(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024131027
(43)【公開日】2024-09-30
(54)【発明の名称】陰茎固定装具
(51)【国際特許分類】
A41B 9/02 20060101AFI20240920BHJP
A61F 5/37 20060101ALI20240920BHJP
【FI】
A41B9/02 H
A61F5/37 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023041042
(22)【出願日】2023-03-15
【新規性喪失の例外の表示】新規性喪失の例外適用申請有り
(71)【出願人】
【識別番号】512324878
【氏名又は名称】株式会社岡田快適生活研究所
(74)【代理人】
【識別番号】100121773
【弁理士】
【氏名又は名称】相原 正
(72)【発明者】
【氏名】岡田 司郎
【テーマコード(参考)】
3B128
4C098
【Fターム(参考)】
3B128EA00
3B128EB13
3B128EB31
3B128EC09
3B128EC11
3B128SA05
4C098AA01
4C098BB20
4C098BC02
4C098BC10
4C098BC11
(57)【要約】
【課題】陰茎を人体に対して固定した状態をしっかりと維持することのできる陰茎固定装具を提供する。
【解決手段】陰茎固定装具1は、陰茎に接触して押さえ付けるための押さえ部材5と、人体の腰回りに装着される腰回り紐51と、装着者の股間下方を前後に延在して後側で腰回り紐51に接続される股間下方紐55と、を有する押さえ部材5を人体の股間に装着するための紐状装着部材50と、を備え、押さえ部材5は、陰茎に前側から接触する押さえ本体10と、押さえ本体10の下方に向けて、その先端が押さえ本体10の裏面側に湾曲するように延在する下方押さえ延在部20と、を有し、押さえ本体10が、下部に設置された股間下方紐55を接続するための下部接続部16と、下部接続部16の上方に位置し、腰回り紐51を接続するための上部接続部15と、を有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
陰茎を人体に押さえ付けて固定するための陰茎固定装具において、
前記陰茎に接触して押さえ付けるための押さえ部材と、
人体の腰回りに装着される腰回り紐と、装着者の股間下方を前後に延在して後側で前記腰回り紐に接続される股間下方紐と、を有する前記押さえ部材を人体の股間に装着するための紐状装着部材と、を備え、
前記押さえ部材は、
前記陰茎に前側から接触する押さえ本体と、
前記押さえ本体の下方に向けて、その先端が前記押さえ本体の裏面側に湾曲するように延在する下方押さえ延在部と、を有し、
前記押さえ本体が、下部に設置された前記股間下方紐を接続するための下部接続部と、前記下部接続部の上方に位置し、前記腰回り紐を接続するための上部接続部と、を有することを特徴とする陰茎固定装具。
【請求項2】
前記下方押さえ延在部は、前記押さえ本体と別体に構成され、前記押さえ本体に対して上下方向に相対的に移動可能であり、
前記押さえ部材は、前記押さえ本体に対して前記下方押さえ延在部を所望の位置で固定する第一固定部材を有することを特徴とする請求項1記載の陰茎固定装具。
【請求項3】
前記下方押さえ延在部は、人体への装着時に、その先端が装着者の会陰に押し付けられるように湾曲していることを特徴とする請求項1記載の陰茎固定装具。
【請求項4】
装着者の尿道に挿入される線状尿道挿入部材をさらに備え、
前記押さえ本体は、前記線状尿道挿入部材がスライド可能に挿入される連結穴が形成されており、
さらに、前記線状尿道挿入部材を前記押さえ本体に対して所望の位置で固定する第二固定部材を備えることを特徴とする請求項1記載の陰茎固定装具。
【請求項5】
前記下方押さえ延在部は、変形自在な金属製であることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の陰茎固定装具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、陰茎を人体に対して固定するための陰茎固定装具に関する。
【背景技術】
【0002】
