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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024131766
(43)【公開日】2024-09-30
(54)【発明の名称】半導体装置、半導体装置の製造方法
(51)【国際特許分類】
   H10B 43/27 20230101AFI20240920BHJP
   H01L 27/00 20060101ALI20240920BHJP
   H10B 43/20 20230101ALI20240920BHJP
   H10B 43/50 20230101ALI20240920BHJP
   H01L 21/336 20060101ALI20240920BHJP
   H10B 43/23 20230101ALI20240920BHJP
   H01L 21/8234 20060101ALI20240920BHJP
   H01L 27/088 20060101ALI20240920BHJP
【FI】
H10B43/27
H01L27/00 301C
H01L27/00 301B
H10B43/20
H10B43/50
H01L29/78 371
H10B43/23
H01L27/088 H
H01L27/088 E
H01L27/088 331E
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023042220
(22)【出願日】2023-03-16
(71)【出願人】
【識別番号】318010018
【氏名又は名称】キオクシア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100140486
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100121843
【弁理士】
【氏名又は名称】村井 賢郎
(72)【発明者】
【氏名】長谷川 渓太
(72)【発明者】
【氏名】中塚 圭祐
(72)【発明者】
【氏名】坂田 晃一
【テーマコード(参考)】
5F048
5F083
5F101
【Fターム(参考)】
5F048AA01
5F048AA07
5F048AB01
5F048AC01
5F048BA19
5F048BA20
5F048BB09
5F048BB11
5F048BD07
5F048BF02
5F048BF07
5F048BF12
5F048CB02
5F048CB07
5F083EP17
5F083EP18
5F083EP22
5F083EP32
5F083EP33
5F083EP34
5F083EP42
5F083EP44
5F083ER02
5F083ER03
5F083ER22
5F083GA10
5F083GA27
5F083JA03
5F083JA36
5F083JA37
5F083JA39
5F083KA01
5F083KA03
5F083KA05
5F083KA11
5F083KA12
5F083LA12
5F083LA16
5F083LA18
5F083LA21
5F083MA01
5F083MA15
5F083PR03
5F083PR21
5F083PR28
5F101BA42
5F101BA44
5F101BA46
5F101BB02
5F101BB08
5F101BC01
5F101BC02
5F101BC11
5F101BD16
5F101BD30
5F101BD34
(57)【要約】
【課題】電気的な短絡が発生し難い半導体装置が提供される。
【解決手段】半導体装置2は、周辺回路を含む回路部と、回路部に貼合されるアレイ部40とを備える。アレイ部40は、積層体41と、コンタクト48と、柱状部PLa,PLbと、導電層422とを有する。コンタクト48は、積層体41の階段部41bに接続される。柱状部PLaは、積層体41のメモリ部41aをZ方向に貫通して延びるように形成されて、導電層411との交差部分にメモリセルトランジスタを形成する。導電層422は、積層体41の上方に形成されて、柱状部PLaの上端部が接続される。柱状部PLbは、階段部41bをZ方向に貫通して延びるように形成される。柱状部PLbは導電層422と電気的に絶縁されている。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
周辺回路を含む第1チップと、
メモリセルトランジスタのアレイ構造を含み、前記第1チップに貼合される第2チップと、を備え、
前記第2チップは、
第1導電層と第1絶縁層とが第1方向に交互に複数積層されるメモリ部、及び複数の前記第1導電層の端部を階段状に形成した部分である階段部を有する積層体と、
前記階段部に接続されるコンタクトと、
前記メモリ部を前記第1方向に貫通して延びるように形成されて、前記第1導電層との交差部分にメモリセルトランジスタを形成する第1柱状部と、
前記積層体の上方に形成されて、前記第1柱状部の上端部に接続される第2導電層と、
前記階段部を前記第1方向に貫通して延びるように形成される第2柱状部と、を有し、
前記第2柱状部は前記第2導電層と電気的に絶縁されている
半導体装置。
【請求項2】
前記第2導電層は、金属材料を含んでいる
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1柱状部は、
前記第1方向に延びるように形成され、絶縁体により形成される第1コア部と、
前記第1コア部と前記第1導電層との間に設けられる半導体層と、
前記半導体層と前記第1導電層との間に設けられる電荷蓄積膜と、を有し、
前記半導体層と前記第2導電層とはショットキー接合されている
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第2柱状部は、前記第1柱状部と同一の構造を有している
請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第2導電層は、前記積層体の上方において前記第2柱状部の上方の部分を除く部分に形成されており、
前記第2柱状部の上端部は、前記第2導電層から離間して配置されることにより、前記第2導電層と電気的に絶縁されている
請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第2導電層の上方に形成される第2絶縁層と、
前記第2絶縁層の上方に形成される第4導電層と、を更に備え、
前記第2柱状部の上端部は、前記第2絶縁層に接触している
請求項5に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第2柱状部の前記半導体層及び前記電荷蓄積膜の少なくとも一方の上端部が前記第2絶縁層に接触している
請求項6に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第1コア部の上端部と前記第2絶縁層との間には、前記第2導電層の一部が設けられている
請求項6に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第1コア部の上端部と前記第2絶縁層との間には、前記第2導電層が設けられていない
請求項6に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第2柱状部は、
前記第1方向に延びるように形成される第2コア部と、
前記第1導電層と前記第2コア部との間に設けられる絶縁膜と、を有する
請求項3に記載の半導体装置。
【請求項11】
周辺回路を含む第1チップを形成し、
第1導電層と第1絶縁層とが第1方向に交互に複数積層されるメモリ部、及び複数の前記第1導電層の端部が階段状になった階段部を有する積層体を形成し、
