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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024133867
(43)【公開日】2024-10-03
(54)【発明の名称】操作装置
(51)【国際特許分類】
   E06B 9/326 20060101AFI20240926BHJP
【FI】
E06B9/326
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023043864
(22)【出願日】2023-03-20
(71)【出願人】
【識別番号】000109923
【氏名又は名称】トーソー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100116403
【弁理士】
【氏名又は名称】前川 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【弁理士】
【氏名又は名称】上島 類
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 俊祐
【テーマコード(参考)】
2E043
【Fターム(参考)】
2E043AA05
2E043BC03
2E043CA03
2E043DA06
(57)【要約】      (修正有)
【課題】互いに隣り合う操作対象が絡まり難い操作性の優れた日射遮蔽装置の操作装置を提供する。
【解決手段】ヘッドレールに回転可能に支持されたプーリから垂下される少なくとも2本以上の複数の操作対象(21,31)と、複数の操作対象(21,31)のうち一方(21)は、互いに着脱可能な接合部材(210,220)を所定の高さ位置に有し、複数の操作対象(21,31)のうち他方(31)は、接合部材(210,310)と同じ高さ位置に互いに着脱可能な他の接合部材(310,320)を有する。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヘッドレールに回転可能に支持されたプーリから垂下される少なくとも2本以上の複数の操作対象と、
前記複数の操作対象のうち一方は、互いに着脱可能な接合部材を所定の高さ位置に有し、
前記複数の操作対象のうち他方は、前記接合部材と同じ高さ位置に互いに着脱可能な他の前記接合部材を有する
ことを特徴とする操作装置。
【請求項2】
前記複数の操作対象のうち一方および他方は、前記プーリを回転させる操作用のコードである
請求項1に記載の操作装置。
【請求項3】
前記複数の操作対象のうち一方は、前記プーリを回転させる操作用のコードであり、
前記複数の操作対象のうち他方は、所定の被操作対象物を操作するための操作用の棒状体である
請求項1に記載の操作装置。
【請求項4】
前記操作対象の一方および他方には、一定の間隔で複数の前記接合部材が取り付けられている
請求項1に記載の操作装置。
【請求項5】
前記接合部材は、磁石による磁力によって他の前記接合部材と接合される
請求項1に記載の操作装置。
【請求項6】
前記接合部材は、本体とカバーとの間で前記コードを挟持することにより保持する
請求項2に記載の操作装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作装置に関し、例えば、ヘッドボックス(ヘッドレール)から吊り下げられた遮蔽材を少なくとも2本以上の複数の操作対象により動作させる日射遮蔽装置の操作装置に適用して好適なものである。
【背景技術】
【0002】
従来、遮蔽装置において、第1遮蔽材としてのスクリーンの昇降を操作する第1操作コードの垂下位置と、第2遮蔽材としてのスクリーンの昇降を操作する第2操作コードの垂下位置とを左右方向に異ならせるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第7034029号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
かかる特許文献1の遮蔽装置においては、第1操作コードおよび第2操作コードの垂下位置を異ならせることにより、どちらが第1操作コードまたは第2操作コードであるかを判別し易い構成を有しているが、第1操作コードおよび第2操作コードが操作コード同士で絡まってしまうおそれがある。
【0005】
特許文献1の遮蔽装置において、2本の操作コードが絡まってしまった場合、その状態のまま遮蔽装置を操作することができないため、操作コード同士の絡まりを解いてから昇降操作を行わなければならず、使用者の操作性が悪いという問題があった。
【0006】
したがって、本発明は、上記の課題に鑑みて為されたものであり、互いに隣り合う操作対象が絡まり難い操作性の優れた日射遮蔽装置の操作装置を提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的は、以下の本発明によって達成される。即ち、本発明においては、ヘッドレールに回転可能に支持されたプーリから垂下される少なくとも2本以上の複数の操作対象と、前記複数の操作対象のうち一方は、互いに着脱可能な接合部材を所定の高さ位置に有し、前記複数の操作対象のうち他方は、前記接合部材と同じ高さ位置に互いに着脱可能な他の前記接合部材を有する。
【0008】
