(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024132297
(43)【公開日】2024-09-30
(54)【発明の名称】解析情報頻度分析装置、検知情報特徴判定装置、解析情報頻度分析方法、検知情報特徴判定方法、プログラム及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240920BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023043027
(22)【出願日】2023-03-17
(71)【出願人】
【識別番号】000232092
【氏名又は名称】NECソリューションイノベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115255
【弁理士】
【氏名又は名称】辻丸 光一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201732
【弁理士】
【氏名又は名称】松縄 正登
(74)【代理人】
【識別番号】100154081
【弁理士】
【氏名又は名称】伊佐治 創
(74)【代理人】
【識別番号】100227019
【弁理士】
【氏名又は名称】安 修央
(72)【発明者】
【氏名】芦田 光
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】 本発明は、検出された状態を組み合わせて、状態の組合せを分析する解析情報頻度分析装置及びこれを利用した検知情報特徴判定装置の提供を目的とする。
【解決手段】 本発明の解析情報頻度分析装置10は、解析情報取得部11、分析対象生成部12、頻度分析部13及び分析結果出力部14を含み、前記解析情報取得部11は、解析情報を取得し、前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、前記分析対象生成部12は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成し、前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、前記頻度分析部13は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成し、前記分析結果出力部14は、前記分析結果情報を出力する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
解析情報取得部、分析対象生成部、頻度分析部、及び、分析結果出力部を含み、
前記解析情報取得部は、解析情報を取得し、
前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記分析対象生成部は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成し、
前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記頻度分析部は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成し、
前記分析結果出力部は、前記分析結果情報を出力する、
解析情報頻度分析装置。
【請求項2】
前記分析結果情報は、通常状態情報及び例外状態情報の少なくとも一方を含み、
前記通常状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度上限を超えるものに関する情報であり、
前記例外状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度下限に満たないものに関する情報である、
請求項1記載の解析情報頻度分析装置。
【請求項3】
情報取得部、判定対象生成部、特徴判定部、及び、情報出力部を含み、
前記特徴判定部は、請求項2記載の解析情報頻度分析装置を含み、
前記情報取得部は、検知情報を取得し、
前記検知情報は、判定対象に関する一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記判定対象生成部は、前記検知情報毎に複数の個別状態対象情報を抽出し、前記個別状態対象情報を組み合わせて判定対象情報を生成し、
前記個別状態対象情報は、前記検知情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記特徴判定部は、前記判定対象情報と一致する選択条件情報の有無の判定を行い、一致する前記選択条件情報がある場合には、前記判定に関する判定結果情報を生成し、
前記選択条件情報は、前記通常状態情報及び前記例外状態情報のうち任意に選択された範囲の情報であり、
前記情報出力部は、前記判定結果情報を出力する、
検知情報特徴判定装置。
【請求項4】
情報取得部、判定対象生成部、特徴判定部、及び、情報出力部を含み、
前記特徴判定部は、請求項2記載の解析情報頻度分析装置を含み、
前記情報取得部は、検知情報を取得し、
前記検知情報は、判定対象に関する一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記判定対象生成部は、前記検知情報毎に複数の個別状態対象情報を抽出し、前記個別状態対象情報を組み合わせて判定対象情報を生成し、
前記個別状態対象情報は、前記検知情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記特徴判定部は、前記判定対象情報と一致する選択条件情報の有無の判定を行い、一致する前記選択条件情報がない場合には、前記判定に関する判定結果情報を生成し、
前記選択条件情報は、前記通常状態情報及び前記例外状態情報のうち任意に選択された範囲の情報であり、
前記情報出力部は、前記判定結果情報を出力する、
検知情報特徴判定装置。
【請求項5】
前記特徴判定部は、制御情報を含む前記判定結果情報を生成する、
請求項3又は4記載の検知情報特徴判定装置。
【請求項6】
解析情報取得工程、分析対象生成工程、頻度分析工程、及び、分析結果出力工程を含み、
前記解析情報取得工程は、解析情報を取得し、
前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記分析対象生成工程は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成し、
前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記頻度分析工程は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成し、
前記分析結果出力工程は、前記分析結果情報を出力し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
解析情報頻度分析方法。
【請求項7】
前記分析結果情報は、通常状態情報及び例外状態情報の少なくとも一方を含み、
前記通常状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度上限を超えるものに関する情報であり、
前記例外状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度下限に満たないものに関する情報である、
請求項6記載の解析情報頻度分析方法。
【請求項8】
情報取得工程、判定対象生成工程、特徴判定工程、及び、情報出力工程を含み、
前記特徴判定工程は、解析情報頻度分析方法を含み、
前記解析情報頻度分析方法は、解析情報取得工程、分析対象生成工程、頻度分析工程、及び、分析結果出力工程を含み、
前記解析情報取得工程は、解析情報を取得し、
前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記分析対象生成工程は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成し、
前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記頻度分析工程は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成し、
前記分析結果情報は、通常状態情報及び例外状態情報の少なくとも一方を含み、
前記通常状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度上限を超えるものに関する情報であり、
前記例外状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度下限に満たないものに関する情報であり、
前記分析結果出力工程は、前記分析結果情報を出力し、
前記情報取得工程は、検知情報を取得し、
前記検知情報は、判定対象に関する一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記判定対象生成工程は、前記検知情報毎に複数の個別状態対象情報を抽出し、前記個別状態対象情報を組み合わせて判定対象情報を生成し、
前記個別状態対象情報は、前記検知情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記特徴判定工程は、前記判定対象情報と一致する選択条件情報の有無の判定を行い、一致する前記選択条件情報がある場合には、前記判定に関する判定結果情報を生成し、
前記選択条件情報は、前記通常状態情報及び前記例外状態情報のうち任意に選択された範囲の情報であり、
前記情報出力工程は、前記判定結果情報を出力し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
検知情報特徴判定方法。
【請求項9】
情報取得工程、判定対象生成工程、特徴判定工程、及び、情報出力工程を含み、
前記特徴判定工程は、解析情報頻度分析方法を含み、
前記解析情報頻度分析方法は、解析情報取得工程、分析対象生成工程、頻度分析工程、及び、分析結果出力工程を含み、