前記階段部に接続されるコンタクトを形成し、
前記メモリ部を前記第1方向に貫通して延びるように設けられ、前記第1導電層との交差部分にメモリセルトランジスタを形成する第1柱状部を形成し、
前記階段部を前記第1方向に貫通して延びるように設けられる第2柱状部を形成し、
前記積層体、前記コンタクト、前記第1柱状部、及び第2柱状部を備える第2チップを形成し、
前記第1チップと前記第2チップとを貼合し、
前記第1柱状部及び前記第2柱状部の上方に第2導電層を形成し、
前記第2導電層において前記第2柱状部の上方に配置されている部分を除去する
半導体装置の製造方法。
【請求項12】
前記第1柱状部及び前記第2柱状部は、
前記第1方向に延びるように形成され、絶縁体により形成されるコア部と、
前記コア部と前記第1導電層との間に設けられる半導体層と、
前記半導体層と前記第1導電層との間に設けられる電荷蓄積膜と、を有し、
前記第1チップと前記第2チップとを貼合した後、前記第1柱状部及び前記第2柱状部のそれぞれの前記コア部の上端部を除去し、
前記第1柱状部及び前記第2柱状部のそれぞれの前記コア部が除去された部分に埋め込まれるように前記第1柱状部及び前記第2柱状部の上方に前記第2導電層を形成する
請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項13】
前記第1柱状部及び前記第2柱状部は、
前記第1方向に延びるように形成され、絶縁体により形成されるコア部と、
前記コア部と前記第1導電層との間に設けられる半導体層と、
前記半導体層と前記第1導電層との間に設けられる電荷蓄積膜と、を有し、
前記第1チップと前記第2チップとを貼合した後、前記第2柱状部の前記コア部を除去せずに、前記第1柱状部の前記コア部の上端部のみを選択的に除去し、
前記第1柱状部の前記コア部が除去された部分に埋め込まれるように前記第1柱状部及び前記第2柱状部の上方に第2導電層を形成する
請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項14】
周辺回路を含む第1チップを形成し、
第1導電層と第1絶縁層とが第1方向に交互に複数積層されるメモリ部、及び複数の前記第1導電層の端部が階段状になった階段部を有する積層体を形成し、
前記階段部に接続されるコンタクトを形成し、
前記メモリ部を前記第1方向に貫通して延びるように設けられ、前記第1導電層との交差部分にメモリセルトランジスタを形成する第1柱状部を形成し、
前記階段部を前記第1方向に貫通して延びるように設けられ、前記第1方向に延びるように形成されて絶縁体を含む第2コア部、及び前記第1導電層と前記第2コア部との間に設けられる絶縁膜を有する第2柱状部を形成し、
前記積層体、前記コンタクト、前記第1柱状部、及び第2柱状部を備える第2チップを形成し、
前記第1チップと前記第2チップとを貼合し、
前記第1柱状部の上端部及び前記第2柱状部の上端部に接続されるように第2導電層を形成する
半導体装置の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体装置、及び半導体装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体装置の製造方法として、周辺回路を含む第1チップと、メモリセルトランジスタのアレイ構造を含む第2チップとを別々に製造した後に、第1チップと第2チップとを貼合することにより半導体装置を製造する方法がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2022-34881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
開示された実施形態によれば、電気的な短絡が発生し難い半導体装置及び半導体装置の製造方法が提供される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の半導体装置は、第1チップと、第2チップと、を備える。第1チップは周辺回路を含む。第2チップは、メモリセルトランジスタのアレイ構造を含み、第1チップに貼合される。第2チップは、積層体と、コンタクトと、第1柱状部と、第2導電層と、第2柱状部と、を有する。積層体は、第1導電層と第1絶縁層とが第1方向に交互に複数積層されるメモリ部、及び複数の第1導電層の端部を階段状に形成した部分である階段部を有する。コンタクトは、階段部に接続される。第1柱状部は、メモリ部を第1方向に貫通して延びるように形成されて、第1導電層との交差部分にメモリセルトランジスタを形成する。第2導電層は、積層体の上方に形成されて、第1柱状部の上端部が接続される。第2柱状部は、階段部を第1方向に貫通して延びるように形成される。第2柱状部は第2導電層と電気的に絶縁されている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】第1実施形態のメモリシステムの概略構成を示すブロック図。
図2】第1実施形態の半導体装置の概略構成を示すブロック図。
図3】第1実施形態の半導体装置の等価回路を示す回路図。
図4】第1実施形態の半導体装置の断面構造を示す断面図。
図5図4のV-V線に沿った断面構造を示す断面図。
図6】第1実施形態の柱状部周辺の拡大断面構造を示す断面図。
図7】第1実施形態の柱状部の上端部周辺の拡大断面構造を示す断面図。
図8図4のVIII-VIII線に沿った断面構造を示す断面図。
図9】第1実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図10】第1実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図11】第1実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図12】第1実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図13】第1実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図14】第1実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図15】第1実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図16】第1実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図17】第1実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図18】第1実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図19】第1実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図20】比較例の半導体装置の断面構造を示す断面図。
図21】第2実施形態の半導体装置の断面構造を示す断面図。
図22】第2実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図23】第2実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図24】第2実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図25】第2実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図26】第2実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図27】第2実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図28】第2実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図29】第2実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図30】第3実施形態の半導体装置の断面構造を示す断面図。
