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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024130395
(43)【公開日】2024-09-30
(54)【発明の名称】スタッカクレーン
(51)【国際特許分類】
   B65G 1/04 20060101AFI20240920BHJP
【FI】
B65G1/04 527
B65G1/04 531D
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023040077
(22)【出願日】2023-03-14
(71)【出願人】
【識別番号】000003643
【氏名又は名称】株式会社ダイフク
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】川島 智彦
(72)【発明者】
【氏名】中川 凌
【テーマコード(参考)】
3F022
【Fターム(参考)】
3F022JJ09
3F022KK05
3F022MM01
3F022MM11
3F022MM57
3F022NN02
3F022NN05
3F022NN08
(57)【要約】
【課題】スタッカクレーンのキャリッジの重量を軽量化する。
【解決手段】スタッカクレーン(1)は、マスト(10)と、マスト(10)に対して昇降可能に設けられるキャリッジ(30)と、キャリッジ(30)に搭載され、キャリッジ(30)に対して可動する可動部と、前記可動部に供給される動力を制御する可動制御機器と、を備え、前記可動制御機器は、キャリッジ(30)の外部に配置されている。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マストと、
前記マストに対して昇降可能に設けられるキャリッジと、
前記キャリッジに搭載され、前記キャリッジに対して可動する可動部と、
前記可動部に供給される動力を制御する可動制御機器と、を備え、
前記可動制御機器は、前記キャリッジの外部に配置されている、スタッカクレーン。
【請求項2】
前記可動制御機器は前記マストに取り付けられた筐体内に格納されている、請求項1に記載のスタッカクレーン。
【請求項3】
前記キャリッジを昇降させるリフト部に供給される動力を制御する昇降制御機器と、
前記マストが立設される走行部と、
前記走行部に供給される動力を制御する走行制御機器と、を更に備え、
前記昇降制御機器及び前記走行制御機器は、前記筐体内に格納されている、請求項2に記載のスタッカクレーン。
【請求項4】
前記筐体は、前記マストに対して、前記走行部の走行方向と直交し、且つ前記マストの延伸方向と直交する方向に取り付けられている、請求項3に記載のスタッカクレーン。
【請求項5】
前記走行部の走行方向に離間した複数の前記マストを備えており、
前記筐体は、前記走行部の走行経路の一端の側に位置するホーム位置の側に設けられた前記マストに取り付けられている、請求項3に記載のスタッカクレーン。
【請求項6】
前記可動部と前記可動制御機器とを電気的に接続する昇降ケーブルを更に備え、
前記昇降ケーブルは、前記マストに対して前記筐体が取り付けられる側と同じ側に取り付けられている、請求項4に記載のスタッカクレーン。
【請求項7】
前記走行方向に離間した複数の前記マストを備えており、
前記キャリッジには、前記昇降ケーブルが接続されるコネクタが設置されるコネクタプレートが設けられ、
前記コネクタプレートは、前記走行方向において、前記筐体が取り付けられた前記マストの側に位置している、請求項6に記載のスタッカクレーン。
【請求項8】
前記コネクタプレートは、前記走行方向と直交する方向において、前記筐体が位置する側に位置している、請求項7に記載のスタッカクレーン。
【請求項9】
前記可動制御機器は、前記可動部が有する駆動部に供給される電流を制御する、請求項1に記載のスタッカクレーン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スタッカクレーンに関する。
【背景技術】
【0002】
物品の搬送、及び荷棚に対して物品の出し入れを行うスタッカクレーンが従来技術として知られている。例えば、特許文献1には、床面に設けられたレール上を走行するクレーン本体と、そのクレーン本体に立設されるマストと、そのマストに昇降可能に設けられる荷台と、スタッカクレーンに設けられた各部の動作を制御する複数の制御装置と、を備えるスタッカクレーンについて記載がされている。
【0003】
コンテナが載置される載置部を有する荷台には、コンテナを入出庫させるための入出庫モータと、コンテナの入出庫を行う駆動ユニットと、が設けられている。入出庫モータを駆動させることで駆動ユニットが荷台に対して移動し、荷台と荷棚との間でコンテナの入出庫が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011-201608号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1では、入出庫モータを制御する制御装置が荷台に搭載されている。そのため、制御装置が搭載されている分だけ荷台の重量が増加してしまう。
