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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024013136
(43)【公開日】2024-01-31
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/00 20060101AFI20240124BHJP
【FI】
H04N1/00 C
H04N1/00 127Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022115108
(22)【出願日】2022-07-19
(71)【出願人】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】林 晃司
【テーマコード(参考)】
5C062
【Fターム(参考)】
5C062AA02
5C062AA05
5C062AA13
5C062AA29
5C062AB38
5C062AB41
5C062AC34
5C062AF02
(57)【要約】
【課題】他装置から取得した宛先表に含まれる宛先情報の数が、自装置の宛先表の宛先情報の登録可能件数よりも多い場合でも、ユーザによる操作を必要とすることなく、取得した宛先表に含まれる宛先情報を自装置の宛先表に登録することが可能な情報処理装置およびプログラムを提供する。
【解決手段】複数の宛先情報を含む宛先表とともに各宛先情報の特性に関する特性情報を他装置から取得し、取得した宛先表に含まれる宛先情報の件数が、自装置の宛先表に登録可能な宛先情報の件数よりも多い場合、特性情報を用いて、取得した宛先表に含まれる宛先情報の内の一部を自装置の宛先表に登録する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
複数の宛先情報を含む宛先表とともに各宛先情報の特性に関する特性情報を他装置から取得し、
取得した宛先表に含まれる宛先情報の件数が、自装置の宛先表に登録可能な宛先情報の件数よりも多い場合、前記特性情報を用いて、取得した宛先表に含まれる宛先情報の内の一部を自装置の宛先表に登録する
情報処理装置。
【請求項2】
前記特性情報は、各宛先情報の宛先種別に関する情報を含み、
前記プロセッサは、
宛先種別に応じて設定される優先度の高い宛先情報を優先して自装置の宛先表に登録する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記特性情報は、各宛先情報の使用回数に関する情報を含み、
前記プロセッサは、
宛先種別と使用回数の組み合わせに応じて設定される優先度の高い宛先情報を優先して自装置の宛先表に登録する
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、
自装置の宛先表に登録する宛先情報の、取得した宛先表における登録番号と同じ登録番号が、自装置の宛先表において未登録の場合、当該宛先情報を取得した宛先表における登録番号と同じ登録番号に登録する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、
自装置の宛先表に登録する宛先情報の、取得した宛先表における登録番号と同じ登録番号が、自装置の宛先表において登録済の場合、当該宛先情報を自装置の宛先表の未登録の登録番号の内の最も先頭の登録番号に登録する
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、
自装置の宛先表に登録する宛先情報の、取得した宛先表における登録番号と同じ登録番号が、自装置の宛先表において登録済の場合、当該宛先情報を自装置の宛先表に登録しない
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項7】
複数の宛先情報を含む宛先表とともに各宛先情報の特性に関する特性情報を他装置から取得するステップと、
取得した宛先表に含まれる宛先情報の件数が、自装置の宛先表に登録可能な宛先情報の件数よりも多い場合、前記特性情報を用いて、取得した宛先表に含まれる宛先情報の内の一部を自装置の宛先表に登録するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、インポート先のデータ通信装置で利用可能な宛先情報のみをエクスポートし、効率的にインポートするデータ通信装置が記載されている。
【0003】
特許文献2には、アドレス情報の登録件数が多いアドレス帳を登録件数の少ない異機種のアドレス帳へ配信するときの重要なアドレス情報の欠落を防止する処理装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003-087539号公報
【特許文献2】特許第6327894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
