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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024130722
(43)【公開日】2024-09-30
(54)【発明の名称】機器用コネクタ及び電気機器
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/74 20060101AFI20240920BHJP
   H01R 12/71 20110101ALI20240920BHJP
【FI】
H01R13/74 Z
H01R12/71
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023040605
(22)【出願日】2023-03-15
(71)【出願人】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088672
【弁理士】
【氏名又は名称】吉竹 英俊
(74)【代理人】
【識別番号】100088845
【弁理士】
【氏名又は名称】有田 貴弘
(74)【代理人】
【識別番号】100117662
【弁理士】
【氏名又は名称】竹下 明男
(74)【代理人】
【氏名又は名称】福市 朋弘
(72)【発明者】
【氏名】開本 拓真
(72)【発明者】
【氏名】秋本 直哉
(72)【発明者】
【氏名】吉田 啓一
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 直貴
【テーマコード(参考)】
5E223
【Fターム(参考)】
5E223AB25
5E223AC12
5E223AC21
5E223AC23
5E223BA01
5E223BA07
5E223BB01
5E223BB12
5E223CB22
5E223CB25
5E223CB31
5E223CB85
5E223CD01
5E223CD15
5E223DB09
5E223DB13
5E223DB22
5E223EA03
5E223EA13
(57)【要約】
【課題】機器用コネクタを筐体の開口に挿入する際に、機器用コネクタの端子と筐体との接触を回避すること。
【解決手段】機器用コネクタ30は、筐体12に形成された開口14を貫通した状態で筐体内の基板に実装される機器用コネクタであって、端子40と、端子の外側接続部を保持するハウジング本体34と、取付片36とを有するハウジング32と、ハウジングによって、端子の連結部及び基板側接続部が延出する側に支持された補助部材60とを備え、補助部材は、端子の連結部を覆う一対のガイド板70を有し、一対のガイド板のそれぞれは、開口の内面に接触して、補助部材をガイドするガイド縁70Fを有し、ガイド縁は、開口の内面に対する接触状態で、基板側接続部及び連結部が開口の内面に接触することを回避する位置に形成されている。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体に形成された開口を貫通した状態で前記筐体内の基板に実装される機器用コネクタであって、
外側接続部と、前記外側接続部に対して交差する方向に延びる基板側接続部と、前記外側接続部と前記基板側接続部との間に位置する連結部とを有する端子と、
前記連結部と前記基板側接続部を外側に延出させた状態で前記外側接続部を保持するハウジング本体と、前記ハウジング本体の周囲に突出する取付片とを有するハウジングと、
前記ハウジングによって、前記連結部及び前記基板側接続部が延出する側に支持された補助部材と、
を備え、
前記補助部材は、前記外側接続部と前記基板側接続部とが通過する仮想的な面に対して交差する両方向から前記連結部を覆う一対のガイド板を有し、
前記一対のガイド板のそれぞれは、前記基板側接続部及び前記連結部が前記開口に挿入される際に、前記開口の内面に接触して、前記補助部材をガイドするガイド縁を有し、
前記ガイド縁は、前記開口の内面に対する接触状態で、前記基板側接続部及び前記連結部が前記開口の内面に接触することを回避する位置に形成されている、機器用コネクタ。
【請求項2】
請求項1に記載の機器用コネクタであって、
前記ガイド縁は、前記ハウジング本体に対する前記連結部及び前記基板側接続部の延出方向に向って、前記基板側接続部の先端側に傾斜する傾斜縁である、機器用コネクタ。
【請求項3】
請求項2に記載の機器用コネクタであって、
前記開口は、第1内面部分と前記第1内面部分に対して間隔をあけて対向する第2内面部分とを有し、
前記ガイド縁に対する前記基板側接続部の最大突出長が、前記第1内面部分と前記第2内面部分との距離よりも小さい、機器用コネクタ。
【請求項4】
請求項2又は請求項3に記載の機器用コネクタであって、
前記ガイド縁の延在方向において、前記基板側接続部のうち前記補助部材から延出する部分と前記取付片との最小間隔が、前記開口の内周面の厚みを超えている、機器用コネクタ。