性同一性障害等の股間の陰茎による膨らみを抑えたい者が相当数存在し、このような者が装着するための装具が従来から提供されている。例えば、下記特許文献1には、陰茎を股間の下方へ向けて下向きに収納することで、股間の膨らみを目立たないようにする男性用パンツが公開されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、陰茎は、変形自在であり、硬軟やサイズも大きく変わるため、陰茎を所望の場所に固定して収納した状態を維持することは非常に困難である。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、陰茎を人体に対して固定した状態をしっかりと維持することのできる陰茎固定装具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明に係る陰茎固定装具は、陰茎を人体に押さえ付けて固定するための陰茎固定装具において、前記陰茎に接触して押さえ付けるための押さえ部材と、人体の腰回りに装着される腰回り紐と、装着者の股間下方を前後に延在して後側で前記腰回り紐に接続される股間下方紐と、を有する前記押さえ部材を人体の股間に装着するための紐状装着部材と、を備え、前記押さえ部材は、前記陰茎に前側から接触する押さえ本体と、前記押さえ本体の下方に向けて、その先端が前記押さえ本体の裏面側に湾曲するように延在する下方押さえ延在部と、を有し、前記押さえ本体が、下部に設置された前記股間下方紐を接続するための下部接続部と、前記下部接続部の上方に位置し、前記腰回り紐を接続するための上部接続部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る陰茎固定装具によれば、陰茎を人体に対して固定した状態をしっかりと維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、本発明の実施形態に係る陰茎固定装具の斜視図である。
【
図2】
図2は、本発明の実施形態に係る押さえ本体の構造を示す図である。
【
図3】
図3は、本発明の実施形態に係る下方押さえ延在部の斜視図である。
【
図4】
図4は、本発明の実施形態に係る線状尿道挿入部材の斜視図である。
【
図5】
図5は、本発明の実施形態に係る装着部材の平面図である。
【
図6】
図6は、本発明の実施形態に係る陰茎固定装具の正面から見た装着状態を示す図である。
【
図7】
図7は、本発明の実施形態に係る陰茎固定装具の側面から見た装着状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。本実施形態に係る陰茎固定装具1は、装着者の尿道に挿入される線状尿道挿入部材30を備えることで、ずれたりすることなく陰茎をしっかりと人体に押し付けて固定した状態を維持できる。
【0010】
図1に示すように、陰茎固定装具1は、陰茎に前側から接触して人体へ押さえ付けるための押さえ部材5と、尿道に挿入される線状尿道挿入部材30と、押さえ部材5を人体に装着するための装着部材50とを備える。押さえ部材5は、押さえ本体10と、押さえ本体10から下方に延在する下方押さえ延在部20と、第一固定部材25とを備える。
【0011】
図2に関して、
図2(a)は、押さえ本体10の斜視図、
図2(b)は、押さえ本体10の表面側から見た正面図、
図2(c)は、押さえ本体10の裏面側から見た背面図である。押さえ本体10は、装着時に上下方向に延在する略帯形状であり、真ん中に位置する中央部11と、上部フック15と、下部フック16と、サイドフック17とを備えている。
【0012】
陰茎固定装具1の装着時には、板状の中央部11の裏面が陰茎に接触して陰茎を人体に押し付けて固定する。中央部11の真ん中には、線状尿道挿入部材30と連結するための貫通穴である連結穴12が形成されている。連結穴12は、直径6mm円柱形状である。
【0013】
押さえ本体10の連結穴12の周りには、円周状に配置された複数の貫通穴である小孔13が形成されている。装着者が、陰茎固定装具1を装着したまま尿をした場合、この小孔13を通って尿を押さえ本体10の外に排出することができる。
【0014】
中央部11の上方であって、押さえ本体10の上端近傍には、表面側に水平に板状に突出した上部フック15が形成されている。上部フック15は、装着部材50(腰回り紐51)と接続するための上部接続部として機能する。
【0015】
中央部11の下方であって、押さえ本体10の下端には、左右両端にそれぞれ側方に突出した鉤状の下部フック16が形成されている。下部フック16は、左右に1つずつ設置されており、装着部材50(股間下方紐55)と接続するための下部接続部として機能する。
【0016】
中央部11の左右側方には、先端が表面側に湾曲したサイドフック17が形成されている。サイドフック17は、左右それぞれに1つずつ設置されており、装着部材50(腰回り紐51)と接続するための上部接続部として機能したり、追加の部材を押さえ本体10に取り付ける際の接続部として機能したりする。
【0017】
下方押さえ延在部20は、押さえ本体10と別体の湾曲した細長板状部材であり、第一固定部材25である輪ゴムで押さえ本体10に対して一体に固定される部材である。陰茎固定装具1の装着時には、押さえ本体10から下方に延在しながら裏面側(人体側)に向かって湾曲する姿勢となる。
【0018】
