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特開2024-130116基板処理装置、及び半導体装置の製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024130116
(43)【公開日】2024-09-30
(54)【発明の名称】基板処理装置、及び半導体装置の製造方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/306 20060101AFI20240920BHJP
【FI】
H01L21/306 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023039641
(22)【出願日】2023-03-14
(71)【出願人】
【識別番号】318010018
【氏名又は名称】キオクシア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】圓山 洋介
(72)【発明者】
【氏名】川田 崇広
(72)【発明者】
【氏名】中岡 聡
【テーマコード(参考)】
5F043
【Fターム(参考)】
5F043AA35
5F043BB23
5F043EE07
5F043EE24
5F043EE25
5F043EE36
(57)【要約】
【課題】エッチング量の面内均一性を向上させること。
【解決手段】実施形態の基板処理装置は、基板を処理可能な薬液を貯留する処理槽と、処理槽に前記薬液を供給する供給部と、基板を挟持可能であり、かつ開閉可能な支持部を有し、処理槽において基板を保持する保持部材と、保持部材を基板面に沿う第1方向に移動可能な第1の駆動機構と、処理槽において、支持部と供給部との間に設けられ、基板の前記第1方向への回転移動を案内するガイド部材と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板を処理可能な薬液を貯留する処理槽と、
前記処理槽に前記薬液を供給する供給部と、
前記基板を挟持可能であり、かつ開閉可能な支持部を有し、前記処理槽において前記基板を保持する保持部材と、
前記保持部材を前記基板面に沿う第1方向に移動可能な第1の駆動機構と、
前記処理槽において、前記支持部と前記供給部との間に設けられ、前記基板の前記第1方向への回転移動を案内するガイド部材と、
を備える基板処理装置。
【請求項2】
前記保持部材は、前記第1方向に交差する第2方向に延びる中心軸をさらに有し、
前記第1の駆動機構は、
前記保持部材を、前記中心軸を中心に移動させる、
請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項3】
前記保持部材は、前記中心軸に沿う軸部と、前記軸部に支持されるヘッド部と、をさらに有し、
前記支持部は、前記ヘッド部から下方に延びる1対の支持部材を有する、
請求項2に記載の基板処理装置。
【請求項4】
前記1対の支持部材を開閉可能な第3の駆動機構と、
をさらに備え、
前記第3の駆動機構は、
前記基板が前記回転移動するときに、前記1対の支持部材のうち、少なくとも一方の支持部材を開く、
請求項3に記載の基板処理装置。
【請求項5】
前記中心軸は、前記第2方向に複数延びる、
請求項2に記載の基板処理装置。
【請求項6】
前記保持部材の上方に配置され、前記第1方向に沿って下方に膨らむ円弧状に形成されたレール部材と、
をさらに備え、
前記第1の駆動機構は、
前記保持部材を、前記レール部材に沿って移動させる、
請求項2に記載の基板処理装置。
【請求項7】
前記ガイド部材の前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向から見た断面は下方に窪む円弧状に形成される、
請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項8】
前記ガイド部材の、前記支持部と対向する面上には、前記基板の移動方向に沿って延びる凹部を有する、
請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項9】
前記保持部材を、前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に移動可能な第2の駆動機構と、
をさらに備える
請求項2に記載の基板処理装置。
【請求項10】
前記供給部は、前記薬液を吐出する供給口を有し、前記基板の前記供給口に対する位置に基づいて前記薬液の流量を調整する、
請求項2に記載の基板処理装置。
【請求項11】
前記供給部は、前記薬液を吐出する供給口を有し、
前記ガイド部材は、前記供給口の上方に対応する位置に、前記ガイド部材を貫通するスリットを有する、
請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項12】
前記第1の駆動機構は、前記保持部材の移動速度を調整可能である、
請求項2に記載の基板処理装置。
【請求項13】