【請求項5】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の機器用コネクタであって、
前記連結部は、前記外側接続部と前記基板側接続部のそれぞれに対して鈍角をなすように傾斜している、機器用コネクタ。
【請求項6】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の機器用コネクタであって、
前記補助部材は、前記基板側接続部を貫通状態で保持するアライメントプレートを有する、機器用コネクタ。
【請求項7】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の機器用コネクタと、
前記開口を有する前記筐体と、
前記筐体内に収容された前記基板と、
を備え、
前記機器用コネクタが前記開口に貫通した状態で、前記取付片が前記筐体に固定されており、
前記ハウジングから延出する前記基板側接続部が前記筐体内で前記基板に固定されている、電気機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、機器用コネクタ及び電気機器に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ハウジングと、ハウジングに貫通した状態で保持され、ハウジングの外部に配されて回路基板のスルーホールに貫通される基板接続部を有する端子金具と、基板接続部を回路基板側へ向けて貫通させることにより位置決めするアライメントプレートとを備える基板用コネクタを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-005445号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コネクタが電気機器の筐体に形成された開口を貫通した状態で当該筐体内の基板に実装される場合がある。コネクタを開口に挿入する際に、端子金具と筐体との接触を回避することが要請される。
【0005】
そこで、本開示は、機器用コネクタを筐体の開口に挿入する際に、機器用コネクタの端子と筐体との接触を回避することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の機器用コネクタは、筐体に形成された開口を貫通した状態で前記筐体内の基板に実装される機器用コネクタであって、外側接続部と、前記外側接続部に対して交差する方向に延びる基板側接続部と、前記外側接続部と前記基板側接続部との間に位置する連結部とを有する端子と、前記連結部と前記基板側接続部を外側に延出させた状態で前記外側接続部を保持するハウジング本体と、前記ハウジング本体の周囲に突出する取付片とを有するハウジングと、前記ハウジングによって、前記連結部及び前記基板側接続部が延出する側に支持された補助部材と、を備え、前記補助部材は、前記外側接続部と前記基板側接続部とが通過する仮想的な面に対して交差する両方向から前記連結部を覆う一対のガイド板を有し、前記一対のガイド板のそれぞれは、前記基板側接続部及び前記連結部が前記開口に挿入される際に、前記開口の内面に接触して、前記補助部材をガイドするガイド縁を有し、前記ガイド縁は、前記開口の内面に対する接触状態で、前記基板側接続部及び前記連結部が前記開口の内面に接触することを回避する位置に形成されている、機器用コネクタである。
【0007】
本開示の電気機器は、上記機器用コネクタと、前記開口を有する前記筐体と、前記筐体内に収容された前記基板と、を備え、前記機器用コネクタが前記開口に貫通した状態で、前記取付片が前記筐体に固定されており、前記ハウジングから延出する前記基板側接続部が前記筐体内で前記基板に固定されている、電気機器である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、機器用コネクタを筐体の開口に挿入する際に、機器用コネクタの端子と筐体との接触を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は実施形態に係る電気機器を示す概略図である。
図2図2は機器用コネクタを示す斜視図である。
図3図3は機器用コネクタを示す斜視図である。
図4図4は機器用コネクタの分解斜視図である。
図5図5は機器用コネクタを部分的に切り欠いた分解斜視図である。
図6図6は機器用コネクタを筐体に取付ける作業例を示す説明図である。
図7図7は機器用コネクタを筐体に取付ける作業例を示す説明図である。
図8図8は機器用コネクタを筐体に取付ける作業例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0011】
本開示の機器用コネクタは、次の通りである。
【0012】
