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特開2024-13081波形測定器、情報処理装置、方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024013081
(43)【公開日】2024-01-31
(54)【発明の名称】波形測定器、情報処理装置、方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G01R 13/20 20060101AFI20240124BHJP
【FI】
G01R13/20 M
G01R13/20 R
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022115007
(22)【出願日】2022-07-19
(71)【出願人】
【識別番号】000006507
【氏名又は名称】横河電機株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】596157780
【氏名又は名称】横河計測株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100169823
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 雄郎
(72)【発明者】
【氏名】来栖 諄
(57)【要約】
【課題】時間間隔が異なる2種類の波形データを同一のファイルに保存することにより、ファイル管理を容易にすると共に、時間間隔が異なる2種類の波形データの同一時間軸上での波形表示を容易にする技術を提供する。
【解決手段】波形測定器200の制御部210は、第1の時間間隔で測定された第1の波形データ及び第1の時間間隔とは異なる第2の時間間隔で測定された第2の波形データを取得し、第2の波形データの測定時刻と第2の波形データの測定時刻より前で且つ第2の波形データの測定時刻に最も近い第1の波形データの測定時刻との時間差又は第2の波形データの測定時刻と第2の波形データの測定時刻より後で且つ第2の波形データの測定時刻に最も近い第1の波形データの測定時刻との時間差を算出し、第1の波形データ、第1の波形データの測定時刻、第2の波形データ、及び時間差を同一ファイルに格納する。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御部を備える波形測定器であって、
前記制御部は、
第1の時間間隔で測定された第1の波形データ及び前記第1の時間間隔とは異なる第2の時間間隔で測定された第2の波形データを取得し、
前記第2の波形データの測定時刻と前記第2の波形データの前記測定時刻より前で且つ前記第2の波形データの前記測定時刻に最も近い前記第1の波形データの測定時刻との時間差、又は前記第2の波形データの測定時刻と前記第2の波形データの前記測定時刻より後で且つ前記第2の波形データの前記測定時刻に最も近い前記第1の波形データの測定時刻との時間差を算出し、
前記第1の波形データ、前記第1の波形データの前記測定時刻、前記第2の波形データ、及び前記時間差を同一のファイルに格納する、波形測定器。
【請求項2】
請求項1に記載の波形測定器であって、
前記第1の時間間隔及び前記第2の時間間隔のうち少なくとも一方は等間隔である、波形測定器。
【請求項3】
請求項1に記載の波形測定器であって、
前記第1の波形データ及び前記第2の波形データのうち少なくとも一方は、その数値が所定の閾値を超えた際に測定された波形データである、波形測定器。
【請求項4】
請求項1に記載の波形測定器であって、
前記制御部は、前記ファイルに格納する前記時間差として、前記第2の波形データの前記測定時刻と前記第2の波形データの前記測定時刻より前で且つ前記第2の波形データの前記測定時刻に最も近い前記第1の波形データの前記測定時刻との前記時間差、及び前記第2の波形データの前記測定時刻と前記第2の波形データの前記測定時刻より後で且つ前記第2の波形データの前記測定時刻に最も近い前記第1の波形データの前記測定時刻との前記時間差のうち、小さい方の時間差を選択する、波形測定器。
【請求項5】
請求項1に記載の波形測定器であって、
表示部を更に備え、
前記制御部は、前記表示部を介して、前記ファイルに格納された前記第1の波形データの前記測定時刻及び前記時間差に基づいて、前記第1の波形データ及び前記第2の波形データを同一時間軸上に表示する、波形測定器。
【請求項6】
制御部を備える情報処理装置であって、
前記制御部は、
第1の時間間隔で測定された第1の波形データ、及び前記第1の時間間隔とは異なる第2の時間間隔で測定された第2の波形データを取得し、
前記第2の波形データの測定時刻と前記第2の波形データの前記測定時刻より前で且つ前記第2の波形データの前記測定時刻に最も近い前記第1の波形データの測定時刻との時間差、又は前記第2の波形データの測定時刻と前記第2の波形データの前記測定時刻より後で且つ前記第2の波形データの前記測定時刻に最も近い前記第1の波形データの測定時刻との時間差を算出し、
