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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024131711
(43)【公開日】2024-09-30
(54)【発明の名称】体調管理装置
(51)【国際特許分類】
   G16H 20/00 20180101AFI20240920BHJP
【FI】
G16H20/00
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023042139
(22)【出願日】2023-03-16
(71)【出願人】
【識別番号】501204271
【氏名又は名称】株式会社ドリテック
(71)【出願人】
【識別番号】397039919
【氏名又は名称】一般財団法人日本気象協会
(71)【出願人】
【識別番号】523097570
【氏名又は名称】久手堅 司
(74)【代理人】
【識別番号】110000442
【氏名又は名称】弁理士法人武和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】久手堅 司
(72)【発明者】
【氏名】山野 巧実
(72)【発明者】
【氏名】山崎 藍
(72)【発明者】
【氏名】岡村 智明
(72)【発明者】
【氏名】山本 祐圭
(72)【発明者】
【氏名】徳田 久嗣
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA15
(57)【要約】
【課題】気象変化に起因する体調不良のリスクを伝え、体調不良のリスクを軽減するための対策運動を分かりやすく報知可能な体調管理装置を提供する。
【解決手段】本発明の体調管理装置1は、現在の気圧を取得する圧力センサ8と、現在の気温を取得する温度センサ9と、圧力センサ8および温度センサ9の測定値に基づいて、所定時間内における気圧差と気温差を算出する演算部13と、気圧差と気温差がそれぞれに設定された所定の第1基準値または第2基準値を超えているか否かを判定する判定部14と、気圧および気温に関する情報を表示する表示部15とを備え、判定部14は、気圧差と気温差の少なくとも一方が第1基準値を超えたときに、表示部15の表示画面に対策運動を促す静止画(第1アイコン16)を表示し、気圧差と気温差の少なくとも一方が第2基準値を超えたときに動画(第2アイコン17)を表示する。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
現在の気圧を取得する気圧情報取得手段と、
前記気圧情報取得手段の取得値に基づいて、所定時間内における気圧の変化量を算出する演算手段と、
前記気圧の変化量が第1基準値または第2基準値を超えているか否かを判定する判定手段と、
気圧に関する情報を表示する表示手段と、
を備え、
前記判定手段は、前記気圧の変化量が前記第1基準値を超えて前記第2基準値を超えていないときに、前記表示手段の表示画面に注意を喚起する静止画を表示し、前記気圧の変化量が前記第1基準値と前記第2基準値の両方を超えたとき、前記表示手段の表示画面に注意を喚起する動画を表示する、
ことを特徴とする体調管理装置。
【請求項2】
現在の気圧を取得する気圧情報取得手段と、
現在の気温を取得する気温情報取得手段と、
前記気圧情報取得手段および前記気温情報取得手段の取得値に基づいて、所定時間内における気圧の変化量と気温の変化量を算出する演算手段と、
前記気圧の変化量と前記気温の変化量がそれぞれ所定の第1基準値または第2基準値を超えているか否かを判定する判定手段と、
気圧および気温に関する情報を表示する表示手段と、
を備え、
前記判定手段は、前記気圧の変化量と前記気温の変化量の少なくとも一方がそれぞれに対応する前記第1基準値を超えたときに、前記表示手段の表示画面に注意を喚起する共通の静止画を表示し、前記気圧の変化量と前記気温の変化量の少なくとも一方が前記第2基準値を超えたときに、前記表示手段の表示画面に注意を喚起する共通の動画を表示する、
ことを特徴とする体調管理装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の体調管理装置において、
現在の湿度を取得する湿度情報取得手段をさらに備え、
前記演算手段は、前記湿度情報取得手段の取得値に基づいて、所定時間内における湿度の平均値を算出し、
前記判定手段は、前記湿度の平均値が所定の基準値を超えたときに、前記表示手段の表示画面に前記静止画および前記動画と表示形態を異にする警報画像を表示する、
