(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024013186
(43)【公開日】2024-01-31
(54)【発明の名称】収納パック及び太陽光複合装置
(51)【国際特許分類】
H02S 40/22 20140101AFI20240124BHJP
H02S 10/40 20140101ALI20240124BHJP
【FI】
H02S40/22
H02S10/40
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023021368
(22)【出願日】2023-02-15
(31)【優先権主張番号】202210849510.0
(32)【優先日】2022-07-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
(71)【出願人】
【識別番号】520282568
【氏名又は名称】深▲セン▼市華宝新能源股▲フン▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100104880
【弁理士】
【氏名又は名称】古部 次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100107216
【弁理士】
【氏名又は名称】伊與田 幸穂
(72)【発明者】
【氏名】何 嘉進
(72)【発明者】
【氏名】白 ▲ウェイ▼
(72)【発明者】
【氏名】于 華君
(72)【発明者】
【氏名】厳 逸駒
【テーマコード(参考)】
5F151
【Fターム(参考)】
5F151JA14
5F151JA23
(57)【要約】 (修正有)
【課題】両面太陽光パネルの発電効率を高めると同時に、ユーザが単一の光反射材を携帯する必要を回避してユーザの使用体験を改善することができる収納パック及び太陽光複合装置を提供する。
【解決手段】収納パック1は、両面太陽光パネル2を収納するために用いられ、収納パック1は、内側に第1の光反射層111が設けられている第1のパック体11と、第1のパック体11に接続され、内側に第2の光反射層121が設けられている第2のパック体12と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
両面太陽光パネル(2)を収納するための収納パック(1)であって、
内側に第1の光反射層(111)が設けられている第1のパック体(11)と、
前記第1のパック体(11)に接続され、内側に第2の光反射層(121)が設けられている第2のパック体(12)と、を備える、
ことを特徴とする収納パック。
【請求項2】
前記第1のパック体(11)と前記第2のパック体(12)とは可動接続し、前記第2のパック体(12)は、平面的に設けられ、前記収納パック(1)は、位置保持アセンブリをさらに備え、前記位置保持アセンブリが前記第1のパック体(11)と前記第2のパック体(12)との間の挟角を保持するために用いられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の収納パック。
【請求項3】
前記位置保持アセンブリは、相対する第1の端(131)及び第2の端(132)を備え、前記第1の端(131)が前記第1のパック体(11)に接続され、前記第2の端(132)が前記第2のパック体(12)、前記両面太陽光パネル(2)及び地面のうちの1つに接続される、
ことを特徴とする請求項2に記載の収納パック。
【請求項4】
前記第2の端(132)と前記第1の端(131)との間の距離は、調節可能である、
ことを特徴とする請求項3に記載の収納パック。
【請求項5】
前記位置保持アセンブリは、可撓性構造として構成され、前記位置保持アセンブリは、本体(130)をさらに備え、前記第1の端(131)及び前記第2の端(132)は、それぞれ前記本体(130)の相対する両端に位置し、前記第2の端(132)は、前記本体(130)に接続されて前記本体(130)とともに1つの環状構造を構成することができ、前記環状構造は、前記両面太陽光パネル(2)に嵌設されることができ、前記第2の端(132)と前記本体(130)との接続位置は調節可能である、
ことを特徴とする請求項4に記載の収納パック。
【請求項6】
前記位置保持アセンブリは、伸縮接続する第1の部及び第2の部をさらに備え、前記第1の端(131)は、前記第1の部に形成され且つ前記第2の部から離れており、前記第2の端(132)は、前記第2の部に形成され且つ前記第1の部から離れており、前記第2の部は、前記第2の端(132)の、前記第1の端(131)に対する距離を調節するように、前記第1の部の長さ方向に沿って摺動可能である、
ことを特徴とする請求項4に記載の収納パック。
【請求項7】