図31】第3実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図32】第3実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図33】第3実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図34】第3実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図35】第3実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図36】第3実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
図37】第3実施形態の半導体装置の製造工程の一部を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
1 第1実施形態
第1実施形態の半導体装置について説明する。本実施形態に係る半導体装置は、NAND型フラッシュメモリとして構成された不揮発性の記憶装置である。
【0008】
1.1 メモリシステムの構成
図1に示されるように、本実施形態のメモリシステムは、メモリコントローラ1、及び半導体装置2(半導体記憶装置)を備えている。半導体装置2は、NAND型のフラッシュメモリとして構成される不揮発性の記憶装置である。メモリシステムはホストと接続可能である。ホストは例えばパーソナルコンピュータや携帯端末等の電子機器である。なお、図1では半導体装置2が一つのみ図示されているが、実際のメモリシステムには半導体装置2が複数設けられている。
【0009】
メモリコントローラ1は、ホストからの書き込みリクエストに従って半導体装置2へのデータの書き込みを制御する。また、メモリコントローラ1は、ホストからの読み出しリクエストに従って半導体装置2からのデータの読み出しを制御する。
メモリコントローラ1と半導体装置2との間では、チップイネーブル信号/CE、レディービジー信号/RB、コマンドラッチイネーブル信号CLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、ライトイネーブル信号/WE、リードイネーブル信号RE,/RE、ライトプロテクト信号/WP、データの信号DQ<7:0>、及びデータストローブ信号DQS,/DQSの各信号が送受信される。
【0010】
メモリコントローラ1は、RAM11、プロセッサ12、ホストインターフェイス13、ECC回路14、及びメモリインターフェイス15を備えている。RAM11、プロセッサ12、ホストインターフェイス13、ECC回路14、及びメモリインターフェイス15は互いに内部バス16で接続されている。
【0011】
ホストインターフェイス13は、ホストから受信したリクエスト及びユーザデータ(書き込みデータ)等を内部バス16に出力する。また、ホストインターフェイス13は、半導体装置2から読み出されたユーザデータ、及びプロセッサ12からの応答等をホストへ送信する。
【0012】
メモリインターフェイス15は、プロセッサ12の指示に基づいて、ユーザデータ等を半導体装置2へ書き込む処理、及び半導体装置2から読み出す処理を制御する。
プロセッサ12はメモリコントローラ1を統括的に制御する。プロセッサ12は例えばCPUやMPU等である。プロセッサ12は、ホストからホストインターフェイス13を介してリクエストを受信した場合に、そのリクエストに従った制御を行う。
【0013】
プロセッサ12は、RAM11に蓄積されるユーザデータに対して、半導体装置2上の格納領域(メモリ領域)を決定する。ユーザデータは、内部バス16を介してRAM11に格納される。プロセッサ12は、メモリ領域の決定を、書き込み単位であるページ単位のデータ(ページデータ)に対して実施する。半導体装置2の1ページに格納されるユーザデータのことを、以下では「ユニットデータ」とも称する。ユニットデータは、一般的には符号化されて、符号語として半導体装置2に格納される。
【0014】
プロセッサ12は、ユニットデータ毎に書き込み先の半導体装置2のメモリ領域を決定する。半導体装置2のメモリ領域には物理アドレスが割当てられている。プロセッサ12はユニットデータの書き込み先のメモリ領域を物理アドレスにより管理する。プロセッサ12は、決定したメモリ領域(物理アドレス)を指定してユーザデータを半導体装置2へ書き込むようにメモリインターフェイス15へ指示する。プロセッサ12はユーザデータの論理アドレス(ホストが管理する論理アドレス)と物理アドレスとの対応を管理する。プロセッサ12は、ホストからの論理アドレスを含む読み出しリクエストを受信した場合に、論理アドレスに対応する物理アドレスを特定するとともに、物理アドレスを指定してユーザデータの読み出しをメモリインターフェイス15へ指示する。
【0015】
ECC回路14は、RAM11に格納されたユーザデータを符号化して、符号語を生成する。また、ECC回路14は、半導体装置2から読み出された符号語を復号する。
RAM11は、ホストから受信したユーザデータを半導体装置2へ記憶するまでに一時格納したり、半導体装置2から読み出したデータをホストへ送信するまでに一時格納したりする。RAM11は例えばSRAMやDRAM等の汎用メモリである。
【0016】
ホストから書き込みリクエストを受信した場合、図1のメモリシステムは次のように動作する。プロセッサ12は、書き込み対象となるデータをRAM11に一時記憶させる。プロセッサ12は、RAM11にストアされたデータを読み出してECC回路14に入力する。ECC回路14は、入力されたデータを符号化して、符号語をメモリインターフェイス15に入力する。メモリインターフェイス15は、入力された符号語を半導体装置2に書き込む。
【0017】
ホストから読み出しリクエストを受信した場合、図1のメモリシステムは次のように動作する。メモリインターフェイス15は、半導体装置2から読み出した符号語をECC回路14に入力する。ECC回路14は、入力された符号語を復号して、復号されたデータをRAM11にストアする。プロセッサ12は、RAM11にストアされたデータをホストにホストインターフェイス13を介して送信する。
【0018】
1.2 半導体装置の構成
図2に示されるように、半導体装置2は、メモリセルアレイ21、入出力回路22、ロジック制御回路23、レジスタ24、シーケンサ25、電圧生成回路26、ロウデコーダ27、センスアンプ28、入出力用パッド群30、ロジック制御用パッド群31、及び電源入力用端子群32を備えている。
【0019】
メモリセルアレイ21は、データを記憶する部分である。メモリセルアレイ21は、複数のビット線及び複数のワード線に関連付けられた複数のメモリセルトランジスタのアレイ構造を有して構成されている。
入出力回路22は、信号DQ<7:0>及びデータストローブ信号DQS,/DQSをメモリコントローラ1との間で送受信する。また、入出力回路22は信号DQ<7:0>内のコマンド及びアドレスをレジスタ24に転送する。さらに、入出力回路22は、書き込みデータ及び読み出しデータをセンスアンプ28との間で送受信する。
