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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024130319
(43)【公開日】2024-09-30
(54)【発明の名称】制御装置、制御方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/92 20060101AFI20240920BHJP
   H04N 23/60 20230101ALI20240920BHJP
   H04N 5/77 20060101ALI20240920BHJP
【FI】
H04N5/92 010
H04N23/60
H04N5/77
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023039980
(22)【出願日】2023-03-14
(71)【出願人】
【識別番号】000002945
【氏名又は名称】オムロン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002860
【氏名又は名称】弁理士法人秀和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】渡邊 正
【テーマコード(参考)】
5C053
5C122
【Fターム(参考)】
5C053FA11
5C053GB06
5C053JA21
5C053LA01
5C053LA11
5C053LA14
5C122DA03
5C122DA11
5C122DA27
5C122EA55
5C122GA18
5C122GC07
5C122GC52
5C122HA01
5C122HA13
5C122HA35
5C122HA75
5C122HA87
5C122HB02
(57)【要約】
【課題】異常発生時の原因究明を容易に行うことが可能な動画を保存する。
【解決手段】制御装置は、制御部と通信部とを備え、制御部は、通信部を介して、対象物を含む動画を生成する撮像装置の録画モードを、対象物の状態に応じて取得したトリガに基づいて第1モードから第2モードに変更する制御を実行し、第1モードでは、対象物を含む第1動画の録画時間と対象物を含む第2動画の録画時間とが一部重複するように、第1動画及び前記第2動画の生成及び削除が順次実行され、第2モードでは、第1動画の録画開始からトリガの取得までの第1時間と、第2動画の録画開始からトリガの取得までの第2時間とに基づいて、第1動画及び第2動画のうち何れかが保存される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御部と通信部とを備える制御装置であって、
前記制御部は、前記通信部を介して、対象物を含む動画を生成する撮像装置の録画モードを、前記対象物の状態に応じて取得したトリガに基づいて第1モードから第2モードに変更する制御を実行し、
前記第1モードでは、前記対象物を含む第1動画の録画時間と前記対象物を含む第2動画の録画時間とが一部重複するように、前記第1動画及び前記第2動画の生成及び削除が順次実行され、
前記第2モードでは、前記第1動画の録画開始から前記トリガの取得までの第1時間と、前記第2動画の録画開始から前記トリガの取得までの第2時間とに基づいて、前記第1動画及び前記第2動画のうち何れかが保存される、
制御装置。
【請求項2】
前記第2モードでは、前記第1時間が第1所定時間以上である場合、前記第1動画が保存される、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記第2モードでは、前記トリガの取得から第2所定時間経過後に前記第1動画の録画を停止して前記第1動画が生成される、
請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記第2モードでは、前記第2時間が第1所定時間以上である場合、前記第2動画が保存される、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項5】
前記第2モードでは、前記トリガの取得から第2所定時間経過後に前記第2動画の録画を停止して前記第2動画が生成される、
請求項2に記載の制御装置。
【請求項6】
前記トリガは、異常を検出する異常検出部から出力される、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項7】
前記撮像装置は、前記通信部と通信可能なネットワークカメラである、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項8】
前記第1動画又は前記第2動画は、前記撮像装置と通信可能なネットワークストレージに保存される、
請求項1から7の何れか一項に記載の制御装置。
【請求項9】
通信部を備える制御装置の制御方法であって、
前記通信部を介して、対象物を含む動画を生成する撮像装置の録画モードを、前記対象物の状態に応じて取得したトリガに基づいて第1モードから第2モードに変更する制御を実行するステップを有し、