基板を処理可能な薬液を貯留する処理槽と、
前記処理槽に前記薬液を供給する供給部と、
前記処理槽において、前記基板を保持する保持部材と、
前記保持部材の上方に配置され、前記基板面に沿う第1方向に沿って下方に膨らむ円弧状であるレール部材と、
前記保持部材を、前記レール部材に沿って移動可能な第1の駆動機構と、
を備える基板処理装置。
【請求項14】
前記レール部材を上下方向に移動可能な第2の駆動機構をさらに備える
請求項9に記載の基板処理装置。
【請求項15】
前記供給部は、前記薬液を吐出する供給口を有し、前記供給口に対する位置に基づいて前記薬液の流量を調整可能である、
請求項9に記載の基板処理装置。
【請求項16】
第1の駆動機構は、前記保持部材の移動速度を調整可能である、
請求項9に記載の基板処理装置。
【請求項17】
基板の上方に、複数の第1絶縁層と複数の第2絶縁層とを1層ずつ交互に積層した積層体を形成し、
前記第1絶縁層を処理可能な薬液を貯留する処理槽に前記基板を浸漬し、
前記処理槽に設けられた供給口から前記処理槽内に前記薬液を供給し、
前記供給口の上方において、開閉可能な支持部を有する保持部材により、前記基板を挟持し、
前記保持部材、及び前記保持部材と前記供給口の間に配置されるガイド部材によって、前記基板を前記基板面に沿う第1方向において回転移動させる、
半導体装置の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、基板処理装置、及び半導体装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体装置の製造工程等において、複数の基板を処理槽に貯留された薬液に浸漬させ、一括でエッチング処理する基板処理装置がある。このような基板処理装置では、処理槽の特定箇所から基板に向かって薬液が供給される場合があり、基板の面内でエッチング量にばらつきが生じることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004-296660号公報
【特許文献2】特許第2740594号公報
【特許文献3】特開2000-21831号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
1つの実施形態は、エッチング量の面内均一性を向上させることが可能な基板処理装置、及び半導体装置の製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の基板処理装置は、基板を処理可能な薬液を貯留する処理槽と、前記処理槽に前記薬液を供給する供給部と、前記基板を挟持可能であり、かつ開閉可能な支持部を有し、前記処理槽において前記基板を保持する保持部材と、前記保持部材を前記基板面に沿う第1方向に移動可能な第1の駆動機構と、前記処理槽において、前記支持部と前記供給部との間に設けられ、前記基板の前記第1方向への回転移動を案内するガイド部材と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】実施形態1にかかる基板処理装置の構成例を示す図。
図2】実施形態1にかかる基板処理装置が備えるリフタの詳細の構成例を示す斜視図。
図3】実施形態1にかかる基板処理装置が備えるガイドの詳細の構成例を示す斜視図。
図4】実施形態1にかかる半導体装置の製造方法の手順の一部を例示する図。
図5】実施形態1にかかる基板処理方法の手順の一部を例示する図。
図6】実施形態1にかかる基板処理方法の手順の一部を例示する図。
図7】実施形態1にかかる半導体装置の製造方法の手順の一部を例示する図。
図8】実施形態1の変形例1にかかる基板処理装置の構成例を示す斜視図。
図9】実施形態1の変形例2にかかる基板処理装置の構成例を示す斜視図。
図10】実施形態2にかかる基板処理装置の構成例を示す図。
図11】実施形態2にかかる基板処理装置が備えるリフタの詳細の構成例を示す斜視図。
図12】実施形態2にかかる半導体装置の製造方法の手順の一部を例示する図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、実施形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の実施形態により、本発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0008】
(実施形態1)
(基板処理装置の構成例)
図1は、実施形態にかかる基板処理装置1の構成例を示す図である。
【0009】
なお、本明細書においては、薬液槽11の上下方向をZ方向とし、上方向をZの正方向とし、下方向をZの負方向とする。薬液槽11の上下方向を第3方向とする。即ち、Z方向は第3方向である。また、X方向は、薬液槽11に搬入される基板100の基板面が向く方向である。基板面が向く方向を第2方向とする。即ち、X方向は第2方向である。また、X方向、及びZ方向は互いに交差する方向である。X方向、及びZ方向は直交しても良い。
【0010】
