信インターフェース(以下、「I/F」と表記する)17とを備える。また、基地局を介して無線通信を行うための無線回路18及びアンテナ19を備える。ここで、無線回路18には、図示しないが、無線で送受信されるデジタルデータの信号処理を行うベースバンドLSIが含まれるものとする。
【0018】
[画像処理装置のハードウェア構成]
図3は、本実施の形態における画像処理装置50のハードウェア構成例を示した図である。図示するように、画像処理装置50は、プロセッサ51と、RAM(Random Access Memory)52と、ROM(Read Only Memory)53と、HDD(Hard Disk Drive)54と、操作パネル55と、画像読取部56と、画像形成部57と、有線通信I/F58と、近距離無線通信I/F59とを備える。
【0019】
プロセッサ51は、ROM53等に記憶された各種プログラムをRAM52にロードして実行することにより、後述する各機能を実現する。
RAM52は、プロセッサ51の作業用メモリ等として用いられるメモリである。
ROM53は、プロセッサ51が実行する各種プログラム等を記憶するメモリである。
HDD54は、画像読取部56が読み取った画像データや画像形成部57における画像形成にて用いる画像データ等を記憶する例えば磁気ディスク装置である。
操作パネル55は、各種情報の表示やユーザからの操作入力の受付を行う例えばタッチパネルである。ここで、操作パネル55は、各種情報が表示されるディスプレイと、指やスタイラスペン等の指示手段で指示された位置を検出する位置検出シートとからなる。或いは、タッチパネルに代えて、ディスプレイ及びキーボードを用いてもよい。
【0020】
画像読取部56は、紙等の記録媒体に記録された画像を読み取る。ここで、画像読取部56は、例えばスキャナであり、光源から原稿に照射した光に対する反射光をレンズで縮小してCCD(Charge Coupled Devices)で受光するCCD方式や、LED光源から原稿に順に照射した光に対する反射光をCIS(Contact Image Sensor)で受光するCIS方式のものを用いるとよい。
画像形成部57は、紙等の記録媒体に画像を形成する。ここで、画像形成部57は、例えばプリンタであり、感光体に付着させたトナーを記録媒体に転写して像を形成する電子写真方式や、インクを記録媒体上に吐出して像を形成するインクジェット方式のものを用いるとよい。
有線通信I/F58は、通信回線90を介して他の装置、例えば携帯端末10との間で各種情報の送受信を行う。
近距離無線通信I/F59は、NFC等の近距離無線通信により携帯端末10との間で各種情報の送受信を行う。
【0021】
[本実施の形態の具体例]
まず、本実施の形態の前提として、画像処理装置50a~50fの複数のグループへの分類について説明する。
図4は、このような複数のグループへの分類の一例について示す図である。尚、以降、図面においては、画像処理装置50a~50fを、それぞれ、画像処理装置A~F又は単にA~Fと表記することがあるものとする。本実施の形態では、図示するように、画像処理装置50a,50b,50dがグループαに分類され、画像処理装置50c,50e,50fがグループβに分類されている。
ここで、同じグループに分類された複数の画像処理装置50は、サーバを介さずに直接通信を行い、印刷を指示する印刷指示情報を共有できる共有関係にあるものとする。例えば、グループαでは、画像処理装置50aに印刷指示情報を送信し、画像処理装置50b,50dでその印刷指示情報に基づく印刷を行うことが可能である。これは、例えば、同じグループに分類された複数の画像処理装置50のうち、親機である画像処理装置50が、子機である画像処理装置50と通信を行うと共に、子機である画像処理装置50間の通信を仲介することによって実現するとよい。
【0022】
このように複数の画像処理装置50が複数のグループに分類されている場合、次のような課題が生ずる。
【0023】
第1の課題は、例えば、ユーザが、X事業所の画像処理装置50cに印刷指示情報を送信し、Y事業所で印刷指示情報に基づく印刷を行いたい場合の課題である。このような場合に、ユーザは、Y事業所のどの画像処理装置50が、画像処理装置50cと共有関係にあるか、期待する設定で印刷できるか、分からない。
【0024】
第2の課題は、例えば、ユーザが、X事業所にいるが、Y事業所に移動した後に画像処理装置50dで印刷したい場合の課題である。このような場合に、ユーザは、事前に印刷指示情報を送信しておきたいが、X事業所にあり、かつ、画像処理装置50dと共有関係にある画像処理装置50が分からない。
【0025】
そこで、本実施の形態では、携帯端末10が、複数の画像処理装置50から各画像処理装置50のグループ情報及び特徴情報を収集し、接続した画像処理装置50へこの収集したグループ情報及び特徴情報を蓄積する。つまり、画像処理装置50のグループ情報及び特徴情報が、携帯端末10が接続された際に画像処理装置50間で共有される。
【0026】
