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特開2024-131964天板カバー取付けアダプタおよび天板拡張具
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024131964
(43)【公開日】2024-09-30
(54)【発明の名称】天板カバー取付けアダプタおよび天板拡張具
(51)【国際特許分類】
   A47B 13/08 20060101AFI20240920BHJP
【FI】
A47B13/08 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023042562
(22)【出願日】2023-03-17
(71)【出願人】
【識別番号】000208684
【氏名又は名称】第一工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100136674
【弁理士】
【氏名又は名称】居藤 洋之
(72)【発明者】
【氏名】冨田 豊
(57)【要約】
【課題】天板カバーの取付け作業性を向上できる、天板カバー取付けアダプタおよび天板拡張具を提供する。
【解決手段】天板拡張具70は、天板カバー10および天板カバー取付けアダプタ72を備える。天板カバー取付けアダプタ72は、机の天板(第1天板)15に取り付け可能に構成された天板カバー10をその天板よりも小さい天板(第2天板)14に取り付ける際に、天板14の縁部に装着される。天板カバー取付けアダプタ72は、天板14の外周面に沿うように構成されたアダプタ本体74と、アダプタ本体74を天板14の縁部に取り付ける取付け部76と、天板カバー10の挟持手段で挟持される被挟持部78,80,82,84とを備える。アダプタ本体74における天板14に近い側を内側とし、その反対側を外側としたとき、取付け部76は、アダプタ本体74の内側部分に一体的に設けられ、被挟持部は、アダプタ本体74の外側部分に一体的に設けられる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
机の第1天板に取り付け可能に構成された天板カバーを前記第1天板よりも小さい第2天板に取り付ける際に、前記第2天板の縁部に装着される天板カバー取付けアダプタであって、
前記第2天板の外周面に沿うように構成されたアダプタ本体と、
前記アダプタ本体を前記第2天板の縁部に取り付ける取付け部と、
前記天板カバーに設けられた挟持手段で挟持される被挟持部とを備え、
前記アダプタ本体における前記第2天板に近い側を内側とし、その反対側を外側としたとき、
前記取付け部は、前記アダプタ本体の内側部分に一体的に設けられ、
前記被挟持部は、前記アダプタ本体の外側部分に一体的に設けられる、天板カバー取付けアダプタ。
【請求項2】
前記アダプタ本体は、内部に空間を有する、請求項1に記載の天板カバー取付けアダプタ。
【請求項3】
前記アダプタ本体は、上方へ向けて開かれた開口を有する溝状に形成される、請求項2に記載の天板カバー取付けアダプタ。
【請求項4】
前記取付け部は、前記第2天板の縁部を上下方向から挟む上側挟み片および下側挟み片を有する、請求項3に記載の天板カバー取付けアダプタ。
【請求項5】
前記第2天板は、平面視で四角形に形成され、
前記机の使用者から遠い側を前側とし、使用者に近い側を後側としたとき、
前記アダプタ本体の前記第2天板から後方へ張り出す部分の張出長さは、前記アダプタ本体の前記第2天板から前方へ張り出す部分の張出長さよりも短く定められる、請求項4に記載の天板カバー取付けアダプタ。
【請求項6】
前記アダプタ本体は、前記第2天板の出隅部に沿うように構成された少なくとも1つの平面視でL字状の入隅部を有する、請求項5に記載の天板カバー取付けアダプタ。
【請求項7】
前記アダプタ本体は、複数の分割片に分割して構成され、
複数の前記分割片のそれぞれに前記取付け部および前記被挟持部が設けられる、請求6に記載の天板カバー取付けアダプタ。
【請求項8】
互いに隣り合う2つの前記分割片のそれぞれには、これらを着脱可能に連結する篏合構造が一体的に設けられる、請求項7に記載の天板カバー取付けアダプタ。
【請求項9】
前記アダプタ本体は、物理的に1つの部分として構成される、請求項6に記載の天板カバー取付けアダプタ。
【請求項10】
前記アダプタ本体は、前記第2天板の平面視で連続する3つの辺に対応するように一体的に形成された第1直線部、第2直線部および第3直線部を有し、
前記第1直線部および前記第3直線部は、前記第2直線部から遠い側の端部を自由端として弾性変形可能に構成される、請求項9に記載の天板カバー取付けアダプタ。
【請求項11】
前記アダプタ本体の一方端部は、前記第1直線部の自由端に連続して前記第2直線部と対向するように形成され、
前記アダプタ本体の他方端部は、前記第3直線部の自由端に連続して前記第2直線部と対向するように形成され、
前記一方端部と前記他方端部との間隔は、前記第1直線部および前記第3直線部が外側へ弾性変形されたときに前記第2天板の幅よりも広くなるように定められる、請求項10に記載の天板カバー取付けアダプタ。
【請求項12】
机の第1天板に取り付け可能に構成された天板カバーと、
請求項1ないし11のいずれか1項に記載の天板カバー取付けアダプタとを備える、天板拡張具。
【請求項13】
前記天板カバーは、前記アダプタ本体を上下方向に対して直交する方向から挟む挟持手段を備え、
前記アダプタ本体の前記挟持手段で挟まれる部分は、弾性変形可能に構成され、
前記挟持手段で前記アダプタ本体が挟まれたとき、前記アダプタ本体の一部が内側に弾性変形されて前記第2天板に押し当てられる、請求項12に記載の天板拡張具。
【請求項14】
前記挟持手段は、弾性変形可能に構成された第1挟み片および第2挟み片を有し、
前記アダプタ本体の上面における前記被挟持部の上方に位置する部分には、前記第1挟み片および前記第2挟み片を前記被挟持部に案内するガイド面が、上方へ向かうにつれて内側に位置するように傾斜して形成される、請求項13に記載の天板拡張具。
【請求項15】
前記第1挟み片および前記第2挟み片の外側面は、上方へ向かうにつれて外側に位置するように傾斜して形成される、請求項14に記載の天板拡張具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、机の天板に天板カバーを取り付けるための天板カバー取付けアダプタおよび天板拡張具に関する。
【背景技術】
【0002】
机の天板を保護するために、或いは、机の天板の汚れや傷を覆い隠すために、従来から、天板に天板カバーを取り付けることが行われている。下記特許文献1,2には、従来の天板カバーの一例が開示されている。
【0003】
特許文献1に開示された机用天板(天板カバー)は、拡張天板と、延出プレートとを有している。机用天板(天板カバー)を机の天板に取り付ける際には、拡張天板の裏面に設けられた凹部に天板が嵌め込まれ、その後、取付ボルトを用いて凹部の縁部に延出プレートが取り付けられる。また、凹部の内側面と天板の外側面との間には、必要に応じて規制部材が設けられる。この構成において、天板に対する拡張天板の上方への移動は延出プレートによって阻止され、天板に対する拡張天板の側方(上下方向に対して直交する方向)への移動は凹部の内側面または規制部材によって阻止される。
【0004】
