(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024131348
(43)【公開日】2024-09-30
(54)【発明の名称】コンテナ削除装置、コンテナイメージ削除装置、コンテナ削除方法、コンテナイメージ削除方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 8/70 20180101AFI20240920BHJP
【FI】
G06F8/70
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023041555
(22)【出願日】2023-03-16
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100181135
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 隆史
(72)【発明者】
【氏名】福永 崇顕
【テーマコード(参考)】
5B376
【Fターム(参考)】
5B376AA07
5B376AA11
5B376AA21
5B376AA32
5B376AD17
5B376DA20
(57)【要約】
【課題】ユーザへの事前通知をしつつ不要コンテナを自動削除できる、コンテナ削除装置を提供すること。
【解決手段】コンテナ削除装置は、コンテナ基盤上のコンテナを検索するコンテナ検索手段と、前記コンテナについてのレコードを保持するコンテナデータベースと、前記コンテナデータベースを制御するコンテナデータベース制御手段と、前記コンテナデータベースのレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナについて、ユーザに通知する不使用コンテナ通知手段と、前記不使用と判断されたコンテナを前記コンテナ基盤上から削除するコンテナ削除手段とを備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテナ基盤上のコンテナを検索するコンテナ検索手段と、
前記コンテナについてのレコードを保持するコンテナデータベースと、
前記コンテナデータベースを制御するコンテナデータベース制御手段と、
前記コンテナデータベースのレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナについて、ユーザに通知する不使用コンテナ通知手段と、
前記不使用と判断されたコンテナを前記コンテナ基盤上から削除するコンテナ削除手段と
を備えるコンテナ削除装置。
【請求項2】
前記コンテナデータベース制御手段は、
前記コンテナ検索手段で検索されたコンテナが停止状態であり、かつ、前記コンテナについてのレコードが前記コンテナデータベースに未登録であるときに、前記レコードを前記コンテナデータベースに登録し、
前記コンテナデータベースに含まれるレコードに対応するコンテナが、前記コンテナ検索手段の検索で動作状態であるときに、前記レコードを前記コンテナデータベースから削除する、請求項1に記載のコンテナ削除装置。
【請求項3】
前記不使用コンテナ通知手段は、前記コンテナデータベースに含まれるレコードに対応するコンテナが、前記コンテナ検索手段の検索で停止状態であるときに、前記レコードが前記コンテナデータベースに登録された日時と、前記コンテナ検索手段が検索した日時との差が第1の期間よりも大きい場合に、前記コンテナは不使用であると判断して前記ユーザに通知する、請求項1に記載のコンテナ削除装置。
【請求項4】
前記コンテナ削除手段は、前記コンテナデータベースに含まれるレコードに対応するコンテナが、前記コンテナ検索手段の検索で停止状態であるときに、前記レコードが前記コンテナデータベースに登録された日時と、前記コンテナ検索手段が検索した日時との差が第2の期間よりも大きい場合に、前記コンテナは不使用であると判断して前記コンテナを前記コンテナ基盤上から削除する、請求項1に記載のコンテナ削除装置。
【請求項5】
コンテナ基盤上のコンテナイメージを検索するコンテナイメージ検索手段と、
前記コンテナイメージについてのレコードを保持するコンテナイメージデータベースと、
前記コンテナイメージデータベースを制御するコンテナイメージデータベース制御手段と、
前記コンテナイメージデータベースのレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナイメージについて、ユーザに通知する不使用コンテナイメージ通知手段と、
前記不使用と判断されたコンテナイメージを前記コンテナ基盤上から削除するコンテナイメージ削除手段と
を備えるコンテナイメージ削除装置。
【請求項6】
前記コンテナイメージデータベース制御手段は、
前記コンテナイメージ検索手段で検索されたコンテナイメージが不使用状態であり、かつ、前記コンテナイメージについてのレコードが前記コンテナイメージデータベースに未登録であるときに、前記レコードを前記コンテナイメージデータベースに登録し、
前記コンテナイメージデータベースに含まれるレコードに対応するコンテナイメージが、前記コンテナイメージ検索手段の検索で使用状態であるときに、前記レコードを前記コンテナイメージデータベースから削除する、請求項5に記載のコンテナイメージ削除装置。
【請求項7】
コンテナ基盤上のコンテナを検索するコンテナ検索手段と、
前記コンテナについてのレコードを保持するコンテナデータベースと、
前記コンテナデータベースを制御するコンテナデータベース制御手段と、
前記コンテナデータベースのレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナについて、ユーザに通知する不使用コンテナ通知手段と、
前記不使用と判断されたコンテナを前記コンテナ基盤上から削除するコンテナ削除手段と
を備えるコンテナ削除装置と、
コンテナ基盤上のコンテナイメージを検索するコンテナイメージ検索手段と、
前記コンテナイメージについてのレコードを保持するコンテナイメージデータベースと、
前記コンテナイメージデータベースを制御するコンテナイメージデータベース制御手段と、
前記コンテナイメージデータベースのレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナイメージについて、ユーザに通知する不使用コンテナイメージ通知手段と、
前記不使用と判断されたコンテナイメージを前記コンテナ基盤上から削除するコンテナイメージ削除手段と
を備えるコンテナイメージ削除装置と
を含むコンテナ管理装置。
【請求項8】
コンテナ基盤上のコンテナを検索して、
前記コンテナについてのレコードをデータベースに保持して、
前記データベースのレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナについて、ユーザに通知して、
前記不使用と判断されたコンテナを前記コンテナ基盤上から削除することを予め定められた間隔で定期的に繰り返すことを含む、コンテナ削除方法。
【請求項9】
コンテナ基盤上のコンテナイメージを検索して、
前記コンテナイメージについてのレコードをデータベースに保持して、
前記データベースのレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナイメージについて、ユーザに通知して、
前記不使用と判断されたコンテナイメージを前記コンテナ基盤上から削除することを予め定められた間隔で定期的に繰り返すことを含む、コンテナイメージ削除方法。
【請求項10】
コンピュータに、
コンテナ基盤上のコンテナを検索して、
前記コンテナについてのレコードをデータベースに保持して、
前記データベースのレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナについて、ユーザに通知して、
