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特開2024-130057メールサーバ、メールシステム、処理方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024130057
(43)【公開日】2024-09-30
(54)【発明の名称】メールサーバ、メールシステム、処理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 21/56 20130101AFI20240920BHJP
   G06F 21/53 20130101ALI20240920BHJP
   H04L 51/08 20220101ALI20240920BHJP
   H04L 51/212 20220101ALI20240920BHJP
【FI】
G06F21/56
G06F21/53
H04L51/08
H04L51/212
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023039550
(22)【出願日】2023-03-14
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100181135
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 隆史
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 詩織
(57)【要約】
【課題】配送先で添付ファイルの内容を確認しやすいメールサーバ、メールシステム、処理方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】メールサーバは、第一送信部を備え、添付ファイルを電子メールから切り出すファイル切り出し部と、切り出した添付ファイルのウイルス検査を行うウイルス検査部と、を備え、第一送信部は、電子メールから添付ファイルを取り除いた処理済メールを配送先へ送信し、切り出した添付ファイルのプレビューをウイルス検査が完了する前に閲覧可能なアクセス先を、配送先へ通知する。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一送信部を備え、添付ファイルを電子メールから切り出すファイル切り出し部と、
切り出した前記添付ファイルのウイルス検査を行うウイルス検査部と、
を備え、
前記第一送信部は、
前記電子メールから前記添付ファイルを取り除いた処理済メールを配送先へ送信し、
切り出した前記添付ファイルのプレビューを前記ウイルス検査が完了する前に閲覧可能なアクセス先を、前記配送先へ通知する
メールサーバ。
【請求項2】
前記第一送信部は、
前記電子メールに前記添付ファイルが添付されている場合に、前記処理済メールを送信し、
前記電子メールに前記添付ファイルが添付されていない場合に、前記電子メールをそのまま送信する
請求項1に記載のメールサーバ。
【請求項3】
前記ファイル切り出し部が、前記添付ファイルを前記電子メールから切り出す際に、前記添付ファイルの種類に基づき、前記添付ファイルを切り出す必要があるか否かを判定する
請求項1又は2に記載のメールサーバ。
【請求項4】
前記ウイルス検査が、サンドボックス検査を含む
請求項1又は2に記載のメールサーバ。
【請求項5】
前記プレビューが、前記ウイルス検査の開始前に閲覧可能である
請求項1又は2に記載のメールサーバ。
【請求項6】
前記ファイル切り出し部は、切り出した前記添付ファイルをサーバ装置に格納させる
請求項1又は2に記載のメールサーバ。
【請求項7】
請求項6に記載のメールサーバと、
前記サーバ装置と、
を備える
メールシステム。
【請求項8】
前記メールサーバを複数備え、
前記サーバ装置を複数備える
請求項7に記載のメールシステム。
【請求項9】
添付ファイルを電子メールから切り出し、
前記電子メールから前記添付ファイルを取り除いた処理済メールを配送先へ送信して、切り出した前記添付ファイルのプレビューを、切り出した前記添付ファイルのウイルス検査が完了する前に閲覧可能なアクセス先を前記配送先へ通知し、
前記ウイルス検査を行う
処理方法。
【請求項10】
コンピュータに、
添付ファイルを電子メールから切り出し、
前記電子メールから前記添付ファイルを取り除いた処理済メールを配送先へ送信して、切り出した前記添付ファイルのプレビューを、切り出した前記添付ファイルのウイルス検査が完了する前に閲覧可能なアクセス先を前記配送先へ通知し、
前記ウイルス検査を行う
ことを実行させる
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、メールサーバ、メールシステム、処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
受信した電子メールに対しウイルス検査を行うことは広く知られている。