ことを特徴とする体調管理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、気圧や気温等の気象変化に関する情報を報知する体調管理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の体調管理装置に関連する従来技術として、例えば特許文献1には、対象者が存する地域の現地気圧情報を取得する現地気圧情報取得手段と、現地気圧と、体調及び/又は肌調子との相関情報を記憶する記憶手段と、前記相関情報に基づいて、取得した前記現地気圧情報から、前記対象者の体調及び/又は肌調子の推定値を算出する処理手段と、前記推定値に基づいて、対象者の体調及び/又は肌調子に関する情報を表示する表示手段と、を備える体調管理支援システムが記載されている。
【0003】
そして、この特許文献1に記載の体調管理支援システムによれば、対象者(ユーザー)は、表示手段の表示画面に表示された画像を見て、現地気圧に影響を受ける体調又は肌の調子に関する情報を知ることができる、とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2020-77197号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の体調管理支援システムによれば、対象者が表示装置に表示される情報を見ることで、気圧の影響によって発症すると推定される症状を把握することができる。しかし、表示画面に表示される情報が推定値に基づく対象者の体調又は肌調子に関する画像であるため、気象変化に起因する体調不良を予防するという観点からすると、分かり難くて改善の余地がある。
【0006】
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、気象変化に起因する体調不良のリスクを伝え、体調不良のリスクを軽減するための対策運動をユーザーに分かりやすく報知可能な体調管理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の一形態は、現在の気圧を取得する気圧情報取得手段と、前記気圧情報取得手段の取得値に基づいて、所定時間内における気圧の変化量を算出する演算手段と、前記気圧の変化量が第1基準値または第2基準値を超えているか否かを判定する判定手段と、気圧に関する情報を表示する表示手段と、を備え、前記判定手段は、前記気圧の変化量が前記第1基準値を超えて前記第2基準値を超えていないときに、前記表示手段の表示画面に注意を喚起する静止画を表示し、前記気圧の変化量が前記第1基準値と前記第2基準値の両方を超えたとき、前記表示手段の表示画面に注意を喚起する動画を表示する、ことを特徴とする体調管理装置である。
【0008】
また、上記目的を達成するために、本発明の別の形態は、現在の気圧を取得する気圧情報取得手段と、現在の気温を取得する気温情報取得手段と、前記気圧情報取得手段および前記気温情報取得手段の取得値に基づいて、所定時間内における気圧の変化量と気温の変化量を算出する演算手段と、前記気圧の変化量と前記気温の変化量がそれぞれ所定の第1基準値または第2基準値を超えているか否かを判定する判定手段と、気圧および気温に関する情報を表示する表示手段と、を備え、前記判定手段は、前記気圧の変化量と前記気温の変化量の少なくとも一方がそれぞれに対応する前記第1基準値を超えたときに、前記表示手段の表示画面に注意を喚起する共通の静止画を表示し、前記気圧の変化量と前記気温の変化量の少なくとも一方が前記第2基準値を超えたときに、前記表示手段の表示画面に注意を喚起する共通の動画を表示する、ことを特徴とする体調管理装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の体調管理装置によれば、気象変化に起因する体調不良のリスクを伝え、体調不良のリスクを軽減するための対策運動をユーザーに分かりやすく報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施形態に係る体調管理装置を前面側から見た斜視図である。
図2】実施形態に係る体調管理装置を裏面側から見た斜視図である。
図3】実施形態に係る体調管理装置の電気的構成を示すブロック図である。
図4】表示部の表示画面を示す説明図である。
図5】実施形態に係る体調管理装置の制御処理を示すフローチャートである。
図6】実施形態に係る体調管理装置の制御処理を示すフローチャートである。
図7】実施形態に係る体調管理装置の制御処理を示すフローチャートである。
図8】表示画面の一例を示す説明図である。
図9】表示画面の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0012】
図1は本発明の実施形態に係る体調管理装置を前面側から見た斜視図、図2は実施形態に係る体調管理装置を裏面側から見た斜視図である。
【0013】