前記不使用と判断されたコンテナを前記コンテナ基盤上から削除することを予め定められた間隔で定期的に繰り返すことを含む手順を実行させるためのコンテナ削除プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はコンテナ削除装置、コンテナイメージ削除装置、コンテナ削除方法、コンテナイメージ削除方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
仮想化技術の1つに、OS(operating system)のカーネルを共有し、ユーザ空間を隔離するコンテナ型仮想化がある。コンテナランタイムとしては、例えば、Docker社のDockerが知られている。コンテナ型仮想化では、コンテナ上で動作させるアプリケーションに必要なファイルをまとめたファイルをコンテナイメージ又は単にイメージと呼ぶ。
オンプレミス環境とクラウド環境の両方を使って提供されるITシステム、いわゆるハイブリッドITにおいては、環境によらずソフトウェアを動作させることができるコンテナによる仮想化技術が近年では重要とされる。
【0003】
コンテナはソフトウェアを動かすための仮想化技術の1つである。コンテナイメージはソフトウェアの実行ファイルとその実行のために必要なファイルを1つにまとめたものである。コンテナ使用時にはコンテナイメージからコンテナを作成し起動する。またコンテナ使用時には使用者が任意の値(例えばソフトウェアが使用するパスワードやディスクなど)を設定することが可能である。このため、使用者Aのコンテナと使用者Bのコンテナのように、複数のコンテナを同じコンテナイメージで起動することが可能である。
【0004】
コンテナはゲストOSを使用する仮想マシンに比べてファイルサイズが小さく、コンテナイメージやコンテナの複製や改変が容易かつ高速に行える。コンテナ上で動作するソフトウェアの開発者は、必要に応じてコンテナイメージ及びコンテナの複製及び改変を行う。
コンテナ環境、特にその開発環境においては、コンテナ及びコンテナイメージのダウンロードや作成が頻繁に行われ、ディスクなど記憶装置上に保存されるコンテナ及びコンテナイメージの数が増えていく問題がある。
【0005】
特許文献1の方法によれば、クライアント端末に保存したファイルについて、自動的削除などの処理を行うことができる。しかし、複数の操作のログを組み合わせて総合的に制御対象か否かの判断を行っている。
特許文献2の方法によれば、複数のユーザが共有するデータの整理を行うことができる。しかし、データ削除のために複数の使用者の回答が必要となる。
つまり、特許文献1又は2の方法は、コンテナ又はコンテナイメージに適用するには処理が複雑であり、削除を高速に行うことができない。そのため、不要コンテナ及び不要コンテナイメージの削除のために改善された方法が必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009-093508号公報
【特許文献2】特開2007-213489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
コンテナ環境において記憶装置上に保存されるコンテナ及びコンテナイメージの数が増えていく問題がある。
この問題に対処するためにコンテナ及びコンテナイメージを制御するコマンド(例えばDocker、Podman、又はcrictlなどにおけるコマンド)を用いてコンテナ及びコンテナイメージを1つずつ又は一斉に削除することができる。しかし、その際には利用者の目視による確認が必要であり、また、本来必要であるコンテナ又はコンテナイメージを削除してしまう恐れがあった。
【0008】
本開示の目的は、上記課題を解決する、コンテナ削除装置、コンテナイメージ削除装置、コンテナ削除方法、コンテナイメージ削除方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様によれば、コンテナ削除装置は、コンテナ基盤上のコンテナを検索するコンテナ検索手段と、前記コンテナについてのレコードを保持するコンテナデータベースと、前記コンテナデータベースを制御するコンテナデータベース制御手段と、前記コンテナデータベースのレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナについて、ユーザに通知する不使用コンテナ通知手段と、前記不使用と判断されたコンテナを前記コンテナ基盤上から削除するコンテナ削除手段とを備える。
【0010】
本開示の一態様によれば、コンテナイメージ削除装置は、コンテナ基盤上のコンテナイメージを検索するコンテナイメージ検索手段と、前記コンテナイメージについてのレコードを保持するコンテナイメージデータベースと、前記コンテナイメージデータベースを制御するコンテナイメージデータベース制御手段と、前記コンテナイメージデータベースのレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナイメージについて、ユーザに通知する不使用コンテナイメージ通知手段と、前記不使用と判断されたコンテナイメージを前記コンテナ基盤上から削除するコンテナイメージ削除手段とを備える。
【0011】
本開示の一態様によれば、コンテナ管理装置は、コンテナ基盤上のコンテナを検索するコンテナ検索手段と、前記コンテナについてのレコードを保持するコンテナデータベースと、前記コンテナデータベースを制御するコンテナデータベース制御手段と、前記コンテナデータベースのレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナについて、ユーザに通知する不使用コンテナ通知手段と、前記不使用と判断されたコンテナを前記コンテナ基盤上から削除するコンテナ削除手段とを備えるコンテナ削除装置と、コンテナ基盤上のコンテナイメージを検索するコンテナイメージ検索手段と、前記コンテナイメージについてのレコードを保持するコンテナイメージデータベースと、前記コンテナイメージデータベースを制御するコンテナイメージデータベース制御手段と、前記コンテナイメージデータベースのレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナイメージについて、ユーザに通知する不使用コンテナイメージ通知手段と、前記不使用と判断されたコンテナイメージを前記コンテナ基盤上から削除するコンテナイメージ削除手段とを備えるコンテナイメージ削除装置とを含む。
【0012】
本開示の一態様によれば、コンテナ削除方法は、コンテナ基盤上のコンテナを検索して、前記コンテナについてのレコードをデータベースに保持して、前記データベースのレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナについて、ユーザに通知して、前記不使用と判断されたコンテナを前記コンテナ基盤上から削除することを予め定められた間隔で定期的に繰り返すことを含む。
【0013】
本開示の一態様によれば、コンテナイメージ削除方法は、コンテナ基盤上のコンテナイメージを検索して、前記コンテナイメージについてのレコードをデータベースに保持して、前記データベースのレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナイメージについて、ユーザに通知して、前記不使用と判断されたコンテナイメージを前記コンテナ基盤上から削除することを予め定められた間隔で定期的に繰り返すことを含む。
【0014】
本開示の一態様によれば、コンテナ削除プログラムは、コンピュータに、コンテナ基盤上のコンテナを検索して、前記コンテナについてのレコードをデータベースに保持して、前記データベースのレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナについて、ユーザに通知して、前記不使用と判断されたコンテナを前記コンテナ基盤上から削除することを予め定められた間隔で定期的に繰り返すことを含む手順を実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0015】