例えば、特許文献1には、電子メールに添付されている添付ファイルに対しウイルス検査を行うメールシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005-38361号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されたメールシステムは、電子メールから添付ファイルを取り除き、取り除いた添付ファイルを、ウイルス検査後、安全と判断できた場合メール受信者が取得可能なストレージに添付ファイルを格納し、ウイルス検査済みの添付ファイルが取得できるよう電子メール本文にリンク先を含めている。
しかし、特許文献1に開示されたメールシステムだと、安全が確認できるまで添付ファイルを取得できないため、配送先で添付ファイルの内容の確認しにくいことがある。
【0005】
本開示の目的は、上述した課題を解決するメールサーバ、メールシステム、処理方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るメールサーバは、第一送信部を備え、添付ファイルを電子メールから切り出すファイル切り出し部と、切り出した前記添付ファイルのウイルス検査を行うウイルス検査部と、を備え、前記第一送信部は、前記電子メールから前記添付ファイルを取り除いた処理済メールを配送先へ送信し、切り出した前記添付ファイルのプレビューを前記ウイルス検査が完了する前に閲覧可能なアクセス先を、前記配送先へ通知する。
【0007】
本開示の一態様に係る処理方法は、添付ファイルを電子メールから切り出し、前記電子メールから前記添付ファイルを取り除いた処理済メールを配送先へ送信して、切り出した前記添付ファイルのプレビューを、切り出した前記添付ファイルのウイルス検査が完了する前に閲覧可能なアクセス先を前記配送先へ通知し、前記ウイルス検査を行う。
【0008】
本開示の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、添付ファイルを電子メールから切り出し、前記電子メールから前記添付ファイルを取り除いた処理済メールを配送先へ送信して、切り出した前記添付ファイルのプレビューを、切り出した前記添付ファイルのウイルス検査が完了する前に閲覧可能なアクセス先を前記配送先へ通知し、前記ウイルス検査を行うことを実行させる。
【発明の効果】
【0009】
上記一態様によれば、配送先で添付ファイルの内容を確認しやすい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本開示の第一実施形態に係るメールシステム全体を示すブロック図である。
図2】本開示の第一実施形態に係るメールサーバ及びサーバ装置を示すブロック図である。
図3】本開示の第一実施形態に係るメールシステムの動作方法を示すフローチャートである。
図4】本開示の第二実施形態に係るメールシステム全体を示すブロック図である。
図5】本開示の第三実施形態に係るメールシステム全体を示すブロック図である。
図6】本開示のメールサーバの最小構成の実施形態に係るメールサーバのブロック図である。
図7】本開示の処理方法の最小構成の実施形態に係る処理方法のフローチャートである。
図8】本開示の各実施形態に係るメールサーバが備えるコンピュータのハードウェア構成の例である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本開示に係る各種実施形態について、図面を用いて説明する。
なお、各ブロック図に示されている矢印のうち一方向性の矢印は、ある信号(データ)の流れの方向を端的に示したもので、双方向性を排除するものではない。
【0012】
<第一実施形態>
以下、本開示に係る第一実施形態について説明する。
【0013】
(メールシステムの構成)
図1に示すように、メールシステム1は、メールサーバ10と、添付ファイル格納サーバ部(サーバ装置)300とを備える。
メールシステム1は、サンドボックス検査を含むウイルス検査完了前に、メールに添付された添付ファイルをプレビューのみ可能な状態でサーバ装置300に格納するためのシステムである。
メールシステム1は、受信者が配送先においてウイルス検査後に添付ファイルの編集及びダウンロードできるようにするためのシステムである。
【0014】
(メールサーバの構成)
メールサーバ10は、送信者から送られてきた添付ファイル付き電子メールを受信する。
メールサーバ10は、受信した電子メールから添付ファイルを取り除いた処理済メール又は受信した電子メールをそのまま配送先へ送信する。
メールサーバ10は、ファイル切り出し部100と、ウイルス検査部200とを備える。
【0015】
ファイル切り出し部100は、添付ファイルを電子メールから切り出す。
ファイル切り出し部100は、受信した電子メールから添付ファイルを切り出す際に、添付ファイルの種類に基づき、添付ファイルを切り出す必要があるか否かを判定することにより、添付ファイルの種類に応じて切り出しを実行する。
ここでファイルの種類は、ファイル形式、ファイルサイズ、特定のパターン、ファイル名等を含む。