図1図2に示すように、本実施形態に係る体調管理装置1は、装置の外殻を構成する本体ケース2と、本体ケース2の裏面側に設けられたスタンド3を備えており、本体ケース2内に収納された電池(バッテリー)を電源として後述の各手段が動作される携帯型機器である。
【0014】
本体ケース2は、内部空間を有するプラスチック製の筐体であり、その外観はコーナー部にアールを付けた直方体形状となっている。本体ケース2の前面には、LCDや有機EL等からなる表示装置4が設けられており、この表示装置4の表示画面に気圧や気温等に関する情報が表示されるようになっている。また、本体ケース2の裏面には、第1操作ボタン5と第2操作ボタン6が左右の上部位置に設けられており、裏面中央部には電池を出入れするための電池蓋7が設けられている。
【0015】
スタンド3は、本体ケース2の裏面に揺動可能に支持されたコ字状の部材である。このスタンド3を開いて開位置に設定することにより、図2に示すように、本体ケース2をテーブル等の平坦面に起立させることができる。また、体調管理装置1の非使用時(例えば、搬送時や保管時)は、スタンド3を閉位置に畳むことにより、コンパクトな姿勢にすることができる。
【0016】
図3は、本実施形態に係る体調管理装置1の電気的構成を示すブロック図である。図3に示すように、体調管理装置1は、前述した第1操作ボタン5および第2操作ボタン6と、圧力センサ8と、温度センサ9と、湿度センサ10と、制御部11と、記憶部12と、演算部13と、判定部14と、表示部15とを備えている。
【0017】
圧力センサ8は、体調管理装置1が設置された地域における現在の気圧を取得する気圧情報取得手段である。温度センサ9は、体調管理装置1が設置された地域における現在の気温を取得する気温情報取得手段である。湿度センサ10は、体調管理装置1が設置された地域における現在の相対湿度を取得する湿度情報取得手段である。これら圧力センサ8と温度センサ9および湿度センサ10で検出された情報は制御部11に入力される。この制御部11は、記憶部12と演算部13および判定部14を含んでいる。
【0018】
記憶部12は、演算部13と判定部14に接続された半導体メモリ(ROMとRAM)であり、複数の閾値を予め記憶している。圧力センサ8と温度センサ9および湿度センサ10で取得された情報は、記憶部12に記憶される。本実施形態では、圧力の閾値として2つの第1基準値(例えば3hPa)と第2基準値(例えば6hPa)が設定され、気温の閾値として2つの第1基準値(例えば4℃)と第2基準値(例えば7℃)が設定され、湿度の閾値として1つの基準値(例えば75%)が設定されている。
【0019】
演算部13は、記憶部12に記憶された圧力センサ8の取得情報に基づいて、所定時間(例えば24時間)内における気圧のMAX値とMIN値の差(気圧差)を算出する。また、演算部13は、記憶部12に記憶された温度センサ9の取得情報に基づいて、所定時間(例えば24時間)内における気温のMAX値とMIN値の差(気温差)を算出する。なお、これらの所定時間は24時間に限定されず、演算部13は、12時間や6時間等の他の時間内における気圧差と気温差を算出しても良い。また、演算部13は、記憶部12に記憶された湿度センサ10の取得情報に基づいて、所定時間(例えば6時間)内における相対湿度の平均値(平均湿度)を算出する。
【0020】
判定部14は、演算部13の算出に基づいて体調不良に変動を判定し、その判定結果に応じた警告レベルの信号を表示部15に出力する。警告レベルには「変化小」、「注意」、「要対策」、「湿度注意」の4種類がある。
【0021】
具体的に説明すると、判定部14は、演算部13で算出された24時間内の気圧差(気圧の変化量)が記憶部12に記憶されている圧力差に対する第1基準値と第2基準値を超えているか否かを判定し、気圧差が第1基準値よりも小さいとき、警告レベル「変化小」に対応する信号を出力し、気圧差が第1基準値と第2基準値の間である場合は、警告レベル「注意」に対応する信号を出力し、気圧差が第2基準値よりも大きい場合は、警告レベル「要対策」に対応する信号を出力する。
【0022】
また、判定部14は、演算部13で算出された24時間内の気温差(気温の変化量)が記憶部12に記憶されている気温差に対する第1基準値と第2基準値を超えているか否かを判定し、気温差が第1基準値よりも小さい場合は、警告レベル「変化小」に対応する信号を出力し、気温差が第1基準値と第2基準値の間である場合は、警告レベル「注意」に対応する信号を出力し、気温差が第2基準値よりも大きい場合は、警告レベル「要対策」に対応する信号を出力する。
【0023】
また、判定部14は、演算部13で算出された6時間の平均湿度が湿度に対する基準値を超えているか否かを判定し、平均湿度が基準値を超えた場合は、警告レベル「湿度注意」に対応する信号を出力する。