本発明において、前記複数の操作対象のうち一方および他方は、前記プーリを回転させる操作用のコードであることが好ましい。
【0009】
本発明において、前記複数の操作対象のうち一方は、前記プーリを回転させる操作用のコードであり、前記複数の操作対象のうち他方は、所定の被操作対象物を操作するための操作用の棒状体であることが好ましい。
【0010】
本発明において、前記操作対象の一方および他方には、一定の間隔で複数の前記接合部材が取り付けられていることが好ましい。
【0011】
本発明において、前記接合部材は、磁石による磁力によって他の前記接合部材と接合されることが好ましい。
【0012】
本発明において、前記接合部材は、本体とカバーとの間で前記コードを挟持することにより保持することが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、互いに隣り合う操作対象が絡まり難い操作性の優れた日射遮蔽装置の操作装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の実施の形態にかかる遮蔽装置の全体構成を示す正面図である。
図2】本発明の実施の形態にかかる遮蔽装置の全体構成を示す側面図である。
図3】本発明の実施の形態にかかる遮蔽装置の操作装置の全体構成を示す斜視図である。
図4】本発明の実施の形態にかかる遮蔽装置の操作装置の構成を示す分解斜視図である。
図5】本発明の実施の形態にかかる操作装置の収容器の構成を示す分解斜視図である。
図6】本発明の実施の形態にかかるカバーを取り外した状態における収容器の内部構成を示す平面図である。
図7】本発明の実施の形態にかかる操作装置から垂下された2本の操作コードの構成を示す側面図である。
図8】本発明の実施の形態にかかる操作コードに取り付けられた接合部材の構成を示す斜視図(A)および分解斜視図(B)である。
図9】本発明の実施の形態にかかる操作コードの接合部材の構成および組み立て手順の説明に供する分解斜視図(A)、(B)である。
図10】本発明の実施の形態にかかる操作装置の操作コードに取り付けられた接合部材同士が接合する第1段階の様子を示す側面図(A)、(B)である。
図11】本発明の実施の形態にかかる操作装置の操作コードに取り付けられた接合部材同士が接合する第2段階の様子を示す側面図(A)、(B)である。
図12】本発明の実施の形態にかかる操作装置の操作コードに取り付けられた接合部材同士が離間する様子を示す側面図である。
図13】本発明の他の実施の形態にかかる操作コードの構成(1)を示す側面図である。
図14】本発明の他の実施の形態にかかる操作コードの構成(2)を示す側面図である。
図15】本発明の他の実施の形態にかかる操作コードの構成(3)を示す側面図である。
図16】本発明の他の実施の形態にかかる操作コードの構成(4)を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
1.〔実施の形態の概要〕
まず、本発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。なお、以下の説明では、一例として、発明の構成要素に対応する図面上の参照符号が括弧を付して記載されている。
【0016】
〔1〕ヘッドレール(101)に回転可能に支持されたプーリ(20,30)から垂下される少なくとも2本以上の複数の操作対象(21,31)と、複数の操作対象(21,31)のうち一方(21)は、互いに着脱可能な接合部材(210,220)を所定の高さ位置に有し、複数の操作対象(21,31)のうち他方(31)は、接合部材(210,310)と同じ高さ位置に互いに着脱可能な他の接合部材(310,320)を有する。
【0017】
〔2〕本発明において、複数の操作対象(21,31)のうち一方(21)および他方(31)は、プーリ(20,30)を回転させる操作用のコードである。
【0018】
〔3〕本発明において、複数の操作対象(21,31)のうち一方(31)は、プーリ(30)を回転させる操作用のコードであり、複数の操作対象のうち他方は、所定の被操作対象物を操作するための操作用の棒状体である。
【0019】
〔4〕本発明において、操作対象の一方(21)および他方(31)のコードには、一定の間隔で複数の接合部材(210,220,310,320)が取り付けられている。
【0020】
〔5〕本発明において、接合部材(210,220)は、磁石(mg1~mg3)による磁力によって他の接合部材(310,320)と接合される。
【0021】
〔6〕本発明において、接合部材(210,220,310,320)は、本体(211)とカバー(215)との間でコードを挟持することにより保持する。
【0022】
2.〔本発明の実施の形態〕
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかる遮蔽装置の全体構成を示す正面図である。図2は、本発明の実施の形態にかかる遮蔽装置の全体構成を示す側面図である。図3は、本発明の実施の形態にかかる遮蔽装置の操作装置の全体構成を示す斜視図である。
【0023】
図4は、本発明の実施の形態にかかる遮蔽装置の操作装置の構成を示す分解斜視図である。図5は、本発明の実施の形態にかかる操作装置の収容器の構成を示す分解斜視図である。図6は、本発明の実施の形態にかかるカバーを取り外した状態における収容器の内部構成を示す平面図である。
