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  • 特開-表示装置および防災システム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024130292
(43)【公開日】2024-09-30
(54)【発明の名称】表示装置および防災システム
(51)【国際特許分類】
   G08B 27/00 20060101AFI20240920BHJP
   G08B 5/00 20060101ALI20240920BHJP
   G08B 17/00 20060101ALI20240920BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20240920BHJP
   G09G 5/10 20060101ALI20240920BHJP
【FI】
G08B27/00 A
G08B5/00 C
G08B17/00 L
G09G5/00 510B
G09G5/00 550C
G09G5/00 530T
G09G5/00 555D
G09G5/10 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023039934
(22)【出願日】2023-03-14
(71)【出願人】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003199
【氏名又は名称】弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】丹下 理和
(72)【発明者】
【氏名】大澤 隆司
【テーマコード(参考)】
5C083
5C087
5C182
5G405
【Fターム(参考)】
5C083AA02
5C083BB10
5C083CC25
5C083DD02
5C083JJ03
5C087AA09
5C087AA10
5C087AA19
5C087DD02
5C087DD04
5C087DD05
5C087EE05
5C087GG07
5C087GG08
5C087GG66
5C087GG68
5C087GG80
5C182AA04
5C182AA13
5C182AB11
5C182AC02
5C182AC03
5C182BA22
5C182BA28
5C182BA29
5C182BA44
5C182BA47
5C182BC11
5C182BC14
5C182CA01
5C182CA02
5C182CA32
5C182CB44
5C182CC21
5C182DA41
5C182DA65
5G405AA08
5G405AD07
5G405CA22
5G405CA28
5G405FA02
(57)【要約】
【課題】緊急情報を視認し易くすることが可能な表示装置および防災システムを得ることを目的とする。
【解決手段】本開示に係る表示装置は、外部システムからの緊急信号を受信する受信部と、前記緊急信号に応じて緊急情報を床面に投影する投影部と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部システムからの緊急信号を受信する受信部と、
前記緊急信号に応じて緊急情報を床面に投影する投影部と、
を備えることを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記表示装置は異常を検出するためのセンサを備えないことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記受信部と前記投影部を収納する筐体を備え、
前記筐体は前記床面に設置されることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記筐体は通路の端に設置されることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
前記筐体は移動可能であることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
【請求項6】
前記投影部は、前記緊急情報を投影するための光源を有し、
前記光源の波長は555nm以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
【請求項7】
前記光源の波長は580m以上であることを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
【請求項8】
前記床面のうち前記緊急情報が投影された部分の輝度は、前記緊急情報が投影されていない部分の輝度と比べて、100cd/m以上高いことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
【請求項9】
前記外部システムは、全国瞬時警報システム、地震警報システム、自動火災報知システム、防災システムまたは防犯システムであることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
【請求項10】
前記投影部は、常時は常時コンテンツを投影し、緊急時は前記常時コンテンツよりも前記緊急情報を優先して投影することを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
【請求項11】
請求項1または2に記載の表示装置と、
前記緊急信号を前記表示装置に送信する外部システムと、
を備えることを特徴とする防災システム。
【請求項12】
前記表示装置を複数備え、
