(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024132676
(43)【公開日】2024-10-01
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
G09F 13/04 20060101AFI20240920BHJP
F21S 2/00 20160101ALI20240920BHJP
G09F 13/00 20060101ALI20240920BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20240920BHJP
【FI】
G09F13/04 Z
F21S2/00 435
G09F13/00 W
F21Y115:10
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023043541
(22)【出願日】2023-03-17
(71)【出願人】
【識別番号】000002945
【氏名又は名称】オムロン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100155712
【弁理士】
【氏名又は名称】村上 尚
(72)【発明者】
【氏名】田上 靖宏
(72)【発明者】
【氏名】森 裕都
【テーマコード(参考)】
3K244
5C096
【Fターム(参考)】
3K244AA06
3K244BA04
3K244BA09
3K244BA18
3K244BA22
3K244BA48
3K244BA50
3K244CA03
3K244DA01
3K244DA17
3K244EA02
3K244EA12
3K244ED03
3K244ED12
3K244ED13
3K244ED29
5C096AA11
5C096BA01
5C096BC15
5C096CB02
5C096DC04
(57)【要約】
【課題】演出効果の高い表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置(1)の導光板(2)は、第1領域(R1)と第2領域(R2)と第3領域(R3)とを備え、第1光源(4)が発光している際の第1領域の出射光量の最大値と第3領域の出射光量の最大値との差、および、第2光源(5)が発光している際の第2領域の出射光量の最大値と第3領域の出射光量の最大値との差が、それぞれ第3領域の出射光量の最大値の30%以内である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の光源と、
前記光源から入射した光を導光し、その一部を光出射面から出射させる導光板と、を備え、
前記導光板は、
少なくとも1つの前記光源である第1光源から入射した光を偏向して所定方向を中心に出射させる複数の第1出射構造部を含む第1領域と、
少なくとも1つの前記光源であり、前記第1光源とは異なる第2光源から入射した光を偏向して前記所定方向を中心に出射させる複数の第2出射構造部を含む第2領域と、
少なくとも1つの前記光源から入射した光を偏向して前記所定方向を中心に出射させる複数の第3出射構造部を含む第3領域と、を備え、
前記第1領域、前記第2領域、および前記第3領域は互いに隣接または一部重複して配置されており、
前記第1光源が発光する期間と前記第2光源が発光する期間とは異なっており、
前記第3領域の単位面積当たりの特定色成分の出射光量は、前記第1光源が発光している期間と、前記第2光源が発光している期間とで略同一であり、
(1)前記第1光源が発光している際の前記第1領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値と、前記第3領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値との差、および、
(2)前記第2光源が発光している際の前記第2領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値と、前記第3領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値との差が、
それぞれ前記第3領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値の30%以内である表示装置。
【請求項2】
前記第1光源が発光している際の前記第2領域の単位面積当たりの前記所定方向への出射光量の最大値が、前記第1光源が発光している際の前記第1領域の単位面積当たりの前記所定方向への出射光量の最大値の70%以下であり、
前記第2光源が発光している際の前記第1領域の単位面積当たりの前記所定方向への出射光量の最大値が、前記第2光源が発光している際の前記第2領域の単位面積当たりの前記所定方向への出射光量の最大値の70%以下である、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記所定方向への出射光量が最大となる入射方向を前記第1光源と前記第2光源との間の方向とする複数の第4出射構造部を含む第4領域とを備え、
