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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024131179
(43)【公開日】2024-09-30
(54)【発明の名称】ステータ及び回転機
(51)【国際特許分類】
   H02K 3/46 20060101AFI20240920BHJP
   H02K 9/02 20060101ALI20240920BHJP
【FI】
H02K3/46 Z
H02K9/02 Z
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023041281
(22)【出願日】2023-03-15
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-08-21
(71)【出願人】
【識別番号】000006105
【氏名又は名称】株式会社明電舎
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【弁理士】
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【弁理士】
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100116001
【弁理士】
【氏名又は名称】森 俊秀
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 玲奈
(72)【発明者】
【氏名】桜井 茂夫
【テーマコード(参考)】
5H604
5H609
【Fターム(参考)】
5H604AA03
5H604CC01
5H604CC05
5H604PB03
5H609PP02
5H609PP06
5H609PP08
5H609PP09
5H609QQ02
5H609RR33
5H609RR41
(57)【要約】
【課題】ステータの冷却構造を改善することである。
【解決手段】軸方向両端にコイルエンドを有し、軸方向に延びるステータコイルと、前記ステータコイルの軸方向一方側を収容する第1スロットを有する第1ステータコアと、前記第1ステータコアの軸方向他方側に該第1ステータコアと離間して配置され、前記ステータコイルの軸方向他方側を収容する第2スロットを有する第2ステータコアと、前記第1スロットに収容される前記ステータコイルと前記第1ステータコアとの間に介在する第1枠部材と、前記第2スロットに収容される前記ステータコイルと前記第2ステータコアとの間に介在する第2枠部材とを備える。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸方向両端にコイルエンドを有し、軸方向に延びるステータコイルと、
前記ステータコイルの軸方向一方側を収容する第1スロットを有する第1ステータコアと、
前記第1ステータコアの軸方向他方側に該第1ステータコアと離間して配置され、前記ステータコイルの軸方向他方側を収容する第2スロットを有する第2ステータコアと、
前記第1スロットに収容される前記ステータコイルと前記第1ステータコアとの間に介在する第1枠部材と、
前記第2スロットに収容される前記ステータコイルと前記第2ステータコアとの間に介在する第2枠部材と、
を備えることを特徴とするステータ。
【請求項2】
前記第1枠部材は、少なくとも前記第1スロットに収容される前記ステータコイルの外周面と、該外周面と対向する該第1スロットの面との間の隙間を埋める部材である、
ことを特徴とする請求項1に記載のステータ。
【請求項3】
前記第1ステータコアと前記第2ステータコアとの間に、前記ステータコイルを収容する中間スロットを有する1つ以上の中間ステータコアと、
前記中間スロットに収容される前記ステータコイルと前記中間ステータコアとの間に介在する中間枠部材と、
を更に備え、
前記第1ステータコア、前記第2ステータコア及び前記中間ステータコアの各ステータコア同士は互いに離間して配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載のステータ。
【請求項4】
前記第1枠部材は、前記ステータコイルの径方向内側で、軸方向他方側に突出する第1凸部を有し、
前記第2枠部材は、前記ステータコイルの径方向内側で、軸方向一方側に突出する第2凸部を有し、
前記第1凸部の軸方向他方側の端面は、前記第2凸部の軸方向一方側の端面と軸方向で対向する、
ことを特徴とする請求項1に記載のステータ。
【請求項5】
ロータと、前記ロータとギャップを介して対向する請求項1に記載の前記ステータとを有する、