(1)筐体に形成された開口を貫通した状態で前記筐体内の基板に実装される機器用コネクタであって、外側接続部と、前記外側接続部に対して交差する方向に延びる基板側接続部と、前記外側接続部と前記基板側接続部との間に位置する連結部とを有する端子と、前記連結部と前記基板側接続部を外側に延出させた状態で前記外側接続部を保持するハウジング本体と、前記ハウジング本体の周囲に突出する取付片とを有するハウジングと、前記ハウジングによって、前記連結部及び前記基板側接続部が延出する側に支持された補助部材と、を備え、前記補助部材は、前記外側接続部と前記基板側接続部とが通過する仮想的な面に対して交差する両方向から前記連結部を覆う一対のガイド板を有し、前記一対のガイド板のそれぞれは、前記基板側接続部及び前記連結部が前記開口に挿入される際に、前記開口の内面に接触して、前記補助部材をガイドするガイド縁を有し、前記ガイド縁は、前記開口の内面に対する接触状態で、前記基板側接続部及び前記連結部が前記開口の内面に接触することを回避する位置に形成されている、機器用コネクタである。
【0013】
この機器用コネクタによると、一対のガイド板のガイド縁を開口の内面に接触させつつ、補助部材を開口に挿入すれば、基板側接続部及び前記連結部が開口の内面に接触することが回避される。そして、補助部材を開口に貫通させて、基板側接続部を筐体内に配置すれば、機器側接続部を筐体内の基板に固定できる。よって、機器の筐体内の基板に固定される端子と筐体との接触を回避できる。
【0014】
(2)(1)の機器用コネクタであって、前記ガイド縁は、前記ハウジング本体に対する前記連結部及び前記基板側接続部の延出方向に向って、前記基板側接続部の先端側に傾斜する傾斜縁であってもよい。
【0015】
この場合、ガイド縁が傾斜縁であるため、ガイド縁を基準とする基板側接続部の先端の突出長を小さくできる。これにより、基板側接続部が開口の内周面に接触し難くなる。
【0016】
(3)(2)の機器用コネクタであって、前記開口は、第1内面部分と前記第1内面部分に対して間隔をあけて対向する第2内面部分とを有し、前記ガイド縁に対する前記基板側接続部の最大突出長が、前記第1内面部分と前記第2内面部分との距離よりも小さくてもよい。
【0017】
この場合、ガイド縁を第1内面部分に接触させつつ、補助部材を開口に挿入すると、基板側接続部が第2内面部分に接触することが抑制される。
【0018】
(4)(2)又は(3)の機器用コネクタであって、前記ガイド縁の延在方向において、前記基板側接続部のうち前記補助部材から延出する部分と前記取付片との最小間隔が、前記開口の内周面の厚みを超えていてもよい。
【0019】
この機器用コネクタによると、ガイド縁を第1内面部分に接触させつつ、補助部材を開口に挿入し、取付片が開口の周りで筐体の外面にあたる。この状態で、基板側接続部のうち補助部材から延出する部分が開口の周りで筐体の内面よりも内側に位置する。この後、ハウジングを筐体に固定可能な姿勢としても、基板側接続部が筐体に接触し難い。
【0020】
(5)(1)から(4)のいずれか1つの機器用コネクタであって、前記連結部は、前記外側接続部と前記基板側接続部のそれぞれに対して鈍角をなすように傾斜していてもよい。
【0021】
この場合、連結部の突出量を小さくできるため、連結部が開口の内周面に接触し難くなる。
【0022】
(6)(1)から(5)のいずれか1つの機器用コネクタであって、前記補助部材は、前記基板側接続部を貫通状態で保持するアライメントプレートを有してもよい。
【0023】
これにより、アライメントプレートによって基板側接続部を所定位置に保持できる。
【0024】
また、本開示の電気機器は、次の通りである。
【0025】
(7)(1)から(6)のいずれか1つの機器用コネクタと、前記開口を有する前記筐体と、前記筐体内に収容された前記基板と、を備え、前記機器用コネクタが前記開口に貫通した状態で、前記取付片が前記筐体に固定されており、前記ハウジングから延出する前記基板側接続部が前記筐体内で前記基板に固定されている、電気機器である。
【0026】
この電気機器によると、機器用コネクタを開口に挿入する際に、端子が筐体に接触し難いようにすることができる。
【0027】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の機器用コネクタ及び電気機器の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0028】
[実施形態]
以下、実施形態に係る機器用コネクタ及び電気機器が説明される。
【0029】
図1は電気機器10を示す概略図である。電気機器10は、機器用コネクタ30と、筐体12と、基板16とを備える。
【0030】
基板16は、銅箔によって回路が形成された基板である。基板16には、半導体チップ、抵抗器等の実装部品が実装されていてもよい。基板16にスルーホール16hが形成されている。
【0031】
