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特開2024-13222暗号資産を利用したゲームコンテンツを提供する方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024013222
(43)【公開日】2024-01-31
(54)【発明の名称】暗号資産を利用したゲームコンテンツを提供する方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240124BHJP
   A63F 13/792 20140101ALI20240124BHJP
   A63F 13/69 20140101ALI20240124BHJP
   A63F 13/35 20140101ALI20240124BHJP
【FI】
G06Q50/10
A63F13/792
A63F13/69
A63F13/35
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023116431
(22)【出願日】2023-07-18
(31)【優先権主張番号】10-2022-0088953
(32)【優先日】2022-07-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ブルートゥース
2.ZIGBEE
3.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】508206737
【氏名又は名称】ネオプル インコーポレイテッド
【住所又は居所原語表記】(Nonhyeong-dong)3198-13,1100-ro,Jeju-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】パク, ジェファン
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】暗号資産を利用したゲームコンテンツを提供する方法及び装置を提供する。
【解決手段】ゲーム内で暗号資産を預け入れる方法において、暗号資産の状態変更に対する第1ユーザの入力に基づいて、第1ユーザによって所有される元金暗号資産の状態を、元金暗号資産が預け入れられることにより、利息所得として第1補償を生成する第1預入状態に変更する段階と、第2ユーザに生成された利息所得を支給することができる勝利条件を獲得する段階と、第1預入状態下で、獲得された勝利条件が第2ユーザによって満足された場合、第2ユーザに、生成された第1補償を支給し、元金暗号資産が第1ユーザによって所有されるように維持する段階と、を含む、方法である。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲーム内で暗号資産を預け入れる方法において、
前記暗号資産の状態変更に対する第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザによって所有される元金暗号資産の状態を、前記元金暗号資産が預け入れられることにより、利息所得として第1補償を生成する第1預入状態に変更する段階と、
第2ユーザに前記生成された利息所得を支給することができる勝利条件を獲得する段階と、
前記第1預入状態下で、前記獲得された勝利条件が第2ユーザによって満足された場合、前記第2ユーザに、前記生成された第1補償を支給し、前記元金暗号資産が前記第1ユーザによって所有されるように維持する段階と、を含む、方法。
【請求項2】
前記暗号資産は、非代替性トークン(Non-Fungible Token)を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記暗号資産の状態変更に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザによって所有される前記元金暗号資産の状態を、前記元金暗号資産が預け入れられることにより、利息所得として第2補償を生成する第2預入状態に変更する段階と、
前記第2預入状態下で、前記獲得された勝利条件が第2ユーザによって満足された場合、前記第2ユーザに、前記生成された第2補償及び前記元金暗号資産を支給する段階と、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1補償及び前記第2補償は、前記元金暗号資産と同一種類の暗号資産であり、
前記第2補償の量は、前記第1補償の量より大きい、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記暗号資産の状態変更に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザによって所有される前記元金暗号資産の状態を、前記元金暗号資産が預け入れられることにより、利息所得として第3補償を生成する第3預入状態に変更する段階と、
前記第3預入状態下で、前記第1ユーザに、前記生成された第3補償を支給する段階と、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1補償及び前記第3補償は、前記元金暗号資産と同一種類の暗号資産であり、
前記第3補償の量は、前記第1補償の量より小さい、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記暗号資産の状態変更に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザによって所有される前記元金暗号資産の状態を、第2ユーザと前記元金暗号資産を取引することができる取引可能状態に変更する段階と、
前記取引可能状態下で、前記第1ユーザの入力によって、前記元金暗号資産に対する取引要請を受信する段階と、
前記取引要請に基づいて、前記元金暗号資産のうち少なくとも一部を前記第1ユーザから前記第2ユーザに支給する段階と、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1補償は、前記元金暗号資産と同一種類の暗号資産であり、
前記第1補償の量は、前記元金暗号資産の量に比例する、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第1補償の量は、前記元金暗号資産が預け入れられた期間に比例する、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記元金暗号資産の状態を第2預入状態に変更する段階は、
前記元金暗号資産の一部の状態を第2預入状態に変更する段階を含み、
前記第1預入状態及び前記第2預入状態下で、前記獲得された勝利条件が前記第2ユーザによって満足された場合、前記第2ユーザに、前記生成された第1補償、前記生成された第2補償、及び前記元金暗号資産の前記一部を支給し、前記元金暗号資産の残り一部が前記第1ユーザによって所有されるように維持する段階をさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項11】
前記第1預入状態下で、前記獲得された勝利条件が前記第2ユーザによって満足されない場合、前記第1ユーザに、前記生成された第1補償を支給し、前記元金暗号資産が前記第1ユーザによって所有されるように維持する段階をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記第1預入状態に変更する段階は、
前記第1ユーザから、前記元金暗号資産を預け入れるための預入要請を受信する段階と、
ブロックチェーンネットワークに、前記元金暗号資産を預け入れるための預入トランザクションを伝送する段階と、を含み、
前記第1補償を支給し、前記元金暗号資産が前記第1ユーザによって所有されるように維持する段階は、
前記ブロックチェーンネットワークに、前記元金暗号資産を預け入れることによって発生した利息所得として前記第1補償を引き出すための引出トランザクションを伝送する段階と、
前記第2ユーザに、前記引き出された第1補償を支給する段階と、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
ゲーム内で暗号資産を預け入れるシステムを提供するゲーム提供装置において、
前記ゲーム提供装置は、
インストラクションを保存するメモリと、
前記メモリと機能的に連結される少なくとも1つのプロセッサと、を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行して、
前記暗号資産の状態変更に対する第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザによって所有される元金暗号資産の状態を、前記元金暗号資産が預け入れられることにより、利息所得として第1補償を生成する第1預入状態に変更し、
第2ユーザに前記生成された利息所得を支給することができる勝利条件を獲得し、
前記第1預入状態下で、前記獲得された勝利条件が第2ユーザによって満足された場合、前記第2ユーザに、前記生成された第1補償を支給し、前記元金暗号資産が前記第1ユーザによって所有されるように維持する、ゲーム提供装置。
【請求項14】
前記暗号資産は、非代替性トークン(Non-Fungible Token)を含む、請求項13に記載のゲーム提供装置。
【請求項15】
暗号資産の状態変更に対する第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザによって所有される元金暗号資産の状態を、前記元金暗号資産が預け入れられることにより、利息所得として第1補償を生成する第1預入状態に変更する段階と、
第2ユーザに前記生成された利息所得を支給することができる勝利条件を獲得する段階と、
前記第1預入状態下で、前記獲得された勝利条件が第2ユーザによって満足された場合、前記第2ユーザに、前記生成された第1補償を支給し、前記元金暗号資産が前記第1ユーザによって所有されるように維持する段階と、を含む、暗号資産預入システムを提供する方法をコンピュータ上で実行するプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、暗号資産を利用したゲームコンテンツを提供する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピューティングデバイス及びネットワーク環境の発達によって、多様な有無線通信機器を利用したオンライン基盤のゲームを楽しむユーザが大きく増加している。オンラインゲームは、ユーザが直接制御するキャラクター及びキャラクターが含むアイテムを提供することにより、ユーザのゲームへの興味を誘発する。
【0003】
そのようなゲーム財貨のうち暗号資産は、ステーキング(staking)という技術を利用すれば、暗号資産を預け入れることだけでも利息所得が獲得される。ステーキングは、暗号資産の一定量を持分として固定するものであり、保有した暗号資産をブロックチェーンネットワーク運用に活用するように任せ、それに対する利息を暗号資産として返してもらうものを意味する。但し、暗号資産を預け入れる間、ユーザが暗号資産の取引を所望する時点に暗号資産を取引することができないという短所がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、ステーキングと関連した過程をゲームコンテンツと結合して提供することにより、ユーザが収益を実現するための多様なコンテンツを提供する方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の多様な実施形態によれば、前記暗号資産の状態変更に対する第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザによって所有される元金暗号資産の状態を、前記元金暗号資産が預け入れられることにより、利息所得として第1補償を生成する第1預入状態に変更する段階と、第2ユーザに前記生成された利息所得を支給することができる勝利条件を獲得する段階と、前記第1預入状態下で、前記獲得された勝利条件が第2ユーザによって満足された場合、前記第2ユーザに、前記生成された第1補償を支給し、前記元金暗号資産が前記第1ユーザによって所有されるように維持する段階と、を含む、ゲーム内で暗号資産を預け入れる方法が提供される。
【0006】
一実施形態によれば、前記暗号資産は、非代替性トークン(Non-Fungible Token)を含んでもよい。
【0007】
一実施形態によれば、前記方法は、前記暗号資産の状態変更に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザによって所有される前記元金暗号資産の状態を、前記元金暗号資産が預け入れられることにより、利息所得として第2補償を生成する第2預入状態に変更する段階と、前記第2預入状態下で、前記獲得された勝利条件が第2ユーザによって満足された場合、前記第2ユーザに、前記生成された第2補償及び前記元金暗号資産を支給する段階と、をさらに含んでもよい。
【0008】
一実施形態によれば、前記第1補償及び前記第2補償は、前記元金暗号資産と同一種類の暗号資産であり、前記第2補償の量は、前記第1補償の量よりも大きい。
【0009】
一実施形態によれば、前記方法は、前記暗号資産の状態変更に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザによって所有される前記元金暗号資産の状態を、前記元金暗号資産が預け入れられることにより、利息所得として第3補償を生成する第3預入状態に変更する段階と、前記第3預入状態下で、前記第1ユーザに、前記生成された第3補償を支給する段階と、をさらに含んでもよい。
【0010】
一実施形態によれば、前記第1補償及び前記第3補償は、前記元金暗号資産と同一種類の暗号資産であり、前記第3補償の量は、前記第1補償の量よりも小さい。
【0011】