ことを特徴とする回転機。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステータ及び回転機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、回転機の冷却においては、冷媒としてのオイルをステータコイルのコイルエンドに直接かける方式が知られている。しかしながら、この方式では、ステータコイルのうちコイルエンド以外の部分、特にステータコアのスロット内の軸方向中央付近でコイル温度が上がりやすいという問題があった。
【0003】
これに対し、特許文献1に記載の発明では、ステータコアを軸方向で分割し、分割した2つのステータコアの間に冷媒分配プレートを挟む構成を開示している。冷媒分配プレートは、径方向外側から冷媒を流し込む流路を有し、ステータコイルのコイルエンド以外の部分も冷却しようとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2019-161754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1では、スロットとスロット内のステータコイルとの間に、冷媒が流れる流路を設けている分、磁気抵抗が大きくなり、この分の磁気抵抗を下げようとするとステータが大型化してしまう。また、特許文献1では、スロットとスロット内のステータコイルとの間に空間があるため、ステータコイルが動きやすいという問題があった。また、特許文献1では、冷媒分配プレートの流路は非常に小さく、例えば製造時のワニスなどにより目詰まりし、冷媒の供給が十分にできないおそれもあった。したがって、従来、ステータの冷却構造に改善の余地があった。
【0006】
本発明は、ステータの冷却構造を改善することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係るステータは、軸方向両端にコイルエンドを有し、軸方向に延びるステータコイルと、前記ステータコイルの軸方向一方側を収容する第1スロットを有する第1ステータコアと、前記第1ステータコアの軸方向他方側に該第1ステータコアと離間して配置され、前記ステータコイルの軸方向他方側を収容する第2スロットを有する第2ステータコアと、前記第1スロットに収容される前記ステータコイルと前記第1ステータコアとの間に介在する第1枠部材と、前記第2スロットに収容される前記ステータコイルと前記第2ステータコアとの間に介在する第2枠部材と、を備える。
【0008】
上記の一態様のステータにおいて、前記第1枠部材は、少なくとも前記第1スロットに収容される前記ステータコイルの外周面と、該外周面と対向する該第1スロットの面との間の隙間を埋める部材である。
【0009】
上記の一態様のステータにおいて、前記第1ステータコアと前記第2ステータコアとの間に、前記ステータコイルを収容する中間スロットを有する1つ以上の中間ステータコアと、前記中間スロットに収容される前記ステータコイルと前記中間ステータコアとの間に介在する中間枠部材と、を更に備え、前記第1ステータコア、前記第2ステータコア及び前記中間ステータコアの各ステータコア同士は互いに離間して配置される。
【0010】
上記の一態様のステータにおいて、前記第1枠部材は、前記ステータコイルの径方向内側で、軸方向他方側に突出する第1凸部を有し、前記第2枠部材は、前記ステータコイルの径方向内側で、軸方向一方側に突出する第2凸部を有し、前記第1凸部の軸方向他方側の端面は、前記第2凸部の軸方向一方側の端面と軸方向で対向する。
【0011】
本発明の一態様に係る回転機は、ロータと、前記ロータとギャップを介して対向する上記の一態様のステータとを有する。
【発明の効果】
【0012】
本発明の一態様によれば、ステータの冷却構造を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の第1実施形態に係るステータの斜視図である。
図2図1のステータ100の側面図である。
図3図1のステータ100の+Y側の一部を、第1ステータコア101及び第2ステータコア102を取り除いた状態で示す図である。
図4】第1ステータコア101の軸方向一方側の、ステータコイル103の近傍を拡大して示す図である。
図5図5は、本発明の第2実施形態に係るステータ100について示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るステータについて説明する。なお、以下の図面においては、各構成をわかり易くするために、実際の構造と各構造における縮尺及び数等を異ならせる場合がある。また、各構成を見易さのため、実際の形状と異なる概略で示している。