前記第1の波形データ、前記第1の波形データの前記測定時刻、前記第2の波形データ、及び前記時間差を同一のファイルに格納する、情報処理装置。
【請求項7】
コンピュータが実行する方法であって、
第1の時間間隔で測定された第1の波形データ、及び前記第1の時間間隔とは異なる第2の時間間隔で測定された第2の波形データを取得することと、
前記第2の波形データの測定時刻と前記第2の波形データの前記測定時刻より前で且つ前記第2の波形データの前記測定時刻に最も近い前記第1の波形データの測定時刻との時間差、又は前記第2の波形データの測定時刻と前記第2の波形データの前記測定時刻より後で且つ前記第2の波形データの前記測定時刻に最も近い前記第1の波形データの測定時刻との時間差を算出することと、
前記第1の波形データ、前記第1の波形データの前記測定時刻、前記第2の波形データ、及び前記時間差を同一のファイルに格納することと、を含む、方法。
【請求項8】
コンピュータに、
第1の時間間隔で測定された第1の波形データ、及び前記第1の時間間隔とは異なる第2の時間間隔で測定された第2の波形データを取得することと、
前記第2の波形データの測定時刻と前記第2の波形データの前記測定時刻より前で且つ前記第2の波形データの前記測定時刻に最も近い前記第1の波形データの測定時刻との時間差、又は前記第2の波形データの測定時刻と前記第2の波形データの前記測定時刻より後で且つ前記第2の波形データの前記測定時刻に最も近い前記第1の波形データの測定時刻との時間差を算出することと、
前記第1の波形データ、前記第1の波形データの前記測定時刻、前記第2の波形データ、及び前記時間差を同一のファイルに格納することと、を実行させる、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、波形測定器、情報処理装置、方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、被試験デバイスを試験する少なくともひとつの試験モジュールと、前記被試験デバイスに関連する電気信号を所定のサンプリングレートでデジタル信号に変換し、前記デジタル信号の列である波形データを取得する波形データ取得モジュールと、前記少なくともひとつの試験モジュールおよび前記波形データ取得モジュールを制御するとともに、前記波形データ取得モジュールにおいて得られた前記波形データを、前記少なくともひとつの試験モジュールの動作状態と対応付けて収集する上位コントローラと、を備えることを特徴とする試験装置において、前記上位コントローラは、テストプランに含まれる複数の試験項目それぞれの開始時刻および/または終了時刻のタイムスタンプを記録することを特徴とする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-193900号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術を用いても、タイムスタンプ形式データに含まれる波形データは時刻に関して等間隔とは限らないため、表計算ソフト等により容易に波形表示することができないという問題がある。また、等間隔サンプリング形式データとタイムスタンプ形式データとが同一のファイルに格納されるわけではないため、ファイル管理が容易ではないという問題がある。さらには、等間隔サンプリング形式データとタイムスタンプ形式データとを同一時間軸上に波形表示することも容易ではないという問題がある。
【0005】
そこで、本開示は、時間間隔が異なる2種類の波形データを同一のファイルに保存することにより、ファイル管理を容易にすると共に、時間間隔が異なる2種類の波形データの同一時間軸上での波形表示を容易にする技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
幾つかの実施形態に係る波形測定器は、制御部を備える波形測定器であって、前記制御部は、第1の時間間隔で測定された第1の波形データ及び前記第1の時間間隔とは異なる第2の時間間隔で測定された第2の波形データを取得し、前記第2の波形データの測定時刻と前記第2の波形データの前記測定時刻より前で且つ前記第2の波形データの前記測定時刻に最も近い前記第1の波形データの測定時刻との時間差、又は前記第2の波形データの測定時刻と前記第2の波形データの前記測定時刻より後で且つ前記第2の波形データの前記測定時刻に最も近い前記第1の波形データの測定時刻との時間差を算出し、前記第1の波形データ、前記第1の波形データの前記測定時刻、前記第2の波形データ、及び前記時間差を同一のファイルに格納する。これにより、ファイル管理が容易になると共に、時間間隔が異なる2種類の波形データの同一時間軸上での波形表示が容易になる。
【0007】
一実施形態において、前記第1の時間間隔及び前記第2の時間間隔のうち少なくとも一方は等間隔であってもよい。
【0008】
一実施形態において、前記第1の波形データ及び前記第2の波形データのうち少なくとも一方は、その数値が所定の閾値を超えた際に測定された波形データであってもよい。
【0009】