一実施形態によれば、前記方法は、前記暗号資産の状態変更に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザによって所有される前記元金暗号資産の状態を、第2ユーザと前記元金暗号資産を取引することができる取引可能状態に変更する段階と、前記取引可能状態下で、前記第1ユーザの入力によって、前記元金暗号資産に対する取引要請を受信する段階と、前記取引要請に基づいて、前記元金暗号資産のうち少なくとも一部を前記第1ユーザから前記第2ユーザに支給する段階と、をさらに含んでもよい。
【0012】
一実施形態によれば、前記第1補償は、前記元金暗号資産と同一種類の暗号資産であり、前記第1補償の量は、前記元金暗号資産の量に比例することができる。
【0013】
一実施形態によれば、前記第1補償の量は、前記元金暗号資産が預け入れられた期間に比例することができる。
【0014】
一実施形態によれば、前記元金暗号資産の状態を第2預入状態に変更する段階は、前記元金暗号資産の一部の状態を第2預入状態に変更する段階を含み、前記第1預入状態及び前記第2預入状態下で、前記獲得された勝利条件が前記第2ユーザによって満足された場合、前記第2ユーザに、前記生成された第1補償、前記生成された第2補償、及び前記元金暗号資産の前記一部を支給し、前記元金暗号資産の残り一部が前記第1ユーザによって所有されるように維持する段階をさらに含んでもよい。
【0015】
一実施形態によれば、前記方法は、前記第1預入状態下で、前記獲得された勝利条件が前記第2ユーザによって満足されない場合、前記第1ユーザに、前記生成された第1補償を支給し、前記元金暗号資産が前記第1ユーザによって所有されるように維持する段階をさらに含んでもよい。
【0016】
一実施形態によれば、前記第1預入状態に変更する段階は、前記第1ユーザから、前記元金暗号資産を預け入れるための預入要請を受信する段階と、ブロックチェーンネットワークに、前記元金暗号資産を預け入れるための預入トランザクションを伝送する段階と、を含み、前記第1補償を支給し、前記元金暗号資産が前記第1ユーザによって所有されるように維持する段階は、前記ブロックチェーンネットワークに、前記元金暗号資産を預け入れることによって発生した利息所得として前記第1補償を引き出すための引出トランザクションを伝送する段階と、前記第2ユーザに、前記引き出された第1補償を支給する段階と、を含んでもよい。
【0017】
本発明の多様な実施形態によれば、インストラクションを保存するメモリと、前記メモリと機能的に連結される少なくとも1つのプロセッサと、を含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行して、前記暗号資産の状態変更に対する第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザによって所有される元金暗号資産の状態を、前記元金暗号資産が預け入れられることにより、利息所得として第1補償を生成する第1預入状態に変更し、前記第2ユーザに前記生成された利息所得を支給することができる勝利条件を獲得し、前記第1預入状態下で、前記獲得された勝利条件が第2ユーザによって満足された場合、前記第2ユーザに、前記生成された第1補償を支給し、前記元金暗号資産が前記第1ユーザによって所有されるように維持する、ゲーム内で暗号資産を預け入れるシステムを提供するゲーム提供装置が提供される。
【0018】
一実施形態によれば、前記暗号資産は、非代替性トークン(Non-Fungible Token)を含んでもよい。
【0019】
一実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行して、前記暗号資産の状態変更に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザによって所有される前記元金暗号資産の状態を、前記元金暗号資産が預け入れられることにより、利息所得として第2補償を生成する第2預入状態に変更し、前記第2預入状態下で、前記獲得された勝利条件が第2ユーザによって満足された場合、前記第2ユーザに、前記生成された第2補償及び前記元金暗号資産を支給することができる。
【0020】
一実施形態によれば、前記第1補償及び前記第2補償は、前記元金暗号資産と同一種類の暗号資産であり、前記第2補償の量は、前記第1補償の量よりも大きい。
【0021】
一実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行して、前記暗号資産の状態変更に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザによって所有される前記元金暗号資産の状態を、前記元金暗号資産が預け入れられることにより、利息所得として第3補償を生成する第3預入状態に変更し、前記第3預入状態下で、前記第1ユーザに、前記生成された第3補償を支給することができる。
【0022】
一実施形態によれば、前記第1補償及び前記第3補償は、前記元金暗号資産と同一種類の暗号資産であり、前記第3補償の量は、前記第1補償の量よりも小さい。
【0023】
一実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行して、前記暗号資産の状態変更に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザによって所有される前記元金暗号資産の状態を、第2ユーザと前記元金暗号資産を取引することができる取引可能状態に変更し、前記取引可能状態下で、前記第1ユーザの入力によって、前記元金暗号資産に対する取引要請を受信し、前記取引要請に基づいて、前記元金暗号資産のうち少なくとも一部を前記第1ユーザから前記第2ユーザに支給することができる。
【0024】
一実施形態によれば、前記第1補償は、前記元金暗号資産と同一種類の暗号資産であり、前記第1補償の量は、前記元金暗号資産の量に比例することができる。
【0025】
一実施形態によれば、前記第1補償の量は、前記元金暗号資産が預け入れられた期間に比例することができる。
【0026】
一実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行して、前記元金暗号資産の一部の状態を第2預入状態に変更し、前記第1預入状態及び前記第2預入状態下で、前記獲得された勝利条件が前記第2ユーザによって満足された場合、前記第2ユーザに、前記生成された第1補償、前記生成された第2補償、及び前記元金暗号資産の前記一部を支給し、前記元金暗号資産の残り一部が前記第1ユーザによって所有されるように維持することができる。
【0027】
一実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行して、前記第1預入状態下で、前記獲得された勝利条件が前記第2ユーザによって満足されない場合、前記第1ユーザに、前記生成された第1補償を支給し、前記元金暗号資産が前記第1ユーザによって所有されるように維持することができる。
【0028】
一実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行して、前記第1ユーザから、前記元金暗号資産を預け入れるための預入要請を受信し、ブロックチェーンネットワークに、前記元金暗号資産を預け入れるための預入トランザクションを伝送し、前記ブロックチェーンネットワークに、前記元金暗号資産を預け入れることによって発生した利息所得として前記第1補償を引き出すための引出トランザクションを伝送し、前記第2ユーザに、前記引き出された第1補償を支給することができる。
【0029】
本発明の多様な実施形態によれば、インストラクションを保存するメモリと、前記メモリと機能的に連結され、前記インストラクションを実行するように構成される少なくとも1つのプロセッサと、を含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行して、前記暗号資産の状態変更に対する第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザによって所有される元金暗号資産の状態を、前記元金暗号資産が預け入れられることにより、利息所得として第1補償を生成する第1預入状態に変更し、第2ユーザに前記生成された利息所得を支給することができる勝利条件を獲得し、前記第1預入状態下で、前記獲得された勝利条件が第2ユーザによって満足された場合、前記第2ユーザに、前記生成された第1補償を支給し、前記元金暗号資産が前記第1ユーザによって所有されるように維持する、ゲーム内で暗号資産を預け入れるシステムを提供するサーバが提供される。
【0030】
本発明の多様な実施形態によれば、ユーザ入力を受信するユーザ入力部と、インストラクションを保存するメモリと、前記ユーザ入力部及び前記メモリと機能的に連結され、前記インストラクションを実行するように構成される少なくとも1つのプロセッサと、を含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行して、暗号資産の状態変更に対する第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザによって所有される元金暗号資産の状態を、前記元金暗号資産が預け入れられることにより、利息所得として第1補償を生成する第1預入状態に変更し、第2ユーザに前記生成された利息所得を支給することができる勝利条件を獲得し、前記第1預入状態下で、前記獲得された勝利条件が第2ユーザによって満足された場合、前記第2ユーザに、前記生成された第1補償を支給し、前記元金暗号資産が前記第1ユーザによって所有されるように維持する、ゲームコンテンツを利用するユーザ端末が提供される。
【0031】
本発明の多様な実施形態によれば、暗号資産の状態変更に対する第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザによって所有される元金暗号資産の状態を、前記元金暗号資産が預け入れられることにより、利息所得として第1補償を生成する第1預入状態に変更する段階と、第2ユーザに前記生成された利息所得を支給することができる勝利条件を獲得する段階と、前記第1預入状態下で、前記獲得された勝利条件が第2ユーザによって満足された場合、前記第2ユーザに、前記生成された第1補償を支給し、前記元金暗号資産が前記第1ユーザによって所有されるように維持する段階と、を含む、暗号資産預入システムを提供する方法をコンピュータ上で実行するプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
【発明の効果】
【0032】
本発明の多様な実施形態によれば、ステーキングと関連した過程をゲームコンテンツと結合して提供することにより、ユーザが収益を実現するための多様なコンテンツを提供する方法が提供される。これにより、ユーザの果敢な収益実現または安全な収益実現のためのゲームコンテンツ選択が可能である。また、必要な時点にユーザ間に暗号資産を自由に取引可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図1】本発明の多様な実施形態による、サーバ及びユーザ端末を含むゲーム提供システムを示す図面である。
図2】本発明の一実施形態による、ゲームコンテンツを提供する動作を説明するための概念図である。
図3】本発明の一実施形態による、ゲームコンテンツを提供する動作を説明するための概念図である。
図4】本発明の一実施形態による、ゲームコンテンツを提供する方法を説明するためのフローチャートである。
図5】本発明の一実施形態による、ゲームコンテンツを提供する方法を説明するためのフローチャートである。
図6】本発明の一実施形態による、元金暗号資産の状態を変更するためのインターフェースを説明するための図面である。
図7】本発明の一実施形態による、元金暗号資産の状態を変更するためのインターフェースを説明するための図面である。
図8】本発明の一実施形態による、元金暗号資産の状態を変更するためのインターフェースを説明するための図面である。
図9】本発明の多様な実施形態による、ゲームコンテンツを提供する動作を説明するための概念図である。
図10】本発明の一実施形態による、ゲームコンテンツを提供する方法を説明するためのフローチャートである。
図11】本発明の一実施形態による、元金暗号資産の状態を変更するためのインターフェースを説明するための図面である。
図12】本発明の一実施形態による、ゲームコンテンツを提供する方法を説明するためのフローチャートである。
図13】本発明の一実施形態による、元金暗号資産の状態を変更するためのインターフェースを説明するための図面である。
図14】本発明の一実施形態による、ゲームコンテンツを提供する方法を説明するためのフローチャートである。
図15】本発明の一実施形態による、ゲームコンテンツを提供する方法を説明するためのフローチャートである。
図16】本発明の多様な実施形態によるゲーム提供装置の細部的な構成を説明するための図面である。
図17】本発明の多様な実施形態によるサーバの細部的な構成を説明するための図面である。
図18】本発明の多様な実施形態によるユーザ端末の細部的な構成を説明するための図面である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、添付図面に記載された内容を参照して、本発明による例示的な実施形態について詳細に説明する。また、添付図面に記載された内容を参照して、本発明の実施形態による電子装置を構成して使用する方法について詳細に説明する。各図面で示された同一参照番号または符号は、実質的に同一機能を行う部品または構成要素を示す。
【0035】
第1、第2などのように序数を含む用語は、多様な構成要素を説明するのに使用されるが、構成要素は、前記用語によって限定されない。前記用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的にのみ使用される。例えば、本発明の権利範囲を逸脱しない範囲内で、第1構成要素は、第2構成要素とも名付けられ、同様に、第2構成要素は、第1構成要素とも名付けられる。「及び/または」という用語は、複数の関連した項目の組み合わせ、または複数の関連した項目のうちいずれか1つの項目を含む。
