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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024130206
(43)【公開日】2024-09-30
(54)【発明の名称】マットレス
(51)【国際特許分類】
   A47C 31/10 20060101AFI20240920BHJP
   A47C 27/16 20060101ALI20240920BHJP
   A47C 27/15 20060101ALI20240920BHJP
   A47G 9/02 20060101ALI20240920BHJP
   A47C 27/14 20060101ALI20240920BHJP
【FI】
A47C31/10
A47C27/16
A47C27/15 C
A47G9/02 N
A47C27/14 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023039808
(22)【出願日】2023-03-14
(71)【出願人】
【識別番号】000196129
【氏名又は名称】西川株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100182006
【弁理士】
【氏名又は名称】湯本 譲司
(72)【発明者】
【氏名】和田 英樹
(72)【発明者】
【氏名】茂木 秀暁
(72)【発明者】
【氏名】池田 奨
【テーマコード(参考)】
3B096
3B102
【Fターム(参考)】
3B096AB07
3B096AC02
3B096AC14
3B096AD07
3B102BA16
(57)【要約】
【課題】使用時におけるマットレス芯材のずれを抑制できるマットレスを提供する。
【解決手段】一実施形態に係るマットレスは、第1マットレス芯材10と、第1マットレス芯材10を収容する下カバー部3、及び、下カバー部3の上部に位置する上カバー部4を有するカバー2と、下カバー部3に対して上カバー部4を着脱可能とする着脱部材6と、を備える。下カバー部3は、第1マットレス芯材10とは異なる第2マットレス芯材20が載置される仕仕切り布3dを有する。上カバー部4は、下カバー部3に取り付けられた状態において、第2マットレス芯材20が配置されるマットレス配置空間A2を画成する。下カバー部3に対して上カバー部4が着脱されることにより、マットレス配置空間A2に第2マットレス芯材20が出し入れ自在とされている。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1マットレス芯材と、
前記第1マットレス芯材を収容する下カバー部、及び、前記下カバー部の上部に位置する上カバー部を有するカバーと、
前記下カバー部に対して前記上カバー部を着脱可能とする着脱部材と、
を備え、
前記下カバー部は、前記第1マットレス芯材とは異なる第2マットレス芯材が載置される仕切り布を有し、
前記上カバー部は、前記下カバー部に取り付けられた状態において、前記第2マットレス芯材が配置されるマットレス配置空間を画成し、
前記下カバー部に対して前記上カバー部が着脱されることにより、前記マットレス配置空間に前記第2マットレス芯材が出し入れ自在とされている、
マットレス。
【請求項2】
前記着脱部材が全周ファスナーである、
請求項1に記載のマットレス。
【請求項3】
前記上カバー部が高伸縮性生地によって構成されている、
請求項1又は2に記載のマットレス。
【請求項4】
前記上カバー部は、前記マットレス配置空間に配置される機器の一部が通される開口と、前記開口を開閉する開閉部材とを有する、
請求項1又は2に記載のマットレス。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、マットレス芯材とカバーとを備えたマットレスに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、リバーシブルマットレスが記載されている。リバーシブルマットレスはクッション体を有する。クッション体は、高反発ウレタン層と、高反発ウレタン層の上に積層されるウレタン層と、ウレタン層の上に積層される高硬度ウレタン層と、高硬度ウレタン層の上に積層される高反発ウレタン層とを有する。クッション体は、側地材に被覆保護されてベッド上に水平に設置される。このリバーシブルマットレスは、低硬度ウレタン層及び高反発ウレタン層のいずれかを上に向けて用いることが可能である。
【0003】
特許文献2には、ダブルベッド一体のマットレス、ダブルベッドの2つのマットレス、又は初期に使用された3つ若しくは6つのマットレスを受容できるマットレスカバーが記載されている。マットレスカバーは、上側部分と下側部分とを有する。上側部分及び下側部分は、縁側面に沿って周囲を取り囲んで延びているスライドファスナを介して互いに結合されている。更に、下側部分には、上記のスライドファスナとは別の2つのスライドファスナが付加的に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2019-50931号公報
