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特開2024-131744情報端末、インターホンシステム、報知方法、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024131744
(43)【公開日】2024-09-30
(54)【発明の名称】情報端末、インターホンシステム、報知方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04M 9/00 20060101AFI20240920BHJP
   F24H 15/196 20220101ALI20240920BHJP
   F24H 15/296 20220101ALI20240920BHJP
   F24H 15/395 20220101ALI20240920BHJP
   F24H 15/10 20220101ALI20240920BHJP
   F24H 15/45 20220101ALI20240920BHJP
【FI】
H04M9/00 D
F24H15/196 301B
F24H15/296
F24H15/395
F24H15/196 301X
F24H15/10
F24H15/45
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023042185
(22)【出願日】2023-03-16
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001210
【氏名又は名称】弁理士法人YKI国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】森田 卓也
【テーマコード(参考)】
3L024
5K038
【Fターム(参考)】
3L024DD41
3L024FF02
5K038AA06
5K038DD12
5K038DD21
5K038GG06
(57)【要約】
【課題】給湯器リモコンの機能を包含した情報端末およびインターホンシステムを提供する。
【解決手段】本開示の一態様である情報端末は、施設内に設けられ、施設外に設けられるインターホン装置と通話可能なインターホン機能を有し、給湯システムと通信する第1通信部と、報知部とを備え、報知部は、第1通信部が受信する情報に基づいて、給湯システムの湯張りの状態を報知する湯張り報知モードを有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
施設内に設けられ、前記施設外に設けられるインターホン装置と通話可能なインターホン機能を有する情報端末であって、
給湯システムと通信する第1通信部と、
報知部とを備え、
前記報知部は、前記第1通信部が受信する情報に基づいて、前記給湯システムの湯張りの状態を報知する湯張り報知モードを有する、情報端末。
【請求項2】
前記湯張りの状態は、湯張りの完了を含む、請求項1に記載の情報端末。
【請求項3】
前記湯張りの状態は、湯張りの失敗を含み、
湯張りを開始してから所定時間内に、前記給湯システムから前記湯張りの完了に関する情報を受信しなかった場合に、前記報知部は、前記湯張りの失敗を報知する、請求項2に記載の情報端末。
【請求項4】
前記報知部は、前記湯張りの状態を報知するタイミングにおいて、前記湯張りの状態よりも優先度の高い報知事項がある場合、前記優先度の高い報知事項の報知の後に、前記湯張りの状態を報知する、請求項1に記載の情報端末。
【請求項5】
前記優先度の高い報知事項は、前記インターホン装置からの呼出、および前記インターホン装置との通話の少なくとも一方を含む、請求項4に記載の情報端末。
【請求項6】
前記優先度の高い報知事項は、前記給湯システム以外の警報を報知する状態を含む、請求項4に記載の情報端末。
【請求項7】
前記湯張り報知モードの有効または無効を設定する設定部を有する、請求項1に記載の情報端末。
【請求項8】
前記給湯システムに含まれ、浴室内に設置される通話端末と通信する第2通信部を有する、請求項1に記載の情報端末。
【請求項9】
前記第2通信部は、前記施設内に設けられる他の情報端末と通信するための通信部と兼用される、請求項8に記載の情報端末。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1項に記載の情報端末と、前記インターホン装置とを備える、インターホンシステム。
【請求項11】
給湯システムの湯張りの状態の報知方法であって、
施設内に設けられ、前記施設外のインターホン装置と通話可能なインターホン機能を有する情報端末が、前記給湯システムから受信した情報に基づき、前記給湯システムの湯張りの状態を報知する、報知方法。
【請求項12】
請求項11に記載の報知方法をコンピュータで実現するためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報端末、インターホンシステム、報知方法、およびプログラムに関し、特に、給湯システムの湯張り状態を報知可能な情報端末、インターホンシステム、報知方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従前より、住戸等の施設には、インターホンシステムが設置される。インターホンシステムは、施設外に設けられたインターホン装置と施設内に設けられた情報端末を含み、来訪者がインターホン装置を操作して施設内の居住者を呼び出すことで、居住者は情報端末を用いて来訪者と通話をすることができる。また、インターホン装置がカメラを有する場合には、居住者は、情報端末の表示部に表示された来訪者の画像を見ながら、来訪者と通話をすることができる(特許文献1等参照)。