前記第1モードでは、前記対象物を含む第1動画の録画時間と前記対象物を含む第2動画の録画時間とが一部重複するように、前記第1動画及び前記第2動画の生成及び削除が順次実行され、
前記第2モードでは、前記第1動画の録画開始から前記トリガの取得までの第1時間と、前記第2動画の録画開始から前記トリガの取得までの第2時間とに基づいて、前記第1動画及び前記第2動画のうち何れかが保存される、
制御方法。
【請求項10】
通信部を備える制御装置に、
前記通信部を介して、対象物を含む動画を生成する撮像装置の録画モードを、前記対象物の状態に応じて取得したトリガに基づいて第1モードから第2モードに変更する制御を実行させるためのプログラムであって、
前記第1モードでは、前記対象物を含む第1動画の録画時間と前記対象物を含む第2動画の録画時間とが一部重複するように、前記第1動画及び前記第2動画の生成及び削除が順次実行され、
前記第2モードでは、前記第1動画の録画開始から前記トリガの取得までの第1時間と、前記第2動画の録画開始から前記トリガの取得までの第2時間とに基づいて、前記第1動画及び前記第2動画のうち何れかが保存される、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置、制御方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
製造現場において、異常が発生した場合、機器を停止し、異常発生時の原因究明と機器の停止からの早期の復旧が求められる。しかし、異常が発生するタイミングが分からないため、ネットワークカメラを用いて機器の常時監視を行う場合がある。工場の生産ラインにおける工程の稼働状態を撮影した映像データをメモリに格納する技術が知られている(特許文献1参照)。特許文献1では、生産ラインに設置された検出装置からトリガー信号が入力された場合、メモリに記録された映像データのうち、トリガー信号が入力された時点から設定時間以上過去に遡った映像データを、上書き不可の映像データとして保存している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016‐122319号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、ネットワークカメラを用いて機器の常時監視を行う場合があるが、ネットワークカメラによって撮像され、録画された動画データの全てをネットワークカメラに保存するのは、ネットワークカメラのリソース(例えば保存容量)の観点で現実的ではない。撮像された映像の録画をサイクル毎に行い、異常が発生したときの映像が録画された動画を保存することが行われている。しかし、1サイクルの開始直後に異常が発生した場合、異常が発生したタイミングよりも前の録画時間が短い動画が保存される可能性がある。このような動画に基づいて異常発生時の原因究明を行うことは容易ではないという課題がある。
【0005】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、異常発生時の原因究明を容易に行うことが可能な動画を保存する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一観点に係る制御装置は、制御部と通信部とを備える制御装置であって、前記制御部は、前記通信部を介して、対象物を含む動画を生成する撮像装置の録画モードを、前記対象物の状態に応じて取得したトリガに基づいて第1モードから第2モードに変更する制御を実行し、前記第1モードでは、前記対象物を含む第1動画の録画時間と前記対象物を含む第2動画の録画時間とが一部重複するように、前記第1動画及び前記第2動画の生成及び削除が順次実行され、前記第2モードでは、前記第1動画の録画開始から前記トリガの取得までの第1時間と、前記第2動画の録画開始から前記トリガの取得までの第2時間とに基づいて、前記第1動画及び前記第2動画のうち何れかが保存される、制御装置である。
【0007】
第2モードでは、第1動画の録画開始からトリガの取得までの第1時間と、第2動画の録画開始からトリガの取得までの第2時間とに基づいて、第1動画及び第2動画のうち何れかが保存される。ユーザは、第1動画又は第2動画を確認して、異常発生の原因究明を容易に行うことが可能である。
【0008】
上記制御装置において、前記第2モードでは、前記第1時間が第1所定時間以上である
場合、前記第1動画が保存されてもよい。上記制御装置において、前記トリガの取得から第2所定時間経過後に前記第1動画の録画を停止して前記第1動画が生成されてもよい。
【0009】
上記制御装置において、前記第2モードでは、前記第2時間が第1所定時間以上である場合、前記第2動画が保存されてもよい。上記制御装置において、前記第2モードでは、前記トリガの取得から第2所定時間経過後に前記第2動画の録画を停止して前記第2動画が生成されてもよい。
【0010】