複合機等の情報処理装置において、外部の装置から取得した宛先表に含まれる宛先情報を自装置の宛先表に登録する場合がある。
【0006】
しかしながら、取得した宛先表に含まれる宛先情報の件数が、自装置の宛先表に登録可能な宛先情報の件数よりも多い場合、ユーザが手動で自装置の宛先表に登録する宛先情報を選択しなければならず、手間であった。
【0007】
本発明の目的は、他装置から取得した宛先表に含まれる宛先情報の数が、自装置の宛先表の宛先情報の登録可能件数よりも多い場合でも、ユーザによる操作を必要とすることなく、取得した宛先表に含まれる宛先情報を自装置の宛先表に登録することが可能な情報処理装置およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1態様の情報処理装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、複数の宛先情報を含む宛先表とともに各宛先情報の特性に関する特性情報を他装置から取得し、取得した宛先表に含まれる宛先情報の件数が、自装置の宛先表に登録可能な宛先情報の件数よりも多い場合、前記特性情報を用いて、取得した宛先表に含まれる宛先情報の内の一部を自装置の宛先表に登録する。
【0009】
第2態様の情報処理装置は、第1態様の情報処理装置において、前記特性情報は、各宛先情報の宛先種別に関する情報を含み、前記プロセッサは、宛先種別に応じて設定される優先度の高い宛先情報を優先して自装置の宛先表に登録する。
【0010】
第3態様の情報処理装置は、第2態様の情報処理装置において、前記特性情報は、各宛先情報の使用回数に関する情報を含み、前記プロセッサは、宛先種別と使用回数の組み合わせに応じて設定される優先度の高い宛先情報を優先して自装置の宛先表に登録する。
【0011】
第4態様の情報処理装置は、第1態様の情報処理装置において、前記プロセッサは、自装置の宛先表に登録する宛先情報の、取得した宛先表における登録番号と同じ登録番号が、自装置の宛先表において未登録の場合、当該宛先情報を取得した宛先表における登録番号と同じ登録番号に登録する。
【0012】
第5態様の情報処理装置は、第4態様の情報処理装置において、前記プロセッサは、自装置の宛先表に登録する宛先情報の、取得した宛先表における登録番号と同じ登録番号が、自装置の宛先表において登録済の場合、当該宛先情報を自装置の宛先表の未登録の登録番号の内の最も先頭の登録番号に登録する。
【0013】
第6態様の情報処理装置は、第4態様の情報処理装置において、前記プロセッサは、自装置の宛先表に登録する宛先情報の、取得した宛先表における登録番号と同じ登録番号が、自装置の宛先表において登録済の場合、当該宛先情報を自装置の宛先表に登録しない。
【0014】
第7態様のプログラムは、複数の宛先情報を含む宛先表とともに各宛先情報の特性に関する特性情報を他装置から取得するステップと、取得した宛先表に含まれる宛先情報の件数が、自装置の宛先表に登録可能な宛先情報の件数よりも多い場合、前記特性情報を用いて、取得した宛先表に含まれる宛先情報の内の一部を自装置の宛先表に登録するステップと、をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0015】
第1態様の情報処理装置によれば、取得した宛先表に含まれる宛先情報の数が、自装置の宛先表の宛先情報の登録可能件数よりも多い場合でも、ユーザによる操作を必要とすることなく、取得した宛先表に含まれる宛先情報を自装置の宛先表に登録することができる。
【0016】
第2態様の情報処理装置によれば、宛先情報の宛先種別を考慮して、自装置の宛先表に登録する宛先情報を決定できる。
【0017】
第3態様の情報処理装置によれば、宛先情報の宛先種別毎の使用履歴を考慮して、自装置の宛先表に登録する宛先情報を決定できる。
【0018】
第4態様の情報処理装置によれば、ユーザが利用する宛先情報について、これまでの登録番号と同じ登録番号で利用させることができる。
【0019】
第5態様の情報処理装置によれば、登録する宛先情報について、これまでの登録番号が登録済の場合でも登録することができる。
【0020】
第6態様の情報処理装置によれば、登録する宛先情報について、これまでの登録番号と異なる登録番号で登録されるのを防ぐことができる。
【0021】
第7態様のプログラムによれば、取得した宛先表に含まれる宛先情報の数が、自装置の宛先表の宛先情報の登録可能件数よりも多い場合でも、ユーザによる操作を必要とすることなく、取得した宛先表に含まれる宛先情報を自装置の宛先表に登録することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の一実施形態の画像形成システムのシステム構成を示す図である。
図2】画像形成装置10Aのハードウェア構成を示すブロック図である。
図3】画像形成装置10Aの機能構成を示すブロック図である。
図4】画像形成装置10Bにおいて登録されている宛先表の一例を示す図である。