前記位置保持アセンブリは、位置規制ベルト(133)をさらに備え、前記位置規制ベルト(133)の両端は、それぞれ前記第1の端(131)及び前記第2の端(132)として構成され、前記第1の端(131)が前記第1のパック体(11)に回動接続され、前記第2の端(132)が前記第2のパック体(12)又は前記両面太陽光パネル(2)に接続され、或いは、前記位置保持アセンブリは、締結釘(134)をさらに備え、前記締結釘(134)が、地面に固定され、前記第2の端(132)は、前記締結釘(134)に接続される、
ことを特徴とする請求項3に記載の収納パック。
【請求項8】
前記位置保持アセンブリは、固定耳(135)及び支持ロッド(136)を備え、前記固定耳(135)が、前記第1のパック体(11)の側辺に設けられ、前記支持ロッド(136)の上端が、前記固定耳(135)の中に挿設され、前記支持ロッド(136)の下端が、地面に押し当てられる、
ことを特徴とする請求項2に記載の収納パック。
【請求項9】
前記位置保持アセンブリは、支持材を備え、前記支持材が、前記第1のパック体(11)の、前記第2のパック体(12)から乖離する一面に設けられ、前記支持材の一端は、前記第1のパック体(11)に接続され、前記支持材の他端は、地面に押し当てられる、
ことを特徴とする請求項2に記載の収納パック。
【請求項10】
両面太陽光パネル(2)及び請求項1~9のいずれか1項に記載の収納パック(1)を備え、前記両面太陽光パネル(2)は、パネルアセンブリ(21)及びホルダ(22)を備え、前記ホルダ(22)の上端が前記パネルアセンブリ(21)の上側に接続され、前記ホルダ(22)の下端が前記第2のパック体(12)に当接される、
ことを特徴とする太陽光複合装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽光装置の技術分野に関し、特に収納パック及び太陽光複合装置に関する。
【背景技術】
【0002】
両面太陽光電池シートは、その受光面及び非受光面がいずれも発電可能なので、その総合発電効率が片面の太陽光電池シートよりも高く、そのため、両面太陽光電池シートを採用する太陽光パネルがますます増えている。両面太陽光パネルは、その背面の光束量が比較的少ないため、一般的には、単一の光反射材を設けて両面太陽光パネルの背面の発電効率を高める必要がある。戸外活動などの携帯式のユースシーンにおいて、ユーザは、単一の光反射材を保管及び携帯する必要があり、比較的面倒である。
【0003】
したがって、上記の技術課題を解決するための収納パック及び太陽光複合装置が至急必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記に基づいて、本発明は、両面太陽光パネルの発電効率を高めると同時に、ユーザが単一の光反射材を携帯する必要を回避してユーザの使用体験を改善することができる収納パック及び太陽光複合装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明は、
両面太陽光パネルを収納するための収納パックを提供し、前記収納パックが、
内側に第1の光反射層が設けられている第1のパック体と、
前記第1のパック体に接続され、内側に第2の光反射層が設けられている第2のパック体と、を備えるという技術案を採用する。
【0006】
収納パックの1つの好ましい技術案として、前記第1のパック体と前記第2のパック体とは可動接続し、前記第2のパック体は、平面的に設けられ、前記収納パックは、位置保持アセンブリをさらに備え、前記位置保持アセンブリが前記第1のパック体と前記第2のパック体との間の挟角を保持するために用いられる。
【0007】
収納パックの1つの好ましい技術案として、前記位置保持アセンブリは、相対する第1の端及び第2の端を備え、前記第1の端が前記第1のパック体に接続され、前記第2の端が前記第2のパック体、前記両面太陽光パネル及び地面のうちの1つに接続される。
【0008】
収納パックの1つの好ましい技術案として、前記第2の端と前記第1の端との間の距離は、調節可能である。
【0009】
収納パックの1つの好ましい技術案として、前記位置保持アセンブリは、可撓性構造として構成され、前記位置保持アセンブリは、本体をさらに備え、前記第1の端及び前記第2の端は、それぞれ前記本体の相対する両端に位置し、前記第2の端は、前記本体に接続されて前記本体とともに1つの環状構造を構成することができ、前記環状構造は、前記両面太陽光パネルに嵌設されることができ、前記第2の端と前記本体との接続位置は調節可能である。
【0010】
収納パックの1つの好ましい技術案として、前記位置保持アセンブリは、伸縮接続する第1の部及び第2の部をさらに備え、前記第1の端は、前記第1の部に形成され且つ前記第2の部から離れており、前記第2の端は、前記第2の部に形成され且つ前記第1の部から離れており、前記第2の部は、前記第2の端の、前記第1の端に対する距離を調節するように、前記第1の部の長さ方向に沿って摺動可能である。
【0011】
収納パックの1つの好ましい技術案として、前記位置保持アセンブリは、位置規制ベルトをさらに備え、前記位置規制ベルトの両端は、それぞれ前記第1の端及び前記第2の端として構成され、前記第1の端が前記第1のパック体に回動接続され、前記第2の端が前記第2のパック体又は前記両面太陽光パネルに接続され、或いは、前記位置保持アセンブリは、締結釘をさらに備え、前記締結釘が、地面に固定され、前記第2の端は、前記締結釘に接続される。
