(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024133030
(43)【公開日】2024-10-01
(54)【発明の名称】光コネクタアセンブリ
(51)【国際特許分類】
H04B 10/25 20130101AFI20240920BHJP
F21V 23/06 20060101ALI20240920BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20240920BHJP
【FI】
H04B10/25
F21V23/06
F21Y115:10
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024041295
(22)【出願日】2024-03-15
(31)【優先権主張番号】63/490,649
(32)【優先日】2023-03-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】18/326,529
(32)【優先日】2023-05-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.HDMI
(71)【出願人】
【識別番号】521412489
【氏名又は名称】ウィングコム カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】パイ ユン
(72)【発明者】
【氏名】マオ ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ワン ツオトン
(72)【発明者】
【氏名】ユアン チールー
(72)【発明者】
【氏名】コー チエ
【テーマコード(参考)】
3K014
5K102
【Fターム(参考)】
3K014AA01
5K102AA41
5K102LA06
5K102LA22
5K102LA52
(57)【要約】 (修正有)
【課題】発光HDMI/DPアクティブ光ケーブルを実現するシステム及び方法を提供する。
【解決手段】光コネクタインターフェース100において、光コネクタは、ソースインターフェース116を介して電気信号ソースに電気的に接続され、物理的に接続されるソース端子と、ターゲットデバイスインターフェース118を介して電気信号ターゲットデバイスに電気的かつ物理的に接続されるターゲット端子と、ソース端子とターゲット端子を光学的に接続する光通信チャネル112、114と、補助端子と、を含む。光通信チャネルは、複数のLEDを含む。ソース端子及びターゲット端子は、光通信チャネルを介して互いに通信する。補助端子は、補助信号インターフェース134を介して補助信号ソースから電源信号を受信し、電源信号をソース端子に伝送する。ソース端子は、電源信号をブースト電源信号に変換し、ブースト電源信号をLEDに伝送してLEDを点灯する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光コネクタであって、
第1電気インターフェースを介して電気信号ソースに電気的に接続され、物理的に接続されるように構成されたソース端子と、
第2電気インターフェースを介して電気信号ターゲットデバイスにて電気的に接続され、物理的に接続されるように構成されたターゲット端子と、
前記ソース端子と前記ターゲット端子を光学的に接続し、複数の発光ダイオード(LED)を含む光通信チャネルと、
補助端子と、を含み、
前記ソース端子は、前記第1電気インターフェースを介して前記電気信号ソースから1つ又は複数のソース電気信号を受信し、前記ソース電気信号を対応するソース光信号に変換し、前記光通信チャネルを介して前記ソース光信号を前記ターゲット端子に送信し、
前記ターゲット端子は、前記ソース光信号を受信し、前記ソース光信号を、対応する受信したソース電気信号に変換し、前記第2電気インターフェースを介して前記受信したソース電気信号を前記電気信号ターゲットデバイスに送信し、
前記補助端子は、補助信号ソースから電源信号を受信し、前記電源信号を前記ソース端子に伝送し、前記ソース端子は、前記電源信号をブースト電源信号に変換し、前記ブースト電源信号を前記LEDに伝送して前記LEDを点灯する、光コネクタ。
【請求項2】
前記ソース端子は、前記電源信号を前記ブースト電源信号に変換するように構成されたブーストコンバータを含む、請求項1に記載の光コネクタ。
【請求項3】
前記光通信チャネルは、前記ソース光信号を伝送するように構成された1本又は複数本の光ファイバを含む、請求項1に記載の光コネクタ。
【請求項4】
前記LEDは、単色の単色LEDである、請求項1に記載の光コネクタ。
【請求項5】
前記LEDは、色の異なる単色LEDである、請求項1に記載の光コネクタ。
【請求項6】
1つ又は複数のユーザーによる入力を受け付けて、各LEDの照明を制御し、
前記ユーザーによる入力に基づいてスイッチを介して前記照明を制御するように構成されたマイクロコントローラをさらに含む、請求項1に記載の光コネクタ。
【請求項7】
前記補助端子は、ユーザーから前記ユーザーによる入力を受け付け、前記ユーザーによる入力を前記マイクロコントローラに伝送する、請求項6に記載の光コネクタ。
【請求項8】
前記ソース電気信号は、HDMIプロトコル又はDPプロトコルのいずれかに関連する、請求項1に記載の光コネクタ。
【請求項9】
前記ターゲット端子は、前記第2電気インターフェースを介して前記電気信号ターゲットデバイスから1つ又は複数のターゲットデバイス電気信号を受信し、前記ターゲットデバイス電気信号を対応するターゲットデバイス光信号に変換し、前記光通信チャネルを介して前記ターゲットデバイス光信号を前記ソース端子に伝送し、
前記ソース端子は、前記ターゲットデバイス光信号を受信し、前記ターゲットデバイス光信号を、対応する受信先デバイス電気信号に変換し、前記第1電気インターフェースを介して受信したターゲットデバイス電気信号を前記電気信号ソースに送信する、請求項1に記載の光コネクタ。
【請求項10】
前記ソース端子と前記ターゲット端子を接続する1対の銅リード線をさらに含み、前記1対の銅リード線は、前記ソース端子及び前記ターゲット端子を介して5Vトリガー電圧を前記電気信号ソースから前記電気信号ターゲットデバイスに伝達する、請求項1に記載の光コネクタ。
【請求項11】
方法であって、
ソース端子は、第1電気インターフェースを介して電気信号ソースから1つ又は複数のソース電気信号を受信するステップと、
前記ソース端子は、前記ソース電気信号を対応するソース光信号に変換するステップと、
前記ソース端子は、光通信チャネルを介して前記ソース光信号をターゲット端子に送信するステップと、
前記ターゲット端子は、前記ソース光信号を受信するステップと、
前記ターゲット端子は、前記ソース光信号を、対応する受信したソース電気信号に変換するステップと、
前記ターゲット端子は、第2電気インターフェースを介して、前記受信したソース電気信号を電気信号ターゲットデバイスに送信するステップと、
補助端子は、補助信号ソースから電源信号を受信するステップと、
前記補助端子は、前記電源信号を前記ソース端子に伝送するステップと、
前記ソース端子は、前記電源信号をブースト電源信号に変換するステップと、
前記ソース端子は、前記ブースト電源信号を複数のLEDに伝送して前記LEDを点灯するステップと、を含む、方法。
【請求項12】
前記ソース端子は、前記電源信号を前記ブースト電源信号に変換するように構成されたブーストコンバータを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記光通信チャネルは、前記ソース光信号を送信するように構成された1つ又は複数の光ファイバを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記LEDは、単色の単色LEDである、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記LEDは、色の異なる単色LEDである、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
1つ又は複数のユーザーによる入力を受け付けて、各LEDの照明を制御し、
前記ユーザーによる入力に基づいてスイッチを介して前記照明を制御するマイクロコントローラをさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項17】
前記補助端子は、ユーザーから前記ユーザーによる入力を受け付けるステップと、
前記補助端子は、前記ユーザーによる入力を前記マイクロコントローラに伝送するステップと、をさらに含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記ソース電気信号は、HDMIプロトコル又はDPプロトコルのいずれかに関連する、請求項11に記載の方法。
【請求項19】
前記ターゲット端子は、前記第2電気インターフェースを介して、前記電気信号ターゲットデバイスから1つ又は複数のターゲットデバイス電気信号を受信するステップと、
前記ターゲット端子は、前記ターゲットデバイス電気信号を対応するターゲットデバイス光信号に変換するステップと、
前記ターゲット端子は、前記光通信チャネルを介して、前記ターゲットデバイス光信号を前記ソース端子に送信するステップと、
前記ソース端子は、前記ターゲットデバイス光信号を受信するステップと、
前記ソース端子は、前記ターゲットデバイス光信号を、対応する受信先デバイス電気信号に変換するステップと、