前記複数の表示装置は前記外部システムからの前記緊急信号に連動して投影を行うことを特徴とする請求項11に記載の防災システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、表示装置および防災システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、監視領域の内部の対象者に視認させる画像を表示する表示部を備える複数の表示装置を用いて、監視領域内の対象者の避難誘導を行うセンター装置が開示されている。このセンター装置において、内部人数特定部は監視領域の内部の対象者の人数を特定する。検出部は監視領域の異常を検出する。表示制御部は、監視領域の異常を検出するまでは宣伝広告画像を表示部に表示させる。表示制御部は、監視領域の異常を検出した場合に、内部人数特定部が特定した対象者の人数に基づいて監視領域から対象者を避難誘導する避難誘導画像を生成し、生成した当該避難誘導画像を表示部の少なくとも一部において宣伝広告画像の代わりに表示させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-79369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
避難方向または非常口の情報を常時表示する消防法に定められた誘導灯は、多くの施設で導入されている。これに対し特許文献1では、常時は広告または案内等の表示を行う情報表示板に、緊急時には避難方向または災害状況等の緊急情報を表示させる。これにより、緊急時には消防法に定められた誘導灯に加えて、緊急時に優先される避難情報を避難路に更に多く表示できる。
【0005】
ここで、特許文献1の様な広告宣伝目的の表示板は、通常は視認性の良好な高さ、つまり来訪者の目線位置もしくは目線より高い位置に設置されることが多い。しかし、火災、テロ行為による薬剤噴霧、爆発事故等による発煙の際には、一般に煙は天井付近から充満する。また煙は天井に設定された排気、換気設備に向けて流れて行くことが多い。このため、比較的高い位置に設置された表示板は煙により早期に見えにくくなるという問題がある。
【0006】
本開示は、緊急情報を視認し易くすることが可能な表示装置および防災システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る表示装置は、外部システムからの緊急信号を受信する受信部と、前記緊急信号に応じて緊急情報を床面に投影する投影部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る表示装置によれば、緊急情報が床面に投影される。このため、緊急情報を視認し易くできる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施の形態1に係る防災システムの構成を示すブロック図である。
図2】実施の形態1に係る表示装置と、床面に投影された常時コンテンツの例を示す図である。
図3】実施の形態1に係る表示装置と、床面に投影された常時コンテンツの例を示す図である。
図4】実施の形態1に係る表示装置と、床面に投影された常時コンテンツの例を示す図である。
図5】実施の形態1に係る表示装置と、床面に投影された緊急情報の例を示す図である。
図6】実施の形態1の変形例に係る床面に投影された緊急情報の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本実施の形態に係る表示装置および防災システムについて図面を参照して説明する。同じまたは対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
【0011】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る防災システム100の構成を示すブロック図である。防災システム100は、表示装置10と、緊急信号60を表示装置10に送信する外部システムと、表示入力部30とを備える。表示装置10は床面に情報を投影する。表示装置10は床面投影形情報表示装置とも呼ばれる。表示装置10の投影部は、常時は常時コンテンツを投影し、緊急時は常時コンテンツよりも緊急情報を優先して投影する。
【0012】
図1の例では、外部システムは緊急警報システム群40として記載されている。緊急警報システム群40は、例えば全国瞬時警報システム41、地震警報システム42、自動火災報知システム43、防災システム44および防犯システム45を含む。全国瞬時警報システムはJアラートとも呼ばれる。これに限らず、外部システムとして、全国瞬時警報システム41、地震警報システム42、自動火災報知システム43、防災システム44または防犯システム45の1つ以上が表示装置10に接続されれば良い。また、図1において緊急警報システム群40から表示装置10に直接、緊急信号60を入力する例を示している。これに限らず、大規模ビル等においてはビルを管理する中央監視システムなどの別システムを経由して、緊急信号60を表示装置10に入力するものとしても良い。
【0013】
表示入力部30はコンテンツ入力装置を備える。コンテンツ入力装置により、表示装置10が投影する映像を表示装置10に入力することができる。表示装置10が表示するコンテンツは、コンテンツ入力装置によって改廃できる。コンテンツ入力装置から入力されたコンテンツは、コンテンツ入力端子22を介して表示装置10の表示記憶部24に記憶される。コンテンツ入力端子22は、コンテンツの追加、改訂、廃止を行うための端子である。
【0014】
表示記憶部24は、緊急時表示記憶部26と常時表示記憶部28を有する。緊急時表示記憶部26には、緊急時に床面に投影するための誘導表示等のコンテンツが記憶される。常時表示記憶部28には、常時に床面に投影するための常時広告または案内等の常時コンテンツが記憶される。