【0006】
本発明の一態様は、スタッカクレーンのキャリッジの重量を軽量化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るスタッカクレーンは、マストと、
前記マストに対して昇降可能に設けられるキャリッジと、前記キャリッジに搭載され、前記キャリッジに対して可動する可動部と、前記可動部に供給される動力を制御する可動制御機器と、を備える。前記可動制御機器は、前記キャリッジの外部に配置されている。
【0008】
上記構成によれば、キャリッジに搭載される可動部に供給される動力を制御する可動制御機器は、キャリッジの外部に配置されている。そのため、可動制御機器の重量の分だけキャリッジの重量を減らすことができる。これにより、キャリッジの重量を軽量化することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、スタッカクレーンのキャリッジの重量を軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施形態に係る物品搬送システムの概要を説明する図である。
図2】本発明の実施形態に係るスタッカクレーンを示す斜視図である。
図3図2に示すスタッカクレーンを前方から見た正面図である。
図4】スタッカクレーンが備えるキャリッジを上方から見た平面図である。
図5】スタッカクレーンが備えるキャリッジを上方から見た平面図である。
図6】スタッカクレーンが備えるキャリッジを右側方から見た断面図である。
図7】スタッカクレーンのマストに取り付けられるドライバボックス内部の配置を説明する図である。
図8図1に示すスタッカクレーンの電気的構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、図1図8を参照して詳細に説明する。
【0012】
〔物品搬送システム〕
図1を参照して、物品搬送システム100の概要について説明する。図1は、物品搬送システム100の概要を説明する図である。なお、図1に示す物品搬送システム100は、本発明の一実施形態のスタッカクレーンが適用されるシステムの一例である。また、説明の便宜上、図1等の矢印で示されるように、上下方向、前後方向、及び左右方向を定義する。なお、本実施形態において、上下方向は前後方向及び左右方向と直交する方向であって、前後方向は左右方向と直交する方向である。
【0013】
図1に示す物品搬送システム100は、スタッカクレーン1と、荷棚2A及び2Bと、を備える。荷棚2A及び2Bは、物品を載置可能な棚である。荷棚2A及び2Bは、上下方向に複数の段が設けられ、その各段の左右方向において物品を載置するスペースが区画化されている。荷棚2Aと荷棚2Bとの間には、スタッカクレーン1の走行経路を構成する走行ガイドレール3がフロアに設置され、荷棚2Aと荷棚2Bとの間をスタッカクレーン1が走行可能となっている。荷棚2Aはスタッカクレーン1の後方に位置し、荷棚2Bはスタッカクレーン1の前方に位置する。
【0014】
スタッカクレーン1は、物品を搬送する装置である。スタッカクレーン1の上下方向の高さは、2m~18m程である。スタッカクレーン1は、走行ガイドレール3に沿って走行する。本実施形態において、スタッカクレーン1の走行方向D1は、左右方向である。物品搬送システム100は、複数のスタッカクレーン1を備えてもよい。本実施形態においては、走行ガイドレール3上を2つのスタッカクレーン1が走行する。なお、物品搬送システム100は、走行ガイドレール3上を1つのスタッカクレーン1が走行する構成としてもよい。
【0015】
以下の説明において、図1の左側に示すスタッカクレーン1については、スタッカクレーン1Aと称し、図1の右側に示すスタッカクレーン1についてはスタッカクレーン1Bと称する。
【0016】
スタッカクレーン1A及び1Bは、物品の搬送を行わない待機状態の場合、各ホーム位置HP1及びHP2にて待機する。ホーム位置HP1は走行ガイドレール3の左側に設けられ、ホーム位置HP2は走行ガイドレール3の右側に設けられている。物品の搬送を行う場合、スタッカクレーン1Aはホーム位置HP1から搬送位置CP1へ、スタッカクレーン1Bはホーム位置HP2から搬送位置CP2へ移動する。搬送位置CP1及びCP2は、荷棚2A又は2Bから物品の出し入れを行うことが可能な位置である。搬送位置CP1及びCP2は、荷棚2A又は2Bに載置される物品の位置に応じて異なる。
【0017】
スタッカクレーン1Aの搬送位置CP1はホーム位置HP1よりも走行ガイドレール3の右側の位置であり、スタッカクレーン1Bの搬送位置CP2はホーム位置HP2よりも走行ガイドレール3の左側の位置である。スタッカクレーン1Aはホーム位置HP1と搬送位置CP1との間を往復移動し、スタッカクレーン1Bはホーム位置HP2と搬送位置CP2との間を往復移動する。
