(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024133000
(43)【公開日】2024-10-01
(54)【発明の名称】ランダムビデオ通話提供方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
H04N 7/14 20060101AFI20240920BHJP
H04N 21/475 20110101ALI20240920BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20240920BHJP
【FI】
H04N7/14 110
H04N21/475
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024039378
(22)【出願日】2024-03-13
(31)【優先権主張番号】10-2023-0033265
(32)【優先日】2023-03-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イ ユンジ
【テーマコード(参考)】
5C164
5L050
【Fターム(参考)】
5C164UD31P
5C164VA02S
5C164VA16P
5C164YA07
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】少なくとも一つのプロセッサにより実行されるビデオ通話提供方法を提供する。
【解決手段】前記方法は、受信者を指定しないランダムビデオ通話実行要求を第1のユーザから受信するステップと、第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、第2のユーザが受信者として自動で指定されるビデオ通話要求画面をディスプレイ上に表示するステップと、第2のユーザがビデオ通話要求を承認することに応じて、第1のユーザ及び第2のユーザ間のビデオ通話を開始するステップと、を含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つのプロセッサにより実行されるビデオ通話提供方法であって、
受信者を指定しないランダムビデオ通話実行要求を第1のユーザから受信するステップと、
前記第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、第2のユーザが受信者として自動で指定されるビデオ通話要求画面をディスプレイ上に表示するステップと、
前記第2のユーザがビデオ通話要求を承認することに応じて、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザ間のビデオ通話を開始するステップと、を含む、ビデオ通話提供方法。
【請求項2】
前記ビデオ通話を開始してから第1の既定の時間が経過すれば、ユーザ入力なしに前記ビデオ通話を自動で終了するステップをさらに含む、請求項1に記載のビデオ通話提供方法。
【請求項3】
前記ビデオ通話を開始してから前記ビデオ通話が自動で終了するまで、前記ビデオ通話の残余通話可能時間を前記ディスプレイ上に表示するステップをさらに含み、
前記残余通話可能時間は、前記ビデオ通話自動終了まで残存する時間を示す、請求項2に記載のビデオ通話提供方法。
【請求項4】
前記ビデオ通話を自動で終了した後、前記第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、第3のユーザが受信者として自動で指定されるビデオ通話要求画面を前記ディスプレイ上に表示するステップをさらに含む、請求項2に記載のビデオ通話提供方法。
【請求項5】
前記第3のユーザがビデオ通話要求を承認しないことに応じて、前記第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、第4のユーザが受信者として自動で指定されるビデオ通話要求画面を前記ディスプレイ上に表示するステップをさらに含む、請求項4に記載のビデオ通話提供方法。
【請求項6】
前記第2のユーザは、前記第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、親密度スコアが最も高いユーザである、請求項1に記載のビデオ通話提供方法。
【請求項7】
親密度スコアは、友人関係にあるユーザとのメッセージ送受信頻度、通話送受信頻度、年齢層又は最終連絡日付の少なくとも一つに基づいて決定される、請求項6に記載のビデオ通話提供方法。
【請求項8】
前記第2のユーザは、インスタントメッセージングサービスに接続している第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、第1のユーザと親密度スコアが最も高いユーザである、請求項1に記載のビデオ通話提供方法。
【請求項9】
前記第2のユーザは、インスタントメッセージングサービスに接続している第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、第1のユーザと親密度スコアが最も高いユーザであり、
前記第3のユーザは、インスタントメッセージングサービスに接続している第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、前記第2のユーザを除き、第1のユーザと親密度スコアが最も高いユーザである、請求項4に記載のビデオ通話提供方法。
【請求項10】
前記第2のユーザは、インスタントメッセージングサービスに接続している第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、第1のユーザと同じ年齢層のユーザであるとともに、第1のユーザと親密度スコアが最も高いユーザである、請求項1に記載のビデオ通話提供方法。
【請求項11】
前記ビデオ通話を開始してから第2の既定の時間が経過すれば、ビデオ通話の参加者同士が実行する少なくとも一つの推奨ミッションを前記ディスプレイ上に出力するステップをさらに含む、請求項1に記載のビデオ通話提供方法。
【請求項12】
前記少なくとも一つの推奨ミッションは、ビデオ通話の参加者同士が特定の歌を一緒に歌うカラオケミッションを含む、請求項11に記載のビデオ通話提供方法。
【請求項13】
前記少なくとも一つの推奨ミッションは、ビデオ通話の参加者同士が写真や動画を一緒に撮影する撮影ミッションを含む、請求項11に記載のビデオ通話提供方法。
【請求項14】
前記第1のユーザ及び前記第2のユーザがビデオ通話中に一緒に撮影した写真や動画を、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザが一緒に含まれたインスタントメッセージングアプリケーションのトークルームを介して受信するステップをさらに含む、請求項13に記載のビデオ通話提供方法。
【請求項15】
前記第1のユーザ及び前記第2のユーザが特定の推奨ミッションの実行に同意することに応じて、前記特定の推奨ミッションと関連したインスタントメッセージングアプリケーションの機能を実行するステップをさらに含む、請求項11に記載のビデオ通話提供方法。
【請求項16】
前記第1のユーザ及び前記第2のユーザがビデオ通話中に前記特定の推奨ミッションを実行するのを撮影した動画を受信するステップをさらに含む、請求項15に記載のビデオ通話提供方法。
【請求項17】
前記動画は、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザが一緒に含まれたインスタントメッセージングアプリケーションのトークルームを介して受信される、請求項16に記載のビデオ通話提供方法。
【請求項18】
前記ビデオ通話開始から前記ビデオ通話自動終了までのビデオ通話画面を撮影した動画を受信するステップをさらに含む、請求項2に記載のビデオ通話提供方法。
【請求項19】
請求項1乃至18のいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラム。
【請求項20】
ユーザ端末であって、
通信モジュールと、
ディスプレイと、
メモリと、
前記メモリと連結され、前記メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な少なくとも一つのプログラムを実行するように構成される少なくとも一つのプロセッサと、を含み、
前記少なくとも一つのプログラムは、
受信者を指定しないランダムビデオ通話実行要求を第1のユーザから受信し、
前記第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、第2のユーザが受信者として自動で指定されるビデオ通話要求画面をディスプレイ上に表示し、