前記第4領域が、前記第1領域と前記第2領域との間に配置される、請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記第1出射構造部および前記第2出射構造部における、前記光源からの光を偏向させる反射面は、曲面形状を含む、請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記反射面の曲面形状は所定の曲率を有しており、前記第1出射構造部においては前記第1光源からの距離に応じて前記曲率が異なっており、前記第2出射構造部においては前記第2光源からの距離に応じて前記曲率が異なっている、請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記第1領域は、互いに異なる位置に配置される複数の部分第1領域を含んでいるととともに、
前記第2領域は、互いに異なる位置に配置される複数の部分第2領域を含んでおり、
複数の前記部分第1領域に関して、その中心を結ぶ直線または曲線と、
複数の前記部分第2領域に関して、その中心を結ぶ直線または曲線と、が略平行または略相似形になっている、請求項1に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光によって特定の画像を表示する表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
光によって特定の画像を表示する表示装置の例が、特許文献1に開示されている。当該表示装置は、可視光に対して透明な板状に形成され、複数のパターンを表示可能な導光板と、導光板の側壁の一辺に沿って並べて配置される複数の光源と、を有する。また、当該表示装置は、複数の光源の点灯の順序を指定する点灯順序情報を記憶する記憶部と、点灯順序情報に従って複数の光源の点灯および消灯を制御する制御部と、も有する。導光板は、その側壁の一辺に設けられ、複数の光源と対向し、複数の光源から発した可視光を導光板内に入射させる入射面と、導光板の一方の面に配列された複数のプリズムを有する。複数のプリズムは、導光板により表示されるパターンごとに、そのパターンに沿って配列されている。また、複数のプリズムは、複数の光源のうち、そのパターンに対応する光源から発して入射面から導光板内に入射した可視光を導光板の他方の面へ向けて反射する。当該表示装置によれば、複数の光源のうちの点灯する光源に応じて表示させるパターンを動的に切り替え可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されている表示装置では、表示している画像を連続的に変化させるものではない。このため、演出効果が低いという問題がある。
【0005】
本発明の一態様は、演出効果の高い表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示装置は、複数の光源と、前記光源から入射した光を導光し、その一部を光出射面から出射させる導光板と、を備え、前記導光板は、少なくとも1つの前記光源である第1光源から入射した光を偏向して所定方向を中心に出射させる複数の第1出射構造部を含む第1領域と、少なくとも1つの前記光源であり、前記第1光源とは異なる第2光源から入射した光を偏向して前記所定方向を中心に出射させる複数の第2出射構造部を含む第2領域と、少なくとも1つの前記光源から入射した光を偏向して前記所定方向を中心に出射させる複数の第3出射構造部を含む第3領域と、を備え、前記第1領域、前記第2領域、および前記第3領域は互いに隣接または一部重複して配置されており、前記第1光源が発光する期間と前記第2光源が発光する期間とは異なっており、前記第3領域の単位面積当たりの特定色成分の出射光量は、前記第1光源が発光している期間と、前記第2光源が発光している期間とで略同一であり、(1)前記第1光源が発光している際の前記第1領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値と、前記第3領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値との差、および、(2)前記第2光源が発光している際の前記第2領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値と、前記第3領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値との差が、それぞれ前記第3領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値の30%以内である。
【0007】
上記の構成によれば、第3領域に隣接または一部重複する第1領域および第2領域が切り替えられて光を出射する。この際に、第1領域の単位面積当たりの出射光量の最大値、および、第2領域の単位面積当たりの出射光量の最大値と、第3領域の単位面積当たりの出射光量との差が、それぞれ第3領域の単位面積当たりの出射光量の30%以内であるので、第3領域によって表示される画像に隣接する画像が揺れているように見えるような表示を行うことができる。よって、導光板を用いた表示装置における表示の表現の幅を広げることができ、演出効果の高い表示装置を提供することが可能となる。
【0008】