特許文献2に開示された木製デスクカバー天板(天板カバー)は、天板と、天板に固定された天板固定枠とを有している。天板固定枠は、固定テーブルスタンドを構成する固定台座の上面に載置されて、取付ボルトを用いて固定台座に取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第7011872号公報
【特許文献2】実用新案登録第3065796号公報
【0006】
特許文献1に開示された机用天板(天板カバー)では、作業者は、机の天板に取り付ける際に、延出プレート、取付ボルトおよび規制部材などの多くの部品を用いる必要があり、作業性がよくないという問題があった。一方、特許文献2に開示された木製デスクカバー天板(天板カバー)では、作業者は、机の天板に取り付ける際に、天板固定枠および取付ボルトなどの多くの部品を用いる必要があり、作業性がよくないという問題があった。
【発明の概要】
【0007】
本発明の目的は、天板カバーの取付け作業性を向上できる、天板カバー取付けアダプタおよび天板拡張具を提供することにある。
【0008】
上記目的を達成するため、本発明に係る天板カバー取付けアダプタの特徴は、机の第1天板に取り付け可能に構成された天板カバーを前記第1天板よりも小さい第2天板に取り付ける際に、前記第2天板の縁部に装着される天板カバー取付けアダプタであって、前記第2天板の外周面に沿うように構成されたアダプタ本体と、前記アダプタ本体を前記第2天板の縁部に取り付ける取付け部と、前記天板カバーに設けられた挟持手段で挟持される被挟持部とを備え、前記アダプタ本体における前記第2天板に近い側を内側とし、その反対側を外側としたとき、前記取付け部は、前記アダプタ本体の内側部分に一体的に設けられ、前記被挟持部は、前記アダプタ本体の外側部分に一体的に設けられることにある。
【0009】
この構成によれば、天板カバー取付けアダプタは、取付け部によって第2天板の縁部に取り付けられ、天板カバーは、挟持手段で被挟持部を挟持することによって、天板カバー取付けアダプタに取り付けられる。取付け部および被挟持部は、アダプタ本体に対して一体的に設けられるので、これらを独立した部品として準備する必要がなく、部品数を少なくして、天板カバーの取付け作業性を向上できる。
【0010】
本発明に係る天板カバー取付けアダプタの他の特徴は、前記アダプタ本体は、内部に空間を有することにある。
【0011】
この構成によれば、アダプタ本体が中実である場合に比べて、天板カバー取付けアダプタを軽量化できる。
【0012】
本発明に係る天板カバー取付けアダプタの他の特徴は、前記アダプタ本体は、上方へ向けて開かれた開口を有する溝状に形成されることにある。
【0013】
この構成によれば、アダプタ本体が溝底部から立ち上がった2つの溝壁部を有するので、天板カバー取付けアダプタの剛性を確保できる。
【0014】
本発明に係る天板カバー取付けアダプタの他の特徴は、前記取付け部は、前記第2天板の縁部を上下方向から挟む上側挟み片および下側挟み片を有することにある。
【0015】
この構成によれば、上側挟み片および下側挟み片によって、第2天板に対する天板カバー取付けアダプタの上下方向の動きを抑制できる。
【0016】
本発明に係る天板カバー取付けアダプタの他の特徴は、前記第2天板は、平面視で四角形に形成され、前記机の使用者から遠い側を前側とし、使用者に近い側を後側としたとき、前記アダプタ本体の前記第2天板から後方へ張り出す部分の張出長さは、前記アダプタ本体の前記第2天板から前方へ張り出す部分の張出長さよりも短く定められることにある。
【0017】
この構成によれば、アダプタ本体が第2天板から使用者側(後方)へ大きく張り出すことを抑制できるので、机の使用感が損なわれることを防止できる。
【0018】
本発明に係る天板カバー取付けアダプタの他の特徴は、前記アダプタ本体は、前記第2天板の出隅部に沿うように構成された少なくとも1つの平面視でL字状の入隅部を有することにある。
【0019】
この構成によれば、第2天板の出隅部の直角を成す2つの側面に入隅部を対向させることができるので、天板カバー取付けアダプタの動きを効果的に抑制できる。
【0020】
本発明に係る天板カバー取付けアダプタの他の特徴は、前記アダプタ本体は、複数の分割片に分割して構成され、複数の前記分割片のそれぞれに前記取付け部および前記被挟持部が設けられることにある。
【0021】
この構成によれば、複数の分割片のそれぞれを第2天板の縁部に個別に取り付けることができるので、天板カバー取付けアダプタの取付け作業を複数の工程に分けて段階的に行うことが可能であり、作業性を向上できる。
【0022】
本発明に係る天板カバー取付けアダプタの他の特徴は、互いに隣り合う2つの前記分割片のそれぞれには、これらを着脱可能に連結する篏合構造が一体的に設けられることにある。
【0023】
この構成によれば、互いに隣り合う2つの分割片どうしを連結できるので、各分割片の長さ方向の動きを抑制できる。また、篏合構造は、互いに隣り合う2つの分割片のそれぞれに一体的に設けられるので、他の部品は不要であり、連結作業を簡単に行うことができる。
【0024】
本発明に係る天板カバー取付けアダプタの他の特徴は、前記アダプタ本体は、物理的に1つの部分として構成されることにある。
【0025】
この構成によれば、天板カバー取付けアダプタの全体を物理的に1つの物品として簡単に製造できる。
【0026】
本発明に係る天板カバー取付けアダプタの他の特徴は、前記アダプタ本体は、前記第2天板の平面視で連続する3つの辺に対応するように一体的に形成された第1直線部、第2直線部および第3直線部を有し、前記第1直線部および前記第3直線部は、前記第2直線部から遠い側の端部を自由端として弾性変形可能に構成されることにある。
【0027】
この構成によれば、第1直線部および第3直線部を外側へ弾性変形させることによって、自由端どうしの間隔を第2天板の幅よりも広くすることが可能であり、天板カバー取付けアダプタを第2天板の縁部に取付け易い。なお、第1直線部、第2直線部および第3直線部を有する構成には、平面視でC字状およびU字状の構成が含まれる。
【0028】
本発明に係る天板カバー取付けアダプタの他の特徴は、前記アダプタ本体の一方端部は、前記第1直線部の自由端に連続して前記第2直線部と対向するように形成され、前記アダプタ本体の他方端部は、前記第3直線部の自由端に連続して前記第2直線部と対向するように形成され、前記一方端部と前記他方端部との間隔は、前記第1直線部および前記第3直線部が外側へ弾性変形されたときに前記第2天板の幅よりも広くなるように定められることにある。
【0029】
この構成によれば、アダプタ本体が4つの入隅部を有するので、第2天板の縁部に取り付けられた天板カバー取付けアダプタの動きを前後左右の各方向において効果的に抑制できる。また、アダプタ本体の一方端部と他方端部との間隔を広げることによって、天板カバー取付けアダプタを第2天板の縁部に簡単に取り付けることができる。
【0030】
上記目的を達成するため、本発明に係る天板拡張具の特徴は、机の第1天板に取り付け可能に構成された天板カバーと、上記のいずれかの天板カバー取付けアダプタとを備えることにある。
【0031】
この構成によれば、上記天板カバー取付けアダプタの効果を得ることができる。また、天板カバー取付けアダプタを使用しないときには、天板カバーを第1天板に取り付けることができる。つまり、サイズが異なる第1天板および第2天板に対して、天板カバーを選択的に取り付けることができる。
【0032】