また本明細書では、薬液槽11に搬入される基板100の基板面に沿う方向であって、X方向、及びZ方向と交差する方向をY方向と定義する。基板100の基板面に沿う方向を第1方向とする。即ち、Y方向は第1方向である。Y方向は、X方向及びZ方向と直交しても良い。このとき、Xの負方向側から見て、Yの負方向、Zの正方向、Yの正方向、Zの負方向が時計回りに並ぶよう、Yの正方向と、Yの負方向とを定義する。
【0011】
実施形態の基板処理装置1の処理対象となる基板100は、例えば窒化シリコン層等を有している。基板処理装置1は、例えば、薬液槽11に貯留された薬液200に複数の基板100を一括して浸漬させ、基板100に形成された窒化シリコン層等を選択的にエッチングするバッチ式のウェットエッチング装置として構成されている。
【0012】
図1に示すように、基板処理装置1は、薬液槽11と、供給部12と、リフタ15aと、ガイド16と、制御部50と、第1の駆動機構300aと、第2の駆動機構310aと、を備える。
【0013】
薬液槽11は、例えば、基板100を処理可能な薬液200を貯留する容器である。薬液槽11は、処理槽111及び外槽112を有する。
【0014】
処理槽111は、複数の基板100を保持したリフタ15aを収容可能に構成されている。即ち、処理槽111は、貯留された薬液200に当該複数の基板100をリフタ15aごと浸漬させることが可能である。
【0015】
外槽112は、例えば、処理槽111からオーバーフローした薬液200を回収する。なお、回収された薬液200は、供給部12によって処理槽111へと還流される。
【0016】
供給部12は、例えば、外槽112から還流された薬液200を、処理槽111へと供給する。供給部12は、配管122と、ポンプ123と、バルブ124と、供給管121a、121bと、を有する。
【0017】
配管122は、例えば、外槽112の底部及び処理槽111の底部を、薬液200が連通するように設けられている。配管122は、ポンプ123及びバルブ124を介し、外槽112と、処理槽111の底部近傍に設けられた供給管121a、121bとを接続する。なお、配管122には任意の位置にフィルタが設けられていてもよい。
【0018】
ポンプ123は、外槽112から薬液200を吸引し、吸引した薬液200を所定の圧力で加圧してバルブ124へ向かって送出する。
【0019】
供給管121a、121bは、例えば、バルブ124から送出された薬液200を、基板100に向かって供給する。供給管121a、121bのそれぞれは、処理槽111の下方において、互いに離間するとともにX方向に延伸して設けられている。供給管121a、121bそれぞれの側面には、複数の供給口211a、211bがX方向に並んで形成されている。薬液200は、当該供給口211a、211bからX方向を向いて並べられた基板100のそれぞれへ向かって吐出される。供給口211a、211bから吐出された薬液200が所定の流速で基板100の表面へ当てられると、薬液200が当たった領域のエッチングが進行することとなる。
【0020】
バルブ124は、例えば、制御部50に接続されており、制御部50の指示に基づいて供給管121a、121bのそれぞれに送出する薬液200の流量を調節する。これにより、供給口211a、211bから吐出される薬液200の流速が変更されるため、基板100のエッチング強度を調整することができる。なお、薬液200の流量の調整はこの方法に限定されず、ポンプ123の出力を変更することによって調整されてもよい。
【0021】
制御部50は、例えば、基板処理装置1の各部を制御する。制御部50は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等を備えるコンピュータとして構成され、基板処理装置1の全体を制御する。
【0022】
第1の駆動機構300a、及び第2の駆動機構310aは、図示せぬモータ等を備えるアクチュエータである。第1の駆動機構300a、及び第2の駆動機構310aは、制御部50からの指示にしたがって、リフタ15aの動作を制御する。
【0023】
次に、図2を用いて、基板処理装置1が備えるリフタ15aの詳細の構成例について説明する。図2は、実施形態1にかかる基板処理装置1が備えるリフタ15aの詳細の構成を示す斜視図である。
【0024】
リフタ15aは、例えば、複数の基板100を保持し、保持した複数の基板100を処理槽111に搬入及び搬出する。処理槽111に搬入された基板100は、リフタ15aごと供給管121a、121bの上方に配置される。図2に示すように、リフタ15aは、ヘッド部151aと、軸部152aと、支持部153と、を有する。なお、リフタ15aは、保持部材の一例である。
【0025】
ヘッド部151aは、上方からの視点で略板状に形成されている。ヘッド部151aは、その中心部をX方向に貫通する多角形状の孔251aを有する。また、ヘッド部151aは、ヘッド部151aから下方に延びる支持部153を支持している。ヘッド部151aは、石英等である。
【0026】