上記制御装置において、前記トリガは、異常を検出する異常検出部から出力されてもよい。上記制御装置において、前記撮像装置は、前記通信部と通信可能なネットワークカメラであってもよい。上記制御装置において、前記第1動画又は前記第2動画は、前記撮像装置と通信可能なネットワークストレージに保存されてもよい。
【0011】
本発明は、上記処理の少なくとも一部を含む制御方法や、上記処理の少なくとも一部をコンピュータに実行させるためのプログラムに加えて当該プログラムを非一時的に記録したコンピュータ読取可能な記録媒体として捉えることもできる。上記構成および処理の各々は技術的な矛盾が生じない限り互いに組み合わせて本発明を構成することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、異常発生時の原因究明を容易に行うことが可能な動画を保存する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、撮像システムの概略構成を示す図である。
図2図2は、異常が発生した場合に実行される処理の概要を示す図である。
図3図3は、ネットワークカメラの機能構成を示す図である。
図4図4は、制御装置の機能構成を示す図である。
図5図5は、異常発生時の前後の一定時間の動画を保存する処理の一例を示す図である。
図6図6は、異常発生時の前後の一定時間の動画を保存する処理の一例を示す図である。
図7図7A及び図7Bは、比較例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、適用例及び実施形態について図を参照しながら説明する。以下に示す適用例及び実施形態は、本願の一態様であり、本願の権利範囲を限定するものではない。
<適用例>
以下、本発明の適用例について、図面を参照しつつ説明する。図1は、撮像システムの概略構成を示す図である。撮像システムは、ネットワークカメラ1と、制御装置2と、ネットワークストレージ3と、ネットワーク4と、検出装置5とを備える。図1には、撮像システムが、1台のネットワークカメラ1を備える構成を示すが、撮像システムは、複数台のネットワークカメラ1を備えてもよい。ネットワークカメラ1、制御装置2及びネットワークストレージ3が、ネットワーク4に接続されている。ネットワークカメラ1と制御装置2との間で、ネットワーク4を介して、情報やデータの送受信が可能である。ネットワークカメラ1及び制御装置2は、ネットワーク4を介して、ネットワークストレージ3にアクセス可能である。ネットワーク4は、有線ネットワークであってもよいし、無線ネットワークであってもよい。ネットワーク4は、LAN(Local Area Network)であってもよいし、WAN(Wide Area Network)やインターネット等の広域ネットワークであ
ってもよい。
【0015】
ネットワークカメラ1は、対象物を撮像し、対象物を含む動画を生成する撮像装置である。制御装置2は、ネットワークカメラ1を制御する。制御装置2は、例えば、PLC(Programmable Logic Controller)であってもよく、公知又は任意の通信インターフェー
スを介してPCLと通信可能なクラウドコンピューティングシステム又はその他のコンピューティングシステムに属するサーバ等のコンピュータであってもよい。制御装置2は、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置、プログラム等の各種のデータを記憶
するための記憶装置と、通信の際に利用される通信インターフェース等を備える。記憶装置は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等のメモリ(揮発性記憶装置)、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等のストレージ(不揮発性記憶装置)である。通信インターフェー
スは、例えばネットワークカード等の通信装置によって実現される。そして、制御装置2の演算装置は、例えば記憶装置に格納されたプログラムを実行することによって、各種の動作が実現される。
【0016】
ネットワークストレージ3は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の不揮発性記憶装置である。ネットワークストレージ3は、種々の情報やデータを記憶可能であり、ネットワークカメラ1及び制御装置2は、ネットワーク4を介して、種々の情報やデータをネットワークストレージ3に記憶する。図1に示す構成例では、ネットワークカメラ1は、対象物であるロボット11の映像を撮像する。ロボット11は、コンベア10で搬送されるワークに対して所定の作業を行うロボットアーム12と、ロボットアーム12の動作を制御するロボットコントローラ13とを有する。ワークは、例えば、最終製品、中間製品、半製品、部品、材料等である。
【0017】