前記解析情報取得工程は、解析情報を取得し、
前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記分析対象生成工程は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成し、
前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記頻度分析工程は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成し、
前記分析結果情報は、通常状態情報及び例外状態情報の少なくとも一方を含み、
前記通常状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度上限を超えるものに関する情報であり、
前記例外状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度下限に満たないものに関する情報であり、
前記分析結果出力工程は、前記分析結果情報を出力し、
前記情報取得工程は、検知情報を取得し、
前記検知情報は、判定対象に関する一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記判定対象生成工程は、前記検知情報毎に複数の個別状態対象情報を抽出し、前記個別状態対象情報を組み合わせて判定対象情報を生成し、
前記個別状態対象情報は、前記検知情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記特徴判定工程は、前記判定対象情報と一致する選択条件情報の有無の判定を行い、一致する前記選択条件情報がない場合には、前記判定に関する判定結果情報を生成し、
前記選択条件情報は、前記通常状態情報及び前記例外状態情報のうち任意に選択された範囲の情報であり、
前記情報出力工程は、前記判定結果情報を出力し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
検知情報特徴判定方法。
【請求項10】
前記特徴判定工程は、制御情報を含む前記判定結果情報を生成し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
請求項8又は9記載の検知情報特徴判定方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、解析情報頻度分析装置、検知情報特徴判定装置、解析情報頻度分析方法、検知情報特徴判定方法、プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
不正行為を検出するために、人工知能が利用されている。そこで、画像を解析して異常行動を分析する技術が公開されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1における技術は、画像の分析に基づき1つの行動を定義することができる。しかし、通常行われる行動と不正行為の際に行われる行動の中には似ている行動もあり、1つの行動のみでは区別が困難な場合もあるという課題がある。
【0005】
そこで、本発明は、検出された状態を組み合わせて、状態の組合せを分析する解析情報頻度分析装置及びこれを利用した検知情報特徴判定装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の解析情報頻度分析装置は、
解析情報取得部、分析対象生成部、頻度分析部、及び、分析結果出力部を含み、
前記解析情報取得部は、解析情報を取得し、
前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記分析対象生成部は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成し、
前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記頻度分析部は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成し、
前記分析結果出力部は、前記分析結果情報を出力する。
【0007】
本発明の検知情報特徴判定装置は、
情報取得部、判定対象生成部、特徴判定部、及び、情報出力部を含み、
前記特徴判定部は、本発明の解析情報頻度分析装置を含み、
前記分析結果情報は、通常状態情報及び例外状態情報の少なくとも一方を含み、
前記通常状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度上限を超えるものに関する情報であり、
前記例外状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度下限に満たないものに関する情報であり、
前記情報取得部は、検知情報を取得し、
前記検知情報は、判定対象に関する一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記判定対象生成部は、前記検知情報毎に複数の個別状態対象情報を抽出し、前記個別状態対象情報を組み合わせて判定対象情報を生成し、
前記個別状態対象情報は、前記検知情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記特徴判定部は、前記判定対象情報と一致する選択条件情報の有無の判定を行い、一致する前記選択条件情報がある場合には、前記判定に関する判定結果情報を生成し、
又は、前記特徴判定部は、前記判定対象情報と一致する選択条件情報の有無の判定を行い、一致する前記選択条件情報がない場合には、前記判定に関する判定結果情報を生成し、
前記選択条件情報は、前記通常状態情報及び前記例外状態情報のうち任意に選択された範囲の情報であり、
前記情報出力部は、前記判定結果情報を出力する。
【0008】
本発明の解析情報頻度分析方法は、
解析情報取得工程、分析対象生成工程、頻度分析工程、及び、分析結果出力工程を含み、
前記解析情報取得工程は、解析情報を取得し、
前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記分析対象生成工程は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成し、
前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記頻度分析工程は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成し、
前記分析結果出力工程は、前記分析結果情報を出力し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される。
【0009】
本発明の検知情報特徴判定方法は、
情報取得工程、判定対象生成工程、特徴判定工程、及び、情報出力工程を含み、
前記特徴判定工程は、解析情報頻度分析方法を含み、
前記解析情報頻度分析方法は、解析情報取得工程、分析対象生成工程、頻度分析工程、及び、分析結果出力工程を含み、
前記解析情報取得工程は、解析情報を取得し、
前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記分析対象生成工程は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成し、
前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記頻度分析工程は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成し、
前記分析結果情報は、通常状態情報及び例外状態情報の少なくとも一方を含み、
前記通常状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度上限を超えるものに関する情報であり、
前記例外状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度下限に満たないものに関する情報であり、
前記分析結果出力工程は、前記分析結果情報を出力し、
前記情報取得工程は、検知情報を取得し、
前記検知情報は、判定対象に関する一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記判定対象生成工程は、前記検知情報毎に複数の個別状態対象情報を抽出し、前記個別状態対象情報を組み合わせて判定対象情報を生成し、
前記個別状態対象情報は、前記検知情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記特徴判定工程は、前記判定対象情報と一致する選択条件情報の有無の判定を行い、一致する前記選択条件情報がある場合には、前記判定に関する判定結果情報を生成し、
又は、前記特徴判定工程は、前記判定対象情報と一致する選択条件情報の有無の判定を行い、一致する前記選択条件情報がない場合には、前記判定に関する判定結果情報を生成し、
前記選択条件情報は、前記通常状態情報及び前記例外状態情報のうち任意に選択された範囲の情報であり、
前記情報出力工程は、前記判定結果情報を出力し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される。
【0010】
本発明の第1のプログラムは、
解析情報取得手順、分析対象生成手順、頻度分析手順、及び、分析結果出力手順を含み、
前記解析情報取得手順は、解析情報を取得し、
前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記分析対象生成手順は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成し、
前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記頻度分析手順は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成し、
