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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024130385
(43)【公開日】2024-09-30
(54)【発明の名称】載置台ブロック及び載置台
(51)【国際特許分類】
   E04F 19/08 20060101AFI20240920BHJP
   F24F 7/10 20060101ALI20240920BHJP
   F24F 7/06 20060101ALI20240920BHJP
   F24F 13/08 20060101ALI20240920BHJP
   A47B 81/00 20060101ALN20240920BHJP
【FI】
E04F19/08 102F
F24F7/10 A
F24F7/06 P
F24F13/08 A
E04F19/08 102E
A47B81/00 T
A47B81/00 M
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023040066
(22)【出願日】2023-03-14
(71)【出願人】
【識別番号】000133445
【氏名又は名称】株式会社ダスキン
(74)【代理人】
【識別番号】100129791
【弁理士】
【氏名又は名称】川本 真由美
(74)【代理人】
【識別番号】100184343
【弁理士】
【氏名又は名称】川崎 茂雄
(72)【発明者】
【氏名】田中 豊一
【テーマコード(参考)】
3L058
3L081
【Fターム(参考)】
3L058BG01
3L081AA03
(57)【要約】
【課題】換気扇を収容室内の手前の位置に設置した場合であっても、換気扇に至る空気の流れの安定化を図ることができる、載置台を、構成できる載置台ブロック、を提供すること。
【解決手段】底面に換気扇を備えた収容室の底面上に敷設される載置台を構成する載置台ブロック1Aであって、平面視矩形の平板部11と、平板部11を所定高さに支持する4つの周壁部12と、からなっており、1つ以上の周壁部12は、周壁部12に対する貫通領域を任意に形成できる貫通形成構造3を有しており、所定高さは、換気扇の吸気口の高さよりも高い、ことを特徴としている。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
底面に換気扇を備えた収容室の底面上に敷設される載置台を構成する載置台ブロックであって、
平面視矩形の平板部と、前記平板部を所定高さに支持する4つの周壁部と、からなっており、1つ以上の前記周壁部は、前記周壁部に対する貫通領域を任意に形成できる貫通形成構造を有しており、
前記所定高さは、前記換気扇の吸気口の高さよりも高い、
ことを特徴とする載置台ブロック。
【請求項2】
前記平板部が、前記換気扇をメンテナンスするための覗き孔と、前記覗き孔を開閉する蓋と、を有している、
請求項1記載の載置台ブロック。
【請求項3】
前記平板部が、簀の子の形態を有している、
請求項1又は2に記載の載置台ブロック。
【請求項4】
前記貫通形成構造が、破砕除去可能な脆弱部からなっている、
請求項1又は2に記載の載置台ブロック。
【請求項5】
前記脆弱部は、前記周壁部に形成されたミシン目又は薄肉ラインに沿って切断除去されるようになっている、
請求項4記載の載置台ブロック。
【請求項6】
前記ミシン目又は前記薄肉ラインの、一部に、切込みが形成されている、
請求項5記載の載置台ブロック。
【請求項7】
前記脆弱部は、全体が薄肉に形成されている、
請求項4記載の載置台ブロック。
【請求項8】
前記貫通形成構造が、前記周壁部に対する貫通領域と、前記貫通領域を開閉可能な扉と、を有している、
請求項1又は2に記載の載置台ブロック。
【請求項9】
更に、前記平板部が、前記周壁部による前記平板部の支持を補強するための補強脚部を、有している、
請求項1又は2に記載の載置台ブロック。
【請求項10】
前記補強脚部は、前記平板部に対して取り外し可能に設けられている、
請求項9記載の載置台ブロック。
【請求項11】
底面に換気扇を備えた収容室の前記底面上に敷設される載置台であって、
請求項1記載の載置台ブロックを含んでおり、
前記載置台ブロックは、任意の箇所の前記貫通形成構造によって形成された前記貫通領域を、有している、
ことを特徴とする、載置台。
【請求項12】
更に、請求項2記載の載置台ブロックを含んでおり、
当該載置台ブロックは、前記蓋が前記収容室内の手前の位置に来るように設置されている、
請求項11記載の載置台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、底面に換気扇を備えた収容室の底面上に敷設される載置台を構成する載置台ブロック、及び、当該載置台ブロックを用いて構成された載置台、に関する。なお、収容室としては、例えば、押し入れ、クローゼット、倉庫、納戸、物置などが挙げられる。
【背景技術】
【0002】
近年、押し入れのような収容室の底面に、収容室の換気のために、床下設置型の換気扇が設置されるようになっている。その場合、収容室の底面上には、簀の子のような載置台を敷設している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2022-150222号公報