【0015】
緊急警報システム群40のシステムうち1つ以上からの緊急信号60が発せられると、緊急信号60は、緊急度を選択する緊急優先選択部12を介して、緊急信号受信部14で受信される。緊急信号受信部14は、外部システムからの緊急信号60を受信する受信部に該当する。緊急信号60は、有線で受信されても良く、無線通信により受信されても良い。判別部16は、常時コンテンツより優先順位の高い緊急信号60を受信すると、緊急時であることを判別する。さらに判別部16は、緊急信号60に応じて、何を緊急情報として表示すべきかを判別する。
【0016】
例えば外部システムのうち複数のシステムから同時に緊急信号60が発せられた場合、緊急優先選択部12で複数の緊急信号60の順位が決められる。判別部16は、順位付けの妥当性を予め定められた判定方法に従って判別する。判別部16は、優先順位の高い緊急信号60に応じた緊急情報のみを投影するか、複数の緊急信号60に応じた緊急情報のうち一部または全てを投影するかを判別する。複数の緊急情報を投影する場合、例えば予め定められた間隔で順番に、サイクリックに複数の緊急情報を投影する。
【0017】
制御部18は投影するコンテンツを制御する。制御部18は、常時は常時コンテンツのうち指定されたコンテンツを投影している。制御部18は、緊急時には常時コンテンツよりも優先して緊急情報を投影する。このとき制御部18は、判別部16の判別結果に基づき、投影するコンテンツおよび順序等を制御する。制御部18は、緊急時に予め指定されたコンテンツ、または緊急信号60により指定されるコンテンツを表示させる。緊急信号60により指定されるコンテンツは、例えばJアラート、地震情報等である。
【0018】
投影部20は、緊急信号60に応じて緊急情報を床面に投影する。投影部20は制御部18の指示のもと、コンテンツを投影する。この結果、緊急時に適切な優先順位で適切なコンテンツを床面に投影することができる。従って、緊急時には、既設の消防法に基づいた誘導灯に加えて、本実施の形態の表示装置10によっても避難誘導の補助を行うことができる。
【0019】
緊急優先選択部12、緊急信号受信部14、判別部16、制御部18の機能の一部または全ては、例えばマイコン、プロセッサ等の各種制御装置によって実現することができる。また、表示記憶部24の機能は、不揮発性メモリ等のメモリによって実現することができる。
【0020】
図2~4は、実施の形態1に係る表示装置10と、床面52に投影された常時コンテンツ50の例を示す図である。表示装置10は、緊急優先選択部12、緊急信号受信部14、判別部16、制御部18、投影部20、コンテンツ入力端子22および表示記憶部24を収納する筐体11を備える。筐体11は例えば床面52に設置される。筐体11は、通行または避難の妨げにならない位置に設置されると良い。筐体11は例えば通路の端に設置される。筐体11は移動可能であっても良い。
【0021】
表示装置10は、通行者または避難者に視認されやすい通路の床面52に情報を表示する。表示装置10は、常時は施設の案内、広告、時刻等の常時コンテンツを表示している。
【0022】
図5は、実施の形態1に係る表示装置10と、床面52に投影された緊急情報51の例を示す図である。図6は、実施の形態1の変形例に係る床面52に投影された緊急情報51の例を示す図である。変形例では、床面52に投影された緊急情報51の色が実施の形態1と異なる。図2~5の例では、緑色光により情報が表示されているが、図6の例では赤またはオレンジ光で情報が表示されている。
【0023】
緊急時であることを認識させる観点では、投影部20が有する緊急情報を投影するための光源20aとして、波長が555nm以上の光源20aを用いることが好ましい。光源20aの波長が580m以上であるとさらに良い。555nm以上の黄色光は一般に「注意」を示し、580nm以上のオレンジ光または赤色光は一般に「危険」を示す。また、火災等による発煙があった場合、煙の粒子により光が散乱し投影映像の視認性が低下する可能性がある。一方、長波長の光は散乱しにくく、煙中での透過率が高い。このため、視認性の低下を抑制できる。
【0024】
また、床面52のうち緊急情報51が投影された部分の輝度は、緊急情報51が投影されていない部分の輝度と比べて、100cd/m以上高いことが好ましい。緊急情報51が投影されていない部分の輝度は、緊急情報51が投影されていない部分の平均床面輝度であっても良い。これにより、最低限の視認性を確保できる。
【0025】
次に本実施の形態の効果について説明する。本実施の形態の表示装置10によれば、外部システムが発する緊急信号60を受けて、緊急情報を表示させることができる。この際、表示装置10の投影映像を作業者等が緊急時に切替える必要はなく、緊急信号60の受信により自動で投影映像が緊急情報に切り替わる。従って、常時、緊急時ともに、容易に適切な表示を行うことができる。また、緊急時に迅速に緊急情報を表示させることができる。さらに、投影映像の切り替え作業のために作業者の避難が遅れるということも防止できる。
【0026】
また、表示装置10は異常を検出するためのセンサを備えていない。異常を検出するためのセンサとは、例えばガス、煙、温度、地震を検出するセンサである。表示装置10は、センサを一切備えなくても良い。本実施の形態の表示装置10は、緊急信号60を外部システムから受信する。つまり、表示装置10は外部システムのセンサを流用している。従って、表示装置10を簡易な構成とすることができる。これにより、防災システム100への設備投資を抑制できる。また、複数の表示装置10が設けられる場合などに、設備投資が重複することを抑制できる。
【0027】