筐体12は、基板16を収容する箱状に形成されている。筐体12は、例えば、金属によって形成される。筐体12は、樹脂によって形成されていてもよい。筐体12に開口14が形成される。開口14は、機器用コネクタ30を貫通状態で配置するための開口である。基板16は、筐体12内でネジ止等によって固定されてもよい。
【0032】
機器用コネクタ30は、基板16の回路と外部コネクタに接続された回路とを中継するためのコネクタである。機器用コネクタ30は、端子40、50を有しており、端子40、50の一端部が機器用コネクタ30内に保持されて、筐体12の外を向いている。外部コネクタが機器用コネクタ30に接続されることで、外部コネクタの端子が端子40、50の一端部に電気的に接続される。
【0033】
機器用コネクタ30が開口14に貫通配置されることで、端子40、50が筐体12の内外を貫通する。端子40、50の他端が機器用コネクタ30から筐体12内に向って延びている。基板16の一部が開口14の内側に配置されている。端子40、50の他端部が基板16に形成されたスルーホールに接続されることで、端子40、50の他端部が基板16の回路に電気的に接続される。
【0034】
端子40、50の他端部は、スルーホールに接続された状態で、はんだ付けされてもよい。端子40、50の他端部がスルーホールに圧入されることで、端子40、50の他端部が当該スルーホールの内周面に形成された導体に押付けられる構成であってもよい。
【0035】
機器用コネクタ30がより具体的に説明される。図2及び図3は機器用コネクタ30を示す斜視図である。図4は機器用コネクタ30の分解斜視図である。図5は機器用コネクタ30を部分的に切り欠いた分解斜視図である。図5において端子40、50の一部が省略されている。
【0036】
機器用コネクタ30は、筐体12の開口14を貫通した状態で、筐体12内の基板16に実装されるコネクタである。機器用コネクタ30は、端子40、50と、ハウジング32と、補助部材60とを備える。
【0037】
端子40は、金属等の導電体によって形成されている。端子40は、例えば、銅等の金属板がプレス加工されることによって形成される。端子40は、電力を供給するための端子であってもよい。例えば、端子40は、10V以上の電圧が印加されてもよいし、20V以上の電圧が印加されてもよいし、30V以上の電圧が印加されてもよい。
【0038】
端子40は、外側接続部42と、基板側接続部44と、外側接続部42と基板側接続部44との間に位置する連結部43とを有する。
【0039】
外側接続部42は、真っ直ぐに延びる形状、ここでは、細長い板状に形成されている。外側接続部42は、ハウジング32内に収容され、相手側の外部コネクタの端子との接続に供される部分である。
【0040】
基板側接続部44は、真っ直ぐに延びる形状、ここでは、細長い板状に形成されている。基板側接続部44は、外側接続部42に対して交差する方向に延びる。ここでは、基板側接続部44は、外側接続部42に対して直交する方向に延びている。基板側接続部44は、基板16に固定される部分である。ここでは、基板側接続部44は、スルーホール16hに接続されることで、基板側に固定される。基板側接続部44が、外側接続部42に対して交差しているため、開口14が形成された筐体12部分に対して、基板16が交差していても、当該基板16に形成されたスルーホール16hに基板側接続部44が挿入され得る。
【0041】
連結部43は、外側接続部42と基板側接続部44とを連結し、外側接続部42に対する基板側接続部44の角度を変更している部分である。本実施形態では、連結部43は、外側接続部42と基板側接続部44との両方に対して鈍角をなすように傾斜している。つまり、外側接続部と基板側接続部とが直角をなして交差していると想定した形状において、連結部43は、その角部の手前で外側接続部と基板側接続部とをショートカット接続している。よって、外側接続部と基板側接続部とが直角をなして交差していると想定した形状と比べると、外側への突出量が小さい。
【0042】
本実施形態では、機器用コネクタ30は、複数の端子40を備える。より具体的には、機器用コネクタ30は、6つの端子40を備える。3つの端子40が機器用コネクタ30の一側に並び、残り3つの端子が機器用コネクタ30の他側に並んでいる。各端子40の各部の長さが異なっていてもよい。例えば、3つの端子40が並ぶ関係で、内側に位置するものほど、連結部43の長さが短くてもよい。
【0043】
端子50は、金属等の導電体によって形成されている。端子50は、例えば、銅等の金属板がプレス加工されることによって形成される。端子50は、信号用の端子であってもよいし、端子40よりも低圧の電力を供給するための端子であってもよい。
【0044】
端子50は、外側接続部52と、基板側接続部54と、外側接続部52と基板側接続部54との間に位置する連結部53とを有する。
【0045】
外側接続部52は、外側接続部42と並行姿勢でハウジング32内に収容され、相手側の外部コネクタの端子との接続に供される部分である。
【0046】