【0036】
本明細書において使用した用語は、実施形態を説明するために使用されたものであり、本発明を制限及び/または限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上明白に取り立てて意味しない限り、複数の表現を含む。本明細書において、「含む」または「有する」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数、段階、動作、構成要素、部品、またはそれらの組み合わせが存在することを指定するものであり、1つまたはそれ以上の他の特徴、数、段階、動作、構成要素、部品、またはそれらを組み合わせたものの存在または付加の可能性を予め排除しないものと理解されなければならない。
【0037】
明細書の全体において、ある部分が他の部分と連結されているとするとき、それは、直接連結されている場合だけでなく、その間に他の素子を挟んで電気的に連結されている場合も含む。また、ある部分がある構成要素を含むとするとき、それは、特に逆になる記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含んでもよいということを意味する。また、明細書に記載された「…部」、「モジュール」などの用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、それは、ハードウェアまたはソフトウェアにより具現されたり、ハードウェアとソフトウェアとの結合により具現されたりする。
【0038】
以下、本発明において、ゲーム提供装置は、ゲームサーバ、ユーザ端末、ゲームサーバ及びユーザ端末を含むゲームシステム、または独立した1つの装置でもある。
【0039】
以下、本発明において、サーバがユーザ端末を制御するという意味は、サーバがユーザ端末との通信を介して、ユーザ端末での出力(画面表示、音響出力、振動出力、ランプ発光など、ユーザ端末における全ての出力装置)及びユーザ端末が所定の動作を行うためのデータを提供することを意味する。もちろん、ユーザ端末が予め保存されたデータを利用してユーザ端末での出力を制御することもでき、前記例示に制限されない。
【0040】
以下、本発明において、ユーザ(または、ユーザアカウント)と情報またはデータを送受信するという意味は、ユーザ(または、ユーザアカウント)と対応または連動したデバイス(または、ユーザ端末)と情報またはデータを送受信するという意味を含むものでもある。
【0041】
以下、本発明において、ユーザ、プレーヤ、使用者、ユーザアカウント及びゲーマは、同一意味として使用可能である。本発明において、ユーザ端末は、文脈によって、ユーザ、プレーヤ、使用者、ユーザアカウント及びゲーマを示すか、あるいはそれらによって使用される装置を示すものと理解されなければならない。本発明において、ユーザ、プレーヤ、使用者、ユーザアカウント及びゲーマは、文脈によって、それらが操作するアバタやキャラクターを示すか、あるいはそれらによって使用される装置を示すものと理解されなければならない。
【0042】
以下、本発明において、ブロックチェーンネットワークは、ブロックチェーン技術を利用するネットワークでもある。ブロックチェーン技術は、分散コンピューティング技術基盤のデータ偽変造防止技術を意味する。具体的には、ブロックチェーン技術は、P2P方式を基盤とし、小規模データがチェーン形態に連結されて形成された「ブロック」という分散データ保存環境に、管理の対象となるデータを保存することにより、誰も任意に(すなわち、権限なく)保存されたデータを修正することができず、誰でも変更の結果を閲覧することができる技術を意味する。
【0043】
ブロックには、当該ブロックが発見される以前にユーザに伝播された全てのデータが記録されており、それは、P2P方式により全てのユーザに同じく伝送される。したがって、ユーザは、データを任意に修正するか、抜け落ちさせることができない。ブロックは、発見された日付と以前ブロックに対する連結の輪を有しており、そのようなブロックの集合をブロックチェーンとも称する。すなわち、ブロックチェーン技術は、多くの記録を一束にする技術である。
【0044】
ブロックは、データを保存する単位であって、ボディ(body)とヘッダ(header)とに区分される。ボディには、取引内容が含まれ、ヘッダには、マークルハッシュ(マークルルート)やノンス(暗号化と関連した任意の数)などの暗号コードが含まれる。例えば、ブロックは、約10分周期で生成される。
【0045】
ブロックは、取引記録を集めて信頼性を検証しながら生成され、生成されたブロックが以前ブロックに連結されることにより、ブロックチェーンの形態にもなる。他の例として、明細書において、ブロックチェーン上に伝播される任意のデータは、一定量が累積されればブロックデータを形成し、形成されたブロックデータは、ブロックチェーン内のノードによって検証された後、以前ブロックデータに連結される。
【0046】
ブロックチェーンは、中央集中型サーバに取引記録を保管及び管理せず、取引に参加する個々の人のサーバが集まってネットワークを維持及び管理することができる。その個々の人のサーバ、すなわち、参加者をノード(node)という。本発明では、ゲーム提供装置、ユーザ端末、またはサーバがノードのうち1つに該当する。
【0047】
中央管理者がないので、ブロックチェーンネットワークでは、ブロックを配布するノードの役割が重要であり、参加するノードのうち半分以上の同意があれば新規のブロックが生成される。ノードは、ブロックチェーンをコンピュータに保存しているが、一部ノードがハッキングされ、既存内容が壊れても、多数のノードにデータが残っており、継続的にデータを保存することができる。
【0048】
また、本明細書において、ブロックチェーンに伝播された任意のデータは、ブロックチェーン参加ノードに保存され、周期的/非周期的に各参加ノードのデータを比較し、データの偽変造如何を検証することができる。
【0049】
以下、本発明において、ゲームオブジェクトとは、ゲーム空間内に存在する仮想のオブジェクトを意味する。例えば、ゲームオブジェクトとは、ユーザのキャラクター(例えば、アバタ)、ユーザのアイテムなどを含み、それに制限されず、背景、地形などゲーム空間内で具現された全てのオブジェクトを意味する。
【0050】
以下、本発明において、キャラクターとは、ゲーム内でユーザが制御することができる所定のオブジェクトを意味する。
【0051】
図1は、本発明の多様な実施形態による、サーバ及びユーザ端末を含むゲーム提供システムを示す図面である。
【0052】
本発明のゲーム提供システム100は、サーバ170と、少なくとも1つのユーザ端末110ないし160とを含むものでもある。サーバ170は、ネットワーク網を介して多様なオンライン活動を提供することができる。サーバ170は、少なくとも1つのユーザ端末110ないし160に同時にオンライン活動を提供することができる。
【0053】
本発明の一実施形態によれば、サーバ170は、単一のサーバ、サーバの集合体、クラウドサーバなどを含み、前記例示に制限されない。サーバ170は、多様なオンライン活動を提供し、オンライン活動のためのデータを保存するデータベースを含む。また、サーバ170は、決済イベントを生成及び処理する決済サーバを含むこともできる。前述のように、サーバ170は、ゲーム提供装置でもある。
【0054】
本発明の一実施形態によれば、ネットワークとは、全ての通信方式を利用して設立(または、形成)された連結を意味し、端末と端末との間、または端末とサーバとの間のデータを送受信する、全ての通信方式を介して連結された通信網を意味する。
【0055】
全ての通信方式は、所定の通信規格、所定の周波数帯域、所定のプロトコル、または所定のチャネルを介する通信など、全ての通信方式を含む。例えば、ブルートゥース、BLE、Wi-Fi、Zigbee、3G、LTE、超音波を介する通信方式などを含み、近距離通信、遠距離通信、無線通信及び有線通信をいずれも含む。もちろん、前記例示に制限されない。
【0056】
本発明の一実施形態によれば、近距離通信方式とは、通信を行うデバイス(端末またはサーバ)が所定の範囲内にあるときのみ通信が可能な通信方式を意味し、例えば、ブルートゥース、NFCなどを含む。遠距離通信方式とは、通信を行うデバイスが距離と関係なく通信が可能な通信方式を意味する。例えば、遠距離通信方式は、APのような中継器を介して通信を行う2つのデバイスが所定の距離以上であるときにも通信することができる方式を意味し、SMSや電話のようなセルラネットワーク(3G、LTE)を利用した通信方式を含む。もちろん、前記例示に制限されない。ネットワーク網を利用してオンライン活動を提供されるという意味は、全ての通信方式を介してサーバと端末との通信が行われるという意味を含む。
【0057】
明細書の全体において、少なくとも1つのユーザ端末110ないし160は、パーソナルコンピュータ110、タブレット120、携帯電話130、ノート型パソコン140、スマートフォン150及びTV 160だけでなく、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)、ナビゲーション、MP3プレーヤ、デジタルカメラ、冷蔵庫、洗濯機、掃除機などの多様な電子デバイスを含み、前記例示に制限されない。前述のように、少なくとも1つのユーザ端末110ないし160は、ゲーム提供装置でもある。
【0058】
本発明の一実施形態によれば、オンライン活動は、オンラインゲーム、ポータルサービス及びSNS(Social Network Service)を含み、前記例示に制限されない。また、オンラインゲームは、スポーツ、MMORPG、AOS、FPS、TCG、CCGなど多様なジャンルを含む。また、オンラインゲームは、ユーザとユーザとの対決方式のゲームであってもよく、ユーザとコンピュータ(例えば、人工知能)との対決方式であってもよい。また、対決方式ではない建設方式または飾り方式のゲームであってもよい。もちろん、前記例示に制限されず、オンラインゲームの形態には制限がない。
【0059】
本発明の多様な実施形態によれば、少なくとも1つのユーザ端末110ないし160及びゲームサーバ170は、ブロックチェーンネットワークと通信することができる。ブロックチェーンネットワークは、ブロックチェーン技術を利用するネットワークでもある。ブロックチェーンネットワークは、全的にハードウェアであるか、あるいは部分的にハードウェアであり、部分的にソフトウェアであり、1以上のサーバまたはコンピュータ、端末器などで構成される。
【0060】
本発明の多様な実施形態によれば、ゲーム提供システム100は、暗号資産の状態変更に対する第1ユーザの入力を受信することができる。ゲーム提供システム100は、第1ユーザの入力に基づいて、第1ユーザによって所有される元金暗号資産の状態を第1預入状態に変更することができる。第1預入状態は、元金暗号資産が預け入れられることにより、利息所得として第1補償を生成する状態でもある。ゲーム提供システム100は、生成された利息所得を第2ユーザに支給することができる勝利条件を獲得することができる。第1預入状態下で、勝利条件が第2ユーザによって満足された場合、ゲーム提供システム100は、第2ユーザに第1補償を支給し、元金暗号資産が第1ユーザによって所有されるように維持することができる。
【0061】
一実施形態において、サーバ170の動作のうち一部または全部は、ユーザ端末110ないし160で行われることも可能である。例えば、本発明の多様な実施形態によるゲーム内で暗号資産を預け入れる方法は、サーバ170との通信なしにユーザ端末110ないし160によっても遂行される。
【0062】
図2及び図3は、本発明の一実施形態による、ゲームコンテンツを提供する動作を説明するための概念図である。
【0063】
図2を参照すれば、元金暗号資産を預け入れることにより、利息所得として補償をユーザに提供する方法が示される。段階S210において、ゲーム提供装置は、暗号資産に係わる情報を受信することができる。
【0064】
ゲーム提供装置は、通信部を介して、ブロックチェーンネットワークから暗号資産に係わる情報を受信することができる。ブロックチェーンネットワークは、ブロックチェーン技術を利用するネットワークでもあり、重複内容は省略する。
【0065】
暗号資産は、ブロックチェーンを基盤とし、暗号技術(cryptography)を使用して作ったデジタル資産でもある。一実施形態において、暗号資産は、非代替性トークン(Non-Fungible Token)を含むが、これは、例示に過ぎず、暗号資産の種類は、本発明の技術的思想を限定しない。
【0066】
暗号資産に係わる情報は、例えば、暗号資産の種類、暗号資産の金額、暗号資産の状態などに係わる情報を含んでもよい。
【0067】
段階S220において、ゲーム提供装置は、元金暗号資産の状態を変更する第1ユーザの入力を受信することができる。
【0068】
本発明において、元金暗号資産は、ユーザによって所有される暗号資産を意味する。元金暗号資産は、ユーザの選択によって預入可能な暗号資産の元金を意味する。例えば、元金暗号資産は、第1ユーザによって所有される暗号資産を意味する。
【0069】
段階S230において、ゲーム提供装置は、第1ユーザの入力によって、元金暗号資産の状態を変更することができる。
【0070】
元金暗号資産の状態は、第1ユーザの入力によって指定される。元金暗号資産の状態は、少なくともマイニング(mining)状態を含む。
【0071】
マイニング状態は、暗号資産を預け入れることにより、利息所得を生成する状態でもある。マイニング状態下で、利息所得として第1補償が生成される。マイニング状態下で、ユーザは、他のユーザとのゲームコンテンツを介して第1補償を獲得するか、あるいは失う。しかし、第1補償を失うことになる場合にも、第1ユーザが所有した元金暗号資産は保存可能である。
【0072】