【0024】
表示部15は、圧力センサ8と温度センサ9および湿度センサ10で取得された気圧と気温および湿度の測定値や、演算部13で算出された気圧と気温の変化量および湿度の平均値や、判定部14の判定結果に基づく警報画像等を、表示装置4の表示画面に表示する。
【0025】
図4に示すように、表示装置4の表示画面は、気圧の測定値を数値表示する気圧表示領域4aと、気温の測定値を数値表示する気温表示領域4bと、湿度の測定値を数値表示する湿度表示領域4cと、気圧差をバー表示する気圧差表示部(以下、気圧差バーと称す)4dと、気温差をバー表示する気温差表示部(以下、気温差バーと称す)4eと、対策運動を注意喚起するアイコンを表示するアイコン表示領域4fとを有している。
【0026】
湿度表示領域4cには、判定部14による平均湿度が警告レベル「湿度注意」のとき、すなわち6時間内の平均湿度が75%を超えるとき、その平均湿度の%表示が雫を模したイラスト表示に変更される。
【0027】
気圧差バー4dは6ブロックに区分されており、気圧差の警告レベルに応じて気圧差バー4dのブロックが段階的に点灯される。具体的には、判定部14による気圧差の判定結果が警告レベル「変化小」のときは、気圧差バー4dの1段目または2段目までのブロックが点灯される。判定部14による気圧差の判定結果が警告レベル「注意」のときは、気圧差バー4dの1段目から3段目までのブロック、1段目から4段目までのブロックまたは1段目から5段目までのブロックが点灯される。判定部14による気圧差の判定結果が警告レベル「要対策」のときは、気圧差バー4dの1段目から6段目までの全ブロックが点灯される。また、気圧差バー4dの右上部には「注意」の警告文字が表示可能となっており、気圧差の警告レベルに応じて「注意」の警告文字が点灯または点滅される。
【0028】
気温差バー4eは7ブロックに区分されており、気温差の警告レベルに応じて気温差バー4eのブロックが段階的に点灯される。具体的には、判定部14による気温差の判定結果が警告レベル「変化小」のときは、気温差バーの1段目のブロック、1段目から2段目のブロックまたは1段目から3段目までのブロックが点灯される。また、判定部14による気温差の判定結果が警告レベル「注意」のときは、気温差バー4eの1段目から3段目までのブロックに加えて4段目のブロック、4段目から5段目のブロック又は4段目から6段目までのブロックが点灯される。さらに、判定部14による気温差の判定結果が警告レベル「要対策」のときは、気温差バー4eの1段目から7段目までの全ブロックが点灯される。また、気温差バー4eの右上部には「注意」の警告文字が表示可能となっており、気圧差の警告レベルに応じて「注意」の警告文字が点灯または点滅される。
【0029】
アイコン表示領域4fには、気圧差と気温差の警告レベルに応じてストレッチを促すイラストが静止画(第1アイコン)または動画(第2アイコン)で表示される。具体的には、気圧差と気温差の警告レベルが「変化小」のとき、アイコン表示領域4fに何も表示されないが、気圧差と気温差の少なくとも一方が警告レベル「注意」になると、対策運動を注意喚起する第1アイコンの静止画がアイコン表示領域4fに表示される。また、気圧差と気温差の少なくとも一方が警告レベル「要対策」になると、対策運動を促す第2アイコンの動画がアイコン表示領域4fに表示される。
【0030】
第1操作ボタン5は、制御部11に接続されたプッシュスイッチである。第1操作ボタン5を押すごとに、演算部13から表示部15に対して、気温表示領域4bに表示される気温の測定値を24時間以内のMAX値→24時間以内のMIN値→現在の測定値に切り替える切替信号が出力される。
【0031】
第2操作ボタン6は、制御部11に接続されたプッシュスイッチである。第2操作ボタン6を押すと、記憶部12に記憶された24時間以内の気温のMAX値/MIN値がリセットされ、現在の測定値に更新される。
【0032】
次に、本実施形態に係る体調管理装置1の制御処理動作について、図5図7のフローチャートを参照しつつ説明する。
【0033】
まず、図5に示すように、体調管理装置1の本体ケース2内に電池を挿入して電源がONになると(ステップS1)、表示装置4の表示画面に図4に示すような初期画面が表示される。
【0034】
そして、圧力センサ8と温度センサ9および湿度センサ10により所定間隔(例えば30秒間隔)で気圧、気温、相対湿度が測定(ステップS2)されると、これら圧力センサ8と温度センサ9および湿度センサ10の測定結果は制御部11に入力される。
【0035】