図5】取得した宛先表に含まれる各宛先情報の優先度を設定するためのテーブルの一例を示す図である。
図6】取得した宛先表を自装置に登録する際の特別ルールを説明するための図である。
図7】取得した宛先表に含まれる各宛先情報の優先度を設定した結果を示す図である。
図8】画像形成装置10Aにおいて登録される宛先表の一例を示す図である。
図9】画像形成装置10Aにおいて、画像形成装置10Bから取得した宛先表を登録する際の処理の流れを示すフローチャートの前半部である。
図10】画像形成装置10Aにおいて、画像形成装置10Bから取得した宛先表を登録する際の処理の流れを示すフローチャートの後半部である。
図11】画像形成装置10Bにおいて登録されている宛先表の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態例を詳細に説明する。図1は、一実施形態の画像形成システムのシステム構成を示す図である。
【0024】
図1に示すように、本実施形態の画像形成システムは、ネットワーク20により相互に接続された画像形成装置10A及び画像形成装置10Bにより構成される。
【0025】
画像形成装置10A及び画像形成装置10Bは、いずれも、印刷機能、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能等の複数の機能を有するいわゆる複合機と呼ばれる装置である。
【0026】
画像形成装置10A及び画像形成装置10Bは、いずれも、複数の宛先情報を含む宛先表を装置内部に登録可能に構成されている。
【0027】
また、画像形成装置10Aは、画像形成装置10Bから取得した宛先表を自装置に登録することができる。画像形成装置10Aは、本発明の技術における情報処理装置の一例である。
【0028】
次に、本実施形態の画像形成装置10Aのハードウェア構成について説明する。図2は、画像形成装置10Aのハードウェア構成を示すブロック図である。
【0029】
図2に示すように、画像形成装置10Aは、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、ハードディスクドライブ等の記憶装置13、通信インタフェース(IFと略す。)14、タッチパネル又は液晶ディスプレイ並びにキーボードを含むユーザインタフェース(UIと略す。)装置15、スキャナ16、及び、プリントエンジン17を備えている。これらの構成要素は、制御バス18を介して互いに接続されている。
【0030】
通信IF14は、ネットワーク20を介して外部の装置等との間でデータの送信及び受信を行う。UI装置15は、ユーザからの指示入力を受け付ける。スキャナ16は、画像形成装置10Aに装填された原稿を、画像データとして読み取る。プリントエンジン17は、帯電、露光、現像、転写、定着などの工程を経て印刷用紙等の記録媒体上に画像を印刷する。
【0031】
CPU11は、RAM12または記憶装置13に格納された制御プログラムに基づいて所定の処理を実行して、画像形成装置10Aの動作を制御するプロセッサである。なお、本実施形態では、CPU11は、RAM12または記憶装置13内に格納された制御プログラムを読み出して実行するものとして説明したが、これに限定されるものではない。この制御プログラムをコンピュータ読取可能な記録媒体に記録した形態で提供してもよい。例えば、このプログラムをCD(Compact Disc)-ROM(Read Only Memory)及びDVD(Digital Versatile Disc)-ROM等の光ディスクに記録した形態、若しくは、USB(Universal Serial Bus)メモリ及びメモリカード等の半導体メモリに記録した形態で提供してもよい。また、この制御プログラムを、通信インタフェース14に接続された通信回線を介して外部装置から取得するようにしてもよい。
【0032】
次に、本実施形態の画像形成装置10Aの機能構成について説明する。図3は、画像形成装置10Aの機能構成を示すブロック図である。
【0033】
図3に示すように、本実施形態の画像形成装置10Aは、制御部31、操作入力部32、表示部33、データ送受信部34、記憶部35、認証部36、画像読取部37、及び、画像出力部38を備えている。
【0034】
制御部31は、画像形成装置10Aの全体動作を制御していて、ユーザからの指示入力に基づいて、画像読取部37によって原稿画像を読み取る制御、印刷データを画像出力部38から出力する制御等を行う。
【0035】
操作入力部32は、ユーザにより行われた各種操作の情報を入力する。表示部33は、制御部31により制御され、ユーザに各種情報を表示する。データ送受信部34は、画像形成装置10B等の外部の装置との間でデータの送受信を行う。
【0036】
記憶部35は、制御プログラムの他、宛先表等のデータを記憶する。宛先表については、後段で詳細に説明する。認証部36は、画像形成装置10Aを利用しようとするユーザに対する認証処理を実行する。
【0037】