軸部152aは、孔251aを貫通することにより、ヘッド部151aを支持するものである。軸部152aの断面は、孔251aと嵌合可能な多角形状に形成されている。軸部152aは、金属等である。なお、孔251a及び軸部152aは多角形状としたが、嵌合可能であればいずれの形状であっても良い。
【0027】
軸部152aの軸中心は、X方向にヘッド部151aを貫通する中心軸Xaに沿うように延びている。軸部152aは、例えば、第1の駆動機構300a、及び第2の駆動機構310aと接続されている。軸部152aは、第1の駆動機構300aにより、中心軸Xaを中心に回転可能である。即ち、軸部152aを回転させることにより、ヘッド部151aは、中心軸Xaを中心として回動する。これにより、支持部153も、中心軸Xaを中心として回動可能となる。第1の駆動機構300aは、支持部153が処理槽111内において繰り返し回動可能となるように、軸部152aの回転角度、回転方向、及び回転速度を調整する。
【0028】
また、軸部152aは、第2の駆動機構310aによりZ方向に移動可能である。軸部152aのZ方向への移動により、ヘッド部151a、及び支持部153もZ方向へ移動可能となる。第2の駆動機構310aは、軸部152aのZ方向への移動量、及び移動速度を調整する。
【0029】
支持部153は、例えば、複数の基板100を並べて保持する。言い換えると、支持部153は、複数の基板100を立設させ、かつ隣り合う基板100の基板面同士を対向させ、縁部から複数の基板100を保持する。支持部153は、1対の支持部材として支持部材153aと、支持部材153bと、を有する。
【0030】
支持部材153a、及び支持部材153bは、例えば、Y方向からの視点で、略板状に形成されている。支持部材153a、及び支持部材153bのそれぞれは、ヘッド部151aのY方向の両側面から下方に伸び、互いに対向している。このようにY方向に離間する支持部材153a、及び支持部材153bは、基板100を、Yの正負方向から挟むようにして支持する。以下、支持部材153a、及び支持部材153bが、基板100を挟むようにして支持することを、「挟持」と称する場合がある。
【0031】
また、支持部材153a、及び支持部材153bの対向する面のそれぞれには、基板100の縁部を挿入可能な複数の凹部253がZ方向に沿って形成されている。これにより、基板100は、支持部材153aと、支持部材153bとの間において、安定して挟持される。支持部材153a、及び支持部材153bは、石英等である。
【0032】
支持部材153a、及び支持部材153bは、例えば、それぞれ第3の駆動機構320を備える。第3の駆動機構320により、支持部材153a、及び支持部材153bは、Y方向に開閉可能である。具体的には例えば、支持部材153aは、Yの負方向に向かって開き、Yの正方向に向かって閉じる。支持部材153bは、例えば、Yの正方向に向かって開き、Yの負方向に閉じる。支持部材153a、及び支持部材153bの少なくとも一方が開くことにより、基板100は、その挟持から外れる。
【0033】
第3の駆動機構320は、図示せぬモータ等を備えるアクチュエータである。第3の駆動機構320は、制御部50からの指示にしたがって、支持部材153a、及び支持部材153bのそれぞれの開閉動作を制御する。
【0034】
次に、図3を用いて、基板処理装置1が備えるガイド16の詳細の構成例について説明する。図3は、実施形態1にかかる基板処理装置1が備えるガイド16の詳細の構成例を示す斜視図である。
【0035】
ガイド16の少なくとも一部は、処理槽111に搬入されるリフタ15aと、供給管121a、121bとの間に設けられる。ガイド16は、ガイド部材の一例である。
【0036】
図3に示すように、ガイド16は、例えば、支持部153と対向する対向面161において、Y方向に沿って複数の凹部162が形成されている。ガイド16は、例えば、対向面161のY方向に沿う断面が、下方に窪む円弧状である。したがって、複数の凹部162は、基板100の縁部を挿入可能である。これにより、支持部153による挟持から外れた基板100は、対向面161に沿って移動可能となる。即ち、ガイド16は、支持部153による挟持を外れた基板100の回転移動を案内する。また、凹部162には、基板100のY方向への移動を補助する転動体が配置されていてもよい。これにより、基板100は、Y方向に容易に移動することが可能となる。ガイド16は、石英等である。なお、複数の凹部162が形成されていなくてもよい。
【0037】
ガイド16は、X方向の視点で、Yの負方向から順に、左端部16Bと、中央部16A、と右端部16Cと、を有する。中央部16Aは、対向面161の下方に最も窪んだ位置に相当する。左端部16Bから右端部16Cまでの距離は、基板100の円周の長さ以上であることが好ましい。これにより、基板100は、対向面161に沿って移動しながら1回転以上回ることができる。
【0038】