【0020】
ロジック制御回路23は、メモリコントローラ1からチップイネーブル信号/CE、コマンドラッチイネーブル信号CLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、ライトイネーブル信号/WE、リードイネーブル信号RE,/RE、及びライトプロテクト信号/WPを受信する。また、ロジック制御回路23はレディービジー信号/RBをメモリコントローラ1に転送して半導体装置2の状態を外部に通知する。
【0021】
レジスタ24は各種データを一時的に保持する。例えば、レジスタ24は、書き込み動作、読み出し動作、及び消去動作等を指示するコマンドを保持する。このコマンドは、メモリコントローラ1から入出力回路22に入力された後、入出力回路22からレジスタ24に転送されて保持される。また、レジスタ24は、上記のコマンドに対応するアドレスも保持する。このアドレスは、メモリコントローラ1から入出力回路22に入力された後、入出力回路22からレジスタ24に転送されて保持される。さらに、レジスタ24は、半導体装置2の動作状態を示すステータス情報も保持する。ステータス情報は、メモリセルアレイ21等の動作状態に応じて、シーケンサ25によって都度更新される。ステータス情報は、メモリコントローラ1からの要求に応じて、状態信号として入出力回路22からメモリコントローラ1に出力される。
【0022】
シーケンサ25は、メモリコントローラ1から入出力回路22及びロジック制御回路23に入力された制御信号に基づいて、メモリセルアレイ21を含む各部の動作を制御する。
電圧生成回路26は、メモリセルアレイ21におけるデータの書き込み動作、読み出し動作、及び消去動作のそれぞれに必要な電圧を生成する部分である。この電圧には、例えばメモリセルアレイ21の複数のワード線及び複数のビット線にそれぞれ印加される電圧等が含まれる。電圧生成回路26の動作はシーケンサ25により制御される。
【0023】
ロウデコーダ27は、メモリセルアレイ21の複数のワード線に電圧をそれぞれ印加するためのスイッチ群により構成される回路である。ロウデコーダ27は、レジスタ24からブロックアドレス及びロウアドレスを受け取り、当該ブロックアドレスに基づいてブロックを選択するとともに、当該ロウアドレスに基づいてワード線を選択する。ロウデコーダ27は、選択されたワード線に対して電圧生成回路26からの電圧が印加されるようにスイッチ群の開閉状態を切り替える。ロウデコーダ27の動作はシーケンサ25により制御される。
【0024】
センスアンプ28は、メモリセルアレイ21のビット線に印加される電圧を調整したり、ビット線の電圧を読み出してデータに変換したりするための回路である。センスアンプ28は、データの読み出し時には、メモリセルアレイ21のメモリセルトランジスタからビット線に読み出されたデータを取得するとともに、取得した読み出しデータを入出力回路22に転送する。センスアンプ28は、データの書き込み時には、ビット線を介して書き込まれるデータをメモリセルトランジスタに転送する。センスアンプ28の動作はシーケンサ25により制御される。
【0025】
入出力用パッド群30は、メモリコントローラ1と入出力回路22との間で各信号の送受信を行うための複数の端子(パッド)が設けられた部分である。それぞれの端子は、信号DQ<7:0>、及びデータストローブ信号DQS,/DQSのそれぞれに対応して個別に設けられている。
【0026】
ロジック制御用パッド群31は、メモリコントローラ1とロジック制御回路23との間で各信号の送受信を行うための複数の端子が設けられた部分である。それぞれの端子は、チップイネーブル信号/CE、コマンドラッチイネーブル信号CLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、ライトイネーブル信号/WE、リードイネーブル信号RE,/RE、ライトプロテクト信号/WP、及びレディービジー信号/RBのそれぞれに対応して個別に設けられている。
【0027】
電源入力用端子群32は、半導体装置2の動作に必要な各電圧の印加を受けるための複数の端子が設けられた部分である。それぞれの端子に印加される電圧には、電源電圧Vcc,VccQ,Vpp、及び接地電圧Vssが含まれている。電源電圧Vccは、動作電源として外部から与えられる回路電源電圧であり、例えば3.3V程度の電圧である。電源電圧VccQは例えば1.2Vの電圧である。電源電圧VccQは、メモリコントローラ1と半導体装置2との間で信号を送受信する際に用いられる電圧である。電源電圧Vppは、電源電圧Vccよりも高圧の電源電圧であり、例えば12Vの電圧である。
【0028】
1.3 メモリセルアレイの電子回路的な構成
次に、メモリセルアレイ21の電子回路的な構成について説明する。図3に示されるように、メモリセルアレイ21は複数のストリングユニットSU0~SU3を有している。各ストリングユニットSU0~SU3は複数のNANDストリングSRを有している。各NANDストリングSRは例えば8つのメモリセルトランジスタMT0~MT7、及び2つのセレクトトランジスタSTD,STSを有している。
【0029】
複数のストリングユニットSU0~SU3は全体で1つのブロックを構成している。なお、図3では単一のブロックのみが図示されているが、実際には、メモリセルアレイ21には、このようなブロックが複数設けられている。
以下では、ストリングユニットSU0~SU3のそれぞれを区別せずに「ストリングユニットSU」とも称する。また、メモリセルトランジスタMT0~MT7のそれぞれを区別せずに「メモリセルトランジスタMT」とも称する。
【0030】
メモリセルアレイ21はN本のビット線BL0~BL(N-1)を有している。なお、「N」は正の整数である。各ストリングユニットSUは、ビット線BL0~BL(N-1)の数Nと同数のNANDストリングSRを有している。NANDストリングSRに設けられるメモリセルトランジスタMT0~MT7は、セレクトトランジスタSTDのソースとセレクトトランジスタSTSのドレインとの間において直列に配置されている。セレクトトランジスタSTDのドレインは複数のビット線BL0~BL(N-1)のいずれかに接続されている。セレクトトランジスタSTSのソースはソース線SLに接続されている。以下の説明においては、ビット線BL0~BL(N-1)のそれぞれを区別せず「ビット線BL」とも称する。
【0031】
各メモリセルトランジスタMTは、ゲート部分に電荷蓄積膜を有するトランジスタとして構成されている。電荷蓄積膜に蓄積された電荷量が、メモリセルトランジスタMTに保持されるデータに相当する。
ストリングユニットSU0に設けられる複数のセレクトトランジスタSTDのゲートは、いずれもセレクトゲート線SGD0に接続されている。セレクトゲート線SGD0には、各セレクトトランジスタSTDの開閉を切り換えるための電圧が印加される。ストリングユニットSU1~SU3も同様にセレクトゲート線SGD1~SGD3にそれぞれ接続されている。以下の説明においては、セレクトゲート線SGD1~SGD3のそれぞれを区別せずに「セレクトゲート線SGD」と表記することがある。
【0032】
ストリングユニットSU0に設けられる複数のセレクトトランジスタSTSのゲートは、いずれもセレクトゲート線SGS0に接続されている。セレクトゲート線SGS0には、各セレクトトランジスタSTSの開閉を切り換えるための電圧が印加される。ストリングユニットSU1~SU3も同様にセレクトゲート線SGS1~SGS3にそれぞれ接続されている。以下の説明においては、セレクトゲート線SGS1~SGS3のそれぞれを区別せずに「セレクトゲート線SGS」と表記することがある。
【0033】