前記分析結果出力手順は、前記分析結果情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0011】
本発明の第2のプログラムは、
情報取得手順、判定対象生成手順、特徴判定手順、及び、情報出力手順を含み、
前記特徴判定手順は、解析情報頻度分析方法を含み、
前記解析情報頻度分析方法は、解析情報取得手順、分析対象生成手順、頻度分析手順、及び、分析結果出力手順を含み、
前記解析情報取得手順は、解析情報を取得し、
前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記分析対象生成手順は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成し、
前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記頻度分析手順は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成し、
前記分析結果情報は、通常状態情報及び例外状態情報の少なくとも一方を含み、
前記通常状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度上限を超えるものに関する情報であり、
前記例外状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度下限に満たないものに関する情報であり、
前記分析結果出力手順は、前記分析結果情報を出力し、
前記情報取得手順は、検知情報を取得し、
前記検知情報は、判定対象に関する一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記判定対象生成手順は、前記検知情報毎に複数の個別状態対象情報を抽出し、前記個別状態対象情報を組み合わせて判定対象情報を生成し、
前記個別状態対象情報は、前記検知情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記特徴判定手順は、前記判定対象情報と一致する選択条件情報の有無の判定を行い、一致する前記選択条件情報がある場合には、前記判定に関する判定結果情報を生成し、
又は、前記特徴判定手順は、前記判定対象情報と一致する選択条件情報の有無の判定を行い、一致する前記選択条件情報がない場合には、前記判定に関する判定結果情報を生成し、
前記選択条件情報は、前記通常状態情報及び前記例外状態情報のうち任意に選択された範囲の情報であり、
前記情報出力手順は、前記判定結果情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0012】
本発明の第1の記録媒体は、
解析情報取得手順、分析対象生成手順、頻度分析手順、及び、分析結果出力手順を含み、
前記解析情報取得手順は、解析情報を取得し、
前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記分析対象生成手順は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成し、
前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記頻度分析手順は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成し、
前記分析結果出力手順は、前記分析結果情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0013】
本発明の第2の記録媒体は、
情報取得手順、判定対象生成手順、特徴判定手順、及び、情報出力手順を含み、
前記特徴判定手順は、解析情報頻度分析方法を含み、
前記解析情報頻度分析方法は、解析情報取得手順、分析対象生成手順、頻度分析手順、及び、分析結果出力手順を含み、
前記解析情報取得手順は、解析情報を取得し、
前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記分析対象生成手順は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成し、
前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記頻度分析手順は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成し、
前記分析結果情報は、通常状態情報及び例外状態情報の少なくとも一方を含み、
前記通常状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度上限を超えるものに関する情報であり、
前記例外状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度下限に満たないものに関する情報であり、
前記分析結果出力手順は、前記分析結果情報を出力し、
前記情報取得手順は、検知情報を取得し、
前記検知情報は、判定対象に関する一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記判定対象生成手順は、前記検知情報毎に複数の個別状態対象情報を抽出し、前記個別状態対象情報を組み合わせて判定対象情報を生成し、
前記個別状態対象情報は、前記検知情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記特徴判定手順は、前記判定対象情報と一致する選択条件情報の有無の判定を行い、一致する前記選択条件情報がある場合には、前記判定に関する判定結果情報を生成し、
又は、前記特徴判定手順は、前記判定対象情報と一致する選択条件情報の有無の判定を行い、一致する前記選択条件情報がない場合には、前記判定に関する判定結果情報を生成し、
前記選択条件情報は、前記通常状態情報及び前記例外状態情報のうち任意に選択された範囲の情報であり、
前記情報出力手順は、前記判定結果情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、状態の組合せを発生頻度で分析し、分析結果を用いて、検知された状態が不正行為等に該当するか否かを自動的に判別することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】
図1は、実施形態1の解析情報頻度分析装置の一例の構成を示すブロック図である。
【
図2】
図2は、実施形態1の解析情報頻度分析装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、実施形態1の解析情報頻度分析装置における処理の一例を示すフローチャートである。
【
図4】
図4は、実施形態1の解析情報頻度分析方法の処理の一例を説明する参考図である。
【
図5】
図5は、実施形態1の解析情報頻度分析方法の処理の別の一例を説明する参考図である。
【
図6】
図6は、実施形態2の検知情報特徴判定装置の一例の構成を示すブロック図である。
【
図7】
図7は、実施形態2の検知情報特徴判定装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図8】
図8は、実施形態2の検知情報特徴判定装置における処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の実施形態について図を用いて説明する。本発明は、以下の実施形態には限定されない。以下の各図において、同一部分には、同一符号を付している。また、各実施形態の説明は、特に言及がない限り、互いの説明を援用でき、各実施形態の構成は、特に言及がない限り、組合せ可能である。
【0017】
[実施形態1]
図1は、本実施形態の解析情報頻度分析装置10(以下「本分析装置」ともいう。)の一例の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本分析装置10は、解析情報取得部11、分析対象生成部12、頻度分析部13及び分析結果出力部14を含む。また、本分析装置10は、図示していないが、例えば、入力部、出力部、表示部及び/又は記憶部を含んでもよい。
【0018】
本分析装置10は、例えば、前記各部を含む1つの装置でもよいし、前記各部が、通信回線網を介して接続可能な装置でもよい。また、本分析装置10は、前記通信回線網を介して、後述する外部装置と接続可能である。前記通信回線網は、特に制限されず、公知のネットワークを使用でき、例えば、有線でも無線でもよい。前記通信回線網は、例えば、インターネット回線、WWW(World Wide Web)、電話回線、LAN(Local Area Network)、SAN(Storage Area Network)、DTN(Delay Tolerant Networking)、LPWA(Low Power Wide Area)、L5G(ローカル5G)、等が挙げられる。無線通信としては、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ローカル5G、LPWA等が挙げられる。前記無線通信としては、各装置が直接通信する形態(Ad Hoc通信)、インフラストラクチャ(infrastructure通信)、アクセスポイントを介した間接通信等であってもよい。本分析装置10は、例えば、システムのサーバに組み込まれていてもよい。また、本分析装置10は、例えば、本発明のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC、例えば、デスクトップ型、ノート型)、スマートフォン、タブレット端末等であってもよい。さらに、本分析装置10は、例えば、前記各部のうち少なくとも一つがサーバ上にあり、その他の前記各部が端末上にあるような、クラウドコンピューティングやエッジコンピューティング等の形態であってもよい。
【0019】