前記第2のユーザがビデオ通話要求を承認することに応じて、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザ間のビデオ通話を開始するための命令コードを含む、ユーザ端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ビデオ通話を提供する方法及びシステムに関し、具体的には、インスタントメッセージングアプリケーションを用いて、受信者を指定しないランダムビデオ通話を開始する方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
最近、スマートフォンなどのようなモバイル機器の普及及びインターネットの発達に伴い、複数のユーザ間の音声通話やビデオ通話が可能なインスタントメッセージングアプリケーションなどが広く使用されている。
【0003】
しかしながら、音声通話やビデオ通話は、特別な用事がない場合、電話をかけるのに負担を感じるという問題点がある。また、気軽に電話をかけたい相手の状態が、通話受信可能であるか否かを認知できないという問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】韓国公開特許公報第10-2011-0090001号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、前記問題点を解決するためのビデオ通話提供方法、コンピュータプログラム及び装置(システム)を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、方法、装置(システム)又はコンピュータプログラムを含む多様な方式により具現化できる。
【0007】
本開示の一実施例に係る少なくとも一つのプロセッサにより実行されるビデオ通話提供方法であって、受信者を指定しないランダムビデオ通話実行要求を第1のユーザから受信するステップと、第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、第2のユーザが受信者として自動で指定されるビデオ通話要求画面をディスプレイ上に表示するステップと、第2のユーザがビデオ通話要求を承認することに応じて、第1のユーザ及び第2のユーザ間のビデオ通話を開始するステップと、を含む。
【0008】
本開示の一実施例に係る方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムが提供される。
【0009】
本開示の一実施例に係るユーザ端末であって、通信モジュールと、ディスプレイと、メモリと、メモリと連結され、メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な少なくとも一つのプログラムを実行するように構成される少なくとも一つのプロセッサと、を含み、少なくとも一つのプログラムは、受信者を指定しないランダムビデオ通話実行要求を第1のユーザから受信し、第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、第2のユーザが受信者として自動で指定されるビデオ通話要求画面をディスプレイ上に表示し、第2のユーザがビデオ通話要求を承認することに応じて、第1のユーザ及び第2のユーザ間のビデオ通話を開始するための命令コードを含む。
【発明の効果】
【0010】
本開示の多様な実施例において、受信者を別に指定することなく、通話受信可能な相手に気軽にランダムビデオ通話を実行できる。
【0011】
本開示の多様な実施例において、ランダムビデオ通話が連結された参加者に特定のミッションを付与して、気まずい思いをしないようにトークの素材を提供できる。
【0012】
本開示の多様な実施例において、参加者らが実行したミッションの写真や動画を、SNS等を介して共有できる。
【0013】
本開示の効果は、これに制限されず、言及されない他の効果等は、特許請求の範囲の記載から本開示が属する技術分野における通常の知識を有した者(以下、「当業者」という)に明確に理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0014】
本開示の実施例等は、以下の添付図面に基づいて説明される。ここで、類似の参照符号は類似の要素を示すが、これに限定されるものではない。
【
図1】本開示の一実施例に係るユーザの受信者を指定しないランダムビデオ通話実行要求により、ランダムビデオ通話を実行する例を示す図である。
【
図2】本開示の一実施例に係る受信者を指定しないランダムビデオ通話を提供するために、情報処理システムが複数のユーザ端末と通信可能であるように連結される構成を示す概要図である。
【
図3】本開示の一実施例に係るユーザ端末及び情報処理システムの内部構成を示すブロック図である。
【
図4】本開示の一実施例に係る受信者を指定しないランダムビデオ通話実行を要求するユーザインタフェースの例を示す図である。
【
図5】本開示の一実施例に係るランダムビデオ通話中に残余通話可能時間を表示する例を示す図である。
【
図6】本開示の一実施例に係る第1のユーザ及び第2のユーザのランダムビデオ通話要求画面の例を示す図である。
【
図7】本開示の一実施例に係るランダムビデオ通話中に参加者同士が実行する推奨ミッションを出力する画面の例を示す図である。
【
図8】本開示の一実施例に係る撮影ミッションが実行される例を示す図である。
【
図9】本開示の一実施例に係る受信者を指定しないランダムビデオ通話において受信者を自動で指定する方法を示すフローチャートである。
【
図10】本開示の一実施例に係る受信者を指定しないランダムビデオ通話実行方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
<発明の概要>
本開示の一実施例によれば、ビデオ通話を開始してから第1の既定の時間が経過すれば、ユーザ入力なしにビデオ通話を自動で終了するステップをさらに含む。
【0016】
本開示の一実施例によれば、ビデオ通話を開始してからビデオ通話が自動で終了するまで、ビデオ通話の残余通話可能時間をディスプレイ上に表示するステップをさらに含み、残余通話可能時間は、ビデオ通話自動終了まで残存する時間を示す。
【0017】
本開示の一実施例によれば、ビデオ通話を自動で終了した後、第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、第3のユーザが受信者として自動で指定されるビデオ通話要求画面をディスプレイ上に表示するステップをさらに含む。
【0018】
本開示の一実施例によれば、第3のユーザがビデオ通話要求を承認しないことに応じて、第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、第4のユーザが受信者として自動で指定されるビデオ通話要求画面をディスプレイ上に表示するステップをさらに含む。
【0019】
本開示の一実施例によれば、第2のユーザは、第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、親密度スコアが最も高いユーザである。
【0020】
本開示の一実施例によれば、親密度スコアは、友人関係にあるユーザとのメッセージ送受信頻度、通話送受信頻度、年齢層又は最終連絡日付の少なくとも一つに基づいて決定される。
【0021】
本開示の一実施例によれば、第2のユーザは、インスタントメッセージングサービスに接続している第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、第1のユーザと親密度スコアが最も高いユーザである。
【0022】
本開示の一実施例によれば、第2のユーザは、インスタントメッセージングサービスに接続している第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、第1のユーザと親密度スコアが最も高いユーザであり、第3のユーザは、インスタントメッセージングサービスに接続している第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、第2のユーザを除き、第1のユーザと親密度スコアが最も高いユーザである。
【0023】
本開示の一実施例によれば、第2のユーザは、インスタントメッセージングサービスに接続している第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、第1のユーザと同じ年齢層のユーザであるとともに、第1のユーザと親密度スコアが最も高いユーザである。
【0024】
本開示の一実施例によれば、ビデオ通話を開始してから第2の既定の時間が経過すれば、ビデオ通話の参加者同士が実行する少なくとも一つの推奨ミッションをディスプレイ上に出力するステップをさらに含む。
【0025】
本開示の一実施例によれば、少なくとも一つの推奨ミッションは、ビデオ通話の参加者同士が特定の歌を一緒に歌うカラオケミッションを含む。
【0026】
本開示の一実施例によれば、少なくとも一つの推奨ミッションは、ビデオ通話の参加者同士が写真や動画を一緒に撮影する撮影ミッションを含む。
【0027】
本開示の一実施例によれば、第1のユーザ及び第2のユーザがビデオ通話中に一緒に撮影した写真や動画を、第1のユーザ及び第2のユーザが一緒に含まれたインスタントメッセージングアプリケーションのトークルームを介して受信するステップをさらに含む。