基板側接続部54は、外側接続部52に対して交差する方向に延びる。ここでは、基板側接続部54は、外側接続部52に対して直交する方向に延びている。基板側接続部54は、上記基板側接続部44と並行姿勢で、基板側接続部44と同様に、基板16に固定される部分である。
【0047】
連結部53は、外側接続部52と基板側接続部54とを連結し、外側接続部52に対する基板側接続部54の角度を変更している部分である。本実施形態では、連結部53は、外側接続部52と基板側接続部54との両方に対して鈍角をなすように傾斜している。連結部53は、連結部43と並行であってもよいし、並行でなくてもよい。
【0048】
本実施形態では、機器用コネクタ30は、複数の端子50を備える。より具体的には、機器用コネクタ30は、2つの端子50を備える。2つの端子50が、左右列の端子40の間に並んでいる。各端子50の各部の長さは異なっていてもよい。例えば、2つの端子50が並ぶ関係で、内側に位置するものほど、外側接続部52の長さが長くてもよい。
【0049】
ハウジング32は、樹脂等の絶縁材によって形成されており、ハウジング本体34と、取付片36とを有する。
【0050】
ハウジング本体34は、連結部43、53と、基板側接続部44、54を外側に延出させた状態で、外側接続部42、52を保持する形状に形成されている。
【0051】
より具体的には、ハウジング本体34は、複数の外側接続部42を別々に収容するキャビティ34aを有する。キャビティ34aの一方側開口は、筐体12の外側に開口し、キャビティ34aの他方側開口は筐体12の内側に開口する。キャビティ34aの延在方向中間部に仕切が形成され、基板側接続部44が当該仕切を貫通していてもよい。本実施形態では、ハウジング32の左右のそれぞれに、3つのキャビティ34aが上下方向に並ぶように形成されている。
【0052】
ハウジング32は、複数の外側接続部52をまとめて収容するキャビティ34bを有する。キャビティ34bの一方側開口は、筐体12の外側に開口し、キャビティ34bの他方側開口は筐体12の内側に開口する。キャビティ34bの延在方向中間部に仕切が形成され、基板側接続部54が当該仕切を貫通していてもよい。本実施形態では、ハウジング32の中央にキャビティ34bが形成されている。複数の端子50が仕切に貫通保持されることによって、当該複数の端子50が互いに離れた状態で支持されるとよい。
【0053】
ハウジング32は、筐体12の開口14に貫通配置可能な外形に形成されている。
【0054】
取付片36は、ハウジング本体34の周囲に突出している。例えば、取付片36は、ハウジング本体34のうちキャビティ34a、34bの両開口の間において、キャビティ34a、34bの延在方向に直交する方向に突出する板状に形成されている。取付片36は、ハウジング本体34の周りにおいて部分的に形成されていてもよいし、全体に形成されてもよい。本実施形態では、取付片36は、ハウジング本体34の周り全体から突出する方形環状をなす板状に形成されている。これにより、ハウジング32と筐体12との間で防水性能を向上させ易い。
【0055】
取付片36にネジ挿通孔36hが形成されている。例えば、取付片36の4つの角部のそれぞれにネジ挿通孔36hが形成されている。
【0056】
取付片36は、開口14よりも大きく広がる形状に形成されている。ハウジング本体34を開口14に貫通配置した状態で、取付片36が筐体12のうち開口14の周りの外面に接触することができる。この状態で、筐体12のうちネジ挿通孔36hに対応する位置にネジ孔が形成されている。ネジSがネジ挿通孔36hを通って筐体12のネジ孔に螺合することで、取付片36が筐体12に固定され、もって、機器用コネクタ30が筐体12に固定される。この状態で、ハウジング32から延出する基板側接続部44、54が筐体12で基板16に固定される。
【0057】
ハウジング32は、金属等で形成されたシールド38を有していてもよい。シールド38は、例えば、上記外側接続部42、52を囲むように形成されるとよい。筐体12が金属によって形成されている場合、シールド38は、ハウジング本体34の外周又は取付片36の内側で、筐体12に接触可能な位置に延出していてもよい。これにより、シールド38が筐体12を介して接地され得る。ハウジング32がシールド38を備えることで、ノイズシールド性能を得ることができる。
【0058】
連結部43、53は、ハウジング本体34の背部から、外側接続部42、52に対して傾きつつ筐体12内に向けて延びる。基板側接続部44、54は、連結部43、53の筐体12側の端部から外側接続部42、52に対して直交する同一方向に向うように延びる。基板側接続部44、54の延在方向において、基板側接続部44、54は同じ位置に配置されており、基板16に対して一括して接続され得る。
【0059】