検出装置(異常検出部)5は、異常を検出する。検出装置5は、センサ14及び15を有する。センサ14は、ロボットアーム12の動作を監視する監視センサである。センサ14は、ロボットアーム12の動作範囲が所定範囲を超えた場合、ロボットアーム12の動作が異常であることを検知する。センサ14は、ロボットアーム12の動作範囲が所定範囲を超えた場合、外部信号を出力する。検出装置5は、センサ14から外部信号を受け取った場合、異常検出信号を出力する。センサ15は、ロボットアーム12の振動を測定する振動センサである。センサ15は、ロボットアーム12の根元近傍に設置されている。センサ15は、測定した振動値が所定範囲内に収まっていない場合、外部信号を出力する。検出装置5は、センサ15から外部信号を受け取った場合、異常検出信号を出力する。検出装置5から出力された異常検出信号は、トリガ(トリガ信号)として制御装置2に入力される。このように、制御装置2は、対象物の状態に応じて出力されるトリガを検出装置5から取得する。
【0018】
制御装置2は、ロボットコントローラ13からロボットアーム12の制御データを継続的に取得する。例えば、制御装置2は、ロボットアーム12が動作している間、ロボットコントローラ13からロボットアーム12の制御データを取得してもよい。制御装置2は、検出装置5からセンサ14及び15によって測定されたデータ(センサデータ)を継続的に取得する。例えば、制御装置2は、ロボットアーム12が動作している間、検出装置5からセンサデータを取得してもよい。
【0019】
制御装置2は、検出装置5から出力されるトリガを取得した場合、ネットワークカメラ1を制御する。例えば、ネットワークカメラ1は、制御装置2からの制御信号に基づいて、ロボット11の映像を撮像し、撮像した映像の録画を行うことで動画を生成する。ネットワークカメラ1は、生成した動画(動画ファイル、動画データ)をネットワークストレージ3に保存(記憶)する。また、制御装置2は、検出装置5から出力されるトリガを取得した場合、制御データ及びセンサデータをネットワークストレージ3に保存(記憶)する。
【0020】
図2は、異常が発生した場合に実行される処理の概要を示す図である。収集トリガがONに設定されることで、制御データ、センサデータ、動画(動画データ、動画ファイル)及び音声(音声データ、音声ファイル)等の収集データの収集が行われる。収集トリガは省略することが可能であり、収集トリガが省略される場合、収集データの収集が常時行われる。保存トリガがONに設定されることで、収集データの保存が行われる。例えば、収集データは、ネットワークストレージ3に記憶されてもよい。事前準備として、手動で保存トリガをONにすることで、正常時の収集データの保存が行われる。例えば、ユーザが、ネットワークカメラ1に保存トリガをONにするための入力を行った場合、ネットワークカメラ1は、保存トリガがONに設定されたことを認識する。保存トリガがONに設定されると、保存トリガがONに設定されたタイミングの前後の一定時間の動画が保存される。ユーザが、制御装置2に保存トリガをONにするための入力を行った場合、制御装置2は、保存トリガがONに設定されたことを認識する。制御装置2は、ユーザによる入力操作を受け付ける入力部を備え、入力部からトリガ(トリガ信号)の出力がされてもよい。
【0021】
機器に異常が発生すると、機器が緊急停止(異常停止)する。異常発生時に保存トリガがONに設定され、保存トリガがONに設定されたタイミングの前後の一定時間の動画が保存される。例えば、制御装置2が検出装置5から出力されるトリガを取得した場合、保存トリガがONに設定される。図2に示す時間(A1)は、保存トリガがONに設定されたタイミングよりも前の保存時間である。図2に示す時間(A2)は、保存トリガがONに設定されたタイミングよりも後の保存時間である。図2に示す時間(A3)は、保存トリガがONに設定されたタイミングの前後の保存時間(A1+A2)である。ユーザは、時系列データビューアを用いて、正常時の制御データの波形、センサデータの波形及び動画と、異常時の制御データの波形、センサデータの波形及び動画とを比較することで、異常発生の原因究明を容易に行うことができる。
【0022】
図3は、ネットワークカメラ1の機能構成を示す図である。ネットワークカメラ1は、撮像部21と、演算部22と、録画部23と、通信部24と、記憶部25とを備える。撮像部21は、レンズ及び撮像素子を有するカメラで構成されている。撮像部21は、対象物の映像を撮像する。演算部22は、ネットワークカメラ1の各部の制御や、各種の処理を行う。録画部23は、撮像部21により撮像された映像の録画を行うことで動画を生成する。演算部22及び録画部23は、CPU及びRAM等で構成されている。通信部24は、制御装置2との間で通信が可能であると共に、ネットワークストレージ3との間で通信が可能である。通信部24は、例えばネットワークカード等の通信装置によって実現される通信インターフェースであってもよい。記憶部25は、演算部22及び録画部23で実行されるプログラムや、演算部22及び録画部23において実行される処理で使用される各種データ等を記憶する。記憶部25は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等で構成されている。