メモリセルトランジスタMT0~MT7のそれぞれのゲートはワード線WL0~WL7に接続されている。ワード線WL0~WL7には、メモリセルトランジスタMT0~MT7の開閉を切り換えたり、メモリセルトランジスタMT0~MT7の各電荷蓄積膜に蓄積された電荷量を変化させたりする等の目的で電圧が印加される。
【0034】
半導体装置2におけるデータの書き込み及び読み出しは、いずれかのストリングユニットSUにおける、いずれかのワード線WLに接続される複数のメモリセルトランジスタMTに対して、「ページ」と称される単位ごとに一括して行われる。一方、半導体装置2におけるデータの消去は、ブロックに含まれる全てのメモリセルトランジスタMTに対して、一括して行われる。このようなデータの書き込み、読み出し、及び消去を行うための具体的な方法としては、公知となっている様々な方法を採用することができるため、その詳細な説明は省略する。
【0035】
1.4 半導体装置の構造
次に、半導体装置2の構造、特にメモリセルアレイ21の近傍の構造について具体的に説明する。図4に示されるように、半導体装置2は、メモリセルトランジスタの積層体41を有するアレイ部40、及び周辺回路を有する回路部50を備えている。周辺回路には、図2に示されるセンスアンプ28やロウデコーダ27等が含まれる。アレイ部40と回路部50とは貼合面B1において貼合されており、貼合面B1において接合された配線を介して互いに電気的に接続されている。したがって、本実施形態の半導体装置2はCBA(CMOS Bonding Array)構造を有するものである。本実施形態では、回路部50が第1チップに相当し、アレイ部40が第2チップに相当する。
【0036】
回路部50は、基板51、CMOS回路52、ビア53、配線層54,55、及び層間絶縁層57を備えている。
基板51は例えばシリコン基板等の半導体基板である。CMOS回路52は、基板51上に設けられたトランジスタで構成されている。基板51上には、CMOS回路52以外の抵抗素子や容量素子等の半導体素子が形成されていてもよい。
【0037】
以下では、基板51の表面に平行で互いに直交する方向をX方向及びY方向と称し、基板51の表面に垂直な方向をZ方向と称する。また、+Z方向を上方とも称し、-Z方向を下方とも称する。なお、Z方向は重力方向と一致していてもよいし、一致していなくてもよい。本実施形態では、Z方向が第1方向に相当する。
【0038】
ビア53はCMOS回路52と配線層54との間、あるいは配線層54と配線層55との間を電気的に接続する。配線層54は、層間絶縁層57内において多層配線構造を構成する。配線層55は層間絶縁層57内に埋め込まれており、層間絶縁層57の表面にほぼ面一に露出している。配線層54,55はビア53を介してCMOS回路52等に電気的に接続されている。ビア53、配線層54,55は例えば銅やタングステン等の低抵抗金属により形成されている。層間絶縁層57はCMOS回路52、ビア53、及び配線層54,55等を被覆して保護する。層間絶縁層57は例えばシリコン酸化物(SiOx)層である。
【0039】
アレイ部40は、積層体41、柱状部PLa,PLb、ソース層42、層間絶縁層43、絶縁層44、及び導電層45を備えている。
積層体41は回路部50のCMOS回路52の上方に設けられており、基板51に対してZ方向に位置している。積層体41は、導電層411と絶縁層412とがZ方向に交互に複数積層されることにより構成されている。本実施形態では、導電層411が第1導電層に相当し、絶縁層412が第1絶縁層に相当する。積層体41のZ方向の上端及び下端の1つまたは複数の導電層411は、例えばソース側のセレクトゲート線SGS及びドレイン側のセレクトゲート線SGDとして機能する。ソース側のセレクトゲート線SGSは積層体41の上方領域に設けられ、ドレイン側のセレクトゲート線SGDは積層体41の下方領域に設けられている。ソース側のセレクトゲート線SGSとドレイン側のセレクトゲート線SGDとの間に配置される導電層411はワード線WLとして機能する。積層体41の下方にはビット線BLが配置されている。ビット線BLはY方向に延びるように形成されている。
【0040】
積層体41は、メモリ部41a、及び階段部41bを有している。メモリ部41aは、導電層411と絶縁層412とがZ方向に交互に複数積層されている部分である。メモリ部41aには複数のメモリセルが配置されている。階段部41bは、X方向における積層体41の端部に階段状に形成されている部分である。
ソース層42は積層体41の上方に設けられている。ソース層42は、絶縁層421、及び導電層422を有している。絶縁層421は積層体41の上方に設けられている。絶縁層421は例えばシリコン酸化物である。導電層422は絶縁層421の上方に設けられている。導電層422は例えばタングステンのような金属材料により形成されている。導電層422は、図3に示されるソース線SLとして機能する。本実施形態では、導電層422が第2導電層に相当する。
【0041】
積層体41のメモリ部41aには、Z方向に貫通するように複数のメモリホールMHが形成されている。図5は、図4のV-V線に沿った断面構造を示したものである。図5に示されるように、複数のメモリホールMHはZ方向から見たときに千鳥状に配置されている。各メモリホールMHの内部には柱状部PLaが設けられている。したがって、柱状部PLaはメモリ部41aをZ方向に貫通して延びるように形成されている。
【0042】
図6は、図4に示される柱状部PLa周辺の拡大断面構造を示したものである。図6に示されるように、柱状部PLaは円形又は楕円形の断面形状有している。柱状部PLaは、コア部81、半導体層82、及びゲート絶縁膜83を有している。
コア部81は、柱状部PLaの中心部分に設けられており、略円柱状に形成されている。コア部81はシリコン酸化物等の絶縁体により形成されている。本実施形態では、コア部81が第1コア部に相当する。
【0043】
半導体層82は、略円筒状に形成されており、コア部81の外周を囲うように設けられている。半導体層82は例えばポリシリコン(Poly-Si)により形成されている。半導体層82は、メモリセルトランジスタMT等のチャネルを形成する部分である。
ゲート絶縁膜83は、略円筒状に形成されており、半導体層82の外周を囲うように設けられている。ゲート絶縁膜83は、半導体層82と導電層411との間に積層して配置されるトンネル絶縁膜831、電荷蓄積膜832、及びブロック絶縁膜833を有している。
【0044】
トンネル絶縁膜831は半導体層82の外周を覆うように設けられている。トンネル絶縁膜831は、例えばシリコン酸化物膜、又は、シリコン酸化物及びシリコン窒化物を含む膜である。トンネル絶縁膜831は、半導体層82と電荷蓄積膜832との間の電位障壁として機能する。例えば半導体層82から電荷蓄積膜832へ電子を注入するとき(書き込み動作のとき)には、電子がトンネル絶縁膜831の電位障壁を通過(トンネリング)する。また、半導体層82から電荷蓄積膜832へ正孔を注入するとき(消去動作のとき)には、正孔がトンネル絶縁膜831の電位障壁を通過する。
【0045】
電荷蓄積膜832はトンネル絶縁膜831の外周を覆うように設けられている。電荷蓄積膜832は例えばシリコン窒化膜である。電荷蓄積膜832は、膜中に電荷をトラップするトラップサイトを有する。電荷蓄積膜832において導電層411と半導体層82との間に挟み込まれている部分は、電荷を蓄積する電荷蓄積膜を、すなわちメモリセルトランジスタMTの記憶領域を構成している。
【0046】
ブロック絶縁膜833は電荷蓄積膜832の外周を覆うように設けられている。ブロック絶縁膜833は、導電層411からゲート絶縁膜83への電荷のバックトネリングを抑制するための膜である。ブロック絶縁膜833は、例えばシリコン酸化物膜又は金属酸化物膜である。金属酸化物は例えばアルミニウム酸化物である。