ファイル切り出し部100は、指定通りに添付ファイルの切り出しを行う一方で、特定のファイル形式の添付ファイルは切り出さず、そのまま送信することでパフォーマンスと精度の両立を図る。
ファイル切り出し部100は、切り出した添付ファイルをサーバ装置300に格納させる。
【0016】
図2に示すように、ファイル切り出し部100は、第一送信部110を備える。
第一送信部110は、電子メールから添付ファイルを取り除いた処理済メールを配送先へ送信する。
第一送信部110は、切り出した添付ファイルのプレビューを閲覧可能なアクセス先であって、ウイルス検査が完了する前に閲覧可能なアクセス先を、配送先へ通知する。
第一送信部110は、電子メールに添付ファイルが添付されている場合に、添付ファイルを取り除いた処理済メールを配送先へ送信する。
第一送信部110は、電子メールに添付ファイルが添付されていない場合に、メールサーバ10が受信した電子メールをそのまま配送先へ送信する。
サーバ装置300が切り出された添付ファイルを格納した際、第一送信部110は、添付ファイルを格納した旨とサーバ装置300でプレビューを閲覧可能である旨とを配送先へ通知する。
【0017】
ウイルス検査部200は、ファイル切り出し部100によって切り出され、サーバ装置300に格納された添付ファイルに対して、サンドボックス検査を含むウイルス検査を実施する。
ウイルス検査部200は、受信メールから切り出されサーバ装置300に格納された添付ファイルのウイルス検査を実施する。
【0018】
ウイルス検査部200は、ウイルス検査の結果に応じて、添付ファイルの扱いをサーバ装置300に指示する。
具体的には、ウイルス検査部200は、ウイルス検査が完了した後、添付ファイルの削除するよう又はダウンロードを可能とするよう以下の指示を行う。
ウイルス検査が完了し、添付ファイルがウイルス感染の可能性がないファイルと判断された場合、ウイルス検査部200は、添付ファイルのダウンロードを可能とするようサーバ装置300に指示する。
ウイルス検査が完了し、添付ファイルがウイルス感染の可能性があるファイルと判断された場合、ウイルス検査部200は、添付ファイルを削除するようサーバ装置300に指示する。
【0019】
例えば、ウイルス検査により、添付ファイルがマルウェア感染の可能性がないファイルと判断された場合、ウイルス検査部200は、サーバ装置300に対してファイルのダウンロードを可能と変更するようなフラグを送信する。これにより、ウイルス検査部200は、添付ファイルを配送先からダウンロードできるようにサーバ装置300に指示する。
例えば、ウイルス検査により、添付ファイルがマルウェア感染の可能性があるファイルと判断された場合、ウイルス検査部200は、サーバ装置300にマルウェア感染の可能性があると判断された添付ファイルを削除するよう命令を出す。
【0020】
ウイルス検査部200は、第二送信部210を備える。
第二送信部210は、添付ファイルのウイルス検査の結果を、配送先へ通知する。
ウイルス検査が完了し、添付ファイルがマルウェア感染等のウイルス感染の可能性がないファイルと判断された場合、第二送信部210は、検査が完了し問題がなかった旨と、ファイルのダウンロードできる旨との二点の情報を含めた通知メールを受信者に送信する。
ウイルス検査が完了し、添付ファイルがマルウェア感染等のウイルス感染の可能性があるファイルと判断された場合、第二送信部210は、検査が完了し添付ファイルに問題があった旨と、添付ファイルがサーバ装置300から削除された旨との二点を含めた通知メールを配送先に送信する。
【0021】
(サーバ装置の構成)
サーバ装置300は、電子メールから切り出された添付ファイルを格納し、格納したファイルのプレビューを生成するための装置である。
サーバ装置300は、配送先の受信者が、ファイル切り出し部100が切り出した添付ファイルのプレビューを閲覧するためのアクセス先である。
【0022】
サーバ装置300は、受付部310と、格納部320と、第三送信部330とを備える。
受付部310は、メールサーバ10からの指示を受け付ける。
格納部320は、受信メールから切り出された添付ファイルを格納する。
第三送信部330は、格納されている添付ファイルのプレビューを作成する。
第三送信部330は、添付ファイルのプレビューとして、例えば、文書ファイルやテキストファイルであれば文章データ、画像ファイルであれば画像データを作成する。ただし、第三送信部330は、添付ファイルのファイル形式によっては、添付ファイルのプレビュー作成不可とし、添付ファイルのプレビューを作成しなくてもよい。
第三送信部330は、配送先からのアクセスにより、作成した添付ファイルのプレビューを配送先に送信する。
【0023】
例えば、第三送信部330は、格納部320が添付ファイルを格納した際、添付ファイルを切り出し格納した旨と、サーバ装置300にアクセスすれば添付ファイルのプレビューが可能である旨と、サーバ装置300の格納場所との3点の情報を含めた通知メールを受信者に送信してもよい。
【0024】
(メールシステムの動作)
本実施形態のメールシステム1の動作について説明する。