【0023】
図4は、制御装置2の機能構成を示す図である。制御装置2は、制御部31と、通信部32、記憶部33とを備える。制御部31は、ネットワークカメラ1を制御する。制御部31は、CPU及びRAM等で構成されている。通信部32は、ネットワークカメラ1及びネットワークストレージ3との間で通信を行う。通信部32は、例えばネットワークカード等の通信装置によって実現される通信インターフェースであってもよい。記憶部33は、種々の情報、データを記憶する。記憶部33は、RAM、ROM、HDD、SSD等で構成されている。制御装置2の通信部32とネットワークカメラ1の通信部24との間で通信が可能である。
【0024】
図5は、異常発生時の前後の一定時間の動画を保存する処理の一例を示す図である。図
5を参照して、異常発生時の前後の一定時間の動画を保存する処理を説明する。タイミング(T1)において、録画部23は、撮像部21によって撮像された映像の第1の録画処理を開始する。タイミング(T2)において、録画部23は、撮像部21によって撮像された映像の第2の録画処理を開始する。第1の録画処理の対象である映像と、第2の録画処理の対象である映像とは同じであるが、第1の録画処理の開始のタイミング(T1)と、第2の録画処理の開始のタイミング(T2)とが異なっている。タイミング(T3)において、録画部23は、撮像部21によって撮像された映像の第1の録画処理を停止する。録画部23は、タイミング(T1)で第1の録画処理を開始し、タイミング(T3)で第1の録画処理を停止することで、第1動画を生成する。録画部23は、一定時間(B1時間+B2時間)分の第1動画の生成を行う。図5に示す例では、B1時間とB2時間とは同じ長さである。また、図5に示す例では、第2の録画処理の開始のタイミング(T2)のオフセット時間は、B1時間と同じ長さである。録画部23は、第1動画を生成した後、第1動画を削除してから、新たな第1動画の生成を開始し、新たな第1動画を生成する。すなわち、タイミング(T4)において、録画部23は、撮像部21によって撮像された映像の第1の録画処理を開始する。
【0025】
タイミング(T5)において、録画部23は、撮像部21によって撮像された映像の第2の録画処理を停止する。録画部23は、タイミング(T2)で第2の録画処理を開始し、タイミング(T5)で第2の録画処理を停止することで、第2動画を生成する。録画部23は、一定時間(B2時間+B3時間)分の第2動画の生成を行う。図5に示す例では、B2時間とB3時間とは同じ長さである。したがって、第1動画の録画時間(B1時間+B2時)と第2動画の録画時間(B2時間+B3時間)とは同じ長さである。第1動画の録画時間(B1時間+B2時)及び第2動画の録画時間(B2時間+B3時間)は、例えば、3分であるが、この値に限定されない。録画部23は、第2動画を生成した後、第2動画を削除してから、新たな第2動画の生成を開始し、新たな第2動画を生成する。すなわち、タイミング(T6)において、録画部23は、撮像部21によって撮像された映像の第2の録画処理を開始する。タイミング(T7)において、録画部23は、撮像部21によって撮像された映像の第1の録画処理を停止する。録画部23は、タイミング(T4)で第1の録画処理を開始し、タイミング(T7)で第1の録画処理を停止することで、第1動画を生成する。録画部23は、第1動画を生成した後、第1動画を削除してから、新たな第1動画の生成を開始し、新たな第1動画を生成する。すなわち、タイミング(T8)において、録画部23は、撮像部21によって撮像された映像の第1の録画処理を開始する。
【0026】
タイミング(T9)において、録画部23は、撮像部21によって撮像された映像の第2の録画処理を停止する。録画部23は、タイミング(T6)で第2の録画処理を開始し、タイミング(T9)で第2の録画処理を停止することで、第2動画を生成する。録画部23は、第2動画を生成した後、第2動画を削除してから新たな第2動画を生成する。タイミング(T10)において、異常が発生することで、保存トリガがONに設定される。例えば、制御装置2が、検出装置5からトリガを取得した場合、保存トリガがONに設定される。
【0027】
録画部23は、第1動画における録画の開始のタイミング(T8)から保存トリガがONに設定されたタイミング(T10)までの第1録画時間(C1)が第1所定時間(第1保存時間)以上である否かを判定する。第1録画時間(C1)は、第1時間の一例である。演算部22又は制御装置2が、この判定処理を行ってもよい。保存トリガがONに設定されたタイミング(T10)は、制御装置2がトリガを取得したタイミングであり、制御装置2は、トリガを取得した取得タイミングを演算部22又は録画部23に知らせる。第1所定時間は、ユーザが任意に設定可能である。第1所定時間は、記憶部25に記憶されていてもよいし、制御装置2の記憶装置に記憶されていてもよい。
【0028】