制御部11の演算部13では、記憶部12に24時間前の記録があるか否かを判断する(ステップS3)。記憶部12に24時間前の記録がある(ステップS3でYes)場合は、24時間より前の部分の記録を削除した後(ステップS4)、記憶部12に圧力センサ8と温度センサ9および湿度センサ10の測定結果が記憶される(ステップS5)と共に、表示装置4の気圧表示領域4aと気温表示領域4bおよび湿度表示領域4cにそれぞれ最新の測定値が表示される(ステップS6)。
【0036】
一方、記憶部12に24時間前の記録がない(ステップS3でNo)場合は、記憶部12に圧力センサ8と温度センサ9および湿度センサ10の測定結果がそのまま記憶される(ステップS5)と共に、表示装置4の気圧表示領域4aと温表示領域4bおよび湿度表示領域4cにそれぞれ最新の測定値が表示される(ステップS6)。
【0037】
次に、演算部13により、記憶部12に記憶された圧力の24時間内における気圧のMAX値とMIN値の差(気圧差)が算出されると共に、記憶部12に記憶された気温の24時間内における気圧のMAX値とMIN値の差(気温差)がそれぞれ算出される(ステップS7)。
【0038】
ステップS7で気圧差と気温差が算出されると、その気圧差に対応するバー表示が表示装置4の気圧差バー4dで行われると共に、気温差に対応するバー表示が表示装置4の気温差バー4eで行われる(ステップS8)。ここで、気圧差バー4dの1ブロックは1hPaに対応しており、例えば気圧差が1hPaのときは、気圧差バー4dの1段目のブロックが点灯され、気圧差が3hPaのときは気圧差バー4dの1段目から3段目までのバーが点灯される。また、気温差バー4eの1ブロックは1℃に対応しており、例えば気温差が2℃のときは、気温差バー4eの1ブロックの1段目と2段目のブロックが点灯され、気温差が4℃のときは、気温差バー4eの1ブロックの1段目から4段目のブロックが点灯される。
【0039】
制御部11の判定部14は、演算部13で算出された気圧差と圧力に設定された閾値(第1基準値と第2基準値)の大きさを比較し、気圧差が圧力に対して設定されたこれら第1基準値と第2基準値を超えているか否かを判定する(ステップS9)。
【0040】
本実施形態では、圧力に対する第1基準値が3hPaで、第2基準値が6hPaとして設定されており、ステップS9において気圧差が第1基準値の3hPaよりも小さい(3未満)とき、判定部14から表示部15に警告レベル「変化小」に対応する信号が出力される。この場合、気圧差バー4dに気圧差がバー表示されるだけであり、気圧差バー4dに「注意」の警告文字は表示されない。
【0041】
また、ステップS9において気圧差が第1基準値の3hPaと第2基準値の6hPa間にある(3以上6未満)とき、判定部14から表示部15に警告レベル「注意」に対応する信号が出力される。この場合、気圧差バー4dに気圧差がバー表示されると共に、気圧差バー4dの右上部に「注意」の警告文字が点灯表示される(ステップS10)。
【0042】
また、ステップS9において気圧差が第2基準値の6hPaよりも大きい(6以上)とき、判定部14から表示部15に警告レベル「要対策」に対応する信号が出力される。この場合、気圧差バー4dに気圧差がバー表示されると共に、気圧差バー4dの右上部に「注意」の警告文字が点滅表示される(ステップS11)。
【0043】
次に、制御部11の判定部14は、演算部13で算出された気温差と気温に設定された閾値(第1基準値と第2基準値)の大きさを比較し、気温差が気温に対して設定されたこれら第1基準値と第2基準値を超えているか否かを判定する(ステップS12)。
【0044】
本実施形態では、気温に対する第1基準値が4℃で、第2基準値が7℃として設定されており、ステップS12において気温差が第1基準値の4℃よりも小さい(4未満)とき、判定部14から表示部15に警告レベル「変化小」に対応する信号が出力される。この場合、気温差バー4eに気温差がバー表示されるだけであり、気温差バー4eに「注意」の警告文字は表示されない。
【0045】
また、ステップS12において気温差が第1基準値の4℃と第2基準値の7℃間にある(4以上7未満)とき、判定部14から表示部15に警告レベル「注意」に対応する信号が出力される。この場合、気温差バー4eな気温差がバー表示されると共に、気温差バー4eの右上部に「注意」の警告文字が点灯表示される(ステップS13)。
【0046】
また、ステップS12において気温差が第2基準値の7℃よりも大きい(7以上)とき、判定部14から表示部15に警告レベル「要対策」に対応する信号が出力される。この場合、気温差バー4eに気温差がバー表示されると共に、気温差バー4eの右上部に「注意」の警告文字が点滅表示される(ステップS14)。
【0047】