画像読取部37は、制御部31による制御に基づいて、装填された原稿から原稿画像を読み取る。画像出力部38は、制御部31による制御に基づいて、印刷用紙等の記録媒体上に画像を出力する。
【0038】
本実施形態の画像形成装置10Aは、画像形成装置10B等の外部の装置から取得した宛先表を自装置に登録することができる。ただし、取得した宛先表に含まれる宛先情報の数が、自装置の宛先表の宛先情報の登録可能件数よりも多い場合は、取得した宛先表をそのままの形では自装置に登録することができない。
【0039】
なお、宛先表は、「登録番号」と「宛先情報」とが関連付けて記録された表である。「登録番号」は、「1」から昇順に付与された番号である。「宛先情報」には、例えば「宛先名」、「宛先種別」、及び、「番号/アドレス」等の情報が含まれる。宛先表の内容については、後段で詳細に説明する。
【0040】
そのため、制御部31は、複数の宛先情報を含む宛先表とともに各宛先情報の特性に関する特性情報を取得し、取得した宛先表に含まれる宛先情報の件数が、自装置の宛先表に登録可能な宛先情報の件数よりも多い場合、特性情報を用いて、取得した宛先表に含まれる宛先情報の内の一部を自装置の宛先表に登録する。
【0041】
なお、特性情報については、宛先表に含まれる一部の情報を特性情報としてもよいし、宛先表とは別に取得した情報を特性情報としてもよいし、それら両方としてもよい。
【0042】
本実施形態の画像形成装置10Aにおいて、特性情報は、各宛先情報の宛先種別に関する情報を含み、制御部31は、宛先種別に応じて設定される優先度の高い宛先情報を優先して自装置の宛先表に登録するようにしてもよい。
【0043】
また、特性情報は、各宛先情報の使用回数に関する情報を含み、制御部31は、宛先種別と使用回数の組み合わせに応じて設定される優先度の高い宛先情報を優先して自装置の宛先表に登録するようにしてもよい。
【0044】
また、制御部31は、自装置の宛先表に登録する宛先情報の、取得した宛先表における登録番号と同じ登録番号が、自装置の宛先表において未登録の場合、この宛先情報を取得した宛先表における登録番号と同じ登録番号に登録するようにしてもよい。
【0045】
また、制御部31は、自装置の宛先表に登録する宛先情報の、取得した宛先表における登録番号と同じ登録番号が、自装置の宛先表において登録済の場合、この宛先情報を自装置の宛先表の未登録の登録番号の内の最も先頭の登録番号に登録するようにしてもよい。
【0046】
また、制御部31は、自装置の宛先表に登録する宛先情報の、取得した宛先表における登録番号と同じ登録番号が、自装置の宛先表において登録済の場合、この宛先情報を自装置の宛先表に登録しないようにしてもよい。
【0047】
以下、本実施形態の画像形成装置10Aにおける処理について、詳細に説明する。先ず、画像形成装置10A及び画像形成装置10Bで管理される宛先表について説明する。図4は、画像形成装置10Bにおいて登録されている宛先表の一例を示す図である。
【0048】
図4に示すように、宛先表では、「登録番号」、「宛先名」、「宛先種別」、及び、「番号/アドレス」等の情報が管理される。「登録番号」は、画像形成装置10Bにおける宛先情報の登録番号を示す情報である。「宛先名」は、宛先の名称を示す情報である。「宛先種別」は、例えば、メール、ファックス、又は、インターネットファックス等の、通信手段を示す情報である。「宛先種別」の情報は、本発明の技術における特性情報の一例である。「番号/アドレス」は、例えば、電話番号、ファクス番号、又は、メールアドレス等の、宛先種別が示す通信手段における通信先を特定するための情報である。一例として、画像形成装置10Bの宛先表には、20件の宛先情報が登録されている。
【0049】
また、画像形成装置10Bにおいては、宛先情報毎の「使用回数」の情報を管理している。「使用回数」の情報は、本発明の技術における特性情報の一例である。「使用回数」は、一例として、過去1年の使用回数を示す情報である。なお、使用回数については、過去1年の使用回数に限らず、過去半年の使用回数、又は、期間を設けずにこれまでの全ての使用回数の総計とする等、どのような態様としてもよい。
【0050】
画像形成装置10Aの宛先表において管理される情報は、上記の画像形成装置10Bの宛先表において管理される情報と同じである。ただし、画像形成装置10Aの宛先表では、一例として、10件の宛先情報しか登録できないものとする。
【0051】
次に、画像形成装置10Aにおいて、画像形成装置10Bから取得した宛先表を自装置に登録する際の処理について説明する。
【0052】
制御部31は、画像形成装置10Bから取得した宛先表を自装置に登録する際、画像形成装置10Bから宛先表とともに「使用回数」の情報を取得し、下記の基本ルール、特別ルール1、及び、特別ルール2に従って処理を行う。
【0053】
図5は、取得した宛先表に含まれる各宛先情報の優先度を設定するためのテーブルの一例を示す図である。図6は、取得した宛先表を自装置に登録する際の特別ルールを説明するための図である。図7は、取得した宛先表に含まれる各宛先情報の優先度を設定した結果を示す図である。
