(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024132716
(43)【公開日】2024-10-01
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/08 20120101AFI20240920BHJP
G06Q 30/0601 20230101ALI20240920BHJP
【FI】
G06Q30/08
G06Q30/0601 340
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023043608
(22)【出願日】2023-03-17
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山田 翔大
(72)【発明者】
【氏名】高西 由希子
(72)【発明者】
【氏名】小川(伊藤) 静那
(72)【発明者】
【氏名】中野(松尾) 怜
(72)【発明者】
【氏名】平瀬 愛実
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB08
5L030BB66
5L030BB73
5L049BB08
5L049BB66
5L049BB73
(57)【要約】
【課題】出品者が選択した利用者が、出品された商品を購入可能とする。
【解決手段】本願に係る情報処理装置は、商品を購入可能な利用者の選択を、当該商品を出品した出品者(例えば、フリーマーケットサービスやオークションサービスなどで商品を出品する出品者)から受け付ける受付部と、出品者により選択された利用者に対し、商品を購入可能な態様で商品に関する商品情報を提供(例えば、商品に対する購入操作を行うためのボタンを表示した商品ページを提供)する提供部とを有することを特徴とする。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品を購入可能な利用者の選択を、当該商品を出品した出品者から受け付ける受付部と、
前記出品者により選択された利用者に対し、前記商品を購入可能な態様で前記商品に関する商品情報を提供する提供部と
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記提供部は、
前記利用者以外の他の利用者に対し、前記商品を購入不可能な態様で前記商品情報を提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記提供部は、
前記利用者に対してのみ、前記商品情報を提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記受付部は、
前記商品を購入可能なグループの選択を前記出品者から受け付け、
利用者が前記グループに属するか否かを判定する判定部
をさらに有し、
前記提供部は、
前記グループに属すると判定された利用者に対し、前記商品を購入可能な態様で前記商品情報を提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記受付部は、
前記出品者が前記商品を出品したプラットフォーム以外のプラットフォームにおけるグループの選択を受け付ける
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記受付部は、
利用者が出品した商品を他の利用者が購入するプラットフォームにおいて、前記商品を購入可能な利用者の選択を前記出品者から受け付け、
前記提供部は、
前記プラットフォームを介して、前記利用者に対して前記商品を購入可能な態様で前記商品情報を提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
商品を購入可能な利用者の選択を、当該商品を出品した出品者から受け付ける受付工程と、
前記出品者により選択された利用者に対し、前記商品を購入可能な態様で前記商品に関する商品情報を提供する提供工程と
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項8】
商品を購入可能な利用者の選択を、当該商品を出品した出品者から受け付ける受付手順と、
前記出品者により選択された利用者に対し、前記商品を購入可能な態様で前記商品に関する商品情報を提供する提供手順と
をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子商取引サービスにおける商品の売買を支援するための技術が知られている。このような技術の一例として、入札者制限型オークションの場合、商品の入札参加者にキーワードを入力するページが表示され、指定したキーワードが出品者の登録したキーワードであるかを判定し、キーワードが正しい場合、通常の入札処理を行う技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来技術では、出品者が選択した利用者が、出品された商品を購入可能とすることができるとは限らない。
【0005】
例えば、上述した従来技術では、指定したキーワードが出品者の登録したキーワードである場合に入札処理を行っているに過ぎず、出品者が選択した利用者が、出品された商品を購入可能とすることができるとは限らない。
【0006】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、出品者が選択した利用者が、出品された商品を購入可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願に係る情報処理装置は、商品を購入可能な利用者の選択を、当該商品を出品した出品者から受け付ける受付部と、前記出品者により選択された利用者に対し、前記商品を購入可能な態様で前記商品に関する商品情報を提供する提供部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
実施形態の一態様によれば、出品者が選択した利用者が、出品された商品を購入可能とすることできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、第1の実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
【
図2】
図2は、第2の実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、第3の実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、第4の実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、実施形態に係る情報処理装置10の構成例を示す図である。
【
図6】
図6は、実施形態に係る利用者情報データベース31の一例を示す図である。
【
図7】
図7は、実施形態に係る商品情報データベース32の一例を示す図である。
【
図8】
図8は、第1の実施形態に係る情報処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【
図9】
図9は、第2の実施形態に係る情報処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【
図10】
図10は、第3の実施形態に係る情報処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【
図11】
図11は、第4の実施形態に係る情報処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【
図12】
図12は、情報処理装置10の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0011】
〔1.実施形態〕
〔1-1.第1の実施形態における情報処理の一例〕
図1を用いて、本実施形態の情報処理装置等により実現される情報処理を説明する。
