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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024130970
(43)【公開日】2024-09-30
(54)【発明の名称】タイマ回路及び集積回路
(51)【国際特許分類】
   H03K 5/1254 20060101AFI20240920BHJP
【FI】
H03K5/1254
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023040959
(22)【出願日】2023-03-15
(71)【出願人】
【識別番号】320012037
【氏名又は名称】ラピステクノロジー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小澤 真一
【テーマコード(参考)】
5J039
【Fターム(参考)】
5J039BA06
5J039KK04
5J039KK23
5J039MM08
(57)【要約】
【課題】より簡易な処理で入力信号に生じるチャタリングを除去する。
【解決手段】タイマ回路は、入力信号がハイレベル及びローレベルのうちの一方のレベルにあるときにカウントを開始させ、入力信号が他方のレベルにあるときにカウントを停止させるカウンタと、カウンタのカウント値に対する閾値が格納されるレジスタと、カウンタのカウント値がレジスタに格納された閾値に達した場合に割り込み信号を出力する信号出力部と、を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力信号がハイレベル及びローレベルのうちの一方のレベルにあるときにカウントを開始させ、前記入力信号が他方のレベルにあるときにカウントを停止させるカウンタと、
前記カウンタのカウント値に対する閾値が格納されるレジスタと、
前記カウンタのカウント値が前記レジスタに格納された前記閾値に達した場合に割り込み信号を出力する信号出力部と、
を含むタイマ回路。
【請求項2】
前記閾値は、前記カウンタがカウントを停止させた時点におけるカウント値に基づいて設定される
請求項1に記載のタイマ回路。
【請求項3】
前記カウンタがカウントを停止させた時点におけるカウント値の最大値を更新しながら保持し、保持しているカウント値に基づいて、前記閾値を設定する閾値設定部を更に含む
請求項2に記載のタイマ回路。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のタイマ回路と、
前記割り込み信号が出力された時点よりも後の時点における前記入力信号に基づいて所定の処理を行う処理部と、
を含む集積回路。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
開示の技術はタイマ回路及び集積回路に関する。
【背景技術】
【0002】
入力信号についてカウンタを用いた判定を行う技術として以下の技術が知られている。例えば、特許文献1には、カウンタのカウント値が所定値に達したときロック状態であることを示す値の出力信号を出力する判定回路を備えた構成が記載されている。
【0003】
特許文献2には、カウンタのカウント値をカウントアップするカウント手段と、カウンタのリミットカウント値を生成するリミットカウント値生成手段と、リミットカウント値と、カウンタのカウント値とを比較し、カウンタのカウント値がリミットカウント値よりも大きいとき、パルス信号を発生するパルス信号発生手段と、を含むパルス発生装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002-314409号公報
【特許文献2】特開2010-29306号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
マイクロコンピュータ等の演算処理装置に入力される入力信号においては、先頭部分の入力レベルが不安定となるチャタリングが生じ得る。マイクロコンピュータにおいて、チャタリングを除去する機能は必須である。一般に、ソフトウェアによるチャタリング除去は、例えば、以下の処理を含む。タイマを用いた割り込みにより、一定時間毎に入力信号をサンプリングし、サンプリングした入力レベルが所定回数連続して同じレベルであった場合に、チャタリングが解消したものと判定し、それ以前に入力された入力信号を無効なものとして扱う。しかしながら、上記の方法によれば、タイマによる割り込みが発生する度に、入力信号のサンプリングと、入力信号のレベル判定を行うことなり、ソフトウェアの処理が煩雑となる。
【0006】
開示の技術は、より簡易な処理で入力信号に生じるチャタリングを除去することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