前記ソース端子は、前記第1電気インターフェースを介して、前記受信先デバイス電気信号を前記電気信号ソースに送信するステップと、をさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項20】
前記ソース端子と前記ターゲット端子を接続する1対の銅リード線をさらに含み、前記1対の銅リード線は、前記ソース端子及び前記ターゲット端子を介して、5Vトリガー電圧を前記電気信号ソースから前記電気信号ターゲットデバイスに伝達する、請求項11に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本願は、2023年3月16日に提出された、名称が「発光HDMI(登録商標、以下同様。)/DisplayPortアクティブ光ケーブル(Light-emitting HDMI/DisplayPort Active Optical Cable)」の米国仮出願第63/490,649号の優先権を主張しており、当該出願の開示内容は全体として引用により本明細書に組み込まれている。
【技術分野】
【0002】
本開示は、発光HDMI/DPアクティブ光ケーブルを実現するシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
情報技術の継続的な発展に伴い、高解像度のオーディオ及びビデオ信号が使用される状況はますます増えている。非圧縮の高解像度ビデオ及びマルチチャンネルオーディオデータは高品質で伝送することができ、1080p以上の解像度をサポートする帯域幅を提供できるため、マルチメディア伝送ケーブル(例えば、高解像度マルチメディアインターフェイス(HDMI)アクティブ光ケーブルやDisplayPort(DP)アクティブ光ケーブル)は、さまざまな分野で広く使用されている。しかし、既存のHDMI/DPアクティブ光ケーブルは、かさばって重く、照明効果を伴わない場合にのみ信号を伝送する機能を発揮する。特に夜間や暗い場所では、ユーザーが何らかの理由でケーブルにアクセスしたい場合に、ケーブルを見つけたり、ケーブルの種類を区別したりすることが困難になる可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の各態様は、発光HDMI/DPアクティブ光ケーブル(例えば、光コネクタ)を実現するシステム及び方法に関する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
光コネクタは、第1電気インターフェースを介して電気信号ソースに電気的に接続され物理的に接続されるように構成されたソース端子を含む。前記ターゲット端子は、第2電気インターフェースを介して電気信号ターゲットデバイスに電気的に接続され物理的に接続されるように構成されてもよい。前記光コネクタは、前記ソース端子と前記ターゲット端子を光学的に接続する光通信チャネルを含んでもよい。前記光通信チャネルは、複数の発光ダイオード(LED)を含んでもよい。前記光コネクタは、補助端子をさらに含んでもよい。
【0006】
一態様では、前記ソース端子は、前記第1電気インターフェースを介して前記電気信号ソースから1つ又は複数の第1電気信号を受信し、前記第1電気信号を対応する光信号に変換し、前記光通信チャネルを介して前記光信号を前記ターゲット端子に送信する。前記ターゲット端子は、前記光信号を受信し、前記光信号を成対応する第2電気信号に変換し、前記第2電気信号を前記電気信号ターゲットデバイスに送信してもよい。
【0007】
一態様では、前記補助端子は、補助信号ソースから電源信号を受信し、前記電源信号を前記ソース端子に伝送してもよい。前記ソース端子は、前記電源信号をブースト電源信号に変換し、前記ブースト電源信号を前記LEDに伝送して前記LEDを点灯してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の非限定的かつ非網羅的な実施例は、以下の図面を参照して説明され、別段の記載がない限り、それぞれの図面において同じ符号が同じ部分を意味する。
【
図1】光コネクタのインターフェースを示すブロック図である。
【
図3】発光調整インターフェースを示すブロック図である。
【
図4】発光調整インターフェースを示すブロック図である。
【
図5】
図5A及び5Bは、LED電圧調整インターフェースを示す電気インターフェース図である。
【
図9】ソース端子のインターフェースの実施例を示すブロック図である。
【
図10】ターゲット端子のインターフェースの実施例を示すブロック図である。
【
図11】ソース端子のインターフェースの実施例を示すブロック図である。
【
図12】ターゲット端子のインターフェースの実施例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の明細書では、その一部を形成する添付の図面が参照され、本開示を実施することができる特定の例示的な実施例が図示されている。これらの実施例は、当業者が本明細書に開示された概念を実施することができるように十分に詳細に説明されており、本開示の範囲を逸脱することなく、様々な開示された実施例を修正することができ、他の実施例を利用することができることが理解されるべきである。したがって、以下の明細書は限定的な意味を有するものとはみなされない。
【0010】
本明細書全体を通して「一実施例」、「実施例」、「一例」、又は「例」を参照することは、当該実施例又は例に関連して説明された特定の特徴、構造、又は特性が本開示の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体を通して様々な場所で見られる「一実施例において」、「実施例において」、「一例」、又は「例」という語句は、必ずしも同じ実施例又は例を指すとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、データベース、又は特性は、1つ又は複数の実施例又は例において、任意の適切な組み合わせ及び/又はサブ組み合わせで組み合わせられてもよい。さらに、本明細書で提供される図面は、当業者への説明を目的としたものであり、必ずしも比例して描かれているわけではないことを理解されたい。
【0011】
本開示による実施例は、装置、方法、又はコンピュータプログラム製品として具現化することができる。したがって、本開示は、ハードウェアを完全に含む実施例、ソフトウェアを完全に含む実施例(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)、又はソフトウェア及びハードウェアの態様を組み合わせた実施例の形態をとってもよく、これらの実施例は、本明細書では一般に「回路」、「モジュール」、又は「システム」と呼ばれることがある。さらに、本開示の実施例は、媒体に組み込まれたコンピュータ使用可能なプログラムコードを有する任意の有形の表現媒体に組み込まれたコンピュータプログラム製品の形態をとることができる。
【0012】
1つ又は複数のコンピュータ利用可能又はコンピュータ読み取り可能な媒体の任意の組み合わせを利用することができる。例えば、コンピュータ読み取り可能な媒体は、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)デバイス、読み取り専用メモリ(ROM)デバイス、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)デバイス、ポータブル光ディスク読み取り専用メモリ(CDROM)、光学記憶デバイス、磁気記憶デバイス、及び現在知られているか又は後で発見される任意の他の記憶媒体のうちの1つ又は複数を含んでもよい。本開示の動作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、1つ又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述することができる。このようなコードは、ソースコードから、そのコードを実行することができるデバイス又はコンピュータに適したコンピュータ読み取り可能なアセンブリ言語又はマシンコードにコンパイルすることができる。
【0013】
実施例は、クラウドコンピューティング環境においても実装されてもよい。本明細書及び添付の特許請求の範囲では、「クラウドコンピューティング」は、仮想化を介して迅速に供給され、最小限の管理努力又はサービスプロバイダとの相互作用によって解放され、それに応じてスケーリングされ得る、構成可能なコンピューティングリソース(例えば、ネットワーク、サーバ、記憶装置、アプリケーション及びサービス)の共有プールへの普遍的で便利なオンデマンドのネットワークアクセスを可能にするモデルとして定義されてもよい。クラウドモデルは、さまざまな特性(例えば、オンデマンドのセルフサービス、広範なネットワークアクセス、リソースプール、迅速な耐障害性、測定サービス)、サービスモデル(例えば、サービスとしてのソフトウェア(「SaaS」)、サービスとしてのプラットフォーム(「PaaS」)、サービスとしてのインフラストラクチャー(「IaaS」))、及び導入モデル(例えば、プライベートクラウド、コミュニティクラウド、パブリッククラウド、及びハイブリッドクラウド)で構成される。
【0014】