【0028】
本開示の一実施例によれば、第1のユーザ及び第2のユーザが特定の推奨ミッションの実行に同意することに応じて、特定の推奨ミッションと関連したインスタントメッセージングアプリケーションの機能を実行するステップをさらに含む。
【0029】
本開示の一実施例によれば、第1のユーザ及び第2のユーザがビデオ通話中に特定の推奨ミッションを実行するのを撮影した動画を受信するステップをさらに含む。
【0030】
本開示の一実施例によれば、動画は、第1のユーザ及び第2のユーザが一緒に含まれたインスタントメッセージングアプリケーションのトークルームを介して受信される。
【0031】
本開示の一実施例によれば、ビデオ通話開始からビデオ通話自動終了までのビデオ通話画面を撮影した動画を受信するステップをさらに含む。
【0032】
<発明の詳細な説明>
以下、本開示の実施のための具体的な内容を添付図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明では、本開示の要旨を不要に不明瞭にするおそれがある場合、公知の機能や構成に関する具体的な説明は省略する。
【0033】
添付図面において、同一又は対応する構成要素には同一の参照符号が付与される。また、以下の実施例の説明において、同一又は対応する構成要素について重複する記述は省略され得る。しかしながら、構成要素に関する記述が省略されても、そのような構成要素が、ある実施例に含まれないものと意図してはならない。
【0034】
開示の実施例の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付図面に基づいて後述する実施例を参照すれば明確になる。しかしながら、本開示は、以下で開示される実施例に限定されず、互いに異なる多様な形態で具現化され得る。ただし、本実施例は、本開示が完全になるようにし、本開示が当業者に発明のカテゴリを正確に認識させるために提供されるだけである。
【0035】
本明細書で使用される用語について簡略に説明し、開示の実施例について具体的に説明する。本明細書で使用される用語は、本開示での機能を考慮しつつ、可能な限り現在広く使用される一般的な用語を選択したが、これは関連分野に従事する技術者の意図又は判例、新技術の出現などにより変化し得る。また、特定の場合は出願人が任意で選定した用語もあり得るが、これらの意味は当該発明の説明の部分において詳細に記載する。よって、本開示で使用される用語は、単純な用語の名称ではなく、その用語が有する意味と本開示の全般にわたった内容に基づいて定義されるべきである。
【0036】
本明細書では、文脈上において明確に特定しない限り、単数の表現は複数の表現を含み、複数の表現は単数の表現を含むことができる。明細書の全般に渡り、ある部分がある構成要素を「含む」とする際、これは特に反対の記載がない限り、他の構成要素を排除するものではなく、他の構成要素をさらに含むこともできることを意味する。
【0037】
また、明細書で使用される「モジュール」又は「部」という用語は、ソフトウェアやハードウェア構成要素を意味し、「モジュール」又は「部」はある役割を実行する。しかしながら、「モジュール」又は「部」はソフトウェアやハードウェアに限定される意味ではない。「モジュール」又は「部」は、アドレッシング可能な記憶媒体にあるように構成してもよく、一つ又はそれ以上のプロセッサを再生させるように構成してもよい。したがって、一例として、「モジュール」又は「部」は、ソフトウェア構成要素、オブジェクト指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素、タスク構成要素のような構成要素、並びに、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ又は変数のうちで少なくとも一つを含むことができる。構成要素と「モジュール」又は「部」は、内部で提供される機能はさらに小さい数の構成要素及び「モジュール」又は「部」で結合されたり、追加的な構成要素と「モジュール」又は「部」にさらに分離されたりできる。
【0038】
本開示の一実施例によれば、「モジュール」又は「部」はプロセッサ及びメモリで具現化され得る。「プロセッサ」は汎用プロセッサ、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、制御器、マイクロ制御器、状態マシンなどを含むように広く解釈されるべきである。いくつかの環境では、「プロセッサ」は特定の用途向け半導体(ASIC)、プログラム可能なロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラム可能なゲートアレイ(FPGA)等を指すこともできる。「プロセッサ」は、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサの組合せ、DSPコアと結合した一つ以上のマイクロプロセッサの組合せ、若しくは、任意の他のそのような構成等の組合せのような処理デバイスの組合せを指すこともできる。また、「メモリ」は電子情報を記憶可能な任意の電子コンポーネントを含むように広く解釈されるべきである。「メモリ」は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)、PROM(Programmable Read-Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ、磁気又は光学データ記憶装置、レジスタなどのようなプロセッサ-読み取り可能な媒体の多様な類型を指すこともできる。プロセッサがメモリから情報を読み取り/読み取ったりメモリに情報を記録できる場合、メモリはプロセッサと電子通信状態にあると言われる。プロセッサに集積されたメモリはプロセッサと電子通信状態にある。
【0039】
本開示において、「システム」は、サーバ装置及びクラウド装置の少なくとも一つを含むことのできるが、これに限定されるものではない。例えば、システムは、一つ以上のサーバ装置からなることができる。他の例として、システムは、一つ以上のクラウド装置からなることができる。また他の例として、システムは、サーバ装置及びクラウド装置の全部からなって動作されることもできる。
【0040】
本開示において、「ユーザ」は、インスタントメッセージングアプリケーションのトークルームに含まれるインスタントメッセージングアプリケーションの利用者を指したり、トークルーム内の他のユーザとビデオ通話を進行している利用者を指したりできる。
【0041】
本開示において、「ユーザアカウント」は、ユーザがインスタントメッセージングアプリケーションで生成して利用するアカウント又はこれと関連したデータを指すことができる。また、インスタントメッセージングアプリケーションのユーザアカウントは、インスタントメッセージングアプリケーションを用いるユーザを指すことができる。同様に、インスタントメッセージング又はインスタントメッセージングが可能なトークルームを用いるユーザは、インスタントアプリケーションのユーザアカウントを指すことができる。
【0042】
図1は、本開示の一実施例に係るユーザの受信者を指定しないランダムビデオ通話実行要求により、ランダムビデオ通話を実行する例を示す図である。一実施例において、ユーザ端末110は、受信者を指定しないランダムビデオ通話実行要求をユーザ100から受信できる。受信者を指定しないランダムビデオ通話実行要求は、インスタントメッセージングアプリケーションのトークルームリストインタフェースなどを介して受信できる。
【0043】
受信者を指定しないランダムビデオ通話実行要求を受信した場合、ユーザ端末110は、ユーザ100と友人関係(例えば、インスタントメッセージングアプリケーション上の友人関係)にある複数のユーザのうち、親密度スコアが最も高いユーザを受信者として自動で指定し、当該ユーザにビデオ通話を実行できる。例えば、親密度スコアは、友人関係にあるユーザとのメッセージ送受信頻度、通話送受信頻度、年齢層又は最終連絡日付の少なくとも一つに基づいて決定できる。付加的又は代替的に、インスタントメッセージングサービスに接続している友人関係にある複数のユーザのうち、親密度スコアが最も高いユーザを受信者として自動で指定できる。付加的又は代替的に、インスタントメッセージングサービスに接続している友人関係にある複数のユーザのうち、同じ年齢層のユーザであるとともに、親密度スコアが最も高いユーザを受信者として自動で指定できる。代替的に、ユーザ端末110が、受信者を指定しないランダムビデオ通話実行要求を、インスタントメッセージングサービスを提供する情報処理システムに転送し、情報処理システムが、親密度スコアに基づいてランダムビデオ通話の受信者を自動で指定できる。
【0044】
一実施例において、ユーザ端末110は、自動で指定されるユーザにビデオ通話を実行し、ランダムコールインタフェース(random call interface)120をディスプレイ上に表示できる。図に示すように、ランダムコールインタフェース120には、相手のビデオ通話承認可能時間(例えば、10秒)を表示できる。