【0047】
導電層411の外周はバリア絶縁膜413により覆われている。バリア絶縁膜413は、例えば導電層411がタングステンにより形成されている場合、シリコン窒化物とチタンとの積層構造膜が選ばれる。バリア絶縁膜413に代えてチタン窒化物等の導電体膜が用いられていてもよい。
【0048】
柱状部PLaにおいて各導電層411の内側に位置する部分、換言すれば第1導電層411との交差部分はトランジスタとして機能する。すなわち、柱状部PLaでは、その長手方向に沿って複数のトランジスタが電気的に直列に接続された状態になっている。各導電層411は各トランジスタのゲートとして機能する。半導体層82は各トランジスタのチャネルとして機能する。
【0049】
柱状部PLaの長手方向に沿って直列に並ぶ各トランジスタの一部は、図3に示される複数のメモリセルトランジスタMTとして機能する。また、直列に並ぶ複数のメモリセルトランジスタMTの両端にそれぞれ設けられるトランジスタは、図3に示されるセレクトトランジスタSTD,STSとしてそれぞれ機能する。
【0050】
図4に示されるように、柱状部PLaの下端部はビア47を介してビット線BLに電気的に接続されている。柱状部PLaの上端部はソース層42の導電層422に電気的に接続されている。
図7は、柱状部PLaの上端部周辺の断面構造を拡大して示したものである。図7に示されるように、絶縁層421において柱状部PLaの上方に位置する部分には、絶縁層421の上面から柱状部PLaまで延びるように穴部421aが形成されている。穴部421aの内周面には絶縁層49が形成されている。絶縁層49は例えば結晶性の高いシリコン酸化物により形成されている。柱状部PLaのコア部81の上端部が削られることにより、穴部421aは柱状部PLaの上端部の内部まで延びるように形成されている。穴部421aにおいて柱状部PLaの内部まで延びた部分の内壁面は、柱状部PLaの半導体層82及びゲート絶縁膜83により形成されている。
【0051】
導電層422には、絶縁層421に形成された穴部421aを通じて柱状部PLaの上端部の内部まで延びる突出部422aが形成されている。導電層422の突出部422aは柱状部PLaのコア部81の上端面に接合されるとともに、柱状部PLaの半導体層82の上端部の内周面に接合されている。柱状部PLaの半導体層82の内周面と導電層422の突出部422aとの接合部分はショットキー接合を形成している。本実施形態の半導体装置2は、柱状部PLaの上端部がソース線SLに接続される、いわゆるTSC(Topside Source line Contact)構造を有している。本実施形態では、柱状部PLaが第1柱状部に相当する。
【0052】
図4に示されるように、積層体41の下方にはビア47及び配線層61~63が設けられている。配線層61~63は層間絶縁層43において多層配線構造を構成する。ビット線BLは配線層63に含まれている。配線層61は層間絶縁層43内に埋め込まれており、層間絶縁層43の表面にほぼ面一に露出している。配線層61,62はビア47を介して柱状部PLaに電気的に接続されている。ビア47及び配線層61~63は例えば銅やタングステン等の低抵抗金属により形成されている。配線層63には、階段部41bにおいてワード線WLとして機能する部分がコンタクト48を介して電気的に接続されている。
【0053】
積層体41の階段部41bには、Z方向に貫通するように複数の柱状ホールHRが形成されている。各柱状ホールHRの内部には柱状部PLbが設けられている。したがって、柱状部PLbは階段部41bをZ方向に貫通して延びるように形成されている。柱状部PLbは、メモリホールMHに設けられる柱状部PLaと同一の構造、すなわち図6に示される構造を有しているため、その詳細な形状の説明は割愛する。なお、以下では、図7に示されるように、柱状部PLbのコア部を符号91で表し、柱状部PLbの半導体層を符号92で表し、柱状部PLbのゲート絶縁膜を符号93で示す。柱状部PLbは、メモリセルトランジスタを形成するためではなく、階段部41bの強度を向上させるために設けられている。柱状部PLbは柱状部PLaよりも大きく形成されている。例えば柱状部PLbは、柱状部PLaの約1.2倍の直径を有している。本実施形態では、柱状部PLbが第2柱状部に相当する。また、柱状部PLbのコア部91が第1コア部に相当する。
【0054】
図7に示されるように、柱状部PLbの上方に位置する部分では導電層422が除去されている。また、絶縁層421において柱状部PLbの上方に位置する部分には凹部421bが形成されている。凹部421bの底面には、柱状部PLbまで延びるように穴部421cが形成されている。穴部421cの内周面には、穴部421aと同様に絶縁層49が形成されている。柱状部PLbのコア部91の上端部が削られることにより、穴部421aは柱状部PLbの上端部の内部まで延びるように形成されている。穴部421aにおいて柱状部PLaの内部まで延びた部分の内壁面は、柱状部PLbの半導体層92及びゲート絶縁膜93により形成されている。穴部421aの内部には導電層422bが埋め込まれている。導電層422bは、半導体装置2の製造の際に除去されずに穴部421aの内部に残った導電層422の一部である。
【0055】
図4に示されるように、積層体41の階段部41bの下方にはコンタクト48及び配線層63が設けられている。配線層63はコンタクト48を介して積層体41の階段部41bに電気的に接続されている。コンタクト48は例えば銅やタングステン等の低抵抗金属により形成されている。
【0056】
図8は、図4のVIII-VIII線に沿った断面構造を示したものである。図8に示されるように、複数の柱状ホールHRはY方向に所定の間隔をあけて一列状に配置されるとともに、一列の柱状ホールHRがX方向に所定の間隔をあけて配置されている。一列状の柱状ホールHRの間にはコンタクト48が配置されている。
【0057】
図4に示されるように、絶縁層44はソース層42の上方に設けられている。絶縁層44は例えばシリコン酸化物膜又はシリコン窒化物(SiN)膜である。図7に示されるように、絶縁層44は絶縁層441,442により構成されている。絶縁層441は、導電層422の上方に設けられている。絶縁層442は、絶縁層441の上方、並びに導電層422が部分的に除去されている部分であって絶縁層421の上方及び柱状部PLbの上方にあたる部分に設けられている。本実施形態では、絶縁層44が第2絶縁層に相当する。
【0058】
導電層45は絶縁層442の上方に設けられている。導電層45は例えば銅等の金属材料により形成されている。絶縁層421において穴部421cが形成されている部分の周辺では導電層422が除去されているため、絶縁層442及び導電層45が穴部421cに沿って凹むように形成されている。これにより、導電層45において柱状部PLbの上方に位置する部分には凹部450が形成されている。また、柱状部PLbの上端部に設けられる導電層422及び絶縁層49のそれぞれの上面は絶縁層44に接触している。本実施形態では、導電層45が第4導電層に相当する。
【0059】
図4に示されるように、半導体装置2では、アレイ部40の層間絶縁層43と回路部50の層間絶縁層57とが貼合面B1において貼合されるとともに、アレイ部40の配線層61と回路部50の配線層55とが貼合面B1において互いに接合されている。これにより、アレイ部40と回路部50とが配線層61,55を介して電気的に接続されている。
【0060】
1.5 半導体装置の製造方法
次に、本実施形態の半導体装置2の製造方法について説明する。