【0054】
基本ルールは、次の通りである。図5に示すように、制御部31は、取得した宛先表に含まれる各宛先情報の優先度を設定するためのテーブルに従って、取得した宛先表に含まれる各宛先情報に優先度を設定し、優先度が高いものから順に自装置の宛先表に登録する。その際に、制御部31は、各宛先情報を、取得した宛先表における登録番号と同じ登録番号に登録する。
【0055】
優先度を設定するためのテーブルは、宛先情報の宛先種別及び使用回数と優先度との関係を規定したテーブルである。このテーブルは、記憶部35に記憶されている。テーブルの内容については、後段で詳細に説明する。
【0056】
ただし、自装置の宛先表に登録する宛先情報の、取得した宛先表における登録番号と同じ登録番号が、自装置の宛先表において存在しない、もしくは、登録済の場合、以下の特別ルール1及び特別ルール2に従って処理を行う。
【0057】
特別ルール1は、次の通りである。図6に示すように、制御部31は、自装置の宛先表に登録する宛先情報の、取得した宛先表における登録番号と同じ登録番号が、自装置の宛先表において存在しない場合、優先度の数値が5以下の宛先情報のみを、自装置の宛先表において別の未登録の登録番号に登録することを許可する。制御部31は、登録を許可した宛先情報を、自装置の宛先表の未登録の登録番号の内の最も先頭の登録番号に登録する。
【0058】
特別ルール2は、次の通りである。図6に示すように、制御部31は、自装置の宛先表に登録する宛先情報の、取得した宛先表における登録番号と同じ登録番号が、自装置の宛先表において登録済の場合、優先度の数値が2以下の宛先情報のみを、自装置の宛先表において別の未登録の登録番号に登録することを許可する。制御部31は、登録を許可した宛先情報を、自装置の宛先表の未登録の登録番号の内の最も先頭の登録番号に登録する。
【0059】
先ず、制御部31は、優先度を設定するためのテーブルを参照し、画像形成装置10Bから取得した宛先表の中の「宛先種別」の情報及び「使用回数」の情報を用いて、各宛先情報に優先度を設定する。ここでは、優先度1が最も高い優先度であり、優先度の数値が大きくなる程、優先度が低くなるものとする。
【0060】
本実施の形態においては、宛先種別がメールの宛先情報は、過去1年の使用回数が5回以上の場合に優先度が2に設定され、過去1年の使用回数が4回以下の場合に優先度が7に設定される。
【0061】
また、宛先種別がファックスの宛先情報は、過去1年の使用回数が1回以上の場合に優先度が1に設定され、過去1年の使用回数が0回の場合に優先度が6に設定される。
【0062】
また、宛先種別がインターネットファックスの宛先情報は、過去1年の使用回数が5回以上の場合に優先度が4に設定され、過去1年の使用回数が4回以下の場合に優先度が7に設定される。
【0063】
また、宛先種別がIPファックスの宛先情報は、過去1年の使用回数が5回以上の場合に優先度が5に設定され、過去1年の使用回数が4回以下の場合に優先度が7に設定される。
【0064】
また、宛先種別がサーバ転送の宛先情報は、過去1年の使用回数が5回以上の場合に優先度が3に設定され、過去1年の使用回数が4回以下の場合に優先度が7に設定される。
【0065】
優先度を設定するためのテーブルにおいて、ファクスは、メール又はサーバ転送等の他の宛先種別のように、パーソナルコンピュータ又は携帯端末等の他のデバイスを用いた送信ができないため、優先度が最も高く設定されている。
【0066】
また、サーバ転送は、主に顧客向けよりも自社内のデータ転送に使用されていることから、ファクス又はメールよりも、優先度が低く設定されている。また、インターネットファクスは、使用率が低いことから、サーバ転送よりも、優先度が低く設定されている。
【0067】
上記のように、画像形成装置10Bの宛先表に含まれる各宛先情報に優先度が設定された結果は、図7に示す通りである。
【0068】
宛先種別がファックスであり、かつ、過去1年の使用回数が1回以上である、登録番号1番、10番、13番、及び、20番の宛先情報は、優先度が1に設定される。
【0069】
また、宛先種別がメールであり、かつ、過去1年の使用回数が5回以上である、登録番号2番、11番、12番、14番、16番、及び、17番の宛先情報は、優先度が2に設定される。
【0070】
また、宛先種別がファックスであり、かつ、過去1年の使用回数が0回である、登録番号4番、9番、及び、18番の宛先情報は、優先度が6に設定される。
【0071】
上記以外の登録番号の宛先情報は、優先度が7に設定される。
【0072】
次に、制御部31は、20件の宛先情報を含む画像形成装置10Bの宛先表を、10件の宛先情報しか登録できない自装置の宛先表に登録する際に、基本ルールに従って、画像形成装置10Bの宛先表に含まれる各宛先情報に設定された優先度が高いものから順に自装置の宛先表に登録する。
【0073】
このとき、自装置の宛先表に登録する宛先情報の、取得した宛先表における登録番号と同じ登録番号が、自装置の宛先表において存在しない、もしくは、登録済の場合、特別ルール1及び特別ルール2に従って処理を行う。