図面におけるフローチャート及びブロック図は、本開示の様々な実施例に係るシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品の可能な実装のアーキテクチャ、機能、及び動作を示している。この点では、フローチャート又はブロック図の各ブロックは、指定された論理機能を実装するための1つ又は複数の実行可能コマンドを含むコードのモジュール、セグメント、又は部分を表すことができる。なお、ブロック図及び/又はフローチャートの各ブロック、ならびにブロック図及び/又はフローチャートのブロックの組み合わせは、特定の機能又は動作を実行する専用ハードウェアベースのシステム、又は専用ハードウェア及びコンピュータコマンドの組み合わせによって実装されてもよい。これらのコンピュータプログラムコマンドは、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置が特定の態様で機能するように指示することができるコンピュータ読み取り可能な媒体に記憶されてもよく、それにより、コンピュータ読み取り可能な媒体に記憶されたコマンドは、フローチャート及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックに指定された機能/動作を実現するコマンドデバイスを含む物品を生成する。
【0015】
本発明の各態様は、発光HDMI/DPアクティブ光ケーブルを実現するシステム及び方法に関する。このようなケーブルは、電気信号ソースに接続され得るソース端子と電気信号ターゲットデバイスに接続され得るターゲット端子と、を含んでもよい。ソース端子及びターゲット端子は、双方向光通信チャネルを介して光学的に接続されてもよい。ソース端子は、電気信号ソースから1つ又は複数のソース電気信号を受信し、ソース電気信号をソース光信号に変換し、光通信チャネルを介してソース光信号をターゲット端子に送信してもよい。ターゲット端子は、ソース光信号を受信し、ソース光信号を受信元電気信号に変換し、受信元電気信号を電気信号ターゲットデバイスに送信してもよい。
【0016】
ターゲット端子は、電気信号ターゲットデバイスから1つ又は複数のターゲットデバイス電気信号を受信し、ターゲットデバイス電気信号をターゲットデバイス光信号に変換し、光通信チャネルを介してターゲットデバイス光信号をソース端子に送信してもよい。ソース端子は、ターゲットデバイス光信号を受信し、ターゲットデバイス光信号を受信先デバイス電気信号に変換し、受信先デバイス電気信号を電気信号ソースに送信してもよい。
【0017】
アクティブ光ケーブルは補助端子をさらに含み、該補助端子は、補助信号ソースに接続されて、アクティブ光ケーブルに電力を供給する。一態様では、供給される電力はまた、光通信チャネルを含む光ケーブルアセンブリに含まれる1つ又は複数の発光ダイオード(LED)を点灯することに用いられる。これらのLEDは、アクティブ光ケーブルに発光効果を与える。この発光効果は、明るさ、色、タイミングなどを端末デバイスを通じてユーザーがプログラム及び定義でき、LEDによって形成される2つの照明チャネルなど、さまざまな静的及び動的発光タイプを実現できる。
【0018】
図1は、光コネクタインターフェース100を示すブロック図である。図示のように、光コネクタインターフェース100は、光コネクタ102、電気信号ソース108、電気信号ターゲットデバイス110、及び補助信号ソース122を含む。光コネクタ102はさらに、ソース端子104、ターゲット端子106、光ケーブルアセンブリ120、及び補助端子124を含む。光ケーブルアセンブリ120はさらに、光通信チャネル112及び114、LEDインターフェース132及びLED126を含む。一態様では、光通信チャネル112及び114は、それぞれ1つ又は複数の光ファイバを含む。光通信チャネル112は、光データをソース端子104からターゲット端子106に送信するように構成された一方向光通信チャネルである。光通信チャネル114は、光データをターゲット端子104からターゲット端子106に送信するように構成された一方向光通信チャネルである。
【0019】
一態様では、電気信号ソース108は、電気信号ターゲットデバイス110に伝送されるべき1つ又は複数のソース電気信号を生成する。ソース電気信号は、ソース端子104がソースインターフェース116を介して受信してもよい。ソースインターフェース116は、電気信号ソース108とソース端子104との間の電気的な接続及び物理的な接続を実現することができる。ソース端子104は、ソース電気信号をソース光信号に変換し、光通信チャネル112を介してこれらのソース光信号をターゲット端子106に送信してもよい。ターゲット端子106は、ソース光信号を受信し、ソース光信号を受信元電気信号に変換し、その後、ターゲットデバイスインターフェース118を介して受信元電気信号を電気信号ターゲットデバイス110に送信する。
【0020】
一態様では、光コネクタ102は、サポートされるデジタルオーディオ/ビデオ通信プロトコル(例えば、DVI、HDMI又はDP)を使用して、オーディオ/ビデオ信号ソース(電気信号ソース108)をオーディオ/ビデオ信号ターゲットデバイス(電気信号ターゲットデバイス110)に接続してもよい。オーディオ・ビデオ信号ソースの例としては、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、セットトップボックス、ビデオゲームコンソール、DVDプレーヤ、ブルーレイプレーヤ、VHSプレーヤ、アップルボックス、PS5、XBOX(登録商標)、ディスプレイカード、デジタル信号プロセッサなどが挙げられる。オーディオ・ビデオ信号ターゲットデバイスの例としては、液晶ディスプレイ(LCD)、有機発光ダイオードディスプレイ(OLED)、陰極線管(CRT)ディスプレイ、オーディオビデオプロジェクタなどのビデオディスプレイモニタなどが挙げられる。オーディオ・ビデオ信号ターゲットデバイスの具体例としては、テレビ及びコンピュータディスプレイが挙げられる。
【0021】
一態様では、電気信号ターゲットデバイス110は、電気信号ソース108に送信されるべき1つ又は複数のターゲットデバイス電気信号を生成する。ターゲットデバイス電気信号は、ターゲット端子106がターゲットデバイスインターフェース118を介して受信してもよい。ターゲットデバイスインターフェース118は、電気信号ターゲットデバイス110とターゲット端子106との間の電気的な接続及び物理的な接続を実現することができる。ターゲット端子106は、ターゲットデバイス電気信号をターゲットデバイス光信号に変換し、光通信チャネル114を介してこれらのターゲットデバイス光信号をソース端子104に送信してもよい。ソース端子104は、ターゲットデバイス光信号を受信し、ターゲットデバイス光信号を受信先デバイス電気信号に変換し、その後、ソースインターフェース116を介して受信先デバイス電気信号を電気信号ソース108に送信してもよい。ターゲットデバイス電気信号は、関連するデジタルオーディオ・ビデオ通信プロトコルに関連する低速信号であってもよい。
【0022】
一態様では、補助端子124は、補助信号インターフェース134を介して、補助信号ソース122に電気的に接続され物理的に接続される。補助信号インターフェース134は、双方向電気信号インターフェース、例えばUSBインターフェースであってもよい。補助端子124はまた、データチャネル128及び電源チャネル130を介してソース端子104に電気的に接続され物理的に接続されてもよい。
【0023】
一態様では、補助端子124は、補助信号インターフェース134を介して、補助信号ソース122から電源信号(例えば、5V USB電源信号)を受信する。補助端子124は、電力チャネル130を介して電源信号をソース端子104に送信してもよい。ソース端子104はまた、LEDインターフェース132を介して電源信号をLED 126に送信して、LED 126を点灯してもよい。
【0024】
一態様では、補助端子は、補助信号インターフェース134を介して、補助信号ソース122から1つ又は複数のLED制御信号を受信する。LED制御信号は、ユーザーによって開始されて、LED 126による照明を制御するものであってもよい。例えば、ユーザーは、LED 126に関連する光の強度、LED 126の点滅パターンを制御し、LED 126によって表示される1つ又は複数の色を変更したいなどと望む場合がある。これを達成するために、LED 126は、異なる色の単色LED(例えば、赤、青、緑、黄、オレンジなど)の任意の組み合わせであってもよいし、1つ又は複数の3色LEDを使用して実装されてもよい。LED 126は、光ケーブルアセンブリ120内に特定の形態(例えば直線状)で配置されてもよい。LED 126は、光ケーブルアセンブリ120の透明外層に封入されてもよい。この透明外層は、LED 126を封入すると同時に、LED 126によって生成された光が光ケーブルアセンブリ120の外部に伝達されることを可能にする。
【0025】
LED制御信号は、補助端子124がデータチャネル128を介してソース端子104に送信してもよい。ソース端子104はまた、LEDインターフェース132を介して、LED制御信号をLED 126に送信することで、所望のユーザー制御機能を実現してもよい。
【0026】