また、本発明の一態様に係る表示装置において、前記第1光源が発光している際の前記第2領域の単位面積当たりの前記所定方向への出射光量の最大値が、前記第1光源が発光している際の前記第1領域の単位面積当たりの前記所定方向への出射光量の最大値の70%以下であり、前記第2光源が発光している際の前記第1領域の単位面積当たりの前記所定方向への出射光量の最大値が、前記第2光源が発光している際の前記第2領域の単位面積当たりの前記所定方向への出射光量の最大値の70%以下であってよい。
【0009】
上記の構成によれば、第1光源発光時または第2光源発光時における、第1領域の所定方向への出射光量の最大値と、第2領域の所定方向への出射光量の最大値とに明確な差を設けることができる。よって、画像が揺れているような表示をより明確に行うことができる。
【0010】
また、本発明の一態様に係る表示装置は、前記所定方向への出射光量が最大となる入射方向を前記第1光源と前記第2光源との間の方向とする複数の第4出射構造部を含む第4領域とを備え、前記第4領域が、前記第1領域と前記第2領域との間に配置されてよい。
【0011】
上記の構成によれば、観察者には、第4領域が含む複数の第4出射構造部から出射された光が、光出射面上における、第1領域から出射された光によって生じた第1の発光領域と、第2領域から出射された光によって生じた第2の発光領域との境界を補完するように見えることになる。すなわち、例えば、第1光源を点灯させた後に第2光源を点灯させるような制御が行われた場合、第1の発光領域から第2の発光領域に滑らかに光が移動するような表示演出を実現できる。また、例えば、第1光源と第2光源とを点灯させた状態で、観察者の視点が移動した場合にも、第1の発光領域から第2の発光領域に滑らかに光が移動するような表示演出を実現できる。
【0012】
また、本発明の一態様に係る表示装置において、前記第1出射構造部および前記第2出射構造部における、前記光源からの光を偏向させる反射面は、曲面形状を含んでよい。
【0013】
上記の構成によれば、第1出射構造部および第2出射構造部において光を偏向させることが可能な光源の位置の範囲をコントロールすることができる。
【0014】
また、本発明の一態様に係る表示装置において、前記反射面の曲面形状は所定の曲率を有しており、前記第1出射構造部においては前記第1光源からの距離に応じて前記曲率が異なっており、前記第2出射構造部においては前記第2光源からの距離に応じて前記曲率が異なっていてよい。
【0015】
上記の構成によれば、例えば、光源に近い曲面形状では、比較的曲率を大きくすることにより光源からの光を十分に偏向させ、光源に遠い曲面形状では、比較的曲率を小さくすることによって、所望の光源からの光のみを偏向させる、ということが可能となる。
【0016】
また、本発明の一態様に係る表示装置において、前記第1領域は、互いに異なる位置に配置される複数の部分第1領域を含んでいるととともに、前記第2領域は、互いに異なる位置に配置される複数の部分第2領域を含んでおり、複数の前記部分第1領域に関して、その中心を結ぶ直線または曲線と、複数の前記部分第2領域に関して、その中心を結ぶ直線または曲線と、が略平行または略相似形になっている。
【0017】
上記の構成によれば、第1領域および第2領域がそれぞれ複数の位置に分散している場合に、第1光源の発光から第2光源の発光に切り替えられると、発光領域が直線的または相似的に移動するように見える。すなわち、表示画像が波紋の移動や広がりのように見える演出表示を実現することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明の一態様によれば、演出効果の高い表示装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】実施形態1に係る表示装置の構成の概略を示す図である。
【
図2】実施形態1に係る表示装置が表示する画像の概略を示す図である。
【
図3】実施形態1に係る表示装置が表示する画像の一例を示す図である。
【
図4】実施形態1に係る表示装置が表示する画像の別の例を示す図である。
【
図5】実施形態1に係る表示装置が表示する画像が揺らめいて見えるか否かについての、官能試験の結果を示すグラフである。
【
図6】実施形態1に係る表示装置における光源の並び方の例を示す図である。
【
図7】実施形態2に係る表示装置の、要部の構成の概略を示す図である。
【
図8】実施形態3に係る出射構造部の形状の例を示す平面図である。
【
図9】実施形態4に係る表示装置の構成の概略を示す図である。
【
図10】実施形態4に係る表示装置における表示画像の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。
【0021】
図1は、実施形態1に係る表示装置1の構成の概略を示す図である。
図1に示すように、表示装置1は、導光板2と、導光板2の一端面に沿って一列に並べて配置された複数の光源14と、光源制御部3とを備えている。
【0022】