図2に、本分析装置10のハードウェア構成のブロック図を例示する。本分析装置10は、例えば、中央処理装置(CPU、GPU等)101、メモリ102、バス103、記憶装置104、入力装置105、出力装置106、通信デバイス107等を含む。本分析装置10の各部は、それぞれのインタフェース(I/F)により、バス103を介して相互に接続されている。
【0020】
中央処理装置101は、コントローラ(システムコントローラ、I/Oコントローラ等)等により、他の構成と連携動作し、本分析装置10の全体の制御を担う。本分析装置10において、中央処理装置101により、例えば、本発明のプログラムやその他のプログラムが実行され、また、各種情報の読み込みや書き込みが行われる。具体的には、例えば、中央処理装置101が、解析情報取得部11、分析対象生成部12、頻度分析部13及び分析結果出力部14として機能する。本分析装置10が、前記出力部を含む場合、中央処理装置101は、前記出力部として機能してもよい。本分析装置10は、演算装置として、CPU、GPU(Graphics Processing Unit)、APU(Accelerated Processing Unit)等の他の演算装置を備えてもよいし、CPUとこれらとの組合せを備えてもよい。
【0021】
バス103は、例えば、外部装置とも接続できる。前記外部装置は、例えば、ユーザの端末、外部記憶装置(外部データベース等)、プリンタ、外部入力装置、外部表示装置、外部撮像装置等が挙げられる。本分析装置10は、例えば、バス103に接続された通信デバイス107により、外部ネットワーク(前記通信回線網)に接続でき、外部ネットワークを介して、他の装置と接続することもできる。
【0022】
メモリ102は、例えば、メインメモリ(主記憶装置)が挙げられる。中央処理装置101が処理を行う際には、例えば、後述する記憶装置104に記憶されている本発明のプログラム等の種々の動作プログラムを、メモリ102が読み込み、中央処理装置101は、メモリ102からデータを受け取って、プログラムを実行する。前記メインメモリは、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)である。また、メモリ102は、例えば、ROM(読み出し専用メモリ)であってもよい。
【0023】
記憶装置104は、例えば、前記メインメモリ(主記憶装置)に対して、いわゆる補助記憶装置ともいう。前述のように、記憶装置104には、本発明のプログラムを含む動作プログラムが格納されている。記憶装置104は、例えば、記録媒体と、記録媒体に読み書きするドライブとの組合せであってもよい。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、内蔵型でも外付け型でもよく、HD(ハードディスク)、CD-ROM、CD-R、CD-RW、MO、DVD、フラッシュメモリー、メモリーカード等が挙げられる。記憶装置104は、例えば、記録媒体とドライブとが一体化されたハードディスクドライブ(HDD)、及びソリッドステートドライブ(SSD)であってもよい。本分析装置10が前記記憶部を含む場合、例えば、記憶装置104は、前記記憶部として機能する。前記記憶部は、例えば、後述する解析情報、分析対象情報、分析結果情報、検知情報、判定対象情報及び判定結果情報等を記憶できる。
【0024】
本分析装置10において、メモリ102及び記憶装置104は、ログ情報、外部データベース(図示せず)や外部の装置から取得した情報、本分析装置10によって生成した情報、本分析装置10が処理を実行する際に用いる情報等の種々の情報を記憶することも可能である。この場合、メモリ102及び記憶装置104は、例えば、前記解析情報等を記憶していてもよい。なお、少なくとも一部の情報は、例えば、メモリ102及び記憶装置104以外の外部サーバに記憶されていてもよいし、複数の端末にブロックチェーン技術等を用いて分散して記憶されていてもよい。
【0025】
本分析装置10は、例えば、さらに、入力装置105、出力装置106を備える。入力装置105は、例えば、タッチパネル、トラックパッド、マウス等のポインティングデバイス;キーボード;カメラ、スキャナ等の撮像手段;ICカードリーダ、磁気カードリーダ等のカードリーダ;マイク等の音声入力手段;等が挙げられる。出力装置106は、例えば、LEDディスプレー、液晶ディスプレー等の表示装置;スピーカ等の音声出力装置;プリンタ;等が挙げられる。本実施形態1において、入力装置105と出力装置106とは、別個に構成されているが、入力装置105と出力装置106とは、タッチパネルディスプレーのように、一体として構成されてもよい。
【0026】
つぎに、本実施形態の解析情報頻度分析方法の一例を、
図3のフローチャートに基づき説明する。本実施形態の解析情報頻度分析方法は、例えば、
図1又は
図2の本分析装置10を用いて、次のように実施する。なお、本実施形態の解析情報頻度分析方法は、
図1又は
図2の本分析装置10の使用には限定されない。
【0027】
まず、解析情報取得部11は、解析情報を取得する(S1、解析情報取得工程)。前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報である。前記検知された情報は、例えば、カメラ、ビデオカメラ等で撮像された画像であり、動画でもよく、静止画でもよく、連続的に撮像されたものでもよく、断続的に撮像されたものであってもよい。本解析装置の対象となる前記解析結果は、例えば、行動解析AIによる行動解析、物体検知AIによる物体解析のいずれの解析結果であってもよい。前記一定時間は、例えば、5分間隔の時間に区切って連続して取得するものでもよく、一定の特定の状態が検知された時点の前後1分間等、その指定方法は限定されない。前記行動解析によって、検知した画像について、時間の経過による状態の変化に基づき、行動の分析ができる。分析された前記行動は、例えば、商品を手に取る、その場でしゃがむ等の行動である。前記物体解析によって、検知された画像について、特定の物体の形状や存否等の状態の分析ができる。分析された前記状態は、例えば、作業員のヘルメット着用の有無等の状態である。前記行動は、前述のとおり、状態の変化ということもできることから、以下、分析された前記行動と分析された前記状態を併せて状態ともいう。前記解析情報取得部11は、例えば、撮像装置で撮像された画像の解析結果を記憶したデータベースから取得するが、これに限定されない。前記解析結果の取得方法は、例えば、解析機能を有する撮像装置から直接取得する等、どのような方法であってもよい。
【0028】
つぎに、分析対象生成部12は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成する(S2、分析対象生成工程)。なお、前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報である。前記任意の時間帯は、行動解析の場合には、例えば、商品に手を伸ばして、商品を掴み、商品を手元に持ってくるまでの時間等、行動を把握するために必要となる時間経過に係る時間帯である。また、物体解析の場合には、前記任意の時間帯は、例えば、物体の状態を確認する任意の時間である。そこで、前記任意の時間帯は、例えば、ある特定の一瞬であってもよく、一定の幅のあるものであってもよい。前記解析情報取得部11が取得した前記解析情報は、例えば、一定時間内の複数の行動が含まれる。例えば、3分の間に、商品を手に取り、その場でしゃがみ、商品を袋に入れ、その場で立つ等の複数の行動が行われることがある。また、物体の状態の変化についても、例えば、3分の間に、ヘルメットを着用したり、外したりすることがあり、時間の経過に応じて、ヘルメットがある状態とない状態というように、状態の経過が存在する。したがって、前記個別状態情報は、例えば、商品を手に取る等の解析された状態の内容に関する情報である。そこで、分析対象生成部12は、一定時間内の前記解析情報から複数の状態を抽出し、抽出した複数の状態を組み合わせて、分析の対象となる前記分析対象情報を生成する。なお、動作のスピードには個人差があるため、前記抽出した複数の状態の組合せは、必ずしも同じ時間単位で組み合わせる必要はなく、例えば、変化した状態のみを基準として組み合わせてもよい。この組合せの方法は、例えば、商品を取って、その場でしゃがむ等、連続する行動等の組合せであるが、これに限定されず、一定時間内で連続する行動を必ずしも順番で組み合わせる必要はなく、どのような設定としてもよい。
【0029】
つぎに、頻度分析部13は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成する(S3、頻度分析工程)。前記指定条件は、例えば、最近1か月以内に何回発生したか等であり、条件設定に上限、下限を設けてもよい。なお、前記上限、下限は、同じ値でもよい。また、前記上限、下限に閾値を設定するほか、例えば、頻度を集計し、最も高い頻度を「頻度上限を超えるもの」と、それ以外のものを「頻度下限に満たないもの」と設定する、逆に、最も低い頻度を「頻度下限に満たないもの」と、それ以外のものを「頻度上限を超えるもの」と設定する等、上限、下限の設定方法は任意のものでよい。さらに、前記指定条件は、これに限定されず、午後5時から7時まで等、時間帯を特定してもよく、分析の目的等に合わせて、その他任意の設定をしてもよい。また、前記分析結果情報は、通常状態情報及び例外状態情報の少なくとも一方を含むものであってもよい。前記通常状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度上限を超えるものに関する情報であり、通常よく見られる状態の組合せということができる。前記例外状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度下限に満たないものに関する情報であり、あまり起こらない状態の組合せということができ、例えば、異常行動等の判断基準とできるものである。そこで、前記頻度分析部13は、前記分析対象生成部12が状態を組み合わせて生成した前記分析対象情報を発生頻度から分析し、指定された頻度の状態の組合せを抽出するものということができる。また、前記頻度分析部13は、通常よく起こる状態の組合せである通常状態に関する情報を抽出し、あまり起こらない状態の組合せである例外状態に関する状態を抽出することができる。なお、分析の結果として抽出された分析結果情報は、例えば、識別番号を付けて管理したり、行動等の特徴に関する情報を付して管理するものであってもよく、そのために必要な情報が付加されたものであってもよい。