【0024】
図7は、本発明の実施の形態にかかる操作装置から垂下された2本の操作コードの構成を示す側面図である。図8は、本発明の実施の形態にかかる操作コードに取り付けられた接合部材の構成を示す斜視図(A)および分解斜視図(B)である。図9は、本発明の実施の形態にかかる操作コードの接合部材の構成および組み立て手順の説明に供する分解斜視図(A)、(B)である。
【0025】
図10は、本発明の実施の形態にかかる操作装置の操作コードに取り付けられた接合部材同士が接合する第1段階の様子を示す側面図(A)、(B)である。図11は、本発明の実施の形態にかかる操作装置の操作コードに取り付けられた接合部材同士が接合する第2段階の様子を示す側面図(A)、(B)である。図12は、本発明の実施の形態にかかる操作装置の操作コードに取り付けられた接合部材同士が離間する様子を示す側面図である。
【0026】
本発明の操作装置が用いられる日射遮蔽装置としては、公知の日射遮蔽装置であり、特定の日射遮蔽装置に限定されることはなく、遮蔽材としては畳上げカーテン(ローマンシェード)、バーチカルブラインド、アルミブラインド、プリーツスクリーン、シャッター等に適用可能である。例えば、本発明に係る操作装置1は、図1および図2に示す日射遮蔽装置100に適用される。
【0027】
図1および図2に示すように、日射遮蔽装置100は、例えば、窓枠や窓周辺の壁に固定され、室内から外部を視認可能にしたり、外部から室内の視認を防止し、また、室内へ光や風を取り入れ可能としたり、室内に対して光や風の進入を防止する覆いである。
【0028】
なお、本実施の形態においては、説明の便宜上、日射遮蔽装置100のヘッドレール101が延びる左右方向を長手方向(矢印LR)とする。また、長手方向(矢印LR)において、例えば、屋内側から見た図1において左側(矢印L)および右側(矢印R)とする。さらに、ヘッドレール101に対して遮蔽材102、103が垂下している方向または昇降する方向を上下方向(矢印UD)とする。
【0029】
また、上下方向(矢印UD)において、ヘッドレール101の側を上側(矢印U)とし、ヘッドレール101から下方に離れる側を下側(矢印D)とする。さらに、長手方向(矢印LR)および上下方向(矢印UD)と交差する方向を矢印FBで示す短手方向(前後方向)とする。また、短手方向(矢印FB)において、例えば、屋内側を前側(矢印F)とし、屋外側を後側(矢印B)とする。
【0030】
本実施の形態にかかる日射遮蔽装置100は、筐状のヘッドレール101と、2枚の遮蔽材102、103と、昇降コード104、105と、操作装置1とを備えている。以下、日射遮蔽装置100の構成について簡単に説明する。
【0031】
ヘッドレール101は、内部に収容空間を有する長尺の筐状に形成されている。ヘッドレール101は、ブラケット106を有し、そのブラケット106を介して例えば窓枠や窓周辺の壁等の取付対象に取り付けられている。
【0032】
ヘッドレール101の長手方向(矢印LR)における右側(矢印R)の端部には、操作装置1が取り付けられている。なお、ヘッドレール101は、筐状に限定されるものではなく、短手方向(矢印FB)に沿った断面がI型であってもよい。また、操作装置1は、ヘッドレール101の内部に取り付けられていてもよい。
【0033】
ヘッドレール101の内部には、上下方向(矢印UD)において互いに上下に配置された3つの巻取ドラム112a、113aが設けられている。巻取ドラム112aは、巻取ドラム113aの下側(矢印D)に配置されている。
【0034】
各巻取ドラム112a、113aは、ヘッドレール101に対して回転可能に支持された昇降軸112b、113bにより互いに連結されている。昇降軸112b、113bは、ヘッドレール101において回転可能に支持されている。
【0035】
2枚の遮蔽材102、103は、ヘッドレール101の長手方向(矢印LR)に沿って、ヘッドレール101に対して昇降可能に支持されている。図1では、前側(矢印F)の遮蔽材102が表示されており、後側(矢印B)の遮蔽材103(図2)については遮蔽材102と重なっているために図示されていない。
【0036】
前側(矢印F)の遮蔽材102は、3本の昇降コード104を介してヘッドレール101に対して巻き上げられる。3本の昇降コード104は、その一端がそれぞれの巻取ドラム112aに固定されている。
【0037】
遮蔽材102は、操作装置1から昇降軸112bを介して伝達された回転力により、各昇降コード104が各巻取ドラム112aに巻き取られることにより上昇し、また、巻き出されることにより降下する。
【0038】
同様に、後側(矢印b)の遮蔽材103は、3本の昇降コード105を介してヘッドレール101に対して巻き上げられる。3本の昇降コード105は、一端においてそれぞれの巻取ドラム113aに固定されている。
【0039】
遮蔽材103は、操作装置1から昇降軸113bを介して伝達された回転力により、各昇降コード105が各巻取ドラム113aに巻き取られることにより上昇し、また、巻き出されることにより降下する。
【0040】
なお、実施の形態において、昇降コード104、105は、3箇所から垂下されているが、日射遮蔽装置100の長さ、巻取ドラム112a、113aの設置数等に応じて1箇所、2箇所、または、4箇所以上から垂下されていてもよい。
【0041】