【特許文献2】特表平9-508848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述したマットレスカバーには、複数のマットレス芯材を収容することが可能である。しかしながら、マットレスカバーの内部に複数のマットレス芯材が積層される場合、下側のマットレス芯材に対して上側のマットレス芯材がずれやすいという問題が生じうる。下側のマットレス芯材に対して上側のマットレス芯材がずれると、マットレスの上で寝る使用者の寝心地を損なう懸念がある。従って、使用時におけるマットレス芯材のずれを抑制することが求められる。
【0006】
本開示は、使用時におけるマットレス芯材のずれを抑制できるマットレスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係るマットレスは、(1)第1マットレス芯材と、第1マットレス芯材を収容する下カバー部、及び、下カバー部の上部に位置する上カバー部を有するカバーと、下カバー部に対して上カバー部を着脱可能とする着脱部材と、を備える。下カバー部は、第1マットレス芯材とは異なる第2マットレス芯材が載置される仕切り布を有する。上カバー部は、下カバー部に取り付けられた状態において、第2マットレス芯材が配置されるマットレス配置空間を画成する。下カバー部に対して上カバー部が着脱されることにより、マットレス配置空間に第2マットレス芯材が出し入れ自在とされている。
【0008】
このマットレスでは、下カバー部に第1マットレス芯材が収容されている。下カバー部の上部には上カバー部が設けられ、上カバー部は着脱部材によって下カバー部に対して着脱可能とされている。下カバー部は第1マットレス芯材とは異なる第2マットレス芯材が載せられる仕切り布を有し、上カバー部は第2マットレス芯材が配置されるマットレス配置空間を画成する。従って、第2マットレス芯材が配置されるマットレス配置空間は、第1マットレス芯材が配置されている空間の上方に位置し、且つ当該空間とは独立して形成されるので、第1マットレス芯材に対する第2マットレス芯材のずれを抑制できる。すなわち、第2マットレス芯材が配置されるマットレス配置空間が仕切り布を介して第1マットレス芯材が配置される空間とは別とされていることにより、使用時における第1マットレス芯材に対する第2マットレス芯材のずれは生じにくい。従って、使用時におけるマットレス芯材のずれを抑制することができる。更に、上カバー部が下カバー部に対して着脱されることにより、仕切り布の上に形成されるマットレス配置空間に第2マットレス芯材が出し入れ可能である。従って、使用者は手持ちの第2マットレス芯材を有効活用できると共に、任意の第2マットレス芯材をマットレス配置空間に配置しても第2マットレス芯材をずれにくくすることができる。よって、使用者は好きな第2マットレス芯材を活用しつつ第2マットレス芯材のずれを抑制できるので、マットレスを用いたときの使用者の寝心地を更に良好にすることができる。
【0009】
(2)上記(1)において、着脱部材が全周ファスナーであってもよい。この場合、全周ファスナーのエレメントに沿ってスライダを移動させることによって上カバー部の着脱を行うことが可能となるので、下カバー部に対する上カバー部の着脱を容易に行うことができる。
【0010】
(3)上記(1)又は(2)において、上カバーが高伸縮性生地によって構成されていてもよい。この場合、第2マットレス芯材に対する上カバー部の締付力を強めることができるので、第2マットレス芯材のずれをより確実に抑制できる。更に、上カバー部が高伸縮性生地によって構成されていることにより、上カバー部を伸ばして厚い第2マットレス芯材をマットレス配置空間に収容することが可能となる。従って、第2マットレス芯材として更に多くの種類のものをマットレス配置空間に収容することができるので、マットレスの汎用性を高めることができる。
【0011】
(4)上記(1)~(3)のいずれかにおいて、上カバー部は、マットレス配置空間に配置される機器の一部が通される開口と、開口を開閉する開閉部材とを有してもよい。この場合、マットレス配置空間に機器を配置できると共に、当該機器の一部を開口に通してマットレス配置空間の外に引き出すことができる。従って、マットレス配置空間に機器を配置すると共に、当該機器のケーブル等をマットレス配置空間の外に引き出して当該機器とは別の機器に接続させることが可能となる。
【発明の効果】
【0012】
本開示によれば、使用時におけるマットレス芯材のずれを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】一実施形態に係るマットレスのカバーの内部に第1マットレス芯材及び第2マットレス芯材の双方が収容された状態を示す斜視図である。