例えば、ゲーム提供装置は、第1ユーザによって所有される暗号資産の状態をマイニング状態に変更するユーザ入力を受信することができる。マイニング状態下で、預け入れられた暗号資産に基づいて、利息所得として第1補償が生成される。第1ユーザは、他の第2ユーザとのゲームコンテンツを介して第1補償を獲得するか、あるいは失う。ゲームコンテンツ内の任意に設定された勝利条件が第2ユーザによって満足された場合、ゲーム提供装置は、第2ユーザに第1補償を提供することができる。一方、ゲームコンテンツ内の任意に設定された勝利条件が第2ユーザによって満足されない場合、ゲーム提供装置は、第1ユーザに第1補償を提供することもできる。
【0073】
段階S240において、ゲーム提供装置は、第1ユーザの入力によって、暗号資産の状態をマイニング状態に変更することができる。マイニング状態下で、ゲーム提供装置は、元金暗号資産を預け入れることによる利息所得として第1補償を生成することができる。
【0074】
元金暗号資産をマイニング状態で預け入れた場合、利息所得として第1補償が生成される。ゲーム提供装置100は、利息所得として第1補償を生成することもでき、ブロックチェーンネットワーク200から生成された第1補償に係わる情報を受信することもできる。但し、本発明の技術的思想は、それに限定されない。
【0075】
段階S250において、ゲーム提供装置は、第2ユーザによって第1ユーザに対する勝利条件が満足されるか否かを確認することができる。ゲーム提供装置は、第2ユーザに第1ユーザの元金暗号資産から生成された利息所得を支給することができる勝利条件を獲得することができる。
【0076】
段階S260において、マイニング状態下で、第2ユーザによって第1ユーザに対する勝利条件が満足される場合、ゲーム提供装置は、第2ユーザに第1補償を支給することができる。第1補償は、第1ユーザがマイニング状態に基づいて暗号資産を預け入れることによって生成された利息所得でもある。第1補償は、第1ユーザによって所有される元金暗号資産に基づいて生成された利息所得でもある。
【0077】
ゲーム提供装置は、第1ユーザによってマイニング状態で預け入れられた元金暗号資産が第1ユーザによって所有されるように維持することができる。
【0078】
段階S270において、マイニング状態下で、第2ユーザによって勝利条件が満足されない場合、ゲーム提供装置は、第1ユーザに第1補償を支給することができる。すなわち、第1ユーザがマイニング状態に基づいて暗号資産を預け入れることによって生成された利息所得は、第1ユーザ自身にも支給される。
【0079】
但し、本発明の技術的思想は、勝利条件が満足されない場合、補償の支給に係わって限定されない。図示していないが、マイニング状態下で、第2ユーザによって勝利条件が満足されない場合、ゲーム提供装置100は、元金暗号資産を預け入れることにより、利息所得が持続的に生成されるように維持することもできる。ゲーム提供装置100は、特定のユーザに利息所得を支給しないことも可能である。
【0080】
参考までに、図3を参照して、一実施形態によってゲームコンテンツを提供するシステム内の複数の主体の役割について説明する。
【0081】
図3を参照すれば、ゲーム提供装置30は、複数のユーザ10、20にゲームサービスを提供することができる。また、ゲーム提供装置30は、ブロックチェーンネットワーク40から、暗号資産に係わる情報及び信号を受信することができ、ゲーム提供装置30は、ブロックチェーンネットワーク40に、暗号資産に係わる情報及び信号を伝送することができる。
【0082】
段階S310において、ゲーム提供装置30は、第1ユーザ10からユーザ入力を受信することができる。ゲーム提供装置30は、第1ユーザ10から、元金暗号資産を預け入れるための預入要請を受信することができる。ここで、元金暗号資産は、第1ユーザ10によって所有される暗号資産でもある。
【0083】
段階S320において、ゲーム提供装置30は、ブロックチェーンネットワーク40に、元金暗号資産を預け入れるための預入トランザクションを伝送することができる。預入トランザクションは、本発明の一実施形態によって元金暗号資産を預け入れる複数の状態のうち少なくとも1つに関連したトランザクションでもある。
【0084】
例えば、預入トランザクションは、元金暗号資産を預け入れるマイニング状態、露出状態及びステーキング状態のうち少なくとも1つであって、元金暗号資産の状態を変更することに関連したトランザクションを含む。マイニング状態、露出状態及びステーキング状態に係わる説明は、図2で説明したものと重複するので、重複説明は省略する。
【0085】
また、段階S320において、ゲーム提供装置30は、ブロックチェーンネットワーク40に、元金暗号資産を預け入れることによって発生した利息所得を引き出すための引出トランザクションを伝送することができる。
【0086】
例えば、ゲーム提供装置30は、ブロックチェーンネットワーク40に、マイニング状態に基づいて暗号資産を預け入れることによって発生した利息所得として第1補償を引き出すための引出トランザクションを伝送することができる。
【0087】
他の例として、ゲーム提供装置30は、ブロックチェーンネットワーク40に、露出状態に基づいて暗号資産を預け入れることによって発生した利息所得として第2補償を引き出すための引出トランザクションを伝送することができる。
【0088】
さらに他の例として、ゲーム提供装置30は、ブロックチェーンネットワーク40に、ステーキング状態に基づいて暗号資産を預け入れることによって発生した利息所得として第3補償を引き出すための引出トランザクションを伝送することができる。
【0089】
段階S330において、ゲーム提供装置30は、ブロックチェーンネットワーク40から、暗号資産の状態が変更されることによる情報を受信することができる。
【0090】
例えば、ゲーム提供装置30は、伝送した預入トランザクションによって、元金暗号資産が預け入れられることを確認する情報を受信することができる。他の例として、ゲーム提供装置30は、伝送した引出トランザクションによって、元金暗号資産が引き出されることを確認する情報を受信することができる。
【0091】
段階S340において、ゲーム提供装置30は、第2ユーザ20に、引き出された第1補償を支給することができる。ゲーム提供装置30は、第2ユーザ20によってゲームコンテンツに係わる勝利条件が満足された場合、第1補償を第2ユーザ20に支給することができる。
【0092】
図4及び図5は、本発明の一実施形態による、ゲームコンテンツを提供する方法を説明するためのフローチャートである。説明の便宜上、図2及び図3を利用して説明したものと重複内容は、簡略にするか、省略する。
【0093】
参考までに、図4は、マイニング状態に基づいて暗号資産を預け入れる方法を説明するための図面である。
【0094】
図4を参照すれば、段階S410において、ゲーム提供装置は、ユーザ入力に基づいて、第1ユーザによって所有される元金暗号資産の状態をマイニング状態に変更することができる。
【0095】
ゲーム提供装置は、第1ユーザの入力を受信することができる。ゲーム提供装置は、第1ユーザの入力に基づいて、第1ユーザによって所有される元金暗号資産の状態を変更することができる。元金暗号資産の状態は、マイニング状態、露出状態、ステーキング状態及び取引可能状態のうち少なくとも1つを含む。参考までに、図4及び図5では、元金暗号資産の状態をマイニング状態に変更する点を中心に説明する。
【0096】
マイニング状態は、暗号資産を預け入れることにより、利息所得を生成する状態でもある。マイニング状態下で、利息所得として第1補償が生成される。第1ユーザは、他の第2ユーザとのゲームコンテンツを介して第1補償を獲得するか、あるいは失う。マイニング状態下で、第1ユーザによって所有される元金暗号資産は、第1ユーザによって所有されるように維持される。
【0097】
第1補償は、元金暗号資産と同一種類の暗号資産でもある。第1補償の量は、元金暗号資産の量に比例することができる。第1補償の量は、元金暗号資産が預け入れられた期間に比例することができる。
【0098】
ゲーム提供装置は、マイニング状態によって、利息所得として第1補償を生成することができる。ゲーム提供装置は、第2ユーザによって勝利条件が満足されるか否かによって、第1補償を第2ユーザに支給することもでき、第1補償を第1ユーザに支給することもできる。
【0099】
段階S420において、ゲーム提供装置は、マイニング状態によって生成された利息所得を第2ユーザに支給することができる勝利条件を獲得することができる。
【0100】
ゲームコンテンツに係わる勝利条件は、提供されるゲームの形態によって異なっている。第1ユーザと第2ユーザとの間の勝敗が明確に決定されるゲームの場合、例えば、対戦格闘ゲーム、スポーツゲーム、FPSゲームなどにおいて、勝利条件は、一方のユーザの勝利を要件とする。第2ユーザが勝利する場合、ゲーム提供装置は、第1ユーザが元金暗号資産をマイニング状態で預け入れることによって生成された第1補償を第2ユーザに支給することができる。
【0101】
他の例として、対戦格闘ゲーム、戦略ゲーム(RTS: Real-time strategy)などにおいて、勝利条件は、一方のユーザの勝利を要件とするが、勝利条件は、一方のユーザが他方のユーザに被害を加えることを要件とすることもできる。第2ユーザが第1ユーザに被害を加える場合、ゲーム提供装置は、第1ユーザが元金暗号資産をマイニング状態で預け入れることによって生成された第1補償を第2ユーザに支給することができる。
【0102】
また、ゲーム提供装置は、被害の程度によって、第2ユーザに支給する第1補償の量を決定することもできる。被害の程度が100%である場合、ゲーム提供装置は、第2ユーザに、生成された第1補償の全部を支給することができる。被害の程度が50%である場合、ゲーム提供装置は、第2ユーザに、生成された第1補償の50%を支給することができる。
【0103】
具体的には、例えば、制限時間内に戦略ゲームにおいて第2ユーザが第1ユーザのオブジェクトをいずれも破壊した場合、または制限時間内に対戦格闘ゲームにおいて第2ユーザが第1ユーザを戦闘不能にした場合、ゲーム提供装置は、第2ユーザに、生成された第1補償の全部を支給することができる。
【0104】
他の例として、制限時間内に戦略ゲームにおいて第2ユーザが第1ユーザのオブジェクトの50%を破壊した場合、または制限時間内に対戦格闘ゲームにおいて第2ユーザが第1ユーザの体力を50%消尽させた場合、ゲーム提供装置は、第2ユーザに、生成された第1補償の50%を支給することができる。
【0105】
但し、ゲームの種類、ゲーム形態による勝利条件、支給される第1補償の量などは、例示に過ぎず、本発明の技術的思想は、それに限定されない。
【0106】
段階S430において、ゲーム提供装置は、マイニング状態下で、勝利条件が第2ユーザによって満足された場合、第2ユーザに第1補償を支給し、元金暗号資産が第1ユーザによって所有されるように維持することができる。
【0107】
勝利条件が第2ユーザによって満足される場合、ゲーム提供装置は、第1ユーザによって所有される元金暗号資産をマイニング状態で預け入れることによって発生した第1補償を第2ユーザに支給することができる。
【0108】
これに対し、勝利条件が第2ユーザによって満足されない場合、ゲーム提供装置は、第1補償を第2ユーザに支給しない。例えば、勝利条件が第2ユーザによって満足されない場合、ゲーム提供装置は、第1補償を第1ユーザに支給することができる。他の例として、勝利条件が第2ユーザによって満足されない場合、ゲーム提供装置は、第1補償を誰にも支給しないことも可能である。ゲーム提供装置は、第1ユーザの元金暗号資産をマイニング状態に維持することにより、第1補償が持続的に生成されるように維持することができる。
【0109】
勝利条件と関係なく、ゲーム提供装置は、元金暗号資産が第1ユーザによって所有されるように維持することができる。すなわち、マイニング状態下で、第1ユーザによって所有される元金暗号資産は、第2ユーザによって獲得されない。マイニング状態下で、元金暗号資産を所有する第1ユーザを除いた全てのユーザは、元金暗号資産に接近することができない。
【0110】
図5を参照すれば、図4の段階S410は、段階S510及び段階S520を含むものでもある。図4の段階S430は、段階S530及び段階S540を含むものでもある。
【0111】
段階S510において、ゲーム提供装置は、第1ユーザから、元金暗号資産を預け入れるための預入要請を受信することができる。一実施形態において、預入要請は、暗号資産を預け入れる状態に係わる情報、及び預け入れる元金暗号資産に係わる情報のうち少なくとも1つを含む。
【0112】
一実施形態において、ゲーム提供装置は、元金暗号資産をマイニング状態で預け入れることによる利息所得として第1補償を獲得することができる。ゲーム提供装置は、獲得可能な第1補償を、ディスプレイを介して予想収益率として表示することができる。
【0113】
段階S520において、ゲーム提供装置は、ブロックチェーンネットワークに、元金暗号資産を預け入れるための預入トランザクションを伝送することができる。一実施形態において、前記預入トランザクションは、スマートコントラクトを実行することによっても伝送される。一実施形態において、前記スマートコントラクトは、預け入れる暗号資産の種類及び量、預入期間、利率、目標収益率、並びに途中引出可否など予め設定された条件を含んでもよい。
【0114】
段階S530において、ゲーム提供装置は、ブロックチェーンネットワークに、第1補償を引き出すための引出トランザクションを伝送することができる。第1補償は、元金暗号資産を預け入れることによって発生した利息所得でもある。第1補償は、第1ユーザによって所有される元金暗号資産に基づいて発生した利息所得でもある。
【0115】
一実施形態において、前記引出トランザクションは、スマートコントラクトを実行することによっても伝送される。例えば、前記引出トランザクションは、スマートコントラクトに設定された引出条件を満足することによって伝送される。
【0116】
段階S540において、ゲーム提供装置は、第2ユーザに、引き出された第1補償を支給することができる。ゲーム提供装置は、ゲームコンテンツに関連した勝利条件が第2ユーザによって満足された場合、第1補償を第2ユーザに支給することができる。
【0117】