複数の光源14は、導光板2の一端面から内部に向けて光を照射する。複数の光源14の例として、LED(Light Emitting Diode)等が挙げられるが、これに限られない。複数の光源14は、それぞれ、出射する光の光量を調整可能であってもよく、出射する光の色を調整可能であってもよい。また、複数の光源14の間の距離は、例えば5mm以上かつ10mm以下であってよいがこれに限られない。また、複数の光源14の間の距離は、規則的でなくてもよい。
【0023】
導光板2は、光源14から入射した光を導光し、その一部を光出射面から出射させる。導光板2は、光透過性の筺体から構成されている。
図1においては、光出射面は、導光板2が有する面のうち、紙面に平行な面、かつ手前側に位置する面である。
【0024】
導光板2は、複数の出射構造部20を含む。視認性を考慮し、
図1では一部の出射構造部20のみを図示し、さらにそのうちの一部にのみ符号を付している。出射構造部20は、光源14から入射した光を偏向して所定方向を中心に出射させる。所定方向とは、例えば、表示装置1による表示画像を観察する観察者がいる方向として想定される方向である。出射構造部20の例として、プリズムまたはミラー等が挙げられる。出射構造部20は、光出射面と対向する面に配列され、光出射面に向かって凸な形状を有していてよい。出射構造部20のサイズは、例えば光源14から導光板2に光が入射する方向に垂直な方向において、50μm以上かつ200μm以下であってよいが、これに限られない。
【0025】
複数の出射構造部20の密度は、当該複数の出射構造部20が存在する領域から出射される光に必要とされる光量に応じて、適宜設定されてよい。複数の出射構造部20の密度、および/または、上述した出射構造部20のサイズを調整することで、当該複数の出射構造部20が存在する領域から出射される光の光量を調整できる。
【0026】
光源制御部3は、出射構造部20から出射される光によって光出射面上に表示された画像が、当該画像を見る観察者に対して動いて見えるように、複数の光源14の点灯および消灯を制御する。また、複数の光源14が出射する光の光量を調整可能である場合、光源制御部3は、複数の光源14が出射する光の光量をそれぞれ調整するように構成されてもよい。また、複数の光源14が出射する光の色を調整可能である場合、光源制御部3は、複数の光源14が出射する光の色をそれぞれ調整するように構成されてもよい。
【0027】
複数の光源14は、第1光源4を含む。また、複数の光源14は、第1光源4とは異なる第2光源5を含む。第1光源4が発光する期間と、第2光源5が発光する期間とは異なっている。すなわち、光源制御部3は、第1光源4を発光させている期間には第2光源5を発光させず、第2光源5を発光させている期間には第1光源4を発光させない。
【0028】
図1に示す例では、複数の光源14は、光源141,142,143,144,145を含む。光源141~145は、光源制御部3による制御において、第1光源4および第2光源5とされ得る光源14である。ただし、第1光源4および第2光源5とされ得る光源14の数および配置はこれに限られない。また、複数の光源14は、第1光源4および第2光源5とされない光源14をさらに含んでいてもよい。
【0029】
図1においては、光源141が第1光源4であり、光源142が第2光源5である。ただし、光源制御部3は、光源141~145のうちで、どれを第1光源4とし、どれを第2光源5とするかを、制御の過程で随時変更してよい。例えば、光源制御部3は、光源141~145を、この順で第1光源4および第2光源5としてよい。また、光源制御部3は、光源141~145のうち、第1光源4および第2光源5のいずれともしていない光源14については消灯させてよい。
【0030】
図1においては、第1光源4および第2光源5の数はそれぞれ1つである。ただし、第1光源4および第2光源5の数はこれに限られず、例えば2つ以上ずつであってもよい。この場合、第1光源4となる光源14の組み合わせと第2光源5となる光源14の組み合わせとは、完全に一致していなければよく、一部において重複していてもよい。例えば光源制御部3は、ある時点において、光源141,142を第1光源4とし、光源142,143を第2光源5としてよい。また、例えば光源制御部3は、次に第1光源4および第2光源5を変更した場合に、光源142,143を第1光源4とし、光源143,144を第2光源5としてもよい。
【0031】
このような光源制御部3の機能は、例えば制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムにより実現することができる。また、光源制御部3は、論理回路により実現することも可能である。また、光源制御部3は、第1光源4および第2光源5の選択および制御に必要な情報を記憶した記憶装置(不図示)と通信可能に接続されていてよい。
【0032】
導光板2は、第1領域R1と、第2領域R2と、第3領域R3とを備える。第1領域R1は、第1光源4から入射した光を偏向して所定方向を中心に出射させる複数の第1出射構造部21を含む。第2領域R2は、第2光源5から入射した光を偏向して所定方向を中心に出射させる複数の第2出射構造部22を含む。第3領域R3は、光源14から入射した光を偏向して所定方向を中心に出射させる複数の第3出射構造部23を含む。簡単のため、
図1においては、第1出射構造部21および第2出射構造部22をそれぞれ1つのみ図示している。