本開示によれば、不要となったコンテナ又は不要となったコンテナイメージをユーザへの事前通知をしつつ自動で削除することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】一実施形態によるコンテナ管理システムの全体構成の一例を示す図である。
【
図2】コンテナ管理装置に含まれるコンテナ削除装置の構成の一例を示す図である。
【
図3】一実施形態によるコンテナデータベースに登録されるレコードの一例を示す図である。
【
図4】一実施形態によるコンテナ削除の定期実行処理の一例を示す概略図である。
【
図5】コンテナ管理装置に含まれるコンテナイメージ削除装置の構成の一例を示す図である。
【
図6】一実施形態によるコンテナイメージデータベースに登録されるレコードの一例を示す図である。
【
図7】一実施形態によるコンテナイメージ削除の定期実行処理の一例を示す概略図である。
【
図8】一実施形態におけるコンテナ管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図9】最小構成のコンテナ削除装置の機能ブロック図である。
【
図10】最小構成のコンテナ削除装置による処理フローを示す図である。
【
図11】最小構成のコンテナイメージ削除装置の機能ブロック図である。
【
図12】最小構成のコンテナイメージ削除装置による処理フローを示す図である。
【
図13】最小構成のコンテナ管理装置の機能ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、一実施形態に係るコンテナ管理システムについて
図1から
図8を参照して説明する。
但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい限定がされているが、発明の範囲を以下に限定するものではない。なお各図面の同様の構成要素には同じ番号を付し、説明を省略する場合がある。
【0018】
図1は一実施形態によるコンテナ管理システム1の全体構成の一例を示す図である。
図1に示すようにコンテナ管理システム1はコンテナ管理装置10、通知装置300及びコンテナ基盤400を含む。
なおコンテナ管理システム1は他の装置又は部品等を含んでもよい。
【0019】
コンテナ管理装置10は、コンテナ削除装置100及びコンテナイメージ削除装置200を含む。なお、コンテナ削除装置100及びコンテナイメージ削除装置200は同じサーバ又は筐体にあって、コンテナ管理装置10を構成してもよいし、別々のサーバ、筐体又は建屋にあって、互いに連携してコンテナ管理装置10を構成してもよい。
コンテナ削除装置100及びコンテナイメージ削除装置200は一部の機能を実現するための構成を共有するようにしてもよい。
コンテナ削除装置100及びコンテナイメージ削除装置200の構成については後に詳述する。
【0020】
通知装置300はユーザに通知するための装置であって、例えば電子メールを送信するメールサーバである。
【0021】
コンテナ基盤400はコンテナを動作させるための環境であって、例えばDocker等のソフトウェアがインストールされたコンピュータである。コンテナ基盤400はその上で動作するコンテナ500及びその上に保存されたコンテナイメージ600に対する削除等の制御機能を有するものとし、例えばKubernetes等のオーケストレータがインストールされていてもよい。
【0022】
コンテナ管理装置10の説明に戻る。
コンテナ管理装置10はコンテナ基盤400に対して、コンテナ基盤400上のコンテナ500及び/又はコンテナイメージ600の削除を要請することができる。コンテナ管理装置10からの要請に基づいて、コンテナ基盤400はコンテナ500及びコンテナイメージ600の削除を行うことができる。
コンテナ管理装置10は通知装置300に接続する。通知装置300はコンテナ500のユーザ(例えばコンテナ利用者50)又はコンテナイメージ600のユーザ(例えばコンテナイメージ保存者60)にコンテナ管理装置10からの通知を供給することができる。
【0023】
図2から
図4を参照してコンテナの削除について説明する。
図2はコンテナ管理装置に含まれるコンテナ削除装置100の構成の一例を示す図である。
図2に示すようにコンテナ削除装置100はコンテナ検索手段101と、コンテナデータベース制御手段103と、不使用コンテナ通知手段105と、コンテナ削除手段107と、コンテナデータベース109とを備える。
【0024】
コンテナ検索手段101はコンテナ基盤400上のコンテナ500に対する検索を行う。特にコンテナ検索手段101は1以上のコンテナ500のそれぞれについて、停止状態かあるいは動作状態かについてコンテナ基盤400に問い合わせることができる。
【0025】
コンテナデータベース109は検索したコンテナ基盤400上のコンテナについてのレコードを保持する。レコードはコンテナを特定するための識別子とコンテナの状態についての情報(例えば検索によって停止状態とされた日時に関する情報)を少なくとも含む。
コンテナデータベース109は、コンテナ検索手段101による検索の時に動作しているコンテナについてのレコードは保持せず、コンテナ検索手段101による検索の時に停止しているコンテナについてのレコードのみを保持するようにしてもよい。
【0026】
コンテナデータベース制御手段103はコンテナ検索手段101による検索に基づいて、コンテナデータベース109に対してレコードの追加、変更及び削除等の制御を行う。
コンテナデータベース制御手段103は、コンテナ検索手段101で検索されたコンテナが停止状態であり、かつ、そのコンテナについてのレコードがコンテナデータベース109に未登録であるときに、レコードをコンテナデータベース109に登録してよい。
コンテナデータベース制御手段103は、コンテナデータベース109に含まれるレコードに対応するコンテナが、コンテナ検索手段101の検索で動作状態であるときに、そのレコードをコンテナデータベース109から削除してもよい。
例えば、それまで動作状態であったコンテナが検索時に停止状態であればレコードをコンテナデータベース109に登録してよい。それまで停止状態であったコンテナが検索時に動作状態であればそのレコードをコンテナデータベース109から削除してよい。
【0027】
不使用コンテナ通知手段105はコンテナデータベース109のレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナについて、コンテナのユーザに通知する。この通知は例えばメールサーバである通知装置300に要請することによってされてもよい。コンテナのユーザは例えば1人以上のコンテナ利用者50である。
不使用コンテナ通知手段105は、ある日時での検索時に停止状態であったコンテナについて、それから一定期間経過後の再度の検索時にも停止状態である場合に、そのコンテナは不使用と判断してユーザへの通知を要請するようにしてもよい。
ユーザに通知する内容は、該当するコンテナが停止していることであるが、例えば再び停止状態と判断されれば不要なコンテナとして削除されることがあることを含んでいてもよい。
【0028】
コンテナ削除手段107は、不使用コンテナ通知手段105による通知をしてもなお不使用であると判断されたコンテナについて、削除するようにコンテナ基盤400に要請する。
コンテナ削除手段107は、ある日時での検索時にユーザ(例えばコンテナ利用者50)に不使用を通知したコンテナについて、それから一定期間経過後の再度の検索時にも停止状態である場合に、そのコンテナは不使用と判断して削除を要請してもよい。
【0029】