図2は、光コネクタ200を示す模式図である。光コネクタ200は、光コネクタ102の実施例であってもよい。図示のように、光コネクタ200は、ソース端子104、ターゲット端子106、補助端子124、光ケーブルアセンブリ204、補助コネクタ208、ソースインターフェース202、及びターゲットデバイスインターフェース206を含む。一態様では、光ケーブルアセンブリ204は、光ケーブルアセンブリ120と類似しており、かつ、光通信チャネル112及び114、LEDインターフェース132及びLED 126と同一又は類似の部材を含んでもよい。ソースインターフェース202は、ソースインターフェース116と類似の電気機械インターフェースであってもよい。ターゲットデバイスインターフェース206は、ターゲットデバイスインターフェース118と類似の電気機械インターフェースであってもよい。補助インターフェース210は、補助インターフェース134と類似の電気機械インターフェースであってもよい。補助コネクタ208は、データチャネル128と電源チャネル130の両方を含む電気コネクタとして構成されてもよい。
【0027】
特定の実施例では、光コネクタ200は、デジタルオーディオ・ビデオデータソースをデジタルオーディオ・ビデオデータターゲットデバイスに接続するように構成される。サポートするオーディオ・ビデオプロトコルの例としては、DVI、HDMI、及びDPが含まれる。ソースインターフェース202及びターゲットデバイスインターフェース206は、サポートするデジタルオーディオ・ビデオプロトコルと一致する電気機械コネクタとして構成される。特定実施例では、補助インターフェース210は、USB接続を通じて補助信号ソース122に接続されたUSBインターフェースである。補助インターフェース210は、USB電力及びUSBデータの両方に対応できる。USB電源は、LED 126や光コネクタ200の他の側面に電力を供給してもよい。USBデータは、特定のユーザコマンド(例えば、LED 126に対するユーザー構成コマンド)を使用してLED 126を点灯してもよい。
【0028】
一態様では、LED 126は、通信チャネル112及び114のいずれかの側における2つの発光チャネルとして配置又は組み立てられてもよい。LED 126は、複数のLEDユニットで構成されてもよく、前記複数のLEDユニットは、光ケーブルアセンブリ204に沿って規則的な間隔又はパターンで均等に配置されてもよい。光コネクタ200の発光効果、例えば明るさ、色、タイミングなどは、補助端子124を通じてユーザーがプログラム及び定義でき、さらに2つの発光チャネルによる静的及び動的発光タイプを実現できる。
【0029】
図3は、発光調整インターフェース300を示すブロック図である。図示のように、発光調整インターフェース300は、ソース端子104、ターゲット端子106、補助端子124、光通信チャネル314、及びLED 312を含む。ソース端子104はさらに、ソースインターフェース302、送信機TX 304、マイクロコントローラMCU 306、及びブーストコンバータ308を含む。ターゲット端子106はさらに、受信機RX 316及びターゲットデバイスインターフェース318を含む。補助端子124はさらに、USB-シリアルポートコンバータ309及び補助信号インターフェース310を含む。
【0030】
一態様では、光通信チャネル314は、光通信チャネル112及び114で構成される双方向光通信チャネルである。LED 312は、LED 126と類似のものであってもよい。ソースインターフェース302は、ソースインターフェース116と類似のものであってもよい。ターゲットデバイスインターフェース318は、ターゲットデバイスインターフェース118と類似のものであってもよい。補助信号インターフェース310は、補助信号インターフェース134と類似のものであってもよい。
【0031】
一態様では、TX 304は、ソースインターフェース302を介して、電気信号ソース(例えば、電気信号ソース108)から1つ又は複数のソース電気信号(例えば、デジタルオーディオ・ビデオ信号)を受信してもよい。TX 304は、ソース電気信号を対応するソース光信号に変換し、光通信チャネル314を介してソース光信号をRX 316に送信してもよい。RX 316は、ソース光信号を受信元電気信号に変換し、ターゲットデバイスインターフェース318を介して受信元電気信号を電気信号ターゲットデバイス(例えば、電気信号ターゲットデバイス110)に送信してもよい。
【0032】
一態様では、RX 316は、ターゲットデバイスインターフェース318を介して、電気信号ターゲットデバイス(例えば、電気信号ターゲットデバイス110)から1つ又は複数のターゲットデバイス電気信号(例えば、HDMIなどのオーディオ・ビデオ通信プロトコルに関連する低速デジタル信号)を受信する。RX 316は、ターゲットデバイス電気信号を対応するターゲットデバイス光信号に変換し、光通信チャネル314を介してターゲットデバイス光信号をTX 304に送信してもよい。TX 304は、ターゲットデバイス光信号を受信先デバイス電気信号に変換し、ソースインターフェース302を介して受信先デバイス電気信号を電気信号ソース(例えば、電気信号ソース108)に送信してもよい。
【0033】
一態様では、補助端子124は、補助信号インターフェース310を介して補助信号ソース(例えば、補助信号ソース122であってもよいし、USB信号ソースであってもよい。)から5V電源信号(例えば、5V USB電源信号)を受信してもよい。補助端子124は、5V信号及び接地信号を含む5V電源信号をブーストコンバータ308に送信する。ブーストコンバータ308は、5V電源信号をLED 312に送信してLEDを点灯するように構成されてもよい。
【0034】
一態様では、補助端子124は、補助信号インターフェース310を介して補助信号ソース(例えば、補助信号ソース122)から1つ又は複数のユーザー構成信号を受信する。これらのユーザー構成信号は、LED 312の様々な照明属性を制御することに用いられ得る。一態様では、USBプロトコルによってユーザー構成信号を、D+及びD-信号として受信する。USB-シリアルポート309は、USBプロトコルをデコードし、MCU 306により読み取られ得る形式のユーザー構成信号を抽出/デコードし、デコードしたユーザー構成信号をMCU 306に送信するように構成されてもよい。デコードしたユーザー構成信号に基づいて、MCU 306は、スイッチを介して320LED 312の照明特性を制御するようにブーストコンバータ308を制御する。
【0035】
一態様では、MCU 306とUSB-シリアルポート309との間及び補助信号インターフェース310からブーストコンバータ308への接続は、補助端子124、補助信号インターフェース310、及び補助ケーブル208の組み合わせによって実現されてもよい。
【0036】
ユーザー構成信号により制御され得るLED 312の属性には、以下のことが含まれる。
*照度(明るさ)
*色
*時間の経過に伴う照明/パターン/色
【0037】
一態様では、発光チャネル(即ちち、LED 312)への電力供給は、ブーストコンバータ回路(即ち、ブーストコンバータ308)によって制御される。補助信号インターフェース310は、発光チャネルへ電力を供給するためのUSBインターフェースであってもよい。ブーストコンバータ308は、LEDユニットの陽極に接続された発光チャネルの入力電圧を調整するように構成されてもよい。USBケーブル(例えば、補助ケーブル208)は、補助信号インターフェース310から5V及び接地(GND)信号を送信し、5V電圧をブーストコンバータ308に伝達することに用いられ得る。発光チャネルの入力電圧は、ブーストコンバータ308によってLED 312のLEDユニットの操作電圧(例えば、5V~7V)にブースト変換される。回線が接続されると、LEDユニットは点灯する。
【0038】
一態様では、発光チャネルの光はMCU回路308で調整される。このことを実現するために、補助端子124は、補助信号インターフェース310を介して発光チャネル(即ち、LED 312)に関連するユーザーで定義された1つ又は複数の設定信号を受信してもよい。該設定情報は、D+及びD-信号伝送ラインでUSB-シリアルポートコンバータ309に送信されてもよい。USB-シリアルポート/コンバータ309は、D+及びD-信号を受信し、MCU(回路)306に送信される設定信号を生成する。MCU 306は、設定信号によって制御されてもよく、かつ、LED制御信号を生成して、スイッチ320をオンにするか否かを判定してもよい。MCU 306はまた、USB-シリアルポートコンバータ309に確認信号を返信してもよい。スイッチ320は、MCU 306によって直接制御され、また、LEDユニットの陰極に接続される。スイッチ320がオンになった場合、LEDユニット(即ち、LED 312)の陰極は、地(GND)に接続され、かつ、LEDユニットはオンにあって発光チャネルを点灯する。スイッチ320がオフにあった場合、LEDユニットの陰極はオフにされ、かつ、LEDユニットはオフにされ、発光チャネルは点灯できない。ユーザー構成信号に基づいてスイッチ320を連続的にオン又はオフにすることによって、MCU 306は、様々な静的及び動的発光効果を生成することができる。一態様では、LED 312は、2つの発光チャネルとして実装される。2つの発光チャネルは、様々な静的及び動的発光タイプを実現するために、個別に配置されてもよい。MCU 306によってパルス幅変調(PWM)技術等を実現してLED 312の動的照明を制御してもよい。その結果、アクティブ光ケーブルは、ユーザーで定義された発光効果を示す。LED 312は、ターゲット端子106に物理的に接続されるが、関連する電気的接続が伴われなくてもよい。
【0039】