本発明に係る天板拡張具の他の特徴は、前記天板カバーは、前記アダプタ本体を上下方向に対して直交する方向から挟む挟持手段を備え、前記アダプタ本体の前記挟持手段で挟まれる部分は、弾性変形可能に構成され、前記挟持手段で前記アダプタ本体が挟まれたとき、前記アダプタ本体の一部が内側に弾性変形されて前記第2天板に押し当てられることにある。
【0033】
この構成によれば、アダプタ本体を第2天板に押し当てることができるので、天板カバー取付けアダプタの動きを効果的に抑制できる。
【0034】
本発明に係る天板拡張具の他の特徴は、前記挟持手段は、弾性変形可能に構成された第1挟み片および第2挟み片を有し、前記アダプタ本体の上面における前記被挟持部の上方に位置する部分には、前記第1挟み片および前記第2挟み片を前記被挟持部に案内するガイド面が、上方へ向かうにつれて内側に位置するように傾斜して形成されることにある。
【0035】
この構成によれば、ガイド面は、被挟持部の上方において、上方へ向かうにつれて内側に位置するように傾斜して形成されるので、ガイド面で案内される第1挟み片および第2挟み片は、押し下げられる力によって外側へ開かれる。したがって、第1挟み片および第2挟み片で被挟持部を挟む作業を行い易い。
【0036】
本発明に係る天板拡張具の他の特徴は、前記第1挟み片および前記第2挟み片の外側面は、上方へ向かうにつれて外側に位置するように傾斜して形成されることにある。
【0037】
この構成によれば、第1挟み片および第2挟み片のそれぞれの外側面に手を掛け易く、机、天板カバー取付けアダプタおよび天板カバーの全体を持ち上げ易い。また、机、天板カバー取付けアダプタおよび天板カバーの全体を持ち上げるとき、手から第1挟み片および第2挟み片に作用する力によって、第1挟み片および第2挟み片が内側へ押されるので、天板カバー取付けアダプタおよび天板カバーが天板から離脱することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
図1】第1実施形態に係る天板拡張具の使用状態を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は部分断面図である。
図2】第1実施形態に係る天板拡張具(天板カバーおよび天板カバー取付けアダプタ)および机の構成を示す分解斜視図である。
図3】天板カバーの他の使用状態を示す図であり、(A)は分解斜視図、(B)は部分断面図である。
図4】天板カバーの構成を示す図であり、(A)は上面側から見た斜視図、(B)は下面側から見た斜視図である。
図5】(A)は図4(A)におけるVA部分の拡大図、(B)は図4(B)におけるVB部分の拡大図である。
図6】(A)は天板カバーの構成を示す底面図、(B)は図6(A)におけるVIB-VIB線拡大断面図である。
図7】(A)は図6(A)におけるVIIA-VIIA線拡大断面図、(B)は図6(A)におけるVIIB-VIIB線拡大断面図、(C)は図6(A)におけるVIIC-VIIC線拡大断面である。
図8】第1実施形態に係る天板カバー取付けアダプタの構成を示す斜視図である。
図9】第1実施形態に係る天板カバー取付けアダプタの構成を示す分解斜視図である。
図10】第1実施形態に係る天板カバー取付けアダプタの構成を示す分解底面図である。
図11】(A)は第1被挟持部の第1部分の構成を示す斜視図、(B)は第2被挟持部の第1部分の構成を示す斜視図、(C)は第2被挟持部の第2部分の構成を示す斜視図、(D)は第4被挟持部の第1部分の構成を示す斜視図である。
図12】(A)は第1挟持手段による第1被挟持部の挟持工程を示す断面図、(B)は第2挟持手段の第1挟み片による挟持状態を示す断面図、(C)は第2挟持手段の第2挟み片による挟持状態を示す断面図である。
図13】(A)は第1篏合構造を示す分解斜視図、(B)は第1篏合構造の挿込み部を示す下面側から見た斜視図、(C)は第2篏合構造を示す分解斜視図である。
図14】(A)は転び止めの取付け状態を示す部分拡大断面図、(B)は本立ての取付け状態を示す部分拡大断面図である。
図15】第1挟持手段を構成する第2挟み片の変形例を示す部分拡大斜視図である。
図16】天板カバーの第1変形例を示す上面側から見た斜視図である。
図17】天板カバーの第2変形例を示す下面側から見た斜視図である。
図18】第2実施形態に係る天板カバー取付けアダプタの構成を示す分解斜視図である。
図19】第3実施形態に係る天板カバー取付けアダプタの構成を示す分解斜視図である。
図20】第4実施形態に係る天板カバー取付けアダプタの構成を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
以下、本発明に係る天板カバー取付けアダプタおよび天板拡張具の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0040】
図1は、第1実施形態に係る天板拡張具70の使用状態を示す図であり、図1(A)は斜視図、図1(B)は部分断面図である。図2は、天板拡張具70および机12の構成を示す分解斜視図である。図3は、天板カバー10の他の使用状態を示す図であり、図3(A)は分解斜視図、図3(B)は部分断面図である。以下の説明で用いる前後、左右、上下の各方向は、机12を使用する使用者から見た方向を基準として定めており、使用者から遠い側を前側とし、使用者に近い側を後側としている。これらの各方向は、図中に矢印で示した各方向と一致する。
【0041】
図1(A),(B)に示す天板拡張具70は、学校の教室、図書室および自習室などで使用される机12の天板14(図1(B))を保護するために、或いは、天板14の汚れや傷を覆い隠すために、天板14に取り付けられて、実質的な天板として使用されるものである。
【0042】
図2に示すように、机12は、平面視で四角形の天板14と、天板14を支持する本体部16と、本体部16から下方へ延びて設けられた4本の脚部18と、本体部16の左側面および右側面に設けられた2つのフック部20とを有している。なお、左側のフック部20は、天板14および本体部16に隠れて見えない。
【0043】
図1(B)に示すように、天板14の上面14aおよび下面14bは、平坦面に形成されており、天板14の外側面14cは、厚さ方向の中央部が外側へ向けて凸となる曲面に形成されている。図2に示すように、本体部16は、天板14の下方に物入れ空間Sを構成するように箱状に形成されており、物入れ空間Sは、本体部16の後部に設けられた開口16aを通して後方(使用者側)に向けて開かれている。机12の使用者は、開口16aから物入れ空間Sの内部に手を入れて、物入れ空間Sに対して物を出し入れすることができる。
【0044】
(第1実施形態に係る天板拡張具の構成)
図2に示すように、天板拡張具70は、天板カバー10および天板カバー取付けアダプタ72を備えている。図3(A),(B)に示すように、天板カバー10は、標準サイズの机13の天板15に対して、天板カバー取付けアダプタ72(図2)を用いることなく、直接取り付け可能に構成されている。図2に示すように、天板カバー10を天板(第1天板)15よりも小さい天板(第2天板)14に取り付けるとき、天板(第2天板)14の縁部に天板カバー取付けアダプタ72が装着される。
【0045】
図3(A),(B)に示す机13は、JIS規格に基づいて設計されたものであり、天板(第1天板)15の左右方向長さが650mmに定められており、天板(第1天板)15の前後方向長さが450mmに定められている。図2に示す机12では、天板(第2天板)14の左右方向長さおよび前後方向長さが、天板(第1天板)15の左右方向長さおよび前後方向長さよりも短く定められている。
【0046】