図2】(a)は、図1のマットレスのカバーに第1マットレス芯材が収容された状態を示す斜視図である。(b)は、図2(a)のマットレスを丸めた状態を示す図である。
図3】(a)は、図1のマットレスの平面図である。(b)は、図3(a)のA-A線断面図である。
図4図1のマットレスの開閉部材、及び下カバー部の仕切り布を示す斜視図である。
図5】(a)は、図1のマットレスから機器の一部を引き出した状態を示す平面図である。(b)は、図5(a)のB-B線断面の一部を示す図である。
図6】下カバー部の仕切り布を開けて下カバー部の内部に収容された第1マットレス芯材を示す斜視図である。
図7】(a)は、第1マットレス芯材の例を示す斜視図である。(b)は、図7(a)の第1マットレス芯材の縦断面図である。
図8】実施例に係るマットレスの実験結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下では、図面を参照しながら本開示に係るマットレスの実施形態について説明する。図面の説明において同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。図面は、理解の容易化のため、一部を簡略化又は誇張して描いている場合があり、寸法比率等は図面に記載のものに限定されない。
【0015】
実施形態に係るマットレスは、第1マットレス芯材を収容すると共に、第1マットレス芯材とは異なる第2マットレス芯材を出し入れ可能とされている。「マットレス芯材」とは、マットレスを構成する芯材を示している。カバーに収容されて用いられる「芯材」とは、カバー等の内部に収容されるものを示しており、中材又は内容物とも称される。
【0016】
「カバー」は、物を収容する袋体を示しており、側地とも称される。カバーは、下カバー部と上カバー部とを含む。下カバー部は上カバー部よりも下方に位置するカバーの部分であり、上カバー部は下カバー部よりも上方に位置するカバーの部分である。マットレスは、下カバー部に対して上カバー部を着脱可能とする着脱部材を備える。
【0017】
「着脱」とは、ある物が他の物に取り付けられること、及びある物が他の物から外されることを示している。「着脱可能」とは、ある物が他の物に着脱できることを示している。「着脱」は、ある物の全部が他の物に取り付けられること、及びある物の全部が他の物から外されることだけでなく、ある物の一部が他の物に取り付けられること、及びある物の一部が他の物から外されることも含んでいる。すなわち、「着脱」には、ある物の一部が他の物から外される状態も含まれる。「着脱部材」は、ある物を他の物に着脱する部材又は部分を示している。
【0018】
図1は、本実施形態に係るマットレス1を示す斜視図である。図1に示されるように、マットレス1は、直方体状を呈する。マットレス1は、マットレス1の長手方向である第1方向D1、及びマットレス1の短手方向(幅方向)である第2方向D2の双方に延在すると共に、第1方向D1及び第2方向D2の双方に交差する第3方向D3に厚みを有する。
【0019】
マットレス1は、第1方向D1に沿って延在する複数の長辺1bと、第2方向D2に沿って延在する複数の第1短辺1cと、第3方向D3に沿って延在する複数の第2短辺1dとを有する。マットレス1は、第1方向D1及び第2方向D2の双方に延在する上面1fと、上面1fとは反対を向く下面1gとを有する。更に、マットレス1は、第1方向D1及び第3方向D3の双方に延在する第1側面1hと、第2方向D2及び第3方向D3の双方に延在する第2側面1jとを有する。マットレス1は、一般的なマットレスよりも厚手のマットレスである。
【0020】
ところで、ベッドの上に一般的なマットレスを敷く場合には、当該マットレスの厚さが足りないと感じたりベッドを傷つけたりする懸念がある。そこで、一般的なマットレスとベッドとの間にベースマットを挟むことが知られている。ベースマットは、一般的なマットレスとベッドとの双方へのダメージを緩和する機能を有する。ベースマットを一般的なマットレスとベッドとの間に挟むことにより、敷き寝具全体としての厚みを大きくして安定感を持たせると共に、ベッド等の損傷を抑制できる。
【0021】
しかしながら、一般的なマットレスとベッドとの間にベースマットを挟む場合には、見た目が良好でないと共に、ずれやすいという問題が生じうる。ベースマットに対して一般的なマットレスが滑ることによってマットレスの使用者の寝心地が損なわれるという問題が生じうる。
【0022】
これに対し、マットレス1はカバー2を有し、カバー2は、後述する第1マットレス芯材10を収容する下カバー部3と、第1マットレス芯材10とは別の第2マットレス芯材20を出し入れ可能な上カバー部4とを有する。上カバー部4に第2マットレス芯材20が収容されている状態において、マットレス1の厚さT1(第3方向D3の長さ)は、前述した一般的なマットレスの高さとベースマットの高さとの和と同程度とされている。例えば、厚さT1は、15cm以上且つ25cm以下である。