また、ガイド16は、例えばガイド16を上下方向に貫通するとともにX方向に延びるスリット163a、163bを有している。スリット163a、163bは、それぞれ供給管121a、121bと対応する位置に設けられている。例えば、供給管121a、121bから吐出された薬液200は、スリット163a、163bを通って、対向面161を移動する基板100に供給される。
【0039】
(半導体装置の製造方法)
次に、図4図7を用いて、実施形態1の半導体装置の製造方法について説明する。実施形態1の半導体装置は、例えばメモリセルが3次元に配置される3次元不揮発性メモリとする。
【0040】
図4、及び図5は、実施形態1にかかる半導体装置の製造方法の手順の一部を例示する図である。図4(a)は、エッチング対象である第1絶縁層としての窒化シリコン層NLが形成された基板100の一部を示す上面図である。また図4(b)、図5(a)、(b)は、図4(a)に示す基板100のA-A線に沿う断面図である。
【0041】
図4(a)に示すように、Z方向からの視点で、基板100には、スリットST、及び複数のメモリ層PLが形成されている。また、図4(b)に示すように、基板100には、図示せぬトランジスタ及び配線等を含む周辺回路を覆う絶縁層10が形成されている。絶縁層10上にはソース線SLが形成されている。また、ソース線SL上には積層体LMsが形成されている。
【0042】
積層体LMsは、窒化シリコン層NLと、第2絶縁層としての酸化シリコン層OLと、が1層ずつ交互に複数積層されている。スリットST、及び複数のメモリ層PLは、積層体LMs中を上下に延びている。
【0043】
続いて、図5(a)に示すように、積層体LMsが有する窒化シリコン層NLを、基板処理装置1におけるエッチング処理により除去する。具体的には、薬液200がスリットSTから積層体LMs内に侵入することにより、窒化シリコン層NLが除去される。そして、窒化シリコン層NLが除去された箇所に空隙GPが形成される。
【0044】
そして図5(b)に示すように、形成された空隙GPに、例えばタングステン(W)を含む導電膜を成膜する。この導電膜の一部は、ワードラインとして機能する。以上で、基板処理装置1における半導体装置の製造処理は終了する。
【0045】
次に図4(b)及び図5(a)で示した積層体LMsが有する窒化シリコン層NLを、上述の基板処理装置1におけるエッチング処理により除去する工程について説明する。
【0046】
図6、及び図7は、実施形態1にかかる基板処理方法の手順の一部を例示する図である。図6(aa)、(ba)、及び図7(ca)、(da)は、基板100が処理槽111へ搬入されてからエッチング処理が終了するまでの処理を順に示す図である。また、図6(bb)、及び図7(cb)、(db)のそれぞれは、図6(ba)、及び図7(ca)、(da)のそれぞれの処理において、供給管121a,121bから供給された薬液200が基板100に当たる向きと、エッチングが進行する領域をそれぞれ模式的に示す概念図である。なお説明の便宜上、薬液槽11等の一部の構成の図示は省略するものとする。
【0047】
複数の基板100は、それぞれノッチ部101を有する。図6(aa)に示すように、制御部50は、支持部153により挟持された複数の基板100を処理槽111に搬入する。このとき例えば、支持部153は、ノッチ部101が上方を向くように基板100を挟持している。
【0048】
次に、制御部50は、支持部153のうち、支持部材153aを開く。制御部50は、中心軸Xaを中心に軸部152aを回転させ、支持部153をYの負方向に向かって回転させる。これにより、支持部153に挟持されていた基板100は、その挟持を外れるとともに、閉じた状態の支持部材153bによってYの負方向へと押し出される。Yの負方向へと押し出された基板100は、ガイド16の対向面161に沿って回転しながらYの負方向へと移動する。
【0049】
なお、処理槽111には、窒化シリコン層NLを処理可能な薬液200として、例えば高温の熱リン酸が貯留されている。また、供給管121a、121bから吐出された薬液200は、ガイド16のスリット163a、163bを通り、所定の流速で基板100へ向かって供給される。
【0050】
図6(ba)に示すように、例えば、ガイド16の左端部16Bまで基板100が移動する。より詳細には例えば基板100のノッチ部101と、ガイド16の左端部16Bと、が対向する位置まで基板100が移動する。制御部50は、支持部材153aを閉じ、支持部材153bを開く。そして、制御部50は、中心軸Xaを中心に軸部152aを回転させ、支持部153をYの正方向に向かって回転させる。これにより、基板100は、閉じた状態の支持部材153aによってYの正方向へと押し出される。Yの正方向へと押し出された基板100は、ガイド16の対向面161に沿って回転しながらYの正方向へと移動する。
【0051】
このとき、スリット163aを挟んで供給管121aと対向する基板100の領域100Aは、供給管121aから図6(bb)の矢印の向きに薬液200の供給を受ける。これにより、領域100Aのエッチングが進行する。
【0052】