【0018】
例えば、スタッカクレーン1Aが、前側の荷棚2Bの左から4番目の列に載置される物品の出し入れを行う場合、スタッカクレーン1Aは、ホーム位置HP1から図1に示す搬送位置CP1まで移動する。スタッカクレーン1Aは、搬送位置CP1にて物品の出し入れが完了すると、ホーム位置HP1に戻る。
【0019】
〔スタッカクレーン〕
次に、スタッカクレーン1の詳細な構成について図2及び図3を参照して説明する。図2は、スタッカクレーン1Aを示す斜視図である。図3は、図2に示すスタッカクレーン1Aを前方から見た正面図である。なお、スタッカクレーン1A及び1Bは何れも同じ構成であるため、スタッカクレーン1Aについてのみ説明し、スタッカクレーン1Bの説明は省略する。図2に示すように、スタッカクレーン1Aは、マスト10と、走行台車20と、キャリッジ30と、制御ボックス40と、ドライバボックス50と、を備えている。
【0020】
マスト10は、上下方向に延伸する柱状の部材である。スタッカクレーン1Aには、一対のマスト10が設けられている。なお、以下の説明において、図面の左側(ホーム位置HP1側)のマスト10については第1マスト10Aと称し、図面の右側(搬送位置CP1側)のマスト10については第2マスト10Bと称する。
【0021】
第1マスト10A及び第2マスト10Bは、左右方向において離間している。第1マスト10Aと第2マスト10Bとの間には後述するキャリッジ30が設けられている。第1マスト10A及び第2マスト10Bのそれぞれには、昇降ガイドレール11が設けられている。昇降ガイドレール11はキャリッジ30を上下方向に案内する。
【0022】
マスト10の上方には、上部フレーム14が設けられている。上部フレーム14は、第1マスト10Aの上方の端部と第2マスト10Bの上方の端部を接続するように設けられる。上部フレーム14は、図示していない上部ガイドレールと係合し、上部ガイドレールにより走行方向D1にスタッカクレーン1Aを案内する。
【0023】
図3に示すように、マスト10の下方には、キャリッジ30をマスト10に対して昇降させるための駆動部である昇降モータユニット15が設けられている。昇降モータユニット15は、マスト10の下方に設けられた駆動ドラム17を駆動する昇降モータ151(図8参照)を有する。昇降モータ151はマスト10の前側に設けられている。
【0024】
なお、以下の説明において、第1マスト10Aに設けられた昇降モータユニット15及び駆動ドラム17については、それぞれ昇降モータユニット15A及び駆動ドラム17Aと称する。昇降モータユニット15Aが有する昇降モータ151については、昇降モータ151A(図8参照)と称する。第2マスト10Bに設けられた昇降モータユニット15及び駆動ドラム17については、それぞれ昇降モータユニット15B及び駆動ドラム17Bと称する。昇降モータユニット15Bが有する昇降モータ151については、昇降モータ151B(図8参照)と称する。昇降モータ151Aは、駆動ドラム17Aを駆動する。昇降モータ151Bは、駆動ドラム17Bを駆動する。
【0025】
駆動ドラム17には、一端がキャリッジ30に固定される昇降ワイヤ16が巻回されている。昇降ワイヤ16は、マスト10の上方において、マスト10に設けられたプーリ18により係止されている。プーリ18は、昇降ワイヤ16の進退により回転する。昇降モータ151が正回転または逆回転することにより、昇降ワイヤ16が駆動ドラム17から進退する。これにより、キャリッジ30は、マスト10に対して上下方向に移動、即ち昇降方向D2に昇降する。図2に示すように、キャリッジ30は、昇降モータユニット15により、実線にて示す最下方位置と破線にて示す最上方位置との間を昇降する。昇降モータユニット15、昇降ワイヤ16、駆動ドラム17、及びプーリ18は、リフト部の一例である。
【0026】
第1マスト10Aの前面には、第1支持部12と、第2支持部13とが設けられている。第1支持部12及び第2支持部13は、後述する昇降ケーブル45(図3参照)を支持する。なお、図2において、図面の見易さを考慮し昇降ケーブル45の図示は省略している。第1支持部12は、第2支持部13よりも上方に位置する。第1支持部12は、上下方向において、第1マスト10Aのほぼ中間の位置に設けられている。図3に示すように、昇降ケーブル45は、第1支持部12に支持されている部分で折り曲げられている。
【0027】
走行台車20は、台車フレーム21と、走行モータユニット25とを有している。走行台車20は、走行部の一例である。台車フレーム21には、マスト10が立設される。また、台車フレーム21には、走行ガイドレール3上を走行する車輪22を有している。
【0028】