図4は、天板カバー10の構成を示す図であり、図4(A)は上面側から見た斜視図、図4(B)は下面側から見た斜視図である。図5(A)は図4(A)におけるVA部分の拡大図、図5(B)は図4(B)におけるVB部分の拡大図である。図3(A),(B)に示す使用状態では、天板カバー10が天板(第1天板)15の縁部に取り付けられ、図1(A),(B)に示す使用状態では、天板カバー10が天板カバー取付けアダプタ72(図2)に取り付けられる。以下では、図3(A),(B)に示す使用状態を基準として、天板カバー10の構成を説明する。
【0047】
図4(A),(B)に示すように、天板カバー10は、机13の天板15(図3(A))を上方から覆うカバー本体22と、カバー本体22の周縁部から垂下して設けられた周壁部24とを備えている。また、図4(B)に示すように、天板カバー10は、カバー本体22に設けられ、天板14(アダプタ本体74)を上下方向に対して直交する方向から挟む4つの挟持手段26,28,30,32を備えている。本実施形態の天板カバー10の全体は、合成樹脂によって一体的に形成されている。
【0048】
第1挟持手段26は、第1挟み片26aおよび第2挟み片26bで構成されている。第2挟持手段28は、第1挟み片28aおよび第2挟み片28bで構成されている。第3挟持手段30は、第1挟み片30aおよび第2挟み片30bで構成されており、第4挟持手段32は、第1挟み片32aおよび第2挟み片32bで構成されている。したがって、上記「4つの挟持手段」は、「4組の第1挟み片および第2挟み片」と言い換えることができる。
【0049】
図4(A)に示すように、カバー本体22は、平面視で四角形の板状に形成されている。カバー本体22の左辺22aおよび右辺22bは、平面視で互いに平行となるように形成されており、前辺22cは、左辺22aおよび右辺22bに対して平面視で垂直となるように形成されている。後辺22dは、左右方向の中央部が前側に凹むように湾曲して、前辺22cに対して平面視でほぼ平行となるように形成されている。本実施形態において、カバー本体22の上面22eの面積は、天板15の上面15aの面積とほぼ同じに定められている。
【0050】
図4(A)に示すように、カバー本体22の外周部には、平面視で環状の隆起部34が、他の部分から僅かに高くなるように上面22eから突出して形成されている。隆起部34は、左片部34a、右片部34b、前片部34cおよび後片部34dを有しており、左片部34aの前部、右片部34bの前部および前片部34cの全体には、溝36が形成されている。図5(A)に示すように、溝36の内壁36aと外壁36bとは、複数の補強壁38によって繋がれている。
【0051】
図4(B)に示すように、カバー本体22の下面22fには、複数の線状の補強リブ40が設けられている。図5(B)に示すように、カバー本体22の下面22fの前部には、溝36(図3(A))の内壁36aおよび底部36cが表れている。
【0052】
図4(A),(B)に示すように、周壁部24は、カバー本体22の左辺22a、右辺22b、前辺22cおよび後辺22dのそれぞれから垂下して設けられた左壁部24a、右壁部24b、前壁部24cおよび後壁部24dを有している。図4(B)に示すように、左壁部24aおよび右壁部24bの前後方向中央部には、これらの下端部から上方へ向けて凹んだ凹み部42a,42bが形成されている。
【0053】
図4(B)に示すように、左壁部24aおよび右壁部24bの上下方向長さは、これらの下端部がフック部20(図3(A))に当たらない程度に定められており、後壁部24dの上下方向長さは、本体部16の開口16a(図3(A))を十分に確保できる程度に定められている。本実施形態では、左壁部24a、右壁部24b、前壁部24cおよび後壁部24dの上下方向長さが、凹み部42a,42bを除いて均一に定められている。なお、これらの上下方向長さは、必ずしも均一である必要はなく、適宜変更されてもよい。
【0054】
図4(B)に示すように、第1挟持手段26は、カバー本体22の前後方向中央部の左部に左壁部24aを介して設けられた第1挟み片26aと、カバー本体22の前後方向中央部の右部に右壁部24bを介して設けられた第2挟み片26bとによって、天板15を左右方向から挟むことができるように構成されている。第1挟み片26aは、凹み部42aにおける左壁部24aの下端縁に繋げられており、第2挟み片26bは、凹み部42bにおける右壁部24bの下端縁に繋げられている。
【0055】
図6(A)は天板カバー10の構成を示す底面図、図6(B)は図6(A)におけるVIB-VIB線拡大断面図である。図7(A)は図6(A)におけるVIIA-VIIA線拡大断面図、図7(B)は図6(A)におけるVIIB-VIIB線拡大断面図、図7(C)は図6(A)におけるVIIC-VIIC線拡大断面である。
【0056】
図6(A),(B)に示す第1挟み片26aは、第2挟み片26bに対して遠ざかる方向へ弾性変形可能なように、合成樹脂によって板状に形成されている。図6(B)に示すように、第1挟み片26aの外側面44は、上方へ向かうにつれて外側に位置するように傾斜して形成されており、第1挟み片26aの内側面46は、図3(B)に示す天板15の外側面15cおよび下面15bに沿うように屈曲して形成されている。
【0057】
より詳細に説明すると、第1挟み片26aは、凹み部42aにおける左壁部24aの下端縁から右下方へ延びるように傾斜して形成された板状の第1部分48と、第1部分48の下端部から右方へ水平に延びるように形成された板状の第2部分50とを有している。第1挟み片26aの外側面44は、第1部分48の外側面48aで構成されている。第1挟み片26aの内側面46は、天板14の外側面15cに沿うように形成された第1部分48の内側面48bと、天板15の下面15bに沿うように形成された第2部分50の上面50aとによって構成されている。
【0058】
なお、第1挟み片26aの内側面46は、天板15の外側面15cおよび下面15bに沿うように湾曲して形成されてもよい。図6(A)に示すように、第2挟み片26bは、第1挟み片26aと左右対称に構成されているため、第2挟み片26bの説明は省略する。
【0059】
自然状態における第1挟み片26aと第2挟み片26bとの間隔は、これらによって挟まれる天板15(図3(A))の対応部分の幅よりも狭く定められている。ここで、第1挟み片26aと第2挟み片26bとの間隔は、天板15を挟む部分の間隔を意味する。本実施形態では、第1挟み片26aおよび第2挟み片26bのそれぞれの第1部分48(図3(B))の下端部が天板15を挟む部分となっており、当該下端部どうしの間隔が、天板15の対応部分の幅よりも狭く定められている。
【0060】
図4(B)に示すように、第2挟持手段28は、カバー本体22の左部の前部に設けられた第1挟み片28aと、カバー本体22の左部の後部に設けられた第2挟み片28bとによって、天板15を前後方向から挟むように構成されている。第1挟み片28aは、前壁部24cから後方へ離れて形成されており、第2挟み片28bは、後壁部24dから前方へ離れて形成されている。
【0061】
図7(B)に示すように、第1挟み片28aは、第2挟み片28bに対して遠ざかる方向へ弾性変形可能な板状の部分であり、カバー本体22の下面22fに表れた溝36の底部36cから後下方へ延びるように傾斜して形成されている。第1挟み片28aには、木ネジ(図示省略)が挿通される貫通孔52が形成されており、第1挟み片28aの先端部の内側面(後側面)は、滑らかに湾曲して形成されている。