【0033】
図1においては、第1領域R1、第2領域R2、および第3領域R3は、互いに隣接して配置されている。また、第1領域R1、第2領域R2、および第3領域R3は、互いに一部重複して配置されていてもよい。
【0034】
上述したとおり、光源制御部3は、複数の光源14のうち、どれを第1光源4とし、どれを第2光源5とするかを随時変更してよい。第1光源4および第2光源5が変更される場合、第1出射構造部21および第2出射構造部22の位置、並びに第1領域R1および第2領域R2の位置も併せて変更される。
図1において、第1領域R1および第2領域R2となり得る領域を、動的表示領域R12として示している。
【0035】
第1光源4が発光している際の、第1領域R1の単位面積当たりの所定方向への特定色成分の出射光量の最大値と、第3領域R3の単位面積当たりの所定方向への特定色成分の出射光量の最大値との差は、第3領域R3の単位面積当たりの所定方向への特定色成分の出射光量の最大値の30%以内である。さらに、第2光源5が発光している際の、第2領域R2の単位面積当たりの所定方向への特定色成分の出射光量の最大値と、第3領域R3の単位面積当たりの所定方向への特定色成分の出射光量の最大値との差は、第3領域R3の単位面積当たりの所定方向への特定色成分の出射光量の最大値の30%以内である。換言すれば、第1光源4が発光している際の、第3領域R3の単位面積当たりの所定方向への特定色成分の出射光量の最大値を100とした場合、第1領域R1の単位面積当たりの所定方向への特定色成分の出射光量の最大値は、70以上かつ130以下であればよい。また、第2光源5が発光している際の、第3領域R3の単位面積当たりの所定方向への特定色成分の出射光量の最大値を100とした場合、第2領域R2の単位面積当たりの所定方向への特定色成分の出射光量の最大値は、70以上かつ130以下であればよい。ここでいう特定色成分とは、例えば赤、緑、および青の成分のそれぞれであってもよく、表示画像においてメインとなる特定の色であってもよい。これにより、第3領域R3によって表示される画像に隣接する、第1領域R1または第2領域R2によって表示される画像が揺れているように見えるような表示を行うことができる。
【0036】
第3領域R3の単位面積当たりの、特定色成分の出射光量は、第1光源4が発光している期間と、第2光源5が発光している期間とで略同一である。具体的には、出射光量が多い期間と少ない期間とでの出射光量の差が、出射光量が多い期間の出射光量の20%以下であってよい。
【0037】
例えば、第3領域R3は、第1光源4から入射する光を偏向させる第3出射構造部23と、第2光源5から入射する光を偏向させる第3出射構造部23とを含んでいてよい。この場合、第3領域R3は、第1光源4が発光する期間には、第1光源4から入射する光を偏向させて光出射面から出射させる。また、第3領域R3は、第2光源5が発光している期間には、第2光源5から入射する光を偏向させて光出射面から出射させる。この場合、光源制御部3は、同時に発光させる第1光源4または第2光源5の数を一定としてよい。
【0038】
または、第3領域R3は、第1光源4および第2光源5とは別の光源14から入射した光を偏向させる第3出射構造部23を含んでいてもよい。この場合、当該別の光源14は、第1光源4および第2光源5にならない光源14であってよい。
【0039】
図1に示す例では、第3領域R3は、近接第3領域R31と、離隔第3領域R32とを含む。近接第3領域R31は、第3領域R3の中で、第1領域R1および第2領域R2に特に近接している領域である。離隔第3領域R32は、第3領域R3の中で、近接第3領域R31と比較すると第1領域R1および第2領域R2から離隔している領域である。
【0040】
近接第3領域R31の出射光量の最大値は、第1領域R1および第2領域R2の出射光量の最大値に応じて定まる。これに対し、離隔第3領域R32の出射光量は、第1領域R1および第2領域R2の出射光量の最大値に無関係であってよい。例えば、離隔第3領域R32内における位置に応じて、出射光量に階調が設定されてもよい。また、離隔第3領域R32に含まれる第3出射構造部23が偏向させる光を入射させる光源14に応じて、離隔第3領域R32による表示画像が変化してもよい。
【0041】
図2は、表示装置1が表示する画像の概略を示す図である。
図3は、表示装置1が表示する画像の一例を示す図である。
図2および
図3では、炎のように揺らめく画像の例を示している。
図2に示す例では、第3領域R3は常に発光している。一方、動的表示領域R12の発光の状態は、光源制御部3が光源141~145のどれを第1光源4とし、どれを第2光源5とするかに応じて変化していく。その結果、観察者からは、表示装置1が表示する画像が、
図2の符号201~203および
図3に示すように、炎のように揺らめいて見える。
【0042】
図4は、表示装置1が表示する画像の別の例を示す図である。
図4に示す例では、動的表示領域R12と、第3領域R3とが、互いに隣接する矩形状の領域となっている。
【0043】
図4に示す例では、第1領域R1において第1出射構造部21の出射光量が最大になる第1光源4の方向が、第1出射構造部21の位置に応じて連続的に変化する。このため、第1光源4および第2光源5を光源制御部3が連続的に切り替えることで、