台車フレーム21には、スタッカクレーン1Aを走行させるための駆動部である走行モータユニット25が設けられている。より詳細には、走行モータユニット25は、左右方向において台車フレーム21の左側に設けられ、前後方向において台車フレーム21の後側に設けられている。走行モータユニット25はマスト10よりも後側に配置されている。走行モータユニット25は、走行モータ26(図8)を有し、走行モータ26からの駆動力が車輪22に伝達されることで車輪22が回転する。車輪22が回転すると、スタッカクレーン1Aは走行ガイドレール3に案内され、走行方向D1に沿って走行する。
【0029】
〔キャリッジ〕
図4図6を参照して、キャリッジ30の詳細な構成について説明する。図4は、スタッカクレーン1Aが備えるキャリッジ30を上方から見た平面図である。図5は、スタッカクレーン1Aが備えるキャリッジ30を上方から見た平面図である。図6は、スタッカクレーン1Aが備えるキャリッジ30を右側方から見た断面図である。
【0030】
キャリッジ30は、物品Mを載置可能であり(図6参照)、マスト10に対して昇降可能に設けられている。図4及び図5に示すように、キャリッジ30は、キャリッジフレーム31と、フォーク部60と、旋回部70と、ケーブルボックス37と、を有している。フォーク部60及び旋回部70はキャリッジフレーム31に搭載されている。
【0031】
キャリッジフレーム31には、昇降ワイヤ16の進退に伴い、キャリッジ30を昇降方向D2に案内するガイド部32が設けられている。ガイド部32は、固定部33と、ガイドシュー35とを有する。固定部33には、固定部33に形成された開口34から挿入された昇降ワイヤ16の一端が固定される。昇降ワイヤ16の進退により、固定部33が上方に牽引され、又は固定部33が下方に下降する。ガイドシュー35は、マスト10の昇降ガイドレール11と係合し、昇降ガイドレール11に対して摺動する。
【0032】
フォーク部60は、荷棚2A、2Bとキャリッジ30との間にて物品Mの出し入れを行う。フォーク部60は、可動部の一例である。フォーク部60は、後述する旋回部70の旋回フレーム71に設けられている。フォーク部60は、フォーク61と、アーム部62と、ギヤボックス65と、フォークモータユニット66と、を有している。フォーク61は、物品Mを載置可能な載置面611(図6参照)を有する。フォーク61の上面が載置面611である。フォーク61はギヤボックス65に取り付けられている。
【0033】
アーム部62は、左右に一対設けられている。アーム部62の前後方向の移動に伴い、フォーク61がキャリッジ30に対して進退方向D4(図6参照)に移動する。アーム部62は、第1アーム63と、第2アーム64とを有する。第1アーム63の長手方向における一端631側は、ギヤボックス65を介してフォーク61と接続されている。第1アーム63は、回動軸A1を中心にギヤボックス65に対して回動する。
【0034】
第1アーム63の長手方向における他端632側には、第2アーム64が接続されている。換言すれば、第2アーム64の長手方向における一端641側には第1アーム63が設けられている。第1アーム63は、回動軸A2を中心に第2アーム64に対して回動する。
【0035】
第2アーム64の長手方向における他端642側にはフォークモータユニット66が有するフォークモータ67(図6参照)が接続される。フォークモータユニット66は、フォーク61を進退方向D4に移動させるための駆動部である。第2アーム64は、フォークモータ67の駆動力が伝達されることにより、回動軸A3を中心にキャリッジ30に対して回動する。
【0036】
フォークモータユニット66は、複数設けられている。フォークモータユニット66は、フォークモータ67と、エンコーダ68(図8参照)とを有する。なお、以下の説明において、一対のアーム部62のうちの一方側のアーム部62と接続するフォークモータユニット66については、フォークモータユニット66Aと称する。フォークモータユニット66Aが有するフォークモータ67及びエンコーダ68については、それぞれフォークモータ67A及びエンコーダ68Aと称する。一対のアーム部62のうちの他方側のアーム部62と接続するフォークモータユニット66については、フォークモータユニット66Bと称する。フォークモータユニット66Bが有するフォークモータ67及びエンコーダ68については、それぞれフォークモータ67B及びエンコーダ68Bと称する。
【0037】
フォークモータ67が正回転または逆回転することにより一対の第2アーム64がそれぞれ回動軸A3を中心に回動する。各第2アーム64が回動軸A3を中心に回動すると、各第2アーム64の一端641が前方向または後方向に移動する。各第2アーム64の一端641の前後方向の移動に伴い、一対の第1アーム63がそれぞれ前後方向に移動する。このとき、各第1アーム63の他端632はそれぞれ第2アーム64に対して回動し、各第1アーム63の一端631はギヤボックス65に対して回動する。各第1アーム63の一端631の前後方向の移動に伴い、フォーク61はギヤボックス65と共に前後方向に移動する。本実施形態において、フォーク部60のフォーク61の進退方向D4は前後方向である。