メールシステム1の動作のうち、メールサーバ10の動作は、本実施形態の処理方法に相当する。
【0025】
図3に示すように、電子メールを受信したときに、ファイル切り出し部100は、添付ファイルがあるか否かを確認する(ST01)。
【0026】
添付ファイルがない場合(ST01:いいえの場合)は、第一送信部110は、受信者に電子メールをそのまま送信する(ST02)。
添付ファイルがある場合(ST01:はいの場合)は、ST03に進む。
【0027】
ST03では、ファイル切り出し部100は、添付ファイルの種類を確認し、添付ファイルの種類が指定したファイル形式か否かを判定する。ここで、ファイルの種類として、ファイル形式、ファイルサイズ、特定のパターン、ファイル名等が指定可能である。ファイル切り出し部100は、指定したファイル形式として、ウイルス検査が必要なファイル形式を指定する。
【0028】
添付ファイルの種類が指定したファイル形式でない場合(ST03:いいえの場合)、受信者にそのまま送信する(ST04)。
【0029】
添付ファイルの種類が指定したファイル形式である場合(ST03:はいの場合)、ファイル切り出し部100は、添付ファイルをサーバ装置300へ格納する(ST05)。
ST05では、第一送信部110は、受信した電子メールから添付ファイルを取り除いた処理済メール(添付ファイルのない元メール)を送信する。
【0030】
ST05の実施後、メールサーバ10は、「受信メールに添付されたファイルをサーバ装置300に格納したこと」、「サーバ装置300にアクセスすればファイルのプレビューの閲覧が可能になること」、及び「格納されたサーバ装置300のURL(Uniform Resource Locator)」の三点の情報を含めた通知メールを受信者に送信する(ST06)。
【0031】
ST06の実施後、サーバ装置300内に格納された添付ファイルについて、ウイルス検査部200は、サンドボックス検査を含むウイルス検査を実施し、検査結果に問題がないか否かを判定する(ST07)。
検査結果に問題がある場合(ST07:いいえの場合)は、ST08に進む。
検査結果に問題がない場合(ST07:はいの場合)は、ST10に進む。
【0032】
ST08では、ウイルス検査部200からの指示により、サーバ装置300は、削除該当の添付ファイルをサーバ装置300から削除する。
【0033】
ST08の実施後、第三送信部330は、「ウイルス検査が完了し、ウイルス検知されたこと」、及び「添付ファイルをサーバ装置300から削除したこと」の二点の情報を含めた通知メールを受信者に送信する(ST09)。
【0034】
ST10では、ウイルス検査部200は、検査結果に応じたファイルの扱いの指示として、該当のファイルがサーバ装置300でダウンロード可能となるようにサーバ装置300に指示し、その後、第二送信部210は、「ウイルス検査が完了し、ウイルス検知されなかったこと」、及び「サーバ装置300にアクセスしファイルのダウンロードが可能になったこと」の二点の情報を含めた通知メールを送信する。
【0035】
なお、配送先では、ウイルス検査部200がウイルス検査でマルウェア感染等のウイルス感染の可能性がないことを確認した後に、サーバ装置300上での編集や添付ファイルのダウンロードが可能となる。
また、ダウンロード前のプレビュー閲覧の処理は以下のように実施される。
1.受信者は、操作するコンピュータから通知メールに記載のURLを押下する。
2.受信者が操作するコンピュータは、押下されたURLに関連するサーバ装置300にアクセスする。
3.サーバ装置300は、プレビューとして、添付ファイルから描画に必要な情報のみ取り出す。受信者が操作するコンピュータは、サーバ装置300から取り出されたこの情報を取得し、取り出した情報に相当する描画を画面に表示する。例えば、ワードファイルやテキストファイルであれば文章、画像ファイルであれば画像が表示される。(ただし、ファイル形式によってはプレビュー表示不可となる。)
【0036】
(作用及び効果)
本実施形態のメールサーバ10は、切り出した添付ファイルのプレビューのアクセス先であって、ウイルス検査が完了する前に閲覧可能なアクセス先を、配送先へ通知する。
このため、受信者は、メールサーバ10が受信した電子メールに添付されている添付ファイルのプレビューを、ウイルス検査が完了する前に閲覧することができる。
したがって、本実施形態のメールサーバ10によれば、受信者は、配送先で添付ファイルの内容を確認しやすい。
【0037】
一般にウイルス検査及びサンドボックス検査の実施には時間を要するが、本実施形態のメールシステム1によれば、検査完了前にサーバ装置300上で添付ファイルから取り出したプレビューの閲覧が可能となるため、受信者は、電子メール受信後すぐに添付ファイルの内容を確認でき、利便性が高い。
また、本実施形態のメールシステム1によれば、添付ファイルを開くことによってマルウェア感染等のウイルス感染の可能性がある場合に、メールサーバ10から添付ファイルを隔離し、ウイルス検査と併用しサンドボックス検査を実施することができる。