【0062】
図7(A)に示すように、第2挟み片28bは、第1挟み片28aに対して遠ざかる方向へ弾性変形可能な板状の部分であり、カバー本体22の下面22fから前下方へ延びるように傾斜して形成されている。第2挟み片28bの先端部は、前方へ屈曲して形成されている。この屈曲された部分の内側面(前側面)は、滑らかに湾曲して形成されている。また、この屈曲された部分には、木ネジ(図示省略)が挿通される貫通孔52が形成されている。
【0063】
自然状態における第1挟み片28aと第2挟み片28bとの間隔は、これらによって挟まれる天板15(図3(A))の対応部分の幅よりも狭く定められている。ここで、第1挟み片28aと第2挟み片28bとの間隔は、天板14を挟む部分の間隔を意味する。本実施形態では、第1挟み片28aおよび第2挟み片28bのそれぞれの先端部が天板15を挟む部分となっており、当該先端部どうしの間隔が、天板15の対応部分の幅よりも狭く定められている。
【0064】
本実施形態では、図7(B)に示すように、カバー本体22における第1挟み片28aの外側(前側)の部分にカバー本体22から垂下して前壁部24cが設けられており、この前壁部24cが第1挟み片28aを目隠しするための「垂下壁」となっている。また、図7(A)に示すように、カバー本体22における第2挟み片28bの外側(後側)の部分にカバー本体22から垂下して後壁部24dが設けられており、この後壁部24dが第2挟み片28bを目隠しするための「垂下壁」となっている。
【0065】
図6(A)に示すように、第3挟持手段30は、カバー本体22の左右方向中央部を挟んで、第2挟持手段28と左右対称に構成されているため、第3挟持手段30の説明は省略する。
【0066】
図4(B)に示すように、第4挟持手段32は、カバー本体22の左右方向中央部の前部に設けられた第1挟み片32aと、カバー本体22の左右方向中央部の後部に設けられた第2挟み片32bとによって、天板15を前後方向から挟むように構成されている。第1挟み片32aは、前壁部24cから後方へ離れて形成されており、第2挟み片32bは、後壁部24dの下端部に形成されている。
【0067】
第1挟み片32aは、図7(B)に示す第2挟持手段28の第1挟み片28aと同様に形成されているので、第1挟み片32aの説明は省略する。図7(C)に示すように、第2挟み片32bは、後壁部24dの下端部から内側(前側)に突出するように形成されており、第2挟み片32bの内側面(前側面)は、滑らかに湾曲して形成されている。したがって、第2挟み片32bは、僅かであるが、第1挟み片32aに対して遠ざかる方向へ弾性変形可能であり、後壁部24dが第2挟み片32bを目隠しするための「垂下壁」となっている。
【0068】
図8は、天板カバー取付けアダプタ72の構成を示す斜視図である。図9は、天板カバー取付けアダプタ72の構成を示す分解斜視図である。図10は、天板カバー取付けアダプタ72の構成を示す分解底面図である。
【0069】
図8に示す天板カバー取付けアダプタ72は、図2に示す天板カバー10を天板(第1天板)15よりも小さい天板(第2天板)14に取り付ける際に、天板(第2天板)14の縁部に装着されるものである。本実施形態の天板カバー取付けアダプタ72の全体は、合成樹脂によって一体的に形成されている。したがって、天板カバー取付けアダプタ72の各部分は、弾性変形可能である。
【0070】
図8に示すように、天板カバー取付けアダプタ72は、天板(第2天板)14の外周面に沿うように構成されたアダプタ本体74と、アダプタ本体74を天板(第2天板)14の縁部に取り付ける取付け部76とを備えている。また、図10に示すように、天板カバー取付けアダプタ72は、天板カバー10に設けられた挟持手段26,28,30,32(図6(A))で挟持される被挟持部78,80,82,84と、第1篏合構造86と、第2篏合構造88とを備えている。取付け部76は、アダプタ本体74の内側部分に一体的に設けられており、被挟持部78,80,82,84は、アダプタ本体74の外側部分に一体的に設けられている。ここで、「内側」とは、アダプタ本体74における天板(第2天板)14に近い側を意味し、「外側」とは、その反対側を意味する。
【0071】
図8に示すように、アダプタ本体74は、2つの分割片90a,90bに分割して構成されており、2つの分割片90a,90bのそれぞれに、取付け部76の一部、被挟持部78,80,82,84の一部、第1篏合構造86の一部および第2篏合構造88の一部が設けられている。
【0072】
図2に示すように、天板(第2天板)14の4つの辺を左辺92a、右辺92b、前辺92cおよび後辺92dとしたとき、第1分割片90aは、左辺92a、前辺92cおよび後辺92dのそれぞれに対応する直線状の第1部分94a、第2部分94bおよび第3部分94cを有している。したがって、第1分割片90aは、天板(第2天板)14の出隅部95に沿うように構成された平面視でL字状の2つの入隅部96を有している。
【0073】
図9に示すように、第1部分94a、第2部分94bおよび第3部分94cは、平面視でU字状に連続する溝状に形成されており、内部に空間Qを有している。つまり、第1分割片90aは、互いに対向する2つの溝壁部98a,98bと溝底部98cとを有しており、2つの溝壁部98a,98bの間に空間Qが確保されている。2つの溝壁部98a,98bは、空間Qに設けられた複数の補強壁100によって繋がれている。図1(B)に示すように、第1分割片90aの横断面形状は、上方に向けて開かれたU字状であり、第1分割片90aの外側面と底面とが成す角部は丸められている。
【0074】
図10に示すように、第3部分94cの前後方向長さは、第2部分94bの前後方向長さよりも短く定められている。つまり、アダプタ本体74の天板(第2天板)14から後方へ張り出す部分の張出長さは、アダプタ本体74の天板(第2天板)14から前方へ張り出す部分の張出長さよりも短く定められている。第1部分94aの左右方向長さは、第2部分94bの前後方向長さよりも短く、かつ、第3部分94cの前後方向長さよりも長く定められている。
【0075】
第1部分94a、第2部分94bおよび第3部分94cのそれぞれは、弾性変形可能に構成されており、第3部分94cの前後方向長さは、先端(右端)に向かうにつれて徐々に短くなるように定められている。したがって、第2部分94bと第3部分94cとの間に構成された開口の幅を容易に広げることが可能であり、第1分割片90aを天板(第2天板)14の縁部に取り付ける作業を行い易い。
【0076】
図10に示すように、第2分割片90bは、第1分割片90aと左右対称に構成されているため、第2分割片90bの説明は省略する。第1分割片90aと第2分割片90bとが第1篏合構造86および第2篏合構造88を介して連結されたとき、アダプタ本体74の全体は、平面視でL字状の4つの入隅部96を有する四角形の環状となる。
【0077】
図8に示す取付け部76は、アダプタ本体74を天板(第2天板)14の縁部に取り付ける部分であり、アダプタ本体74の内側部分に一体的に設けられている。本実施形態の取付け部76は、天板(第2天板)14の縁部を上下方向から挟む複数の板状の上側挟み片76aおよび複数の板状の下側挟み片76bを有している。複数の上側挟み片76aのそれぞれと、複数の下側挟み片76bのそれぞれとは、互いに水平方向へずれた位置に設けられている。
【0078】