図1には自動で指定されるビデオ通話の相手が誰であるか表示されていないが、ランダムコールインタフェース120は、自動で指定されるビデオ通話の相手が表示される領域を含むことができる。このとき、ユーザが、自動で指定されるビデオ通話の相手が誰であるか確認した後、当該ユーザとのビデオ通話を所望しない場合、「SKIP」ボタンなどを押下し、次のランダムビデオ通話の相手に電話をかけることができる。
【0045】
一実施例において、相手がビデオ通話承認可能時間内にビデオ通話要求を承認する場合、ユーザ端末110は、第1のユーザ及び第2のユーザ間のビデオ通話を開始することができる。このとき、ビデオ通話は、既定の時間(例えば、1分)の間に進行され、既定の時間が経過すれば、ユーザ入力なしにビデオ通話が自動で終了される。ビデオ通話が自動で終了された後、前述した相手選定基準に基づいて、既に通話したユーザ及び/又はビデオ通話を受けないユーザを除き、ランダムビデオ通話の受信者が自動で指定され、ユーザ端末110は、次のユーザにビデオ通話を実行できる。
【0046】
他方、相手がビデオ通話承認可能時間内にビデオ通話要求を承認しない場合、前述した相手選定基準に基づいて、既に通話したユーザ及び/又はビデオ通話を受けないユーザを除き、ランダムビデオ通話の受信者が自動で指定され、ユーザ端末110は、次のユーザにビデオ通話を実行できる。このようなランダムビデオ通話は、ユーザが中止ボタンなどを選択するか、或いは、それ以上ランダムビデオ通話可能な相手が存在しなくなるまで繰り返すことができる。
【0047】
図2は、本開示の一実施例に係る受信者を指定しないランダムビデオ通話を提供するために、情報処理システム230が複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3と通信可能であるように連結される構成を示す概要図である。情報処理システム230は、インスタントメッセージングサービスを提供できる1つ以上のシステム及び/又はインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行サービスを提供できる1つ以上のシステムを含むことができる。一実施例において、情報処理システム230は、インスタントメッセージングサービス及び/又はインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行サービスと関連したコンピュータ実行可能なプログラム(例えば、ダウンロード可能なアプリケーション)や、データを記憶、提供及び実行できる一つ以上のサーバ装置及び/又はデータベースや、クラウドコンピューティング(cloud computing)サービスベースの一つ以上の分散コンピューティング装置及び/又は分散データベースを含むことができる。例えば、情報処理システム230は、インスタントメッセージングサービス、ソーシャルネットワークサービス及び/又はランダムビデオ通話サービスのための別のシステム(例えば、サーバ)を含むことができる。
【0048】
情報処理システム230により提供されるインスタントメッセージングサービス、ランダムビデオ通話サービスなどは、複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3の各々にインストールされたインスタントメッセージングアプリケーションなどを介してユーザに提供できる。例えば、インスタントメッセージングサービスは、インスタントメッセージングアプリケーションのユーザ間のテキストメッセージングサービス、音声メッセージングサービス、ビデオ通話サービス、音声通話サービス、映像ストリーミングサービス、ソーシャルネットワークサービス、ランダムビデオ通話サービスなどを含むことができる。
【0049】
複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3は、ネットワーク220を介して情報処理システム230と通信できる。ネットワーク220は、複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3及び情報処理システム230間の通信が可能であるように構成できる。ネットワーク220は、設置環境に応じて、例えば、イーサネット(Ethernet)(登録商標)、PLC(Power Line Communication)、電話線通信装置及びRS-serial通信などのような有線ネットワーク、移動通信網、WLAN(Wireless LAN)、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)及びZigBee(登録商標)などのような無線ネットワーク又はその組合せからなることができる。通信方式は限定されず、ネットワーク220を含むことができる通信網(例えば、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網、衛星網など)を活用する通信方式だけでなく、ユーザ端末210_1、210_2、210_3間の近距離無線通信も含まれ得る。
【0050】
図2では、携帯電話端末210_1、タブレット端末210_2及びPC端末210_3をユーザ端末の例として示したが、これに限定されず、ユーザ端末210_1、210_2、210_3は、有線及び/又は無線通信が可能であり、インスタントメッセージングアプリケーションがインストールされて実行できる任意のコンピューティング装置であり得る。例えば、ユーザ端末は、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットPC、ゲームコンソール(game console)、ウェアラブルデバイス(wearable device)、IoT(Internet of Things)デバイス、VR(Virtual Reality)デバイス、AR(Augmented Reality)デバイスなどを含むことができる。また、
図2では、3つのユーザ端末210_1、210_2、210_3がネットワーク220を介して情報処理システム230と通信するものを示したが、これに限定されず、異なる数のユーザ端末がネットワーク220を介して情報処理システム230と通信するように構成されることもできる。
【0051】
一実施例において、ユーザ端末210_1、210_2、210_3の各々は、ネットワーク220を介して、情報又はデータを他のユーザ端末から受信したり、他のユーザ端末に送信したりできる。例えば、ユーザ端末210_1、210_2、210_3は、1分ランダムコール実行ボタンを選択するユーザ入力などを送受信できる。
【0052】
図3は、本開示の一実施例に係るユーザ端末及び情報処理システムの内部構成を示すブロック図である。ユーザ端末210は、インスタントメッセージングアプリケーションが実行可能であり、有線/無線通信が可能な任意のコンピューティング装置を指すことができ、例えば、
図2の携帯電話端末210_1、タブレット端末210_2及びPC端末210_3などを含むことができる。図に示すように、ユーザ端末210は、メモリ312、プロセッサ314、通信モジュール316及び入出力インタフェース318を含むことができる。同様に、情報処理システム230は、メモリ332、プロセッサ334、通信モジュール336及び入出力インタフェース338を含むことができる。
図3に示すように、ユーザ端末210及び情報処理システム230は、各々の通信モジュール316、336を用いて、ネットワーク220を介して情報及び/又はデータが通信できるように構成され得る。また、入出力装置320は、入出力インタフェース318を介して、ユーザ端末210に情報及び/又はデータを入力したり、ユーザ端末210から生成された情報及び/又はデータを出力したりするように構成され得る。
【0053】
メモリ312、332は、非一時的な任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含むことができる。一実施例によれば、メモリ312、332は、ROM(Read Only Memory)、ディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)及びフラッシュメモリ(flash memory)などのような永久的な大容量記憶装置(permanent mass storage device)を含むことができる。他の例として、ROM、SSD、フラッシュメモリ及びディスクドライブなどのような永久的な大容量記憶装置は、メモリとは区分される別の永久記憶装置としてユーザ端末210又は情報処理システム230に含まれることができる。また、メモリ312、332には、オペレーティングシステムと少なくとも一つのプログラムコード(例えば、インスタントメッセージングサービス、ソーシャルネットワークサービス、ランダムビデオ通話サービス、ビデオ通話中のイメージ撮影サービスと関連したアプリケーション又はビデオ通話中にカラオケサービスと関連したアプリケーションなどのためのコード)が保存され得る。