一実施形態において、前記制御部は、前記ファイルに格納する前記時間差として、前記第2の波形データの前記測定時刻と前記第2の波形データの前記測定時刻より前で且つ前記第2の波形データの前記測定時刻に最も近い前記第1の波形データの前記測定時刻との前記時間差、及び前記第2の波形データの前記測定時刻と前記第2の波形データの前記測定時刻より後で且つ前記第2の波形データの前記測定時刻に最も近い前記第1の波形データの前記測定時刻との前記時間差のうち、小さい方の時間差を選択してもよい。これにより、時間間隔が異なる2種類の波形データの波形表示の再現性が向上する。
【0010】
一実施形態において、前記波形測定器は、表示部を更に備え、前記制御部は、前記表示部を介して、前記ファイルに格納された前記第1の波形データの前記測定時刻及び前記時間差に基づいて、前記第1の波形データ及び前記第2の波形データを同一時間軸上に表示してもよい。これにより、時間間隔が異なる2種類の波形データが同一時間軸上に波形表示される。
【0011】
幾つかの実施形態に係る情報処理装置は、制御部を備える情報処理装置であって、前記制御部は、第1の時間間隔で測定された第1の波形データ、及び前記第1の時間間隔とは異なる第2の時間間隔で測定された第2の波形データを取得し、前記第2の波形データの測定時刻と前記第2の波形データの前記測定時刻より前で且つ前記第2の波形データの前記測定時刻に最も近い前記第1の波形データの測定時刻との時間差、又は前記第2の波形データの測定時刻と前記第2の波形データの前記測定時刻より後で且つ前記第2の波形データの前記測定時刻に最も近い前記第1の波形データの測定時刻との時間差を算出し、前記第1の波形データ、前記第1の波形データの前記測定時刻、前記第2の波形データ、及び前記時間差を同一のファイルに格納する。これにより、ファイル管理が容易になると共に、時間間隔が異なる2種類の波形データの同一時間軸上での波形表示が容易になる。
【0012】
幾つかの実施形態に係る方法は、コンピュータが実行する方法であって、第1の時間間隔で測定された第1の波形データ、及び前記第1の時間間隔とは異なる第2の時間間隔で測定された第2の波形データを取得することと、前記第2の波形データの測定時刻と前記第2の波形データの前記測定時刻より前で且つ前記第2の波形データの前記測定時刻に最も近い前記第1の波形データの測定時刻との時間差、又は前記第2の波形データの測定時刻と前記第2の波形データの前記測定時刻より後で且つ前記第2の波形データの前記測定時刻に最も近い前記第1の波形データの測定時刻との時間差を算出することと、前記第1の波形データ、前記第1の波形データの前記測定時刻、前記第2の波形データ、及び前記時間差を同一のファイルに格納することと、を含む。これにより、ファイル管理が容易になると共に、時間間隔が異なる2種類の波形データの同一時間軸上での波形表示が容易になる。
【0013】
幾つかの実施形態に係るプログラムは、コンピュータに、第1の時間間隔で測定された第1の波形データ、及び前記第1の時間間隔とは異なる第2の時間間隔で測定された第2の波形データを取得することと、前記第2の波形データの測定時刻と前記第2の波形データの前記測定時刻より前で且つ前記第2の波形データの前記測定時刻に最も近い前記第1の波形データの測定時刻との時間差、又は前記第2の波形データの測定時刻と前記第2の波形データの前記測定時刻より後で且つ前記第2の波形データの前記測定時刻に最も近い前記第1の波形データの測定時刻との時間差を算出することと、前記第1の波形データ、前記第1の波形データの前記測定時刻、前記第2の波形データ、及び前記時間差を同一のファイルに格納することと、を実行させる。これにより、ファイル管理が容易になると共に、時間間隔が異なる2種類の波形データの同一時間軸上での波形表示が容易になる。
【発明の効果】
【0014】
本開示によれば、時間間隔が異なる2種類の波形データを同一のファイルに保存することにより、ファイル管理を容易にすると共に、時間間隔が異なる2種類の波形データの同一時間軸上での波形表示を容易にする技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】比較例に係る波形測定器の概略図である。
図2】等間隔サンプリング形式データ及びタイムスタンプ形式データの概略図である。
図3】比較例に係る波形測定器の動作フローである。
図4】比較例に係るCSVファイルの概略図である。
図5】本開示の一実施形態に係る波形測定器の概略図である。
図6】本開示の一実施形態に係る波形測定器の動作フローである。
図7】本開示の一実施形態に係るCSVファイルの概略図である。
図8】一変形例に係る情報処理装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。各図において、同一符号は、同一又は同等の構成要素を示す。
【0017】
図1を参照して、比較例に係る波形測定器100を説明する。
【0018】
波形測定器100は、制御部110と、記憶部120と、信号入力部130と、キー入力部140と、表示部150と、を備える。
【0019】