日射遮蔽装置100の操作装置1は、ヘッドレール101の例えば右側Rの端部に取り付けられている。操作装置1は、当該操作装置1から垂下した操作コード21、31に対する使用者の操作に応じて遮蔽材102、103をそれぞれ個別に昇降動作させることが可能である。
【0042】
図3および図4に示すように、操作装置1は、ケース11およびカバー12からなる収容器10と、2つのプーリ操作駆動ユニット2、3と、2つのクラッチユニット6、7とを有している。
【0043】
ここで、プーリ操作駆動ユニット2およびクラッチユニット6により操作コード21を引き出す際の回転方向(以下、「引出方向」とも言う。)+R1は、図4において反時計回りである。一方、プーリ操作駆動ユニット2およびクラッチユニット6により操作コード21を巻き取る際の回転方向(以下、「巻取方向」とも言う。)-R1は、図4において時計回りである。
【0044】
また、プーリ操作駆動ユニット3およびクラッチユニット7における操作コード31を引き出す際の回転方向(引出方向)+R2は、図4において時計回りである。一方、プーリ操作駆動ユニット3およびクラッチユニット7における操作コード31を巻き取る際の回転方向(巻取方向)-R2は、図4において反時計回りである。
【0045】
収容器10は、図1に示すように、ヘッドレール101の右側(矢印R)の端部から露出している。収容器10は、ケース11およびカバー12を有している。ケース11およびカバー12は、樹脂等からなり、筐状に形成され、その内部にプーリ操作駆動ユニット2、3(図4)を収容している。
【0046】
図5に示すように、ケース11は、前後方向(矢印FB)および上下方向(矢印UD)を周壁部111により囲まれた筐状である。ケース11は、長手方向(矢印LR)においてヘッドレール101の側が側壁部112により閉鎖され、ヘッドレール101とは反対側(矢印R)が開口されている。ケース11の開口はカバー12により塞がれるようになっている。
【0047】
ケース11の内側は、プーリ操作駆動ユニット2、3を収容する収容空間11sである。この収容空間11sは、周壁部111と側壁部112とにより画成されている。周壁部111の下側(矢印D)の部分は、2つの収容部113、114(図5)を有している。この収容部113、114は、前後方向(矢印FB)において所定の間隔を有し、かつ、長手方向(矢印LR)に沿って側壁部112に向かって凹状に形成されている。
【0048】
収容部113、114には、それぞれ、コードガイド部115、116(図4)が着脱自在に収容されている。コードガイド部115、116は、収容部113、114に取り付けられた状態において、上下方向(矢印UD)に貫通する貫通孔を有し、一端がコードプーリ20、30に固定された操作コード21、31をそれぞれケース11の内外に案内する。
【0049】
ケース11の側壁部112は、2つの収容穴117、118を有している。収容穴117、118は、上下方向(矢印UD)に沿って形成されている。ケース11の収容空間11sにおいて、側壁部112の収容穴117と対応する位置には、プーリ操作駆動ユニット2が配置され、側壁部112の収容穴118と対応する位置には、プーリ操作駆動ユニット3が配置されている。
【0050】
ケース11の収容空間11sとは反対側となる側壁部112の面において、収容穴117と対応する位置には、クラッチユニット6が取り付けられ、収容穴118と対応する位置には、クラッチユニット7が取り付けられている。
【0051】
プーリ操作駆動ユニット2およびクラッチユニット6は、収容穴117を介して互いに同じ回転軸線(軸線x1)上に連結されており、プーリ操作駆動ユニット2からの回転力をクラッチユニット6に伝達する。
【0052】
同様に、プーリ操作駆動ユニット3およびクラッチユニット7は、収容穴118を介して互いに同じ回転軸線(軸線x2)上に連結されており、プーリ操作駆動ユニット3からの回転力をクラッチユニット7に伝達する。
【0053】
プーリ操作駆動ユニット2は、プーリ操作駆動ユニット3の下側(矢印D)に配置されている。プーリ操作駆動ユニット3は、プーリ操作駆動ユニット2の上側(矢印U)に配置されている。プーリ操作駆動ユニット2、3は、操作コード21、31が引っ張られることによる遮蔽材102および遮蔽材103の昇降操作時に互いに異なる方向へ回転する。
【0054】
プーリ操作駆動ユニット2は、遮蔽材102の昇降操作のために設けられており、プーリ操作駆動ユニット3は、遮蔽材103の昇降操作のために設けられている。プーリ操作駆動ユニット2、3は、コードプーリ20、30、および、ワンウェイクラッチ装置40、50をそれぞれ有している。
【0055】
プーリ操作駆動ユニット2のコードプーリ20およびワンウェイクラッチ装置40は、互いに係合して長手方向(矢印LR)に沿って配置されている。コードプーリ20およびワンウェイクラッチ装置40は、同一の軸線x1を中心として一緒に回転可能に配置されている。
【0056】
同様に、プーリ操作駆動ユニット3のコードプーリ30およびワンウェイクラッチ装置50についても、互いに係合して長手方向(矢印LR)に沿って配置されている。コードプーリ30およびワンウェイクラッチ装置50は、同一の軸線x2を中心として一緒に回転可能に配置されている。
【0057】