【特許文献2】特開2012-180953号公報
【特許文献3】特開2003-042511号公報
【特許文献4】特開2002-273147号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、簀の子のような載置台を用いた場合には、換気扇に至る空気の流れが不安定であり、効果的な換気を行うのが困難であった。特に、換気扇のメンテナンスの容易化のために、換気扇を収容室内の手前の位置に設置すると、収容室の奥からの空気の流れが、より不安定になっていた。
【0005】
本発明は、換気扇を収容室内の手前の位置に設置した場合であっても、換気扇に至る空気の流れの安定化を図ることができる、載置台、及び、当該載置台を構成できる載置台ブロック、を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1態様は、底面に換気扇を備えた収容室の底面上に敷設される載置台を構成する載置台ブロックであって、
平面視矩形の平板部と、前記平板部を所定高さに支持する4つの周壁部と、からなっており、1つ以上の前記周壁部は、前記周壁部に対する貫通領域を任意に形成できる貫通形成構造を有しており、
前記所定高さは、前記換気扇の吸気口の高さよりも高い、
ことを特徴としている。
【0007】
本発明の第2態様は、底面に換気扇を備えた収容室の前記底面上に敷設される載置台であって、
前記第1態様の載置台ブロックを含んでおり、
前記載置台ブロックは、任意の箇所の前記貫通形成構造によって形成された前記貫通領域を、有している、
ことを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、換気扇を収容室内の手前の位置に設けることによって、換気扇のメンテナンスの容易化を図ることができるとともに、その場合であっても、換気扇に至る空気の流れを制御して流れの安定化を図ることができる、載置台を、得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の載置台ブロックと、当該載置台ブロックを用いた載置台と、当該載置台が敷設された収容室と、を示す正面透視図である。
図2図1のII矢視透視図である。
図3】一方の載置台ブロックの斜視図である。
図4図3の載置台ブロックの裏面図である。
図5図3の載置台ブロックの右側面図である。
図6図3の載置台ブロックの正面図である。
図7】脆弱部が切断除去されて形成された、周壁部に対する貫通領域を、示す斜視図である。
図8】他方の載置台ブロックの斜視図であり、図3に対応している。
図9図8のIX-IX断面図である。
【0010】
図10】両方の載置台ブロックからなる載置台が敷設された押し入れを示す平面略図である。
図11】両方の載置台ブロックからなる載置台が敷設された押し入れの変形構成を示す平面略図である。
図12】脆弱部の変形構成の第1例を示す、図6に相当する図である。
図13】脆弱部の変形構成の第2例を示す、図6に相当する図である。
図14】脆弱部の変形構成の第3例を示す、図6に相当する図である。
図15】脆弱部の変形構成の第4例を示す斜視図である。
図16】貫通形成構造の変形構成の一例を示す、図6に相当する図である。
図17図3の載置台ブロックの変形構成の一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1は、本発明の載置台ブロックと、当該載置台ブロックを用いた載置台と、当該載置台が敷設された収容室と、を示す正面透視図である。図2は、図1のII矢視透視図である。この収容室は、押し入れ100である。
【0012】
[押し入れ100]
押し入れ100は、直方体の箱形態を有しており、六面で囲まれた内部空間110を有している。六面とは、開閉可能な襖からなる前面101と、後面102と、天面103と、住居の床からなる底面104と、前方から見た場合の右側面105と、左側面106と、である。底面104上には、載置台1が敷設されている。また、換気扇2が底面104を貫通して設けられている。
【0013】
[載置台1]
載置台1は、2つの載置台ブロック(以下、単に「ブロック」と称する)1A、1Bを左右方向に並設して構成されている。また、押し入れ100の底面104には、換気扇2が設置されている。換気扇2は、床下設置型であり、ブロック1Bの下方の床下に設けられている。
【0014】
(ブロック1A)
図3は、ブロック1Aの斜視図である。図4は、図3のブロック1Aの裏面図である。図5は、図3のブロック1Aの右側面図である。図6は、図3のブロック1Aの正面図である。ブロック1Aは、平面視矩形の平板部11と、平板部11を所定高さHに支持する4つの周壁部12と、からなっている。ここでは、4つの周壁部12は、長辺の周壁部121、122と、短辺の周壁部123、124と、からなっている。全ての周壁部12は、周壁部12に対する貫通領域13(図7)を任意に形成できる貫通形成構造3を有している。具体的には、周壁部121には貫通形成構造31、32が形成されており、周壁部122には貫通形成構造33、34が形成されており、周壁部123には貫通形成構造35が形成されており、周壁部124には貫通形成構造36が形成されている。所定高さHは、換気扇2の吸気口21の高さH1(図1)よりも高い。