また、複数の基板側接続部44、54は、間隔をあけて並ぶように配置される。ここでは、左右のそれぞれにおいて、3つの基板側接続部44が外側接続部42の延在方向に沿って並ぶ。また、左右列の基板側接続部44の間に、2つの基板側接続部54が外側接続部52の延在方向に沿って並んでいる。
【0060】
つまり、6つの基板側接続部44が3×3の格子点の両外側列に並ぶように位置し、2つの基板側接続部44が3×3の格子点の中央列においてハウジング本体34から遠い側の格子点位置を除いて位置している。
【0061】
補助部材60は、樹脂等の絶縁材によって形成された部材であり、ハウジング32によって、連結部43、53及び基板側接続部44、54が延出する側に支持されている。
【0062】
補助部材60は、一対のガイド板70を有している。一対のガイド板70は、外側接続部42、52と基板側接続部44、54とが通過する仮想的な面に対して交差する両方向から連結部43、53を覆っている。本実施形態では、外側接続部42、52と基板側接続部44、54とは直交している。一対のガイド板70は、外側接続部42、52と基板側接続部44、54とが通過する仮想的な面に対して直交する両方向から連結部43、53を覆っている。
【0063】
外側接続部42、52が延びる方向に沿って見ると、基板側接続部44、54が一対のガイド板70の間に位置し、かつ、基板側接続部44、54が一対のガイド板70の内面に沿って延びているともいえる。
【0064】
連結部43、53は、一対のガイド板70の間に位置している。一対のガイド板70を結ぶ方向に沿って見ると、連結部43、53は、ガイド板70によって隠れる位置に配置される。外側接続部42、52のうち連結部43、53に連なる部分も、一対のガイド板70の間に位置している。このため、機器用コネクタ30を開口14に挿入する際に、連結部43、53等が開口14の内面に接触するよりも前にガイド板70が開口14の内面に接触する。これにより、連結部43、53が開口14の内面に接触することが抑制され、連結部43、53が保護されている。
【0065】
一対のガイド板70のそれぞれは、補助部材60をガイドするガイド縁70Fを有している。ガイド縁70Fは、基板側接続部44、54及び連結部43、53が開口14に挿入される際に、開口14の内面に接触して、補助部材60をガイドする面である。ガイド縁70Fは、開口14の内面に対する接触状態で、基板側接続部44、54及び連結部43、53が開口14の内面に接触することを回避する位置に形成されている。
【0066】
より具体的には、ガイド縁70Fは、ハウジング本体34に対する連結部43、53及び基板側接続部44、54の延出方向に向って、基板側接続部44、54の先端側に傾斜する傾斜縁に形成されている。一対のガイド板70を結ぶ方向に沿って見ると、ガイド縁70Fは連結部43と並行であってもよい。また、一対のガイド板70を結ぶ方向に沿って見ると、ガイド縁70Fは、最も長い連結部43の外側に位置しているとよい。
【0067】
ガイド縁70Fが傾斜縁であれば、当該ガイド縁70Fを基準とする基板側接続部44、54の先端の突出長を小さくできる。これにより、基板側接続部44、54が開口14の内周面に接触し難くなる。
【0068】
本実施形態では、ガイド板70は、直角三角形の一方の斜辺に長方形の延長部が連続し、他方の斜辺に長方形の延長分が連続した板形状となっている。一方の斜辺の長方形の延長部分がハウジング本体34に向って延びて、外側接続部42、52と連結部43、53との連結部分を覆っている。他方の斜辺の長方形の延長部分が基板側接続部44、54のうち連結部43、53に連なる部分を覆っている。
【0069】
補助部材60は、例えば、次の構成によってハウジング32によって保持されている。すなわち、一方の斜辺の長方形の延長部分のうち基板側接続部44、54側の縁の間に固定中間片62が広がっている。固定中間片62から内向きに突出するようにして、一対の係止片63と、固定ガイド片64とが突設される(図5参照)。一対の係止片63は、長尺形状に形成されており、その先端部に係止突部63aが形成されている。固定ガイド片64は、中間板64aの両側縁から当該中間板64aに直交する方向に一対の側壁64bが延出する形状に形成されている。
【0070】
ハウジング本体34のうち筐体12側に突出する部分に、上記固定ガイド片64が嵌るガイド受凹部34gが形成される。また、上記一対の係止片63が抜止め係止される一対の係止受部34pが形成される。そして、基板側接続部44、54の延在方向に沿って、一対の係止片63と固定ガイド片64とが、ガイド受凹部34g及び一対の係止受部34pに向けて押込まれる。すると、固定ガイド片64がガイド受凹部34gに嵌ると共に、一対の係止片63が一対の係止受部34pに抜止め係止して、補助部材60がハウジング32に固定される。
【0071】
ハウジングに対する補助部材の固定構造は上記例に限られない。ガイド板の一部がハウジングの凹みに嵌って、補助部材がハウジングに固定されてもよい。補助部材がハウジングに対してネジ止、溶着又は接着によって固定されてもよい。