図5図7は、このようなグループ情報及び特徴情報の共有の例について示す図である。図中、「グループ:α」及び「グループ:β」はグループ情報の一例である。また、「フルカラー機」及び「モノクロ機」、「A3機」及び「A4機」は機種情報の一例であり、「トナー残量」は状態情報の一例である。更に、位置情報は、GPS(Global Positioning System)で得られた緯度及び経度の情報であってよい。
【0027】
図5(a)~(c)は、それぞれ、初期状態において画像処理装置50a、画像処理装置50c、携帯端末10が保持する情報の一例を示す図である。
図5(a)に示すように、初期状態において画像処理装置50aは、自身の情報と、画像処理装置50d,50e,50fの情報とを保持しているものとする。尚、全くの初期状態であれば、画像処理装置50aは自身の情報しか保持していないはずであるが、ここでは、説明のため、図5(c)に示す携帯端末10とは別の携帯端末10を介して事前に他の画像処理装置50の情報が蓄積されているとする。
図5(b)に示すように、初期状態において画像処理装置50cは、自身の情報のみ保持しているものとする。
図5(c)に示すように、初期状態において携帯端末10は、画像処理装置50の情報を全く保持していないものとする。
【0028】
このような状態で、携帯端末10が、画像処理装置50の情報を取得する。そして、その際、携帯端末10は、自身の情報を画像処理装置50に蓄積する。つまり、本実施の形態では、画像処理装置50をハブとして、携帯端末10が情報を伝達する。
【0029】
具体的には、まず、携帯端末10が、画像処理装置50に接続することにより、画像処理装置50のグループ情報及び特徴情報を取得する。ここで、特徴情報とは、例えば、印刷可能サイズ、カラー情報等の機種情報や、位置情報である。
ここでは、携帯端末10が画像処理装置50aに接続したとする。すると、携帯端末10は、画像処理装置50aが保持していた情報を取得する。
【0030】
図6(a)~(c)は、それぞれ、このときに画像処理装置50a、画像処理装置50c、携帯端末10が保持する情報の一例を示す図である。
図6(a)に示すように、このとき画像処理装置50aは、初期状態と変わらず、自身の情報と、画像処理装置50d,50e,50fの情報とを保持している。
図6(b)に示すように、このとき画像処理装置50cは、初期状態と変わらず、自身の情報を保持している。
図6(c)に示すように、このとき携帯端末10は、画像処理装置50aに蓄積されていた画像処理装置50a,50d,50e,50fの情報を保持することになる。
【0031】
次に、携帯端末10が、画像処理装置50に接続することにより、自身が保持している情報を画像処理装置50に送信する。
ここでは、携帯端末10が画像処理装置50cに接続したとする。すると、携帯端末10が保持する情報と画像処理装置50cが保持する情報とが同期する。
【0032】
図7(a)~(c)は、それぞれ、このときに画像処理装置50a、画像処理装置50c、携帯端末10が保持する情報の一例を示す図である。
図7(a)に示すように、このとき画像処理装置50aには、図6(a)の状態と変わらず、自身の情報と、画像処理装置50d,50e,50fの情報とを保持している。
図7(b)に示すように、このとき画像処理装置50cは、図6(b)で保持していた自身の情報に加え、携帯端末10が保持していた画像処理装置50a,50d,50e,50fの情報を保持することになる。
図7(c)に示すように、このとき携帯端末10は、図6(c)で保持していた画像処理装置50a,50d,50e,50fの情報に加え、画像処理装置50cの情報を保持することになる。
【0033】
その後、第1の課題を解決するために、携帯端末10は、印刷指示情報の送信先の画像処理装置50cと同じグループに分類された画像処理装置50を特定する。
【0034】
図8(a)は、このとき携帯端末10に表示される画面301の例を示す図である。画面301は、印刷先表示領域321,322を含む。携帯端末10は、図7(c)に示した情報に基づいて、画像処理装置50cが分類されたグループβに分類された画像処理装置50として、画像処理装置50e,10fを特定する。そして、携帯端末10は、印刷先表示領域321,322にそれぞれ画像処理装置50e,10fの情報を表示する。
【0035】
すると、ユーザは、印刷先表示領域321,322に表示された画像処理装置50e,50fの何れが自身の指定する印刷設定を満たすかどうかを判定する。ここでは、ユーザが印刷設定としてフルカラー、A3を指定した印刷指示情報を画像処理装置50cへ送信したとし、画像処理装置50eがその印刷設定を満たすことが分かったとする。
図8(b)は、このとき携帯端末10に表示される画面302の例を示す図である。図に太線で囲んで示すように、ユーザは、画像処理装置50eの情報が表示された印刷先表示領域321を選択している。
【0036】
この場合、画像処理装置50cは、第1の印刷装置の一例であり、画像処理装置50e,50fは、第1の印刷装置と同じグループに分類された第2の印刷装置の一例である。
また、画面301,302は、同じグループに分類された印刷装置が、印刷を指示する印刷指示情報を共有可能であり、第1の印刷装置が、印刷指示情報の送信先の印刷装置であり、第2の印刷装置が、印刷指示情報に基づく印刷先の印刷装置である場合の画面の一例である。