そして、図7(ca)に示すように、例えば、ガイド16の中央部16Aまで基板100が移動する。より詳細には例えば基板100のノッチ部101が上方に位置するまで基板100が移動する。スリット163a、163bを挟んで供給管121a、121bと対向する基板100の領域100B及び領域100Cは、供給管121a、121bから図7(cb)の矢印の向きに薬液200の供給を受ける。これにより、領域100B及び領域100Cのエッチングが進行する。
【0053】
さらに、図7(da)に示すように、例えば、ガイド16の右端部16Cまで基板100が移動する。より詳細には例えば、基板100のノッチ部101と、ガイド16の右端部16Cと、が対向する位置まで基板100が移動する。スリット163bを挟んで供給管121bと対向する基板100の領域100Dは、供給管121bから図7(db)の矢印の向きに薬液200の供給を受ける。これにより、領域100Dのエッチングが進行する。
【0054】
基板100がガイド16の右端部16Cまで移動すると、制御部50は、支持部材153bを閉じ、支持部材153aをYの負方向へ向けて開く。中心軸Xaを中心に軸部152aを回転させる。これにより、基板100はYの負方向へ向かい、再び移動する。
【0055】
このとき、制御部50は、軸部152aの回転速度を変更することにより、支持部153の回動速度を調整してもよい。支持部153の回動速度を下げると、基板100の所定領域に薬液200が当たる時間が長くなる。したがって、基板100の薬液200が当たり難い領域において回動速度を下げても良い。これにより、所定領域のエッチングを進行させ、エッチング均一性を調整することができる。
【0056】
また、制御部50は、軸部152aのZ方向の位置を変更することにより、支持部153に挟持された基板100と、供給管121a,121bとの間の距離を調整してもよい。これにより、基板100の表面に対する薬液200の当たる力が変更されるため、エッチング均一性を調整することができるようになる。なおこのとき、軸部152aの位置の変更に伴い、ガイド16のZ方向の位置も変更する。
【0057】
また、制御部50は、支持部材153a,153bによって基板100がYの正負方向へと押し出される際に、軸部152aのZ方向の位置を変更してもよい。例えば、制御部50は、支持部材153a,153bが、基板100をYの正負方向へと押し出す際に、リフタ15aの高さを高くする。これにより、基板100の縁部と支持部材153a,153bとの接触面積が小さくなるため、基板100と支持部材153a,153bとの摩擦が低減し、基板100をより効率的に回転移動させることができる。
【0058】
また、制御部50は、バルブ124を制御して、基板100の位置に基づいて薬液200の流量を調整してもよい。図6図7に示すように、基板100は、円弧状に形成されたガイド16に沿って移動するため、基板100が、ガイド16の中央部16Aに位置する場合と、左端部16Bあるいは右端部16Cに位置する場合とでは、供給管121a、121bからの距離が異なることがある。そのため例えば、基板100が、供給管121a、121bとの距離が離れる左端部16Bあるいは右端部16Cに位置するときに、制御部50は、薬液200の流量を上げる制御を実行してもよい。これにより、基板100に対する薬液200の当たり強さを等しくすることができるため、エッチング均一性を向上させることができるようになる。
【0059】
以上のような処理が繰り返されることにより、基板100の面内でエッチングが均一に進行する。
【0060】
以上で、基板処理装置1における窒化シリコン層NLのエッチング処理は終了する。
【0061】
実施形態1の基板処理装置1は、処理槽111と、供給管121a,121bから処理槽111内に薬液200を供給する供給部12と、供給管121a,121bの上方において、複数の基板100を立設させ、かつ隣り合う基板100の基板面同士を対向させて保持するリフタ15aと、リフタ15aを基板面に沿う方向に移動可能な第1の駆動機構300aと、を備える。リフタ15aは、基板100を挟持可能な支持部153を有し、支持部153は開閉可能である。さらに、基板処理装置1は、支持部153のうち一方の支持部材153aあるいは153bが開くことによって挟持を外れた基板100の、基板面に沿う方向への回転移動を案内するガイド16を有する。
【0062】
これにより、ガイド16上で基板100を回転移動させることができるため、基板100の全周方向からエッチングを等しく進行させることができる。この結果、面内のエッチング均一性を向上させることができる。
【0063】
(変形例1)
図8を用いて、実施形態の変形例1の基板処理装置について説明する。図8は、実施形態1の変形例1にかかる基板処理装置の構成例を示す斜視図である。変形例1の基板処理装置は、リフタ15bのヘッド部151bを複数の軸部が貫通して延びている点が、上述の実施形態1とは異なる。
【0064】