図1は、第1の実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。なお、
図1では、本実施形態に係る情報処理の一例である情報処理装置10によって、第1の実施形態に係る情報処理などが実現されるものとする。
【0012】
図1に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、情報処理装置10と、利用者端末100と、出品者端末200とを含む。情報処理装置10、利用者端末100及び出品者端末200は、ネットワークN(例えば、
図5参照)を介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。なお、
図1に示した情報処理システム1には、複数台の情報処理装置10、複数台の利用者端末100及び複数台の出品者端末200が含まれていてもよい。
【0013】
図1に示す情報処理装置10は、情報処理を行う情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、情報処理装置10は、利用者が出品した取引対象(商品)を他の利用者が購入するプラットフォーム#1(例えば、フリーマーケットサービスや、オークションサービスなどといった電子商取引サービスを提供するプラットフォーム)を提供し、当該プラットフォームに対する各種の情報の登録を、商品を購入する利用者や、商品を出品する利用者(出品者)などからから受け付ける。
【0014】
なお、情報処理装置10は、プラットフォーム#1等の各種サービスに係るウェブサイトを提供するウェブサーバとしての機能を有していてもよい。また、情報処理装置10は、利用者端末100や出品者端末200にインストールされた各種サービスに関するアプリケーションに表示する情報を、利用者端末100に配信する装置であってもよい。また、情報処理装置10は、アプリケーションのデータそのものを配信するサーバであってもよい。
【0015】
図1に示す利用者端末100は、プラットフォーム#1において商品を購入する利用者によって利用される情報処理装置である。利用者端末100は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。また、利用者端末100は、情報処理装置10等によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、
図1に示す例では、利用者端末100がスマートフォンである場合を示す。
【0016】
図1に示す出品者端末200は、プラットフォーム#1において商品を出品する出品者によって利用される情報処理装置である。出品者端末200は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等により実現される。また、出品者端末200は、情報処理装置10等によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、
図1に示す例では、出品者端末200がスマートフォンである場合を示す。
【0017】
なお、情報処理装置10は、利用者端末100や出品者端末200に制御情報を配信する配信装置として機能してもよい。ここで、制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語やCSS(Cascading Style Sheets)等のスタイルシート言語により記述される。なお、情報処理装置10から配信されるアプリケーションそのものを制御情報とみなしてもよい。
【0018】
以下、
図1を用いて、情報処理装置10が行う情報処理の一例について説明する。なお、以下の説明では、利用者端末100を利用する利用者に応じて、利用者端末100-1~100-N(Nは任意の自然数)として説明する。例えば、利用者端末100-1は、利用者ID「UID#1」により識別される利用者(利用者U1)により使用される利用者端末100である。また、以下では、利用者端末100-1~100-Nについて、特に区別なく説明する場合には、利用者端末100と記載する。また、以下の説明では、利用者端末100を利用者と同一視する場合がある。すなわち、以下では、利用者を利用者端末100と読み替えることもできる。
【0019】
また、以下の説明では、出品者端末200を利用する出品者に応じて、出品者端末200-1~200-N(Nは任意の自然数)として説明する。例えば、出品者端末200-1は、出品者ID「EID#1」により識別される出品者(出品者E1)により使用される出品者端末200である。また、以下では、出品者端末200-1~200-Nについて、特に区別なく説明する場合には、出品者端末200と記載する。また、以下の説明では、出品者端末200を出品者と同一視する場合がある。すなわち、以下では、出品者を出品者端末200と読み替えることもできる。
【0020】
まず、情報処理装置10は、プラットフォーム#1を介して利用者が入力した、出品者E1に対するメッセージを利用者端末100から受け付ける(ステップSa1)。続いて、情報処理装置10は、利用者が入力したメッセージを、プラットフォーム#1上の商品#1に関する商品ページ#1上で表示する(ステップSa2)。例えば、利用者は、ハンドメイドの商品#1を出品した出品者E1に対し、価格の交渉に関するメッセージや、商品#1の一部の素材や色などの変更を要求する旨のメッセージなどを送信する。また、情報処理装置10は、利用者から送信されたメッセージに対する出品者E1の応答を、商品ページ#1上で表示する。
【0021】
続いて、情報処理装置10は、商品#1を購入可能とする利用者の選択を、出品者E1から受け付ける(ステップSa3)。例えば、情報処理装置10は、出品者E1に対するメッセージを送信した利用者の中から、商品#1を購入可能とする利用者の選択を受け付ける。
【0022】
ここで、
図1の例において、出品者E1が、利用者U1を選択したものとする。この場合、情報処理装置10は、利用者U1に対し、商品#1を購入可能な態様で商品#1に関する商品情報を提供する(ステップSa4)。例えば、情報処理装置10は、商品#1に対する購入操作を行うためのボタン(購入ボタン)を表示した商品ページ#1を利用者U1に提供する。また、情報処理装置10は、購入ボタンを非表示とし、出品者E1及び利用者U1のメッセージのやり取りを表示する商品ページ#1を、利用者U1以外の他の利用者に提供する。
【0023】
なお、情報処理装置10は、利用者U1にのみ商品ページ#1を提供し、利用者U1以外の他の利用者に商品ページ#1を提供しなくともよい。また、情報処理装置10は、利用者U1以外の他の利用者に対し、商品ページ#1の一部(例えば、商品#1の名称や、価格、画像など)を提供してもよい。
【0024】
ここで、
図1の例において、情報処理装置10は、商品を購入可能とする利用者を複数選択可能としても良い。例えば、情報処理装置10は、商品#2を出品する出品者E2から、商品#2を購入可能とするグループ#1の選択を受け付ける(ステップSa5)。ここで、グループ#1とは、例えば、プラットフォーム#1以外の他のプラットフォーム#2において形成されるグループを示す。具体的な例を挙げると、グループ#1は、SNS(Social Networking Service)における出品者E2のフォロワーや、動画配信サービスにおける出品者E2のチャンネル登録者、出品者E2に関するファンクラブの会員などを示す。
【0025】
続いて、情報処理装置10は、利用者がグループ#1に属するか否かを判定する(ステップSa6)。例えば、情報処理装置10は、利用者から商品#2に関する商品ページ#2の提供要求を受信した場合、API等を介して、プラットフォーム#2を提供するサーバ装置等に対し、当該利用者がグループ#1に属するか否かの認証処理を行う。
【0026】