【0030】
つぎに、分析結果出力部は、前記分析結果情報を出力する(S3、分析結果出力工程)。前記分析結果情報の出力は、例えば、専用のデータベース等に出力されるが、これに限定されず、例えば、専用のモニタに表示する等、用途に合わせて、任意に設定してよい。
【0031】
以下、本分析装置10を用いた解析情報頻度分析方法の具体的な処理の一例を示す。なお、以下の説明は、具体的な流れの一例であり、前述のとおり、本実施形態の本分析装置10及び解析情報頻度分析方法は、以下の説明に限定されない。また、本実施形態の解析情報頻度分析方法は、本分析装置10の使用に限定されない。
【0032】
まず、解析情報取得部11は、解析情報を取得する。
図4の上段が解析情報の一例である。
図4のでは、A、Bの2名について、10時からの3分間の行動の解析結果が示されている。なお、解析された行動の中に、「棚卸又は万引き」と解析されたものがあるが、具体的な行動は不明であるものの、どちらの行動は判別できない行動との解析結果である。つぎに、分析対象生成部12は、
図4の下段のように、解析情報に基づく行動の組合せを行い、分析対象情報を生成する。
図4に記載のAの行動中(a)から(c)及びBの行動中(d)から(f)は、分析対象情報の一例である。つぎに、頻度分析部13は、各分析対象情報を分析する。(a)と(d)は共通しているように、他にも頻度が高い行動であり、(b)と(e)も同様である。(c)は従業員であれば、よく行う行動であり、他にも頻度が高い行動である。(f)は、他にもあまり見られない行動である。以上から、頻度分析部13は、(f)の行動を例外状態情報として解析結果情報を生成する。そして、分析結果出力部14は、解析結果情報を専用のデータベースに出力し、解析結果が蓄積される。
【0033】
図5は、作業所におけるヘルメット着用に関する物体検知による場合の例である。なお、処理の流れは、前述の行動の分析の場合と同様である。
図5の上段に、解析結果を表示しているが、これを下段のように、分析対象情報に構成しなおす。その結果、状態の変化としては、ヘルメットの着用から着用、未着用から着用、着用から未着用、未着用から未着用の4つの態様に分けられる。
図5の時間帯のA、Bの2名について、着用から着用は4回、未着用から着用は2回、着用から未着用は1回、未着用から未着用は1回と分析ができ、頻度が可能である。なお、
図5の時間帯においては、ヘルメットは着用し続けることが、通常の状態であると分析できる。
【0034】
本実施形態の解析情報頻度分析装置は、状態の組合せを発生頻度に基づいて分析し、特徴となる状態を分類することができる。このため、本実施形態の本分析装置10の使用によって、検知した状態について、より精度の高い分析が可能となる。
【0035】
[実施形態2]
実施形態2は、本発明の検知情報特徴判定装置である。
【0036】
本実施形態の検知情報特徴判定装置20(以下、「本判定装置」ともいう。)について、
図6を用いて説明する。
図6は、本実施形態の本判定装置20の一例の構成を示すブロック図である。
図6に示すように、本実施形態の本判定装置20は、情報取得部21、判定対象生成部22、特徴判定部23及び情報出力部24を含み、前記特徴判定部23は、実施形態1の本分析装置10の構成(解析情報取得部11、分析対象生成部12、頻度分析部13及び、分析結果出力部14)を含む。本判定装置20に含まれる実施形態1の本分析装置10の構成は、実施形態1の本装置10と同様であり、その説明を援用できる。
【0037】
本判定装置20は、例えば、前記各部を含む1つの装置でもよいし、前記各部が、通信回線網を介して接続可能な装置でもよい。また、本判定装置20は、前記通信回線網を介して、後述する外部装置と接続可能である。前記通信回線網は、特に制限されず、公知のネットワークを使用でき、例えば、有線でも無線でもよい。前記通信回線網は、例えば、インターネット回線、WWW(World Wide Web)、電話回線、LAN(Local Area Network)、SAN(Storage Area Network)、DTN(Delay Tolerant Networking)、LPWA(Low Power Wide Area)、L5G(ローカル5G)、等が挙げられる。無線通信としては、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ローカル5G、LPWA等が挙げられる。前記無線通信としては、各装置が直接通信する形態(Ad Hoc通信)、インフラストラクチャ(infrastructure通信)、アクセスポイントを介した間接通信等であってもよい。本判定装置20は、例えば、システムのサーバに組み込まれていてもよい。また、本判定装置20は、例えば、本発明のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC、例えば、デスクトップ型、ノート型)、スマートフォン、タブレット端末等であってもよい。さらに、本判定装置20は、例えば、前記各部のうち少なくとも一つがサーバ上にあり、その他の前記各部が端末上にあるような、クラウドコンピューティングやエッジコンピューティング等の形態であってもよい。
【0038】
図7に、本判定装置20のハードウェア構成のブロック図を例示する。本判定装置20のハードウェア構成は、特徴判定部23に実施形態1の本分析装置10の構成が含まれることを除き、実施形態1の本分析装置10に関するものと同様であるから、その説明を援用できる。
【0039】
つぎに、本実施形態の検知情報特徴判定方法の一例を、
図8のフローチャートに基づき説明する。本実施形態の検知情報特徴判定方法は、例えば、
図6及び
図7に示す本判定装置20を用いて、次のように実施する。なお、本実施形態の検知情報特徴判定方法は、
図6及び
図7の本判定装置20の使用には限定されない。
【0040】
本実施形態の本判定装置20に含まれる解析情報頻度分析方法の各工程は、実施形態1の解析情報頻度分析方法における各工程(S1からS4)と同様であるから、それらの説明を援用できる。
【0041】
本実施形態の本判定装置20の情報取得部21は、検知情報を取得する(S1B、情報取得工程)。前記検知情報は、判定対象に関する一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報である。前記一定時間及び前記解析結果は、実施形態1の本分析装置10における解析情報に対応するものであり、その設定内容は、前記解析情報の場合と同様であるため、その説明を援用できる。また、検知情報の取得方法も、本分析装置10の解析情報取得部11の場合と同様であるので、その説明を援用できる。
【0042】
つぎに、判定対象生成部22は、前記検知情報毎に複数の個別状態対象情報を抽出し、前記個別状態対象情報を組み合わせて判定対象情報を生成する(S2B、判定対象生成工程)。
前記個別状態対象情報は、前記検知情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報である。前記判定対象情報は、本分析装置10の分析結果情報と対比するものであり、情報の内容は、本分析装置10の解析対象情報に対応するものであるため、その説明を援用できる。
【0043】
つぎに、特徴判定部23は、前記判定対象情報と一致する選択条件情報の有無の判定を行い、一致する前記選択条件情報がある場合には、前記判定に関する判定結果情報を生成する(S3B、特徴判定工程)。また、特徴判定部23は、前記判定対象情報と一致する選択条件情報の有無の判定を行い、一致する前記選択条件情報がない場合には、前記判定に関する判定結果情報を生成するようにしてもよい。なお、前記選択条件情報は、前記通常状態情報及び前記例外状態情報のうち任意に選択された範囲の情報である。
【0044】
具体的には、前記特徴判定部23は、例えば、前記選択条件情報として前記通常状態情報を選択し、これと一致する場合に、前記判定結果情報を生成するようにしてもよい。これによって、判定対象となる検知情報に、通常状態に該当するものがあるかを判定することができる。前記判定結果情報は、例えば、通常状態である旨の表示、行動等の内容に関する表示等、必要な情報を含むものとしてもよい。その結果、前記判定結果は、例えば、単に通常どおりの作業が行われているかの確認のみでなく、通常状態を確認して、店内の配置や作業所内の物の配置等を検討することにも利用できる。
【0045】
また、前記特徴判定部23は、例えば、前記選択条件情報として前記例外状態情報を選択し、これと一致する場合に、前記判定結果情報を生成するようにしてもよい。これによって、異常行動等の検知が可能となる。前記選択条件情報として前記通常状態情報を選択して、これと一致しない場合に、前記判定結果情報を生成するようにしてもよい。これによって、前記例外状態情報に該当しなくても、前記通常状態情報から外れるものは、異常状態として検知することが可能である。
【0046】
前記選択条件情報は、前記例外状態情報と前記例外状態情報の両方の選択によるものでもよく、選択の範囲に、例えば、従業員制服を着ているものを除く等の条件を付けてもよい。また、判定の条件は、記選択条件情報に一致する場合でも、一致しない場合でも、任意に設定してよい。
【0047】
前記特徴判定部23は、制御情報を含む前記判定結果情報を生成するようにしてもよい。例えば、前記判定結果情報を生成する際に、警報等を鳴らす、ランプを点灯する等、外部装置等の制御をするための情報を生成してもよい。
【0048】
つぎに、情報出力部24は、前記判定結果情報を出力する(S4B、情報出力工程)。前記判定結果情報を出力は、本解析装置10の場合と同様であるから、その説明を援用できる。なお、前記判定結果情報に前記制御情報が含まれている場合には、前記制御情報に応じて、例えば、警報装置、ランプ等に制御情報を出力する。
【0049】