なお、以下において、上述の実施形態1と同様の構成には同様の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
【0065】
図8に示すように、リフタ15bのヘッド部151bは、ヘッド部151bをX方向に貫通する複数の孔251bを有する。
【0066】
複数の軸部152bは、ヘッド部151bの複数の孔251bをそれぞれ貫通することにより、ヘッド部151bを支持する。
【0067】
軸部152bの軸中心は、X方向にヘッド部151bを貫通する中心軸Xbに沿うようにそれぞれ延びている。軸部152bは、中心軸Xbを中心にそれぞれ回転可能に構成されている。このように、複数の軸部152bでヘッド部151bが支持されるため、支持部153を安定して回動させることができる。
【0068】
なお、本実施形態1の変形例1においては、ヘッド部151bを貫通する孔251bの数は3個であるがこれに限定されない。即ち、孔251bを通る軸部のそれぞれが同期して制御されていれば、軸部の数及び孔の数は限定されないものとする。
【0069】
変形例1の基板処理装置、及び半導体装置の製造方法によれば、その他、上述の実施形態の基板処理装置1と同様の効果を奏する。
【0070】
(変形例2)
図9を用いて、実施形態の変形例2の基板処理装置について説明する。図9は、実施形態1の変形例2にかかる基板処理装置の構成例を示す図である。変形例2の基板処理装置は、レール部材17を有しており、リフタ15cの軸部152cがレール部材17に沿って移動する点が、上述の実施形態1とは異なる。
【0071】
なお、以下において、上述の実施形態1と同様の構成には同様の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
【0072】
図9に示すように、変形例2にかかる基板処理装置は、レール部材17を備える。レール部材17は、処理槽111に搬入されるリフタ15cの上方に設けられている。レール部材17は、リフタ15cに保持される基板100の基板面に沿って下方に膨らむ円弧状に形成されている。レール部材17は、リフタ15cの軸部152cを貫通することによって、軸部152cを支持している。
【0073】
リフタ15cの軸部152cは、第1の駆動機構300bを備え、レール部材17に沿って移動可能に構成されている。軸部152cをレール部材17に沿って移動させることによりリフタ15cを円弧状に移動させることができる。これにより、軸部152cを回転させる必要がないため、回転動作によって各部材にかかる負担を軽減することができる。
【0074】
レール部材17は、第2の駆動機構310bによりZ方向に移動可能に構成されている。レール部材17のZ方向への移動により、ヘッド部151a、及び支持部153もZ方向へ移動可能となる。
【0075】
変形例2の基板処理装置、及び半導体装置の製造方法によれば、その他、上述の実施形態の基板処理装置1と同様の効果を奏する。
【0076】
(実施形態2)
図10図12を用いて、実施形態2について説明する。実施形態2の基板処理装置は、処理槽111内にガイド16が設けられていない点が上述の実施形態1とは異なる。
【0077】
なお、以下において、上述の実施形態1と同様の構成には同様の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
【0078】
(基板処理装置の構成例)
図10は、実施形態2にかかる基板処理装置の構成例を示す図である。また図11は、実施形態2にかかる基板処理装置が備えるリフタ15dの詳細の構成例を示す斜視図である。
【0079】
図10に示すように、実施形態2の基板処理装置は、リフタ15dと、レール部材17と、を備える。
【0080】
また、図11に示すように、リフタ15dは、軸部152cと、保持部154と、を有する。
【0081】
保持部154は、例えば、基板100を支持する。保持部154は、板状部156と、凸部157と、を有する。
【0082】
板状部156は、X方向の視点で、略板状に形成されている。板状部156は、その上部をX方向に貫通する多角形状の孔251cを有する。板状部156の下部には、Xの負方向に向かって突出する複数の凸部157が接続されている。
【0083】
また、板状部156の孔251cには、軸部152cが通っている。軸部152cは、板状部156の孔251cを貫通することにより、保持部154を支持している。
【0084】
凸部157は、板状部156のXの負方向を向く面から突出し、例えば棒状に形成されている。凸部157の側面には、基板100の縁部が挿入可能な図示せぬ凹部がY方向に沿って形成されている。これにより、基板100は、立設され、かつ隣り合う基板100の基板面同士を対向させた状態で保持部154により保持される。板状部156、及び凸部157は、石英等である。
【0085】
制御部50は、第1の駆動機構300bを制御して、軸部152cを動作させ、レール部材17に沿ってリフタ15dを移動させる。これにより、リフタ15dを円弧状に移動させることができる。
【0086】
(半導体装置の製造方法)