【0003】
従前より、施設には、給湯システムが設置される。給湯システムは、例えば、施設内に設置された浴槽の湯張り等に使用される。給湯システムは、給湯器リモコンを含み、居住者は、給湯器リモコンを操作することで、湯張りの開始および終了を制御し、湯張り温度を設定することができる(特許文献2等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2021-82920号公報
【特許文献2】特開2022-34624号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に、情報端末と給湯器リモコンは、いずれも施設内の壁に設置される。これにより、電灯のスイッチ等の他に施設内の壁に設置される部材を取り付けられる範囲が狭くなることがある。また、居住者が情報端末および給湯器リモコンの操作を誤る可能がある。
【0006】
本開示の目的は、給湯器リモコンの機能を包含した情報端末およびインターホンシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様である情報端末は、施設内に設けられ、施設外に設けられるインターホン装置と通話可能なインターホン機能を有し、給湯システムと通信する第1通信部と、報知部とを備え、報知部は、第1通信部が受信する情報に基づいて、給湯システムの湯張りの状態を報知する湯張り報知モードを有することを特徴とする。
【0008】
本開示の一態様であるインターホンシステムは、上記の情報端末と、インターホン装置とを備えることを特徴とする。
【0009】
本開示の一態様である報知方法は、給湯システムの湯張りの状態の報知方法であって、施設内に設けられ、施設外のインターホン装置と通話可能なインターホン機能を有する情報端末が、給湯システムから受信した情報に基づき、給湯システムの湯張りの状態を報知することを特徴とする。
【0010】
本開示の一態様であるプログラムは、上記報知方法をコンピュータで実現するためのプログラムであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本開示の一態様である情報端末によれば、給湯器リモコンの設置位置を自由に選択できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】実施形態の一例であるインターホンシステムと給湯システムとの関係を示す概略図である。
図2】実施形態の一例である情報端末の正面図である。
図3】実施形態の一例である情報端末の構成を示すブロック図である。
図4A】実施形態の一例である情報端末に表示される湯張りの完了を報知するための画像である。
図4B】実施形態の一例である情報端末に表示される湯張りの失敗を報知するための画像である。
図5】実施形態の一例である情報端末に表示される湯張りを制御するためのボタンである。
図6】実施形態の一例であるインターホンシステムによる給湯手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態について詳細に説明する。以下で説明する実施形態はあくまでも一例であって、本開示は以下の実施形態に限定されない。また、以下で説明する複数の実施形態、変形例を選択的に組み合わせることは当初から想定されている。以下の実施例では、図面において同一構成に同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0014】
本開示の装置およびシステムの主体は、コンピュータを備えている。このコンピュータがプログラムを実行することによって、本開示の装置およびシステムの主体の機能が実現される。コンピュータは、プログラムに従って動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって上記機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、集積回路(IC)または大規模集積回路(LSI)を含む1つまたは複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集積されてもよく、複数のチップに設けられてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されてもよく、複数の装置に備えられてもよい。また、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM、光ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記憶媒体に記憶される。プログラムは、記憶媒体に予め格納されてもよく、インターネット等を含む広域通信網を介して記憶媒体に供給されてもよい。
【0015】
まず、図1を参照しつつ、本実施形態におけるインターホンシステム100について説明する。図1は、実施形態の一例であるインターホンシステム100と給湯システムとの関係を示す概略図である。
【0016】
インターホンシステム100は、住宅等の施設に設けられるシステムである。インターホンシステム100は、施設内に設けられる情報端末1と、施設外に設けられるインターホン装置3とを備える。情報端末1は、一般に、施設内の壁に設置され、施設の玄関に設置されたインターホン装置3と通話可能なように接続される。情報端末1は、例えば、施設内に設けられる他の情報端末5と通話可能に接続される。情報端末5は、例えば、情報端末1と略同等の機能を有し、後述する情報端末1が他の機器に対して行う通信や通話の送受信を、情報端末1を介して行うことができる。また、施設がマンション等の集合施設の1つである場合には、情報端末1は、集合施設の共同玄関に設けられた共同玄関装置と通信および通話が可能なように接続される。