半導体装置2を製造する際には、まず、アレイ部40に対応する第1ウェハと、回路部50に対応する第2ウェハとをそれぞれ製造する。
【0061】
具体的には、図9に示されるように、基板60上に絶縁層421、積層体41、柱状部PLa,PLb、ビア47、配線層61~63、コンタクト48、及び層間絶縁層43を形成することにより第1ウェハW1を製造する。なお、柱状部PLaの底部ではゲート絶縁膜83及び半導体層82が積層されている。同様に、柱状部PLbの底部でもゲート絶縁膜93及び半導体層92が積層されている。
【0062】
また、図10に示されるように、基板51上にCMOS回路52、ビア53、配線層54,55、及び層間絶縁層57を形成することにより第2ウェハW2を製造する。
続いて、図11に示されるように第1ウェハW1と第2ウェハW2とを貼合する。この貼合工程では、例えば第1ウェハW1を第2ウェハW2に密着させた後、熱処理等を行うことによりそれらを貼合する。このとき、第1ウェハW1の配線層61の露出面と第2ウェハW2の配線層55の露出面とが電気的に接合される。
【0063】
続いて、図12に示されるように、第1ウェハW1の基板60をウェットエッチング等により除去する。これにより第1ウェハW1の上面に絶縁層421が露出する。また、絶縁層421の穴部421aにおいて柱状部PLaの上端面、具体的にはゲート絶縁膜83が露出する。また、絶縁層421の穴部421cにおいて柱状部PLbの上端面、具体的にはゲート絶縁膜93が露出する。
【0064】
続いて、図12に示される第1ウェハW1の上面に対してエッチバック等を行うことにより、絶縁層421、柱状部PLaの上端部、及び柱状部PLbの上端部をZ方向に加工する。これにより、図13に示されるように、柱状部PLaの上端部に設けられるゲート絶縁膜83及び半導体層82が除去されて柱状部PLaのコア部81が第1ウェハW1の穴部421aから露出する。同様に、柱状部PLbの上端部に設けられるゲート絶縁膜93及び半導体層92が除去されて柱状部PLaのコア部91が第1ウェハW1の穴部421cから露出する。
【0065】
続いて、図14に示されるように、第1ウェハW1の上面にCVD(Chemical Vapor Deposition)等により絶縁層49を形成する。その後、図14に示される第1ウェハW1の上面に対してRIE(Reactive Ion Etching)等を行うことにより、絶縁層49を除去するとともに、柱状部PLaのコア部81の上端部、及び柱状部PLbのコア部91の上端部を除去する。これにより、図15に示されるように、穴部421aが柱状部PLaの上端部の内部まで延びるように形成される。また、穴部421cが柱状部PLbの上端部の内部まで延びるように形成される。穴部421a,421cのそれぞれの上部の内周面には、RIEで除去することができなかった絶縁層49の一部が残存する。
【0066】
続いて、図16に示されるように、第1ウェハW1の上面にCVD等により導電層422及び絶縁層441を順に形成する。その際、柱状部PLaにおいてコア部81が除去された部分、及び柱状部PLbにおいてコア部91が除去された部分に導電層422の一部が埋め込まれる。その後、図17に示されるように第1ウェハW1の上面においてメモリホールMHの上方にあたる部分にPEP(Photo Engraving Process)等によりレジストパターンRP10を形成する。その後、レジストパターンRP10をマスクとしてRIE等により第1ウェハW1の上面を除去する。これにより、図18に示されるように、第1ウェハW1の上面において柱状ホールHRの上方にあたる部分に配置される絶縁層441、導電層422、及び絶縁層421の一部が除去される。結果的に、絶縁層421に凹部421bが形成されるとともに、柱状部PLbの上方に残存する導電層422b及び絶縁層49が凹部421bの底面から露出する。
【0067】
続いて、図19に示されるように、第1ウェハW1の上面にCVD等により絶縁層442及び導電層45を順に形成する。これにより、第1ウェハW1が、図7に示されるアレイ部40と同様の形状に形成される。
1.5 効果
図20に示される比較例の半導体装置3では、柱状部PLbの上端部が導電層422に電気的に接続されている。このような半導体装置3では、その製造工程において、柱状ホールHRの位置が図中に二点鎖線で示されるようにずれたような場合、柱状ホールHR内に形成される柱状部PLbとコンタクト48とが直接接触する可能性がある。同様の問題はコンタクト48の位置がずれた場合にも発生し得る。このような場合、コンタクト48が柱状部PLbのゲート絶縁膜93及び半導体層92を介して導電層422と電気的に導通して、コンタクト48と導電層422とが電気的に短絡した状態になる可能性がある。これは、半導体装置3の動作等に異常を発生させる要因となる。
【0068】
この点、本実施形態の半導体装置2では、図7に示されるように柱状部PLbの上端部が導電層422と電気的に絶縁されている。このような構成によれば、仮に柱状部PLbとコンタクト48とが直接接触したとしても、コンタクト48が柱状部PLbのゲート絶縁膜93及び半導体層92を介して導電層422と電気的に短絡することはない。そのため、電気的な短絡が発生し難い半導体装置2を実現することが可能である。また、電気的な短絡が発生し難ければ、より近づけてコンタクト48と柱状部PLbとを配置することができるため、半導体装置2の集積化が可能となる。そのため、半導体装置2の小型化等が可能となる。さらに、柱状部PLbを大きくすることも可能であるため、例えば階段部41bの強度を向上させることも可能である。
【0069】
導電層422は、積層体41の上方において柱状部PLbの上方の部分を除く部分に形成されている。柱状部PLbの上端部は、導電層422から離間して配置されることにより、導電層422と電気的に絶縁されている。また、半導体装置2は、導電層422の上方に形成される絶縁層44と、絶縁層44の上方に形成される導電層45とを更に備える。柱状部PLbの上端は絶縁層44に接触している。具体的には、柱状部PLbの半導体層82及び電荷蓄積膜832の少なくとも一方の上端部が絶縁層44に接触している。
【0070】
この構成によれば、柱状部PLbの上端部と導電層422とを容易に絶縁することが可能となる。
2 第2実施形態
次に、半導体装置2の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態の半導体装置2との相違点を中心に説明する。
【0071】
2.1 半導体装置の構造
図21は、本実施形態の半導体装置2の断面構造を示したものである。図21に示されるように、本実施形態の半導体装置2では、絶縁層421の凹部421bの底面に柱状部PLbの半導体層92の上端部が露出している。半導体層92の上端部は絶縁層44に接触している。したがって、図21に示される本実施形態の半導体装置2では、図7に示される第1実施形態の半導体装置2と比較すると、柱状部PLbのコア部91の上端部と絶縁層44との間に導電層422bが配置されていない点、及び穴部421cの内周面に絶縁層49が形成されていない点で、第1実施形態の半導体装置2と異なる。
【0072】
2.2 半導体装置の製造方法
次に、本実施形態の半導体装置2の製造方法について説明する。
本実施形態の半導体装置2では、図12に示されるように第1ウェハW1の上面に絶縁層421を露出させた後、図22に示されるように第1ウェハW1の上面において柱状ホールHRの上方にあたる部分にPEP等によりレジストパターンRP20を形成する。その後、レジストパターンRP20をマスクとしてRIE等により第1ウェハW1の上面を除去することにより、図23に示されるように、絶縁層421、及び柱状部PLaの上端部をZ方向に加工する。これにより、柱状部PLaの上端部に設けられるゲート絶縁膜83及び半導体層82が除去されて柱状部PLaのコア部81が第1ウェハW1の穴部421aから露出する。一方、柱状部PLbの上方の部分では絶縁層421のみが除去されるため、第1ウェハW1の穴部421cでは柱状部PLbのゲート絶縁膜93が露出する。