下方押さえ延在部20は、根元側平面部20aが押さえ本体10の下方裏面側の平面部に面接触した状態で、第一固定部材25により押さえ本体10に縛り付けて固定される。もちろん、下方押さえ延在部20の押さえ本体10との相対的な位置は適宜変更可能であり、上下方向(押さえ本体10の延在方向)に適宜移動させて位置を調整することで、陰茎固定装具1のサイズ調整が可能である。
【0019】
下方押さえ延在部20の先端には、略球状の先端球部21が設置されており、陰茎固定装具1を人体に装着した際に、裏面側に湾曲した下方押さえ延在部20の先端球部21を装着者の会陰に押し付けるように装着することで、陰茎固定装具1を安定して装着することができる。
【0020】
押さえ部材5を構成する押さえ本体10は、エポキシ樹脂から形成されている。下方押さえ延在部20は、変形可能なようにアルミ製であり、先端球部21は、エポキシ樹脂製である。
【0021】
押さえ本体10の高さは約8cmであり、押さえ本体10のフック15,16,17の部分を除く本体の幅は約2cm、上端及び中央の幅広部の幅は約6cm、下端の幅広部の幅は約3cmであり、中央部11の厚みは約6mmである。下方押さえ延在部20の全長は約12cmである。
【0022】
線状尿道挿入部材30は、全長が約10cmの細長い線状部材であり、変形可能なアルミ製である。線状尿道挿入部材30は基本的には略S字状に湾曲しており(
図1等参照)、先端側の尿道挿入部31が装着者の尿道内に挿入される。線状尿道挿入部材30の直径は6mm弱であり、押さえ本体10の連結穴12に貫通した状態で押さえ本体10に対してスライド自在であり、連結穴12に対して着脱も自在である。
【0023】
線状尿道挿入部材30は、輪ゴムである第二固定部材35により押さえ本体10に縛り付けて固定される。
図1等に示すように、連結穴12を貫通する線状尿道挿入部材30の根元側が押さえ本体10の表面側に位置しており、この根元側部分が押さえ本体10の表面に押さえ付けられた状態で固定されている。
【0024】
なお、本実施形態では、押さえ本体10と線状尿道挿入部材30との間に下方押さえ延在部20(根元側平面部20a)が介在しており、第二固定部材35は、押さえ本体10、下方押さえ延在部20及び線状尿道挿入部材30とを一体に縛り付けて固定している。
【0025】
上述した下方押さえ延在部20と同様に、線状尿道挿入部材30の押さえ本体10との相対的な位置は連結穴12における相対的なスライドにより適宜変更可能であり、位置を調整することで装着者に対するサイズ調整が可能である。
【0026】
このように、線状尿道挿入部材30は、押さえ部材5に対して着脱自在であるため、陰茎固定装具1を装着する際には、線状尿道挿入部材30を押さえ本体10から外すことで、扱いやすい状態で線状尿道挿入部材30を装着者の尿道内に挿入することができる。挿入後に、第二固定部材35を使って、容易に線状尿道挿入部材30を押さえ部材5に固定することができる。
【0027】
装着部材50は、押さえ部材5を人体の股間前面に押し付けた状態で固定装着するための部材であり、柔軟性のあるビニール製の中空チューブ紐から構成される紐状部材である。装着部材50は、装着者の腰回りに装着される腰回り紐51と、装着者の股間下を前後に延在する股間下方紐55とを備えている。
【0028】
腰回り紐51は、輪状の一本のチューブ紐である。股間下方紐55は、細長U字形の一本のチューブ紐であり、両端が腰回り紐51の後側部分に対して、所定の間隔((本実施形態では約2cm)をおいて連結されており、折返し部分は股間下方を通って、人体の前側まで延在する長さである。
【0029】
腰回り紐51及び股間下方紐55のチューブ紐は、中空で軟らかいため変形自在であり、フック15,16,17に引っ掛けられる際には、フック15,16,17の湾曲内側にチューブ紐が変形しながら嵌められることで、復元力や摩擦等によりチューブ紐がフック15,16,17にしっかりと固定される。
【0030】
続いて、陰茎固定装具1の装着状態について、
図6及び
図7を参照しながら説明する。陰茎固定装具1を装着する際には、まず、装着部材50の腰回り紐51を装着者の腰回りに装着する。このとき、股間下方紐55の両端は装着者の後側(お尻側)において、所定の間隔を空けて腰回り紐51に連結固定されており、股間下方紐55はこの連結箇所から細長いU字状に下方に垂れ下がっている。
【0031】
続いて、線状尿道挿入部材30の先端側の尿道挿入部31を装着者の尿道に挿入する。挿入にあたっては、第二固定部材35を外すことで、線状尿道挿入部材30を押さえ部材5から分離し、線状尿道挿入部材30を単体で扱うことで、挿入を容易に行うことができる。
【0032】
挿入後、線状尿道挿入部材30の根元側を押さえ本体10の連結穴12に裏面側から通し、線状尿道挿入部材30の手元側を押さえ本体10の表面側の下方に向かわせながら、押さえ本体10の裏面が亀頭に接触する所望の位置までスライドさせる。この接触状体のまま、第二固定部材35により、線状尿道挿入部材30を押さえ本体10に対して固定する。
【0033】