【0038】
旋回部70は、キャリッジ30に対して回転することによりフォーク部60を旋回させる。旋回部70は、可動部の一例である。旋回部70は、旋回フレーム71と、旋回モータユニット75とを有する。
【0039】
旋回フレーム71は、円盤状の部材であり、フォーク部60が設けられている。旋回フレーム71は、旋回モータユニット75の旋回モータ76(図6参照)の回転軸A4と接続する。旋回モータユニット75は、旋回フレーム71を回転させる駆動部である。旋回モータユニット75は、旋回モータ76と、エンコーダ77(図8参照)とを有する。旋回モータ76から旋回フレーム71に対して駆動力が付与されると、旋回フレーム71は回転軸A4を中心に回転する。旋回フレーム71がキャリッジ30に対して回転すると、フォーク部60がキャリッジ30に対して旋回方向D3に旋回する。
【0040】
図4に示すフォーク部60の位置は、スタッカクレーン1Aの前側に位置する荷棚2Bに対して物品Mの出し入れを可能とする位置である。このとき、旋回部70の旋回フレーム71が180°回転すると、フォーク部60は図4に示す位置から図5に示す位置まで旋回する。図5に示すフォーク部60の位置は、スタッカクレーン1Aの後側に位置する荷棚2Aに対して物品Mの出し入れを可能とする位置である。
【0041】
ケーブルボックス37は、キャリッジ30に搭載されるセンサ等の各種装置と、キャリッジ30の外部に配置される装置とを接続するためのケーブルが集約されるボックスである。ケーブルボックス37は、キャリッジ30に対して左側(ホーム位置HP1側)に配置されている。ケーブルボックス37には、キャリッジ30に搭載されるフォークモータユニット66及び旋回モータユニット75に対して信号の通信を行うケーブルが集約される。
【0042】
ケーブルボックス37には、昇降ケーブル45が接続されるコネクタが設置されるコネクタプレート38が設けられている。コネクタプレート38は、左右方向において、第1マスト10A側(左側)に位置している。また、コネクタプレート38は、前後方向において、ドライバボックス50側(前側)に位置している。
【0043】
上記のようにコネクタプレート38を設ければ、左右方向において、後述する各ドライバ52~58とコネクタプレート38との間の距離を短くすることができる。これにより、後述する昇降ケーブル45のケーブル長を短くすることができる。また、前後方向においても、各ドライバ52~58とコネクタプレート38との間の距離を短くすることができる。これにより、昇降ケーブル45のケーブル長をより短くすることができる。
【0044】
〔制御ボックス〕
第1マスト10Aには、制御ボックス40が取り付けられている。制御ボックス40は、前後方向において、第1マスト10Aの後側に取り付けられている。制御ボックス40は、スタッカクレーン1Aの全体における電子的な制御を行う制御装置41が格納される筐体である。
【0045】
制御装置41は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ、及びRAM若しくはROM等のメモリ、及び通信インターフェースを備えたコンピュータにより構成される。制御装置41のプロセッサは、メモリに格納された種々のプログラムを実行することで、種々の制御及び種々の演算を実行する。
【0046】
図8に示すように、制御装置41は、走行モータユニット25に供給される動力の制御を行う走行ドライバ52及び53、昇降モータユニット15に供給される動力の制御を行う昇降ドライバ54及び55、フォークモータユニット66に供給される動力の制御を行うフォークドライバ56及び57、及び旋回モータユニット75に供給される動力の制御を行う旋回ドライバ58と、情報通信可能に接続されている。
【0047】
制御装置41は、各ドライバ52~58を制御する。具体的には、制御装置41は、各ドライバ52~58に対して指令信号を送信し、各ドライバ52~58の動作を制御する。より詳細には、制御装置41は、各ドライバ52~58に対して位置指令を送信する。各ドライバ52~58は、制御装置41からの指令信号に基づいて各モータユニット15、25、66、75に供給する電力を出力する。
【0048】
〔ドライバボックス〕
図2に示すように、第1マスト10Aには、ドライバボックス50が取り付けられている。ドライバボックス50は、制御機器が格納される筐体の一例である。ドライバボックス50は、前後方向において、第1マスト10Aの前側に取り付けられている。ドライバボックス50の上部には、昇降ケーブル45が接続されるコネクタが設置されるコネクタプレート(図示せず)が設けられている。昇降ケーブル45は、ドライバボックス50の上部に形成された開口52を介して、ドライバボックス50のコネクタプレートと接続する。
【0049】