制御部110は、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つのプログラマブル回路、少なくとも1つの専用回路、又はこれらの任意の組合せを含む。プロセッサは、CPU(central processing unit)若しくはGPU(graphics processing unit)等の汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。プログラマブル回路は、例えば、FPGA(field-programmable gate array)である。専用回路は、例えば、ASIC(application specific integrated circuit)である。制御部110は、波形測定器100の各部を制御しながら、波形測定器100の動作に関わる処理を実行する。
【0020】
記憶部120は、例えば、半導体メモリ、磁気メモリ、光メモリ、又はこれらの任意の組合せを含む。半導体メモリは、例えば、RAM(random access memory)又はROM(read only memory)である。記憶部120は、例えば、主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能する。記憶部120には、波形測定器100の動作に用いられるデータと、波形測定器100の動作によって得られたデータとが記憶される。記憶部120は、波形メモリ122と、ストレージ124と、を含む。
【0021】
信号入力部130は、各チャンネルのデータを波形測定器100に取り込むインタフェースを含む。信号入力部130は、入力アンプと、A/D変換器と、を含む。
【0022】
キー入力部140は、例えば、物理キー、又は静電容量キーを含む。キー入力部140は、波形測定器100の動作に用いられるデータをユーザが入力する操作を受け付ける。
【0023】
表示部150は、例えば、LCD(liquid crystal display)又は有機EL(electro luminescence)ディスプレイ等のディスプレイを含む。表示部150は、波形測定器100の動作によって得られるデータを表示する。
【0024】
図2乃至4を参照して、比較例に係る波形測定器100の動作を説明する。
【0025】
比較例では、記憶部120の波形メモリ122にA/D変換器から取得された図2に示される等間隔サンプリング形式データとタイムスタンプ形式データとが予め格納されている。なお、等間隔サンプリング形式データは波形データ(Data11、Data12、・・・)のみを含むのに対して、タイムスタンプ形式データは波形データ(Data21、Data22、・・・)及び当該波形データの時刻(測定時刻)を含む。
【0026】
ステップS110:制御部110は、記憶部120から、等間隔サンプリング形式データに含まれるラベル(Label)及びデータ数(等間隔サンプリング形式データに含まれる波形データの総数)を取得する。
【0027】
ステップS112:制御部110は、ファイルを新規作成する。なお、当該ファイルは、CSVファイル等のテキストファイルであるが、本開示はこれに限られない。
【0028】
ステップS114:制御部110は、ステップS110で取得したラベル(Label)をステップS112で新規作成したファイルに左から順番に格納する。
【0029】
ステップS116:制御部110は、データ数回ループを開始させる。これによりデータ順に後述するステップS118乃至S124が実行される。なお、図4に示される等間隔サンプリング形式データにおけるデータ順とは、Data11、Data12、Data13、・・・、Data16、・・・の順である。
【0030】
ステップS118:制御部110は、記憶部120を参照して波形データの時刻(Time)を算出して、ステップS112で新規作成したファイルに格納する。当該時刻は、等間隔サンプリングデータの取得開始時に対応する基準時刻及び等間隔サンプリング形式データを取得する時間間隔に基づいて適宜算出される。例えば、基準時刻がTime11であり且つ時間間隔がΔTである場合、1番目の波形データ(Data11)の時刻(Time11)は基準時刻となり、2番目の波形データ(Data12)の時刻(Time12)はTime11にΔTを加算することにより算出される。なお、基準時刻及び時間間隔は、ユーザにより適宜設定可能であり、記憶部120に予め格納されている。
【0031】
ステップS120:制御部110は、ラベル数回ループを開始させる。これによりラベル順にステップS122が実行される。
【0032】
ステップS122:制御部110は、記憶部120の波形メモリ122を参照して波形データを取得して、ステップS112で新規作成したファイルに格納する。
【0033】
ステップS124:制御部110は、ラベル数回ループを終了させる。
【0034】
ステップS126:制御部110は、データ数回ループを終了させる。
【0035】
ステップS128:制御部110は、ステップS112で新規作成したファイルを閉じる。なお、当該ファイルは、記憶部120のストレージ124に格納される。
【0036】