【0012】
収納パックの1つの好ましい技術案として、前記位置保持アセンブリは、固定耳及び支持ロッドを備え、前記固定耳が、前記第1のパック体の側辺に設けられ、前記支持ロッドの上端が、前記固定耳の中に挿設され、前記支持ロッドの下端が、地面に押し当てられる。
【0013】
収納パックの1つの好ましい技術案として、前記位置保持アセンブリは、支持材を備え、前記支持材が、前記第1のパック体の、前記第2のパック体から乖離する一面に設けられ、前記支持材の一端は、前記第1のパック体に接続され、前記支持材の他端は、地面に押し当てられる。
【0014】
第2の態様では、両面太陽光パネル及び上記のような収納パックを備える太陽光複合装置をさらに提供し、前記両面太陽光パネルは、パネルアセンブリ及びホルダを備え、前記ホルダの上端は、前記パネルアセンブリの上側に接続され、前記ホルダの下端は、前記第2のパック体に当接される。
【発明の効果】
【0015】
本発明の有益な効果は、
本発明に係る収納パックにおいて、第1のパック体及び第2のパック体の内側には、それぞれ第1の光反射層及び第2の光反射層が設けられ、収納パックが展開された後に、その上に斜めに支持された両面太陽光パネルに光反射構造を提供することができ、第1の光反射層及び第2の光反射層により太陽光を下方向きの両面太陽光パネルの背面まで発射し、これにより、両面太陽光パネルの発電効率を高めると同時に、ユーザが単一の光反射材を携帯する必要を回避してユーザの使用体験を改善することである。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本発明の実施例における技術案をより明確に説明するために、以下、本発明の実施例の説明に使用する必要がある図面について簡単に紹介するが、以下の説明における図面は、本発明のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な労働を行わない前提で本発明の実施例の内容及びこれらの図面に応じて他の図面も取得できることは、明らかである。
【0017】
【
図1】本発明の実施例1に係る太陽光複合装置の構造模式図である。
【
図2】本発明の実施例2に係る太陽光複合装置の構造模式図である。
【
図3】本発明の実施例3に係る太陽光複合装置の構造模式図である。
【
図4】本発明の実施例4に係る太陽光複合装置の構造模式図である。
【
図5】本発明の実施例5に係る太陽光複合装置の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明が解决しようとする技術課題、採用する技術案及び達成する技術効果をより明確にするために、以下、図面を参照しながら本発明の実施例の技術案をさらに詳しく説明するが、説明される実施例は、本発明の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではないことは明らかである。本発明における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を行わない前提で得られる全ての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属している。
【0019】
実施例1:
図1に示すように、本実施例は、太陽光複合装置100を提供し、該太陽光複合装置100は、収納パック1及び両面太陽光パネル2を備える。両面太陽光パネル2の不使用時に、収納パック1は、閉じられて両面太陽光パネル2をその中に収納し、両面太陽光パネル2の使用時に、収納パック1は、太陽光を両面太陽光パネル2の背面に反射して、両面太陽光パネル2の発電効率を高めるために用いられる。
【0020】
図1に示すように、収納パック1は、第1のパック体11及び第2のパック体12を備え、第1のパック体11及び第2のパック体12は、布地により作られ、第1のパック体11の一側は、第2のパック体12に接続され、第1のパック体11の上側には、環状のフックテープ112が設けられ、第1のパック体11の他側は、ファスナーにより第2のパック体12に接続される。第1のパック体11の内側には、第1の光反射層111が一体に設けられており、第2のパック体12の内側には、第2の光反射層121が一体に設けられている。第1の光反射層111及び第2の光反射層121は、錫箔紙、アルミ箔紙、アルミ蒸着PETフィルムなどの光反射材料により作られ、第1の光反射層111及び第2の光反射層121に、複数の凹溝構造がアレイに設けられ、これにより、第1の光反射層111及び第2の光反射層121の拡散反射の能力を高める。
【0021】