比較例としてパターンマッチングによるウイルス検査のみを行うマルウェア感染対策システムと比較すると、本実施形態のメールサーバ10は、例えば、パターンマッチングによるウイルス検査だけでなくサンドボックス検査を採用することで、精度の高い検査を実施することができ安全性が高い。
ここで、比較例におけるパターンマッチングによるウイルス検査とは、マルウェア感染を含むウイルス感染したファイルに見られるデータパターンを収集し、同様のパターンがないか確認する方法によるウイルス検査である。
【0038】
また、本実施形態のメールサーバ10は、電子メールに添付ファイルが添付されている場合に、処理済メールを送信する一方で、電子メールに添付ファイルが添付されていない場合に、電子メールをそのまま送信する。
このため、添付ファイルが添付されている電子メールを安全な形で配送先に送信できる一方で、添付ファイルが添付されていない電子メールを速やかに配送先に送信できる。
【0039】
また、本実施形態のメールサーバ10は、添付ファイルの種類に基づき、添付ファイルを切り出す必要があるか否かを判定する。
このため、ウイルス検査が必要な添付ファイルに対してウイルス検査を課すことができる一方で、ウイルス検査の必要のない添付ファイルは速やかに配送先に送信できる。
【0040】
また、本実施形態のメールサーバ10によれば、ウイルス検査がサンドボックス検査を含むため、ウイルス検査部200は、パターンマッチングによるウイルス検査に限らず、様々なウイルス検査を実施できる。
したがって、ウイルス検査部200は、例えば、過去に検出されたことのあるウイルスを検知できるだけではなく、今まで検出されたことがない未知のウイルスを検知することも可能である。
【0041】
また、本実施形態のメールサーバ10によれば、ファイル切り出し部100は、切り出した添付ファイルをサーバ装置300に格納させる。
このため、添付ファイルがメールサーバ10から隔離される。
したがって、メールサーバ10におけるウイルス感染が抑制できる。
【0042】
また、本実施形態のメールサーバ10によれば、第一送信部110は、添付ファイルを格納した旨とサーバ装置300でプレビューを閲覧可能である旨とを配送先へ通知する。
このため、処理済みメールを受け取った受信者は、切り取られた添付ファイルへの対応を把握しやすい。
【0043】
また、本実施形態のメールサーバ10によれば、ウイルス検査部200が、サーバ装置300に格納された添付ファイルを検査する。
このため、ウイルス検査部200は、添付ファイルがメールサーバ10から隔離された状態で添付ファイルの検査を行うことができる。
【0044】
また、本実施形態のメールサーバ10によれば、ウイルス検査部200は、ウイルス検査の結果に応じて、添付ファイルの扱いをサーバ装置300に指示する。
このため、配送先におけるウイルス感染が抑制できる。
【0045】
また、本実施形態のメールサーバ10によれば、ウイルス検査部200は、添付ファイルに問題があると判定した場合、添付ファイルを削除するようにサーバ装置300に指示する。
このため、配送先におけるウイルス感染が抑制できる。
【0046】
また、本実施形態のメールサーバ10によれば、ウイルス検査部200は、添付ファイルに問題がないと判定した場合、添付ファイルを配送先からダウンロードできるようにサーバ装置300に指示する。
このため、受信者は、ウイルス感染の可能性が低い添付ファイルを取得できる。
【0047】
また、本実施形態のメールサーバ10によれば、第二送信部210は、ウイルス検査の結果を配送先へ通知する。
このため、受信者は、添付ファイルの安全性を把握しやすい。
【0048】
また、本実施形態のメールサーバ10によれば、添付ファイルに問題があると判定された場合、第二送信部210は、添付ファイルがサーバ装置300から削除された旨を、配送先へ通知する。
このため、受信者は、添付ファイルが削除されたことを把握できる。
【0049】
また、本実施形態のメールサーバ10によれば、ウイルス検査部200は、ウイルス検査が完了した後、添付ファイルを削除するよう又は添付ファイルのダウンロードを可能とするようサーバ装置300に指示する。
このため、配送先におけるウイルス感染が抑制できる一方で、受信者は、ウイルス感染の可能性が低い添付ファイルを取得できる。
【0050】
<第二実施形態>
以下、本開示に係る第二実施形態について説明する。
本実施形態のメールシステム1は、以下に示す点以外は第一実施形態のメールシステム1と同様な構成を備え、同様に動作する。
【0051】
図4に示すように、本実施形態において、メールシステム1は、複数のメールサーバ10と、複数のサーバ装置300とを備える。
メールシステム1は、送信者から送信された電子メールを、複数のメールサーバ10のうち、いずれかのメールサーバ10に格納する。
各メールサーバ10は、切り出した添付ファイルを、複数のサーバ装置300のうち、いずれかのサーバ装置300に格納する。
本実施形態のメールシステム1によれば、第一実施形態と同様に、受信者は、配送先で添付ファイルの内容を確認しやすい。