次に、制御部11の判定部14は、演算部13で算出された平均湿度が湿度に設定された閾値(基準値)を超えているか否かを判定する(ステップS15)。本実施形態では、湿度に対する基準値が75%として設定されており、平均湿度が基準値の75%未満(ステップS15でNo)の場合、湿度表示領域4cには通常の%表示で平均湿度が表示される。一方、相対湿度の平均値が75%以上(ステップS15でNo)のとき、判定部14から表示部15に警告レベル「湿度注意」に対応する信号が出力され、湿度表示領域4cに表示される平均湿度が雫付きの%表示に切り替えられる(ステップS16)。
【0048】
なお、判定部14は、ステップS9とステップS12およびステップS15の処理を上記と異なる順序で実行することも可能である。例えば、まず平均湿度が基準値を超えているか否かを判定(ステップS15)し、その後に、気圧差が第1基準値と第2基準値を超えているか否かの判定(ステップS9)と、気温差が第1基準値と第2基準値を超えているか否かの判定(ステップS12)を順次実行するようにしても良い。
【0049】
次に、制御部11の判定部14は、気圧注意点滅または気温注意点滅のいずれかであるかを判定し(ステップS17)、気圧注意点滅でも気温注意点滅でもない(ステップS17でNo)場合は、気圧注意点灯または気温注意点灯または湿度雫表示のいずれであるかを判定する(ステップS18)。
【0050】
ステップS18において、気圧注意点灯と気温注意点灯および湿度雫表示のいずれでもないと判定された(ステップS18でNo)場合、すなわち、気圧差が3hPa未満で、気温差が4℃未満で、平均湿度が75%未満のとき、判定部14から表示部15に警告レベル「変化小」に対応する信号が出力される。この場合、アイコン表示領域4fには何も表示されずにステップS2へと戻る。
【0051】
また、ステップS18において、気圧注意点灯と気温注意点灯および湿度雫表示のいずれかであると判定された(ステップS18でYes)場合、すなわち、気圧差が3~6hPaの範囲になるか、気温差が4~7℃の範囲になるか、あるいは平均湿度が75%以上のいずれかになると、判定部14から表示部15に警告レベル「注意」に対応する信号が出力される。この場合、図8(a)~(c)に示すように、アイコン表示領域4fに対策運動を注意喚起する第1アイコン16の静止画が表示され(ステップS19)、その後にステップS2へと戻る。
【0052】
例えば、気圧差が3~6hPaになると、図8(a)に示すように、気圧差バー4dの右上部に「注意」の警告文字が点灯表示されると共に、アイコン表示領域4fに第1アイコン16の静止画が表示される。また、気温差が4~7℃になると、図8(b)に示すように、気温差バー4eの右上部に「注意」の警告文字が点灯表示されると共に、アイコン表示領域4fに第1アイコン16の静止画が表示される。また、平均湿度が75%以上になると、図8(c)に示すように、湿度表示領域4cの平均湿度が雫付きの%表示に切り替えられると共に、アイコン表示領域4fに第1アイコン16の静止画が表示される。
【0053】
このように体調不良が比較的発生しやすい環境条件になると、表示画面上にストレッチの姿を模したイラストの静止画である第1アイコン16が表示されるため、第1アイコン16を見たユーザーは、対策運動を注意喚起する警告を視覚的に確認することができる。
【0054】
一方、ステップS17において、気圧注意点滅または気温注意点滅のいずれかであると判断された(ステップS17でYes)場合、すなわち、気圧差が6hPa以上になるか、あるいは気温差が7℃以上になると、判定部14から表示部15に警告レベル「要対策」に対応する信号が出力される。この場合、図9(a),(b)に示すように、アイコン表示領域4fに対策運動を注意喚起する第2アイコン17の動画が表示され(ステップS20)、その後にステップS2へと戻る。
【0055】
例えば、気圧差が6hPa以上になると、図9(a)に示すように、気圧差バー4dの右上部に「注意」の警告文字が点灯表示されると共に、アイコン表示領域4fに第2アイコン17の動画が表示される。また、気温差が7℃以上になると、図9(b)に示すように、気温差バー4eの右上部に「注意」の警告文字が点灯表示されると共に、アイコン表示領域4fに第2アイコン17の動画が表示される。
【0056】
このように体調不良が非常に発生しやすい環境条件になると、表示画面上に第1アイコン16とは表示形態を異にする第2アイコン17が表示され、この第2アイコン17は、第1アイコン16のイラストが左右に体を動かす姿を模した動画であるため、第2アイコン17を見たユーザーは、対策運動を促す警告を視覚的に確認することができる。
【0057】