【0023】
マットレス1では、上カバー部4から第2マットレス芯材20を出し入れ自在とされている。これにより、手持ちの第2マットレス芯材20、好みの第2マットレス芯材20等、複数種類の第2マットレス芯材20を上カバー部4に収容することが可能である。このように好みの第2マットレス芯材20を上カバー部4に収容できるので、マットレス1の硬さ等をマットレス1の使用者の嗜好に合わせることができる。
【0024】
更に、上カバー部4には、機器5を収容可能とされている。機器5は、例えば、治療器である。一例として、機器5は、電気治療器である。「電気治療器」とは、電気治療を行う機器である。「電気治療」は、電気治療器の使用者の身体に電流を流して、身体の痛みの感覚を緩和したり、血行不良を改善したり、腰回りの痛み、又は肩こりを緩和することを示している。
【0025】
電気治療は、電位治療及び温熱治療の少なくともいずれかを含む。「電位治療」とは、使用者の身体の周囲に電界を生じさせ、当該電界によって頭痛、肩こり、便秘又は不眠症を改善する治療を示している。例えば、「電位治療」では、負電位を身体に与えることによって頭痛、肩こり、不眠症及び慢性便秘の少なくともいずれかを緩和する。「温熱治療」とは、電気による熱を用いて身体に熱刺激を与えることによって身体を治療することを示している。例えば、「温熱治療」は、温熱で身体の血行を良好にすることにより、胃腸の働きの活発化、又は、筋肉のこり、疲れ、神経痛若しくは筋肉痛の緩和を促す治療を示している。
【0026】
機器5は、家庭用電気治療器であってもよい。機器5は、電位治療を行う電位治療器であってもよいし、温熱治療を行う温熱治療器であってもよい。更に、機器5は、電位治療及び温熱治療の双方を行う電位温熱治療器であってもよい。機器5は、上カバー部4の内部に配置される本体部5bと、本体部5bから開口4bを介して上カバー部4の外部に延びるケーブル5cとを有する。
【0027】
機器5は、例えば、第2マットレス芯材20の下に配置される。一例として、ケーブル5cは電力ケーブルであり、ケーブル5cの本体部5bとは反対の端部にはプラグ5dが接続されている。プラグ5dをコンセントに挿すことよって機器5を稼働させることができる。
【0028】
上カバー部4は、機器5の一部であるケーブル5cが通される開口4bと、開口4bを開閉する開閉部材4cとを有する。一例として、開閉部材4cはL字ファスナーである。開閉部材4cは、第1方向D1に沿って延びる第1エレメント部4dと、第1エレメント部4dの端部から第2方向D2に沿って延びる第2エレメント部4fと、第1エレメント部4d及び第2エレメント部4fに沿って移動することによって開口4bを開閉するスライダ部4gとを有する。
【0029】
開閉部材4cは、下カバー部3と上カバー部4との境界部Bよりも上方に配置されている。境界部Bに対する開閉部材4cの高さH1は、例えば、1cm以上且つ5cm以下(一例として2cm)である。例えば、上カバー部4は、複数(一例として2つ)の開閉部材4cを有する。例えば、2つの開閉部材4cは、上カバー部4の第1方向D1の端部において第2方向D2に沿って並んでいる。
【0030】
一例として、平面視(第3方向D3に沿って見た場合)における上カバー部4の四隅のうち、第1方向D1の一端に位置する2箇所のそれぞれに開閉部材4cが配置されている。例えば、上カバー部4の上に横たわる使用者の頭側の端部における左右2箇所のそれぞれに開閉部材4cが配置されている。この場合、上カバー部4における使用者の頭側の左右2箇所に開閉部材4cが配置されているので、開閉部材4cに機器5の一部(例えばケーブル5c)を通すことによって機器5を操作しやすくすることができる。また、左右の好きな方に機器5を配置できる。
【0031】
マットレス1は、下カバー部3に対して上カバー部4を着脱可能とする着脱部材6を備える。着脱部材6は、下カバー部3と上カバー部4との境界部Bに配置されている。例えば、着脱部材6は全周ファスナーである。着脱部材6は、ロの字ファスナーとも称される。着脱部材6は、第1方向D1に沿って延びる第1エレメント部6bと、第1エレメント部6bの端部から第2方向D2に沿って延びる第2エレメント部6cと、第1エレメント部6b及び第2エレメント部6cに沿って移動するスライダ部6dとを有する。
【0032】
例えば、一対の第1エレメント部6bが第2方向D2に沿って並んでおり、一対の第2エレメント部6cが第1方向D1に沿って並んでいる。例えば、着脱部材6は2つのスライダ部6dを有し、2つのスライダ部6dが第1エレメント部6b及び第2エレメント部6cに沿って移動する。
【0033】
スライダ部6dが移動することにより、下カバー部3に対する上カバー部4の着脱が可能となる。そして、上カバー部4への第2マットレス芯材20の着脱が可能となる。例えば、着脱部材6によって上カバー部4は下カバー部3から完全に分離される。この場合、上カバー部4を外して、上カバー部4のみ、又は下カバー部3のみを洗濯することが可能となる。