また、本実施形態のメールシステム1よれば、送信者から送信された電子メールに対し並列処理が可能であるため、電子メールを配送先に速やかに送信でき、添付ファイルのウイルス検査を速やかに実施することができる。
【0052】
<第三実施形態>
以下、本開示に係る第三実施形態について説明する。
本実施形態のメールシステム1は、以下に示す点以外は第一実施形態又は第二実施形態のメールシステム1と同様な構成を備え、同様に動作する。
【0053】
本実施形態において、メールサーバ10は、過去の検査結果を記憶し、その結果と比較して判定することで、早く検査を完了させることが可能となる。
さらに図5に示すように、メールシステム1は、複数のメールサーバ10を備え、各メールサーバ10での検査結果を他のメールサーバ10と共有できる。
本実施形態のメールシステム1によれば、複数のメールサーバ10の間でウイルス検査結果を共有することにより、各メールサーバ10は、他のメールサーバ10で発見されたウイルス感染の可能性のある添付ファイルを速やかに把握することができる。
なお、過去の検査結果は、一定期間で削除されてもよい。
【0054】
<変形例>
上記各実施形態では、第一送信部110は、添付ファイルを格納した旨とプレビューを閲覧可能である旨とを配送先へ通知しているが、配送先で確認できるなら、添付ファイルを格納した旨とプレビューを閲覧可能である旨とは、処理済メールとは別に通知されてもよいし、一緒に通知されてもよい。
例えば、上記各実施形態では、添付ファイルを取り除いた処理済メールを送信する際、格納したことを知らせる通知メールも同じタイミングで送信されるが、これらのメールを以下のいずれかの方法で、一つのメールとして送信することも可能となる。
・処理済みメールの本文パートに通知メールの文字列を挿入する。
・処理済みメールを通知メールに添付する。
また、1通のメールで送るか、別々のメールで送るかは、受信者が選択でき、1通のメールで送ることを選択した場合は、上記のどちらの方法で1通のメールとするか、も受信者が選択可能であってもよい。
【0055】
同様に、上記各実施形態では、第一送信部110は、切り出した添付ファイルのプレビューを閲覧可能なアクセス先を配送先へ通知しているが、配送先で確認できるならアクセス先は、処理済メールとは別に通知されてもよいし、一緒に通知されてもよい。
例えば、上記各実施形態では、添付ファイルを取り除いた処理済メールを送信する際、切り出した添付ファイルのプレビューを閲覧可能なアクセス先を知らせる通知メールも同じタイミングで送信されるが、これらのメールを以下のいずれかの方法で一つのメールとして送信することも可能となる。
・処理済みメールの本文パートに通知メールの文字列を挿入する。
・処理済みメールを通知メールに添付する。
また、1通のメールで送るか、別々のメールで送るかは、受信者が選択でき、1通のメールで送ることを選択した場合は、上記のどちらの方法で1通のメールとするか、も受信者が選択可能であってもよい。
【0056】
上記各実施形態では、メールサーバ10は、ファイル切り出し部100と、ウイルス検査部200とを備えるが、添付ファイルを電子メールから切り出し、切り出した添付ファイルのウイルス検査を実行できるなら、どのように構成されてもよい。
例えば、一つのユニット内に、ファイル切り出し部100と、ウイルス検査部200とが設けられてもよい。
変形例として、ファイル切り出し部100と、ウイルス検査部200とが、別々のユニットに設けられてもよい。
【0057】
上記各実施形態では、メールシステム1は、メールサーバ10と、サーバ装置300とを備えるが、電子メールから切り出された添付ファイルを格納し、格納したファイルのプレビューを生成するなら、サーバ装置300は、メールサーバ10に隣接してもよいし、メールサーバ10から離れていてもよい。
変形例として、サーバ装置300は、メールサーバ10から離れたクラウドストレージであってもよい。
【0058】
上記各実施形態では、切り出した添付ファイルのプレビューは、ウイルス検査が完了する前に閲覧可能であるが、ウイルス検査が完了する前に閲覧可能であれば、どのようなタイミングで閲覧可能であってもよい。
変形例として、プレビューは、ウイルス検査の開始前に閲覧可能であってもよい。
これにより、受信者は、配送先で添付ファイルの内容をより速やかに確認できる。
【0059】
<メールサーバの最小構成の実施形態>
以下、本開示に係るメールサーバの最小構成の実施形態について、図6を用いて説明する。
図6に示すように、メールサーバ510は、ファイル切り出し部600と、ウイルス検査部700とを備える。
ファイル切り出し部600は、添付ファイルを電子メールから切り出す。
ファイル切り出し部600は、第一送信部610を備える。
ウイルス検査部700は、切り出した添付ファイルのウイルス検査を行う。
第一送信部610は、電子メールから添付ファイルを取り除いた処理済メールを配送先へ送信する。
第一送信部610は、切り出した添付ファイルのプレビューをウイルス検査が完了する前に閲覧可能なアクセス先を、配送先へ通知する。