図6ないし図8は、本発明の一実施形態による、元金暗号資産の状態を変更するためのインターフェースを説明するための図面である。
【0118】
図6は、暗号資産の状態を変更し、変更された状態によって暗号資産の預入金額を決定するインターフェースの一例示を示す。もちろん、暗号資産預入インターフェースは、図6の例示に制限されず、図6に示された構成より多い構成が暗号資産預入インターフェースに含まれてもよく、図6に示された構成より少ない構成が暗号資産預入インターフェースに含まれてもよい。
【0119】
図6を参照すれば、ゲーム提供装置は、暗号資産の状態を変更するためのインターフェースを、ディスプレイを介して表示することができる。一実施形態において、ユーザ端末でディスプレイされる暗号資産預入インターフェースは、図6の例示を含む。
【0120】
一実施形態において、暗号資産預入インターフェースは、預入方式を選択するためのインターフェースを含むものでもある。暗号資産預入インターフェースは、変更可能な暗号資産の状態を選択することができるインターフェースを含むものでもある。例えば、暗号資産預入インターフェースは、図6で説明されるマイニング状態、図10及び図11を利用して説明される露出状態、図12及び図13を利用して説明されるステーキング状態、並びに図14を利用して説明される取引可能状態のうち1つを選択するためのインターフェースを含んでもよい。ゲーム提供装置は、暗号資産預入インターフェースを介してユーザ入力を受信することにより、変更される暗号資産の状態に係わる情報を獲得することができる。
【0121】
一実施形態において、暗号資産預入インターフェースは、暗号資産の預入方式によって、預け入れる暗号資産の預入金額を入力するインターフェースを含むものでもある。ゲーム提供装置は、暗号資産預入インターフェースを介してユーザ入力を受信することにより、預入金額に係わる情報を獲得することができる。
【0122】
一実施形態において、暗号資産預入インターフェースは、ユーザが入力した暗号資産の変更された状態に係わる情報、預け入れられた元金暗号資産の金額に係わる情報、及び暗号資産の預入状態による予想利息所得率に係わる情報を表示することができる。もちろん、暗号資産預入インターフェースは、さらに多い情報を表示することもでき、さらに少ない情報を表示することもできる。
【0123】
一実施形態によれば、暗号資産預入インターフェースは、預入要請を伝送するためのユーザ入力を受信するインターフェースを含むものでもある。前記ユーザ入力を受信することに基づいて、ユーザ端末は、ユーザが暗号資産預入インターフェースに入力した情報によって元金暗号資産を預け入れるための預入要請をサーバに伝送することができる。
【0124】
参考までに、図7及び図8は、暗号資産の状態をマイニング状態に変更した後、第2ユーザによって勝利条件が満足された場合に第1補償を支給するためのインターフェースを示す。
【0125】
説明の便宜上、勝敗が明確な対戦格闘ゲームを例示として説明するが、ゲームの種類は、例示に過ぎず、本発明の技術的思想は、それに限定されない。
【0126】
図7を参照すれば、ゲーム提供装置は、ディスプレイを介して、ゲームコンテンツを表示する。参考までに、ゲーム提供装置は、第1フレーム700a及び第2フレーム700bを含む映像フレームを介して、ゲームコンテンツを提供する。第1フレーム700a及び第2フレーム700bは、単に特定瞬間のイメージフレームであり、第2フレーム700bは、第1フレーム700aより時間的に遅いフレームを意味する。
【0127】
一実施形態において、ゲーム提供装置は、第1フレーム700aを介して、第1ユーザ710a及び第2ユーザ720aが対戦するゲームコンテンツを提供することができる。前記ゲームコンテンツは、対戦格闘ゲームに係わるコンテンツの例示として説明するが、ゲームコンテンツの類型は、例示に過ぎず、本発明の技術的思想は、それに限定されない。
【0128】
第1ユーザ710aは、第1ユーザが制御するゲーム内のキャラクターを意味する。第2ユーザ720aは、第2ユーザが制御するゲーム内のキャラクターを意味する。ゲーム提供装置は、第1フレーム700aで、第1ユーザ710a上の第1体力インターフェース711aと、第2ユーザ720a上の第2体力インターフェース721aとを表示することができる。
【0129】
ゲーム提供装置は、第1体力インターフェース711aを介して、第1ユーザ710aの残余体力を表示することができる。ゲーム提供装置は、第2体力インターフェース721aを介して、第2ユーザ720aの残余体力を表示することができる。ゲーム提供装置を介して提供されるゲームコンテンツは、相手の体力を全て消尽させることによって勝利する方式のコンテンツでもある。例えば、第2ユーザ720aは、第1ユーザ710aの体力を全て消尽させることにより、勝利条件を満足させることができる。
【0130】
参考までに、第2フレーム700bは、第1ユーザ710bの体力が全て消尽した状況を表示するフレームでもある。第1ユーザ710b及び第2ユーザ720bが対戦格闘コンテンツを利用するにつれて、ゲーム提供装置は、第1ユーザ710bの体力が全て消尽した状況を、ディスプレイを介して表示することができる。
【0131】
ゲーム提供装置は、第1体力インターフェース711bを介して、第1ユーザ710bの残余体力を表示することができる。ゲーム提供装置は、第2体力インターフェース721bを介して、第2ユーザ720bの残余体力を表示することができる。但し、ゲーム提供装置は、第1体力インターフェース711bを介して、第1ユーザ710bの体力が全て消尽したことを表示することができる。すなわち、第2ユーザ720bは、第1ユーザ710bの体力を全て消尽させることにより、勝利条件を満足させることができる。
【0132】
図8を参照すれば、勝利条件が満足されるにつれて、ゲーム提供装置は、勝利条件達成インターフェースを表示することができる。
【0133】
一実施形態において、勝利条件達成インターフェースは、獲得可能な相手所有の元金暗号資産の状態に係わる情報、及び獲得可能な生成された利息所得を表示することができる。もちろん、勝利条件達成インターフェースは、図8に示された構成より多い構成が勝利条件達成インターフェースに含まれてもよく、図8に示された構成より少ない構成が勝利条件達成インターフェースに含まれてもよい。
【0134】
一実施形態において、図8では、相手所有の元金暗号資産の状態が1つの状態、すなわち、マイニング状態であるものと示されたが、相手所有の元金暗号資産の状態は、複数の状態を含むこともできる。例えば、相手所有の元金暗号資産の一部の状態は、マイニング状態であり、相手所有の元金暗号資産の他の一部の状態は、露出状態でもある。ゲーム提供装置は、相手所有の元金暗号資産の複数の状態に係わる情報、及び複数の状態によって生成されたそれぞれの利息所得を表示することもできる。
【0135】
図9は、本発明の多様な実施形態による、ゲームコンテンツを提供する動作を説明するための概念図である。
【0136】
説明の便宜上、図2を利用して説明したものと重複内容は、簡略にするか、省略する。
【0137】
図9を参照すれば、元金暗号資産を預け入れることにより、利息所得として補償をユーザに提供する方法が示される。段階S910において、ゲーム提供装置100は、ブロックチェーンネットワーク200から暗号資産に係わる情報を受信することができる。ブロックチェーンネットワークは、ブロックチェーン技術を利用するネットワークでもあり、重複内容は省略する。
【0138】
ゲーム提供装置100は、暗号資産の種類、所有中の暗号資産の金額、暗号資産の現在状態などに係わる情報を受信することができる。ここで、暗号資産は、非代替性トークン(Non-Fungible Token)を含んでもよい。
【0139】
段階S920において、ゲーム提供装置100は、元金暗号資産の状態を変更する第1ユーザの入力を受信することができる。段階S920に係わる説明は、図2の段階S220を利用して説明したものと同一であるので、重複説明は省略する。
【0140】
段階S930において、ゲーム提供装置100は、第1ユーザの入力によって、元金暗号資産の状態を変更することができる。
【0141】
元金暗号資産の状態は、第1ユーザの入力によって選択可能であり、マイニング状態、露出状態、ステーキング状態及び取引可能状態を含むものでもある。説明の便宜上、マイニング状態に係わる説明は、図2を利用して説明したものと重複するので、以下、露出状態、ステーキング状態及び取引可能状態を中心に説明する。
【0142】
露出状態は、暗号資産を預け入れることにより、利息所得を生成する状態でもある。露出状態下で、利息所得として第2補償が生成される。露出状態下で、ユーザは、他のユーザとのゲームコンテンツを介して、第2補償を獲得するか、あるいは失い、さらに、預け入れられた暗号資産の元金を失うこともできる。
【0143】
例えば、ゲーム提供装置は、第1ユーザによって所有される暗号資産の状態を露出状態に変更するユーザ入力を受信することができる。露出状態下で、預け入れられた暗号資産に基づいて、利息所得として第2補償が生成される。露出状態下で、第1ユーザは、他の第2ユーザとのゲームコンテンツを介して、第2補償を獲得するか、あるいは失う。また、第1ユーザは、他の第2ユーザとのゲームコンテンツを介して、預け入れられた暗号資産の元金を失うこともできる。ゲームコンテンツ内の任意に設定された勝利条件が第2ユーザによって満足された場合、ゲーム提供装置は、第2ユーザに第2補償及び元金暗号資産を提供することができる。これに対し、ゲームコンテンツ内の任意に設定された勝利条件が第2ユーザによって満足されない場合、ゲーム提供装置は、第1ユーザに第2補償を提供することができ、元金暗号資産が第1ユーザによって所有されるように維持することができる。
【0144】
ステーキング状態は、暗号資産を預け入れることにより、利息所得を生成する状態でもある。ステーキング状態下で、利息所得として第3補償が生成される。ステーキング状態下で、ゲーム提供装置は、利息所得として第3補償を生成することができる。ステーキング状態下で、他のユーザは、ユーザが所有する元金暗号資産及び第3補償に接近することができない。
【0145】
例えば、ゲーム提供装置は、第1ユーザによって所有される暗号資産の状態をステーキング状態に変更するユーザ入力を受信することができる。ステーキング状態下で、預け入れられた暗号資産に基づいて、利息所得として第3補償が生成される。ステーキング状態下で、第1ユーザは、預け入れられた暗号資産の量及び期間などによって、利息所得として第3補償を獲得することができる。ゲーム提供装置は、第1ユーザが所有する預け入れられた暗号資産の元金及び第3補償に係わって、第2ユーザの接近を許可しない。すなわち、第2ユーザは、第1ユーザが所有する預け入れられた暗号資産の元金及び第3補償を獲得することができない。
【0146】
取引可能状態は、暗号資産をロックすることにより、暗号資産の預入を解除する状態でもある。取引可能状態下で、利息所得は生成されない。取引可能状態下で、ゲーム提供装置は、第1ユーザによってロックされた元金暗号資産を、他のユーザ、例えば、第2ユーザと取引するシステムを提供することができる。すなわち、第1ユーザは、ロックされた元金暗号資産を第2ユーザに支給する対価として、第2ユーザから売値に相当する財貨を提供される。ここで、財貨とは、ゲーム内で利用されるゲーム財貨または現実財貨を含むが、これは、例示に過ぎず、本発明の技術的思想は、それに限定されない。
【0147】
段階S940において、暗号資産の状態を取引可能状態に変更した場合、ユーザは、暗号資産を自由に取引することができる。ゲーム提供装置は、第1ユーザの入力によって、元金暗号資産に対する取引要請を受信することができる。図示していないが、ゲーム提供装置100は、別途のインターフェースを介して取引要請を受信することができる。段階S980において、ゲーム提供装置100は、取引要請に基づいて、ブロックチェーンネットワーク200に取引要請トランザクションを伝送することができる。
【0148】
暗号資産の状態を取引可能状態に変更した場合、元金暗号資産に対する利息所得は生成されない。ユーザは、暗号資産の状態を取引可能状態に変更することにより、他のユーザと暗号資産を自由に取引することができる。
【0149】
元金暗号資産の状態がマイニング状態であるとき、ゲーム提供装置100は、第2ユーザによって第1ユーザに対する勝利条件が満足されるか否かを確認することができる。参考までに、マイニング状態に係わる説明は、図2を利用して説明したものと重複するので、簡略に説明する。
【0150】
段階S950において、マイニング状態下で、第2ユーザによって勝利条件が満足される場合、ゲーム提供装置100は、第2ユーザに第1補償を支給することができる。マイニング状態下で、ゲーム提供装置100は、第1ユーザによってマイニング状態で預け入れられた元金暗号資産が第1ユーザによって所有されるように維持することができる。
【0151】
段階S951において、マイニング状態下で、第2ユーザによって勝利条件が満足されない場合、ゲーム提供装置100は、第1ユーザに第1補償を支給することができる。
【0152】
元金暗号資産の状態が露出状態であるとき、ゲーム提供装置100は、第2ユーザによって第1ユーザに対する勝利条件が満足されるか否かを確認することができる。段階S960において、露出状態下で、第2ユーザによって勝利条件が満足される場合、ゲーム提供装置100は、第2ユーザに第2補償及び元金暗号資産を支給することができる。
【0153】
第2補償は、第1ユーザが露出状態に基づいて暗号資産を預け入れることによって生成された利息所得でもある。第2補償は、第1ユーザによって所有される元金暗号資産に基づいて生成された利息所得でもある。
【0154】
前記支給される元金暗号資産は、第1ユーザによって所有される元金暗号資産を意味する。前記支給される元金暗号資産は、露出状態に基づいて預け入れられた暗号資産を意味する。
【0155】
段階S961において、露出状態下で、第2ユーザによって勝利条件が満足されない場合、ゲーム提供装置100は、第1ユーザに第2補償を支給することができる。すなわち、第1ユーザが露出状態に基づいて暗号資産を預け入れることによって生成された利息所得は、第1ユーザ自身に支給される。