引き続き、線状尿道挿入部材30と一体化した押さえ部材5を装着部材50と接続し、押さえ部材5を人体に装着する。具体的には、腰回り紐51を押さえ本体10のサイドフック17及び上部フック15に引っ掛けて接続すると共に、股間下方紐55の垂れ下がっている折返し部分を股間の下方から前側に引っ張り、押さえ本体10の下部フック16に引っ掛けて接続する。
【0034】
このように、装着部材50と押さえ本体10とを接続すると、押さえ本体10の上部フック15及びサイドフック17とが腰回り紐51により人体に押し付けられ、下部フック16が股間下方紐55により下方に引っ張られながら人体に押し付けられる。なお、装着時に、股間下方紐55の左右の紐は、下方から陰嚢の真ん中付近に接触しながら前後に延在している。
【0035】
押さえ本体10は、尿道に挿入された線状尿道挿入部材30と連結されており、押さえ本体10は、その裏面側の真ん中に尿道入口が位置する亀頭に接触して、陰茎を人体に押し付ける状態となり、陰茎固定装具1の装着が完了する(
図6及び
図7参照)。
【0036】
陰茎固定装具1を装着した状態では、陰嚢の下方を後方に延在する下方押さえ延在部20の先端側が上方に湾曲しており、先端に位置する先端球部21が装着者の会陰に押し付けられる。これにより、押さえ部材5は、押さえ本体10が陰茎に押さえ付けられ、押さえ本体10と一体である下方押さえ延在部20の先端が会陰に押し付けられる。
【0037】
ここで、陰茎を長時間継続して固定するためには、体外から陰茎を押さえ付けるだけでなく、体外から会陰を押さえつけることにより、体内側の陰茎根本部分の位置が安定し、陰茎固定の安定性が飛躍的に改善される。よって、装着時に先端が会陰に押し付けられる下方押さえ延在部20を備える本実施形態によれば、陰茎の固定状態をより安定させることができる。
【0038】
以上、本実施形態においては、装着時に、押さえ本体10が陰茎を装着者の体内に埋没させるように押し込んでおり、股間の陰茎による膨らみを最小限に抑えることができる。また、押さえ部材5が、陰茎に押さえ付けられる押さえ本体10と会陰に押し付けられる下方押さえ延在部20とから構成されており、陰茎を安定して固定することができる。
【0039】
また、押さえ本体10は、尿道に挿入された線状尿道挿入部材30と連結されており、陰茎が変形したり動いたりすることで亀頭の位置が押さえ本体10からずれて外れてしまうことも防止できる。また、押さえ本体10の中央部11に複数の小孔13が形成されているため、装着者は、陰茎固定装具1を装着したまま、小便を行うこともできる。
【0040】
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の実施の形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、陰茎固定装具を構成する部材の形状やサイズ、素材等は適宜変更可能である。
【0041】
また、上記実施形態では、押さえ本体の中央部が板状部材であるが、装着時の股間の膨らみが目立たないのであれば、直方体形状や楕円球形状等、また、これらの組合せ形状等、適宜、所望の形状を取り得るのは言うまでもない。
【0042】
また、線状尿道挿入部材は、ある程度の硬さを有する可撓性の線状部材、例えば、外径7mm、内径5mmのシリコンチューブを用いることができる。押さえ本体の直径6mmの連結穴にこのようなシリコンチューブを通せば、摩擦により簡単には滑らないようにシリコンチューブと押さえ本体とを連結することができる。
【0043】
また、押さえ本体の上部フックや下部フックは、内部に金属製のワイヤー等を埋め込んで強度補強を行っても良いし、上部フックや下部フックを樹脂製ではなく、金属製ワイヤー等で構成するようにしても良い。
【0044】
また、上記実施形態では、押さえ部材、線状尿道挿入部材及び装着部材とから陰茎固定装具を構成しているが、線状尿道挿入部材を省略して、押さえ部材及び装着部材だけであっても、押さえ本体が陰茎に対して押し付けられ、下方押さえ延在部の先端が陰嚢の後方の会陰に対して押し付けられることにより、体内から陰茎の根元部もしっかり押し付けられ、陰茎を人体に対してある程度安定して固定することができる。
【0045】
また、上記実施形態では、サイズ調整のため、押さえ本体と下方押さえ延在部とを別体として、相対的な位置を変更可能としたが、押さえ本体と下方押さえ延在部とを一体成形した押さえ部材としても良い。この場合には、予めいくつかのサイズのものを用意すれば、多くの装着者に対応することができる。
【符号の説明】
【0046】
1 陰茎固定装具
5 押さえ部材
10 押さえ本体
11 中央部
12 連結穴
13 小孔
15 上部フック
16 下部フック
17 サイドフック
20 下方押さえ延在部
20a 根元側平面部
21 先端球部
25 第一固定部材
30 線状尿道挿入部材
31 尿道挿入部
35 第二固定部材
50 装着部材
51 腰回り紐
55 股間下方紐