具体的には、本実施例に係る収納パック1において、第1のパック体11及び第2のパック体12の内側には、それぞれ第1の光反射層111及び第2の光反射層121が設けられ、収納パック1は展開された後に、その上に斜めに支持された両面太陽光パネル2に光反射構造を提供することができ、第1の光反射層111及び第2の光反射層121により太陽光を下方向きの両面太陽光パネル2の背面まで発射し、これにより、両面太陽光パネル2の発電効率を高めると同時に、ユーザが単一の光反射材を携帯する必要を回避してユーザの使用体験を改善する。
【0022】
さらに、第2のパック体12は、平面的に設けられ、第1のパック体11と第2のパック体12とは可動接続し、具体的に回動接続し、これにより、第1のパック体11の、第2のパック体12に対する挟角が調節可能である。収納パック1は、位置保持アセンブリをさらに備え、位置保持アセンブリが第1のパック体11と第2のパック体12との間の挟角を保持するために用いられる。
【0023】
好ましくは、位置保持アセンブリは、相対する第1の端131及び第2の端132を備え、第1の端131が第1のパック体11に接続され、第2の端132が両面太陽光パネル2に接続される。
【0024】
より好ましくは、第2の端132と第1の端131との間の距離は、調節可能である。
【0025】
具体的に、位置保持アセンブリは、可撓性構造として構成され、位置保持アセンブリは、本体130をさらに備え、第1の端131及び第2の端132は、それぞれ本体130の相対する両端に位置し、第2の端132は、本体130に接続されて本体130とともに1つの環状構造を構成することができ、環状構造は、両面太陽光パネル2に嵌設されることができ、第2の端132と本体130との接続位置は調節可能である。本実施例では、位置保持アセンブリは、位置規制ベルト133を備え、位置規制ベルト133の両端は、それぞれ第1の端131及び第2の端132として構成され、第1の端131が第1のパック体11に回動接続され、第2の端132が両面太陽光パネル2に接続され、第1の端131には、雄バックルが設けられ、本体130には、雌バックルが設けられており、第2の端132の一側には、マジックテープが設けられており、本体130の一側には、マジックテープが設けられており、本体130におけるマジックテープは、一定の長さ延伸しており、マジックテープと雌バックルとの間は、一定の距離を有する。
【0026】
両面太陽光パネル2は、主にパネルアセンブリ21、ホルダ22及び提げ手23を備える。パネルアセンブリ21内には、両面太陽光電池シートが設けられており、提げ手23は、パネルアセンブリ21の上側に設けられ、提げ手23には、把持領域が設けられている。ホルダ22は、パネルアセンブリ21の非受光面に位置し、ホルダ22の上端がパネルアセンブリ21の上端に回動接続され、ホルダ22の下端が自由端であり、ホルダ22は、透かし彫り構造であり、これにより、パネルアセンブリ21の背面の光への遮光を低減する。
【0027】
両面太陽光パネル2は不使用時に、収納パック1に収納される。
【0028】
両面太陽光パネル2の使用時に、第2のパック体12は、地面に平面的に置かれることになり、両面太陽光パネル2は、第2のパック体12に取外し可能に設けられ、両面太陽光パネル2の下側及びホルダ22の下側は、第2のパック体12に位置し、ホルダ22は、両面太陽光パネル2の受光面が太陽光に正対するように一定の角度開かれる。位置規制ベルト133の第1の端131は、第1のパック体11のフックテープ112を通して、第1の端131の雄バックルにより位置規制ベルト133の本体130における雌バックルと連携し、これにより、位置規制ベルト133の一端は、第1のパック体11に接続され、位置規制ベルト133の第2の端132は、両面太陽光パネル2の提げ手23を通して、第2の端132におけるマジックテープにより本体130におけるマジックテープと連携し、これにより、第2の端132は、両面太陽光パネル2に接続され、さらに、第1のパック体11と第2のパック体12とが一定の角度を呈し、望ましい場合は、第1のパック体11とパネルアセンブリ21とが平行になるようにさせる。
【0029】
本体130におけるマジックテープは、本体130において一定の長さがあるため、第2の端132のマジックテープと本体130におけるマジックテープとの位置を調整することにより、位置保持アセンブリの第2の端132の、第1の端131に対する距離が調整されて、第1のパック体11の、第2のパック体12に対する角度が調整され、これにより、第1のパック体11とパネルアセンブリ21とが平行になる。
【0030】
第2の端132の、第1の端131に対する距離を調節可能にするために、いくつかの他の実施例では、第2の端132に雄バックルを設け、本体130における、第2の端132に近い一側に、複数の雌バックルを間隔的に設けてもよく、第2の端132における雄バックルと本体130における雌バックルとの適応位置を調整することにより、位置規制ベルト133の第2の端132の、第1の端131に対する距離を調節可能にする、ことを理解できる。
【0031】