録画部23は、第1録画時間(C1)が第1所定時間以上であり、かつ、第2の録画処理が開始されている場合、第2の録画処理を停止した後、第2動画を削除する。録画部23は、第1録画時間(C1)が第1所定時間以上である場合、保存トリガがONに設定されたタイミング(T10)から第2所定時間(C2)の経過後に第1の録画処理を停止して、第1録画時間(C1)及び第2所定時間(C2)分の第1動画を生成する。録画部23は、第1録画時間(C1)及び第2所定時間(C2)分の第1動画をネットワークストレージ3に保存(記憶)する。
【0029】
ネットワークストレージ3に保存された第1動画の録画時間は、第1録画時間(C1)と第2所定時間(C2)との合計時間である。第1録画時間(C1)は、第1所定時間以上であり、第2所定時間(C2)は、第1所定時間と同じ長さである。したがって、第1動画は、異常発生時の前後の一定時間の動画を含んでおり、ユーザは、ネットワークストレージ3に保存された第1動画を確認して、異常発生の原因究明を容易に行うことが可能である。
【0030】
図6は、異常発生時の前後の一定時間の動画を保存する処理の一例を示す図である。図6を参照して、異常発生時の前後の一定時間の動画を保存する処理を説明する。図6に示すタイミング(T1)~(T8)は、図5に示すタイミング(T1)~(T8)と同様であるので、その説明を省略する。タイミング(T11)において、異常が発生することで、保存トリガがONに設定される。例えば、検出装置5からトリガが出力され、制御装置2がトリガを取得した場合、保存トリガがONに設定される。
【0031】
録画部23は、第2動画における録画の開始のタイミング(T6)から保存トリガがONに設定されたタイミング(T11)までの第2録画時間(C3)が第1所定時間以上である否かを判定する。第2録画時間(C3)は、第2時間の一例である。演算部22又は制御装置2が、この判定処理を行ってもよい。保存トリガがONに設定されたタイミング(T11)は、制御装置2がトリガを取得した取得タイミングであり、制御装置2は、トリガの取得タイミングを演算部22又は録画部23に知らせる。第1所定時間は、ユーザが任意に設定可能である。第1所定時間は、記憶部25に記憶されていてもよいし、制御装置2の記憶装置に記憶されていてもよい。
【0032】
録画部23は、第2録画時間(C3)が第1所定時間以上であり、かつ、第1の録画処理が開始されている場合、第1の録画処理を停止した後、第1動画を削除する。録画部23は、第2録画時間(C3)が第1所定時間(第1保存時間)以上である場合、保存トリガがONに設定されたタイミング(T11)から第2所定時間(C4)の経過後に第2の録画処理を停止して、第2録画時間(C3)及び第2所定時間(C4)分の第2動画を生成する。録画部23は、第2録画時間(C3)及び第2所定時間(C4)分の第2動画をネットワークストレージ3に保存(記憶)する。
【0033】
ネットワークストレージ3に保存された第2動画の録画時間は、第2録画時間(C3)と第2所定時間(C4)との合計時間である。第2録画時間(C3)は、第1所定時間以上であり、第2所定時間(C4)は、第1所定時間と同じ長さである。したがって、第2動画は、異常発生時の前後の一定時間の動画を含んでおり、ユーザは、ネットワークストレージ3に保存された第2動画を確認して、異常発生の原因究明を容易に行うことが可能である。
【0034】
制御装置2は、保存トリガがOFFに設定されているか、保存トリガがONに設定されているか、に応じて、録画部23の録画モードを維持又は変更する。保存トリガがOFFに設定されている場合、すなわち、制御装置2は、トリガを取得していない場合、録画部
23の録画モードを通常モード(第1モード)に維持する。保存トリガがONに設定された場合、すなわち、制御装置2は、トリガを取得した場合、録画部23を制御して、録画部23の録画モードを通常モード(第1モード)から保存モード(第2モード)に変更する。制御部31は、通信部32を介して、ネットワークカメラ1の録画モードを、対象物の状態に応じて取得したトリガに基づいて第1モードから第2モードに変更する制御を実行する。
【0035】
<通常モード>
通常モード(第1モード)では、対象物を含む第1動画の録画時間と対象物を含む第2動画の録画時間とが一部重複するように、第1動画及び第2動画の生成及び削除が順次実行される。例えば、制御装置2の制御部31は、ネットワークカメラ1が備える各部が以下の動作を実行するよう、通信部32を介してネットワークカメラ1を制御してもよい。すなわち、録画部23は、通常モードでは、一定時間(B1時間+B2時間)分の第1動画の生成と、一定時間(B2時間+B3時間)分の第2動画の生成とを異なるタイミングで交互に繰り返し、第1動画を生成した後、第1動画を削除してから新たに第1動画の生成を行い、かつ、第2動画を生成した後、第2動画を削除してから新たに第2動画の生成を行う。第1動画における録画の開始から停止までの第1時間帯の後半と、第2動画における録画の開始から停止までの第2時間帯の前半とが重複する。
【0036】