【0074】
なお、ここでは、画像形成装置10Aの宛先表において1件も宛先情報が登録されていない状態で、画像形成装置10Bの宛先表に含まれる宛先情報を画像形成装置10Aの宛先表に登録するものとする。
【0075】
図8は、画像形成装置10Aにおいて登録される宛先表の一例を示す図である。図8に示すように、制御部31は、画像形成装置10Bの宛先表の中で、優先度が高く、かつ、登録番号の小さい宛先情報から順に、自装置の宛先表に登録する。
【0076】
先ず、画像形成装置10Bの宛先表の中で、優先度が1、すなわち、宛先種別がファックスであり、過去1年の使用回数が1回以上の宛先情報について説明する。
【0077】
画像形成装置10Bの宛先表の登録番号が1番の「横浜通信」の宛先情報は、画像形成装置10Aの宛先表の中で同じ1番の登録番号に登録される。
【0078】
また、画像形成装置10Bの宛先表の登録番号が10番の「上大岡システムズ」の宛先情報は、画像形成装置10Aの宛先表の中で同じ10番の登録番号に登録される。
【0079】
また、画像形成装置10Bの宛先表の登録番号が13番の「下永谷建設」の宛先情報は、画像形成装置10Aの宛先表の中に同じ登録番号が存在しないため、未登録の登録番号の内の最も先頭の2番の登録番号に登録される。
【0080】
また、画像形成装置10Bの宛先表の登録番号が20番の「湘南台出版」の宛先情報は、画像形成装置10Aの宛先表の中に同じ登録番号が存在しないため、未登録の登録番号の内の最も先頭の3番の登録番号に登録される。
【0081】
次に、画像形成装置10Bの宛先表の中で、優先度が2、すなわち、宛先種別がメールであり、過去1年の使用回数が5回以上の宛先情報について説明する。
【0082】
画像形成装置10Bの宛先表の登録番号が2番の「高島倉庫」の宛先情報は、画像形成装置10Aの宛先表の中に同じ登録番号が存在しないため、未登録の登録番号の内の最も先頭の4番の登録番号に登録される。
【0083】
また、画像形成装置10Bの宛先表の登録番号が11番の「港南中央製作所」の宛先情報は、画像形成装置10Aの宛先表の中に同じ登録番号が存在しないため、未登録の登録番号の内の最も先頭の5番の登録番号に登録される。
【0084】
また、画像形成装置10Bの宛先表の登録番号が12番の「上永谷産業」の宛先情報は、画像形成装置10Aの宛先表の中に同じ登録番号が存在しないため、未登録の登録番号の内の最も先頭の6番の登録番号に登録される。
【0085】
また、画像形成装置10Bの宛先表の登録番号が14番の「舞岡製鉄」の宛先情報は、画像形成装置10Aの宛先表の中に同じ登録番号が存在しないため、未登録の登録番号の内の最も先頭の7番の登録番号に登録される。
【0086】
また、画像形成装置10Bの宛先表の登録番号が16番の「踊場物産」の宛先情報は、画像形成装置10Aの宛先表の中に同じ登録番号が存在しないため、未登録の登録番号の内の最も先頭の8番の登録番号に登録される。
【0087】
また、画像形成装置10Bの宛先表の登録番号が17番の「中田機械」の宛先情報は、画像形成装置10Aの宛先表の中に同じ登録番号が存在しないため、未登録の登録番号の内の最も先頭の9番の登録番号に登録される。
【0088】
ここまで登録した段階で、画像形成装置10Aの宛先表の登録可能件数の上限に達したため、登録処理を停止する。
【0089】
以上の処理により、取得した宛先表に含まれる宛先情報の数が、自装置の宛先表の宛先情報の登録可能件数よりも多い場合でも、ユーザによる操作を必要とすることなく、取得した宛先表に含まれる宛先情報が自装置の宛先表に登録される。
【0090】
次に、画像形成装置10Aにおいて、画像形成装置10Bから取得した宛先表を登録する際の処理について、図9及び図10のフローチャートを参照して説明する。なお、図9及び図10のフローチャートは、一連のフローチャートを前半部と後半部に分割して示したものである。
【0091】
最初に、画像形成装置10Aの制御部31は、ステップS11において、画像形成装置10Bから宛先表とともに特性情報を取得する。
【0092】
次に、制御部31は、ステップS12において、取得した宛先表に含まれる複数の宛先情報の各々に対して、図5のテーブルに従って、優先度を設定する。
【0093】
次に、制御部31は、ステップS13において、取得した宛先表に含まれる宛先情報のうち、登録処理の対象となる宛先情報を特定するための情報として、優先度Xを1に設定する。
【0094】
次に、制御部31は、ステップS14において、取得した宛先表に含まれる宛先情報のうち、登録処理の対象となる宛先情報を特定するための情報として、登録番号iを1に設定する。
【0095】
次に、制御部31は、ステップS15において、設定された優先度X及び登録番号iに該当する宛先情報が存在するか否かの判定を行う。
【0096】
ステップS15において、該当する宛先情報が存在しないと判定された場合、制御部31は、ステップS16において、登録番号iをインクリメントした後、ステップS15に移行する。