図4において符号401~406に示すように、動的表示領域R12の発光する位置が連続的に変化する。
【0044】
図5は、表示装置1が表示する画像が揺らめいて見えるか否かについての、官能試験の結果を示すグラフである。
図5に示すグラフにおいて、横軸は、(i)第1光源4が発光している際の、第2領域R2の単位面積当たりの所定方向への出射光量の最大値の、当該際の第1領域R1の単位面積当たりの所定方向への出射光量の最大値に対する比率、および、(ii)第2光源5が発光している際の、第1領域R1の単位面積当たりの所定方向への出射光量の最大値の、当該際の第2領域R2の単位面積当たりの所定方向への出射光量の最大値の比率である。以下の説明では、これらの比率について、出射光量比率と称する場合がある。また、縦軸は、官能試験の被験者の総数に対する、画像が揺らめいて見えると評価した被験者の比率である。
【0045】
図5に示すように、出射光量比率が60%以下である場合、画像が揺らめいて見えると評価した被験者の比率は100%であった。また、出射光量比率が70%である場合、画像が揺らめいて見えると評価した被験者の比率は80%と、出射光量比率が60%以下である場合と比較して大きくは低下しなかった。しかし、出射光量比率が80%である場合、画像が揺らめいて見えると評価した被験者の比率は20%と、出射光量比率が70%以下である場合と比較して大きく低下した。出射光量比率が90%以上である場合、画像が揺らめいて見えると評価した被験者の比率は0となった。
【0046】
このため、表示装置1においては第1光源4が発光している際の、第2領域R2の単位面積当たりの所定方向への出射光量の最大値は、第1光源4が発光している際の、第1領域R1の単位面積当たりの所定方向への出射光量の最大値の70%以下であってよい。さらに、第2光源5が発光している際の、第1領域R1の単位面積当たりの所定方向への出射光量の最大値は、第2光源5が発光している際の、第2領域R2の単位面積当たりの所定方向への出射光量の最大値の70%以下であってよい。これにより、第1光源4の発光時または第2光源5の発光時における、第1領域R1の所定方向への出射光量の最大値と、第2領域R2の所定方向への出射光量の最大値とに明確な差を設けることができる。よって、画像が揺れているような表示をより明確に行うことができる。
【0047】
(変形例)
図6は、表示装置1における複数の光源14の並び方の例を示す図である。
図6において、符号601および符号602は、複数の光源14の並び方の、互いに異なる例を示す図である。簡単のため、
図6においては一部の光源14にのみ符号を付している。
【0048】
図1に示した例では、符号601に示すように、導光板2は、単純な矩形形状を有する。すなわち、導光板2は、四方それぞれに単一の辺を有する。複数の光源14は、導光板2の、単一の辺に沿うように並んでいる。しかし、複数の光源14の並び方はこれに限られない。
【0049】
図6の符号602に示す例では、導光板2は、単純な矩形形状ではなく、一方の側に、方向が互いに同じである複数の辺を有する。複数の光源14は、方向が互いに同じである複数の辺に沿うように並んでいてもよい。
【0050】
以上のように、複数の光源14は、導光板2から見て、一方の側にのみ配されていてよい。また、複数の光源14は、導光板2から見て二方向以上の側に配されていてもよい。ただし、表示装置1の部品点数の削減、および、他の装置への組み込み性の観点からは、複数の光源14は、導光板2から見て一方の側にのみ配されていることが好ましい。また、表示装置1における複数の光源14を、導光板2から見て一方の側にのみ配することで、別の側に光源を配し、別の方法による表示の演出を行わせることができる。
【0051】
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
【0052】
図7は、実施形態2に係る表示装置1Aの、要部の構成の概略を示す図である。簡単のため、
図7には、複数の光源14のうち、ある時点における第1光源4および第2光源5のみを示している。
図7に示すように、表示装置1Aは、導光板2の代わりに導光板2Aを備える点で、表示装置1と相違する。
【0053】
図7において、導光板2Aは、第1出射構造部6,8を含む第1領域R1を備える。また、導光板2Aは、第2出射構造部9,10を含む第2領域R2を備える。
図7においては、第3領域については省略している。
【0054】
さらに、導光板2Aは、第4出射構造部11,12,13を含む第4領域R4を備える。第4出射構造部11,12,13は、所定方向への出射光量が最大となる入射方向を、第1光源4と第2光源5との間の方向とする出射構造部である。
図7においては、第4出射構造部11の、所定方向への出射光量が最大となる入射方向を、導光板2Aの端面における位置X
4の方向としている。また、第4出射構造部12の、所定方向への出射光量が最大となる入射方向を、導光板2Aの端面における位置X
2の方向としている。また、第4出射構造部13の、所定方向への出射光量が最大となる入射方向を、導光板2Aの端面における位置X