図5及び図6に示す例では、第1動画における録画の開始から停止までの第1時間帯は、タイミング(T1)からタイミング(T3)までの時間帯である。図5及び図6に示す例では、第1動画における録画の開始から停止までの第1時間帯の後半は、タイミング(T2)からタイミング(T3)までの時間帯である。図5及び図6に示す例では、第2動画における録画の開始から停止までの第2時間帯は、タイミング(T2)からタイミング(T5)までの時間帯である。図5及び図6に示す例では、第2動画における録画の開始から停止までの第2時間帯の前半は、タイミング(T2)からタイミング(T3)までの時間帯である。第2動画における第2時間帯の後半と、新たに生成された第1動画における第1時間帯の前半とが重複する。図5及び図6に示す例では、第2動画における第2時間帯の後半は、タイミング(T3)からタイミング(T5)までの時間帯である。図5及び図6に示す例では、新たに生成された第1動画における第1時間帯は、タイミング(T4)からタイミング(T7)までの時間帯である。図5及び図6に示す例では、新たに生成された第1動画における第1時間帯の前半は、タイミング(T4)からタイミング(T5)までの時間帯である。
【0037】
<保存モード>
保存モード(第2モード)では、第1動画の録画開始からトリガの取得までの第1時間と、第2動画の録画開始からトリガの取得までの第2時間とに基づいて、第1動画及び第2動画のうち何れかが保存される。例えば、制御装置2の制御部31は、ネットワークカメラ1が備える各部が以下の動作を実行するよう、通信部32を介してネットワークカメラ1を制御してもよい。すなわち、録画部23は、保存モードでは、第1動画の録画開始からトリガの取得タイミングまでの第1録画時間が第1所定時間以上である場合、取得タイミングから第2所定時間経過後に第1の録画処理を停止して第1動画を生成し、第1動画を保存する。録画部23は、保存モードでは、第1録画時間が第1所定時間以上であり、かつ、第2の録画処理が開始されている場合、第2の録画処理を停止した後、第2動画を削除する。録画部23は、保存モードでは、第2動画における録画の開始から入力タイミングまでの第2録画時間が第1所定時間以上である場合、入力タイミングから第2所定時間経過後に第2の録画処理を停止して第2動画を生成し、第2動画を保存する。録画部23は、保存モードでは、第2録画時間が第1所定時間以上であり、かつ、第1の録画処理が開始されている場合、第1の録画処理を停止した後、第1動画を削除する。
【0038】
図7A及び図7Bは、比較例を説明する図である。図7Aに示す比較例では、撮像した映像を一定周期で分割録画するため、複数の動画が生成される。タイミング(n)で異常が発生した場合、タイミング(n-1)の動画ファイル、タイミング(n)の動画ファイル及びタイミング(n+1)の動画ファイルを連結し、その他のファイルを削除する。図7Aに示す比較例では、分割した動画ファイルの境界部分の動画が欠損しているため、分割した動画ファイルの境界部分で異常が発生した場合、動画ファイルが、異常発生時の状況を含んでいない可能性がある。また、図7Aに示す比較例では、複数の動画ファイルを連結する必要がある。本実施形態では、異常発生時に生成された第1動画及び第2動画の一方が、異常発生時の前後の一定時間の動画を含んでいる。したがって、本実施形態では、第1動画及び第2動画の一方を保存すればよいため、動画の管理が簡易かつ容易である。また、本実施形態に係る撮像システムによれば、複数の動画を連結する等の編集作業を必要としないため、異常発生時の原因究明を容易に行うことができる。本実施形態に係る撮像システムでは、複数の動画を連結する等の動画編集の処理を必要としないため、ハードウェア性能の制約が大きいPLC等の機器による実現が容易となる。本実施形態に係る撮像システムによれば、異常発生時の前後の一定時間の設定の上限を大きくしたり又は無くしたりすることが可能となる。本実施形態に係る撮像システムでは、動画の分割が不要であるため、分割された動画を後から連結することで連結部の動画が途切れるといったことが発生しない。本実施形態に係る撮像システムによれば、連続した動画を保存することができるため、異常発生時の原因究明を容易に行うことができる。
【0039】
図7Bに示す比較例では、撮像した映像を継続的に録画するため、動画ファイルのサイズが大きくなり、現実的ではない。また、異常発生時の前後の一定時間の動画を、動画ファイルから抽出する必要があるため、膨大な時間を要する可能性がある。本実施形態に係る撮像システムによれば、異常発生時に生成された第1動画又は第2動画は、異常発生時の原因究明に必要な分の録画時間であるため、異常発生時の原因究明を容易に行うことができる。
【0040】
また、上記で説明した各処理は、制御方法、撮像方法などとして捉えてもよい。上記で説明した各処理は、コンピュータが実行する方法として捉えてもよい。本発明は、上記説明した各構成、各手段、各機能の少なくとも一部を有する撮像システム、制御システム、処理システムなどとして捉えてもよい。上記で説明した各処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを、ネットワークを通じて、又は、非一時的にデータを保持するコンピュータ読取可能な記録媒体等からコンピュータに提供してもよい。なお、上記手段および処理の各々は可能な限り互いに組み合わせて本発明を構成することができる。