【0015】
また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、Z軸方向は、図1に示す中心軸Jの軸方向と平行な方向とする。Y軸方向は、中心軸Jに対する径方向のうち図1の上下方向とする。X軸方向は、Y軸方向及びZ軸方向の両方と直交する方向とする。X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向のいずれにおいても、図中に示す矢印が指す側を+側、反対側を-側とする。
【0016】
また、以下の説明においては、Z軸方向の正の側(+Z側)を「一方側」と呼び、Z軸方向の負の側(-Z側)を「他方側」と呼ぶ。なお、一方側及び他方側とは、単に説明のために用いられる名称であって、実際の位置関係及び方向を限定しない。また、特に断りのない限り、中心軸Jに平行な方向(Z軸方向)を単に「軸方向」と呼び、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸Jを中心とする周方向、すなわち、中心軸Jの軸周りを単に「周方向」と呼ぶ。径方向において中心軸Jに近づく側を「径方向内側」と呼び、中心軸Jから遠ざかる側を「径方向外側」と呼ぶ。
【0017】
なお、本明細書において、「軸方向に延びる」とは、厳密に軸方向(Z軸方向)に延びる場合に加えて、軸方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。また、本明細書において、「径方向に延びる」とは、厳密に径方向、すなわち、軸方向(Z軸方向)に対して垂直な方向に延びる場合に加えて、径方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。また「平行」とは、厳密に平行な場合に加えて、互いに成す角が45°未満の範囲で傾いた場合も含む。
【0018】
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るステータを示す斜視図である。図2は、図1のステータ100の側面図である。ステータ100は、回転機(図示省略)のステータである。この回転機は、インナーロータ型のラジアルギャップモータである。この回転機は、ロータ(図示省略)と、このロータの径方向外側にギャップを介して対向配置されたステータ100と、を有する。
【0019】
ステータ100は、第1ステータコア101、第2ステータコア102、及びステータコイル103を有する。ステータ100は、円筒形状であり、その径方向内側にギャップを介してロータが配置される。ロータは、回転軸となるシャフトを有する。シャフト(図示省略)は、中心軸Jに沿って延びる。シャフトは、軸受(図示省略)によって軸支される。
【0020】
ステータコイル103は、軸方向に延び、軸方向一方側端部にコイルエンド104を有し、軸方向他方側端部にコイルエンド105を有する。ステータコイル103は、コイルエンド104とコイルエンド105とを繋ぐ中間部106を有する。
【0021】
第1ステータコア101は、ステータコイル103を収容する第1スロット101bを有する。第1スロット101bは、ステータコイル103の中間部106の軸方向一方側を収容する。ステータコイル103中間部106は、
【0022】
第2ステータコア102は、第1ステータコア101と同じ形状である。第2ステータコア102は、ステータコイル103を収容する第2スロット(図示省略)を有する。第2スロットは、ステータコイル103の中間部106の軸方向他方側を収容する、
【0023】
第2ステータコア102は、第1ステータコアの軸方向他方側に、第1ステータコア101と離間して配置される。第1ステータコア101の軸方向他方側の面である面101aと、第2ステータコア102の軸方向一方側の面である面102aとは離間しており、ステータコイル103の中間部106の軸方向中間部分が露出している。第1ステータコアと第2ステータコア102とは、例えばスペーサや貫通ボルトを用いて軸方向位置の固定を行うものであってもよく。他の既知の如何なる方法を用いてもよい。スペーサや貫通ボルトは、軸方向中間部分でのステータコイル103の露出を妨げない。
【0024】
ステータ100は、第1ステータコア101の第1スロット101bに収容されるステータコイル103と第1ステータコア101との間に介在する第1枠部材107を有する。ステータ100は、第2ステータコア102の第2スロットに収容されるステータコイル103と第2ステータコア102との間に介在する第2枠部材108(図3参照)を有する。