3の方向としている。導光板2Aの端面における第1光源4の位置をX
n、第2光源5の位置をX
n+1としたとき、X
2,X
3,およびX
4は、いずれもX
nとX
n+1との間に位置する。
【0055】
また、導光板2Aは、出射構造部7をさらに備えていてもよい。出射構造部7は、所定方向への出射光量が最大となる入射方向を、第1光源4の位置と図示されない別の光源の位置との間の位置X1に向かう方向とする出射構造部である。
【0056】
第4領域R4は、第1領域R1と第2領域R2との間に配置されてよい。これにより、表示装置1Aの観察者には、第4領域R4が含む第4出射構造部11~13から出射された光が、(i)光出射面上における、第1領域R1から出射された光によって生じた第1の発光領域と、(ii)第2領域R2から出射された光によって生じた第2の発光領域と、の境界を補完するように見えることになる。すなわち、例えば、第1光源4を点灯させた後に、第1光源4を消灯させて第2光源5を点灯させるような制御を光源制御部3が行った場合、第1の発光領域から第2の発光領域に滑らかに光が移動するような表示演出を実現できる。また、例えば、第1光源4と第2光源5とを点灯させた状態で、観察者の視点が移動した場合にも、第1の発光領域から第2の発光領域に滑らかに光が移動するような表示演出を実現できる。
【0057】
〔実施形態3〕
図8は、実施形態3に係る出射構造部の形状の例を示す平面図である。
図8において、符号801~808は、出射構造部の形状の、互いに異なる例を示す。符号803~805については、光の入射方向に平行な断面における、出射構造部の断面図も併せて示している。符号801~808のいずれの例においても、光源14からの光は矢印26の方向から入射する。符号801~808の出射構造部は、それぞれ、光源14からの光を偏向させる反射面25を有する。
【0058】
符号801~808のいずれの例においても、反射面25は、曲面形状を含む。これにより、第1出射構造部21および第2出射構造部22において光を偏向させることが可能な光源14の位置の範囲をコントロールすることができる。
【0059】
ただし、本願に係る出射構造部において、反射面25は、必ずしも曲面形状を含んでいなくてもよい。反射面25が平面であっても、光源14から入射した光を偏向して所定方向を中心に出射させること自体は可能である。
【0060】
また、反射面25が曲面形状を含む場合、当該曲面形状は所定の曲率を有していてよい。反射面25の曲率は、第1出射構造部21においては第1光源4からの距離に応じて異なっていてよく、第2出射構造部22においては第2光源5からの距離に応じて異なっていてよい。これにより、例えば、第1光源4または第2光源5に近い出射構造部の曲面形状では、比較的曲率を大きくすることにより、第1光源4または第2光源5からの光を十分に偏向させることができる。また、第1光源4または第2光源5に遠い出射構造部の曲面形状では、比較的曲率を小さくすることにより、所望の第1光源4または第2光源5からの光のみを偏向させることができる。
【0061】
〔実施形態4〕
図9は、実施形態4に係る表示装置1Bの構成の概略を示す図である。
図9に示すように、表示装置1Bは、導光板2の代わりに導光板2Bを備える点で、表示装置1と相違する。
【0062】
表示装置1Bにおいては、第1領域R1は、互いに異なる位置に配置される複数の部分第1領域R1aを含んでいる。また、第2領域R2は、互いに異なる位置に配置される複数の部分第2領域R2aを含んでいる。
【0063】
複数の部分第1領域R1aに関して、その中心を結ぶ直線または曲線と、複数の部分第2領域R2aに関して、その中心を結ぶ直線または曲線と、が略平行または略相似形になっている。このため、光源制御部3が第1光源4の発光から第2光源5の発光に切り替えると、発光領域が直線的または相似的に移動するように見える。すなわち、表示画像が波紋の移動や広がりのように見える演出表示を実現することができる。
【0064】
図10は、表示装置1Bにおける表示画像の例を示す図である。
図10に示す例では、表示装置1Bは、表示画像の外縁部における色の濃淡が、時間経過とともに変化している画像を表示している。
図10において、符号1001,1002,1003,1004は、互いに異なる例を示す。ただし、表示装置1Bによる表示画像は、
図10に示した例に限定されない。
【0065】
表示装置1Bにおいては、例えば符号1001に示すように、部分第1領域R1aの中心を結ぶ曲線と、部分第2領域R2aの中心を結ぶ曲線とが、表示画像の中心を中心とする、互いに略相似形な円形または楕円形になっていてよい。この場合、光源制御部3は、表示画像の外縁部における色の濃淡を、表示画像の中心から円形または楕円形に拡大するように、またはその逆方向に変化させることができる。
【0066】
また、表示装置1Bにおいては、例えば符号1002に示すように、部分第1領域R1aの中心を結ぶ曲線と、部分第2領域R2aの中心を結ぶ曲線とが、表示画像の1つの隅を中心とする、互いに略相似形な円形になっていてよい。この場合、光源制御部3は、表示画像の外縁部における色の濃淡を、表示画像の隅から扇形に拡大するように、またはその逆方向に変化させることができる。