コードプーリ20、30は、インナープレート120、130の間で回転自在に支持されている。インナープレート120、130は、収容器10に収容された状態において、軸線x1、x2上で互いに対向するように配置されている。インナープレート120は、インナープレート130に対してワンウェイクラッチ装置40、50の側に配置されている。
【0058】
インナープレート120は、上下方向(矢印UD)に並んだ平面視円形の2つの収容開口121、122を有している。収容開口121は、収容開口122の下側(矢印D)に配置されている。収容開口121、122は、コードプーリ20、30を回動可能に支持している。
【0059】
収容開口121、122の内径は、コードプーリ20、30の外径よりも僅かに大きいい。ワンウェイクラッチ装置40、50の側における収容開口121、122の縁部は、軸線x1に向かって凸状になっている。
【0060】
したがって、この収容開口121、122の縁部における内径は、コードプーリ20、30の外径よりも小さくなっている。これにより、コードプーリ20、30が収容開口121、122からワンウェイクラッチ装置40、50の側へ抜け出ることが防止されている。
【0061】
コードプーリ20には、操作コード21の一端が固定されており、コードプーリ30には、操作コード31の一端が固定されている。操作コード21、31は、コードプーリ20、30の外周面においてそれぞれ巻き取られる。
【0062】
操作コード21、31には、操作コード21、31がケース11内に巻き取られてしまうことを規制する規制部材281、381が取り付けられている。規制部材281、381は、コードプーリ20、30に固定されている側とは反対側の操作コード21、31の端部に取り付けられている。
【0063】
コードプーリ20、30の操作コード21、31は、ゼンマイばね24、34によって巻き取られるが、規制部材281、381がケース11の周壁部111の下側(矢印D)のコースガイド部115、116に当接することにより、操作コード21、31の巻き取りが停止される。
【0064】
操作コード21、31は、巻取部分および操作部分の2つのコード部分を含んでいる。操作コード21、31の巻取部分は、その一端がコードプーリ20、30に固定され、その他端が規制部材281、381に固定されている。操作コード21、31の操作部分は、その一端が規制部材281、381に固定され、その他端が操作グリップ163、173に固定されている。
【0065】
インナープレート130は、上下方向(矢印UD)に並んだ2つの収容凹部131、132を有している。収容凹部131、132は、インナープレート120およびインナープレート130にコードプーリ20、30が収容された状態において、コードプーリ20、30とは反対の面に凹状に形成されている。
【0066】
図6に示すように、収容凹部131は、上下方向(矢印UD)において収容凹部132に対して下側(矢印D)に配置され、収容凹部132は、上下方向(矢印UD)において収容凹部131に対して上側(矢印U)に配置されている。収容凹部131は、ゼンマイばね24を収容し、収容凹部132はゼンマイばね34を収容している。
【0067】
ゼンマイばね24は、操作コード21を巻取可能および引出可能に回動自在なコードプーリ20に係合されている。ゼンマイばね24は、操作コード21をコードプーリ20に巻き取るように巻取方向-R1に向かってコードプーリ20を付勢している。
【0068】
ゼンマイばね34は、操作コード31を巻取可能および引出可能に回動自在なコードプーリ30に係合されている。ゼンマイばね34は、操作コード31をコードプーリ30に巻き取るように巻取方向-R2に向かってコードプーリ30を付勢している。
【0069】
ワンウェイクラッチ装置40、50は、それぞれ軸線x1、x2に沿って、コードプーリ20、30とクラッチユニット6、7との間に設けられ、コードプーリ20、30の回転力をクラッチユニット6、7に伝達する。
【0070】
ワンウェイクラッチ装置40、50は、長手方向(矢印LR)においてコードプーリ20、30に対してクラッチユニット6、7の側に設けられている。ワンウェイクラッチ装置40、50は、それぞれコードプーリ20、30に挿入されており、コードプーリ20、30と一体に回転可能である。
【0071】
ワンウェイクラッチ装置40は、コードプーリ20から伝達された出力により、所定の回転方向+R1のみの回転力を下流側のクラッチユニット6に伝達する。ワンウェイクラッチ装置50は、コードプーリ30から伝達された出力により、所定の回転方向+R2のみの回転力を下流側のクラッチユニット7に伝達する。
【0072】
クラッチユニット6、7は、それぞれプーリ操作駆動ユニット2、3のワンウェイクラッチ装置40、50と連結されている。クラッチユニット6、7は、それぞれコードプーリ20、30の回転力を下流側の昇降軸112b、113bに伝達する伝達状態(昇降操作時)と、下流側の昇降軸112b、113bに伝達しない非伝達状態(降下操作時)との間を切替自在に構成されている。クラッチユニット6、7の非伝達状態において、規制部材281、381は、操作装置1のケース11と接触している。
【0073】
<遮蔽材の上昇>
このような構成の操作装置1では、例えば、操作コード21の操作グリップ163を使用者が手で持ち下側(矢印D)へ引っ張ると、コードプーリ20が+R1方向に回転し、ワンウェイクラッチ装置40を介して円筒カムを内蔵したクラッチユニット6に伝達され、昇降軸112bを介して遮蔽材102が上昇して停止する。その際、ゼンマイばね24には、力が蓄積される。