図4は、発光調整インターフェース400を示すブロック図である。図示のように、発光調整インターフェース400は、ソース端子104、ターゲット端子106、補助端子124、光通信チャネル414、及びLED 412を含む。ソース端子104はさらに、ソースインターフェース402、送信機TX 404、マイクロコントローラMCU 406、及びブーストコンバータ408を含む。ターゲット端子106はさらに、ターゲットデバイスRX 416とターゲットデバイスインターフェース418を含む。補助端子124はさらに、補助信号インターフェース410を含む。
【0040】
一態様では、光通信チャネル414は、光通信チャネル112及び114からなる双方向光通信チャネルである。LED 412は、LED 126と類似のものであってもよい。ソースインターフェース402は、ソースインターフェース116と類似のものであってもよい。ターゲットデバイスインターフェース418は、ターゲットデバイスインターフェース118と類似のものであってもよい。補助信号インターフェース410は、補助信号インターフェース134と類似のものであってもよい。
【0041】
一態様では、TX 404は、ソースインターフェース402を介して、電気信号ソース(例えば、電気信号ソース108)から1つ又は複数のソース電気信号(例えば、デジタルオーディオ・ビデオ信号)を受信する。TX 404は、ソース電気信号を対応するソース光信号に変換し、光通信チャネル414を介してソース光信号をRX 416に送信してもよい。RX 416は、ソース光信号を受信元電気信号に変換し、ターゲットデバイスインターフェース418を介して受信元電気信号を電気信号ターゲットデバイス(例えば、電気信号ターゲットデバイス110)に送信してもよい。
【0042】
一態様では、RX 416は、ターゲットデバイスインターフェース418を介して電気信号ターゲットデバイス(例えば、電気信号ソース110)から1つ又は複数のターゲットデバイス電気信号(例えば、HDMIなどのオーディオ・ビデオ通信プロトコルに関連する低速デジタル信号)を受信する。RX 416は、ターゲットデバイス電気信号を対応するターゲットデバイス光信号に変換し、光通信チャネル414を介してターゲットデバイス光信号をTX 404に送信してもよい。TX 404は、ターゲットデバイス光信号を受信先デバイス電気信号に変換し、ソースインターフェース402を介して受信先デバイス電気信号を電気信号ソース(例えば、電気信号ソース108)に送信してもよい。
【0043】
一態様では、補助端子124は、補助信号インターフェース410を介して補助信号ソース(例えば、補助信号ソース122であってもよいし、USB信号ソースであってもよい。)から5V電源信号(例えば、5V USB電源信号)を受信してもよい。補助端子124は、5V信号及び接地信号を含む5V電源信号をブーストコンバータ408に送信する。ブーストコンバータ408は、5V電源信号をLED 412に送信してLEDを点灯するように構成されてもよい。
【0044】
一態様では、補助端子124は、補助信号インターフェース410を介して補助信号ソース(例えば、補助信号ソース122)から1つ又は複数のユーザー構成信号を受信する。これらのユーザー構成信号は、LED 412の様々な照明属性を制御することに用いられ得る。一態様では、USBプロトコルによってユーザー構成信号を、D+及びD-信号として受信する。MCU 406は、D+及びD-信号を受信し、D+及びD-信号からユーザー構成信号を検索するように構成されてもよい。ユーザー構成信号に基づいて、MCU 406は、スイッチ420を介してLED 412の照明特性を制御するようにブーストコンバータ408を制御する。
【0045】
一態様では、補助信号インターフェース410とMCU 406及びブーストコンバータ408との間の接続は、補助端子124、補助信号インターフェース410、及び補助ケーブル208の組み合わせによって実現されてもよい。
【0046】
ユーザー構成信号によって制御され得るLED 412の属性には、以下のことが含まれる。
*照度(明るさ)
*色
*時間の経過に伴う照明/パターン/色
【0047】
一態様では、発光チャネル(即ち、LED 412)への電力供給は、ブーストコンバータ回路(即ち、ブーストコンバータ408)によって制御される。補助信号インターフェース410は、発光チャネルへ電力を供給するUSBインターフェースであってもよい。ブーストコンバータ408は、LEDユニットの陽極に接続された発光チャネルの入力電圧を調整するように構成されてもよい。USBケーブル(例えば、補助ケーブル208)は、補助信号インターフェース410から5V及び接地(GND)信号を送信し、5V電圧をブーストコンバータ408に伝達することに用いられ得る。発光チャネルの入力電圧は、ブーストコンバータ408によってLED 412のLEDユニットの操作電圧(例えば、5V~7V)にブースト変換される。回線が接続されると、LEDユニットは点灯する。
【0048】
一態様では、発光チャネルの光はMCU回路406で調整される。このことを実現するために、補助端子124は、補助信号インターフェース410を介して発光チャネル(即ち、LED 412)に関連するユーザーで定義された1つ又は複数の設定信号を受信してもよい。該設定情報は、D+及びD-信号伝送ラインでMCU(回路)406に伝送されてもよい。MCU回路406は、D+及びD-信号によって直接制御されてもよい。MCU回路406は、LED制御信号を生成して、スイッチ420をオンにするか否かを判定してもよい。スイッチ420は、MCU 406によって直接制御され、また、LEDユニットの陰極に接続されてもよい。スイッチ420がオンになった場合、LEDユニット(即ち、LED 412)の陰極は接地し、LEDユニットはオンになって発光チャネルを点灯する。スイッチ420がオフになった場合、LEDユニットの陰極はオフにされ、かつ、LEDユニットはオフにされ、発光チャネルは点灯できない。ユーザー構成信号に基づいてスイッチ420を連続的にオン又はオフにすることによって、MCU 406によって様々な静的及び動的発光効果を生成することができる。
【0049】
一態様では、LED 412は、2つの発光チャネルとして実装される。2つの発光チャネルは、様々な静的及び動的発光タイプを実現するために、個別に配置されてもよい。MCU 406によってパルス幅変調(PWM)技術等を実現してLED 412の動的照明を制御してもよい。その結果、アクティブ光ケーブルは、ユーザーで定義された発光効果を示す。
【0050】
図5Aは、LED電圧調整インターフェース500を示す電気インターフェース図である。図示のように、LED電圧調整インターフェース500は、ブーストコンバータ502、LED 504、及びスイッチ506を含む。ブーストコンバータ502は、ブーストコンバータ308又は408と類似のものであってもよい。LED 504は、LED 312又は412と類似のものであってもよい。スイッチ506は、スイッチ320又は420と類似のものであってもよい。
【0051】
一態様では、発光チャネル(即ち、LED 504)の電圧調整は、ブーストコンバータ(回路)502及びスイッチ506によって実現されてもよい。スイッチ506は、LED 504のオン・オフの切り替えを制御することができる。
【0052】
一態様では、発光チャネルは各々複数のLEDユニット(例えば、LED 504)で構成される。この実施例では、すべてのLEDユニットは、同一の単色LEDである。一態様では、USBケーブル(例えば、補助コネクタ208)は、関連する電気インターフェース(例えば、補助インターフェース134又は210)から5V及びGND信号を伝達する。しかし、5V入力電圧は、発光チャネルのすべてのLEDユニットをオン(即ち、点灯)にするのに不十分である可能性がある。したがって、5V電圧をLEDユニットの作動電圧に調整する必要がある。この電圧調整を実行するために、5V信号及びGND信号は、USB電気インターフェース(即ち、補助インターフェース134又は210)からブーストコンバータ回路502に伝送される。次に、ブーストコンバータ回路502は、LEDユニットの作動電圧にほぼ等しいブースト変換された出力電圧を生成する。例えば、ブーストコンバータ回路は、発光チャネルのすべてのLEDユニット(即ち、LED 504)への電力供給及び点灯に充分な約7Vの電圧を生成することができる。
【0053】
一態様では、LEDユニット(即ち、LED 504)の陽極は、ブーストコンバータ回路502の出力に接続される。LEDユニットの陰極は、スイッチ506に接続され、陰極電圧はVLEDと呼ばれる。スイッチ506がオンになった(即ち、閉じられた)場合、LEDユニット(即ち、LED 504)の陰極は接地し、LEDユニットはオンになって発光チャネルを点灯する。スイッチ506がオフになった(即ち、開かれた)場合、LEDユニットの陰極はオフにされ、LEDユニットはオフにされ、発光チャネルは点灯できない。マイクロコントローラの制御(例えば、MCU 306又は406による制御)の下で、ブーストコンバータ502は、スイッチ506をオン又はオフにしてパルス幅変調スキームを実現することに用いられ得る。該パルス幅変調スキームは、LED 504による照明(単なるオン/最大明るさ及びオフの切り替えスキームと逆)を制御することができる。
【0054】
一態様では、LED 504は単色LEDである。言い換えれば、LED 504のLEDは、すべて同一の色である。別の実施例では、多色LEDも対応できる。この場合、1組のLEDは様々なサブ部分に分けられ、各サブ部分には同色のLEDが含まれる。