本実施形態では、第1分割片90aを構成する第1部分94a、第2部分94bおよび第3部分94cのそれぞれに、上側挟み片76aおよび下側挟み片76bが設けられている。また、第2分割片90bにおける第1部分94a、第2部分94bおよび第3部分94cのそれぞれと対応する部分にも、上側挟み片76aおよび下側挟み片76bが設けられている。第1分割片90aの上側挟み片76aおよび下側挟み片76bと、第2分割片90bの上側挟み片76aおよび下側挟み片76bとは、左右対称に構成されている。
【0079】
図11(A)は第1被挟持部78の第1部分78aの構成を示す斜視図、図11(B)は第2被挟持部80の第1部分80aの構成を示す斜視図、図11(C)は第2被挟持部80の第2部分80bの構成を示す斜視図、図11(D)は第4被挟持部84の第1部分84aの構成を示す斜視図である。図12(A)は第1挟持手段26による第1被挟持部78の挟持工程を示す断面図、図12(B)は第2挟持手段28の第1挟み片28aによる挟持状態を示す断面図、図12(C)は第2挟持手段28の第2挟み片28bによる挟持状態を示す断面図である。
【0080】
図9に示すように、天板カバー10の第1挟持手段26(図6(A))で挟持される第1被挟持部78は、アダプタ本体74の左側部の中央部に設けられた第1部分78aと、アダプタ本体74の右側部の中央部に設けられた第2部分78bとを有している。
【0081】
図12(A)に示すように、第1部分78aは、アダプタ本体74の外側面と底面とによって構成されており、溝や突起などは有していない。アダプタ本体74の上面における第1部分78a(第1被挟持部78)の上方に位置する部分には、第1挟持手段26の第1挟み片26aを第1部分78a(第1被挟持部78)に案内するガイド面102が、上方へ向かうにつれて内側に位置するように傾斜して形成されている。図11(A)に示すように、本実施形態では、アダプタ本体74を構成する第1分割片90aの溝状の第1部分94aに複数の補強壁100が設けられており、補強壁100の上面にガイド面102が形成されている。
【0082】
第1被挟持部78の第2部分78bは、第1部分78aと左右対称に構成されているため、第2部分78bの説明は省略する。
【0083】
図9に示すように、天板カバー10の第2挟持手段28(図6(A))で挟持される第2被挟持部80は、アダプタ本体74の前側部の左部に設けられた第1部分80aと、アダプタ本体74の後側部の左部に設けられた第2部分80bとを有している。
【0084】
図11(B)に示すように、第1部分80aは、アダプタ本体74の第1分割片90aを構成する第2部分94bの下部に形成された引っ掛け面104と、引っ掛け面104またはその近傍に形成された突起部106とを有している。図12(B)に示すように、引っ掛け面104は、第2挟持手段28の第1挟み片28aが引っ掛かるように、上方へ向かうにつれて外側に位置するように傾斜して形成されている。突起部106は、第2挟持手段28の第1挟み片28aに形成された貫通孔52に篏合可能な形状および大きさで形成されている。
【0085】
図11(C)に示すように、第2部分80bは、アダプタ本体74の第1分割片90aを構成する第3部分94cの下部に形成された引っ掛け面108と、引っ掛け面108またはその近傍に形成された突起部110とを有している。本実施形態では、第3部分94cの外側面に上下方向へ延びる溝状の凹部112が形成されており、引っ掛け面108および突起部110は、凹部112の下部に形成されている。図12(C)に示すように、引っ掛け面108は、第2挟持手段28の第2挟み片28bが引っ掛かるように、上方へ向かうにつれて外側に位置するように傾斜して形成されている。突起部110は、第2挟持手段28の第2挟み片28bに形成された貫通孔52に篏合可能な形状および大きさで形成されている。
【0086】
図11(C)に示すように、アダプタ本体74の上面における第2部分80b(第2被挟持部80)の上方に位置する部分には、第2挟持手段28の第2挟み片28bを第2部分80b(第2被挟持部80)に案内するガイド面113が、上方へ向かうにつれて内側に位置するように傾斜して形成されている。本実施形態では、アダプタ本体74を構成する第1分割片90aの溝状の第3部分94cに複数の補強壁100が設けられており、補強壁100の上面にガイド面113が形成されている。
【0087】
図9に示すように、天板カバー10の第3挟持手段30(図6(A))で挟持される第3被挟持部82は、アダプタ本体74の前側部の右部に設けられた第1部分82aと、アダプタ本体74の後側部の右部に設けられた第2部分82bとを有している。第3被挟持部82の第1部分82aおよび第2部分82bは、第2被挟持部80の第1部分80aおよび第2部分80bと左右対称に構成されているため、第3被挟持部82の説明は省略する。
【0088】
図9に示すように、天板カバー10の第4挟持手段32(図6(A))で挟持される第4被挟持部84は、アダプタ本体74の前側部の中央部に設けられた第1部分84aと、アダプタ本体74の後側部の中央部に設けられた第2部分84bとを有している。
【0089】
図11(D)に示すように、第1部分84aは、アダプタ本体74の前側部の中央部の下部に形成された引っ掛け面114を有している。引っ掛け面114は、第4挟持手段32の第1挟み片32aが引っ掛かるように、上方へ向かうにつれて外側に位置するように傾斜して形成されている。
【0090】
図8に示すように、第2部分84bは、アダプタ本体74の後側部の中央部の下部に形成された引っ掛け面116を有している。引っ掛け面116は、第4挟持手段32の第2挟み片32b(図7(C))が引っ掛かるように、上方へ向かうにつれて外側に位置するように傾斜して形成されている。本実施形態では、アダプタ本体74の後側部の外側面に上下方向へ延びる複数の案内リブ118が左右方向に間隔を隔てて設けられており、複数の案内リブ118の下部が第2部分84bとなっている。案内リブ118の上面には、第2挟み片32bを第2部分84b(第4被挟持部84)に案内するガイド面113が、上方へ向かうにつれて内側に位置するように傾斜して形成されている。
【0091】
図13(A)は第1篏合構造86を示す分解斜視図、図13(B)は第1篏合構造86の挿込み部86aを示す下面側から見た斜視図、図13(C)は第2篏合構造88を示す分解斜視図である。互いに隣り合う2つの分割片90a,90bのそれぞれには、これらを着脱可能に連結する篏合構造86,88が一体的に設けられている。
【0092】
図9に示すように、第1篏合構造86は、第1分割片90aの前側の右端部に一体的に設けられた挿込み部86aと、第2分割片90bの前側の左端部に一体的に設けられた受入れ部86bとを有している。図13(A)に示すように、挿込み部86aは、U字状の断面(端面)を有する突起状に形成されており、受入れ部86bは、第2分割片90bの内部の空間Qを左方に向けて開放することによって構成されている。図13(B)に示すように、挿込み部86aの底面には、底面視でU字状の突起部120が右方に向けて開いて形成されている。突起部120の先端部の下面は、傾斜して形成されている。図13(A)に示すように、受入れ部86bの底部には、突起部120が上方から篏合される貫通孔122が形成されている。
【0093】
図9に示すように、第2篏合構造88は、第1分割片90aの後側の右端部に一体的に設けられた挿込み部88aと、第2分割片90bの後側の左端部に一体的に設けられた受入れ部88bとを有している。図13(C)に示すように、挿込み部88aは、第1分割片90aの後側の右端部から突出するフック状に形成されており、受入れ部88bは、第2分割片90bの内部の空間Qを左方に向けて開放することによって構成されている。図10に示すように、受入れ部88bの底部には、フック状の挿込み部88aが上方から篏合される貫通孔124が形成されている。