【0074】
その後、使用者が操作コード21から手を離すと、ゼンマイばね24に蓄積された力が開放され、コードプーリ20が-R1方向へ回転することにより操作コード21が当該コードプーリ20に巻き取られ、操作グリップ163が元の高さ位置に戻る。すなわち、操作コード21は、元の高さ位置に戻る。このようにゼンマイばね24およびコードプーリ20は、操作コード21が操作されていない場合に、元の高さ位置に戻す高さ位置調整機構を形成する。
【0075】
ここで、コードプーリ20における-R1方向の回転は、ワンウェイクラッチ装置40によって遮断されているため、クラッチユニット6に伝達されることはない。遮蔽材102は自重によって降下しそうになるが、クラッチユニット6に内蔵されている円筒カムが保持状態になるため、操作コード21から手を離した高さ位置で遮蔽材102は保持される。
【0076】
<遮蔽材の降下>
続いて、操作装置1では、使用者が操作コード21の操作グリップ163を手で持って微少量だけ引っ張ると、コードプーリ20が+R1方向へ回転し、ワンウェイクラッチ装置40を介して円筒カムを内蔵したクラッチユニット6に伝達されるが、この際、クラッチユニット6に内蔵されている円筒カムが非伝達状態になる。
【0077】
使用者が操作コード21から手を離すと、ゼンマイばね24の力が開放されてコードプーリ20が-R1方向へ回転し、操作コード21が巻き戻り、操作グリップ163が元の高さ位置に戻る。この場合、操作コード21は、元の高さ位置に戻る。
【0078】
ここで、コードプーリ20における-R1方向の回転は、ワンウェイクラッチ装置40によって遮断されているため、クラッチユニット6に伝達されることはない。クラッチユニット6に内蔵されている円筒カムが非伝達状態であるため、遮蔽材102は自重によって元の位置まで降下する。
【0079】
かかる構成に加えて、操作コード21の操作部分は、図7に示すように、規制部材281に固定された一端と、操作グリップ163に固定された他端との間の所定位置において、上下方向(矢印UD)に沿ってそれぞれ2個の接合部材210、220を有している。2個の接合部材210、220は、互いに所定の間隔を開けて操作コード21の操作部分に取り付けられている。
【0080】
また、操作コード31の操作部分は、規制部材381に固定された一端と、操作グリップ173に固定された他端との間の所定位置において、上下方向(矢印UD)に沿ってそれぞれ2個の接合部材310、320を有している。2個の接合部材310、320は、互いに所定の間隔を開けて操作コード31に取り付けられている。
【0081】
操作コード21に取り付けられた2個の接合部材210、220と、操作コード31に取り付けられた2個の接合部材310、320は、互いに同じ高さ位置に配置されている。このため、遮蔽材102、103に対する巻取または引出の操作が行われていないときには、互いに同じ高さ位置に配置される。
【0082】
ここで、同じ高さ位置とは、操作コード21の接合部材210、220と、操作コード31の接合部材310、320とが相互に接合可能に重なった位置であれば、高さ方向において僅かなずれがあることを含み、完全に一致していなくてもよい。
【0083】
これらの接合部材210、220および接合部材310、320の構造は基本的に全て同一である。したがって、便宜上、接合部材210の構造についてのみ以下説明し、他の構造についての説明は省略する。
【0084】
図8および図9に示すように、接合部材210は、全体的に縦長の円柱状を有しており、本体211と、カバー215とを有している。接合部材210の本体211は、円筒形状からなり、その内部に3個のマグネットmg1~mg3を収容可能な開口凹部211hを有している。また、本体211は、上部および下部に操作コード21が入り込むためのスリット211s、211sを有している。
【0085】
本体211は、開口凹部211hとは背向する側に平坦な接合面211tを有している。接合面211tは、隣接する他の接合部材310の本体311の接合面311t(図10)と吸着する面接触する面である。
【0086】
接合部材210のカバー215は、本体211よりも一回り大きな円筒形状からなり、本体211の開口凹部211hを塞ぐと共に、接合面211tを除いて本体211を覆う部材である。
【0087】
また、カバー215は、本体211のスリット211s、211sと同様にスリット215s、215sを有している。カバー215は、本体211を覆うように嵌め込まれることにより、カバー215および本体211が一体化される。
【0088】
本体211の開口凹部211hから収容されるマグネットmg1~mg3は、本体211の内部において接合面221tと近接して配置されている。マグネットmg1~mg3は、接合面221tに向かって全てS極またはN極が配置されている。
【0089】
ただし、これに限るものではなく、マグネットmg1~mg3は、上からS極、N極、S極の順番に配置されていたり、N極、S極、N極の順番に配置されていてもよく、接合部材210と接合部材310とが互いに吸着する際の磁力の強さをどのように設定するかによって任意に決定される。
【0090】