以下、本判定装置20を用いた検知情報特徴判定方法の具体的な処理の一例を示す。なお、以下の説明は、具体的な流れの一例であり、前述のとおり、本実施形態の本判定装置20及び検知情報特徴判定方法は、以下の説明に限定されない。また、本実施形態の検知情報特徴判定方法は、本判定装置20の使用に限定されない。
【0050】
まず、情報取得部21は、検知情報を取得する。つぎに、判定対象生成部22は、検知情報から判定対象情報を生成する。そして、特徴判定部23は、前記判定対象情報と本分析装置10で生成された分析結果情報とを照合し、指定条件の該当があるかの判定を行う。なお、不正行為の検知のためであれば、例えば、ここまでの各工程は継続して行われる。その結果、例えば、異常行動等に該当する等、指定条件を満たすものが判定された場合には、特徴判定部23は、判定結果情報を生成する。そして、情報出力部24は、判定結果情報を専用のモニタに映し出す等の出力を行う。
【0051】
本実施形態の検知情報特徴判定装置は、実施形態1の解析情報頻度分析装置による分析結果を利用して、検知した状態の組合せが通常とは異なる状態であるかを自動的に判定することができる。そのため、例えば、より精度の高い不正行為の検出等が可能である。
【0052】
[実施形態3]
本実施形態の第1のプログラムは、前述の解析情報頻度分析方法の各工程を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。具体的に、本実施形態のプログラムは、コンピュータに、例えば、解析情報取得手順、分析対象生成手順、頻度分析手順及び分析結果出力手順を実行させるためのプログラムである。
【0053】
前記解析情報取得手順は、解析情報を取得し、
前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記分析対象生成手順は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成し、
前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記頻度分析手順は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成し、
前記分析結果出力手順は、前記分析結果情報を出力する。
【0054】
また、本実施形態の第1のプログラムは、コンピュータを、例えば、解析情報取得手順、分析対象生成手順、頻度分析手順及び分析結果出力手順として機能させるプログラムということもできる。
【0055】
本実施形態の第2のプログラムは、前述の検知情報特徴判定方法の各工程を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。具体的に、本実施形態のプログラムは、コンピュータに、例えば、情報取得手順、判定対象生成手順、特徴判定手順及び情報出力手順並びに前記特徴判定手順に含まれる解析情報頻度分析方法の各工程を実行させるためのプログラムである。
【0056】
前記解析情報頻度分析方法は、解析情報取得手順、分析対象生成手順、頻度分析手順、及び、分析結果出力手順を含み、
前記解析情報取得手順は、解析情報を取得し、
前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記分析対象生成手順は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成し、
前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記頻度分析手順は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成し、
前記分析結果情報は、通常状態情報及び例外状態情報の少なくとも一方を含み、
前記通常状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度上限を超えるものに関する情報であり、
前記例外状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度下限に満たないものに関する情報であり、
前記分析結果出力手順は、前記分析結果情報を出力し、
前記情報取得手順は、検知情報を取得し、
前記検知情報は、判定対象に関する一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記判定対象生成手順は、前記検知情報から個別状態対象情報を抽出し、前記個別状態対象情報によって構成される判定対象情報を生成し、
前記個別状態対象情報は、前記検知情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記特徴判定手順は、前記判定対象情報と一致する選択条件情報の有無の判定を行い、一致する前記選択条件情報がある場合には、前記判定に関する判定結果情報を生成し、
又は、前記判定対象情報と一致する選択条件情報の有無の判定を行い、一致する前記選択条件情報がない場合には、前記判定に関する判定結果情報を生成し、
前記選択条件情報は、前記通常状態情報及び前記例外状態情報のうち任意に選択された範囲の情報であり、
前記情報出力手順は、前記判定結果情報を出力する。
【0057】
また、本実施形態の第2のプログラムは、コンピュータを、例えば、情報取得手順、判定対象生成手順、特徴判定手順及び情報出力手順並びに前記特徴判定手順に含まれる解析情報頻度分析方法の各工程として機能させるプログラムということもできる。
【0058】
本実施形態のプログラムは、前記本発明の解析情報頻度分析装置及び解析情報頻度分析方法並びに検知情報特徴判定装置及び検知情報特徴判定方法における記載を援用できる。前記各手順は、例えば、「手順」を「処理」と読み替え可能である。また、本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。前記記録媒体は、例えば、非一時的なコンピュータ可読記録媒体(non-transitory computer-readable storage medium)である。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HD)、フラッシュメモリ(例えば、SSD(Solid State Drive)、USBフラッシュメモリ、SD/SDHCカード等)、光ディスク(例えば、CD‐R/CD‐RW、DVD‐R/DVD‐RW、BD‐R/BD‐RE等)、光磁気ディスク(MO)、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等があげられる。また、本実施形態のプログラム(例えば、プログラミング製品、又はプログラム製品ともいう)は、例えば、外部のコンピュータから配信される形態であってもよい。前記「配信」は、例えば、通信回線網を介した配信でもよいし、有線で接続された装置を介した配信であってもよい。本実施形態のプログラムは、配信された装置にインストールされて実行されてもよいし、インストールされずに実行されてもよい。
【0059】
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をできる。
【0060】
<付記>
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のように記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
解析情報取得部、分析対象生成部、頻度分析部、及び、分析結果出力部を含み、
前記解析情報取得部は、解析情報を取得し、
前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記分析対象生成部は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成し、
前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記頻度分析部は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成し、
前記分析結果出力部は、前記分析結果情報を出力する、
解析情報頻度分析装置。
(付記2)
前記分析結果情報は、通常状態情報及び例外状態情報の少なくとも一方を含み、
前記通常状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度上限を超えるものに関する情報であり、
前記例外状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度下限に満たないものに関する情報である、
付記1記載の解析情報頻度分析装置。
(付記3)
情報取得部、判定対象生成部、特徴判定部、及び、情報出力部を含み、
前記特徴判定部は、付記2記載の解析情報頻度分析装置を含み、
前記情報取得部は、検知情報を取得し、
前記検知情報は、判定対象に関する一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記判定対象生成部は、前記検知情報毎に複数の個別状態対象情報を抽出し、前記個別状態対象情報を組み合わせて判定対象情報を生成し、
前記個別状態対象情報は、前記検知情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記特徴判定部は、前記判定対象情報と一致する選択条件情報の有無の判定を行い、一致する前記選択条件情報がある場合には、前記判定に関する判定結果情報を生成し、
前記選択条件情報は、前記通常状態情報及び前記例外状態情報のうち任意に選択された範囲の情報であり、
前記情報出力部は、前記判定結果情報を出力する、
検知情報特徴判定装置。
(付記4)
情報取得部、判定対象生成部、特徴判定部、及び、情報出力部を含み、
前記特徴判定部は、付記2記載の解析情報頻度分析装置を含み、
前記情報取得部は、検知情報を取得し、