【0034】
図2(a)は、上カバー部4から第2マットレス芯材20が外された状態であるマットレス1を示す斜視図である。図2(b)は、上カバー部4から第2マットレス芯材20が外された状態であるマットレス1が丸められた様子を示す図である。図2(a)及び図2(b)に示されるように、第2マットレス芯材20が上カバー部4に収容されていない状態では、上カバー部4が低くなって上カバー部4に皺4kが入った状態となる。
【0035】
上カバー部4に第2マットレス芯材20が収容されていない状態におけるマットレス1の厚さT2は、上カバー部4に第2マットレス芯材20が収容されている状態におけるマットレス1の厚さT1よりも小さい。例えば、厚さT2は、厚さT1の30%以上且つ70%以下である。一例として、厚さT2は、5cm以上且つ18cm以下である。
【0036】
例えば、初期状態(一例として販売されるとき)において、マットレス1は、上カバー部4に第2マットレス芯材20が収容されていない状態とされている。この場合、マットレス1の使用者(一例として購入者)は、手持ちの第2マットレス芯材20等を後で上カバー部4に収容することとなる。
【0037】
例えば、上カバー部4に第2マットレス芯材20が収容されていない状態におけるマットレス1の厚さT2は、一般的なマットレスの厚さと同程度となる。従って、第2マットレス芯材20を外してマットレス1の厚さを抑えることができるので、マットレス1を丸めて効率よく搬送できる。例えば、マットレス1を圧縮梱包して安価でマットレス1を配送できる。
【0038】
図3(a)は、マットレス1を示す平面図である。図3(b)は、図3(a)のA-A線断面図である。以下では、図3(a)及び図3(b)を用いて、下カバー部3、上カバー部4、第1マットレス芯材10及び第2マットレス芯材20の詳細を説明する。下カバー部3は、第1方向D1及び第2方向D2の双方に延在する下面3bと、下面3bから上方に延在する複数の側面3cとを有する。
【0039】
例えば、下カバー部3は、高伸縮性生地によって構成されている。「高伸縮性生地」とは、手で引き伸ばせる程度の伸縮性を有する生地を示している。「高伸縮性生地」は、例えば、伸び率が20%以上である生地を示している。下カバー部3が高伸縮性生地によって構成されている場合、下カバー部3を引き延ばして第1マットレス芯材10を収容できると共に、下カバー部3で第1マットレス芯材10を締め付けることができるので第1マットレス芯材10を安定させることができる。また、下カバー部3は、メッシュ生地又はダブルラッセル生地によって構成されていてもよい。この場合、下カバー部3の通気性を高めることができる。
【0040】
例えば、マットレス1は、下面1gを構成する滑り止め部7を有する。滑り止め部7は、例えば、下カバー部3の下面3bに縫製されており第1方向D1及び第2方向D2の双方に延在する布部7bと、布部7bの下カバー部3とは反対を向く面に固定された弾力性を有する複数の点状部7cとを備える。点状部7cは、例えば、シリコン樹脂によって構成されている。滑り止め部7の複数の点状部7cが下を向いた状態でマットレス1が載置面(例えばベッド)に載置されることにより、当該載置面に対してマットレス1を滑りにくくすることができる。
【0041】
下カバー部3は、第2マットレス芯材20が載置される仕切り布3dを有する。仕切り布3dは、カバー2の内部において、第1マットレス芯材10が配置されるマットレス配置空間A1と、第2マットレス芯材20が配置されるマットレス配置空間A2とを分断している。
【0042】
例えば、マットレス1は、マットレス配置空間A2における第2マットレス芯材20の滑りを抑制する滑り止め部8を有する。滑り止め部8は、例えば、仕切り布3dと、仕切り布3dの第2マットレス芯材20に対向する面に固定された複数の点状部8bとを備える。点状部8bは、例えば、シリコン樹脂によって構成されている。
【0043】
図4は、着脱部材6のスライダ部6dを移動させて下カバー部3から上カバー部4の一部を開いた状態を示す斜視図である。図3(b)及び図4に示されるように、例えば、複数の点状部8bは格子状に配置されている。滑り止め部8の複数の点状部8bの上に第2マットレス芯材20が載置されることにより、マットレス配置空間A2において第2マットレス芯材20を滑りにくくすることができる。
【0044】
例えば、上カバー部4には撥水加工が施されている。この場合、上カバー部4に水分を通しにくくすることができるので、汗等が上カバー部4の内部に浸透することを抑制して第2マットレス芯材20を保護することができる。なお、下カバー部3に撥水加工が施されていてもよい。
【0045】