【0156】
但し、本発明の技術的思想は、勝利条件が満足されない場合、補償の支給に係わって限定されない。図示していないが、露出状態下で、第2ユーザによって勝利条件が満足されない場合、ゲーム提供装置100は、元金暗号資産を預け入れることにより、利息所得が持続的に生成されるように維持することもできる。ゲーム提供装置100は、特定ユーザに利息所得を支給しないことも可能である。
【0157】
元金暗号資産の状態がステーキング状態であるとき、ゲーム提供装置100は、第1ユーザによって支給条件が満足されるか否かを確認することができる。段階S970において、ステーキング状態下で、第1ユーザによって支給条件が満足される場合、ゲーム提供装置100は、第1ユーザに第3補償を支給することができる。
【0158】
前記支給条件は、任意に設定可能である。例えば、ゲーム提供装置100は、第1ユーザの入力によって、利息所得を獲得しようとする支給要請を受信することができる。支給条件は、前記支給要請の受信を意味する。これは、例示に過ぎず、本発明の技術的思想は、それに限定されない。
【0159】
前記支給される第3補償は、第1ユーザがステーキング状態に基づいて暗号資産を預け入れることによって生成された利息所得でもある。第3補償は、第1ユーザによって所有される元金暗号資産に基づいて生成された利息所得でもある。
【0160】
前記元金暗号資産は、第1ユーザによって所有される元金暗号資産を意味する。前記元金暗号資産は、ステーキング状態に基づいて預け入れられた暗号資産を意味する。
【0161】
段階S971において、ステーキング状態下で、第1ユーザによって支給条件が満足されない場合、ゲーム提供装置100は、ステーキング状態によって、第3補償を持続的に生成することができる。ゲーム提供装置100は、第1ユーザに第3補償を支給しない。すなわち、支給条件が満足されない場合、ゲーム提供装置100は、第3補償を第1ユーザに支給せず、利息所得として第3補償が持続的に生成されるように維持することができる。
【0162】
図10は、本発明の一実施形態による、ゲームコンテンツを提供する方法を説明するためのフローチャートである。
【0163】
参考までに、図10は、露出状態に基づいて暗号資産を預け入れる方法を説明するための図面である。
【0164】
図10を参照すれば、段階S1010において、ゲーム提供装置は、ユーザ入力に基づいて、第1ユーザによって所有される元金暗号資産の状態を露出状態に変更することができる。
【0165】
ゲーム提供装置は、第1ユーザの入力を受信することができる。ゲーム提供装置は、第1ユーザの入力に基づいて、第1ユーザによって所有される元金暗号資産の状態を変更することができる。元金暗号資産の状態は、マイニング状態、露出状態、ステーキング状態及び取引可能状態のうち少なくとも1つを含む。参考までに、図10では、元金暗号資産の状態を露出状態に変更する点を中心に説明する。
【0166】
露出状態は、暗号資産を預け入れることにより、利息所得を生成する状態でもある。露出状態下で、利息所得として第2補償が生成される。露出状態下で、第1ユーザは、他の第2ユーザとのゲームコンテンツを介して、第2補償及び元金暗号資産を獲得するか、あるいは失う。
【0167】
ゲーム提供装置は、第2ユーザによって勝利条件が満足されるか否かによって、第2補償を第2ユーザに支給することもでき、第2補償を第1ユーザに支給することもできる。
【0168】
段階S1020において、ゲーム提供装置は、露出状態によって生成された利息所得を第2ユーザに支給することができる勝利条件を獲得することができる。
【0169】
ゲームコンテンツに係わる勝利条件は、提供されるゲームの形態によって異なっている。勝利条件に係わる説明及び具体的な例示は、図4で説明したものと同一であるので、重複説明は省略する。
【0170】
段階S1030において、ゲーム提供装置は、露出状態下で、勝利条件が第2ユーザによって満足される場合、第2ユーザに第2補償及び元金暗号資産を支給することができる。前記元金暗号資産は、第1ユーザによって所有される暗号資産のうち、露出状態で預け入れた金額でもある。前記第2補償は、第1ユーザによって所有される元金暗号資産を露出状態で預け入れることによって発生した利息所得でもある。露出状態下で、第2ユーザは、第1ユーザによって所有される元金暗号資産に接近可能である。すなわち、露出状態下で、第2ユーザによって勝利条件が満足される場合、ゲーム提供装置は、第2ユーザに、第2補償だけでなく、第1ユーザによって所有される元金暗号資産を支給することもできる。
【0171】
これに対し、露出状態下で、勝利条件が第2ユーザによって満足されない場合、ゲーム提供装置は、第2補償を第2ユーザに支給しない。例えば、露出状態下で、勝利条件が第2ユーザによって満足されない場合、ゲーム提供装置は、第2補償を第1ユーザに支給することができる。他の例として、勝利条件が第2ユーザによって満足されない場合、ゲーム提供装置は、第2補償を誰にも支給しないことも可能である。ゲーム提供装置は、第1ユーザの元金暗号資産を露出状態に維持することにより、第2補償が持続的に生成されるように維持することができる。
【0172】
第1補償及び第2補償は、元金暗号資産と同一種類の暗号資産でもある。第2補償の量は、第1補償の量よりも大きい。具体的には、露出状態によって生成される利息所得である第2補償の生成速度は、マイニング状態によって生成される利息所得である第1補償の生成速度よりも速い。すなわち、露出状態の利息所得率は、マイニング状態の利息所得率よりも高い。
【0173】
図11は、本発明の一実施形態による、元金暗号資産の状態を変更するためのインターフェースを説明するための図面である。
【0174】
参考までに、ゲーム提供装置は、図6に示されたように、暗号資産の状態を変更するためのインターフェースを、ディスプレイを介して表示することができる。図6の暗号資産預入インターフェースを介して、暗号資産の状態をマイニング状態に変更した後の動作が図7及び図8を利用して説明されたところと同様に、図11では、図6の暗号資産預入インターフェースを介して、暗号資産の状態を露出状態に変更した後の動作について説明する。
【0175】
参考までに、図11は、暗号資産の状態を露出状態に変更した後、第2ユーザによって勝利条件が満足される場合に第1補償を支給するためのインターフェースを示す。説明の便宜上、第2ユーザによって勝利条件が満足される状況に係わる説明は、図7を利用して説明したものと重複するので、重複する図面及び説明は省略する。
【0176】
図11を参照すれば、勝利条件が満足されることにより、ゲーム提供装置は、勝利条件達成インターフェースを表示することができる。
【0177】
一実施形態において、勝利条件達成インターフェースは、獲得可能な相手所有の元金暗号資産の状態に係わる情報、獲得可能な相手所有の元金暗号資産の金額に係わる情報、及び獲得可能な生成された利息所得を表示することができる。もちろん、勝利条件達成インターフェースは、図11に示された構成より多い構成が勝利条件達成インターフェースに含まれてもよく、図11に示された構成より少ない構成が勝利条件達成インターフェースに含まれてもよい。
【0178】
図12は、本発明の一実施形態による、ゲームコンテンツを提供する方法を説明するためのフローチャートである。
【0179】
図12を参照すれば、段階S1210において、ゲーム提供装置は、ユーザ入力に基づいて、第1ユーザによって所有される元金暗号資産の状態をステーキング状態に変更することができる。
【0180】
ゲーム提供装置は、第1ユーザの入力を受信することができる。ゲーム提供装置は、第1ユーザの入力に基づいて、第1ユーザによって所有される元金暗号資産の状態を変更することができる。元金暗号資産の状態は、マイニング状態、露出状態、ステーキング状態及び取引可能状態のうち少なくとも1つを含む。参考までに、図12では、元金暗号資産の状態をステーキング状態に変更する点を中心に説明する。
【0181】
ステーキング状態は、暗号資産を預け入れることにより、利息所得を生成する状態でもある。ステーキング状態下で、利息所得として第3補償が生成される。ステーキング状態下で、他のユーザは、ユーザが所有する元金暗号資産及び第3補償に接近することができない。
【0182】
段階S1220において、ゲーム提供装置は、ステーキング状態下で、第1ユーザに第3補償を支給することができる。
【0183】
図示していないが、ゲーム提供装置は、ステーキング状態によって生成された利息所得を第1ユーザに支給することができる支給条件を獲得することができる。
【0184】
支給条件は、任意に設定された条件でもある。例えば、ゲーム提供装置は、第1ユーザの入力によって、利息所得を獲得しようとする支給要請を受信することができる。支給条件は、前記支給要請の受信を意味する。これは、例示に過ぎず、本発明の技術的思想は、それに限定されない。
【0185】
ゲーム提供装置は、ステーキング状態下で、第1ユーザに第3補償を支給することができる。前記第3補償は、第1ユーザによって所有される元金暗号資産をステーキング状態で預け入れることによって発生した利息所得でもある。ステーキング状態下で、第2ユーザは、第1ユーザによって所有される元金暗号資産に接近することができない。
【0186】
第1補償及び第3補償は、元金暗号資産と同一種類の暗号資産でもある。第3補償の量は、第1補償の量よりも小さい。具体的には、ステーキング状態によって生成される利息所得である第3補償の生成速度は、マイニング状態によって生成される利息所得である第1補償の生成速度よりも遅い。すなわち、ステーキング状態の利息所得率は、マイニング状態の利息所得率よりも低い。
【0187】
図13は、本発明の一実施形態による、元金暗号資産の状態を変更するためのインターフェースを説明するための図面である。
【0188】
参考までに、ゲーム提供装置は、図6に示されたように、暗号資産の状態を変更するためのインターフェースを、ディスプレイを介して表示することができる。図6の暗号資産預入インターフェースを介して、暗号資産の状態をマイニング状態に変更した後の動作が図7及び図8を利用して説明されたところと同様に、図13では、図6の暗号資産預入インターフェースを介して、暗号資産の状態をステーキング状態に変更した後の動作について説明する。
【0189】
参考までに、図13は、暗号資産の状態をステーキング状態に変更した後、利息所得として第1補償を支給するためのインターフェースを示す。
【0190】
図13を参照すれば、ゲーム提供装置は、設定された支給条件が満足された場合、利息所得支給インターフェースを表示することができる。
【0191】
一実施形態において、利息所得支給インターフェースは、獲得可能な生成された利息所得を表示することができる。もちろん、利息所得支給インターフェースは、図13に示された構成より多い構成が利息所得支給インターフェースに含まれてもよく、図13に示された構成より少ない構成が利息所得支給インターフェースに含まれてもよい。例えば、利息所得支給インターフェースは、元金暗号資産の金額に係わる情報をさらに表示することができる。
【0192】
図14は、本発明の一実施形態による、ゲームコンテンツを提供する方法を説明するためのフローチャートである。
【0193】
段階S1410において、ゲーム提供装置は、ユーザ入力に基づいて、第1ユーザによって所有される元金暗号資産の状態を取引可能状態に変更することができる。
【0194】
ゲーム提供装置は、第1ユーザの入力を受信することができる。ゲーム提供装置は、第1ユーザの入力に基づいて、第1ユーザによって所有される元金暗号資産の状態を変更することができる。元金暗号資産の状態は、マイニング状態、露出状態、ステーキング状態及び取引可能状態のうち少なくとも1つを含む。参考までに、図14では、元金暗号資産の状態を取引可能状態に変更する点を中心に説明する。
【0195】
参考までに、ゲーム提供装置は、図6に示された暗号資産の状態を変更するためのインターフェースを介して、元金暗号資産の状態を取引可能状態に変更することができる。
【0196】
取引可能状態は、暗号資産をロックすることにより、利息所得を生成しない状態でもある。取引可能状態下で、ゲーム提供装置は、第1ユーザによってロックされた元金暗号資産を、他のユーザ、例えば、第2ユーザと取引するシステムを提供することができる。すなわち、第1ユーザは、ロックされた元金暗号資産を第2ユーザに支給する対価として、第2ユーザから売値に相当する財貨を提供される。
【0197】
ゲーム提供装置は、取引可能状態下で、第1ユーザの入力によって、元金暗号資産に対する取引要請を受信することができる。前記元金暗号資産は、第1ユーザによって所有される元金暗号資産を意味する。
【0198】
例えば、ゲーム提供装置は、第1ユーザによって所有される元金暗号資産を販売するための第1ユーザの入力を受信することができる。ゲーム提供装置は、前記第1ユーザの入力によって、元金暗号資産に対する取引要請を受信することができる。
【0199】
もちろん、ゲーム提供装置は、取引可能状態下で、第2ユーザの入力によって、元金暗号資産に対する取引要請を受信することができる。前記元金暗号資産は、第1ユーザによって所有される元金暗号資産を意味する。
【0200】
例えば、ゲーム提供装置は、第1ユーザによって所有される元金暗号資産を購買するための第2ユーザの入力を受信することができる。ゲーム提供装置は、前記第2ユーザの入力によって、元金暗号資産に対する取引要請を受信することができる。
【0201】
段階S1430において、ゲーム提供装置は、取引要請に基づいて、元金暗号資産のうち少なくとも一部を第1ユーザから第2ユーザに支給することができる。
【0202】
ゲーム提供装置は、第1ユーザによって所有される元金暗号資産を販売するための第1ユーザの入力を受信することができる。ゲーム提供装置は、第1ユーザによって所有される元金暗号資産を購買するための第2ユーザの入力を受信することができる。ゲーム提供装置は、第1ユーザの入力及び第2ユーザの入力によって、第1ユーザによって所有される元金暗号資産を取引するための取引要請を受信することができる。