または、接合部材210が本体211にマグネットmg1~mg3を収容していた場合に、他の接合部材310は本体311にマグネットではなく鉄等の磁性体を収容していてもよい。要は、接合部材210と接合部材310とが互いに磁力により吸着可能に構成されていれば、一方にマグネットmg1~mg3が収容され、他方に磁性体が配置されていてもよい。
【0091】
接合部材210の本体211は、マグネットmg1~mg3を収容した後に、操作コード21の紐がスリット211s、211sに入り込むように収容される。そして、その状態の本体211を覆うようにカバー215が嵌め込まれて取り付けられる。
【0092】
これにより、操作コード21がカバー215のスリット215s、215sにも入り込み、両者が一体化された接合部材210が形成される。ここで接合部材210は、本体211とカバー215とによって挟持され、その高さ位置で保持される。
【0093】
実際上、接合部材210は、操作コード21において操作装置1から下側(矢印D)の所定の位置に取り付けられる。接合部材220は、操作コード21に取り付けられた接合部材210から更に下側(矢印D)の所定の位置に取り付けられる。
【0094】
同様に、接合部材310は、操作コード31において操作装置1から下側(矢印D)の所定の位置に取り付けられる。接合部材320は、操作コード31に取り付けられた接合部材310から更に下側(矢印D)の所定の位置に取り付けられる。
【0095】
このとき、操作コード21の接合部材210と操作コード31の接合部材310とは互いに同じ高さ位置に配置され、操作コード21の接合部材220と操作コード31の接合部材320とは互いに同じ高さ位置に配置されている。
【0096】
したがって、図7に示すように、操作コード21に取り付けられた接合部材210と、操作コード31に取り付けられた接合部材310とが隣接し、操作コード21に取り付けられた接合部材220と、操作コード31に取り付けられた接合部材320とが隣接して配置された状態が形成される。
【0097】
以上の構成において、操作装置1では、図10(A)に示すように、操作コード21、31が揺動している場合、操作コード21の接合部材210および操作コード31の接合部材310は操作装置1から距離L1の長さで振り子運動が行われると共に、接合部材220および接合部材320は操作装置1から距離L2の長さで振り子運動が行われる。
【0098】
ここで、距離L1は距離L2よりも短いため、操作装置1を支点P1とした接合部材210および接合部材310の振り子運動の弧の半径も短くなる。したがって、接合部材210および接合部材310同士は、接合部材220および接合部材320同士よりも互いに接触し易い状態にある。これにより、操作コード21の接合部材210および操作コード31の接合部材310は、振り子運動の途中でマグネットmg1~mg3の磁力により相互に接合する。
【0099】
このとき、図10(B)に示すように、操作コード21の接合部材220および操作コード31の接合部材320は、振り子運動の支点P1が操作装置1から接合部材210および接合部材310の支点P2に代わり、距離L3の長さで振り子運動が始まる。
【0100】
距離L3は、距離L2よりも短いため、接合部材220および接合部材320同士は、距離L2のときよりも互いに接触し易い状態になり、マグネットmg1~mg3の磁力により相互に接合する(図7参照)。
【0101】
つまり、操作装置1では、操作コード21、31の振り子運動が行われている最中に、接合部材210、310同士が最初に接合し、その後に、接合部材220、320同士が接合するので、操作コード21、31同士が絡み合ってしまうことを防止することができる。
【0102】
ところで、図11(A)に示すように、操作装置1において、操作コード21、31が揺動している場合、接合部材210、310同士よりも先に接合部材220、320同士が最初に接合してしまうことがある。
【0103】
この場合、操作コード21、31が疑似的にループを形成するため、接合部材210および接合部材310同士は接触し易い状態になり、速やかに接合する。この場合であっても、図11(B)に示すように、操作装置1は、接合部材220、320同士が最初に接合した後、すぐに接合部材210、310同士が接合するので、操作コード21、31同士が絡み合ってしまうことを防止することができる。
【0104】
図12に示すように、操作装置1において、操作コード21、31の接合部材210、310同士、および、接合部材220、320同士が接合した状態(図7参照)から、使用者が例えば操作コード21だけを手に持って引っ張ると、接合部材210、310同士、および、接合部材220、320同士の接合状態が解消される。このとき、マグネットmg1~mg3の磁力の強さをどの程度に設定するかによるが、使用者が適度な力で引っ張ると自然に接合状態が解消されることが好ましい。
【0105】
使用者が操作コード21の操作グリップ163から手を離すと、操作装置1は操作コード21を基の高さ位置に戻すことになり、操作コード21、31の接合部材210、310同士が接合され、かつ、接合部材220、320同士についても接合されることになるので、操作コード21、31同士が絡み合ってしまうことが防止される。
【0106】
本実施の形態によれば、互いに隣り合う操作コード21、31が互いに絡まり難い操作性の優れた日射遮蔽装置100の操作装置1を実現することができる。