上カバー部4は、第1方向D1及び第2方向D2の双方に延在する上面4hと、上面4hから下方に延在する複数の側面4jとを有する。例えば、上カバー部4は、高伸縮性生地によって構成されている。上カバー部4が高伸縮性生地によって構成されている場合、上カバー部4を引き延ばして第2マットレス芯材20を収容できると共に、上カバー部4で第2マットレス芯材20を締め付けることができるので第2マットレス芯材20を安定させることができる。例えば、上カバー部4の伸び率は下カバー部3の伸び率より高くてもよい。なお、上カバー部4はメッシュ生地又はダブルラッセル生地によって構成されていてもよい。この場合、上カバー部4の通気性を高めることができる。
【0046】
上カバー部4は、下カバー部3に取り付けられた状態においてマットレス配置空間A2を画成する。下カバー部3に対して上カバー部4が着脱されることにより、マットレス配置空間A2に第2マットレス芯材20が出し入れ自在とされている。すなわち、着脱部材6によって下カバー部3に対して上カバー部4を外した状態で上カバー部4の内側のマットレス配置空間A2に第2マットレス芯材20を出し入れ可能である。
【0047】
そして、着脱部材6によって下カバー部3に上カバー部4を取り付けることにより、マットレス配置空間A2に第2マットレス芯材20を収容可能である。前述したように上カバー部4は高伸縮性生地によって構成されているため、上カバー部4を伸ばして種々の厚さの第2マットレス芯材20をマットレス配置空間A2に収容可能である。
【0048】
例えば、マットレス配置空間A2に収容可能な第2マットレス芯材20の厚さE2は、3.5cm以上且つ16cm以下である。厚さE2は、8cm以上であってもよいし、14cm以下であってもよい。一例として、第2マットレス芯材20は、上面に凹凸構造21を有する。しかしながら、前述したように第2マットレス芯材20の種類は適宜変更可能である。
【0049】
前述したように、上カバー部4には機器5を収容可能とされている。図5(a)は、機器5が配置されたマットレス1を示す平面図である。図5(b)は、図5(a)のB-B線に沿った断面の一部を示す図である。図5(a)及び図5(b)に示されるように、機器5の本体部5bは、平面視におけるマットレス1の隅部において仕切り布3dと第2マットレス芯材20との間に挟み込まれている。
【0050】
機器5のケーブル5c及びプラグ5dは、上カバー部4の開口4bからマットレス1の外側に引き出されている。例えば温熱治療器である機器5では、本体部5bがプラグ5d及びケーブル5cを介して電力を受けて第2マットレス芯材20に熱を伝えることにより、マットレス1に載せられた使用者の身体を温熱治療する。
【0051】
上記のように、機器5の本体部5bが第2マットレス芯材20の下に配置されている場合でも、機器5を機能させることができる。また、本体部5bが第2マットレス芯材20の下に配置されていることにより、本体部5bの硬さを使用者の身体に伝わりにくくできるので、本体部5bが使用者の寝心地を妨げることを抑制できる。
【0052】
図3(b)に示されるように、下カバー部3は、仕切り布3dを囲むように配置されている開閉部材3fを有する。開閉部材3fは、仕切り布3dを下カバー部3に対して着脱するための部材である。開閉部材3fは、平面視における仕切り布3dの外側に配置されている。例えば、開閉部材3fは全周ファスナーである。この場合、開閉部材3fは、平面視においてロの字状を呈する。しかしながら、開閉部材3fは、全周ファスナーでなくてもよく、例えば、L字ファスナー又はコの字ファスナーであってもよい。
【0053】
図6は、下カバー部3の仕切り布3d及び開閉部材3fを示す斜視図である。図3(b)及び図6に示されるように、開閉部材3fは、仕切り布3dを囲むように配置されているエレメント部3hと、エレメント部3hに沿って移動するスライダ部3jとを有する。
【0054】
スライダ部3jがエレメント部3hに沿って移動することにより、下カバー部3の側面3cに対する仕切り布3dの着脱が可能となる。そして、下カバー部3への第1マットレス芯材10の着脱が可能となる。仕切り布3dは、側面3cに対して、完全に分離してもよいし、完全には分離しなくてもよい。
【0055】
例えば、初期状態において、マットレス1は、下カバー部3に第1マットレス芯材10が収容された状態とされている。図7(a)は、第1マットレス芯材10を示す斜視図である。図7(b)は、第1マットレス芯材10を示す縦断面図である。図7(a)及び図7(b)に示されるように、第1マットレス芯材10は、上方に向けられる第1層11と、下方に向けられる第2層12とを有する。すなわち、第1マットレス芯材10は、上下に並ぶ第1層11及び第2層12を備えた2層構造を有する。例えば、第1層11の厚さC1(第3方向D3の長さ)は1cm以上且つ5cm以下であり、第2層12の厚さC2は7cm以上且つ12cm以下である。一例として、厚さC1は2cmであり、厚さC2は10cmである。
【0056】