このようなコンテナ削除装置100によれば、不要となったコンテナの削除を利用実績に即し、ユーザへの事前通知をしつつ自動で行うことができる。
【0030】
コンテナ検索手段101、コンテナデータベース制御手段103、不使用コンテナ通知手段105、及び、コンテナ削除手段107による一連の動作は定期的に繰り返すことができる。コンテナ削除装置100はそのためのタイマーを備えていてもよいし、外部からの信号等によって定期的な動作が可能にされていてもよい。
【0031】
なお、コンテナ削除装置100における一連の動作は定期的ではあるが、予め定められた間隔(例えば24時間ごと)で行われる。すなわち、コンテナ削除装置100においては、継続的な使用状況からコンテナが不使用であることを判断するのではなく、一定間隔を置いた使用状況から判断される。
一般的なファイルやデータとは異なり、コンテナは基本的には動作し続けることを前提にしているので、一定間隔を置いても停止状態にあることはユーザに使用の意思がないと多くの場合に考えられる。
さらにコンテナは作成方法を定義したファイル(例えばDockerfile)があれば再作成も容易である。
このような特性に鑑み、コンテナ削除装置100では、複雑な処理によらずに、コンテナの削除を高速に行うことを可能にしている。
【0032】
コンテナ検索手段101、コンテナデータベース制御手段103、不使用コンテナ通知手段105、及び、コンテナ削除手段107の動作の例は
図4を参照してさらに詳述することにして、コンテナデータベース109のレコードについて次に説明する。
【0033】
図3は一実施形態によるコンテナデータベースに登録されるレコードの一例を示す図である。
図3を参照してコンテナデータベース109のレコードについて説明する。
図3の例では、停止状態のコンテナについてのレコードがコンテナデータベース109に保持される。動作状態のコンテナについては、レコードは登録されないし、登録されたレコードに対応するコンテナが動作状態にある場合にはそのレコードは削除される。
コンテナデータベース109に保持されるレコードは、コンテナのIDと、コンテナデータベース109に登録された日時と、そのコンテナのユーザの連絡先と、通知の状態とを含む。
コンテナのIDはそのレコードに係るコンテナを識別するための識別子である。このIDを使用することでコンテナ基盤400に対してコンテナを特定して削除を要請することが可能であるとする。
コンテナデータベース109に登録された日時とは、そのレコードが登録された日時である。コンテナのユーザの連絡先とは、例えば1以上のコンテナ利用者の電子メールアドレスである。通知の状態とは、不使用であることをコンテナのユーザに既に通知したか否かの別である。
【0034】
例えば
図3には、ID「111111111111」で指示されるコンテナが検索の時に停止していたために、コンテナデータベース109に「2022/08/31 23:00」に登録されたというレコードが含まれている。なお、このレコードは、コンテナ利用者「aaa@foo.com」宛にID「111111111111」で指示されるコンテナが不使用であることが通知済であることを示している。
同様に、ID「111111111112」で指示されるコンテナが、コンテナデータベース109に「2022/09/10 23:00」に登録されたがコンテナ利用者「bbb@foo.com」宛にはコンテナが不使用であることを未通知である。
ID「111111111113」で指示されるコンテナが、コンテナデータベース109に「2022/09/15 23:00」に登録されたがコンテナ利用者「ccc@foo.com」宛にはコンテナが不使用であることを未通知である。
【0035】
図4は一実施形態によるコンテナ削除の定期実行処理を表したものである。
図4を参照してコンテナ削除の定期実行処理について説明する。
図4はコンテナ基盤400上のN個のコンテナ(Nは1以上の整数とする)についての処理を示している。特にiを1からNまでの整数として、i番目のコンテナについての一連のステップ(S1001からS1019)について説明する。
コンテナ削除の定期実行処理は、予め定められた任意の間隔に応じてコンテナの動作状況を確認して、不要と判断されたコンテナを自動で(人手を介さずに)削除するための処理である。例えば間隔が24時間に設定されると、24時間ごとに
図4の処理が実行される。
まず、最初のステップ(S1001)を実行する時にコンテナ基盤400上にN個のコンテナがあるとする。これらN個のコンテナを検索して、i番目のコンテナの動作状況を取得する(S1001)。このステップ(S1001)は
図2のコンテナ検索手段101によって実行し得る。
【0036】
i番目のコンテナが停止状態であれば(S1001の「Yes」)、そのコンテナについてのレコード(例としてi番目のコンテナのIDを含むレコード)がコンテナデータベース109に登録済か否かを取得する(S1003)。i番目のコンテナについてのレコードがコンテナデータベース109に未登録である場合(S1003の「No」)には、i番目のコンテナについてのレコードをコンテナデータベース109に登録する(S1005)。i番目のコンテナについてのレコードがコンテナデータベース109に登録済の場合には、そのレコードについてはそのままにする(S1003の「Yes」)。
これらのステップ(S1003及びS1005)は
図2のコンテナデータベース制御手段103によって実行し得る。
【0037】
i番目のコンテナが起動状態であれば(S1001の「No」)、そのコンテナについてのレコードがコンテナデータベース109に登録済か否かを取得する(S1017)。
もしコンテナデータベース109に登録済であれば(S1017の「Yes」)、該当のレコード(例としてIDが一致する行)を削除(S1019)し、i番目のコンテナについては処理を終了し次の定期実行処理の日時まで待つ。
もしi番目のコンテナについてのレコードがコンテナデータベース109に登録されていなければ(S1017の「No」)、i番目のコンテナについては処理を終了し次の定期実行処理の日時まで待つ。
これらのステップ(S1017及びS1019)は
図2のコンテナデータベース制御手段103によって実行し得る。
【0038】
i番目のコンテナが停止状態であって、そのコンテナについてのレコードがコンテナデータベース109に登録されているところ(S1003の「Yes」又はS1005の後)に戻る。
コンテナデータベース109にi番目のコンテナについてのレコードが登録された日時(例えば停止状態であると最初に判断されて登録された日時)と現在の日時(つまり、S1001において停止状態であると判断された日時)を比較する。それらの差が予め定められた第1の期間(
図4では「期間1」と略記)を超えているか否かを取得する(S1007)。第1の期間は例えば30日とすることができる。
コンテナデータベース109にレコードが登録された日時と現在の日時との差が第1の期間を超えていれば(S1007の「Yes」)、コンテナのユーザ(例えばコンテナ利用者)に通知済か否かを取得する処理(S1009)に進む。もし第1の期間を超えていなければ(S1007の「No」)、i番目のコンテナについては処理を終了し次の定期実行処理の日時まで待つ。
これらのステップ(S1007及びS1009)は
図2のコンテナデータベース制御手段103によって実行し得る。
【0039】
コンテナデータベース109にレコードが登録された日時と現在の日時との差が第1の期間を超えていて、かつ、コンテナ利用者に未通知である場合(S1009の「No」)には、通知装置300を通じて、コンテナ利用者に通知を行う(S1011)。コンテナ利用者に通知する内容は、i番目のコンテナが停止していることを含む。
さらに、コンテナデータベース109の該当のレコードの通知の状態を通知済にしてもよい(S1011)。これによりコンテナ利用者への通知を一回限りにすることができる。