【0017】
給湯システム200は、インターホンシステム100と同じ施設に設けられるシステムである。給湯システム200は、例えば、給湯器リモコン202と、給湯器204と、浴槽206と、通話端末208を備える。給湯器リモコン202と給湯器204は、双方向に通信可能に接続される。例えば、給湯器リモコン202は、給湯器204に浴槽206の湯張りについての命令を送信できる。また、給湯器204は、湯張りの状態についての情報を給湯器リモコン202に送信できる。通話端末208は、例えば、浴室内に設置される。一般に、給湯器リモコン202と通話端末208は、通話可能に接続されるが、後述するように、本実施形態では、給湯器リモコン202の機能を情報端末1が果たすので、情報端末1と通話端末208が、通話可能に接続される。なお、情報端末1と通話端末208は直接接続さてなくてもよい。即ち、情報端末1と通話端末208は通話可能に接続されなくてもよい。この場合、給湯器リモコン202と通話端末208は、通話可能に接続され、給湯器リモコン202は、通話に適切な場所に設置されてもよい。
【0018】
本実施形態において、情報端末1と給湯器リモコン202は、制御装置300を介して接続される。制御装置300は、情報端末1と施設に設けられた各種機器とを通信可能に接続する機能を有する。これにより、給湯器リモコン202を直接操作せずに、情報端末1を用いて給湯器204と通信できるので、給湯器リモコン202を施設内の壁に設置する必要がなくなる。給湯器リモコン202は、例えば、施設内の壁の内部に設置することができる。制御装置300には、給湯システム200以外に、例えば、エアコン、空気清浄機、照明等が接続される。なお、この例に限定されず、情報端末1と給湯器リモコン202を直接接続してもよい。また、情報端末1と施設に設けられた各種機器とをルータ等を介して間接的に接続してもよい。
【0019】
次に、図2および図3を参照しつつ、情報端末1について説明する。図2は、実施形態の一例である情報端末1の正面図であり、図3は、実施形態の一例である情報端末1の構成を示すブロック図である。
【0020】
図2に示すように、情報端末1は、例えば、通話ボタン10、終了ボタン11、モニタ12、機能ボタン13、スピーカ14、およびマイク15を有する。
【0021】
情報端末1は、施設外に設けられるインターホン装置3と通話可能なインターホン機能を有する。施設への来訪者は、例えば、インターホン装置3を操作することで、施設内の情報端末1を呼び出すことができる。施設内で呼び出しを受けた居住者は、通話ボタン10を押すことで来訪者との通話を開始し、終了ボタン11を押すことで来訪者との通話を終了する。通話ボタン10は、インターホン装置3との通話を開始するための物理的なボタンであり、終了ボタン11は、インターホン装置3との通話を終了するための物理的なボタンである。
【0022】
来訪者がインターホン装置3を操作して情報端末1を呼び出した場合に、インターホン装置3に内蔵されるカメラが訪問者を撮影し、情報端末1のモニタ12にその映像を表示してもよい。モニタ12は、タッチパネルであり、モニタ12に表示された機能ボタン13を押すことで、モニタ12に表示する画面の切り替えや、各種設定等を行うことができる。機能ボタン13の大きさ、配置等は、図2に示す例に限定されず、例えば、モニタ12に表示する画面を切り替えた際には、表示される機能ボタン13の大きさ、配置、種類等が変化する。
【0023】
スピーカ14およびマイク15は、例えば、来訪者がインターホン装置3を介して施設内の居住者と通話をするために用いられる。スピーカ14からは、呼び出し音、および、インターホン装置3に向かって来訪者が発した音声等が出力される。居住者の声はマイク15により取得されてインターホン装置3に送信されるので、来訪者は、施設内の居住者と会話することができる。
【0024】
情報端末1は、図3のブロック図に示す構成を有してもよい。情報端末1は、例えば、情報端末1を制御するための演算処理を実行するプロセッサ20と、制御プログラム等が記憶されたメモリ22とを備える。情報端末1は、プロセッサ20を含むコンピュータにより構成される。メモリ22は、例えば、RAM、ROM、ハードディスク等により構成され、プロセッサ20を含むコンピュータに内蔵される。なお、情報端末1は、1つのコンピュータで構成されてもよく、複数のコンピュータで構成されてもよい。
【0025】
情報端末1は、例えば、第1通信部30、報知部32、設定部34、および第2通信部36を備える。第1通信部30は、給湯システム200と通信する。具体的には、第1通信部30は、給湯システム200に含まれる給湯器リモコン202と接続され、給湯器リモコン202に浴槽206の湯張りについての命令を送信し、湯張りの状態についての情報を給湯器リモコン202から受信できる。
【0026】
報知部32は、第1通信部30が給湯器リモコン202から受信する湯張りの状態についての情報に基づいて、給湯システム200の湯張りの状態を報知する湯張り報知モードを有する。このように、情報端末1が給湯器リモコンの機能を包含することで、給湯器リモコン202の設置位置を自由に選択できる。給湯器リモコン202は、例えば、施設内の壁に設置せず、壁の内部に隠してもよい。