また、一般に煙は天井付近から充満する。本実施の形態の表示装置10によれば、緊急情報が床面に投影されるため、緊急情報を視認し易くすることができる。また、例えば天井に設置されたプロジェクター等から床面に緊急情報を投影する場合、天井付近の煙を介して投影されることで、映像がぼやける可能性がある。これに対し本実施の形態では、床面に配置された表示装置10から床面に緊急情報を投影する。このため、天井付近に煙が充満していても表示装置10の光路には煙が比較的少ない。従って、天井から投影する場合に比べて、鮮明に緊急情報を表示できる。また、煙の充満による視認性の低下が、時間が経過しても起りづらい。従って、緊急情報の視認性をさらに向上できる。
【0028】
なお、表示装置を床に埋め込むことによっても、煙による視認性への影響を抑制できる。しかし、この場合、床面に穴をあけて表示装置を埋設する工事が必要となる。特に2階以上の階では、床面と階下の天井との間隔、床下の構造物、配管、配線などにより、施工が制限される可能性がある。これに対し本実施の形態では、表示装置10は床に置くことで設置できる。従って、埋設工事が必要なく容易に表示装置10を設置できる。また、小型の表示装置10を通路端等に配置することで、表示装置10が通行および避難の妨げとなることを抑制できる。
【0029】
また、本実施の形態の表示装置10は、設置場所の移動が可能である。例えば催事スペース、什器配置、人流等により、表示装置10を適宜移設することができる。このため、消防法で定められた固定の誘導灯を最適に補完できる。表示装置10が移設可能である場合、表示装置10は設置位置情報の把握手段を有しても良い。把握手段は例えばGPS(Global Positioning System)である。制御部18は、取得した設置位置情報に応じて、投影映像を選択できても良い。
【0030】
さらに緊急時の避難誘導等のための光源20aを黄色光または赤色光とすることで、一般に「安全」を示す常時の緑色光と差別化することができる。さらに、投影映像が100cd/m以上の輝度で表示されることで、緊急時も視認性を確保できる。
【0031】
防災システム100は表示装置10を複数備えても良い。この場合、複数の表示装置10は、外部システムからの緊急信号60に連動して投影を行っても良い。外部システムからの緊急信号60により複数の表示装置10の投影映像を統括する場合、判別部16および表示記憶部24は各々の表示装置10に設けられる必要がない。緊急信号受信部14、判別部16、表示記憶部24等は、一部の表示装置10または外部システムに集約されても良い。これにより、さらに設備投資を抑制することができる。
【0032】
誘導灯、非常用照明器具などと同様に、表示装置10は停電補償機能を有しても良い。具体的には表示装置10は、停電の際でも例えば30分等の予め定められた時間以上、点灯し続ける様に、蓄電池および蓄電池の充電機能を有しても良い。表示装置10は、別置の非常用発電装置の電源に接続されても良い。
【0033】
本実施の形態で説明した技術的特徴は適宜に組み合わせて用いても良い。
【0034】
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
外部システムからの緊急信号を受信する受信部と、
前記緊急信号に応じて緊急情報を床面に投影する投影部と、
を備えることを特徴とする表示装置。
(付記2)
前記表示装置は異常を検出するためのセンサを備えないことを特徴とする付記1に記載の表示装置。
(付記3)
前記受信部と前記投影部を収納する筐体を備え、
前記筐体は前記床面に設置されることを特徴とする付記1または2に記載の表示装置。
(付記4)
前記筐体は通路の端に設置されることを特徴とする付記3に記載の表示装置。
(付記5)
前記筐体は移動可能であることを特徴とする付記3または4に記載の表示装置。
(付記6)
前記投影部は、前記緊急情報を投影するための光源を有し、
前記光源の波長は555nm以上であることを特徴とする付記1から5の何れか1項に記載の表示装置。
(付記7)
前記光源の波長は580m以上であることを特徴とする付記6に記載の表示装置。
(付記8)
前記床面のうち前記緊急情報が投影された部分の輝度は、前記緊急情報が投影されていない部分の輝度と比べて、100cd/m以上高いことを特徴とする付記1から7の何れか1項に記載の表示装置。
(付記9)
前記外部システムは、全国瞬時警報システム、地震警報システム、自動火災報知システム、防災システムまたは防犯システムであることを特徴とする付記1から8の何れか1項に記載の表示装置。
(付記10)
前記投影部は、常時は常時コンテンツを投影し、緊急時は前記常時コンテンツよりも前記緊急情報を優先して投影することを特徴とする付記1から9の何れか1項に記載の表示装置。
(付記11)
付記1~10の何れか1項に記載の表示装置と、
前記緊急信号を前記表示装置に送信する外部システムと、
を備えることを特徴とする防災システム。
(付記12)
前記表示装置を複数備え、
前記複数の表示装置は前記外部システムからの前記緊急信号に連動して投影を行うことを特徴とする付記11に記載の防災システム。
【符号の説明】
【0035】
10 表示装置、11 筐体、12 緊急優先選択部、14 緊急信号受信部、16 判別部、18 制御部、20 投影部、20a 光源、22 コンテンツ入力端子、24 表示記憶部、26 緊急時表示記憶部、28 常時表示記憶部、30 表示入力部、40 緊急警報システム群、41 全国瞬時警報システム、42 地震警報システム、43 自動火災報知システム、44 防災システム、45 防犯システム、50 常時コンテンツ、51 緊急情報、52 床面、60 緊急信号、100 防災システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6