続いて、情報処理装置10は、グループ#1に属する利用者に対し、商品#2に関する商品情報を提供する(ステップSa7)。例えば、情報処理装置10は、グループ#1に属する利用者に対し、商品#2の購入ボタンを表示した商品ページ#2を提供する。また、情報処理装置10は、グループ#1に属さない利用者に対し、購入ボタンを非表示とした商品ページ#2を提供する。
【0027】
なお、情報処理装置10は、グループ#1に属する利用者にのみ商品ページ#2を提供し、グループ#1に属さない利用者に商品ページ#2を提供しなくともよい。また、情報処理装置10は、グループ#1に属さない利用者に対し、商品ページ#2の一部を提供してもよい。
【0028】
以上のように、実施形態に係る情報処理装置10は、出品者が選択した利用者に対し、購入ボタンを表示した商品ページを提供することができる。すなわち、実施形態に係る情報処理装置10は、出品者が選択した利用者が、出品された商品を購入可能とすることできる。
【0029】
〔1-2.第2の実施形態における情報処理の一例〕
次に、
図2を用いて、本実施形態の情報処理装置等により実現される第2の実施形態に係る情報処理について説明する。
図2は、第2の実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。なお、
図2では、本実施形態に係る情報処理の一例である情報処理装置10によって、第2の実施形態に係る情報処理などが実現されるものとする。
【0030】
図2に示すように、実施形態に係る情報処理システム2は、情報処理装置10と、利用者端末100と、出品者端末200とを含む。情報処理装置10、利用者端末100及び出品者端末200は、ネットワークNを介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWANである。なお、
図2に示した情報処理システム2には、複数台の情報処理装置10、複数台の利用者端末100及び複数台の出品者端末200が含まれていてもよい。
【0031】
図2に示す情報処理装置10、利用者端末100及び出品者端末200は、
図1に示す情報処理システム1と同様の構成であるため、説明を省略する。
【0032】
以下、
図2を用いて、情報処理装置10が行う情報処理の一例について説明する。なお、以下の説明では、利用者端末100を利用する利用者に応じて、利用者端末100-1~100-N(Nは任意の自然数)として説明する。例えば、利用者端末100-1は、利用者ID「UID#1」により識別される利用者(利用者U1)により使用される利用者端末100である。また、以下では、利用者端末100-1~100-Nについて、特に区別なく説明する場合には、利用者端末100と記載する。また、以下の説明では、利用者端末100を利用者と同一視する場合がある。すなわち、以下では、利用者を利用者端末100と読み替えることもできる。
【0033】
また、以下の説明では、出品者端末200を利用する出品者に応じて、出品者端末200-1~200-N(Nは任意の自然数)として説明する。例えば、出品者端末200-1は、出品者ID「EID#1」により識別される出品者(出品者E1)により使用される出品者端末200である。また、以下では、出品者端末200-1~200-Nについて、特に区別なく説明する場合には、出品者端末200と記載する。また、以下の説明では、出品者端末200を出品者と同一視する場合がある。すなわち、以下では、出品者を出品者端末200と読み替えることもできる。
【0034】
まず、情報処理装置10は、プラットフォーム#1を介して利用者が入力した、出品者E1に対するメッセージを利用者端末100から受け付ける(ステップSb1)。続いて、情報処理装置10は、利用者が入力したメッセージを、プラットフォーム#1上の商品#1に関する商品ページ#1上で表示する(ステップSb2)。例えば、利用者は、ハンドメイドの商品#1を出品した出品者E1に対し、価格の交渉に関するメッセージや、商品#1の一部の素材や色などの変更を要求する旨のメッセージなどを送信する。また、情報処理装置10は、利用者から送信されたメッセージに対する出品者E1の応答を、商品ページ#1上で表示する。
【0035】
ここで、
図2の例において、出品者E1が、利用者U1からの要求に応え、商品#1のバリエーションである関連商品#1(例えば、商品#1の一部の素材や色などを変更した商品)を出品することを希望したものとする。このような場合、情報処理装置10は、関連商品#1の出品依頼を出品者E1から受け付ける(ステップSb3)。例えば、情報処理装置10は、利用者U1を関連商品#1を購入可能な利用者として選択した出品依頼を受け付ける。
【0036】
続いて、情報処理装置10は、商品ページ#1上における出品者E1及び利用者U1のメッセージのやり取りに基づいて、関連商品#1に関する商品情報を生成する(ステップSb4)。例えば、情報処理装置10は、利用者U1が希望した変更内容を示すメッセージや、当該変更内容に対して出品者E1が提示した価格に関するメッセージなどに基づいて、関連商品#1に関する商品情報を生成する。具体的な例を挙げると、情報処理装置10は、商品#1からの変更内容や、商品#1から変更した関連商品#1の価格などを示す商品情報を生成する。
【0037】
続いて、情報処理装置10は、関連商品#1に関する商品情報を利用者U1に提供する(ステップSb5)。例えば、情報処理装置10は、関連商品#1に関する商品情報に基づいて、関連商品#3の購入ボタンを表示した商品ページ#3を利用者U1に提供する。また、情報処理装置10は、購入ボタンを非表示とした商品ページ#3を、利用者U1以外の他の利用者に提供する。
【0038】
なお、情報処理装置10は、利用者U1にのみ商品ページ#3を提供し、利用者U1以外の他の利用者に商品ページ#3を提供しなくともよい。また、情報処理装置10は、利用者U1以外の他の利用者に対し、商品ページ#3の一部を提供してもよい。
【0039】
以上のように、実施形態に係る情報処理装置10は、出品者が出品した商品に対する利用者からの要求に応えた関連商品に関する情報を生成し、生成した情報を、当該利用者が関連商品を購入可能な態様で提供する。これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、出品された商品に関連する関連商品を利用者が購入可能とすることできる。
【0040】
〔1-3.第3の実施形態における情報処理の一例〕
次に、
図3を用いて、本実施形態の情報処理装置等により実現される第3の実施形態に係る情報処理について説明する。
図3は、第3の実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。なお、
図3では、本実施形態に係る情報処理の一例である情報処理装置10によって、第3の実施形態に係る情報処理などが実現されるものとする。
【0041】
図3に示すように、実施形態に係る情報処理システム3は、情報処理装置10と、利用者端末100と、出品者端末200とを含む。情報処理装置10、利用者端末100及び出品者端末200は、ネットワークNを介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWANである。なお、
図3に示した情報処理システム3には、複数台の情報処理装置10、複数台の利用者端末100及び複数台の出品者端末200が含まれていてもよい。
【0042】
図3に示す情報処理装置10、利用者端末100及び出品者端末200は、
図1に示す情報処理システム1と同様の構成であるため、説明を省略する。
【0043】
以下、
図3を用いて、情報処理装置10が行う情報処理の一例について説明する。なお、以下の説明では、利用者端末100を利用する利用者に応じて、利用者端末100-1~100-N(Nは任意の自然数)として説明する。例えば、利用者端末100-1は、利用者ID「UID#1」により識別される利用者(利用者U1)により使用される利用者端末100である。また、以下では、利用者端末100-1~100-Nについて、特に区別なく説明する場合には、利用者端末100と記載する。また、以下の説明では、利用者端末100を利用者と同一視する場合がある。すなわち、以下では、利用者を利用者端末100と読み替えることもできる。