図5Bは、多色LEDのLED電圧調整インターフェース501を示す電気インターフェース図である。図示のように、LED電圧調整インターフェース501は、ブーストコンバータ503、LED 505、及びスイッチ508、510~512を含む。ブーストコンバータ503は、ブーストコンバータ308又は408と類似のものであってもよい。LED 505は、LED 312又は412と類似のものであってもよい。スイッチ508、510~512のうちの各々は、スイッチ320又は420と類似のものであってもよい。
【0055】
一態様では、発光チャネル(即ち、LED 505)の電圧調整は、ブーストコンバータ(回路)503及びスイッチ508~512によって行われてもよい。スイッチ508~512は、LED 505のオン・オフ切り替えを制御することに用いられ得る。一態様では、スイッチの数は、単色LEDの組数に等しくてもよい。
【0056】
一態様では、発光チャネルは各々複数のLEDユニットで構成される。言い換えれば、LED 505はn組の単色LED(n≧2)で構成される。スイッチ508~510のうちの各々は、1組の単色LEDに接続される。これらの単色LED群は、1つ又は複数の発光チャネルにおいて特定の形態で配置されてもよい。一態様では、USBケーブル(例えば、補助コネクタ208)は、電気インターフェース210又は134を介して5V及びGND信号を伝達する。一態様では、該5V入力電圧は、LEDユニット(即ち、LED 505のLED)をオンにすることができる。したがって、5V電圧をLEDユニットの作動電圧に調整する必要がある。
【0057】
一態様では、5V信号及びGND信号は、USB電気インターフェース(例えば、補助インターフェース134)からブーストコンバータ回路503に伝送される。そして、ブーストコンバータ回路503は、LEDユニットの作動電圧にほぼ等しいブースト変換された出力電圧を生成する。例えば、ブーストコンバータ回路は、発光チャネルのすべてのLEDユニット(即ち、LED 505)への電力供給及び点灯に十分な約7Vの電圧を生成してもよい。
【0058】
一態様では、LED 505に含まれる各組の単色LEDのうちのLEDの各々の共通陽極は、ブーストコンバータ回路503の出力に接続される。各単色LEDの陰極は、スイッチ508、510、……、512にそれぞれ接続される。対応する陰極電圧は、それぞれ、VLED1、VLED2、…、VLEDnと呼ばれる。スイッチ(例えば、スイッチ508~512のいずれか)がオンになった場合、対応するLEDユニットの陰極は地に接続され、そして、対応するLEDユニットはオンになる。当該スイッチがオフになった場合、対応するLEDユニットの陰極はオフにされ、対応するLEDユニットはオフにされる。スイッチ508~512は、MCU回路(例えば、MCU 306又は406)によって個別に制御されてもよい。このような構成では、LED 505の各単色LEDのオン/オフ切り替えが個別に制御され、明るさ、色やタイミングを含む、色切り替えの性能が得られる。
【0059】
一態様では、ソース端子104に関連するMCU 306又は406にデフォルトの制御プログラムが記憶されていてもよい。デフォルトの制御プログラムは、電源を入れたときにLED 312又は412を制御することができる。ユーザーがLED 312又は412に関連する発光タイプを定義したい場合、補助信号インターフェース134を介して補助端子124に接続されたUSBホストデバイス(例えば、補助信号ソース122)のソフトウェアもLEDを制御することができ、ここで、USBインターフェースとMCU(即ち、MCU 306又は406)との間で関連する通信が行われる。
【0060】
図6は、光ケーブル600の横断面を示す模式図である。図示のように、光ケーブル600は、発光チャネル610、光通信チャネル612、発光チャネル614、クラッド602、LEDユニット604と616、及び光ファイバ606を含む。光ファイバ606は、複数本の光ファイバ(例えば、光ファイバ608)を含んでもよい。
【0061】
一態様では、発光チャネル610及び614は、それぞれ半円形の発光チャネルである。発光チャネル610及び614は、それぞれ、LEDユニット604及び616を含んでもよい。LEDユニット604及び616は、それぞれ複数のLEDを含んでもよく、これらのLEDは、特定のパターンで均等に配置されてもよい(例えば、線状に配置される)。LEDユニット604及び616は、いずれも、LED 126、312、412、504又は505と類似のものであってもよい。LEDユニットは、同一の単色LED又は異なる組の単色LEDの組み合わせであってもよい。
【0062】
一態様では、光通信チャネル612は、光ファイバ606を含む。光ファイバ606は、複数本の光ファイバ、例えば光ファイバ608を含んでもよい。光通信チャネルは、光通信チャネル314又は414と類似のものであってもよい。一態様では、光ファイバ606に含まれる光ファイバは、並行して組み立てることができる。光通信チャネル612は、ソース端子(例えば、ソース端子104)とターゲット端子(例えば、ターゲット端子106)との間の双方向光通信チャネルとして実装されてもよい。光ファイバ606に含まれる光ファイバの数は制限されず、所望の双方向デジタルデータ伝送速度をサポートする任意の数の光ファイバも光ファイバ606に含まれてもよい。
【0063】
一態様では、クラッド602は透過性であり、かつ、LEDユニット604及び606から放射された光に対して透過性である。それによって、ユーザーがLEDユニット604及び616による照明効果を観察することが可能になる。クラッド602は、ケーブルを損壊や外部圧力から守るために、引張可能に構成されてもよい。クラッド602による保護により、ケーブルの寿命が長くなり、ケーブルが様々な場合の敷設に適するようになる。クラッド602は、ナイロン、ポリエステル、スパンデックス、アクリル、又は他の材料を使用して製造されてもよい。一態様では、クラッドはナイロン織物材質である。横断面600は、光ケーブルアセンブリ204の横断面であってもよい。
【0064】
図7は、光ケーブル700の横断面を示す模式図である。図示のように、光ケーブル700は、発光チャネル710、光通信チャネル712、発光チャネル714、クラッド702、LEDユニット704と716、銅線718と720、及び光ファイバ706を含む。光ファイバ706は、複数本の光ファイバ(例えば、光ファイバ708)を含んでもよい。
【0065】
一態様では、発光チャネル710及び714は、それぞれ半円形の発光チャネルであってもよい。発光チャネル710及び714は、それぞれ、LEDユニット704及び716を含んでもよい。LEDユニット704及び716は、それぞれ複数のLEDを含んでもよく、これらのLEDは、特定パターンで均等に配置されてもよい(例えば、線状に配置される)。LEDユニット704及び716は、全体として、LED 126、312、412、504又は505と類似のものであってもよい。LEDユニットは、同一の単色LED又は異なる組の単色LEDの組み合わせであってもよい。
【0066】
一態様では、光通信チャネル712は、光ファイバ706を含む。光ファイバ706は、複数本の光ファイバ、例えば光ファイバ708を含んでもよい。光通信チャネルは、光通信チャネル314又は414と類似のものであってもよい。一態様では、光ファイバ706に含まれる光ファイバは、並行して組み立てることができる。光通信チャネル712は、ソース端子(例えば、ソース端子104)とターゲット端子(例えば、ターゲット端子106)との間の双方向光通信チャネルとして実装されてもよい。光ファイバ706に含まれる光ファイバの数は制限されず、所望の双方向デジタルデータ伝送速度をサポートする任意の数の光ファイバも光ファイバ606に含まれてもよい。
【0067】
一態様では、クラッド702は透過性であり、かつ、LEDユニット704及び706から放射された光に対して透過性である。それによって、ユーザーがLEDユニット704及び716による照明効果を観察することが可能になる。クラッド702は、ケーブルを損壊や外部圧力から守るために、引張可能に構成されてもよい。クラッド702による保護により、ケーブルの寿命が長くなり、ケーブルが様々な場合の敷設に適するようになる。クラッド702は、ナイロン、ポリエステル、スパンデックス、アクリル、又は他の材料を使用して製造されてもよい。一態様では、クラッドはナイロン織物材質である。横断面700は、光ケーブルアセンブリ204の横断面であってもよい。
【0068】
一態様では、銅線718及び720は、+5V電源信号を伝送し、例えばソース端子104とターゲット端子106との間でトリガーされる銅導体である。銅線(導体)718及び720は、5Vトリガー信号を電気信号ソース108から電気信号ターゲットデバイス110に伝送してもよい。このことを実現するために、銅線718は、+5V電源信号を送信してもよく、また、銅線720は、対応する接地(GND)信号を送信してもよい。(光ケーブルアセンブリ120は、
図1に示すような銅導体を含むものとして示されていないが、他の実施例では、このような銅導体を含んでもよい。)通常、光ケーブルアセンブリ120は、1本又は複数本の光ファイバ(例えば、光ファイバ706)と、1本又は複数本の銅線(例えば、銅線718と720)と、を含む。
【0069】
図8は、光ケーブル700の3次元模式
図800である。模式
図800は、光ケーブル700に関連する軸線にほぼ平行となるように配置された発光チャネル802及び804を含む。実際には、発光チャネル802及び804は、LEDユニット604と616、及びLEDユニット704と716を3次元的に再現したものである。