【0027】
湯張りの状態は、例えば、湯張りの完了を含む。報知部32による湯張りの完了の報知は、例えば、「お湯張りが完了しました」等の音声を用いるものでもよいし、湯張りの完了を示すような画像を用いるものでもよい。例えば、情報端末1のモニタ12に、図4Aに示すような湯張りの完了を示す画像を表示することで、湯張りの完了を報知できる。なお、音声と画像の両方を用いて湯張りの完了を報知してもよい。
【0028】
湯張りの状態は、例えば、湯張りの失敗を含む。報知部32による湯張りの失敗の報知は、例えば、「お湯張りに失敗しました」等の音声を用いるものでもよいし、湯張りの失敗を示すような画像を用いるものでもよい。例えば、情報端末1のモニタ12に、図4Bに示すような湯張りの失敗を示す画像を表示することで、湯張りの失敗を報知できる。なお、音声と画像の両方を用いて湯張りの失敗を報知してもよい。
【0029】
報知部32は、例えば、湯張りを開始してから所定時間内に、給湯器リモコン202から湯張りの完了に関する情報を受信しなかった場合に、湯張りの失敗を報知する。これにより、居住者は浴槽の栓の閉め忘れ等の不具合がないかを確認できる。所定時間は、例えば、20分~60分の間で設定される。所定時間は、後述する設定部34によって、変更できてもよい。
【0030】
報知部32は、湯張りの状態を報知するタイミングにおいて、湯張りの状態よりも優先度の高い報知事項がある場合、優先度の高い報知事項の報知の後に、湯張りの状態を報知してもよい。これにより、湯張り状態の報知によって優先度の高い報知事項の報知が遅れることがない。
【0031】
優先度の高い報知事項は、例えば、インターホン装置3からの呼出、およびインターホン装置3との通話の少なくとも一方を含む。報知部32は、例えば、インターホン装置3との通信が終わった後に、湯張りの状態を報知する。
【0032】
優先度の高い報知事項は、例えば、給湯システム200以外の警報を報知する状態を含む。給湯システム200以外の警報の例としては、火災報知器による火災発生の警報等が
挙げられる。
【0033】
設定部34は、図3に示すように、給湯システム200の給湯器リモコン202と通信可能に接続され、情報端末1の各種機能について設定を行う。設定部34は、例えば、湯張り報知モードの有効または無効を設定する。湯張り報知モードが有効と設定されると、報知部32は、第1通信部30が給湯システム200から受信する情報に基づいて、湯張りの状態を報知する。湯張り報知モードが無効と設定されると、報知部32は、湯張りの状態を報知しない。情報端末1で湯張り報知モードが無効と設定された場合には、給湯器リモコン202が湯張りの状態について報知してもよい。
【0034】
設定部34は、例えば、湯張りの温度を設定する。より具体的には、設定部34は、給湯器リモコン202に湯張りの温度を変更する命令を送信し、湯張り温度についての情報を給湯器リモコン202から受信できる。図5に示すように、湯張りを制御するための機能ボタン13には、設定温度が表示されてもよい。
【0035】
第2通信部36は、図3に示すように、浴室内に設置される通話端末208と通話可能に接続される。第2通信部36は、情報端末1が施設内に設けられる他の情報端末5と通信するための通信部と兼用されてもよい。換言すれば、第2通信部36は、通話端末208および情報端末5のいずれとも接続可能であり、通話端末208および情報端末5のいずれか一方と接続されてもよいし、通話端末208および情報端末5の両方と接続されてもよい。
【0036】
プロセッサ20は、メモリ22にインストールされた制御プログラムを読み出して実行することにより、上記の情報端末1の機能を実現する。即ち、メモリ22にインストールされた制御プログラムには、情報端末1が給湯システム200の湯張りの状態の報知方法を実行するためのプログラムが含まれている。
【0037】
以下、図6のフローチャートを参照しつつ、情報端末1が、給湯システム200から受信した情報に基づき、給湯システム200の湯張りの状態を報知する報知方法について説明する。
【0038】
本フローでは、まず、情報端末1が給湯システム200に湯張りを命令し(S1)、命令を受けた給湯システム200は湯張りを開始する。情報端末1が湯張りの完了に関する情報を受信した場合には(S2のYES)、情報端末1は湯張りの完了を報知し(S3)、本フローは終了する。
【0039】
一方、情報端末1が湯張りの完了に関する情報を受信せず(S2のNO)、所定時間を経過した場合には(S4のYES)、情報端末1は湯張りの失敗を報知し(S5)、本フローは終了する。なお、情報端末1が湯張りの完了に関する情報を受信せず(S2のNO)、且つ、所定時間を経過していない場合には(S4のNO)、S2に戻って湯張りの完了に関する情報を受信したか否かを判定する。
【0040】
上述したように、本開示の情報端末、インターホンシステム、報知方法、およびプログラムは、給湯器リモコンの機能を包含するので、給湯器リモコンの設置位置を自由に選択できる。
【符号の説明】
【0041】
1 情報端末、3 インターホン装置、5 情報端末、10 通話ボタン、11 終了ボタン、12 モニタ、13 機能ボタン、14 スピーカ、15 マイク、20 プロセッサ、22 メモリ、30 第1通信部、32 報知部、34 設定部、36 第2通信部、100 インターホンシステム、200 給湯システム、202 給湯器リモコン、204 給湯器、206 浴槽、208 通話端末、300 制御装置
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6