更に、画面301,302は、第2の印刷装置の特徴情報に関連付けて、第2の印刷装置を表示する画面の一例である。
【0037】
ところで、画面301,302は、画像処理装置50をグループ情報で絞り込んで表示しているが、これには限らない。
画面301,302は、画像処理装置50をグループ情報で絞り込まずに表示してもよい。つまり、画面301,302は、例えば、全ての画像処理装置50を表示し、各画像処理装置50にグループ情報を関連付けて表示するものであってもよい。
また、画面301,302は、画像処理装置50をグループ情報及び特徴情報で絞り込んで表示するように変更してもよい。ここで、特徴情報としては、例えば、印刷指示情報で指定された特徴情報を用いるとよい。そして、例えば、画面301,302は、画像処理装置50を機種情報で絞り込み、フルカラー機かつA3機である画像処理装置50eのみを表示するように変更してもよい。また、画面301,302は、画像処理装置50を状態情報で絞り込み、トナー残量が予め定められた基準以上の画像処理装置50のみを表示するように変更してもよい。更に、画面301,302は、画像処理装置50を位置情報で絞り込み、ユーザからの距離が予め定められた基準以下の画像処理装置50のみを表示するように変更してもよい。
【0038】
この場合、表示される画像処理装置50は、第1の印刷装置と同じグループに分類され、与えられた特徴に合致する特徴を有する第2の印刷装置の一例である。
また、この場合の変更された画面301、302は、同じグループに分類された印刷装置が、印刷を指示する印刷指示情報を共有可能であり、第1の印刷装置が、印刷指示情報の送信先の印刷装置であり、第2の印刷装置が、印刷指示情報に基づく印刷先の印刷装置であり、与えられた特徴が、印刷指示情報で指定された特徴である場合の画面の一例である。
【0039】
また、第2の課題を解決するために、携帯端末10は、印刷指示情報に基づく印刷先の画像処理装置50dと同じグループに分類された画像処理装置50を特定する。
【0040】
図9(a)は、これに先立ち携帯端末10に表示される画面401の例を示す図である。画面401は、印刷先表示領域421,422,423,…を含む。携帯端末10は、図7(c)に示した情報に基づいて、画像処理装置50の情報を印刷先表示領域421,422,423,…に表示する。ユーザは、印刷先表示領域421,422,423,…から、印刷先の画像処理装置50を選択する。ここでは、図に太線で囲んで示すように、ユーザは、画像処理装置50dの情報が表示された印刷先表示領域422を選択したとする。
【0041】
すると、印刷先の画像処理装置50dがネットワーク外のため、携帯端末10は、自身が持つ情報から、共有関係にあり印刷指示情報を送信可能な画像処理装置50を特定する。つまり、携帯端末10は、図7(c)に示した情報に基づいて、画像処理装置50dが分類されたグループαに分類された画像処理装置50として、画像処理装置50aを特定する。
図9(b)は、このとき携帯端末10に表示される画面402の例を示す図である。画面402は、印刷指示情報の送信先を表示する送信先表示領域411を含む。図に太線で囲んで示すように、ユーザは、送信先表示領域411を選択することにより、X事業所の画像処理装置50dに印刷指示情報を送信し、Y事業所の画像処理装置50dで印刷を行うことになる。
【0042】
この場合、画像処理装置50dは、第1の印刷装置の一例であり、画像処理装置50aは、第1の印刷装置と同じグループに分類された第2の印刷装置の一例である。
また、画面402は、同じグループに分類された印刷装置が、印刷を指示する印刷指示情報を共有可能であり、第1の印刷装置が、印刷指示情報に基づく印刷先の印刷装置であり、第2の印刷装置が、印刷指示情報の送信先の印刷装置である場合の画面の一例である。
更に、画面402は、第2の印刷装置の特徴情報に関連付けて、第2の印刷装置を表示する画面の一例である。
【0043】
ところで、画面402は、画像処理装置50をグループ情報で絞り込んで表示しているが、これには限らない。
画面402は、画像処理装置50をグループ情報で絞り込まずに表示してもよい。つまり、画面402は、例えば、全ての画像処理装置50を表示し、各画像処理装置50にグループ情報を関連付けて表示するものであってもよい。
画面402は、画像処理装置50をグループ情報及び特徴情報で絞り込んで表示するように変更してもよい。ここで、特徴情報としては、例えば、印刷指示情報に基づく印刷先の画像処理装置50の特徴情報を用いるとよい。そして、例えば、画面402は、他の画像処理装置50が表示されている場合に、画像処理装置50を機種情報で絞り込み、フルカラー機である画像処理装置50aのみを表示するように変更してもよい。また、画面402は、他の画像処理装置50が表示されている場合に、画像処理装置50を状態情報で絞り込み、トナー残量が予め定められた基準以上の画像処理装置50のみを表示するように変更してもよい。更に、画面402は、他の画像処理装置50が表示されている場合に、画像処理装置50を位置情報で絞り込み、ユーザからの距離が予め定められた基準以下の画像処理装置50のみを表示するように変更してもよい。
【0044】