【0094】
(天板カバー取付けアダプタの使用方法)
図2に示すように、作業者が天板カバー10を机12の天板14に取り付けるとき、まず、作業者は、天板カバー取付けアダプタ72を天板14の縁部に装着する。本実施形態では、第1分割片90aが平面視で右方に開いたU字状に形成されており、第2分割片90bが平面視で左方に開いたU字状に形成されている。したがって、作業者は、第1分割片90aを天板14に対して左側から装着することができ、第2分割片90bを天板14に対して右側から装着することができる。第1分割片90aおよび第2分割片90bを装着した状態では、これらが第1篏合構造86および第2篏合構造88で連結される。
【0095】
続いて、作業者は、天板カバー10の前部に設けられた第1挟み片28a,30a,32a(図4(B))を、天板カバー取付けアダプタ72の前部に引掛ける。そして、引掛け状態を保持しながら、天板カバー10の後部を天板カバー取付けアダプタ72に近づけるように移動させ、天板カバー10の左部に設けられた第1挟み片26aおよび右部に設けられた第2挟み片26bを天板カバー取付けアダプタ72の左部および右部に引掛ける。その後、作業者は、天板カバー10の後部に設けられた第2挟み片28b,30b,32b(図4(B))を、天板カバー取付けアダプタ72の後部に引掛ける。
【0096】
天板カバー10を天板カバー取付けアダプタ72に取り付けた状態において、第1挟み片28a,30a,32aは、「垂下壁」としての前壁部24cで目隠しされるので、外部から見えない。また、第2挟み片28b,30b,32bは、「垂下壁」としての後壁部24dで目隠しされるので、外部から見えない。
【0097】
図14(A)は転び止め54の取付け状態を示す部分拡大断面図、図14(B)は本立て56の取付け状態を示す部分拡大断面図である。図14(A)に示すように、カバー本体22の上面22eに置かれた筆記具や消しゴムなど(図示省略)が上面22eから落下することを防止する際には、使用者は、転び止め54を準備し、転び止め54に設けられた板状の挿込み部54aをカバー本体22の溝36に挿し込む。また、図14(B)に示すように、カバー本体22の上面22eで本立て56を使用する際には、使用者は、本立て56に設けられた板状の挿込み部56aを溝36に挿し込む。
【0098】
机12を持ち上げて移動させるとき、作業者は、図6(A)に示す第1挟持手段26を構成する第1挟み片26aおよび第2挟み片26bの傾斜した外側面44に手を掛けて、机12、天板カバー取付けアダプタ72および天板カバー10の全体を持ち上げる。このとき、作業者の手から第1挟み片26aおよび第2挟み片26bに作用する力によって、第1挟み片26aおよび第2挟み片26bが内側へ押されて天板カバー取付けアダプタ72の側面に押し当てられるので、天板カバー10は天板カバー取付けアダプタ72から離脱し難い。
【0099】
(第1実施形態に係る天板カバーの効果)
本実施形態によれば、上記構成により以下の各効果を奏することができる。すなわち、天板カバー取付けアダプタ72の取付け部76および被挟持部78,80,82,84は、アダプタ本体74に対して一体的に設けられるので、これらを独立した部品として準備する必要がなく、部品数を少なくして、天板カバー10の取付け作業性を向上できる。アダプタ本体74が4つの入隅部96を有するので、天板(第2天板)14の縁部に取り付けられた天板カバー取付けアダプタ72の動きを効果的に抑制できる。
【0100】
アダプタ本体74は、内部に空間Qを有するので、アダプタ本体74が中実である場合に比べて、天板カバー取付けアダプタ72を軽量化できる。また、アダプタ本体74は、上方へ向けて開かれた開口を有する溝状に形成されるので、溝底部から立ち上がった2つの溝壁部によって、天板カバー取付けアダプタ72の剛性を確保できる。なお、軽量化の必要がない場合などには、アダプタ本体74は中実に構成されてもよい。
【0101】
取付け部76は、天板(第2天板)14の縁部を上下方向から挟む上側挟み片76aおよび下側挟み片76bを有するので、これらによって、天板14に対する天板カバー取付けアダプタ72の上下方向の動きを抑制できる。上側挟み片76aと下側挟み片76bとが互いに水平方向へずれた位置に設けられているので、天板カバー取付けアダプタ72を天板(第2天板)14の縁部に装着し易い。
【0102】
アダプタ本体74の天板(第2天板)14から後方へ張り出す部分の張出長さは、アダプタ本体74の天板14から前方へ張り出す部分の張出長さよりも短く定められるので、アダプタ本体74が天板14から使用者側(後方)へ大きく張り出すことを抑制でき、机12の使用感が損なわれることを防止できる。
【0103】
アダプタ本体74は、2つの分割片90a,90bに分割して構成されるので、天板カバー取付けアダプタ72の取付け作業を複数(2つ)の工程に分けて段階的に行うことが可能であり、作業性を向上できる。
【0104】
互いに隣り合う2つの分割片90a,90bが、篏合構造86,88で連結されるので、各分割片90a,90bの長さ方向の動きを抑制できる。また、篏合構造86,88は、互いに隣り合う2つの分割片90a,90bのそれぞれに一体的に設けられているので、他の部品は不要であり、連結作業を簡単に行うことができる。
【0105】
アダプタ本体74の被挟持部78,80,82,84が設けられた部分、すなわち挟持手段26,28,30,32で挟まれる部分は、弾性変形可能に構成されているので、挟持手段26,28,30,32で挟まれたときに、内側に弾性変形されて天板(第2天板)14に押し当てられる。したがって、天板カバー取付けアダプタ72の動きを効果的に抑制できる。
【0106】
(変形例)
なお、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されず、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。すなわち、上記実施形態では、アダプタ本体74が4つの入隅部96を有しているが、アダプタ本体74は、1つ、2つまたは3つの入隅部96を有していてもよい。また、天板(第2天板)14が5つ以上の出隅部95を有する場合には、アダプタ本体74は、5つ以上の入隅部96を有していてもよい。つまり、アダプタ本体74は、少なくとも1つの入隅部96を有していてもよい。
【0107】
上記実施形態では、アダプタ本体74に4つの被挟持部78,80,82,84が設けられているが、被挟持部の数は、適宜変更可能であり、1つ、2つまたは3つでもよいし、5つ以上でもよい。つまり、天板カバー取付けアダプタ72は、少なくとも1つの被挟持部を備えていればよい。
【0108】
上記実施形態では、取付け部76の上側挟み片76aおよび下側挟み片76bが板状に形成されているが、これらは、内側へ突出する棒状または突起状に形成されてもよい。また、上側挟み片76aおよび下側挟み片76bは、上下方向から対向する位置に設けられてもよい。
【0109】
上記実施形態では、アダプタ本体74が2つの分割片90a,90bに分割して構成されているが、アダプタ本体74は、3つ以上の分割片に分割して構成されてもよいし、分割されていない物理的に1つの部分として構成されてもよい。
【0110】