このステップ(S1011)は不使用コンテナ通知手段105及びコンテナデータベース制御手段103によって実行し得る。
【0040】
コンテナデータベース109にi番目のコンテナについてのレコードが登録された日時と現在の日時とを比較し、予め定められた第2の期間(
図4では「期間2」と略記)を超えているか否かを取得する(S1013)。第2の期間は、前述の第1の期間よりも長いか、又は、第1の期間に等しい。第2の期間は例えば60日とすることができる。
このステップ(S1013)は
図2のコンテナデータベース制御手段103によって実行し得る。
【0041】
コンテナデータベース109にレコードが登録された日時と現在の日時との差が第2の期間を超えていれば(S1013の「Yes」)、そのレコードに対応するコンテナをコンテナ基盤400から削除する(S1015)。削除されるコンテナは、レコードに含まれる識別子(ID)が指示するコンテナとすることができる。さらに、コンテナデータベース109から当該レコードを削除してi番目のコンテナについての処理を終了し次の定期実行処理の日時まで待つ。
このステップ(S1015)は
図2のコンテナ削除手段107及びコンテナデータベース制御手段103によって実行し得る。
コンテナデータベース109にレコードが登録された日時と現在の日時との差が第2の期間を超えていなければ(S1013の「No」)、i番目のコンテナについての処理を終了し次の定期実行処理の日時まで待つ。
【0042】
図5から
図7を参照してコンテナイメージの削除について説明する。
図5はコンテナ管理装置に含まれるコンテナイメージ削除装置200の構成の一例を示す図である。
図5のコンテナイメージ削除装置200はコンテナイメージ検索手段201と、コンテナイメージデータベース制御手段203と、不使用コンテナイメージ通知手段205と、コンテナイメージ削除手段207と、コンテナイメージデータベース209とを備える。
【0043】
コンテナイメージ検索手段201はコンテナ基盤400上のコンテナイメージ600に対する検索を行う。特にコンテナイメージ検索手段201は1以上のコンテナイメージ600のそれぞれについて、使用状態かあるいは不使用状態かについてコンテナ基盤400に問い合わせることができる。
【0044】
コンテナイメージデータベース209は検索したコンテナ基盤400上のコンテナイメージについてのレコードを保持する。レコードはコンテナイメージを特定するための識別子とコンテナイメージの状態についての情報(例えば検索によって不使用状態とされた日時に関する情報)を少なくとも含む。
コンテナイメージデータベース209は、コンテナイメージ検索手段201による検索の時に不使用のコンテナイメージについてのレコードのみを保持するようにしてもよい。
【0045】
コンテナイメージデータベース制御手段203はコンテナイメージ検索手段201による検索に基づいて、コンテナイメージデータベース209に対してレコードの追加、変更及び削除等の制御を行う。
コンテナイメージデータベース制御手段203は、コンテナイメージが不使用状態であり、かつ、それについてのレコードが未登録であるときに、レコードをコンテナイメージデータベース209に登録してよい。
コンテナイメージデータベース制御手段203は、コンテナイメージデータベース209に含まれるレコードに対応するコンテナイメージが使用状態であるときに、そのレコードを削除してもよい。
例えば、それまで使用状態であったコンテナイメージが検索時に不使用状態であればレコードをコンテナイメージデータベース209に登録してよい。それまで不使用状態であったコンテナイメージが検索時に使用状態であればそのレコードをコンテナイメージデータベース209から削除してよい。
【0046】
不使用コンテナイメージ通知手段205はコンテナイメージデータベース209のレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナイメージについて、コンテナイメージのユーザに通知する。この通知は例えばメールサーバである通知装置300に要請することによってされてもよい。コンテナイメージのユーザとは例えばコンテナイメージ保存者60であり、開発等の目的でそのコンテナイメージをコンテナ基盤400に保存した者である。
不使用コンテナイメージ通知手段205は、ある日時での検索時に不使用状態であり、それから一定期間経過後の再度の検索時にも不使用状態である場合に、そのコンテナイメージは不使用と判断してユーザへの通知をしてもよい。
ユーザに通知する内容は、該当するコンテナイメージが不使用であることであるが、例えば再び不使用状態と判断されれば不要なコンテナイメージとして削除されることがあることを含んでいてもよい。
【0047】
このようなコンテナイメージ削除装置200によれば、不要となったコンテナイメージの削除を利用実績に即し、ユーザへの事前通知をしつつ自動で行うことができる。
【0048】
コンテナイメージ検索手段201、コンテナイメージデータベース制御手段203、不使用コンテナイメージ通知手段205、及び、コンテナイメージ削除手段207による一連の動作は定期的に繰り返すことができる。コンテナイメージ削除装置200はそのためのタイマーを備えていてもよいし、外部からの信号等によって定期的な動作が可能にされていてもよい。
【0049】
コンテナ削除装置100と同様にコンテナイメージ削除装置200における一連の動作は定期的ではあるが、予め定められた間隔(例えば24時間ごと)で行われる。すなわち、コンテナイメージ削除装置200においては、継続的な使用状況からコンテナイメージが不使用であることを判断するのではなく、一定間隔を置いた使用状況から判断される。
一般的なファイルやデータとは異なり、コンテナイメージについても基本的には動作し続けることを前提にしているので、一定間隔を置いても不使用状態を判断し得る。
さらに重要なコンテナイメージはコンテナリポジトリ(例えばDocker Hub)に保存しておくのが一般的であるから、再入手も可能である。
このような特性に鑑み、コンテナイメージ削除装置200では、複雑な処理によらずに、コンテナイメージの削除を高速に行うことを可能にしている。
【0050】
なお、コンテナイメージ検索手段201からコンテナイメージ削除手段207の一連の動作の例は
図7を参照してさらに詳述することにして、コンテナイメージデータベース209のレコードについて次に説明する。
【0051】
図6は一実施形態によるコンテナイメージデータベースに登録されるレコードの一例を示す図である。
図6を参照してコンテナイメージデータベース209のレコードについて説明する。
図6の例では、不使用状態のコンテナイメージについてのレコードがコンテナイメージデータベース209に保持される。使用状態のコンテナイメージについては、レコードは登録されないし、登録されたレコードに対応するコンテナイメージが使用状態にある場合にはそのレコードは削除される。
コンテナイメージデータベース209に保持されるレコードは、コンテナイメージのIDと、コンテナイメージデータベース209に登録された日時と、コンテナイメージのユーザの連絡先と、通知の状態とを含む。
コンテナイメージのIDはそのレコードに係るコンテナイメージを識別するための識別子である。このIDを使用することでコンテナ基盤400に対してコンテナイメージを特定して削除を要請することが可能であるとする。
コンテナイメージデータベース209に登録された日時とは、そのレコードが登録された日時である。コンテナイメージのユーザの連絡先とは、例えばコンテナイメージ保存者の電子メールアドレスである。通知の状態とは、不使用であることをコンテナイメージのユーザに既に通知したか否かの別である。
【0052】
例えば