【0070】
図9は、ソース端子インターフェース900の実施例を示すブロック図である。図示のように、ソース端子インターフェース900は、ソースインターフェース904、ソース端子902、光通信チャネル906、及び発光チャネル954を含む。ソースインターフェース904はさらに、低速信号インターフェース908と高速電気インターフェース910、912、914、及び916と、を含む。ソース端子902はさらに、低速信号監視ユニット918、放射ユニットTX 920、922、924、及び926、レーザー928、932、934、936、及び938、光検出器PD 930、マイクロコントローラユニット/回路940、並びにブーストコンバータ回路960を含む。
【0071】
光通信チャネル906は、光ファイバ942、944、946、948、950、及び952をさらに含む。光ファイバ942、944、946、948、950、及び952のそれぞれは、単一の光ファイバ、又は2本若しくは複数本からなる光ファイバ束で構成される。発光チャネル954はさらに、LED 956を含む。一態様では、ソース端子902及びすべての関連する部材は、印刷回路基板に集積される。
【0072】
一態様では、ソースインターフェース904は、ソースインターフェース116と類似のものである。ソース端子902は、印刷回路基板に集積されたソース端子104と類似のソース端子であってもよい。光通信チャネル906及び発光チャネル954は、光ケーブルアセンブリ120に集積されてもよい。光通信チャネル906は、機能上、光通信チャネル112、及び114と類似であってもよい。発光チャネル954は、LEDインターフェース132及びLED 126と類似のものであってもよい。レーザー928、932、934、936、及び938は、レーザーダイオード、垂直共振器面発光レーザー(VCSEL)又は他の任意のタイプの一体型レーザー光源として実装されてもよい。
【0073】
一態様では、低速信号監視ユニット918は、例えば電気信号ソース108の電気信号ソースから、特定デジタル通信プロトコル(例えば、HDMI又はDP通信プロトコル)に関連する1つ又は複数のソース低速電気信号を受信する。これらのソース低速電気信号は、低速信号監視ユニット918が低速信号インターフェース908を介して受信してもよい。低速信号監視ユニット918は、これらのソース低速電気信号を調整して、調整したソース低速電気信号をレーザー928に送信してもよい。レーザー928は、調整したソース低速電気信号をソース低速光信号に変換し、光ファイバ942を介して、ソース低速光信号を、ターゲット端子106などのターゲット端子に伝送してもよい。
【0074】
一態様では、光検出器PD 930は、光ファイバ944を介してターゲット端子(例えば、ターゲット端子106)から1つ又は複数のターゲットデバイス低速光信号を受信する。これらのターゲットデバイス低速光信号は、ソース低速電気信号がサポートするデジタル通信プロトコルに関連してもよい。PD 930は、ターゲットデバイス低速光信号を受信先デバイス低速電気信号に変換し、受信先デバイス低速電気信号を低速信号監視ユニット918に送信してもよい。低速信号監視ユニット918は、受信先デバイス低速電気信号を調整し、低速信号インターフェース908を介して、調整した受信先デバイス低速電気信号を例えば電気信号ソース102に送信してもよい。
【0075】
一態様では、TX 920~926の各々は、TX 304又はTX 404と類似のものである。TX 920、922、924、及び926の各々は、高速電気インターフェース910、912、914、及び916から個別のソース高速電気信号を受信する。これらの高速電気信号は、ソース低速電気信号及びターゲットデバイス低速電気信号がサポートするデジタル通信プロトコルに関連してもよい。一態様では、TX 920、922、924、及び926は、それぞれ、対応するソース高速電気信号を調整し、調整したソース高速電気信号をレーザー932、934、936、及び938にそれぞれ送信する。レーザー932、934、936、及び938は、それぞれ、対応する調整後のソース高速電気信号をソース高速光信号に変換し、光ファイバ946、948、950、及び952を介して、対応するソース高速光信号をターゲット端子(例えば、ターゲット端子106)にそれぞれ伝送する。
【0076】
一態様では、ブーストコンバータ960は、ブーストコンバータ308又は408と類似のものであってもよい。ブーストコンバータ960は、入力5V電源信号を比較的高電圧信号(例えば、7V)に変換して、発光チャネル954のLED 956を駆動するように構成されてもよい。MCU 940は、MCU 306又は406と類似のものであってもよい。MCU 940は、ブーストコンバータ960を制御して、さらにLED 956の照明特性を制御するように構成されてもよい。
【0077】
図10は、ターゲット端子インターフェース1000の実施例を示すブロック図である。図示のように、ターゲット端子インターフェース1000は、ターゲットデバイスインターフェース1004、ターゲット端子1002、及び光通信チャネル906を含む。ターゲットデバイスインターフェース1004は、さらに、低速信号インターフェース1028と、高速電気インターフェース1030、1032、1034、及び1036と、を含む。ターゲット端子1002はさらに、低速信号監視ユニット1018、受信ユニットRX 1020、1022、1024、及び1026、光検出器PD 1006、1010、1012、1014、及び1016、並びにレーザー1008を含む。光通信チャネル906はさらに、光ファイバ942、944、946、948、950、及び952を含む。光ファイバ942、944、946、948、950、及び952のそれぞれは、単一の光ファイバ、又は2本若しくは複数本からなる光ファイバ束で構成されてもよい。一態様では、ターゲット端子1002及びすべての関連するアセンブリは、印刷回路基板に集積されている。
【0078】
一態様では、ターゲットデバイスインターフェース1004は、ターゲットデバイスインターフェース118と類似である。ターゲット端子1002は、ターゲット端子106と類似のターゲット端子として、印刷回路基板に集積されてもよい。光通信チャネル906及び発光チャネル954は、光ケーブルアセンブリ120に集積されてもよい。光通信チャネル906は、機能上、光通信チャネル112及び114と類似であってもよい。レーザー1008は、レーザーダイオード、垂直共振器面発光レーザー(VCSEL)又は任意の他のタイプの一体型レーザーであってもよい。
【0079】
一態様では、低速信号監視ユニット1018は、電気信号ターゲットデバイス110の電気信号ターゲットデバイスなどから、特定デジタル通信プロトコル(例えば、HDMI又はDP通信プロトコル)に関連する1つ又は複数のターゲットデバイス低速電気信号を受信する。これらのターゲットデバイス低速電気信号は、低速信号監視ユニット1018が低速信号インターフェース1028を介して受信してもよい。低速信号監視ユニット1018は、これらのターゲットデバイス低速電気信号を調整し、調整したターゲットデバイス低速電気信号をレーザー1008に送信してもよい。レーザー1008は、調整したターゲットデバイス低速電気信号をターゲットデバイス低速光信号に変換し、光ファイバ944を介してターゲットデバイス低速光信号をソース端子、例えばソース端子104に伝送してもよい。
【0080】
一態様では、光検出器PD 1006は、光ファイバ942を介して、ソース端子(例えば、ソース端子104)から1つ又は複数のソース低速光信号を受信する。これらのソース低速光信号は、ターゲットデバイス低速電気信号がサポートするデジタル通信プロトコルに関連してもよい。PD 1006は、ソース低速光信号を受信元低速電気信号に変換し、受信元低速電気信号を低速信号監視ユニット1018に送信してもよい。低速信号監視ユニット1018は、受信元低速電気信号を調整し、低速信号インターフェース1028を介して、調整した受信元低速電気信号を例えば電気信号ターゲットデバイス110に送信してもよい。
【0081】
一態様では、RX 1020~1026の各々は、RX 316又はRX 416と類似のものである。PD 1010、1012、1014、及び1016は、それぞれ、光ファイバ946、948、950、及び952を介して、個別のソース高速光信号を受信する。PD 1010、1012、1014、及び1016は、対応するソース高速光信号を受信元高速電気信号に変換し、対応する受信元高速電気信号をRX 1020、1022、1024、及び1026にそれぞれ送信してもよい。RX 1020、1022、1024、及び1026は、対応する受信元高速電気信号を調整し、高速電気インターフェース1030、1032、1034、及び1036を介して、調整した受信元高速電気信号をそれぞれ電気信号ターゲットデバイス(例えば、電気信号ターゲットデバイス110)に送信してもよい。
【0082】