【0073】
続いて、図24に示されるように、第1ウェハW1の上面にCVD等により絶縁層49を形成する。その後、第1ウェハW1の上面に対してRIE等を行うことにより、絶縁層49を除去する。また、柱状部PLbのコア部91を除去せずに、柱状部PLaのコア部81の上端部のみを選択的に除去する。これにより、図25に示されるように、絶縁層421の表面に柱状部PLbのゲート絶縁膜93が露出する。また、柱状部PLaに関しては、その上端部の内部まで延びる穴部421aが形成される。穴部421cの上端部の内周面には、RIEで除去することができなかった絶縁層49の一部が残存する。このように、本実施形態では、柱状部PLaの上端部のみが選択的に除去される。
【0074】
続いて、図26に示されるように第1ウェハW1の上面にCVD等により導電層422及び絶縁層441を順に形成する。その際、柱状部PLaにおいてコア部81が除去された部分には導電層422の一部が埋め込まれる。その後、図27に示されるように第1ウェハW1の上面においてメモリホールMHの上方にあたる部分にPEP等によりレジストパターンRP10を形成する。そして、レジストパターンRP10をマスクとしてRIE等により第1ウェハW1の上面を除去する。これにより、図28に示されるように、第1ウェハW1の上面において柱状ホールHRの上方にあたる部分に配置される絶縁層441、導電層422、及び絶縁層421の一部が除去される。これにより、絶縁層421に凹部421bが形成されるとともに、柱状部PLbのゲート絶縁膜93が凹部421bの底面から露出する。
【0075】
続いて、図29に示されるように、第1ウェハW1の上面にCVD等により絶縁層442及び導電層45を順に形成する。これにより、第1ウェハW1が、図21に示されるアレイ部40と同様の形状に形成される。
2.3 効果
図7に示される第1実施形態の半導体装置2のように柱状部PLbのコア部91の上端部と絶縁層442との間に導電層422bが設けられていたとしても、半導体装置2の動作には支障はない。但し、導電層422bが他の部分と電気的に導通して、意図しない電気的な短絡が発生する可能性がある。
【0076】
この点、本実施形態の半導体装置2では、柱状部PLbのコア部91の上端部と絶縁層442との間には導電層422bが設けられていない。そのため、導電層422bを介した意図しない電気的な短絡を未然に防止することが可能である。
3 第3実施形態
次に、半導体装置2の第3実施形態について説明する。以下、第1実施形態の半導体装置2との相違点を中心に説明する。
【0077】
3.1 半導体装置の構造
図30は、本実施形態の半導体装置2の断面構造を示したものである。図30に示されるように、本実施形態の柱状部PLbは絶縁層421の上面から突出するように設けられている。柱状部PLbは、コア部91、及び絶縁膜94を有している。絶縁膜94は、円筒状に形成されており、コア部91の外周を囲うように設けられている。絶縁膜94は例えば結晶性の高いシリコン酸化物により形成されている。絶縁膜94は、コア部91と導電層411との間に配置されている。本実施形態では、コア部91が第2コア部に相当する。
【0078】
柱状部PLbにおいて絶縁層421の上面から突出している部分の外周には絶縁層46が設けられている。絶縁層46は例えばシリコン酸化物により形成されている。
本実施形態の半導体装置2では、柱状部PLbの上方に導電層422、絶縁層44、及び導電層45が積層して配置されている。
【0079】
3.2 半導体装置の製造方法
次に、本実施形態の半導体装置2の製造方法について説明する。
本実施形態の半導体装置2を製造する際には、図31に示されるような第1ウェハW1を製造する。図31に示されるように、第1ウェハW1では、柱状部PLbが基板60の内部まで延びるように形成されている。
【0080】
その後、第1ウェハW1と第2ウェハW2とを貼合すると、第1ウェハW1の上面は図32に示されるような状態となる。続いて、図33に示されるように、第1ウェハW1の基板60をウェットエッチング等により除去する。これにより第1ウェハW1の上面に絶縁層421が露出する。また、絶縁層421の穴部421aにおいて柱状部PLaの上端面が露出する。また、柱状部PLbの端部が絶縁層421の上面から突出するように配置される。
【0081】
続いて、図33に示される第1ウェハW1の上面に対してエッチバック等を行うことにより、柱状部PLaの上端部をZ方向に加工する。これにより、図34に示されるように、柱状部PLaの上端部に設けられるゲート絶縁膜83及び半導体層82が除去されて柱状部PLaのコア部81が第1ウェハW1の穴部421aから露出する。
【0082】
続いて、図35に示されるように、第1ウェハW1の上面にCVD等により絶縁層46を形成する。その後、図35に示される第1ウェハW1の上面に対してRIE等を行うことにより、絶縁層46を除去するとともに、柱状部PLaのコア部81の上端部、及び柱状部PLbの上端部を除去する。これにより、図36に示されるように、穴部421aが柱状部PLaの上端部の内部まで延びるように形成される。また、柱状部PLbの上面からコア部91が露出する。さらに、第1ウェハW1の上面から突出するように配置される柱状部PLbの上端部の外周には絶縁層46の一部が残存する。
【0083】
続いて、図37に示されるように、第1ウェハW1の上面にCVD等により導電層422、絶縁層44、及び導電層45を順に形成する。これにより、第1ウェハW1が、図30に示されるアレイ部40と同様に形状に形成される。
3.3 効果
本実施形態の半導体装置2では、柱状部PLbが、Z方向に延びるように形成されるコア部91と、導電層411とコア部91との間に設けられる絶縁膜94とを備える。この構成によれば、仮に柱状部PLbとコンタクト48とが直接接触したとしても、コンタクト48が柱状部PLbを介して導電層422と電気的に導通することはない。そのため、電気的な短絡が発生し難い半導体装置2を実現することが可能である。
【0084】
4 他の実施形態
本開示は上記の具体例に限定されるものではない。
例えば、メモリセルトランジスタMTは、MONOS型に限らず、電荷蓄積膜832にシリコン膜等を用いるFG(Floating Gate)型であってもよい。
【0085】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施し得るものであり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれ、かつ特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0086】
MT:メモリセルトランジスタ、PLa:柱状部(第1柱状部)、PLb:柱状部(第2柱状部)、2:半導体装置、40:アレイ部(第2チップ)、41:積層体、41a:メモリ部、41b:階段部、44:絶縁層(第2絶縁層)、45:導電層(第4導電層)、48:コンタクト、50:回路部(第1チップ)、81:コア部(第1コア部)、82:半導体層、91:コア部(第1コア部,第2コア部)、92:半導体層、94:絶縁膜、411:導電層(第1導電層)、412:絶縁層(第1絶縁層)、422:導電層(第2導電層)、832:電荷蓄積膜。
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