この場合、表示される画像処理装置50は、第1の印刷装置と同じグループに分類され、与えられた特徴に合致する特徴を有する第2の印刷装置の一例である。
また、この場合の変更された画面402は、同じグループに分類された印刷装置が、印刷を指示する印刷指示情報を共有可能であり、第1の印刷装置が、印刷指示情報に基づく印刷先の印刷装置であり、第2の印刷装置が、印刷指示情報の送信先の印刷装置であり、与えられた特徴が、第1の印刷装置の特徴である場合の画面の一例である。
【0045】
[携帯端末の機能構成]
図10は、このような概略動作を行う携帯端末10の機能構成例を示すブロック図である。図示するように、携帯端末10は、受信部21と、記憶制御部22と、記憶部23と、送信部24と、操作受付部25と、表示制御部26とを備える。
【0046】
受信部21は、携帯端末10が画像処理装置50に接続された際に、その画像処理装置50が保持するグループ情報及び特徴情報をその画像処理装置50から受信する。その際、受信部21は、携帯端末10が接続したことがない画像処理装置50のグループ情報及び特徴情報を、現在接続中の画像処理装置50を介して受信することもある。
本実施の形態では、複数のグループに分類された複数の印刷装置の各印刷装置に接続することにより、各印刷装置のグループ情報を各印刷装置から収集する機能の一例として、受信部21の機能を用いている。そして、本実施の形態では、各印刷装置に接続することにより、各印刷装置の特徴情報を各印刷装置から更に収集する機能の一例としても、受信部21の機能を用いている。
また、本実施の形態では、特定の印刷装置に接続することにより、複数の印刷装置のグループ情報を特定の印刷装置から受信する機能の一例として、受信部21の機能を用いている。そして、本実施の形態では、特定の印刷装置に接続することにより、複数の印刷装置のグループ情報及び特徴情報を特定の印刷装置から受信する機能の一例としても、受信部21の機能を用いている。
更に、本実施の形態では、複数の印刷装置のうちの接続したことがない印刷装置のグループ情報を特定の印刷装置から受信する機能の一例として、受信部21の機能を用いている。
【0047】
記憶制御部22は、画像処理装置50が保持するグループ情報及び特徴情報を受信部21が受信すると、このグループ情報及び特徴情報を記憶部23に保存する。
また、記憶制御部22は、記憶部23に保存された複数の画像処理装置50のグループ情報及び特徴情報のうち、現在接続中の画像処理装置50以外の他の画像処理装置50のグループ情報及び特徴情報を読み出して、送信部24に受け渡す。
更に、記憶制御部22は、画像処理装置50を指定する操作を操作受付部25が受け付けると、記憶部23に保存された複数の画像処理装置50のグループ情報を参照して、指定された画像処理装置50と同じグループに分類されている画像処理装置50を特定する。その際、記憶制御部22は、記憶部23に保存された複数の画像処理装置50の特徴情報から、この特定した画像処理装置50の特徴情報を取得してもよい。ここで、指定された画像処理装置50は、例えば、印刷指示情報の送信先の画像処理装置50であってよい。或いは、指定された画像処理装置50は、印刷指示情報に基づく印刷先の画像処理装置50であってもよい。
【0048】
記憶部23は、記憶制御部22の制御により、受信部21が受信したグループ情報及び特徴情報を保存する。
【0049】
送信部24は、記憶制御部22が記憶部23から読み出した現在接続中の画像処理装置50以外の他の画像処理装置50のグループ情報及び特徴情報を、現在接続中の画像処理装置50へ送信する。
本実施の形態では、複数の印刷装置のうちの特定の印刷装置に接続することにより、各印刷装置のグループ情報を特定の印刷装置のグループ情報と共に複数の印刷装置のグループ情報として特定の印刷装置に蓄積する機能の一例として、送信部24の機能を設けている。そして、本実施の形態では、特定の印刷装置に接続することにより、各印刷装置の特徴情報を特定の印刷装置の特徴情報と共に複数の印刷装置の特徴情報として特定の印刷装置に更に蓄積する機能の一例としても、送信部24の機能を用いている。
【0050】
操作受付部25は、複数の画像処理装置50の中から画像処理装置50を指定するタッチパネル14上での操作を受け付ける。また、指定された画像処理装置50と同じグループに分類された画像処理装置50が表示されると、操作受付部25は、表示された画像処理装置50の中から印刷指示情報に基づく印刷先の画像処理装置50を選択するタッチパネル14上での操作を受け付ける。ここで、指定された画像処理装置50は、例えば、印刷指示情報の送信先の画像処理装置50であってよい。或いは、指定された画像処理装置50、例えば、印刷指示情報に基づく印刷先の画像処理装置50であってもよい。
【0051】