【0107】
3.〔本発明の他の実施の形態〕
上述した実施の形態における操作装置では、操作対象としての2本の操作コード21および操作コード31に対してそれぞれ2個ずつ接合部材210、220、および、接合部材310、320を取り付けるようにした場合について述べた。
【0108】
しかしながら、本発明はこれに限らず、図13に示すように、2本の操作コード21および操作コード31に対してそれぞれ3個ずつ接合部材210、220、230、および、接合部材310、320、330を取り付けるようにしたり、図14に示すように、2本の操作コード21および操作コード31に対してそれぞれ1個ずつ接合部材210および接合部材310を取り付けるようにしてもよい。
【0109】
また、上述した実施の形態における操作装置1では、2本の操作コード21および操作コード31に対してそれぞれ接合部材を取り付けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図15に示すように、3本の操作コード21、31、41またはそれ以上の本数の操作コードに対してそれぞれ複数の接合部材を取り付けるようにしてもよい。
【0110】
さらに、上述した実施の形態における操作装置1では、操作コード21、31の先端に操作グリップ163、173を設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図16に示すように、操作グリップ163、173を設けることなく、操作コード21、31の下側に取り付けた接合部材220、320を操作グリップ163、173の代わりに用いるようにしてもよい。
【0111】
さらに、上述した実施の形態における操作装置1は、遮蔽材102、103に対してそれぞれ設けた操作コード21、31を接合部材の取り付け対象とするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、1枚の遮蔽材102に対する上昇用の操作コード、および、下降用の操作コードを接合部材の取り付け対象とするようにしてもよい。
【0112】
さらに、上述した実施の形態における操作装置1は、遮蔽材102、103に対してそれぞれ設けた操作コード21、31を接合部材の取り付け対象とするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、1枚の遮蔽材102に対するチルト動作を行うために操作装置1から垂下された操作用の棒状体としての回転操作棒と、1枚の遮蔽材102の昇降動作を行うための操作コード31とを接合部材の取り付け対象とするようにしてもよい。つまり、回転操作棒および操作コード31を接合部材の取り付け対象とすることができる。
【0113】
この場合、回転操作棒に対して接合部材210、220を一定の間隔で取り付けると共に、操作コード31に対しても同じ高さ位置に接合部材310、320をそれぞれ取り付けておく。これにより、回転操作棒に対して操作コード31が絡まってしまうことを防止することができる。
【0114】
さらに上述した実施の形態における接合部材210、220、310、320は、マグネットmg1~mg3の磁力によって接合部材同士を接合させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、接合部材同士が接合しかつ離間するのであれば、粘着シート、面ファスナー等のその他種々の構成からなる接合部材を用いるようにしてもよい。
【0115】
その他、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の操作装置1における操作コード21、31の接合部材210、220、310、320の構成や高さ位置を適宜改変することができる。かかる改変によってもなお本発明の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
【符号の説明】
【0116】
1…操作装置、2,3…プーリ操作駆動ユニット、6,7…クラッチユニット、10…収容器、11…ケース、11s…収容空間、12…カバー、20,30…コードプーリ、21,31…操作コード、24,34…ゼンマイばね、40,50…ワンウェイクラッチ装置、100…日射遮蔽装置、101…ヘッドレール、102,103…遮蔽材、104,105…昇降コード、106…ブラケット、111…周壁部、112…側壁部、113,114…収容部、112a,113a…巻取ドラム、112b,113b…昇降軸、115,116…コードガイド部、117,118…収容穴、120,130…インナープレート、121,122…収容開口、131,132…収容凹部、163,173…操作グリップ、210,220,310,320…接合部材、211…本体、211h…開口凹部、211s,215s…スリット、211t…接合面、215…カバー、281,381…規制部材、mg1~mg3…マグネット。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図8
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図10
図11
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図16