【0054】
このようなソフトウェア構成要素等は、メモリ312、332とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からローディングできる。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、このようなユーザ端末210及び情報処理システム230に直接連結可能な記録媒体を含むことのできるが、例えば、フロッピードライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ及びメモリカードなどのようなコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含むことができる。他の例として、ソフトウェア構成要素等は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではなく、通信モジュール316、336を介してメモリ312、332にローディングされることもできる。例えば、少なくとも一つのプログラムは、開発者又はアプリケーションのインストールファイルを配信するファイル配信システムが、ネットワーク220を介して提供するファイルにより設置されるコンピュータプログラム(例えば、インスタントメッセージングサービス、ソーシャルネットワークサービス、ランダムビデオ通話サービス、ビデオ通話中のイメージ撮影サービスと関連したアプリケーション又はビデオ通話中にカラオケサービスと関連したアプリケーションなど)に基づいて、メモリ312、332にローディングされることができる。
【0055】
プロセッサ314、334は、基本的な算術、ロジック及び入出力演算を実行することで、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成できる。命令は、メモリ312、332又は通信モジュール316、336により、プロセッサ314、334に提供され得る。例えば、プロセッサ314、334は、メモリ312、332のような記録装置に記憶されたプログラムコードによって受信される命令を実行するように構成できる。
【0056】
通信モジュール316、336は、ネットワーク220を介して、ユーザ端末210と情報処理システム230とが互いに通信するための構成や機能を提供でき、ユーザ端末210及び/又は情報処理システム230が、他のユーザ端末又は他のシステム(例えば、別のクラウドシステムなど)と通信するための構成や機能を提供できる。一例として、ユーザ端末210のプロセッサ314がメモリ312などのような記録装置に記憶されたプログラムコードによって生成した要求又はデータ(例えば、ランダムビデオ通話要求、ビデオ通話中のイメージ撮影要求、ビデオ通話中のカラオケサービス要求など)は、通信モジュール316の制御により、ネットワーク220を介して情報処理システム230に伝達され得る。反対に、情報処理システム230のプロセッサ334の制御により提供される制御信号や命令が、通信モジュール336及びネットワーク220を経て、ユーザ端末210の通信モジュール316を介してユーザ端末210に受信され得る。例えば、ユーザ端末210は、情報処理システム230から他のユーザが含まれたイメージを受信できる。
【0057】
入出力インタフェース318は、入出力装置320とのインタフェースのための手段であり得る。一例として、入力装置はオーディオセンサー及び/又はイメージセンサーを含むカメラ、キーボード、マイクロホン、マウスなどのような装置を含み、出力装置はディスプレイ、スピーカー、ハプティック(触覚)フィードバックデバイス(haptic feedback device)などのような装置を含むことができる。他の例として、入出力インタフェース318は、タッチスクリーンなどのように入力及び出力を実行するための構成又は機能が一つで統合された装置とのインタフェースのための手段であり得る。
図3では、入出力装置320がユーザ端末210に含まれないように示したが、これに限定されず、ユーザ端末210と一体に構成することもできる。また、情報処理システム230の入出力インタフェース338は、情報処理システム230と連結するか、又は、情報処理システム230が含むことのできる入力や出力のための装置(図示せず)とのインタフェースのための手段であり得る。
図3では、入出力インタフェース318、338がプロセッサ314、334と別に構成される要素として示したが、これに限定されず、入出力インタフェース318、338がプロセッサ314、334に含まれるように構成することもできる。
【0058】
ユーザ端末210及び情報処理システム230は、
図3に示す構成要素よりも多くの構成要素を含むことができる。しかしながら、大部分の従来技術による構成要素を明確に示す必要はない。一実施例によれば、ユーザ端末210は、前述した入出力装置320の少なくとも一部を含むように具現化できる。また、ユーザ端末210は、送受信機(transceiver)、GPS(Global Positioning system)モジュール、カメラ、各種センサー及びデータベースなどのような他の構成要素をさらに含むことができる。例えば、ユーザ端末210がスマートフォンである場合、一般にスマートフォンが有する構成要素を含むことができ、例えば、加速度センサー、ジャイロセンサー、マイクモジュール、カメラモジュール、各種物理的なボタン、タッチパネルを用いたボタン、入出力ポート及び振動のためのバイブレータなどのような多様な構成要素がユーザ端末210にさらに含まれるように具現化できる。
【0059】
一実施例によれば、ユーザ端末210のプロセッサ314は、ランダムビデオ通話サービスを含むインスタントメッセージングサービスを提供するインスタントメッセージングアプリケーション又はウェブブラウザーアプリケーションが動作するように構成できる。このとき、当該アプリケーションと関連したプログラムコードをユーザ端末210のメモリ312にローディングできる。アプリケーションが動作している間に、ユーザ端末210のプロセッサ314は、入出力装置320から提供された情報及び/又はデータを、入出力インタフェース318を介して受信したり、通信モジュール316を介して情報処理システム230から情報及び/又はデータを受信したりでき、受信された情報及び/又はデータを処理して、メモリ312に保存できる。また、このような情報及び/又はデータは、通信モジュール316を介して情報処理システム230に提供され得る。
【0060】
インスタントメッセージングアプリケーションが動作している間に、プロセッサ314は、入出力インタフェース418と連結されたタッチスクリーン、キーボード、オーディオセンサー及び/又はイメージセンサーを含むカメラ、マイクロホンなどのような入力装置により入力又は選択された音声データ、テキスト、イメージ、映像などを受信でき、受信された音声データ、テキスト、イメージ及び/又は映像などをメモリ312に保存したり、通信モジュール316及びネットワーク220を介して情報処理システム230に提供したりできる。一実施例において、プロセッサ314は、入力装置により入力される、ディスプレイ上に表示されたグラフィックオブジェクトを選択するユーザ入力を受信し、受信されたユーザ入力に対応するデータ/要求を、ネットワーク220及び通信モジュール316を介して情報処理システム230に提供できる。
【0061】
ユーザ端末210のプロセッサ314は、情報及び/又はデータを、入出力インタフェース318を介して入出力装置320に転送して出力できる。例えば、ユーザ端末210のプロセッサ314は、ディスプレイ出力可能装置(例えば、タッチスクリーンやディスプレイなど)、音声出力可能装置(例えば、スピーカー)などの出力装置320を介して処理された情報及び/又はデータを出力できる。一実施例において、プロセッサ314は、ランダムビデオ通話画面をユーザ端末210のディスプレイ上に表示できる。
【0062】
情報処理システム230のプロセッサ334は、複数のユーザ端末210及び/又は複数の外部システムから受信された情報及び/又はデータを管理、処理及び/又は記憶するように構成できる。プロセッサ334により処理された情報及び/又はデータは、通信モジュール336及びネットワーク220を介してユーザ端末210に提供できる。
【0063】
図4は、本開示の一実施例に係る受信者を指定しないランダムビデオ通話実行を要求するユーザインタフェースの例を示す図である。第1の動作410は、インスタントメッセージングアプリケーションを実行した後、トークタブにおいてトークルームリスト及びビデオ通話のための通話ボタン412などが表示される例を示す。ユーザは、ビデオ通話のための通話ボタン412を選択することで、ビデオ通話を実行するためのインタフェースに進入できる。
【0064】