図12を用いて、実施形態2の半導体装置の製造方法について説明する。
【0087】
図12は、実施形態2にかかる半導体装置の製造方法の手順の一部を例示する図である。なお、実施形態2の半導体装置の製造方法においても、上述の実施形態1の図4、及び図5の処理が行われている。
【0088】
図12(aa)~(ca)は、実施形態2にかかる基板処理方法において、基板100が処理槽111へ搬入されてからエッチング処理が終了するまでの処理を順に示す図である。また、図12(ab)~(cb)のそれぞれは、図12(aa)~(ca)のそれぞれの処理において、基板100に対して供給管121a,121bから供給された薬液200が当たる向きと、エッチングが進行する領域をそれぞれ模式的に示す概念図である。なお説明の便宜上、薬液槽11等の一部の構成の図示は省略するものとする。
【0089】
図12(aa)に示すように、制御部50は、処理槽111に搬入されたリフタ15dをYの負方向に向かって移動させる。リフタ15dは、例えば、それぞれのノッチ部101が上方を向くように複数の基板100を保持している。リフタ15dがYの負方向に向かって移動すると、供給管121aと対向する基板100の領域100Eは、例えば、供給管121aから図12(ab)の矢印の向きに薬液200の供給を受ける。これにより、領域100Eのエッチングが進行する。
【0090】
次に、図12(ba)に示すように、制御部50は、リフタ15dをYの正方向に向かって移動させる。すると、供給管121a及び供給管121bと対向する基板100の領域100F及び領域100Gは、例えば、図12(bb)の矢印の向きに薬液200の供給を受ける。これにより、領域100F及び領域100Gのエッチングが進行する。
【0091】
さらに、図12(ca)に示すように、制御部50は、さらにリフタ15dをYの正方向に向かって移動させる。供給管121bと対向する基板100の領域100Hは、例えば、図12(cb)の矢印の向きに薬液200の供給を受ける。これにより、領域100Hのエッチングが進行する。
【0092】
なおこのとき、制御部50は、第1の駆動機構300bを制御してリフタ15dの移動速度を調整してもよい。リフタ15dの移動速度を下げると、基板100の所定領域に薬液200が当たる時間が長くなる。したがって、薬液200が当たり難い基板100の所定領域では、リフタ15dの速度を下げても良い。これにより所定領域のエッチングを進行させることができる。このようにしてエッチング均一性を調整することができるようになる。
【0093】
また、制御部50は、第2の駆動機構310bを制御して、レール部材17のZ方向の位置を変更してもよい。これにより、供給管121a,121bに対して基板100を近づけることができる。これにより基板100に対する薬液200の当たり強さが強くなるため、エッチングを進行させることができる。また、供給管121a,121bに対して基板100を遠ざけることができる。これにより基板100に対する薬液200の当たり強さが弱くなるため、過度なエッチングの進行を抑制することができる。このようにしてエッチング均一性を調整することができるようになる。
【0094】
実施形態2の基板処理装置は、処理槽111と、供給管121a,121bから処理槽111内に薬液200を供給する供給部12と、供給管121a,121bの上方において、複数の基板100を立設させ、かつ隣り合う基板100の基板面同士を対向させて保持するリフタ15dと、リフタ15dの上方に配置され、基板面が向く方向に延びる中心軸を中心に円弧状に形成されるレール部材17と、リフタ15dをレール部材17に沿って移動可能な第1の駆動機構300bと、を備える。
【0095】
これにより、基板100の周方向からエッチングを等しく進行させることができる。この結果、面内のエッチング均一性を向上させることができる。
【0096】
また、リフタ15dをレール部材17に沿わせることによりリフタ15dを円弧状に移させることができる。そのため、軸部152cを回転させる必要がないため、各部材にかかる負担を軽減することができる。
【0097】
実施形態2の基板処理装置、及び半導体装置の製造方法によれば、その他、上述の実施形態1の基板処理装置1と同様の効果を奏する。
【0098】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0099】
1…基板処理装置、11…薬液槽、12…供給部、15a、15b、15c、15d…リフタ、16…ガイド、17…レール部材、50…制御部、100…基板、111…処理槽、112…外槽、121a、121b…供給管、122…配管、123…ポンプ、124…バルブ、151a、151b…ヘッド部、152a~152c…軸部、153…支持部、153a、153b…支持部材、161…対向面、200…薬液、300a、300b…第1の駆動機構、310a、310b…第2の駆動機構、320…第3の駆動機構。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12