上記のように、第1マスト10Aの前側、即ち走行方向D1と直交する方向にドライバボックス50を取り付ける構成によれば、走行方向D1において、ドライバボックス50が第1マスト10Aよりもスタッカクレーン1Aの外側に位置することがない。そのため、走行方向D1におけるスタッカクレーン1Aの大きさを小型化することができる。
【0050】
図7に示すように、ドライバボックス50には、走行ドライバ52、53と、昇降ドライバ54、55と、フォークドライバ56、57と、旋回ドライバ58と、が格納される。昇降ドライバ54、55は昇降制御機器の一例であり、走行ドライバ52、53は走行制御機器の一例であり、フォークドライバ56、57及び旋回ドライバ58は可動制御機器の一例である。各ドライバ52~58は、1つのドライバボックス50内に集約されている。フォークドライバ56、57及び旋回ドライバ58は、キャリッジ30の外部に配置されている。
【0051】
上記のようにフォークドライバ56、57及び旋回ドライバ58は、ドライバボックス50内に配置される。そのため、フォークドライバ56、57とフォーク部60との間及び旋回ドライバ58と旋回部70との間の距離を短くすることができる。これにより、後述する昇降ケーブル45のケーブル長を短くすることができる。また、スタッカクレーン1Aに備えられる各モータユニット15、25、66、75に供給される動力を制御する各ドライバ52~58が1つの筐体内に集約される。これにより、ユーザによる各ドライバ52~58のメンテナンスの作業効率を向上させることができる。
【0052】
走行ドライバ52、53は、ドライバボックス50内において、前後方向の後側であって、上下方向の上方に配置されている。昇降ドライバ54、55は、ドライバボックス50内において、前後方向の後側であって、上下方向において走行ドライバ52、53の下方に配置されている。
【0053】
フォークドライバ56、57は、ドライバボックス50内において、前後方向の前側であって、上下方向において上方に配置されている。フォークドライバ56、57と、走行ドライバ52、53は前後方向において並ぶように配置されている。旋回ドライバ58は、ドライバボックス50内において、前後方向の前側であって、上下方向においてフォークドライバ56、57の下方に配置されている。
【0054】
図8に示すように、昇降ドライバ54、55は、昇降モータユニット15の昇降モータ151と電気的に接続している。昇降ドライバ54、55は、制御装置41からの制御信号に基づいて、昇降モータユニット15に供給される動力の制御を行う。具体的には、昇降ドライバ54、55は、制御装置41からの指令信号に基づき、昇降モータユニット15の昇降モータ151に供給される電流量を制御する。より詳細には、昇降ドライバ54、55は、昇降モータ151に対して電流を供給する。また、昇降ドライバ54、55は、エンコーダ(外部エンコーダもしくは昇降モータエンコーダ)からフィードバックされた情報に基づいて、昇降モータ151に供給される電流量を制御する。
【0055】
昇降ドライバ54、55は、昇降モータ151に電流を供給する駆動回路を含む。昇降ドライバ54は、昇降モータユニット15Aの昇降モータ151Aに供給する電流量の制御を行う。昇降ドライバ55は、昇降モータユニット15Bの昇降モータ151Bに供給する電流量の制御を行う。
【0056】
走行ドライバ52、53は、走行モータユニット25の走行モータ26と電気的に接続している。走行ドライバ52、53は、制御装置41からの制御信号に基づいて、走行モータユニット25に供給される動力の制御を行う。具体的には、走行ドライバ52、53は、制御装置41からの指令信号に基づき、走行モータユニット25の走行モータ26に供給される電流量を制御する。より詳細には、走行ドライバ52、53は、走行モータ26に対して電流を供給する。また、走行ドライバ52、53は、エンコーダ(外部エンコーダもしくは走行モータエンコーダ)からフィードバックされた情報に基づいて、走行モータ26に供給される電流量を制御する。走行ドライバ52、53は、走行モータ26に電流を供給する駆動回路を含む。
【0057】
フォークドライバ56、57は、フォークモータユニット66のフォークモータ67及びエンコーダ68と電気的に接続している。フォークドライバ56、57は、制御装置41からの制御信号に基づいて、フォークモータユニット66に供給される動力の制御を行う。具体的には、フォークドライバ56、57は、制御装置41からの指令信号に基づき、フォークモータユニット66のフォークモータ67に供給される電流量を制御する。より詳細には、フォークドライバ56、57は、フォークモータ67に対して電流を供給する。フォークドライバ56、57は、フォークモータ67に電流を供給する駆動回路を含む。
【0058】
また、フォークドライバ56、57は、フォークモータユニット66のエンコーダ68からフィードバックされた電気信号に基づいてフォークモータ67に供給される電流量を制御する。エンコーダ68から出力される電気信号は、フォークドライバ56、57を介して制御装置41に送信される。