図6には、ID「911111111111」で指示されるコンテナイメージについてのレコードが示されている。このレコードは、コンテナイメージが検索の時に不使用だったために、コンテナイメージデータベース209に「2022/08/29 23:00」に登録されたことを示す。なお、このレコードに関しては、コンテナイメージの保存者「aaz@foo.com」宛にID「911111111111」で指示されるコンテナイメージが不使用であることが通知済であることを示している。
同様に、ID「911111111112」で指示されるコンテナイメージが、コンテナイメージデータベース209に「2022/09/10 23:00」に登録されている。なお、コンテナイメージの保存者「bbz@foo.com」宛にはコンテナイメージが不使用であることを未通知である。
ID「911111111113」で指示されるコンテナイメージが、コンテナイメージデータベース209に「2022/09/14 23:00」に登録されている。なお、コンテナイメージの保存者「ccz@foo.com」宛にはコンテナイメージが不使用であることを未通知である。
【0053】
図7は一実施形態によるコンテナイメージ削除の定期実行処理を表したものである。
図7を参照してコンテナイメージ削除の定期実行処理について説明する。
図7はコンテナ基盤400上のM個のコンテナイメージ(Mは1以上の整数とする)についての処理を示している。特にjを1からMまでの整数として、j番目のコンテナについての一連のステップ(S2001からS2019)について説明する。
コンテナイメージ削除の定期実行処理は、予め定められた任意の間隔に応じてコンテナイメージの使用状況を確認して、不要と判断されたコンテナイメージを自動で(人手を介さずに)削除するための処理である。例えば間隔が24時間に設定されると、24時間ごとに
図7の処理が実行される。
まず、最初のステップ(S2001)を実行する時にコンテナ基盤400上にM個のコンテナイメージがあるとする。これらM個のコンテナイメージを検索して、j番目のコンテナイメージの動作状況を取得する(S2001)。このステップ(S2001)は
図5のコンテナイメージ検索手段201によって実行し得る。
【0054】
j番目のコンテナイメージが不使用状態であれば(S2001の「Yes」)、レコード(例えばコンテナイメージのIDを含むレコード)がコンテナイメージデータベース209に登録済か否かを取得する(S2003)。j番目のコンテナイメージについてのレコードがコンテナイメージデータベース209に未登録である場合(S2003の「No」)には、j番目のコンテナイメージについてのレコードをコンテナイメージデータベース209に登録する(S2005)。j番目のコンテナイメージについてのレコードがコンテナイメージデータベース209に登録済の場合には、そのレコードについてはそのままにする(S2003の「Yes」)。
これらのステップ(S2003及びS2005)は
図5のコンテナイメージデータベース制御手段203によって実行し得る。
【0055】
j番目のコンテナイメージが使用されている状態であれば(S2001の「No」)、そのコンテナイメージについてのレコードがコンテナイメージデータベース209に登録済か否かを取得する(S2017)。
もしコンテナイメージデータベース209に登録済であれば(S2017の「Yes」)、該当のレコード(例としてIDが一致する行)を削除(S2019)し、j番目のコンテナイメージについては処理を終了し次の定期実行処理の日時まで待つ。
もしj番目のコンテナイメージについてのレコードがコンテナイメージデータベース209に登録されていなければ(S2017の「No」)、j番目のコンテナイメージについては処理を終了し次の定期実行処理の日時まで待つ。
これらのステップ(S2017及びS2019)は
図5のコンテナイメージデータベース制御手段203によって実行し得る。
【0056】
j番目のコンテナイメージが不使用状態であって、そのコンテナイメージについてのレコードがコンテナイメージデータベース209に登録されているところ(S2003の「Yes」又はS2005の後)に戻る。
コンテナイメージデータベース209にj番目のコンテナイメージについてのレコードが登録された日時(例えば不使用状態であると最初に判断されて登録された日時)と現在の日時(つまり、S2001において不使用状態であると判断された日時)とを比較する。それらの差が予め定められた第3の期間(
図7では「期間3」と略記)を超えているか否かを取得する(S2007)。第3の期間は例えば30日とすることができる。
コンテナイメージデータベース209にレコードが登録された日時と現在の日時との差が第3の期間を超えていれば(S2007の「Yes」)、コンテナイメージのユーザ(例としてコンテナイメージ保存者)に通知済か否かを取得する処理(S2009)に進む。もし第3の期間を超えていなければ(S2007の「No」)、j番目のコンテナイメージについては処理を終了し次の定期実行処理の日時まで待つ。
これらのステップ(S2007及びS2009)は
図5のコンテナイメージデータベース制御手段203によって実行し得る。
【0057】
レコードが登録された日時と現在の日時との差が第3の期間を超えていて、コンテナイメージ保存者に未通知である場合(S2009の「No」)には、通知装置300を通じて、コンテナイメージ保存者に通知を行う(S2011)。コンテナイメージ保存者に通知する内容は、j番目のコンテナイメージが不使用であることを含む。
さらに、コンテナイメージデータベース209の該当のレコードの通知の状態を通知済にしてもよい(S2011)。これによりコンテナイメージ保存者への通知を一回限りにすることができる。
このステップ(S2011)は
図5の不使用コンテナイメージ通知手段205及びコンテナイメージデータベース制御手段203によって実行し得る。
【0058】
コンテナイメージデータベース209にj番目のコンテナイメージについてのレコードが登録された日時と現在の日時とを比較し、予め定められた第4の期間(
図7では「期間4」と略記)を超えているか否かを取得する(S2013)。第4の期間は前述の第3の期間よりも長いか、又は、第3の期間に等しい。第4の期間は例えば60日とすることができる。
このステップ(S2013)は
図5のコンテナイメージデータベース制御手段203によって実行し得る。
【0059】
コンテナイメージデータベース209にレコードが登録された日時と現在の日時との差が第4の期間を超えていれば(S2013の「Yes」)、そのレコードに対応するコンテナイメージをコンテナ基盤400から削除する(S2015)。削除されるコンテナイメージは、レコードに含まれる識別子(ID)が指示するコンテナイメージとすることができる。さらに、コンテナイメージデータベース209から当該レコードを削除してj番目のコンテナイメージについての処理を終了し次の定期実行処理の日時まで待つ。
このステップ(S2015)は
図5のコンテナイメージ削除手段207及びコンテナイメージデータベース制御手段203によって実行し得る。
コンテナイメージデータベース209にレコードが登録された日時と現在の日時との差が第4の期間を超えていなければ(S2013の「No」)、j番目のコンテナイメージについての処理を終了し次の定期実行処理の日時まで待つ。
【0060】
なお、コンテナ削除に対する第1の期間及び第2の期間は、コンテナイメージ削除の第3の期間及び第4の期間とそれぞれ等しくてもよいし、異なってもよい。つまり、コンテナ削除に対する第1の期間及び第2の期間は、コンテナイメージ削除の第3の期間及び第4の期間と互いに独立に設定し得る。
さらに例えばコンテナイメージから作られたコンテナが一定期間(第2の期間)停止していると判断されるときは、コンテナ削除装置100でコンテナが削除され、さらにコンテナイメージ削除装置200でコンテナイメージを削除するようにできる。その場合、コンテナイメージ削除装置200に対する第3の期間及び第4の期間をコンテナ削除装置100に対する第1の期間及び第2の期間をそれぞれ等しくして、コンテナが削除されると同時にコンテナイメージを削除してもよい。