前記検知情報は、判定対象に関する一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記判定対象生成部は、前記検知情報毎に複数の個別状態対象情報を抽出し、前記個別状態対象情報を組み合わせて判定対象情報を生成し、
前記個別状態対象情報は、前記検知情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記特徴判定部は、前記判定対象情報と一致する選択条件情報の有無の判定を行い、一致する前記選択条件情報がない場合には、前記判定に関する判定結果情報を生成し、
前記選択条件情報は、前記通常状態情報及び前記例外状態情報のうち任意に選択された範囲の情報であり、
前記情報出力部は、前記判定結果情報を出力する、
検知情報特徴判定装置。
(付記5)
前記特徴判定部は、制御情報を含む前記判定結果情報を生成する、
付記3又は4記載の検知情報特徴判定装置。
(付記6)
解析情報取得工程、分析対象生成工程、頻度分析工程、及び、分析結果出力工程を含み、
前記解析情報取得工程は、解析情報を取得し、
前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記分析対象生成工程は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成し、
前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記頻度分析工程は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成し、
前記分析結果出力工程は、前記分析結果情報を出力し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
解析情報頻度分析方法。
(付記7)
前記分析結果情報は、通常状態情報及び例外状態情報の少なくとも一方を含み、
前記通常状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度上限を超えるものに関する情報であり、
前記例外状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度下限に満たないものに関する情報である、
付記6記載の解析情報頻度分析方法。
(付記8)
情報取得工程、判定対象生成工程、特徴判定工程、及び、情報出力工程を含み、
前記特徴判定工程は、解析情報頻度分析方法を含み、
前記解析情報頻度分析方法は、解析情報取得工程、分析対象生成工程、頻度分析工程、及び、分析結果出力工程を含み、
前記解析情報取得工程は、解析情報を取得し、
前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記分析対象生成工程は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成し、
前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記頻度分析工程は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成し、
前記分析結果情報は、通常状態情報及び例外状態情報の少なくとも一方を含み、
前記通常状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度上限を超えるものに関する情報であり、
前記例外状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度下限に満たないものに関する情報であり、
前記分析結果出力工程は、前記分析結果情報を出力し、
前記情報取得工程は、検知情報を取得し、
前記検知情報は、判定対象に関する一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記判定対象生成工程は、前記検知情報毎に複数の個別状態対象情報を抽出し、前記個別状態対象情報を組み合わせて判定対象情報を生成し、
前記個別状態対象情報は、前記検知情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記特徴判定工程は、前記判定対象情報と一致する選択条件情報の有無の判定を行い、一致する前記選択条件情報がある場合には、前記判定に関する判定結果情報を生成し、
前記選択条件情報は、前記通常状態情報及び前記例外状態情報のうち任意に選択された範囲の情報であり、
前記情報出力工程は、前記判定結果情報を出力し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
検知情報特徴判定方法。
(付記9)
情報取得工程、判定対象生成工程、特徴判定工程、及び、情報出力工程を含み、
前記特徴判定工程は、解析情報頻度分析方法を含み、
前記解析情報頻度分析方法は、解析情報取得工程、分析対象生成工程、頻度分析工程、及び、分析結果出力工程を含み、
前記解析情報取得工程は、解析情報を取得し、
前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記分析対象生成工程は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成し、
前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記頻度分析工程は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成し、
前記分析結果情報は、通常状態情報及び例外状態情報の少なくとも一方を含み、
前記通常状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度上限を超えるものに関する情報であり、
前記例外状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度下限に満たないものに関する情報であり、
前記分析結果出力工程は、前記分析結果情報を出力し、
前記情報取得工程は、検知情報を取得し、
前記検知情報は、判定対象に関する一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記判定対象生成工程は、前記検知情報毎に複数の個別状態対象情報を抽出し、前記個別状態対象情報を組み合わせて判定対象情報を生成し、
前記個別状態対象情報は、前記検知情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記特徴判定工程は、前記判定対象情報と一致する選択条件情報の有無の判定を行い、一致する前記選択条件情報がない場合には、前記判定に関する判定結果情報を生成し、
前記選択条件情報は、前記通常状態情報及び前記例外状態情報のうち任意に選択された範囲の情報であり、
前記情報出力工程は、前記判定結果情報を出力し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
検知情報特徴判定方法。
(付記10)
前記特徴判定工程は、制御情報を含む前記判定結果情報を生成し、
前記各工程が、コンピュータにより実行される、
付記8又は9記載の検知情報特徴判定方法。
(付記11)
解析情報取得手順、分析対象生成手順、頻度分析手順、及び、分析結果出力手順を含み、
前記解析情報取得手順は、解析情報を取得し、
前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記分析対象生成手順は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成し、
前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記頻度分析手順は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成し、
前記分析結果出力手順は、前記分析結果情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記12)
前記分析結果情報は、通常状態情報及び例外状態情報の少なくとも一方を含み、
前記通常状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度上限を超えるものに関する情報であり、
前記例外状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度下限に満たないものに関する情報である、
付記11記載のプログラム。
(付記13)
情報取得手順、判定対象生成手順、特徴判定手順、及び、情報出力手順を含み、
前記特徴判定手順は、解析情報頻度分析方法を含み、
前記解析情報頻度分析方法は、解析情報取得手順、分析対象生成手順、頻度分析手順、及び、分析結果出力手順を含み、
前記解析情報取得手順は、解析情報を取得し、
前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記分析対象生成手順は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成し、
前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記頻度分析手順は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成し、
前記分析結果情報は、通常状態情報及び例外状態情報の少なくとも一方を含み、
前記通常状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度上限を超えるものに関する情報であり、
前記例外状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度下限に満たないものに関する情報であり、
前記分析結果出力手順は、前記分析結果情報を出力し、
前記情報取得手順は、検知情報を取得し、
前記検知情報は、判定対象に関する一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記判定対象生成手順は、前記検知情報毎に複数の個別状態対象情報を抽出し、前記個別状態対象情報を組み合わせて判定対象情報を生成し、