表示制御部26は、画像処理装置50を指定する操作を操作受付部25が受け付けると、記憶制御部22が特定した画像処理装置50を表示するようにタッチパネル14を制御する。その際、表示制御部26は、指定された画像処理装置50と同じグループに分類された画像処理装置50と共に、記憶制御部22が取得した特徴情報を表示するようにタッチパネル14を制御してもよい。ここで、指定された画像処理装置50は、例えば、印刷指示情報の送信先の画像処理装置50であってよく、その場合、特定される画像処理装置50は、印刷指示情報に基づく印刷先の画像処理装置50であってよい。或いは、指定された画像処理装置50は、例えば、印刷指示情報に基づく印刷先の画像処理装置50であってもよく、その場合、特定される画像処理装置50は、印刷指示情報の送信先の画像処理装置50であってもよい。
本実施の形態では、複数の印刷装置のうちの第1の印刷装置が指定されると、複数の印刷装置のグループ情報に基づいて、複数の印刷装置のうちの第2の印刷装置を表示するように制御する機能の一例として、表示制御部26の機能を用いている。そして、本実施の形態では、複数の印刷装置のうちの第1の印刷装置が指定されると、複数の印刷装置のグループ情報及び特徴情報に基づいて、複数の印刷装置のうちの第2の印刷装置を表示するように制御する機能の一例としても、表示制御部26の機能を用いている。
【0052】
[画像処理システムの動作]
図11は、画像処理装置50間でグループ情報及び特徴情報を共有する際の画像処理システム1の動作例を示すシーケンス図である。
【0053】
図示するように、まず、携帯端末10は、IP(Internet Protocol)、Bonjour、NFC(Near Field Communication)、QR(Quick Response)等により、画像処理装置50に接続する(ステップ101)。
【0054】
これにより、画像処理装置50は、携帯端末10からの接続を受け付ける(ステップ501)。そして、画像処理装置50は、自装置のグループ情報及び特徴情報と、他の画像処理装置50のグループ情報及び特徴情報とを携帯端末10へ送信する(ステップ502)。ここで、グループ情報は、画像処理装置50が分類されたグループの識別情報である。また、特徴情報は、例えば、カラー、用紙サイズ等の機種情報、トナー残量等の状態情報、画像処理装置50が設置された位置を示す位置情報等である。
【0055】
すると、携帯端末10は、画像処理装置50から、ステップ502で送信された複数の画像処理装置50のグループ情報及び特徴情報を受信する(ステップ102)。具体的には、受信部21が、現在接続中の画像処理装置50からグループ情報及び特徴情報を受信する。
そして、携帯端末10は、ステップ102で受信したグループ情報及び特徴情報を保存する(ステップ103)。具体的には、記憶制御部22が、受信したグループ情報及び特徴情報を記憶部23に保存する。
【0056】
その後、携帯端末10は、記憶部23に保存されている他の画像処理装置50のグループ情報及び特徴情報を画像処理装置50へ送信する(ステップ104)。具体的には、記憶制御部22が、記憶部23に記憶された複数の画像処理装置50のグループ情報及び特徴情報のうち、現在接続中の画像処理装置50以外の他の画像処理装置50のグループ情報及び特徴情報を読み出す。そして、送信部24が、この読み出されたグループ情報及び特徴情報を、現在接続中の画像処理装置50へ送信する。
【0057】
これにより、画像処理装置50は、携帯端末10から、ステップ104で送信された他の画像処理装置50のグループ情報及び特徴情報を受信する(ステップ503)。そして、画像処理装置50は、ステップ503で受信した他の画像処理装置50のグループ情報及び特徴情報を蓄積する(ステップ504)。ここで、画像処理装置50は、ステップ503で受信した他の画像処理装置50のグループ情報及び特徴情報のうち、自身が保持していない情報又は自身が保持している情報から更新があった情報のみを蓄積するとよい。
【0058】
ここで、図5図7に示したグループ情報及び特徴情報の共有の流れを、図11の動作例に沿って説明する。
まず、図11の画像処理装置が画像処理装置50aである場合を考える。
この場合、図11の動作例の開始前においては、画像処理装置50a、画像処理装置50c、携帯端末10が保持する情報は、それぞれ、図5(a)~(c)に示したようになっている。尚、前述の通り、全くの初期状態であれば、画像処理装置50aは自身の情報しか保持していないはずであるが、ここでは、説明のため、図5(c)に示す携帯端末10とは別の携帯端末10を介して事前に他の画像処理装置50の情報が蓄積されているとする。
また、図11の動作例の終了後においては、画像処理装置50a、画像処理装置50c、携帯端末10が保持する情報は、それぞれ、図6(a)~(c)に示したようになる。
【0059】
次に、図11の画像処理装置が画像処理装置50cである場合を考える。
この場合、図11の動作例の開始前においては、画像処理装置50a、画像処理装置50c、携帯端末10が保持する情報は、それぞれ、図6(a)~(c)に示したようになっている。
また、図11の動作例の終了後においては、画像処理装置50a、画像処理装置50c、携帯端末10が保持する情報は、それぞれ、図7(a)~(c)に示したようになる。
【0060】
図12は、印刷指示情報の送信先の画像処理装置50の指定に応じて印刷が可能な画像処理装置50を表示する際の携帯端末10の動作例を示すフローチャートである。
【0061】