【0044】
また、以下の説明では、出品者端末200を利用する出品者に応じて、出品者端末200-1~200-N(Nは任意の自然数)として説明する。例えば、出品者端末200-1は、出品者ID「EID#1」により識別される出品者(出品者E1)により使用される出品者端末200である。また、以下では、出品者端末200-1~200-Nについて、特に区別なく説明する場合には、出品者端末200と記載する。また、以下の説明では、出品者端末200を出品者と同一視する場合がある。すなわち、以下では、出品者を出品者端末200と読み替えることもできる。
【0045】
まず、情報処理装置10は、出品者E3が出品したセット商品#1のうち、一部の商品に対する出品依頼を利用者U1から受け付ける(ステップSc1)。例えば、情報処理装置10は、複数の商品から構成されるセット商品#1(例えば、書籍の1巻~10巻のセット)のうち、一部の商品#1-1(例えば、書籍の1巻~5巻)に対する出品依頼を受け付ける。
【0046】
続いて、情報処理装置10は、利用者U1からの商品#1-1の出品依頼を出品者E3に送信する(ステップSc2)。ここで、
図3の例において、商品#1-1の出品を出品者E3が希望したものとする。この場合、出品者E3は、商品#1-1の出品を情報処理装置10に対して行う(ステップSc3)。例えば、出品者E3は、商品#1-1を出品する旨の情報とともに、商品#1-1の画像や、商品#1-1の価格などを示す情報を情報処理装置10に送信する。
【0047】
続いて、情報処理装置10は、商品#1-1に関する商品情報を生成する(ステップSc4)。例えば、情報処理装置10は、ステップSc3において出品者E3から受信した情報に基づいて、商品#1-1に関する商品情報を生成する。
【0048】
続いて、情報処理装置10は、商品#1-1に関する商品情報を利用者U1に提供する(ステップSc5)。例えば、情報処理装置10は、商品#1-1に関する商品情報に基づいて、商品#1-1の購入ボタンを表示した商品ページ#4を利用者U1に提供する。また、情報処理装置10は、購入ボタンを非表示とした商品ページ#4を、利用者U1以外の他の利用者に提供する。また、商品#1-1を販売することにより、商品#1-1を含むセット商品#1を販売することができないため、情報処理装置10は、セット商品#1の商品ページが利用者に提供されないように制御する。
【0049】
なお、情報処理装置10は、利用者U1にのみ商品ページ#4を提供し、利用者U1以外の他の利用者に商品ページ#4を提供しなくともよい。また、情報処理装置10は、利用者U1以外の他の利用者に対し、商品ページ#4の一部を提供してもよい。
【0050】
以上のように、実施形態に係る情報処理装置10は、利用者からの出品依頼に応じて、出品者が出品したセット商品の一部の商品に関する情報を生成し、生成した情報を、当該利用者が当該一部の商品を購入可能な態様で提供する。これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、出品されたセット商品の一部の商品の出品依頼を行った利用者に対し、当該一部の商品を購入可能とすることができる。
【0051】
〔1-4.第4の実施形態における情報処理の一例〕
次に、
図4を用いて、本実施形態の情報処理装置等により実現される第4の実施形態に係る情報処理について説明する。
図4は、第4の実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。なお、
図4では、本実施形態に係る情報処理の一例である情報処理装置10によって、第4の実施形態に係る情報処理などが実現されるものとする。
【0052】
図4に示すように、実施形態に係る情報処理システム4は、情報処理装置10と、利用者端末100と、出品者端末200とを含む。情報処理装置10、利用者端末100及び出品者端末200は、ネットワークNを介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWANである。なお、
図4に示した情報処理システム4には、複数台の情報処理装置10、複数台の利用者端末100及び複数台の出品者端末200が含まれていてもよい。
【0053】
図4に示す情報処理装置10、利用者端末100及び出品者端末200は、
図1に示す情報処理システム1と同様の構成であるため、説明を省略する。
【0054】
以下、
図4を用いて、情報処理装置10が行う情報処理の一例について説明する。なお、以下の説明では、利用者端末100を利用する利用者に応じて、利用者端末100-1~100-N(Nは任意の自然数)として説明する。例えば、利用者端末100-1は、利用者ID「UID#1」により識別される利用者(利用者U1)により使用される利用者端末100である。また、以下では、利用者端末100-1~100-Nについて、特に区別なく説明する場合には、利用者端末100と記載する。また、以下の説明では、利用者端末100を利用者と同一視する場合がある。すなわち、以下では、利用者を利用者端末100と読み替えることもできる。
【0055】
また、以下の説明では、出品者端末200を利用する出品者に応じて、出品者端末200-1~200-N(Nは任意の自然数)として説明する。例えば、出品者端末200-1は、出品者ID「EID#1」により識別される出品者(出品者E1)により使用される出品者端末200である。また、以下では、出品者端末200-1~200-Nについて、特に区別なく説明する場合には、出品者端末200と記載する。また、以下の説明では、出品者端末200を出品者と同一視する場合がある。すなわち、以下では、出品者を出品者端末200と読み替えることもできる。
【0056】
まず、情報処理装置10は、セット商品#1と、セット商品の一部の商品との出品を出品者E3から受け付ける(ステップSd1)。例えば、情報処理装置10は、セット商品#1と、セット商品#1の一部の商品#1-1及び#1-2との出品を受け付ける。具体的な例を挙げると、書籍の1巻~10巻のセットであるセット商品#1と、書籍の1巻~5巻である商品#1-1と、書籍の6巻~10である商品#1-2との出品を受け付ける。
【0057】
続いて、情報処理装置10は、出品者E3が出品する商品に関する商品情報を生成する(ステップSd2)。例えば、情報処理装置10は、出品者E3から受け付けた各商品に関する情報に基づいて、セット商品#1に関する商品情報と、商品#1-1に関する商品情報と、商品#1-2に関する商品情報とをそれぞれ生成する。
【0058】
続いて、情報処理装置10は、生成した商品情報を利用者に提供する(ステップSd3)。例えば、情報処理装置10は、セット商品#1の商品ページ#5と、商品#1-1の商品ページ#6と、商品#1-2の商品ページ#7とを各利用者に提供する。
【0059】
続いて、情報処理装置10は、商品の購入要求を利用者から受信する(ステップSd4)。例えば、情報処理装置10は、商品ページに表示された購入ボタンの押下を受け付ける。
【0060】
続いて、情報処理装置10は、購入された商品に応じて商品情報の制御を行う(ステップSd5)。例えば、セット商品#1の商品ページ#5において購入ボタンが押下された場合、セット商品#1に含まれる商品#1-1及び商品#1-2を販売することができないため、情報処理装置10は、商品ページ#5、並びに、商品ページ#6及び#7が利用者に提供されないように制御する。
【0061】
また、商品#1-1の商品ページ#6において購入ボタンが押下された場合、商品#1-1を含むセット商品#1を販売することができないため、情報処理装置10は、商品ページ#5が利用者に提供されないように制御する。一方で、商品#1-1が購入されても、商品#1-2は依然として販売可能であるため、情報処理装置10は、商品ページ#7が利用者に提供されるように制御する。
【0062】