第2の動作420は、ユーザが通話ボタン412を選択することに応じて、ユーザ端末のディスプレイ上にビデオ通話を実行するためのインタフェースが表示される例を示す。図に示すように、ビデオ通話を実行するためのインタフェースには、受信者を指定しないランダムビデオ通話を実行するためのボタン422を表示できる。また、ビデオ通話を実行するためのインタフェースには、ユーザの直近通話リスト及び通話相手を選択するための友人関係にある複数のユーザアカウントを共に表示できる。
【0065】
第3の動作430は、ユーザがボタン422をタッチ入力などにより選択することに応じて、ユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、特定のユーザが受信者として自動で指定されるランダムビデオ通話要求画面が表示される例を示す。
【0066】
図に示すように、ランダムビデオ通話要求画面には、自動で指定された相手のランダムビデオ通話承認可能時間(例えば、10秒)を表示できる。
【0067】
図5は、本開示の一実施例に係るランダムビデオ通話中に残余通話可能時間522を表示する例を示す図である。第1の動作510は、ユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、特定のユーザが受信者として自動で指定されるランダムビデオ通話要求画面の例を示す。
【0068】
第2の動作520は、相手がビデオ通話承認可能時間内にビデオ通話要求を承認して、ユーザ間にビデオ通話が進行中である画面の例を示す。図に示すように、ディスプレイの第1の領域にユーザの映像が表示され、第2の領域に相手の映像が表示され得る。
【0069】
一実施例において、ビデオ通話を開始してから第1の既定の時間(例えば、1分)が経過すれば、ユーザ入力なしにビデオ通話を自動で終了できる。また、ビデオ通話を開始してからビデオ通話を自動で終了するまで、ビデオ通話の残余通話可能時間522をディスプレイ上に表示できる。ここで、残余通話可能時間522は、ビデオ通話自動終了まで残存する時間を示すことができる。例えば、ユーザら間のビデオ通話が開始してから2秒が経過した場合、残余通話可能時間522は00:58で表示され得る。
【0070】
図5に示していないが、ビデオ通話画面に残余通話時間を増加させるためのボタンが共に表示され得る。ユーザが当該ボタンを押下するごとに残余通話可能時間が一定の時間(例えば、30秒)だけ増加し得る。ユーザは、ビデオ通話が自動で終了する前に通話終了ボタンを選択することで、手動でビデオ通話を終了させることもできる。
【0071】
図6は、本開示の一実施例に係る第1のユーザ及び第2のユーザのランダムビデオ通話要求画面の例を示す図である。第1の画面610は、ビデオ通話の送信者である第1のユーザのランダムビデオ通話要求画面の例を示す。送信者のユーザ端末には、第1の画面610のように、第2のユーザのビデオ通話承認可能時間(例えば、10秒)などを表示できる。
【0072】
第2の画面620は、ビデオ通話の受信者である第2のユーザのランダムビデオ通話要求受信画面の例を示す。受信者のユーザ端末には、第2の画面620のように、ランダムビデオ通話の送信者に関する情報(「Brown」)及びランダムビデオ通話期間(例えば、1分)などを表示できる。また、第2の画面620には、ランダムビデオ通話の送信者のプロフィール情報(プロフィールイメージなど)を共に表示できる。
【0073】
図に示していないが、第2の画面620には、第2のユーザのランダムビデオ通話承認可能時間(例えば、10秒)、ビデオ通話を承認するためのボタン及び/又はビデオ通話を拒否するためのボタンなどを共に表示できる。
【0074】
図7は、本開示の一実施例に係るランダムビデオ通話中に参加者同士が実行する推奨ミッションを出力する画面の例を示す図である。一実施例において、第1の動作710及び第2の動作720により、ビデオ通話を開始してから既定の時間(例えば、10秒)が経過すれば、ビデオ通話の参加者同士が実行する少なくとも一つの推奨ミッションをディスプレイ上に出力できる。
【0075】
第1の動作710は、ユーザら間のランダムビデオ通話を開始した直後の例示画面である。ランダムビデオ通話の初期には、参加者同士が簡単な挨拶及び近況に関するトークをやり取ることができる。
【0076】
第2の動作720は、ビデオ通話を開始してから既定の時間(例えば、10秒)が経過すれば、ビデオ通話の参加者同士が実行する少なくとも一つの推奨ミッションをディスプレイ上に出力する例を示す。推奨ミッションは、ランダムビデオ通話が進行される間に、気まずい思いをしないように、参加者の全員が同意した場合に提供できる。図示された例において、ディスプレイ上に第1の推奨ミッション722及び第2の推奨ミッション724が提供される。
【0077】
第1の推奨ミッション722は、ビデオ通話の参加者同士が特定の歌を一緒に歌うカラオケミッションであり得る。ユーザらが一緒に歌う歌は、参加者らの選好度、参加者らのインスタントメッセージングアプリケーションのプロフィール音楽、ソーシャルネットワークサービスの音楽ランキングなどに基づいて自動で決定できる。代替的に、ユーザらが一緒に歌う歌は、参加者らの選択を受信して決定してもよい。
【0078】
第2の推奨ミッション724は、ビデオ通話の参加者同士が写真や動画を一緒に撮影する撮影ミッションであり得る。撮影ミッションと関連した具体的な内容については
図8で後述する。
【0079】
一実施例において、ビデオ通話の参加者らが特定の推奨ミッションの実行に同意することに応じて、参加者らのユーザ端末において特定の推奨ミッションと関連したインスタントメッセージングアプリケーションの機能を実行できる。例えば、ランダムビデオ通話の送信者が第1の推奨ミッション722を選択し、受信者がこれに同意した場合、第1の推奨ミッションと関連したインスタントメッセージングアプリケーションの機能(例えば、ビデオ通話中に実行可能なカラオケ機能)を実行できる。
【0080】
一実施例において、ビデオ通話中にユーザらが推奨ミッションを実行するのを撮影した動画が生成され得る。ビデオ通話が終了すれば、生成された動画をダウンロードしたり、メッセージングアプリケーション内の機能と関連付けて生成された動画を共有したり、他のアプリケーション(例えば、他のSNS)に生成された動画を共有したりできる、グラフィックユーザインタフェースを提供できる。例えば、ユーザらがビデオ通話中に一緒に歌を歌うのを撮影した動画、ユーザらがビデオ通話中に写真を一緒に撮影する過程を撮影した動画などが生成され得る。ユーザらは、当該動画をダウンロードしたり、SNS等に共有したりできる。例えば、ユーザらは、ビデオ通話の参加者らが一緒に含まれたインスタントメッセージングアプリケーションのトークルームを介して、当該動画を受信できる。
【0081】
図8は、本開示の一実施例に係る撮影ミッションが実行される例を示す図である。第1の動作810は、ランダムビデオ通話中に撮影ミッションが実行される例を示す。
図8に示すように、ディスプレイの第1の領域812には、第1のユーザ端末(例えば、ランダムビデオ通話の送信者のユーザ端末)のイメージセンサーにより撮影される第1のイメージシーケンスを表示できる。また、ディスプレイの第2の領域814には、第2のユーザ端末(例えば、ランダムビデオ通話の受信者のユーザ端末)から受信される第2のイメージシーケンスを表示できる。
【0082】
ユーザが撮影ボタン816を選択する場合、撮影準備通知が表示され、撮影通知が表示されるとともに撮影が実行されることで、合成イメージ(又はフォトブースイメージ)を生成できる。生成された合成イメージは、第1のユーザ及び第2のユーザの確認のために、第1のユーザ端末及び第2のユーザ端末のディスプレイ上に表示できる。
【0083】
これとは異なり、ユーザが撮影ボタン816を選択する場合、動画の撮影が開始され、合成動画(又はフォトブース動画)を生成できる。ここで、合成動画(又はフォトブース動画)は、複数の合成イメージ(又は複数のフォトブースイメージ)を含むことができる。このとき、合成動画は、既定の時間の間に撮影されたり、ユーザ入力による時間(例えば、第1のユーザが撮影ボタン816を押下したままに維持される時間)の間に撮影されたりできる。生成された合成動画(又はフォトブース動画)は、既定の倍速(例えば、2倍速又は3倍速)で保存又は再生できる。
【0084】
ビデオ通話の参加者らは、撮影ミッションにおいて、第1のイメージシーケンス及び第2のイメージシーケンスが表示される領域の位置や大きさなどを調整できる。また、ユーザらは、フォトブースイメージに含まれる合成イメージの個数、合成イメージの各々の位置、大きさ、テーマなどを予め設定できる。
【0085】
一実施例において、第1のユーザ及び第2のユーザは、ビデオ通話中に一緒に撮影した写真や動画を、第1のユーザ及び第2のユーザが一緒に含まれたインスタントメッセージングアプリケーションのトークルームを介して受信できる。
【0086】