上述したステップS110乃至S128により、図4の等間隔サンプリング形式データに示すように順次、時刻(Time11)のラベル(Label1)の波形データ(Data11)がファイルに書き込まれ、時刻(Time12)のラベル(Label1)の波形データ(Data12)がファイルに書き込まれ、時刻(Time13)のラベル(Label1)の波形データ(Data13)がファイルに書き込まれ、時刻(Time14)のラベル(Label1)の波形データ(Data14)がファイルに書き込まれ、時刻(Time15)のラベル(Label1)の波形データ(Data15)がファイルに書き込まれ、時刻(Time16)のラベル(Label1)の波形データ(Data16)がファイルに書き込まれる。なお、等間隔サンプリング形式データの場合、各データの測定時刻の時間間隔(ΔT)は一定である。
【0037】
ステップS130:制御部110は、記憶部120の波形メモリ122を参照して、タイムスタンプ形式データに含まれるラベル(Label)及びデータ数(タイムスタンプ形式データに含まれる波形データの総数)を取得する。
【0038】
ステップS132:制御部110は、ステップS112で新規作成したファイルとは別にファイルを新規作成する。ここで、タイムスタンプ形式データの時刻は、等間隔サンプリング形式データに含まれる波形データの時刻と同一とは限らない。そのため、ステップS132では、ステップS112で新規作成したファイルとは別のファイルが新規作成される。なお、当該ファイルは、CSVファイル等のテキストファイルであるが、本開示はこれに限られない。
【0039】
ステップS134:制御部110は、ステップS130で取得したラベルをステップS132で新規作成したファイルに左から順番に格納する。
【0040】
ステップS136:制御部110は、データ数回ループを開始させる。これによりデータ順にステップS138乃至S144が実行される。
【0041】
ステップS138:制御部110は、記憶部120の波形メモリ122を参照して時刻(Time)を取得して、ステップS132で新規作成したファイルに格納する。ここで、タイムスタンプ形式データの各波形データは、例えば波形データの数値が所定の基準点(トリガ又は閾値)を超えた際に測定されるものであり、波形データ及びその測定時刻の情報を含む。なお、等間隔サンプリング形式データは、各波形データを測定した時刻情報がなくても、各波形データの測定間隔が時刻に関して等間隔であるため、上述したように基準時刻及び時間間隔を用いて容易に再現可能である。これに対して、タイムスタンプ形式データは、波形データを測定した時刻情報がないと再現不可能である。
【0042】
ステップS140:制御部110は、Label数回ループを開始させる。これによりラベル順にステップS142が実行される。
【0043】
ステップS142:制御部110は、記憶部120の波形メモリ122を参照して波形データを取得して、ステップS132で新規作成したファイルに格納する。
【0044】
ステップS144:制御部110は、ラベル数回ループを終了させる。
【0045】
ステップS146:制御部110は、データ数回ループを終了させる。
【0046】
ステップS148:制御部110は、ステップS132で新規作成したファイルを閉じる。なお、当該ファイルは、記憶部120のストレージ124に格納される。
【0047】
ステップS130乃至S148により、図4のタイムスタンプ形式データに示すように順次、時刻(Time21)のラベル(Label2)の波形データ(Data21)がファイルに書き込まれ、時刻(Time22)のラベル(Label2)の波形データ(Data22)がファイルに書き込まれ、時刻(Time23)のラベル(Label2)の波形データ(Data23)がファイルに書き込まれ、時刻(Time24)のラベル(Label2)の波形データ(Data24)がファイルに書き込まれ、時刻(Time25)のラベル(Label2)の波形データ(Data25)がファイルに書き込まれ、時刻(Time26)のラベル(Label2)の波形データ(Data26)がファイルに書き込まれる。なお、タイムスタンプ形式データの場合、各データの測定時刻の時間間隔(ΔT)は不定である。
【0048】
このように、比較例に係る波形測定器100では、タイムスタンプ形式データに含まれる波形データは時刻に関して等間隔とは限らないため、表計算ソフト等を使用しても容易に波形表示することができないという問題がある。また、等間隔サンプリング形式データとタイムスタンプ形式データとが同一のファイルに格納されるわけではないため、ファイル管理が容易ではないという問題がある。さらには、等間隔サンプリング形式データとタイムスタンプ形式データとを同一時間軸上に波形表示することも容易ではないという問題がある。
【0049】
そこで、本実施形態は、等間隔サンプリング形式データとタイムスタンプ形式データとを同一のファイルに保存することにより、ファイル管理を容易にすると共に、同一時間軸上での波形表示を容易にすることを目的とする。ひいては、波形測定器を用いたデータ分析を容易にすることを目的とする。
【0050】
図5を参照して、本開示の一実施形態に係る波形測定器200を説明する。