以上のように、実施形態に係る情報処理装置10は、セット商品の出品と、当該セット商品を構成する一部の商品の出品とを受け付けた場合に、当該セット商品に関する商品情報と、当該一部の商品に関する商品情報とを生成し、購入された商品に応じて、商品情報の提供を制御する。これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、セット商品、若しくは、当該セット商品を構成する一部の商品の購入に応じて、各商品情報の制御を可能とすることができる。
【0063】
〔2.情報処理装置の構成〕
次に、
図5を用いて、情報処理装置10の構成について説明する。
図5は、実施形態に係る情報処理装置10の構成例を示す図である。
図5に示すように、情報処理装置10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
【0064】
(通信部20について)
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末100、出品者端末200等との間で情報の送受信を行う。
【0065】
(記憶部30について)
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
図5に示すように、記憶部30は、利用者情報データベース31と、商品情報データベース32とを有する。
【0066】
(利用者情報データベース31について)
利用者情報データベース31は、利用者に関する各種の情報を記憶する。ここで、
図6を用いて、利用者情報データベース31が記憶する情報の一例を説明する。
図6は、実施形態に係る利用者情報データベース31の一例を示す図である。
図6の例において、利用者情報データベース31は、「利用者ID」、「購入履歴」、「グループ情報」といった項目を有する。
【0067】
「利用者ID」は、利用者を識別するための識別情報を示す。「購入履歴」は、利用者の購入履歴を示す。「グループ情報」は、利用者が属するグループを示す。
【0068】
すなわち、
図6では、利用者ID「UID#1」により識別される利用者の購入例歴が「購入履歴#1」、属するグループが「グループ情報#1」である例を示す。
【0069】
(商品情報データベース32について)
商品情報データベース32は、出品者により出品された商品に関する各種の情報を記憶する。ここで、
図7を用いて、商品情報データベース32が記憶する情報の一例を説明する。
図7は、実施形態に係る商品情報データベース32の一例を示す図である。
図7の例において、商品情報データベース32は、「商品ID」、「出品者ID」、「出品情報」、「メッセージ情報」、「関連商品情報」、「セット商品情報」、「購入可能利用者情報」といった項目を有する。
【0070】
「商品ID」は、商品を識別するための識別情報を示す。「出品者ID」は、商品を出品した出品者を識別するための識別情報を示す。「出品情報」は、出品者が商品を出品する際に入力した情報を示し、例えば、商品の名称や、価格、商品画像などといった情報が格納される。「メッセージ情報」は、商品ページにおいて利用者及び出品者がやり取りしたメッセージを示す。「関連商品情報」は、商品に関連する関連情報を示す。「セット商品情報」は、「商品ID」が示す商品がセット商品である場合に、当該セット商品に含まれる一部の商品を示す情報が格納され、「商品ID」が示す商品がセット商品の一部の商品である場合に、当該セット商品を示す情報が格納される。「購入可能利用者情報」は、商品を購入可能な利用者を示す。
【0071】
すなわち、
図7では、商品ID「SID#1」により識別される商品が、出品者ID「EID#1」により識別される出品者により出品され、当該商品の出品情報が「出品情報#1」、メッセージ情報が「メッセージ情報#1」、関連商品情報が「関連商品情報#1」、セット商品情報が「セット商品情報#1」、購入可能利用者情報が「購入可能利用者情報#1」である例を示す。
【0072】
(制御部40について)
制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、
図5に示すように、受付部41と、判定部42と、生成部43と、提供部44と、情報制御部45とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
【0073】
(受付部41について)
受付部41は、商品を購入可能な利用者の選択を、当該商品を出品した出品者から受け付ける。例えば、
図1の例において、受付部41は、商品#1を購入可能とする利用者の選択を、出品者E1から受け付ける。
【0074】
また、受付部41は、商品を購入可能なグループの選択を出品者から受け付けてもよい。例えば、
図1の例において、受付部41は、商品#2を出品する出品者E2から、商品#2を購入可能とするグループ#1の選択を受け付ける。
【0075】
また、受付部41は、出品者が商品を出品したプラットフォーム以外のプラットフォームにおけるグループの選択を受け付けてもよい。例えば、
図1の例において、受付部41は、商品#2を出品する出品者E2から、プラットフォーム#1以外の他のプラットフォーム#2において形成されるグループ#2の選択を受け付ける。
【0076】
また、受付部41は、利用者が出品した商品を他の利用者が購入するプラットフォームにおいて、商品を購入可能な利用者の選択を出品者から受け付けてもよい。例えば、
図1の例において、受付部41は、フリーマーケットサービスや、オークションサービスなどといった電子商取引サービスを提供するプラットフォーム#1において、商品#1を購入可能とする利用者の選択を、出品者E1から受け付ける。
【0077】
また、受付部41は、出品者が出品した商品に関連する関連商品の出品依頼を、当該出品者から受け付けてもよい。例えば、
図2の例において、受付部41は、関連商品#1の出品依頼を出品者E1から受け付ける。
【0078】
また、受付部41は、利用者が出品した商品を他の利用者が購入するプラットフォームにおいて、関連商品の出品依頼を出品者から受け付けてもよい。例えば、
図2の例において、受付部41は、フリーマーケットサービスや、オークションサービスなどといった電子商取引サービスを提供するプラットフォーム#1において、関連商品#1の出品依頼を出品者E1から受け付ける。
【0079】
また、受付部41は、出品されたセット商品を構成する複数の商品のうち、一部の商品の出品依頼を利用者から受け付けてもよい。例えば、
図3の例において、受付部41は、出品者E3が出品したセット商品#1のうち、一部の商品に対する出品依頼を利用者U1から受け付ける。
【0080】
また、受付部41は、利用者が出品した商品を他の利用者が購入するプラットフォームにおいて、一部の商品の出品依頼を利用者から受け付けてもよい。例えば、
図3の例において、受付部41は、フリーマーケットサービスや、オークションサービスなどといった電子商取引サービスを提供するプラットフォーム#1において、出品者E3が出品したセット商品#1のうち、一部の商品に対する出品依頼を利用者U1から受け付ける。
【0081】
(判定部42について)
判定部42は、利用者がグループに属するか否かを判定する。例えば、
図1の例において、判定部42は、利用者情報データベース31を参照し、利用者から商品#2に関する商品ページ#2の提供要求を受信した場合、API等を介して、プラットフォーム#2を提供するサーバ装置等に対し、当該利用者がグループ#1に属するか否かの認証処理を行う。
【0082】
(生成部43について)
生成部43は、受付部41により出品依頼が受け付けられた場合、利用者が商品に関して出品者に送信したメッセージに基づいて、関連商品に関する商品情報を生成する。例えば、
図2の例において、生成部43は、商品情報データベース32を参照し、利用者U1が希望した変更内容を示すメッセージや、当該変更内容に対して出品者E1が提示した価格に関するメッセージなどに基づいて、関連商品#1に関する商品情報を生成する。
【0083】