あるいは、コンテナ削除に対する第2の期間よりも、コンテナイメージ削除の第4の期間を長くして、コンテナaがコンテナイメージAから作成している場合には、コンテナaの削除がされない限りコンテナイメージAが削除されないようにできる。
【0061】
図8は、一実施形態におけるコンテナ管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
コンピュータ900は、CPU901、主記憶装置902、補助記憶装置903、入出力インタフェース904、通信インタフェース905を備える。上述のコンテナ管理装置10は、コンピュータ900に実装される。そして、上述した各手段の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置903に記憶されている。CPU901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU901は、プログラムに従って、記憶領域を主記憶装置902に確保する。また、CPU901は、プログラムに従って、処理中のデータを記憶する記憶領域を補助記憶装置903に確保する。
【0062】
なお、少なくとも1つの実施形態において、補助記憶装置903は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、入出力インタフェース904を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ900に配信される場合、配信を受けたコンピュータ900が当該プログラムを主記憶装置902に展開し、上記処理を実行しても良い。また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置903に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0063】
なお、コンテナ削除装置100とコンテナイメージ削除装置200は互いに独立した装置として、それぞれ不要コンテナの削除及び不要コンテナイメージの削除に使用することができる。不要コンテナの削除方法と不要コンテナイメージの削除方法についても同様である。
【0064】
本開示に係るコンテナ削除及びコンテナイメージ削除は、利用者がコマンド操作により誤って必要なコンテナ及びコンテナイメージを削除することを防止する。加えて、不要なコンテナ及びコンテナイメージを削除することでディスク容量の節約にもなる。特にクラウド環境の場合、ディスク容量が増えるほど利用料金が上がることになるため、利用料金の抑制にも効果がある。
【0065】
本開示においては、本特許はコンテナ環境における問題の解決を主目的として、コンテナ及びコンテナイメージを例にして説明した。削除対象はコンテナ又はコンテナイメージに限られない。本開示のコンテナ又はコンテナイメージを一般的なファイルと読み替えることにより、本発明は、ファイルサーバ上の不要なファイル削除の手段としても利用が可能である。
【0066】
図9は最小構成のコンテナ削除装置の機能ブロック図である。
図10は最小構成のコンテナ削除装置による処理フローを示す図である。
コンテナ削除装置は、少なくとも、コンテナ検索手段、コンテナデータベース、コンテナデータベース制御手段、不使用コンテナ通知手段、コンテナ削除手段を備える。
コンテナ検索手段は、コンテナ基盤上のコンテナを検索する(ステップS3001)。
コンテナデータベースは、コンテナについてのレコードを保持する(ステップS3002)。
コンテナデータベース制御手段は、コンテナデータベースを制御する(ステップS3003)。
不使用コンテナ通知手段は、コンテナデータベースのレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナについて、ユーザに通知する(ステップS3004)。
コンテナ削除手段は、不使用と判断されたコンテナをコンテナ基盤上から削除する(ステップS3005)。
【0067】
図11は最小構成のコンテナイメージ削除装置の機能ブロック図である。
図12は最小構成のコンテナイメージ削除装置による処理フローを示す図である。
コンテナイメージ削除装置は、少なくとも、コンテナイメージ検索手段、コンテナイメージデータベース、コンテナイメージデータベース制御手段、不使用コンテナイメージ通知手段、コンテナイメージ削除手段を備える。
コンテナイメージ検索手段は、コンテナ基盤上のコンテナイメージを検索する(ステップS4001)。
コンテナイメージデータベースは、コンテナイメージについてのレコードを保持する(ステップS4002)。
コンテナイメージデータベース制御手段は、コンテナイメージデータベースを制御する(ステップS4003)。
不使用コンテナイメージ通知手段は、コンテナイメージデータベースのレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナイメージについて、ユーザに通知する(ステップS4004)。
コンテナイメージ削除手段は、不使用と判断されたコンテナイメージをコンテナ基盤上から削除する(ステップS4005)。
【0068】
図13は最小構成のコンテナ管理装置の機能ブロック図である。
【0069】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
【0070】
(付記1)コンテナ基盤上のコンテナを検索するコンテナ検索手段と、
前記コンテナについてのレコードを保持するコンテナデータベースと、
前記コンテナデータベースを制御するコンテナデータベース制御手段と、
前記コンテナデータベースのレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナについて、ユーザに通知する不使用コンテナ通知手段と、
前記不使用と判断されたコンテナを前記コンテナ基盤上から削除するコンテナ削除手段と
を備えるコンテナ削除装置。
【0071】
(付記2)前記コンテナデータベース制御手段は、
前記コンテナ検索手段で検索されたコンテナが停止状態であり、かつ、前記コンテナについてのレコードが前記コンテナデータベースに未登録であるときに、前記レコードを前記コンテナデータベースに登録し、
前記コンテナデータベースに含まれるレコードに対応するコンテナが、前記コンテナ検索手段の検索で動作状態であるときに、前記レコードを前記コンテナデータベースから削除する、付記1に記載のコンテナ削除装置。
【0072】
(付記3)前記不使用コンテナ通知手段は、前記コンテナデータベースに含まれるレコードに対応するコンテナが、前記コンテナ検索手段の検索で停止状態であるときに、前記レコードが前記コンテナデータベースに登録された日時と、前記コンテナ検索手段が検索した日時との差が第1の期間よりも大きい場合に、前記コンテナは不使用であると判断して前記ユーザに通知する、付記1又は2に記載のコンテナ削除装置。
【0073】
(付記4)前記コンテナ削除手段は、前記コンテナデータベースに含まれるレコードに対応するコンテナが、前記コンテナ検索手段の検索で停止状態であるときに、前記レコードが前記コンテナデータベースに登録された日時と、前記コンテナ検索手段が検索した日時との差が第2の期間よりも大きい場合に、前記コンテナは不使用であると判断して前記コンテナを前記コンテナ基盤上から削除する、付記1から3のいずれか一項に記載のコンテナ削除装置。
【0074】
(付記5)前記コンテナ検索手段、前記コンテナデータベース制御手段、前記不使用コンテナ通知手段及び前記コンテナ削除手段による一連の動作は予め定められた任意の間隔に応じて定期的に繰り返される、付記1から4のいずれか一項に記載のコンテナ削除装置。
【0075】