前記個別状態対象情報は、前記検知情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記特徴判定手順は、前記判定対象情報と一致する選択条件情報の有無の判定を行い、一致する前記選択条件情報がある場合には、前記判定に関する判定結果情報を生成し、
前記選択条件情報は、前記通常状態情報及び前記例外状態情報のうち任意に選択された範囲の情報であり、
前記情報出力手順は、前記判定結果情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記14)
情報取得手順、判定対象生成手順、特徴判定手順、及び、情報出力手順を含み、
前記特徴判定手順は、解析情報頻度分析方法を含み、
前記解析情報頻度分析方法は、解析情報取得手順、分析対象生成手順、頻度分析手順、及び、分析結果出力手順を含み、
前記解析情報取得手順は、解析情報を取得し、
前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記分析対象生成手順は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成し、
前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記頻度分析手順は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成し、
前記分析結果情報は、通常状態情報及び例外状態情報の少なくとも一方を含み、
前記通常状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度上限を超えるものに関する情報であり、
前記例外状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度下限に満たないものに関する情報であり、
前記分析結果出力手順は、前記分析結果情報を出力し、
前記情報取得手順は、検知情報を取得し、
前記検知情報は、判定対象に関する一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記判定対象生成手順は、前記検知情報毎に複数の個別状態対象情報を抽出し、前記個別状態対象情報を組み合わせて判定対象情報を生成し、
前記個別状態対象情報は、前記検知情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記特徴判定手順は、前記判定対象情報と一致する選択条件情報の有無の判定を行い、一致する前記選択条件情報がない場合には、前記判定に関する判定結果情報を生成し、
前記選択条件情報は、前記通常状態情報及び前記例外状態情報のうち任意に選択された範囲の情報であり、
前記情報出力手順は、前記判定結果情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記15)
前記特徴判定手順は、制御情報を含む前記判定結果情報を生成し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるための付記13又は14記載のプログラム。
(付記16)
解析情報取得手順、分析対象生成手順、頻度分析手順、及び、分析結果出力手順を含み、
前記解析情報取得手順は、解析情報を取得し、
前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記分析対象生成手順は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成し、
前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記頻度分析手順は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成し、
前記分析結果出力手順は、前記分析結果情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記17)
前記分析結果情報は、通常状態情報及び例外状態情報の少なくとも一方を含み、
前記通常状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度上限を超えるものに関する情報であり、
前記例外状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度下限に満たないものに関する情報である、
付記16記載の記録媒体。
(付記18)
情報取得手順、判定対象生成手順、特徴判定手順、及び、情報出力手順を含み、
前記特徴判定手順は、解析情報頻度分析方法を含み、
前記解析情報頻度分析方法は、解析情報取得手順、分析対象生成手順、頻度分析手順、及び、分析結果出力手順を含み、
前記解析情報取得手順は、解析情報を取得し、
前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記分析対象生成手順は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成し、
前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記頻度分析手順は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成し、
前記分析結果情報は、通常状態情報及び例外状態情報の少なくとも一方を含み、
前記通常状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度上限を超えるものに関する情報であり、
前記例外状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度下限に満たないものに関する情報であり、
前記分析結果出力手順は、前記分析結果情報を出力し、
前記情報取得手順は、検知情報を取得し、
前記検知情報は、判定対象に関する一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記判定対象生成手順は、前記検知情報毎に複数の個別状態対象情報を抽出し、前記個別状態対象情報を組み合わせて判定対象情報を生成し、
前記個別状態対象情報は、前記検知情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記特徴判定手順は、前記判定対象情報と一致する選択条件情報の有無の判定を行い、一致する前記選択条件情報がある場合には、前記判定に関する判定結果情報を生成し、
前記選択条件情報は、前記通常状態情報及び前記例外状態情報のうち任意に選択された範囲の情報であり、
前記情報出力手順は、前記判定結果情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記19)
情報取得手順、判定対象生成手順、特徴判定手順、及び、情報出力手順を含み、
前記特徴判定手順は、解析情報頻度分析方法を含み、
前記解析情報頻度分析方法は、解析情報取得手順、分析対象生成手順、頻度分析手順、及び、分析結果出力手順を含み、
前記解析情報取得手順は、解析情報を取得し、
前記解析情報は、一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記分析対象生成手順は、前記解析情報毎に複数の個別状態情報を抽出し、前記個別状態情報を組み合わせて分析対象情報を生成し、
前記個別状態情報は、前記解析情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記頻度分析手順は、前記分析対象情報を分析し、発生頻度が指定条件に合致する前記分析対象情報に関する分析結果情報を生成し、
前記分析結果情報は、通常状態情報及び例外状態情報の少なくとも一方を含み、
前記通常状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度上限を超えるものに関する情報であり、
前記例外状態情報は、前記分析結果情報のうち発生頻度が指定の頻度下限に満たないものに関する情報であり、
前記分析結果出力手順は、前記分析結果情報を出力し、
前記情報取得手順は、検知情報を取得し、
前記検知情報は、判定対象に関する一定時間内に検知された情報に係る解析結果の情報であり、
前記判定対象生成手順は、前記検知情報毎に複数の個別状態対象情報を抽出し、前記個別状態対象情報を組み合わせて判定対象情報を生成し、
前記個別状態対象情報は、前記検知情報に含まれる任意の時間帯における状態の情報であり、
前記特徴判定手順は、前記判定対象情報と一致する選択条件情報の有無の判定を行い、一致する前記選択条件情報がない場合には、前記判定に関する判定結果情報を生成し、
前記選択条件情報は、前記通常状態情報及び前記例外状態情報のうち任意に選択された範囲の情報であり、
前記情報出力手順は、前記判定結果情報を出力し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記20)
前記特徴判定手順は、制御情報を含む前記判定結果情報を生成し、
前記各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な付記18又は19記載の記録媒体。
【産業上の利用可能性】
【0061】
本発明によれば、状態の組合せを発生頻度に基づいて分析を行い、その分析結果を利用して、検知した状態の組合せが通常とは異なる状態であるかを自動的に判定することができる。そのため、例えば、不正行為の検出等に有用である。
【符号の説明】
【0062】
10 解析情報頻度分析装置
11 解析情報取得部
12 分析対象生成部
13 頻度分析部
14 析結果出力部
20 検知情報特徴判定装置
21 情報取得部
22 判定対象生成部
23 特徴判定部
24 情報出力部
101 中央処理装置
102 メモリ
103 バス
104 記憶装置
105 入力装置
106 出力装置
107 通信デバイス