【0051】
波形測定器200は、制御部210と、記憶部220と、信号入力部230と、キー入力部240と、表示部250と、を備える。各部の構成の説明については、比較例に係る説明を援用する。
【0052】
図6及び7を参照して、本開示の一実施形態に係る波形測定器200の動作を説明する。
【0053】
本実施形態では、記憶部220の波形メモリ222にA/D変換器から取得された第1の波形データに相当する等間隔サンプリング形式データと第2の波形データに相当するタイムスタンプ形式データとが予め格納されており、制御部210が適宜参照可能であるものとして説明する。なお、等間隔サンプリング形式データの場合には第1の時間間隔に相当する各データの測定時刻の時間間隔(ΔT)が一定であり、タイムスタンプ形式データの場合には第2の時間間隔に相当する各データの測定時刻の時間間隔(ΔT)が不定である。
【0054】
ステップS210:制御部210は、記憶部220を参照して、全ラベル及び全データ数を取得する。
【0055】
ステップS212:制御部210は、ファイルを新規作成する。なお、当該ファイルは、CSVファイル等のテキストファイルであるが、本開示はこれに限られない。
【0056】
ステップS214:制御部210は、ステップS210で取得したラベル(Label)をステップS212で新規作成したファイルに左から順番に格納する。また、制御部210は、時間差(ΔTime)を特徴付けるラベル(図7に示される例では「Label2_ΔT」)も追加して当該ファイルに格納する。図7に示される例では、「Label1」が第1行第2列に書き込まれ、「Label2_ΔTime」が第1行第3列に書き込まれ、「Label2」が第1行第4列に書き込まれる。
【0057】
ステップS216:制御部210は、最大データ数ループを開始させる。これによりデータ順に後述するステップS216乃至S240のループが実行される。
【0058】
ステップS218:制御部210は、記憶部220の波形メモリ222を参照して、波形データの時刻(Time)を比較例と同様に算出してステップS212で新規作成したファイルに格納する。図7に示される例では、最大データ数ループのうちループ1回目で「Time1」が第3行第1列に書き込まれ、ループ2回目で「Time2」が第4行第1列に書き込まれ、ループ3回目で「Time3」が第5行第1列に書き込まれ、ループ4回目で「Time4」が第6行第1列に書き込まれ、ループ5回目で「Time5」が第7行第1列に書き込まれ、ループ6回目で「Time6」が第8行第1列に書き込まれる。以下では、現在のループであるループN回目(Nは自然数)で「TimeN」が書き込まれる行を「現在の行」と称し、ループ(N+1)回目で「TimeN+1」が書き込まれる行を「次の行」と称する。以下、簡単のためN=2の場合を説明するが、本開示はこれに限られない。なお、本実施形態では、最大データ数ループで最初に考慮される波形データが等間隔サンプリング形式データである場合を説明するが、本開示はこれに限られない。最大データ数ループで最初に考慮される波形データがタイムスタンプ形式データである場合、当該データに含まれる時刻情報が時刻(Time)として適宜考慮される。
【0059】
ステップS220:制御部210は、ラベル数回ループを開始させる。これによりラベル順に後述するステップS220乃至S238のループが実行される。図7に示される例では、等間隔サンプリング形式データを特徴付けるラベルが「Label1」であり、タイムスタンプ形式データを特徴付けるラベルが「Label2」であり、ラベル順とは「Label1」、「Label2」の順を意味する。
【0060】
ステップS222:制御部210は、記憶部220の波形メモリ222を参照して、ステップS212で新規作成したファイルに格納する波形データが存在するか否かを判断する。波形データが存在する場合、プロセスはステップS224に進む。一方、波形データが存在しない場合、プロセスはステップS238に進む。
【0061】
ステップS224:制御部210は、記憶部220を参照して、波形データがタイムスタンプ形式データであるか否かを判断する。波形データがタイムスタンプ形式データでない場合、プロセスはステップS226に進む。一方、波形データがタイムスタンプ形式データである場合、プロセスはステップS228に進む。
【0062】
ステップS226:(等間隔サンプリング形式データの場合)制御部210は、記憶部220の波形メモリ222から波形データを取得して、ステップS212で新規作成したファイルのうち現在の行且つ当該波形データを特徴付けるラベルに対応する列に波形データを格納する。N=2の場合、図7に示される例では波形データ(Data12)が現在の行(第4行)且つラベル(Label1)に対応する列(第2列)に書き込まれる。
【0063】
ステップS228:(タイムスタンプ形式データの場合)制御部210は、記憶部220の波形メモリ222から波形データ及び当該波形データの時刻を取得する。N=2の場合、図7に示される例では波形データ(Data21)及びその時刻(Time21)が取得される。