【0097】
ステップS15において、該当する宛先情報が存在すると判定された場合、制御部31は、ステップS17において、登録処理中の宛先情報の登録番号と同じ登録番号が、自装置の宛先表において存在するか否かの判定を行う。
【0098】
ステップS17において、登録処理中の宛先情報の登録番号と同じ登録番号が、自装置の宛先表において存在すると判定された場合、制御部31は、ステップS18において、登録処理中の宛先情報の登録番号と同じ登録番号が、自装置の宛先表において未登録か否かの判定を行う。
【0099】
ステップS18において、登録処理中の宛先情報の登録番号と同じ登録番号が、自装置の宛先表において未登録であると判定された場合、制御部31は、ステップS19において、登録処理中の宛先情報を、登録処理中の宛先情報の登録番号と同じ登録番号で自装置の宛先表に登録し、ステップS24に移行する。
【0100】
ステップS17において、登録処理中の宛先情報の登録番号と同じ登録番号が、自装置の宛先表において存在しないと判定された場合、制御部31は、ステップS20において、登録処理中の宛先情報の優先度Xが5以下であるか否かの判定を行う。
【0101】
ステップS20において、登録処理中の宛先情報の優先度Xが5以下であると判定された場合、制御部31は、ステップS21において、登録処理中の宛先情報を、自装置の宛先表における未登録の登録番号の内の最も先頭の登録番号に登録し、ステップS24に移行する。
【0102】
ステップS20において、登録処理中の宛先情報の優先度Xが5以下ではないと判定された場合、制御部31は、登録処理中の宛先情報を、自装置の宛先表に登録せずに、ステップS24に移行する。
【0103】
また、ステップS18において、登録処理中の宛先情報の登録番号と同じ登録番号が、自装置の宛先表において未登録ではない、すなわち、登録済みであると判定された場合、制御部31は、ステップS22において、登録処理中の宛先情報の優先度Xが2以下であるか否かの判定を行う。
【0104】
ステップS22において、登録処理中の宛先情報の優先度Xが2以下であると判定された場合、制御部31は、ステップS23において、登録処理中の宛先情報を、自装置の宛先表における未登録の登録番号の内の最も先頭の登録番号に登録し、ステップS24に移行する。
【0105】
ステップS22において、登録処理中の宛先情報の優先度Xが2以下ではないと判定された場合、制御部31は、登録処理中の宛先情報を、自装置の宛先表に登録せずに、ステップS24に移行する。
【0106】
次に、制御部31は、ステップS24において、画像形成装置10Bから取得した宛先表における全ての登録番号の処理が終了したか否かの判定を行う。
【0107】
ステップS24において、全ての登録番号の処理が終了していないと判定された場合、制御部31は、ステップS16において、登録番号iをインクリメントした後、ステップS15に移行する。
【0108】
ステップS24において、全ての登録番号の処理が終了したと判定された場合、制御部31は、ステップS25において、画像形成装置10Bから取得した宛先表における全ての優先度の処理が終了したか否かの判定を行う。
【0109】
ステップS25において、全ての優先度の処理が終了していないと判定された場合、制御部31は、ステップS26において、優先度Xをインクリメントした後、ステップS14に移行する。
【0110】
ステップS25において、全ての優先度の処理が終了したと判定された場合、制御部31は、処理を終了する。
【0111】
なお、本実施形態において、画像形成装置10Aの制御部31は、特性情報として「宛先種別」及び「使用回数」の情報を取得していたが、このような態様に限らず、図11に示すように、宛先情報毎に設定された「優先度」の情報を取得してもよい。
【0112】
この「優先度」は、画像形成装置10Bにおいて、ユーザが任意に設定可能であってもよいし、画像形成装置10Bの制御部が予め設定された方法に従って自動的に設定するものであってもよい。
【0113】
[変形例]
以上、本発明の一実施形態の画像形成システムについて説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されず、適宜変更することもできる。
【0114】
上記各実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit、等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU:Graphics Processing Unit、ASIC:Application Specific Integrated Circuit、FPGA:Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス等)を含むものである。
【0115】
また上記各実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