以上説明したように、本実施形態に係る体調管理装置1は、現在の気圧を取得する圧力センサ(気圧情報取得手段)8と、圧力センサ8の測定値に基づいて、所定時間内における気圧差(気圧の変化量)算出する演算部(演算手段)13と、気圧差が第1基準値または第2基準値を超えているか否かを判定する判定部(判定手段)14と、気圧に関する情報を表示する表示部(表示手段)15とを備え、判定部14は、気圧差が第1基準値を超えて第2基準値を超えていないときに、表示部15の表示画面に注意を喚起する静止画を表示し、気圧差が第1基準値と第2基準値の両方を超えたときに、表示部15の表示画面に注意を喚起する動画を表示するため、表示部15の表示画面に表示された警報画像を見たユーザーは、体調不良の発生しやすい環境条件にあることを瞬時に把握することができる。
【0058】
また、本実施形態に係る体調管理装置1は、圧力センサ8に加えて現在の気温を取得する温度センサ(気温情報取得手段)9を備えており、演算部13は、温度センサ9の測定値に基づいて所定時間内における気温差(気温の変化量)を算出し、判定部14は、気圧差と気温差の少なくとも一方がそれぞれに対応する第1基準値を超えたときに、表示部15の表示画面に注意を喚起する共通の静止画を表示し、気圧差と気温差の少なくとも一方が第2基準値を超えたときに、表示部15の表示画面に注意を喚起する共通の動画を表示するため、気圧差が大きくなった場合だけでなく気温差が大きくなった場合でも、ユーザーは体調不良の発生しやすい環境条件にあることを瞬時に把握することができる。
【0059】
また、本実施形態に係る体調管理装置1では、気圧差と気温差に設定された所定の閾値がそれぞれ2つの第1基準値と第2基準値とを有しており、判定部14は、演算部13で算出された気圧差と気温差の少なくとも一方が第1基準値を超えたときに、表示部15の表示画面に対策運動を促す共通の第1アイコン(第1警報画像)16を表示し、演算部13で算出された気圧差と気温差の少なくとも一方が第2基準値を超えたときに、表示部15の表示画面に第1アイコン16と表示態様を異にする共通の第2アイコン(第2警報画像)17を表示するため、体調不良が発生しやすい度合いを第1アイコン16と第2アイコン17の表示態様の違いによって把握することができる。
【0060】
また、本実施形態に係る体調管理装置1は、圧力センサ8と温度センサ9に加えて現在の湿度を取得する湿度センサ(湿度情報取得手段)10をさらに備えており、演算部13は、湿度センサ10の測定値に基づいて所定時間内における湿度の平均値(平均湿度)を算出し、判定部14は、平均湿度が所定の基準値を超えたときに、表示部15の表示画面に第1アイコン16および第2アイコン17と表示形態を異にする警報画像(雫付きの%表示)を表示するため、気圧差と気温差が大きくなった場合だけでなく平均湿度が高くなった場合でも、ユーザーは体調不良の発生しやすい環境条件にあることを瞬時に把握することができる。
【0061】
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。上記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
【0062】
例えば、上記実施形態では、判圧差と気温差および平均湿度の3項目について、判定部14がそれぞれ所定の閾値を超えているか否かを判定するようにしているが、体調不良の最も大きな要因は気圧変化であるため、図6のステップS12における気温差の比較処理とステップS15における平均湿度の比較処理を省略し、ステップS9における気圧差の比較処理だけを実行するようにしても良い。
【0063】
また、上記実施形態では、本体ケース内の電池を電源とする携帯型の体調管理装置について説明したが、外部電源に電源ケーブルを介して接続される据置型の体調管理装置であっても良い。
【0064】
本発明は、発明の実施により、気象変化に起因する体調不良のリスクを検知し、適切な運動を促すという効果を奏する。その結果、すべての人の健康的な生活をサポートできる等の効果により、SDGsにおける「目標3 あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する」に貢献する。
【符号の説明】
【0065】
1 体調管理装置
2 本体ケース
3 スタンド
4 表示装置
4a 気圧表示領域
4b 気温表示領域
4c 湿度表示領域
4d 気圧差表示部(気圧差バー)
4e 気温差表示部(気温差バー)
4f アイコン表示領域
5 第1操作ボタン
6 第2操作ボタン
7 電池蓋
8 圧力センサ(気圧情報取得手段)
9 温度センサ(気温情報取得手段)
10 湿度センサ(湿度情報取得手段)
11 制御部
12 記憶部
13 演算部(演算手段)
14 判定部(判定手段)
15 表示部(表示手段)
16 第1アイコン(第1警報画像)