【0025】
図3は、図1のステータ100の+Y側の一部を、第1ステータコア101及び第2ステータコア102を取り除いた状態で示す図である。ステータコイル103の中間部106は、第1ステータコア101の軸方向での位置に相当する位置で、第1枠部材107に覆われている。ステータコイル103の中間部106は、第2ステータコア103の軸方向での位置に相当する位置で、第2枠部材108に覆われている。
【0026】
第1枠部材107は、少なくとも第1スロット101bに収容されるステータコイル103の外周面と、この外周面と対向する第1スロット101bの面との間の隙間を埋める部材である。第1枠部材107は、例えば樹脂である。第2枠部材108は、少なくとも第2スロットに収容されるステータコイル103の外周面と、この外周面と対向する第2スロットの面との間の隙間を埋める部材である。第2枠部材108は、例えば樹脂である。
【0027】
第1枠部材107は、第1スロット101bの軸方向長さに亘って延びる。第1枠部材107は、軸方向一方側端部において、第1ステータコア101の軸方向一方側の端面に沿って径方向に拡がる鍔部107aを有する。第1枠部材107は、軸方向他方側端部において、第1ステータコア101の軸方向他方側の端面に沿って径方向に拡がる鍔部107bを有する。
【0028】
第2枠部材108は、第2スロットの軸方向長さに亘って延びる。第2枠部材108は、軸方向一方側端部において、第2ステータコア102の軸方向一方側の端面に沿って径方向に拡がる鍔部108aを有する。第2枠部材108は、軸方向他方側端部において、第2ステータコア102の軸方向他方側の端面に沿って径方向に拡がる鍔部108bを有する。
【0029】
図4は、第1ステータコア101の軸方向一方側の、ステータコイル103の近傍を拡大して示す図である。図4の矢印110は、ステータコイル103と第1ステータコア101との沿面距離である。第1枠部材107が、鍔部107a及び107bを有することにより、矢印110が示すように沿面距離を大きくとることができる。第2枠部材108も同様に、鍔部108a及び108bを有することにより、ステータコイル103と第2ステータコア102との沿面距離を大きくとることができる。
【0030】
本実施形態によれば、軸方向中央付近でステータコイル103が径方向外側及び径方向内側に露出しているので、冷媒としての例えばオイルを、径方向外側又は径方向内側からステータコイル103に向けて噴射することができ、冷却効率を向上することができる。
【0031】
また、本実施形態によれば、ステータコイル103は、第1枠部材107及び第2枠部材108によって、第1ステータコア101及び第2ステータコア102に固定されることになるので、ステータコイル103が動きやすいということがない。
【0032】
また、本実施形態によれば、ステータコイル103は、軸方向中央付近で大きく露出しているので、ステータコイル103への冷媒の流路がワニス等で目詰まりするおそれもない。
【0033】
以上のように、本実施形態によれば、ステータの冷却構造を改善することができる。
【0034】
<第2実施形態>
図5は、本発明の第2実施形態に係るステータ100について示す図である。第2実施形態において、第1実施形態と同じ構成は、同じ符号で示し、説明を省略する。図5(A)は、本発明の第2実施形態に係るステータ100の+Y側の一部を、-Y側から見た斜視図である。図5(B)は、図5(A)において四角で囲んで示す部分Aを拡大して示す図である。
【0035】
第1実施形態では、図3に示したように、第1枠部材107と第2枠部材108とは接しておらず、径方向内側からもステータコイル103へ冷媒としてのオイルを噴射可能な構成としていた。本実施形態では、径方向外側からステータ100に噴射されたオイルがロータとステータ100とのギャップに進入することを防ぐ構成としている。
【0036】
ステータ100は、第1ステータコア101の第1スロット101bに収容されるステータコイル103と第1ステータコア101との間に介在する第1枠部材1107を有する。ステータ100は、第2ステータコア102の第2スロットに収容されるステータコイル103と第2ステータコア102との間に介在する第2枠部材1108を有する。
【0037】
第1枠部材1107は、ステータコイル103の中間部106の径方向内側で、軸方向他方側に突出する第1凸部1107aを有する。第2枠部材1108は、ステータコイル103の中間部106の径方向内側で、軸方向一方側に突出する第2凸部1108aを有する。第1凸部1107aの軸方向他方側の端面は、第2凸部1108aの軸方向一方側の端面と軸方向で対向する。この構成によれば、中間部106の径方向内側で、第1ステータコアと第2ステータコアとの間の隙間を狭めることができる。第1凸部1107aの軸方向他方側の端面は、第2凸部1108aの軸方向一方側の端面と接触してもよい。この構成によれば、中間部106の径方向内側で、第1ステータコアと第2ステータコアとの間の隙間を塞ぐことができる。