第2の動作820は、ビデオ通話が既定の時間(例えば、1分)の間に進行し、ユーザ入力なしにビデオ通話が自動で終了する例を示す。このとき、ユーザは、ダウンロードボタン822を選択して、一実施例において、ビデオ通話の全体(例えば、1分間のビデオ通話の全体)を録画した動画及び/又は参加者らがビデオ通話中に特定の推奨ミッションを実行するのを撮影した動画を受信できる。このような動画は、第1のユーザ及び第2のユーザが一緒に含まれたインスタントメッセージングアプリケーションのトークルームを介して受信できる。一実施例によれば、第1のユーザ及び第2のユーザが一緒に含まれたインスタントメッセージングアプリケーションのトークルームが存在しない場合、ユーザ端末210は、第1のユーザ及び第2のユーザが一緒に含まれたインスタントメッセージングアプリケーションのトークルームを生成し、生成されたトークルームを介して動画を受信できる。付加的に、ユーザは、共有ボタン824を選択することで、当該動画を、インスタントメッセージングアプリケーション内の他のトークルームに共有したり、他のアプリケーション(例えば、他のSNS)などに共有したりできる。
【0087】
図9は、本開示の一実施例に係る受信者を指定しないランダムビデオ通話において受信者を自動で指定する方法900を示すフローチャートである。方法900は、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、ユーザ端末の少なくとも一つのプロセッサ)により実行できる。プロセッサは、ランダムビデオ通話を要求した第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、特定のユーザ(例えば、第2のユーザ)を受信者として自動で指定して、ビデオ通話を要求できる(S910)。代替的に、プロセッサは、ユーザを指定しないランダムビデオ通話を要求し、インスタントメッセージングサービスを提供する外部装置(例えば、情報処理システム)において、第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、特定のユーザを受信者として自動で指定できる。
【0088】
一実施例において、受信者として自動で指定された第2のユーザは、第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、親密度スコアが最も高いユーザであり得る。ここで、親密度スコアは、友人関係にあるユーザとのメッセージ送受信頻度、通話送受信頻度、年齢層又は最終連絡日付の少なくとも一つに基づいて決定できる。代替的に、第2のユーザは、インスタントメッセージングサービスに接続している第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、第1のユーザと親密度スコアが最も高いユーザであり得る。代替的に、第2のユーザは、インスタントメッセージングサービスに接続している第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、第1のユーザと同じ年齢層のユーザであるとともに、第1のユーザと親密度スコアが最も高いユーザであり得る。
【0089】
その後、受信者がビデオ通話要求を承認するか否かを判定できる(S920)。受信者が要求を承認しない場合、方法900は、ステップ(S910)に戻り、プロセッサは、前述した相手選定基準に基づいて、既に通話したユーザ及び/又はビデオ通話を受けないユーザを除き、ランダムビデオ通話の受信者を自動で指定して、ビデオ通話を要求できる。他方、受信者が要求を承認する場合、方法900は、ステップ(S930)に進行できる。このとき、プロセッサは、第1のユーザ及び受信者間のビデオ通話を開始することができる(S930)。
【0090】
ビデオ通話を開始してから既定の時間(例えば、1分)が経過すれば、プロセッサは、ユーザ入力なしにビデオ通話を自動で終了できる(S940)。ビデオ通話が自動で終了された後、方法900は、ステップ(S910)に戻り、受信者を指定しないランダムビデオ通話を繰り返すことができる。
【0091】
図10は、本開示の一実施例に係る受信者を指定しないランダムビデオ通話実行方法1000を示すフローチャートである。方法1000は、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、ユーザ端末のプロセッサ)により実行できる。プロセッサは、受信者を指定しないランダムビデオ通話実行要求を第1のユーザから受信できる(S1010)。
【0092】
その後、プロセッサは、第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、第2のユーザが受信者として自動で指定されるビデオ通話要求画面をディスプレイ上に表示できる(S1020)。ここで、第2のユーザは、第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、親密度スコアが最も高いユーザであり得る。具体的に、親密度スコアは、友人関係にあるユーザとのメッセージ送受信頻度、通話送受信頻度、年齢層又は最終連絡日付の少なくとも一つに基づいて決定できる。代替的に、第2のユーザは、インスタントメッセージングサービスに接続している第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、第1のユーザと親密度スコアが最も高いユーザであり得る。代替的に、第2のユーザは、インスタントメッセージングサービスに接続している第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、第1のユーザと同じ年齢層のユーザであるとともに、第1のユーザと親密度スコアが最も高いユーザであり得る。
【0093】
続いて、プロセッサは、第2のユーザがビデオ通話要求を承認することに応じて、第1のユーザ及び第2のユーザ間のビデオ通話を開始することができる(S1030)。一実施例において、ビデオ通話を開始してからビデオ通話を自動で終了するまで、プロセッサは、ビデオ通話の残余通話可能時間をディスプレイ上に表示できる。ここで、残余通話可能時間は、ビデオ通話自動終了まで残存する時間を示すことができる。
【0094】
一実施例において、ビデオ通話を開始してから第2の既定の時間(例えば、10秒)が経過すれば、プロセッサは、ビデオ通話の参加者同士が実行する少なくとも一つの推奨ミッションをディスプレイ上に出力できる。ここで、少なくとも一つの推奨ミッションは、ビデオ通話の参加者同士が特定の歌を一緒に歌うカラオケミッションを含むことができる。また、少なくとも一つの推奨ミッションは、ビデオ通話の参加者同士が写真や動画を一緒に撮影する撮影ミッションを含むことができる。第1のユーザ及び第2のユーザが特定の推奨ミッションの実行に同意することに応じて、プロセッサは、特定の推奨ミッションと関連したインスタントメッセージングアプリケーションの機能を実行できる。
【0095】
一実施例において、プロセッサは、第1のユーザ及び第2のユーザがビデオ通話中に特定の推奨ミッションを実行するのを撮影した動画を受信できる。例えば、動画は、第1のユーザ及び第2のユーザが一緒に含まれたインスタントメッセージングアプリケーションのトークルームを介して受信できる。
【0096】
一実施例において、プロセッサは、ビデオ通話開始からビデオ通話自動終了までのビデオ通話画面を撮影した動画を受信することもできる。付加的又は代替的に、プロセッサは、第1のユーザ及び第2のユーザがビデオ通話中に一緒に撮影した写真や動画を、第1のユーザ及び第2のユーザが一緒に含まれたインスタントメッセージングアプリケーションのトークルームを介して受信できる。
【0097】
一実施例において、プロセッサは、ビデオ通話を開始してから第1の既定の時間(例えば、1分)が経過すれば、ユーザ入力なしにビデオ通話を自動で終了できる。ビデオ通話を自動で終了した後、プロセッサは、第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、第3のユーザが受信者として自動で指定されるビデオ通話要求画面をディスプレイ上に表示できる。ここで、第3のユーザは、インスタントメッセージングサービスに接続している第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、第2のユーザを除き、第1のユーザと親密度スコアが最も高いユーザであり得る。第3のユーザがビデオ通話要求を承認しないことに応じて、プロセッサは、第1のユーザと友人関係にある複数のユーザのうち、第4のユーザが受信者として自動で指定されるビデオ通話要求画面をディスプレイ上に表示できる。
【0098】
図9及び
図10に示すフローチャート及び説明は、一つの例示に過ぎず、一部の実施例では異なるように具現化できる。例えば、一部のステップの順序が変化したり、一部のステップが省略されたり、他の構成が追加されたりでき、順次実行されるものと記述された一部のステップが同時に実行され得る。
【0099】