17 第2アイコン(第2警報画像)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2024-07-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の一形態は、現在の気圧を取得する気圧情報取得手段と、前記気圧情報取得手段で取得された気圧の圧力情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された圧力情報に基づいて、所定時間内における気圧の変化量を算出する演算手段と、前記気圧の変化量が第1基準値または該第1基準値よりも大きい第2基準値を超えているか否かを判定する判定手段と、気圧に関する情報を表示する表示手段と、を備え、前記判定手段は、前記気圧の変化量が前記第1基準値を超えて前記第2基準値を超えていないときに、前記表示手段の表示画面に注意を喚起する静止画を表示し、前記気圧の変化量が前記第1基準値と前記第2基準値の両方を超えたとき、前記表示手段の表示画面に注意を喚起する動画を表示する、ことを特徴とする体調管理装置である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
また、上記目的を達成するために、本発明の別の形態は、現在の気圧を取得する気圧情報取得手段と、現在の気温を取得する気温情報取得手段と、前記気圧情報取得手段で取得された気圧の圧力情報および前記気温情報取得手段で取得された気温の温度情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された圧力情報および温度情報に基づいて、所定時間内における気圧の変化量と気温の変化量を算出する演算手段と、前記気圧の変化量と前記気温の変化量がそれぞれ所定の第1基準値または該第1基準値よりも大きい第2基準値を超えているか否かを判定する判定手段と、気圧および気温に関する情報を表示する表示手段と、を備え、前記判定手段は、前記気圧の変化量と前記気温の変化量の少なくとも一方がそれぞれに対応する前記第1基準値を超えたときに、前記表示手段の表示画面に注意を喚起する共通の静止画を表示し、前記気圧の変化量と前記気温の変化量の少なくとも一方が前記第2基準値を超えたときに、前記表示手段の表示画面に注意を喚起する共通の動画を表示する、ことを特徴とする体調管理装置である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
現在の気圧を取得する気圧情報取得手段と、
前記気圧情報取得手段で取得された気圧の圧力情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された圧力情報に基づいて、所定時間内における気圧の変化量を算出する演算手段と、
前記気圧の変化量が第1基準値または該第1基準値よりも大きい第2基準値を超えているか否かを判定する判定手段と、
気圧に関する情報を表示する表示手段と、
を備え、
前記判定手段は、前記気圧の変化量が前記第1基準値を超えて前記第2基準値を超えていないときに、前記表示手段の表示画面に注意を喚起する静止画を表示し、前記気圧の変化量が前記第1基準値と前記第2基準値の両方を超えたとき、前記表示手段の表示画面に注意を喚起する動画を表示する、
ことを特徴とする体調管理装置。
【請求項2】
現在の気圧を取得する気圧情報取得手段と、
現在の気温を取得する気温情報取得手段と、
前記気圧情報取得手段で取得された気圧の圧力情報および前記気温情報取得手段で取得された気温の温度情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された圧力情報および温度情報に基づいて、所定時間内における気圧の変化量と気温の変化量を算出する演算手段と、
前記気圧の変化量と前記気温の変化量がそれぞれ所定の第1基準値または該第1基準値よりも大きい第2基準値を超えているか否かを判定する判定手段と、
気圧および気温に関する情報を表示する表示手段と、
を備え、
前記判定手段は、前記気圧の変化量と前記気温の変化量の少なくとも一方がそれぞれに対応する前記第1基準値を超えたときに、前記表示手段の表示画面に注意を喚起する共通の静止画を表示し、前記気圧の変化量と前記気温の変化量の少なくとも一方が前記第2基準値を超えたときに、前記表示手段の表示画面に注意を喚起する共通の動画を表示する、
ことを特徴とする体調管理装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の体調管理装置において、
現在の湿度を取得する湿度情報取得手段をさらに備え、
前記湿度情報取得手段で取得された湿度の湿度情報は前記記憶部に記憶され、
前記演算手段は、前記記憶部に記憶された湿度情報に基づいて、所定時間内における湿度の平均値を算出し、
前記判定手段は、前記湿度の平均値が所定の基準値を超えたときに、前記表示手段の表示画面に前記静止画および前記動画と表示形態を異にする警報画像を表示する、
ことを特徴とする体調管理装置。