(付記6)前記レコードは、停止状態であるコンテナの識別子と、前記レコードが前記コンテナデータベースに登録された日時と、前記ユーザの連絡先と、前記ユーザへの前記通知がされているか否かの別を含む、付記1から5のいずれか一項に記載のコンテナ削除装置。
【0076】
(付記7)前記不使用コンテナ通知手段は、前記不使用であると判断されたコンテナの前記識別子を含むレコードにおいて、前記ユーザへの前記通知がされているとされた場合に限って、前記ユーザに通知する、付記6に記載のコンテナ削除装置。
【0077】
(付記8)前記コンテナデータベース制御手段は、前記コンテナ削除手段が前記コンテナを前記コンテナ基盤上から削除すると、前記コンテナの前記識別子を含むレコードを前記コンテナデータベースから削除する、付記1から7のいずれか一項に記載のコンテナ削除装置。
【0078】
(付記9)前記ユーザは、前記不使用と判断されたコンテナの利用者である、付記1から8のいずれか一項に記載のコンテナ削除装置。
【0079】
(付記10)コンテナ基盤上のコンテナイメージを検索するコンテナイメージ検索手段と、
前記コンテナイメージについてのレコードを保持するコンテナイメージデータベースと、
前記コンテナイメージデータベースを制御するコンテナイメージデータベース制御手段と、
前記コンテナイメージデータベースのレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナイメージについて、ユーザに通知する不使用コンテナイメージ通知手段と、
前記不使用と判断されたコンテナイメージを前記コンテナ基盤上から削除するコンテナイメージ削除手段と
を備えるコンテナイメージ削除装置。
【0080】
(付記11)前記コンテナイメージデータベース制御手段は、
前記コンテナイメージ検索手段で検索されたコンテナイメージが不使用状態であり、かつ、前記コンテナイメージについてのレコードが前記コンテナイメージデータベースに未登録であるときに、前記レコードを前記コンテナイメージデータベースに登録し、
前記コンテナイメージデータベースに含まれるレコードに対応するコンテナイメージが、前記コンテナイメージ検索手段の検索で使用状態であるときに、前記レコードを前記コンテナイメージデータベースから削除する、付記10に記載のコンテナイメージ削除装置。
【0081】
(付記12)前記不使用コンテナイメージ通知手段は、前記コンテナイメージデータベースに含まれるレコードに対応するコンテナイメージが、前記コンテナイメージ検索手段の検索で不使用状態であるときに、前記レコードが前記コンテナイメージデータベースに登録された日時と、前記コンテナイメージ検索手段が検索した日時との差が第3の期間よりも大きい場合に、前記コンテナイメージは不使用であると判断して前記ユーザに通知する、付記10又は11に記載のコンテナイメージ削除装置。
【0082】
(付記13)前記コンテナイメージ削除手段は、前記コンテナイメージデータベースに含まれるレコードに対応するコンテナイメージが、前記コンテナイメージ検索手段の検索で不使用状態であるときに、前記レコードが前記コンテナイメージデータベースに登録された日時と、前記コンテナイメージ検索手段が検索した日時との差が第4の期間よりも大きい場合に、前記コンテナイメージは不使用であると判断して前記コンテナイメージを前記コンテナ基盤上から削除する、付記10から12のいずれか一項に記載のコンテナイメージ削除装置。
【0083】
(付記14)前記コンテナイメージ検索手段、前記コンテナイメージデータベース制御手段、前記不使用コンテナイメージ通知手段及び前記コンテナイメージ削除手段による一連の動作は予め定められた任意の間隔に応じて定期的に繰り返される、付記10から13のいずれか一項に記載のコンテナイメージ削除装置。
【0084】
(付記15)前記レコードは、停止状態であるコンテナイメージの識別子と、前記レコードが前記コンテナイメージデータベースに登録された日時と、前記ユーザの連絡先と、前記ユーザへの前記通知がされているか否かの別を含む、付記10から14のいずれか一項に記載のコンテナイメージ削除装置。
【0085】
(付記16)前記不使用コンテナイメージ通知手段は、前記不使用であると判断されたコンテナイメージの前記識別子を含むレコードにおいて、前記ユーザへの前記通知がされているとされた場合に限って、前記ユーザに通知する、付記15に記載のコンテナイメージ削除装置。
【0086】
(付記17)前記コンテナイメージデータベース制御手段は、前記コンテナイメージ削除手段が前記コンテナイメージを前記コンテナ基盤上から削除すると、前記コンテナイメージの前記識別子を含むレコードを前記コンテナイメージデータベースから削除する、付記10から16のいずれか一項に記載のコンテナイメージ削除装置。
【0087】
(付記18)前記ユーザは、前記不使用と判断されたコンテナイメージの保存者である、付記10から17のいずれか一項に記載のコンテナイメージ削除装置。
【0088】
(付記19)付記1から9のいずれか一項に記載のコンテナ削除装置と、付記10から18のいずれか一項に記載のコンテナイメージ削除装置とを備えるコンテナ管理装置。
【0089】
(付記20)コンテナ基盤上のコンテナを検索して、
前記コンテナについてのレコードをデータベースに保持して、
前記データベースのレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナについて、ユーザに通知して、
前記不使用と判断されたコンテナを前記コンテナ基盤上から削除することを予め定められた間隔で定期的に繰り返すことを含む、コンテナ削除方法。
【0090】
(付記21)
コンテナ基盤上のコンテナイメージを検索して、
前記コンテナイメージについてのレコードをデータベースに保持して、
前記データベースのレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナイメージについて、ユーザに通知して、
前記不使用と判断されたコンテナイメージを前記コンテナ基盤上から削除することを予め定められた間隔で定期的に繰り返すことを含む、コンテナイメージ削除方法。
【0091】
(付記22)
コンピュータに、
コンテナ基盤上のコンテナを検索して、
前記コンテナについてのレコードをデータベースに保持して、
前記データベースのレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナについて、ユーザに通知して、
前記不使用と判断されたコンテナを前記コンテナ基盤上から削除することを予め定められた間隔で定期的に繰り返すことを含む手順を実行させるためのコンテナ削除プログラム。
【0092】
(付記23)
コンピュータに、
コンテナ基盤上のコンテナイメージを検索して、
前記コンテナイメージについてのレコードをデータベースに保持して、
前記データベースのレコードに基づいて不使用と判断されたコンテナイメージについて、ユーザに通知して、
前記不使用と判断されたコンテナイメージを前記コンテナ基盤上から削除することを予め定められた間隔で定期的に繰り返すことを含む手順を実行させるためのコンテナイメージ削除プログラム。
【符号の説明】
【0093】
1 コンテナ管理システム
10 コンテナ管理装置
50 コンテナ利用者
60 コンテナイメージ保存者
100 コンテナ削除装置
101 コンテナ検索手段
103 コンテナデータベース制御手段
105 不使用コンテナ通知手段
107 コンテナ削除手段
109 コンテナデータベース
200 コンテナイメージ削除装置
201 コンテナイメージ検索手段
203 コンテナイメージデータベース制御手段
205 不使用コンテナイメージ通知手段
207 コンテナイメージ削除手段
209 コンテナイメージデータベース
300 通知装置
400 コンテナ基盤
500 コンテナ
600 コンテナイメージ
900 コンピュータ
902 主記憶装置
903 補助記憶装置
904 入出力インタフェース
905 通信インタフェース