本実施形態のメールサーバ510は、切り出した添付ファイルのプレビューのアクセス先であって、ウイルス検査が完了する前に閲覧可能なアクセス先を、配送先へ通知する。
このため、受信者は、メールサーバ510が受信した電子メールに添付されている添付ファイルのプレビューを、ウイルス検査が完了する前に閲覧することができる。
したがって、本実施形態のメールサーバ510によれば、受信者は、配送先で添付ファイルの内容を確認しやすい。
【0060】
<処理方法の最小構成の実施形態>
以下、本開示に係る処理方法の最小構成の実施形態について、図7を用いて説明する。
図7に示すように、添付ファイルを電子メールから切り出し(ST501)、電子メールから添付ファイルを取り除いた処理済メールを配送先へ送信して、切り出した添付ファイルのプレビューを、切り出した添付ファイルのウイルス検査が完了する前に閲覧可能なアクセス先を配送先へ通知し(ST502)、ウイルス検査を行う(ST503)。
本実施形態の処理方法は、切り出した添付ファイルのプレビューのアクセス先であって、ウイルス検査が完了する前に閲覧可能なアクセス先を、配送先へ通知する。
このため、受信者は、受信した電子メールに添付されている添付ファイルのプレビューを、ウイルス検査が完了する前に閲覧することができる。
したがって、本実施形態の処理方法によれば、受信者は、配送先で添付ファイルの内容を確認しやすい。
【0061】
<メールサーバのハードウェア構成>
上述の各実施形態におけるメールサーバを実現するためのハードウェア構成の一例について、図8を用いて説明する。
図8に示すように、上述の各実施形態におけるメールサーバは、プロセッサ81と、メモリ82と、記憶/再生装置83と、通信I/F(通信Interface)84と、IO I/F(Input Output Interface)85の各ハードウェアを備えたコンピュータ8を備える。
【0062】
プロセッサ81は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。
メモリ82は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等の記憶媒体である。
記憶/再生装置83は、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、フラッシュメモリ等の外部メディアへプログラム、データ等を記憶したり、外部メディアのプログラム、データ等を再生したりするための装置である。
通信I/F84は、インターネット、専用通信回線等の通信回線を介して、コンピュータ8と他の装置との間で通信を行うインターフェースである。
IO I/F85は、ソースプログラムの入力、コンピュータ8と他の装置との間で情報等の入出力等を行うためのインターフェースである。
【0063】
<コンピュータプログラム>
上述の各実施形態におけるメールサーバの全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶して、この記憶媒体に記憶されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
【0064】
また、「コンピュータシステム」は、WWW(World Wide Web)システムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
【0065】
また、「コンピュータ読み取り可能な記憶媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
【0066】
また、「コンピュータ読み取り可能な記憶媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信回線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するものを含むとする。
【0067】
さらに、「コンピュータ読み取り可能な記憶媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0068】
例えば、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記憶されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
【0069】
以上、本開示の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として示したものであり、本開示の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
【0070】
<付記>
上述の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
【0071】
(付記1)
第一送信部を備え、添付ファイルを電子メールから切り出すファイル切り出し部と、
切り出した前記添付ファイルのウイルス検査を行うウイルス検査部と、
を備え、
前記第一送信部は、
前記電子メールから前記添付ファイルを取り除いた処理済メールを配送先へ送信し、