図示するように、まず、携帯端末10は、印刷指示情報の送信先の画像処理装置50の指定を受け付ける(ステップ121)。具体的には、操作受付部25が、タッチパネル14に表示された複数の画像処理装置50の中からユーザが印刷指示情報を送信したい画像処理装置50を選択する操作を受け付ける。
これにより、携帯端末10は、ステップ121で指定された送信先の画像処理装置50へ印刷指示情報を送信する(ステップ122)。具体的には、送信部24が、印刷指示情報を、操作受付部25が受け付けた操作で選択された画像処理装置50へ送信する。
【0062】
すると、携帯端末10は、記憶部23に保存されたグループ情報に基づいて、ステップ121で指定された画像処理装置50と同じグループに分類された画像処理装置50を特定する(ステップ123)。具体的には、記憶制御部22が、操作受付部25が受け付けた操作で選択された画像処理装置50の識別情報をキーとしてグループ情報を検索し、検索されたグループ情報が示すグループに分類された画像処理装置50を特定する。
次に、携帯端末10は、ステップ123で特定された画像処理装置50の特徴情報を取得する(ステップ124)。具体的には、記憶制御部22が、記憶部23に記憶された特徴情報から、特定された画像処理装置50に対応付けられた特徴情報を取得する。
次に、携帯端末10は、ステップ123で特定した画像処理装置50を、ステップ124で取得されたその画像処理装置50の特徴情報と共に表示する(ステップ125)。具体的には、表示制御部26が、画像処理装置50の識別情報を、その画像処理装置50の特徴情報と共にタッチパネル14に表示するように制御する。
【0063】
その後、携帯端末10は、印刷指示情報に基づく印刷先の画像処理装置50の指定を受け付ける(ステップ126)。具体的には、操作受付部25が、タッチパネル14に表示された複数の画像処理装置50の中からユーザが印刷指示情報に基づく印刷を行いたい画像処理装置50を選択する操作を受け付ける。
そして、最後に、携帯端末10は、ステップ126で指定された印刷先の画像処理装置50に印刷を行うように指示する(ステップ127)。具体的には、送信部24が、印刷指示情報の送信先の画像処理装置50から印刷指示情報を取得してこの印刷指示情報に基づく印刷を行うようにする指示を、操作受付部25が受け付けた操作で選択された画像処理装置50へ送信する。
【0064】
図13は、印刷先の画像処理装置50の指定に応じて印刷指示情報を送信可能な画像処理装置50を表示する際の携帯端末10の動作例を示すフローチャートである。
【0065】
図示するように、まず、携帯端末10は、印刷先の画像処理装置50の指定を受け付ける(ステップ141)。具体的には、操作受付部25が、タッチパネル14に表示された複数の画像処理装置50の中からユーザが印刷を行いたい画像処理装置50を選択する操作を受け付ける。
【0066】
すると、携帯端末10は、記憶部23に保存されたグループ情報に基づいて、ステップ141で指定された画像処理装置50と同じグループに分類された画像処理装置50を特定する(ステップ142)。具体的には、記憶制御部22が、操作受付部25が受け付けた操作で選択された画像処理装置50の識別情報をキーとしてグループ情報を検索し、検索されたグループ情報が示すグループに分類された画像処理装置50を特定する。
次に、携帯端末10は、ステップ142で特定された画像処理装置50の特徴情報を取得する(ステップ143)。具体的には、記憶制御部22が、記憶部23に記憶された特徴情報から、特定された画像処理装置50に対応付けられた特徴情報を取得する。
次に、携帯端末10は、ステップ142で特定した画像処理装置50を、ステップ143で取得されたその画像処理装置50の特徴情報と共に表示する(ステップ144)。具体的には、表示制御部26が、画像処理装置50の識別情報を、その画像処理装置50の特徴情報と共にタッチパネル14に表示するように制御する。
【0067】
その後、携帯端末10は、印刷指示情報の送信先の画像処理装置50の指定を受け付ける(ステップ145)。具体的には、操作受付部25が、タッチパネル14に表示された複数の画像処理装置50の中からユーザが印刷指示情報を送信したい画像処理装置50を選択する操作を受け付ける。
そして、最後に、携帯端末10は、ステップ145で指定された送信先の画像処理装置50へ印刷指示情報を送信する(ステップ146)。具体的には、送信部24が、印刷指示情報を、操作受付部25が受け付けた操作で選択された画像処理装置50へ送信する。
また、携帯端末10は、ステップ141で指定された印刷先の画像処理装置50に印刷を行うように指示する(ステップ147)。具体的には、送信部24が、印刷指示情報の送信先の画像処理装置50から印刷指示情報を取得してこの印刷指示情報に基づく印刷を行うようにする指示を、操作受付部25が受け付けた操作で選択された画像処理装置50へ送信する。
【0068】
[変形例]
上記では、携帯端末10が、画像処理装置50から情報を収集し、この収集した情報を画像処理装置50に蓄積するようにしたが、これには限らない。例えば、図示しない収集蓄積装置が、画像処理装置50から情報を収集し、この収集した情報を画像処理装置50に蓄積するようにしてもよい。