例えば、第1層11及び第2層12のそれぞれはウレタンによって構成されている。例えば、第1層11は、高弾力性及び高通気性を有する。第1層11は、平坦状の上面11bを有する。第1層11の弾性は第2層12の弾性よりも高く、且つ第1層11の通気性は第2層12の通気性よりも高い。例えば、第1層11の硬度は第2層12の硬度よりも低い。すなわち、第1層11は、第2層12によりも柔らかい材料によって構成されている。
【0057】
第1マットレス芯材10は、上面11bから下方に延びる複数のスリット15を有する。複数のスリット15は、第1方向D1に沿って延びる複数の第1スリット13と、第2方向D2に沿って延びる複数の第2スリット14とを含む。複数の第1スリット13、及び複数の第2スリット14により、平面視において複数のスリット15は格子状に形成されている。この場合、複数のスリット15によって、第1方向D1に沿った通気、及び第2方向D2に沿った通気がなされるので、第1マットレス芯材10の通気性を高めることができる。
【0058】
例えば、第1スリット13は、第1層11を第3方向D3に貫通すると共に、第2層12の上側部分にまで達している。第2方向D2及び第3方向D3の双方に延びる平面に沿って第1マットレス芯材10を切断した断面において、第1スリット13は、上面11bから下方に延びる直線部13bと、直線部13bの下端において拡張する拡張部13cとを有する。
【0059】
第1方向D1及び第3方向D3の双方に延びる平面に沿って第1マットレス芯材10を切断した断面における第2スリット14の深さ及び形状は、例えば、第1スリット13の上記の深さ及び形状と同様である。以上の第1マットレス芯材10が下カバー部3に収容されていることによって、マットレス1の下部で使用者の身体をしっかりと支えることができると共にマットレス1の下部における通気性を良好にすることができる。
【0060】
次に、本実施形態に係るマットレス1から得られる作用効果についてより詳細に説明する。図1図2図3(a)及び図3(b)に示されるように、マットレス1では、下カバー部3に第1マットレス芯材10が収容されている。下カバー部3の上部には上カバー部4が設けられ、上カバー部4は着脱部材6によって下カバー部3に対して着脱可能とされている。
【0061】
下カバー部3は第1マットレス芯材10とは異なる第2マットレス芯材20が載せられる仕切り布3dを有し、上カバー部4は第2マットレス芯材20が配置されるマットレス配置空間A2を画成する。従って、第2マットレス芯材20が配置されるマットレス配置空間A2は、第1マットレス芯材10が配置されているマットレス配置空間A1の上方に位置し、且つマットレス配置空間A1とは独立して形成される。よって、第1マットレス芯材10に対する第2マットレス芯材20のずれを抑制できる。
【0062】
すなわち、第2マットレス芯材20が配置されるマットレス配置空間A2が仕切り布3dを介して第1マットレス芯材10が配置されるマットレス配置空間A1とは別とされていることにより、使用時における第1マットレス芯材10に対する第2マットレス芯材20のずれは生じにくい。従って、使用時におけるマットレス芯材のずれを抑制することができる。
【0063】
更に、上カバー部4が下カバー部3に対して着脱されることにより、仕切り布3dの上に形成されるマットレス配置空間A2に第2マットレス芯材20が出し入れ可能である。従って、使用者は手持ちの第2マットレス芯材20を有効活用できると共に、任意の第2マットレス芯材20をマットレス配置空間A2に配置しても第2マットレス芯材20をずれにくくすることができる。よって、使用者は好きな第2マットレス芯材20を活用しつつ第2マットレス芯材20のずれを抑制できるので、マットレス1を用いたときの使用者の寝心地を更に良好にすることができる。
【0064】
本実施形態において、着脱部材6は全周ファスナーである。この場合、全周ファスナーである着脱部材6のエレメント(例えば第1エレメント部6b及び第2エレメント部6c)に沿ってスライダ(例えばスライダ部6d)を移動させることによって上カバー部4の着脱を行うことが可能となるので、下カバー部3に対する上カバー部4の着脱を容易に行うことができる。更に、下カバー部3から上カバー部4を外して、上カバー部4を洗濯することができる。
【0065】
本実施形態において、上カバー部4は高伸縮性生地によって構成されている。この場合、第2マットレス芯材20に対する上カバー部4の締付力を強めることができるので、第2マットレス芯材20のずれをより確実に抑制できる。更に、上カバー部4が高伸縮性生地によって構成されていることにより、上カバー部4を伸ばして厚い第2マットレス芯材20をマットレス配置空間A2に収容することが可能となる。従って、第2マットレス芯材20として更に多くの種類のものをマットレス配置空間A2に収容することができるので、マットレス1の汎用性を高めることができる。
【0066】