開示の技術に係るタイマ回路は、入力信号がハイレベル及びローレベルのうちの一方のレベルにあるときにカウントを開始させ、前記入力信号が他方のレベルにあるときにカウントを停止させるカウンタと、前記カウンタのカウント値に対する閾値が格納されるレジスタと、前記カウンタのカウント値が前記レジスタに格納された前記閾値に達した場合に割り込み信号を出力する信号出力部と、を含む。
【0008】
開示の技術に係る集積回路は、上記のタイマ回路と、前記割り込み信号が出力された時点よりも後の時点における前記入力信号に基づいて所定の処理を行う処理部と、を含む。
【発明の効果】
【0009】
開示の技術によれば、より簡易な処理で入力信号に生じるチャタリングを除去することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】開示の技術の実施形態に係る集積回路の構成の一例を示すブロック図である。
図2】開示の技術の実施形態に係るタイマ回路の動作の一例を示すタイムチャートである。
図3】クロック信号の周期が比較的長い場合におけるタイマ回路の動作の一例を示すタイムチャートである。
図4】クロック信号の周期が比較的短い場合におけるタイマ回路の動作の一例を示すタイムチャートである。
図5】開示の技術の他の実施形態に係るタイマ回路を含む集積回路の構成の一例を示すブロック図である。
図6】開示の技術の他の実施形態に係るタイマ回路の動作の一例を示すタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、開示の技術の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面において同一または等価な構成要素及び部分には同一の参照符号を付与し、重複する説明は省略する。
【0012】
[第1の実施形態]
図1は、開示の技術の実施形態に係る集積回路1の構成の一例を示すブロック図である。集積回路1は、タイマ回路10及び処理部20を有する。集積回路1は、処理部20が入力信号Sinに基づいて所定の処理を行う場合に、入力信号Sinに生じるチャタリングを除去する機能を有する。集積回路1は、例えばマイクロコンピュータを構成するものであってもよい。
【0013】
タイマ回路10は、自身が有するタイムカウント機能を利用して、入力信号Sinにおけるチャタリングの解消を検出する。タイマ回路10は、カウンタ11、閾値レジスタ12及び信号出力部13を有する。
【0014】
カウンタ11には入力信号Sin及びクロック信号Sclkが入力される。カウンタ11は、入力信号Sinがハイレベルにあるときに、クロック信号Sclkの立ち上がりエッジに応じてカウント値Vcountをゼロクリアしてカウントを開始させる。カウンタ11は、入力信号Sinがローレベルのあるときに、クロック信号Sclkの立ち上がりエッジに応じてカウントを停止させる。入力信号Sinのカウントは、クロック信号Sclkのパルス数をカウントすることにより行われる。入力信号Sinがハイレベルを維持する間、カウンタ11はカウントを継続させる。すなわち、カウンタ11のカウント値Vcountは、入力信号Sinのハイレベル期間を表す。
【0015】
閾値レジスタ12には、カウンタ11のカウント値Vcountに対する閾値(以下、カウント閾値Tcountと称する)が格納される。カウント閾値Tcountは、チャタリング発生時における入力信号Sinのパルス幅として想定される期間よりも十分に長い期間に相当する値に設定される。
【0016】
信号出力部13は、カウンタ11のカウント値Vcountと、レジスタに格納されたカウント閾値Tcountを比較する。信号出力部13は、カウンタ11のカウント値Vcountがカウント閾値Tcountに達した場合に割り込み信号Sx1を発生させる。割り込み信号Sx1は、処理部20に供給される。
【0017】
処理部20は、割り込み信号Sx1を受信した場合、割り込み信号Sx1の受信時点以降に入力される入力信号Sinに基づいて所定の処理を行う。すなわち、割り込み信号Sx1の受信時点よりも前に入力された入力信号Sinは、処理部20において無効なものとして扱われる。これにより、入力信号Sinに生じるチャタリングの除去が実現される。
【0018】
図2は、タイマ回路10の動作の一例を示すタイムチャートである。図2に示す例において、先頭部分にチャタリングを含む入力信号Sinがタイマ回路10に入力されている。図2に示す例において、時刻tから時刻tまでの期間がチャタリング発生期間である。なお、図2に示す例において図示を省略したクロック信号Sclkの周期は、入力信号Sinに生じているチャタリングの周期よりも十分短いものとする。
【0019】
時刻t及び時刻tにおいて、カウンタ11は入力信号Sinの立ち上がりに応じてカウント値Vcountをゼロクリアし、カウントを開始させる。時刻t及び時刻tにおいて、カウンタ11は入力信号Sinの立ち下がりに応じてカウントを停止させる。この時のカウント値Vcountは、カウント閾値Tcountに達していない。すなわち、入力信号Sinにチャタリングが発生している期間においては、カウンタ11のカウント値Vcountはカウント閾値Tcountに達しない。