【0041】
《コンピュータが読み取り可能な記録媒体》
情報処理装置その他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記何れかの機能を実現させるプログラムを非一時的なコンピュータ可読媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、このコンピュータ可読媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。ここで、コンピュータ可読媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DVD、ブルーレイディスク、フラッシュメモリなどのメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM等がある。
【0042】
<付記1>
制御部(31)と通信部(32)とを備える制御装置(2)であって、
前記制御部(31)は、前記通信部(32)を介して、対象物を含む動画を生成する撮
像装置(1)の録画モードを、前記対象物の状態に応じて取得したトリガに基づいて第1モードから第2モードに変更する制御を実行し、
前記第1モードでは、前記対象物を含む第1動画の録画時間と前記対象物を含む第2動画の録画時間とが一部重複するように、前記第1動画及び前記第2動画の生成及び削除が順次実行され、
前記第2モードでは、前記第1動画の録画開始から前記トリガの取得までの第1時間と、前記第2動画の録画開始から前記トリガの取得までの第2時間とに基づいて、前記第1動画及び前記第2動画のうち何れかが保存される、
制御装置(2)。
<付記2>
前記第2モードでは、前記第1時間が第1所定時間以上である場合、前記第1動画が保存される、
付記1に記載の制御装置(2)。
<付記3>
前記第2モードでは、前記トリガの取得から第2所定時間経過後に前記第1動画の録画を停止して前記第1動画が生成される、
付記2に記載の制御装置(2)。
<付記4>
前記第2モードでは、前記第2時間が第1所定時間以上である場合、前記第2動画が保存される、
付記1に記載の制御装置(2)。
<付記5>
前記第2モードでは、前記トリガの取得から第2所定時間経過後に前記第2動画の録画を停止して前記第2動画が生成される、
付記2に記載の制御装置(2)。
<付記6>
前記トリガは、異常を検出する異常検出部から出力される、
付記1から5の何れか一つに記載の制御装置(2)。
<付記7>
前記撮像装置(1)は、前記通信部(32)と通信可能なネットワークカメラ(1)である、
付記1から6の何れか一つに記載の制御装置(2)。
<付記8>
前記第1動画又は前記第2動画は、前記撮像装置(1)と通信可能なネットワークストレージ(3)に保存される、
付記1から7の何れか一項に記載の制御装置(2)。
<付記9>
通信部(32)を備える制御装置(2)の制御方法であって、
前記通信部(32)を介して、対象物を含む動画を生成する撮像装置(1)の録画モードを、前記対象物の状態に応じて取得したトリガに基づいて第1モードから第2モードに変更する制御を実行するステップを有し、
前記第1モードでは、前記対象物を含む第1動画の録画時間と前記対象物を含む第2動画の録画時間とが一部重複するように、前記第1動画及び前記第2動画の生成及び削除が順次実行され、
前記第2モードでは、前記第1動画の録画開始から前記トリガの取得までの第1時間と、前記第2動画の録画開始から前記トリガの取得までの第2時間とに基づいて、前記第1動画及び前記第2動画のうち何れかが保存される、
制御方法。
<付記10>
通信部(32)を備える制御装置(2)に、
前記通信部(32)を介して、対象物を含む動画を生成する撮像装置の録画モードを、前記対象物の状態に応じて取得したトリガに基づいて第1モードから第2モードに変更する制御を実行させるためのプログラムであって、
前記第1モードでは、前記対象物を含む第1動画の録画時間と前記対象物を含む第2動画の録画時間とが一部重複するように、前記第1動画及び前記第2動画の生成及び削除が順次実行され、
前記第2モードでは、前記第1動画の録画開始から前記トリガの取得までの第1時間と、前記第2動画の録画開始から前記トリガの取得までの第2時間とに基づいて、前記第1動画及び前記第2動画のうち何れかが保存される、
プログラム。
【符号の説明】
【0043】
1:ネットワークカメラ
2:制御装置
3:ネットワークストレージ
4:ネットワーク
5:検出装置
21:撮像部
22:演算部
23:録画部
24:通信部
25:記憶部
31:制御部
32:通信部
33:記憶部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7