【0072】
また、補助部材60は、基板側接続部44、54を貫通状態で保持するアライメントプレート80を有する。
【0073】
アライメントプレート80は、一対のガイド板70の間に配置されている。より具体的には、アライメントプレート80は、一対のガイド板70のうち上記他方の斜辺の長方形の延長部分の先端側縁の間に広がる板状に形成されている。
【0074】
アライメントプレート80のうち基板側接続部44に対応する位置に細長い貫通孔81が形成され、基板側接続部54に対応する位置に丸孔状の貫通孔83が形成される。ここでは、アライメントプレート80は方形板状に形成され、左右両側のそれぞれに、3つの貫通孔81が一列に並ぶように形成されている。また、アライメントプレート80の幅方向中央に2つの貫通孔83が、1列に並ぶように形成されている。
【0075】
より具体的には、6つの貫通孔81が3×3の格子点の両外側列に並ぶように位置し、2つの貫通孔83が3×3の格子点の中央列においてハウジング本体34に近い側の2つの格子点上に位置している。
【0076】
そして、複数の基板側接続部44のそれぞれが対応する貫通孔81に貫通配置されると共に、複数の基板側接続部54のそれぞれが貫通孔83に貫通配置される。これにより、複数の基板側接続部44及び複数の基板側接続部54が所定の配列状態に保たれ易くなり、基板16に形成されたスルーホール16hに一括して挿入し易くなる。
【0077】
基板側接続部44及び基板側接続部54の先端部は、アライメントプレート80から突出し、一対のガイド板70から外側に位置している。このため、機器用コネクタ30を開口14に挿入する際に、基板側接続部44及び基板側接続部54の先端部が開口14に接触しないようにすることが望まれる。
【0078】
上記機器用コネクタ30を開口14に挿入する作業例について説明する。
【0079】
図6に示すように、開口14は、第1内面部分14F1と、当該第1内面部分14F1に対して間隔をあけて対向する第2内面部分14F2とを有しているとする。第1内面部分14F1と第2内面部分14F2との間には、ハウジング本体34を配置可能な間隔が設けられている。第1内面部分14F1と第2内面部分14F2とは、平面部分を有しているとする。
【0080】
機器用コネクタ30が筐体12に固定される際には、まず、図6に示すように、基板側接続部44、54、連結部43、53及び補助部材60が開口14に挿入される。この際、一対のガイド板70のそれぞれのガイド縁70Fが第1内面部分14F1に押し当てられる。この際、ガイド縁70Fの延在方向が第1内面部分14F1に沿うように、ガイド縁70Fが第1内面部分14F1に押し当てられる。図7に示すように、このまま、機器用コネクタ30が筐体12に向けて押される。
【0081】
ガイド縁70Fが第1内面部分14F1に押し当てられることで、ガイド縁70Fと第1内面部分14F1とが並行状態を保ったまま、機器用コネクタ30が開口14に挿入される。よって、基板側接続部44、54のうちアライメントプレート80から突出する部分は、開口14に対して安定した位置を通過することができる。このため、基板側接続部44、54が開口14に接触し難い。
【0082】
ここで、第1内面部分14F1と第2内面部分14F2との距離Wとする。ガイド縁70Fに対する基板側接続部44、54の最大突出長Aが、上記距離Wよりも小さいことが好ましい。ガイド縁70Fに対する基板側接続部44の最大突出長Aは、2つのガイド縁70Fが通過する仮想的な面に対して直交する方向において、2つのガイド縁70Fが通過する面に対する基板側接続部44、54の最大突出長である。1つの基板側接続部44、54に着目すると、基板側接続部44、54の先端部が最も突出する部分である。複数の基板側接続部44、54の関係では、アライメントプレート80からの基板側接続部44、54の突出長が同じであるとすると、複数の基板側接続部44、54のうち最もハウジング本体34に近いものの突出長が最大突出長である。
【0083】
距離Wよりも最大突出長Aと小さくすることで、基板側接続部44、54が第2内面部分14F2に接触することがより確実に抑制される。
【0084】
基板側接続部44、54、連結部43、53及び補助部材60が開口14に挿入されると、やがて、図7に示すように、取付片36が筐体12の外面に接触するようになる。そのまま機器用コネクタ30を筐体12内に向けて押すと、図8に示すように、機器用コネクタ30は、取付片36と筐体12との接触箇所を中心として回転する。
【0085】
この際、基板側接続部44、54が開口14に接触し難いようにするために、基板側接続部44、54のうち補助部材60から延出する部分が、開口14を通過して筐体12内に入り込んでいることが好ましい。
【0086】