【0020】
時刻tにおいて、カウンタ11は入力信号Sinの立ち上がりに応じてカウント値Vcountをゼロクリアし、カウントを開始させる。時刻tにおいてチャタリングは解消しており、入力信号Sinの信号レベルは変動しないので、時刻t以降カウントが継続される。時刻tにおいてカウンタ11のカウント値Vcountはカウント閾値Tcountに達する。すなわち、カウンタ11のカウント値Vcountがカウント閾値Tcountに達したことをもって、入力信号Sinにおいてチャタリングが解消したものと判定することができる。
【0021】
信号出力部13は、カウンタ11のカウント値Vcountがカウント閾値Tcountに達した時刻tにおいて割り込み信号Sx1を出力する。割り込み信号Sx1は、入力信号Sinにおいてチャタリングが解消したことを示すものである。割り込み信号Sx1は、処理部20に供給される。
【0022】
処理部20は、割り込み信号Sx1の受信時点以降に入力される入力信号Sinに基づいて所定の処理を行う。すなわち、割り込み信号Sx1の受信時点よりも前に入力された入力信号Sinにはチャタリングが生じているものと推定されるので、割り込み信号Sx1の受信時点よりも前に入力された入力信号Sinは処理部20において無効なものとして扱われる。これにより、入力信号Sinに生じるチャタリングの除去が実現される。
【0023】
以上のように、開示の技術の実施形態に係るタイマ回路10によれば、タイマによる割り込みが発生する度に、入力信号Sinのサンプリングと、入力信号Sinのレベル判定を行うといった煩雑な処理が不要となる。すなわち、より簡易な処理で入力信号Sinに生じるチャタリングを除去することが可能となる。
【0024】
また、本実施形態に係るタイマ回路10によれば、クロック信号Sclkの周期が短い程、チャタリング解消の検出精度を高くすることができる。図3は、クロック信号Sclkの周期が比較的長い場合におけるタイマ回路10の動作の一例を示すタイムチャートである。図3に示す場合において、クロック信号Sclkが立ち上がる時刻t11において入力信号Sinはハイレベルであるので、カウンタ11はカウント値Vcountをゼロクリアし、カウントを開始させる。その後、クロック信号Sclkが立ち上がる時刻t12及び時刻t13においても、入力信号Sinはハイレベルであるので、カウンタ11はカウントを継続させる。時刻t13においてカウンタ11のカウント値Vcountがカウント閾値Tcountに達すると、信号出力部13は、入力信号Sinにおいてチャタリングが解消したことを示す割り込み信号Sx1を出力する。しかしながら、実際には、時刻t13において入力信号Sinのチャタリングは解消していない。このように、クロック信号Sclkの周期がチャタリングの周期よりも長い場合には、チャタリングの解消の検出を適切に行うことができない場合がある。
【0025】
一方、図4は、クロック信号Sclkの周期が比較的短い場合におけるタイマ回路10の動作の一例を示すタイムチャートである。図4には、入力信号Sinにおいてチャタリングが解消した時刻t21において、割り込み信号Sx1が出力されている様子が示されている。このように、クロック信号Sclkの周期がチャタリングの周期よりも十分に短い場合には、入力信号Sinのレベル遷移を適切に捉えることができるので、チャタリングの解消の検出を適切に行うことが可能となる。
【0026】
なお、以上の説明では、カウンタ11が、入力信号Sinがハイレベルにあるときにカウントを開始させ、入力信号Sinがローレベルにあるときにカウントを停止させる場合を例示したが、開示の技術はこの態様に限定されない。カウンタ11は、入力信号Sinがローレベルにあるときにカウントを開始させ、入力信号Sinがハイレベルにあるときにカウントを停止させてもよい。
【0027】
[第2の実施形態]
図5は、開示の技術の第2の実施形態に係るタイマ回路10Aを含む集積回路1Aの構成の一例を示すブロック図である。タイマ回路10Aは、閾値設定部14を含む点で上記した第1の実施形態に係るタイマ回路10と異なる。
【0028】
本実施形態に係るタイマ回路10Aにおいて、カウンタ11は、カウントを停止させたタイミングで割り込み信号Sx2を出力する。すなわち、入力信号Sinがローレベルにあるときに、クロック信号Sclkの立ち上がりエッジに応じて割り込み信号Sx2が出力される。割り込み信号Sx2は、閾値設定部14に供給される。
【0029】
閾値設定部14は、割り込み信号Sx2を受信すると、その時点におけるカウンタ11のカウント値Vcountを、自身が備えるカウント値レジスタ15に格納する。すなわち、カウンタ11がカウントを停止させた時点におけるカウント値Vcountが閾値設定部14に保持される。カウンタ11がカウントを停止させた時点におけるカウント値Vcountは、チャタリング発生時における入力信号Sinのパルス幅に相当する。閾値設定部14は、新たに取得したカウント値Vcountが、既に保持しているカウント値Vcountよりも大きい場合、カウント値レジスタ15に格納するカウント値Vcountを、当該新たに取得したカウント値Vcountに書き換える。すなわち、カウント値レジスタ15には、カウント値Vcountのその時点における最大値が格納される。