また、生成部43は、受付部41により出品依頼が受け付けられた場合、当該出品依頼が行われた一部の商品に関する商品情報を生成してもよい。例えば、
図3の例において、生成部43は、出品者E3から受信した情報に基づいて、商品#1-1に関する商品情報を生成する。
【0084】
また、生成部43は、複数の物品により構成されるセット商品の出品と、当該セット商品を構成する一部の商品の出品とを受け付けた場合に、当該セット商品に関する第1商品情報と、当該一部の商品に関する第2商品情報とを生成してもよい。例えば、
図4の例において、生成部43は、出品者E3から受け付けた各商品に関する情報に基づいて、セット商品#1に関する商品情報と、商品#1-1に関する商品情報と、商品#1-2に関する商品情報とをそれぞれ生成する。
【0085】
また、生成部43は、利用者が出品した商品を他の利用者が購入するプラットフォームにおいて、セット商品の出品と、セット商品を構成する一部の商品の出品とを受け付けた場合に、第1商品情報と、第2商品情報とを生成してもよい。例えば、
図4の例において、生成部43は、フリーマーケットサービスや、オークションサービスなどといった電子商取引サービスを提供するプラットフォーム#1において、セット商品#1に関する商品情報と、商品#1-1に関する商品情報と、商品#1-2に関する商品情報とをそれぞれ生成する。
【0086】
(提供部44について)
提供部44は、出品者により選択された利用者に対し、商品を購入可能な態様で商品に関する商品情報を提供する。例えば、
図1の例において、提供部44は、商品情報データベース32を参照し、商品#1に対する購入操作を行うための購入ボタンを表示した商品ページ#1を利用者U1に提供する。
【0087】
また、提供部44は、利用者以外の他の利用者に対し、商品を購入不可能な態様で商品情報を提供してもよい。例えば、
図1の例において、提供部44は、購入ボタンを非表示とした商品ページ#1を、利用者U1以外の他の利用者に提供する。
【0088】
また、提供部44は、利用者に対してのみ、商品情報を提供してもよい。例えば、
図1の例において、提供部44は、利用者U1にのみ商品ページ#1を提供し、利用者U1以外の他の利用者に商品ページ#1を提供しない。また、
図2の例において、提供部44は、利用者U1にのみ商品ページ#3を提供し、利用者U1以外の他の利用者に商品ページ#3を提供しない。また、
図3の例において、提供部44は、利用者U1にのみ商品ページ#4を提供し、利用者U1以外の他の利用者に商品ページ#4を提供しない。
【0089】
また、提供部44は、グループに属すると判定された利用者に対し、商品を購入可能な態様で商品情報を提供してもよい。例えば、
図1の例において、提供部44は、グループ#1に属する利用者に対し、商品#2の購入ボタンを表示した商品ページ#2を提供する。
【0090】
また、提供部44は、プラットフォームを介して、利用者に対して商品を購入可能な態様で商品情報を提供してもよい。例えば、
図1の例において、提供部44は、フリーマーケットサービスや、オークションサービスなどといった電子商取引サービスを提供するプラットフォーム#1を介して、商品#1に対する購入操作を行うための購入ボタンを表示した商品ページ#1を利用者U1に提供する。
【0091】
また、提供部44は、生成部43により生成された商品情報を、利用者が関連商品を購入可能な態様で提供してもよい。例えば、
図2の例において、提供部44は、関連商品#1に関する商品情報に基づいて、関連商品#3の購入ボタンを表示した商品ページ#3を利用者U1に提供する。
【0092】
また、提供部44は、利用者以外の他の利用者に対し、関連商品を購入不可能な態様で商品情報を提供してもよい。例えば、
図2の例において、提供部44は、購入ボタンを非表示とした商品ページ#3を、利用者U1以外の他の利用者に提供する。
【0093】
また、提供部44は、プラットフォームを介して、商品情報を利用者が関連商品を購入可能な態様で提供してもよい。例えば、
図2の例において、提供部44は、フリーマーケットサービスや、オークションサービスなどといった電子商取引サービスを提供するプラットフォーム#1を介して、関連商品#3の購入ボタンを表示した商品ページ#3を利用者U1に提供する。
【0094】
また、提供部44は、生成部43により生成された商品情報を、利用者が一部の商品を購入可能な態様で提供してもよい。例えば、
図3の例において、提供部44は、商品#1-1に関する商品情報に基づいて、商品#1-1の購入ボタンを表示した商品ページ#4を利用者U1に提供する。
【0095】
また、提供部44は、利用者以外の他の利用者に対し、一部の商品を購入不可能な態様で商品情報を提供してもよい。例えば、
図3の例において、提供部44は、購入ボタンを非表示とした商品ページ#4を、利用者U1以外の他の利用者に提供する。
【0096】
また、提供部44は、プラットフォームを介して、一部の商品を利用者が購入可能な態様で商品情報を提供してもよい。例えば、
図3の例において、提供部44は、フリーマーケットサービスや、オークションサービスなどといった電子商取引サービスを提供するプラットフォーム#1を介して、商品#1-1の購入ボタンを表示した商品ページ#4を利用者U1に提供する。
【0097】
(情報制御部45について)
情報制御部45は、セット商品に関する商品情報が提供されないように制御する。例えば、
図3の例において、情報制御部45は、セット商品#1の商品ページが利用者に提供されないように制御する。
【0098】
また、情報制御部45は、セット商品、若しくは、セット商品を構成する一部の商品が購入された場合、購入された商品に応じて、第1商品情報、若しくは、第2商品情報に対して所定の制御を行ってもよい。例えば、
図4の例において、情報制御部45は、商品情報データベース32を参照し、セット商品#1、商品#1-1及び商品#1-2のいずれかが購入された場合、購入された商品に応じて、各商品情報に対して所定の制御を行う。
【0099】
また、情報制御部45は、セット商品が購入された場合、第2商品情報の各々が利用者に提供されないように制御してもよい。例えば、
図4の例において、セット商品#1の商品ページ#5において購入ボタンが押下された場合、セット商品#1に含まれる商品#1-1及び商品#1-2を販売することができないため、情報制御部45は、商品ページ#5、並びに、商品ページ#6及び#7が利用者に提供されないように制御する。
【0100】
また、情報制御部45は、セット商品を構成する一部の商品が購入された場合、第1商品情報が利用者に提供されないように制御し、購入された当該一部の商品とは異なる他の一部の商品に対応する第2商品情報が利用者に提供されるように制御してもよい。例えば、
図4の例において、商品#1-1の商品ページ#6において購入ボタンが押下された場合、商品#1-1を含むセット商品#1を販売することができないため、情報制御部45は、商品ページ#5が利用者に提供されないように制御する。一方で、商品#1-1が購入されても、商品#1-2は依然として販売可能であるため、情報制御部45は、商品ページ#7が利用者に提供されるように制御する。
【0101】
また、情報制御部45は、プラットフォーム上において、セット商品、若しくは、セット商品を構成する一部の商品が購入された場合、購入された商品に応じて、第1商品情報、若しくは、第2商品情報に対して所定の制御を行ってもよい。例えば、
図4の例において、情報制御部45は、フリーマーケットサービスや、オークションサービスなどといった電子商取引サービスを提供するプラットフォーム#1を介して、セット商品#1、商品#1-1及び商品#1-2に対して所定の制御を行う。
【0102】
〔3.情報処理のフロー〕
図8を用いて、第1の実施形態に係る情報処理装置10の情報処理の手順について説明する。
図8は、第1の実施形態に係る情報処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【0103】