【0203】
ゲーム提供装置は、前記取引要請に基づいて、元金暗号資産のうち少なくとも一部を取引することができる。例えば、ゲーム提供装置は、第1ユーザから第2ユーザに、第1ユーザによって所有される元金暗号資産を支給することができ、第2ユーザから第1ユーザに、元金暗号資産の対価として売値に相当する財貨を支給することができる。
【0204】
図15は、本発明の一実施形態による、ゲームコンテンツを提供する方法を説明するためのフローチャートである。
【0205】
段階S1510において、ゲーム提供装置は、ユーザの入力に基づいて、第1ユーザによって所有される元金暗号資産の状態を第1状態に変更することができる。第1状態は、マイニング状態、露出状態、ステーキング状態及び取引可能状態のうち1つでもある。
【0206】
段階S1520において、ゲーム提供装置は、ユーザの入力に基づいて、第1ユーザによって所有される元金暗号資産の一部の状態を第2状態に変更することができる。第2状態は、マイニング状態、露出状態、ステーキング状態及び取引可能状態のうち1つでもある。
【0207】
第2状態は、第1状態と異なる状態でもあるが、本発明の技術的思想は、それに限定されない。但し、第1状態と第2状態とが同一である場合、図3ないし図14を利用して説明したものと重複するので、図15では、第1状態と第2状態とが異なる場合を中心に説明する。具体的には、図15では、第1状態はマイニング状態であり、第2状態は露出状態である場合を例として説明する。
【0208】
ゲーム提供装置は、第1ユーザの入力を受信することができる。ゲーム提供装置は、第1ユーザの入力に基づいて、第1ユーザによって所有される元金暗号資産の状態を露出状態に変更することができる。
【0209】
段階S1510及び段階S1520を参照すれば、ゲーム提供装置は、ユーザの入力に基づいて、第1ユーザによって所有される元金暗号資産の状態をマイニング状態に変更した後、前記元金暗号資産の一部の状態を露出状態に変更することができる。すなわち、元金暗号資産の一部の状態はマイニング状態でもあり、元金暗号資産の他の一部の状態は露出状態でもある。
【0210】
元金暗号資産の複数の状態は、マイニング状態、露出状態、ステーキング状態及び取引可能状態のうち少なくとも1つを含む。参考までに、図18では、元金暗号資産の状態がマイニング状態及び露出状態を含むものと説明されたが、これは、例示に過ぎず、本発明の技術的思想は、それに限定されない。
【0211】
ゲーム提供装置は、マイニング状態によって、利息所得として第1補償を生成することができる。ゲーム提供装置は、第1ユーザによって所有される暗号資産のうち、マイニング状態で預け入れられた元金暗号資産に基づいて、第1補償を生成することができる。
【0212】
ゲーム提供装置は、露出状態によって、利息所得として第2補償を生成することができる。ゲーム提供装置は、第1ユーザによって所有される暗号資産のうち、露出状態で預け入れられた元金暗号資産に基づいて、第2補償を生成することができる。
【0213】
段階S1530において、ゲーム提供装置は、マイニング状態及び露出状態によって生成された利息所得を第2ユーザに支給することができる勝利条件を獲得することができる。
【0214】
ゲームコンテンツに係わる勝利条件は、提供されるゲームの形態によって異なっている。勝利条件に係わる説明及び具体的な例示は、図4で説明したものと同一であるので、重複説明は省略する。
【0215】
段階S1540において、マイニング状態及び露出状態下で、勝利条件が第2ユーザによって満足される場合、ゲーム提供装置は、第2ユーザに、第1補償、第2補償及び元金暗号資産の一部を支給することができる。マイニング状態及び露出状態下で、勝利条件が第2ユーザによって満足される場合、ゲーム提供装置は、元金暗号資産の残り一部が第1ユーザによって所有されるように維持することができる。
【0216】
ゲーム提供装置は、元金暗号資産の一部をマイニング状態で預け入れることにより、第1補償を生成することができる。このとき、勝利条件が第2ユーザによって満足される場合、ゲーム提供装置は、第1補償を第2ユーザに支給することができ、前記元金暗号資産の一部が第1ユーザによって所有されるように維持することができる。
【0217】
ゲーム提供装置は、元金暗号資産の残り一部を露出状態で預け入れることにより、第2補償を生成することができる。このとき、勝利条件が第2ユーザによって満足される場合、ゲーム提供装置は、第2補償及び前記元金暗号資産の残り一部を第2ユーザに支給することができる。
【0218】
図16は、本発明の多様な実施形態によるゲーム提供装置の細部的な構成を説明するための図面である。
【0219】
図16に示されたように、一部実施形態によるゲーム提供装置1600は、少なくとも1つのプロセッサ1610、通信部1630及びメモリ1650を含むものでもある。しかし、図16に示された構成要素がいずれもゲーム提供装置1600の必須構成要素ではない。図16に示された構成要素より多い構成要素によりゲーム提供装置1600が具現されてもよく、図16に示された構成要素より少ない構成要素によりゲーム提供装置1600が具現されてもよい。ゲーム提供装置1600は、ユーザ端末、サーバ、ゲームネットワークシステム、または別途の装置であってもよい。
【0220】
本発明の一実施形態によれば、プロセッサ1610は、通常、ゲーム提供装置1600の全般的な動作を制御する。例えば、プロセッサ1610は、メモリ1650に保存されたプログラムを実行することにより、通信部1630及びメモリ1650などを全般的に制御することができる。プロセッサ1610は、通信部1630及びメモリ1650などを制御することにより、本明細書におけるゲーム提供装置1600の動作を制御することができる。
【0221】
本発明の一実施形態によれば、プロセッサ1610は、前記暗号資産の状態変更に対する第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザによって所有される元金暗号資産の状態を、前記元金暗号資産が預け入れられることにより、利息所得として第1補償を生成する第1預入状態に変更し、前記第2ユーザに前記生成された利息所得を支給することができる勝利条件を獲得し、前記第1預入状態下で、前記獲得された勝利条件が第2ユーザによって満足される場合、前記第2ユーザに、前記生成された第1補償を支給し、前記元金暗号資産が前記第1ユーザによって所有されるように維持することができる。
【0222】
一実施形態によれば、プロセッサ1610は、前記暗号資産の状態変更に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザによって所有される前記元金暗号資産の状態を、前記元金暗号資産が預け入れられることにより、利息所得として第2補償を生成する第2預入状態に変更し、前記第2預入状態下で、前記獲得された勝利条件が第2ユーザによって満足される場合、前記第2ユーザに、前記生成された第2補償及び前記元金暗号資産を支給するように設定可能である。
【0223】
一実施形態によれば、プロセッサ1610は、前記暗号資産の状態変更に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザによって所有される前記元金暗号資産の状態を、前記元金暗号資産が預け入れられることにより、利息所得として第3補償を生成する第3預入状態に変更し、前記第3預入状態下で、前記第1ユーザに、前記生成された第3補償を支給するように設定可能である。
【0224】
一実施形態によれば、プロセッサ1610は、前記暗号資産の状態変更に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザによって所有される前記元金暗号資産の状態を、第2ユーザと前記元金暗号資産を取引することができる取引可能状態に変更し、前記取引可能状態下で、前記第1ユーザの入力によって、前記元金暗号資産に対する取引要請を受信し、前記取引要請に基づいて、前記元金暗号資産のうち少なくとも一部を前記第1ユーザから前記第2ユーザに支給するように設定可能である。
【0225】
一実施形態によれば、プロセッサ1610は、前記元金暗号資産の一部の状態を第2預入状態に変更し、前記第1預入状態及び前記第2預入状態下で、前記獲得された勝利条件が前記第2ユーザによって満足される場合、前記第2ユーザに、前記生成された第1補償、前記生成された第2補償、及び前記元金暗号資産の前記一部を支給し、前記元金暗号資産の残り一部が前記第1ユーザによって所有されるように維持することができる。
【0226】
一実施形態によれば、プロセッサ1610は、前記第1預入状態下で、前記獲得された勝利条件が前記第2ユーザによって満足されない場合、前記第1ユーザに、前記生成された第1補償を支給し、前記元金暗号資産が前記第1ユーザによって所有されるように維持することができる。
【0227】
一実施形態によれば、プロセッサ1610は、前記第1ユーザから、前記元金暗号資産を預け入れるための預入要請を受信し、ブロックチェーンネットワークに、前記元金暗号資産を預け入れるための預入トランザクションを伝送し、前記ブロックチェーンネットワークに、前記元金暗号資産を預け入れることによって発生した利息所得として前記第1補償を引き出すための引出トランザクションを伝送し、前記第2ユーザに、前記引き出された第1補償を支給するように設定可能である。
【0228】
本発明の一実施形態によれば、通信部1630は、プロセッサ1610の制御により、外部装置と通信を行うことができる。例えば、通信部1630は、プロセッサ1610の制御により、決済サーバや認証サーバのような外部装置と通信を行うことができる。また、通信部1630は、外部インターフェースとの通信を介して、ユーザ情報またはユーザ入力を獲得することもできる。
【0229】
メモリ1650は、プロセッサ1610の処理及び制御のためのプログラムを保存することができ、ゲーム提供装置1600に入力されるか、あるいはゲーム提供装置1600から出力されるデータを保存することもできる。本発明の一実施形態によれば、メモリ1650は、ユーザアカウントに係わる情報及びゲーム関連情報を保存することができる。
【0230】
本発明の一実施形態によれば、メモリ1650に保存されたプログラムを利用して、プロセッサ1610は、ゲーム内で暗号資産を預け入れる方法を実行することができる。
【0231】
本発明の一実施形態によれば、メモリ1650は、フラッシュメモリタイプ、ハードディスクタイプ、マルチメディアカードマイクロタイプ、カードタイプのメモリ(例えば、SDメモリまたはXDメモリなど)、RAM(Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、PROM(Programmable Read-Only Memory)、磁気メモリ、磁気ディスク及び光ディスクのうち少なくとも1つのタイプの記録媒体を含む。また、本発明の一実施形態によれば、メモリ1650に保存されたプログラムは、その機能によって、複数個のモジュールに分類することができる。
【0232】
本発明の一実施形態によれば、ゲーム内で暗号資産を預け入れる方法は、ゲーム提供装置1600で遂行されてもよく、サーバまたはユーザ端末で遂行されてもよく、ゲーム提供装置1600が含む少なくとも1つの構成は、図1ないし図15で説明した実施形態を遂行することができる。
【0233】
また、ゲーム内で暗号資産を預け入れる方法は、サーバとユーザ端末とが個別的に遂行してもよく、共に遂行してもよい。サーバ及びユーザ端末の構成は、以下、図17及び図18でより詳細に説明する。
【0234】
図17は、本発明の多様な実施形態によるゲーム提供装置の細部的な構成を説明するための図面である。
【0235】
図17に示されたように、一部実施形態によるサーバ1700は、少なくとも1つのプロセッサ1710、通信部1730及びメモリ1750を含むものでもある。しかし、図17に示された構成要素がいずれもサーバ1700の必須構成要素ではない。図17に示された構成要素より多い構成要素によりサーバ1700が具現されてもよく、図17に示された構成要素より少ない構成要素によりサーバ1700が具現されてもよい。
【0236】
本発明の一実施形態によれば、プロセッサ1710は、通常、サーバ1700の全般的な動作を制御する。例えば、プロセッサ1710は、メモリ1750に保存されたプログラムを実行することにより、通信部1730及びメモリ1750などを全般的に制御することができる。プロセッサ1710は、通信部1730及びメモリ1750などを制御することにより、本明細書におけるサーバ1700の動作を制御することができる。
【0237】
本発明の一実施形態によれば、プロセッサ1710は、前記暗号資産の状態変更に対する第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザによって所有される元金暗号資産の状態を、前記元金暗号資産が預け入れられることにより、利息所得として第1補償を生成する第1預入状態に変更し、前記第2ユーザに前記生成された利息所得を支給することができる勝利条件を獲得し、前記第1預入状態下で、前記獲得された勝利条件が第2ユーザによって満足される場合、前記第2ユーザに、前記生成された第1補償を支給し、前記元金暗号資産が前記第1ユーザによって所有されるように維持することができる。
【0238】
本発明の一実施形態によれば、プロセッサ1710の動作は、図16で説明したゲーム提供装置1600のプロセッサ1610の動作と対応するので、詳細な説明は省略する。
【0239】
通信部1730は、プロセッサ1710の制御によって、ユーザ端末1800に質疑を提供し、質疑に対する応答情報を受信することができる。また、本発明の一実施形態によれば、通信部1730は、ユーザ端末1800とデータを送受信することができ、ユーザ端末1800と送受信するデータには、ユーザ端末1800またはユーザ端末1800内に含まれたプログラムを制御する制御データを含んでもよい。
【0240】