【0030】
閾値設定部14は、カウント値レジスタ15に格納されているカウント値Vcountに基づいて、カウント閾値Tcountを導出する。例えば、閾値設定部14は、カウント値レジスタ15に格納されているカウント値Vcountにマージンを加えた値をカウント閾値Tcountとして導出する。閾値設定部14は、割り込み信号Sx1が出力された後に、新たなカウント閾値Tcountを導出し、導出したカウント閾値Tcountを閾値レジスタ12に格納する。このように、閾値設定部14は、カウンタ11がカウントを停止させた時点におけるカウント値Vcountの最大値を更新しながら保持し、保持しているカウント値Vcountに基づいて、カウント閾値Tcountを設定する。
【0031】
図6は、本実施形態に係るタイマ回路10Aの動作の一例を示すタイムチャートである。図6に示す例において、先頭部分にチャタリングを含む入力信号Sinがタイマ回路10Aに入力されている。図6に示す例において、時刻tから時刻tまでの期間がチャタリング発生期間である。なお、図6に示す例において、図示を省略したクロック信号Sclkの周期は、入力信号Sinに生じているチャタリングの周期よりも十分短いものとする。
【0032】
時刻t及び時刻tにおいて、カウンタ11は入力信号Sinの立ち上がりに応じてカウント値Vcountをゼロクリアし、カウントを開始させる。時刻t及び時刻tにおいて、カウンタ11は入力信号Sinの立ち下がりに応じてカウントを停止させるとともに、割り込み信号Sx2を出力する。
【0033】
閾値設定部14は、時刻t及び時刻tにおいて割り込み信号Sx2を受信すると、その時点におけるカウンタ11のカウント値Vcountを、自身が備えるカウント値レジスタ15に格納する。閾値設定部14は、新たに取得したカウント値Vcountが、既に保持しているカウント値Vcountよりも大きい場合、カウント値レジスタ15に格納するカウント値Vcountを、当該新たに取得したカウント値Vcountに書き換える。
【0034】
閾値設定部14は、カウント値レジスタ15に格納されているカウント値Vcountに基づいて、カウント閾値Tcountを導出する。閾値設定部14は、割り込み信号Sx1が出力された後に、新たなカウント閾値Tcountを導出し、導出したカウント閾値Tcountを閾値レジスタ12に格納する。
【0035】
時刻tにおいて、カウンタ11は入力信号Sinの立ち上がりに応じてカウント値Vcountをゼロクリアし、カウントを開始させる。時刻tにおいてチャタリングは解消しており、入力信号Sinの信号レベルは変動しないので、時刻t以降カウントが継続される。時刻tにおいてカウンタ11のカウント値Vcountはカウント閾値Tcountに達する。
【0036】
信号出力部13は、カウンタ11のカウント値Vcountがカウント閾値Tcountに達した時刻tにおいて割り込み信号Sx1を出力する。割り込み信号Sx1は、入力信号Sinにおいてチャタリングが解消したことを示すものである。割り込み信号Sx1は、処理部20に供給される。
【0037】
処理部20は、割り込み信号Sx1の受信時点以降に入力される入力信号Sinに基づいて所定の処理を行う。すなわち、割り込み信号Sx1の受信時点よりも前に入力された入力信号Sinにはチャタリングが生じているものと推定されるので、割り込み信号Sx1の受信時点よりも前に入力された入力信号Sinは処理部20において無効なものとして扱われる。これにより、入力信号Sinに生じるチャタリングの除去が実現される。
【0038】
以上のように、本実施形態に係るタイマ回路10によれば、カウンタ11がカウントを停止させた時点におけるカウント値Vcountの最大値に基づいて、カウント閾値Tcountが設定される。カウンタ11がカウントを停止させた時点におけるカウント値Vcountは、チャタリング発生時における入力信号Sinのパルス幅に相当するので、当該カウント値Vcountの最大値に基づいてカウント閾値Tcountを設定することで、チャタリング解消の検出のためのカウントに伴う遅延を最小化することができる。また、所定のトリガイベントにおいて、カウンタのカウント値を保持するキャプチャ機能を備えるタイマ回路を開示の技術に適用することで、チャタリングの除去機能を容易に実現することが可能となる。なお、以上の説明では、閾値設定部14がタイマ回路10Aに含まれる場合を例示したが、閾値設定部14は、タイマ回路10Aの外部に設けられていてもよい。
【符号の説明】
【0039】
1、1A 集積回路
10、10A タイマ回路
11 カウンタ
12 閾値レジスタ
13 信号出力部
14 閾値設定部
15 カウント値レジスタ
20 処理部
図1
図2
図3
図4
図5
図6