切り出した前記添付ファイルのプレビューを前記ウイルス検査が完了する前に閲覧可能なアクセス先を、前記配送先へ通知する
メールサーバ。
【0072】
(付記2)
前記第一送信部は、
前記電子メールに前記添付ファイルが添付されている場合に、前記処理済メールを送信し、
前記電子メールに前記添付ファイルが添付されていない場合に、前記電子メールをそのまま送信する
付記1に記載のメールサーバ。
【0073】
(付記3)
前記ファイル切り出し部が、前記添付ファイルを前記電子メールから切り出す際に、前記添付ファイルの種類に基づき、前記添付ファイルを切り出す必要があるか否かを判定する
付記1又は2に記載のメールサーバ。
【0074】
(付記4)
前記ウイルス検査が、サンドボックス検査を含む
付記1から3のいずれか一つに記載のメールサーバ。
【0075】
(付記5)
前記プレビューが、前記ウイルス検査の開始前に閲覧可能である
付記1から4のいずれか一つに記載のメールサーバ。
【0076】
(付記6)
前記ファイル切り出し部は、切り出した前記添付ファイルをサーバ装置に格納させる
付記1から5のいずれか一つに記載のメールサーバ。
【0077】
(付記7)
前記サーバ装置が切り出された前記添付ファイルを格納した際、前記第一送信部は、前記添付ファイルを格納した旨と前記サーバ装置で前記プレビューを閲覧可能である旨とを前記配送先へ通知する
付記6に記載のメールサーバ。
【0078】
(付記8)
前記ウイルス検査部が、前記サーバ装置に格納された前記添付ファイルを検査する
付記6又は7に記載のメールサーバ。
【0079】
(付記9)
前記ウイルス検査部は、前記ウイルス検査の結果に応じて、前記添付ファイルの扱いを前記サーバ装置に指示する
付記6から8のいずれか一つに記載のメールサーバ。
【0080】
(付記10)
前記結果として、前記ウイルス検査部が前記添付ファイルに問題があると判定した場合、前記扱いとして、前記ウイルス検査部は、前記添付ファイルを削除するように前記サーバ装置に指示する
付記9に記載のメールサーバ。
【0081】
(付記11)
前記結果として、前記ウイルス検査部が前記添付ファイルに問題がないと判定した場合、前記扱いとして、前記添付ファイルを前記配送先からダウンロードできるように前記サーバ装置に指示する
付記9又は10に記載のメールサーバ。
【0082】
(付記12)
前記ウイルス検査部は、前記結果を前記配送先へ通知する第二送信部を備える
付記9から11のいずれか一つに記載のメールサーバ。
【0083】
(付記13)
前記結果として、前記ウイルス検査部が前記添付ファイルに問題があると判定した場合、前記第二送信部は、前記添付ファイルが前記サーバ装置から削除された旨を、前記配送先へ通知する
付記12に記載のメールサーバ。
【0084】
(付記14)
前記結果として、前記ウイルス検査部が前記添付ファイルに問題がないと判定した場合前記第二送信部は、前記結果として、前記添付ファイルを前記サーバ装置からダウンロードできる旨を、前記配送先へ通知する
付記12又は13に記載のメールサーバ。
【0085】
(付記15)
前記ウイルス検査部は、前記ウイルス検査が完了した後、前記添付ファイルを削除するよう又は前記添付ファイルのダウンロードを可能とするよう前記サーバ装置に指示する
付記6から14のいずれか一つに記載のメールサーバ。
【0086】
(付記16)
付記6から15のいずれか一つに記載のメールサーバと、
前記サーバ装置と、
を備える
メールシステム。
【0087】
(付記17)
前記メールサーバを複数備え、
前記サーバ装置を複数備える
付記16に記載のメールシステム。
【0088】
(付記18)
添付ファイルを電子メールから切り出し、
前記電子メールから前記添付ファイルを取り除いた処理済メールを配送先へ送信して、切り出した前記添付ファイルのプレビューを、切り出した前記添付ファイルのウイルス検査が完了する前に閲覧可能なアクセス先を前記配送先へ通知し、
前記ウイルス検査を行う
処理方法。
【0089】
(付記19)
コンピュータに、
添付ファイルを電子メールから切り出し、
前記電子メールから前記添付ファイルを取り除いた処理済メールを配送先へ送信して、切り出した前記添付ファイルのプレビューを、切り出した前記添付ファイルのウイルス検査が完了する前に閲覧可能なアクセス先を前記配送先へ通知し、
前記ウイルス検査を行う
ことを実行させる
プログラム。
【符号の説明】
【0090】
1 メールシステム
8 コンピュータ
10 メールサーバ
81 プロセッサ
82 メモリ
83 記憶/再生装置
84 通信I/F
85 IO I/F
100 ファイル切り出し部
110 第一送信部
200 ウイルス検査部
210 第二送信部
300 添付ファイル格納サーバ部(サーバ装置)
310 受付部
320 格納部
330 第三送信部
510 メールサーバ
600 ファイル切り出し部
610 第一送信部
700 ウイルス検査部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8