収集蓄積装置は、専用のプログラムがインストールされたコンピュータであってよい。その場合、収集蓄積装置は、図2に示したハードウェア構成と類似するハードウェア構成を有する。例えば、収集蓄積装置は、少なくともプロセッサ、RAM、ROMを備えていればよく、これに加えて、HDD(Hard Disk Drive)を備えていてもよい。
また、複数の画像処理装置50のうちの1つが、収集蓄積装置としての役割を担っていてもよい。その場合、収集蓄積装置は、図3に示したハードウェア構成を有する。
本実施の形態では、複数の印刷装置を管理する管理装置の一例として、また、管理システムの一例として、収集蓄積装置を設けている。
【0069】
[プロセッサ]
本実施の形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU:Graphics Processing Unit、ASIC:Application Specific Integrated Circuit、FPGA:Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス等)を含むものである。
また、本実施の形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は、本実施の形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、変更してもよい。
【0070】
[プログラム]
本実施の形態における携帯端末10が行う処理は、例えば、アプリケーションソフトウェア等のプログラムとして用意される。
この場合、本実施の形態を実現するプログラムは、コンピュータに、複数のグループに分類された複数の印刷装置の各印刷装置に接続することにより、各印刷装置のグループ情報を各印刷装置から収集する機能と、複数の印刷装置のうちの特定の印刷装置に接続することにより、各印刷装置のグループ情報を特定の印刷装置のグループ情報と共に複数の印刷装置のグループ情報として特定の印刷装置に蓄積する機能とを実現させるためのプログラムとして捉えられる。
尚、本実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD-ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
【0071】
[付記]
(((1)))
コンピュータに、
複数のグループに分類された複数の印刷装置の各印刷装置に接続することにより、当該各印刷装置のグループ情報を当該各印刷装置から収集する機能と、
前記複数の印刷装置のうちの特定の印刷装置に接続することにより、前記各印刷装置のグループ情報を当該特定の印刷装置のグループ情報と共に当該複数の印刷装置のグループ情報として当該特定の印刷装置に蓄積する機能と
を実現させるためのプログラム。
(((2)))
前記コンピュータに、
前記特定の印刷装置に接続することにより、前記複数の印刷装置のグループ情報を当該特定の印刷装置から受信する機能と、
前記複数の印刷装置のうちの第1の印刷装置が指定されると、当該複数の印刷装置のグループ情報に基づいて、当該複数の印刷装置のうちの第2の印刷装置を表示するように制御する機能と
を更に実現させるための(((1)))に記載のプログラム。
(((3)))
前記第2の印刷装置は、前記第1の印刷装置と同じグループに分類された印刷装置である、(((2)))に記載のプログラム。
(((4)))
同じグループに分類された印刷装置は、印刷を指示する印刷指示情報を共有可能であり、
前記第1の印刷装置は、前記印刷指示情報の送信先の印刷装置であり、
前記第2の印刷装置は、前記印刷指示情報に基づく印刷先の印刷装置である、(((3)))に記載のプログラム。
(((5)))
同じグループに分類された印刷装置は、印刷を指示する印刷指示情報を共有可能であり、
前記第1の印刷装置は、前記印刷指示情報に基づく印刷先の印刷装置であり、
前記第2の印刷装置は、前記印刷指示情報の送信先の印刷装置である、(((3)))に記載のプログラム。
(((6)))
前記受信する機能では、前記複数の印刷装置のうちの接続したことがない印刷装置のグループ情報を前記特定の印刷装置から受信する、(((2)))乃至(((5)))の何れかに記載のプログラム。
(((7)))
前記収集する機能では、前記各印刷装置に接続することにより、当該各印刷装置の特徴情報を当該各印刷装置から更に収集し、
前記蓄積する機能では、前記特定の印刷装置に接続することにより、前記各印刷装置の特徴情報を当該特定の印刷装置の特徴情報と共に前記複数の印刷装置の特徴情報として当該特定の印刷装置に更に蓄積する、(((1)))に記載のプログラム。
(((8)))
前記コンピュータに、
前記特定の印刷装置に接続することにより、前記複数の印刷装置のグループ情報及び特徴情報を当該特定の印刷装置から受信する機能と、
前記複数の印刷装置のうちの第1の印刷装置が指定されると、当該複数の印刷装置のグループ情報及び特徴情報に基づいて、当該複数の印刷装置のうちの第2の印刷装置を表示するように制御する機能と
を更に実現させるための(((7)))に記載のプログラム。
(((9)))
前記第2の印刷装置は、前記第1の印刷装置と同じグループに分類された印刷装置であり、