図8に示すように、情報処理装置10は、商品を購入可能な利用者の選択を、当該商品を出品した出品者から受け付けたか否かを判定する(ステップS101)。利用者の選択を受け付けていない場合(ステップS101;No)、情報処理装置10は、利用者の選択を受け付けるまで待機する。
【0104】
一方、利用者の選択を受け付けた場合(ステップS101;Yes)、情報処理装置10は、出品者により選択された利用者に対し、商品を購入可能な態様で商品に関する商品情報を提供する(ステップS102)、処理を終了する。
【0105】
次に、
図9を用いて、第2の実施形態に係る情報処理装置10の情報処理の手順について説明する。
図9は、第2の実施形態に係る情報処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【0106】
図9に示すように、情報処理装置10は、出品者が出品した商品に関連する関連商品の出品依頼を、当該出品者から受け付けたか否かを判定する(ステップS201)。出品依頼を受け付けていない場合(ステップS201;No)、情報処理装置10は、出品依頼を受け付けるまで待機する。
【0107】
一方、出品依頼を受け付けた場合(ステップS201;Yes)、情報処理装置10は、利用者が商品に関して出品者に送信したメッセージに基づいて、関連商品に関する商品情報を生成する(ステップS202)。続いて、情報処理装置10は、商品情報を、利用者が関連商品を購入可能な態様で提供する(ステップS203)、処理を終了する。
【0108】
次に、
図10を用いて、第3の実施形態に係る情報処理装置10の情報処理の手順について説明する。
図10は、第3の実施形態に係る情報処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【0109】
図10に示すように、情報処理装置10は、出品されたセット商品を構成する複数の商品のうち、一部の商品の出品依頼を利用者から受け付けたか否かを判定する(ステップS301)。出品依頼を受け付けていない場合(ステップS301;No)、情報処理装置10は、出品依頼を受け付けるまで待機する。
【0110】
一方、出品依頼を受け付けた場合(ステップS301;Yes)、情報処理装置10は、出品依頼が行われた一部の商品に関する商品情報を生成する(ステップS302)。続いて、情報処理装置10は、商品情報を、利用者が一部の商品を購入可能な態様で提供し(ステップS303)、処理を終了する。
【0111】
次に、
図11を用いて、第4の実施形態に係る情報処理装置10の情報処理の手順について説明する。
図11は、第4の実施形態に係る情報処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【0112】
図11に示すように、情報処理装置10は、セット商品の出品と、当該セット商品を構成する一部の商品の出品とを受け付けたか否かを判定する(ステップS401)。出品を受け付けていない場合(ステップS401;No)、情報処理装置10は、出品を受け付けるまで待機する。
【0113】
一方、出品を受け付けた場合(ステップS401;Yes)、情報処理装置10は、セット商品に関する第1商品情報と、当該一部の商品に関する第2商品情報とを生成する(ステップS402)。続いて、情報処理装置10は、セット商品、若しくは、セット商品を構成する一部の商品が購入された場合、購入された商品に応じて、第1商品情報、若しくは、第2商品情報に対して所定の制御を行い(ステップS403)、処理を終了する。
【0114】
〔4.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
【0115】
〔4-1.処理態様について〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文章中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0116】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0117】
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0118】
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置10は、受付部41と、判定部42と、生成部43と、提供部44と、情報制御部45とを有する。受付部41は、商品を購入可能な利用者の選択を、当該商品を出品した出品者から受け付ける。提供部44は、出品者により選択された利用者に対し、商品を購入可能な態様で商品に関する商品情報を提供する。また、受付部41は、利用者が出品した商品を他の利用者が購入するプラットフォームにおいて、商品を購入可能な利用者の選択を出品者から受け付ける。そして、提供部44は、プラットフォームを介して、利用者に対して商品を購入可能な態様で商品情報を提供する。
【0119】
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、出品者が選択した利用者に対し、商品を購入可能な態様で商品に関する商品情報を提供することができるため、出品者が選択した利用者が、出品された商品を購入可能とすることできる。
【0120】
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、受付部41は、出品者が出品した商品に関連する関連商品の出品依頼を、当該出品者から受け付ける。そして、生成部43は、受付部41により出品依頼が受け付けられた場合、利用者が商品に関して出品者に送信したメッセージに基づいて、関連商品に関する商品情報を生成する。そして、提供部44は、生成部43により生成された商品情報を、利用者が関連商品を購入可能な態様で提供する。また、受付部41は、利用者が出品した商品を他の利用者が購入するプラットフォームにおいて、関連商品の出品依頼を出品者から受け付ける。そして、提供部44は、プラットフォームを介して、商品情報を利用者が関連商品を購入可能な態様で提供する。
【0121】
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、出品者が出品した商品に関連する関連商品の出品依頼に関する情報を生成し、生成した情報を、利用者が関連商品を購入可能な態様で提供することができるため、出品された商品に関連する関連商品を利用者が購入可能とすることできる。
【0122】
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、受付部41は、出品されたセット商品を構成する複数の商品のうち、一部の商品の出品依頼を利用者から受け付ける。そして、生成部43は、受付部41により出品依頼が受け付けられた場合、当該出品依頼が行われた一部の商品に関する商品情報を生成する。そして、提供部44は、生成部43により生成された商品情報を、利用者が一部の商品を購入可能な態様で提供する。また、受付部41は、利用者が出品した商品を他の利用者が購入するプラットフォームにおいて、一部の商品の出品依頼を利用者から受け付ける。そして、提供部44は、プラットフォームを介して、一部の商品を利用者が購入可能な態様で商品情報を提供する。
【0123】
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、利用者からの出品依頼に応じて、出品者が出品したセット商品の一部の商品に関する情報を生成し、生成した情報を、当該利用者が当該一部の商品を購入可能な態様で提供することができるため、出品されたセット商品の一部の商品の出品依頼を行った利用者に対し、当該一部の商品を購入可能とすることできる。
【0124】