【0059】
フォークドライバ56は、フォークモータユニット66Aに供給される動力の制御を行う。フォークドライバ56は、フォークモータ67Aと、エンコーダ68Aと電気的に接続されている。フォークドライバ57は、フォークモータユニット66Bに供給される動力の制御を行う。フォークドライバ57は、フォークモータ67Bと、エンコーダ68Bと電気的に接続されている。
【0060】
旋回ドライバ58は、旋回モータユニット75の旋回モータ76及びエンコーダ77と電気的に接続している。旋回ドライバ58は、制御装置41からの制御信号に基づいて、旋回モータユニット75に供給される動力の制御を行う。具体的には、旋回ドライバ58は、制御装置41からの指令信号に基づき、旋回モータユニット75の旋回モータ76に供給される電流量の制御を行う。旋回ドライバ58は、旋回モータ76に対して電流を供給する。また、旋回ドライバ58は、旋回モータユニット75のエンコーダ77からフィードバックされた電気信号に基づいて旋回モータ76に供給される電流量を制御する。旋回ドライバ58は、旋回モータ76に電流を供給する駆動回路を含む。
【0061】
昇降ケーブル45は、フォーク部とフォークドライバ56、57とを、及び旋回部70と旋回ドライバ58とを電気的に接続するケーブルである。昇降ケーブル45は、データの通信が可能、及び電力の供給が可能なケーブルである。昇降ケーブル45は、融着ケーブルであり、12本のケーブルが板状に1列に並ぶように融着されている。昇降ケーブル45のケーブル長は、20m以内の長さである。図3に示すように、昇降ケーブル45は、キャリッジ30の昇降に応じて第1マスト10Aに対して昇降する。昇降ケーブル45は、第1マスト10Aの前側に設けられている。即ち、昇降ケーブル45は、走行方向D1と直交する前後方向において、第1マスト10Aに対してドライバボックス50が設けられる側と同じ側に取り付けられている。
【0062】
上記のように、第1マスト10Aに対して昇降ケーブル45をドライバボックス50と同じ側に取り付けることにより、第1マスト10Aに対して取りまわして昇降ケーブル45を取り付ける必要がない。これにより、昇降ケーブル45のケーブル長を短くすることができる。
【0063】
昇降ケーブル45には、図示していないキャリッジ30に設けられたセンサとドライバボックス50内に配置される制御基板とを接続するケーブル等が含まれる。また、昇降ケーブル45には、フォークドライバ56、57とフォークモータユニット66との間にてデータの通信及び電力の供給を行うケーブルと、旋回ドライバ58と旋回モータユニット75との間にてデータの通信及び電力の供給を行うケーブルとが含まれる。即ち、フォークドライバ56、57とフォークモータユニット66とを接続するケーブル及び旋回ドライバ58と旋回モータユニット75とを接続するケーブルは、キャリッジ30に搭載される各種装置と接続するための1つの昇降ケーブル45に纏められている。
【0064】
従来、フォークドライバ56、57及び旋回ドライバ58は、キャリッジ30に搭載されていた。しかしながら、本発明によれば、キャリッジ30に搭載されるフォーク部60のフォークモータユニット66及び旋回部70の旋回モータユニット75に供給される動力(電流)を制御するフォークドライバ56、57及び旋回ドライバ58は、キャリッジ30の外部に配置されている。そのため、キャリッジ30に搭載されていたフォークドライバ56、57及び旋回ドライバ58の重量の分だけキャリッジ30の重量を減らすことができる。これにより、キャリッジ30の重量を軽量化することができる。
【0065】
キャリッジ30の重量を軽量化することにより、軽量化した分だけキャリッジ30により昇降可能な物品の重量の上限を上げることができる。また、キャリッジ30が軽量化したことにより、キャリッジ30の昇降動作を高速化することも可能である。更に、昇降モータユニット15の昇降モータ151に印加される電圧を低減することができる。これにより、昇降モータユニット15に供給される電力の低減も可能である。
【0066】
また、本発明によれば、キャリッジ30に対してフォークドライバ56、57及び旋回ドライバ58を搭載するためのスペースを設ける必要がない。そのため、走行方向D1におけるキャリッジ30の大きさを小さくすることが可能となる。これにより、走行方向D1におけるスタッカクレーン1の大きさを小さくすることができる。
【0067】
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るスタッカクレーンは、マストと、前記マストに対して昇降可能に設けられるキャリッジと、前記キャリッジに搭載され、前記キャリッジに対して可動する可動部と、前記可動部に供給される動力を制御する可動制御機器と、を備え、前記可動制御機器は、前記キャリッジの外部に配置されている。