【0064】
ステップS230:制御部210は、現在の行の次の行に格納する時刻(Time)を取得する。N=2の場合、図7に示される例では現在の行(第4行)の次の行(第5行)の時刻(Time3)が取得される。
【0065】
ステップS232:制御部210は、ステップS228で取得した時刻が、現在の行に格納した時刻(Time)より後で且つ現在の行の次の行に格納する時刻(Time)より前であるか否かを判断する。ステップS228で取得した時刻が現在の行に格納した時刻(Time)より後で且つ現在の行の次の行に格納する時刻(Time)より前である場合、プロセスはステップS234に進む。一方、ステップS228で取得した時刻が現在の行に格納した時刻(Time)より後で且つ現在の行の次の行に格納する時刻(Time)より前でない場合、プロセスはステップS238に進む。N=2の場合、図7に示される例では時刻(Time21)が現在の行(第4行)に書き込まれた時刻(Time2)より後で且つ次の行(第5行)に書き込まれる時刻(Time3)より前であるか否かが判断される。
【0066】
ステップS234:制御部210は、ステップS228で取得した時刻と現在の行に格納した時刻(Time)との時間差(ΔTime)を算出する。N=2の場合、図7に示される例では、時間差(ΔTime21)が時刻(Time21)から時刻(Time2)を減じることにより算出される。すなわち、第2の波形データの測定時刻に相当する時刻(Time21)と当該時刻(Time21)より前で且つ当該時刻(Time21)に最も近い第1の波形データの測定時刻に相当する時刻(Time2)との時間差(ΔTime21)が算出される。
【0067】
ステップS236:制御部210は、ステップS234で算出した時間差(ΔTime)をステップS212で新規作成したファイルのうち現在の行且つ当該時間差を特徴付けるラベルに対応する列に格納する。また、制御部210は、ステップS228で取得した波形データをステップS212で新規作成したファイルのうち現在の行且つ当該波形データを特徴付けるラベルに対応する列に格納する。N=2の場合、図7に示される例では、時間差(ΔTime21)が現在の行(第4行)且つラベル(Label2_ΔTime)に対応する列(第3列)に書き込まれ、波形データ(Data21)が現在の行(第4行)且つラベル(Label2)に対応する列(第4列)に書き込まれる。すなわち、第1の波形データに相当する波形データ(Data12)、波形データ(Data12)の測定時刻に相当する時刻(Time2)、第2の波形データに相当する波形データ(Data21)、及び時間差(ΔTime21)が同一のファイルに格納される。
【0068】
ステップS238:制御部210は、ラベル数回ループを終了させる。
【0069】
ステップS240:制御部210は、最大データ数ループを終了させる。
【0070】
ステップS242:制御部210は、ステップS212で新規作成したファイルを閉じ、記憶部220のストレージ224に当該ファイルを格納する。なお、制御部210は、表示部250を介して、当該ファイルに格納された等間隔サンプリング形式データ及びタイムスタンプ形式データを同一時間軸上に表示してもよい。この際、図7に示される例では、当該ファイルに格納された等間隔サンプリング形式データの測定時刻(Time1、Time2、Time3、Time4、Time5、Time6等)及び時間差(ΔTime21、ΔTime22、ΔTime23等)が適宜用いられる。
【0071】
本実施形態によれば、等間隔サンプリング形式データ及びタイムスタンプ形式データという時間間隔が異なる形式のデータを同一のファイルに保存することが可能となり、ファイル管理が容易になる。また、本実施形態によれば、タイムスタンプ形式データは、その波形データの測定時刻と測定時刻が最も近い等間隔サンプリング形式データと同一の行に格納されるため、タイムスタンプ形式データの波形を大まかに再現することが可能となり、等間隔サンプリング形式データとタイムスタンプ形式データとを同一時間軸上に波形表示することが容易になる。さらに、本実施形態によれば、タイムスタンプ形式データを時刻に関して正確に解析する必要があっても、等間隔サンプリング形式データとタイムスタンプ形式データとの時間差がファイルに格納されているため、時刻に関して正確な解析が可能となる。
【0072】
本開示を諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形及び改変を行ってもよいことに注意されたい。したがって、これらの変形及び改変は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部又は各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部又はステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
【0073】