前述した方法は、コンピュータで実行するために、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に保存されたコンピュータプログラムとして提供され得る。媒体は、コンピュータで実行可能なプログラムを継続的に記憶したり、実行又はダウンロードのために一時記憶したりするものであり得る。また、媒体は、単一又は多数のハードウェアが結合された形態の多様な記録手段又は記憶手段であり得るが、あるコンピュータシステムに直接接続される媒体に限定されず、ネットワーク上に分散して存在するものであり得る。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピーディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMやDVDのような光記録媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気-光媒体(magneto-optical medium)、及び、ROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令コードが記憶されるように構成されたものが挙げられる。また、他の媒体の例としては、アプリケーションを配信するアプリストアやその他の多様なソフトウェアを供給乃至配信するサイト、サーバなどで管理する記録媒体乃至記憶媒体も挙げられる。
【0100】
本開示の方法、動作又は技法は多様な手段により具現化できる。例えば、このような技法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、若しくはこれらの組合せで具現化できる。本願の開示により説明された多様な例示的な論理的ブロック、モジュール、回路及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、若しくは両方の組合せで具現化できることを、当業者であれば理解できるはずである。ハードウェア及びソフトウェアのこのような相互の代替を明確に説明するために、多様な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路及びステップが、それらの機能的観点から一般的に前述された。そのような機能が、ハードウェアとして具現化されるか、若しくは、ソフトウェアとして具現化されるかは、特定のアプリケーション及び全体システムに付加される設計要求事項によって変化する。当業者は、各々の特定のアプリケーションのために多様な方式により説明された機能を具現化することもできるが、そのような具現化は本開示の範囲から逸脱するものと解釈してはならない。
【0101】
ハードウェアの具現化において、技法の実行に利用されるプロセッシングユニットは、一つ以上のASIC、DSP、デジタル信号処理デバイス(digital signal processing devices DSPD)、プログラム可能な論理デバイス(programmable logic devices PLD)、フィールドプログラム可能なゲートアレイ(field programmable gate arrays FPGA)、プロセッサ、制御器、マイクロ制御器、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本開示に説明された機能を実行するように設計された他の電子ユニット、コンピュータ、若しくはこれらの組合せ内で具現化されることもできる。
【0102】
したがって、本開示により説明された多様な例示的な論理ブロック、モジュール及び回路は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAや他のプログラム可能な論理デバイス、離散ゲートやトランジスタロジック、離散ハードウェアコンポーネント、若しくは、本願に説明された機能を実行するように設計されたもの等の任意の組合せで具現化又は実行されることもできる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替的に、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、制御器、マイクロ制御器、若しくは状態マシンであり得る。プロセッサは、また、コンピューティングデバイスの組合せ、例えば、DSPとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連した一つ以上のマイクロプロセッサ、若しくは任意の他の構成の組合せで具現化されることもできる。
【0103】
ファームウェア及び/又はソフトウェアの具現化において、技法は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)、PROM(Programmable Read-Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable PROM)、フラッシュメモリ、CD(Compact Disc)、磁気又は光学データストレージデバイスなどのようなコンピュータ読み取り可能な媒体上に保存された命令として具現化できる。命令は、一つ以上のプロセッサによって実行可能であり得、プロセッサが本開示に説明された機能の特定の態様を実行するようにできる。
【0104】
ソフトウェアとして具現化される場合、前記技法は、一つ以上の命令又はコードとしてコンピュータ読み取り可能な媒体上に記憶されたり、コンピュータ読み取り可能な媒体を介して転送されたりできる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、ある場所から他の場所にコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含み、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体であり得る。非限定的な例として、このようなコンピュータ読み取り可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMや他の光学ディスクストレージ、磁気ディスクストレージや他の磁気ストレージデバイス、若しくは、所望のプログラムコードを命令又はデータ構造の形態に移送又は記憶するために使用されることができ、コンピュータによってアクセスできる任意の他の媒体を含むことができる。また、任意の接続がコンピュータ読み取り可能な媒体として適切に称することができる。
【0105】
例えば、ソフトウェアが同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、鉛線、デジタル加入者回線(DSL)、又は、赤外線、無線及びマイクロ波のような無線技術を用いて、ウェブサイト、サーバ又は他の遠隔ソースから転送される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、鉛線、デジタル加入者回線、又は、赤外線、無線及びマイクロ波などのような無線技術は、媒体の定義内に含まれる。本願で使用されたディスク(disk)及びディスク(disc)は、CD、レーザーディスク、光ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、フロッピーディスク及びブルーレイディスクを含み、ここで、通常、ディスク(disk)は磁気的にデータを再生するのに対し、ディスク(disc)はレーザーを用いて光学的にデータを再生する。前記組合せ等も、コンピュータ読み取り可能な媒体等の範囲内に含まれなければならない。
【0106】
ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、着脱可能なディスク、CD-ROM、又は、公知された任意の他の形態の記憶媒体内に常駐することもできる。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取る、或いは、記憶媒体に情報を書き込むように、プロセッサに連結できる。代替的に、記憶媒体はプロセッサに統合されることもできる。プロセッサ及び記憶媒体はASIC内に存在することもできる。ASICはユーザ端末内に存在することもできる。代替的に、プロセッサ及び記憶媒体はユーザ端末で個別構成要素として存在することもできる。
【0107】
以上で説明された実施例は、一つ以上の独立型コンピュータシステムで現在開示された主題の態様を活用するものとして記述しているが、本開示は、これに限定されず、ネットワークや分散コンピューティング環境のような任意のコンピューティング環境によって具現化できる。さらには、本開示における主題の態様は複数のプロセッシングチップや装置で具現化されることもでき、ストレージは複数の装置に亘り、同様に影響を受ける場合もある。このような装置は、PC、ネットワークサーバ及び携帯用装置を含むこともできる。
【0108】
本明細書では、本開示が一部の実施例によって説明されてきたが、本開示の発明が属する技術分野における通常の技術者が理解し得る本開示から逸脱しない範囲内で多様な変形や変更が可能である。また、そのような変形や変更は、本明細書に添付された特許請求の範囲内に属するものと理解されるべきである。
【符号の説明】
【0109】
100 ユーザ
110 ユーザ端末
120 ランダムコールインタフェース
【外国語明細書】