【0116】
また、上記実施形態では、画像形成装置に対して本発明を適用した場合を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯電話、タブレット、又は、パーソナルコンピュータ等、種々の情報処理装置に対しても適用することができる。
【0117】
[付記]
以下に、本開示の好ましい形態について付記する。
【0118】
(((1)))
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
複数の宛先情報を含む宛先表とともに各宛先情報の特性に関する特性情報を他装置から取得し、
取得した宛先表に含まれる宛先情報の件数が、自装置の宛先表に登録可能な宛先情報の件数よりも多い場合、前記特性情報を用いて、取得した宛先表に含まれる宛先情報の内の一部を自装置の宛先表に登録する
情報処理装置。
【0119】
(((2)))
前記特性情報は、各宛先情報の宛先種別に関する情報を含み、
前記プロセッサは、
宛先種別に応じて設定される優先度の高い宛先情報を優先して自装置の宛先表に登録する
(((1)))に記載の情報処理装置。
【0120】
(((3)))
前記特性情報は、各宛先情報の使用回数に関する情報を含み、
前記プロセッサは、
宛先種別と使用回数の組み合わせに応じて設定される優先度の高い宛先情報を優先して自装置の宛先表に登録する
(((1)))に記載の情報処理装置。
【0121】
(((4)))
前記プロセッサは、
自装置の宛先表に登録する宛先情報の、取得した宛先表における登録番号と同じ登録番号が、自装置の宛先表において未登録の場合、当該宛先情報を取得した宛先表における登録番号と同じ登録番号に登録する
(((1)))から(((3)))のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【0122】
(((5)))
前記プロセッサは、
自装置の宛先表に登録する宛先情報の、取得した宛先表における登録番号と同じ登録番号が、自装置の宛先表において登録済の場合、当該宛先情報を自装置の宛先表の未登録の登録番号の内の最も先頭の登録番号に登録する
(((4)))に記載の情報処理装置。
【0123】
(((6)))
前記プロセッサは、
自装置の宛先表に登録する宛先情報の、取得した宛先表における登録番号と同じ登録番号が、自装置の宛先表において登録済の場合、当該宛先情報を自装置の宛先表に登録しない
(((4)))に記載の情報処理装置。
【0124】
(((7)))
複数の宛先情報を含む宛先表とともに各宛先情報の特性に関する特性情報を他装置から取得するステップと、
取得した宛先表に含まれる宛先情報の件数が、自装置の宛先表に登録可能な宛先情報の件数よりも多い場合、前記特性情報を用いて、取得した宛先表に含まれる宛先情報の内の一部を自装置の宛先表に登録するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【0125】
以下に、付記の構成による効果について記載する。
【0126】
(((1)))の情報処理装置によれば、取得した宛先表に含まれる宛先情報の数が、自装置の宛先表の宛先情報の登録可能件数よりも多い場合でも、ユーザによる操作を必要とすることなく、取得した宛先表に含まれる宛先情報を自装置の宛先表に登録することができる。
【0127】
(((2)))の情報処理装置によれば、宛先情報の宛先種別を考慮して、自装置の宛先表に登録する宛先情報を決定できる。
【0128】
(((3)))の情報処理装置によれば、宛先情報の宛先種別毎の使用履歴を考慮して、自装置の宛先表に登録する宛先情報を決定できる。
【0129】
(((4)))の情報処理装置によれば、ユーザが利用する宛先情報について、これまでの登録番号と同じ登録番号で利用させることができる。
【0130】
(((5)))の情報処理装置によれば、登録する宛先情報について、これまでの登録番号が登録済の場合でも登録することができる。
【0131】
(((6)))の情報処理装置によれば、登録する宛先情報について、これまでの登録番号と異なる登録番号で登録されるのを防ぐことができる。
【0132】
(((7)))のプログラムによれば、取得した宛先表に含まれる宛先情報の数が、自装置の宛先表の宛先情報の登録可能件数よりも多い場合でも、ユーザによる操作を必要とすることなく、取得した宛先表に含まれる宛先情報を自装置の宛先表に登録することができる。
【符号の説明】
【0133】
10A、10B 画像形成装置
11 CPU
12 RAM
13 記憶装置
14 通信インタフェース
15 ユーザインタフェース装置
16 スキャナ
17 プリントエンジン
18 制御バス
20 ネットワーク
31 制御部
32 操作入力部
33 表示部
34 データ送受信部
35 記憶部
36 認証部
37 画像読取部
38 画像出力部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11