図11は、ソース端子インターフェース1100の実施例を示すブロック図である。図示のように、ソース端子インターフェース1100は、ソースインターフェース1104、ソース端子1102、光通信チャネル1106、及び発光チャネル1154を含む。ソースインターフェース1104はさらに、低速信号インターフェース1108と、高速電気インターフェース1110、1112、1114、及び1116と、を含む。ソース端子1102はさらに、低速信号監視ユニット1118、放射ユニットTX 1120、1122、1124、及び1126、レーザー1128、1132、1134、1136、及び1138、光検出器PD 1130、マイクロコントローラユニット/回路1140、並びにブーストコンバータ回路160を含む。光通信チャネル1106はさらに、光ファイバ1142、1144、1146、1148、1150、及び1152、5V銅線1162、並びに接地(GND)銅線1164を含む。光ファイバ1142、1144、1146、1148、1150、及び1152の各々は、単一の光ファイバ、又は2本若しくは複数本からなる光ファイバ束で構成されてもよい。発光チャネル1154はさらにLED 1156を含む。一態様では、ソース端子1102及びすべての関連する部材は、印刷回路基板に集積される。
【0083】
一態様では、ソースインターフェース1104は、ソースインターフェース116と類似のものである。ソース端子1102は、印刷回路基板に集積された、ソース端子104と類似のソース端子とみなされてもよい。光通信チャネル1106及び発光チャネル1154は、光ケーブルアセンブリ120に集積されてもよい。光通信チャネル1106は、機能上、光通信チャネル112、及び114と類似であってもよい。発光チャネル1154は、LEDインターフェース132、及びLED 126と類似のものであってもよい。レーザー1128、1132、1134、1136、及び1138は、レーザーダイオード、垂直共振器面発光レーザー(VCSEL)又は任意の他のタイプの一体型レーザーとして実装されてもよい。
【0084】
一態様では、低速信号監視ユニット1118は、電気信号ソース108の電気信号ソースなどから、特定デジタル通信プロトコル(例えば、HDMI又はDP通信プロトコル)に関連する1つ又は複数のソース低速電気信号を受信する。これらのソース低速電気信号は、低速信号監視ユニット1118が低速信号インターフェース1108を介して受信してもよい。低速信号監視ユニット1118は、これらのソース低速電気信号を調整し、調整したソース低速電気信号をレーザー1128に送信してもよい。レーザー1128は、調整したソース低速電気信号をソース低速光信号に変換し、光ファイバ1142を介してソース低速光信号をターゲット端子106のターゲット端子などに伝送してもよい。
【0085】
一態様では、光検出器PD 1130は、光ファイバ1144を介して、ターゲット端子(例えば、ターゲット端子106)から、1つ又は複数のターゲットデバイス低速光信号を受信する。これらのターゲットデバイス低速光信号は、ソース低速電気信号がサポートするデジタル通信プロトコルに関連してもよい。PD 1130は、ターゲットデバイス低速光信号を受信先デバイス低速電気信号に変換し、受信先デバイス低速電気信号を低速信号監視ユニット1118に送信してもよい。低速信号監視ユニット1118は、受信先デバイス低速電気信号を調整し、低速信号インターフェース1108を介して、調整した受信先デバイス低速電気信号を例えば電気信号ソース102に送信してもよい。
【0086】
一態様では、TX 1120~1126の各々は、TX 304又はTX 404と類似のものである。TX 1120、1122、1124、及び1126は、それぞれ高速電気インターフェース1110、1112、1114、及び1116から、個別のソース高速電気信号を受信する。これらの高速電気信号は、由ソース低速電気信号及びターゲットデバイス低速電気信号がサポートするデジタル通信プロトコルに関連してもよい。一態様では、TX 1120、1122、1124、及び1126の各々は、対応するソース高速電気信号を調整し、調整したソース高速電気信号をレーザー1132、1134、1136、及び1138にそれぞれ送信する。レーザー1132、1134、1136、及び1138の各々は、対応する調整後のソース高速電気信号をソース高速光信号に変換し、光ファイバ1146、1148、1150、及び1152を介して、対応するソース高速光信号をそれぞれターゲットデバイスターゲット端子(例えば、ターゲット端子106)に伝送する。
【0087】
一態様では、ブーストコンバータ1160は、ブーストコンバータ308又は408と類似のものであってもよい。ブーストコンバータ1160は、入力5V電源信号を比較的高電圧信号(例えば、7V)に変換して、発光チャネル1154のLED 1156を駆動するように構成されてもよい。MCU 1140は、MCU 306又は406と類似のものであってもよい。MCU 1140は、ブーストコンバータ1160を制御して、さらにLED 1156の照明特性を制御するように構成されてもよい。
【0088】
一態様では、5V銅線1162と接地(GND)銅線1164とで形成される1対の銅線(導体)は、電気信号ソース108から電気信号ターゲットデバイス110へ5Vトリガー信号を供給することに用いられる。このようなトリガー信号は、HDMI又はDPプロトコルと通信する電気信号ターゲットデバイスをトリガーすることに用いられ得る。
【0089】
図12は、ターゲット端子インターフェース1200の実施例を示すブロック図である。図示のように、ターゲット端子インターフェース1200は、ターゲットデバイスインターフェース1204、ターゲット端子1202、及び光通信チャネル1106を含む。ターゲットデバイスインターフェース1204は、さらに低速信号インターフェース1228と、高速電気インターフェース1230、1232、1234、及び1236と、を含む。ターゲット端子1202はさらに、低速信号監視ユニット1218、受信ユニットRX 1220、1222、1224、及び1226、光検出器PD 1206、1210、1212、1214、及び1216、並びにレーザー1208を含む。光通信チャネル1206はさらに、光ファイバ1142、1144、1146、1148、1150、及び1152、5V銅線1162、並びに接地(GND)銅線1164を含む。光ファイバ1142、1144、1146、1148、1150、及び1152の各々は、単一の光ファイバ、又は2本若しくは複数本からなる光ファイバ束で構成される。一態様では、ターゲット端子1202、及びすべての関連するアセンブリは、印刷回路基板に集積される。
【0090】
一態様では、ターゲットデバイスインターフェース1204は、ターゲットデバイスインターフェース118と類似のものである。ターゲット端子1202は、ターゲット端子106と類似のターゲット端子とみなされてもよく、印刷回路基板に集積される。光通信チャネル1106、及び発光チャネル1154は、光ケーブルアセンブリ120に集積されてもよい。光通信チャネル1106は、機能上、光通信チャネル112及び114と類似であってもよい。レーザー1208は、レーザーダイオード、垂直共振器面発光レーザー(VCSEL)又は任意の他のタイプの一体型レーザーとして実装されてもよい。
【0091】
一態様では、低速信号監視ユニット1218は、電気信号ターゲットデバイス110の電気信号ターゲットデバイスなどから、特定デジタル通信プロトコル(例えば、HDMI又はDP通信プロトコル)に関連する1つ又は複数のターゲットデバイス低速電気信号を受信する。これらのターゲットデバイス低速電気信号は、低速信号監視ユニット1218が低速信号インターフェース1228を介して受信してもよい。低速信号監視ユニット1218は、これらのターゲットデバイス低速電気信号を調整し、調整したターゲットデバイス低速電気信号をレーザー1208に送信してもよい。レーザー1208は、調整したターゲットデバイス低速電気信号をターゲットデバイス低速光信号に変換し、光ファイバ1144を介してターゲットデバイス低速光信号をソース端子、例えばソース端子104に伝送してもよい。
【0092】
一態様では、光検出器PD 1206は、光ファイバ1142を介して、ソース端子(例えば、ソース端子104)から1つ又は複数のソース低速光信号を受信する。これらのソース低速光信号は、ターゲットデバイス低速電気信号がサポートするデジタル通信プロトコルに関連してもよい。PD 1206は、ソース低速光信号を受信元低速電気信号に変換し、受信元低速電気信号を低速信号監視ユニット1218に送信してもよい。低速信号監視ユニット1218は、受信元低速電気信号を調整し、低速信号インターフェース1228を介して、調整した受信元低速電気信号を例えば電気信号ターゲットデバイス110に送信してもよい。
【0093】
一態様では、RX 1220~1226の各々は、RX 316又はRX 416と類似のものである。PD 1210、1212、1214、及び1216は、それぞれ光ファイバ1146、1148、1150、及び1152を介して、個別のソース高速光信号を受信する。PD 1210、1212、1214、及び1216は、対応するソース高速光信号を受信元高速電気信号に変換し、対応する受信元高速電気信号をRX 1220、1222、1224、及び1226にそれぞれ送信してもよい。RX 1220、1222、1224、及び1226は、対応する受信元高速電気信号を調整し、高速電気インターフェース1230、1232、1234、及び1236を介して、調整した受信元高速電気信号をそれぞれ電気信号ターゲットデバイス(例えば、電気信号ターゲットデバイス110)に送信してもよい。
【0094】
本開示は、いくつかの例示的な実施例に従って説明されているが、本開示の利益を考慮すると、本明細書に記載されたすべての利益及び特徴を提供しない実施例も含めて、他の実施例も本開示の範囲内に含まれることは当業者にとって自明である。本開示の範囲を逸脱することなく、他の実施例を利用することができる。
【外国語明細書】