メモリ1750は、プロセッサ1710の処理及び制御のためのプログラムを保存することができ、サーバ1700に入力されるか、あるいはサーバ1700から出力されるデータを保存することもできる。本発明の一実施形態によれば、メモリ1750は、ユーザアカウントに係わる情報及びゲーム関連情報を保存することができる。
【0241】
本発明の一実施形態によれば、メモリ1750に保存されたプログラムを利用して、プロセッサ1710は、ゲーム内で暗号資産を預け入れる方法を実行することができる。
【0242】
本発明の一実施形態によれば、メモリ1750は、フラッシュメモリタイプ、ハードディスクタイプ、マルチメディアカードマイクロタイプ、カードタイプのメモリ(例えば、SDメモリまたはXDメモリなど)、RAM、SRAM、ROM、EEPROM、PROM、磁気メモリ、磁気ディスク及び光ディスクのうち少なくとも1つのタイプの記録媒体を含む。また、本発明の一実施形態によれば、メモリ1750に保存されたプログラムは、その機能によって、複数個のモジュールに分類することができる。
【0243】
また、本発明の一実施形態によれば、ゲーム提供方法は、サーバ1700とユーザ端末1800とが共に遂行してもよく、サーバ1700とユーザ端末1800とが個別的に遂行してもよく、ゲーム提供装置1600で遂行されることも可能である。
【0244】
図18は、本発明の多様な実施形態によるユーザ端末の細部的な構成を説明するための図面である。
【0245】
図18に示されたように、一部実施形態によるユーザ端末1800は、少なくとも1つのプロセッサ1810、通信部1830、メモリ1850及びユーザインターフェース1870を含むものでもある。しかし、図18に示された構成要素がいずれもユーザ端末1800の必須構成要素ではない。図18に示された構成要素より多い構成要素によりユーザ端末1800が具現されてもよく、図18に示された構成要素より少ない構成要素によりユーザ端末1800が具現されてもよい。
【0246】
本発明の一実施形態によれば、プロセッサ1810は、通常、ユーザ端末1800の全般的な動作を制御する。例えば、プロセッサ1810は、メモリ1850に保存されたプログラムを実行することにより、通信部1830、メモリ1850及びユーザインターフェース1870などを全般的に制御することができる。プロセッサ1810は、通信部1830、メモリ1850及びユーザインターフェース1870などを制御することにより、本明細書におけるユーザ端末1800の動作を制御することができる。
【0247】
本発明の一実施形態によれば、プロセッサ1810は、前記暗号資産の状態変更に対する第1ユーザの入力に基づいて、前記第1ユーザによって所有される元金暗号資産の状態を、前記元金暗号資産が預け入れられることにより、利息所得として第1補償を生成する第1預入状態に変更し、前記第2ユーザに前記生成された利息所得を支給することができる勝利条件を獲得し、前記第1預入状態下で、前記獲得された勝利条件が第2ユーザによって満足される場合、前記第2ユーザに、前記生成された第1補償を支給し、前記元金暗号資産が前記第1ユーザによって所有されるように維持することができる。
【0248】
本発明の一実施形態によれば、プロセッサ1810の動作は、図16で説明したゲーム提供装置1600のプロセッサ1610の動作と対応するので、詳細な説明は省略する。
【0249】
通信部1830は、プロセッサ1810の制御によって、サーバ1700に質疑を提供し、質疑に対する応答情報を受信することができる。また、本発明の一実施形態によれば、通信部1830は、サーバ1700とデータを送受信することができ、サーバ1700と送受信するデータには、ユーザ端末1800またはユーザ端末1800内に含まれたプログラムを制御する制御データを含んでもよい。
【0250】
本発明の一実施形態によれば、通信部1830は、ブルートゥース通信部、BLE(Bluetooth Low Energy)通信部、近距離磁場通信部(Near Field Communication)、WLAN(Wi-Fi)通信部、ジグビー(Zigbee)通信部、IrDA(Infrared Data Association)通信部、WFD(Wi-Fi Direct)通信部、UWB(ultra wideband)通信部、Ant+通信部などを含むが、それに限定されるものではない。
【0251】
また、本発明の一実施形態によれば、通信部1830は、移動通信網上で、基地局、外部の端末及びサーバのうち少なくとも1つと無線信号を送受信する。ここで、無線信号は、音声呼び出し信号、ビデオ通話呼び出し信号、または文字/マルチメディアメッセージの送受信による多様な形態のデータを含んでもよい。
【0252】
メモリ1850は、プロセッサ1810の処理及び制御のためのプログラムを保存することができ、ユーザ端末1800に入力されるか、あるいはユーザ端末1800から出力されるデータを保存することもできる。本発明の一実施形態によれば、メモリ1850は、ユーザアカウントに係わる情報及びゲーム関連情報を保存することができる。
【0253】
本発明の一実施形態によれば、メモリ1850に保存されたプログラムを利用して、プロセッサ1810は、ゲーム内で暗号資産を預け入れる方法を実行することができる。
【0254】
本発明の一実施形態によれば、メモリ1850は、フラッシュメモリタイプ、ハードディスクタイプ、マルチメディアカードマイクロタイプ、カードタイプのメモリ(例えば、SDメモリまたはXDメモリなど)、RAM、SRAM、ROM、EEPROM、PROM、磁気メモリ、磁気ディスク及び光ディスクのうち少なくとも1つのタイプの記録媒体を含む。また、本発明の一実施形態によれば、メモリ1850に保存されたプログラムは、その機能によって、複数個のモジュールに分類することができる。
【0255】
本発明の一実施形態によれば、ユーザインターフェース1870は、多様なインターフェースを含む。例えば、ユーザインターフェース1870は、キーパッド(key pad)、ドームスイッチ(dome switch)、音声入力インターフェース、指紋入力インターフェース、タッチ入力インターフェース(接触式静電容量方式、圧力式抵抗膜方式、赤外線感知方式、表面超音波伝播方式、積分式張力測定方式、ピエゾ効果方式など)、カメラ、ジョグホイール、ジョグスイッチなど多様なインターフェースを含み、加速度センサ、位置センサ、温度センサ、光センサなど多様なセンサをユーザインターフェースと連動することもできる。もちろん、前記例示に制限されるものではない。
【0256】
また、本発明の一実施形態によれば、ユーザインターフェース1870は、出力部(図示せず)をさらに含んでもよい。出力部は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display)、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ(thin film transistor-liquid crystal display)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode)、フレキシブルディスプレイ(flexible display)、三次元ディスプレイ(3D display)及び電気泳動ディスプレイ(electrophoretic display)のうち少なくとも1つを含む。ディスプレイとタッチパッドとがレイヤー構造をなし、タッチスクリーンとして構成される場合、ディスプレイは、出力装置以外に入力装置としても使用される。また、出力部(図示せず)は、LEDランプ、振動モータ、スピーカ、フラッシュなどを含み、前記例示に制限されない。
【0257】
また、本発明の一実施形態によれば、ユーザインターフェース1870は、ゲーム情報に対する知らせを、イメージ、動画、音、振動、ランプなどとして出力することができる。
【0258】
本発明の一実施形態によれば、ユーザインターフェース1870は、元金暗号資産を預け入れるためのインターフェースをディスプレイし、前記インターフェースを介して、マイニング状態、露出状態及びステーキング状態によって、暗号資産預入要請を受信するためのユーザ入力を受信することができる。本発明の一実施形態によれば、ユーザインターフェース1870は、元金暗号資産の預入を解除するためのインターフェースをディスプレイし、前記インターフェースを介して、取引可能状態によって、暗号資産の状態変更要請を受信するためのユーザ入力を受信することができる。本発明の一実施形態によれば、ユーザインターフェース1870は、暗号資産預入現況を確認するためのインターフェースをディスプレイし、前記インターフェースを介して、元金暗号資産の引出要請及び取引要請を伝送するためのユーザ入力を受信することができる。
【0259】
前述の装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、及び/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって具現される。例えば、実施形態で説明された装置及び構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令(instruction)を実行して応答することができる他の装置のように、1以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して具現される。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)及びオペレーティングシステム上で遂行される1以上のソフトウェアアプリケーションを遂行することができる。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答して、データをアクセス、保存、操作、処理及び生成することもできる。理解の便宜上、処理装置が1つ使用されるものと説明された場合もあるが、当該技術分野における通常の知識を有する者は、処理装置が複数個の処理要素(processing element)及び/または複数類型の処理要素を含んでもよいということが分かる。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサ、または1つのプロセッサ及び1つのコントローラを含むものでもある。また、並列プロセッサ(parallel processor)のような、他の処理構成(processing configuration)も可能である。
【0260】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム(computer program)、コード(code)、命令またはそれらのうち1以上の組み合わせを含み、所望通りに動作するように処理装置を構成したり、独立してまたは結合的に(collectively)処理装置を命令したりすることができる。ソフトウェア及び/またはデータは、処理装置によって解釈されるか、あるいは処理装置に命令またはデータを提供するために、いかなる類型の機械、構成要素(component)、物理的装置、仮想装置(virtual equipment)、コンピュータ記録媒体または装置、あるいは伝送される信号波(signal wave)に永久的にまたは一時的に具体化される。ソフトウェアは、ネットワークで連結されたコンピュータシステム上に分散され、分散された方法によって保存または実行可能である。ソフトウェア及びデータは、1以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に保存される。
【0261】
実施形態による方法は、多様なコンピュータ手段を介して遂行されるプログラム命令形態に具現され、コンピュータ読み取り可能な媒体に記録される。コンピュータ読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含む。媒体に記録されるプログラム命令は、実施形態のために特に設計されて構成されたものであってもよく、コンピュータソフトウェア当業者に公知されて使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例には、ハードディスク、フロッピーディスク及び磁気テープのような磁気媒体(magnetic media)、CD-ROMやDVDのような光記録媒体(optical media)、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体(magneto-optical media)、並びにROM、RAM及びフラッシュメモリのようなプログラム命令を保存して遂行するように特に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例には、コンパイラによって作られるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行可能な高級言語コードを含む。前述のハードウェア装置は、実施形態の動作を遂行するために1以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成可能であり、その逆も同様である。
【0262】
以上のように、実施形態が、たとえ限定された実施形態と図面によって説明されたとしても、当該技術分野における通常の知識を有する者であれば、前述の記載から多様な修正及び変形が可能である。例えば、説明された技術が、説明された方法と異なる順序で遂行され、及び/または説明されたシステム、構造、装置、回路のような構成要素が、説明された方法と異なる形態に結合または組み合わせられるか、あるいは他の構成要素または均等物によって代置されたり置換されたりしても、適切な結果が達成されうる。
【0263】
したがって、他の具現、他の実施形態、及び特許請求の範囲と均等なものも、特許請求の範囲の範囲に属する。
【符号の説明】
【0264】
10 第1ユーザ
20 第2ユーザ
30 ゲーム提供装置
40 ブロックチェーンネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
【外国語明細書】