【0067】
また、表示装置1Bにおいては、例えば符号1003に示すように、部分第1領域R1aの中心を結ぶ直線と、部分第2領域R2aの中心を結ぶ直線とが、略平行になっていてよい。この場合、光源制御部3は、表示画像の外縁部における色の濃淡を、表示画像の一方の側から他方の側へ、直線が移動するように変化させることができる。
【0068】
また、表示装置1Bにおいては、例えば符号1004に示すように、部分第1領域R1aの中心を結ぶ直線と、部分第2領域R2aの中心を結ぶ直線とが、重心が互いに同一である、互いに略相似形な矩形になっていてよい。この場合、光源制御部3は、表示画像の外縁部における色の濃淡を、矩形の重心に向かって縮小するように、またはその逆方向に変化させることができる。また、表示装置1Bにおいては、部分第1領域R1aの中心を結ぶ直線と、部分第2領域R2aの中心を結ぶ直線とが、互いに略相似形な、矩形とは別の多角形になっていてもよい。
【0069】
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る表示装置は、複数の光源と、前記光源から入射した光を導光し、その一部を光出射面から出射させる導光板と、を備え、前記導光板は、少なくとも1つの前記光源である第1光源から入射した光を偏向して所定方向を中心に出射させる複数の第1出射構造部を含む第1領域と、少なくとも1つの前記光源であり、前記第1光源とは異なる第2光源から入射した光を偏向して前記所定方向を中心に出射させる複数の第2出射構造部を含む第2領域と、少なくとも1つの前記光源から入射した光を偏向して前記所定方向を中心に出射させる複数の第3出射構造部を含む第3領域と、を備え、前記第1領域、前記第2領域、および前記第3領域は互いに隣接または一部重複して配置されており、前記第1光源が発光する期間と前記第2光源が発光する期間とは異なっており、前記第3領域の単位面積当たりの特定色成分の出射光量は、前記第1光源が発光している期間と、前記第2光源が発光している期間とで略同一であり、(1)前記第1光源が発光している際の前記第1領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値と、前記第3領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値との差、および、(2)前記第2光源が発光している際の前記第2領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値と、前記第3領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値との差が、それぞれ前記第3領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値の30%以内である。
【0070】
本発明の態様2に係る表示装置は、態様1において、前記第1光源が発光している際の前記第2領域の単位面積当たりの前記所定方向への出射光量の最大値が、前記第1光源が発光している際の前記第1領域の単位面積当たりの前記所定方向への出射光量の最大値の70%以下であり、前記第2光源が発光している際の前記第1領域の単位面積当たりの前記所定方向への出射光量の最大値が、前記第2光源が発光している際の前記第2領域の単位面積当たりの前記所定方向への出射光量の最大値の70%以下である。
【0071】
本発明の態様3に係る表示装置は、態様1または2において、前記所定方向への出射光量が最大となる入射方向を前記第1光源と前記第2光源との間の方向とする複数の第4出射構造部を含む第4領域とを備え、前記第4領域が、前記第1領域と前記第2領域との間に配置される。
【0072】
本発明の態様4に係る表示装置は、態様1から3のいずれかにおいて、前記第1出射構造部および前記第2出射構造部における、前記光源からの光を偏向させる反射面は、曲面形状を含む。
【0073】
本発明の態様5に係る表示装置は、態様4において、前記反射面の曲面形状は所定の曲率を有しており、前記第1出射構造部においては前記第1光源からの距離に応じて前記曲率が異なっており、前記第2出射構造部においては前記第2光源からの距離に応じて前記曲率が異なっている。
【0074】
本発明の態様6に係る表示装置は、態様1から5のいずれかにおいて、前記第1領域は、互いに異なる位置に配置される複数の部分第1領域を含んでいるととともに、前記第2領域は、互いに異なる位置に配置される複数の部分第2領域を含んでおり、複数の前記部分第1領域に関して、その中心を結ぶ直線または曲線と、複数の前記部分第2領域に関して、その中心を結ぶ直線または曲線と、が略平行または略相似形になっている。
【0075】
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0076】
1、1A、1B 表示装置
2、2A、2B 導光板
6、8、21 第1出射構造部
9、10、22 第2出射構造部
23 第3出射構造部
11、12、13 第4出射構造部
14 光源
4 第1光源
5 第2光源
25 反射面
R1 第1領域
R1a 部分第1領域
R2 第2領域
R2a 部分第2領域
R3 第3領域
R4 第4領域