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、生成部43は、複数の物品により構成されるセット商品の出品と、当該セット商品を構成する一部の商品の出品とを受け付けた場合に、当該セット商品に関する第1商品情報と、当該一部の商品に関する第2商品情報とを生成する。そして、情報制御部45は、セット商品、若しくは、セット商品を構成する一部の商品が購入された場合、購入された商品に応じて、第1商品情報、若しくは、第2商品情報に対して所定の制御を行う。また、生成部43は、利用者が出品した商品を他の利用者が購入するプラットフォームにおいて、セット商品の出品と、セット商品を構成する一部の商品の出品とを受け付けた場合に、第1商品情報と、第2商品情報とを生成する。そして、情報制御部45は、プラットフォーム上において、セット商品、若しくは、セット商品を構成する一部の商品が購入された場合、購入された商品に応じて、第1商品情報、若しくは、第2商品情報に対して所定の制御を行う。
【0125】
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、セット商品の出品と、当該セット商品を構成する一部の商品の出品とを受け付けた場合に、当該セット商品に関する商品情報と、当該一部の商品に関する商品情報とを生成し、購入された商品に応じて、商品情報の提供を制御すことができるため、セット商品、若しくは、当該セット商品を構成する一部の商品の購入に応じて、各商品情報の制御を可能とすることができる。
【0126】
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、提供部44は、利用者以外の他の利用者に対し、商品を購入不可能な態様で商品情報を提供する。また、提供部44は、利用者に対してのみ、商品情報を提供する。
【0127】
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、所定の利用者のみが商品を購入可能とすることができるため、出品者と利用者との取引を円滑に行うことができる。
【0128】
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、受付部41は、商品を購入可能なグループの選択を出品者から受け付ける。そして、提供部44は、グループに属すると判定された利用者に対し、商品を購入可能な態様で商品情報を提供する。また、受付部41は、出品者が商品を出品したプラットフォーム以外のプラットフォームにおけるグループの選択を受け付ける。
【0129】
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、出品者が指定したグループに属する利用者に対し、商品を購入可能な態様で商品情報を提供することができるため、出品者と利用者との取引を円滑に行うことができる。
【0130】
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、提供部44は、利用者以外の他の利用者に対し、関連商品を購入不可能な態様で商品情報を提供する。
【0131】
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、所定の利用者のみが商品を購入可能とすることができるため、出品者と利用者との取引を円滑に行うことができる。
【0132】
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、情報制御部45は、セット商品に関する商品情報が提供されないように制御する。
【0133】
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、セット商品の一部が出品された場合に、セット商品に関する商品情報が提供されないように制御することができるため、利便性を向上させることができる。
【0134】
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、提供部44は、利用者以外の他の利用者に対し、一部の商品を購入不可能な態様で商品情報を提供する。
【0135】
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、所定の利用者のみが商品を購入可能とすることができるため、出品者と利用者との取引を円滑に行うことができる。
【0136】
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、情報制御部45は、セット商品が購入された場合、第2商品情報の各々が利用者に提供されないように制御する。また、情報制御部45は、セット商品を構成する一部の商品が購入された場合、第1商品情報が利用者に提供されないように制御し、購入された当該一部の商品とは異なる他の一部の商品に対応する第2商品情報が利用者に提供されるように制御する。
【0137】
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、購入された商品に応じて、商品情報の提供を制御すことができるため、セット商品、並びに、当該セット商品を構成する一部の商品を出品した場合の利便性を向上させることができる。
【0138】
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る情報処理装置10は、例えば、
図12に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報処理装置10を例に挙げて説明する。
図12は、情報処理装置10の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、ROM1200、RAM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0139】
CPU1100は、ROM1200又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1200は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0140】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0141】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
【0142】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1300を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1300上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0143】
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1300上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。また、HDD1400には、情報処理装置10の記憶装置内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0144】
〔7.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0145】
また、上述した情報処理装置10は、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
【0146】
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、判定部は、判定手段や判定回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0147】
10 情報処理装置
20 通信部
30 記憶部
31 利用者情報データベース
32 商品情報データベース
40 制御部
41 受付部
42 判定部
43 生成部
44 提供部
45 情報制御部
100 利用者端末
200 出品者端末