上記実施形態では、アダプタ本体74が平面視で四角形に形成されているが、アダプタ本体74の形状は、適宜変更されてもよく、例えば、平面視でU字状、L字状、I字状などに形成されてもよい。さらに、アダプタ本体74が複数の分割片に分割される場合には、各分割片は、第1篏合構造86および第2篏合構造88で互いに連結されてもよいし、連結されることなく、天板(第2天板)14の縁部に独立して装着されてもよい。
【0111】
図15は、第1挟持手段26を構成する第2挟み片26bの変形例を示す部分拡大斜視図である。上記実施形態では、図4(B)に示す第1挟み片26aおよび第2挟み片26bの外側面44が平坦に形成されているが、図15に示すように、当該外側面44には、「滑り止め」としての少なくとも1本の線状の突起58が設けられてもよい。また、当該外側面44には、「滑り止め」としての少なくとも1つの突起(図示省略)が設けられてもよい。これらの場合には、作業者の手が滑り難くなるので、机12、天板カバー取付けアダプタ72および天板カバー10の全体を持ち上げる作業を容易に行うことができる。
【0112】
図16は、天板カバーの第1変形例を示す上面側から見た斜視図である。図16に示す天板カバー60のように、カバー本体22の後辺22dは、平面視で前辺22cと平行となる直線状に形成されてもよい。
【0113】
図17は、天板カバーの第2変形例を示す下面側から見た斜視図である。図17に示す天板カバー62のように、天板カバー62の上面62aの面積は、上記天板カバー10(図4(B))に対して前方に拡大されてもよい。図17に示す天板カバー62は、机12の天板14を上方から覆う板状のカバー本体64と、板状の拡張部66と、拡張部66の下面66bに設けられ、拡張部66を補強する複数の補強リブ68とを備えている。カバー本体64は、図4(B)に示すカバー本体22とほぼ同様に形成されており、拡張部66は、平面視で天板14の上面14aから前方へはみ出すようにカバー本体64と一体的に形成されている。拡張部66は、カバー本体64の上面と面一となる上面すなわち拡張面66aを有している。
【0114】
複数の補強リブ68のそれぞれは、拡張部66のはみ出し方向(前方)に延びて線状に形成されている。これらの補強リブ68は、カバー本体64の補強リブ40よりも高強度となるように形成されている。つまり、拡張部66の補強リブ68の高さは、カバー本体64の補強リブ40の高さよりも高く定められており、拡張部66の補強リブ68の厚さは、カバー本体64の補強リブ40の厚さよりも厚く定められている。したがって、拡張部66は、カバー本体64に比べて撓み難い。
【0115】
図18は、第2実施形態に係る天板カバー取付けアダプタ126の構成を示す分解斜視図である。図9に示す上記実施形態の天板カバー取付けアダプタ72では、アダプタ本体74の上面における第1被挟持部78の上方に位置する部分にガイド面102が形成されているが、図18に示す天板カバー取付けアダプタ126のように、ガイド面102は省略されてもよい。
【0116】
図19は、第3実施形態に係る天板カバー取付けアダプタ128の構成を示す分解斜視図である。図19に示す天板カバー取付けアダプタ128では、アダプタ本体130が物理的に1つの部分として構成されている。アダプタ本体130は、天板(第2天板)14の平面視で連続する3つの辺(本実施形態では、左辺92a、前辺92cおよび右辺92b)に対応するように一体的に形成された第1直線部132a、第2直線部132bおよび第3直線部132cを有している。
【0117】
第1直線部132aおよび第3直線部132cは、第2直線部132bから遠い側の端部を自由端として弾性変形可能に構成されている。アダプタ本体130の一方端部130aは、第1直線部132aの自由端に連続して第2直線部132bと対向するように形成されており、アダプタ本体130の他方端部130bは、第3直線部132cの自由端に連続して第2直線部132bと対向するように形成されている。アダプタ本体130の一方端部130aと他方端部130bとの間隔は、第1直線部132aおよび第3直線部132cが外側へ弾性変形されたときに天板(第2天板)14の幅よりも広くなるように定められている。
【0118】
この構成によれば、第1直線部132aおよび第3直線部132cを外側へ弾性変形させることによって、自由端どうしの間隔を第2天板の幅よりも広くすることが可能であり、天板カバー取付けアダプタ128を天板(第2天板)14の縁部に取付け易い。また、アダプタ本体130が4つの入隅部134を有するので、天板(第2天板)14の縁部に取り付けられた天板カバー取付けアダプタ128の動きを前後左右の各方向において効果的に抑制できる。
【0119】
なお、アダプタ本体130の一方端部130aは、第1直線部132aの後端部で構成されてもよいし、アダプタ本体130の他方端部130bは、第3直線部132cの後端部で構成されてもよい。この場合、入隅部134の数は2つになる。
【0120】
図20は、第4実施形態に係る天板カバー取付けアダプタ136の構成を示す分解斜視図である。図20に示す天板カバー取付けアダプタ136では、図19に示すアダプタ本体130と同じ機能を有するアダプタ本体138が3つの分割片140a,140b,140cに分割して構成されている。アダプタ本体138の左右方向中央に位置する第1分割片140aは、天板(第2天板)14の前辺92cに沿って延びる直線状に形成されており、第1分割片140aの左右方向両側に位置する第2分割片140bおよび第3分割片140cは、平面視でC字状に形成されている。そして、第1分割片140aと第2分割片140bとが、上記の篏合構造86とほぼ同じ構成を有する篏合構造142で連結され、第1分割片140aと第3分割片140cとが、上記の篏合構造86とほぼ同じ構成を有する篏合構造144で連結される。
【符号の説明】
【0121】
S…物入れ空間、10…天板カバー、12,13…机、14…天板(第2天板)、15…天板(第1天板)、22…カバー本体、24…周壁部、24a…左壁部、24b…右壁部、24c…前壁部、24d…後壁部、26…第1挟持手段、28…第2挟持手段、30…第3挟持手段、32…第4挟持手段、26a,28a,30a,32a…第1挟み片、26b,28b,30b,32b…第2挟み片、34…隆起部、36…溝、36a…内壁、36b…外壁、36c…底部、38…補強壁、40…補強リブ、42a,42b…凹み部、44…外側面、46…内側面、48…第1部分、50…第2部分、52…貫通孔、54…転び止め、56…本立て、58…突起、60,62…天板カバー、64…カバー本体、66…拡張部、66a…拡張面、68…補強リブ、70…天板拡張具、72,126,128,136…天板カバー取付けアダプタ、74,130,138…アダプタ本体、76…取付け部、76a…上側挟み片、76b…下側挟み片、78…第1被挟持部、80…第2被挟持部、82…第3被挟持部、84…第4被挟持部、86…第1篏合構造、88…第2篏合構造、90a…第1分割片、90b…第2分割片、94a…第1部分、94b…第2部分、94c…第3部分、95…出隅部、96,134…入隅部、102,113…ガイド面、104,108,114,116…引っ掛け面、106,110,120…突起部、118…案内リブ、122,124…貫通孔、132a…第1直線部、132b…第2直線部、132c…第3直線部、140a…第1分割片、 140b…第2分割片、140c…第3分割片。
図1
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