前記制御する機能では、前記第2の印刷装置の特徴情報に関連付けて、当該第2の印刷装置を表示するように制御する、(((8)))に記載のプログラム。
(((10)))
前記第2の印刷装置は、前記第1の印刷装置と同じグループに分類され、与えられた特徴に合致する特徴を有する印刷装置である、(((8)))に記載のプログラム。
(((11)))
同じグループに分類された印刷装置は、印刷を指示する印刷指示情報を共有可能であり、
前記第1の印刷装置は、前記印刷指示情報の送信先の印刷装置であり、
前記第2の印刷装置は、前記印刷指示情報に基づく印刷先の印刷装置であり、
前記与えられた特徴は、前記印刷指示情報で指定された特徴である、(((10)))に記載のプログラム。
(((12)))
同じグループに分類された印刷装置は、印刷を指示する印刷指示情報を共有可能であり、
前記第1の印刷装置は、前記印刷指示情報に基づく印刷先の印刷装置であり、
前記第2の印刷装置は、前記印刷指示情報の送信先の印刷装置であり、
前記与えられた特徴は、前記第1の印刷装置の特徴である、(((10)))に記載のプログラム。
(((13)))
1又は複数のプロセッサを備え、
前記1又は複数のプロセッサは、
複数のグループに分類された複数の印刷装置の各印刷装置に接続することにより、当該各印刷装置のグループ情報を当該各印刷装置から収集し、
前記複数の印刷装置のうちの特定の印刷装置に接続することにより、前記各印刷装置のグループ情報を当該特定の印刷装置のグループ情報と共に当該複数の印刷装置のグループ情報として当該特定の印刷装置に蓄積する
管理システム。
(((14)))
複数のグループに分類された複数の印刷装置と、
前記複数の印刷装置を管理する管理装置と
を備え、
前記管理装置は、
1又は複数のプロセッサを備え、
前記1又は複数のプロセッサは、
前記複数の印刷装置の各印刷装置に接続することにより、当該各印刷装置のグループ情報を当該各印刷装置から収集し、
前記複数の印刷装置のうちの特定の印刷装置に接続することにより、前記各印刷装置のグループ情報を当該特定の印刷装置のグループ情報と共に当該複数の印刷装置のグループ情報として当該特定の印刷装置に蓄積する
印刷システム。
【0072】
(((1)))の発明によれば、複数の印刷装置のそれぞれがどのグループに分類されているかを把握できない構成を採用した場合に比較して、複数の印刷装置を使用する際の利便性を向上させることができる。
(((2)))の発明によれば、複数の印刷装置のうち第1の印刷装置にグループ情報によって関連付けられた第2の印刷装置を知らせることができる。
(((3)))の発明によれば、複数の印刷装置のうち第1の印刷装置と同じグループに分類された第2の印刷装置を知らせることができる。
(((4)))の発明によれば、印刷指示情報の送信先の印刷装置が指定された場合に、印刷指示情報に基づく印刷先の印刷装置を選択する際の利便性を向上させることができる。
(((5)))の発明によれば、印刷指示情報に基づく印刷先の印刷装置が指定された場合に、印刷指示情報の送信先の印刷装置を選択する際の利便性を向上させることができる。
(((6)))の発明によれば、複数の印刷装置のうちの接続したことがない印刷装置のグループ情報を受信することができる。
(((7)))の発明によれば、複数の印刷装置のそれぞれがどのグループに分類されているか、そのような特徴情報を有するかを把握できない構成を採用した場合に比較して、複数の印刷装置を使用する際の利便性を向上させることができる。
(((8)))の発明によれば、複数の印刷装置のうちの第1の印刷装置にグループ情報及び特徴情報によって関連付けられた第2の印刷装置を知らせることができる。
(((9)))の発明によれば、複数の印刷装置のうち第1の印刷装置と同じグループに分類された第2の印刷装置をその特徴情報と共に知らせることができる。
(((10)))の発明によれば、複数の印刷装置のうち第1の印刷装置と同じグループに分類され、与えられた特徴に合致する特徴を有する第2の印刷装置を知らせることができる。
(((11)))の発明によれば、印刷指示情報の送信先の印刷装置が指定された場合に、印刷指示情報に基づく印刷先の印刷装置をその特徴情報を用いて選択させることができる。
(((12)))の発明によれば、印刷指示情報に基づく印刷先の印刷装置が指定された場合に、印刷指示情報の送信先の印刷装置をその特徴情報を用いて選択させることができる。
(((13)))の発明によれば、複数の印刷装置のそれぞれがどのグループに分類されているかを把握できない構成を採用した場合に比較して、複数の印刷装置を使用する際の利便性を向上させることができる。
(((14)))の発明によれば、複数の印刷装置のそれぞれがどのグループに分類されているかを把握できない構成を採用した場合に比較して、複数の印刷装置を使用する際の利便性を向上させることができる。
【符号の説明】
【0073】
1…画像処理システム、10…携帯端末、21…受信部、22…記憶制御部、23…記憶部、24…送信部、25…操作受付部、26…表示制御部、50…画像処理装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13