本実施形態において、上カバー部4は、マットレス配置空間A2に配置される機器5の一部が通される開口4bと、開口4bを開閉する開閉部材4cとを有する。この場合、マットレス配置空間A2に機器5を配置できると共に、機器5の一部を開口4bに通してマットレス配置空間A2の外に引き出すことができる。従って、マットレス配置空間A2に機器5を配置すると共に、機器5のケーブル5c等をマットレス配置空間A2の外に引き出して機器5とは別の機器(例えばコンセント)に接続させることが可能となる。
【0067】
以上、本開示に係るマットレスの実施形態について説明した。しかしながら、本開示に係るマットレスは、前述した実施形態の内容に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した要旨の範囲内において更に変形されたものであってもよい。すなわち、本開示に係るマットレスの各部の形状、大きさ、材料、数及び配置態様は、上記の要旨の範囲内において適宜変更可能である。
【0068】
例えば、前述の実施形態では、全周ファスナーである着脱部材6を備えるマットレス1について説明した。しかしながら、マットレスの着脱部材は、全周ファスナー以外のものであってもよい。すなわち、下カバー部に上カバー部を着脱可能とする着脱部材の種類は、適宜変更可能である。
【0069】
前述の実施形態では、上カバー部4が下カバー部3から完全に分離される例について説明した。しかしながら、上カバー部は、下カバー部から完全に分離されないものであってもよい。例えば上記の着脱部材がL字ファスナー又はコの字ファスナーであり、上カバー部の一部のみが下カバー部に対して着脱可能であってもよい。
【0070】
前述の実施形態では、治療器である機器5について説明した。しかしながら、機器は、治療器以外のものであってもよい。例えば、機器は、ヒータであってもよいし、送風シートであってもよい。更に、機器は、マットレスに横たわる使用者の身体の荷重を受けて、当該荷重から当該使用者の体動、呼吸及び心拍の少なくともいずれかを測定するセンサシートであってもよい。このように、マットレス配置空間に配置される機器の種類は適宜変更可能である。
【0071】
次に、実施例に係るマットレスについて説明する。なお、本発明は、下記の実施例には限定されない。実施例に係るマットレスは、前述したマットレス1と同じマットレスである。比較例に係るマットレスは、1つのマットレス芯材を有し、当該マットレス芯材の厚さが14cmと厚手とされている。
【0072】
実施例に係るマットレス、及び比較例に係るマットレスのそれぞれの上面に被検者を横たわらせ、そのときの体圧を測定した結果を図8に示している。図8の色彩が黒色に近い部分が体圧が大きい箇所を示しており、図8の色彩が白色に近い部分は体圧が小さい箇所を示している。
【0073】
図8に示されるように、第1マットレス芯材10及び第2マットレス芯材20を備える実施例のマットレスは、比較例のマットレスよりもより効果的に体圧を分散できていることが分かる。具体的には、比較例のマットレスでは、仰臥位において最大体圧が35.0mmHg、平均体圧が9.4mmHgであったのに対し。実施例のマットレスでは、仰臥位において最大体圧が26.6mmHg、平均体圧が7.3mmHgであった。このように、実施例に係るマットレスでは、仰臥位における体圧分散性を高められていることが分かる。
【0074】
更に、比較例に係るマットレスでは、側臥位において最大体圧が39.0mmHg、平均体圧が13.0mmHgであったのに対し、実施例に係るマットレスでは、側臥位において最大体圧が27.8mmHg、平均体圧が9.0mmHgであった。このように、実施例に係るマットレスでは、側臥位における体圧分散性も高められていることが分かる。
【符号の説明】
【0075】
1…マットレス、1b…長辺、1c…第1短辺、1d…第2短辺、1f…上面、1g…下面、1h…第1側面、1j…第2側面、2…カバー、3…下カバー部、3b…下面、3c…側面、3d…仕切り布、3f…開閉部材、3h…エレメント部、3j…スライダ部、4…上カバー部、4b…開口、4c…開閉部材、4d…第1エレメント部、4f…第2エレメント部、4g…スライダ部、4h…上面、4j…側面、4k…皺、5…機器、5b…本体部、5c…ケーブル、5d…プラグ、6…着脱部材、6b…第1エレメント部、6c…第2エレメント部、6d…スライダ部、7…滑り止め部、7b…布部、7c…点状部、8…滑り止め部、8b…点状部、10…第1マットレス芯材、11…第1層、11b…上面、12…第2層、13…第1スリット、13b…直線部、13c…拡張部、14…第2スリット、15…スリット、20…第2マットレス芯材、21…凹凸構造、A1…マットレス配置空間、A2…マットレス配置空間、B…境界部、D1…第1方向、D2…第2方向、D3…第3方向、E2…厚さ。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8