上述した実施形態では、第2の波形データに相当するタイムスタンプ形式データは、その波形データの測定時刻より前で且つその波形データの測定時刻に最も近い測定時刻の第1の波形データに相当する等間隔サンプリング形式データと同一の行に格納される場合を説明した。しかしながら、一変形例として、第2の波形データに相当するタイムスタンプ形式データは、その波形データの測定時刻より後で且つその波形データの測定時刻に最も近い測定時刻の第1の波形データに相当する等間隔サンプリング形式データと同一の行に格納されてもよい。また、制御部210は、上述したファイルに格納する時間差として、第2の波形データの測定時刻に相当する時刻(例えばTime21)と当該時刻(Time21)より前で且つ当該時刻に最も近い第1の波形データの測定時刻に相当する時刻(Time2)との時間差、及び第2の波形データの測定時刻に相当する時刻(例えばTime21)と当該時刻(Time21)より後で且つ当該時刻(Time21)に最も近い第1の波形データの測定時刻に相当する時刻(Time3)との時間差のうち、小さい方の時間差を選択してもよい。この場合、小さい方の時間差が選択されるので、2種類の波形データの同一時間軸上での波形表示の再現性(特にタイムスタンプ形式データの再現性)が向上する。
【0074】
また、上述した実施形態では、等間隔サンプリング形式データが第1の波形データに相当し、タイムスタンプ形式データが第2の波形データに相当する場合を説明した。しかしながら、一変形例として、第1の波形データがタイムスタンプ形式データであり、第2の波形データが等間隔サンプリング形式データであってもよい。また、一変形例として、第1の波形データ及び第2の波形データの両方がタイムスタンプ形式データであってもよい。また、一変形例として、第1の波形データが等間隔サンプリング形式データであり、第2の波形データが当該等間隔サンプリング形式データとは時間間隔が異なる等間隔サンプリング形式データであってもよい。この場合、時間間隔が異なる2種類以上の等間隔サンプリング形式データ同士が同一のファイルに格納されることになる。特に、これは当該時間間隔の比が小数となる場合に有効である。例えば2msの時間間隔でサンプリングされた等間隔サンプリング形式データと5msの時間間隔でサンプリングされた等間隔サンプリング形式データとを同一のファイルに格納する場合が挙げられる。この場合、時間間隔の比は2.5となり、5msの時間間隔のデータは2点に1回の割合で2msの時間間隔のデータと同一の時刻とならない。そのため、これらのデータを同一のファイルにCSV形式等で格納する場合も、2msの時間間隔のデータを1行につき1データ格納すると、2msの時間間隔のデータと同一の時刻とならない5msの時間間隔のデータが格納されない。この場合、上述した実施形態におけるタイムスタンプ形式データと同様に、2msの時間間隔のデータと5msの時間間隔のデータとの時間差を用いることが有効である。
【0075】
また、上述した実施形態に係る波形測定器200の一部の構成及び動作を、クラウドコンピューティングシステム又はその他のコンピューティングシステムに属するサーバ等のコンピュータである情報処理装置300が担ってもよい。図8を参照して、情報処理装置300は、制御部310と、記憶部320と、通信部330と、キー入力部340と、表示部350と、を備える。そして、情報処理装置300は、通信部330を介して、任意の通信インタフェースを有する汎用の波形測定器と互いに通信することにより、当該汎用の波形測定器より各種測定データを取得する。なお、制御部310、記憶部320、キー入力部340、及び表示部350については、上述した実施形態における説明を援用する。また、通信部330は、例えば有線LAN規格又は無線LAN規格に対応可能な任意の通信用インタフェースを含む。
【0076】
また、上述した実施形態に係る波形測定器200の一部又は情報処理装置300として、汎用のコンピュータを機能させる実施形態も可能である。具体的には、上述した実施形態に係る波形測定器200の一部の機能又は情報処理装置300の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、汎用のコンピュータのメモリに格納し、プロセッサによって当該プログラムを読み出して実行させる。したがって、本開示は、プロセッサが実行可能なプログラム、又は当該プログラムを記憶する非一時的なコンピュータ可読媒体としても実現可能である。
【産業上の利用可能性】
【0077】
本開示は、等間隔サンプリング形式データ及びタイムスタンプ形式データが混在するような波形測定器のCSVファイルの作成及び保存等に適用することができる。ただし、本開示の適用範囲は、ここに例示したものに限定されるものではない。
【符号の説明】
【0078】
100、200 波形測定器
110、210 制御部
120、220 記憶部
122、222 波形メモリ
124、224 ストレージ
130、230 信号入力部
140、240 キー入力部
150、250 表示部
300 情報処理装置
310 制御部
320 記憶部
330 通信部
340 キー入力部
350 表示部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8