【0068】
態様1のスタッカクレーンによれば、キャリッジに搭載される可動部に供給される動力を制御する可動制御機器は、キャリッジの外部に配置されている。そのため、可動制御機器の重量の分だけキャリッジの重量を減らすことができる。これにより、キャリッジの重量を軽量化することができる。
【0069】
本発明の態様2に係るスタッカクレーンは、上記態様1において、前記可動制御機器は前記マストに取り付けられた筐体内に格納されていてもよい。態様2のスタッカクレーンによれば、マストに取り付けられた筐体内に可動制御機器が配置される。そのため、可動制御機器と可動部との間の距離を短くすることができる。これにより、可動制御機器と可動部とを接続するケーブルのケーブル長を短くすることができる。
【0070】
本発明の態様3に係るスタッカクレーンは、上記態様2において、前記キャリッジを昇降させるリフト部に供給される動力を制御する昇降制御機器と、前記マストが立設される走行部と、前記走行部に供給される動力を制御する走行制御機器と、を更に備え、前記昇降制御機器及び前記走行制御機器は、前記筐体内に格納されていてもよい。
【0071】
態様3のスタッカクレーンによれば、スタッカクレーンに備えられる各部材を制御する各制御機器が1つの筐体内に集約される。これにより、ユーザによる各制御機器のメンテナンスの作業効率を向上させることができる。
【0072】
本発明の態様4に係るスタッカクレーンは、上記態様2または3において、前記筐体は、前記マストに対して、前記走行部の走行方向と直交し、且つ前記マストの延伸方向と直交する方向に取り付けられていてもよい。
【0073】
態様4のスタッカクレーンによれば、走行方向において、各制御機器が配置される筐体がマストよりもスタッカクレーンの外側に位置することがない。そのため、走行方向におけるスタッカクレーンの大きさを小型化することができる。
【0074】
本発明の態様5に係るスタッカクレーンは、上記態様2~4において、前記走行部の走行方向に離間した複数の前記マストを備えており、前記筐体は、前記走行部の走行経路の一端の側に位置するホーム位置の側に設けられた前記マストに取り付けられていてもよい。
【0075】
態様5のスタッカクレーンによれば、スタッカクレーンがホーム位置に位置するとき、ユーザは筐体に対してアクセスし易くなる。これにより、ユーザによる各制御機器のメンテナンスの作業効率を向上させることができる。
【0076】
本発明の態様6に係るスタッカクレーンは、上記態様2~5において、前記可動部と前記可動制御機器とを電気的に接続する昇降ケーブルを更に備え、前記昇降ケーブルは、前記マストに対して前記筐体が取り付けられる側と同じ側に取り付けられていてもよい。
【0077】
態様6のスタッカクレーンによれば、マストに対して昇降ケーブルを筐体と同じ側に取り付けることにより、マストに対して取りまわして昇降ケーブルを取り付ける必要がない。これにより、昇降ケーブルのケーブル長を短くすることができる。
【0078】
本発明の態様7に係るスタッカクレーンは、上記態様6において、走行方向に離間した複数の前記マストを備えており、前記キャリッジには、前記昇降ケーブルが接続されるコネクタが設置されるコネクタプレートが設けられ、前記コネクタプレートは、前記走行方向において、前記筐体が取り付けられた前記マストの側に位置していてもよい。
【0079】
態様7のスタッカクレーンによれば、走行方向において、可動制御装置とコネクタプレートとの間の距離を短くすることができる。これにより、昇降ケーブルのケーブル長を短くすることができる。
【0080】
本発明の態様8に係るスタッカクレーンは、上記態様7において、前記コネクタプレートは、前記走行方向と直交する方向において、前記筐体が位置する側に位置していてもよい。
【0081】
態様8のスタッカクレーンによれば、走行方向と直交し、且つマストの延伸方向と直交する方向において、可動制御装置とコネクタプレートとの間の距離を短くすることができる。これにより、昇降ケーブルのケーブル長をより短くすることができる。
【0082】
本発明の態様9に係るスタッカクレーンは、上記態様1~8において、前記可動制御機器は、前記可動部が有する駆動部に供給される電流を制御してもよい。
【0083】
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0084】
1 スタッカクレーン
2A、2B 荷棚
10 マスト
15 昇降モータユニット
20 走行台車
25 走行モータユニット
30 キャリッジ
38 コネクタプレート
40 制御ボックス
45 昇降ケーブル
50 ドライバボックス
52、53 走行ドライバ
54、55 昇降ドライバ
56、57 フォークドライバ
58 旋回ドライバ
60 フォーク部
70 旋回部
100 物品搬送システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8