【0015】
平板部11は、周壁部12による平板部11の支持を補強するための補強脚部14を、有している。補強脚部14は、周壁部12と周壁部12との交差部すなわち平板部11の角部と、周壁部121、122の長手方向の中央部と、平板部11の内部と、に配置されている。補強脚部14は、平板部11に対して取り外し可能に設けられている。
【0016】
貫通形成構造3は、破砕除去可能な脆弱部30からなっている。脆弱部30は、周壁部12に形成されたミシン目301に沿って切断除去されるようになっている。例えば、図7に示されるように、脆弱部30が切断除去されると、周壁部12には貫通領域13が形成される。
【0017】
(ブロック1B)
図8は、ブロック1Bの斜視図であり、図3に対応している。図9は、図8のIX-IX断面図である。ブロック1Bは、次の点のみがブロック1Aとは異なっており、その他はブロック1Aと同じ構成を有している。すなわち、図8に示されるよう、ブロック1Bでは、平板部11が、換気扇2をメンテナンスするための覗き孔111と、覗き孔111を開閉する蓋112と、を有している。なお、図8は、蓋112が閉じた状態を示しているが、図9は、蓋112が開いた状態を示している。ブロック1Bにおいて、覗き孔111及び蓋112は、前方に偏って配置されている。
【0018】
押し入れ100において、ブロック1Bは、覗き孔111及び蓋112が押し入れ100内の手前の位置に来るように、底面104上に敷設されている。
【0019】
図10は、ブロック1A、1Bからなる載置台1が敷設された押し入れ100を示す平面略図である。載置台1のブロック1A、1Bは、所望の箇所の貫通形成構造3によって形成された貫通領域13を、有している。なお、図10では、貫通領域13を透視して且つわかりやすく示している。具体的には、ブロック1Aにおいては、貫通形成構造32の脆弱部30が切断除去されて貫通領域132が形成されており、貫通形成構造34の脆弱部30が切断除去されて貫通領域134が形成されており、貫通形成構造36の脆弱部30が切断除去されて貫通領域136が形成されており、ブロック1Bにおいては、貫通形成構造32の脆弱部30が切断除去されて貫通領域132が形成されており、貫通形成構造34の脆弱部30が切断除去されて貫通領域134が形成されており、貫通形成構造36の脆弱部30が切断除去されて貫通領域136が形成されている。
【0020】
[作動]
布団200などの収容物が収容された密閉状態の押し入れ100において、換気扇2を作動させると、図10に示されるように、押し入れ100内の左右両側の空気が矢印A、Bに示されるように流れ、奥の空気が矢印C、Dに示されるように流れて、換気扇2に至り、床下へ流れて、戸外へ排出される。これにより、押し入れ100内の湿気が除去される。
【0021】
[作用効果]
(1)ブロック1Bを、覗き孔111及び蓋112が押し入れ100内の手前の位置に来るように、設置できる。したがって、換気扇2を押し入れ100内の手前の位置に設けることができる。したがって、換気扇2のメンテナンスの容易化を図ることができる。
【0022】
(2)特に矢印Dのような空気の流れを生じさせることができるので、押し入れ100の奥の空気を効率良く換気扇2に集めることができる。したがって、押し入れ100内の湿気を効率良く除去することができる。
【0023】
(3)周壁部12が多数の貫通形成構造3を有しており、貫通形成構造3がミシン目301に沿って切断除去できる脆弱部30であるので、多数の貫通形成構造3の内から、任意に選択して且つ容易に、貫通領域13を形成できる。したがって、載置台1において、換気扇2に至る空気の流れを制御できる。
【0024】
(4)換気扇2に至る空気の流れを制御できるので、載置台1に載置される収容物の、種類、状態、収容具合などに応じて、換気扇2に至る良好な空気の流れを実現できる。したがって、押し入れ100の収容物に起因した湿気を押し入れ100から有効に除去できる。
【0025】
以上のように、上記構成のブロック1A、1Bによれば、換気扇2を押し入れ100内の手前の位置に設けることによって、換気扇2のメンテナンスの容易化を図ることができるとともに、その場合であっても、換気扇2に至る空気の流れを制御して流れの安定化を図ることができる、載置台1を、得ることができる。
【0026】
(変形構成)
本発明は、次のような変形構成の1つ又は2つ以上を任意に採用できる。
【0027】
(A)例えば、収容物の湿気の多い部分が載置台1のブロック1Aの奥側に位置する場合には、貫通領域13は、図11に示されるように、形成されるのが好ましい。具体的には、ブロック1Aにおいては、貫通形成構造34の脆弱部30が切断除去されて貫通領域134が形成されており、貫通形成構造36の脆弱部30が切断除去されて貫通領域136が形成されており、ブロック1Bにおいては、貫通形成構造32の脆弱部30が切断除去されて貫通領域132が形成されている。これによれば、押し入れ100の右奥側の空気を、矢印Eに示されるように、効率良く換気扇2に導くことができ、したがって、押し入れ100内の湿気を有効に除去できる。