【0038】
<第3実施形態>
第1実施形態では、ステータ100が、第1ステータコア101及び第2ステータコア102の2つのステータコアに分割された場合の例について説明したが、本発明はこれに限られない。ステータ100が、3つ以上のステータコアに分割されていてもよい。第3実施形態は、ステータ100が、3つ以上のステータコアに分割された場合の例である。
【0039】
本実施形態のステータ100は、第1ステータコア101と第2ステータコア102との間に、ステータコイル103の中間部106を収容する中間スロット(図示省略)を有する1つ以上の中間ステータコア(図示省略)を有する。本実施形態のステータ100は、中間スロットに収容されるステータコイル103と中間ステータコアとの間に介在する中間枠部材(図示省略)を有する。第1ステータコア101、第2ステータコア102及び中間ステータコアの各ステータコア同士は互いに離間して配置される。
【0040】
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行ってもよい。加えて、今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0041】
100…ステータ、101…第1ステータコア、102…第2ステータコア、103…ステータコイル

図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2024-05-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸方向両端にコイルエンドを有し、軸方向に延びるステータコイルと、
前記ステータコイルの軸方向一方側を収容する第1スロットを有する第1ステータコアと、
前記第1ステータコアの軸方向他方側に該第1ステータコアと離間して配置され、前記ステータコイルの軸方向他方側を収容する第2スロットを有する第2ステータコアと、
前記第1スロットに収容される前記ステータコイルと前記第1ステータコアとの間に介在する第1枠部材と、
前記第2スロットに収容される前記ステータコイルと前記第2ステータコアとの間に介在する第2枠部材と、
を備え
前記第1枠部材は、前記ステータコイルの径方向内側で、軸方向他方側に突出する第1凸部を有し、
前記第2枠部材は、前記ステータコイルの径方向内側で、軸方向一方側に突出する第2凸部を有し、
前記第1凸部の軸方向他方側の端面は、前記第2凸部の軸方向一方側の端面と軸方向で対向する、
ことを特徴とするステータ。
【請求項2】
前記第1枠部材は、少なくとも前記第1スロットに収容される前記ステータコイルの外周面と、該外周面と対向する該第1スロットの面との間の隙間を埋める部材である、
ことを特徴とする請求項1に記載のステータ。
【請求項3】
ロータと、前記ロータとギャップを介して対向する請求項1に記載の前記ステータとを有する、
ことを特徴とする回転機。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】
【特許文献1】特開2019-161752号公報
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
本発明の一態様に係るステータは、軸方向両端にコイルエンドを有し、軸方向に延びるステータコイルと、前記ステータコイルの軸方向一方側を収容する第1スロットを有する第1ステータコアと、前記第1ステータコアの軸方向他方側に該第1ステータコアと離間して配置され、前記ステータコイルの軸方向他方側を収容する第2スロットを有する第2ステータコアと、前記第1スロットに収容される前記ステータコイルと前記第1ステータコアとの間に介在する第1枠部材と、前記第2スロットに収容される前記ステータコイルと前記第2ステータコアとの間に介在する第2枠部材と、を備え、前記第1枠部材は、前記ステータコイルの径方向内側で、軸方向他方側に突出する第1凸部を有し、前記第2枠部材は、前記ステータコイルの径方向内側で、軸方向一方側に突出する第2凸部を有し、前記第1凸部の軸方向他方側の端面は、前記第2凸部の軸方向一方側の端面と軸方向で対向する
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【補正の内容】