そのためには、ガイド板70の延在方向において、基板側接続部44、54のうち補助部材60(ここではアライメントプレート80)から延出する部分と取付片36との最小間隔Bが、開口14の内周面の厚みDを超えているとよい。なお、1つの基板側接続部44、54に着目すると、最小間隔Bは、基板側接続部44、54のうちアライメントプレート80から突出する部分の根本と取付片36の筐体12側の面との間隔である。また、複数の基板側接続部44、54の関係では、最小間隔Bは、複数の基板側接続部44、54のうち最もハウジング本体34に近いものと、取付片36の筐体12側の面との間隔である。
【0087】
機器用コネクタ30は、取付片36と筐体12との接触箇所を中心として回転すると、開口14の周りで、取付片36が筐体12の外面に接触するようになる。この状態で、ネジSを利用して取付片36が筐体12に固定されることで、機器用コネクタ30が筐体12に固定される。
【0088】
基板16に対する基板側接続部44、54の固定は、筐体12に対する機器用コネクタ30の固定前になされてもよいし、固定後になされてもよい。
【0089】
このように構成された機器用コネクタ30及び電気機器10によると、一対のガイド板70のガイド縁70Fを、開口14の内面に接触させつつ、補助部材60を開口に挿入すれば、基板側接続部44、54及び連結部43、53が開口14の内面に接触することが回避される。そして、補助部材60を開口14に貫通させて基板側接続部44、54を筐体12内に配置すれば、基板側接続部44、54を筐体12内の基板16に固定できる。よって、機器10の筐体12内の基板16に固定される端子40と筐体12との接触を回避しつつ、機器用コネクタ30を機器10に組付できる。
【0090】
また、ガイド縁70Fが基板側接続部44、54に対して傾斜する傾斜縁であるため、ガイド縁70Fを基準とする基板側接続部44、54の突出長を小さくできる。これにより、ガイド縁70Fを開口14の内面に接触させた状態で、基板側接続部44、54が開口14の内面に接触し難くなる。
【0091】
また、ガイド縁70Fに対する基板側接続部44の最大突出長Aが、第1内面部分14F1と第2内面部分14F2との距離Wよりも小さい。このため、補助部材60を開口14に挿入して、ガイド縁70Fを第1内面部分14F1に接触させた状態で、基板側接続部44、54が第2内面部分14F2に接触することが抑制される。
【0092】
また、ガイド縁70Fの延在方向において、基板側接続部44、54のうち補助部材60から延出する部分と取付片36との最小間隔Bが、開口14の内周面の厚みDを超えている。ガイド縁70Fを第1内面部分14F1に接触させつつ、補助部材60を開口14に挿入すると、取付片36が開口14の周りで筐体12の外面にあたることが想定される。最小間隔Bが厚みDを超えていると、取付片36が筐体12の外面にあたった状態で、基板側接続部44、54のうち補助部材60から延出する部分が筐体12の内面よりも内側に位置する。この後、ハウジング32を筐体12に固定可能な姿勢としても、基板側接続部44、54が筐体12に接触し難い。
【0093】
また、連結部43、53が、外側接続部42、52及び基板側接続部44、54のそれぞれに対して鈍角をなすように傾斜しているので、連結部43、53の突出量を小さくでき、連結部43、53が開口14の内周面に接触し難くなる。
【0094】
また、補助部材60は、基板側接続部44、54を貫通状態で保持するアライメントプレート80を有するため、当該アライメントプレート80によって基板側接続部44、54を所定位置に保持できる。これにより、基板側接続部44、54を基板16のスルーホール16hに挿入し易い。
【0095】
また、この電気機器10によると、機器用コネクタ30を開口14挿入する際に、端子40が筐体12に接触し難いようにすることができる。
【0096】
本実施形態において、端子40、50の数及び配列は任意である。機器用コネクタ30は、端子40、50のうちの少なくとも1つ備えていればよい。
【0097】
なお、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
【符号の説明】
【0098】
10 電気機器
12 筐体
14 開口
14F1 第1内面部分
14F2 第2内面部分
16 基板
16h スルーホール
30 機器用コネクタ
32 ハウジング
34 ハウジング本体
34a、34b キャビティ
34g ガイド受凹部
34p 係止受部
36 取付片
36h ネジ挿通孔
38 シールド
40、50 端子
42、42 外側接続部
43、43 連結部
44、44 基板側接続部
60 補助部材
62 固定中間片
63 係止片
63a 係止突部
64 固定ガイド片
64a 中間板
64b 側壁
70 ガイド板
70F ガイド面
80 アライメントプレート
81、83 貫通孔
A 最大突出長
B 最小間隔
D 厚み
S ネジ
W 距離
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8