【0028】
このように、上記構成の載置台1によれば、換気扇2に至る所望の空気の流れを生じさせることができるので、収容物の状態などに応じて換気扇2に至る良好な空気の流れを得ることができ、したがって、押し入れ100内の湿気を有効に除去できる。
【0029】
(B)貫通形成構造3である脆弱部30が、図12に示されるように、薄肉ライン302に沿って切断除去されるようになっている。薄肉ライン302は、周壁部12に対して、表面から、又は、裏面から、又は、表裏両面から、溝を形成することによって形成できる。これによっても、脆弱部30を容易に切断除去して貫通領域13を得ることができる。
【0030】
(C)貫通形成構造3である脆弱部30のミシン目301の一部に、図13に示されるように、切込み303が形成されている。これによれば、脆弱部30を更に容易に切断除去して貫通領域13を得ることができる。なお、図13では、切込み303を、ミシン目301の両側の縦線3011、3012の部分に形成しているが、一方の縦線3011又は3012の部分と、横線3013の部分とに、形成してもよい。
【0031】
(D)貫通形成構造3である脆弱部30の薄肉ライン302の一部に、図14に示されるように、切込み303が形成されている。これによれば、脆弱部30を更に容易に切断除去して貫通領域13を得ることができる。なお、図14では、切込み303を、薄肉ライン302の両側の縦線3021、3022の部分に形成しているが、一方の縦線3021又は3022の部分と、横線3023の部分とに、形成してもよい。
【0032】
(E)貫通形成構造3である脆弱部30は、図15に示されるように、全体が薄肉に形成されている。これによっても、脆弱部30を容易に破砕除去して貫通領域13を得ることができる。
【0033】
(F)貫通形成構造3が、図16に示されるように、周壁部12に対する貫通領域13と、貫通領域13を開閉可能な扉39と、を有している。扉39は、右扉391と左扉392とからなっており、引き戸になっている。なお、図16(A)は右扉391が開いた状態を示しており、図16(B)は左扉392が開いた状態を示しており、図16(C)は右扉391と左扉392とが閉じた状態を示している。
【0034】
(G)ブロック1Aが、図17に示されるように、図3のブロック1Aに比して細い形態を有している。すなわち、ブロック1Aの形態は、図3の形態に限られるものではなく、図17に示されるように細くてもよく、又は、太くてもよく、又は、平面視正方形状でもよい。
【0035】
(H)貫通形成構造3が、4つの周壁部12の内の任意の1~3つの周壁部12に形成されている。
【0036】
(I)1つの周壁部12に形成される貫通形成構造3の数は、1つ又は2つに限られるものではなく、3つ以上でもよい。
【0037】
(J)ブロック1Aの平板部11が、簀の子の形態を有している。
【0038】
(K)ブロック1Bの平板部11が、簀の子の形態を有している。
【0039】
(L)載置台1が、ブロック1Bのみを用いて構成されている。
【0040】
(M)載置台1が、1つ以上のブロック1Bと、2つ以上のブロック1Aと、を用いて構成されている。
【0041】
(N)載置台1が、1つ以上のブロック1Bの他に、簀の子を含んでいる。この場合、簀の子は、ブロック1Aとともに用いてもよい。
【0042】
(O)収容室が、クローゼット又は倉庫又は納戸又は物置である。
【0043】
(P)吸放湿シートが、押し入れ100の六面、すなわち、前面101、後面102、天面103、底面104、右側面105、及び左側面106、の内の少なくとも一面に、当該面に沿うように且つ当該面の略全面に、設けられている。吸放湿シートは、周辺の空気の湿度が高いほど、空気中の水蒸気を吸い込み、すなわち、吸湿を行い、周辺の空気の湿度が低いほど、空気中に水蒸気を放出する、すなわち、放湿を行う、という性質を、有している。吸放湿シートは、両面テープ又はマジックテープ(登録商標)などによって、各面に取り付けられている。
【0044】
(Q)図4に示されるブロック1Aにおいて、周壁部121、122の長手方向の中央部には、補強脚部14が設けられていない。又は、平板部11の内部には、補強脚部14が設けられていない。これらは、ブロック1Bにおいても、同様である。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明の載置台ブロックは、換気扇を収容室内の手前の位置に設置した場合であっても、換気扇に至る空気の流れの安定化を図ることができる、載置台を、構成できるので、産業上の利用価値が大である。
【符号の説明】
【0046】
1 載置台
1A、1B 載置台ブロック
11 平板部
12(121、122、123、124) 周壁部
13(131、132、133、134、136) 貫通領域
14 補強脚部
100 押し入れ(収容室)
104 底面
111 覗き孔
112 蓋
2 換気扇
21 吸気口
3 貫通形成構造
30 脆弱部
39(391、392) 扉
301 ミシン目
302 薄肉ライン
303 切込み
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17