いくつかの他の実施例では、位置保持アセンブリは、互いに接続する第1の部及び第2の部を備え、第1の端131は、第1の部に形成され且つ第2の部から離れており、第2の端132は、第2の部に形成され且つ第1の部から離れており、第2の部は、第2の端132の、第1の端131に対する距離を調節するように、第1の部の長さ方向に沿って摺動可能である、ことを理解できる。
【0032】
本発明に係る太陽光複合装置100は、
1、収納パック1の内側には、光反射層が設けられており、両面太陽光パネル2の発電効率が高められると同時に、ユーザが単一の光反射材を携帯する必要がなく、ユーザの体験が高められることと、
2、位置保持アセンブリにより、第1のパック体11は、第2のパック体12に対して予め設定された角度に保持されて、第1のパック体11と両面太陽光パネル2のパネルアセンブリ21とが平行になるようにさせ、両面太陽光パネル2の背面の発電効率が高められることと、
3、位置保持アセンブリは可撓性であり、両面太陽光パネルの不使用時に、位置規制ベルト133は、巻回/折畳されることができ、空間が省かれることと、
4、位置保持アセンブリの第2の端132の、第1の端131に対する距離は、調節可能であり、これにより、第1のパック体11の、第2のパック体12に対する角度は、調節可能であり、さらに、第1のパック体11は、両面太陽光パネル2のパネルアセンブリ21の角度の調整に伴って調整可能であり、両面太陽光パネル2の効率がさらに高められることと、という有益な効果を有する。
【0033】
実施例2:
図2に示すように、本実施例は、他の太陽光複合装置100及び収納パック1を提供し、本実施例に係る収納パック1は、第1のパック体11におけるフックテープ112が2つ設けられており、2つのフックテープ112が、それぞれ第1のパック体11の左右両側に設けられ、位置保持アセンブリも対応して2つ設けられており、2つの第1の端131が、それぞれ2つのフックテープ112に接続され、2つの第2の端132が、それぞれ第2のパック体12の両側に接続される、点で実施例1と異なる。
【0034】
実施例3:
図3に示すように、本実施例は、他の太陽光複合装置100及び収納パック1を提供し、本実施例に係る収納パック1は、位置保持アセンブリが、2つの締結釘134をさらに備え、2つの締結釘134が、それぞれ第2のパック体12の両側の地面に固定され、2つの位置保持アセンブリの第2の端132が、それぞれ2つの締結釘134に一対一に対応して接続される、点で実施例2と異なる。
【0035】
実施例4:
図4に示すように、本実施例は、他の太陽光複合装置100及び収納パック1を提供し、本実施例に係る収納パック1は、位置保持アセンブリが、固定耳135及び支持ロッド136を備え、2つの固定耳135が、第1のパック体11の左右の2つの側辺に設けられ、支持ロッド136の上端が、固定耳135の中に挿設され、支持ロッド136の下端が、地面に押し当てられ、これにより、第1のパック体11と地面との間の挟角が限定される、点で実施例2と異なる。
【0036】
より好ましくは、固定耳135は、第1のパック体11に水平軸線まわりに回動接続され、支持ロッド136は、伸縮ロッド構造として構成され、又は支持ロッド136と固定耳135との間の接続位置は、調節可能であり、これにより、第1のパック体11と地面との間の挟角の調整を容易にする。
【0037】
実施例5:
図5に示すように、本実施例は、他の太陽光複合装置100及び収納パック1を提供し、本実施例に係る収納パック1は、位置保持アセンブリが、支持材を備え、支持材が、第1のパック体11の、第2のパック体12から乖離する一面に設けられ、支持材の一端は、第1のパック体11に接続され、支持材の他端は、地面に押し当てられ、これにより、第1のパック体11と地面との間の挟角が限定される、点で実施例1と異なる。
【0038】
より好ましくは、支持材は、第1のパック体11に水平軸線まわりに回動接続され、且つ支持材と第1のパック体11との間の挟角は、例えば30度、45度、60度、90度など、複数の角度に固定されることができ、これにより第1のパック体11と地面との間の挟角の調整を容易にする。
【0039】
上記は、本発明の好適な実施例及び運用された技術原理に過ぎないことは注意されたい。当業者は、本発明が、ここに記載された特定の実施例に限らず、当業者として、本発明の保護範囲から逸脱することなく、各種の明らかな変化、再調整及び置換を行うことができることを理解すべきである。したがって、以上の実施例により本発明を比較的詳細に説明したが、本発明は、以上の実施例のみに限定されず、本発明の構想から逸脱しない限り、他の均等な実施例をより多く含んでもよく、本発明の範囲は、添付された特許請求の範囲によって決定される。
【符号の説明】
【0040】
100 太陽光複合装置
1 収納パック
11 第1のパック体
111 第1の光反射層
112 フックテープ
12 第2のパック体
121 第2の光反射層
13 位置規制材
130 本体
131 第1の端
132 第2の端
133 位置規制ベルト
134 締結釘
135 固定耳
136 支持ロッド
2 両面太陽光パネル
21 パネルアセンブリ
22 ホルダ
23 提げ手